セーラー服で部活なTVアニメ動画ランキング 6

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のセーラー服で部活な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番のセーラー服で部活なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.7 1 セーラー服で部活なアニメランキング1位
明日ちゃんのセーラー服(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (464)
1468人が棚に入れました
舞台は、田舎の名門女子中学・私立蠟梅学園。 あるきっかけから、この学園のセーラー服を着ることが「夢」だった少女、 明日小路。 念願叶い、ドキドキで入学式当日を迎えるがー 「私はセーラー服に決めました」 決意を胸に、夢の中学生ライフが始まる♪ クラスメート、給食、部活動… “初めて”だらけの毎日を、小路は全力で駆け抜ける! 少女たちの、キラキラ輝く青春日記。 「友達いっぱいできるかな?」

声優・キャラクター
明日小路:村上まなつ
木崎江利花:雨宮天
兎原透子:鬼頭明里
古城智乃:若山詩音
谷川景:関根明良
鷲尾瞳:石上静香
水上りり:石川由依
平岩蛍:麻倉もも
四条璃生奈:田所あずさ
神黙根子:伊藤美来
龍守逢:伊瀬茉莉也
峠口鮎美:三上枝織
蛇森生静:神戸光歩
苗代靖子:本渡楓
戸鹿野舞衣:白石晴香
大熊実:小原好美
明日ユワ:花澤香菜
明日花緒:久野美咲
明日サト:三上哲
福元 幹:斉藤朱夏
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

美しい畸形

今回、自分は "書き逃げ" をするつもりでいる。
かなり粗雑な印象を、手前勝手に記述しただけの
辛辣、かつひねくれたレビューを投稿したあと、
すぐに削除して何も無かったことにしようと思う。

率直な印象を言うと、美しいが、何とも不可解なアニメだった。
さわやかな青春の息吹を感じる一方で、いつも何かが引っかかる。
この奇妙な感じを何とか言語化しようと試みた挙句、
ほぼ意味不明になってしまったものが以下である。スルー推奨。


仮説1 神話空間

{netabare}タイトル通り、本作の真の主役はセーラー服である。
その記号としての最強の破壊力と呪縛力を否定する人はいないだろう。
純潔、純真、青春・・・あらゆる願望の結晶たる「セーラー服神話」を
のっけから全開でぶつけてくるところに多分、作品理解の鍵がある。
明日ちゃんが完全にノックアウトされた、例のCMフィルムに
ヴィジュアル化されているものがそれだ。

同性のアイドルに憧れる女の子。この安全無害な設定により、
欲望の対象としての直接的で不純な部分は記号から抹消される。
消費目的のストレートな対象化はその時、別方向に屈折する。
つまり、本作には特殊なフィルターがかけられているのだ。
そして、同性が同性に抱く純粋な憧れを至高のものとする、
一種の神話的な空間に私たちは導かれる。

だが、変化するのは対象化の形態のみであって、
残存したままの欲望は屈折し、独特のエロスとなって咲き匂う。
そこは少女たちの健康的な美の花園であり、その法悦境に遊ぶことは
彼女たちの若々しい生命感に触れ、共感する行為として容認されるのだ。
(典型的な例が、谷川さんが自撮り画像を送るくだり。
こんなスキャンダラスな、危うい内容でもここでは不問に付される。)

本作の自然な外観の下に、自分は巧妙な作為を感じる。
原作者も、アニメ制作者も、そこに誘導している節があり、
本当は見てはいけないものを、美しいものとして見るように仕向けることで
事実は同じでも、禁断の世界を覗き見る後ろめたさは希釈され、同時に、
優しく視線を誘導される感覚が、マゾヒスティックな気分を掻き立てる。
このような入り組んだ倒錯の心理を感じとる自分はヤバい奴だろうか?…(笑){/netabare}


仮説2 アイドル疑惑

{netabare}ストレートに発現されるべき欲動が、ある種の神話的な作用によって
抑圧され、屈折する。このメカニズムをいかにもそれっぽく呼んでみると、
「神話的抑圧」、とでもなるだろうか。さらに、この仮設概念を用いて
本作の特異な本質までも説明できるように思う。

まずは、最も核心的な問題に切り込んでみよう。
セーラー服が主役であると書いたが、その意味は、
全校生徒の中でたった一人、違う制服に身を包んでいるという、
まさしく記号的な差異を端的に表象した出発点に、物語の本質があるということだ。
すなわち、集団の中の異分子に対する排除の論理が発動しない非現実性、
それが本作の固有の論理であり、必然なのである。

例えば、リアリティーにこだわる人でも、本作の異常さは咎めないと思う。
明日ちゃんがそれほど魅力的だから? 否、あり得ない。自分の推測ではおそらく、
全員が明日ちゃんのようにピュアであっても違和感がなく、自然に思えるのは、
この物語が、「セーラー服=純真」という「神話的抑圧」が根底で作用する
「神話空間」だからである。つまりは仕組まれた幻想による錯覚である。

実は、この独特の非現実感には心当たりがあるような気がするのだ。
突飛に思われるだろうが、いきなり結論を言うと、
本作の正体は、アイドルアニメの偽装された一変種なのではないか?
アイドル物というジャンルもまた「神話的抑圧」の一形態として成立しており、
本作がその部分で通底し合う関係にあるのは自然だと思える。
本質がアイドル物ならば、一人だけ特別な存在であって当然なのである。

このことはまず、各話の構成スタイルから漠然と連想された。
明日ちゃんがクラスメイトたちと個々に関わっていく部分は
例えば「ラブライブ」なら新メンバーが加入していく展開、
「アイマス」ならメンバー単体のエピソードの挿入に置き換えられる。
構成人数、そしてヴィジュアルやキャラづけにどことなく既視感があるのは
センター明日ちゃんを中心に、記号的に配置されているからだろう。
あるいはグループではなく、明日ちゃんソロとした場合には、
彼女たちはアイドルから元気や自信をもらうファンの集団のように映る。

いや、アイドル物テイストの学園アニメだ、と反論されるかも知れない。
が、この時点ですでに、日常系のような対等な人間関係ではないし、
純粋な学園物と捉えるには、構造的な非対称感がどうにも引っかかる。
本作が既存のジャンルからは浮いてしまっている原因はここだと思われる。
そして、最終的にパフォーマンスで物語が締め括られる点にこそ
本作の本質が明らかになっていると言えるのではないか。
体育祭には団結と勝利の感動という、アイドル物のスポ根的要素が凝縮されており、
ラストは文字通り、ヒロイン二人の独壇場たるライブステージとなる。{/netabare}


とにかく、明日ちゃんはあらゆる意味で規格外。
徹底的に作り込まれた、天然ピュアというキャラには
どうしても形容矛盾のような居心地の悪さを感じてしまうが、
アイドル物のセンターの系譜で捉えるなら、ギリありかも知れない。
そうでなければ、いっそ人間ではないことにして、
(最終話の鬼神の如き活躍はそう信じるに足る十分な証拠だろう)
セーラー服の魂が具現した妖精、とでも考えた方がしっくりくるかも…。

最後に一つ。江利花さんが伴奏していたピアノ、スタインウェイでしたね。
グランドは一番安いモデルでも900万円台からという大変な代物です。
いけすかない学校だなあ、と、何かとどめを刺された気分でした。
以上をもちまして、勘ぐり、やっかみ満載の下司なレビューを終わります。
二週間ほどで削除する予定です。


(追記:まことに遺憾ながら、"書き逃げ"は未遂に終わった。
 逃げ遅れて晒されるのはこれで二度目。我ながら何とも鈍臭い。
 まあ、枯れ木も山の賑わいということで、お笑い種として残しておきます。)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 27

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

優れた友情物語と歪んだエロスの視線。だからこそ文学を感じます。

この話、2つの大きな側面から見る事ができると思います。

 一つは、明日ちゃんが田舎暮らしで一人きりで、友達がいない。アイドルと沢山の人間がいる学校に憧れていること。

 その明日ちゃんは学校に通うことで、友人を作って行きます。が、単に友達作りの話ではなく、純粋な明日ちゃんの影響で、皆が自分と向き合ってやりたい事に挑戦するという事でしょう。

 たった1人のセーラー服。セーラー服は明日ちゃんの憧れでもありました。教室に沢山の人に対する憧れ、友達とは一見矛盾します。
 ですが、明日ちゃんはセーラー服が何より好きで、その自分に誇りを持っています。周囲と違う格好でいるのは、通常なら浮いた存在になると嫌がるところです。セーラー服が母の手作りというのもいいですね。時代を超えた良さという価値観にもつながります。

 で、明日ちゃんの自然なふるまいから、周囲を巻き込んでどんどん友達が増えて行き、最後のバレーの練習の時は自然に人が集まりました。

 一方でアイドルに対する憧れ…華やかな世界に対する漠然とした憧れに対して、自分の個性と一番の親友の協力で舞台で踊ることになります。最終的には、皆の前で踊る=学校のアイドルになるというカタルシスが待っていました。
 
 この友達、アイドルへの憧れ=セーラー服という象徴に対して、明日ちゃんは自分を周囲に迎合するのではなくあくまで自分らしく個性的に生きることで素晴らしい学園生活を実現しました。

 バレーで友情を表現し、ダンスでアイドルを表現する。そして、親友が楽器を演奏するという最終回はこの物語の結末として、そのことを非常によく表していました。

 小路が冒頭と最後にトラックの農家のタイラさんという人に挨拶します。この態度に変化がないのは、小路という少女の本質は変わらないという表現もあるのでしょう。



 もう1つの視点。それと同時に13歳の少女の無垢さ、自然のエロスを思う存分に堪能するという側面もあります。エロスと一概にいっても、性行為を夢想するものではないと思います。

 川端康成の「眠れる美女」という話で、枯れた老人が睡眠薬でぐっすりと眠ったうら若い全裸の少女の横で一晩寝られる、という秘密のサービスの店を扱った話があります。
 この話と同じで、本作の視聴者の登場人物に対する視線は、決して性行為の対象としてではありません。なので、性的な視線の対象となる少女の個人名はどうでもいいわけです。少女のアイデンティティは関係なく、自分を相手に知ってもらうこともなく、一方的に少女のエロスを感じるという事です。

 本作の視聴者層は決して老人ではないと思いますが、少女の無垢なエロスを盗撮的に覗き見たいという欲望はどこかにあるのではないでしょうか。マジックミラーのような一方通行の視線です。

 これは日本独特のものかはわかりませんが、すぐにペドフィリアにつなげる海外の倫理観を考えると、その違いに日本人に強く感じるところです。

 若さに対する劣等感が強く作用しているのでしょうか。世界的に日本人ほどルッキズムで若さ崇拝処女崇拝の国はないのではないでしょうか。つまり、醜い自分を美しい少女に知られることなく、そして処女を散らすような行為に及ぶことなく眺めていたいという欲求が文学的でもありました。

 本作って、2次創作の薄い本てあるんですかね?私としては、あまり成立しない気がします。それはこの作品が見ることそのものがエロスなので、行為に至ってしまうとエロスの質が落ちる気がするからです。

 フェチズム…特に下着、髪、足については非常に強く感じます。あるいは衣服そのものについてもでしょう。ここに少女たちを個性でみるか、形式で見るかの視線の分かれ目がある気もします。本作の場合、女子中学生あるいは13歳の少女という記号に対する視線なのか、明日ちゃんという個人に対する感情なのかの境界線があいまいです。

 この友情物語とエロスの視線。どちらもこの作品の本質かと思います。川端の文学は歪んだ老害の性欲の残りかすですが、それが新感覚的物語と私小説的な性癖の両面があって初めて文学となっていることを考えると、両立しているというより両義性が必要なのでしょう。
 女学園という場の13歳の女子中学生の友情物語は普段我々は本来覗き見ることができません。それを赤裸々に覗きみることは、友情に感動することでもあり、歪んだエロスを感じることもあるという両面性かと思います。
 

 キャラデザについてです。まず目の大きさの意味ですが、これって、内面というか感情を描きたいから?表情がちょっと大げさなくらいの描写でしたし。目がよく動いていました。萌え絵ではだめでしょう。特に髪の色が日本人としては、非現実ではありますが実際にある髪の色でないと駄目なんでしょう。

 また、それぞれの登場人物の制服の着方に個性があります。明日ちゃんのセーラー服は特殊ですが、クラスメイトたちの没個性の制服に「性格」が現れます。髪もそうですけど、制服の着方と目に非常に感情というか内面が表現されていた気がしました。

 少女にリアリティを与えると言う意味で本作は作画が乱れては話になりません。髪や衣服はもちろんですが、家も学校も、自然もプールや体育館など少女が配置される空間を含めてでしょう。
 明日ちゃんが学校生活の中で友人を得て行くは話にしても、少女を眺めるにしても、そこに現実感があるかどうかで、その価値はまったく変わってしまいます。
 本作は内容と作画の水準が高いレベルで相乗効果を生み出しています。

 あまりに悪意がない世界観ですので、少女のリアル…ではないですね。少なくともこんな悪意のない世界は世の中にありません。ただ、そのデフォルメされた世界に抽象化された「個性」についてのリアリティがあるんだと思います。また、そのリアリティのある少女の塊が、無個性な少女の集団でもある気がします。

 OPEDは更に上を行く作画でした。どこをとっても超ハイレベルな作品だと思います。縄跳びのEDは最高でした。



 22年8月までにリアルタイムでのレビューと、追記を数度重ねましたが、ゴチャゴチャしていたので、23年7月にまとめています。内容はほぼ変えていません。リアルタイムの時はそのあまりの13歳の少女に対する視線で、拒否反応が無くは無かったですが、しかし、改めて見てみると素晴らしい作品だと思います。

 評価は4.4だったですが、これだけ心に残る作品はめったにないと思います。再視聴も重ねていますので5にします。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 48

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

とんでもないフェチアニメ…、俺じゃなくても見逃さないね。作画とは伝えたいモノを表現する力。

 日常系は安易な道ではなく、作画も見た目が綺麗なら良いというような単純なものではない。この2つの道を見事に踏破した本作は凡百の作品ではない。



 日常系は物語を盛り上げる濃い味付け、即ち劇的なイベントは避けられる。それでいて視聴者に喜びを与えなければならないのだから難しい。成功している作品はそれぞれの戦略があるが、本作の場合それは圧倒的な表現力ある作画に基づいた少女たちのフェチズムと美術の素晴らしさにある。


 大きな出来事がなくても、世界はそれでも美しく素晴らしいと肯定させる力があるかどうかが日常系では大切だが、本作のフェチの描写は見事としか言いようがない。フェチといってもそこには下品な匂いが欠片もなく、そこに目をつけるかぁ!という視点の素晴らしさと、なによりそれを上品に表現する作画力が尋常ではない。さらに、キャラの描き分けや、その魅力を掘っていく丁寧さもあいまってシンプルでも退屈しない作りになっている。


 終盤の音楽に合わせて踊る描写は、色んな作品で何度もやられてきたことであるが、ここまで積み上げてきたものがあるから、そして心まで踊りだすような作画の表現力があるからこそ、「凄い作画だなぁ…以上」というような単なる技術自慢に対する感心ではなく、ジーンと胸に響く感動にまで高まっている。



 単に凄い作画といっても、それだけでは只の技術であって感心はしても感動はない。そこに伝えたいモノ、即ち感情やテーマが組み合わさって初めて人を感動せしめることができる。雄山曰く「人を感動させるものは、人の心のみなのだ」。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 34

79.1 2 セーラー服で部活なアニメランキング2位
放課後ていぼう日誌(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (455)
1593人が棚に入れました
海野高校1年生の鶴木陽渚は生き物が苦手なインドア派。堤防を散歩中、先輩の黒岩と出会ったのをきっかけに謎の「ていぼう部」に入部させられ、釣りをはじめることに! 個性的な部員たちに囲まれて、陽渚の高校生活どうなるの!?

声優・キャラクター
高尾奏音、川井田夏海、篠原侑、明坂聡美

ニワカオヤジ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

顧問の小谷先生、ゆるキャン顧問の鳥羽先生とキャラかぶりすぎ

お酒好きだけどすぐ酔っ払うだけならまだしも、普段は目が細くて酔っ払ったら三白眼になるところまで同じなのはいかがなものか・・・。

しかしそれ以外は全般的に良かったです。釣りに興味はありませんが、楽しく見られました。

視聴する前、男の趣味を女子高生にやらせる系にしては、「釣り」は昔から漫画やアニメの題材として使い古されているのでどうかなと思ってました。
しかし、
・「ていぼう」の懐かしいフォント
・登場人物の鼻の上にある数本の斜線
・主人公陽渚が青ざめる時の青ざめっぷり
など、あえて古い漫画・アニメを彷彿とさせる表現と、リアルで美麗な背景画像など現在の流行りを絡ませていて、懐かしく感じつつも飽きずに最後まで見られました。


エロい要素がほとんどないのも、この系統には珍しいと思います。
・制服の上にアウターを着て肌の露出を更に少なくする
・海水浴場が舞台でも決して水着にならない
・唯一巨乳なマコト先輩が、最後までメガネを取らない
など。

水着やらマコト先輩が溺れてメガネ取れた上におはだけするようなシーンがそのうち出てくるんじゃないかと期待していて、気付いたら最終回だったというのが最後まで飽きずに見られた正直な理由です。


※追記
毎回最後に「今日の一言」がありますが、大半が釣りマナーの啓蒙でした。
本アニメ制作スタッフは釣り好きな人が多いらしいですが、釣り好きでも釣り客にはマナーが悪い輩がいると思っているんでしょうね。本作の聖地巡礼で釣り客が集まった時に環境を汚されることがないように、「今日の一言」があったのではないかと思います。
個人的な話ですが、自宅が海に近いので堤防や浜をたまに散歩していると、釣り客の路上駐車が多いし、仕掛け等が捨てられたりしているのをよく見かけるので、釣りに対する印象は甚だ悪いです。
本作が流行って、釣り客のマナーが向上してくれることを願っています。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 37
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

女子高生は世界を釣らない

4/15発表 4話以降延期 再開時期未定

3月の時点で放送そのものを見送った数作品を横目に見ながら不穏な空気でスタートした2020年春期。
いざスタートして数話してからの延期決定は私たちに事態の深刻さを実感させるに充分でした。
今なら心から言えます。貫徹ありがとう!

女子高生がただただ釣りするアニメなんですけどね。そんな事情でなんか尊い。

作品が醸し出す雰囲気とCMで流れてる『恋する小惑星』から、てっきりきらら系と思ったらヤングチャンピオンでした。制作会社“動画工房”繋がりということで納得。質感はほぼ芳文社です。

ハウトゥーアニメになるんでしょうか。
キャンプ・天文・ボードゲーム・筋トレと思い当たる節がいろいろある方はその釣り版と言えばイメージしやすいかもしれませんね。
海近くの高校だから釣りを活動内容とする“ていぼう部”があって、ではせっかくだからそこでの部活動をJK使って切り取ってみましょうという内容。

釣りってヴァリエーションあってお金のかけようもピンからキリ。当然キリに近いわけです。船チャーターして300kg超えのマグロを釣り上げたりはしません。アムール川でトラに怯えながらイトウを釣ったり、盟友・梅宮辰ちゃんとアラスカの怪物ヒラメを追ったりもしません。おそらく松方○樹のグラサン代だけで部費は吹っ飛ぶことでしょう。

とどのつまり初心者向け導入アニメです。
けっこう面白く感じたのが上手くいかない描写/苦手なことや弱点の描写が随所に入ってることです。え!?何をいまさらと思うかもしれませんが、運動部やメジャー部活なら常道の手法も、キャンプや筋トレアニメでその印象は希薄なんですよね。新しい趣味の楽しさアピールに終始してた印象です。
そんな釣りトレーニングの中身は初心者とはいえ…いやだからこそ本格的。まじめにハウトゥー入れてるのがこの作品の個性となってますね。英断だったと思います。

実質1エピソード15分の構成はテンポがよく見やすくてまとまりもいいですし、それだけで尺が足りなければ必要に応じて延ばしたり柔軟に対応していて退屈はしませんでした。
なにげない日常の切り取りも巧いと感じる。ここは制作会社の力かもしれませんね。
{netabare}次回予告でプールが映り「水着回?」と思いきや翌週肩透かしくらった諸兄もそんなにがっかりしてないでしょう。{/netabare}繰り広げられる日常だけで充分面白いからです。


釣りに限らず趣味の醍醐味は結果もさることながら、あーでもないこーでもないと考えを巡らせたり試行錯誤をする過程でしょう。初心者だった主人公も全12話終わる頃にはこの領域に足を踏み込みつつあってその成長を微笑ましく感じるかと思います。

確信めいた思いがあって、こういう系統の作品って自分のなかの知的好奇心が満たされたり、実際に行動を起こしてみたりというのもさることながら、他人の趣味への理解が深まることがなによりいいことなんじゃないかと思うのです。
トークの幅が広がるだけでなく、相手方のツボ抑えやすくなりますもんね。なにより目の前で楽しそうに話してくれるのがうれしいもんです。そんな身につくよくつく日常+αアニメでした。



■今日の一言

一回一格言で計十二回。マナーと安全管理しか言ってないんですよね。大事なことです。

{netabare}ていぼうの ルール守って サビキ釣り ヒナ
気を付けよう 後方確認 投げる前 真
釣り場ゴミ 拾う数だけ 海きれい 夏海
マイ帽子 かぶって防ごう 熱中症 ヒナ
大きさと 量ば守って 潮干狩り 悠希 小清水登場
オキアミは 流して帰ろう 忘れずに ヒナ 千葉繁登場
ライジャケで 体も心も 浮かびます 真
河川釣り 釣り券買うのが 基本たい 悠希
生き物を 守るイコール ゴミ拾い ヒナ
三年後 もっかいおまえを 釣ってやる 夏海
砂浜に 置き忘れないで 針と糸 ヒナ

この海を 残していこう いつまでも ていぼう部{/netabare}


■主要メンバー

鶴木 陽渚(CV高尾奏音)1年 主人公・初心者
黒岩 悠希(CV篠原侑)3年 部長・ゴリゴリの熊本弁
帆高 夏海(CV川井田夏海)1年 主人公の相方 
大野 真(CV明坂聡美)2年 職人

1年生コンビの声優さんが新人ですね。部長役の篠原さんはネイティブの熊本人で、先の『神田川JG』での長崎弁に続き方言キャラっす。それにしても『となりの吸血鬼さん』でのハイトーンキャラとうってかわっての低体温ぶり。いつもながら声優さんの振り幅には驚かされます。

{netabare}「せからしか!」ってなんの因果かマッポの手先のヨーヨー娘ではなくて、今はHKTらしいですよ。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 リアタイ

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2020.09.24 初稿
2020.10.31 タイトル修正
2021.06.11 修正

投稿 : 2024/11/16
♥ : 65

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

え!もう終わりですか?

<2020/6/16 初投稿>
原作未読。
3話でコロナ禍のため中断してしまったので評価はデフォルトの3.0です。

ゆるキャン△には全く喰いつかなかった私が、なぜか本作には引き寄せられてしまう。
なんでなんでしょうね。

見ているとそこはかとなく「磯の匂い」を感じます。
子供のころ、父や叔父に海釣りに連れて行ってもらった記憶

虫が平気だった子供のころでもフナ虫は苦手だったな。
あれ、無条件で気持ち悪いんですよ。
ゴカイやイソメ、赤ジャムシや青ジャムシ、サシ虫、サナギといった釣り餌は平気なのに。
(今はたぶん全部ダメです 笑)

そんな潮臭い、あったかいの通り越してダル熱い海辺での釣りを思い出してしまう作品です。

 
物語の概要は「九州の海辺の田舎に転校して釣りにはまっていくJK」
女子だけの部活もの。
一瞬きらら系かと警戒しましたがそうではなく。

見ててすんなり楽しめるんですよね。

まぁ「うら若き乙女が釣りにはまるもんなのか?」という疑問も当初ありましたがそれも最近解決。

YouTubeで猫動画を見るのが趣味なのですが。
4月のテレワーク入りたての頃に見つけたとある「保護された子猫を育成する動画」が実はもともとは「うら若き女性による超マニアックな釣り動画」だったことに最近気が付きました。

びっくり。
実際にそういう方いらっしゃるんですね。
女子の釣りのガチ勢。

というわけで荒唐無稽な話では決してない、ということが証明されたことでさらに本作がお薦めになりました。

<2020/6/18 追記>
↑で書いたガチ釣り女子ユーチューバーの方の8ヶ月前の動画がおすすめに上がってました。
見てみると、
秋の防波堤で、
釣ったアジの頭を餌にして、
釣れた1mサイズのウツボを、
その場で締めて家に持ち帰り、
塩で揉んで滑りを取り、
ウナギのように背開きで捌いて、
骨を丁寧に取り去り、
お刺身とタタキと皮の唐揚げにして食してました。

釣った適正サイズ以上の魚介は家に持ち帰って喰らうスタンスのようです。
ワイルドでした。
世の中には凄い人がいるもんです。

<2020/9/2 追記>
7月から無事再開。
期待通りに楽しい。

描かれているのは
煌びやかとか、美しいというより「自然」な海。
そして「自然」な魚や海老やフナムシ。
これが他にない最大の魅力かもです。

↑で書いたユーチューバーさんは大分のようで、やはり近いせいか海の風景とか、釣りの方法、魚の締め方なんかがよく似ている。
良い感じに穏やかで暖かい海。
九州に引っ越して釣りしたいな。
「ばらかもん」の舞台の五島列島とかよさげですよね。

半分通り越したのでとりあえず評点つけてみました。
今期イチオシです。。

<2020/9/22 追記>
あっという間でした。
キスの天麩羅食べたい。
麦茶は沸かして、水道水で冷やして、が美味いんですよね。

延々と見ていられる良作。
コロナ禍が収まったら、来年の夏は九州の海に行きたいな。
最近、旅行してないし。

あと2期を心の底より希望します。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 52

84.7 3 セーラー服で部活なアニメランキング3位
桜蘭高校ホスト部(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1766)
9196人が棚に入れました
桜蘭高校特待生1年の藤岡ハルヒは、勉強ができる静かな場所を求めて第三音楽室に辿り着く。そこでは「暇をもて余す美少年が、同じく暇をもて余す女生徒をもてなし潤わす」ホスト部なる集団が営業していた。
不注意から校内オークションに出展予定だった「ルネ」の花瓶を割ってしまったハルヒは、弁償金800万円の完済まで部の「犬(雑用係)」となるが、眼鏡を外した素顔が美形だった事から接客係に格上げとなる。そして部長・須王環に借金帳消しの条件として、100人(後に1000人追加)の指名客を集めるノルマを課せられ、ホスト部員としての第一歩を踏み出す。自分が「女」である事に気づかれないまま…
かくしてホスト部紅一点のハルヒと、それを知った部員達との関係と思惑は、様々な出来事を経て次第に変化していくのだった。

声優・キャラクター
坂本真綾、宮野真守、松風雅也、鈴村健一、織田圭祐、齋藤彩夏、桐井大介

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

扉を開けると、そこはホスト部でした

骨のあるアニメを次々生み出すボンズ製
DTB、ハガレン、エウレカに並ぶ金字塔
いやぁ面白い
まさかこんなに面白いとは思わなかった


最初はイメケンばっか出て来る、BL系アニメだと思ってたんですが
まったくその通りでした、双子のBL描写の濃厚さといったら・・・
でも、これは男向けでも全然いけます、ほんとに
ストーリーは概ねコミカルな雰囲気で、時々感動、2クール
前半はギャグ中心の流れで、後半は各キャラにスポットを当てて過去回想話、最終回でドン!!!と、若干最後の方が駆け足だった気がしますが、極めて評価良し
最終2話はオリジナルだったようで、面白い、面白いんだけど、尺があったらもっと良かった
演出もいいス、とにかくテンポがいいス
脚本は榎戸洋司氏、エヴァやウテナの脚本にも携わってる方
監督は五十嵐卓哉氏で、このタッグはタクトと同じですね
五十嵐陣営、やりおるでぇ、レイアウトやカット割りのきめ細かさは職人芸
こだわりを感じるメタ的描写とか、とにかく見てて飽きません
個人的神回は13話と最終回です

作画はかなり高レベルです
まず崩れないんです
多少少女漫画っぽいタッチではある、てか、イメケンばっかだから、そう見えるんですが、全然作画アニメと言えます

OP,EDともに神、映像もグレイト
会いたい~今~優しい君に~桜キッス~トキメイタラ~爛漫恋しよっ~♪
普通にいい曲、少しビッチっぽくて辟易
右手左手振りかざして~闇を切り裂いてGO~♪
普通にいい曲、少しリア充っぽくて辟易

さて、声優。ぴったりとしか言いようがないですよ
タマキ、宮野真守、うんすごい合ってる
ハニー先輩に齋藤彩夏、双子に鈴村と藤田を持ってきてて、センス感じます
ゲスト声優が豪華なのも素敵
一番は坂本真綾かな、あれ、演技うますぎね?最高です

薄い色塗りに細い線画の美男子たち
これを腐女向けと決め付けて切ってしまうのは明らかにもったいない
キャラクターがすんごい立ってるんですよ
メイン7人だけじゃなくて、マネージャーのれんげとか、ロベリア女学院の人たちとか、パパさんとか
れんげのラーゼフォンのコスプレは笑いました



完成度は高いです
腐っぽいと忌み嫌うのではなく、新しい世界に飛び立つのだと思って・・・?

投稿 : 2024/11/16
♥ : 12
ネタバレ

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

庶民出身、藤岡ハルヒ ただの男には興味ありません( ー`дー´)キリッ 

■前置き■

タイトルで失敗しちゃってるよ~( ´゚д゚`)アチャー
ホストなんて言ったら、まぁ普通の人は寄り付かないよね・・
でも仕方ない、だって「桜蘭高校」の「ホスト部(クラブ)」の話だもの。
話の中心がそこだから仕方ない!
なんて、私も興味はあったけど、心の中では「何となく想像できる設定」
例えば「メ〇ちゃんの執事」「花〇かりの君たちへ」(ドラマのみ視聴)「花より〇子」(コミック既読)
そんな少女漫画の【よくあるパターンの逆ハーレム】だと、特に興味を持ってませんでした。
(逆ハーレムが嫌いとか、ダメとかでは決してないですよ)
事実、この作品がドラマになりましたが、主演の山〇裕典君が出演するドラマを欠かした事のない私ですが(∀`*ゞ)テヘッそれでも全く興味をそそられず・・
じゃあ、何で観たかと申しますと、ほんのちょっとした会話からでした!
勧めてくれたのは、なんと男性・・?(●´∀`)σキミダキミ!
もしかしたら・・妙に話合うけど女性?|・`ω・)ウタガイノメ

と、ほんの少しのきっかけで観始めたら・・
めーーーーーーーっちゃ面白かったんですよねw
(一応言っておきますが、「笑い」の面白いです)
ちなみにですが、私 はまり過ぎてしまい原作18巻を大人買い( `・∀・´)b Yes!!
数週間で、ホスト部マニアにw

■ストーリー■
「私立桜蘭学園は1に家柄、2にお金 財あるものは暇を持つ かくして桜蘭ホスト部とは暇を持て余す美少年達が(自分で美少年と言う)、同じく暇な女生徒達をもてなし、うるおわす スーパー金持ち学校独自の華麗なる遊戯なのである」
もう、始めに語られるこのギャグセンスたっぷりの台詞の中に全てが詰まってますよ(´∀`*)ウフフ

そんな学校にある夢(ここは特にアニメでは肝心ではない)を持って特待生で入学する「藤岡ハルヒ(庶民)」
そして、そこで誤って入ってしまったホスト部で誤って割ってしまっ超高級な800万円の花瓶の借金を返済する為、ホスト部に男のフリをし、入部する訳です・・
そこから、スーパー金持ちのホスト部を中心に、同じくスーパー金持ちの他の生徒達とと庶民の珍学校生活がスタートする訳ですo(●´ω`●)oワクワク♪
もちろん、みんなハルヒが庶民なのは分かってます!
でもそこで、「花より〇子」のようにイジメがあったりする訳では全くないです!
この作品の良い所の1つですが、そのイジメになっちゃう様な事すら笑いに変えてしまう所ですね☆
ハルヒは、あくまで庶民です、スーパー貧乏ではありません!
なので、あまりにも自分達と違う境遇のハルヒに興味津々になるホスト部メンバー
|_□´)_ー´)‿◕。)∀・´)∀・´)*´∀`)ノ゚.:。+゚(←ホスト部メンバーを顔文字で表現してみました、笑)

スーパー金持ち君達の庶民のイメージはヒドイもので・・
そこでも爆笑しちゃうんですよね(*ノ∀`)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
そして、そこには全く悪気が無い!そしてハルヒは結構冷静なんで、その温度差がいいんですよ♫
あと、スーパー金持ちと言えば、よくある「庶民とは付き合ってはいけません!」的な流れ。
心配なさるな、そういった事は {netabare} 原作の終わりの方で少々しか{/netabare}ありません。
それよりも、序盤は本当にバカばかりしていますが、
後半は家族愛だったりを感じられる事もありますよ(´∀`*)ポッ
そこがこの作品の2つ目にいい所じゃないでしょうか?


そんな流れで、manaのメモ((φ(-ω-)カキカキ
■キャラクターとか声とか■
主人公・藤岡 ハルヒ(cv坂本 真綾)--属性・ナチュラル系
常にやる気がないですよ、この子。一応主人公なのに(;´∀`)
あくまで女の子ですが、本人曰く、性別は気にしてません!
超天然さんだけど、頭はいいんですよね。
そして良く言えば、素直で正直、悪く言えば、毒舌+頑固かなw
恋愛に関しては超初心者だし、超鈍感。
真綾さんの低めの声でとても中世的に・・落ち着いた仕上がりになってますよ♫

須王 環(cv宮野 真守)--属性・王子様系
ホスト部部長にして、指名率No1♫
この方も頭は良いんですが・・めっちゃバカ!行動がバカ!w
その行動に笑わせられる事間違いなしっ♪
感情表現が豊かで、基本ムードメーカーですが、隠された暗い過去が・・
宮野さんにしか出来ないキャラでしたよっ、
ガヤだったりは結構アドリブが入ってるらしくて、めっちゃ笑わせてもらいました(゚∀゚)

鳳 鏡夜(cv松風 雅也)--属性・クール系
ホスト部副部長 兼会計?(兼、裏の部長)全て計算で動くんです、彼は!
全ては金の為~世の中金~な彼・・
何故彼のような人間がホスト部に?と思わせるキャラですが、それは後のお楽しみ(*´∀`)
松風さんは、ギャグが多い中、とてもクールに演じられてました!
でも、裏では みんなにつられて 監督さんに「鏡夜はもっとクールだ」と、注意されていたらしいですw

常陸院 光・馨(cv鈴村 健一・藤田 圭宣)--属性・小悪魔系
ホスト部のトラブルメーカー?とにかくイタズラ好きの双子!一見、光の方がやんちゃで、馨は落ち着いたように見えますが、光が兄で、馨が弟☆
この作品において精神的に一番成長を見せるのが光だったんじゃないかな~って思います。
色んな意味で(´∀`*)ウフフ
ちなみに前髪が右分けが光、左分けが馨ですよ~♫
鈴村さん、藤田さんのシンクロ率は400%でしたw
台詞が長いのにも関わらず、何であんな息が合うのかと驚かされますよ!
そして、やんちゃな光にも、落ち着いた馨にもぴったりな声でした♫

埴之塚 光邦(cv齋藤 彩夏)--属性・ロリショタ系
属性を見てもらえば分かるように、小さくて可愛いです(*´ω`)
けど、一番年上なんですよね~そして実はしっかりしてるし、めっちゃ強いんですよw
ハニー先輩(通称)はきっとホスト部の兄貴的存在ですよ♪
まぁ~斉藤さんは可愛らしい声でしたね☆ハニー先輩その物でしたw

銛之塚 崇(cv桐井 大介)--属性・ワイルド系
兎に角、無口。そして、この方もホスト部には自ら入らないタイプですが、そこにも秘密が・・(・∀・)ニヤ
マニアな女子生徒にモテル模様w
モリ先輩(通称)は超低音ボイスだし無口・・と言う事で
桐井さんは他にも脇役などで色々登場していたそうです!
そこにも注目ですね☆

■最後に■
原作を全て読み終わりましたが、アニメになっても、全く失敗はしてません!
むしろ動き+声が入る事により面白さが際立ってました(・∀・)イイ!!そして、ほぼ原作通りです!大成功です!
最後の方はオリストですが、特に問題ない いい終わり方だったと思います。
{netabare} 少し原作の話をしますと、やはり少女漫画ですので最後はラブストーリー的展開になって行きます。
しかし、アニメの方はギャグ8割・ラブ2割位?むしろギャグ9割?位だったんじゃないでしょうか?
なんで、{/netabare}
男性の方にも全然観て頂ける作品でしたよ~☆
アニメを気に入った方は是非、原作オススメです!
少女漫画であんなに声出して笑うなんて初めてでしたよ、
そして、ラストは泣きながら大笑いする事でしょう(´;∀;`)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

投稿 : 2024/11/16
♥ : 28

oki96 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

笑える!

逆ハーレムでしたけど、男でも結構楽しめる作品でした。
笑えるし、感動できる。

高校でホストクラブ。結構斬新で良いです。キャレクターもストーリーも結構良くて、笑いが止まりません時もありました。

でも、いらない話は一つか二つかあるかな。

ハルヒって言われたら涼宮よりこっちのハルヒの方が先にが浮かびますね。

最後はアニメオリジナルでしたけど、とても良いエンディングを描いてくれました。でも、このエンディングで原作の続きを作るのは難しいかもしれません。

二期があれば嬉しいな・・・
逆ハーレム苦手の方にもこれはおすすめしたです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13

67.3 4 セーラー服で部活なアニメランキング4位
To Heart [トゥーハート](TVアニメ動画)

1999年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (181)
1038人が棚に入れました
 クセのある可愛いキャラクターと純愛を描いたシナリオで大ブームを巻き起こし、コンシューマ移植もされたパソコンのノベルゲームを全年齢対象でTV化。キャラクターの交流と日常生活を丹念に描いて好評を博した。高校2年生の藤田浩之は、今日も幼なじみの神岸あかりと登校中。無愛想でぶっきらぼうな浩之だが、文句を言いつつも困っている人は見捨てておけない優しさがある。そんな浩之を、密かにあかりは思っているのだが、鈍感な浩之は気づく気配もなかった。

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

個人的に、思い入れある作品です

深夜、何気なくTVのチャンネルを変えたらやっていたこのアニメ。
深夜にアニメなんて放送してるのかと驚いて、そのまま何となく見続けてたら見入ってしまいました。
自身がアニオタになるきっかけとなった作品です。
もしこのアニメに出会わなかったら、今とは全く違う人生を歩んでいた・・・って言い過ぎかな。
まあ、そんなわけで非常に思い入れある作品です。

ジャンルは学園ラブコメディー。
かつて一世を風靡した美少女ゲームが原作。原作未プレイです。
自分にとって、ToHeratと言ったら真っ先に思い浮かぶのはこのアニメ版。

作風は、他の美少女ゲーム原作と比べて非常に落ち着いた雰囲気で、恋愛色は薄め。
エロも皆無だし、媚びた萌えもなし。
OPで描かれるセピア色に彩られた教室、廊下、玄関、プールなどの学園内の背景。
本編の学園生活を中心とした何気ない日常描写。
これ程までにノスタルジーな気分に浸らせてくれる作品はないですね。

主人公が各ヒロインの抱える悩みを一緒になって解決し、仲良くなるというのが基本的な流れ。
どのヒロインも記号的な部分に頼らない人間味のあるキャラで魅力的。
主人公の浩之も面倒くさがりな性格で、普段はテンション低いのですが
困っている人を放っておけない優しさがあり、いざって時に頼りになるカッコいい男です。

作監はプラネテスやコードギアス等でお馴染みの千羽由利子。
キャラデザがふんわりしていて可愛らしく、表情豊かに描かれています。
水彩チックな背景絵も作風と絶妙にマッチ。
全話崩れることなく安定した、セル画による暖かみのある作画は素晴らしいの一言です。
また、デジタル音でなくアコースティックなBGMも秀逸。
ピアノ、ストリングス、オカリナ等による楽曲群はとても美しく、耳障りが良く、心地良い。

所謂雰囲気アニメで、特別なことは何も起こらない、平坦な日常アニメです。
なのでドラマチックな展開や、刺激を求める方には退屈で物足りないと思いますが
落ち着いた雰囲気が好みだったり、ノスタルジーな気分に浸りたい方にはお勧めです。
また、美少女ゲーム原作が苦手という方も上の条件に当てはまるなら、一度見て欲しいですね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 58

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

学園ラプソディ

夏休み明けの新学期、
秋の気配を感じるにはまだ早いと言わんばかりの照りつける陽光の下で、
藤田浩之(ふじたひろゆき)は気怠そうな表情で欠伸をしている。

そんな浩之を毎朝起こしに行き、一緒に登校しているのは、
浩之の幼馴染の神岸あかり(かみぎしあかり)。
浩之のあまりにやる気のない態度に「も~浩之ちゃんはしょうがないな~」と
呆れながらも、次の瞬間にはどこか嬉しさを帯びた表情を見せている。

「おはよう」
屈託のない笑顔で二人に声を掛けたのは、浩之やあかりの幼馴染である
佐藤雅史(さとうまさし)。人当たりがよく、男女共に人気がある。
サッカー部に所属していて練習も大変らしい。

校門をくぐるとけたたましい声が響き渡る。
「ちょっと~!聞いた!聞いた!例の噂! 志保ちゃん情報によると・・・」
彼女の名前は長岡志保(ながおかしほ)。浩之たちとは中学の時からの付き合い。
非常に活発で、噂話に敏感なムードメーカー。
彼女は浩之のことをどう思っているのだろう?好意を寄せているようにも見えるが?
「私がヒロを好き~~!? ないない!この志保ちゃんに限ってそんなことは断じてないわ!」
なんて答えが返ってくるだろうけど、
時折浩之の姿を目で追っている表情はどこか憂いを含んでいる。

学校での1日なんて漫画やアニメみたいに劇的なことなんてそうそう起こらない。
暗号のような名前をノートに書き写す世界史の授業。
誰かの朗読を聞いてるだけで眠たくなる古典の授業。
教科書を立てて、突っ伏して寝ているとふいにコツンと何かが頭を小突く。
くしゃくしゃに丸められたメモ帳。どうやら前の席の奴に渡しそびれたらしい。

昼休み。
購買部の争奪戦を見事勝ち抜き、目当てのパンを頬張る。
買ったばっかりのコーヒー牛乳のパックからは早くも無数の水滴が滴っている。
どうやらもうしばらくこの暑さと付き合わなきゃいけないらしい。

昼休み過ぎから放課後までは異様に長く感じる。
眠気が一気に襲ってくるからだ。
ペン回しをしながらなんとか気を紛らわそうとするものの、
一瞬意識を失ってしまう。 頭を振りながら意識を保とうとするので精一杯だ。

ようやく放課後。
吹部の合奏や運動部の掛け声だったりが、
帰宅部の俺にとっては高校生活の1日の終わりを告げるエンディング曲のようなものだ。
ふと目が止まる校門の前の人だかり。
「話を聞いてください~!ちょっとだけでもいいですから~!」
一人の少女がビラを配りながら困惑した表情で何かを訴えている。
どこか気まずさを感じながらも目を伏せて少女を通り抜けていく。
その刹那、俺の背中越しに浩之の声が聞こえた。
「あれ~朝もビラ配ってたよな~ 一体何やってんだ~?」
それからすぐにあかりの声が重ねられる。
「もう~浩之ちゃんったら歩くのはやいよ。あれ?どうかしたの?」
やれやれ、こいつらのお節介焼きはどうやら筋金入りらしい。
「まっ俺には関係ないわな・・・」
声にもならない声でそっと呟き、俺は雀荘へと歩を進めた。


さて、今回はいつもと違った感じのレビューを書いてみましたw
このレビューで私が伝えたかったのは、些か古臭さを感じる高校生活の素朴さですかね。
99年放送の本作はまさにそのような作品なんですよね。
エロゲ原作のハーレムアニメなんてエロ、ドタバタギャグ等、
本来ならもっとギラギラ、ガツガツしてますw
しかし、本作に限ってはエロゲ原作とかハーレムアニメとかの先入観は持たないで下さい。
エロなんて皆無のノスタルジックな心地良さを感じるアニメでした。
味のあるセル画を含めて、癒やしアニメと言いたい位の良質な作品です。

原作は97年にLeafから発売された学園ラブコメビジュアルノベルで、
時代を作ったとも評されるくらい一世を風靡した作品です。
私がプレーしたのは、発売されてからもうちょっと後なんですけど、
私のルーツとなる作品で、思い入れは非常に強いです。
アニメ版である本作に何気なく店内のBGMとして使われている「Brand-new Heart(原作OP)」を
聴いた時には泣きそうになりましたw それだけ私にとって「To Heart」は特別なんです。
それ故にこれまでなかなかアニメ視聴に踏み出せなかったのです。
同じくらい思い入れのある「WHITE ALBUM」のように裏切られるのが怖かったからw
でも本作においてはそんなことは杞憂でした。
原作とは些か趣を違えますが、観ればきっとあなたも「To Heart」を好きになってくれる。
自信をもってそう言えます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 33

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

原作に比べるとがっかり

このアニメの原作(ゲーム版)はものすごく感動して特にロボットのマルチのエピソードは涙が止まらないほど素晴らしい内容でした。
まさに恋愛ゲームの代表格とも言える作品だったのですが、それだけにこのアニメ化の出来栄えにはがっかり・・・。
まず主人公の声がまるでやる気なし、聞いていて不快を感じまくり。
恋愛アニメのはずが、ドキドキするような恋愛の絡みがほとんどない。
各ヒロイン達のエピソードがゲーム版に比べてかなり浅い。
そしてなにより原作で涙溢れたマルチのエピソードが全く感動物に出来ていない。
「各ヒロインごとにエンディングを迎えるゲーム版を特に工夫なくアニメ化にするとこうなる」みたいな感じです。
とはいえ、原作を知っている人にとっては物足りない内容ですが、原作を知らない人にはそれなりに楽しめる内容だと思います。
アニメ化の出来が良くなくても原作そのものは素晴らしい内容なので・・・。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 7

66.8 5 セーラー服で部活なアニメランキング5位
大家さんは思春期!(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (453)
2165人が棚に入れました
祖母から引き継いだアパートを、大家さんとして楽しく切り盛りする里中チエ(中学1年生)と、
新米サラリーマン・前田さん、チエちゃんを愛でる美人ホステス・麗子さんなどアパートの住人や
近所の人々が触れ合うほのぼのコメディ。
新米サラリーマン・前田さんは新生活を始めるために風呂なしトイレ付1Kのこのアパートに引っ越して来た。
そこでで待っていたのは女子中学生の大家さん! ?
さらに美人のお隣さんも現れて新生活の期待値が急上昇。

声優・キャラクター
久保ユリカ、木戸衣吹、山崎エリイ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ハートフルな下宿コメディ。

アニメーション制作:セブン・アークス・ピクチャーズ
2016年1月 - 2016年3月に放映された全12話のTVアニメ。

新卒のサラリーマン・前田がこの春から住むことになったアパートで荷解きをしていると、
セーラー服の女の子から正座で挨拶をされる。
この女の子は、女子中学生でアパートの大家さんだった。

原作は、芳文社の『まんがタイム』で連載中の4コマ漫画。

アニメでは、アバン10秒+主題歌30秒+本編80秒という構成。
短すぎるショートアニメは、情報不足・描写不足でつまらないというのが持論なのですが、
この『大家さんは思春期!』では、
情報の取捨選択をして分かりやすい構成にしたのが成功したのかもです。

原作では本当はアパートの住人が他3人ほど登場するらしいのですが、
アニメでは敢えて、前田・大家のチエちゃん・チエちゃんLOVEの麗子さんだけにアパートでの登場を絞って、
チエちゃんを愛でるトライアングラーアニメにしてしまった感じですね。

チエちゃんは可愛い→可愛いチエちゃんにラブラブな大人ふたり
という優しい世界を眺めて視聴者がほっこりするという構図。

かと言ってチエちゃんの友人4人は、アニメでも全員登場しますが。
まあ…この娘たちまでカットしてしまったら、
チエちゃんは学校では友達がいないぼっちになってしまいますので、
アニメでも出番があって良かったというべきでしょうw

短い時間で、テンポよくきちんと登場人物の魅力が表現された良作だと思いました。
仮に2期をやるとしたら、この12話で描けなかったことをやるために流石に時間は増えるでしょうけどねw


これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 39

sekimayori さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

潔さ 【67点】

アパートの大家を祖母から引き継いだ中学生少女と、彼女を見守る人たちの日々を描く、ゆる萌えコメディ2分(OP除けば1分30秒)アニメ。


清々しいまでに潔い作品でした。
ひたすら鋭利に磨き上げた「ぐうの音も出ないほどチエちゃんがかわいい」という槍、それを構えて一直線に吶喊するだけ。
でもそれで戦えちゃうんです。
むしろ攻撃力半端ないんです。
もう私ボコボコにされちゃってるんです。
まじで完敗、くっ殺。

語りたいこと第一、チエちゃんのかわいさについては、それこそ内面から外見に至るまで
「庶民的かわいい」「素直かわいい」「天然かわいい」「背伸びかわいい」「制服姿かわいい」「猫耳かわいい」「浴衣姿かわいい」「縛った髪が子犬のしっぽかわいい」「色トレスのほつれ髪かわいい」「つーかもうかわいいからかわいい」
みたいに千の言葉でアジテーションできます。
技術面(?)でも、「あわてるチエちゃん」というおいしいシーンには作画枚数をつぎ込むし、前田さん視点ではたまに被写界深度浅めの画面処理をしてチエちゃんとの距離の近さを演出する。
神は細部に宿るんだよなぁ。
とりあえず4話は大量破壊兵器。

第二に、作品としてはかなりの剛腕で綱渡りを成功させたな、という印象があります。
視聴者がなんとか聞き取れて疲れない程度の早口での演技や、アイキャッチ(?)を即座にねじ込む強制的な場面転換。
そうした思い切り良い演出により、90秒で一つのエピソードとしてなんとか成立するようオチをつける。
「潔さ」は引き算の美です。
でも、最低限の起承転結、お話という器がないと、「かわいい」を盛り付けることすらできない。
上記は一例だけど、潔く「かわいい」を貫ける裏側には、要素を取り払いすぎて空中分解しないよう紙一重のラインで踏みとどまる、クレバーな判断が隠れているのかもしれません。
剛腕には違いないので、作品の色や視聴者の好みによっては諸刃の剣ですが、存分に楽しませてもらった私にとっては英断でした。


ちなみに、少し古いですが、5分アニメ増加の背景に言及したデジタル記事がこちら↓
 mantan-web.jp/2013/04/14/20130413dog00m200034000c.html
要は製作費が安くて利益回収のリスクが低い、ということらしい。
2分(枠的には3分)アニメだとなおさらですね。
チエちゃんのかわいさを極度に強調して印象付ける戦略は、原作漫画の宣伝アニメとしての効率性から言っても合理的。
スポンサーにとってコスパ良く、かつ萌え豚にも優しい、win-winなアニメだったのではないでしょうか。
さぁ原作を買おうか。


蛇足。
石浜さんチックなOPが吉原さんで意外だったけど、チエちゃんが空に舞うカットの疾走感からは確かに夜ヤタやモン娘を感じる。
もう一つ、ガンダムで久保さんの声が聞こえる度に「チエちゃんだ!」と和んでしまった。


【個人的指標】 67点

投稿 : 2024/11/16
♥ : 17

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

大家さんは本当に中学生?

かわいい主題歌を除くと1.5分×12話。
わずか18分の瞬間的なワンダーランド。
チエちゃんかわいい。
ただそれだけのロリアニメです。

チエちゃんのほのかに火照った頬。
チエちゃんのキラッと輝く丸く大きな眼。
チエちゃんのサクランボで結んだワンサイドアップ。
チエちゃんの鈴を転がしたような声。
見てるだけ、聞いてるだけで犯罪です。

最終回のちよちゃんのうなじアップ!
どこからどうみても完全犯罪です(←なんのこっちゃ)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 34

63.5 6 セーラー服で部活なアニメランキング6位
しかのこのこのここしたんたん(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (208)
495人が棚に入れました
都立日野南高校に通う女子高生、虎視虎子。 ある日の登校中、彼女は顔に冷たいものが当たるのを感じた。 ふと上を見ると、そこには鼻水をたらし、ツノが電線に引っかかって 身動きが取れなくなっている女の子が――!? うっかり変な『ツノ』の生えた少女・鹿乃子のこを助けたことで、 優等生(の皮を被った)虎視虎子の人生がかき乱されていく...... 一人の少女(元ヤン)が一人のシカ(?)に出会う ガール・ミーツ・シカ物語開幕!!

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ギャグとは基準からの逸脱よね<54>

5話までと11・12話を視聴。
ベース部分ががなくおかしなのがただおかしなことをしますってだけの原作をアニメであれやこれやと工夫してグィっと持ち上げてたけど、残念ながら土台がへにゃへにゃなので回を重ねると飽きが早めにいらっしゃった感じ。
Youtubeで切り抜き見とけばいいような気もするけど、アニメのスタッフはよくやったよ。

しかのこ<57>
1話視聴
原作はわりとテンプレなナンセンスギャグ漫画なんだけど、アニメでは演出が盛られていて良い感じ。
放送前からMAD等動画が盛り上がったのは、普段はニコニコに投稿されているようなのが停止中なのでほかのメジャー動画サイトに投稿された説があったり。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1
ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

タイトルなし

つまらない。脳死で観れるだけ価値があったと思いたいけどいかんせんつまらない。こんな作品にわざわざレビュー書くのも億劫なので気が向いたら書きます。自分の中の駄作ラインが☆3.0未満なので、☆だけ見てもらえればオッケーです



1話
{netabare}放送前の盛り上がりのせいで期待値上がり過ぎた?w一つ一つの事象を必要以上に擦り過ぎてて全体的にくどい。鹿ネタもワンパターンでかなり滑っていて、演出はスロー演出で謎に溜めるのがかなりテンポ感崩してます。キャラは可愛いけど、エロネタは正直イメージと違いました(そこは慣れでなんとか)。一つ一つのネタも振り切れておらず、個人的には幼稚に感じたのであんまり面白くなかったです。OPは曲は良かったけど映像はなんかちょっとだけ滑ってるかな。EDは割と好きです

勢い不足でギャグとしては微妙です。まだ1話なので作品自体微妙と断定はしませんが、くどい演出は今後も出てくるはずなので、そこは痛いかなあ。ですが、キャラ紹介動画で出てた2人以外のキャラ達はだいぶ濃そうなので、今後登場してくるキャラ次第でだいぶ変わりそうです{/netabare}


2話
{netabare}ノリが寒いのは安定。こしたんが戦犯です。逐一ぐだぐだとツッコミにすらなっていないツッコミを繰り返すので寒い+テンポ悪いです。今回は、比較的無駄なスロー演出が少なくて良いなと思ってたらナレーションが出しゃばってるせいでここでも少しテンポ感悪い。新キャラは2人よりは良いキャラですが、のこたんと和解しちゃったから以後どうなるか。最後の希望、緑髪の娘に期待するしかないのか...

追記:緑髪の娘だけじゃなかったですね。ネガティブな娘とのこたんオタクの娘は期待できそうです。猫っぽい娘はPV見た感じあんまり好きじゃないのでノーマーク{/netabare}


3話
{netabare}初笑いです。耐久動画のシーンが出てきた瞬間は面白かったです。その後の歌はお察しの通り、、痛々しい!w もう少し歌を作り込んで真面目にして欲しかったかな。でもばしゃめちゃんが良いキャラですね。キャラは弱いけど他キャラとの噛み合いが丁度良く、気だるげな演技も見た目も可愛らしくて個人的には好みです。そしてこれから段々キャラが増えていくと共にこしたんの影が薄くなることを期待します。
こしたん1人の時は割と大丈夫でしたが、彼女がツッコミ役に回ってしまうとダメそうです。ツッコミは一言で済ませて欲しいんですよね(それか画角を変えて二言目を言うとか)、ボケ役になる時はもっと酷くて、普通わかるやろ...ってことを声を張り上げて言うので観てて冷めるし恥ずかしくなりますw 演技自体は悪くないですがその勢いが空回りしていて寒いです。今回、前半はシンプルにテンポ感悪いうえに茶番臭くて面白くなく、後半は新キャラが登場してちょっと面白くなるも、こしたんが目立ってしまい結果的に微妙でした。

PVに出てくるキャラが全員出るまで、こしたんに耐えます
{/netabare}


4話
{netabare}新キャラ3人増えて、PVで紹介されていたキャラは全員登場しました。正直全然期待してなかったですが、素直に面白かったです。
猫→常識人、萌え要因、頑張れシャミ子!
狸→ぼっちちゃん(っぽい)
青髪→のこたんファン
印象としてはこんな感じです。前回登場ばしゃめちゃんはキャラ弱かったですが、今回登場の3人はかなり濃いです。そして今回はこしたんが微妙にテンポの悪いツッコミをしなかったので全体的にはテンポが良く、日常ギャグ作品として普通に楽しめました。不条理ギャグはどこへ、とはなりますが、そもそも勢い不足で理にかなってしまっていて不条理ギャグとして成立していなかった気もするので、今回みたいな日常ギャグに納めとくのが丁度いいのかなと思います。個人的には、スロー演出がちゃんとした使い方がされていて、1話のくどい使い方は何だったんだ...と思います。また、前回はヒェッヒエの曲を1分近く聴かされましたが、今回の曲は作り込まれていたのが良かったです。

今回普通に面白かったので全話完走出来そうです。
{/netabare}


5話
{netabare}前回は普通に面白いなと思ったんですけど、気のせいでした。残念
ギャグに走るとつまらないですね。単にセンスがないのか合わないのか...ナウシカパロ?のシーンは無理に鹿ネタを合わせてるのと、ガヤのこしたんが必要以上にツッコミまくっていて相当寒かったです。やっぱり鹿ネタがつまらないうえにくどい。加えて全体的にセリフのテンポ感が悪いのがダメですね。シュールギャグとしてもツッコミが邪魔してシュールさがないし、不条理ギャグにしても流れが完全に理にかなってるから何にもなれてないただのつまらないギャグ。今回猫娘が登場しましたが、このキャラもこしたんっぽいかなあ(悪い意味で)

この作品をリアタイは今後しません。和泉さんの声がベーゼちゃんに聞こえるので頑張って完走します{/netabare}


6話
{netabare}前半は18本立てでした。どういうこと?と思ってたら4コマ作品みたいな内容でした。
正直ずっとこのままでいい。ネタは微妙かもですがテンポが強制的に良くなっていて今までになかった勢いが若干出ています。そしてテンポの悪さやネタのくどさが薄れていたのが良かったです(バンドネタの回はこしたんがしつこかったけど)。前半は日常コメディとしては及第点辺りでした。

後半はいつも通り。一つ一つが弱いネタばかりでテンポ感もちょっと悪いのでギャグに昇華できてませんでした。勢いが足りない。「日野市にも夏が来るなんてね」っていうメタセリフがちょっと面白かったけど、メタいネタが多過ぎて悪ノリ感が出てしまっているのは好きじゃない。ナレーションも今回しつこい

ギャグ作品なので脳死で観れて疲れないところは良いところです。これだけでも一応価値はあるかなと。でもネックなのはつまらないことですよね...{/netabare}


7話
{netabare}赤羽根Pみたいなキャラがサムネにいるな〜と思ってすぐ観ちゃいました。今回は3本立てです

1つ目はこしたんがうるさすぎますね。パロも古いしあんまり伝わんなかったです。スケールも小さく終わって何がしたかったのかわからなかった。

2つ目は配信ネタでした。個人的にはちょっと好きです。こしたんが優等生の状態を全く保とうとしないのが違和感ありましたが。

3つ目は赤羽根Pみたいなが登場しました。内容はよくあるゲスト的なキャラ視点でメインキャラを描くやつ。今までの回の中で一番キツかったかも...
赤羽根Pのツッコミがシュールさに水を差していて、無駄にオーバーリアクションなせいで寒すぎました。それを7分くらい見せられます。現実にもいるような単なる真面目キャラでギャグな面白みが弱くて場違い感出てたと思います。二度と出ないでほしい

色々文句言ってるし安定して内容は微妙だけど、キャラには段々と愛着湧いてきましたよ...(こしたん以外){/netabare}


8話
{netabare}6話時点では夏だったのに、あっという間にお正月ネタ。いつも通りです。おみくじのくだりはボケとツッコミの流れがしつこいかったです

後半は比較的最近のパロネタ多かったのは良かったです。でも完全にフィクションなシーンにいちいちツッコんでるのはなんとなくウケ狙いなのが見え透いて冷めます。ばしゃめちゃんがオチだけだったのが残念

今更だけどシーーーカーーーみたいな劇版は好きです{/netabare}


9話
{netabare}出て欲しくなかった赤羽根P出ちゃった...1分くらいだったからマシだったもののやっぱリアクションがつまらない。ヤンキーバレのとこはまあ良いんじゃないかな。
何回でも言いますが、こしたんのツッコミがしつこくてテンポも悪いし、ボケやネタも「ほら変でしょ!?」「ほら可笑しいでしょ!?」みたいな低レベルなのを延々と見せられてうすら寒いです。頑張って鹿要素を擦り続けてるのは偉いですが、面白く無いから頑張りも無意味ですね。止め絵のシーンの方が面白かったかもしれないw{/netabare}


10話
{netabare}ワンチャン同人誌の方が面白い。
キャラは良いだけにギャグが下手くそでつまらないのが勿体無い。ナレーションがでしゃばっててうざいのが地味に痛いw 今回の前半の「○○あるある」ネタとか陳腐なんだよなあ。中盤はのこたんがへんなことをする→周りが褒め称える(ええ〜〜!?)みたいな回。ボケの流れもマンネリしててつまらない。後半のあんことばしゃめの回は普通のほっこり日常系になってて好みでした。ナレーションの「犯罪案件である。」ってセリフは場合にあってて面白かったししつこくなかったのも良かった。やっぱりこしたんが邪魔だよこの作品{/netabare}


11話
{netabare}一つ目の話。アバンのこしたんの顔好きです。でもやっぱり演技がくどい。つまらないギャグのせいで力の入った演技が明らかに空回りしてました
「タグ、ついてるよ。」の台詞はある意味衝撃的です。どこが面白いのか全くわからない...ギャグとして描かれてるのにギャグだと理解するのに10秒くらい要しました。ここまで面白さを微塵も感じなかったのは初めてです。そもそもギャグと言っていいのかこのシーン?自分の理解が間違ってるのかそれとも単につまらないのか

二つ目の話もどこかズレてました。英語推しも何がしたいのかわからないし、この回で急に登場した猟師?ばかり映されてもなんも面白くないんですよね。シュールギャグと解釈するにもシュールさを幼稚さと履き違えてるように思えます。すごく退屈でした

三つ目の話。こしたんがデレたのは次回の内容の布石にしたかったからでしょうね。内容的には次回に続くからかすごく薄かったです。オチが印象的だっただけですが、次回はこの作品のテンプレから外れた回になりそうなので期待します

倍速再生したくなったけど耐えました。今回は音消した方が面白かったと思います{/netabare}


12話
{netabare}ちょっと期待外れでした。前回が最終回でよくあるシリアス展開になりそうな雰囲気だったので、素直にシリアスやって欲しかった気持ちがあります。ゆるキャラ出て説明始めるのはシュールでちょっと面白かったですが。ただツッコミがそのシュールさを台無しにしてますね。「ちょっと待てー!!」「ええー!?何でそうなるの〜!」みたいな、ボケにツッコミのパワーをぶつける感じじゃなくてボケを擦るだけのツッコミがほとんどなのでひたすらつまらなかったです。あともうちょっとテンポ感が欲しいですよね。猫山田登場シーンはテンポ感良かったのでいつもこんな感じにやってくれたら割と面白くなったんだろうなあと、心残りです。多めのメタ要素も陳腐で悪ノリ感が出ていてあんまり好きじゃなかったです。

見終わった後に悪いことしか思い浮かばなかったです。OPバズっただけでもようやっとるの言わんでもない{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 5
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 過剰演出の面白さの押しつけが不快なんだと思います。

1話 期待値を高めすぎたのが良いのか悪いのか。

{netabare} 話題作りは大したものです。大胆なマーケティング戦略で注目を集めました。

 1話です。内容は…うーん…面白くなくはないです。が、何となく悪乗りに付き合わされている感じがします。無理にふざけているような感覚は少しでも覚めると、面白さは急激に減じるでしょう。マーケティングがノイズになっている気がします。というのは、期待値が嫌でも上がった状態ですから「今まで見たことがないもの」を楽しみにしていましたが、そこまででもないです。

 内容は日常ドタバタ劇…というか体液ギャグ?うーん、不条理というにはちょっと理に走っている気もします。

 どうしましょうね。微妙な感覚…出落ち感が非常に強いですかね。もちろん次回も見ますが、来週次第という気がします。EDはしかせんべいですか。やっぱりやりすぎかな。{/netabare}


2話 勇気をもって「つまらない」と言います。ニコニコがあればまた違ったかも。

{netabare} 勇気をもって、つまらない、というべきなんでしょうね。盛り上がったので言いづらいですけど、ちょっと比類がないくらいつまらないです。類似例で思い出すのは「キルミーベイベー」かなあ…ただ、あれは何かキャラに乗っかれて微妙なラインで面白かったんですよね。本作はその微妙な調整がどこかで狂っている気がします。

 この作品の最大の計算ミスはニコニコ動画があんなことになったことでしょうか?コメントで悪ふざけするなら、メタ的な盛り上がりはできたかもしれません。

 切ろうかなあ…まあ、一応、今季の方針で3回までは確認するつもりですから、次回まで見ます。{/netabare}



3話 過剰演出の面白さの押しつけが不快なんだと思います。

 なんで、この作品って不快感が漂ってくるんだろう?と思ったら、演出過剰の面白さ押しつけかなあ、という気がします。まあ、見ている側からすると面白さ(笑)の押し売りですね。制作者の悪乗り・思惑が見えてイライラします。3話の冒頭のCG鹿のパートでこの作品のつまらなさを言語化できました。

 ですので、ここで終了します。まあ、1話からなんか違う感がすごかったのでこの辺でいいでしょう。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10
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