スランプで熱いなTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のスランプで熱いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月23日の時点で一番のスランプで熱いなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

70.3 1 スランプで熱いなアニメランキング1位
ダイヤのA actII(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (94)
444人が棚に入れました
2年生となる沢村栄純(さわむら・えいじゅん)が、ついに春のセンバツ甲子園のデビューを果たす! 目指すは全国の頂点のみ!! 名門復活へ。青道高校野球部の快進撃が始まる!!

声優・キャラクター
逢坂良太、島﨑信長、櫻井孝宏、内田雄馬、浅沼晋太郎、花江夏樹、武内駿輔、山下大輝、村瀬歩、畠中祐

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「どんな状況だろうと俺は俺を全うするっ…!」

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ1~2期まで視聴済です。
第1期:全75話、第2期:全51話、第3期:全52話とすっかり長寿番組の仲間入りとなったこの作品ですが、今期も作品の持つ熱さはヤバいくらい凄いです。

物語はほぼ原作と一緒なんだと思います。
今期は春の選抜甲子園に挑むところから始まり、沢村達の2年目の夏が描かれています。

この作品の最大の魅力は「挫折から始まり、逆境を乗り越えて成長していく沢村と降谷の雄姿」そのものではないでしょうか。
2人の投手は入部した時の立ち位置も目指すべき投手性もまるで違う…
でもチームを勝利に導きたい…勝利に貢献したいという思いが2人とも物凄く純粋なんです。

泥水を啜りながら這い上がったのは、やっぱり沢村栄純でしょう。
入部仕立ての頃は、130㎞/hに満たない球速と酷いクセ球という、投手としては恐らく底辺だったでしょうから…
しかも同期の降谷は150㎞/h前後の剛速球を投げる怪物ピッチャーとして1年の頃からマウンドに上がっているんです。
沢村に焦りが無いと言ったら嘘になると思います。

本気で悔しいと思ったことだってきっと1度や2度じゃ無い筈です。
ですが、沢村が良かったのはクリス先輩の教えを忠実に守り続けたことではないでしょうか。
周りにじっくりと育てて貰ったと言っても過言ではありません。
こうしてじっくり熟成させた沢村が覚醒するのが彼が2年生になってから…
この展開…燃えない筈ありませんよね。

一方降谷は沢村と真逆の野球道を歩んできました。
今でこそ怪物ピッチャーの名を欲しいままにしていますが、途中突然の不調や怪我に悩まされた時期があったのは否めません。

そんな二人を上手にコントロールする御幸 一也は青道の大黒柱的存在です。
彼が時折投手の狙い通りの球に満面の笑みをこぼすことがありますが、その笑顔が実は大好きだったり…
大黒柱的存在でも反応は高校生…この辺りがキチンと描かれているのは流石と思います。

そして青道と言えば、二遊間のコンビを外すことはできません。
遊撃手の倉持洋一と、二塁手の小湊春市の2人です。
俊足堅守の1番打者である倉持が出塁して、2番打者の春市が巧みなバットコントロールでヒットを量産して倉持をかえす超協力打線を担うと共に、春市との二遊間は春市の兄である亮介に勝るとも劣らない鉄壁さを誇っていますから…

今年は1年生も入部してきました。
期待の新人…というより、昨年と明らかに意識レベルの高さの違いを見せつけられた、という感じです。
ベンチ入りできるメンバーには限りがあります。
全員がベンチに入れるほど、青道は甘い学校ではありません。
3年生がこの夏にかける思いは凄まじいモノがありますが、それでも人数を絞らなければならないのは監督の苦渋の判断です。

でも、この作品の凄いのまはここからです。
もし、3年生で自分がレギュラーになれなかったら、どこまで真剣に野球と向き合うことができるでしょうか。
私は心底向き合うことなんてできないと思います。
でも、青道高校野球部の3年生にそんな奴はたったの一人もいませんでした。
自分自身よりチームを優先するんです…

そしてそれはベンチ入りできた1年生も同じ…
「自分がチームのために何ができるか…そればかり考えている」
中学から上がりたての高校生の台詞じゃ無いと思います。
彼らが選択した青道野球部は1年生の意識すら改革してしまう、そんな部だったという事です。
彼らはどこまで切磋琢磨していくのか…どんな高みまで昇りつけることができるのか、楽しみで仕方ありません。

紅一点のマネージャーの存在も忘れちゃいけませんね。
あれ、この声…?
と思ったら、あやねるが3期からマネージャー役を演じていたんですね。
ゆみりんといい充実した面子だと思います。

オープニングテーマは、GLAYさんの「はじまりのうた」と「流星のHowl」
エンディングテーマは、OxTさんの「ゴールデンアフタースクール」と「Everlasting Dream」
まややんの「鼓動エスカレーション」と、みもりんの「チャンス!」

この作品とGLAYさんとの相性は抜群だと思います。
特に、「流星のHowl」はメチャクチャ格好良い楽曲だと思いました。

4クール全53話の物語でした。
第3期までで全178話もあるので、腰を据えて視聴する必要のある作品ですが、気持ちを入れて視聴した分だけ、この作品の熱さが享受できると思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
私はしっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

最高の野球アニメ!

私はスポーツ漫画、スポーツアニメが大好きですが、野球漫画で一番好きなのはこのダイヤのAです
作者自身が名門高校野球部の部員だったという実体験から描かれた名門野球部の実態はとても興味深いですねー!

主人公の沢村は才能はあるけど、まだまだ粗削りで欠点も多い
チームは名門野球部のため、中学時代ではエースでも名門野球部ではベンチ入りすることも難しい
名門野球部は部員が100人くらいいますからねー

この作品は部内に何十人もいる選手一人一人にスポットをあてていて、チームの主力メンバーはもちろんのこと、ベンチとレギュラーを行ったり来たりする人達や、ベンチにすら入れない人、下手だけど一生懸命な人、能力は低くても別の方法でチームに貢献しようとする人、ケガで離脱した人、いろいろな立場の部員一人一人をちゃんと描いているところがすごい
主力はほぼ固定なわけですが、そうじゃない部員もみんな必死でレギュラーになるために努力しているんだってところを描いています

チームメイトとの熾烈なレギュラー争いの末に、勝ち取った背番号だからこそ価値がある。背番号を背負うことの重み
優しい先輩や、ケガをしたライバル、血のにじむような努力をしていても試合に出れないチームメイト達の想いを背負ってマウンドに上がるエース
時には失敗し、ライバルに力の差を見せつけられ、焦り、泣き、もがき、苦しむ
それでも流した汗の量は、裏切らない。
そうやってやっと勝ち取ったレギュラー
でも、今度はライバルチームが立ちはだかります
名門野球部とはいえ、必ず甲子園に出られるわけではない
どこのチームも必死に甲子園目指して練習している
部員とのレギュラー争いの次に待っているのは、他の名門野球部や勢いづいた無名野球部との、たった一枚の甲子園の切符の争奪戦

その地方大会に出てくるライバルチームも、1年夏、秋、春、2年夏と大会ごとにどんどん新チームが出てきて、どこも個性的で一筋縄では勝たせてくれない
1年夏に出てきた強力なライバルチームも、秋の大会では思わぬ伏兵にやられたり、ライバルチーム同士の対戦が描かれたりと、ライバルチームにもドラマがあって必死に甲子園目指している様子が描かれます
どれだけ強いチームでもあっさり負ける時は負ける
入れ替わり立ち代わり現れるライバルチームの存在が、甲子園への道がいかに遠く、困難な道であるのかがわかりますねー

甲子園に出られるチャンスはたった3回しかない、一度負けたらそれで終わり
ただ一回のミスで3年間思い描いてきた夢が潰える圧倒的な緊張感
だからみんな一生懸命練習する
だから熱いドラマが生まれる
そんな高校球児たちの濃密な部活風景を描いた作品!

とてもオススメの作品ですが、なかなか話が進展しないところが嫌がる人もいるかも

投稿 : 2024/11/23
♥ : 12

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

新体制が纏まっていくお話

原作未読 全52話

ダイヤのAの3期です。1〜2期から観ることをオススメします。

東京にある青道高校野球部の活躍を描く作品。

春の大会と主人公達が2年生に進級して新入生が野球部へ入部、練習や練習試合を行い、夏の大会の予選の途中まで描かれています。

新メンバーも入り、チームが纏まってこれからというときに終わりました。

原作が続いているので仕方がないのですが、続きを観たい作品です。(前作より3年期間がありましたのでそれぐらいかかるかもしれませんね)

OPはGLAYさん、EDはOxTさん、内田真礼さん、三森すずこさんが歌っています。

最後に、1期(1期75話・2期51話)からかなり長丁場なので、原作好きな方・1期から継続して観ている方以外は大変かと思います。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

77.2 2 スランプで熱いなアニメランキング2位
あしたのジョー2(TVアニメ動画)

1980年秋アニメ
★★★★★ 4.2 (156)
789人が棚に入れました
力石徹の死後、逃げるようにリングを離れ、街から街へ流れ続けた矢吹丈。しかしかつてのライバルたちに出会うことで、再びリングに立つことを決意する。カーロス・リベラ、金 竜飛といった数々の世界ランカーと死闘を繰り広げ、遂にチャンピオンに君臨するホセ・メンドーサとのタイトルマッチにまでたどり着く。ボクシングに青春をかけたハングリーな生き様を描いた不朽の名作。真っ白に燃え尽きる感動のラストシーンは、見る者の心に深い感動を焼き付ける。

声優・キャラクター
あおい輝彦、藤岡重慶、田中エミ、森脇恵、だるま二郎、仲村秀生、白石冬美、堀絢子、渡部猛、小宮山清、中尾隆聖、宮村義人

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ユーはベリーベリーストロングマンね

AIR映画版を観て小さい頃の観た記憶が蘇りました。(出﨑さんがかかわっていたので)

もう色々な場面がフラッシュバックのように浮かんできて、思い出したら涙腺崩壊してしまいました。

今観てもたぶんまったく色褪せない貴重な作品です。

ボクシングアニメなのでリングの戦いがメインですが、色々な人との今でいう絆が描かれています。

特にカーロス・リベラとの絡みは凄く良かったです。

名場面がいくつもあるこの作品、もし観る機会ありましたらぜひご覧になってください。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 18

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ある意味 原作を超えたと言ってもいい

前作の力石戦で、力石が亡くなった後のスランプを乗り越えたジョーの
最後の闘いまでを描いた全47話。

力石戦があまりにも有名なので、その後のジョーについては
あまり語られることが少ないのだが、彼の人間性とか生き様に関しては
ひと皮向けた感のあるこちらの作品でのジョーのほうが、個人的には好きだ。

ジョーの闘志に燃える瞳なんて、いまだに忘れられない。
全身全霊で駆け抜ける姿、数々の試練や病をも物ともせず立ち向かう姿勢。
しかし強いばかりではなく、心の底の脆さ、弱さも同時に感じさせ、
まっすぐ過ぎて傷つくことも本当は多いはずなのに、あの熱さはいったい。
今思えば、けっこうやんちゃなガキに見えてしまう部分もあるけれど、
ある意味、どん底を知ったものだけが見ることのできる光というか。
這い上がった者に、必ずハッピーエンドだけがあるとは限らないけれど、
それを含めても、男として魅力ある生き様だなと思うのだ。

また、ホセやカルロスの迫力ある試合も、すごくリアルで心情描写も丁寧。
今現在のアニメ技術に比べてしまえば、雑に見えてしまうな雰囲気ではある。
でも差し込む光やジョーを照らす光など映像的にも前作より美しく、
また、この作品に限っては、昭和風の荒削りな印象を残していたほうが
物語の内容の力強さに合っているような気がする。

昔に観た時とは少し感じ方も違っていて、
意外ななシーンで思わず泣けてしまったり、笑ってしまったり。
こういう古い作品をあらためて観てみるのも、自分の成長を知ることが
できたりして、なかなか良いと思った。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 39
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

燃え尽きるまで

出崎統監督作品、原作梶原一騎ちばてつや。
日本アニメ史に燦然と輝く不朽の名作。

山谷のドヤ街で非行や乱闘を繰り返す矢吹丈は、
警察に狙われやがて少年院へと送還される。
身寄りのない風来坊だった矢吹丈が、
ボクシングを知り、恋を知り、ライバルと出会い、
その拳闘の才能を開花させていく。

全てを賭けるはずのものを喪失し、
自分を失い苦悩に沈む矢吹丈から物語は始まる。
主題歌「果てしない闇の彼方に」、
私的には劇場版「明日への叫び」がお勧め。
時代を経ても色褪せない熱量を持っています。
{netabare}新たなライバルであるカーロスとの闘い、
バンタム級世界王者ホセとの生死を賭けた闘い。{/netabare}
有名な伝説のラストへと続くわけです。

経験者としては思いが強い。
漠然とした不満をサンドバックに叩きつける。
集団行動も出来ない、私の心の拠り所でした。
自分なりに出来る範囲で熱くなることですね。

ただ明日に向かって立ち上がるだけ、
すべてが真っ白な灰に燃え尽きるまで。

やはり感涙です。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 49

68.4 3 スランプで熱いなアニメランキング3位
アクションヒロイン チアフルーツ(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (205)
722人が棚に入れました
20XX年、アクションヒロイン戦国時代―――!
かつて、とある地方都市が企画した小さなお祭りから始まった。
『ご当地ヒロイン戦士』として地元をモチーフにしたアクションが観衆を魅了し、その評判により大人気を獲得。ご当地ヒロイン”ブームが各地で巻き起こった。
その勢いで『ふるさとヒロイン特例法』が成立し、各自治体がステージショーをプロデュース。ご当地ヒロインが群雄割拠するに至る。
人気を競い合うヒロインたちのショーは、国民的人気コンテンツとしてランキング番組が全国放送されるまでとなり、その中心となる“アクションヒロイン”は子供から大人まで愛される憧れの存在となっていた。

ルーツ産地ののどかな地方都市『陽菜野市』はその波に乗り遅れていた。
陽菜野高校3年の城ヶ根御前は危機感を募らせている叔母の県知事から“アクションライブ”をプロデュースするよう唆される。
とまどう御前だが、“アクションヒロイン”を成功させ、この街に活気を取り戻し、祖父が建設に尽力した文化ホールの閉館を覆すために、立ち上がる!!

声優・キャラクター
M・A・O、村川梨衣、伊藤美来、広瀬ゆうき、石田晴香、山崎エリイ、豊田萌絵、白石晴香
ネタバレ

素塔 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ヒロインの条件

2017年、夏アニメ。
イロモノめいた見た目から、ご当地アイドルものの変種、「ろこどる」のパクリ、
などと言われるのも無理はないが、実は意外な本格派なのである。
町おこしというモチーフは共通しているものの、コンセプトはまるで違う。
そもそもアイドルとヒーロー(ヒロイン)とは、本質において決定的に異なる。

地方の町を舞台に、女子高生9人がチーム「チアフルーツ」を結成し、
戦隊ヒロインショー「聖果戦士ヒナネクター」の上演を通じて町おこしに挑む物語。
女子高生たちの奮闘が描かれる、お馴染みの青春ストーリーかと思いきや
不思議なほど青春のキラキラ感が希薄で、どことなく泥臭く、素朴でどんくさい。
これは多分、片田舎だからとか戦隊ショーがダサいから、とかいったこととは別の、
もっと本質的な事柄だろうと自分は考えた。


{netabare}
アイドルとヒーロー(ヒロイン)との違いは何か。
端的に言うなら、それはベクトルの相異ではないかと思う。
自己に向かうのか、他者に向かうのかという、方向性の相異。

では、ヒーロー(ヒロイン)であることの条件とは何か。
この問いへの最もシンプルな答えは、自分のためではなく「誰かのために」戦うこと。
本作では、戦隊ヒロインが誕生する経緯自体がこの条件に即しており、
このアニメを本格派と称した理由の一つはここにある。

泣きじゃくる小さな妹を慰めるために、無謀にも約束してしまった
手作りのヒロインショーが物語の発端となった。
集まってくるメンバーたちの動機にも、ある特定の「誰か」が潜在している。
つまり、彼女たちがステージに立つのは全くの偶然の結果であって、
アイドル志願者のように、最初から自分たちの輝きを追い求めていたわけではない。
戦隊ショーを町おこしに結びつけ、先頭に立って活動を推進するリーダー役の動機も
志半ばで逝った祖父の夢を実現するためだったように、
物語の根本にあるベクトルは、自己実現ならぬ「他者実現」なのである。

青春アニメというジャンルを独断で分類すると、
自己実現系と自分探し系との二つに大別できるように思う。
アイドルアニメはスポーツアニメなどと共に、前者の代表格と言える。
(因みに後者は学園恋愛ものなどに多く、別名を懊悩系という。)
集団ならそこに仲間との絆、支えてくれる周囲への感謝といった派生要素もあるが、
根本は、ストイックに自分を磨くことで獲得される、自らの成長と輝きこそが目的である。
ユーフォでもラブライブでもこの点は同根だと言っていい。そして、
一つの目的に向かい全力で突き進むひた向きさが、時に息苦しく感じられるところも共通。
本作に感じる独特の伸びやかな呼吸感は、
そうした求心性の対極にある「遠心性」に由来するような気がする。

「遠心性」=「アドリブ」。
すべての面に表れている彼女たちの「らしさ」の中でも、最も心を動かされるのは
展開の重要な局面で、必殺技のように繰り出される彼女たちのアドリブである。
勿論、ハプニングは物語のヤマをつくる常套手段に違いないが、
それ以上に、作品のコンセプトとの有機的な結びつきがここには感じられる。

予期せぬ困難な状況が生じても、全力でそれに立ち向かい、
誰かのピンチには自分の危険を顧みず捨て身で駆けつける。
この、熱いヒロイン魂が最高度に発現する場面、それがアドリブなのだ。
そしてそれは、仲間への全面的な信頼があるからこそ可能となる合体技である。
最終話のスリリングな展開はまさにその総決算と言っていい感動のエンドだ。
巷にあふれている安直な予定調和へのアンチテーゼと解することさえできる。

さらに、アドリブはステージの上だけにとどまってはいない。
当初の活動が他地域の人気作のコピーだったことでクレームが来たのをきっかけに、
メンバーたちでオリジナルが考案され、「聖果戦士ヒナネクター」が誕生する。
妨害で上演場所を失うと、地元駅のホームをステージに改造し、自分たちの「ホーム」にする。
こうした活動そのものが、すでに創意に満ちたアドリブの連続なのだ。
彼女たちは当意即妙、融通無碍に状況に対処しながら、
ゼロからステージを創り上げる喜びを仲間と分かち合い、自然体で進んでいく。

「遠心性」=「町おこしの理想」。
そんな自然体がライバルへの過剰な意識によってかき乱され、スランプに陥る第十話。
この時、彼女たちを立ち直らせたのが、地元の人たちからの励ましだったことに注意したい。
そこで彼女たちは、無我夢中で走り続けてきた自分たちが気づかないうちに
いつしか活動が地域の中に浸透し、根を下ろしていたことを知る。
彼女たちは存在を認知されることによって自然に、遠心的なつながりの輪の中心となる。

ここには町おこし、地域おこしの在り方への一つの省察が含まれているように思える。
行政を中核とした縦方向の町おこしは求心的で効率がいい反面、
しばしば指摘されるように、不可避的に主客の二分化と関わり方の温度差が生じる。
もし、志ある一般人による草の根の活動がより広い波及効果をもたらすとすれば、
それは地域おこしが本質的に、共有される理想を現実のかたちにする営為であるからだろう。
彼女たちの存在はその共有の下地を作ったと言えるのではないだろうか。

真のヒーロー・ヒロインであるための条件、
それは自らのアイデンティティーの追求ではなく、
他者に対してのレゾン・デートル(存在理由)を確立することにある。
「誰かのために戦う」戦隊ヒロインのレゾン・デートルを
彼女たちは自然に獲得し、すでに体現していたのである。
例えば突然の雷雨に見舞われて、怯えて泣いている子供たちのもとに駆けつけ、
傍にいるだけで安心させることができる存在。それがヒーローなのだ。
ミッションとしてはアイドルよりも困難だが、それだけに価値もまた一層高い。
{/netabare}


低予算アニメゆえの悲しさなのか、作画などは確かに見劣りするが、
よく練られたシナリオと演出がキャラクターに生気を吹き込むという、
アニメの基本がしっかりと押さえられた、地味ながら気骨を感じさせる作品である。
草川啓造×荒川稔久の熟練コンビならではの安定感に拍手を送りたい。
そもそも手作り戦隊ショーで町おこしをする話が豪華な神作画だったら逆におかしい。
いささか貧相な所は、内容の手作り感と調和してむしろ好ましく感じられる。
フルーツに引っ掛けるなら、見た目は悪いが芳醇な味わいの詰まった新鮮な果実。
そのさわやかな感動を試しに味わっていただきたい、隠れた名作だと思う。

最後にもう一つ、往年の特撮ものを中心に、作中にふんだんに散りばめられた
パロディ風オマージュも、遊び心が感じられてマニアならずとも楽しめるものだ。

(初投稿 : 2020/10/25)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 10

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

つまり「ヒーローショー by ろこどる」……、なのか…?(今季ダークホース?) 最終回視聴終了: 面白かったです!

原作めいたものに心当たりはありません。オリジナルTVアニメのようです。

寂れた田舎町の陽菜野市(とはいえ市政を敷けるのだからそこそこ人口はいるはず)で、ろこどる的な存在が街おこしのために頑張るというお話らしい。それも、なぜかヒーローショーで…。ただし、作中世界では「ヒーローショーで街おこし」というのは普通に行われていて、陽菜野市は時流に乗り遅れているという設定ではあるようですが。

第1話では地元の祭によそから来た人気ろこどるヒロイン「超天界カミダイオー」(名前はこんなんですけど、女性)を呼んでいわゆる「ヒーローショー」での集客を図ろうとするところから始まりますが…。

とりあえず第1話での登場人物は街おこしのための策に悩む城ヶ根御前(しろがね みさき)、カミダイオー大好きな妹がいる黄瀬美甘(きせ みかん)、自身が特撮ヒーローやヒーローショーに嵌っている赤来杏(あかぎ あん)といったところ。

御前は不明ですが美甘はチアリーディング、杏は新体操経験者ということで身体能力は普通の女子高生よりは高いようですね。

戦隊モノなどにありがちですが名前から察するに、キャラの名前はおそらくコスチュームの色(城ヶ根=白銀→シルバー/黄瀬→イエロー/赤城→レッド)といった感じの戦隊ユニットになるものと予想されます。

チアフルーツは今のところ推測でしかありませんが、おそらくユニット名なんでしょうか…。

作中や予告でのセリフ「火を点けなさい、胸のエンジンに!」(元ネタ: 宇宙刑事ギャバンOP主題歌)や「天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶ」(元ネタ: 仮面ライダー ストロンガー変身時の名乗り)など、作品自体に特撮ヒーローへのリスペクトは感じられます。カミダイオーの主題歌も渡辺宙明ですし。

意外と面白いかも。今季ダークホース…?

2017.7.21追記:
第3話サブタイトル「大暇人カノン」…。

『大魔神カノン』を観ててチアフルーツも観ているなんて人は少ないだろうなあ。あれ、でも私の家には『大魔神カノン』のDVD-BOXがあるぞ…(笑)?

予告では「日本じゃあ二番目だ」(怪傑ズバット)とか言い出すし。「2月2日、飛鳥五郎という男を殺したのは貴様か!」の方は使われませんでしたね…。

2017.8.18追記:
第6話を視聴完了。第7話予告:「豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、琵琶湖の南に金目教という怪しい宗教が流行っていた…」うわ、『仮面の忍者 赤影』懐かしすぎる。でも、これが予備知識なしにナチュラルにわかるのはさすがに50代以上なのでは…?

2017.8.25追記:
第7話タイトル『がんばれ!!ミカピョン』、そしてストーリー中で「ミ~カピョン、100点!」…。ちなみにロボコンは古い方(ガソリンエンジン搭載)と新しい方(充電池搭載)があります。

そして改めてネクターサイン(元ネタは『突撃!ヒューマン!!』のヒューマン・サイン)、やっぱりこれも古いよね…。

いちばんリアリティがないのがチアフルーツメンバーのスキルとプロ意識(笑)。この人たちが女子高生っていうのが一番嘘くさいっていうか既にその設定を無視して観てます…。

2017.9.1追記:
今回の第8話、一番古いネタは『アニメンタリー 決断』かな?

あとは本編の『ポケットモンスター』(モンスターボール)、『ウルトラマンレオ』(ダン隊長と円盤生物)、『宇宙鉄人キョーダイン』(姉妹の絆)、『母を訪ねて三千里』(セインブルーのメキシコ時代)、次回予告の『美少女仮面ポワトリン』、次回サブタイトル『銀の匙 ~Silver Spoon~』あたりがわかりやすかったですね。

蜷川幸雄(演出家)の灰皿投げは、わかる人にしかわからない…(笑)。

ここまで、わかっていて書いていないものもありますけどナチュラルに気づかずいろいろ見落としていると思います。ネタ満載だけに…。

2017.9.15追記:
次回予告の『聖戦士ダンバイン』ナレーションのネタに笑ってしまいました。ちなみに関西では土曜日の夕方じゃなくて、金曜日の夕方の放送だったような気が…。

2017.9.22追記:
最終回に向けての溜め回。映画『アルカトラズからの脱出』は、アニメでも特撮でもないけどなぜ元ネタに…(笑)?

仮面ライダー2号とか、わかりやすいネタは他の方のレビューにお任せします。

2017.9.29追記:
全話観終わりました。ストーリーそのものはある種の王道と言える物で、仮に「そんなに面白くない」という人はいても、積極的に「つまらない」と貶す人もあまりいないのではないでしょうか。

観ている最中には先の展開を読み切れずにいたとしても、観終わって正解を知ってしまったら「うん、こうなることはわかってた!」とか言い放ちそうなストーリーです。でもそれって脚本の基本で、これまでにないものを作れば良いって物でもないのです。

だから私は「脚本の教科書」的な面を買って物語の評価をあえて5にします。「納得と共感」という点ではかなり優れていると思います。ただ、意外性など本来の意味での「面白さ」という尺度だと、もちろん世の中に異論はいっぱいあると思います。

作中のチアフルーツは物語の中盤以降、彼女たちが女子高生であることを忘れかけるくらいに「プロフェッショナル」だったと思います。そしてこのアニメを作ったスタッフたちもプロでした。

だからパロディだかオマージュだかわかりませんが、少々はっちゃけても良いんですよ。

……いや、だいぶんはっちゃけたかな(笑)? まあ、いいや!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 62

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

制作スタッフ様方+キャスト様方の 見事なまでの手腕と努力と愛情の成果(12話まで視聴して)。

>1話まで視聴して
アニメオリジナルなのかな?。メディアミックス同時進行なのかな?。
よくわからないし事前知識ゼロだったのですが
タイトルの「アクション」が気になりお試し視聴してみる。。

わー、コレ面白いです!!!。
どんどん惹きこまれます!!。

ご当地○○○○○○○ですか!?。
アニメではこのネタって新鮮な気がします。

町興しものとしては、某サクラ○○○○がカブってますねw。
でも本作はまだまだどんな超天界させるか全く予想つかないところに
とてつもなく可能性を感じてしまいます!!。
(超絶展開させすぎたサムメンコの二の舞を踏まないことを期待;;)
(↑あれはあれでお気に入りなのですが世間には受け入れられなかったので><)

本作はすごくクオリティー高いと思います。
一見すごくシンプルに見せてる絵柄と王道展開だけど
細かい演出の気配りが随所に見受けられて
1話最初から最後までずっと画面に釘付けにさせられ
さっそく2回視聴終えてしまいました^^。

ヒーローものネタ?を上手く扱ってるなー。
まずセリフの破壊力がうまく鳥肌直結させてくれてるところがうれしい。
アクションもアングルや描写の爽快感が秀逸だし
動かせすぎず止め絵でもしっかり勝負できている。

手作り張りぼて怪人も、すっごくキューティーでした^^。

今後このまま現実味のある展開でいくのか
某サムメンコのように超絶超天界させるのか??。
どっちに転がっても最後まで楽しませてくれそうな予感です!!。

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>1話まで既に4回視聴して
参加声優さん確認して初めて知ったのですが
フラメンコルビーとフラメンコサファイヤが参戦してるのですね。それもほぼメイン級で!。
・・ああ、後半からフラメンコダイヤも参戦してくれないかなーー((/ω・\)チラッ)

あと、これは1回目初見の冒頭から思ってた
髪の長いほうのコ、どこかで既視感が・・・・こと・・・・いやいやいや、まさかw。
・・だったのですが、やっぱ”カミダイバー”って言葉が出た時点で確信犯でしたよねw。
「神対応」のネーミングセンスも素晴らしくキレッキレですね^^。

アクションシーンのキレの良さと爽快感は
あとで某まとめサイト様見て知ったのですが
ウルトラマンのアクションオマージュも入ってたみたいですね。どおりで。

何かといろんなパク・・いやオマージュ(←この違いが重要!)が
かなり巧みに盛り込まれつつ、かつ全体のバランス良く仕上がっている感じ。
最近大好きな音楽番組「関ジャム」で以前、久保田利伸さんがR&B特集の際に
「こういう遊び心はR&Bの楽しみの1つ。パクりじゃなくてオマージュ。リスペクト。」
「好きでわかる人には気付いてもらいたい。かなり多くの曲でやってる。やりたくてしょうがない。」
って言っていたのを思い出しました。本作もそれに通ずるものがあると感じます♪。

1話見終わった時点で「チア」の意味はわかったけど「フルーツ」の意味が謎でした。
アニメ公式サイトの登場人物紹介見て、やっと意味がわかりました。

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>2話まで視聴して
OPきましたね~♪。
でも正直フルーツの絵にもロゴにも違和感ありまくりですwww(溢れる爆死臭w)。
だってたしか少し前に、フルーツがモチーフのライダーものがあったように記憶してるんのですが
あれって最終的にはどうなったのか全く知りませんし、ゴニョゴニョゴニョ。

1話でのメイン2人のジャージとダンボールの手作り感に心奪われてしまっていたので
2話でのバージョンアップが逆に不安要素になってしまっていますw。
(まあそのうち慣れるでしょうが)

うーん、タイトルで損してますよね、この作品。
自分は「アクションヒロイン」にはグッときますが
「チアフルーツ」には「うーん><」って感じです。
長いんですが何て略していいのかも見出せません・・。

あと、1話の時からクレジットでの作画監督さんの表記人数が
「・・これって多いんじゃ?」と思ってましたが実際はどうなんでしょう?。
時々画面上、演出?が意味不明な感じになるけど
それってやっぱりその辺りの境目だったりするのかな?。
たとえば、某みゃーもりの○○を彷彿させるあのシーン(これってオマージュ?)。
あれは現実の世界・・?、じゃないですよね・・。
あれ現実だったら「異世界人」ですよね、あのコw。

でも本作っていろいろ細かい仕込みがたくさん隠れている気がして
ちょっと聞き逃したセリフとかが気になって
ついつい「one more!」ってまた再視聴してしまう傾向が自分にはあるようですw(制作側の思うツボ?)。

メインヒロイン?の伊藤美来さん?・・って今まで全然知らなかったのですが
作中で聴く限り、楽観的な感じと楽しさを生み出すような感じで非常に好感度高いです!。
(けいおん!での律っちゃんを彷彿させられます♪)
本家に対抗した「カ○ダイオー」の「○ワッ♪」や「○ウッ♪」の部分での発音の絶妙加減にもツボりましたwww。

あと、終盤では某あの作品のダージリンさんを彷彿w。

2話視聴1回目では「何か思ってたのと別方向にいってるなー」って感じだったのですが
2話再視聴では「荒削りだけど観れば観るほどおもしろい^^」に変化しています。

やっぱ現時点で今期最も目が離せない作品のように感じています!。

★の評価、若干下方修正しました。

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>3話まで視聴して
3話初見時の素直な感想を書きます。。。

「神回」!!!、でした♪。

(※注:ただし初見時に限ります)

2回目の視聴時(既に)には、さすがにネタバレしてしまってるので
ついつい冷静に見ると多少のアラが見えてしまうのですが
でもそれでもやはり、熱くココロ動かされてしまう作品だと思います!。
自分の好みど真ん中の展開でした^^。
今回メインのあのキャラ、やはり最高だといわざるをえません。

あと、自分にとって”ちょっとした意外性からの鳥肌”の流れや
”うまく予想をさらに面白い方向へハズしてくれる感”が気持ちいいです♪。

冷静に細かく見ると、作画は決して★5とまではいかないのですが
話の流れやキャラの動き、演技、作品の雰囲気等々と
うまく調和する”いい具合の作画”な気がして
全体としてトータルで見ると、やはり高評価になってしまいます。

★の評価、再度上昇↑しました。

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>4話まで視聴して
あらゆる全方向にパロっていくスタイルなのですね(まさかあんなものまでww)。
でも本作のそれに関しては嫌味を感じないうまい取り入れ方なので、むしろ好感度UPにつながっています♪。

メイン級のキャラがどんどんそれぞれにキャラが立ってきていますね!。
レッドはその元気だけど独特の味がある声質にとても癒されます^^。
歌声は個人的に紫さんの圧勝♪(ハズし具合が)。
緑さんの意表を突きすぎるキャラ立ちにダークホースキャラ感が!(褒め言葉)。
黄色さんは個人的にフラメンコサファイヤとしても観てしまいます^^。
それつながりでM・A・Oさんが関西弁キャラだったらさらに最高でしたが。

ラスト手前のあの見せ場のところでは若干音圧上げすぎ感感じてしまいました><。
ちょっとつまみをひねりすぎて強調しすぎかな?。
もう少し自然なボリュームで聴きたかったです。

まあ何はともあれ毎回何かと新たな予想外の要素が飛び出してくる本作に
毎週元気をもらっています!!。

あと、BGMでの感情・場面・雰囲気表現も素晴らしいと感じています♪。

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>5話まで視聴して
はい。正直言って既に3回観ましたっ。
毎週週末に溜まった疲れが観る度癒されていきます~♪。

ちょっとした伏線回収もいい感じですね。
自分が一番好きな某(<ゝω・)綺羅星作品を思い出させるような演出もあり
さらに本作のことが好きになってしまっています。

あいかわらず意表を突きつつ、なのに癒されてしまうレッドの受け答え^^。
ライバル心むき出しの心地良いやり取りの応酬をしてくれるムラムラちゃん。
一瞬音楽が止まる(空気)けど、でもしっかりみんなが気持ちをわかってくれてるろこさん。
ブルーの二役もトーンやニュアンスでまずまず感情伝わってくる。

”止め絵”の場面が度々出てきますが自分はあまり気になりません。
むしろ”止め絵”を、うまく視聴者に想像させるタイミングで使っている感じがあり
作画班さまの省力化にも繋がっているのではないでしょうか?。
いいメリハリになってると思います(一部不審者??のようなのもありますがw)。

で、終盤にまた新たなる”果実”が用意されていましたね。
なんか写真集で話題になってるあの方のようですね。
写真集良いと思います!!(買ってないから内容知らないけど興味津々・・)。
来週の登場とあわせて、この夏を飾ってくれそうですね♪。

※余談
 タイムリーだったアメトークの「スーパー戦隊大好き芸人」、面白かったです!。
 個人的にゴレンジャーは見たことないけど憧れのレジェンドw。
 サンバルカンに比較的思い入れあり(某過去WEB番組でのしょこたんとあの方のOP・EDデュエット?最高でした)。
 近年(・・といってももう古い)見てたのはマジレンジャー。
 ↑特にED 「呪文降臨~マジカル・フォース」が神ってた^^。

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>6話まで視聴して
お盆のせいだったのか、某アレの中継のためだったのか
まさかの1週お休みは、ホントつらかった・・><(瀕死状態になってました)。

しかし、その反動がついたおかげか6話もまたもや神回でした!。
はい。既に自分の中では、毎話3回視聴するのがルーチンとなっています^^。

「はーちゃん」っていう愛称
今まであんまりアニメで聴いたことない気がして新鮮で、響きもなんかいいですね♪。

工事現場というか採石場のような山を切り崩してるシチェーションと
爆○って、なんかココロ惹きつけるものがありますね。
やっぱ子供の頃に何気に目に入ってた特撮作品が脳内に擦り込まれてるのかな?。
サムメンコでもお約束的にそういったシチュエーションありましたよね。

ステージでの決めポーズのバックで爆○とかって見てると
どうしてもフラメンコガールズがカブってきて、またあっちも観たくなってしまうなー><。


>7話まで視聴して
ウマいなあ。
一定期間以上働いている人には共感できる回ではないでしょうか?。
某SHIROBAKOでのあの方が悩んでいた時の、あの娘の某体操を彷彿させる回でした。

本作品はやっぱり視点が新しいと思います!。
ステージ上での演者のみに絞られた描写作品は多々あると思いますが
まさか裏方絡みでのチームを描いたものとなると・・・
・・もうこれはある意味「お仕事アニメ」にかなり近いんじゃないかな?。
(特にSHIROBAKO)

・・でありながら、なおかつ演者でもある(ラブライブ)

両面が楽しめるのは新しいと感じました!!。
特に次回予告ではさらにその要素が加速されててグッときました!!。

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>12話まで視聴して
これぞ終止感^^っていう感動が、ずっと続きっぱなしの最終話でした!!!。
なんか最終話は「60分放送だったんじゃないの??」って思ってしまうくらいの充実感+見応え!!。

メインキャラが大人数なのに、それぞれの個性と背景をしっかり印象付けさせてくれ
それらがラストの収束に見事に帰結されていく過程が最高でした!!!。
鳥肌立てさせられまくりながらの視聴となりました!!!。

11話では、全国の○月▽日生まれの方々から苦情が殺到してしまうんじゃないか?と
観てるこっちが心配してしまうほどの展開でしたが
ちゃんと12話ではそれらにもしっかりとしたオチがついている♪(もちろんいい意味での)。

とにかく1話から12話の最初から最後まで
失速することなく全力で駆け抜けてくれた素晴らしい作品でした!!!!!!。

これは制作スタッフ様方+キャスト様方の
見事なまでの手腕と努力と愛情の成果・・・
・・ん???。青果????
・・・・んん???????、いや、聖果ですね!!!!!w(失礼しましたw)。


うん。これは文句なしです!!。
勝手にシーズン2への期待を込めてBD購入確定とさせていただきます。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 29
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