スタジオジブリでノスタルジーなアニメ映画ランキング 1

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67.8 1 スタジオジブリでノスタルジーなアニメランキング1位
おもひでぽろぽろ(アニメ映画)

1991年7月20日
★★★★☆ 3.5 (340)
1747人が棚に入れました
東京の会社に勤めるタエ子は東京生まれの東京育ち。27歳のある日、結婚した姉の縁で、姉の夫の親類の家に2度目の居候をしに出かける。山形へ向かう夜汽車の中、東京育ちで田舎を持つことにあこがれた小学生時代を思い出し、山形の風景の中で小学5年の自分が溢れ出す。

声優・キャラクター
今井美樹、柳葉敏郎、本名陽子、伊藤正博、寺田路恵、増田裕生、山下容莉枝、三野輪有紀、北川智恵子

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ん~「おもいでぽろぽろ」の味がわかる年になったか

ん~「おもいでぽろぽろ」の味がわかる年になったか、としみじみ感じ入った。小さい頃からジブリ作品をさんざん見てナウシカ、ラピュタのような冒険活劇にワクワクした自分としては、小品な本作のような作品の味わいがまだわからない年頃だった。しかし、日常系とかがありふれたジャンルになった現代で見ると、むしろ進んだ作品だったのかもしれない。


 とにかく目につくのが背景の良さ。流石の男鹿さん!としか言いようがない。新海さんとかのように美しすぎたり、フォトジェニックなタイプではなく、あくまで現実に忠実という感じである。


 しかし、田舎の風景の現実感があるしみじみとした味わいの素晴らしさ、郷愁の思い出の甘い味わい。どちらも見事としか言いようがない。特にツボだったのが小学生の頃の恋の思い出のところ。目立つ過ぎず、騒ぎすぎず、静かに世界を包んでくれている。


 もう一つのポイントが近藤喜文さんの作画。スッキリとしながらも、漫画的な表現に留まらない表情豊かさがあるキャラクターデザインの妙。大人の時のリアルに寄せた表情が良い感じで、幼い頃はスッキリした味わいが初々しさを強調している。「耳をすませば」の時もそうだったが、この作画で恋愛展開をやられると、そのあまりのいじらしさに思わずニヨニヨしてしまう。


 田舎の人々まで言葉からして田舎感が溢れているのが偉い。理想化された田舎ではなく、地味で目立たないし、少しも綺麗でない、それなのに日本人の共通のノスタルジーとでもいうところを突くものがある。芸能人の起用も、この頃はハマってたのにのう…。


 ストーリーも、薄味な中にもしっかりメリハリがあるから物語にちゃんと没入できる。しょせん自分は、田舎を外から見てる人間に過ぎなかったと主人公が感じるところも、大袈裟に過ぎないように気遣われながらも心に沁みる。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

地味なジブリ作品

昭和50年代、高度成長期とバブルの間のやや抑鬱的な時代。
幼少時代の記憶にとらわれた女性の話。

当時のジブリとしては珍しく日常的な作品。
ジブリの常なのか日常性の演出のためなのか声優はうまくありません。

言いたいことはなんとなくわかりますが、極普通の話なので、刺激がありません。
アニメ化する必要性は感じませんでした。

ただ、ノスタルジックな上野駅や山形の美しい風景は印象に残りました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23

はがね さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

大人向け思い出日常アニメ

ジブリ作品は物凄く好きなのですが、、

この、作品は最近初めて観ました、、笑

マァ~俺の年代には物凄く共感出来る時代背景で楽しめました\(^o^)/

ただ、他のジブリ作品に比べて作風の違いもありますが、今一つ盛り上がりにかけている気がします、、( ω-、)

物足りない感じがしてしまい、評価が伸び悩みました。。。残念

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21
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