2018年度のスタジオディーンおすすめアニメランキング 9

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2018年度のスタジオディーン成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番の2018年度のスタジオディーンおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.2 1 2018年度のスタジオディーンアニメランキング1位
鬼灯の冷徹 第弐期 その弐(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (215)
1124人が棚に入れました
これは地獄のお話。あいもかわらず亡者であふれ返っている地獄では、
閻魔大王の第一補佐官・鬼灯が、大王の補佐はもとより、
亡者への呵責や獄卒たちの指導に、現世への視察と大忙しの日々を送っていた。
そんな鬼灯といつもの愉快な仲間たちに、お久しぶりの西洋地獄の悪魔たち、
おとぎ話に出てくる強烈な姫やら鶴やら妖怪たちが加わって、
騒々しくも楽しい地獄の日々は、まだまだ続く!

※第2期第2クールとなります

声優・キャラクター
安元洋貴、長嶝高士、小林由美子、後藤ヒロキ、松山鷹志、喜多村英梨、青山桐子、柿原徹也、種﨑敦美、上坂すみれ、平川大輔、遊佐浩二、佐藤聡美、小倉唯、諏訪彩花

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

騒々しくも楽しい地獄の日々は、まだまだ続く!

この地獄の物語も2期の後半クール…
1期から物語の内容的に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

公式HPのイントロダクションには「閻魔大王の第一補佐官・鬼灯が、大忙しの日々を送っていた。」と記載されています。
確かに鬼灯様は忙しいのかもしれません。
ですが、ここまで話が続くと最早「地獄の日常」を描いた作品にしか思えなくなっている気がします。
物語の進行からあちこちで鬼灯様を見かけるのですが、正直あまり忙しそうには見えないんですよね。
その一瞬一瞬を満喫しているというか…分単位であくせく働くサラリーマンとは、忙しさが一線画しています。

地獄の日常系作品ですが、決して面白くない訳ではありません。
訪問する先々での展開も嫌いではありませんが、個人的には準主役の座にいる鬼灯様の取り巻きが一番大好きです。

私の一番のお気に入りは、獄卒を勤める芥子(からし)ちゃんです。
日常パートの控えめで丁寧な言葉遣いに加えて温厚な性格…
キャラデザ含めて全てがお気に入りなのですが、その気持ちを助長してくれるのが声優さんです…
芥子ちゃん役…種崎さんなんですよ♪

種崎さんといえば、響け!ユーフォニアム2の鎧塚みぞれや、魔法使いの嫁の羽鳥チセといった大人しく物静かなんですけれど、一本芯の通ったキャラの似合うイメージがありますが、ハイスクール・フリートの西崎芽依のような明るくイケイケの女の子も個人的には大好きです。
芥子ちゃんは、上記の静と動を足して2で割ったようなキャラ…
種崎さんが芥子ちゃんを演じるのは天啓だったのではないでしょうか^^?

そして芥子ちゃんの次に好きなのが、座敷童子の一子と二子です。
おかっぱ頭の似合う純日本人形風の双子なんですが、こちらも声優さんが…^^
一子がさとさとで、二子が唯ちゃん…
お互い声質の似ている部分を最大限に活用して演じているので、どんな感じかは想像に易しいと思います。

2期の前半クールでは、2人で閻魔庁のあちこちを走り回りながら遊んでいるイメージが強かったですが、今期の作品を見ると2人に対する見方が少し変わるかもしれません。
小さい子ならでは…なのかもしれませんけれど。
少なくても鬼灯様にタメ口であれこれお願いできるのは二人の特権なんだと思います。

アイドル活動を頑張っている「まきみき」の二人も良い感じです。
ピーチ・マキ(CV:上坂すみれさん)とミキ(CV:諏訪彩花さん)のコンビなのですが、コンビで頑張っているときより、単独で素の時の方が面白かったり…
どちらも甲乙付け難いキャラですが、敢えて優劣をつけるなら個人的にはミキに軍配かも…

我々が地獄に抱くイメージを一変させてくれる温かみ溢れるキャラデザと作画に和みながら、サラリと地獄に関する見識を深められる作品…
個性溢れるキャラの活躍を含め、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、地獄の沙汰オールスターズの「拝啓、地獄より」
エンディングテーマは、上坂すみれさんの「地獄でホットケーキ」

2クール全26話の後半クール13話で構成された物語でした。
構成が安定しているので、安心して視聴できる作品だと思います。
鬼灯様が怖くなければ、小さなお子さんでも楽しめる作品なのではないでしょうか。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

月曜日午前7:59より山手線、上野・品川・新宿辺りから声高らかにサビを歌いたい

①地獄 地獄 毎日地獄
②地獄 地獄 嘘でしょ
③地獄 地獄 ようこそ 地獄
 →②→①→②→③→ …以下エンドレス

そして8:03に
 地獄 地獄 破産地獄
 地獄 地獄 闇金
 地獄 地獄 ようこそ破滅
と歌いたい、声高らかに!

本当は(略){netabare}
午前2:03(じみ)◆ダークホース
午前2:59(じごく)☆1番候補
午前4:44 ★2番候補
午前4:27()▽苦手な相手向け
午前4:59(じごく)■M男向け
午前5:03(ごみ)□M男向け
とかに歌いたいけど電車走ってないし、人もいないだろうしね。

その時間帯に歌舞伎町や国分町や中洲でもいいけど
物理的に地獄に落ちそうだからね。{/netabare}

あらすじ省略、
多分3期に当たるんだろうけどこの作品から観ても楽しめます。

今回はルリオ・柿助・芥子さん
そして何よりマキミキのミキちゃんにスポットが当たる回が多いです。
ミキちゃんにスポット当たります。
ミキちゃん回です。
…からのルリオです、出番が多めです。
このシーズンでルリオが大好きになりました。シブカワええ☆☆☆☆☆
{netabare}ルリオが天邪鬼に突っ込んだときはシビレタ。{/netabare}
あと年配キャラいいよね、主にババア★★★★★
 ※ 登場人物ほぼ100%ちょー年配

この作品の話の広げ方ってすごい上手い。
誰かにスポット当て
逸話や都市伝説に話をひろげながらその生態・特徴を説明をする。
こういう話し方できると女の子にモテるのかな?
いや、こういう知識を持っていても話してばかりならウザがられるんだろうな。
井戸端会議の技術としては優れているんだろうけど。

鬼灯様の人事もええな。
上司を管理する人に欲しい。
直属の上司にはならないでいただきたい。
社長には向いてないと思う。現場向き。
フットワーク軽い方が良さげ。けど権限は大き目。

地獄と現世が川を挟んで繋がっていて
そこでの話が生きている自分にも響く。
地獄の住人も苦労するって聞いたんじゃ
せめて生きている間、何かできる間はがんばろうって思うよ。

なんだろうね、この作品見たり会話を聞くと心が安らぐんだよね。
そうか、ここが終着点だからか。










…天国とか贅沢は言いません
地獄でも働くんで
焼いたり寒かったり
痛いのは勘弁してください。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

地獄世界の日常(2期)

地獄に落ちると、こんな楽しい世界が待っている…いや、これは嫌だ(笑)

地獄の世界もちゃんと組織があり、そこで働く人々を中心に描いた「地獄の日常」といった感じの作品です。基本的にはコメディですが、地獄の話や神話の話、昔話、外国の宗教観など、さまざまな知識を得ることもできるという、お得な作品でもあります。

主人公である鬼灯様はじめ、この作品はとにかくキャラの宝庫。キャラたちが巻き起こす騒動やら、競争やらを見て楽しむという感じです。頭空っぽにして見ても…というより、空っぽにしてみたほうが楽しめます。

キャラデザインは独特ですが、見慣れると不思議と可愛く感じます。座敷わらしやマキ・ミキなんてまさにそう。毎話居ないと寂しくさえ感じてしまうほど。それと、驚くほど中の人たちが豪華なのも特徴のひとつ。

ブラックユーモア系ですが、それほどきついわけではありません。クスクス系の笑いが好きな人にうってつけの作品です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17

65.0 2 2018年度のスタジオディーンアニメランキング2位
ムヒョとロージーの魔法律相談事務所(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (82)
468人が棚に入れました
人間に危害を加えたり、事件を起こす悪霊や死霊に対して刑を下し、あの世へ送る能力を持つ天才的な魔法律の執行人・ムヒョとその助手を務めるロージー。彼らの元にはいつも霊に悩める人々が訪れていた。そんなある日、ムヒョの魔法律学校時代のライバル円宙継(まどか そらつぐ)(エンチュー)がムヒョの前に現れ、壮絶な闘いの火ぶたを切る!

声優・キャラクター
村瀬歩、林勇、神谷浩史、柿原徹也、明坂聡美、河村梨恵、羽多野渉、斎賀みつき、野水伊織、太田哲治、天﨑滉平、上田燿司、小清水亜美、深川和征、池田恭祐

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

魔法陣が誘う恐怖と涙の物語

この作品の原作は未読です。
友人から一昔前の作品と聞いて知ったのですが、週刊少年ジャンプに2004年~2008年の間に連載されていたようです。

最近の傾向でもあると思いますが、昔の作品がアニメ化される機会が増えている様な気がします。
「おそ松さん」、「深夜!天才バカボン」、「封神演義」や「うしおととら」など、昔に連載されていた作品…
或いは、「アトム ザ・ビギニング」、「DEVILMAN crybaby」や「Cutie Honey Universe」など、往年の名作を現代版にリメイクした作品など、挙げればもう少しあると思います。

流行りの原作を追っかけてアニメ化されるのも時代の最先端を走っている様な気がしますが、少し古くても完結した作品をラストまでアニメ化された方が、結果的には見応えがあると思います。
前者は、販促目的となるリスクを孕んでいますから…

だからこの作品にも並々ならぬ期待を持って視聴に臨みました。
この作品の主人公は、タイトル通り魔法律執行人のムヒョと、助手のロージの二人…
人間に危害を加えたり、事件を起こす悪霊や死霊に対して刑を執行してあの世に送るのが執行人の役目…
ですが、執行人は刑を執行のため呪文を唱える時など一時的に無防備にならざるを得ない状況が生じるので、執行人をフォローするのが防御に長けた書記官である助手の務めになります。

ムヒョは最年少で執行人となった天才なのですが、助手のロージーは臆病で泣き虫なのでムヒョとは対照的…
何をやっても失敗ばかりのロージーは、天才ムヒョの助手が自分に本当に務まるか、四六時中悩んでいました。
ムヒョが執行人としてどれほど凄いのか…正直良く分からなかったのですが、二人は良いコンビに見えましたけれど…

でもロージーが悩む理由…分かる気がします。
私も決して天才ではないので良く分かるのですが、頭の良い人…頭の切れる人って本当にいるんですよね。
思考の次元が違うというか…自分との差を如実に感じるというか…
私がリアルでそれを感じる人は私よりも役職が上の方なので、毎日顔を合わせる事はありませんし、隣を歩く事もありませんが、ロージーの様に常に一緒にいたら否応なしに劣等感を感じてしまうでしょう。

ロージーは努力を怠る人間ではありません。
魔法律が大好きで一生懸命励んでいます。
けれども、そもそもの立ち位置が違うのですから、多少差が縮まったとしてもその差は歴然…
加えてムヒョの天才っぷりは世間に広く浸透しているので、何かと目に付く存在なんです。
だから様々なトラブルに見舞われるのですが、ロージーは自分の不出来でムヒョが傷付いていく様を間近で見続けなくちゃいけない運命を背負いながら物語が動いていきます。

完走して感じること…
ムヒョの仲間に対する優しさ…でしょうか。
普段の言動からは優しさなんか微塵も感じられません。
でも、いざという時、彼は何も厭わず真っ先に仲間のピンチを救おうとするんです。
失う痛みを知っているからなのでしょうか。
それが例え仲間じゃなかったとしても…

そんなムヒョの優しさをみんな知っているから、彼がピンチに陥った時、彼を全力で支えようとするんです。
その絆がこの作品は堪らなく気持ち良いんです。

でも、そんなムヒョを心の底から敵対視している人物がいるにもまた事実…
きっかけは気に留めなければ過ぎ去った思い出の一つにすらならなかったような、そんな出来事が起点…
色んな人が居る分だけ色んな感じ方がありますし、年月が思いを増長させるのも理解できるんですけれどね…
ムヒョが目指すゴール…まだ先はだいぶ長そうです。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、SCREEN modeさんの「GIFTED」
エンディングテーマは、ORESAMAさんの「ホトハシル」
個人的にはエンディングの方が好みでした。

1クール全12話の物語でした。
正直1クールで終わると思っていなかったので、全12話と知った時は少し寂しさを感じました。
何故なら1クールで収まる物語のボリュームでは無かったから…
続きを期待しても良さそうなテロップが無かった訳ではありません。
でも物語としては未だ序盤なんでしょうし、これから面白くなってくる気配が感じられたところで終わってしまったので、何だか消化不良感が残ってしまいました。
続編の制作を期待したいところですが、これも円盤の売れ行き次第なんでしょうか…?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

コンソメポテト さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

屋台骨が弱すぎる

原作は未読ですが
魔法を使い悪霊を退治する凸凹バディものっぽいですね
Netflix で現在視聴中です。

自分は怪談やホラー好きという事もあってこの手の作品には厳しいのですが
敵の悪霊の表現とか結構好きですね

ビジュアル面で気になるのは
年齢表現ができていないのか このキャラ何歳位のキャラなのかさっぱり判らない 主要キャラは見た目子供、少年、老人 3パターンしかないような気がします。

今作で一番気になるのは もう一人の主役で助手の二級書記官ロージー こんなにイラつくキャラに思えるのは何故なのか 主役ムヒョをメンターとし成長面をになうキャラクターであり 彼の目を通してこの世界の説明を受ける為 無知で頼り無い存在として描かれる事になるのですがどうもバランスが悪い ロージーのムヒョに対する接し方をみるとこの話の軸である 敵エンチューに対しての切り札の役割となる位置づけになると思うので、勉強や修行してるカットを挟むと成長描写として良いと思うのですがそういう描写がほぼないので ロージーの指導方針は危機的状況に陥らせて潜在能力を開花させる感じなんでしょうね 観てる側はスッキリしないやり方だとは思います ロージーに対しストレスが溜まる一方なので

現時点で話の導入部4話まで視聴してます。 これから本筋が始まるのかな?という感じですが、気になるのは子供の描きかたが古臭さいです。今時こんな小学生いるか?って描き方です これは原作者の問題ですね ギャグ漫画ならそういう記号ですから気にはならないんですけど 子供表現は世界観を損なう恐れがあるのでもっと注意してほしいです。

現時点で9話まで視聴してます。 話の本筋部分に突入している為か描写はハードめで規制箇所が多めです。絵柄からして大したゴア表現は無さそうなんですけど黒く規制されちゃってます。 それにしても話のテンポが悪くキャラ描写が荒いせいかキャラクターが不用心でアホな人達ばかりに思えてしまいます。 7話で悪霊を閉じ込める監獄というのが存在するのですが 今迄さんざん主人公ムヒョが地獄送りしてたのに何故監獄?という疑問がわき上がるのですが地獄送りにできる「執行人」の数が足りていないとの事 じゃあ先に悪霊を捉え閉じ込める人達の描写を先にすべきなんじゃないのかな?と ここでも話の構成バランスのチグハグさが・・・せめてロージーが悪霊を捉え封印できる位の能力があってそういう描写が先にあればスムーズだと思うのですけどね~


最終話まで観終えました。
う~ん弱い あの世界感を支える屋台骨が細すぎて凄く危うく感じてしまう
登場人物達の役割と支える人達の層の厚みがないのでこんな脆弱な魔法律協会みたいな組織で世界を守ってるの?(凶暴な悪霊を封じてる監獄なのに たった3人で管理してるんですよ)ってなるし 事前に細かく小出しにあの世界観の情報なり説明なりをしておく必要があるんだけど ピンチになって時間も限られてる状態で説明をしだす間の悪さ、助手という立場なのにロージーの魔法律に関して知ら無さ過ぎる問題(魔法律学校で何を勉強してたの?)や魔具師リオがあのような状況に陥る話とかスゴク雑すぎる だってカリスマ魔具師ってキャラ説明にあるんですよ? 家族を入院させるなり別の場所に移るなりそれが出来ない位に魔具師とは立場の弱い職業なのか?とか魔法律協会などの魔法律に関わる背景設定の説明が全然足らないんですよね

個人的には背景設定の作り込みの弱い魔法律協会みたいな別世界での魔法律での能力者戦みたいなのよりは 3話までの日常での悪霊退治の話の方が好きですね あとロージーは女の子キャラにしといてくれた方がストレスは無かったな~ 男であのキャラ作りは観ていて不快ですw
全体的にテンポの悪さと説明不足で 起こる事が全部後だしジャンケンみたいに思えてしまう ワザとなのか真面目なのか判り難い演出など ちょっと
消化不良な作品ですね  原作が好きな人にはおすすめですかね?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

才能だけがすべて?

視聴理由 特になし

序盤 なんでもあり...

中盤 ん?

終盤 w

この話は怨霊を魔の法律で地獄送りにする話
ジャンルは魔法・主人公最強・霊
ええなんでもありですね。無断背後の罪とか長期滞在の罪とか、霊に対してあたり強すぎでしょ。もうなんでもありじゃん。と思ったのですが量刑を間違えると自分に刑が回ってくるんですねw
全罪状とその罪状に適切な量刑を覚えるんですからとんでもないですよ。どんな頭したらそんなに覚えられるんでしょうか

内容としてはそこら辺に転がってそうなありふれた少年マンガ的な感じです。展開もある程度よめ、シリアスシーンという名の茶番。そしてすぐネタに逃げる。
意味が分からない。「いやいや、なんでああしない?」と思うシーンが多多あります。さらには良くわからい感動シーンまがいのものも出てきて、つまらないどころか、見ててちょっとだけイライラしちゃいます

キャラに関してロージー君がかなりウザイです。コイツだけでも相当ウザイですがほかのキャラもまぁまぁウザイです。ロージーほどではないですが、結構ウザイです。なんかヘタレってウザくないですか?
あとムヒョが「才能のない奴は嫌いだ」と言っていましたが、「ロージーは努力もしないわ才能もないわ...本当に嫌い?」よくわかりません

監督は近藤信宏さん。ジュエルペットの監督を経験された方です
シリーズ構成・脚本は鈴木やすゆきさん。全話脚本は初めてだそうです
キャラクターデザインは河野紘一郎さん。キャラデザは初だそうです。ま、でしょうね
劇伴は川﨑龍さん。FGO first orderの劇伴を担当した方です
アニメーション制作はスタジオディーンさん。fateセイバールートを制作したところですね

作画は普通だったのですが、キャラデザが微妙でした。あまり頭よさそうに見えないし、好感が持ちにくい見た目でした
「トリニティセブン」のed作詞した松井洋平さん作詞、俺修羅の劇伴をした太田雅友さん作編曲、「ビルドファイターズトライ」ed1を歌ったSCREEN modeさん歌唱の「GIFTED」
ぽんさん作詞、小島英也さん作編曲、「魔法陣グルグル」opを歌ったORESAMAさん歌唱の「ホトハシル」
声優さんはあまり合ってはなかったように思えました

総合評価 まぁオススメはあまりしません。他のを見ましょう

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

63.4 3 2018年度のスタジオディーンアニメランキング3位
伊藤潤二「コレクション」(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (140)
447人が棚に入れました
『伊藤潤二傑作集』『魔の断片』を原作とする。
『伊藤潤二傑作集』は、『富江』『双一の勝手な呪い』『フランケンシュタイン』など、伊藤さんの人気作を全11巻に収録した作品集。
『魔の断片』は、「Nemuki+」に掲載された読み切り『解剖ちゃん』『黒い鳥』など、全8作品を収録。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、下野紘、名塚佳織、緑川光、小山茉美、末柄里恵

野菜炒め帝国950円 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ありのまま起こったことを話すぜ ホラーアニメ見てると思ってたらいつの間にかギャグアニメを見ていた

なにを言ってるかわからねーと思うが俺にも分からねー。

世界の巨匠伊藤潤二氏のホラーコレクション集。

ホラーとは書いたが厳密に言えばホラーっぽい何かだと思う。
その何かが高度なギャグであることに気付くのに少々の時間を要するのだがそれはまた後ほど。

少なくともホラーと聞いて期待されるであろう恐怖感とかそういうのとは少しばかり縁遠い。

ただ雰囲気は妙におどろおどろしく悪く言えば気持ち悪い。
伊藤氏の絵柄は本来もっと気味が悪いと思うんだがこのアニメに関しては少しばかりそういうのが緩和されてる印象を受ける。
もっと忠実に気味悪く出来たはずである。

ともあれその抜群の気味の悪さ故にどうしてもホラー的ななにかを期待させてしまうんだがどういうわけかアニメで見ると絵柄 演技 見せ方 そのすべてが我々を恐怖より笑いに誘(いざな)ってしまうのだ。

シュールな笑いていうのかね こういうの。

怖いと思った回数より笑った回数のが間違いなく多いと思う。

そういう意味では下手な狙ったギャグアニメより笑えたぶん秀逸なギャグアニメであるとも言える。

笑わせようとする意図は無いのだと思うのだがそういうのに限って笑えてしまう。
そんな経験おそらく誰もがあることだろう。

繰り返すが雰囲気は実に素晴らしいのだ。
だからこそなんだかんだでラストが気になり見入ってしまう。

だが困ったことに物語のオチがよく分からん回もちらほら存在する。

例えばある不気味な存在がいたとしてソレがいったいなんであるのかとかいう説明が放棄されてるため不気味な話ではあったが結局なんだったんだ?て感じになってしまう回も少なくは無い。

知ってる人がどれだけいるかは知らないがホラー短編集「新耳袋」とかもそんな感じだった。
タイプ的には似たようなもんだろう。

そういう細かいとこを気にしたらダメなのかもしれないが気になるんだから仕方ない。
なんともすっきりしないこの気持ちをどうしろと言うのだろうか。

尚、オチの無い回の多い作品ではあるがたまに当たり回が紛れてるのがまた心憎い。

宝クジに当たるよりはるかに当たり回の確率は高いぶん随分良心的である。

不気味というだけでなくどこかシンミリとさせてくれるような秀逸な回も存在する。

個人的なお勧めだが「緩やかな別れ」と「案山子(かかし)」のラストは中々印象に残るものだった。

あんざんことか読んじゃうお茶目な人もいたらアレなんで念のため。

絵柄のせいなのかこれまた余り人気の無い作品のようだが回の出来自体は確かにピンキリではあるが惹き込まれるモノがあるのも確かであり間違いなく見て損はないであろう。

いや多分。

絵柄で敬遠するという行為はそれだけで人生の0.何%かは損していると言える。
絵柄が最優先されるのは薄い本だけで充分なのだと私は思う。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

ねるる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

スタッフの愛がこもっている"気持ち悪さ"特化のホラー作品!

原作未読。

ホラー漫画家"伊藤潤二"の著書『伊藤潤二傑作集』『魔の断片』に含まれる作品を原作とした、オムニバス形式のアニメ。1話に2作品が含まれます。

"怖い"というよりは、"不気味""気持ち悪い"に特化したような作品でした。グロ要素も多めです。
基本完結した短編集なので、話によって面白さ、怖さに差があります。
個人的な気持ち悪さNO.1は、10話の「グリセリド」。作品の空気感が音と映像から溢れてて、生理的に本当に無理と思う話でした。
2話の「ファッションモデル」6話の「隣の窓」は普通に怖かった。

物語に出てくる女性キャラは、全体的に色気が滲み出てるように感じました。作品自体が、しっとりした雰囲気が続くのでそう感じるのかもしれません。
化け物キャラは、気持ち悪いと感じる要素詰め込まれているので、怖いです。トラウマレベルです。

人気声優たちが各話ごとにメインキャラに声を当てていて、プロが演じるホラーを感じられます。
三ツ矢雄二さん、細谷さん、梶くん、良平さん、下野さん、吉野さん、名塚佳織さんなどなど、この方々の他にも超豪華なメンツが声を当てています。折笠富美子さんの絶叫は素晴らしかったです。

音楽も絶妙に怖さを増幅させてて素晴らしかった。効果音での気持ち悪さの演出がうますぎました。

EDは、各話ごとに映像が変わるので最後まで目が離せない構成になっています。

全体的にとても手が込んでいて、スタッフキャストの作品への愛を感じました。
様々なアニメ作品がある中でも、特殊な今作品。
大声でオススメはできないですが、あと引く面白さ魅力があります。トラウマ覚悟で見てみて欲しい作品です。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

気持ち悪いけれど、かなり笑えるホラー作品

ホラー漫画を原作として、毎回2つのエピソードで構成されるオムニバス形式の作品。全12話で計24のエピソードが描かれています。
内容的には、不気味だったり、不思議だったり、あるいはかなり気持ちの悪い物語が多く描かれていますが、どの話も発想が面白かったので、最後まで飽きることなく、とても楽しめました。ただ、ホラー作品として、観ていて怖かったかというと正直微妙なところ。作品の中で起きることがあまりにも現実離れしているためか、全体的にシュールな空気が漂っており、また、毎回の話のオチも、「え?これで終わり!?」みたいな唐突さがあって、なんだか笑ってしまうことが多かったです。
個人的に特に印象に残っているエピソードは、第2話Aパート「ファッションモデル」と第10話Aパート「グリセリド」で、前者のキャラはとんでもなく強烈でしたし、後者の内容の気持ち悪さは尋常ではなかったです。
声は、毎回なかなか豪華な声優を起用していて普通に良かったです。作画は、それほどリアルな系統の絵柄ではないので、グロいものが得意ではない自分でも意外と平気でした。全体的に独特な雰囲気や味があって悪くなかったと思います。また、EDの映像は、毎週その回の内容に合わせて変えていましたが、遊び心が感じられて楽しかったです。
最後まで観終わって振り返ると、24のエピソードの中で全く面白くないという話はなかったようで、どの回も平均して楽しめました。いちおうホラーというジャンルなので、意図したものかどうかはわかりませんが、笑ってしまうような場面も非常に多くあり、シュールコメディとして、とても出来の良い作品だったように思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 12

59.1 4 2018年度のスタジオディーンアニメランキング4位
音楽少女(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (111)
385人が棚に入れました
『PINE RECORDSパインレコード』(通称:パイレコ)に所属している千歳ハル、熊谷絵里、竜王更紗、迎桐、迎羽織、箕作沙々芽、西尾未来、雪野日陽、具志堅シュープ、金時琴子、諸岡ろろの11人は『音楽少女』という名前のアイドルユニットのメンバー。
しかし『音楽少女』は全く売れていないC級アイドル。
鳴かず飛ばず&赤字を生み出すだけの『音楽少女』だが、プロデューサー池橋とメンバーは必死に頑張っていた。
『音楽少女』には新メンバーが必要だと考える池橋。成功をつかむための起爆剤となるようなアイドルが!ということで、オーディションに明け暮れていた。
そんなある日、『音楽少女』と主人公・はなこが出会って・・・

声優・キャラクター
深川芹亜、高橋花林、岡咲美保、大野柚布子、島袋美由利、江口菜子、Lynn、小倉唯、上坂すみれ、沼倉愛美、瀬戸麻沙美、渕上舞、平川大輔、松田健一郎、柚木涼香
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

裏アイドルアニメ

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
って、別にアヤシイ意味じゃないっすよ(笑)

アイドル活動の裏側や、裏方さんのお仕事にスポットをあてたアニメということですw

基本的には王道の雰囲気を醸しつつ、やはりオリジナリティのある設定や展開。他のアイドルアニメとの差別化がはかられていて、特に序盤~中盤はなかなか楽しめました。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
最近、赤尾でこ さんの脚本が好きなことが分かりました(笑) なんか、平和で良い話が多いんですよね♪

本作の良さは、4話(具志堅シューブのメイクの話)や5話(自宅ロケのヤラセと迎羽織の料理の話)に見られるような、裏方の仕事やテレビの裏側にスポットを当てているところ。主人公からして裏方ですし、作品の個性を作っていました。

また、(大人数のアイドルアニメの基本ですが)個別のキャラ回を積み重ねる中でストーリーを進めていく構成の上手さは光りました(前半~中盤は)。かなりのキャラ数ですが、ちゃんとキャラクターつかめましたし。

好きなキャラは、具志堅シューブ。やはり、4話の出来は良かったし、考え方がしっかりしていて好感がもてました。スッピンがちゃんと不細工になるところとか、良かったです♪

こっから酷評ですが、あくまで☆は3。悪くはないのに、勿体ないというか、もっとこうすれば良かったのに!っていう気持ちで書きました(苦笑)

まず悪い点としては、作画はかなりヒドイですね。キャラはある程度ちゃんと描けているのですが、(枚数減らしてるのか)動きがカクカクして奇妙でした。止め絵も多かったし。あと、アイドルアニメの絶対的な魅せ処であるラストライブで、あれだけ動かないというのも、なかなか見たことないレベルでした(最後のCGパートはまあまあだったけど)。

シナリオ的には、7話の出来が悪すぎます。詳細は各話感想にありますが、この作品はリアル路線が似合うから大タコとか(ファンタジー要素)は不要だし、写真の件も、「弟だ」と笑って発表すれば、話題にもなるし、むしろイメージアップでしょ? なのに、ムリヤリのシリアスにもっていこうという流れ。正直、萎える脚本でした。

7話のシナリオにムリがあるから、そこを起点に展開した8話以降のシリアスなストーリーにも寒さを感じてしまいました。自分達で無理矢理に作ったピンチを自分達で乗り越えても、熱さは生まれませんよ。

また、8話以降はなんか「普通のアイドルアニメ」になってしまい、「アイドルの裏側をリアルに描く」ことで作ってきたそれまでの魅力というか、個性が死んでしまった印象です。9話もムリがある展開。そもそも、あの(怪我のリスクがあって、時間も読めない)番組内容で生放送とかナイナイ。

その後、スキャンダルの話から流れるように羽織のスランプ(声でない・アイドル辞めたい)話に展開したけど、繋がりが悪いというか、唐突で既視感がありました。だったら、スキャンダルは羽織で良かったんじゃ? なんか、琴子だけがちゃんと目立ってなかったから、無理矢理、琴子のエピソードにしたような気がします。。。

ていうかこのアニメなら、「ガチのスキャンダル」で良かったと思います。「アイドルだって恋をする」ってぶちあげてくれたら面白かったのに(笑) んで、「ファン離れ」→「脱退、解散の危機」→「結束が高まる」→「歌の力で乗り越える」とかの方がドラマチックで良かったんじゃないかと思います。

本作の展開が、予定通りなのか、テコ入れなのかは分かりませんが、序盤の「アイドルの裏方を描く路線」から、「普通のアイドルアニメ路線」に切り替えたのは、失敗だったかな~と。

(まあ、マイ電源トラブル程度でアイドルがステージ降りるなよ、マイク生きてるならトークで繋げよとかあるけど)ラストのはなこ加入の流れは別に良いと思いますが、だったら(あのラストにしたいなら)なおさら、7話のスキャンダルや、(終盤である10話の)日常回はいらないし、羽織をあそこまで尺使ってフォーカスする必要もないと思います。その分、もっと「はなこ の苦悩(音痴に悩む、こっそりトレーニング、本当は表舞台に立ちたいけどそれを出さないように裏方を必死に頑張る様子など)」を丁寧に描き、終始一貫して、「はなこ のドラマ」にすれば良かったと思います。

中盤まではかなり楽しめていたために(だから酷評しても☆3なんですが)、チグハグなシナリオ構成が、残念。これには、でこ さん(か監督)の評価も下げざるをえないかもしれませんね。
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
4話を筆頭に、1話~6話は、「裏方が主人公」で、「アイドルの裏側」を描くアニメとして、かなり楽しめた。

しかし、作画の悪さも際立ち、7話以降はシナリオにも無理があった。最終話もヒドイ展開。

終始一貫して、ハナコの物語を貫けば良かったと思う。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
アイドルアニメ。すでに大先輩がいるからな~。なかなか世知辛いスタート。天才現れる、、、と思わせて、まさかの音痴w つか、登場人物分からんから、名札つけて下さい(汗)

2話目
主人公が裏方ってのは面白いけど、歌ヘタだろうが、顔可愛くてダンスメチャ上手いなら、ダンサーとして参加しても良くないか? 中居くん的な感じで。確かに空気読めてないけど、外国育ちだからしょうがないという言い訳はたつ設定。てか、ただの負け惜しみ? あれ? ハナコ、意外と出来る子?

3話目
ここからキャラ回の連続かな。ストーリー進行とどうからめていけるかが、見物。今回は雪野日陽回。公園のシーンは、ちょっとウケたw 世界は音楽で、でヘッドホンを外す流れは良い話だけど、なんか、トラウマが治るには早すぎるというか、簡単すぎるというか。1話でうまく二人消化したね。

4話目○
スッピンが全然違うとか、なかなかのレアキャラ。裸族とスッピンをかけてるのね。なるほど、メイクの話ってのは、なかなか面白いな。メイクさん、プロの仕事だな。今回もちゃんと1話で二人を消化か。SNS、まあ、そういう流れだよな。

5話目
上目遣いにアヒル口、ちょいウケたw 今回もヤラセ的なことに踏み込んで、結構尖った良いシナリオだな。嫌われ役にみえて、ちゃんとプロ。

6話目
怒る大御所。まあでも、どこまでのチェックか言ってないし、ありそうなミスかな。まあ、ギャグテイストの強い回があっても良いかなって感じかな。でもこの回は、ちょいムリヤリ感があり。それでもまあ、良い話に。

7話目
う~ん、ちょい評価を落とした。触手&水着を描きたかったとはいえ、大蛸は必要かな? このアニメは、リアル路線の方が良いと思う。ギャグ回は1回(前回)で充分。弟君の、カメアシの大変さに絞るか、無人島サバイバル(体当たりロケ)をカッチリやった方が良かったかな。無人島編は、「写真を撮る」から止め絵でも良かったけど、風呂場とかは、止め絵にするのはただの楽だと思う。いやいやいや、弟ってちゃんと発表すれば、むしろ話題になるし、美談としてイメージアップでしょ?

8話目
なんかこう、普通のアイドルアニメに、「成り下がった」という印象だな。

9話目
着ぐるみアイドルって、WUGかな? 大体、こんなケガのリスクあって、収録時間がよめないような(東京フレンドパークみたいな)番組、生放送でやるわけない(車の中でリアルタイムに観られたってことは、生放送だよね)。しかも、CM直前に全員集合とか、その後に着替えするとか、あり得ないでしょ。多少苦しいけど、収録の様子を携帯で動画撮影して報告するとかの方が違和感なかった。

10話目
なぜここにこの話をぶちこんできた? 序盤にやるべきエピソードのような気がします。まあ、こういう感動話(動画)がネットで回って1万人達成するなら分かるけど。てか、みんな都合よくオフだったのかな(苦笑)

11話目
羽織にスポットを当てるのも悪くないけど、本作はあくまで、はなこ の物語だと思うんだよな~。まだちゃんと目立ってないキャラもいるし。ここでドリィの伏線を縦軸にするのか。悪くないけど、スキャンダルの流れに繋げるのは無理がある気がするんだよな。まあ、ここ数話では一番良かったけれど。

12話目
こういう、「搬入」「設営」「集客(営業)」とかをちゃんと見せてほしいアニメだったのにな。フォーチュンクッキーパロ? こんだけ動かないラストライブも珍しいな(汗) 本来、もっとバタバタするよね。はなこ の音痴ソングで引き留めは悪くないかな。いやいや、自分ビンタ、ちょっと引くわ(笑) (ていうか、マイク生きてるんなら、普通に、音楽少女がMCをするだろうけど)。いやいやいや、はなこ 歌上手くなってるやん(苦笑) ここに作画の全力尽くした感じかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

アイドル事変といい勝負

4話までの感想{netabare}
一応見てはいるけど「まぁ、うん…」って感じで感想書くつもりも無かったのだけど…4話で気が変わった。
具志堅のすっぴん、いいのかこれ!?
そりゃ最近は投稿動画で化粧で大変身みたいなのもよく上がってるし、「アイドルもそう(かも知れない)」ってのは浸透してる…ものなのか?
具志堅本人も気に病んでないし、ファンを騙してるみたいで申し訳ないみたいな後ろめたさも感じさせてないので、普通に素顔を公表してるのかも知れない。
ア、アイドルってこんなん?
もし池星が“ゴクドルズ”の会長だったら「テメーは寝る時もメイクしてろ」って言いそう。
ってかこういう「キャラ違うじゃん!」ってくらい見た目変わるのはアニメのほうが向いてるよなぁ、ってのもちと思ったり。
メンバー全員ノーメイクだと…って設定だったらもっとビックリしただろうけどそりゃさすがにやり過ぎか。
自分はアイドルアニメって詳しくないんでこれが攻めた内容なのかただ空気読んでないだけなのか判別できないけど、今後もこんなネタブッ込んで来るならちょっと目が離せない作品になるかも。{/netabare}

5話感想{netabare}
てっきり今回はCMメーキング話かと思ったら既にCMは完成してて、放送されて人気が上がってきたところからのスタート。
ってかこれ、やっぱ攻めてるのかなぁ?
アイドル取材に来たスタッフの態度、「ハイハイ、アイドルってのはこういうもんでしょ」ってのが出来上がってて、そのイメージの中身は↑でも書いた“ゴクドルズ”の会長に近い。
作中の扱いとしては「フザけた奴ら」ってことで、エンタメに徹するならギャフンと言わせてスッキリさせるところを、あくまで相手を立てた状態で解決というリアル寄りなオチ。
肉なんか食わずにスイーツしか食べないとか、料理できると話しても「あ、料理できるアピね」と流そうとしたりと結構扱いエグかったのに、怒りもせずによくやり切った。
人によってはスッキリしないかも知れないけど、いやぁ取材スタッフもそれこそゴクドルズみたいなのばっかり相手にしてきてたのかも?って思うと同情的に思えるんじゃないかな。
ゴクドルズと並行して見るとより面白く感じられる、かも知れない。{/netabare}

7話までの感想{netabare}
6話、前回と似た感じで溝の出来た「先方」を撃退…ではなく、かといってヨイショするってのでもなく…う~ん、自分のペースに引き込ませてWINWINって流れ。
アイドルなので相手を「やっつける」ってのはダメで、あくまで気持ちよくさせて誰も損させないってコンセプトなのかも?
と思ってたところで7話。
…。
キャー、なんじゃこのタコ~!?(ダイオクタ)
お、おう、南国での撮影ってシーンだったし、スタッフの仕込みってことで納得…できるか?
そりゃ元からザリガニのスペックを超越したバルタンが居ることだし、そこまで異常ではない…のか?
これが“マケン姫”だったら何も思わないけど、やっぱ世界観的に違和感拭えないと思うぞ。
ってかこのノリってすっごい古いものを感じる。
タコもそうだけど部屋が一度静まり返ってそれからドタドタするところとか妙に古臭い。
思えば3話の「はっちゃけはっちゃけ~」や6話の「エンヤカヤカヤカヤー、ハッ」なんかもね…作ってるの結構なオッサンちゃう?
ある意味「アイドル坂」をやった“アイドル事変”よりもずっと古臭く…ってかあっちはオッサン(浦沢義雄)を目指した若者って感じだったけど、こっちは正真正銘のオッサンぽい。{/netabare}

最終回まで見て{netabare}
あっるぇ?レコード会社の偉い人は結局何がしたかったんだ?
てっきり音楽少女を疎ましく思ってる勢力でも居るんかな?と思ったがそんなことは無く…。
姉弟で会ってただけなのをスキャンダル扱いされ、それを理由に解散に追い込まれたとしたら…そんな力関係なら今後出版社は好きなだけ捏造して揺すれるんじゃないかな?
もしくはレコ社は今回の件を敢えて責めずに出版社に恩を売ったとか…なーんて癒着が囁かされそう、今のネット時代だと。
そして最終回では社長はな~んか良い人っぽい扱いで…成長させるために試練を与えた~みたいなノリで、正直意味不明。
伝説のアイドルとやらが後半ライバルとして突如登場する“アイドル事変”といい勝負かと。
どうしてこうなった。
結局具志堅メインの話が一番見れたってだけで、それ以外は見なくても別に困らない内容でした。

とはいえこれ、原作が「スタジオディーン」と「キングレコード」ってことらしい。
製作委員会方式で他にも出資してるのは居るんだろうけど、もし大ヒットしたらディーンとキングがガッポリって仕組みだったんじゃないかなー?
こういう形式になるとガクっとクオリティが下がるのはちょくちょく見かける気がする…金が集まりにくいのか?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

キャラソンからアニメ化したメディアミックス作品…その出来映えは!?

タイトルにも記載しましたが、この作品はキャラソンから派生したようです。
2015年にはスタジオディーン原作で映画化もされているとか…!
映画で上映されたという記憶はないなぁ…と思っていたら、アニメミライ2015の一環で制作された上映時間25分の作品だったみたいですね(wikiより)。

アニメミライの作品ってテレビで放送していたよね…?
と思って過去の録画リストをチェックしてみたら、アニマックスでの放送を録画していました。
録画はするものの視聴の追い付かない作品の一つになっていました^^;
今回を機に映画版も視聴してみたいと思います。

元々音楽少女は、千歳ハルと熊谷絵里の二人のユニットだったそうです。
そして2014年に竜王更紗が追加され、今回のアニメ化で新たな8人が加わって
計11人の大所帯のグループになったそうです(wikiより)。

何故、アイドルグループって大所帯が多いんでしょう?
ラブライブ!、アイマスやWUGも然りです…
ラブライブ!は2クール放送されたのと、個性的なキャラが多いので結果的に顔と名前は一致しましたけれど…
アイマスやWUGは推しのキャラ以外はちょっと難しいかも…

これらの作品でこんな感じなんです。
11人もいると、やっぱり特徴のある子以外は覚えられませんでしたね^^;
むしろ、声優さんでキャラを確認する方が早くて簡単だったかもしれません。
声優さんでも、本作品に出演されている全員は分からないので、知っている人だけなんですけどね。

この作品はタイトル通り11人の「音楽少女」のメンバーの成長の記録を綴った物語です。
でも最初は、鳴かず飛ばず&赤字を生み出すだけのC級アイドルからのスタートでした。
何とか音楽少女に新しい風を…と思っていたところ、本作の主人公である「山田木はなこ」と出会い物語が動いていきます。

この作品の最大の魅力は、主人公である「山田木はなこ」目線で物語が展開されること…
これだけ見ると、ごく普通のことにように思えますが、はなこは、アイドルとして高いセンスの持ち主ではあるものの、致命的なほど歌唱力がアイドル向きではなかったんです。
それでも、はなこは音楽少女の魅力に気付き、このメンバーをサポートに徹することを選択するんです。
これって、推しの人物やグループを応援している私たちの目線に凄く近いんです。
推している人には、もっと輝いて欲しいと思いますし、その人への称賛を惜しむことはありません。
こうしてその人となりを知れるのはファン冥利に尽きると思うんです。

この作品を見て思うこと…
人には輝ける場所があって、その場所は人それぞれ違うということです。
スポットライトの真ん中だけが輝ける場所ではありません。
だから自分の仕事に誇りを持って取り組める場所が、その人にとっての輝ける場所なんですよね。

音楽少女が羽ばたくためには、彼女たち自身が現状の殻を破る必要がありました。
現状に甘んじていては、上達がままならないのと一緒です。
人も音楽も様々な切り口があります。
はなこは11人のメンバーにどの様に接するのか…
彼女たちがこれまで以上に輝くために、どの様に背中を押してあげるのか…
この作品最大の見どころだと思います。

そしてはなこが、メンバーにもたらした風は…伝染するんです。
はなこのもたらした風を感じ、そこに込められたメッセージをどの様に受け止めるのか…
ここも見どころだと思いますよ。

オープニングテーマは、小倉唯さんの「永遠少年」
エンディングテーマは、音楽少女の「シャイニング・ピース」

1クール全12話の物語でした。
顔と名前が一致しない人もいましたが、総じて満足のいる出来映えでしっかり堪能させて貰いました。
物語も1クールでしっかり纏まっていて良かったと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

66.0 5 2018年度のスタジオディーンアニメランキング5位
グラゼニ(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (106)
353人が棚に入れました
年俸1800万円の投手、凡田夏之介(26歳 独身)は今日もマウンドに上がる。「グラゼニ」を夢見て!

凡田夏之介(ぼんだなつのすけ)はプロ野球・神宮スパイダースの左の中継ぎ投手だ。入団8年目の26歳。年棒1800万。毎試合、打者の年棒をチェックし、肩を作って出番に備える。今日の対戦選手は大阪テンプターズの代打の代打、右打者の土井。2人の子供を抱えて社会人野球から26歳で入団した4年目の選手で、年棒は700万。今日打たなければ2軍降格。来年の契約も危うくなる。だが夏之介は全力で立ち向かう。明日は我が身だからだ。

年棒”をテーマにしたプロ野球マンガ。成果主義のプロ野球を、夢を売る徹底した格差社会として捉え、シビアな世界で生活のために生き抜く投手・凡田夏之介の姿を描く。

声優・キャラクター
落合福嗣、M・A・O、二又一成、乃村健次、石野竜三、浪川大輔、星野貴紀、松本秀夫

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

スポーツを金で量る異質のテーマ

アニメーション製作:スタジオディーン(昭和元禄落語心中、GIAANT KILLING)、
監督:渡辺歩(宇宙兄弟)、シリーズ構成・脚本:高屋敷英夫、
キャラクターデザイン:大貫健一、原作:森高夕次、漫画:アダチケイジ

プロ野球の裏側を見せることを意図した異質の作品。
基本的には1話完結の形になっているため、気軽に観ることができる。普段はあまり目立たない選手たちに焦点を当てているのが興味深い。中継ぎ投手や2軍選手、引退間際の選手、引退後に何をするかということなども取り上げてプロ野球のいろいろな面を見せてくれる。

プロ野球選手にもさまざまなタイプの選手がいて、面白かったのは明らかに横浜ベイスターズの三浦大輔をイメージした原武投手の話。三浦は速球派で強気な性格の投手だったので、リーゼントの髪型や「番長」というイメージ以外は全く似ていないのだが、この投手の投球間隔が際立って長いというのは面白かった。現在の日本プロ野球機構では、無走者の場合、捕手から投手がボールを受けて15秒以内に投げなければならないというルールがある。それができなければボールを宣告される。だからこの話は、ルールが明確に適用される以前のことなのだが、昔は本当に原武のような投手がいてイライラさせられた覚えがある。「いつ投げるんだよ!」と突っ込みたくなる投手が本当にいたのだ。これも駆け引きのひとつだったのだが、現在では試合時間を短縮する目的によって、ルールが厳格化されている。

今回の全12話ではつながっていく話があまりなく、そういう意味では継続視聴がなかなか難しい作品だったかもしれない。特に盛り上がる訳でもなく、絵が綺麗だったり、動きが良いわけでもないので、なかなかポイントが少なかったのが残念なところだ。しかし、野球選手の悲哀を感じることのできる、じんわりとした味わい深さがあるのは確かだ。
そして、最終話で登場したユキちゃん絡みの話は面白いので、今秋からの放映が決定した2期に期待したい。
(2018年7月6日追記)

1話視聴時レビュー
野球漫画といえば、『巨人の星』に始まり、『アパッチ野球軍』や『侍ジャイアンツ』『男ドアホウ甲子園』『野球狂の詩』『あぶさん』『ドカベン』『プレイボール』『タッチ』『MAJOR』など数多くの作品が描かれ、高い人気を誇ってきた。昔はどちらかというとトンデモ展開の作品が多かったが、最近ではよりリアルに寄せた作風が多くなっているようだ。これは、年を追うごとに漫画やアニメを見る大人の割合が高まり、あまりに現実離れした展開だと読者や視聴者が付いてこないことも理由に思える(とここまで書いて、最近では『ONE OUTS』という漫画があったのを思い出した。あれは現実離れしたぶっとんだ話だったが、なかなか上手く作っていた)。

そんななかで制作されたのが『グラゼニ』だ。私はモーニング連載開始から原作を読んでおり、昔は必ずチェックする漫画のひとつだった。まず発想が新しい。主人公の凡田夏之助はスポーツ選手でありながら、年俸で選手を量るという特殊な考え方の持ち主。普通なら技術やパワー、運動神経などで選手を評価するところを「金」で判断するのだ。

1話では、年俸1800万円の凡田が1億を超えるような選手を抑えると、どのように評価されるか、逆に2軍から上がってきたばかりの打者が年俸1800万円という凡田のような微妙な投手に打ち取られると、どのような結果が待っているかというシビアな世界が描かれる。またそういう理屈は野球社会だけでなく、引退した野球選手が解説者になっても付いて回る話で、野球選手の悲哀が面白おかしく描かれている。

今では『グラゼニ』の漫画からは遠ざかっていたので、改めてアニメで見てみると、なかなか楽しめると思った。元々の漫画の作風が古臭く、動きが良いわけでもないので、ストーリーや展開を気軽に楽しむタイプのアニメだろう。

主人公の凡田の声優は落合福嗣。三冠王を獲得し、監督としても活躍したプロ野球選手・落合博満の息子だ。『灰と幻想のグリムガル』のモグゾーの役などで知られており、初の主人公役に抜擢された。1話を見た限りでは無難にこなしたという印象。高い声になると古谷徹に似ているところもあるので、色々な役ができるようになるかもしれない。
(2018年4月初投稿)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 41

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

グラウンドには銭が埋まっている

この作品の原作は未読です。
正直作画が好みかと問われると普通…可もなく不可も無く…という感じなのですが、プロ野球に対する視点がとても面白い作品だと思います。

ジャンルは野球…
野球マンガといえば最近ではダイヤのAやメジャーが有名ですが、これらの作品に共通するのは、誰もがダイヤの原石で磨けばスーパースターになれる素質を持った人が主人公であること…
恵まれていない一面を持っていながらも、それを凌駕する素質を持って生まれた存在であること…

しかもプロ野球の様に、負けても次のある試合を戦っている訳ではありません。
負けたらそれきり…そんな崖っぷちでの戦い…
己の力量を知り、目標を定め、なりふり構わず全力全開で打ち込む姿に私たちは熱い気持ちと感動を貰いながら、視聴を続けてきました。

本作品もジャンルは野球なのですが、少なくても上にあげた作品とは明らかに一線を画す作品です。
何故なら、この作品で一番重要視しているのは試合によって動く「お金」なのですから…

この物語の主人公は、プロ野球のスパイダースに所属している凡田夏之介…
プロ8年目で年俸1800万円の中継ぎ投手なんです。
プロで8年やっていくのは凄いことだと思いますが、一流で括られるグループには恐らく入っていない選手だと思います。

でも、むしろプロ野球の選手ってこういう中間層が一番厚いのかもしれません。
だからしのぎを削ることができる…切磋琢磨できる環境が整っているんだと思います。

1軍から2軍に落ちたらどうなるか…
ピッチャーが大事な場面で打たれたらどうなるか…
打者でも大事な場面で打順が回ってきた時、打てなかったらどうなるか…
何となく想像するのは易しいと思いますが、それはあくまで推察の範疇…

この作品では、そういうギリギリのラインでせめぎ合っている人に焦点が当てられているんです。
だからプロ野球とはいえ、まさにサラリーマンそのもの…
だって、私の様なサラリーマンも自らの技術を駆使して会社にどれだけ貢献できるか、で査定される訳ですから。

ただし、サラリーマンとプロ野球選手の唯一にして絶対の違いは「安定」ですけれど。
サラリーマンは、若いうちは給料も低いし下積みの仕事だって少なくありません。
それでも、プロ野球選手ほど有名にはなれなくても、成果を上げ続ければおのずと会社での評価は上がり、それが給与に直結する訳ですから…

だから凡田もお金にはとてもシビアです。
公式HPにも記載されていましたが、プロ野球の世界は相当厳しいです。
・30歳を超えたらあと何年できるか分からない
・引退してコーチや解説者になれるのはほんの一握り
・引退後は年収100万円台の生活に陥ってしまう人もいる
・プロ野球選手は現役のうちに稼がなければならない!

確かに、プロ野球を目指す人って人生の全てを野球に注ぎますからね。
それでもプロになれる人自体だって少ないでしょうに…
それでもやっぱり将来の事を考えちゃいますよね…

そして凡田にも気になる女の子が出来るんです。
1流選手が女子アナやモデルなどと華々しい結婚していく中、凡田の目に留まったのがとある定食屋で働く看板娘のユキちゃん…
可愛いしCVがM・A・Oさんなので、見応え十分です。

気になったのが、ユキちゃんが出てくるのが物語の終盤なんです。
だから出てきたのも少しだけ…
「え、これで終わり?」と拍子抜けの感じだったんですけどね。
そしたら秋アニメでまさかの続編発表…
こういうサプライズ…大好きです。

オープニングテーマは、サイプレス上野とロベルト吉野さんの「メリゴ feat. SKY-HI」
エンディングテーマは、土岐麻子さんの「SHADOW MONSTER」

1クール全12話の物語でした。
次期ではユキちゃんとの仲が進展するのか…
凡田の成績と同じくらい気になります。
とにかく続編が楽しみです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

転がる夢と現実、追記 分割2クール目を見ました

追記:2クール目も面白かったよー、選手の裏話より
   セリーグでのスパイダースの戦いと契約更改の話がメインだったよー
   グラゼニって35巻も出てて続いてるんだね、いつか読むよ。
   凡田、応援してるよー(追記ここまで)



「父さん、プロ野球選手になったよ」

26歳左の中継ぎ投手、年俸1800万円、高卒のプロ野球選手
現実の夢の舞台きらびやかな世界の端で戦います。


{netabare}名前はグローズ・エニ、あだ名は「グラゼニ」
誰も知らないような中米の日系3世
メキシコのウィンターリーグでは当時19歳の球速MAX137km、変化球はチェンジアップのみの左サイドスローの投手
スカウトが背番号を見間違え、放出したかったチームが手放した。

生涯の球速MAX144km、変化球はチェンジアップとカットボール、
築き上げた記録は203ホールド、255セーブ
中継ぎ9年、抑え7年のプ1軍生活16年
ヤクルトスワローズ一筋のプロ野球選手として18年の鉄人
ついた通り名は『静かなるボンバヘ』『ベンチのスマイルダイナマイト』
リーグ優勝5回、日本一2回に貢献した。

名も無き左腕の苦難と笑顔と涙に満ち溢れた物語、
そこに時々ぶち込まれているプロ野球の仕組みと裏事情。
グラゼニが国の豪邸と日本との懸け橋を築くまでが描かれた
波乱と野球ストーリーがここに。{/netabare}

だと思ってた。原作の表紙を見た感じ。


ヤクルトスワローズファンの私には嬉しい
主役チームは神宮スパイダース。
主人公は凡田夏之助、左の中継ぎ投手
監督はノムさん(笑)

現実のチームや選手・球団関係者のオマージュとリスペクトが散りばめられており
リアル野球ファンにとっつき易い。
{netabare}広島の前田の話がやっぱツライわ、現実だとそれで引退したからなぁ{/netabare}
野球を知らない人にも
プロ野球の商売と商品にてついてそこそこ分かり易く教えてくれます。

この世界のプロ野球選手の年俸は若干抑え目な気がする。
モチーフとする時代が2000年前後なのかな。
と思って調べてみたら、2018年の今とあまり現実離れしてない数字だったことに驚愕。
この世界、マジで厳しいわ。

物語は凡田を中心に
1軍選手、2軍選手、外国人選手、
元野球選手、解説者、コーチ、監督、オーナー、
新聞記者、球団関係者などなどの
野球生活や私生活の両面から選手を描いていく。

凡田がええキャラしてます。

本当にこの世界は世知辛いです。
何がって?
OP・EDとメッチャ押してる料理店のかわええ店員さん{netabare}
たった一話しか出てこないし、凡田のこと全然好きにもならなんだよね。{/netabare}

昭和漂う作画にキャラデザ
CGを使うところは凡田のみ、
投手や打者のフォームは凡田のピッチング以外は変なの多いし雑www
しかし、その安っぽい感じがいいんですよね~♪

けどね、俺はこう思うんだ
凡田みたいなヤツが夢(ゼニと美女)を掴むから
プロ野球に夢があるんだって、勝手に信じてる!!

・・・普通にいいピッチャーだと思うけどなぁ。
活躍して欲しいなぁ。
目指せ年俸1億円越え!!!!!
それで3年働いて将来安泰♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

56.0 6 2018年度のスタジオディーンアニメランキング6位
悪偶 -天才人形-(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (67)
216人が棚に入れました
平凡な少女、愛はどこにでもいるダンサーである。親友である町とのダンサーとしての才能を見せつけられ落ち込む日々であったが、ある時彼女の才能の「秘密」を知ってしまう。それは、邪な術方により掌サイズまでされた天才たち「悪偶(あぐう)」の存在である。悪偶(あぐう)を持っているものは誰でも天才になれるのだ。悪偶を作る「裁縫師」となってしまった町を救うべく、愛は裁縫師と代々対立してきた「救済者」となる。



声優・キャラクター
芝崎典子、松井恵理子、高木渉、安元洋貴、井上喜久子、M・A・O、水野理紗、内田彩

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

悪偶に魅せられた偽りの「天才」たち! 虚飾を剥ぎ取れ「救済者」!

この作品の原作は未読です。
あにこれで画像を初めて見た時、独特なタッチの作品だなぁ…と思っていましたが、中国テンセント発の作品だったんですね。
アニメーション制作は日本のスタジオディーン…
テンセント×スタジオディーンの組み合わせは、「霊剣山」に続く第2作目になるそうです。

この作品のキャラデザは個人的にあまり好みではありませんでしたが、それで切るのも勿体無いので、まずは2~3話まで視聴してみることにしました。

確かにキャラデザや作画のタッチはあまり好みではありませんでしたが、物語の設定の一つに強く惹かれ…結果的に気付いたら完走していた作品です。

強く惹かれた設定とは、この作品のタイトルにも起用されている「悪偶」の存在です。
誰しも自分の将来に希望を持って頑張った時期があると思います。
若しくは、例えば学生時代などの期間限定でしか手に入れられない名誉や思い出が欲しくて頑張った人もたくさんいると思います。

そして運が結果に作用する事もありますが、概ね努力に見合った分の結果が得られたのではないでしょうか。
その結果が限界…だとは思いません。
もっと努力すれば…と後悔する気持ちがゼロじゃないなら、その人はその気持ちに真摯に向き合い、更なる努力と研鑽を積み重ねる事で、人は更に飛躍していけると思います。

そして精一杯努力してきて…目標との乖離が埋まらないそのラインが限界なんだと思います。
この限界という壁に阻まれ、そこで夢を諦めた人は私を含め数多くいると思います。
こうして自分自身と立ち位置を人は知っていくのだと思います。

ですが、その結果にどうしても甘んじられない…
自分の限界の遥か先に手を伸ばしたい…
この物語で登場する「悪偶」は、こんな人の欲望を叶える道具なんです。
その方法はとても簡単で開花させたい才能にマッチした「悪偶」を裁縫師が身体に縫い付けるだけ…

そして「悪偶」とは、その道の天才を攫ってきて「裁縫師」の邪悪な魔術によって人形の姿に変えられた元人間…
全身の骨を砕かれ、血を抜かれていますが、不死の術によって命だけが維持されている存在なんです。
手足に自由は無く話もできない悪偶は、生きたまま他人の体内に埋め込まれ使われ続ける…

一般的にはそこまでして後天的な才能を得たいと思う人はそう多くはないと思います。
努力して得られた結果が分相応な結果なのですから…
だからその結果を受け止めるだけの度量が求められる訳です。

だけど、世の中そんな綺麗ごとばかり言っていられないのもまた事実…
これまでを振り返った時、喉から手が出るほど欲しいモノをどれだけ諦めてきただろう…
でもこの処置はあまりにも非人道的…
だから悪偶を開放するために「救済者」が立ち上がり、「裁縫師」vs「救済者」の物語が動いていくのです。

完走して振り返ってみると、キャラデザは寧ろこの物語には合っていたように思います。
そしてこれまで中国発の作品は、特別な異能力や血筋を引いているなど、先天性チート系の主人公作品が高い割合を占めていると思います。

その様な作品が横行する中、凡人が天才になる夢を見たいと考えるのは、ごく自然の発想なんだと思います。
だから出るべきして出てきた作品…なんだろうと思いました。

この物語の主人公は、親友と共にバレイダンサーを目指し日々努力を惜しまない愛ちゃん…
ですが、どれだけ努力を積み重ねても親友との実力差は開くばかり…
ある日、友人の実力の源が悪偶である事を偶然知ってしまい、「裁縫師」vs「救済者」の戦いに巻き込まれていきます。

様々な人の想いが交錯すると共に、物語のスケールも次第に大きくなっていきます。
最終話の着地点はスタートからは全く予想できない意外な場所でした。
気になる方は、是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、電気式華憐音楽集団さんの「prima dynamis」(プリマ デュナミス)
エンディングテーマは、芝崎典子さんの「ツギハギ」
オープニングの曲調は兎に角独創的です。
個人的にはエンディングのメロディーが好みでした。

1クール12話の物語でした。
思った以上に楽しめた…が作品に対する素直な印象です。
ですが、やたら中途半端…というか、これからっていうところで物語が終幕しました。
この終わり方は2期への布石…?
と思えるくらい続きの気になる終わり方だったと思います。
2期が放送されるなら是非視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

いつもの通り

1話感想{netabare}
作中“一人之下”のOP曲が流れて吹いた。
ってかそのシーンってあれは…竹の子族みたいなやつか?ママさん連中による。
中国にはそういうのがあるん?
周囲に迷惑かけてるかどうかは置いといて、ただダンスするだけと金銭の授受が発生する本の販売は同列には語れんような。
そしてタイトルにもなってる悪偶(アグー)は、これまた一人之下のコウレイケンショウを外道化したような印象。
えっと、ワープ拳ネーチャンの弟が対戦したヤツ(名前覚えてない)的な感じが…早くもネタ切れ?とも思ったけど、いや一人之下の方が見境なしに色んな種類の能力出し過ぎなんだろう。
不思議現象がアグーだけに留まってくれるならこっちの方が飲み込みやすいが…今後どうなることやら。{/netabare}

最終回まで見て{netabare}
まず、先天的に守護霊持ちとして生まれた天才が居て、そいつを守護霊ごと干し人形化してその能力を移植する裁縫師というグループが存在する。
干し人形化された元人間は不死化して永劫苦しみ続けることになり、それを助けるための救済者というのが存在する。
で、裁縫師と救済者は対立してて…ってよりも救済者は裁縫師の行方を追ってるってところからのスタート。
これが基本設定。
折角天才として生まれても裁縫師が存在する限り幸せにはなれない世界。

この設定をベースに日本人スタッフが作ったらそれなりに面白いものになったんじゃないかなー?と思わなくもないが、そこは中華。
どうにもこうにもいつもの通り、錬丹とか道術の説明は“霊剣山”や“一人之下”でも聞いた気がするぞ?
“剣王朝”でも出てたっけか、ダイフスイロウで作ってたの錬丹じゃなかったっけ?もううろ覚えだけど。
羽化登仙って思想は常識として踏まえとかないといけないのかな、このテのものは(“封神演義”知ってれば平気?)。
更に後半、“妙に多い流派”の登場と「実は○○は××だったのでした」の連続にはもうホント「アンタら好きねぇ」と言いたくなる。
実は母ちゃんは裁縫師(12ある流派のうち緑所属、裁縫師学校の校長の親戚)でした、実は爺は元裁縫師(12ある流派のうち赤所属)でした、だってさ。
なによりお約束の投げっぱなしエンド。
「敵ボスが欲してる1000以上の種類の悪偶が管理されてる倉庫に入るには12流派全ての同意が必要で、それを集めに交渉始めるぜ」で終わった。
ラフは訓練場送りにされっぱなしだし出っ歯ブスはストーリーに何も係わってこない(どうせ流派の一つなんだろうけど)。
続きがあったら見るかも知れないが、1話で終わらせても良い様な「のび太」絡みの話だけでこんだけ話数使うペースだと終わりは果てしなく先っぽい、ってか12の流派全部出す気か?

まぁそれよりもだ、“ブラッディヴォレス”と“一人之下”の続きやってくれ、剣王朝はいいや。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

原作を読んでみたくなる

2018年夏アニメ。全12話。
中国のウェブ漫画のアニメ化。
独特だけど不思議な魅力がある作品です。

「悪偶」とは、生まれ持った才能ごと人間を小さな生ける人形にしたもの。悪偶を体内に縫い込めば凡人でも仮初の天才になれるという代物です。この世界では、残酷な手段で悪偶を作る「裁縫師」と悪偶を救う「救済者」の戦いが繰り広げられていました。
主人公であるバレリーナ候補生の愛は、親友・町が悪偶を持っていたことからその戦いに巻き込まれ、「救済者」となる決意をします。

全体のクオリティは高いとは言えないものの、独特の設定と世界観はなかなか魅力的で、一風変わった異能バトルものとしても興味深いアニメ。
ビジュアルが特徴的で肌に合わないと視聴が辛いかな、という印象です。原作の魅力をアニメにするのは難しかったのかも。クリスティ・ロスのキャラクターデザインめっちゃ好きです。
放送直前特番で少しだけ原作コミックが見られたんですが、ちょっとグロテスクなんだけど美麗な作品のようですね。原作読みたいなあ。

{netabare}
原作者が中国人故かもしれませんが、キャラクターの行動の動機付けが面白いと思いました。人間関係の基礎である「情」と契約の基礎である「論理」とのバランスが特徴的で、独特の雰囲気を醸し出してますね。理解しにくい部分もあるし、命のやり取りの中で交換条件の話がいきなり出てきたりして結構シュールでもあるけど。
ですがどのキャラクターも「何のために戦うのか」がかなり明確でした。

私は愛と町の友情がどこに行きつくのかが一番気になっていました。
主人公の愛が能力も思考も凡人であることがこの物語の肝なのだろうと思います。愛と町はお互いに無いものを持っていて、考え方も正反対。普通に生きていく上ではそれがいい刺激になるのでしょうが、「悪偶」によって二人とも人生が変わってしまい、最終的には道を別つことに。二人の関係性の変化は割と王道で心理描写も納得しやすかったです。
そんなに重要なキャラじゃないだろうと思っていた人物に意外な秘密があったり、重要人物だったりすることもあって予測できない面白さもありました。

ただ残念だったのが、物語を切りのいい所まで進められなかったこと。色々な伏線を回収できていませんし、今後活躍しそうなキャラクターも顔見せにとどまっていたり、今後の成長が見られそうなキャラクターが再登場せずに終わっていたり。{/netabare}

続きが見たいけど…どうなんでしょうね。
ちょっとだけ期待してみたいと思います。(2018.11.12)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

68.4 7 2018年度のスタジオディーンアニメランキング7位
グラゼニ シーズン2(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (58)
197人が棚に入れました
9月、神宮スパイダースの凡田夏之介は4ヵ月ぶりにやっと一軍に復帰した。交流戦直前のこと、先発投手がカゼを引き、中継ぎ投手の夏之介が急遽名古屋で先発した。ところが、打者走者と2塁上で交錯して右手首を骨折してしまったのだ。だが、チームは幸運にも優勝争いをしていた。中継ぎ投手として頑張って優勝に貢献すれば、棒に振った4ヵ月分を挽回できる。しかし、出番がなく、夏之介は焦るばかりだった。



声優・キャラクター
落合福嗣、M・A・O、二又一成、乃村健次、石野竜三、浪川大輔、星野貴紀、松本秀夫

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

社会人&一般向き リアル過ぎるプロ野球選手の悲喜こもごもを描いた異色作 

☆物語の感想☆

2期の作品ページが、放送が始まってからもあにこれに暫く無かったけど、
いつのまにかできてたんですね。。
まぁそれだけ注目されてない作品だったんでしょうけど。

原作の方は3,40代以上のサラリーマン世代には人気のようですが、
(芸能人や評論家などのファンも多い模様)
アニメはそもそも昨今の円盤有りきの作品とは異なり、
スカパーでの放送ということもあり観た人は限られるでしょうが、
1期は結構好評だったようで、続編は当初予定されてなかったのかな?
まぁアニメとしてのクオリティは低く、如何にも低予算やなというのが明らかでしたが、
物語自体はかなり興味深く、プロ野球選手の普段の姿や裏話、
プロの世界の現実は本当に厳しいなというのが良く解る内容でした。

大抵の場合野球アニメと言えば、
殆ど内容は似たり寄ったりの青春王道モノとかスポ根モノなどばかりで、
「巨人の星」や「ドカベン」「キャプテン」なんかのクラッシックな作品から、
やってることは大して変わらないんですけど、
それはそれで普遍性があって少年なんかに夢や希望、勇気を与えるような内容は、
時代が変わっても支持されるものなんだとは思いますが、
この作品に関しては、ある意味大人向け、
180度正反対の徹底したリアル路線&業界の裏側を描いているのが何とも新鮮。

主人公は年俸、お金のことばっかり考えてる左の中継ぎ投手。
左の中継ぎって、1ポイントからロングリリーフまでやらされる便利屋的なポジションで、
時には敗戦処理にだけっていう時もありますが、
必ずと言っていいほど大体の球団に一人は居るんですよね。
逆に言えばこんな地味なポジションだからこそ成り立ってる物語とも言えますが、
キャラ設定は実に上手いですね。

正直1期の1話で金のことばっかり言いすぎて好意的にはなれませんでしたが、
まぁこの作品はそういう路線ですよ、っていうのを観た人に強烈に印象付け、
視聴者をふるいに掛けたってことでしょうし、
1話でもうええわ、と思った人と面白い、と思った人にはっきり別れたことでしょう。

で、内容の方なんですが、
もうこれ殆どリアルなあるあるネタやん、って感じで、
試合最中の様子からリアル過ぎるプロ野球選手やその後のドラマまで、
従来の野球アニメ的には派手さが全くないとは思うものの、
野球好きの人には興味深いものでしょう。

毎年甲子園や大学、社会人で活躍した新人が、
ドラフトで指名され入団してくるときは大きく注目されますが、
毎年クビになる選手の事は殆ど報道されません。
ここ何年かは年末に戦力外通告されトライアウトに望む人たちの番組がやっていますが、
それ以外では新聞の小さなスペースに写真も無く数行載っているくらいがいいとこ。
入ってきた人数以上に辞めていく、辞めさせられる人の方が多いんですよね。

プロに入って1軍でレギュラーの座を掴んで長く活躍し、
所謂引退試合的なセレモニーをやって貰える人が、果たしてどれだけ居るか...
極端な話プロになっても体力的にまだ出来る段階でクビになる選手が殆どなんですよね。
で、プロを辞めてからの人生の方が当然長いし、目立った活躍ができなかった選手が、
どうやって食っていくか...こんな世知辛い話とか、子供が食いつくはずもないですわな笑

2期ではリーグ戦が終わって契約更改の所まで描かれていますが、
主人公の周りの選手たちの境遇が何とも切なかったり...でもこれが現実。。
ご都合主義が当たり前のアニメにおいて、
都合の悪い部分もリアルを貫いて描いているのが良いですね。

キリの良い所で終わったので、続編はあんまり期待できなさそうですけど
続きがあれば是非観たいですね。
1期では殆ど出番のなかった定食屋の女の子だけが唯一の癒やし的ポジションでしたが、
今後主人公との関係がどうなっていくのかは気がかりなところです。

☆声優☆

凡田役の落合福嗣って人は知らなかったですが、
あの落合の息子なんだとか...心憎いキャスティングでしたね。
その他今時珍しく、殆ど人気声優的なキャスティングは無かったですね。
唯一はユキちゃん役のM・A・Oさんくらいでしょうか笑

☆キャラ☆

主人公の金に固執し過ぎなところはあまり好きではないですが、
実際のところは口には出さなくても同じような事を考えてる選手は多いでしょうし、
こういうキャラは今までに見たことがないのでむしろ高評価。
この作品では上手く行ってるスター選手的なキャラには大した掘り下げがなく、
上手く行ってない鳴かず飛ばず的な選手や落ち目の選手を掘り下げて描いているのが良いですね。

☆作画☆

明らかに低予算な作品で、投球動作になると急にチープなCGになったりしますけど、
作画に波があるようなことはなく、ずっと一定なので特に気にはなりませんね笑
そもそもこの作品を観てる人の多くは作画とかを気にする層は少ないでしょう。
EDは2期になってちょっとだけ頑張りましたね笑

☆音楽☆

OPはなかなか中毒性ありな良い選曲で、頭のなかでサビがループしてました。
リアルな現実を描いた作品の中で、腐らず上を向いて頑張って行こう、
っていう前向きな歌詞もハマってて素晴らしかったです。
EDも土岐麻子とかアニメで起用するのも新鮮さを感じましたが、
OP同様2期になっても曲が変わらないってとこに驚きました。。
作中BGMもバリエーション的には少なくこちらも作画同様低予算なのは否めない印象。


アニメとしてのクオリティは低いし、
子どもやアニメオタクにも見向きもされない作品でしょうけど、
むしろ一般層が観れる大人向けの作品が少ない昨今としては貴重な作品。
秋アニメの中では楽しめた作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

グラウンドには銭が埋まっている ぱーと2

この作品は「グラゼニ」の続編に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

「グラウンドには銭が埋まっている」という台詞は、本作品の主人公である凡田夏之介の造語、と物語の中で言っていましたが、今回wikiをチラ見したら元々は名称と呼ばれたプロ野球選手が発した名言を一部改変して引用したモノだったようです。
でもこの作品を見ていると、グラゼニとは「言い得て妙」だと思いました。

私たちがプロ野球を想像した時、真っ先に脳裏に浮かぶのはヒーロー的存在です。
メジャーの投打で活躍したり、平成の怪物など二つ名が与えられた選手が代表例だと思います。
ですが、そんなヒーローこそほんの一握りの人間でしかなく、大多数の選手は超格差社会であるプロ野球のシビアな世界を肌で感じているのではないでしょうか。

今回の物語は、シーズンの終盤に差し掛かった9月から始まります。
作品のタイトル「一軍復帰」を見てビックリ…
凡田は交流戦前に走者と2塁上で交錯した際に右手首を骨折するアクシデントにより4か月も戦線を離脱していたんだとか…
普通の野球アニメならシーズン終了と共に物語が一段落しそうですが、この作品は寧ろ球場以外が真骨頂と言っても過言ではないほどオフシーズンの展開も熱いんです。
そのため、2期のスタートがここからでも全く気にならないのがこの作品の特徴なんだと思います。

9月から球団のための尽力した凡田ですが、オフシーズンになってもイベントは各地で目白押し…
でも一番魅力的なイベントは「ファン感謝デー」ではないでしょうか。
私もリアルでとある球団のファン感謝デーに行ったことがありますが、シーズン中では絶対見られない対決が見れたり結構楽しませて貰った記憶があります。

でも、この作品を見て思うのは凡田については大きく2つ…
一つ目は彼の特技とも言える「他人の年俸を暗記していること」です。
確かに球団への貢献度合いの評価が年俸なので、プロなら全く気にならないことは無いと思います。
ですが、12球団の一軍選手の年俸をソラで言えるほど他人の年俸を覚えるくらいなら、他にもっとやるべきことがありそうな気がします。

2つ目は彼の魅力でもある「優しさ」でしょうか。
県人会などの集まりを大切にしつつ、先輩と後輩のどちらにも温かく接することのできる人柄はとても好印象です。
野球に対する真面目で直向きな姿勢も良いと思います。
まぁ、この作品を見ると中途半端な人間には結果が伴わない傾向が如実に現れているので自ずと姿勢も変わるんですけどね。

でも「優しさ」と「物怖じ」は、決して履き違えて欲しく無いと思っています。
特にユキちゃんに接する態度…言いたい事があるなら、もっとちゃんと伝えないと伝わらないですよ。
目を付けているだけじゃ駄目なんですからね。
定食屋の看板娘であるユキちゃん…手をこまねいていると、誰かに攫われちゃうかもしれませんよ。

特にユキちゃんの件についてはもう少し言いたいです…
1期よりはだいぶ改善されていますが、それでも物語後半にようやく登場するも出番は少なめ…
ユキちゃんとの掛け合いは、物語のもっと早い段階からの登場を希望したいです。
定食屋の他の客同様、私もユキちゃんに会えるのが楽しみなので。
まぁ、1期に比べるとインパクトは格段に上だったので、これ以上は仕方ないのかな…
しかも、声優さんはユキちゃんと同郷のM・A・Oさんだから、大阪弁との相性との相性もこれ以上ないくらいバッチリですし…

凡田とユキちゃんの仲がどうなるのか…
もしかしたら凡田の野球より気になるかも…という気持ちは抑えつつも普通に続きの気になる作品です。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

本作品は1クール全12話の物語でした。
プロ野球選手を夢見る子供たちにとって、ある意味敷居を下げた作品なのではないでしょうか。
勿論、激しい生存競争にはなりますが、有名な一流選手しかプロ入り出来ない訳じゃない…
寧ろ大器晩成型の選手なら、プロになってから頭角を現す可能性だって十分秘めているのですから…
という事で、次期の制作も期待していますよ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

プロ野球よもやま話

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
プロ野球界の裏側にスポットを当てたアニメの2期。

1期同様に興味深い話もいくつかはありましたが、1期に比べて熱さがなく、、、てか、野球から離れすぎた話も多く、やや査定ダウンです。

契約更新は、厳しくいきます(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
もっと、「野球の話」「凡田の成長」を観たかった。

全体として、サブキャラばかり深める展開。

外堀ばかり埋めているというか。一期にあった、肩を作る大変さとか、中継ぎと先発の関係性とか、「野球の裏側」を観たいのに、今期は「野球人の裏側」が強すぎたかな。

あと、ユキちゃんと凡田の恋愛要素はもっと深めてほしかった。本作の縦軸になると思うんだけど。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
13話目 ☆3
OP曲そのまんま? 珍しいな。まあ、ケガはしょうがないな。凡田、意外と筋肉質(笑) 熱い展開になっていくのかな? EDは1期の方が好きだったな。

14話目 ☆3
野球を楽しむ選手。あのミスは嫌になるよな。ラブコメ(笑)

15話目 ☆3
若干うまくいきすぎかな? 樹、ちょっと嫌いになってるから、素直に応援できんな~。

16話目 ☆4
これは、複雑だな(笑) 凡田、戦犯回避か。なかなか展開が良い。

17話目 ☆1
ラジオ。こういう嫌な話はちょっと好きじゃないかな。

18話目 ☆4
なんかこう、複雑な話だな。でもなんか、良い話。良い話というか、染みる話。ちなみに、私は所沢ジャガーズ(西武)ファンですw

19話目 ☆4
う~ん、難しい判断だな。フロントも面白そうではあるけど。まあ確かに、打率は悪くないし、悩むよな。38歳、怪我明けか~。家族の問題。税金。外国人。フロントと現場。年はな~。台湾の球団、あるあるw

20話目 ☆3
ファン感謝デー。ユキちゃん、可愛いね。凡田と上手くいってほしいね。

21話目 ☆3
結婚に解説の契約更新、世知辛いな~。

22話目 ☆4
反社か~。厳しいよな。嫁さん、良い話や~。コーチ、嬉しそう(笑)

23話目 ☆3
契約更新。古狸(笑) お、ついにユキちゃんとのラブコメにいくかな?

24話目 ☆3
契約更新。かなり無理があるアピール。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

63.5 8 2018年度のスタジオディーンアニメランキング8位
軒轅剣・蒼き曜(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (41)
151人が棚に入れました
機関獣と、神秘的な古代のアイテムが織りなすバトル。軒轅剣シリーズ12作品中で人気の高い「外伝 蒼之濤(そうのとう)」(2004年)、そこにつながる物語を描く作品となる。


時空をつかさどる古代神器『太一輪』(たいいちのわ)。その力によって、歴史は大きく変貌した。太白帝国は『機関獣』を量産し、強大な武力によって神州大地を掌握。更なる国土を求め、世界征服を目論んだ。


太白歴99年、太白帝国と、それに抗う反抗軍との戦闘が各地で続いていた。
遡ること3年前、帝国軍の襲撃によって両親を失った苻 殷(ふ いん)と苻 寧(ふ ねい)の姉妹、二人は村々を回る旅芸人で生計を立てていた。旅の途中、姉の殷(いん)は偶然、数百年間置き去りにされていた『天書(てんしょ)』を手にする。太白軍の攻撃に出くわした姉妹は、天書から現れた伝説の剣『軒轅剣(けんえんけん)』で太白軍を撃退する。
一方そのころ、姉妹の幼馴染みの少年蒲 釗(ぷ しょう)は太白の奴隷となっていた。蒲釗は、自分の村を襲った帝国の戦闘装置“機関獣”に魅せられていく。
反抗軍に加わった殷と寧の姉妹。軒轅剣を持つ姉の殷と、勝気な妹の寧、様々な能力を持つ反抗軍のメンバーで、反抗軍は次々と機関獣を撃退する。
しかし、争いに疑問を感じながら妹をかばって戦う殷と、自立をあせって戦いたがる寧は、気持ちがすれ違っていた。
戦いの中、殷、寧、釗の再会の時が訪れる。敵同士として相対した時、互いに死んだと思っていた3人の運命の歯車が大きく回転する。

声優・キャラクター
松岡禎丞、水樹奈々、釘宮理恵、上坂すみれ、能登麻美子

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

旅芸人の「殷」と「寧」、そして少年奴隷「釗」を軸とした「想い」の物語…

この作品の原作は、台湾の大宇資訊股份有限公司(ソフトスター)が開発したゲームだったみたいですね。
しかもこのシリーズはとても長寿で、1990年に第1弾が発売されてから今年で28周年を迎え、本編・外伝合わせて12作品もリリースされているそうです。
この人気を受け、様々なメディアミックスに展開されているとか…
そして、今回テレビ東京と台湾企業の共同制作により遂にアニメ化が実現したんだそうです。

私は原作未プレイの上、メディアミックス展開についてもアニメ完走後にwikiをチラ見して知りました。
作品のジャケットを初見した時、日本発のアニメ作品では無いことはピンときましたが、起用されている声優陣に、奈々様、くぎゅ、上坂さん、能登さんに松岡さんと錚々たる顔ぶれが並んでいるのを知り視聴を決めた作品です。

本作の主人公は、奈々様演じる14歳の苻 殷(フ イン)
殷は、くぎゅ演じる13歳の妹の寧と一緒に旅芸人をしながら生きるための日銭を稼いでいました。
ですが二人は元々旅芸人ではありませんでした。

元々…3年前までは一遊牧民の集落で暮らしていたんです。
その頃、殷と寧の他に松岡さん演じる釗(ショウ)という17歳の男の子と3人は仲の良い幼馴染だったんです。
殷と寧にとって釗は優しいお兄さん…
物心が付き、釗に対する殷と寧の気持ちが恋心だと気付いた頃…
太白帝国によって故郷の村が焼かれ、釗は奴隷として連行されてしまいました。
それだけじゃありません…
村が焼かれた際、妹の寧は太白帝国の軍勢に両腕を切り落とされ失ってしまったのでした。
運良く生き延びた殷と寧の二人は、旅芸人として生きていくことを決め…今に至ります。

そんな二人は、旅の途中で訪れた廃村で不思議な竹筒を見付けました。
殷が竹筒に触れると竹筒は光を放ち、中から木甲術仕掛けの少女型人形の雲(ユン)と、伝説の剣・軒轅剣が現れたのです。
こうして二人は抗う力を手に入れた頃…奴隷として連行された釗は、太白帝国の主力兵器である機関獣を独学で勉強していたところ、彼の才能に太白帝国の皇帝・澄(チョウ)が目を付け、太白帝国の機関師に抜擢されたのです。

村を襲い、自分達から釗を引き離しただけでなく、妹の両腕を切り落とした太白帝国を殷は絶対に許すことができません。
だから妹と一緒に新しく得た力を太白帝国に反旗を翻す反抗軍の一員として行使することに迷いはありませんでした。
しかし、釗は太白帝国のために尽くすことでしか生きる道はありません。
こうしてお互いが敵対する関係となり…物語が動いていきます。

この物語の主人公は姉の殷です。
公式HPでの紹介されているので間違いは無いのですが、運命に一番翻弄されたのは妹の寧です。
殷と寧…釗に抱いていた気持ちが複雑なのはお互いに分かっていました。
自分の事も大切…けれど、同じくらい相手の事も大切なんです。

妹を幸せにしてあげたい姉の気持ち…
自分の事をいつも大切にしてくれる姉に幸せになって欲しい妹の気持ち…
どちらの気持ちも痛いほど分かります。
きっと危ういながらも心のバランスを保つのはお互い可能だったと思います。
但し、お互いが五体満足だったなら…ですけど。

そう、寧には姉から自立しなければ…というもう一つの枷も自身に課していたんです。
課した枷は一つだけだったかもしれない…
けれど、その枷はこれまでの生き様を否定するほど大きく重い鎖…
この枷が導く物語…ここでただ一つ言える事は、くぎゅが妹役に抜擢された理由が良く分かった、ということです。
そう言えるくらい、くぎゅの演技は鬼懸かっていたと思います。

そして、太白帝国の釗の周りでも様々な陰謀や思いが蠢き始めます。
国家が大きくなればなるほど一枚岩になるのは難しいんですよね。
そんなこの物語の顛末の気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、奈々様の「嘆きの華」
エンディングテーマは、9nineさんの「願いの花」
どちらも良い曲なので、通勤途中に繰り返し聞いています。

1クール全13話の物語でした。
物語としては一応ある節目までは描かれたと思います。
ですが、原作がまだ続いているからなのでしょうか。
物語は完結せず、「私たちの戦いはこれからだ!」という場面で終幕します。
続きが気になる方はゲームで…ということなのでしょうか。
しかし、12作品ものゲームを追える気が到底しないんですけど…
今回のラストを本作品の顛末と位置付けても良いのかもしれません。

これまでハオライナーズ枠の作品を視聴してきた方なら抵抗なく視聴できる作品だと思いました。
私は堪能させて頂きましたよ!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

3話までの感想{netabare}
まず監督:わたなべひろしで二度見。
次にシリ構:高山カツヒコで更に二度見。
なんだよおおーい、この2人で普通に日本アニメ作ればいーじゃん。
と、当初は中華アニメ(厳密には台湾?)はイマイチだろうって前提で悔しがってたのだけど、実際に本編見てみたら…あれ、案外イケる?

今回のスピクローはビーストモードにチェンジできるぞ?
今回のダイケイケンは強いなぁ。
と、まずは他の中華アニメ見てないと通じない感想を挟みつつーの、
ロンチョウ(帝国の偉い子)がなんかムシキングのパムっていうかHCプリキュアのえりかみたい…それプラス“百花繚乱サムライガール”の幸村を思い出させる。
あれだ、別キャラに釘宮も居て、1話段階では誰がどの声だかもよく分からず(キャラの名前読めないし)混乱したせいだと思う。
まぁその、滅茶苦茶中華臭いってことは無い。

それよりも3話ですよ3話。
スピクローから授けられた義手、アッサリ受け取ってたけど実はそれスゲー性能なんじゃねーの?と思ってたら正解しまして。
そこまでは良かったのだけど、肝心の性能がまさかの…セイバーフェノメノン!?
ってより監督わたなべひろしだし高周波ソードのが正しい?
…。
転スラといい、ガイバー流行ってんのか?
そう思えばキカンジュウのデザイン(ギミック)ってシリ構の高山カツヒコが頑張ってたりして?
一体どこまでが原作ゲームの設定なんだろうか。

なにより義手の扱いが「こうだよなぁ」って感じで。
そのテクノロジー自体がその世界では上段のモノで、動力は黒火って明かされてて、使いこなすにしても元は旅芸人として演舞で鍛えてたっていう理由もちゃんとあって。
これを期に某作品を叩こうとは思わんが、これが普通だよ、特段凄いってことじゃなくて普通、やって当たり前のことが誉められるって結構悲しいことですぜ?

でもって帝国のメカニックっていうか、学者でいいのかな?
それが帝国から亡命して技術を外部へ流出させそうな流れ。
帝国に残った主人公の発明とで開発競争になったりするのかな?
結構先の展開が気になるけど、いつもの中華のようにブツ切りエンドになるんじゃないかって不安はどうしても払えない。
わたなべ先生お願いしまっせ。{/netabare}

4話感想{netabare}
「なぜ戦う、なぜ殺す、なぜそっとしておいてくれないんだ」ってのはイデオンの有名な一節だけど、それ系かな?これは。
最近珍しいんじゃ…アニメ全部見てる訳じゃないので見てない作品でそういうのもあるのかも知れんが、力を持ってしまった存在自身は戦いたくないのに周囲がほっといてくれず戦いに巻き込まれるって展開は久々に見た気がする。
どっちかというと今の流行りは力を持ったら率先して戦禍に首突っ込む系だと思うので…この作品は言葉が悪いがちと古い感じがする。
嫌いじゃあない、むしろ好きな部類ではあるけど、あんまり「戦いたくない」の部分をズルズル引っ張るとウザくなるのでそこら辺のバランス感覚はスタッフの能力に期待。
また「ほっといてくれない周囲」も相応の事情を描かなければならない訳で、最近の作品に「進んで首突っ込む系」が多い理由もなんとなく分かった気がする。
単にノブリスなんちゃらを承知してる、物分りがいいってだけではあるまい。

でもって予想。
OPからの影響もあるけど、妹は力に飲まれちゃうんじゃなかろうか。
力の使い方で意見が衝突する上に、かつて祭りの日に嘘を吐いたことが蟠(わだかま)りになって姉と袂(たもと)を別つ…とか?
ブショウと姉妹がどう再会するかが楽しみだけど、まだ引っ張るのかなぁ?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

エセ中華帝国+超古代文明=?「フレンダー、GO!!!」← それは違う(笑) 第10話: 奇をてらわない分、普通に面白いです。「水滴刑」が話題に!→ 全話視聴終了

== [初回視聴時レビュー: 以下、追記あり] ==
原作は台湾で作られたコンピュータRPGらしいです。本アニメを観るまで全く知りませんでしたけど。

古代中国っぽい舞台においてロボット(的な物)やアンドロイド(的な物)、光線や電撃を発する武器や舞空術的なものがあったりと何となく藤崎版『封神演義』や『霊剣山』あるいは『剣王朝』といった感じの世界観ですね。

モブの民衆は雑に死にそうな感じや、自分を襲ってきた化け物をいざ退治してみたらその肉を食おうとかそこら辺はいかにも中華メンタルですね。機関獣(ロボット的な物)の作画は今時な3DCGでした。ゲーム原作だったら既にモデリングされていたかも?

そしてアニメ制作スタジオは『霊剣山』でも実績のあるDEENだそうです。

爆死をも予感させる原作と制作体制でしたが、少なくとも第1話を観た限りでは作画はまずまず(『霊剣山』第1話にはたぶん勝ってる)なのと、ストーリー的な掴みが悪くなかったのでしばらく観てみようかと思います。
== [初回視聴時レビュー、ここまで] ==

2018.10.16追記:
第3話まで視聴。第2話が回想回で、この回を観ると主要キャラの生い立ちがわかります。かくして幼馴染みだった姉妹と近所のお兄ちゃんは、それぞれの生死がわからないままお互いに相手が死んだと思って生き別れに。

そして第3話で時系列的に元に戻って、ここでの戦いで当面の主要装備やおおよその性能がわかります。

良い意味で普通なシリーズ構成と脚本で、わりと面白いです。

実現テクノロジーの違いはあれど帝国側の兵器は現代の局地戦用陸戦兵器とおおよそ近いレベル、姉妹側は超古代文明によるオーバーテクノロジー感溢れる装備だけど少人数ということで、パワーバランス的にはなかなか良い感じです。

別途組織された反乱軍に姉妹が参加する形になるのはOPでほぼほぼネタばれしてますが、普通に戦記物になりそうで楽しみです。

2018.12.04追記:
第10話まで視聴終了。澄(ちょう)が釗(しょう)絡みの一件で動揺する中、太白帝国では謀反の影が…。

飛びぬけてはいないですが、ストーリー的には安定感はあります。いろいろありましたが、水滴刑は無駄に(いや、無駄じゃない(笑))作画が良かった気がします。

2018.12.25追記:
第13話(最終回)を視聴終了。特に気になる設定的な矛盾などは感じないまま、無難に観終えることができました。まあ、軒轅剣(けんえんけん)の刃で瓦礫をぶっ叩くのはどうかと思わなくもないですが、「神剣的なものだから大丈夫」と思えば大した問題ではありません。

征天(せいてん)はもろに「飛行戦艦」的なもので、黒火砲の発射に関する演出はほぼ「波動砲」でしたね。松本メーターの代わりに風水羅盤っぽいものが付いていたのが中華風味ではありましたが(笑)。

いわゆる「おれたた(俺たちの戦いはまだこれからだ)エンド」でしたが、続編やスピンオフはいろいろ作れそうな「正しいおれたたエンド」だったと思います。戦記物として実質的な戦いの期間が短くて物足りなさもある気はしますが、個人的には期待していた以上に楽しめてまあまあ満足でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

58.1 9 2018年度のスタジオディーンアニメランキング9位
BAKUMATSU(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (30)
128人が棚に入れました
時は幕末。日の本の未来を憂い、各々の信念に従い突き進む志士たちが魂を燃やす時代。長州の風雲児・高杉晋作は、相棒の桂小五郎とともに徳川慶喜率いる幕府海軍船に潜り込もうとしていた。目指すは「刻(とき)を操る力」があるという伝説の秘宝、“時辰儀"。他ならぬ幕府がその力を我が物にせんとしていると耳にした高杉は『そんなやり方、つまんねぇ!』と時辰儀の破壊を企てる。一度は時辰儀を手にする高杉らだったが何者かに奪われ、追って向かうは慶喜のいる京の都。だが、そこで目にしたのは異様な姿で君臨する“巨城スサノオ"だった。自分たちが知る様相とは全く異なる町並み、民たちの様子に戸惑う高杉たち。そこは、仮面の将軍・無限斎に支配された、「もう一つの幕末」だった。本当に守りたいものは、刻を超えても変わらない――。熱き心を持った男たちによる全力の“イキザマ"を描く物語が今、幕を開ける!

声優・キャラクター
中村悠一、江口拓也、三木眞一郎、松岡禎丞、佐藤拓也、代永翼、多田啓太、鈴木達央、八代拓、武内駿輔、中島ヨシキ

pooki さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

<40> 歴史改変に並行世界を足したイケメン チャンバラ アクション。

歴史改変に並行世界を足したイケメン チャンバラ アクション。
女子向け、と言ったら女子に失礼な気がする、粗めで慌ただしいアクション。歴史改変してる時点でもう十分パラレルなのに、そこへまたパラレルてどうなん?恋愛とかカレシ要素は見当たらなかった。
視聴終了。B パート視聴中に誤って削除しちゃったんで、中途半端な感想ですみません。事故だから。ほんとだから。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

ゆん♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ラストでちょっとびっくりした!

タイムスリップで幕末のある事をやり直す話w

高杉cvゆうきゃん♪目当てで録画してもらってたやつ。ようやく見た。

無限斉…え?そうだったの?なラスト。

みんなの髪のツヤがそれぞれの家紋?で可愛かった^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

37111 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

全体的にひどい。

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:まーた新撰組。まーた並行世界、まーたホモ。げんなーり
期待度:★★★

これってなんかのスピンオフ?続きもの?
作画も内容もまったくだめ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 5
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