2022年度のスポーツTVアニメ動画ランキング 10

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2022年度のスポーツ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月09日の時点で一番の2022年度のスポーツTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.5 1 2022年度のスポーツアニメランキング1位
ブルーロック(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (308)
936人が棚に入れました
世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない。日本をW杯優勝に導くストライカーを育てるため、日本フットボール連合はある計画を立ち上げる。その名も、“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクト。 集められたのは300人の高校生。しかも、全員FW(フォワード)。299人のサッカー生命を犠牲に誕生する、日本サッカーに革命を起こすストライカーとは──? ──今、史上最もアツく、最もイカれたサッカーアニメが開幕する。
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

進化を止めた生物に生き残る価値はあるか?

【感想】
サッカーが好きなら絶対オススメ! 今季完結アニメで一番面白かった
ちょっとリアリティに欠ける設定があるけど、そんな細かいことが気にならないくらい面白い、これは今までのスポーツアニメの常識を覆す名作だ

推しはお嬢(千切)と凛
ストイックに強さを追求するキャラクター達がめちゃくちゃカッコいい

まず、なんでストライカーだけ集めてサバイバルゲームみたいなことさせられてるの?って不思議に思っちゃいますよね
もちろんちゃんと意味があるんです{netabare}
ワールドカップを制するという究極の夢、それは全世界数多のサッカー少年の夢を努力と才能で打ち砕いて築き上げてきた屍の頂点にある
ワールドカップを制するまでの果てしない才能のサバイバルゲーム・・・それを凝縮したのがこのブルーロックなのです {/netabare}

キャラクターのみせかたが上手い{netabare}
味方にも敵にも強い個性のキャラがいっぱいいて、個性豊かなストライカー達が、いろんな強みを生かしてゴールまでの軌道を描いていくのが見ていて爽快です
でもその輝きの陰にはそのキャラの弱点が密かに描かれていて、見ていると「この人こういうところ強いけど、ここがダメそうかも?」って思ってたら、
その試合では大活躍していても、もっと後の試合でその弱点が出てきて通用しなくなって挫折して、主人公みたいに覚醒してより強くなる
それはまるで推理小説の犯人の手がかりのようで、さりげなく視聴者にヒントを出しているんですよ
例えば馬狼は「いくら強くてもあんな独りよがりで通用するの?」玲王は「なんか器用貧乏で大したことない」成早は「器用そうだけど目立たない凡人っぽい、でもキャラ立ってるから何か隠し持ってるのかな?」蜂楽は「すごいのに遊び感覚でやってる感じ人のアシストばっかりで、潔に都合がいいキャラだなー」
見てるとそういう印象があるんだけど、物語の初期からそういう欠点を意図的に見せてるんですよね
成早は何か隠し持っているわけじゃなかったけど、彼の物語上の役割は器用だけど目立たない「凡人」であることでした、そんな彼が急に覚醒するとか都合のいい話じゃなくて、モブなりに成長しようともがいていて、でもうまくいかなくて、同じ凡人キャラでも覚醒に成功して上のステージに上がる世一と、失敗して去る成早の対比が上手いと思った
ただ自分が間違っていましたって反省して大人になってチームメイトとあわせることを学んで個性削って精神的に成長したね・・・じゃなくて、弱点を克服しつつ長所を伸ばす方向で進化して個性がさらに尖っていくところが面白い
ちゃんとした育成プランが主人公だけでなく他のキャラクターにもあるから、唐突に挫折していきなり意味もなく覚醒するなんてシナリオにはなってなくて、キャラクターの成長にドラマ性があるのが凄い {/netabare}

アオアシと主人公の能力が似てますが、作品のテーマが真逆です{netabare}
アオアシは個人プレイよりもチームの連携、選手それぞれが自分に与えられた役割を確実にこなすことを求めていて
日本のサッカーはアオアシのようにチームワークで連携して相手を圧倒するサッカーですが、
ブルーロックはチームワークなんか捨てろ、ストライカーはエゴであれ!!と徹底的に「個」を鍛えることを求めていて
チームワークだけでは永遠にベスト16止まりだ、ワールドカップで優勝したいなら圧倒的なエースストライカーが必要だと強く主張してきます
日本がチームワークを重視してサッカーの実力を高めてきて、世界の頂点を取るためにはもっと連携力を高めないといけないっていうのは間違ってないと思うし、
圧倒的なストライカーが優勝するためには必要っていう意見も正しいと思います、たぶん両方必要なんです{/netabare}

この作品の面白いところはいっぱいあって{netabare}
全員がストライカーなので他のサッカーアニメだと主人公のライバルになるDFやGKにスポットライトが当たらず、「どうやって得点するか」の一点のみに集約されているシンプルさ
ただ努力や根性や仲間のキズナで覚醒するんじゃなくて、挫折とトライ&エラーの中でなにがいけないのか?何が必要なのか?を頭で考えて覚醒していくキャラクター達の成長物語
敵味方もどんどん入れ替わる、負けたら脱落という緊張感、一試合一試合と新しい自分の力に覚醒していくキャラクター達
そして必死に戦う選手たちを、いい感じに煽るエゴさん!

「覚醒とは、個人が己を学習する瞬間だ」
{/netabare}

作画もよく動くし、キャラが覚醒するシーンやシュートシーンやドリブルシーンの演出が良くてカッコいい
「ここが見せ場だ!!!」ってのがしっかり強い作画で表現されていて、自然と美しいプレイに引き込まれる
泥臭いスポ魂アニメもいいけど、「プレイに魅せられる」体験が圧倒的で素晴らしいアニメでした

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない。

この作品の原作は未読です。
実はこの作品を視聴する予定はありませんでした。

スポーツジャンルの作品が嫌いな訳ではありません。
ですが、登場人物が男性ばかりで華が無いのが視聴を敬遠することに…
華が無い作品だってこれまで沢山視聴してきました。

前々からちょいちょい書いてきましたが、ソシャゲをプレイしている関係上、これまで以上に視聴時間が削られているので、インスピレーションで視聴する/しないを判断する傾向が特に強かったと自分でも思っています。

そして、私がチェックしているYouTuberさんが、この作品をメッチャ推しているんです。
これまでそのYouTuberさんが推している作品のアップ動画を色々見てきましたが、物凄く考察されていて公式と言っても過言では無いくらいのクオリティの高い動画を毎回制作されているんです。

そんな方が推している作品だから絶対面白い…とは思ってはいたものの、視聴時間が無いことに変わりはありません。
やっぱり断念…しようと思っていた矢先、幸か不幸かコロナに罹患してしまい、ぽっかり空き時間が出来てしまいました。
解熱剤を飲んでも39度を上回る発熱でしたが、沸き上がる好奇心には抗えません。
もう、チャンスとばかりに視聴しちゃいましたよ^^;


世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない。

日本をW杯優勝に導くストライカーを育てるため、
日本フットボール連合はある計画を立ち上げる。

その名も“ブルーロック(青い監獄)”プロジェクト。

集められたのは300人の高校生。
しかも、全員FW(フォワード)。

299人のサッカー生命を犠牲に誕生する
日本サッカーに革命を起こすストライカーとは――?

――今、史上最もアツく、
最もイカれたサッカーアニメが開幕する。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返って思うこと…
私の推しているYouTuberさんの言葉に嘘はありませんでした。

メッチャ面白いではありませんか!?

確かに世界中に名を馳せている一流プレイヤーが究極のエゴイストかどうかは分かりません。
ですが、自分が絶対的王者としてチームに君臨し、貢献している自負は皆さんお持ちだと思います。

世界の名だたるプレイヤーを押しのけて優勝するのだとしたら、そのくらいのカリスマ性は必要なのかもしれません。
INTRODUCTIONに「サッカー人生を犠牲に…」と書かれていましたが、この意味分かりますか?

一度足を踏み入れたら最後、途中で脱落したらその時点が自分のサッカー人生の終焉を意味するということです。
この監獄から抜け出したとしても、2度とサッカーをプレイすることは許されないんです。
ここに召集された高校生は、将来プロサッカー選手を目指して全てを投げうってサッカーに向き合ってきたんだと思います。
それこそ、これまで自分にサッカーの無い人生なんて考えられないくらいに没頭してきたに違いありません。

つまり、彼らからサッカーを取ったら何が残るのか…?
それを彼らが一番良く分かっているから、みんな真剣になるんです。
この真剣さが成長に拍車をかけているのでしょう。
適度…かは分かりませんが、プレッシャーは時として結実までの時間を短縮する要素になってくれますので。

さぁ、物語は入寮テスト、1stステージを経て2ndステージまで駒を進めてきました。
当然300人全員が残っている筈もなく、脱落者は容赦なく切り捨てられてきました。
そして、いよいよここから監獄以外の選手もチラホラお目見えするようになり、再び大きく物語が動いていくのでしょう。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、UNISON SQUARE GARDENさんによる「カオスが極まる」と、ASH DA HEROさんによる「Judgement」
エンディングテーマは、仲村宗悟さんによる「WINNER」と、UNISON SQUARE GARDENさんによる「Numbness like a ginger」

2クール全24話の物語でした。
正直コロナに罹患しなければ視聴していなかった作品でしたが、こうして巡り合うことができました。
しんどいので、もう2度と罹患したくはありませんが、このピンチをチャンスに変える…的な休息は自分にとって相応のプラスになった気がします。
続編や劇場版の情報を引き続きチェックですね。
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

いい意味で「もしドラ」の(そもそもの)コンセプトに近いものを感じた

【レビューNo.93】(初回登録:2023/11/4)
コミック原作の2022年作品。全24話。
今期の秋アニメも80本位あるんでしたっけ。もう多すぎでゲンナリですね。
今期は新規分は最小限に留めて、古い作品や2期が決定してる作品のレビューを
中心に活動してみようかと。
(他のレビュアーさんの評価から面白そうなのを後追いでもいいかと)
で、古い作品紹介が続いたので2期決定分として、まずはリアタイでレビューし
そこねた本作について重い腰を上げることに。

(ストーリー)
日本代表がサッカーW杯を2010年大会以来、8年ぶりにベスト16で終えた2018年。
日本フットボール連合は日本をW杯優勝に導くストライカーを養成すべく、ユー
ス年代のFW300人を対象とした青い監獄プロジェクトを起ち上げ、ブルーロック
と呼ばれる施設を建設する。
この強化指定選手に、高校サッカー界では無名の潔世一も選ばれる。
ブルーロックでは世界屈指のストライカーを育成するために
・数々の選考試験を実施し、FW300人が生き残りを懸けて戦う(サバイバル)。
・失格者は日本代表入りの資格を永久に失う。
という過酷なものであった。
そして当プロジェクトの責任者である絵心甚八が声高に言い放つ!
「世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない!!」
その言葉に後押しされるように、選ばれた猛者達がブルーロックの扉の向こうへ
と駆け出していくのだった。

(評 価)
・衝撃的な幕開けも内容は割と普通のサッカーアニメ
 最初は
 「FW300人のサバイバルゲームってどんな作品やねん?!」
 という感じでしたが、内容は割と普通のサッカーアニメです。
 {netabare}・ウォーミングアップ程度の「入寮テスト」で最初の脱落者を選定すると、
  1次選考では11人で即席チームを組みリーグ戦という、極めて普通にサッカ
  ーをします。(正直ちょっと拍子抜けだったw)
  その後の2次選考も2〜4人のミニゲームと、この辺もサッカーの選考試験と
  しては、まあ普通かなっと。
 ・登場する選手も、今までのサッカー作品でよく描かれているタイプの「スピ
  ードスター」「天才ドリブラー」「フィジカルモンスター」等さほど目新し
  さはありません。
 ・でも魅せ方は上手いので、普通のサッカーアニメとして十分楽しめます。
  ・キャラの掘り下げや作画、ここぞいうシーンのカットやエフェクト等基本
   的な部分はしっかり抑えている。
  ・基本はチーム戦。個性が強いキャラ同士がぶつかりながらも、互いの良さ
   を引き出しながら勝ち残っていく王道展開。
  ・その上で「個」、自分の成長なくして生き残りはありえない訳で、
   ・自分の現状把握および今できる最前手は?
   ・成長の過程で互いの個性を喰らい合う熱い「出し抜き合い」etc
   後述しますが、「生存戦略」的な部分はかなり見応えがあります。
   始めは傑出した武器がなく苦悩する潔ですが、必死に足掻くうちに自分の
   可能性に気づき、ストライカ—として生きる道に光を見い出すという主人公
   成長物語がしっかり描かれていますので、作品に安定感がありますね。
  ・そして試験毎にチームメイトが変わり、この展開が早いので、
   「強敵だったアイツが今度は味方に!(その逆も然り)」
   というバリエーションの豊富さも、この作品の魅力の一つと言えます。{/netabare}

・いい意味で「もしドラ」の(そもそもの)コンセプトに近いものを感じた
 最初は普通のサッカーアニメとして観ていたのですが、途中から違う感情を抱
 くようになりました。
 ・「もしドラ」って、そもそものコンセプトは「ドラッカーのマネージメント
  理論」を高校の野球部に落とし込み、分かりやすく理解してもらおうという
  ものだったはずなんです。結果はまあ・・・
  {netabare}本作は絵心の言葉や潔の思考過程等が
  「受験やビジネスに応用できる自己啓発本や成功哲学的な発想やん!」
  って感じなんですよね。
 ・例えば潔の言葉
  「変わるってのは自分を壊すことからしか始まらない。」
  → これってビジネスでよく語られる「ゼロベース思考」の発想だよね。
  また絵心の言葉
  「”たまたま”勝つな。勝つべくして勝ち獲れ。」
  に代表されるように、本作では「再現性」とその「方程式」の話が度々出て
  きますが、これも受験や自己啓発の心得等でよく出てくるテーマですね。
 ・上述潔の成長物語が心に刺さるのは、単に「根性論」とかだけで頑張るので
  はなく、その思考過程が論理的に順序立てて組みあがっていく様に説得力が
  あり、視覚効果も上手く活用して(パズルのピースがはまっていくような描
  写等)面白く演出されているからなんだと思います。まさに
  「成功哲学を『一流のストライカー育成』に落とし込むとこういう思考手順
   になります。」
  みたいな。
 ・それにこの年娘が丁度受験生だったから、娘に口酸っぱくいってた言葉が、
  絵心語録等とカブってるやん!!ってのが結構多かったんだよなwww{/netabare}

・「絵心甚八」とかいう優れたプレゼンター
 そしてこの作品のもう一つの魅力が、絵心甚八の優れたプレゼン能力ですね。
 同じアドバイス等でもそれが響く状況やどういう言葉が自分にしっくりくるか
 というのがあると思うのですが、絵心=原作者はそういうところが上手いなと。
 {netabare}・絵心語録の一例ですが、
  「才能という熱い原石は磨かなければ自己満足のゴミと化す」
  「”絶望”しても尚戦わんとする人間に”夢を叶える”能力は宿る」
  「才能とは『己の能力を証明する力』のコトだ」
  ホントに言葉選びがキャッチーですね。これを神谷浩史さんの絵心らしい不
  遜な演技で見せていくという・・・
 ・それに日本フットボール連合の老害どもに、ガツンとかます様など絵心のキ
  ャラはハマる人にはとことんハマるんだろうなっと。
  私も途中からは、絵心を楽しみに観てたところがありますね。
  ただみる人からみると「イキった厨ニキャラ」というアンチ的な層も一定数
  いそうですがw{/netabare}

上述のように普通のサッカーアニメとしても高水準を保っていると思うので、そ
れだけでも十分面白いですし、絵心の言葉や潔の思考過程等に注目すればまた違
った面白さがあると思います。
本当中高校生なんかが、そういう成功哲学や論理的思考の入門書として勉強する
上でも結構役立つ教材だと感じるのですが。
(結構受験勉強等に応用できる内容も多いかなっと。
 ただそこを読み取るにはそこそこ力がいりそうですが。)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

72.6 2 2022年度のスポーツアニメランキング2位
アオアシ(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (159)
493人が棚に入れました
「世界へ、連れていってやる。」愛媛に暮らす中学生・青井葦人(あおいアシト)は弱小サッカー部のエース。中学最後の大会で負けた日、悔しさをぶつけるように海辺で走り込んでいたアシトは、試合を見ていた一人の男と出会う。その男――福田達也は、J リーグ有数のクラブ「東京シティ・エスペリオンFC」で、高校生年代を育成する組織「ユースチーム」の監督だった。荒削りだが、ある特別な才能を持つアシトに無限の可能性を見出した福田は、自らの野望を語り始める。「俺には野望がある。俺の作り上げたクラブで、世界を掌中に収める。世界への踏み台じゃない。我がクラブこそが世界だと。その野望のすべてを担うもの、育成<ユース>だ。」福田の誘いを受け、入団試験<セレクション>を受けに上京することを決意するアシトだったが──常にサッカー漫画の最前線を走り続ける『アオアシ』が、ついに待望のTVアニメーション化! 挫折、成長、友情―青春の全てがここにある!


声優・キャラクター
青井葦人:大鈴功起
大友栄作:橘龍丸
橘総一朗:山下誠一郎
冨樫慶司:八代拓
黒田勘平:堀江瞬
朝利マーチス淳:加藤渉
本木遊馬:榎木淳弥
竹島龍一:熊谷健太郎
福田達也:小林親弘
一条 花:河瀬茉希
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

戦術とコミュニケーション、あるいは本当の強さ

アニメーション制作:Production I.G、
監督:さとう陽、シリーズ構成:横谷昌宏、
副監督:曽我準、サッカー監修:竹下健一、曽我準、飯塚健司、
キャラクターデザイン:中武学、川村敏江、山口飛鳥、長谷川早紀、
総作画監督:中武学、山口飛鳥、
アクション作画監督:興村忠美、窪敏、音楽:横山克、
原作:小林有吾(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中)

2022年に行われたFIFAワールドカップ・カタール大会。
日本はベスト16どまりだったが、
ドイツとスペインを破る大金星を挙げた。
交代人数が3名から5名に増え、
より戦術的な要素が大きくなったのが
今大会の特徴のひとつだった。
交代人数が5名に増えるという意味。
基本的には4名までの交代カードが早めに切れる。
1名分はキーパーの負傷など不測の事態に備えていないと、
最悪、本職のキーパーのいない展開になる恐れがある。
そう考えると、3名の交代枠だと2名の交代が
早い時間帯での最大の対応策となるが、
それでは、よほど個の力が優れていないと、
試合展開を変えることなどできない。
ところが、4名となると戦術の大きな変更が可能になる。

日本はその恩恵を最大限に活かし、
後半で三苫や堂安、浅野、冨安たちを投入。
4バックから3バックに戦術変更することで、
悪い流れを一気に断ち切り、
逆転勝利を上げることができたのだった。

今回のワールドカップは、メッシやエムバペという
突出したFWが局面を打開することが注目された。
細かな戦術も、ふたりにかかれば、
いとも容易く突破されてしまうのだ。
こういう選手を育てるのは、チームを勝たせるために
重要な要素のひとつだが、
日本というチームの特性を考えると、
やはりハードな運動量を伴った戦術強化が
今後、世界のトップチームと対抗するために
やっていかなければならないことだろう。

そういうテーマを中心に置いているのがアオアシだ。
各キャラクターの個性を取り上げながらも、
選手たちが戦術や仲間のことを理解しながら、
どのようにまとまっていくのかを描いている。
特にこの作品で新鮮なのはこれまでのサッカー漫画では
扱ったことがないJリーグのユースチームを題材にしていること。
ユースはプロの養成という面が大きいものの
描かれるのは、個人の意識や特徴に
大きな差がある中高生の年代。

ビッグコミックスピリッツの副編集長が
自ら企画を立ち上げ、書き手も選択したという。
戦術面もしっかり描いている『GIANT KILLING』と比較しても
より選手間の確執やまとまりに重点を置いた
作品になっている。

日本のサッカー界はJリーグ発足をきっかけに、
ユースが基礎となるチーム作りが行われてきた。
プロになれる選手は、幼い頃からユースチームで
活躍する選手が中心になっていった。
しかし、それによってユースのトップたちと
一般的な選手との軋轢や差別が生まれた。
1期ではそこをよりクローズアップしつつ、
エリート組と雑草組との違いを明確に表現し、
戦術を絡めながらドラマチックに描き出している。

戦術とはいってもサッカーの基本となる
トライアングルの考え方や片方のサイドバックが上がったら、
逆のサイドバックは下がって中央に寄せて「絞る」ことなど、
基本的なことを分かりやすく解説してくれるので、
知らない人でも楽しく観ることができるだろう。

物語のベースは、サッカーファンが考案したであろう
部分が滲み出ている。
90年代を想起するような表現が多い。
主人公の髪型が一世を風靡した
コロンビアのバルデラマみたいだとか。
中田英寿の代名詞ともいえる「首振り」も出てきて
懐かしい気持ちにさせてくれた。
トップ下が最も注目された時代だった。
そんな時代性も反映しつつ、
原作者は、家族像やキャラクターの性格などの
心の動きについて、かなりしっかりと構築している。
そのため、全体的なバランスがとても良い作品となっている。

原作は現時点で30巻まで刊行。
人気度やアニメ化したのがNHK絡みということから
長く続いていく作品になることが予想される。
今回を長い道のりの1期と位置付けるなら、
環境や立場の違う少年たちがトップチームを目指し、
サッカーを通して自分たちの気持ちを分かち合うための
段階の物語ということもできるだろう。

主人公は、愛媛県の田舎町でサッカーを楽しく一生懸命に
プレーする青井葦人。
点を取ることにこだわりをもつFWのポジションだ。
スナックを経営している母と
年の離れた兄のいる母子家庭の3人家族。
裕福ではないが、お互いを思いやることのできる
とても温かな家族環境で育っている。

そこにJリーグ・東京シティ・エスペリオンFCの育成組織、
ユースチームの監督・福田達也が現れる。
葦人のプレーに興味を抱き、ユースチームの入団試験・
セレクションに誘うところから物語が始まる。

どのストーリーも面白いのだが、
やはり惹かれるのは、昇格組、セレクション組、
そしてJリーグ・ユースに入れなかった雑草組ともいえる
3グループでの自尊と羨望、侮蔑、嫉妬という
感情の入り混じった戦いだ。

特に序盤から登場する、
黒田、朝利、竹島たち昇格組と
葦人、大友、橘、冨樫たちセレクション組との軋轢。
お互いのこだわり、プレーに対する理解など、
個々の考え方がぶつかる場面が面白い。
葦人を中心に意見をぶつけ合いながら、
戦術やプレーの結果につなげていくさまは、
とてもリアリティがあるし、カタルシスを感じさせる。
福田監督や伊達コーチたちのアドバイスや
考え方もとても興味深い。

サッカーの連携と戦術において、いちばん重要なこと。
もちろん、ひとつはチームとしての戦術の理解だが、
試合というのはゲームの展開や相手の長所を見極めながら、
戦術を変化していかなければならない。
例えば、味方が1対1で負ける局面が多いとき。
選手間の距離を詰めて、細かくパスをつなぐサッカーに
切り替えるのもひとつの方法だ。
こんなことは、プレー中にベンチから指示はできない。
とすると、選手自身が試合状況に応じて
自分たちの手を変えていかなければならない。
これをチーム戦術との対比で、個人戦術と呼ぶ。

では、個人戦術を共有するために選手は何をするのか。
試合中にコミュニケーションをとるしかない。
サッカーにおけるコミュニケーション。
アイコンタクト、コーチング、ボールの質
(速いor遅いなど)で理解を深めていかなければならない。
10人もいるフィールドプレイヤーに徹底するのはとても難しい。
先述したように昇格組・セレクション組などサッカー歴によって、
学んできたことの差異がある。
そこにメンタリティの強さ、弱さが加わることで、
チーム全体としての強さが決定づけられる。

チームとしての機能を高めることが、
どれほど難しいのか。
徹底的に描かれている。

1期終盤の武蔵野蹴球団ユース戦は、
それまでの問題を炙り出し、
昇華させる話として、よくできていた。
ひとつの物語の締めとしても完成度が高い。
立場や性格の違いがありつつも、
全員が勝利を目指して戦術を実行していくさまが
とても丁寧に描かれる。

人は窮地に陥ったときに、
どのように考え、行動するのか。
これは経験や性格によってそれぞれ違ってくる。
自分がピンチになったとき、
ほかの人間に責任を押し付ける者もいるし、
自分で全てを抱え込んでしまう者もいる。
周りを動かそうとする者もいる。
私は窮地に陥ったときこそ、
その人の本質が滲み出てくると思っているが、
この作品では「人間の本当の強さとは何なのか」という
テーマを突きつけてくるのがいい。

そんな熱い展開に「ダイアゴナル・ラン」という、
サッカーの試合でたまに見られる仕掛け
(いわゆるボールを持っていない選手の
ゴール前における斜め走りのこと)を
組み合わせたドラマチックな展開に目を瞠った。

しかし、何と言ってもいちばん衝撃を受けたのは、
(以下は強烈なネタバレなので
これから鑑賞予定の人は読まないことをお薦め)
{netabare}フォワードとして点を取ることに
人一倍こだわりを持っていた主人公の葦人が
サイドバックにコンバートされたことだった。

ユースメンバー候補としてスカウトされ、
セレクション組の選考試合をこなし、
フォワードとして結果を残した葦人。
晴れて正式なエスペリオンユース・メンバーとして、
仲間との軋轢も乗り超えた末に待っていたのが
サイドバックへのコンバートだった。
この展開には見ている私も大きなショックを受けるほどだった。

しかし、そこから立ち直るまでの経緯の描写が上手い。
呆然となって彷徨い歩いた葦人が向かったのがバス停。
それは故郷への想いの果てだった。
とても納得できる行動で、ヒロインの花が発見して
正気にさせるまでの流れも良かった。
人物の心の動きの表現が上手く、
こちらにも気持ちが入ってくる。{/netabare}

なぜこの作品がこれほどまでによくできているのか、
よく考えてみると、結局、以下の言葉に尽きるのかもしれない。

サッカーはひとりでは、何もできない。
思っている以上に。
だからこそ、あんなにも楽しい。

福田監督の台詞だ。
ごく当たり前のことだが、
この作品の流れのなかで聞くと、重みを感じる。
仲間や他人のことをこれほど深く意識させられたという意味では、
私が出会った最高の作品かもしれない。
(2023年1月7日初投稿)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 30

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

若者の熱い心がフィールドから伝わって来る

「アオアシ」とは主人公の名前(あおい アシト)からとったもの。
でもそれ以外に、フィールドを自由自在に駆け回る意味が込められているような気がします。

そして、このアニメは熱い。煮えたぎるように熱い心の若者たちのサッカー物語。
それでいて、サッカーの基本を忠実に説明してます。
さすがNHKの名作アニメです。そして原作はビッグコミックスピリッツに連載中とのことでした。


アシトは四国の愛媛では優秀なフォワード選手。
しかし、夢を膨らませて入学した東京のジュニアユースチームではBチーム。しかも周りは強いやつばかり。
そこでアシトが数々の挫折を味わいながら成長する物語です。

アシトが中学のときに身につけた技術や特技は、ジュニアユースチームでは何の役にも立ちません。
「技術力が劣っている」、「瞬発力が劣っている」の烙印を押されます。
中学のときは押しも押されぬエースだった彼の自信は、瞬く間に粉々に打ち砕かれます。

でも、彼には決して諦めない熱い心があります。
アシトは、サッカーを通じてチームメイトと口論をしながらも、少しずつ技術を身につけ友情を培っていきます。

そんなアシトをいつも応援をするのが、一条 花(いちじょう はな)。
花はジュニアユースチーム監督の妹で、スポーツ外科医を志す少女。彼女の明るさが物語を明るく彩ります。


アシトに限らずジュニアユースに所属する若者は、既に社会の荒波にもまれているようなものです。
のし上がれないと消えていくのみです。
私達が娯楽で観戦しているサッカーの舞台裏には、中学高校の頃からの熾烈な戦いがあることを改めて感じさせられました。

Superflyが歌うオープニングのPresenceは、とても心地よい歌でした。
アシトがいろんな選手を追い抜いていく姿は、彼の人生そのものですね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

苦しいときは顔を上げろ。困ったときは首を振れ。

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
本格サッカー漫画。久しぶりに、アニメ→原作で、全巻揃えた。

そんだけ、先が気になったってこと。

数あるサッカーアニメの中でも、戦術や技術的な部分はかなり詳しく書かれていると思う。のに、マニアックになりすぎず、ちゃんと青春漫画って感じの雰囲気を出せてるのは、流石です。

ややクセのある作品、主人公ですので、私も最初はちょっと拒絶感がありましたが、見続けるうちに、とても人間らしい各キャラ達を好きになってきましたね!

ちなみに、レビュータイトルですが、ダブル・ミーニングにしてみました。

1つ目の解釈は、サッカー用語として。フィールドで求められる立ち振舞いです。

2つ目の解釈は、人間関係として。アシトの生きざまですね。苦しいときこそ、前向きに。困った時は、仲間を頼れ。

本作を表す言葉としてピッタリで、自分の中では、結構気に入っているレビュータイトルです。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「キャプテン翼」は、サッカー漫画の金字塔だが、あれはあくまで、1対1の戦いを描く作品だった。サッカーという媒体を借りた、野球漫画と例えても良いと思う(それが悪いわけじゃない)。

「蒼き伝説シュート」は、サッカー漫画ではあるが、あくまでキャラを描く漫画だった(ちなみに一番好きなサッカー漫画)。

最近のサッカー漫画は、わりと「サッカー」を描くサッカー漫画が増えてきたと思う。その中でも、本作はかなり本質的な「サッカー」を描いていると思う。

技術や戦術だけでなく、育成システムやサッカー界のアレコレにも、裏表なく切り込んでいると思う。それはすごく評価できる。

一方、「エンターテイメント性」という点では、シリアスが多く、万人受けは難しいと感じた。「メジャー」や、「はねバド」みたいな感じ。楽しいというより、興味深い、玄人向けのアニメ。

詳しくは余談に書くけど、ジュニアサッカーにちょっとだけ関わった身からすると、めちゃくちゃリアル。だからこそ、観ていると、ちょっと疲れる(苦笑)

ただ、アシトが成長した後は、ストレスよりもカタルシスの方が強く、ドキドキワクワクして観られた。だから原作も買った。アニメ後もしっかり面白い。

それから、数少ない女の子がみんな魅力的。特に、花は、良ヒロイン。

なんか、アシトに恋愛の矢印向けてる花と杏里だが、なんか、ドラクエ5のバーバラとフローラみたいだなと思った(笑) 性格や立ち位置含め、当然、花がバーバラで、杏里がフローラ。

私は、「1周目のプレイでフローラを選択する奴とは一生分かり合えない」という謎の信念を持っているのでw、もし、アシトが杏里を選んだら、このアニメを嫌いになるかもしれない(笑)

が、リアルサッカー選手ならそれもあり得るという偏見もある(暴言)w
{/netabare}


【余談①~アシトのモデルは?~】
{netabare}
これは公式に発表されているみたいで、原作者がファンの愛媛FCの選手みたいですね。ただ、生い立ちなどがモデルになっているということで、プレースタイルには触れられていませんでした(私も、プレーは見たことないので判断できません)。

個人的にパッと思ったのは(日本人なら)、「内田篤人選手(ウッチー)」ですかね。プレー的には。

アシトが目指すのは、まさにウッチーみたいな(あるいはさらに進化した)、「現代的サイドバック」だと思います。

ウッチーの魅力は、圧倒的なサッカーインテリジェンスの高さ。

プレーの選択がいちいち正確で、「意図がある」プレーをします。そして、それを支えるのが、視野の広さと、ポジショニングの良さ(ドリブルも速いけど、彼のドリブルは、フリーになれる能力が前提で生きている気がします)。

ウッチーに関して、ビルドアップの上手さはよく知られていますが、守備面での貢献が低いと思っている方もいます。確かに、同時期に活躍した長友選手の粘り強い1対1のボール奪取や、酒井宏樹選手のフィジカルの強いショルダータックルや空中戦に比べれば、目立ちはしなかったと思います。

ただ、ウッチーはパスコースに入るのが抜群に上手いので、そもそもパスを出させないんですよね。だから、守備機会自体が少ない(長友、酒井の両選手は、対人は強いけどポジショニングは微妙でした)。

それに、1対1になっても、間合いの取り方が上手いので、攻撃を遅らせながら2対1の状況にもっていくので、実は日本代表でもほとんど彼の右サイドは破られていないと思います。

そもそも、守備下手なSBがチャンピオンズリーグベスト4のチームでレギュラーなんかとれないです。

きっと、青井アシト選手も、こういう守備をやるようになっていくと思います。ウッチーに似て、体格には恵まれてませんからね。

ただ、ウッチー以上になれるとしたら、それはアシトが、右利きの「左」SBだというところですよね。当然、元フォワードの特性を生かしてシュートも打ってくるでしょうしね(ちなみにウッチーも元々はフォワード)。それに、練習熱心なアシトは、スタミナもあると思うので。

私は、「怪我さえなければ」歴代最高の日本人右SBはウッチーだったと思っています。

彼が代表で、そこまで輝ききれなかったのが(怪我もあるけど)、ある意味、サッカーの面白いところで、本作でもしっかり描いている部分です。

つまり、「チームメイト」や「戦術」の相性。

ウッチーは、「味方を生かし」「味方に生かされ」「ゲームを動かすスイッチを入れられる」選手です。

ところが、当時の日本代表では、ウッチーが輝けない要因が揃っていたんですよね。

①試合の組み立ては、ボランチの遠藤(ヤット)から。
②左サイドが、「香川・遠藤・長友・(トップ下が本田や俊輔)」だから、攻撃が左に寄り、右サイドは守備が中心。
③コンビを組む右サイドは岡崎なので、キープにもリターンにも期待が出来ない(なかなか攻め上がれない)。

というところ。特に③が致命的で、(岡崎は大好きな選手ですが)、右サイドからザキオカさんにパス出すなら、スペースに出す1択で、追い越す動きは不要。むしろ、真ん中(本田、前田、大迫)でためて、左で作って、右の岡崎が飛び込むのが、当時の日本代表の一番の得点パターンでした。

あの時代の日本代表の右SBならむしろ、(今の)冨安選手がやっていれば、バッチリハマった気がします。

むしろ逆に、現在の日本代表。つまり、(今は調子悪いけど)溜めを作れる大迫がトップにいて、守備を任せられる遠藤と田中碧(守田)がボランチにいて、テクニカルで周りを生かせる久保が右にいたら、ウッチーが凄く綺麗にハマる気がします(ちさまあ、右に伊東選手だと、相性良くないけどね)。

サッカーって、本当にチームメイトや戦術次第で、そこが、最大の魅力だと思ってます。

「アオアシ」はそこを丁寧描いていますので、今後にも期待ですね♪
{/netabare}

【余談②~少年サッカーに関しての私見~】
{netabare}
私は、「観る」という点なら、サッカーが一番好きなスポーツです(最近、自分的にはラグビーがかなりキテいますが)。バスケも野球もバレーボールもカーリングも、スポーツは大抵好きです。

そして、私自身、昔に少し、地元の少年サッカークラブの運営に首を突っ込ませてもらったことがあるのですが、その経験&本作を見て思ったことがあります。

サッカー経験者の方にはお叱りを受けると思いますが、サッカーは、「一般的な日本人が求める」人間性は育ち「にくい」競技なのではないか、と。

本作の序盤でアシトがぶつかった2つの人間関係の壁。愛媛時代の自己中的なプレーでの孤立。ユースでの下手くそ故の孤立。

プロレベルのことは分かりませんが、あくまで、低レベルでの育成年代の話です(でも、人数的にはそこが一番多いわけで)。

まず、低レベルな少年チームでは、皆でサッカーするよりも、上手い(才能がある)子がある程度1人(数人)でやった方が勝ったりします。また、圧倒的に下手な選手は無視した方が確実に勝てます。

色んな団体競技(球技)の中でも、サッカーは多人数広範囲の競技で、且つ、得点が入りにくい(1点が重い)という特性があります。

バスケで5対4になったらかなり厳しいですが、サッカーなら11対10でもなんとかなります(人数比の問題)。バスケでミスして2点とられても、「ドンマイドンマイ次いこう」だけれど、サッカーでミスって1点とられるのはかなり厳しいです。

つまり、下手な選手目線で見ると、無視されやすく、ミスると責められやすい競技。ただ、上手い選手目線で言えば、合理的に考えれば下手くそを省いて自分が頑張った方が勝てるから必死にやっているだけ。

日本社会において、「無視」や「でしゃばり」は誉めることはない。ただ、それが戦術的に意味があるなら、海外だとちゃんと評価される。

サッカーに必要な人間性って、日本社会とのマッチングはあんまりよくないと思います。だからこそ、世界で活躍したいなら、久保選手みたいに早くから外国の文化の中で揉まれるのは大事な気がします。

一方、「決められたことをキチッとこなす」のが大事な野球に求められる人間性は、実に日本人的だなって思います。

これは優劣じゃなくて、相性の問題なので、野球がこんだけ日本社会に馴染み、世の中的に高校球児が歓迎されるのに、サッカー選手はそこまで社会全体には受け入れてないのは、面白いなって思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

70.8 3 2022年度のスポーツアニメランキング3位
BIRDIE WING Golf Girls’ Story(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (163)
390人が棚に入れました
イヴ:鬼頭明里
天鷲 葵:瀬戸麻沙美
新庄雨音:小清水亜美
リリィ・リップマン:関根明良
亜室麗矢:古谷徹
レオ・ミラフォーデン:池田秀一
ローズ・アレオン:行成とあ
早乙女イチナ:藤田咲
神宮寺絹江:中原麻衣
姫川みずほ:田村ゆかり
及川楓:小林ゆう
飯島薫子:M・A・O
伊勢芝九葉:新井里美
ヴィペール:名塚佳織
実園遥香:佐藤利奈
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

イヴたちの熱い戦いにわくわくしてます♪(追記)

[ちょっと追記]
某所でBIRDIE WINGの制作プロデューサーの方へのインタビューが前半・後半と載ってました。(検索すれば見つかるかな?)
最初はけいおんみたいなゆるふわゴルフアニメを作ろうと思ってたとか、エラい人にゆるふわアニメなんかじゃ他の作品に埋もれてしまうと言われて練り直した結果、今の作品になったとか、などなど書いてました。
最初から2クールで作ろうと思ってたとの記述があったので、↓で3クールあればいいなと書きましたが、どうやら2クールみたいですね。
・・でも高校選手権やってイヴの過去やって世界大会もって・・あと1クールで収まるんでしょうか。。もう2クールやっていただいて全然OKなんですけど・・

[シーズン1を見終わって・・]※13話感想は↓にあります。
・・まさか大会の途中でお預けになるとは思いませんでした。
とはいえ、公式で公開されてるシーズン2のPVを見ると、2023年1月のシーズン2も面白くなりそうでとても楽しみです♪
しかも、あの感じだとシーズン3(世界大会編?)もあるようにも見えたけど・・
春アニメ選定時はまったく眼中になくて、他の方の感想を読んでちょっと興味が出て見てみたら・・なにこれ面白い!・・そこからはまりました。
確かになんちゃってゴルフだし、ちょっとクセのある作風は万人受けしないかもしれないですが、なんていうか、バカバカしい演出も含めてすごくアニメっぽくて好きなんですよね。毎回ちりばめられてる笑いポイントもw

[2022.4.21初投稿]
ゴルフは実際にプレイしたことありませんが、ゴルフゲームはやったことあるので基本的なルールは分かります・・たぶん。

賭けゴルフで家族のために生活費を稼ぐ「レインボーバレット」の凄腕イヴ。
力強くて真っ直ぐな独特のゴルフでプロも圧倒する無敵の彼女が、ある日運命の出会いをして・・
で始まる物語。

原作はなくて、オリジナルアニメみたいです。

たぶん、ゴルフがお好きな方がこれ見たらこんなのゴルフなんかじゃない!ってなるかもしれません。
あまり詳しくない私でさえ、これOBじゃ・・って思ったり枝が折れるってどんだけスーパーショット?とか思っちゃいましたしw
この時点で作品の評価も二分されそうな気がします。

ゴルフを生活費を稼ぐための手段と考え、力でねじ伏せるプレイをするイヴ。
ゴルフを神聖なスポーツと考え、無邪気に楽しんでプレイする葵(あおい)。

裏世界で生きるイヴと華やかな世界で生きる葵。
対照的な二人がライバルとして戦う展開はベタかもだけど大好きです♡
なんちゃってゴルフかもしれないけど、単純な私はスーパーショットにスカっとするし、ライバルの熱い関係や戦いにわくわくしちゃうんですよね。

あまり注目されていない作品ですけど、これなかなか面白いです♪
今期のダークホース・・になるといいな。。

4話見ました。
七色スーパーショットの時点ですでに・・ですけど、結構ぶっとんでる作品ですねこれ。
このノリを楽しめるかどうかで評価が大きく変わる作品かも。
もちろん私はこういうギャグっぽいノリは嫌いじゃないです♪
あとは葵との戦いが熱くなれるような展開を期待したいところですね!

6話見ました。
{netabare}蛇女さん再登場。実は結構いい人だったり♪
明らかにギャグを狙ってるシーンもあったりして、可笑しくて笑っちゃいました☀
今回もいい意味でわかりやすい展開で面白かったですけど、これ1クールでお話がまとまらないような気が・・
実は2クール?・・だと嬉しいんだけど。。
ED結構好きです♫最後の月がゴルフボールに見える絵も素敵。{/netabare}

7話見ました。
{netabare}弟子同士の対決も熱いけど、入りそうで入らない、ハラハラさせる演出もベタかもだけど見てて楽しいです。
細かいことはいいんだよ!みたいな勢いで魅せる演出がなんかいいんですよね!
カトリーヌの、いいから落ちなさいよぉぉ!とか、毎回色々と笑いを入れてくるところも好きです♪
EDの入りかたもいいですね!
Cパートが予想の斜め上の展開でびっくり!! 次回がすごく楽しみです!{/netabare}

8話見ました。
{netabare}どんなプレッシャーや逆境にも負けずに全力で振りぬいていくイヴが見てて気持ちいいです。
裏世界で生きてきたローズ。
彼女の中にあるプライドと葛藤。
Cパートの「後悔もできねぇか・・」にイヴに対する思いが込められてる気がしました。
蛇女さんいいキャラでした。ここで退場はちょっともったいない気も。
8話で第一部完結・・2クール全24話で第三部まであったりして・・
あ、2クールというのは私の完全な妄想と願望です。。
OP見た感じだとまだまだイヴの強敵が色々と登場する予感・・
今後の展開もとても楽しみで、これ今期のダークホースじゃ?って本気で思い始めてます。。{/netabare}

9話見ました。
{netabare}第二部の学園編?が始まりました♪
第一部の賭けゴルフ編と比べて和やかな雰囲気っぽいですね。
練習ホールがある名門ゴルフ部ってなんか凄いwかなりのお嬢様学校?
イヴと葵の再会シーン・・なんだけど葵の背景がピンク色なのはギャグっぽくて笑った。。
日本語の件もだけど、イヴの過去も少しずつ明らかになっていきそうですね。
葵や早乙女イチナたち学園の子とイヴがどう絡んでいくのか、今後の展開も楽しみです♪
ED月詠みさん「ヨダカ」MV見ました。曲もいいけど歌詞が作品と合ってたところもいいですねー♫
そういえば、OPのボール、もしかして毎回変わってました?{/netabare}

10話見ました。
{netabare}安室監督ってイヴを入学させたりできてすごい権限持ってるみたいだけど、葵の母親の意向?
ゴルフのダブルス選手権!?交互に打つんでしょうか?面白そう!
街中でゴルフパター持ってる女子高生って絵がなんかシュールw
強引すぎるカップインとか、今回も笑わせていただきました♪
次回練習会みたいだし、今後ダブルス選手権もやるし世界大会も出そうだしイヴの過去の話もやるんだろうし・・ってこれ2クールでも話数足りない気がしてきましたw
それはそれで嬉しいんですけどねー。
高校女子なのにプロ顔負けのすごい子たちがたくさん出てきたりする展開も確かに熱いんだけど、初盤のツアープロやジュニア世界大会よりも日本の高校生のほうが強く見えたりする展開は・・ね。
できればイヴが高校生たちをイチナの助けを借りながら、圧倒的な力で倒していく展開のほうを見たいです。{/netabare}

11話見ました。
{netabare}葵の祖父が登場。2つの写真が写ってたけど伏線でしょうか。
タイトルの雑草ってイヴのことだと思ったら・・
丁寧で確実にスコアを上げていくプレイとは対照な、強い気持ちでまっすぐに攻めるイヴのプレイにあこがれのような光を見た部長。
部長のえいっ!と投げるしぐさが面白可愛くてリピート再生しちゃいましたw
葵とイヴのコンビでダブルス大会出場なんて次回の大会がすごく楽しみでわくわくです♪{/netabare}

12話見ました。
{netabare}全国大会から始まると思ったら、県大会からなんですね。
大会・・なんだけどイヴと葵のレベルが高くて二人の勝負になってるしw
葵のバァーリア♡とか部長の渡しませんよ・・などなど今回も笑いポイント満載でしたw
ガンダムネタが色々仕込まれてるみたいだけどよくわからなくて。。
分かるともっと楽しいんでしょうねー。
そういえば、公式TwitterでBD発売告知してました。「シーズン1」13話分をとりあえず発売らしい。。
ということは・・2クール以上確定ですね♪
あとは連続か分割か気になるところだけど、話の流れから考えると連続かなと思うんですがどうなんでしょうね。{/netabare}

13話見ました。
{netabare}部長・・クールキャラだと思ってたらすっかりギャグ要員になっちゃいましたねw
イチナと雨音のキャディー凸凹コンビ?もいいですね。
リスク無視の攻めのゴルフをするイヴ。だからボギー出すこともあるけどイーグル出したりもするんですよね。
姫川みずほのゴルフに父親の姿を見た葵。伊達監督もだけど色々とありそうですね。
シーズン2はイヴの過去も含めその辺も明らかになっていく展開みたいなので、半年後が待ち遠しいです!{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 45
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

彷徨わない青い弾丸

オリジナルアニメ 全13話

はっきり申し上げて好みの作品。振り切ったおふざけ無問題のB級コレクターにはたまりません。
ゴルフを扱ってるっちゅうもの珍しさで手に取ってみるのも良いでしょう。流しの賭けゴルフで日銭を稼ぐイヴ(CV鬼頭明里)と大企業令嬢な天鷲葵(CV瀬戸麻沙美)のWヒロイン。裏社会に身を置くイヴはきちんとすれっからしており、お嬢様の葵はきちんと天真爛漫。主役の設定一つを例にヘタにこねくり回さぬ潔さにある種の爽快感を感じることでしょう。

実力者は実力者と呼応し合うとでも言いますか、ひょんなきっかけで二人が出会い共鳴し、通称『無邪気な暴君』葵さんはイヴを欲し、一方の裏街道歩んでいたイヴさんが足抜けして陽のあたる坂道を登って葵さんとまた何処かで会えるといいな~ってなるかどうかが物語の基本線となります。両者ともイノセント感満載とくれば外野がとやかく言うことはありません。
さらにそこからのストーリーの転回(注:展開×)もなかなか良いです{netabare}(第8話){/netabare}。緻密さよりも勢いとノリ優先が徹底されてるという意味でですよ。
だいたいOP主題歌の担当に広瀬香美さんという人選。ここまで半信半疑な方も試しにOPムービーをご覧ください。出だし10秒でお尻突き出した葵のローアングルからのイブの胸のどアップ。何を狙ってるかがなんとなく窺い知れます。
かかとのあるブーツ履いてドライバー打つ時点で真面目なゴルフをする気がないのは前提で、バトルは仰々しかったりするのもペー的にポイント高いです。

かくして開き直った脚本と演出に舌鼓を打ったわけですが、数多あるヘンテコな作品でも好意的に受け止められるものとそうでないものがあるうち本作品は前者にあたります。
制作陣はロクにゴルフやったことないらしいですが、かの『キャプテン翼』原作者高橋陽一氏がサッカー知らずに思いっきりエンタメに振り切れたことと相通じるかもしれません。とは言っても、スイングモーションはきっちりキャプチャー取ってたり最低限の下ごしらえはしてます。

 ぶっ飛んでるのに意外と丁寧な仕事

冬の女王の曲って言葉の詰め方やコード進行が凝ってるくせにキャッチーに聴こえる特長あるんですけど、きちんとできる人が思いっきりくだけて世に出した成果物となっている。そんな作品です。



※ネタバレ所感

■ナントカのほにゃららバレット
イヴの必殺技の体で叫ばれる『○○の△△バレット』。△△には“色”が入ります。尚○○にはそれらしい修飾語が入ります。放たれるショットを弾丸(バレット)に見立て、おそらく7種類あるのか虹色のバレットを操る凄腕の持ち主という設定。なかでもブルーバレットが多かったですよね。
でも言うてもゴルフですから真っすぐかスライスかフックなわけでして、せいぜい弾道に色彩効果を加えるくらいの演出に制作陣の苦労が偲ばれました。へたにジグザグ弾道みたいにせずギリギリでゴルフのお作法を守ってました。
{netabare}よってイヴがなにか叫びながらショットを打つ度に「普通の綺麗なドライブショットやん」とのツッコミを抑えつつ何かしらすごいことが起きているような演出を毎度楽しんだ私です。{/netabare}
{netabare}このまま終わるかと思ってたら不意打ちを食らったのが薫子先輩(CV M・A・O)の『イン・ザ・ゾーン』。ショットそのものをデコったのがイヴならこちらは予備動作をデコるかたち。こちらも単に集中してゾーンに入っただけの話なのですが視聴者を飽きさせない工夫をされてたと思います。
なお、先輩とペアを組む伊勢芝九葉の声は新井里美さん。『とある』や『リゼロ』あたりの怪演が印象深かった方でしたがそれらとも違う味わい深さを感じる演技をされてました。{/netabare}

■軌道戦士
もうお気づきですね。古谷徹/池田秀一両名の起用。そして唐突に挟まれるガンダムオマージュの数々。
{netabare}名門ゴルフ部顧問亜室麗矢(CV古谷徹)役とイヴとローズの闇師匠レオ・ミラフォーデン(CV池田秀一)役。残念ながら物語の進行上掛け合いシーンはありませんでした。だがしかし実は二人には因縁があって…みたいな展開は充分ありえそうなので続編で実現したら胸アツ展開となることでしょう。{/netabare}
{netabare}そしてオマージュ担当のリリィ(CV関根明良)です。ヨーロッパ某国のスラム街の住人にしてガンプラ収集が趣味という無茶な設定がそそります。都度都度のぶっこみ方がバラエティ出演した俳優さんの唐突な番宣みたいでこれまた味わい深いのです。{/netabare}
{netabare}イヴが日本に渡ってからは登場機会と同じくオマージュも減少傾向となるかと思いきや継承者が登場します。キャディ志望の早乙女イチナ(CV藤田咲)ですね。今度はモビルスーツ絡みのボケではなく数々の名言の引用。前述の薫子先輩でも感じたことですが似たようなことやるにしても飽きさせないように味変してるんですよね。
それにしても日本編に移ってもガンダムネタを続けるとはアッパレじゃないでしょうか。{/netabare}

■#08ファイナルバレット
なんかすごかったとしか言いようが…
{netabare}第8話『ファイナルバレット』を機に話がガラッと変わりました。裏社会のきなくささが色濃い前半部分と学園スポーツライバル物語の後半部分。一粒で二度美味しい。

・ローズ(CV行成とあ)の悲劇が秒で陳腐化
・多額の金や利権と生命もかかる賭けゴルフの猛者よりも日本の一介の女子高生らが実力派揃い
・本気出せば日本に追手差し向けられるよね

このへんを指摘するのは野暮というものなんでしょう。{/netabare}


これは続編希望かも。
そのまんま続けてもなんとかなりそうだし、アムロもシャアも謎めいた過去や因縁がありそうです。ゴルフへの興味を問わずお勧めしたい一品ですね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33
ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

わいは猿や!ぷ・・・いや、何でもないです。

あとは・・・チャー・シュー・メン!

かなぁ。

何の話かって?

そりゃあ、あんた昭和のゴルフアニメの話ですよ、いやだなぁ。



スミマセン、えらく昔のお話になりますわなぁ。。。


ゴルフ漫画って定期的に表れるし、長く続くことが多いな、って個人的には思っています。
それに、ちゃんと面白いものが多い印象。
バカっぽい必殺技が登場するのはすぐに消えていくかなぁ。
でも「プロゴルファー猿」はある意味おバカ設定だったけど・・・これは先駆者的な意味合いもあるから例外かなぁ。
なんて思ったり。

でも意外と、ゴルフアニメって少ない印象なんですよねぇ。

この作品は、どなたかのレビューで令和の「プロゴルファー猿」って評しておられた方がいらっしゃいましたが、言い得て妙な気がします。

まずー、絵がきれい、華やかでよろしい。
物語も前半がイヴのパーソナリティを紹介するパート、後半が学園生活的正統派ゴルフプレイヤーへ・・・って感じでオーソドックスだけど、陰陽メリハリがついていてよかったと思います。

作画はとってもキレイな方ではないかとの評価です。
キャラと背景のバランスもとれていて全体的に好印象。

声優さんも良かったですね。
どういう因果なのかガンダムオマージュがいくつか仕込まれており、声優さんも・・・。
ただ、そうですねぇ。
古谷さんも池田さんもお年を感じさせる部分もありましたね。
もちろん私は視聴者として一方的にですが、古谷さんも池田さんも大変長いお付き合いですw。
だからこそ、少しスローになったしゃべりを感じてしまったのですが、これは仕方のないことかもしれません、それだけ長く一線で活躍されてきたという事です、ありがたく思いますし、敬意を払いたいと考えています。
それにやっぱり、このお二方がセットで出演されていると嬉しくなって、ニヤリとしてしまいます。

音楽は・・・EDが落ち着いた感じで好きでした。
OPは・・・勢いがあって素敵ですし、絵ともタイミングがあっていていいとは思ったのですが・・・。

作品と関係ない個人の感想中の感想、まさに独断と偏見かもしれないので・・・隠させていただきます。

{netabare}
最近の広瀬香美さんが少々苦手でして・・・。
どうも、ご自身のスキルアピールや表現したい事が前面に出過ぎている感じがしていて・・・。
これはアーティストそしては素晴らしいことで、自分の表現したいことを、表現したいように実行できる稀有な方だと思います。
そして、いちアーティストとしては絶対にもっていなければならない要素である事は間違いないのですが・・・、なにかと合わせるとなるとオーバースペックになってしまう事があるのではないかと・・・(個人の感想です)
もしかしたら、失礼な意見かもしれません。
{/netabare}


キャラクタは多彩で楽しかったです。
悪役で登場し、いいコンビ感が出てきた者もいますし、ハードボイルドに去っていったキャラもいます。
そして、学園生活パート、いわゆる表の世界へのパートに入ってからは、天鷲 葵の性格も変化を見せますし、早乙女イチナとのパートナーシップもでき始めます。
ワチャワチャ感もどんどん増してきました。

そして、さらに周囲を固めるキャラも多彩、ライバルも個性的な面々が続々と登場してきました。
また、キャラクタ間の関係性もいろいろで興味深いです。
ちょっと百合っぽい香りもし始めましたし、ここら辺もいろいろと興味深い限りですwww。

そして、いい感じの所で今期は終了となるのですが、シーズン2は来年2023年1月との事、とても楽しみです。

当然のことながら、あくまでも予測になりますが、
イブの過去、または表の世界でこの過去が問題となったり、マフィアとのあれやこれやが出始めたり、企業としての姿勢やメンツが問題となったり、それぞれのライバル関係、周囲のキャラクタの関係性、などなど、気になることは山ほどあります。

そしてイヴと葵の関係性にも長い目で観れば「何か」あるでしょう。
ゴルフという個人競技を考えて観れば、雌雄を決すること、袂を分かつこともあるかもしれません。

いやー、楽しみですねぇ(性格悪いかなw)


とにも、かくにも今後が気になるゴルフアニメとなりました。
機会があれば、ご覧くださいませ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 33

65.2 4 2022年度のスポーツアニメランキング4位
Extreme Hearts(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (90)
215人が棚に入れました
現在より少し、未来の話。 サポートアイテム・エクストリームギアを駆使して遊ぶ「ハイパースポーツ」は子供から大人まで様々な層に人気のホビー競技。 そんなハイパースポーツとはなんの縁もなかった高校生歌手、葉山陽和に訪れた ある事件と出会いをきっかけに、物語は動き出す。 「これは私たちが、最高の仲間と出会っていく物語」

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ツッコミ上等のとんちきハイパースポーツアニメ

最初にお断りしておきますが、スマホアプリでおなじみの「女の子のアイドルがなんらかの競技で勝つとライブができる」というフォーマットにはもはや何の新鮮味もありません。

ただ、本作はまさに「毒にも薬にもならない」感じで流し見するにはとても向いているアニメではないかと思います。止め画が多用される節はありますがトンデモ作画になったりはしないので、わりとストレスフリーに観ることができます。

内容としては、生身の身体能力を超える運動能力の発揮を可能とする「エクストリームギア」を装着して行う「ハイパースポーツ」というカテゴリーの競技を女の子が行うアニメです。

「ハイパースポーツ」のベースは通常のフットサル、バレーボール、野球、テニスなど球技が中心のようです。作中の説明によると元の競技に準拠したルールで行われますが、競技の高負荷に耐えうる特殊なボールが使用されたり、ボールごと相手をゴールに押し込んで得点するといったことが認められるようです。

作中では女子芸能人によるハイパースポーツの大会「Extreme Hearts(エクストリームハーツ)」が開催されており、競技で勝ち進むとライブステージ実施の権利を得るという設定になっています。

「ハイパースポーツ」を可能たらしめる「エクストリームギア」についても、装着者の身体能力についても、真面目に考えたらダメな感じです。実際ならギアがどれだけ優れていようが、あんなプレーをしたらプレイヤーがぶっ壊れます(笑)。

「人数の不足をプレイヤーロボで補える」とか、アイドルアニメというよりはトンデモスポーツ物として観る方が楽しめる気がします。正直なところ、ライブステージが一番気を抜いて観ている箇所です。

主人公チームRISE(ライズ)のメンバーがプレイヤーロボにも愛着を持ち、1号ロボを「いっちゃん」とか親しみを込めて呼んでいるのはなんとなくほのぼのとします。

余談: 本作を観ていると2005年頃に行われていた「スフィアリーグ」(女子芸能人フットサル大会)を思い出します。もっともこちらは競技はフットサルだけでしたし、勝ち抜きトーナメントではなくリーグ戦でしたが…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

頂を目指して

【紹介】
音楽会社主催の身体能力強化機能付のアイテムをつけていろいろなスポーツをして勝ち上がるとライブができるアイドルアニメ

また、本編とは別にExtreme Hearts S×S×Sという薄桜鬼の原作ゲームみたいな感じの紙芝居付きのボイスドラマが別にあって、そこで各キャラクターの深堀がされています
見なくても楽しめるけど、見るとキャラに愛着が出てくるのでより楽しめます
ただ、S×S×Sは紙芝居とか乙女ゲームを見てるような感じなので、好き嫌いありそう


【感想】
面白かったです!
何故かスポーツの試合で勝つとライブができるっていう謎設定
ウマ娘の二番煎じ感あるけど、変わったアイドルアニメって感じでキャラクターもかわいくて面白かった
メインキャラ少なめだし合流にも時間かかるので、キャラの掘り下げもしっかり時間使われてて良いですね

【シナリオ・設定】{netabare}
動機も士気もバラバラでよくわからない寄せ集めチームの主人公達にガチでやってそうな相手チームがどんどん負けていくなどご都合主義だし
なんで歌手やアイドル目指してる子たちが一歩間違うと顔が変形して二度とテレビに出られなくなりそうな危険スポーツで争ってるのかよくわからない
芸能関係者しか出れないのに県大会にたくさんチーム参加してて競技人口多すぎじゃない?って思うし
腕力とか脚力などパワーだけ超強化されてるから、強化されてない部分が壊れそうとか、これ当たったら死ぬんじゃ・・・とかツッコミどころ満載
勝ったらライブができるっていうのはウマ娘と一緒

各種スポーツは薄味で適当だけどそれなりにスポーツやってるのは良いかも、純粋なサッカーアニメのシュートはもっと動きが酷いです
設定はメチャクチャで作画は止まった絵が多いけど、純粋なスポーツアニメじゃないから気にならなかった
それより気になったのはバンシーの「どんな手を使ってでも勝つ」かな、スポーツ選手ならそれでもいいかもですが、本業は人気が大事な芸能活動でしょ?{/netabare}

細かいこと気にしなければいいアイドルアニメだと思います

投稿 : 2024/11/09
♥ : 15
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

思ってたのと違った。

{netabare}
エクストリームギアを装着して色々なスポーツをする話。
一話時点だと謎にロボットが大量に出てきたり、アイドルとして成功するためにスポーツをやると言った意味不明な流れだったり、明らかギャグアニメというか、狙ったクソアニメと言う感じで面白かったけど、後半でなぜか真面目路線に切り替わって突っ込みどころも減り何か見たかったものと違うなと言う気分になった。
この設定で王道なスポコンは求めてなかったし、王道としてやるなら序盤のふざけた設定が邪魔にしかなっていなくて纏まりがあまりなかった。
アイドルとしての成功のためにスポーツ大会で優勝と言う設定が支離滅裂すぎて...。
スポーツ頑張りました、その結果スポーツ大会優勝できました→アイドルとして大成しました、の矢印部分で「は?」ってなるせいで最後それっぽい雰囲気出されても何の感動も得られなかった。

キャラもなぜか主人公チームだけがモブみたいな見た目でキャラデザ的にも印象に残らないし、掘り下げもロクにないから全く印象に残らない。
主人公もアイドルを志してる設定だけど、途中からは謎設定故スポーツばかりに気が入ってて結局アイドルになりたいという元の意思が薄く感じるし。

スポーツアニメとしても微妙。
ハイパースポーツと言う割に見栄えは普通のスポーツで、設定のわりにあまりこの作品独自のものを感じられなかったのが残念。
浅く広く色んなスポーツをやっている感じで、スポーツアニメとしての面白さはあまりなかった。

まあ、最終回のライブは予算はそれほどながらそれっぽい盛り上がりは作れていたとは思う。他は、スノーウルフの回は1話と言う尺で綺麗に相手側の掘り下げが出来ていて良かったと思います。
全体的につまらなくはなかったけど面白くもなかった。
曲は地味に良曲が沢山あった作品でした。
明日へのBreakShoot好き。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆5
トライブナイン? 歌なのかスポーツなのか。俺も好きだぞこの曲。
アイドルになれなかったという話を真面目にやっておきながら、
そこから意味不明設定のスポーツ大会の流れに持っていくのは正直感情がついていけないし、そもそも目的から逸れていて題材も噛み合ってないように感じる。
これならアイドル云々設定いらなかったのでは? 真面目な雰囲気とやってる内容があってない。共感しにくい。
この意味不明スポーツを真面目設定でやられてもって感じだな。キャラの見分けつかん。

2話 ☆8
サッカーの試合なのに野球の選抜メンバーって紹介するのなんやねんw
パワープレイw テニプリかな? スポーツかと思ったら今度はカラオケw
ホント方向性が定まってないなw
スポーツ→歌→スポーツとシーンが変わっていくのがもうついていけないw
今度はテニスw

3話 ☆7
データ系は負けフラグ。いつの間にこんな強くなっとんねん。
まるでスポーツアニメ。100パー↑セント ロボをバカにするな。
ガバガバブロック 未だに青目と緑目の区別つかん。
てか相手キャラの方が可愛くね? マジで相手の方が。
草お前戦えるんか。
かっこつけて出てきたのにキャプテン何もせずに負けてて草。
ウィニングライブ? マジで何がしたいねんw モブの方が可愛いのほんとw
入りから語り口調なの固すぎだわ いい最終回だった。

4話 ☆7
謎のロボ。またロボ増えるのか。ロボの方が可愛い。適当グラフやめろ。
やっぱこの3人顔同じ過ぎない? でもロボがいるから。ロボ差別やめろ。
150kg なんでバッティングセンターでバント。黒髪蒼眼好き。

5話 ☆7
尺調整前回のあらすじ。
なんで主人公チームだけモブみたいな顔のキャラばっかなのw
リトルじゃ相手ならんだろ。ロボも声出せや。まともな話やめろ。
誘うんやめたんじゃないんか。てかロボも人数にカウントしろw

6話 ☆7
走っていけ。ロボもメンバーに数えろw 打てや。賢い戦略。
ロボが本気出せば全部決められそう。2人チームサッカーどうすんねん。
5人目さん。結構簡単に割れそう。

7話 ☆4
真面目な展開やらんでくれ…。ほんと面白くないこれ。
シュートの方がネタアニメとして面白い。なんだその止め方。
もっとちゃんとふざけろ。百合か? 結局勝つんかい。
何そのオレンジともお茶とも取れない色の液体 

8話 ☆5
ゴール小さくね? このアニメモブの方が可愛いのはなぜ?
いきなりライブかよ。テコ入れ回か。ブラを取ったら面白いのに。
真面目すぎるんだよな…ほんと。
シュート>テニヌ>エクハ

9話 ☆9
この銀髪?可愛いな。この子マジで可愛い。声好き。
エンゲージキスかな? 今回ミシェルしか見てない。

10話 ☆5
まだスノーウルフ回か。百合か? 今回内容薄いなw
足つった時みたいな姿勢してんな。

11話 ☆5
出OP。モブくそかわいい。28も充分ダメだぞ。
最初とられまくったのはなんだったのか。
1周まわって面白いとかじゃなくてただただ統一感のない中途半端なアニメだな。
モブの方が可愛いのやめろ。作画頑張れ。

12話 ☆5
あまり近未来のハイパースポーツという感じもなくただただ色んなスポーツを転々とやってた印象だったな。ライブエンドか。
悪くは無いけどさ。

曲評価(好み)
OP「インフィニット」☆6.5
2話ED「SUNRISE (Ver.First 2)」☆7.5
3話ED「SUNRISE (Ver.First 3)」☆7.5
4,5話ED「SUNRISE (Ver.Starting 3)」☆7.5
6話ED「SUNRISE(Ver.Unite 4)」☆7.5
7話ED「SUNRISE(Ver.RISE)」☆8
12話ED「SUNRISE(ver.Summer memories)」☆8
1話挿入曲「名も無き花」☆7
1話挿入曲「青空に逢えるよ」☆8
2話挿入曲「明日へのBreakShoot」☆10
3話挿入曲「Dream Soda」☆7.5
3話挿入曲「Rise Up Dreaming」☆8
4話挿入曲「Buzz Everyday」☆7.5
8話挿入曲「大好きだって叫ぶんだ」☆7
8話挿入曲「青空に逢えるよ (feat.Michelle)」☆7.5
9話挿入曲「Hydrangea」☆7.5
10話挿入曲「無限大の魔法」☆6
12話挿入曲「HELLO HERO」☆7
12話挿入曲「Happy☆Shiny Stories」☆6
12話挿入曲「全力Challenger」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 8

58.2 5 2022年度のスポーツアニメランキング5位
群青のファンファーレ(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (117)
303人が棚に入れました
競馬学校、騎手課程。入学倍率10~20倍、学科試験のみならず身体・運動機能検査など資質が問われる狭き門である。アイドルグループで人気を博した少年は、自分の心からの夢と初めて出会い――、島育ちの少年は馬とともに駆けることに憧れ――、英国出身の少年は親によって決定づけられた己の道に迷いながら、それでも自分の夢に向き合って――。これは、それぞれに騎手(ジョッキー)を夢見て競馬学校の門をくぐり、3年間を過ごす彼らの、その青春の軌跡の物語。


声優・キャラクター
有村優:矢野奨吾
風波駿:土屋神葉
天音・グレイス:花江夏樹
京力秋樹:糸川耀士郎
桜庭惣司朗:橘龍丸
霜月えり:水瀬いのり
宝生迅人:豊永利行
牧皐汰:小林千晃
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

水色のファンファーレ

オリジナルアニメ


競馬のコース(ターフ)をイメージさせるならタイトル“緑”にしていいところを“青”それも“群青”をもってくるあたり、濃ゆ~い未熟さを表現したかったのかもしれません。ちなみに私の感想は“水色”。
競馬学校で切磋琢磨するジョッキーの卵たち1クール全13話青春群像劇です。

おススメ度合いは低め。個人的にはけっこう好きなお話でした。
競馬学校の朝は早い。早朝の息遣いを画面から感じられます。お馬さんの走りをローアングルから捉えて疾走感も伝わってくる。予算は置いといて何を伝えたいかが垣間見える見た目。
そして次にジョッキーになるためのプロセスや大事なポイントのご説明。競馬学校なる題材を扱うにあたっての最低限のお作法は踏まえているのは好印象です。
最後に物語としても卵たちの諸般の事情のいくつかはシビアな内容を持ってきてます。例えば

 1.{netabare}好きだけじゃどうにもならんエンタビジネスの契約縛り{/netabare}
 2.{netabare}「競馬の騎手とレイバー乗りはちっこい奴に限る(後藤隊長)」な現実{/netabare}
 3.{netabare}キスケの死を巡る各自の葛藤や乗り越え方とかもね{/netabare}

競馬に明るくないためどんだけリアリティあるかは知りませんが、我々が目にするであろう“レース”の前段階のけっして光だけではない陰の部分にも焦点を充てているのもあって、今後お馬さんや馬主に加え騎手にも視点を置けるかもしれない内容にはなってます。


転じてネガティブ要素。卵たちの諸事情いずれも本来なら納得感のある理由ではありますが、その根拠となる部分が脆弱なためキャラへの共感には至りにくい。こちらメインのネガポイント。
サブ的なネガポイントは複数ございます。代表的なのはオープニングかしら。吉本とK-POPの合体ユニットの楽曲そのものが濫造品チックなことはもとよりアイドルものと勘違いさせることに充分貢献してます。BL要素ゼロとは言わんけど不要なブーストかかってたのよね。


前半は主人公有村優(CV矢野奨吾)を軸に物語の芯を作って、中盤の実技編から競馬学校という本来の題材にさらに絞り、いろんなもの乗り越えて「さあ次なるステージへ」な最終回…とこれだけ見れば悪くないんだけどいろいろ足を引っ張る要素がありましたよって作品でした。



※ネタバレ所感

■卵たちの諸事情
こう見ると8人って多くね?というのはあります。1クールで全員拾う限界ってどれくらいなんですかね?よく見かける5人前後がちょうどよいのでしょうか。
さておき各々抱える事情もいろいろで不自然で突拍子なものはありませんでした。具体的には以下

【主要人物】属性と抱える事情
・有村優(CV矢野奨吾){netabare}:元アイドル。回ってるビジネスを捨てるという十字架。{/netabare}
・風波駿(CV土屋神葉){netabare}:馬と話せるGIFT持ち。人馬一体だからこそキスケの死で堕ちる。{/netabare}
・天音グレイス(CV花江夏樹){netabare}:名門で資産家。プライド捨てたら一皮むけるのに。{/netabare}
・京力秋樹(CV糸川耀士郎){netabare}:凡人枠。優推しだった。特になし。{/netabare}
・宝生迅人(CV豊永利行){netabare}:親が教官。成長期にきちんと物理的に成長してることが悩み。{/netabare}
・桜庭惣司朗(CV橘龍丸){netabare}:親が騎手。迅人の良き理解者。名門!?二世の悩みはあるある。{/netabare}
・牧皐汰(CV小林千晃){netabare}:競馬オタクの努力家。才能という壁にぶち当たるべくしてぶち当たる人材。{/netabare}
・霜月えり(CV水瀬いのり){netabare}:女子。男社会を泳ぎ渡る難しさ。{/netabare}

物語上、優と駿は一軍枠。天音と迅人が次。秋樹・惣司朗・皐汰・えりが後塵でしょう。
主戦級はまあ目立つので置いとくとして、秋樹は優のアイドル前後の前部分に意味を持たせる役回りとして、惣司朗は環境/生い立ちに恵まれている者同士迅人の良き理解者として、皐汰は才能だったり環境だったりと持てる者と対極にある持たざる者の代表格として、えりは紅一点として、各々良きスパイスとして機能して欲しい制作陣の意図は感じられました。
これで主戦級のまばゆい光が担保された上で後方枠が輝く物語となると一気にエモくなるんですけどもちろんそこには至ってない。ただし素質はあったよ!ってところだと思います。


■メインのネガポイント
ジョッキーを目指す動機の希薄さ。ものすごく足を引っ張ったのはこれに尽きます。逆を言えばこれさえあれば化けたのに。

{netabare}成功しているアイドル辞めてまでジョッキーを目指すインセンティブってなにかありました?
馬と話せるGIFTを持ったきっかけやそんな天才が数ある職種の中で騎手を志向したのかわかりました?

主戦級ですらこれです。「騎手になりたい」のはわかった。でも「なんでなりたいの?」「なってどんなことしたいの?」がわかりませんでした。
優くんは第一話で「人と馬が一体になれるようなそんな騎乗ができる騎手になりたい」と言ってはいますが、そこに至るまでの原体験はノータッチだったような気がします。
全ての作品に求めるわけではないにせよ、とある職種を目指す過程を描く物語だからこそ避けてはいけないポイントだったのではないでしょうか。{/netabare}


■サブ的なネガポイント
オープニングが合わないという点をあえて挙げました。エンディングも似たようなもんですが…
試しにオープニングアニメーションをご覧あれ。朝か夕方か薄光が差し込む厩舎や馬場のカットで流れる楽曲として打ち込み音が絶望的に合いません。ただしこれは私の感性のお話。一方で感性とは別にそこそこのアニメウォッチャーさんだとこう男性アイドル臭を前面に押し出されると「あー女子向きね」なバイアスがかかる傾向があると思ってます。
脱アイドルしてジョッキーを目指す主人公だし主要キャラ男だらけだし、受け取る程度に個人差はあるのは前提と前置きしつつ…過敏にBL反応せざるを得ない導火線みたいな楽曲だったと思ってます。

{netabare}優が所属していたユニット『Mr.ドクター』メンバーを“JO1”の人が演じられてましたよね。そんなバーター感を目ざとく嗅ぎつけちゃうもんなんです。{/netabare}


※余談

■ドクター繋がり

{netabare}○ネードクターのCM好きですわ。
「ギリギリでいつも生きていたい」デビュー曲から早幾年。すっかり角が取れた感あります。

アニメに戻って若さなりの“ギリギリ”を堪能できるのが青春群像劇の醍醐味だと思うのですが、ギリギリだったのは制作事情だったのかもしれませんね。うーん。{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

騎手の卵たちの物語

全13話

競馬学校を舞台にした青春群像劇。入学から卒業までを描いています。

主人公の有村 優は有名アイドルながら、騎手になることを諦めきれずに競馬学校へ入学、まわりの雑音に苦しみながらも他の生徒たちとも徐々に打ち解けていきます。

また、もう一人大きな存在が同じ生徒である風波 駿、音で馬たちを聞き分けること出来る天性のセンスの持ち主、有村 優が深くかかわることとなります。

他の生徒たちのお話もあり、それぞれに抱えているものを同じ同級生同士一緒に克服できるかという感じでした。

最初は学校での訓練編、後半はトレーニングセンターでの研修となりますが、様々なことが起こりますね。

競馬学校といういささか特殊な、あまり知られていない学校のことを知ることができましたね。

レースで競い合うという視点より、どちらかといえば仲間意識が強くお互い切磋琢磨しているところを描いている感じでした。

OPはJO1さん、EDはSawanoHiroyuki[nZk]:河野純喜&與那城奨 (JO1)さんがでした。

最後に、この作品と全然関係ないですが、まだまだスマホゲームのウマ娘にハマっていますw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

競馬学校、騎手課程 夢に向かって突き進む少年たちのひりひりと煌めく3年間の物語

この作品は、オリジナルアニメだったみたいですね。
wikiをチラ見して知ったこと…

競馬学校の入学倍率って最大20倍なんだそうです。
メッチャ狭き門じゃないですか…

狭き門と言えば声優さんも一緒ですが、プロになってからの在り方がまるで違うのではないでしょうか。
声優さんの中には、声優の仕事だけで暮らしていけない人が沢山いらっしゃると見聞きしています。
だから、仕事の合間にバイトをすることで生活費の足しにすることができます。

一方、一度競馬関係者になったら、きっと副業なんてしている余裕は皆無だと思います。
一口に競馬関係者と言っても裾野が広いので、全ての職業が該当しているとは思いません。
少なくても、騎手を目指すならそんな時間は無いでしょうね。


騎手を目指し競馬学校・騎手課程に入学した有村優と風波駿たち。
1年間のカリキュラムを終えた騎手候補生らは、
栗東と美浦、二箇所のトレーニングセンターに配属される。

トレセンの厩舎実習では、レースに出走する
馬の調教も担当しながら、実地で学んでいく。
現役騎手や調教師、厩務員、そして馬主といった
プロの世界の厳しさに揉まれながら、
馬という生き物と向き合う日々。

馬と人が一体となり夢を追う競馬の世界。
優、駿、そして同期の面々は、果たして変わらずに
その夢を追い続け、競馬学校を卒業できるのか。

競馬に人生を賭けた少年たちが手にする未来とは――?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

JRAが全面協力してるだけあって、これまで知らなかった一面を色々と知ることができました。
競馬学校の授業内容もですが、個人的にはトレセンの厩舎実習が一番興味を持ってみることができました。
騎手、調教師、オーナーの関係なんて、これまで考えたこともありませんが、お互いの立ち位置がしっかり描かれていたのは印象的でした。

そして、難関の入試を突破できたとしても、騎手になれる保証はどこにもありません。
騎手を目指すなら、どこまでも自分を厳しく追い込めないと、到達できる高みではない、というのがハッキリ分かりました。
情け容赦なんてこれっぽっちもありません。
それは競馬学校に至っても然り…
自身の弱さが夢に向かって走り続ける列車から振り落とされる原因と直結しているんです。

今回スポットが当てられた競馬学校の同期は8人でしたが、8人全員が騎手になれるほど甘い世界ではありませんでした。
しかも、進退を決めるのは自分自身…
だから、自分で自分の夢を断ち斬らなきゃいけないんです。

好きだから…折角騎手になる可能性があるのだからと諦めきれなければ、それが周りへの迷惑…強いては大事故にも繋がりかねない世界…
でも例え騎手に慣れなくても競馬に関連する仕事には就けるのが、この業界の裾野の広さだと思います。

それと競馬と切っても切れないのが競走馬との別れです。
その別れは、何の前触れもなくある日突然襲ってくるんです。
「予後不良」とか「安楽死」という単語や意味は分かっているつもりでしたが、例えアニメでも目の前で起こると、相当なショックを受けましたので…

オープニングテーマは、JO1さんによる「Move the soul」
エンディングテーマは、SawanoHiroyuki[nZk]:河野純喜さん&與那城奨 (JO1)さんによる「OUTSIDERS」
個人的にはエンディング曲が好みでした。

1クール全13話の物語でした。
競馬や騎手に対して真正面から真面目に向き合った作品という印象が強いです。
まさにこの作品の醍醐味だったのではないでしょうか。
個人的には総じて楽しませて貰った作品になりました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

66.4 6 2022年度のスポーツアニメランキング6位
リーマンズクラブ(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (85)
232人が棚に入れました
天才的な観察眼で、バドミントン選手として活躍していた白鳥尊。 しかし、インターハイでのトラウマが原因で、思うようなプレーができずにいた。社会人選手として所属していた強豪チーム・ミツホシ銀行をクビになった尊。 選手としての再起をかけて、サンライトビバレッジに入社した彼を待ち受けていたのは、慣れない会社員としての仕事に、結果の出せていない弱小バドミントン部...。おまけに、ガサツで、声がでかくて、やたらと距離の近いおっさん...宮澄建。 元・天才の新人社会人と、豪快おっさん“バドリーマン”。何もかもが正反対のコンビが生まれたとき、諦めかけていた夢が、ふたたび幕を開ける。
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

放送時期は時間差攻撃

オリジナルアニメ

放送日程が1月30日 - 4月17日。リアタイ勢には時期ズレ理由にスルーされがちだったやつ。
後追いする価値があるかどうかは正直微妙。ただもの珍しさで手に取ってみてもいいかもしれません。

 リーマンズ(サラリーマンの)+クラブ(実業団スポーツもの)

学生の部活でもプロの世界とも違う。企業に籍を置き競技に励む人たちのお話。競技者にとってはオリンピック種目にでもなってれば目標設定はしやすかったり、企業にとっては広報・CSRの一環だったり様々。海外にはない形態かと思います。向こうは地域クラブやプロ契約が主体ですね。
となると珍しい題材を調理する難しさはもちろん、海外にコンテンツもってって企業スポーツの概念が理解されうるかどうかのリスクも内包してます。個人的にはチャレンジ大歓迎なので応援したいかなって視聴前の心の姿勢でしょうか。

あ、これバドミントンの話ですよ。
それでもってバドミントンアニメ『はねバド!』のライデンフィルムさん制作です。コートに汗したたる試合シーンが良かった記憶もあり期待したいところでもあります。


とやや中腰で期待しながら視聴開始。結果は、、、まあ可もなく不可もなく。
「お仕事」「スポーツ」どちらかが飛びぬけるでもなく、かといってバランスが良いでもシナジーもたらすわけでもなく、せいぜい“挑戦はここから始まった”の開拓精神に乾杯!ってところでしょうか。どういうことか?

 ①お仕事もの
 ②スポーツもの

両雄並び立たず。①②それぞれ先行作品にロールモデルがあります。制作するにあたっては①②どちらにでも重心置けることからよほど練り込まないとどっちつかずになってしまいます。ただしそこは我々視聴者も①か②のどちらかに引きずられてしまう罠みたいなもので中途半端でも次が見えてればOK!

 ③仕事しながら競技を続けることとは?

①にも②にも依らず他にはない物語に仕上げる機会がこの作品にはあったはず。むしろ③が観たかった気分。心情に迫っても良し。外形をなぞってまずは視聴者に認知させるでも良し。これができたようなできなかったような出来栄えだったのでノリきれませんでした。
どんなかと言うと企画段階で実業団選手あるあるなトピックをブレストしてそれらを総花的に全12話に散りばめたような印象だったということです。

{netabare}・練習時間や場所の確保がたいへん
・選手らの社内でのポジショニング
・結婚/出産など人生イベントの節目で競技を諦める
・(アニメにはなかったけど)プロに行けなかった選手の受け皿
・費用対効果で縮小一途の実業団スポーツの現在地
・予算つけられる企業とそうでない企業とのギャップ{/netabare}

描き切る尺が無かったのか会議室で完結してたからなのかはともかく、表層をなぞっただけに終わったのは残念です。素人の私でも思いつきそうなところどまりで気づきとは無縁でした。
取材足りてなかったんじゃないかしら? 各トピックの結果(ゴール)を決めて逆算して組み立てるのは良いとして、プロセスがぐだってしまって刺さらない。各トピックが繋がり結びつくこともない。
{netabare}廃部上等の重役もチラ見あっても伏線というわけでもなくエピソードが終わればお役御免。創業者一族らしき副社長も扱いがモブ以下でしたね。単発で当番回こなしたら退場するの繰り返し。{/netabare}


以上イマイチなところあげつらいました。
せっかくの“強み”と思しきところを伸ばしゃいいに~と半ばエールを込めております。

一方“不可もない”点はイマイチポイントと表裏一体なんですが小ゴール大ゴールの設定は悪くないところ。あくまでぐだぐだプロセスが足を引っ張っただけなんです。

■競技面
{netabare}先読みスキルはダブルスで活きる。よってトラウマ克服が輝くための条件となるところ。
また目の良さがあって活きるスキルゆえ、目の負傷がどれだけ尊にとって重要か。そしてそこ度外視して試合に戻ることの重みとかね。{/netabare}

■仕事面
{netabare}特筆すべき点は無し{/netabare}


トピックの結びつきは置いといてなんとなしに駆けるぶんにはちょうど良いかもしれません。
注意が分散しがちな難しいネタを持て余して内容はいまいちだったけど、『頑張ったで賞』は贈りたい。そんな作品でした。題材や切り口はよいので似たもん出てこればそれに期待!



※閑話休題

■ネギジンジャー

ネタとしか言いようのない新製品(試供品!?)『ネギジンジャー』から。

{netabare}飲料水メーカー勤務の主人公らが商品化に漕ぎつける例のやつ。味の濃いもの(ねぎとしょうが)掛け合わせはセオリーとはいえ、掛け算になるかは別の話。実際に深谷の道の駅で販売してるらしいので興味の有る方はどうぞ。繋ぎにリンゴを使ってバランスとってるみたいです。
このリアリティのないねぎと生姜の組み合わせからしてギャグと見るべきお仕事パートでした。序盤出てきたSWOT分析がトレーニングに反映されるような仕込みでもあったら面白かったのに。{/netabare}


■破綻しない

{netabare}こちらのリーマンブラザーズ佐伯蒼汰(CV石川界人)と佐伯橙也(CV逢坂良太)の兄弟は持ち直しましたね。ライバルの琢磨くんとこと対照的です。{/netabare}



視聴時期:2022年1月~4月 リアタイ

-----


2022.04.22 初稿

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

スポーツと仕事の両立をするサラリーマン達の苦悩

※ちょっと評価を見直しました

【感想】
同じバドミントンアニメのラブオールプレーを見ていて気になるところがあったので、もう一度見直してみたのですが、二回目視聴してみたら面白かったので再評価してレビューを書き直しました

初見の時は仕事部分にあまり興味が持てなくて酷評気味でしたが、キャラクターの背景がわかってから見直してみたらとても面白かったです

仕事部分に興味ない人にとってはなかなかバドミントンやらないもどかしさがあるかもですが、その代わりに社会人ならではの会社や家庭との折り合いに苦悩するところがシナリオの見どころ
スポーツよりも人間ドラマのほうに重きが置かれていると思えばいいのかな
かなりデキのいいバドミントンアニメで、バドミントンアニメの中ではコレが一番だと思います

【キャラクター】
キャラクターの頭身が全体的に高めでスラっとしていてスマートなのがいいですね。
サラリーマンって言うとおじさん達がやるのかなって思ったけど、キャラデザは高校生と変わらないので高校生の部活に見えますが性格は年齢相応で中高生の部活アニメより落ち着きがあっていいですね
調子に乗ったキャラはいるけど、ちゃんと失礼だってたしなめるキャラいていいバランス

【作画】
作画は安定してます、スポーツアニメではだいぶ良いほう
試合のショットが決まった時の演出に爽快感がある
目まぐるしくカットが変わるので、速すぎて今どんなプレイした?ってなる

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

バドリーマン

オリジナル作品 全12話

会社に所属してる社会人のバトミントンクラブを描く作品。名門バトミントン部をあることで追われた主人公は、違う会社のバトミントン部に所属し再起を図るお話。

主人公の性格が攻撃的で、最初はあまり好きになれませんでした。

一悶着ありましたが、同じクラブの同僚は、みなさん優しかったですね。

サラリーマンということで所属している会社の仕事のお話もありました。

仕事後、練習をして大会に出るというのは大変でしょうね。

最後はあることを賭けて大会に挑むお話でした。

お話はきちんと終わっています。色々ありましたがスッキリとした終わり方でした。

OPはNovelbrightさん、EDはまふまふさんが歌っています。

最後に、主人公が所属している会社は飲料水メーカーということであるもの{netabare}(ネギ){/netabare}を原料として飲料水として発売(お話の中でと思ったら実際売っていましたw)していましたが、美味しいのか半信半疑ですw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

68.4 7 2022年度のスポーツアニメランキング7位
弱虫ペダル LIMIT BREAK(TVアニメ動画)

2022年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (59)
234人が棚に入れました
1年目のインターハイで見事、総北高校を総合優勝へと導いた小野田坂道。 今泉や鳴子と共に2年生へと進級し、キャプテン・手嶋たちと新チームで連覇を目指す! そして迎えた夏のインターハイ。 昨年の雪辱に燃える王者・箱根学園は、新キャプテン泉田を中心に次々とリザルトを獲得し、快進撃を見せる。王者の風格を取り戻した箱根学園を前に、総北は再び挑戦者となり、苦境に立たされる。 そんな中、遂にレース最終日がスタート! 2日目のゴールを制した京都伏見・御堂筋も新たなフェイズへと動き出す……。 各チームが闘志を燃やす中、坂道は仲間と繋いてきた絆を信じ、栄光のゴールを掴み取れるのか――!?
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

回想の曲を聴くともう涙が出てくるようになりました。

ラララ ラ~ ラッラッラッラッ ラ~ララ~
もう勝手に涙が出てきます。
回想ストーリーが一杯あります。
ありすぎて判らないくらいありますが、特にLIMIT BREAK後半の回想は今までの集大成なので見応えがあります。

ネタバレというかお判りと思いますが 最後は  {netabare}小野田坂道 真波山岳の対決。 {/netabare}ここまでのお膳立ては最高の仕上がりです。
総北全員の為に走る小野田坂道「小野田!!まかせた!!」
常勝箱根学園のプライドを託された真波山岳「行け!!真波!!」

沢山の想いの詰まった自転車レースをご堪能あれ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

荷物は軽く、背負う想いは重く

【感想】
作画が不安定だし展開はワンパターンだけど、これまで見続けてきたファンなら胸が熱くなる展開が多くて満足できると思います!
1年目にも出ていたキャラ達が背負うものが増えて一回り成長した姿が見られて良かった
特に手嶋さんがすごく熱くていいキャラになって、2年目の主役は彼だと思っています

1年目で卒業したキャラの荒北、東堂、巻島、田所、石垣がいいキャラすぎて、穴埋めどうなるの?って思ったけど
2年目は手嶋、青八木、黒田、新開悠人、葦木場、銅橋あたりがとても良かったですね

ただ、惜しいところは多い
まず作画、特に御堂筋君の顔変わりすぎ、崩れすぎ
{netabare} それから京都伏見の岸神は御堂筋君の相棒として期待してたけど、彼が増えても御堂筋君一人いればいいチームなのは変わらず、特に見せ場もなくかなり残念でした {/netabare}

2年目を描いた今期、成長ってキーワードが何度も出てくるけど {netabare}
メンバー変わっても総北、箱学、京伏見、その他大勢それぞれの役割が1年目と一緒で展開もだいたい一緒なのがちょっと残念

チームの誰かがなんか不調になって誰かが助けに行く総北
総北に1対1の真っ向勝負を仕掛けて一人、また一人と総北のライバルとともに脱落していく箱学
箱学と総北のペースを乱す道化の役割だけして消耗品のように使い捨てされる京伏
そして「集団」と十把一絡げにされるその他大勢

精神的には成長したと思うけど、1年目から続けてるキャラは技術面・戦略面での成長が見たかった
力尽きそうになったら仲間との思い出や声援でエネルギー注入して最後の力ふり絞って脱落というパターンが一年目よりも多いのも残念

特にラスト手前に御堂筋君が脱落して、そのあと小野田君と真波君の一騎打ちになる展開がまったく一緒で
周りの大切な人達が過去のことを語ったりしてるところは経験と成長が描けていてなかなか良かったけど、ちょっと長すぎ

なんでゴール前を1年目と同じ小野田君VS真波君にしちゃったんでしょうか?決着も一緒ですし
小野田君好きなのはわかったけど、別に全試合で1位とらなくても彼の良さは見せれると思うんですよ
主人公を負けさせる勇気も必要です

3人で手をつないで一緒にゴールって夢を語っていたのはどうなったの??
3人で一緒に1位は都合良すぎなら、総北が2位とか3位で最後は3人で一緒に手をつないでゴールっていう展開でも良かったんじゃないでしょうか?

2連覇なんてしちゃったら3年目で負けて卒業ですはないと思うし、最後の決着は次につながりづらい終わり方じゃないかなー {/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いざ、ゴールラインへ走り抜け!

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期~第4期までは視聴済です。

この作品の視聴も大分遅れてしまいました…
でも、こちらは放送時期が同じ入間君との遅延理由とは少し違うのですが、それは追々記載したいと思います。

自転車ロードレースがこんなにも熱く面白い競技であることを教えてくれた作品です。
最近は行っていませんが、昔名古屋で何度かコスプレイベントの見学に行った際、総北のコスチュームを身に着けたコスプレイヤーさんが結構いらっしゃったのを覚えています。
懐かしいなぁ…今でもあのコスプレイベントは健在なんだろうか…などと考えてしまいます^^;


週刊少年チャンピオン(秋田書店)で絶賛連載中、渡辺航による自転車ロードレースコミック「弱虫ペダル」。
マンガやアニメが好きな高校生・小野田坂道が、
自転車競技部の仲間と出会い、ロードレースの世界で成長していく姿を描いた大人気作品の、
TVアニメシリーズ“第5期”が、『弱虫ペダル LIMIT BREAK』として遂に始動!

2度目のインターハイで連覇を目指して走る坂道たちの闘いも、いよいよ最終局面へ!
王者奪還に燃える箱根学園や、独自の戦略で勝利のみを求めて走る御堂筋、
そして仲間たちと繋げてきた想いを胸に、全力でペダルを回す坂道。

最後の力を振り絞り、限界を突破して、栄光のゴールラインを超えるのは誰なのか――。
今、約束の時――!

1年目のインターハイで見事、総北高校を総合優勝へと導いた小野田坂道。
今泉や鳴子と共に2年生へと進級し、キャプテン・手嶋たちと新チームで連覇を目指す!

そして迎えた夏のインターハイ。
昨年の雪辱に燃える王者・箱根学園は、新キャプテン泉田を中心に次々とリザルトを獲得し、快進撃を見せる。
王者の風格を取り戻した箱根学園を前に、総北は再び挑戦者となり、苦境に立たされる。

そんな中、遂にレース最終日がスタート!
2日目のゴールを制した京都伏見・御堂筋も新たなフェイズへと動き出す……。
各チームが闘志を燃やす中、坂道は仲間と繋いてきた絆を信じ、栄光のゴールを掴み取れるのか――!?


公式HPのINTRODUCTIONと全体あらすじを引用させて頂きました。

半端無い熱量を持ってインターハイの舞台を駆け抜ける出場者たち…
連覇を目指す総北と、優勝に向けて万全の体勢で臨む箱根学園…
恐らく一気見すると、この作品の持つ熱量をより感じられることでしょう。
それが分かっていながら、それが出来ない最大の理由…

これまでもうっすら気付いていたのかもしれませんが、どうやら私は京都伏見高校の御堂筋が生理的に苦手なようです^^;

もちろん、純粋に勝利を目指す姿勢や執念は十分評価できると思います。
ただし、人との接し方が私にとって壊滅的にダメなんですよね…

だから、御堂筋が活舌になればなるほど視聴が苦しくなっていくという悪循環に陥ったのが今回視聴の遅延した理由でした。
バトンを渡しあえる仲間に巡り合えなかったのは彼にとって不幸だったとは思います。
孤高のオールラウンダーとしても資質は認められるんですけどね…
御堂筋はどうしてあのような人との接し方をするようになったんでしょうね。

この御堂筋と真逆の立ち位置にいるのが、総北の小野田坂道と、箱学の真波山岳だと思っていましたが、今回もこの立ち位置には微塵のブレもありませんでした。

私も学生時代に団体戦を何度も戦った経験があるので、仲間が背中を押してくれる感覚は何度も味わったことがあります。
団体戦ならではの醍醐味なのではないでしょうか。
こういう昔の感覚を思い出させてくれるのも、この作品の特徴だと思います。

そして完走して振り返って思う事…
インターハイ自体の内容は間違いなく昨年のより今回の方が数倍面白いです。
色んな夢があって…より高みを目指すために大切な夢や約束を置いていかなきゃならない…
葛藤…メッチャあると思いますし、葛藤して良いと思います。
そうして自分自身で答えに辿り着かないと本気の全力全開はきっと出せないでしょうから…
もう、ヤバいくらい熱い内容でした。

願うなら、今度はみんなの約束が実現できるのを切に願っています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、04 Limited Sazabysさんによる「Keep going」と、Novelbrightさんによる「ラストシーン」
エンディングテーマは、Novelbrightさんによる「PRIDE」と、山下大輝 with 佐伯ユウスケさんによる「アクション」

2クール全25話の物語でした。
今回もしっかり堪能させて頂きました。
最終話で幾つか不穏な動きが伏線として張られていました。
これはきっと次で回収してくれることでしょう。
続編の情報を心待ちにしていますね!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7

61.9 8 2022年度のスポーツアニメランキング8位
ラブオールプレー(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (80)
178人が棚に入れました
時速400km”で突き抜ける一度きりの青春、試合開始!いま青春時代を過ごすキミも、かつて過ごしたあなたも。誰もが胸をアツくする、青春バドミントン部!「ラブオールプレー!」全てのバドミントンのゲームはここから始まる。スマッシュの初速が400キロを超える世界最速のスポーツ!シャトルを追いかけ続け、青春をかけるバドミントン部の高校生。仲間とぶつかりあい、家族に支えられ、切磋琢磨していく。青春時代の甘酸っぱさ、爽快感、透明感・・・ラブオールプレーは、バドミントンを愛するすべての人を応援します!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

マジメなバドアニメ、作画の点がラブオール

【感想】
マジメな高校バドミントン部アニメ、作画がとにかく残念ですが、話は地味な王道のスポーツアニメって感じで私は面白かったです
作画さえ良ければ話は悪くないのにかなりもったいない、2クールもやる予算あるなら話途中で終わってもいいから1クールでちゃんと作画にも予算かければよかったのに

性格が歪んだキャラはいないし変なことや余計なことをしないのがいい
マジメなのはいいけどちょっと堅すぎるかなあ・・・官製って感じで安心して見れるけど刺激が少なくて地味かも
でもマジメに部活やっててシナリオやキャラはいい感じです

リーマンズクラブやはねバドと比べるとこちらは純粋にバドミントン一本に絞っているので練習シーンや試合シーンに尺が十分とれているけど、作画がかなり悪いので比べるとかなり安っぽく見えてしまいます
バドミントンアニメ見たいならこれよりはねバドやリーマンズクラブをオススメします

【シナリオ】{netabare}
最初はぶつかることが多くてもちゃんとそれぞれのキャラクターに強い意思があるので、無意味ないがみ合いとかよくわからない意識高い系の間違った天才とか出てこないのがいい
部の雰囲気も勝ちにこだわる姿勢もいいと思うし、意識の高い部活でいいと思いました、話は驚きはないけど手堅い感じでいい話もあったし前向きでいいと思います、スポーツアニメ好きなので楽しめました
{/netabare}
【作画】{netabare}
試合は打つ瞬間とシャトルが落ちた瞬間の絵だけかいて途中がないから試合の動きがなくてつまらないし、試合もダイジェストみたいな感じで面白くないです

ところどころ質が悪い絵が入ります
アップの顔をかくこと以外には力を入れてないみたいで引いた絵だとかなり酷いし顔も崩れるし
特に気になるのは体の描き方で、バランスがおかしいです

例えばあまりにも細すぎる小鹿みたいな手足の選手が激しくステップ踏んでてなんか骨折しそうで怖かった

それから試合の動きがないだけでなくフォームや動きも適当っぽい

バドミントン詳しくはなくても動きが素人っぽいってわかるくらい酷くて、これでインハイ狙う選手なの?って思った
フォームもなんかおかしくて、打ったらアウトになるような角度とか力の方向がおかしい腕の振り方してたりして、これどうやって打ったの?
スポーツのことちゃんとわかってる人に絵を描いて欲しいです

リーマンズクラブやはねバドはもう少しちゃんとしていました

たとえば2話でなんか急斜面な道路をたくさん車が走っていたけど、車が何故か蛇行運転しているし急斜面すぎて奇妙な絵でした
空を見上げるシーンで流れる雲が台風の時より速いスピードで動いていました、上空で竜巻でも発生しているのでしょうか?
{/netabare}
【キャラクター】{netabare}
顔の描き方はイケメン風だけど髪型が変
主人公や東山ツインズや海老原コーチの髪型がダサいと思ってしまいました、短髪の描き方があまり上手くないのかな?
これもデザインというより作画の問題かも

主人公の家族はしっかり主人公の将来を考えて進路の相談に乗っているのが良くて、主人公の姉が好きです
美少女はちゃんと描けるのなら、女子バドやればよかったのに
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

オールラウンダー的なスポーツ部活青春物

作品タイトルはバドミントンで試合開始時に審判がコールする「ラブオールプレー」から。

競技(バドミントン)、友情(主に主人公と同期入部の絆)、超えるべき壁(遊佐先輩)、恋愛要素(女子マネージャーがメインヒロイン)、そして教室を中心とした高校での日常といった要素で卒なく構成されたスポーツ部活青春物です。

おそらく2クール放送予定なんだと思いますが、2022年4月から日テレ系列で放送開始で現在も継続中です。アニメ化と連動してコミカライズもされています。

原作がポプラ社刊の小説というのは、テレビアニメとしては少し珍しいかもしれません。かみさんが読んでいたのでアニメ化前から知っていますが、私自身は未読です。アニメを観終わってからは読むかも?

主人公は高校生なのですが、作品のターゲット層は小学校高学年~中学生って感じなんじゃないかという気がします。放送枠も土曜日の夕方(名探偵コナンの直前)です。

たぶん放送時期もターゲット層も『アオアシ』とはかぶっている気がしますが、『アオアシ』よりは『ラブオールプレー』の方が頭は使わず気楽に観ています。

どの要素もほどほどの水準をクリアはしているため、かみさんに付き合って毎週観ている分には問題なく楽しめます。ただ、深夜アニメ視聴にガッツリとハマっている人にお勧めできるかというと、それは違うような気が…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 8
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

期待外れ

{netabare}
当たりの多い一般小説原作なのでかなり期待してた作品だけど、かなり期待外れでした。
微妙な点を全部書くと2000字ぐらい書けそうだけど、中でも特に微妙だったのが、①話の軸が弱かったこと、②話に連続性がないこと、③サブキャラの扱い、④試合の盛り上がり。


主人公の憧れの遊佐を打ち負かすことが最終目標に据えられていた作品で、実際最後も遊佐戦で終わる作品だけど、序盤と最後以外は遊佐のライバル感が全くなくて、何を重視したいのかよくわからなかった。
中盤に一度遊佐と戦った回があったけど、この作品お得意のダイジェスト試合であっさりと流される始末。
遊佐を最終目標とするアニメなのに、遊佐との絡みは少ない上、試合があったと思ったらあっさり流されたり、上手くライバル関係が描けてなかった。
まあ結局最終回の遊佐戦は良かったけど...。


このアニメで一番酷いと思った箇所、乗り切れなかった原因。
キャラの成長過程や思考の変化などの描写が少なすぎる。
最初松田が新入りの中で圧倒的な最強キャラなのかと思えば、いつの間にか主人公が拮抗してるし、弱い双子や脳筋も先輩達と渡り合えるようになってるし、メガネはいつの間にか選手としての道を諦めてるし、スポーツアニメとしては最悪。
本当にこれと言った描写や、試合中の成長描写とかそういうのが一切なく強くなってるという...。
メガネは一番酷いと思った。序盤実力ないことを思い煩う回とかあった割に最終的に断念の描写もなくあの扱い。
最終的にどのキャラがどれぐらい強いとか全くわからなかったよ()
キャラ以外にも展開も...。
練習試合の過程とか全然踏まずに6話ぐらいで早速公式戦に突入するのはどうなのか。負けイベということもなく、試合自体もあっさり流されるし、後の展開につながるということもないし、とにかく話の構成が雑。


基本的に主人公以外のキャラは空気。存在感あった松田すら後半は弱体化して空気で悲しかった。その分主人公の掘り下げに回せてるかと言われるとそうでもないし本当にどうしようもない。


試合がつまらない。作画の問題もあるけどそれ以前に脚本的に一切盛り上がりどころを作れてない。
雰囲気で熱い試合にできてたりすることもなく、点数は飛び飛びに上がっていくし、相手とのやり取りや心情描写も戦術も基本的になく淡々と進む...盛り上げ方が下手すぎる。
おまけにどちらかの選手が疲労困憊状態で...とか、相手はケガがあって...みたいな、試合をつまらなくする余計な要素が毎回盛り込まれている始末。
こういうのがあると、真っ向勝負しているという感じがなくなって単純につまらない。
特に、相手、しかも友人がケガをしていることをいいことに、振りない血を狙うって、ほんとに主人公か?ってレベル。
実際の試合だとそういうのもありかもしれないけど、スポーツアニメとして見た場合最悪。
ケガの隙を狙うよう指示を出した監督さんはあの回以降サイコパスにしか見えなくなった。

一個一個は書いてられないけど、メインの軸以外にも毎回毎回ん?ってなる会話や、脚本に違和感ある所があって普通に見ていても引っかかる点が多い。親睦会の回とか必要でした...?

ただ、最終回だけは良かった。
と言っても序盤から目標に据えられている遊佐戦が盛り上がらないはずもなく当然の盛り上がりという感じだけど。
最終回の試合は、上で書いたような欠点がなく戦術もあったし熱い試合になっていたと思う。
あと、これ系の作品で負けエンドと言うのも目新しさがあって良かったかな。ただただ奇を衒った展開と言うわけではなく、その敗北をばねにして次へ繋げる描写も、ここに来てキャラの成長が感じられて、いい最終回でした。

あと、マツダが内心では最初格下だった主人公のことを見下しているみたいな話はリアリティがあって良かった。(ただ、その部分の蟠りが解消される描写が欲しかった感はあるが)

結構ボロクソ書きつつも、不快感あるキャラは監督意外にいなかった(遊佐も後半になるとネタキャラ化した)し、先輩たち含めキャラに魅力はあり、どのキャラもお互いを高め合ってる感があったので、全体的に雰囲気は明るく嫌いなアニメではなかった。

作画は試合中にラケットしか映らなかったり、超ズームで描写されてたり、とにかく省エネだった。ただでさえ、脚本的に試合の全貌がわかり辛いのに省エネ作画のせいで尚更。ただ、最終回の遊佐戦だけは作画がかなり良かったと思う。
Hey Say!JUMPの主題歌は良かった。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
花江かよ。家族ギスギスしすぎやろw
タイトル回収。何故にスポーツ推薦やめるし。まあ普通な出だし。

2話 ☆4
ボッチ強そう。なんだこいつ。こうやってライバルとかに不自然レベルな性格悪いキャラ出すスポーツアニメ嫌いなんだよな。
短絡的に感じて。上海のキャラはいいな。トリック返し。
あとで戦うフラグ。

3話 ☆6
バトミントン。これだから運動部は無理。
こいつ一年に向かって練習にならないって何言ってんだ?
卓球はあんまふらんからな。

4話 ☆5
いや一年じゃ厳しいでしょ。こういう奴ほんと無理だわ。
初心者相手に。ラブゲーム出来てなくて草。網かかったんなら謝れ。
なんだよ、結構入るじゃねぇか...。禿はいい奴なのに。
一年で4位は上出来。一年の方が礼儀正しい。松田主人公で良くね?
いや勝てんやろ。

5話 ☆5
心の底では見下してるっていうのは現実味あっていい。喧嘩すんな。
4位入れんのかい。いや3年に完勝って。最強すぎんか。
ちょっとテンポ速すぎん? これもうインターハイ?

6話 ☆4
入部したばかりのはずが急に公式戦になった。
あまりに地味なタイトル回収。結構入ってるじゃん。
急に岡咲のこと描かれても。ちゃんとした掘り下げを
作画節約しすぎ。顔アップが無駄に多いのと打たれたシャトルしか写されないのはw 構図も悪い。訳ありげな岡咲は何だったの?
こういう双子キャラって人気でないよな。
県大会じゃなくて先に練習試合の方をやれよw

7話 ☆8
横浜湊って弱いの?
そう、相手でもこうやってお互いに高め合おうとするキャラが見たいんだよ。一回ぐらい遊佐の三層を見せてほしいな。
主人公の姉目的で入ったってマジ?
いや、今のは仲間の心配してあげてただけじゃん。
大丈夫じゃないフラグ。背景が人含めて静止画w
要するにホモ 今回は良かったな。

8話 ☆5
勉強会いる? 試合休んだのに外で走るなw
まだ横川さんの活躍見てないから印象が雑魚キャラなんだよな。
誰がこんな口調で友人とLINEするwww
作画も構図も酷い。主人公遊びに行ってるじゃん。
ネタキャラと化した遊佐。

9話 ☆8
あるあるだな。マジでネタキャラになってしまった遊佐。
そりゃ返しにくい位置に打つだろ。遊佐の怒涛の叫び草。

10話 ☆6

11話 ☆7
逆ギレやめろや。遊佐が急に嫌な奴じゃなくなったことに理由付けが欲しいところだけど変にギスギスしてるよりはいい。ウミガメのスープかな?
あの逆ギレバカの話どこ行ったし。祭りの道のど真ん中で喧嘩するな。
実力差による軋轢を描くのはいいけど、ここまでの話上どれぐらい実力差があるのか見えにくい。
遊佐に影響受けてたのか、話の流れを感じられていい。

12話 ☆7
松田も同じことを考えて粘られないようテクニックで早く決着つけたパターンか。
松田が心の中では主人公を見下してる設定活かされて欲しかったな。
あと、松田は想定内の球しか打てないというゆさからの指摘も活かされてない。監督急に悪者みたいな描かれ方するの草。まあ正論だけど。

13話 ☆2
そのレベルなら出てくんな。てか万全の状態での熱い戦いが見たかったな。
友達なのに全然語り合わないな、味方とだけ会話して。
ほんと怪我冷めるだけだな。
怪我の悪化の恐れがあるからやめろ言われてるのにやらせてくださいはねーだろ。ほんとに友達のこと考えてるのか?
この監督どの面下げてここにいるんだよ。

14話 ☆6
OP好き。こいつ前回サイコパスみたいな描かれだったせいでその印象引きずってるんだけど。
下手くそなメガネの話の掘り下げも全然無かったよねそういや。
アオアシと被ってんな。‪バツ10 ハナってそんな知識にあんの?
ラブコメの波動を感じる。
バドって再起不能な怪我とかするスポーツなのか。風が強く吹いている。
ほぼ告白。EDもいいな。けど、安田レイにしては微妙かも。

15話 ☆2
やっぱ春玄鳥の方が良かったな断然。
主人公たちの成長物としての出来がまだ不十分なのに新1年生出されてもな。圧迫面接。いや、なんでカラオケでコスプレすんだよw
そうはならんやろ、底辺校かよ。てかこの話いる?
バドと関係ないよね? いや、好きにさせてやれよ。
ほんと主人公が正論。赤髪何無理に押しかけてんだよ。
いや、赤髪の方が正論扱いされてるのやべーだろ。
部活の親睦会ならまだしも、新クラスの親睦会とかマジでどうでもいいんだわ。ここまでクラスの存在感一切無しだし。

16話 ☆5
いつ面白くなるのこれ。はちみつとレモンは公式と違うかな?
不調や心的問題で本領発揮できないっていう面白くない展開多すぎない?
しかもだいたい同じキャラで…。
双子とかは何もないのに。
遊佐との差が縮まっていくのも特に丁寧な描写がなくて残念。
段々とライバルに差し迫ってる感がない、唐突に差が縮まってる。
元々遊佐が目標なんだからせめてちゃんと試掘り下げてくれ。
そこまでお人好し感なかったしあの陰口が原因って気づけるのも意味わからん。考えが自然じゃなくて脚本にキャラの思考が作られてる感が強い。
まあ同じような話とは言えだからこそ前の自分を鑑みてアドバイスするのは話の繋がりを感じられていいと思うよ。
この主人公の冷めた受け答え気持ち悪すぎだろ。
俺もそう言うとこが嫌い。安定の試合ダイジェスト

17話 ☆4
初めてじゃない?まともな試合。松田は噛ませ。
何で連続で戦ってんのw この監督もうサイコパスってイメージしかないわ。
いや、勝ち方あっさり過ぎやろw
監督「勝てます」→勝ちましたで終わりじゃなくてもっと熱い見せ方してくれよw しかも超逆境だったのにこの流れはw
いや、遊佐との戦い一瞬で終わらすなw
公式試合やってる感が毎回全くないんだよこのアニメw
サブキャラも日常生活でのキャラ付けはいいけど、バトミントンプレイヤーとしてのキャラ付けはかなり不足

18話 ☆5
そんな殺気に押されることあるか?w 普通に先行一本取られてて草。
やっとまともなスポーツアニメしてる? 風が強く吹いている。
この双子とやばそうなやつの試合もっとちゃんと見せてくれよ。
双子とメガネマジで空気じゃん。観戦の話もあっさりと流されすぎだ。
ほんとダイジェスト

19話 ☆5
実力不足を勝利への執念とか言う謎の概念のせいにするな。
お前も頭冷やせ。真面目にやってきたからよ!
それ人にもの聞く態度かよ。別に特に果たしても何もない命令だよな。
練習環境整えるって監督として当然のことだし。こいついつの間に強くなったんだよw
このメガネにもっとスポットライト当ててたらいい話作れたよな。

20話 ☆5
急なホモ展開? 遊佐序盤からキャラ変わりすぎ問題。おいバドしろよ。
写真にだんだんバツ着いていきそう。
ここに来て急にダサい過去を持つ新キャラwこいつここまでにも出てたっけ?

21話 ☆8
最近サンダーソニアの方が好きになった。こいついつも悩んでんな。
サイコパス監督。要するに舐めプ。やっと面白い試合。
今回の試合今まで何だったんだってぐらいいいな。

22話 ☆6
やっぱ試合あんまりだなぁ。声裏返ってますよ。再戦は勝ちフラグ。
バドミントンって空調管理出来なそうだから暑そう。
父さんここまでにもっと出しとけ。
まあ試合が絶望的に面白くないことを除けば最近はマシかな。

23話 ☆7
これあと何話? ここで看護回w はよ試合始めろ。
こいつ主人公姉のこと好きすぎだろ。
ほんと遊佐序盤とキャラ変わったな。さらっと重大なことを流すな。
この双子と赤髪結局いらなかったよね。
なんだかんだ駆けたけどクライマックス感出てきたな。

24話 ☆8
さすがに最終回は面白そう。試合前の準備とか丁寧にやってるから臨場感ある。なんで万全どうしてやってくれないの?
なんか萎えるぁ最終回の最後の試合にしてこういう怪我とかの相手の不利をついた卑怯な戦い方。
まあ大会だからそんなのも言ってられないのかもしれないけどさ。
バドの戦術も全然だったなこのアニメ。かと言って青春物としての良さもあまりない。
まあ後半怪我がそんなに目立ってる感じはしないしなんだかんだ熱い試合だわ。
今回の作画好き。結果をぼかすな。マジでぼかすの?
負けたんかよwww まあ、正直勝ちエンドに飽きてたから負けエンドも好き。
そこから次回へ繋ぐ意思が感じられればそれはそれでいい終わり方。
悔しさがちゃんと伝わってきていい。
この告白云々の話も遊佐勝ちエンドの伏線ではあったわけか。

OP1「春玄鳥」☆7
ED1「ライラ」☆4.5
OP2「サンダーソニア」☆8.5
ED2「風の中」☆7.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7

50.2 9 2022年度のスポーツアニメランキング9位
シュート!Goal to the Future(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★☆☆ 2.2 (44)
111人が棚に入れました
元掛川高校のキャプテンでありイタリア名門チームでも活躍した“世界の闘将”神谷篤司。今は弱体化した掛川高校に通いサッカー部と距離を置こうとする辻秀人。2人が出会う時、新たな伝説の幕が上がる―

さあや さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

土屋神葉が可哀想。

作画がゴミすぎてやばい。
演出も違う意味でやばくて
主人公にそこまでブランクないくせに
ずっとウジウジしてそうにもならない作品。
おかしすぎて笑ってしまう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

今期一のギャグアニメ

{netabare}
80年代か90年代かの作品の続編。(なお原作レイプ)
確実にクソアニメだけど、笑えるクソアニメなので好きなアニメではあった()

サッカーアニメだけど、サッカーというよりもホモアニメの印象しかない。
1話から試合の相手がヤンホモだし、かと思えば途中で身内のメガネもヤンホモ化するし...。本当に誰得なんだw
日常回でホモホモするアニメはよくあるけど、試合中の会話でホモホモしだすアニメとか中々ないんじゃないかw
サッカーの試合ろくに描かずにホモばかりしてるアニメ。
ホモがない試合にしても突っ込みどころしかない。
なぜか急に主人公がFPSゲームの記憶を思い出して、試合中にFPSシーンが入る(あまり重ね合わせにもなってない)し、傀儡師とかいう謎の存在が出てくるしほんとに意味わからん。正体ばれた瞬間よろつきだす傀儡師さんには笑った。
サッカーの試合自体にも、結構遠くにいたはずのプレイヤーが急に近くにワープしてボール奪ったり、わざとハンドをする糞プレーだったり色々突っ込みどころしかない。

ストーリーも酷い。
主人公の言葉に惑わされて転がってるボールをキャッチできない無能キーパー、自分から勝負挑んどいて負けたら退部する魅力0の先輩達、高校生と一緒になってプールや体育館でふざけて起こられる監督...ギャグアニメとしての素質はかなり高い。
絵面も基本的に面白くて、プールで起こられている絵面や、全員で退部届を破っている絵面は本当に面白かったw
あと、絵面と言えばEDの謎ダンス。

実況付きで見ると本当に面白かったので今期5番目ぐらいに楽しめたアニメではあります(いい作品とは言っていない)

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
出ギスギス。サッカー恐怖症w アオアシかな。1人でもやれや。
煽っていくスタイル。過去の栄光。作画悪いな。
いや、普通にやめたいならやめろや…。
ほも臭い。謎EDダンス。

2話 ☆6
話聞けやこいつw ちゃんとサッカーやってる時点でいいわ。ざっこw
絵ww 自分のこと棚に上げんなw 金髪がホモ臭い。謎FPS
FPSとどう重ね合わせてんのか全くわからん。
普通にやってればいい話なんだけど、セリフとかがホモに寄りすぎててな。
謎ダンスed

3話 ☆4
アオアシの劣化展開? 入らなければとか圧力かけるの最悪でしょ。
事実じゃん手抜いたの。まぁ正直結構王道で悪くないな。
主人公の信念とか。急に泣き出すw
止められないとか言って急に泣き出すのは謎すぎるw
自分から勝負挑んどいて負けたら抜けるのかよw
先輩達客観視できなすぎでしょw 去る者ってこれかよ。

4話 ☆3
揺れる(ED) ほんと茶番だよ。お前が入れ。ブラックかな?
シュート、エクハ、テニヌ、今期のスポーツアニメはギャグアニメばっかだなw ボール手放し取るやん。
しょうもないけんか。赤髪の過去とか部分部分はいいんだけどな。
先申し込んだのにw その発狂がギャグなんだよw

5話 ☆6
なお何もしていない模様。くそしょぼい銃とCGのゲームやめろ
ゲームとの重ね合わせいらんやろ絶対。監督何もしてねえ。
結局頭下げさせてるじゃん。
いや休んどけw 走ってるだけじゃん。なんやねんそのシュートw
最後割とまとまってたやろ。まあ最後は割とよかったかな。

6話 ☆3
またホモか。てっぺんか? 圧力がすごい。
ヨーロッパへの熱い風評被害やめろ。確かにちょっと粗いが。
さすがにラフプレーがすぎるだろw
しょうもない茶番展開挟むなや。はよ4ねやこいつ。
ラフプレー薦めんなやw

7話 ☆3
これ締めどころどうすんの? 絶対盛り上がらなそう。
しょうもない茶番回やめろや。大の大人が何やっとんねん。
キャラ崩壊やめろ。ホモ。
勝手にプール使ったら怒られるだろまた。あのさぁ…。
明日服どうすんねんこれ。脱いでて草。そらそやろ。
ほんま草生えるわ。今回はテニヌより面白いかもしれん。
マジでギャグアニメだろこれ。ほんとは☆9付けたいけどw

8話 ☆3
白いの(意味深)誰でもええやろ。謎死神演出ギャグだろw
監督が指示出せや。謎のボイス草 サッカーよりFPSの描写凝ってるの草
傀儡師とは。棒立ち見えないってなんだよw あとその声ほんと草生える。
いやいやw なんで飛んでるボールに走って間に合うw
そしてわざとハンドのクソプレー また外してて草。
キーパー何ビビっとるねん。マジで面白すぎだろこのアニメ。

9話 ☆2
いっつも崩壊してんな。回想もう終わりかよ。ホモ分断
クッソホモアニメしてて草。ヤンホモ 何も悪いこと書いてなくね?
そうはならんやろ。いきなりクズになるの草。
バカアニメなのにシリアスぶるな。
言うほど赤髪と仲良くしてる感ないよな。謎ギスギス なんでそうなるw

10話 ☆2
めんどくさいホモしかおらんの草。上手く水を避けるボール。
ガチホモに共感できんわ。ストーカーやんけ。

11話 ☆3
作画w 辻にしかパスできないメガネクソ無能だろ。
てかこの客の量はなんだよw プロサッカーの試合か?
応援じゃなくてはよ試合でろやお前。お前こそ何やってんだよ。
なんや今のアイキャッチ 観客見てるぞw
公式試合に途中から参加とか出来んのか? いや退部届破るシーン草。
今の壁なんだよw ぶつかったまま止まってて草

12話 ☆2
隙あらばホモ。技名つけるなw 元カノ。ホモ嫉妬してて草。
止め絵がひでえ。なんであの位置から間に合ったw 今回はネタ成分弱め。

13話 ☆5
ヤンホモ。けどこの手の作品にしてはサッカーの試合まだ動いている方っていうねw 決して良くは無いけど。は? 負けるんかいw
このホモなんだよマジで。
謎挿入曲場面に合っても無いしクソうるさくて草。めっちゃいい曲だけどさw
最後までホモ

曲評価(好み)
OP「アオレイド」☆6
ED「RIVALS」☆8.5
13話挿入曲「夜明け前」☆9
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

累計発行部数5,000万部を超えるサッカー漫画の金字塔。その完全オリジナル作品

この作品の原作は部分的に読んだことがあります。
この作品を完走してwikiをチラ見して知ったのですが、漫画は第1部~第4部までの構成になっていたんですね。
私が漫画を読んだのは、第1部の無印だったようです。

田中、平松、白石の「掛西中トリオ」の活躍…
田中の左…
久保先輩の伝説の11人抜き…
マネージャーだった遠藤一美の恋の行方の何気に気になっていたり…
なんかメッチャ懐かしいんですけど^^;

実は、この作品の放送が発表された時、てっきりまた「掛西中トリオ」の活躍が見れるのかと思っていました。
過去にアニメ化された作品も最近リメイクされるなども動きがありましたので。
この作品もそんな感じだとばかり思っていました。
蓋を開けたら全然違いました…という訳ではありませんでしたね。


1990年から2003年までの約13年間にわたり週刊少年マガジンで連載され、
1993年にアニメ化、1994年には講談社漫画賞少年部門を受賞し
同年に実写映画も公開された大島司による累計発行部数5,000万部のサッカー漫画の金字塔が最新アニメ化決定‼

「伝説の11人抜き」や「サッカー、好きか?」等、記憶に残る名シーンも多く、
漫画ファンのみならず、プロ・アマの垣根を超えサッカー選手にもファンが多い。

英語、中国語、韓国語、タイ語、インドネシア語など様々な国・地域で現地語に翻訳・出版され、
北米・ヨーロッパではアニメも放映された。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

知りませんでしたが、メッチャWorld Wideな展開になっていたんですね!

この作品の主人公は、掛川高校に通う辻 秀人。
誰…って感じですよね^^;?

これは、掛川高校で「掛西中トリオ」が活躍していた栄光の伝説から少し時が過ぎた掛川高校サッカー部の物語です。
輝かしい栄光も今や昔…
掛川高校サッカー部は最弱サッカー部とレッテルを貼られくらい勝利から見放されていたんです。

そこに、「掛西中トリオ」の一人で「闘将」と呼ばれていた神谷 篤司が掛川高校サッカー部の監督となり、物語が動いていきます。
もうこの時点でメッチャ激アツですよね!?
そんな闘将を監督に迎えたなら、もう頑張るという選択肢しかないじゃありませんか。

でも、事はそう簡単には進みません。
もしサッカーをプレイするのがロボットだったら、何の心配もないのかもしれません。
ですが、サッカーをプレイするのはまだ高校生の少年たちなんです。

当然、気持ちも揺れ動きますし、ネガティブな想像がプレイに影響するのは仕方ないことなんだと思います。
まだまだ精神的な弱さも否めませんし、それらは否定されることではありません。
だから、全員で向き合って乗り越えてこその成長だと思います。

ボールを持ったら前へ!
1歩でもボールをゴールに近づけろ!
勝ちたい!
こんな彼らの想いはどう形になるのか、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
激アツな展開が待ってくれていますよ!

オープニングテーマは、宮川愛李さんによる「アオレイド」
エンディングテーマは、all at onceさんによる「RIVALS」
個人的にはオープニングテーマが大のお気に入りです。
Amazon Musicだと検索してもヒットしないんですよね~
Apple Musicで検索したら直ぐでてきました。
う~ん、乗り換えた方が良いのかな~^^;?

1クール全13話の物語でした。
無印より勝るとも劣らない…とまでは言えませんでしたが胸が熱くなる展開をしっかりと堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

53.1 10 2022年度のスポーツアニメランキング10位
フットサルボーイズ!!!!!(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 2.4 (47)
96人が棚に入れました
フットサルが世界的ブームとなって十数年――。 U-18(アンダーエイティーン)ワールドカップ決勝戦を見た大和 晴(やまと はる)は、日本代表選手・天王寺刻成(てんのうじ ときなり)に強い憧れを抱く。 そして、意気揚々と入部した恒陽学園高校フットサル部で、 仲間にパスを出さない孤高プレイヤーの榊 星一郎(さかき せいいちろう)や、フットサルを諦めかけた過去を持つ、月丘柊依(つきおか とうい)たちと出会う。 それぞれの過去を抱えて、それでも今、フットサルがしたい。 もろく揺れながらも、熱をまとって駆け抜ける―― 男子高校生たちの全力の"瞬間"(せいしゅん)が、はじまる。
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

何もかも終わってる

イナズマイレブン的なサッカーアニメ

{netabare}
作画も良くないし、声優も棒読みが多いし、話も絶望的に面白くない。
正直錆色のアーマとタメを張れるぐらいクオリティの低いアニメだと思う。

1クールあってやったことがほぼパスの話だけというね。
一人で十分だからパスを出さない→改心までの流れはまだわかるけど、これが5話ぐらい引っ張られるのはさすがに長い。
鹿も終わったと思ったら、その後もまだずっとパス云々の話が引っ張られるって言う。
今度は、昔の友人がパスが取れないことが原因でサッカーをやめたから(意味不明)、主人公にパスを出せない(意味不明)という本当に意味不明な理由でまたパス出せる出せないの話が続くという意味不明さ。
フットサルでの連携を鍛えるためになぜか太鼓の達人をやったりだとか、ギャグアニメとしては優秀だった。

試合も勿論面白くない。イナズマイレブンのパチモン的なことをやるなら、その要素をもっと主張すればいいのに、現実のサッカーと超次元サッカーの狭間でさまよってるからなんとなく中途半端な印象がある。
それと、最初の違反しまくる相手は普通に面白くない。

あと、主人公が初対面相手に「お前」呼びなのは笑った。
下手な声優も相まって主人公がサイコパスにしか見えない。
あと、最終回。前に出すぎたパスが取れないならまだしも、ちょっと後ろに出たパスを取れないのはどう考えても主人公が悪いだろって。
出されたボールを通過して前に走るのは絵面がギャグだった。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆3
ホモ枠? イナズマイレブンみてーだな。謎チンピラ。
お前ら戦うんかい。これはずれっぽい。
真面目にフットサルでリベンジしようとするチンピラw
イナズマイレブンみたいなノリやめろ。あれ反則だろ。
違反展開は冷めるわ。

2話 ☆6
リメイン主人 公かよ。展開が少し急なんだよな。
会ったばかりでしょ。
確かに司令塔の役がこいつの性格改善にはあってるんだろうな。
声優が下手だ。

3話 ☆5
また不良みたいなやつかよw
タイガの存在複製回収される頃には忘れてそう
もう試合かよ。向こうはパス回しするのに対してこっちは。

4話 ☆3
これがイナズマイレブンですか。
てかイナズマイレブンにするならもっとそういう要素沢山入れるべきだと思うんだよね。
中途半端。てかあの黒髪の話引っ張りすぎでは? 

5話 ☆2
主人公の声優w 主人公何当たり前のこと言ってるねん。
草、これは連携無理だわ。太鼓の達人w なんでそうなるんだよw 
あのさぁ... 笑わせに来てるだろ。おいフットサルしろよ。
主人公お前呼び多すぎだろ。その蹴り方イナイレで見たことあるぞ 

6話 ☆4
どういうことだよ。何でやめようとしてるのか全く分からん。
親父と重ね合わせたからって何でやめるんだよw 
天王寺に憧れて他からフットサル始めたけど、その天王寺が親と重ね合わせてただけってわかったからやめようとした?w
まあ何とも言えんな。

7話 ☆2
いつまでこのパスするしないの下りやっとるねん。
主人公相変わらず棒すぎるw
イナズマイレブンみたいなことやるならもっと技使え。
パス回したのにまだうだうだ言っているのがなんというかw 

8話 ☆1
カラオケすんな、フットボールしろ
てかこいつら誰だよw 静止画試合。
いつまでパスの話引っ張ってんだよw もう8話だぞ 

9話 ☆3
いつまでパスの話引っ張ってるんだよw 
いやなんで打てねえんだよw
は? クソ脚本やめろ 試合中にキモイノリ辞めろ。

10話 ☆1
基礎連やってないってなんだよ。シュートの迫力がなさすぎるw
主人公がサイコパスみたいな声してる。BANDAIスポンサーに入ってる?
NTRれた...。初対面にお前呼びするな。
性格ごみなキャラいらんわ。いつまでパスの話やってるんだよ。
お前にはパスは出せないってなんだよ。

11話 ☆2
もうパスの話いらねぇよ!!
いや、主人公にだけパス出さないってなんだよw
いや焦れよ。パス出さない理由が意味不明すぎるw
パスとれなかったら過去の友人のように離れていくかもってなんだよw
パスすらとれなかったらその程度ってことだろ。
てかこれ尺的に天王寺と戦えずにこの試合で終わりそうだな。

12話 ☆1
草、パスとれないってなんだよw 
ボールを追い越したって、見れば大体どの位置に来るかわかるだろw
これギャグアニメ?
取れないほうが悪いだろどう考えてもw
前すぎて追いつけないならまだしも後ろなら取れるだろw
この緑髪もどこにパス出してんだよw
? これを主人公の話とつなげたつもりなの?
普通にパス出せw マジでギャグアニメ。

曲評価(好み)
OP「BRAVEMAKER」☆8
ED「Pianissimo」☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

超次元フットサル(コートの広さ的な意味で)

フットサルが世界的な流行になった世界
そんな世界でフットサルの試合を通してなんやかんや友情を深める感じ
やってることは割とオーソドックスなスポーツアニメな気がしなくもない

なんか突飛な展開もちょいちょいあるし、イナズマな11人のサッカーアニメみたいな必殺技もある
でも見せ場以外は普通にボール蹴ってパス回してシュートするだけだから、ネタと言うにも突き抜けきれてない印象

キャラの作画に関しては中の下くらいかな?
動きはあんまりないし、突然シュート打ち合って立ち絵とゴールネットの連続になるシーンもある
顔アップを上下に揺らすだけでドリブルを表現してたり、ちょっと厳しい部分が多い

ただそれ以上に気になるのがコートの広さ
これもうサッカーでいいんじゃね?くらいのだだっ広さの中で攻防してたり、
会話や独白、実況の長さに合わせるためにドリブルの距離が場面ごとにバラバラになる
アニメに演出上の「ウソ」を取り入れるのは当たり前のことだけど、これの場合ウソの紛れ込ませ方が雑すぎる

こういう危うい作画をギャグと思える人は楽しめる
ただしスポーツアニメとしての期待に応えられるタイプではないので、冒頭数分で視聴の判断をするといいかも

最終話視聴
{netabare}榊がパスを出せるようになったよ!やったね!でエンド
まさか「チームメイトにパスを回す」なんて序盤の課題を最終話まで引っ張るとは誰が思ったか……

話の筋自体は割とオーソドックスで、
「かつてのチームで孤立した天才が、今の仲間を通してチームプレーに開花する」
っていう部活モノなら多くの作品で描かれる成長エピソードではある

展開としても、
「ワンマンプレーで負ける初戦から、練習や合宿を通して連携に慣れて、最後には味方の限界を引き上げる活躍をする」
と、これもやっぱり王道に近い成長物語になっている

じゃあなんでイマイチ乗り切れないかっていうと、榊がパスを出さない理由がわりとしょーもないから
「俺のボールを取れるやつにしか出さない」っていう台詞が物語序盤からでてくるけど、
この考えを持つに至った経緯にトラウマが関わっているわけじゃないってのが…

元々そういうスタイルで孤立していて、最終的に相棒もついていけなくなっただけ
榊の成長に周りが追いつけなくなった結果っぽいけど、それとパスを通せないのは別問題じゃね?
というか今のチームに加入してからは相手の力量を測ったパスを最初からだせてるわけで、
それなら中学でも普通にパスをだせるはずでしょ?
言いたいこともやってることも成長の流れも分かるのに、核心部分の作り込みが甘いせいで今までの成長にまで疑問符がついてしまう

あと、この作品ってイラストの感じ的に榊と大和のダブル主人公じゃないの?
というか開幕からの流れを見るに大和がメイン主人公で榊はサブじゃないの?
メインになるはずの大和が抱える問題が中盤で完全解決しちゃって、存在感がフェードアウトしていくのは駄目でしょ

「大和の成長が著しく、榊が驚くほど上手くなっている」という展開を作りたいのはわかる
わかるけど、大和の成長が視聴者目線でも描かれてないので見てる側まで「いつ上手くなったの…?」となってしまう
サブキャラならそれでも良いんだけど、大和ってこの作品の主人公だったはずでは……

最終話で大和にだしたパスが甘くて、それまでと立場が逆転する流れは結構好きだった
かなり粗い出来ではあるけどベーシックな王道に近い形式のため、ポイントに絞って見ると展開は悪くない
それだけにダブル主人公の意味の薄さや、そもそもパス問題を引っ張りすぎてる部分が目立ってしまう
もうちょっと設定の詰め方を丁寧にしていれば印象も違ったんじゃないかな
{/netabare}

総評としては、筋は悪くないけど根っこの作りが甘くていま一つって感じ
作画の怪しさは全編変わらずビジュアルもフットサルに見えないけど、色々目を瞑ればまぁいいかな?くらい

クラシカルガーデンのインパクトを超える必殺技がほしかった…

投稿 : 2024/11/09
♥ : 2
ページの先頭へ