スラム街で裏社会なおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのスラム街で裏社会な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月29日の時点で一番のスラム街で裏社会なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

80.5 1 スラム街で裏社会なアニメランキング1位
BANANA FISH(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (555)
2519人が棚に入れました
ニューヨーク。並外れて整った容姿と、卓越した戦闘力を持つ少年・アッシュ。ストリートギャングを束ねる彼は手下に殺された男が死ぬ間際に“バナナフィッシュ”という謎の言葉を発するのを聞く。時を同じくして、カメラマンの助手として取材にやってきた日本人の少年・奥村英二と出会う。二人はともに“バナナフィッシュ”の謎を追い求めることに──。


声優・キャラクター
内田雄馬、野島健児、平田広明、石塚運昇、古川慎、細谷佳正、川田紳司、福山潤、森川智之、千葉翔也、斉藤壮馬、上田燿司、小形満、村瀬歩
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キース・へリングやバスキアが生きた時代

2019.01.03記


原作未読


書店で平積みされてたり、学校で女子が話題に挙げてたような挙げてないような。20年以上前の記憶です。
タイトルだけは知っていて中身がどんなか知らないものの、吉田秋生先生でノイタミナでという話題性に食いついてみました。

全24話2クール作品です。
舞台はアメリカN.Y。若くしてストリートギャングのボスであるアッシュ・リンクス(♂)は容姿端麗・頭脳明晰・殺人スキルも無問題の完璧超人。イラクで消息を絶った兄が残した「BANANA FISH」という単語を追って動き始める。
同じ頃、カメラマン助手として日本からやって来た青年奥村英二がひょんなことからアッシュと出会い、BANANA FISHを巡るいざこざに巻き込まれながら友情を育んでいく物語です。
けっこうハードなクライム・サスペンスで、コルシカマフィア、華僑の闇勢力、ストリートギャング、はたまた国家機関も出張ってきての組んずほぐれつ。諸悪の根源はBANANA FISHということになるんでしょう。

設定が設定だけに人が死ぬのはしょうがないとして、これでもかこれでもかと不運がアッシュに降りかかるのが本作の特色でしょうか。
30年前なら『おしん』、20年前なら『家なき子』、最近だと『東京喰種』の金木研ばりに過酷な試練の連続です。どうしようもない沼に嵌りこんでいるアッシュをもうこれ以上いじめないでください、となります。
このアッシュに共感できるなら作品にすっと入れると思います。
対する英二は平和ボケの権化みたいな向こうの人から見た“Tipical Japanese”を地でいく青年です。私は苦手なタイプですが、なぜか完璧超人アッシュにとっては安らぎを得られる存在。
生い立ちから歩んできた人生からまるで違う二人がなぜ共鳴し合えるか?
この友情物語を紐解くカギとなります。


私はけっこうながら見でした。
英二がまぬけというか、いや普通そんなんやったら死ぬで!の局面でけっこう素っ頓狂な行動を取ったりでイライラが募り、ストーリーに没入するのを邪魔します。
アウトローが自分に無いものを求めて無垢な存在に惹かれるというモチーフはよくあるため、逆側の無垢な存在がどうアウトローにシンパシーを感じるかの部分で弱い気がしました。

『だから二人は惹かれ合うのね』

ここがもっと欲しかったかな。男同士、女同士、男女でもそれは変わらないと思います。
クライム・サスペンスと友情物語がリンクする作風の中で、前者がなかなか面白いのは事実なものの、後者がしっくりこないと早々に“腐”認定してとりわけ男性視聴者が離脱してもおかしくないでしょう。
逆に両者がかちっとはまるとめちゃくちゃ面白く感じそうです。私はその一歩手前でした。

とはいえ完走はできました。佳作の域にはあると思います。

※メモ//石塚運昇氏遺作



■余談 
地味に良かったのがN.Yの雰囲気。
1985~1994年連載の原作でベトナム戦争帰りの設定だったのがアニメではイラクだったり、スマホがあったりと現代に合わせた調整はしょうがないとしても、ベースとなったであろう1980年代前半の超凶悪な街N.Yの雰囲気がよく出てたのは良かったです。
今と違って観光客が地下鉄に乗るなんてご法度もいいところで、昼間でもサウスブロンクスを歩けるわけがなく、例えばタイムズスクエア近辺のホテルから地下鉄でヤンキースの試合を観戦しに行くことは「死にたいの?」という世界。・・・だったらしい。なにぶんこの時期ガキンチョだったので見聞きした話です。
一方でアートやファッションはとても魅力的だったり。キース・へリングやバスキア。元は落書きの“グラフィティ”は画集を買ったこともあるし、ヒップホップも発祥はこの頃のN.Y。自分がはまったのはちょっと後の東と西でドンパチしてた頃ですが、私には興味惹かれる場所なり時代だったりします。

作中でも地下鉄でドンパチ普通にやるし、建設中ビルや廃墟などいたるところで銃声が響きます。このやさぐれ感はたまんなかったです。

リアルのN.Yで初の黒人市長が出て警官増員したのが1989年。ジュリアーニの登場が1994年。治安は急速に改善してきました。
私の初N.Yが2001年だったのでその頃はもう快適に過ごせましたね。

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やっぱり、あんな危ないエリアだったりストリートの悪がきがたむろするところを無警戒でほっつき回る英二って“なんだかなぁ”と思う私でした。


■余談2 ※最終回ネタバレ有
国民的愛唱歌『とんぼ』言わずと知れた長渕剛の名曲ですが、元は本人出演ドラマ「とんぼ」の主題歌です。
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2019.06.02追記
《配点を修正》

投稿 : 2025/03/29
♥ : 53
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

Walk on the Wild Side

ノイタミナ×MAPPA制作。
原作は吉田秋生の少女漫画の金字塔。

原作表紙のデザインが秀逸だなと興味をひき、
タイトルのフォントも素敵ですよね。
いつか視聴したかった作品です。
タイトルはサリンジャーからでしょうか。
あにこれのメインクラスターには、
吉田秋生と言えば「海街diary」かも知れませんね。

NYのソリッドな空気感とキャラ紹介。
バナナフィッシュの言葉の謎もあり、
初回、ラストの引きは上々だと思います。

13話視聴追記。
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ここからの後半戦に期待しましょう。

最終話視聴追記。
終始、一定基準で安定はしており、
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ED曲は世界観に合っていて素晴らしい。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 51

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ハードボイルド欠乏性アンダーグラウンド

イタリアのシチリア島を起源とする犯罪組織をマフィアと呼びます。

マフィア映画の面白さは一般人が決して覗き込む事のないアンダーグラウンドを見せること。

人を食い物にするバイオレンスな彼らの世界にも存在するルール…日本で言う義理人情や、ビジネスの駆け引き、
暴力と権力によって誰に縛られること無く社会の強者として君臨する本能的で野心的な欲求を満たすような作品群。
往々にして事実と異なるエンタメ脚色をされるのはファミリー(組織)の絆や男の挟持、自己犠牲を盛り込むことで、
殺人、艶のあるシーン、歪な癖、薬物など、法に触れ倫理観を逸脱する刺激的な描写が多いのも特徴となります。

本作BANANA FISHは面白そうな題材と映像美だけに惜しい。

男性キャラのセックスアピールに集中し過ぎていて、これは少年性愛者で売買を生業にしているパパが元凶。
マフィアの世界やビジネスシーンの面白さを見せること無くBANANA FISHの謎と男性の美しさに頼ってしまいます。
男性のセクシャリティを売りにするのは少女漫画雑誌の女性向け作品なので問題はないがあまりに一辺倒すぎる。

作中で度々見られる中心人物の関係者が組織の暴力に晒されるのは往年のマフィア映画での王道パターン。
ジャンル愛好家なら見知った展開に「何か」物足りないのは過去作と比べ欠乏していた「ハードボイルド成分」。
殺しの呆気無く冷たい余韻や激情と復讐心に駆られた怒りなどマフィア映画で重要な暴力性や渋みは感じられず
酒の旨味もタバコの苦味も香らせない。中国系マフィアの美青年が登場したのも俗っぽさが加速したように思う。

最初から最後まで丁寧な作画が好みだっただけに惜しく、キャラクターや画面作りもジャンルには優等生過ぎた。
尖ったセンスや刺激的な表現をもっとぶつけてみればキラリと光ったかもしれない佳作アニメという印象です。

「マフィアの世界で少年の儚げな友情を描きたかった」と言われれば何も言うことはありませんし成功しています。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 30

69.4 2 スラム街で裏社会なアニメランキング2位
メガロボクス(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (265)
868人が棚に入れました
『あしたのジョー』を原案としたオリジナルストーリー。八百長試合に身を沈めるボクサーが、運命に抗うために、自分の全てをかけてリングで闘う姿を描きます。

声優・キャラクター
細谷佳正、斎藤志郎、安元洋貴、森なな子、村瀬迪与、木下浩之
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

アニメからリアル、リアルからアニメへ

『あしたのジョー』連載開始50周年記念と銘打って企画された作品。
今なお語り継がれる、ボクシング漫画の傑作を原案とした
近未来ギアを使用したボクシングを描いている。

アニメーション製作:トムス・エンタテインメント3×Cube、
監督・コンセプトデザイン:森山洋、キャラクターデザイン:清水洋、
原作:高森朝雄、ちばてつや

橋の下のボクシングジム、隻眼の老いぼれ、
市民IDを持たない貧しい人々が暮らす未認可地区。
原作を彷彿とさせる世界観。
地下闘技場で非合法の賭け試合を行うことで
生計を立てている男がいる。
彼のリングネームはジャンクドッグだ。
最下層の男たちが夢見る栄光の世界。
摩天楼がそびえる大都会のスポーツとして
多くの人々の脚光を浴びるメガロボクスと呼ばれる
大イベントが開催されている。
君臨するのが白都コンツェルンの
お抱えボクサー、勇利だった。

ジャンクドッグ、そしてジョーの
リングネームを持つことになるのが原作での矢吹丈、
勇利が力石徹の役どころとなる。
また、南部贋作が丹下段平、
白都ゆき子が力石とジョーとの間で揺れる白木葉子、
サチオがジョーを応援する子供たちの代表として
それぞれキャスティングされている。

原作の形を借りただけのオリジナルアニメーションとして
考えると、それなりにまとめているとは思う。
しかし、作品としては上っ面だけという印象は拭えない。
それは登場人物たちの切迫感や哀しみを
画面から感じ取ることができないからだろう。

ネタバレレビューを読む
その理由のひとつは、おそらくジョーと勇利の過去が
ほとんど語られることがないからだ。
13話で原作のポイントを抑えないといけない制約があったため、
そこまでやっている時間はなかったのかもしれないが、
いちばん大切な部分が抜け落ちてしまっている。
ジョーや勇利の戦う理由が視聴者にほとんど伝わってこないのは
致命的な失敗といえる点で、それがなければ物語に深みを
感じさせることができないし、面白さを生むのは難しい。
どこかの物語を削ってでも、主人公たちを深掘りするべきだったが、
それができていないため、最初から最後まで平坦な物語で終わってしまった。

この話でやらなければならなかったのは、
ジョーと勇利、白都ゆき子、南部贋作という
4人の登場人物のそれぞれの想いと行動、関係性だったと思う。
ここがしっかり構築されていれば、もう少し感じ方が違ったのだが、
白都ゆき子と南部贋作が物語に関係しているようで、
大して関わっていないようにも見える。
そして、ジョーと勇利の関係性も心に入ってこなかった。
だから、あまりにも平凡な作品になってしまったのだ。

作画面ではよく頑張っていたと思う。
動きも悪くなかったし、崩れることもなかったように感じた。
粗い作画のラインは、昭和の時代を感じさせる。
声優陣も細野佳正、安元洋貴を中心に安定した布陣だった。
ラップを中心とした音楽面も悪くはなかったが、
やはり肝心の物語が進む方向を誤っている。

ギアを使用することが、原作との最大の違いだった。
しかし、その部分が全く活かしきれず、
この物語に何ももたらしていないことも
大きな欠点のひとつだろう。
ただ、『あしたのジョー』にふれたことのない人が
この作品をきっかけに目にしてくれたら、
それは価値のあることかもしれない。

私が『あしたのジョー』を知ったのはアニメが最初で、
そこから夢中になって原作の漫画を読み耽ったのは、
いまでもよく覚えている。
(本屋に通いつめ、立ち読みで20巻全巻を読破した。
かなり後になってだが、全巻購入して
豪華版も揃えたので許してもらいたい)
私はこの作品に出会ったことがきっかけでボクシングファンになった。
『あしたのジョー』は、漫画史に残る名作だが、
ここからリアルのボクシングに興味を持った人は、
男性ならかなり多いのではないだろうか。

かつて日本では国内選手の試合以外は
ほとんどテレビ放映されることはなかったが、
土曜日の昼にアメリカのボクシングを
不定期に放映していることを知り、楽しみに観るようになった。
当時、日本のボクシングは、フライ級やバンタム級くらいしか
強い選手がいなかったが、アメリカのミドル級の試合を見て、
私は「本物」のボクシングに魅了されてしまった。
スピード、威力、技術面のどれをとっても、
それまで自分が観ていたものとは違うスポーツといえるほど
別次元の世界がそこにはあった。

当時夢中になったのは、ミドル級で絶大な人気を博していた
トーマス・ハーンズという選手だった。
彼のフリッカー・ジャブ(当時はそんな呼び方も知らない)の
速さと威力には目を奪われた。
左腕をL字型に下ろして
左右に揺らしながら打つデトロイトスタイル。
ジャブが当たっただけで倒れてしまいそうなのだ。
後に『はじめの一歩』の間柴了の登場によって、
再度当時のことを思い出すわけだが、速さと威力を兼ね備えた
このクラスの試合の緊張感ときたら、堪らないものがあった。
ふたりの男たちの交錯する瞬間を見ていると、
手のひらから、じんわりと汗が滲んだ。
シュガーレイ・レナードやトーマス・ハーンズ、
ロベルト・デュランにマービン・ハグラーを加えた
4人のウェルター、ミドル級の戦いを観たことで、
私は完全にボクシングの虜になってしまったのだ。
その後、WOWOWの『エキサイト・マッチ』によって、
世界のボクシングが身近になり、
たくさんの名試合を観ることができるようになった。

そんななか、私はやはりもうひとつのボクシング漫画の傑作
『はじめの一歩』も毎週楽しみにしていた。
そこで、最も高揚させてくれたのが、
鷹村の世界初挑戦の相手であるブライアン・ホークだった。
普通に読んでいると、こんなヤツはいるわけないと思ってしまう。
しかし、ボクシングファンなら誰でもすぐに分かってしまう。
こいつのモデルは、明らかにナジーム・ハメドだろうと。
私は長年ボクシングを観てきたが、本当の意味で驚かされたのは、
トーマス・ハーンズ、マイク・タイソン、
フロイド・メイウェザー、ナジーム・ハメド、
ワシル・ロマチェンコ(現役)の5人だ。
(凄い選手はまだまだ数多いるのだが、
ボクシングの常識を覆したという意味では、
この5人ではないかと密かに思っている)
そのなかのひとりであるハメドの自由なボクシングは、
奇抜な登場シーンとともに多くのボクシングファンの
脳裏に刻まれることになった。
近接でスウェーバックしながら、あり得ない角度からアッパーを出すなど、
どんな態勢でも攻撃する変幻自在なスタイルがハメドの魅力だった。
そんな選手がブライアン・ホークとして登場すると、
さすが森川ジョージ、分かってるな(なぜか上から目線)となって、
より、ボクシングも漫画も楽しめたものだった。

私はスポーツ漫画やアニメが大好物なのだが、
やはり現実のスポーツの魅力を上手く表現しながら、
架空の世界に落とし込んでくれる作品に惹かれる。
自分の想像の世界を広げ、新たな楽しみを感じさせてくれる。

アニメからリアル、そしてリアルからアニメへ。
さまざまなジャンルの未知のことを提供してくれるから
私はアニメを観ることがやめられない。

※エンドクレジットに協力ということで
ピューマ渡久地の名前があったのも懐かしかった。
辰吉丈一郎、鬼塚勝也とともに平成の三羽烏と呼ばれ、
低迷気味だったボクシング界を活性化させた功労者のひとりだ。
ヤンキーで喧嘩早く、傷害事件を起こして
タイトルを剥奪されるなど問題の多かった選手でもある。
彼と同じフライ級で当時、日本の最強とされていた
勇利アルバチャコフ(本名はユーリ・ヤコヴレヴィチ・アルバチャコフ)と
いうアジア系でロシア出身の選手がいたのだが、
今回の勇利とつながりがあったのかどうかは不明だ。
調べてみると、渡久地は現在、記憶障害の病気を患っており、
離婚した元嫁の聡美さんがジムの会長を務めているという。
(2018年8月27日初投稿)

スポーツアニメに対する視点(2020年7月3日追記)

結局、どこまでこだわるかという問題になるが、
個人的には、スポーツアニメの作り手は、
そのスポーツのこと、もしくはスポーツ全体のことを
ある程度は、理解してもらいたい。
ボクシングのSF作品を作るのに、本当のボクシングを
取材する必要はないかもしれないが、やはりどういうスポーツか
ということくらいは知っておくべきだろう。
いくらSFでも全くリアリティを欠いてしまうと、
少なくとも私は興ざめしてしまう。

例えば、メガロボクスは上半身にギアをつけて試合をする。
それ自体はSFスポーツアニメとして、とても面白い発想だ。
しかし、この作品ではボクシングだけでなく、
スポーツそのものに対する理解力が圧倒的に不足している。
つまり、上半身にギアをつけたら、
強いパンチが打てると思ってしまっているのだ。
いくら強力なギアを上半身に装着しても、それに見合った
強靭な下半身がなければ、強いパンチなど打てるはずがない。
上半身に振り回されて、バランスが崩れてパンチは弱くなる。
そういうことを少しでも知っていれば、
下半身を補助する設定を何か考えておくはずだ。
例えば『はじめの一歩』を読んでいれば、
ロードワークが繰り返し、執拗に描かれていることに
気づくはずなのだ。どうしてこんなに走らないといけないのかと。
私はこの作品において、リアル要素を微塵も考慮していないように
見えることが大きな不満点のひとつ。
最終的にはギアを外して試合をするので、
そんなことを言ってもあまり意味がないのだが。
スポーツが題材であるなら、視聴者が気づかないような部分にも、
作り手は少しでも考慮して欲しいと願う。
それが作品に深みを与えるのではないだろうか。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 58
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

リンダ リンダ

トムスエンタテインメント制作。

肉体とギアを融合させた未来型ボクシング。
この時代の最高の娯楽であるようだ。
頂点の証メガロボクストーナメントに向けて、
それぞれが始動を始める。
名前も市民IDもない非合法ボクサー、
ジャンクドッグは未だ地下ボクシングのリングにいた。

乾いた空気感とSF設定でビバップな印象。
主題歌の入りが興奮を呼び覚ます。
ジョーが持つ時代を超え語り継がれる、
崇高な「勝利への執着」「敗北の美学」を、
テクノロジー込みの拳闘でどう描くのか?
楽しみでもあり不安でもあります。

2話視聴追記。
音楽と効果音が心地良く響き、
ワセリンの匂いまでこちらに伝わってくる。
ネタバレレビューを読む
それは人を殴り倒すための「拳」だ。

9話視聴追記。
ここにあるのはやるかやらないかだけだ。
ネタバレレビューを読む
あしたを選ぶ生き様とはそれだけで闘争なのだ。

最終話視聴追記。
最高の瞬間を生きる「生の肯定」、
この今を詰むっていい言葉ですよね。
ネタバレレビューを読む
最終戦はもう少し描くべきでしたが、
それでも称賛を贈ろうと思います。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 53
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

素晴らしいの一言〈ギアについて思ったこと追記〉

2018年春アニメ。
「あしたのジョー」連載開始50周年企画。
「あしたのジョー」を原案とし、世界観を変えたオマージュ作品。原作未読、本作以外のアニメは未視聴です。


第3話まで見た印象としては、物語は王道でキャラクター描写も素晴らしく、世界観もわかりやすく味わい深い。テーマも最初の段階から見えています。
BGMもよく合っていますし、使い所もしっかり選んでいます。
ネタバレレビューを読む
(2018.4.24)


第4話「LET'S DANCE WITH DEATH」 ネタバレレビューを読む(2018.4.30)


第5話「THE MAN FROM DEATH」
第6話「UNTIL THE LAST DOG DIES」 ネタバレレビューを読む(2018.5.14)

※6話について追記ネタバレレビューを読む(2018.5.21)


第7話「THE ROAD TO DEATH」ネタバレレビューを読む(2018.5.21)


第8話「DEADLINE OF THE DREAM」
第9話「A DEAD FLOWER SHALL NEVER BLOOM」ネタバレレビューを読む(2018.6.4)


第10話「THE DIE IS CAST」
第11話「A DEADMARCH」ネタバレレビューを読む(2018.6.18)


第12話「LEAP OVER THE EDGE OF DEATH」 ネタバレレビューを読む(2018.6.25)


・ユーリの犬について・
「わんこ可愛いよわんこ」って言いたくて…
いえ嘘ですw
ネタバレレビューを読む(2018.6.25)


第13話「BORN TO DIE」ネタバレレビューを読む
(2018.7.2)


【BDBOX1について】 ネタバレレビューを読む
(2018.8.2)

【BDBOX2について】ネタバレレビューを読む
(2020.2.16)

【ギアについて】
これは人間ドラマのためのギミックであることは間違いないので、それで納得できない人は一定数いるとは思います。あにこれのレビューではwaon.nさんが鋭い指摘をされていますね。
私も何回か見て整理した内容を個人的に記しておきます。
ネタバレレビューを読む
2期はギアがどう描かれるのかも含めて楽しみですね。1期ももっと色んな人が見てくれたら嬉しいな。
(2021.4.18)

投稿 : 2025/03/29
♥ : 42

67.0 3 スラム街で裏社会なアニメランキング3位
BIRDIE WING -Golf Girls' Story- Season2(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (131)
233人が棚に入れました
――「もう一度、ゴルフで勝負したい」。 葵との約束を果たすため、 ヨーロッパの一国、ナフレスから日本にやって来たイヴ。 新たな舞台は、山梨・雷凰女子学園。 イヴは同校のゴルフ部で、 プロキャディーを目指す少女、イチナと出会う。 そして再会した葵と共に 新たな挑戦――、全日本高校女子ダブルス選手権に挑む! 二人は全国から集まった強豪校を相手に、 順調に駒を進めてゆく。 立ちはだかるのは、最強の高校生ゴルファー、姫川みずほ。 果たしてイヴと葵は、激闘を制することができるのか――!? イヴの虹色の弾丸≪レインボー・バレット≫で 切り拓け、未来を――! ゴルフをテーマとしたオリジナルアニメシリーズ 待望のSeason2、いよいよ開幕!
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

イヴたちの熱い物語に再びわくわくしてます♪

[見終わって・・]※各話感想は下にあります
去年のSeason1から今日まで、本当に楽しませてくれた作品でした。
5年くらい前にアニメを見始めたんですが、こういう感じのアニメはあまり見たことがなくて、予想の斜め上の展開や引きの強いCパートなどなど、毎週楽しみでした♪
ただ、終盤がちょっと駆け足だったのが残念なのと、個人的にはネタバレレビューを読むもっとスカッとするような展開だとなお良かったです。
間違いなく記憶に残る作品だと思います。
少し時間をおいて、1話から通しでもう一度見てみたいですね。

[初回感想]
9か月ぶりのSeason2!!
そして、OPの「Venus Line」♬
久々なので、昨年見てた気持ちのように再び作品の世界に入っていけるかちょっぴり不安だったんですが、変わらないOPを聞いて、熱くて笑えてしんみりもした、あの独特な世界にすーっと再び入っていけた気がします。

Season1の感想でも書いたけど、まだ見ぬ強敵たちがたくさんいるみたいであと1クールで終わるのか、駆け足になって雑な展開にならなきゃいいなと思ってたんですが、いい意味でメリハリのあるテンポの良い展開に安心しました。。
でもあと2クールやってくれても全然かまいませんよ(´-ω-`)

EDの入るタイミング、相変わらず良いです☆
門脇更紗さんの「君がいるから」もいい曲ですね♪

そしてBIRDIE WINGといえば、引きの強いCパート!
Season2も熱い驚きの展開が見られそうでとても楽しみです♡

以下、各話の感想です☀

14話「少女の記憶の中に眠っている確かな真実」
ネタバレレビューを読む

15話「ただゴルフができるということがこれほどまでに幸福な理由」
ネタバレレビューを読む

16話「大人のエゴに巻き込まれた若者たちの二代に渡る数奇な運命」
ネタバレレビューを読む

17話「失った記憶を取り戻した少女は、故郷に戻って新たな真実を知る」
ネタバレレビューを読む

18話「偽りとの決別」
ネタバレレビューを読む

19話「輝ける翼」
ネタバレレビューを読む

20話「勝利を告げる虹」
ネタバレレビューを読む

21話「虹と弾丸」
ネタバレレビューを読む

22話「オーバー・ザ・レインボー」
ネタバレレビューを読む

23話「夢を叶えるために」
ネタバレレビューを読む

24話「約束」
ネタバレレビューを読む

25話「蘇る約束」
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/29
♥ : 26

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アルバトロスに魅せられて

小難しいことぬきで豪快に飛ばしていくやりすぎスポーツアニメ
相変わらず手順とか常識とかリアリティとか無視して勢い任せでガンガン行く感じが爽快でとても面白かったです!
さすがに終盤は時間が足りなかった感じでしたが、超特急でやりたいことを全部やり切ったって感じでいいですね!

2期目は特に2人のライバル関係が良き
試合シーンが長すぎてだるいアニメって多いけど、この作品は逆にテンポ良すぎでもうちょっとゆっくりやってもいいんじゃない?って思う
でも、もっと見ていたかったって思うくらいがちょうどいいのかも?
特に学生同士の大会はもっとじっくり見たかったなー


BIRDIE WINGって小鳥の羽って意味だけどイヴにも葵にもそんな可愛らしいイメージなくて
ゴルフ用語ならアルバトロスのアホウドリのほうがイメージにピッタリかも
アホウドリって人間以外の天敵がいないらしくて警戒心が薄いから酷い名前つけられていますが、
鳥類でも屈指の大きさとスピードで何千mもずっと海上を飛び続けるすごい鳥なんです
とても長寿で50年くらい生きて子どもは数匹を大事に育て
雛鳥は親の帰りを待つうちに自分で巣立つ時を見つけて自立していき、広い海でつがいを見つけたら死ぬまで添い遂げるそうです
なんとなくイヴと葵の関係こんな感じじゃないですか?

投稿 : 2025/03/29
♥ : 23
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

【最終】ハチャメチャ展開の連続も作品として破綻してないのが凄い

【レビューNo.68】((最終レビュー)初回登録:2023/6/24)
オリジナルアニメで2023年作品。全25話(2期分は12話)。
あにこれ参加前に1期を観ていたが、ここのレビュアーさんと交流してこの作品に
ついて語り合ううちに、それまで以上にこの作品に興味を持つようになり、いざ
2期が始まると、予想の斜め上をいく展開に魅了され、なんかレビューを書かずに
いられなくなりました(笑)

(ストーリー)
スラム街にて「賭けゴルフ」をしている少女イヴと、一流のプロゴルファーを両親に
持つ令嬢で「ゴルフ界期待の星」と称される葵。そんな2人が出会い、互いを認めつ
つも、いつか勝負の決着をつけることを夢見ている。
しかし、イヴが裏社会から狙われる存在となり、いろいろな経緯から葵のいる山梨・
雷凰女子学園へ編入することになる。
ここで2人はペアを組み 全日本高校女子ダブルス選手権に挑む。
2期は、この全国から強豪が集まる本大会の続きから描かれることになるのですが・・・

(評 価)
【第18話】まで視聴
・ひと昔前の荒々しさが魅力のゴルフアニメ
 ・例えばサッカーアニメだと「アオアシ」「ブルーロック」のように
  「個人戦術やプレイヤーとしてのインテリジェンス等、「サッカー」という競技
   自体の奥深さをより細やかに伝える →『競技に対する情報量が非常に多い』」
  作品が流行っており、野球などもいろいろな作品が作られてきた中で、やはり視
  聴者の目も肥えてきて、そういった要素を取り入れている流れがあるが、本作は
  「単純にどちらがゴルファーとして強いか」
  といったシンプルに熱い戦いに主題をおいた、ひと昔前の荒々しさがあるゴルフ
  アニメとなっています。
 ・今時「食らえ!タイガーショット!!」なんて、必殺技を叫ぶサッカーアニメな
  んてみませんよね? 
  ところが本作主人公イヴは「七色の弾丸」と呼ばれる必殺技を引っ提げ、臆面も
  なく「直撃のブルー・バレット!!」と声高に叫びますw
  トドメに「賭けゴルフ」と「それを取り仕切る巨大な裏組織」とか、いつの時代
  やねん!ってツッコミを入れたくなる世界感w  
 ・上述の要素や奇想天外なプレースタイルも相まって、ネットでは「美少女版プロ
  ゴルファー猿」と呼ばれているようで。そして製作陣も心得ているのか
  ネタバレレビューを読む
 ・あにこれで交流した感じでは、こういう奇想天外ながらもシンプルで熱い展開が、
  おっさんどもには刺さるようで、万人受けする超人気作にはなれませんが、今の
  時代に失われた懐かしい面白さがツボと感じる層にはウケてる作品ですね。

・予想の斜め上にをいくハチャメチャ展開
 ・まあ1期もぶっ飛び感がありましたが、2期ではゴルフ以外で更にぶっ飛んで・・・
  >二人は全国から集まった強豪校を相手に、順調に駒を進めてゆく。 立ちはだか
  >るのは、最強の高校生ゴルファー、姫川みずほ。 果たしてイヴと葵は、激闘を
  >制することができるのか
  上述は作品情報からの引用ですが、実際のストーリーは全然違います!
  以下特大ネタバレ。 
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  この面白過ぎるハチャメチャ展開をどう受け止めたらええねん!!

・2期のMVP候補は「早乙女イチナ」
 1期は「イヴ×葵」の熱いゴルフバトルでしたが、2期は「イヴ×イチナ」の名コンビ
 が作品の要になりそうです。
 イチナは学園でイヴのゴルフに魅了され、自らイヴの専属キャディを志願するほどの
 イヴ信者。それを電話一本でイヴが「海外へ来い」と誘い、2つ返事でOKするという。
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 この2人の掛け合いが本当に面白いです。

・そもそもの作品企画経緯が面白い
 制作はBN Picturesなのですが(Wikiより)
 ・幹部「ワイが今ゴルフにハマっているから、オリジナルのゴルフアニメ作るぞ!」
  → 「今のトレンドは『けいおん』みたいな緩い部活モノでしょ」
   → 重鎮「バンダイナムコで創る作品は王道モノだぞ!」(サンライズ感も欲しい)
 ・「シリーズ構成・脚本は(ガンダムビルドファイターズの)黒田洋介でいくぞ!」
   (女の子のかわいさと鋭い切れ味の話を書けるので抜擢とのこと)
  → 「声優にアムロ(古谷徹:学園のゴルフ部の顧問)とシャア(池田秀一:イヴの
     ゴルフの師匠)は外せないでしょ!」(早々に決まった模様)
    (一応ネタではなく、ゴルフ経験者というのを買ったと弁明しているがw)
 まあ薄々気づいてはいたが、ベースにガンダムがあったとは・・・
 なので、作品中にガンプラ趣味のキャラが登場したり、「偉い人にはそれがわからない
 んすよ」といったガンダムからのセリフ引用といった遊び心も見られますね。
 お望み通り、確かに「サンライズ感満載」な作品になったわなwww

こんな感じで、2期はゴルフ以外の展開もハチャメチャなんですが、作品の根幹である「熱い
ゴルフバトル展開」はきちんと担保されており(?)
(ぶっちゃっけここまでは相手が弱く、奇想天外な弾けたプレイが魅力という方が正しいがw)
作品として破綻せず面白く仕上がっているのはなかなか凄いなっと。
今後も「イヴ×イチナ」でどこまで駆け上がるか、「一方の葵は?」とゴルファーとしての
奮闘ぶりはもちろん、まだ度肝を抜くサプライズは用意されているのか(むしろこちらの方
を期待してるまであるw)目が離せない展開が続きそうで、観ていてワクワクが止まらない
作品ではありますね。

ただ(これもwikiによると)「主な視聴者ターゲットとして考えられたのは20-30代」らしい
のですが、このノリにこの世代がついていけるのか? 
むしろ私らおっさん世代にドストライクなんですがw

OPは1期から引き続き「Venus Line/広瀬香美」。本作といえばこの曲という感じだったの
で、継続は嬉しいサプライスでしたが、ただこれも「20-30代よりおっさん世代にストライク」
って感じで、「マーケティング的にどうなの?」って少々心配になりますが。
全体を通じて、まさに「偉い人にはそれがわからないんすよ」って気がするのだが・・・

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・第19話:アカン、何を聞いてもガンダムネタに思えてしまうw
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・第20話:雨音さん「雨使いキャラ」覚醒で葵を優勝に導いてしまうw
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・第21話:「虹」と「弾丸」が融合した究極の進化形ついに完成!
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・第22話:制作陣も確信犯?!ここまでやり切ってくれると逆に清々しい
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・第23話:葵を襲う悲劇! →ここでも雨音さん頼れる相棒振りを発揮!! 
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・第24話:最終日の「イヴ×葵」を描くため駆け足展開
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・第25話:予想を上回る展開の連続――やっぱりワクワクが止まらない作品
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(最 終)
2期は特に昼ドラ展開から始まり、まさかの強制送還に葵の病等ゴルフ以外がテンコ盛りな感じでした
が、元々本格的なスポーツアニメというよりは、「ゴルフをベースにした少女たちの青春モノ」とい
う感じでしたので(まあイヴはまともな青春を歩んでいませんがw)1期から数えて25話で上手くまと
めたなという印象ですね。
あれだけ予想の斜め上をいくハチャメチャ展開の連続も、作品として破綻してない点は改めて凄いと
思います。「ネタアニメ」という部分も否定できませんが、それでも毎週観ていてワクワクが止まら
ない「エンターテインメント」としてはよくできた作品だったのかなっと。
ただ、ここのおっさんたちには軒並み好評のようですが、メインターゲットとしていた「20-30代」に
はこのノリをどう感じたのか・・・是非感想を聞いてみたいですね。コメ待ってま~す♡
(そもそもこの層が「ゴルフアニメを観るのか?」という疑問もあるのですがw)

投稿 : 2025/03/29
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