スタジオぴえろおすすめアニメランキング 14

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのスタジオぴえろ成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月10日の時点で一番のスタジオぴえろおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

86.3 1 スタジオぴえろアニメランキング1位
東京喰種(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (2776)
15672人が棚に入れました
人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人・喰種が蔓延る東京。ある青年「カネキ」は喰種に襲われ瀕死となるが、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる―――・

監督に本年度米アカデミー賞ノミネートの森田修平を迎え、前代未聞のスタッフ陣によって彩られる「東京喰種」の新たな世界に乞うご期待!

声優・キャラクター
花江夏樹、雨宮天、花澤香菜、宮野真守、菅生隆之、諸星すみれ、小西克幸、中村悠一、豊永利行、浅沼晋太郎、櫻井孝宏、伊藤健太郎、梶裕貴、浪川大輔、速水奨、立花慎之介、津田健次郎、土井美加、仲野裕、釘宮理恵
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

タイトルなし

リゼと接触したことによって、
金木くんがかわいそうな目に・・・(´・ω・`)

■第1話~第2話
{netabare}
金木くんの発狂ブリが見どころの一つではありますが、
やっぱり一番の見どころは、リゼ役のハナザーさんですね!^^

1話目で金木くんをハニートラップにかけた
誘惑っぷり。そして2話目で永近を食べるようにそそのかしたり。
ハナザーさんがいい意味で壊れております(笑)

1話目の途中までは、ハナザーさんだとは気付かなかったです。
「となりの関くん」の横井さんがダークサイドに
落ちたみたいな感じ^^

これからますます壊れていくといいですね♪
{/netabare}

■第3話
{netabare}
今回はハナザーさん出番なしでした。。。
物語もあまり進まず、水面下で動いている感じです。
次回から動くかな??
{/netabare}

■第4話
{netabare}
今回はザ・宮野劇場って感じでした!
トイレでくんかくんかしているシーンはもう爆笑でした^^

ハナザーさんは30秒くらいの出番でしたが、
Sっ気たっぷりの見事な演技でした♪
{/netabare}

■第8話
{netabare}
久しぶりのハナザーさんでテンションあがります♪

そして残念ながら真戸さんはこれにてご退場です。
良いキャラしてたのに残念ですね^^;

あの指輪は、薫香ちゃんと何か因縁が??
{/netabare}

■第12話
{netabare}
中途半端なところで終わってしまいました。。。
原作読みましたが、確かにどこでアニメ終わらすか
は悩みどころですよね~
2期はあるんでしょうか??^^
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 94
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

東京グルメ?

{netabare}
原作未読

ちょうどこの作品を見始めた時、私がハマっていたのが
ドラマ「孤独のグルメ」でした。

松重豊さん演じる井之頭五郎さんの食べっぷりが
好きなんです。

見ていてお腹が空いちゃうんです…

だから東京グールが東京グルメに見えて仕方ありません
でした。
夜中にシュークリーム食べたくなるんです…
いけませんね。

そんな話は置いといて、とにかく1話からショッキングな
お話でした。

グールと呼ばれる種族?みたいなのがいて、食するのは
人間。グール同士での共喰いも…
それに対抗する人間とさらにはそのグール同士での争い。

目的とかそういうのはよくわからないんですけど、
とにかくハラハラ、ドキドキの展開です。
私って以外と耐性があるんだって改めて思いました。
でも、グロシーン苦手な方にはちょっとキツイかもです。

そんなこんなで、
(ストーリーに関しては得意の端折ります)
最後はえぇっ〜ここで終わりっ⁉︎ってなっちゃったけど、
私的にはストーリーも面白いんですけれど登場する
キャラ達を魅力的にする声優陣がとても好きです。

まず神代利世(CV:花澤香菜さん)
ひょんな事故から主役の金木研(CV:花江夏樹さん)
と合体?する事になるんですけれど、とにかくあの
妖艶な演技は物語セカンドシーズンの撫子覚醒と
同じくらいの衝撃でした。

その次に、これは本当に失礼かもしれませんが
笑っちゃいました。
月山習(CV:宮野真守さん)、そうですグルメです。
私の大好きな声優さんの一人なんですけれど、とにかく
アフレコの宮野さんの顔が想像できる位、ハマり役だった
と思います。
終盤の方だったかな?再登場した時はお話し全部持って
いっちゃいました。

あとグールを取り締まる方の鈴屋什造(CV:釘宮理恵さん)
この役所には本当、ビックリしました。
全然、釘宮さんのイメージと違って。
1期ではあまり出番無かったけど、2期ではもっと
見たいなって感じでした。

最後、「あんていく」に対抗するグールの集団にいた
エト(CV:坂本真綾さん)
多分私はこのキャラが一番気になりました。
すっごく声と登場スタイルが謎めいていて、なんだか
キーパーソンになりそうな感じで。
什造くんと同じで2期でも期待しちゃいたいです。

こんな感じで私的にはお話しよりも声優さんの色んな面が
見れてとても楽しめました。
あと、作品全体の作画も好きですけど、EDに登場する
イラストがとても好きです。

ストーリーに関しての感想が少なくてごめんなさい。
でも、実際友達とか彼氏がグールだったら…
怖っ…
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 85

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

半グールの僕だから分かること!

主人公の金木という少年が普通の大学生をやっていたのに、ある日事件に巻き込まれ、見た目は人間だけど人間を喰らって生きる化け物のグールの臓器を移植されてしまい、人間とグールの間で生きていくお話。

人間からみたら、人を喰らうグールは毛嫌いします。もちろん金木もそのように思っていたが、自分自身がグール側の世界を覗いていくにつれて初めて知っていくこともあり、悪い奴らばかりじゃない事に気づいてく。金木の理不尽に決められた道を苦しくも生きていく姿がよく描かれている。


一期で進めるのはあそこまでかぁという残念感。原作では金木くんの表情がもっと怖くてアニメの方が見やすい印象だった。


この作品はアンチヒーローと呼ばれる主人公が、人間の敵側というとこがポイントです(^^)

opもかっこよく作品によくあっていて良かったです。



規制により見れないとこもあります。そこは仕方ないとおもいます。人間側のキャラもグール側のキャラもみんな心に秘めているものがあってどの視点から見ても面白いです。二期はオリジナルルートでやりますし観てない方は是非みてください。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 79

66.5 2 スタジオぴえろアニメランキング2位
KEY THE METAL IDOL(OVA)

1994年12月16日
★★★★☆ 3.6 (67)
327人が棚に入れました
 科学者の娘をモデルに作られたキィが人間になるためにアイドルを目指す長編OVA。「うる星やつら」をてがけたスタジオぴえろが制作に携わっている。ロボットであるキィは3万人のファンを得ると人間になれると聞く。東京で再会した親友の厨川さくらと共に同居していたが、彼女の不思議な力に宗教団体やプロデューサーなど多数の人が惹きつけられていく…。

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

友達3万人出来るかな?ひたすら不気味なロボットアイドルミステリー

主人公の巳真兎季子は、自身を祖父の武羅尾に作られたロボット「キィ」だと信じていた。
「本当にキィを思ってくれる友人を3万人集めれば、キィは人間に生まれ変われる」
という祖父の遺言を実行するべく、キィはアイドルを目指すのだが様々な奇怪な事件に遭遇する
展開が進むごとに深まる謎、事態は混沌していく・・・

OVA全15話、うち14話と15話は95分の超大作
ここまで力の入ったOVA作品ってなかなか無いですね

ジャンルとしてはSFミステリー?でしょうかね?
SFというには、ちょっと設定に甘さがあるので(かなり興味深くはあるが)
謎に満ちたミステリーとして見るのがいいでしょう。
ちょっとグロいシーンもあるし、終始不気味。
人を選ぶ作風なので、一話でダメだと思ったら素直に切りましょう。

この作品は序盤から設定や状況を十分に説明せず、ポンポン話が進んでいく
それでいて不気味で暗い雰囲気、謎だらけのまま13話まで続きます。
13話までに色々なヒントが隠されていて、13話までが出題編とも言えるでしょう
14話が解答編で15話で一気にラストへ突っ走る。
謎を謎のまま終わらせず、ちゃんと解答を用意しているところはいいですね。
こんな面倒なストーリー構成さえしなければ、もっと支持されたはずなのですが
敢えてそういう作りをしている作品みたいですw

ストーリー自体はかなり練り込まれていて、難解というわけでもないのですが
視聴者が積極的にのめり込んでいかなければ、なかなかついて行きづらい作品です
キャラも演出もストーリーも何もかもが異質。それゆえに、決して万人受けはしません。
謎の展開、不気味な雰囲気を噛みしめながら、
物語に入り込んでいける人でなければ楽しめません

この作品の出来が良いか悪いか・・・判断は難しい
種明かしもちょっと強引ですし、娯楽性に欠けると言わざるを得ない。
しかし、練り込まれたストーリー・独特の世界観・オリジナリティという面でみれば
突き抜けた魅力があって、よくぞここまで作りあげたなと・・・・賞賛したい。
深いテーマ性も潜んでいる作品で、色々と考えされられることもある。
他の作品には絶対にあり得ない魅力が詰め込まれています。

「KEY THE METAL IDOL」という作品は「KEY THE METAL IDOL」という作品を本当に愛している人に捧げる
そういった制作者の意図が明らかに感じられる作品で、はなから大衆受けを狙っていません
そういう意気込みで、これだけの大作を作り上げたというのは本当に凄いと思う

コアなアニオタのなかでも一際コアな人におすすめする作品です

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12
ネタバレ

まみあな さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ロボットモードの巳真兎季子に惚れました

 実はこの作品をレンタルした時は、第一巻だけ観て、鑑賞するのを止めた。理由の一つは、「3万人の友達を集めることが必要」ということが、いかにもビデオを3万本売らなければ採算がとれない、という都合を露骨に表して視聴者に泣きついているように感じて腹が立ったからだ。
 しかしそのことよりも、ヒロインの兎季子(キィ){netabare}が本当に機械仕掛けのロボットと理解して、しかもそ{/netabare}のロボットが人間に変わるなんて、未来でない現代の技術水準では有り得ないバカバカしい設定だ、と感じたことのほうが大きい。キィが人間の自覚を持つ時には、ロボット構造が腸とかヒトの内臓と入れ替わるパターンが提示され、キィがロボットと生物体のヒトとを行き来していることを表現している。{netabare}このパターンはシンボルの積りのようだが、第5話辺りまで見続けなければ、「自分がロボットである」というキィの単なる思い込みという重要な設定を理解できない視聴者は多かったはずだ。{/netabare}その結果『バカバカしい』となって、多くの視聴者を逃がしてしまったに違いない。おそらく興業的には赤字で、アニメの脚本・演出としては『不出来』の極みだ。
 YOUTUBEで外国字幕のを無料で鑑賞できるようになり、ようやく全話観て、全ての登場人物の趣が理解できた。特にヒロイン巳真兎季子は私にとって最高のキャラですね。これだけで、この作品の不出来さが霞んだ。「あばたもえくぼ」という言葉があるが、本作についての私の物語評価は、作品全体の評価を上げるための大幅な贔屓です。
 「ゲル」がロボットの動力と制御の基となっている設定は、よく考えたと思う。
 新興宗教を描いたのは面白い発想だ。インパクトもある。しかしオウム真理教事件のせいでおそらくマイナス要素とされてしまっただろう。残念だ。
 音楽は申し分ない。特に、「キィのララバイ」は素晴らしい。岩男潤子さんの歌唱がいつまでも耳に残る。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9

ねねねねの さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

キイというキャラクターが魅力的

グロいとレビューにあったので覚悟してましたが
アキラと比べればそこまでではないです。
事前情報で変に意識して構えて見てしまっていけませんでした。

作画:安定して良いです。エロくない乳首描写アリます。
声優:岩男潤子さんに長沢美樹さんというド安定かついい演技に震えます。
キャラ:最後まで見て無駄なキャラが居なかったのが凄い。
    やはりキイちゃんが魅力的、さくらちゃんももちろん。
音楽:特別な歌がありますが、なかなかに良いです。
物語:すこしややこしく複雑です。

この作品は
物語的に超盛り上がる!超やったぜ!スッキリサイコー!という
カタルシスはありません。
ただ観終わるとキイという存在がじんわりと心に残ります。
不思議と、子どもが巣立っていくのを見ている気持ちになりました。

バイオレンスなテーマかつSFですが、完全な創作世界での作品かと思いこんで観ていると混乱します。
思いのほか現代の日本社会、そこにちょっと特殊な設定が加わる…
パラレルワールドという感じですね。ちょっと陰鬱ですけど。

後半、ほぼ丸々説明回があり、そこでようやく色々な答えが出ます。
道中やきもきしつつも、起こってしまった事を傍観しつつ
KEYの選択を見ましょう。

雰囲気に惹かれた方&なるべく続けて観れる方にはオススメ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 2

71.2 3 スタジオぴえろアニメランキング3位
うる星やつら(TVアニメ動画)

1981年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (305)
1538人が棚に入れました
世にラプコメブームを巻き起こした高橋留美子の代表作を、押井守ら才気ほとばしる若手スタッフが自由闊達に映像化。地球をかけた鬼ごっこに勝利したものの、勘違いから異星人の娘ラムにベタ惚れされてしまった好色少年・諸星あたる。やきもち焼きのラムが発する電撃にもめげず、目の前に現れた美女にしつこくアタックを繰り返すあたるだが、じょじょにふたりの気持ちは近づいてきて?

声優・キャラクター
平野文、古川登志夫、島津冴子、杉山佳寿子、永井一郎、鷲尾真知子、神谷明、小宮和枝

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

あんまりソワソワしないで♫

アニメーション制作:スタジオぴえろ、スタジオディーン
1981年10月 - 1986年3月に放映されたTVアニメ。

高橋留美子先生の初アニメ化であり、スラップスティックコメディとして名高い作品。
観たことが無くても名前だけはご存知の方は多いと思います。

宇宙一の浮気者、『世界中の可愛い子ちゃんは俺のものじゃ!』諸星あたるくん。
『浮気は許さない!電撃でお仕置きだっちゃ!』鬼娘の宇宙人ラムちゃん。
この2人を中心とした、SF・ファンタジー・幽霊・不条理・日常なんでもありの学園ラブコメです。

今のラノベやアニメに多大な影響を与えているエポックメイキング的な作品と言っても過言はないですね。

とりあえず、思ったこと!

・物語の評価
 1回の放送で2話構成の頃は軽妙なテンポで、ちょうど良い長さでした。
 初代監督の押井守は最初の頃は原作ファンに叩かれながらも真面目にやってましたけど、
 2年目には、独自色を出そうとして原作を軽視した感じでしたね。
 そこがウケたりしてたんですけど、局プロに呼び出されて大説教されたり、
 いろいろ大変だったらしいです。
 自分の趣味で面白くもない立ち食いそばの話をオリジナルでやったり、
 原作にあった高校ミスコンの話がアニメオリジナルの選挙話に内容が差し替えられたり、
 当時にネットがあったら賛否両論で炎上スレスレだったと思われます。
 ただ、このフリーダムさが押井時代の魅力だったのかもしれません。

 第123話 「大金庫!決死のサバイバル!!」
 第124話 「マル秘作戦・女湯をのぞけ!」
 原作にない話でもこの2本は珠玉ですけどね!

 でもやっぱり一番素晴らしいのは、第067話「君去りし後」
 これを観れば分かる通り、原作を大事にして良い話も作れるのに、
 独自の路線を追い求めたくなるのは作家性の悪癖なのでしょうかねえ?

 3年目の春の放映から製作がスタジオぴえろからディーンに変更。
 監督も、やまざきかずおに交代。
 実はこの人、作画監督&演出家としては評価されてたのですが、
 お笑いの才能がないのですよね!交代直後は頑張ってたのですが、
 原作準拠 &各話スタッフに丸投げ &お話のテンポがトロすぎる
 笑えない、うる星やつらに変わり果ててしまった感じです。
 時期や話によってストーリーの面白さの差が大きいので点数をつけにくいですね。

・作画の評価
 押井監督の時は、タツノコプロっぽさが残る当時のTVアニメの標準って感じで今の人には物足りないかも?
 やまざき監督の時は、当時の萌えアニメの最先端作画ってかんじですね!今見ると流石に古いですけど。
 
・声優の評価
 これは文句なしでしょう!
 平野文、古川登志夫、島津冴子、神谷明、杉山佳寿子、永井一郎、田中真弓、千葉繁 etc.
 今見ると超豪華メンバーですね。

・音楽の評価
 押井時代は、OP/EDがアニソンとして珠玉ですね。
 『ラムのラブソング』『宇宙は大ヘンだ!』『心細いな!』『星空サイクリング』
 『I,I,You&愛』『Dancing Star』『夢はLove me more』
 やまざき時代。
 『パジャマ・じゃまだ!』『CHANCE ON LOVE』『OPEN INVITATION』
 などは良かったですが、
 全部英語のOP/EDとかもあって、そこは趣味じゃなかったような!
 作中のBGMは、風戸慎介、安西史孝、西村コージ、星勝、ミッキー吉野
 と5人も担当しており、良かったと思います。

・キャラの評価
 昭和50年代当時にラムちゃんを作った高橋留美子先生は、天才だと思います!
 『うちのお腹の中にはダーリンの子供がいるっちゃ~!!』(狂言)とか凄いです。
 実のところ原作の高橋留美子は女が精神的に強くて男が弱い作風。
 対して初代監督の押井氏は女心がわからない人(ラムを理解できないと言ってました)
 異なる個性がぶつかってその結果アニメがヒットしたのかもしれませんね。
 (結果、作風とやりたいことの違いで監督降板になってしまいましたが)
 ただ原作も後半はキャラが淡白で小綺麗になってしまったのが残念といえば残念。
 やまざき時代にアニメのパワーが右肩下がりに落ちていったのも原作に起因してるのかも。 

 アニメ版うる星やつらを象徴する存在として、
 原作初期で早々と消えたもののアニメでは個性が肉付けされ、
 半ばオリキャラ化して最後まで残ったあたるの友人・メガネの存在は欠かせないでしょう。
 性格は、監督・押井守+声優・千葉繁のキメラみたいなもので、
 そう言うだけで、どれだけ濃いキャラか想像がつくかと!
 酸欠を引き起こしそうなほどの千葉繁の怪演が凄いですね。
 押井節はモラトリアム全開で、あんまり好きじゃないですけどねw

  
アニメ版うる星やつらは、作画監督によって人物の顔が違ってたりしていますし、
スタッフによってやりたいことが結構バラバラなんですが、
全部包み込んでしまう懐の深さが原作にあったかな?と思われますね。

と、いろいろ比較的好意的に書きましたが、
『ちゅど~ん』『だっつーの』など今の時代に、うる星のノリが合わない人が多くても仕方無いです。
後期なんて尺の長さとか会話のテンポとか今の自分には合いませんでしたし、アクビの出るアニメでしたし。

アニメの歴史を語る上での過去の作品として思い出にした方が良いのかもしれませんね。
2010年?の障害物水泳大会を観て苦しい物を感じましたしね(苦笑

これにて感想を終わります。読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 88

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

永遠の恋の鬼ごっこ

言わずと知れたラブコメハーレムの雛形アニメ。
主人公の元に突然現れ女房的ボジションで同棲生活を始めるという、よく見るパターンもここからでしょうか。

押井氏が参加しているだけあって遊び心が多彩。ギャグパロからシリアスや、ラムちゃんのコスや行動言動の変化も多彩で、幾つもの側面を持つ萌えの情報統合思念体というのは大袈裟かwただここら辺から一般視聴者と、いわゆる大きなお友達との差別化もされているようにも感じる。音楽、声優の采配も一級品。

本作の始まりは、鬼族が地球征服するために鬼ごっこで1対1の世界を賭けた勝負であたるとラムちゃんがお互いの代表として勝負し、偶然にもあたるがラムのブラを取ったことから、恋のフィアンセとして契りを果たした状態から始まる。

ダメな男が何故かモテるという雛形でもあるのでしょうが、このダメっぷりが半端ないw母親からは「生まなきゃよかった」とのセリフがお決まりで、女なら誰でもいいかのように飛びつくあたる。元々幼馴染だったしのぶを始め、それはひたすらとハーレム三昧である。ただ男としてはこんなにダメというか、性欲剥き出しの状態の野郎の気持ちも分からなくもなくて、こやつが羨ましくもあったりwというか本作の女子キャラ達の魅力がヤバい

そんでラムちゃんは電撃をくらわすのですが、これはラムちゃんの愛情表現でもあって、あたるからすると迷惑でもあって、不思議と上手くいってないようで、相思相愛な関係図が描かれる。基本あたるはラムちゃんに対しては素気がないので、永遠に繰り返される鬼ごっこでありユートピアが構築されている。

ただ、見ていて昔作画あるあるも影響していて作画スタッフのラムちゃんの描き方が少しずつ違う。攻撃的なラム、おっとりしたラム、母性感じるラム、可愛いラムと、意識してこのような作画になっていたのか知りませんが、この変化が押井演出と相まってラムちゃんというキャラクターをさらに魅力的に魅せてくる。

ラムちゃんセリフ↓にズッキュンw
「うちのこの手で殺したかったのに~っ!!」
「土曜の夜は子供を作るっちゃ~!!」 
「うちのお腹の中にはダーリンの子供がいるっちゃ~!!」

てな感じであたるを包むハーレムと、そのハーレムごと包み込むようなラムちゃんの母性は、永遠のユートピアであって今なおどこかで誰かを魅了している気がする。ラムちゃんのLCLの中で眠りにつきたいw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 45

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

異次元空間 ダーリンに電撃ショック!!

1981年~1986年に放送のテレビアニメ 全195回放送

初期は1回2話だったのと、ゴールデンタイムの宿命として、
スポーツ放送による放送中止が非常に多いためデータが混乱している。
総集編も非常に多く、実際の話数は不明。ソフトにも総集編入り。

原作 高橋留美子 
監督 押井守1~129話(実質8クール強)やまざきかずお130~218話
話数と回数は相当違う。
制作 スタジオぴえろ → ディーン 

言わずと知れた日本のテレビアニメ史上に燦然と輝く金字塔。
萌えアニメと言う概念はここから生まれたといってもいいかもしれない。
同時期、ぴえろはまいっちんぐマチコ先生を作っていたので、
その手のスタッフが結集していたともいえる。
有名な主題曲「ラムのラブソング」は約2年間君臨し、
決定的な印象をもたらしたが、その後は半年ごとに曲が変わる。

当時は女性作家が少年誌専門で連載することはほとんどなかったが、
デビュー短編からディック風SFの研究がうかがえる知的な作家だった。

天才監督の名をほしいままにする押井守氏はこの作品が初監督となる。
劇場版でも「うる星やつらオンリーユー」が初監督作品。
やまざきかずお氏は富野由悠季氏の作品の作画監督が多かったが、
押井氏と共にこの作品を手掛け、後半の監督を務めた。

長期テレビアニメであったため、何度も打ち切りが検討されて、
「君去りし後」「さよならの季節」など最終回用のエピソードがたくさん作られた。
最高視聴率回は、わたしが一押しの美少女「ランちゃん登場」の27.4%
押井監督時代はほとんどの回が名編と言ってよく(ただし20世紀レベル)
現代でもファンは多いと思う。
個人的に好きだったのは、ランちゃんなどのラムの幼馴染たちが登場する回。
そのため、誰もが認める最高傑作「ビューティフルドリーマー」はちょっと物足りないという・・

もう一人のヒロインである三宅しのぶがあまり魅力的に描かれなかったのが残念かな。
サクラとチェリー坊など当時は知らぬものなしの人気キャラだった。

後半だが、交代直後は気が付かないほど力が入っていたが、
次第にテンポが悪くなり、長期制作によるマンネリと言うか、
やる気の無さが顕在化したような気がする。
作画崩れなどは無かったようなので、問題なく最終回まで視聴できたが、
何度も再視聴したのは、やはり前半だけでした。

現代のすべての分野のアニメに影響を及ぼした作品に間違いはなく、
「ガンダム~Z~逆シャア」や「ドラゴンボール」などと並んで、
若い人も見てみる価値がある作品だと確信しています。

第一話から視聴を初めて、時期ごとに劇場版を挟んで、ゆっくりと味わってほしい。

回ごとに作画が変わったり、理解不能の表現が現れたりするのはご愛敬で。

長期作品ではあるが、ストーリー物ではないので、現代なら適当な見方でも問題ないと思う。
でも全部それなりに面白いんだけどね。

評価は時代を超えた稀有な作品ということで。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 24

69.4 4 スタジオぴえろアニメランキング4位
きまぐれオレンジ☆ロード(TVアニメ動画)

1987年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (154)
853人が棚に入れました
超能力一家の長男に生まれた春日恭介は、父の隆、双子の妹まなみとくるみの4人家族。超能力が使えるのは家族だけの秘密なので、正体がバレるたびに転校を繰り返していた。ついこの間、くるみが100メートルを3秒で走るという騒ぎを起こしてしまったため、恭介は7度目の転校を余儀なくされてしまった。7度目の転校で引っ越してきた街で、恭介は赤い麦藁帽子をかぶった少女、鮎川まどかに出会い、ひと目惚れする。だが、まどかは学園一のスケバン少女で、男子からも恐れられていた。最初の頃、まどかは恭介のことをあまり相手にしていなかったが、恭介の優しさに触れていくうちに、まどかも恭介に次第に惹かれていく(いわゆるツンデレ状態)。ところが、まどかの妹分である檜山ひかるも、ひょんな事で恭介を好きになってしまう。まどかは、姉という立場で2人を応援するが、3人の関係は奇妙な三角関係に発展してしまうのだった…。

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

我が青春のバイブル

原作:漫画(週間少年ジャンプ) 既読

全48話  

放送時期:1987年~1988年

学園恋愛ファンタジー


簡単に説明すると、主人公が超能力を使える恋の3角関係ものです。

あらすじ
転校で引っ越した街を散策していた恭介は、赤い麦藁帽子をかぶった少女、鮎川まどかに出会い、一目惚れ。だが後日、まどかは学園一の不良少女で男子からも恐れられている同級生だった・・・



主人公 春日恭介
中学生3年生です。
容姿はごく普通。性格は優柔不断。
特徴は超能力が使えます。
物を動かす能力
テレポート能力
予知夢能力   など・・・

超能力が使えるのは、恭介の他に双子の妹と、2人のいとこと、母方のおじいさんおばあさんです。
恭介の父親は使えません。母親は能力者でしたが、既に亡くなっています。


鮎川まどか
恭介のクラスメート。
黒髪ロングな美少女で、綺麗なお姉さん系。
大人っぽくて落ち着いた性格。
クーデレ(元祖クーデレだと思う)です。
不良していたが、恭介の影響でだんだん普通の女の子になって行きます。

檜山ひかる
2歳年下の中1
まどかと一緒に不良していました。
右目下にある泣きボクロとボーイッシュな栗色ショートヘア。外見は可愛い系で、恭介の前では可愛く振舞います。
まどかの幼馴染で、お姉さんの様に慕っています。
明るく、嘘はつけない性格。

3角関係の恋愛ものです。

当時ジャンプ読んでました。

アニメは中学時代、リアルタイムで観てました。

当時、同年代の恋愛アニメが少なかったせいもあり、リアルでもまどかはクラスの男子の憧れ的存在キャラでした。
自分もその一人で、よくノートにまどかの絵を書いてました。(ウイングマンも) (^^;

ストーリーは、今思うとベタだな~って思います。
映像も、今のアニメと比べたら全然です。^^;

でも、まどかを見るだけでも嬉しくて、ニヤニヤしてしまいます。^^

恭介は、超能力を使って二人の間をフラフラしてて、優柔不断です。
ちょっとイラっとしますが、まどかとひかるの関係上、仕方がないかな~っと。
(-ω-) 


2012年、何年ぶりかにもう一度見ましたが、自分的には懐かしくて思い入れのある作品なので、楽しく観れました。



あなたは まどか派?orひかる派?

恋の3角関係と、魅力的な二人のキャラ 
そこに超能力と云うスパイスが良い感じに加わって
面白くて楽しめる作品になってます。

恋愛ものが好きな方にはオススメです!
映像は温かい目で見てくださいね。^^;

OP
 「ナイトオブサマーサイド 歌 - 池田政典
*「オレンジ・ミステリー」歌 - 長島秀幸
*「鏡の中のアクトレス」歌 - 中原めいこ

ED
*「夏の蜃気楼(ミラージュ)」歌 - 和田加奈子
*「悲しいハートは燃えている」歌 - 和田加奈子
*「Dance in the memories」歌 - 中原めいこ

挿入歌
 「サルビアの花のように」歌 - 和田加奈子
 「危険なトライアングル」歌 - 池田政典
*「ジェニーナ」歌 - 和田加奈子
 「ふり向いてマイ・ダーリン」歌- 藤代美奈子
 「アゲイン」歌 - 藤代美奈子
 「ブレイキングハート」歌 - 坪倉唯子
 「NIGHT & DAY」歌 - BLUEW

*印は好きな曲です。
アルバム 勿論購入してます。
オススメです。 (*´ー`)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 63
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【懐古録】オレンジ☆ロードと私

作品紹介ではなくほぼ自分語りです。

80年代のラブコメといえば必ず挙がるタイトル。
あだち充や高橋留美子は“現代用語の基礎知識”レベルの一般教養だとして、ラブコメの+αを求めるなら女子は少女漫画の豊饒な大地から摂取し、男子は乾いた土地から数少ないものを選ぶか“基礎知識”のみで満足してたと思う。ガキンチョにとって必要なのは「お前はもう死んでいる」か「屁のツッパリはいらんですよ」くらい。思春期で色気づいてもおおむね“基礎知識”の中古本があれば無問題。
小学生だったこともあって正直なところJUMP連載中はむさぼるように読んでた記憶がありません。
漫画『きまぐれオレンジ☆ロード』の印象です。

そんな自分が思春期になって、あれはきっと再放送かなんかだったと思う。ブラウン管(古っ)から聴こえてくるやけに大人びたお姉さんの声とビジュアルをいいなと思ったのが運のツキ。
一時期アニメ雑誌を定期購読してた時がありましてヒロインランキングでも必ず顔を出してたのが鮎川まどかだったと思います。当時“嫁”という概念があったらおそらく自分史上初めてその座に躍り出たのが彼女。南ちゃんや響子さんとは全く違うのだけはわかってるんですけど何が魅力か言語化するのが難しい。なんかそっち行きたいんだけど踏み入れてはいけない大人の領域の象徴みたいな存在でした。


あわせて挿入歌と主題歌のクオリティが高くサントラを持っておりました。
野郎声も悪くないですけどここはやはり和田加奈子さんでしょう。

【OP】鏡の中のアクトレス/中原めいこ
 →「キャンセルの電話に嘘の匂い…」大人っぽいっす

【ED】夏の蜃気楼(ミラージュ)/和田加奈子
 →ザ・オレンジ☆ロードな楽曲。ずっと鮎川まどかのカット

【ED】悲しいハートは燃えている/和田加奈子
 →たぶんこの曲にしっくりきそうな女子高生ヒロイン今の時代いないっす

【挿入歌】サルビアの花のように/和田加奈子
 →アレンジが思いっきり80's

【挿入歌】ジェニーナ/和田加奈子
 →サルビアと同じく作詞が湯川れい子氏。明菜っぽい。せつないっす

【3期ED】もうひとつのイエスタデイ/和田加奈子
 →ルージュの伝言みたいな詞。高校生ですよ

こう挙げてみると高校生にあるまじきアダルティーな楽曲ばかり。そりゃドキドキするわけだ。


キャラに入れ込むとかグッズ(サウンドトラック)欲しくなるとかヲタ気質が具現したのはたぶんこの作品からなんだと思います。加えてスタッフに目配せするのもたぶんここから。
ファイナルファンタジーのシナリオで有名な寺田憲史さんがいるー、とわくわくして、キャラデザの高田明美さんをここで認知して『機動警察パトレイバー』へと流れていった気がします。『エヴァ』で有名な鷺巣詩郎さんですが私にとっては『ふしぎの海のナディア』の人ですね。
あらためてwiki見たら96年の劇場版では京都アニメーションが制作協力していて音楽を梶浦由紀さんが担当してたりちょっと驚きも。
もう一度観たいかと言われると微妙だけど、大事に心にしまっておきたい作品には変わりありません。



■されど時は流るる…

懐かしさも手伝ったのか数年前、『きまぐれオレンジ☆ロード』の単行本を手に取ったことがあった。

 {netabare}たいして面白くもなくて一抹の寂しさみたいなのを覚えましたね{/netabare}

エスパー設定とか妹が双子だったとか骨子部分もすこーんと抜けてる自分に気づく。
30年前というのはそういうことなんでしょう。
それでも不良っぽさとあどけなさの同居した大人びてる少女への憧れと共に、終わりゆく夏の夕暮れの記憶というものは自分の中に根付いてるわけで。

いい歳こいてお近づきになろうものなら下手すりゃお縄になるって今でも、私にとって鮎川まどかは大人のお姉さんのまんまそこに居続けるのよね、きっと。


 {netabare}「LIKE or LOVE ?」{/netabare}




2020年10月13日 まつもと泉氏逝去の報に触れて


― たとえれば「夏」 いくら年月が流れても
きっと ぼくらは この「季節」を忘れないだろう

4月 まどろむような陽射しの中で
初めて出会ったことや

6月 きらめく光と風の中を

8月 熱い浜辺をふたりでかけぬけて
いったことを

それは 単に 過ぎゆく「季節」ではなく
ともに過ごした「永遠の夏」の時代

夢のような80’s
このときめきは……忘れない ―

(きまぐれオレンジ☆ロード最終巻巻末より抜粋)




視聴時期:----- 

-----

2020.10.13 初稿
2021.08.28 タイトル修正

投稿 : 2024/11/09
♥ : 47
ネタバレ

Britannia さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

1つの出会いが、2つの恋に進み、3つのふるえる心が、優しい音色を奏でた。

■あらすじ
超能力を持つ少年・春日恭介と不良少女・鮎川まどか、そしてまどかの後輩・檜山ひかるの奇妙な三角関係を描いた
ちょっぴり甘酸っぱい青春ラブコメディ。

SF・恋愛アニメですね
TV、アニメ(全48話)

■キャラクター
♠春日恭介(古谷徹)優柔不断
♥鮎川まどか(鶴ひろみ)影のある大人びた女性
♥檜山ひかり(原えりこ)天真爛漫

時代に合った古き良きアニメ、ツンデレと三角関係が楽しめます。
思い出補正も加わりこの評価。

魅力的な2人のヒロイン
まどかとひかる貴方ならどちらを選びますか?
{netabare}私は、まどかさんです♪{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 25

67.6 5 スタジオぴえろアニメランキング5位
魔法の天使 クリィミーマミ(TVアニメ動画)

1983年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (74)
374人が棚に入れました
森沢優は10歳の少女。ある日、夢嵐にあい、迷っていたフェザースターの舟を助けたことからフェザースターの住人・妖精ピノピノと出会う。道案内をしてくれたお礼に、ピノピノは優に1年間だけ魔法のステッキを与え、お目付け役として猫の姿を借りた使い魔、ポジ(雌)とネガ(雄)を預ける。優はさっそく魔法の力で16歳の姿に変身するが、街を歩いているところをパルテノンプロという芸能プロダクションに半ば強引にスカウトされて、歌手デビューする羽目になる。

声優・キャラクター
太田貴子、水島裕、安西正弘、村山明、土井美加、肝付兼太、三田ゆう子、井上和彦、亀山助清、島津冴子
ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

君はクリーミーマミのファイナルステージを見たかい?

1983~1984年に放送のテレビアニメ 全52話

原案構成 伊藤和典 監督 小林治 キャラデザ 高田朋美
制作 スタジオぴえろ

10数年続いた東映魔法少女が終わり、
葦プロダクションのミンキーモモが1年3か月で終わったことにより、
読売広告社がぴえろに発注した魔法少女シリーズの第一弾。

舞台は東京都国立市くりみヶ丘
クレープ屋「クリーミー」の娘「森沢優」(10才)が、
魔法世界の妖精ピノピノから魔法のコンパクトをもらう。
1年間の期限付きの魔法少女契約(要求は無い)で当初は限られた変身のみ。
魔法のコンパクトからクリーミーステッキを取り出し変身バンク

パンプルピンプルパムポップン、ピンプルパンプルパムポップン!

で、16歳の少女クリーミーマミに変身。
後に「ルミナスター」タンバリン型魔法アイテム 能力が向上した。

小学生女子が魔法の力で芸能界でちょっと大人な冒険をするという、
女の子の夢そのもののストーリー。
ポップなクレープ屋からドリーミーなステージへの展開が夢いっぱい。

折りたたみますがネタバレはありません。
{netabare}最大の見せ場はその中間にあるリアルな芸能界の裏事情の暴露。
裏と言っても闇ではないのでご安心。
プロダクション「パルテノンプロ」のスタッフ、マネージャーなどの奮闘がリアルに描かれる。
ちょっと「SHIROBAKO」にも似てる楽しくも厳しい世界。
マミもその一員としてちょっと大人な活躍を見せる。
魔法は初期は変身のみだったが、後半は少し増えてくる。それでも限定的。

優とマミが違い過ぎて姉妹に見えてしまうところもあるが、
設定の粗など誰も気にしなかったほどのリアルな芸能界に当時の子供たち(相当大きな人も含む)は熱中した。
史上初めて男の子が見てても恥ずかしくない魔法少女物。

ルミナウォーク
触角のついたカチューシャ 触角の先端には星があり動くと揺れる。

「午後8時のシンデレラ」クリーミーマミは1年間の約束の日、
ラストステージへと向かう。
「ビューティフルショック」「囁いてジュティーム」

芸能界冒険アニメとしてはアニマス登場まで20年間も最高峰として君臨した驚くべき作品。
主題曲「デリケートに好きして」は10数人の歌手にカバーされ、
ヨーロッパでも歌入りインスト問わず人気が高い。

魔法少女アニメの中興の祖として現代でも評価の高い名作。

優(マミ)の声は当時15歳の太田貴子(歌手)が担当した。
恐ろしく老けた声で棒読みだが、プロの声優には出せない魅力もある。
当時は変身すると化粧をしているのにドキドキしましたね。 {/netabare}

日本が輝いていた80年代の思い出の玉手箱ともいうべき作品。

追記
なぜ今ごろこの作品をと思われるでしょうが、実は、
先日、サンシャインの化粧品売り場でクリーミーマミそのものの店員を見つけて思わず声が出てしまったのです。
コスプレイヤーでしょうが、レベルの高さに驚愕しました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

魔法の素敵さと人の優しさに温もりを込めて。

マミが面白いのってなんでだろうって考えたとき、それは普段過ごしている日常と魔法が起こす非日常の対比、そしてそれらのマッチングがよく出来ているからだと思いました。

マミは優ちゃん(主人公の女の子)の普通の女の子としての生活があって、そこに魔法の力が入り込んでくるんですね。
魔法を使いはじめたら、彼女の身の回りがどんどん不思議な空間になってゆく。その移り変わりが楽しいのです。


優ちゃんはとても忙しいです。優としての生活とマミとしての生活両方をこなさなければなりません。
さらにマミは魔法少女だけじゃなくてアイドルもやっているんです!だから、「女の子」と「魔法少女」と「アイドル」三つの役割を一人で兼任します。
なんだか「女」と「妻」と「母」をこなす大人の女性を連想させます。

優である自分とマミである自分、どっちも同じ自分なのに周りの人の目はマミにばかり行ってしまって(超人気アイドルなので)。これもなんだか色々考えさせられました。


優ちゃんはとても優しい女の子です。自分の我儘に魔法を使ってしまうこともあるのですが、最後はいつも人助けします。
時には優よりもマミとしての自分を優先するあまり損をすることも・・・。
本当に良い子です。


マミの世界には悪者がほとんど出てきません。変わった人はたくさんいますが、皆優しい人ばかり。これもマミの魅力だと思います。
俊夫(優の幼なじみ)はもちろん、みどりちゃん(男だけど可愛い)、アイドル事務所のめぐみさんに、優のお付きのマスコット「ネガ」と「ポジ」。
個性的で賑やかな雰囲気にしてくれるキャラクターは、それぞれちゃんと活躍の場面があって皆愛着が沸きました。


魔法少女になると大人びた容姿に変身できる。これは魔法少女モノではある種定番でした。派手な髪の色とお化粧は女の子が背伸びしておめかししたみたいで可愛らしかったです(笑)

声を当てた大田貴子さんのセクシーな声色も相まって、本当に大人びた印象を受けます。
特に、後期EDの『LOVEさりげなく』のセクシーさったら尋常じゃありませんでした。
踊ってるステージも腰振りも妖艶な大人の香りって感じでドキドキしました。



マミの魅力は魔法少女だけじゃなくて、そこにあるリアルとファンタジーの素晴らしさです。
80年代の日常は今見ると共感はしにくいかもしれませんが、人々の営みというか生活感は強く感じられますよ。

魔法少女のスタンダート的存在として非常によく出来たアニメだと思います。



好きなエピソード
{netabare}
1話「フェザースターの舟」
1話から素敵です。優が街中を駆け回る冒頭の日常描写と、船が舞い降りた瞬間の非日常な光景のギャップにがっしり心を掴まれました。


6話「伝説の雄鹿」
これはまさにおとぎ話。雄鹿にまつわるファンタジーな設定にワクワクしました。それだけじゃなくて、やっぱり優の優しさにも感動。


10話「ハローキャサリン」
困っている人を助けてあげる。そんなお話ですが、キャサリンの身の上話から彼女の人柄まで丁寧に描かれていたのでしっかり共感できました。優の考える解決方法はロマンチックで素晴らしい。元気がもらえる回でした。


14話「私のMr.ドリーム」
これもとっても素敵なお話でした。舞踏会に招かれる、夢のような体験。マミらしいファンタジーの詰まったおとぎ話。


26話「バイバイ・ミラクル」
胸が苦しくなる回でした。魔法が使えなくなる・・かなりショッキングな出来事でした。でもやっぱり最後はマミらしく、俊夫の優しさに救われて。マミの素敵さが際立つ回。


27話「フェザースターへ!」
魔法の世界で大冒険。マミの魔法が戻って、代わりに俊夫は記憶を失って。ちょっぴり悲しくなった回でした。


39話「ジュラ紀怪獣オジラ!」
マミで最もぶっ飛んでいるある意味問題回?(笑)やりたい放題で、マミらしくはなくて作り手のお遊びな感じもしたけど個人的には面白かったです。


50話「マミがいなくなる…」から52話「ファイナル・ステージ」
最後までドキドキさせられるドラマがあって、それをキッチリ締めてくれたため余韻が心地よかったです。一人一人その後が描かれている所に愛着が感じられます。


プッププクーの子もキャラクターとして好きでした。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

俺が俺達が・・・魔法少女だ!!なんと30thらしい・・ええ・・マジでか・・。

魔法ステッキを持つが実は大人になることにしか使わない。
魔法少女でありながらアイドルアニメである。

そもそも『魔法少女』とは本来このマミ以降ララまでのスタジオぴえろ作品のことを指すそうだ。
便宜上『ぴえろ魔法少女シリーズ』と一般には呼称されるが、20年たったいまでもメーカー側には『魔法少女シリーズ』とされているのがよい証拠であろう。

ようするに魔法少女が固有名詞だったんだけど、一般名詞に変わってしまった。そういった意味でも始原たる「魔法少女」は「マミ(優)」になるという、非常に偉大な作品。

深くは語らないが競馬場での最終回は伝説。
主題歌、エンディング等名曲揃い。
どうでもいいけど東京の町並みってこの頃とかシティハンターくらいがよかったよね・・・綺麗だけどビルとかダサい・・。
高すぎる・・。

 
マミといえば巴じゃなくってこの方 三大マミの筆頭、ツイッターでまどかに感動した原案、脚本の伊藤和典氏が『マミ』の称号を巴さんのほうにあげた。

ニコ動でもまさかの本家w監修のMMDPVがあがってます。
背景、モデルが鬼畜のデキなのでぜひご覧を・・。
いったいあの世界はどこまでいくのか・・。

figmaでもでないかな・・変身前な。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9

65.5 6 スタジオぴえろアニメランキング6位
織田シナモン信長(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (101)
347人が棚に入れました
戦国時代、覇王と呼ばれた織田信長が、現代の日本に蘇った。ただし、その姿は、柴犬…!信長と同じ時代にしのぎを削った名将たちも、なぜか皆、犬に転生。現代の群雄割拠は、ドッグランにあった…!?愛嬌満点のルックス、但し、中の人は戦国武将。大いなるギャップを抱えた多種多様な犬たちを演じるのは、堀内犬友、犬川登志夫、犬田哲章、杉田直司ら、どこかで聞き覚えのあるような謎の超大型新人声優陣。究極のギャップに癒される異色コメディ、開幕!

声優・キャラクター
堀内犬友、犬川登志夫、犬田哲章、杉田直司、櫻犬孝宏、犬上和彦、鈴村犬一、中尾隆聖犬、坂犬真綾、入栗鼠自由、福山牛、熊田茜音、七海ひろき、諏訪部順一

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

戦国犬

本能寺で命を落とした織田信長。
犬に転生。
名前はシナモンと名付けられた。

織田信長といえば戦国時代を代表する武将。
今までにも多数アニメ化。
今回は現在の日本の犬に転生。
何でもアリ状態です。

特徴は大物声優さん。
犬の声を担当しますが、そこには遊び心が。
名前を少し変えて「犬」を使っている人が多数。
コミカルな展開が多いので、雰囲気が楽しそう。
その楽しさが視聴者側に伝わったらいいのでしょう。

好きな戦国武将を応援するも良し。
好きな声優さんを贔屓するも良し。
真剣に見ないで下さい。
アニメは楽しい物。
犬と戦国武将のギャップを感じて楽しみましょう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

歴史好きが一話に1度か2度ニヤッとする作品。かと期待したが、消化不良。

[2020/04/01 v1歴史好きが一話に1度か2度ニヤッとする作品。かと期待したが、消化不良。]

原作知らず。

最初の数話でちょっと期待した部分があったのですが、はぐらかされました。すーぱー消化不良です。視聴をお勧めしづらい作品です。。

群雄割拠の戦国時代に名を馳せた武将たちが、なぜか多種多様な飼い犬になって現世に転生。かの織田信長が柴犬に、伊達政宗がフレンチブルに、そしてなぜだか明智光秀がリスに。いずれもペットとして人に飼われる身の上で、意識だけ戦国武将な彼らが現世に愚痴りながら昔語りを繰り広げ・・・な感じ。

作画(キャラデザ、アニメーションともに)びみょい。大御所男声声優そろい踏み、という以外、動物アニメとしてもキャラアニメとしても面白さは今一つ。むしろ声優ネタで少し遊んでる部分のほうが楽しいくらいかもしれない({netabare}入野自由さんが「自由!」を連呼する{/netabare})。大きな物語もなく、正直言って最終話はなんじゃそれ状態。飼い主=人間たちの間のラブコメ話も変に絡んでくるし、腐ネタも入ってくるしで、全方位的に消化不良でした。

―――以下、それでもちょっと推しどころ。と、とめどなく愚痴。
{netabare}
まぁでも、

歴史好き、というより、歴史ネタ好きが各話に1回か2回くらいニヤッとする程度には面白いかな、と思って期待していたのですが、残念ながらそれも終盤にはあまり見られなかったかな。

初回の「武田信玄(ポメラニアン)と上杉謙信(ボルゾイ)が川中島さんちのまえでにらみ合う」ってのを見て、結構期待したのですがね。
{netabare}川中島の戦いというか、川中島あたりで武田・上杉両群が布陣したってのは5回かそれ以上あるそうですが、実際に戦になったのはうち2回だけ。それ以外は布陣してにらみ合いしてハイ解散、ってのは歴史ネタ好きならピンとくる話かな、と。{/netabare}


犬=転生した戦国武将であることが活かし切れていない、というより、飼い犬であることが逆に足枷になっているようにも感じました。登場武将もちょっと多すぎるかな。真田幸村asバカ犬コーギーは蛇足もいいところな気がする(飼い主の方ごめんなさい!!)


明智光秀登場のあたりで展開された「新説・本能寺の変(っていうほど新しい説でもありませんが)」を絡めた展開にも期待したのですが、なーんにもありませんでした。消化不良。


また、転生した武将たちのチョイスに今一つ合点がいきません。信長の配下筋であり、かつ、江戸時代まで生きた黒田官兵衛も登場させたのはなんでだろう(しかも「本能寺の変、当事者」説もあったりあったりする人ですし)。「新説・本能寺の変」を展開できない状況を自ら作っていました。

クレジット2番目に挙げられたのが伊達政宗。登場回数も多く、どの武将とも話が合うのですが。。。犬になってからテレビを見ていろいろ学んでいるということなのでしょうが、何かと不自然な感じがしました。{netabare}政宗が伊達家を率いるようになったのは、本能寺の変の後。{/netabare}

など、歴史ネタ好きだと思っている自分としては、今一つ整合性が取れない陣容に思えました。
{/netabare}

ともかく、消化不良感の残る一作でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

犬犬詐欺(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
織田信長をはじめ、武田信玄や伊達政宗などの有名戦国武将が現世に転生した。しかし、その姿は愛らしいワンちゃんだった!っていう、日常系のコメディ作品。

大笑いするような作風ではなく、クスッて笑えて癒されるような、そんな作品。勿論、戦国武将ネタもたくさんありますが、マニアックなものはそんなにないので、歴史の知識がなくても充分に楽しめると思います。逆に言えば、歴史好きの方からすれば、消化不良かもしれません。

また、OPは明るく前向きで素敵ですし、EDはオンリーワンで楽しい作品になっています。

レビューでは、個人的にツボだったポイントと、疑問点を書きたいと思います。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
個人的にツボだったのは、犬の行動に、たまに現実のオッサンのイメージを重ねる演出かな。1話で、首輪に繋がれている裸のオッサンが四つん這いで歩いている姿は笑いましたw 完全に変態ですね(笑)

あとは、最後の方で、「もしも戦国時代にSNSがあったら」とか面白かった。確かに、信長は炎上しそうだなとも思いつつ、いやいや、意外と信長なら上手に使いこなしそうだなとも思いました。

基本的に、設定優先の出落ち系のギャグアニメだと思うんだけど、最後まで大きく失速せず、きちんとクオリティを保ったと思います。

疑問点としては、登場武将のチョイス。織田信長、武田信玄、上杉謙信あたりはまあ定番だから良いとして、伊達政宗、真田幸村、黒田官兵衛はどうでしょう? 

政宗と幸村は少し後の世代ですから、信長と絡めたエピソードは作りにくいし。官兵衛は信長の配下ですが、秀吉の軍師というイメージ強い。だったら、沢彦宗恩の方が近しいし、平手政秀とか、信長と関わりの強い人物を出した方が面白そうでした。

そういう意味では、今川義元を出したのは面白かったし、松永久秀を出したのも良かったんだけど、義元はただ妻とイチャついているだけだし、久秀はロックって叫んでいるだけで、イマイチ存在意義が見出だせない感じ。だったら普通に、義元は常に信長に嫌味を言うとか、久秀は裏切ろうとして失敗するとか、ちゃんとキャラを作ってほしかったです。

結局、信長と関わりの薄い有名人で客寄してましたね。信長と関わりが濃くてもマイナーだとエピソードが弱いから。

本作をより面白くするなら、2パターンかな。

まずは、仮にマイナーであっても、信長との関わりの強い武将を積極的に出していく場合。マニアックな作品になっていくでしょうけど、信長イジりのネタとしては強いと思います。

次に、信長との関わりは薄いけど、有名な人気武将を出していく場合(本作)。大衆的な作品にしていくために、各犬それぞれを主人公に据え、飼い主とのエピソードを強めていく、群像劇のような構成にしていく。だから、政宗出すなら片倉小十郎出すとかして、幅を広げていく。

まあ、長期連載するなら、後者になっていくんでしょうね。

にしても、織田信長・武田信玄・上杉謙信・今川義元・黒田官兵衛・伊達政宗・真田幸村・明智光秀って、寿命をOFFにした、「信長の野望」の終盤戦だよなと思いました(笑)
{/netabare}

【余談~超実力派の新人?声優陣(笑)~】
{netabare}
堀内犬友(堀内賢雄)
犬川登志夫(古川登志夫)
犬田哲章(玄田哲章)
杉田直司(杉田智和)→上杉謙信役
櫻犬孝宏(櫻井孝宏)
坂犬真綾(坂本真綾)
犬上和彦(井上和彦)
鈴村犬一(鈴村健一)
中尾隆聖犬(中尾隆聖)
入栗鼠自由(入野自由)→リス役。
福山牛(福山潤)→太田牛一役。

とか、何人か、「(犬をつけるために)名前優先で選んだの?」と疑いたくなるキャスティング(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 18

68.5 7 スタジオぴえろアニメランキング7位
魔法のステージ ファンシーララ(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (29)
208人が棚に入れました
主人公・篠原みほは、漫画が好きで少し空想癖のある小学3年生の少女。ある日みほは、異世界「時間(とき)の記憶」にすむ妖精・ピグとモグに出会う。人間の世界に迷い込んでしまったピグとモグは、しばらくの間みほの家に匿われることになり、そのお礼としてみほに魔法のペンとスケッチブックを預ける。魔法の力により15歳くらいの姿に変身したみほは、ファッションモデルにスカウトされ、ファンシーララとしてデビューすることになる。

声優・キャラクター
大森玲子、安達忍、根谷美智子、榊原良子、星野亘、石村知子、山口勝平、南央美、石川英郎、草地章江、田中敦子、大林隆介

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

華麗なるせいちょー、魔法少女アニメの名作

少々古い作品なので時代を感じる部分も多々あると思いますが
作画もそこそこ綺麗で、内容もお子様向けと思いきやガッツリ楽しめるものだったと思います。
展開自体は少女の空想そのものでツッコミどころ満載ですが、
見ていて楽しいから全部許せちゃう愛すべきアニメ。

主人公・篠原みほは、漫画が好きで少し空想癖のある小学3年生の少女。
魔法の力により15歳くらいの姿に変身できるようになった主人公は
アイドル・ファンシーララとしてデビューすることになる。
という基本的には「魔法少女アニメ」に分類される作品ですが・・・

このアニメの「魔法」というのは、大人になれたり服を作れたりする程度のものなんですよね。
魔法少女アニメに類するアニメにも関わらず、大人になること以外「魔法」の見せ場はほとんどない。
アイドルとして華々しく活躍する事もほとんどない、尋常無いぐらい地味です。
それでも主人公・篠原みほ/ファンシーララと、バリエーションに富んだエピソードが実に魅力的。

ストーリーはアイドルの仕事・小学生の日常という二つの視点から一話一話が構成されています。
バリエーションに富んだエピソードなのだけど、どれも外れ無しで面白いのがこのアニメの凄いところ。
温かなエピソード、とんでもなくファンシーなエピソード、笑えるエピソード、泣けるエピソード
そして妙に現実的なエピソードもあったりして、夫婦・親子・姉妹といった
家族の在り方についての話がちりばめてあるのが印象的。

切なく締め付けられるようなラストですが、心染みる言葉の数々の中に救いがあり素晴らしい締め方。
打ち切りだったそうですが魔法少女アニメの良さが凝縮されている名作だと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

意外や意外、内容は大人も見れる良作

全26話で主人公は普通の小学3年生の女の子。
ちょっと妄想癖があるかな(笑)

これほどのアニメが、棚送り49人レビュー10件って・・・(2013.11.18現在)

ひょんなことから魔法が使えるようになり、ストーリーが始まります。
魔法と言っても、年齢が6~7歳くらい成長するだけ。
他の魔法少女もののような期待をせず、焦らずに見ていった方がよろしいかと思います。
前半はちょいとおこちゃま向けっぽくて退屈気味でしたが、つまらなくはなかった。

1話完結のような内容で、終盤まで本線の動きもゆっくりですが、終盤動き始めます。
中盤あたりからギヤーが上がり、大人向けとも思われる台詞や描写内容が多くなります。
ほろりとさせられた回もありましたよ。

あまり書くとネタバレになりそうなので控えますが、最終2話特にラストは心にかなり来ましたね。
ちょっと切ないですが、物語の収束が綺麗に未来へ繋がるいいアニメでした。

ただ、声優さんだけが残念でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

missing31 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

元祖魔法少女アニメ

という事で、先輩に勧められて観た(観させられた)
普通につまんなかった。

大人になってドラクエとかファイナルファンタジーをプレイする。
反応は2通りあって「やっぱFF最高だわー!このシステム神!」パターンと
「話が糞すぎて無理…どんだけこじ付けの買物クエストだよ」ってパターン。

自分は後者。

アニメ自体の社会的位置づけが、まだ今ほど高年齢にフォーカスしていない
頃の作品だし、子供向けかなという印象だった。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

64.3 8 スタジオぴえろアニメランキング8位
HERO MASK(Webアニメ)

2018年12月3日
★★★★☆ 3.3 (38)
127人が棚に入れました
刑事ジェームズ・ブラッドの前に現れた謎のマスク。
そして、それを持っていたのは、存在してはいけない人間だった。
マスクとは・・・一体・・・?
美しき街を舞台にしたクライムアクションここに開幕!

声優・キャラクター
加瀬康之、甲斐田裕子、森田順平、高野憲太朗、内山昂輝、青山穣、菅生隆之、仲野裕、渋谷はるか、志村知幸、烏丸祐一、藤井ゆきよ、宮寺智子

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

スタジオぴえろ制作の完全オリジナルアニメーション

NETFLIXで独占配信されている作品です。
前からずっと視聴したいと思っていましたが、中々機会が無く視聴できませんでした。
今回この作品が視聴できたのは、コロナ禍の影響で今期放送予定の多くが延期を余儀なくされた結果、視聴時間にゆとりができたから…
あにこれの「見たい」棚に入れている作品なので、コロナが無くても視聴する予定でしたけれど。


首都警察・特殊捜査部(SSC)の有能だが型破りな刑事・ジェームズは、
恩人の女性検事の殺害疑惑事件を追う中、装着すると超人的能力をもたらす《マスク》をめぐる謎に辿り着く。

そこに立ちはだかる、かつてのSSCの相棒・ハリー。
彼は、巨大企業・ライブ社の人間となっていた。
そこでは、主任研究員・コナーが《マスク》開発を違法な方法で進めていた。

ジェームズたちSSCは、ライブ社会長・スティーブンが雇った武装集団による度重なる妨害を乗り越え、
《マスク》研究にまつわる人物関係を突き止め、
ついにそのライブ社の陰謀の核心へと迫ろうとするが……。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

かなり本格的なミステリー・サスペンス作品です。
そしてこの作品もR15なんだそうです。
NETFLIXって、年齢制限のハードルが少し高過ぎなんじゃありません?
確かにドンパチやり合うシーンはありますが、普通に民放で放送される映画とほぼ変わらないレベルですよ。
…と思って少し調べてみたら、ヴァイオレト・エヴァーガーデンもR15指定だったり。
現在放送中の「とある科学の超電磁砲T.」もR15指定…
フルーツバスケットや食戟のソーマはR12指定でした。
もしかして年齢制限があるのはアニメだから!?

こうなると全年齢に適したアニメが無いかが気になります!
もう少しググってみるとありました…
「よりもい」「魔入りました、入間くん」「のんのんびより」
全年齢適応作品がゼロでは無いのは分かりましたが、ホント平和チックな作品ばかりですね^^

すみません、思い切り脱線してしまいました^^;

「HERO MASK」というタイトルから想像できるのは、マスクを被ったヒーローによる勧善懲悪モノ…
という感じなのですが、これまで視聴している限り私の想像は1㎜も合っていないようです。

主人公のジェームズ・ブラッドはバリバリの刑事で、いつでもどこでも素顔丸出しです。
ヒロインのサラ・シンクレアも検事なのでマスクとは縁遠い存在…
但し、SSCが追いかけている事件の渦中にはマスクが潜んでいますが、どうもそのマスクの尋常じゃない感じが半端無いんですよ。
他にもこのマスクには秘密が隠されていそうな感じがします。
この辺りはPart2で明らかになるのを期待しています。

1クール全15話の物語でした。
尺の長さを気にせず作成できるのも、NETFLIXの旨味だと思っています。
本作品も第1期は全15話…TV放送なら枠をはみ出しかねない話数ですからね。
引き続き、Part2を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

とにかくスタイリッシュ

Netflixで先行配信されていたアニメの地上波放送。
とにかく雰囲気がいい。おそらくパリあたりを参考にしたような街並み、ファッション。
そして欧米人の登場人物。まったくもって日本的なものが何もない。
ストーリー的にも緊張感ある展開で目が離せない。
しかしながら、セオが死亡してからの展開がなぜかスロー。
スゴウデが出てくるまでの数話は必要?
ホワイトボードに関係性を記載するシーンとか、すごいと思うけど、
文字を書くだけのシーンを延々と流しても、面白くないけどなあ。
結果だけで十分でしょう。
謎演出が多かったが、全体的にスタイリッシュな作品でした。
スゴウデの女性、めちゃくちゃカッコ良かった。
(ほんとうにクレジットにスゴウデと書いてあるので)
最後は超法規的措置で悪の親玉を退治。いいのかそれで?
あと、次につなげるかのような謎の残るラストシーンは蛇足だと思うぞ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 2

ジパミィナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

とっつきにくい 60点

キャラに名前を出すなど、もう少し補足が欲しいですね。
洋画をアニメに変換したタイプですが、実写の方が役者の味を出せれば面白いかもしれません。

目的が明確では無いように感じられ、今ひとつ作品に入り込め無いですね。
主役不在で話が進んでいる気がして、各キャラの良さが感じられないので、薄っぺらく感じられました。

もう少し盛り上がるような展開ができないものか、15話が長かったです。
その割に印象強いシーンが無いのが残念な限りです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 2

67.5 9 スタジオぴえろアニメランキング9位
さばげぶっ!(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (800)
3984人が棚に入れました
主人公・園川モモカは転校してきた梧桐学園高校でなぜかサバゲ部に入ることに。しかしその部員たちは部長の 鳳美煌を筆頭に、一癖も二癖もあるメンバーばかりだった! ギャグ満載で贈るなんでもありの女子高ライフが、今 始まる!

声優・キャラクター
大橋彩香、内山夕実、大久保瑠美、Lynn、東山奈央、玄田哲章、井上喜久子、堀江由衣、かないみか

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ゲスさが新鮮なコメディ作品(`∀´)ケケケ

「女子高生」×「サバイバルゲーム」を題材にした
ガンアクション・コメディ作品。 全12話。
原作は『なかよし』に連載中のギャグ漫画。


※はじめに※
ゲスがゲスい作品観て喜んでじゃないよ等の
ツッコミは受け付けませんのであしからず(>_< )


転校生の園川モモカはサバゲ部部長に気に入られ
無理やり入部させられてしまう。
入部後、サバイバルゲームそっちのけでおバカを
繰り広げるサバゲ部の面々に振り回される日々…。
ザックリとしたあらすじはこんな感じです。


とにかくギャグw 最初から最後までギャグでしたw
日常からサバゲに至るまで全て笑いに変える徹底ぶりw
それぞれのキャラがしっかり立っていたのも◎です。
作画はコメディ作品としてなら及第点だと思います。

そして、この作品の一番の特徴が登場人物の「ゲスさ」
主人公を筆頭に「ゲス」の限りを尽くしていますw
めっちゃゲスいヒロインなんて珍しいので驚きましたw
最近の少女漫画すげーな、おい(´▽`;)と苦笑い。

ナレーションを務める玄田哲章さん。
作品に対するツッコミや補足がたびたびツボに入り
一人で爆笑させて頂きました(*´∀`)♪

声優陣は比較的若い声優さんが揃っています。
それぞれ役に合った無難な演技だったと思います。
主人公・園川モモカを演じる大橋彩香はまだ20歳。
出演作品も多く、主演級の役も数々こなしています。
今後の活躍にも期待したいですね♪


特に強いメッセージ性などはありませんが
とにかく笑える、明るくしてくれるギャグ作品です。
オススメのキャラはからあげ☆レモンww
コメディ好きな方にオススメの1本です(・∀・)v




《キャスト》
園川 モモカ(CV.大橋彩香)
鳳 美煌(CV.内山夕実)
経堂 麻耶(CV.Lynn)
春日野 うらら(CV.大久保瑠美)
豪徳寺 かよ(CV.東山奈央)
石動 やよい(CV.松井恵理子)
副会長(CV.井澤詩織)
からあげ☆レモン(CV.荒井聡太)
園川 かず江(CV.井上喜久子)
佐倉 恵那(CV.堀江由衣)



《主題歌》
OP
『YES!!』/大橋彩香
ED
『ぴてぃぱてぃサバイバード』/ゲスかわ☆ガールズ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 55

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ゲスが主人公の作品は珍しい

転校初日に痴漢に遭った園川モモカ(そのかわ ももか)。
その時、同じ高校の先輩である鳳美煌に助けてもらう事となった。
鳳は園川の事を気に入り、無理やり「さばげ部」というサバイバルゲームに入部させた。
サバイバルゲームをする部活なのですが、おバカな事が中心のコメディ作品。

とにかく主人公である園川のゲスぶりが最高。
性格の裏表の変わり方が激しすぎます。
可愛い子ぶっても心の声が……漏れている時もありますw
サバゲは初心者ですが、戦闘相手が出てくると性格が豹変。
自分だけが良ければいいという考えはゲスですが、ここまで徹底するとかえって気持ち良いです。

裏の主人公とも呼べるナレーションを担当しているのは玄田哲章さん。
代表作はターミネーターで御馴染みのシュワちゃんでしょうか。
いつもの合言葉である「戻ってくるぜ!」は某映画のパロディですねw

リアルなサバゲを期待している人には物足りないでしょう。
「ステラ女学院C3部」と比較する人もいるでしょうが、本作品はコメディです。
銃に撃たれて血を流すシーンもありますが、あくまで妄想という設定。
妄想なので血が流れても大丈夫。
撃たれたという体を分かりやすく説明しているだけです。
重要な事なので、もう一度言います。
あくまで妄想という設定です!

サバゲを使ったコメディ作品。
タイトルだけで敬遠されてしまうかもしれませんが、内容は見やすいコメディ作品。
とりあえず1話だけでも見てから視聴継続するのか判断してもらいたいです。

一番驚くのは少女漫画が掲載されている「なかよし」に連載されている事です。
夢や希望を振りまく少女漫画の中では、ひときわ目立つのでしょうね。
続編があるかどうかは円盤の売れ行き次第ですが、とりあえず「戻ってくるぜ!」と言っておきましょう。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 48

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

アニメタイトルの末尾に小さな「つ」が付くとトンデモコメディーの法則

妄想サバイバルゲームを真剣に面白可笑しく描いた作品。
壊れ気味の女子高生によるガンアクションコメディーです。
※注意:妄想なので、流血表現は容赦ありません。

登場人物の大部分は天然ボケ。
激しい脱線にツッコミはほぼ不在です。
でも、そこは安心してください。
ナレーターさんの冷静なつっこみがフォローです。

さばげ部メンバーはゲスかわ☆ガールズと言うらしい。
主人公のモモカは本能に忠実な鬼畜娘。
でも、モモカ以外はそんなにゲスではないような。
てか、モモカのゲスが光り過ぎて、まわりが目立たないのかも。

少女漫画が原作のよう。
最近の少女はワイルド好きなのか?
隔世の感があります。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 48

64.2 10 スタジオぴえろアニメランキング10位
魔法の妖精 ペルシャ(TVアニメ動画)

1984年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (17)
116人が棚に入れました
主人公の速水ペルシャは、アフリカで生まれ育った野性児である。11歳の夏に、両親の待つ日本にやってきた。日本に向かう飛行機のなかで、異世界ラブリードリームに引き込まれ、 その妖精から「ラブリードリームを救うために愛のエネルギーを集めてほしい」と言われ、愛のエネルギーを集めるための魔法を授けられる。ペルシャを助けるお助け役として、アフリカからきたライオンのシンバ(後に猫に変身)やラブリードリームのカッパたち(ゲラゲラ、プリプリ、メソメソ)、妖精のボンボンなどがいる。小学生らしく無邪気なペルシャが、魔法ではどうにもならない現実の重みを知り、精神的に成長していく物語。

声優・キャラクター
冨永みーな、水島裕、難波圭一、野島昭生、高島雅羅、郷里大輔、三田ゆう子、千葉繁、亀山助清
ネタバレ

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ロリコンブームにのった萌えアニメの古典

 AT-Xでデジタルリマスター版を放送していましたので、2015年にCS再放送いらい、再視聴しました。デジタルリマスターのせいではないと思いますが、今回の再視聴で、この作品の魅力が理解できたように思います。

 主人公のペルシャですが、この子はかなり性格がよい子でした。困っている人はほっておけないからどんどん首を突っ込むし、常に自分より相手の気持ちを優先します。自分は多分ペルシャに惚れていたと思いますが、ただ可愛いだけのテンプレうっすらパーじゃなかったことが確認されました。ってか、今の今までそれに気が付かなかった自分の不明が恥ずかしいです。

 今回、ツイッターで1話1話レビューを書き続けたことで、この作品の成り行きが見えました。序盤はモトクロスとかプロレスとか、アフリカから日本へ来たことで、常識はずれのペルシャの日常を愛でるような展開でしたが、19話から21話の3話で、そもそもの妖精からの依頼を受けて愛のエネルギーを集めることについて再確認。ここで魔法を使っていることがバレたら学と力が女の子になってしまうというリスクを思い知ったはずのペルシャが、何を思ったか魔法を使って愛のエネルギーを集めることを決意してしまう。何のメリットもないことを引き受けてしまうペルシャの行動原理は、「困っている妖精さん」の願いを捨て置けないというペルシャの性格故としか理解しようがない。22話では、学と力が女の子になってしまう悪夢にうなされ泣き叫ぶくらいのトラウマになっているのに。
 しかし、ここからシナリオは、人助けとか、縁結びとかそういう脚本が多くなり、ドタバタコメディからハートフルな話が多くなっていき、ペルシャの優しさが際立っていきます。
 そういうエピソードを積み上げていったところで、45話「涙は春風に乗って」間違いなく神回でしょう。学から「アフリカへ行く」と告げられ、最初は「そんなの分かりませんの!」と叫び走り去った後、一人スタジアムで気持ちの整理をつけ、学を送り出す決心をする。ここからのペルシャの健気さはもう涙なしでは見られません。そこから最終回まで3話あるわけですが、特に大きな展開もなく、最後は爽やかに自然異別れを迎えます。

 洞沢由美子の作監のペルシャが自分のペルシャです。しっかりしたデッサンで表情が実によい。実にほっこりしました。

以後、一話から一言ずつレビュー


1話「迷い込んだ夢の国」
AT-Xで
#魔法の妖精ペルシャ
集中放送やってますの。
やっぱわしペルシャ好きだわ。
愛の力を集めるため魔法をもらう、魔法を使っているのを人に見られたら大切な人が性転換されるという意味不明な設定、やっぱ笑っちゃう。
しかし、1話から健康的な脚線美とパンチらのサービスカットはあざといわ

2話 「猫になったライオン」
力のガールフレンド小夜さん登場。暴力的な性格設定、CV島津冴子、スタジオピエロ作品は当時放送していたうる星やつらのしのぶをもろ意識していますね。しかし、アフリカから連れてこられて周りの人からかまってもらえないペルシャが不憫な回でした。

3話 「ようこそ脱走犯」
 凶悪犯に銃口を向けられたり、縛りあげられたり。後半には脱走犯の逃走を全力で手助けし、追走するパトカーをことごとくクラッシュさせるペルシャ。いやまあ昔のアニメらしくリアリティゼロのハチャメチャな展開でした。

4話 「キスは恋のABC」
学に気のある同級生のヨヨコちゃん。いかにもモブキャラな適当キャラデザが残念。この回でペルシャはショートパンツをはいて奔放なペルシャが学と力に無理やりキスをするというとんでもないセクハラ。顔いや~~、昭和のアニメですね~~。

5話 「必殺!チャンピオン」
女子プロレスラーの自立を助けるまともなかなり脚本。ところどころにアタックナンバーワンなどの昔のアニメのオマージュが入っていた。当時プロレスは地上波放送されていて、かなり人気があったから、プロレスの描写にかなり力が入っていました。

6話 「真珠貝のロマンス」
 水族館のイルカが、病死した仲良しの女の子を思い続けているって話。ペルシャがイルカに「悪魔の牙」と呼ばれる危険な海域に女の子がいるとか教えたせいで、イルカはそこで死にかけます。ほんと脚本がいい加減なろころが当時のアニメらしいですね。

7話 「逃げてきたアイドル」
前半のクルーザーやヨットのある海辺の町の描写がよかった。ペルシャはアフリカで育ってきたせいで常識がないけど、基本世話焼きで優しい子なんだよね。
久しぶりに見ててほんとに落ち着くわ~~

8話 「大変!学が女の子に」
魔法をただの便利な道具として使い始めるペルシャ。魔法を使っているのがばれたら学と力が女の子になるというリスクをすっかり忘れているところが実に子供らしい。それでいて、女装をした学を本気で心配して奔走するところもまた可愛い。よい回でした。

9話 「初恋猫ニャンニャン」
恋わずらいで体調を崩すシンバのために奔走する話。なるほど、ペルシャのキャラクターが分かってきた。とにかく身近な人のことを気にかけ、その人のために何かしたいというのが行動原理の子なんだ。そういう話だったのね。この年になって理解できてきた。

10話 「恋のパソコン占い」
校長が学と力のモテっぷりに嫉妬して、女の子を紹介しろ、出来なければ生徒会を解散するとか言い出す。変身してプログラムを組んだのに、それをあっさり否定するペルシャ。結局、校長は学と力はグラウンド100周を言い渡す。脚本が無茶苦茶。

11話  「夢の扉をあけて…」
キャラデザの残念な真鍋 よよ子ちゃんの話。小学生くらいで将来のビジョンをもっている子なんでそうそういない。結局よよ子ちゃんの夢は、「赤い屋根の白い家で、結婚生活を送る」って実に子供らしいぼんやりしたものでした。中身の無い話でした。

12話 「六ッ子ちゃん大行進」
結構ぞんざいな扱いを受けるペルシャがちょっとかわいそう。勝手に六っ子を外に連れ出し、乳母車が暴走、崖から落ちて行方不明。警察沙汰にまで発展して、工事現場の鉄筋から落ちそうになったり、車に轢かれそうになったり、笑うに笑えない展開。

13話 「炎の町内ランナー」
 運動会のかけっこで目立つと魔法がバレるって謎理論。それでも鉛入りの靴を履いて短距離走でビリになるペルシャ。昭和ブルマに色気無し。やっぱりチラリズムが重要だと再認識。最後はよよ子ちゃんと同時に止め絵でゴールしてめでたしめでたしと謎演出。

14話 「想い出はセピア色に」
学と力のおじいちゃんの剛健の若い頃のロマンスに変身したペルシャがかかわっていたというタイムリープもの。直前に公開されたうる星やつらビューティフルドリーマーの押井監督の演出を色濃く受け継いでいる印象。ペルシャの浴衣とうなじが結構色っぽい。

15話 「対決!モトクロス」
野球をやったり大口開けて弁当食ったり鼻の穴を開いてうっすらパーと叫んだり・・・ペルシャの子供らしい描写が続きます。それでも力を心配する小夜を気遣ったり、優しい性格もしっかり描けています。しかし、小学生がバイクに乗って大ジャンプとかどうなの?

16話 「オモチャじかけの館」
作画が大変よい。あざといサービスカットもほどよくちりばめられていた。子供とガチで遊びたい会社社長の遊び心が大企業の社長との契約に一役買うって脚本も自然。いい回でした。

17話 「危険なおるすばん」
お約束のドジっ子ぶりを発揮するペルシャ。まあ誰も怪我するようなものじゃなくてよかった。
ラストシーンで学の心臓の鼓動が「ペルシャペルシャ」と聞こえるとか、最終話に向けての伏線なのかと思わないでもないけど、多分偶然。

18話 [ケンカはやめて!]
文化祭準備期間中に兄弟喧嘩を続けている学と力が仲直りするまでの話。二人を心配するペルシャは仲直りしてほしいと頑張るけど、すべて空回り。結局二人は勝手に仲直りしちゃいます。懺悔とか、ひょうきん族のネタが入っていたり、時代を感じました。

19話 「ペルシャが2人!」
変身後のペルシャとプリンセスフェアリがそっくりだって話。何かしら謎めいたことを匂わしてるけど、結局話の展開に大して影響してなかった気が

20話 「魔法が使えない!」
鏡に映る自分の姿が変身前と変身後で一致しなくなったって話。これは正体がバレてしまうので一大事。ファンから評判のすこぶる悪い紀信がカメラもってペルシャを追い掛け回すんだから今となっては既に犯罪です。冬服がキュートでした・

21話 「凍りついた学と力」
19話から21話まで一本の脚本。学と力を危険な目に合わせたくないというペルシャの気持ちはごもっとも。なのに引き続き愛のエネルギーを集めることを約束しちゃうところがペルシャ。こういう慈愛に満ちた子が選ばれたってことでとりあえず納得。

22話 「港祭りのハプニング」
前回学と力が女の子になりかけたショックでうなされるペルシャ。鏡に変身後の姿が写るようになったせいで魔法がバレたんだから、元々、ペルシャの過失じゃないんだよね。
で、よよ子ちゃんと学がキスをしたと思い込んでヤキモチを焼くペルシャ。可愛い。

23話 「ぬけだした雪の精」
おじいちゃんのいたずらのはずが、本当に雪の精が出てきたって話。ほとんど見どころはなかったけど、何で昔は妖精とかお化けとか、ガタガタ震えあがるのがテンプレだったのかとふと疑問に思ってしまった。

24 話 「あみかけのセーター」
力とデートだとめかしこんできたのに、小夜がいてガッカリ?この辺よく分からない。さづりになったペルシャの脚を掴んでいるのは学で、学の足を掴んでいるのが力。スカート抑えても意味が無い。最後は喧嘩していた力と小夜が仲直りしてハッピーエンド。

25 話 「夜八時のサンタさん」
サンタがいると信じているのは、知識が無いからであって、うっすらパーだからってわけではない。それでも、サンタはいないと理解して、家族や学、力の温かさに触れる展開。愛のエネルギーを集めるというテーマに沿ったいい脚本でした。

26 話 「真冬のライオン祭」
洞沢由美子さんの作監のペルシャは実に安定している。ワシの中のペルシャはこれだな。シンバがホームシックになったと勘違いしたペルシャと、ペルシャがホームシックにかかったと勘違いした家族らがライオン祭りをガチでやる。思いやりに満ちたいい話・

27話 「変身また変身」
一人の小学生が、真実追求という大義名分で取材を続けていくうちに、ストーカーに変容していく様を描いたサイコスリラー。最初はタンスの扉の後ろにこっそりペルシャの写真を貼っていたが、ラストシーンでは堂々と部屋に貼ってにやける始末。こりゃあかんわ。

28話 「吸血鬼はバラの香り」
前回はストーカー、今回は吸血鬼にも情けをかけるペルシャ。ホントにやさしい子だね。しかし、吸血鬼に襲われて逃げ出した後も、律儀にかくれんぼの続きをしているとか、脚本が相変わらずテキトーですね。まあそれも昔のアニメの愛すべきあるある。

29話 「参観日はキライ!」
参観日に行くと約束していた父親が、急用で行けなくなった父親に怒るペルシャ。で娘を心配する母親、父親のこれなくなった理由をほのめかすおじいちゃん、間に合わないと知っても駆けつける父親。愛のエネルギーがたくさん集まったことでしょう。

30話 「ふしぎの森の白雪姫」
やけに作画に気合が入っていた回。いきなり学と力と並走するシーンから入ったり、絵本の中に入るときに井戸にへばりついたりと、ところどころに視聴者を引き付けようとする演出が冴えていました。いい回でした。

31話 「こわれたバトン」
風邪をひいて、スキーにも行けず、ケツに注射を射たれるペルシャ。プリプリの怪しい常備薬を飲み、目が逝っちゃったペルシャは、自分の代わりにスキーに行くことになったよよ子ちゃんに嫉妬し、魔法で遭難させるという暴挙に出る。そりゃバトンも壊れるね・

32話 「冷たいバレンタイン」
笑うことを禁止すると、嫉妬から暴走する相変わらずのダメ校長。笑いを搾取して集めようとするボンボンもアホ。楽しい思い出が沢山出来る世の中にしなくてはならないと真っ当な結論を再確認。それはそうと、チョコを作る恋する女の子はカワイイね。

33話 「スクープ!結婚宣言」
丸写しとはいえ、子供が形にした壁新聞を無慈悲に破り捨てる先生。嫉妬深い校長といい、昭和の先生の権威は相当なものだったよね。それでも、先生モモ子さんの結婚へと導いたのはやっぱりペルシャ。愛のエネルギーを集めるというテーマはまだ生きているね。

34話 「天使のように美しく」
ファッションショーでカーズ様発見!結縁びみたいな脚本が2回続いた。ちょっと安易じゃないかな。暴走する学と力の乗る自転車を受け止めるラストシーンは、やけに印象深い。

35話 「激突!フォーカス合戦」
カメラ小僧の紀信ちゃんはそんなに悪い奴じゃないって話なんだけど、ラストのペルシャの写真を見てにやけるのはやっぱNGだよね。この回もペルシャはよく走りました。

36話 「きらめく氷の上で」
気に入らないことがあるとすぐにグーパンを出していた小夜が、こらえてやっと放ったのが平手打ち。力がスケートの練習をしている間、ペルシャは見守るだけ。この辺これまでと様子が違う。2人の成長を意図的に描いていたのか。ただの考えすぎか。

37話 「ざんげ!マリア様」
教会にピストルを持った強盗が入ることを知ったペルシャ。まず警察に行きましょう。ピストル突きつけられて脅されるは、強盗は力に馬乗りになって往復ビンタするは、なかなかバイオレンスな回でした。

38話 「疑惑のおじいさん」
ペルシャに取り入って10日間も居候を決め込む手癖の悪いおじいさんでした。結局ジャンバルジャンのオチで大団円。名作の力は強い。洞沢由美子さんの作監はやっぱりいいね。髪の毛の表現なんかすごくいい。

39話 「科学博カッパ騒動」
メソメソの身勝手さにキレる他のカッパ。正直カッパどうでもいい。しかし、娘のケツを何回もひっぱたく父親ってのも、いかにも昭和ですねえ。こんな女の子向けアニメでもそんな描写があるんだから。

40話 「沈黙刑はウッスラパー」
冬太の予知能力でテストで100点をとった事を正直に話したら、お父さんに「バカモン!」と叱責されるペルシャ。それでも今度は実力で100点をとればいいと前向きに立ち直る。沈黙刑に晒される冬太を心配したり,やっぱペルシャはやさしい娘だね。

41話 「時をかけるペルシャ」
学力にサイクリングをすっぽかされて不憫なペルシャ。突然現れた未来人が、何でペルシャと一緒に逃避行をしているのか謎。キーボードをたたいて治らなかったメインコンピュータを、配線いじって直してしまうとか、ツッコミどころ満載でした。昭和とは言え、今じゃ立派な児童虐待だよなあ。

42話 「星明りの映画館」
時代を感じますね。落ち込むよよ子ちゃんを心配して、一緒に家出してひたすら寄り添うペルシャ。相変わらずやさしい。最後に、6年生の女の子にお父さんは尻たたきの折檻。

43話 「チューリップの求婚」
この男、パソコンいじって3色チューリップ作れると思ってるのかね。魔法の力で3色チューリップ作って、プロポーズって流れ、どうなの?ちょっと調べたけど、同じ球根から分球した場合、クローンができるので、違う色の花は咲くことはないみたいです。

44話 「小さな恋人たち」
とにかく走る走る。キャラがよく動いた回でした。番長グループとか、親分とか、これもまた昭和の世界観。この回かぎりのハナタレ子分役に野沢雅子を起用するとか、この頃の作品はすごいよね。さあ、次回から最終回に向けてクライマックスへ向かいます!

45話 「涙は春風に乗って」
 いや、あかんわ。まさに神回。これまでいろいろ聞き分けてきたペルシャも、学に別れを告げられたときはさすがに「分かりませんの!」だったね。その後の後楽園球場でのから元気も涙を誘う。電車のつり革のカットとか、映画的な演出が冴え、最終回まで行きますよ!

46話 「行かないで!学と力」
ガリ版にプッシュホン。昭和だねぇ。ペルシャの中にはもう力はいない。学だけですね。学も、終える斜のけなげな姿にすっかりやられちゃいましたね。お別れの前に記念品をを買いに街を徘徊したり、告られて顔を赤らめるペルシャもけなげでカワイイね。

47話 「よみがえった妖精」
いやいやひどい作画。誰だよコイツ。プリンセスフェアリがよみがえったからって、彼と結ばれないんじゃ何のためによみがえったのかね。妖精と人間は住む世界が違うってのは道理だけど、学とペルシャはれっきとした人間界の住人だから、関係ないよね。

48話 「ペルシャが好き」
もう泣き疲れたのか、お別れパーティー、空港への見送りと、あっさり別れを迎えました。今でこそ別れをがっつり演出するアニメは多かったけど、当時のペルシャは秀逸でしたね。6年生になって、ちょっぴり女の子らしくなったペルシャの成長が感じられました。

2015/01/06に投稿したレビュー
 アフリカから日本に連れてこられた少女が、魔法を授かり愛のエネルギーを集めるために奔走するという、摩訶不思議でデタラメな設定。これも、ミンキーモモが作った女子小学生ロりアニメブームにのっかった作品の宿命と言えるでしょう。

 そんなブームの中、当時ガンダムファンの硬派を気取っていた自分も、やはりそこは健康な男子でありました。ペルシャの美しい脚線美と野放図であからさまなサービス精神に満ちたパンチラに心躍らせたものです。

 {netabare} そんなデタラメアニメも、後半は作り手が意地を見せました。天真爛漫というよりもバカすぎといったほうがピッタリだったペルシャも、学と力がアフリカに引っ越すことになり、高学年女子の落ち着きを見せ始めます。学への恋心を意識しだすペルシャ。最終回に向かって別れのペーソスは最高潮に達しつつも、大きなハプニングがあるわけでもなく、自然に別れを迎えます。アフリカに引っ越した力が、地平線から走ってくるペルシャの幻を見る演出はとても印象深かったです。

 結局、最終回までの数話は、魔法なんかまるで関係なくなってしまいます。{/netabare}
作り手が根性を出していい作品にしようと頑張ったのでしょうか、そこは彼らなりの気概を感じます。そして、終わり良ければすべてよし。いい作品になりました。実写映画的な演出を意識し、心象風景を描写することに成功したさきがけのアニメだったのではないでしょうか。

 最近、CSでやっていたので、あらためて視聴し直しました。{netabare} 昔はただの頭の足らないうっすらパ~だと思っていたペルシャも、実はそれほどアホというわけでもなく、自分のやりたいことはやりたいと主張したり、駄々をこねたりすることもありますが、ダメと言われれば引き下がるし、やりすぎだと自分で思えば素直に反省する娘だったのですね。{/netabare}
この辺も昔のアニメのテキトーさ加減が伝わってきます。まあ、そんなところも含めてこの作品好きです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 8

63.4 11 スタジオぴえろアニメランキング11位
魔法のスター マジカルエミ(TVアニメ動画)

1985年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (16)
104人が棚に入れました
香月 舞は小学5年生で11歳のマジシャンを夢見る少女。祖父が主宰するマジック劇団「マジカラット」の手伝いをしているが、なかなかマジシャンとしてうまくいかない。そんなある日、舞はこてまり台に引っ越してくる途中で、偶然鏡の妖精・トポと出会い、「願いの叶う魔法」をもらう。魔法のブレスレットで天才マジシャン「マジカルエミ」に変身した舞は、魔法で魅せるマジックで観客を魅了し、ステージは大成功する。そして、たまたまこのステージを見ていたテレビ局のプロデューサーにエミはテレビに出演させられることになり、そのままアイドルデビューさせられてしまう。こうして、普通の小学生とアイドル「マジカルエミ」という忙しい生活が始まる。

声優・キャラクター
小幡洋子、水島裕、龍田直樹、峰あつ子、八奈見乗児、青木菜奈、納谷六朗、三田ゆう子、伊倉一恵、郷里大輔、千葉繁、大滝進矢、亀山助清、岡本麻弥

62.9 12 スタジオぴえろアニメランキング12位
魔法のアイドル パステルユーミ(TVアニメ動画)

1986年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (13)
59人が棚に入れました
主人公・花園ユーミは、花と絵が大好きな10歳の少女。ある日ユーミは、花の妖精かき丸・ケシ丸に出会う。花の国では、毎年春に花を愛する子供に魔法を贈る習慣があり、ユーミはかき丸・ケシ丸に魔法のステッキを授かる。ユーミはこの魔法の力で自分の描いた絵を現実化させ、様々な活躍をする。

声優・キャラクター
志賀真理子、冨永みーな、渕崎ゆり子、水島裕、坂本千夏、安原義人、三田ゆう子、丸山裕子、千葉繁、富山敬、亀山助清

むらさきたましい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

志賀真理子さんの魅力

志賀真理子さんの魅力が詰まってます。
特に「フリージアの少年」は、良い曲です。
ダイジェスト回が多かったのが残念ですが、楽しい作品でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4

64.7 13 スタジオぴえろアニメランキング13位
太陽の子エステバン(TVアニメ動画)

1982年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (11)
49人が棚に入れました
スペインの港町にすむ少年エステバンは、ある時、腕利きの船乗りメンドーサにであったことをきっかけに、自身が、伝説の黄金都市の住人の子孫であることを知る。彼に誘われ、新大陸に船出したエステバンは、やがて、黄金都市の神官の娘シアと、ムー大陸文明の子孫タオと出会い、友人になる。それぞれ黄金都市にゆかりのある3人は、黄金を狙うスペイン軍と競いつつ、黄金都市の探索に向かう。NHKとフランスのRTL放送の共同制作による、冒険アニメ。フランス、ベルギー、イギリスなどでも放映され、高い人気を博した。1998年にNHKのBS2にて再放送が行われたが、その際は、主人公・エステバン以外の声優が、一新された新録版となっていた。

声優・キャラクター
野沢雅子、小山茉美、堀絢子、ささきいさお、肝付兼太、青野武、植竹真子、納谷悟朗

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

当時好きだったけど…。

意外と書くこと少ない。とりあえず主人公エステバンは、当初は黄金郷「エル・ドラド」を目指していたっぽい。

・音楽
主題歌は曲も歌詞もキャッチーで耳に残る。今でもテレビサイズなら歌える。
♪こころが つばさを も~たなくなれ~ば 夢という字は 消えてしまうだろう…

・紀行パート
前作『マルコ・ポーロ』の冒険に引き続き実写の紀行パートがあった。『空手バカ一代』のいい加減な奴じゃなくてちゃんとした「カポエイラ」を見たのは、たぶんこのコーナーが初めて。

・メカ
どう考えてもオーパーツなメカが出る。特に「黄金の鳥」。

『マルコ・ポーロの冒険』と違って再放送的なものはされたので、見たことある人はそれなりにいるかもしれません。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

冒険心をくすぐられる

黄金のペンダントを身につけている少年エステバンが、行方不明になっている父親探しに新大陸へ旅立っていく冒険活劇。
インカ帝国やらムー大陸の謎やらが満載で、後に太陽エネルギーを使った高速艇や、ナスカの地上絵のような黄金の飛行機やら登場し、SFっぽい作りにはしているが、あったかもよ!と思ったりもした。
何故ならば古代超文明ですから!!
これは冒険心をくすぐられる面白い作品だった。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

72.7 14 スタジオぴえろアニメランキング14位
BLEACH 千年血戦篇ー訣別譚ー (TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (95)
362人が棚に入れました
とある出会いから死神の力を手にし《死神代行》となった黒崎一護は、現世で死した魂魄が集う場所・尸魂界の動乱に巻き込まれ、熾烈な戦いの中、仲間と共に大きく成長を遂げてきた。そんな一護の暮らす空座町 で異変が起こる。新たなる死神と、新たなる敵の出現。そして救いを求める声。一護は再び斬魄刀を取り、戦場へと旅立つ。一方、尸魂界では、現世における突然の虚の連続消失が観測され、この地へ導かれた魂が暮らす流魂街での住民達の失踪が発生、さらには死神たちの住む霊屋・瀞霊廷が賊軍に襲撃される。賊軍の正体は、滅却師の始祖・ユーハバッハが率いる《見えざる帝国》。《見えざる帝国》は、死神たちに宣戦布告する。5日後、尸魂界は“見えざる帝国”により殲滅される千年の長きにわたり死神たちが背負っていた因縁。その宿業と秘められた真実がついに紐解かれる。全ては終焉へ。黒崎一護の、最後の戦いが始まる――。

pikotan さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

満足度の高い作品でした。次クールも期待しています。

バトル系作品の宿命として、倒したと思った敵が実はまだやられていなくて、次の段階では敵が隠していた技を繰り出して今度はこちらが窮地に陥り、でもこちらも再び新技を出して逆転という展開が多いので、戦いが長引くとやや飽きが来ますが、それでも面白いです。

登場人物では零番隊やバンビーズの5人に惹かれました。
ブリーチは昔から主人公の一護よりも、周りのキャラに魅力を感じますね。
零番隊の二枚屋王悦は見た目やラップ調のセリフから、オリラジの藤森君に似ているという声もあるようですが、私は一目見てミュージシャンのmotsuさんに似ていると思いました。

アニメ作品としては総じてかなりの高クオリティで、スタジオぴえろの本気が感じられます。
とてもブラッククローバーと同じ制作会社とは思えません。
今回は優秀なスタッフを揃えられたんですね。
次のシーズンも楽しみです。

ところで私の希望として、昔やっていたコンの死神図鑑を復活して、毎週やって欲しいです。
またはルキアの描いたイラストでのおまけコーナーを作るとか、やってくれないかなあ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 2

hidehide さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

相変わらずの黒崎一護

みんな、手を出すな
俺に任せろ
俺が全員倒す(救う)
一気に行くぜ
俺が行くまで保たせてくれ

毎度、鳴り物入りで現場に駆け付けるのはいいが、
割りと早々に劣勢になる。そして負ける…

修行なり、鍛錬なり、別空間なり、で
さらなる、何らかの力を得はする…が…。
上記の様なセリフを吐きながら、再び鳴り物入りで現場に。
しかし、やはり、強いのは割りとほんの わずか。

本作、霊王宮にて新たな斬魄刀を手にはした。

尸魂界に戻ったはいい。剣八を救うのもいい。
少数のクインシーを上回るのもいい…が…
圧倒的に強いかと言われると、そこまでではなく、
霊王宮に向かう石田達を追う過程では、
更に増えたクインシーに足止めすらされそうになる始末。

毎度毎度、
『俺最強感』を出し、『俺最強』のセリフを吐くのなら
やはり、それ相応をの最強を見せてほしいと思う。

駆け付け→負け→修行→やや優勢→即劣勢→負けそう
→何かを犠牲→かろうじて勝利

ブリーチ = こんな描き方が定番なのも解りますが。

一護には、最強であってほしいものです。
続編も楽しみにして、の敢えての★とさせて頂きました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 1

アニメ記録用垢 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ぽっと出のキャラが次々消える物語

そう言えばBLEACHってこんなんだったな。
ヤミーが0番発覚して戦闘どうなる?って思ってたら次登場したら更木と白哉に殺されてたしな。
まあそれがBLEACHの味っちゃ味だけどね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 1
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