ステレオタイプおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのステレオタイプ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月30日の時点で一番のステレオタイプおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

61.7 1 ステレオタイプアニメランキング1位
オリエント(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (101)
256人が棚に入れました
鉱夫になるための学校に通う少年・武蔵は、武士になる夢を持っていた。しかしそれを周りに言えずにいた。なぜなら武士は「150年前まで日ノ本を支配していた“化け物”」とされていたため。一方、鬼は神と崇められていたが、鬼こそが人間の世界を支配する“化け物”であり、鉱夫は鬼の食べ物である金属を死ぬまで堀り、奉納する仕事だったのだ。武蔵はそれを知っていたため、鉱夫として鉱山に内定後入山し、鬼と対面。鬼退治を宣言。周りにも正直な夢を告げることができたのだ。武蔵の幼馴染の少年・小次郎も「鬼鉄騎」でアシストに現れ、5年間こっそりと修行していた武蔵は「千旋烈斬剣」で鬼を倒す。武蔵は小次郎に、2人で幼少期に誓った「武士団の結成」を誘う。しかし、小次郎の中で武士になりたいという夢は薄れかけていた。武士の血の流れる小次郎は昔から迫害されてきたためである。そんな時、鬼の親玉、鬼神「炎獄天狗」が5年ぶりに降臨し、金属である小次郎の刀を食そうとする。刀を奪われることに、喪失感を感じた小次郎は、自分の中にある武士としての誇りを自覚する。刀は一度鬼神に食されてしまうが、鬼神の腹部の硬い表皮を武蔵が割り、刀は取り戻され、小次郎は今度こそ武蔵と共に「最強の武士団」を作ることを誓うのであった。

声優・キャラクター
武蔵:内田雄馬
鐘巻小次郎:斉藤壮馬
服部つぐみ:高橋李依
武田尚虎:日野聡
犬飼四郎:下野紘
犬坂七緒:和氣あず未
小雨田英雄:羽多野渉
真田青志:石谷春貴
山本春雷:大西沙織
鐘巻自斎:小西克幸

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

出だしはこんなもんかな

マギと同じ作者で普通に面白い作品です。
ただ、個人的にはオリエントは序盤のアニメ化された部分は盛り上がる為の準備段階と良いイメージです。
仲間を固めて登場キャラに顔を出させて鬼を知り父の武士としての過去を匂わせたり。
そして、戦う為の力をつける。

だから、個人的には結構退屈なんですよね。
ただ、ここから面白くなります。
2期からですね。
しかし、最終回が正直必要なかったかな……11話で最終回にした方が良かった気がします。

ここから物語は長編に突入します。
12話はその冒頭であり、これは2期の淡路島激闘編であるスタートライン。
それなら2期と合わせて見たかったです。

原作ストック的には淡路島激闘編のラストがアニメの最終回だと思っていたのですが、分割されるんですねw
1期のここまでは退屈ですが、2期は私は割と好きなエピソードです。
最終回で出ていた「みちる」がメインの話なんですが、この淡路島編のラストを見て好きになったキャラです。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

俺たちにも譲れねえものがある

この作品の原作は未読です。
実は第1話を視聴してから第2話を視聴するまで、暫くの時間を要しました。
理由は第1話の掴みがあまりにも琴線に触れなかったから…^^;

ですが、もう2,3話視聴すると面白さが軌道に乗ってきてしっかり視聴できましたけれど…
この作品、序盤で切るには勿体ない作品だと思います。


時は戦国時代、日ノ本。

突如現れた“鬼神”により、覇権を争っていた戦国武将は
ことごとく討ち死にし、人の世は終わりを告げる。

それから150年、鬼神による支配に抗い、自由を求めて戦い続ける者たちがいた
――その名は“武士団”。

幼い頃、小次郎の父から聞かされた武士の姿に憧れた武蔵と小次郎は、
“最強の武士団”結成の夢を誓い合う。

しかし、鬼を神と崇める町で、人々にとって武士は悪とされる存在。

武蔵は周りの空気に合わせ「武士になりたい」と声に出せず、
小次郎もまた武士の子として人々から疎まれていた。

自分の生き方に葛藤を抱えていた武蔵がある日、目にしたのは
無感情に人間を引き裂く鬼の姿。

その真実を前に、武蔵は小次郎との夢を叶えるため、
圧倒的な力を誇る鬼に立ち向かう…!


公式HPの第1クール「安芸旅立ち編」のあらすじを引用させて頂きました。

面白さが軌道に乗ってきた個人的な理由…
まず一つは、第1話の構成だと思います。展開に勢いはあるのですが空回りしている感じ…
あまり物語が頭に入って来なかったんです。

そして二つ目は序盤は物語に「華」がないこと…
武蔵と小次郎の二人旅だけだったら、中盤でお腹一杯になっていたかもしれません。

だけど、「華」はちゃんと用意されていましたよ。
りえりーボイスが聞こえた時、目の前がパッと明るくなったような気がしました。

華はりえりーだけではありません。
さおりん、日笠さん、和氣さんに桑島さん…
そして出番は少しでしたがトドメにきよのん…
いやぁ、嬉しくなる布陣じゃありませんか!

物語の展開と相まって面白さ増しましでしたよ。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Da-iCEさんによる「Break out」
エンディングテーマは、羽多野渉さんによる「ナニイロ」

1クール全12話の物語でした。
最終話に新たな展開が差し込まれたと思ったら、続編制作前提だったんですね。
安芸を出発した武蔵らは、次の鬼神討伐を目指して淡路島に向かうようです。
きよのん演じる「猿渡みちる」も、今後どの様に物語に絡んでくるのか楽しみです。
続編は、今年の夏アニメで放送されるようです。
放送を楽しみにしています。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 9
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

奇を衒わない丁寧なアニメ化

2022年冬アニメ。原作は大高忍の漫画作品。全12話。

原作はちょうど1クール目終了まで読んだことがありました。確か5巻程までだったと記憶しています。
このアニメ化一番感じたのは愚直なまでの「丁寧さ」ですね。


【声優・音楽】
OP、EDの曲は可もなく不可もなく。
音楽はもう少しバリエーションが欲しいというか、戦闘曲で同じ曲が毎回かかるのは気になる…。
声優さんは皆上手な人なので期待通りでした。ただ、武蔵と小次郎は声の高さがもう少し違うと聞き分けやすそうかな…。
つぐみがちょっと気が抜けるような真面目なような、可愛らしい演技でとても良いですね。


【キャラクター】
武蔵、小次郎、つぐみの3人を好きになれるかどうか、応援する気持ちで見られるかどうかが評価の分かれ目かもしれません。私は3人にはずっと楽しく仲良くしてて欲しい(笑)。
大高先生はトリオの描き方が上手くて、アニメでも丁寧にやってくれたのは嬉しいですね。


【作画】
演出はわかりやすいけれどもう一声!と感じました。
作画は頑張ってくれていて好き。頑張っているというのは、基本的に大事なシーンにリソース振っているという意味です。
具体的には、戦闘シーンとキャラクターの感情を描くシーンに注力してるんですよね。この作品で見て欲しいのはここですよ!とはっきりしている。
長期シリーズとなるかも知れない作品ですから、この割り切りは必要なことだと思います。
{netabare}
実は原作者の絵柄の再現も大事なシーンでやってくれていて、そこもなんだか嬉しいです。
大高先生は単純化やシンボライズが特徴的で独特の歪み方があって、その妙にクセになる部分が再現されている。なかなか大変な作業ではないかと思われます。
多分アニメ版ゲッターロボアークで原作の絵柄の再現が嬉しいと言ってたファンの気持ちってこんなだったんだなあと。確かに嬉しい。 {/netabare}


【物語】
{netabare}最初はなかなかゆったり進行で、ペース配分が合わないかも…と思ったりもしたのですが、中盤からは各話の最後の引きをよく考えてあって少し安堵しました。
原作はちょうど1クール終了くらいまでは読んだことがあるのですが、だいぶ前なので細かい所は記憶が曖昧で、新鮮な気持ちで楽しみました。
おそらくほぼ改変せずそのままかな…?

この1クールでは、家族(コミュニティ)との関係と、上位者や理不尽な仕打ちに対する反骨精神と下剋上が描かれています。
「鬼に対する反抗」と「コミュニティ内での歪んだ関係性への反発」が”人間としての自立”という同じテーマに帰結するのですね。

本作の設定では武士団の基礎は血縁の繋がりです。
けれども武蔵達の武士団は発足したばかりで、メンバーの3人は血縁ではありません。疑似家族ではありますが、同時に縛り付けられた関係ではなく個人が受け入れられる場所であり、そこにいたいという心で帰る場所。大きなポイントになっています。

血縁や幼少からの家族関係が必ずしも良いものではないことは、つぐみと小雨田武士団のエピソードでしっかり描かれています。
つぐみは養父から自尊心を削り取られて依存してしまっており、つぐみに裏切られたと思った瞬間に養父もつぐみに依存していることが表面化する。武士団のみんなが好きだから寂しい離れたくないとゴネるつぐみは、まだ今は自立しているとは言えません。
この関係性に親離れ、子離れは描かれるでしょうか。(親離れのみ為されて、子離れが為されない可能性もありますが、それはそれでリアルですね…) {/netabare}

大高先生の作品の良い所は、若者が自分の足で立つのを大事に描いてくれること。リアルにし過ぎず、コミカルに明るくエンターテインメントに仕上げてくれます。
アニメでもそういったシーンを脚本で削らず、作画リソースを割いている。きっと2期でも丁寧に進めていってくれるのではないでしょうか。
秋の2期が楽しみです。
(2022.4.11)

投稿 : 2025/03/29
♥ : 9

70.1 2 ステレオタイプアニメランキング2位
BURN THE WITCH #0.8[バーンザウィッチ ゼロポイントエイト](TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (41)
230人が棚に入れました
久保帯人によるもう一つの尸魂界 2人の魔女の前日譚アニメ化

やまげん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

続きを求む

原作は読んでいない

2020年に公開された劇場版は視聴済み

劇場版の前日譚で、世界観やキャラの関係の始まりが描かれるかと思っていたけど、それほどでもなかった

やっぱりキャラが魅力的ということを再確認

この作品の映像化が続いて欲しいけど、続いてくれるだろうか

投稿 : 2025/03/29
♥ : 1

72.9 3 ステレオタイプアニメランキング3位
伝説巨神イデオン 接触編・発動編(アニメ映画)

1982年7月1日
★★★★☆ 4.0 (130)
536人が棚に入れました
ソロ星衛星軌道をバッフ・クラン星人を乗せた宇宙船が周回していた。ソロ星は近年地球からの移民が続いている星だった。宇宙船から、バッフ・クランの軍総司ドバの娘カララを乗せて小型機が下降、指揮官のギジェは部下達に彼女をつれ戻すように命令する。二機が攻撃を浴びたことにより、戦いが始まった。ソロ星のコスモ、デク、カーシャ、シェリル、ベスたちは遺跡にあった三台の機械が自ら変形し、ひとつになり、巨大なロボット、イデオンの姿になったことを知った。バッフ・クランたちはこの巨大な姿に無限の力--イデの存在を感じた。戦いは激化してゆき、遺跡であったはずの宇宙船がソロシップとなって、イデオンを乗せて上昇しはじめた。

声優・キャラクター
塩屋翼、田中秀幸、戸田恵子、井上瑤、白石冬美、松田辰也、井上和彦、塩沢兼人、佐々木秀樹、よこざわけい子、山田栄子、林一夫、一龍斎春水、石森達幸、加藤精三、木原正二郎、鵜飼るみ子

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

21世紀のアニメファンであれば固いことは言わずこの総集編でも間違いないでしょう

ガンダム、イデオンと2作続けて打ち切りとはどういうことなんでしょうか

ライディーンを途中でクビになって、長浜3部作では偽名で参加したなど、
悪名とどろく人物であった上に、ザンボット3という当時まだ確立していなかった鬱アニメで初の完走となった要注意人物
いろいろ考え直したのか「ダイターン3」という明るい作風で見直され、いよいよ本番という2作がこの結果です

ガンダムは打ち切りの後のストーリー(アムロ死亡)は捨てて、テレビ版の作画修正で劇場版公開となりました これは大成功 マスターピースです

イデオンは詰め込み過ぎの総集編と真のラストの2作セットと不可解な登場となりました
見るなら、テレビ版全話→発動編

大名作であることは間違いないので、気が向いたときにどうぞ

冨野さんは鉄腕アトムからの大ベテランで、海のトリトンでは実質監督だったようです
また、巨人の星などの鬱回を担当していたらしいです

いわゆる、続きは劇場版での先駆でしょう

投稿 : 2025/03/29
♥ : 24

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

追悼 すぎやまこういち先生

宮崎駿や庵野秀明、押井守、そして富野由悠季が何故「巨匠」なのかといえば、

世界を善悪で「単純化」せずに捉えるその姿勢に「作家性」というものを感じるからである。

昨今のアニメに決定的に足りないのはこの「姿勢」にあり、まるで竹を割ったように単純な企画しか通らない。。もしくは「観る側」の劣化が伺える。

人間がいる以上、そこに単純な善悪を持ち込めば誰かが「勝った」誰かが「負けた」といった二分化する危険思想が芽生え、第一次世界大戦や第二次世界大戦がそういう思想によって引き起こされたことを学ばなければならない。

明るく楽しい作品も結構だが、哲学なき芸術に明日はないのだ。



すぎやまこういち先生がお亡くなられたと聞いて、一番最初に思い出したのが、ドラゴンクエストではなく僕は「イデオン」である。イデの発動から弦が飛ぶの躍動感。そしてエンディング曲の「コスモスに君と」はアニメソングの中でも屈指の名曲だと思う。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 23

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

イデはブレインフラワーガーデンか、宇宙の意思か・・・。

本日は2025.1.3なり。

某youtubeサンライズ公式にて視聴。
新年早々ハードな作品を観たものだ・・・、いやむしろ年の初めに襟を正す、心を新にするのにはふさわしいのか・・・皮肉を込めて考えてしまう。

教訓めいたものを求めれば、腐るほど出てくる。
哲学的に考察すれば、解釈は幾通りも出てくるだろう。
最もシンプルに分かり合えない者同士の対立に対する警鐘と取るもアリだろう。
そこについて、語るつもりはない。
いや、きっと語り合っても答えにはたどり着けいないモノなのだろう。

イデオンって1980ー81年だったんだねぇ。
そのわずか8年後に「逆襲のシャア」だったんだ、思った以上に離れていなくてびっくり。


今作と同じような意図を込めたセリフを数年後、シャアアズナブルがアムロに叫んでいた。

アムロ:「なんでこんな物を地球に落とす?これでは、地球が寒くなって人が住めなくなる!核の冬が来るぞ!」

シャア:「地球に住む者は自分達の事しか考えていない。だから抹殺すると宣言した。」

アムロ:「人が人に罰を与えるなどと!」

シャア:「私、シャア・アズナブルが粛清しようというのだ、アムロ。」


要は、解ろうとしない。気づこうとしない「愚民」を一回スッキリ消して、解っている者、気づいたモノだけでやっていこうって事だ。
一理はある、が出来ない、やってはならない事だ。

事実、シャア自身も迷い、アムロにとめて欲しいというような心情も吐露している。

ガンダムにおけるニュータイプとオールドタイプの線引きも、当初はこういったマインドに近いものだったのではないかと、私は推察する。


もっとも、解りやすい乱暴なセリフで言うと。

「バカは死ななきゃわからない」

って事になる。

現に、今作でも最終盤に魂の和解、相互理解、あるいはただ静かに自分たちが残した「未来」を共に語るシーンが描かれ、そして、実写の「自然風景」で幕は閉じられる。

説教じみたことを言うようだが、いわゆる不毛な争い、醜い争い、他者を理解せず、自己・利己に走る者たちへの痛烈な戒めであり、皮肉であるのだろう。
曰く「大いなる宇宙の意思、万物の自然法則はそんなもので動いているのではないぞ!」と


そうそう、セリフと言えば、今回見返して思ったのですが、相変わらず各キャラのセリフの切れがいいですな。
カッコいいセリフが多い。


あと、もう一つ冨野御大の特徴を言わせてもらえば「女性キャラ」ですね。
カッコよいセリフ回し、仕草で登場するのですが、どこかステレオタイプの女性観に心を乱され、そして、不幸(実際に不幸かどうかは見解が違うかもしれませんが)になる女性が必ずといっていいほど登場します。
これは、多くの御大作品に共通するキーの一つだと思います。
監督の特徴、価値観のベースにあるもの、あるいは失礼な言い方をすれば性癖なのかもしれません。

私の想像なのですが、多分、御大は、

「人類はきっとお互い分かり合える」と考えている人ではないんだと思います。

「人類は絶対に分かり合えない! → でも、たまに分かり合う事がある、または分かり合えた気になる事がある → だからこそ分かり合えた時、事が嬉しく、大切なのだ」

派閥だと思うんですよね。
かく言う私もこっち派閥の人間でありたいと思っているのです。


余談、雑談になりますが、前述のセリフのお話で言えば、逆に思えるかもしれませんが、実はシャアの方がアムロ以上に繊細で「人類はきっと分かり合える派閥」だったのだと思っています。だからこそ、分かり合えない事に失望を繰り返し、傷を受け、極論に走ったのだと思っています。
失礼、これは余談かつ独断と偏見に基づく自論でした。



今作は、確かに難解。
さらにアニメ作品であり、ロボットや宇宙船が登場するSFであり、さらに人の争いを描いた作品である。
正直、いわゆる一般人(アニメが特別好きではなく、SFにも興味がなく、争いのシーンがキライな人)に見向きをされることは無いだろう。

だが、もし機会があればぜひ視聴してみて欲しい作品の一つだ。
しっかりと視聴し、考えることができれば、何か長く心に残るカケラを手に入れることができるような作品だと思う。

機会があれば、ぜひ視聴をしてみて欲しい作品です。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 15

67.7 4 ステレオタイプアニメランキング4位
機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (26)
117人が棚に入れました
宇宙世紀0079年、ジオン公国は地球連邦政府からの独立を宣言し戦争状態に突入した。新兵器モビルスーツの活躍により序盤こそ優位を保ったジオン軍だったが、地球の全面制圧を行う戦力はなく戦況は膠着する。そして開戦から11ヶ月後、東欧のジオン軍占領下にある基地の一つが連邦軍に奪取される。その奪還に向かう混成大隊の中に、宇宙から降りてきたばかりのモビルスーツ小隊、ソラリたちレッド・ウルフ隊の姿もあった――

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

Good Hunting!

原作(無印)への愛、決して安易なリメイクに走らず、しかしそれぞれのエピソードに込められたオマージュの数々と、“白い悪魔”であるガンダム、何より“ニュータイプ”をどのように描いてゆくか、「めぐりあい宇宙(そら)」ならぬ「めぐりあい地球(テラ)」の顛末や如何に!
全6話、3時間にも満たぬ、しかし濃密な人間ドラマである。
一つ一つのスイッチやメータ、地球の、それも中部ヨーロッパの環境によってまとうであろうDusty で Rusty な汚れ、素材感へのこだわり。
傷つき失われてゆくモビルスーツが、それでももがき、足掻き戦い続ける姿、そのメカニカル的蓋然性を担保するリアリティを突き詰めてゆく製作陣の熱量と作画エンジンの進歩。
オタク監督、脚本家、その造詣の深さに感嘆するのである。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 11

lumy さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

英語学習用3【役立ち度★★★☆☆】

ガンダムはにわかなので、詳しい設定は知りません。
でも、本作のPVはすごかったので、
本編を観たら、あっという間に6話を観終わりました。

とにかく、映像がやばい。
ほぼ映画クオリティで作成された3D映像は、
ネトフリの潤沢な資金供給がなせる業でしょう。
特に、モビルスーツの動きがいい。
宇宙ではなく地球が戦闘の舞台なので、
重力がある状態でのモビルスーツの動きに
こだわりを感じました。

本作を観ていると、パシフィックリム1を思い出しました。
アニメ的じゃなくて、真面目にロボット工学を考えると
この辺りが説得力のある稼働だよね思わせる点が同じだと思います。
パシリムは、アメリカ映画にありがちなビックリシーンが
あるので、このガンダムはそういうのがない分、
純粋にメカアクションを楽しめました。
(しかも戦闘シーン多め!)

なお、一応英語学習用に全編英語で観ました。
戦争モノなので、専門用語が多くすんなりと理解することは難しい
ですが、英語版をメインに作成されているようなので
映像とのマッチングに違和感はありませんでした。
ネトフリオリジナル作品だと、字幕と音声が合っているので
学習面では助かります。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 10

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ガンダム敵にまわすと怖ぇ〜だけともいえるが、このレベルのリアリティーで見れるとは…。

 正直話しとかストーリーはそれほどでもない。しかし、とにかく映像のレベルが桁違い。ガンダムといっても宇宙でニュータイプが変顔口喧嘩バトルを繰り広げるタイプ(愛ゆえの軽口です)ではなく、30分6話という構成も含めて地上でミリタリーをやっていたovaガンダムタイプで好みでした。この海外CGレベルで怖いガンダムの大暴れが見れただけで見た甲斐あり。


 あとは、ポケ戦みたいなストーリー性が揃えば、ガンダムかどうかは置いといてミリタリーの新たな傑作誕生へと繋がるかも。

投稿 : 2025/03/29
♥ : 7
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