スキャンダルで恋愛なTVアニメ動画ランキング 5

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のスキャンダルで恋愛な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年10月09日の時点で一番のスキャンダルで恋愛なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

64.2 1 スキャンダルで恋愛なアニメランキング1位
プリンセスナイン 如月女子高野球部(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (21)
123人が棚に入れました
早川涼は天性の野球の才能を買われ、名門お嬢様学校「如月女子高校」に特待生として入学する。理事長・氷室桂子は女子だけの野球部を創設し、男子と対等に甲子園で闘うことを狙っていた。しかし、足りない部員、野球部創設を快く思わない人々、大会参加に女子を認めない高校野球協会、涼や周囲に降りかかるトラブルなど、様々な困難が野球部の前に立ちふさがっていた。涼は大酒飲みの監督・木戸と共に、まず部員集めから始めていくが……。

声優・キャラクター
長沢美樹、金月真美、子安武人、岩永哲哉、榊原良子、島本須美、石井康嗣、氷上恭子、永澤菜教、矢島晶子、川澄綾子、笠原留美、飯塚雅弓、進藤こころ、川田妙子、井上和彦
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

仲間を信じて、夢を信じて!

星の数よりは満足度は高かったですね。でも、話の中弛みと作画の悪さが目立ってしまって評価としては低くせざるを得ないです。悲しい。



女子だけで甲子園に行こう!と思い立った主人公の女子高生早川涼が、部の設立からメンバー集めまで奮闘します。
{netabare}
正確には、如月高校の理事長である氷室さんの差し金なのですが・・・。まあ結局は涼のおかげってことで。
{/netabare}

結構この設立の経緯が生々しくて、理事会の猛反発を受けたり勝ち進めなければ廃部との条件を提示されたり、やはり女子野球部は逆境の象徴ですね。

そうした逆境を撥ね返すがごとく燃える、早川涼。
メンバーも運動神経の良い人材を連れてくるため、学校中を駆け回り説得。応じなければ野球勝負を挑んで強引に引き入れる。
テニス部のエース、氷室いずみとの対決も絵的に凄まじく、出だしからとんでもない勢いでした(笑)


スポ根丸出しの練習も試合展開も女子だからなんて関係ない位熱かったです。

この雰囲気を伝えるには言葉よりもOPを見てもらった方が早いです。
このアニメの熱さは何よりそれが物語っているので。名作揃いの90年代でもOPだけならタメ張れるんじゃないかと思ってます。↓
http://www.youtube.com/watch?v=dtVwG3IFLSg




ただ、問題は部設立を成し遂げた後。

そこから各キャラの掘り下げに入っていくのですが、前半の燃える展開との温度差が激しいです。
望月監督らしい繊細な女性の内面描写は単体としては素晴らしいです。
プリンセスナインでなければもっと評価されていたのではないでしょうか。
ちょっとドロドロだったり妙にファンタジーだったり、野球をやっていたときみたいに勢いで乗り切る事ができず、どれも後味が悪かったです。

何よりも涼の幼なじみである眼鏡の……誠四郎!地味すぎて存在感がほぼゼロでした。彼は不憫すぎる。
女子の中ではクール&ビューティーに見える東ユキのキャラ設定が色々とひどい(笑) なんであんな電波ちゃんに……。最後まで見せ場をことごとく奪ったのは最早嫌がらせとしか思えませんでした。

単純に尺の問題でしょう・・・けれど、もっと野球と恋愛や人間模様を上手く絡めていればより情熱的な内容になっていたと思うと勿体ないです。

OPで流れている涼と父親の関係ももっと深く物語に組み込まれていたでしょうしね。惜しいです。



そうした中弛みは分かった上で、最終話の決戦は素晴らしかったと思います。
{netabare}
決戦といっても甲子園予選ですけどね。
{/netabare}

恋愛での悩みが迷いとなって球に力が入らない涼。そのせいでピンチに追い込まれる如月女子高野球部。

そんなときライバルであるいずみの言葉が胸を打つ。
迷いを捨てて、いざマウンドへ!
そんな彼女の覚悟を表した演出が最高でした。
{netabare}
想い人である宏樹から貰ったメダルを外す。
それは今まで「お守り」として守ってもらっていた宏樹を倒すべき相手として認識した、彼女の意志の表れで。
目付きも変わって、勝負師の顔になった。ここでやっと面白くなってきたと思いました。
{/netabare}


ブーストがかかるのが遅すぎたと思います。まあ最終話のクオリティを連発する余裕もなかったんでしょう。

個々に絞れば秀逸なエピソードもありました。
スポ根路線では5話「荒波スイングと、対決!」や6話「いずみさん、あなたが欲しい!」
恋愛路線では21話「高杉くんなんて、嫌い!」や24話「Kiss…」


荒波スイングや稲妻ボールなどの、アニメならではのぶっ飛び演出が大好きでした。
それだけに、段々とスケールダウンしていったのが残念で。


プリンセスナイン自体は良作ではなかったかもしれませんが、伝説的なOPと女子野球の発想は評価されてもいいと思います。


あと、古臭いと言われようと寧々ちゃんは可愛い!ぶりっ子お嬢様で野球部のマネージャーでオタク体質って設定だけ見れば先駆的なキャラだと思います。
うん、プリンセスナインの魅力は寧々ちゃんにあり!寧々ちゃん最高!!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 11

rurube さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

そっち方向行かないほうが良くない?

私は野球観てサッカー観てスーパーボウル観て一年が終わる。基本的にスポーツは何でも好き。

でアニメにおけるスポーツものは少ないし評価されている作品はスラムダンクぐらいしか無い気がするが、簡単に設定や進行を大まかに決められるから作りやすい気がするのだが。

この作品は高校女子野球チームが甲子園を目指す話だ。まず仲間集めから始まり公式試合に女性は出られないという困難、最初の試合、男子選手との死闘、練習そして夏の予選とイベント盛りだくさんで既に面白そうに聞こえる。

だけど実際は昼どら。これ3クールあったら、たわしコロッケ2回は登場したね。仲間を探す時のスピード感の無さと選手を掘り下げるタイミングも疑問。全24話なのに20話で初めて掘り下げるキャラいたからね。前半に掘り下げないと試合のファインプレーが本当にファインプレーにしかならん。実はこの子は中学時代にいじめられててね‥とか隣の野球観ているおっさんに解説出来ないじゃん。

それと試合の映像を流そうとしすぎ。試合描写なんてスコアボードで数字いじりすれば十分。これはジョークではなくて本当に試合映像は極力誤魔化す方が良い。理由はリアリティーの無さがどう頑張っても出てしまう。それとスピード間が無くなり努力が圧縮される。

例えば、試合を丸々1話使うのと1話の中でボードいじりしてボロボロのナインが自分の力の無さを自覚し練習→ボードいじり→練習→ファインプレーだけ映して失点が減っているボードいじり これだったら絶対に後者の方が良い。後者はちゃんと練習して失点減ってるもん。前者は3回まで抑えてその後失点して最後に仲間の叱咤で9回を無失点で抑えるパターンだね。
1試合の中で成長するのって努力の部分が抜け落ちている。それは努力ではなく持っていた能力を開放しているだけ。

それと恋愛入れるのは諸刃の剣というかいらない。三角関係とかすると主人公の判断能力に疑問が持たれる。スポーツは感覚・判断能力が大事になる。スポーツは考える時間が無いから反復練習か判断能力で対処するしかないけど、恋愛入れるとどっちも無いキャラになる。良い選手じゃないしメンタルも弱い。ついでに観ている人は私のようにスポーツ好きだから観ているはず。恋愛アニメ観たい訳では全く無いからその辺気が付いて欲しい。そっちに行くな、戻って来い。

この作品、スポーツアニメの大枠が簡単に決められるという良い部分と、その設定を生かせない駄目スポーツアニメの両方が入り組んでいて非常に興味深い。

多分、大正野球娘はこの作品を反面教師にして作られたに違いない。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 10

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

青春は全てが同時進行で、決して待ってくれない。

某つべで期間限定配信されてることを偶然知り、興味が湧きました。
公式ってなってるけど本当に公式かどうかは知りませんw。

わー、20年も前のアニメですか?。
そんな前に既にあったのですね・・女子野球アニメが。
そんな存在、今まで全く知りませんでした。

本サイトでちらっとレビュー観てみましたが
あまり評判良くないようなので(特に後半の○愛展開?)
チラ観してすぐに断念するのかな?って思ってました・・。


っがッ!!

アツい!。アツすぎる!!(誉め言葉)。

基本的には、近年の9人そろえる某アイドルアニメ作品と同じ構造の作品ですね。
普通にその路線で行けば、無難に評価を得られる流れで来てたのですが
本作は、さらにさらに冒険してる作品ですね!!(誉め言葉)。

そこを受け入れられるかどうかが
視聴者の評価を分けてしまうと思います。

結論から言うと、自分は大満足の最大評価でした!!。

作画ははっきり言って制作時期が時期ですので、まあ古臭いです。
でも、めちゃくちゃ気持ちがこもった作画なので
躍動感・情熱・執念がたまらない!!(誉め言葉)。

恋愛要素が・・と気にかかることもあるかと思いますが
恋愛感情を抱かない青春なんてありえなくないですか??。

自分でどうしようもなくなってしまうあたりが
よく描写されてたと思います!。

スポーツにかける夢はそれはそれで大切。
恋愛に走ってしまう気持ちはそれはそれで止められない。
ライバルへの意識はそれはそれで譲れないけれども、どこかで認め合ってる。
友情は友情。
肉親の事情は自分の都合と関係なく、どこかで何かが起こってしまう。

若干、オカルトチックな描写もなくはないのですが
適度なスパイスという解釈でアリだと感じました。

ほんと数日で一気見してしまいました!。
本作に出会えたことに感謝感謝なのです^^。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 9

69.9 2 スキャンダルで恋愛なアニメランキング2位
風夏(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (429)
2132人が棚に入れました
両親がアメリカへ行くことになり、姉妹と一緒に暮らすため東京の高校へ転校生てきた榛名優。
内気で人付き合いが苦手な彼のコミュニケーションツールは、もっぱらツイッターでのやりとりがメイフィールド。
引っ越してきた街を散策していた優は、ツイッターのチェック中に目の前に現れた少女、秋月風夏とぶつかってしまい……。

内気で人付き合いが苦手な榛名優と、不思議な魅力を持つ少女、秋月風夏。
2人の前に現れる優の幼馴染、氷無小雪。

音楽が紡ぎ出す新たなラブストーリーが今、始まる――。

声優・キャラクター
Lynn、早見沙織、小林裕介、小松未可子、斉藤壮馬、興津和幸、高橋美佳子、大西沙織、本渡楓、日笠陽子、沼倉愛美、三橋加奈子、中村太亮
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

週刊「少年」マガジンに連載中の、「恋愛」ストーリーです

「WHITE ALBUM2」「NANA」などが好きな方は合うかもしれません♪

ちなみに私は、「涼風」は未視聴なんで、そこを踏まえてのレビューはできないっす。

また、原作は「読んでる」というより、「知ってる」程度(たまに立ち読みでパラパラ~)で、別にファンではないです。

《以下ネタバレ》

【各話感想】
{netabare}
1話目
恋愛モノです。古典的な感じが逆に新鮮。風夏は、ボーイッシュで積極的、最近のラブコメだと減ってきたヒロインですね。

2話目
う~ん、なんか思いっきりドロドロにさせようとしてるな~。ダブルヒロインか。あまり好きではないんですけどね。

3話目
足つったくらいで沈むか? なのに、気を失った男一人担いで岸まで泳ぐ体力ってw 展開が少女漫画みたい。

4話目
Twitterやら裏垢やら普通に出てくるのに、時代を感じるな(汗) ヘッジホックス? 大ファンなら気づこうや(苦笑) う~ん、ベースのことといい、「アニメだから」で全て許されると思うなよ(笑)

5話目
楽器って、バンドって、そんなに甘いもんなのかい? 沙羅先輩、急にキャラが変わった(笑) なんだ、良い人なんかい(笑) なんだ? 天才か? そんなすぐに形になるもんかい?

6話目
おいおい、家族(父)との別れより、好きな人との別れが辛いのかい(苦笑) ダブルヒロインがダブルで男前なのね(笑) デリカシーの無さ、ハンパないな
w 小雪、健気(涙) アイドルが銭湯に入るのに気を使う細やかさは良い。サービス回w

7話目
まあ、プロ意識の欠如としか言えないが。ベッキー及び矢口にも見せてやりたい(笑) お~、なかなか良い展開。今のところ小雪派だな、アニメではどうせ風夏に負けるんだろうけどw

8話目
う~ん、小雪の軽率さが、なんかウザく感じたな~。なんか、バンドリとカブる展開(笑) この時点では、少し風夏派。話数を重ねるごとに、ヒロインの好感度が入れ替わるのは、ダブルヒロインの王道ですね。あと、優の中途半端な優しさも腹立ってきた(笑)

9話目
優君、コウモリ君ですな~。まあ、優君的には小雪を励ましたかったんだよね。

10話目
原作組にとっては、衝撃の展開。さあ、どう帰着させる?

11話目
優の根性のなさに、イライラするわ! だったらハナから小雪に優しくするな、と。普通に小雪とバンド結成した方が幸せだと思うが……。メンバー骨折中に新メンバー誘うとか、マジ、ゲスバンドw

12話目
いや、ダメでしょう。バンドに戻っちゃ。ソロデビューに向かって、すでに色んな大人が動いてると思うんだけど。バンドのメンバーが怒るとか怒らないとか、そんなレベルじゃなく。(EDでバンドのデビュー決まりましたが、だったら最初からそれで良いやん、と)
{/netabare}

【視聴終了】
{netabare}
漫画にするときにトップレベルの難しさがあるのに、音楽モノがあると思います。当然、音は漫画に描けないからです。

その点、アニメは(声優さんのレベルの劇的な進化もあり)得意なジャンルですね。でも、原作ファンからすればハードルが上がるわけで、その想像を越えていかなければならない難しさもありますね。

肝心の音楽、ですが、これはLynnさんや早見沙織さんの歌唱力もあり、なかなかの出来に。これに関して「は」、原作ファンも満足では?

た、だ、し。ストーリーに関しては別。詳しくは下記の原作ネタバレに書いたけど、あり得ないと思いました。これ、絶対に2期できないでしょ?

特に後半は、各キャラの勝手さに腹がたちました。特に優。大事な時にはなにもしないくせに、タイミング逃してから自分勝手に動くとか、小雪に対する、自分勝手な対応とか。

それに、サラ先輩や真琴はまだ良いとして、那智先輩はバンドに戻っちゃダメでしょ。陸上の特待生なのに、バンドやるとか条件によってはoutだし。もしこれで音楽に集中する(陸上部辞める)なら、高校のコーチの顔も潰すことになるよ。その後、後輩たちもその大学にとってもらえなくなるし。我が儘が過ぎると思います(この点は、私自身が剣道で大学にいっている関係もあり、厳しい評価です。特待生だから競技以外は何もするな、なんてわけではないですが、息抜きレベルではないのなら別です。両方本気でやるのなら、多分、二足のわらじで出来るほど甘くないと思います、陸上も音楽も。なんか、陸上や音楽を軽く扱っている気がして、門外漢ながら不愉快でした)。

うん、やっぱり全体を通し、音楽を馬鹿にして(軽く扱って)いる感じがしました(まあ、音楽アニメではなく、恋愛アニメだけどね)。

最後、風夏がバンドに戻ってくるのは予定調和だけど、それってかなり沢山の大人に迷惑かけてない? 違約金とかあるんじゃない?

アニメに合わせて原作を変えるのが全て悪だとは思いませんが、程度があると思います。自分的にはこの作品はoutです。アニオリ展開入ってから、明らかにキャラがぶれているというか、無理があると感じましたし、作品の根幹を変えていますからね。

まあ、原作で悲しい思いをしていたファンにとっては、救いのあるラストとも言えるのでしょうが。
{/netabare}

【総評】
ラブコメというよりは、わりと真剣な恋愛アニメ。ただし、あくまでターゲットは中学生の男子って感じです。良く言えば純粋でストレートな恋愛感情と表現、ストーリー。悪く言えば、深みや苦味の点で物足りなさを感じます。

まあ、現在進行形で少年の方と、今でも少年の心を持ち続けられている大人の方にはオススメできるっすね♪ ⬅「これはあくまで、アニメ限定の感想です」

【余談(成増懐かしいな♪)】
{netabare}
成増、懐かしいな~。東武東上線ですね。学生時代に友達が住んでいて、よく行ったな~。成増を自信満々で東京って言い切るところが、素敵♪ (東京に詳しくない方もいると思うけど)成増は埼玉と東京の県境にある駅です。東京都民の中にも、埼玉だと思っている人も多いのでは?(失礼)w ちなみに、モスバーガー発祥の地で、1号店があったりします。石橋貴明さんの出身地としても有名ですね。あと、昔駅前のスポーツジムに行ったら、北島康介さんが来ていました(マジ)。あとは、特にな~んの特徴もない、極めて平凡で素敵な街です♪
{/netabare}

【余談2 原作ネタバレにつき、視聴注意】
{netabare}
このアニメ、原作のネタバレして観るかどうかで、味わい方が180度違うと思います。原作では{netabare}メインヒロインと思われていた秋月風夏が、10話の交通事故で死ぬ{/netabare}という衝撃の展開です。それを知った上でこのアニメを観ると、{netabare}1話からの全てが切なく、尊く、眩しく{/netabare}なります。そこら辺、描こうと思えば間違いなく2期前提になりますから、アニメでは仕方ないのかもしれない。でも、ここまで大きく変えてしまうと、2期は100%できない。だとすると、じゃあなぜこの漫画をアニメ化したの? と思ってしまう。まあ、2期を完全オリジナル展開でやる気概があるなら、後日、謝りますw{/netabare}

【追記 原作ネタバレ2】
{netabare}
さて、風夏が生きてることが賛否を呼んでいますが、他の方のレビューを拝見し、この展開を「原作者サイド」から要望したことを知り、「それならアリかな」とも思いました。まあ、アニメで亡くなったヒロインを、どんなカタチであれ生かしてあげたいっていう、ファンや原作者の心理も分かります(なので、評価を+1しました)。

つまりこの作品は、一種のアナザーワールドなんですね。

ふと思ったのは、第10話の改変は、尺的に視聴者が「悲しい気持ち」のまま終わるのを防ぐためなんだろうけど、アニメで完結させる時、第10話の交通事故のシーンを1話にもってきて(風夏がなくなるバージョン)、その後、バンド再結成までを魅せられれば、2期にも繋がったし、悲恋の物語として、ちゃんと成立できていたんじゃないかなぁ、と。
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 36
ネタバレ

jujube さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ラブコメ王(笑)の古き良きラブコメを堪能しつつ、音楽に注目[完走後追記]

<事前チェック時>
知ってた?MX視聴者はこれと「BanG Dream!」連続放送だよ!おい、局編成www
どちらもバンドがテーマだよ!!
これはどっちが視聴後の余韻で勝てるか。
音楽とキャラクター性の真向勝負!

「風夏」は原作読んでるけど、どこでendのつもりか全く読めない。
中盤まで良かったんだけど、最近の原作急展開は糞化してるからなぁ。アニメ化で良改変できれば良いけど、そもそもその前にendなら関係無いし。

こちらは男女混合バンドで{netabare}プロデビュー{/netabare}目指す話。
本格派バンド音楽に期待。

<4話迄視聴>
ラブコメのあるバンド音楽ものです。
ヒロインの女の子と、ボーイミーツガールした男の子が居て、段々親しくなって行く。だけど、男の子には幼なじみの女の子が居て、ずっと離れていたけど片想いされてて再会したら…って絵に描いたような三角関係。
ちなみにヒロインにも幼なじみの男の子がいるけれど、彼は立派なホモなのでセーフw要所要所で有能すぎるホモです。これはちゃんとゲイと言わなきゃいけないやつか。あ、主人公と違ってイケメンです。ライフセーバーへのナンパの顛末が気になりますwww
ちなみに幼なじみの女の子以外は同じ高校の同級生です。

シチュエーションはいちいち往年のラブコメ風味(笑)
ラッキースケベやりすぎだろう!これだからラブコメ王は!(あ、これCMで言ってるんだからね?一体誰が命名したんだか)
まあこの辺は生暖かく見守って。

音楽を軸に展開するけど、4話でその出来に納得した。
いや、OPと同じ曲歌ってるんだけど、風夏バージョン初披露だったから、cv.Lynnにロックが似合ってて、ちょっと荒いけど歌が上手いのにはビックリ!
キャラと全然声変わるから、別人?と思ってクレジット確かめたくらい。
Lynnはボイスサンプル聴いたことあって全然演技下手だったんだけどねぇ。まあ今期の風夏の演技面は今のところ特に気にならなかったけど。
最初はよくメインに選んだなって思ってたから、歌でオーディション選んだのが分かって良かったよ。

このOP、そもそもが憧れの伝説バンド「ヘッジホックス」(活動休止中)が歌ってる体で演出されてるから、歌手は沼倉さんだけど、出番があればvocalたま役になるのかな?本当にそこまでストーリーが進むか分からんが。
OPの沼倉さんも堂々とした歌いっぷりで格好良いね。

つか、今回クレジットちゃんと見てビビったのが、マイファスことMY FIRST STORY(のSHO)が編曲って!個人的に驚き!だからあんなにロックっぽかったのか。(いつものフライングドッグ系と違う)
でもSHOっていたかな?って思ってググッたら1人活動休止中(笑)こんなとこで何してんのw
ちなみにマイファスはvocalがhiroって言って、ワンオクのtakaの弟で、フェスで知ったんだけど。
泥臭い頃のワンオクに似たとこあるから、ワンオク好きならお勧め。
アニメでは信長協奏曲のOPやってたかな。

まあ、4話ライブシーンは余計な楽器入ってるwとか突っ込みはありつつも、ちゃんとベース入ってないというか、主人公棒立ちwなのもオツでして。(いきなり弾ける訳無いからね、着実にやって欲しいね)
先輩バンドに間借りしたのもあって、まだ自分達のバンドの形が見え始めた段階。(パート決めしたトコ)
今から正式メンバーでの初ライブが楽しみだ☆

(ちなみにcv.早見さんの歌は想定範囲内。今後シリーズが続けば、ハジける方向で期待。)




2017.4.2追記(最終話完走後)
・・・・1回書いた感想が保存前にPCリセットされてしまったので(泣)手短に。
いやあ、なにがビックリしたって原作とは違うIF展開に衝撃でしたねぇ。(この衝撃は原作読者しか味わえないw)
何とか1クールで納めなきゃいけないってところで、残り数話での新展開にどうなることかと思ったら、ちょっとご都合な粗もあったけど、何とかオチをつけるという意味では、綺麗にまとまってたかと思います☆
でも全てを無理やり納めたので、2期をやる気はさらさら無いなと。
(無理やりというのは、風夏のソロデビューの件まわりで風夏の感情の機微が雑すぎたりして、身勝手さばかりが目立つ結果に。契約違反も何のその、まんまとバンドごとプロデビュー契約に変更されてて、原作の一番面白い部分は無かったことになるね。)
最初からこの脚本だったら、何のためにアニメ化したのか少々疑問を感じたが。(こっちのルートから原作購入を煽れるようには思えないんだが。怖い物見たさの人が購入するのか?)

それにしても風夏とのイチャイチャが後半全然無くなったからどういうことかと思ったし。順番変えてたね。
自分は、原作ルートが結構好きでして絶望からの優クンの頑張りとか結構好評価だったんだけど。
最後までアニメルートで優クンが歌わなかったのはがっかりだよ。
せめて「Fair Wind」で風夏とハモってみれば良かったじゃない。
原作の肝である、優クンの歌がアニメルートで存在すらしないのは原作のかなりの部分を否定しているように感じられなくもない。
ただでさえ、本作で影が薄かった主人公の隠れた才能を見せてみろw
(まあ自分から告白しに行ったのは男気見せたのでプラス1。)

でも、だからと言って風夏が幸せになるのを否定はしない。
上記の気になる部分を解決してくれれば尚良かったという話しだけどね。

それにしても、アニメルートのたまちゃんが女の執念むき出しで怖かったんだがwww
優クンに押せ押せなのは、原作も同じだからいいよw
いち早く風夏が恋のライバルだと見抜いて、あそこまで先手打って牽制してくるとは。(アニオリ)
幼馴染以前にこういう恋愛物だとそういう策略キャラは噛ませ犬になるよね。
{netabare}(アニオリでたまちゃんと付き合うとこまで行っちゃってたのも分かりづらかったし、尚更そんな彼女を捨てたという結果になってしまって優クンのイメージダウンにマイナス1。){/netabare}


それにしてもバンドシーンが凄く良かったね!
何といっても楽曲がとてもバンドっぽくて楽しい。ノリやすくて爽快で熱い曲!そして、Lynnの歌唱力が飛びぬけてた!これならリアルでライブで聴きたい感じ。
(これからLynnは歌唱系アニメのオファーが増えるのでは。)
作画も止め絵が多いにしても、表現という意味では最低限保たれていたし、自分としてはコンテや演出した人がライブの雰囲気を分かってるというかそういうところに感銘を受けるよ。
風夏のマイクを逆さにした持ち方から、MCでの自己紹介で楽器隊が自分の楽器でアピールするとことか、ライブの小ネタがあるあるで楽しい。
「Fair Wind」からの特殊EDはめちゃくちゃリピートしまくってるw
(原作読者しか分からないたまちゃんの「ラビッツ」始動。でも、ソロ活動を引退した彼女も新たなステージを感じさせてはいたから、アニメ組にも良かったのでは。)


全体として、原作だと優クンの物語になってたけど、アニメだと風夏の物語だったね。
ラストの台詞はこのルートなら大したことないが、原作では回想と相まって切ない台詞だった。まあ大したことないと言っても、綺麗なまとめ方としては一涼の風を吹かせた形。良い締めになったんではないでしょうか。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 14

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この大冒険…個人的には嫌いじゃありませんでした…

この作品の原作は未読ですが、アニメ化された時の反響が大きかったので良く覚えています。
それに、この作品に登場する「風夏」は「涼風」に登場した秋月大和と朝比奈涼風の娘…
そして声優さんはLynnさん、はやみん、小林裕介さんと旬なメンバーで構成されている…
これで盛り上がらない訳がありません。
視聴が楽しみな作品の一つでした。

でも、アニメ化の発表と同時に拡散した噂の中には、物語の行方を決定付ける悲しい…なんて言葉じゃ全然足りないような出来事が起こる、というのもありました。
本当は物語の核心となるコアな情報は極力入れずに視聴するのが私のスタイルですが、この作品では既に脳内インプットされてしまったので、そこに辿り着くまでの過程を含めて視聴しようと考えていました。

物語は主人公である榛名優が秋月風夏の通う学校に転校してくるところから始まります。
人との付き合いをあまり得意としない優は、いつもスマホに向かってばかり…
確かにスマホの中ではどんな自分にだってなれる…そんな場所だから当然居心地も悪くありません。
だからどれだけ自分を曝け出しても…どれだけ自分の素を出さなくても良い場所…
逆にそんな場所の方が自分の本音を言いやすいのかもしれません。

そんな優にとって革命の日となった出来事…それは転入手続きのため訪れた学校の屋上で秋月風夏に出会ったこと…
彼女を一目見て思ったのが「お母さん似」だという事…
高校の時の涼風も可愛かったですが、風夏は涼風に輪をかけて可愛い…というのが第一印象でした。
出会い頭のハプニングはお約束…という事で。

物語の進行に伴って気持ちが強くなったのは、とにかく風夏ちゃんが良い子であるという事です。
いつも元気で真っ直ぐで…
何より自分の気持ちを物凄く大切にしていて絶対に流されない…そういう芯の強い子は個人的に大好きです。
そして風夏ちゃんの元気は伝染するんです…一番変わったのは間違いなく優だと思います。
だって一人で携帯に向かっている時間が激減したから…

でも激減した一番の原因は、「バンドを組んでライブをやる」というメンバー共通の目標ができたから…
私も高校時代にはバンドを組んでいたので、音楽の楽しさは知っているつもりです。
部屋で曲の練習をしている時は正直あまり好きじゃありませんでした。
音量を絞らないと近所迷惑になるし、音が一つしかないから薄っぺらだし…
もちろん練習しないとみんなの足を引っ張るし、今まで出来なかった事が出来た時は素直に喜べたんですけどね…

でもバンドの楽しいのはみんなで音を合わせる事…
私の担当はギターだったので、ベースの音、ドラムの振動、キーボードの音色に歌が乗ると音の深みが一気に増すんです。
スタジオの独特な雰囲気もやる気を後押ししてくれた気がします。
振り返ってみるとライブの回数も片手くらいでしたが今でも良い思い出になっています。

少しレビューから逸れてしまいました…
音を合わせる楽しさ…この魅力は魔物なんだと思います。
一度憑りついたら…まるで中毒患者の様に諦められなくなる…
それに、バンドの中に光る宝石があればなおさらです。

The fallen moonの宝石は何といっても風夏ちゃんの歌声で決まりでしょう。
Lynnさん歌上手すぎるんですけど…
Lynnさんメチャメチャ恰好良いんですけど…
曲も歌詞も恰好良い…だけどそれだけじゃないこのバンドならではの魅力を引き出していたのは間違いなく風夏ちゃん…

だから回を積み重ねるたびにどうしても思ってしまいます…
なぜみんなで一緒に歩んだ先に待っているのが絶望なの…?
誰も…何も悪い事なんかしていないのに…

でもこれまでだって胸を痛めてきた人がいない訳じゃありません。
気持ちが伝えられないから思いを歌に込めてきた…
言葉にはできない気持ちも歌でなら届けられるかもしれない…ううん、届けたい…
思い続けた時間の長さなら絶対負けていないのに…
一緒に夢を叶えようって約束したのに…

全てを上手く…なんてできなかったけれど、一番根っこの大切なところで作り手の皆さんは大冒険をしてくれたと思います。
当然賛否両論…意見が飛び交っていましたが、この反応は当然だと思います。
でも個人的には嬉しかったです。
だって、もう十分にこの作品から悲しみを受け取っていましたから…
これ以上の悲しみはもういらないと本気で思っていましたから…

オープニングテーマは、沼倉愛美さんの「Climber's High!」
エンディングテーマは、中島愛さんの「ワタシノセカイ」と氷無小雪の「雪花火」
原作者の瀬尾さんは、今回作詞を担当されていたようです。
この作品に対する意気込みが感じらえる気がします。
一方、カラオケではオープニングにチャレンジしてみました。
沼倉さんの曲といえば、「魔法少女育成計画」の「叫べ」で撃沈したのが記憶に新しいです。
歌詞の曲への乗せ方が独特で、中々タイミングが掴めないんですよね…
今回は前回より聴いたつもりだったんですけど、やっぱりイマイチでした。
こういう曲を恰好良く歌えたら良いのに…

1クール12話の物語でした。
初めから1クール作品を見据えていたと思えるくらい、しっかりと1クールの中で纏まっていたと思います。
作画も綺麗で好感が持てました。
アニメーション制作は「ディオメディア」さん…
直近では艦これ、迷家、ガーリッシュナンバーなどを手掛けられています。
どれも綺麗な作画の印象が強い作品ばかりです。

もし、次があるのなら原作を忠実に再現するバージョンも見てみたいと思いました。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 21

65.5 3 スキャンダルで恋愛なアニメランキング3位
WHITE ALBUM-ホワイトアルバム 後半(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (303)
1770人が棚に入れました
時は1986年――“バブル”前夜。来るべき狂乱とその崩壊を、巷は未だ知らない。
電車内でイヤホンをしているのは競馬か野球か英会話を聴くオジサン達だけだった時代。アスファルトには、引き剥がされたプルトップが散らばっていた時代。携帯電話は勿論、自動車電話も珍しかった。駅前の電話ボックスには、テレカを手にしたサラリーマンが列を成していた…そんな時代。
若き恋人は、誰もが腕時計を嵌め、握り締めた受話器から聞こえる呼び出し音に胸を高鳴らせながら、悩み、泣き、誤解し合い、すれ違っていた――。
冬空の下、移ろいゆく彼女との関係……悲しくも、とても優しい物語。
ネタバレ

もふもふ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

トレンディドラマ(死語)を彷彿とさせる雰囲気作りがよかった~でも、女神じゃなくって、魔女じゃね?~

というわけで、後半に感想をまとめました。(長文です。ご注意をw)

総括で言うと、題名の通り、「トレンディドラマ(死語)を彷彿とさせる雰囲気作りがよかった」です。

とか書いてみましたが、振り返ってみると、トレンディドラマって、観たことあるの「東京ラブストーリー」くらいでしたw
しかも、リアルタイムではなく、学生時代に知り合いから借りたビデオ(!)で観ただけで。
若い方には分からないだろうなぁw

でも、あの頃は、「大人の恋ってこんなんなんだ!?」と、ドギマギしながら観ていた覚えが。wiki先生によると、漫画の連載が始まったのが1988年で、ドラマになったのが1991年だそうですから、本作が舞台となっている1986年と大体同じ時代ということになりますね。
1986年というと、昭和61年だそうです。昭和ですよ、昭和w
そう聞くと、隔世の感がありますね…。

はい、まずは昭和を知らない方には敷居が高いですよねw

まず電話が家電(かでんではなく、いえでん)と公衆電話の世界。かろうじて車載電話が出てきますが。ポケベルもない時代なんですね。また、でっかい留守番電話がでてきます。時々出てくる株価や円相場の表示に笑ってしまいます。

これって、アラサーどころかアラフォーの世代向けの作品なんでしょか?と思わないでもないです。

つまりは「すれ違い」をテーマにしたいということでの時代設定らしいですが。

他の方のレビューでは、「昼ドラのよう」という表現があったのですが、昼ドラほど恋愛模様がグチャグチャ、ドロドロはしてないです。そこで、どう表現したらいいのかなと思った時に、ふと思い出したのが先程の「東京ラブストーリー」でした。それで、表題のような題名になった次第です。


と、前置きが長かったですが、まず良かったところから。
音楽が良かったです。この時代に合った雰囲気で、レトロ感満載で、仰々しいOP。EDのバラードもよかったですね。Suaraさんの曲は初めて聞きましたが、切ない感じで、お気に入りになりました。OP、EDのアニメーションも良いですね。今時のアニメっぽくなくって。
キャラデザは最初あんまり見慣れない感じでしたけど、観ていくうちに慣れてきて、むしろドラマっぽさがでてきて良かったと思います。所謂萌え絵では出し切れない細かい表情表現とか出来ていたようにも思えます。また、絵柄もレトロっぽいので、時代感があって良かったかなと。
1話目を観た時に、これ随分古い作品?と思ったのですが、実は2009年放送。全然古くなかったです。

主人公の心の裡を表す言葉を、セリフではなく、文字で表す技法は斬新でした。最初はちょっと見づらい感じもしましたが、慣れれば煩わしくなくなります。


ストーリーですが、まあうまく収拾つけたなという感じでしょうか。この辺の異論については、後述します。

ざっくりとした、内容としては、人気アイドルを彼女にもつ大学生の男の子が、彼女が多忙になっていくに従って、会う機会も減り、すれ違いも増えて、寂しさの中、浮気をしていくというお話し。ただ、前述通り、そこに女性同士のドロドロとした関係とかはあまり描かれません。また、主人公が過去のある出来事から、自分には女神がついていて、いろんな女神から幸せをもらえると信じ込んでいて、複数の女性と仲良くしていても自責の念がなかったりして、あまり重苦しい雰囲気はありません。

あ、それと、話に切ない感じはあんまりなかったです。あ、彰くんが切なかった(笑)

ここから先は、ストリーに絡む感想になりますので、ネタバレにしておきます。
{netabare}
主人公の藤井冬弥については、ヘタレ主人公とか散々言われているようなので、あえてそこについては、突っ込まないことにします。
むしろ、「女性陣ありえない」というのがあたしの感想でした。冬弥は「女神」と呼んでましたが、いやいや、どれも女神とはほど遠いんじゃない?と。あ、由綺ちゃんは除いてね。

各キャラについて触れながら、ストーリーの感想も混ぜていきたいなと。

まず、前半。弥生さん、ありえないw
由綺を護るためにとか言って、冬弥と関係するとかちょっと理解できませんね…。しかも、冬弥振り回されっぱなし。これは、女神じゃなくって、魔女じゃないですか?

後半に入って、美咲さん。まあ彼女の場合、冬弥との付き合いも長いようなので、理解できないわけじゃぁないけど、由綺ちゃんと付き合ってるの知っててあれはないなーと。
女性に嫌われるタイプですよね、彼女(笑)。彰と付き合ってたのにー。自覚もあったわけだし、魔性の女タイプですよねー。

幼馴染みでもっと付き合い長い、はるかちゃんの方がまだ分かるかな。「由綺なんて後で割り込んできたくせに」という台詞がモノを言ってますよね。でも、お兄さんを亡くしてから、冬弥に惹かれるようになった、みたいな描写があるから、ちょっと矛盾してるなーとは思いましたが。まあ、でも、はるかちゃんは色々冬弥に気を遣ったりしてたから、魔女じゃなくてもいいかなー。

マナちゃんはー、冬弥のどこに惹かれたのかよく分かんない。よくある、思春期の思い違いってとこなのかな?
なんか、都合良くただ、ツンデレ出したかっただけっぽい感じがしないでもないなー。

そして、この物語の最大の魔女と言えば、めのうちゃんですよねー。このグレ具合といい、とても女神には見えません(笑)そして、冬弥を一番引っ張り回した張本人。魔女以外の何者かと。

そして、大ボス、緒方理奈。彼女が冬弥に惹かれた理由がやっぱり分かりません。しかも、初対面で逆ナンですよ。しかも、事務所に無断でマネージャーにしちゃうとか。トップアイドルであれはありえないかなーと。
由綺のためとか言いながら、冬弥とキスしたとか告白しちゃうとか、なんかメチャメチャです。事務所辞めてまで由綺に出場を譲った意味がないじゃないですかと。

そして、ヒロインの由綺ちゃんですが。我慢する女にしても、行き過ぎ感が。やっぱり、これって、男性の理想像なんでしょうかね?耐える女みたいな。魔性の女ではないですけど、やっぱりないわーという感じ。
あと、18歳でアイドルデビューとか、どんだけ遅咲きなんですかとか、色々ありますけど、まあ、そこはご都合主義ということで。

冬弥を擁護するつもりは全くありませんが、この人、振り回されすぎじゃね?というのがあたしの感想。

ただ、ラストは、破局でも良かったんじゃないかなーと思ったりしました。由綺ちゃんのためにも、その方が良かったんじゃないかなと。きっとこの男と一緒にいても、幸せになれないと思う(爆笑)
「東京ラブストーリー」のラストでカンチが泣いてたのと同じ様に冬弥も反省したらいいんだ!とか(笑)
にしても、前後半通して、冬弥泣きすぎ。

{/netabare}

うわ、長いですー(汗
ここまで読んでくれた方には感謝です(ぺこぺこ

投稿 : 2024/10/05
♥ : 11
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

重厚なシナリオながら伏線回収もバッチリで見応えあった

前編に引き続き視聴。
この作品は前編後編と繋がっているし、内容がすごく入り組んで
伏線も多いので、これからご覧になる方は必ず前編から入ることをオススメ。
でないと後編だけ観ても何がなんだかわからないと思うし、
ある程度読めたとしても半分の理解になってしまうはず。
というのも、登場人物全員のエピソードが随所に埋め込まれ
それが主人公の言動に影響していくからだ。
そして後半の伏線回収が何ら意味のないものになってしまうから。

前編で気になった音楽の使い方、後編では少し控えめになっており
感動したいところでキッチリ盛り上げてくれたのは良かった。
シナリオの重厚さはさらに増し、特に20話あたりからは目が離せなくなる。
これを放送中リアルタイムで観ていたら、次回が気になって仕方なかっただろう。
その点、後から一気に観れると細かい描写も記憶に残ったまま次回を迎えるので
急いで観るわりに実は丁寧に観ていけたのも良かった。

そしてエロゲ原作と侮るなかれ。
ありがちなハーレムものとはまるで一線を画した良作だった。
OP,EDの歌の昔の歌謡曲っぽい雰囲気や、縦書きのスタッフロール、
芸能界を主な舞台とした話の内容が、TVドラマ的な第一印象ではあったが
この作品の時代設定1986年を考えてのことだと気づかされたし、
あれだけたくさんの伏線を見事に回収し、ひとつのラストに繋げるべく
どんどん引き込ませるシナリオ運びは圧巻。
各登場人物の性格描写、心理描写もきめ細かく、
よくあれだけのことを前編後編あわせて26話にまとめられたものだと・・
それは最近の軽いノリのTVドラマ以上のものがあった。

そして台詞は主人公より、彼の父親をはじめとした周囲の大人たちのほうが
ずっと魅力的な言葉を発していたし、その想いには深く共感できた。
たぶん、この作品は観る人の世代によって納得する部分がそれぞれ違うと
思うけれど、自分がもし今高校生だったら逆に大人たちの態度には腹を立て、
高校生のマナちゃんの言動に一番共感しただろう。

芸能界の裏と表に関しては、聞いたことのあるニュースや噂も
ふんだんに使われており、なんとなくアイドルであるヒロイン2人や
シンガーソングライターの松山めのうなんかも
実在する人と重なってきてしまったりもするし、
芸能プロダクションや社長のスキャンダルなんかも
実際あったなぁ・・って思い出せたほどリアルだった。

リアルだったのはそれに留まらず、各人の恋愛への向き合い方も同じで。
でもここまで褒めておいて唯一残念で仕方なかったのは、主人公・藤井冬弥。
彼の台詞にはほとんど魅力が感じられず、行動にもイラっときてしまうのは
前編を見たときの印象から変わることなく、成長しているようには見えなかった。

しかし良心的にというか作者目線を深読みしてみると、
あえて、どこにでもいるような平凡で、さして特に魅力があるわけでもない青年が
さまざまな女性と出逢い、いろいろな出来事で歯車が回り始め
翻弄し翻弄されていく中、さもモテ男のような錯覚を起こさせてしまう部分を、
まさに描きたかったのかもしれない。
つまり、誰にでも起こり得ることなのだと。

そしてテーマは「浮気」であるから、「浮気」は自分の強い願望がなくても
周囲との歯車次第で誰にでも起こり得ることなのだと言いたかったのかも。
モテることに図に乗ってるわけでもなく、チャラ男でもなく、
少々情けないほど弱気な性格は母性本能をくすぐるんだろうし
やさしく面倒見のいい一面、真面目な態度は好青年という印象を与える。
優柔不断で女性主体にコトを運んでいくような一見フェミニストなところは
好意を持った女性からすると、彼を断ち切る理由がみつかりにくいのだ。

個人的には観ている間「こんな奴のどこが・・」と思っていたし
彼みたいな男を好まない女性から観ても、イライラすると思うが
すごく一般的な大学生の男性像だったような気もする。

それを強調すべく、成功者に見える人物の鬱な内面や裸の王様状態、
仕事一筋の人物の荒れた家庭事情、せつない距離感の父子関係などを
同時に描く必要があったのだろう。

主人公・冬弥にとって本命だった由綺は純情可憐で可愛かったけれど
個人的には、もう1人のトップアイドル緒方理奈の
自分にも他人にも正直な面と強さ、貪欲さのほうが好感持てた。
そしてもう1人、冬弥を微妙な距離感で見守りつつ本当は一番長い期間
好きでいるはずの、はるかの切ない想いとそのスタンスに
深く共感できるものがあった。
さらには、はるかとマナが一緒にいるときのシーンが実は一番楽しめた。

女性たちそれぞれについてだけでなく、男性達も含め、
登場人物が多いので、それぞれについていろいろ書きたいところだが
長文になる上、ネタバレすぎてしまうので、
気になった脇役の中から2人だけちょっと紹介しておこう。


【篠塚弥生】
{netabare}
一番冬弥を誘惑した彼女に関しては僕から観ると、
真の愛情の矛先は別のところにあったと思ってるし
お互いを利用しあう関係でしかなかったからこその距離感であり
いわゆる「大人の関係」「後腐れない関係」でしかなかった。 {/netabare}
でも、実写映画だとしたらアカデミー助演女優賞は彼女で決まりだ(笑)

【澤倉 美咲】
{netabare}
冬弥の大学の先輩である彼女は、とても優しいしっかりお姉さんタイプだが
その一方で、頼まれごとをするとハッキリ断れない弱さがあり
性格的にも決して明るく前向きには見えない。
でも冬弥を諦めてから、どんどん強くなっていけた。{/netabare}
冬弥と似たような性格ながら、彼と違ってその強さは大きな成長となったと思う。
------------------------------------

冬弥を通して、周囲のさまざまな女性たちが良いほうに変化していった。
そして冬弥は今日もどこかで、似たような日々を送っているのかもしれない。
結果的には浮気者だったが、この2つは評価してあげなきゃなのかもだ(笑)
あっ!それから大事なことをひとつ。
必ず最終話はエンドロールが終わった後も観てください。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 35
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

何とも言えない奥ゆかしさが素晴らしい!

前半・後半を視聴しての感想とします。
前半の感想も同一とします。

恋愛シュミレーションゲーム「WHITE ALBUM」を原作に制作された本作は、ゲームの趣旨である「忙しい恋人とのすれ違い」を演出する為に、舞台を携帯電話の無い1987年にし、作品全体のイメージも古風にしている点が大変好感。
水樹奈々によるOPの「深愛」も歌謡曲のような曲調で、テロップも縦書きという手の込んだ作りようである。
ヒロインの声優に水樹奈々、平野綾を起用していて豪華である。

あらすじ
{netabare}
1986年11月-夕凪大学の二年生・藤井冬弥はある朝悪夢にうなされる。
それは恋人である新人アイドル・森川由綺の夢…。
寝坊でバイトを初日からすっぽかしてしまった冬弥は仕方なく大学に向かう。
学内でTV番組の収録に向かう由綺と偶然会うが、二人は短い会話を交わすのみに留まる…。
「…会えなくなるんだから。今よりもっと」冬弥は大学の先輩、澤倉美咲からの忠告も今ひとつ実感を持ってとらえられない。
友人の七瀬彰の紹介で喫茶店“エコーズ"でバイトすることになった冬弥。
一方、東央テレビのスタジオでは、由綺と同じ事務所の先輩にしてトップアイドル・緒方理奈の出演する番組の収録が始まろうとしていた。
アシスタントとして出演する由綺は、彼女や理奈を敵視するアイドルグループ「桜団」の嫌がらせを受け窮地に陥るが…。

TV番組の収録を終えた由綺は所属事務所の社長であり、かつて音楽界のスターだった緒方英二の自宅に呼び出される。
[詳細]その頃、冬弥は幼なじみであり現在も同じ大学に通う、河島はるかの突然の訪問&散歩に連れ出されていた。
遅れて緒方邸に到着した理奈は、英二の部屋でなぜか泣きじゃくる由綺に遭遇する…。
翌日、“エコーズ"でバイトをする冬弥のもとに不自然な変装の二人組が現れるが、それは由綺と理奈だった。
由綺は仕事に向かい、店内に残った理奈は冬弥に紙ナプキンに書いたメッセージを手渡す。
「電話番号 おしえて」―――。
{/netabare}

感想

本作は他作には多数存在する存在意義の無い或いは薄い登場人物が一人たりともおらず、全員が作品に関わっている点や、
登場人物が如何にも人間らしい点も評価出来る。
特筆すべきは「伏線の回収」の秀逸さである。これは筆舌に尽くしがたいので(姑息だが)、視聴していただく他無い。
無駄な回が只の一度も無く、見逃すと話しについていけないほど、綿密なストーリーは理解が追いつかず、万人受けはしないが、特定の人は大変な感動を覚えるだろう。
作画もどこか深遠で美しい。

総評

本作は一話一話の情報量の密度が高く、数度の再視聴にも十分堪えうる作品である。素晴らしい。
難点は、万人受けを狙っておらず、必然的に一度の視聴での理解度が低くなってしまい、集中してみなければ、意味の分からないつまらない作品と認知されてしまう点だろう。
数度の視聴をお勧めしたい。これほど魅力的な物語は、そう簡単には作れまい。制作陣に脱帽する。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 11

66.8 4 スキャンダルで恋愛なアニメランキング4位
抱かれたい男1位に脅されています。(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (118)
472人が棚に入れました
5年連続で”抱かれたい男1位”だったベテラン俳優・西條高人と、
その座を奪った新人俳優・東谷准太。
芸能界を舞台に繰り広げられる”抱かれたい男”
ツートップ同士の禁断のスキャンダルを
センセーショナルに描く本作は、
遂にシリーズ累計発行部数215万部を突破。

そんないま最も人気を集める
ボーイズ・ラブコミックが、ファン待望のTVアニメ化。

2018年、最大のスキャンダルが
幕をあける――!

声優・キャラクター
小野友樹、高橋広樹、佐藤拓也、内田雄馬、鳥海浩輔、羽多野渉
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

たぶん、BLとしては王道で、好きな方がいることにも頷ける。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
タイトルだけなら、「イケメン芸能人に脅されている女性」が主人公なのかな~、僧侶的なやつかな~、だったら多少は観られるかな~と思ったけど、かなりガチガチのBLでしたね~(汗)


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1話を観ただけですが、俳優としての仕事をキチンとしている感じ(演技論や現場のやり取り、雰囲気)の部分は良かったし、ギャグパート(台本からはみ出てる雑誌や飲み会のクダリ、天使の羽の使い方など)は微笑ましくてなかなか良かったので、キャラの作り方やストーリー展開など、原作者や制作に力は感じましたし、「BLアニメ」としては見処あるのかな? とは思いましたよ。

まあただ、あくまで「BLアニメ」としては。そもそもジャンル自体が苦手な人にとっては、良さが悪さに変わることもあるしね。

1話にして、かなり直接的な表現(キス、セックス)が描かれているので、この後の展開は2パターンかな?

更に過激な肉体関係の描写がくり広げられるか、主にタカトがBLに流れていく心理描写がくり広げられるか。

後者一本(直接的なBLシーンがない)なら、まだ観られるかもしれないが、おそらく前者の要素もたくさん出てくるだろうから、オッサンにはキツい。

そんなわけで、サヨナラ~。そこそこたくさんのアニメを観てきたオタクが客観的に判断した結果、BL好きな方には、良いアニメなんだと思いますよ~。嫌み抜きで~(だから1話切りなのに、☆1はつけません)。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
なんだBLか~。台本からはみ出てるって(笑) いきなりのガチBLか~。ビーボーイなんて雑誌、初めて知ったわw ちゃんと俳優の仕事はするんだな。受け入れるの早いな~。う~ん、キツい(苦笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 14

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

正統派『腐女子』向け! “純正”Boy's LOVE! ノーマルにはキッツイわぁ~・・・

天才子役として注目を集め、その後順当に芸能界を渡り歩いて成長し、今では雑誌アンケート「抱かれたい男1位」を5年間キープし続けたプライドが高いイケメン「西條高人」。しかし“天使の笑顔”と評される新人「東谷准太」に1位の座を奪われてからは、准太に敵意を燃やす高人。折しもドラマ共演の機会があり、隙あらば潰そうと考えていた。撮影現場では愛想を振りまき、高人には尊敬の意を示す准太。
ところが、高人と「二人きり」の機会があれば「優しい羊」の皮を脱ぎ棄て「肉欲の狼」に変身!攻めて攻めて攻めまくる准太にドギマギにパニくる高人・・・・

いままでBLのフリ(振り)だけのアニメは多々ありましたが、コレは『ガチ』ですね。腐女子のご馳走シチュエーション、
・イケメン揃い
・ノンケが攻められ続けて「ソッチの世界」に転ぶ過程
・攻め✖受けのリバーシブル妄想
・整った肉体が絡み合う情交
と、条件がそろい踏み。

ドラマとしては普通に面白く見れてたのですが・・・・
やはり「情交シーン」が毎話生々しく丁寧に入って来ると「ノーマル」としては・・・やはり物凄く気持ち悪いですね。(笑) 作画がイイから余計に際立ちます。

そんな「有り得ねーっ!」な状況だからこそ作品となり、ニーズもあるのでしょうが、さすがにコレは2話目でギブアップです。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 5

かんろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

王道のBLで良作。2期があってほしい。

ささみさん、ニセコイ、
幸腹グラフィティの
龍輪直征監督さん。

絶望先生とか見逃してて見たいんですが、

いろいろなジャンルに取り組んでいて、
何か勉強か、お試しでもしてるんでしょうか。
どの作品も、
この監督さんのセンスや美的感覚や間合いや
そのまま貫いていて、好感度があります。
それも不思議な方向性の作品を変遷していて、
これからまたどんな作品に携わるのか楽しみ。

BL嫌じゃない人なら、
また、王道のBL好きなら是非、
よく出来た作品だと思うので、
捨て置くには惜しい作品だと思いました。

すれ違いつつも、相思相愛なので、
視聴後感が胸キュンで暖かい気持ちになります。
何より好きなのが、
尊敬し合う二人の気持ちが愛情の根幹で、
それが伝わって来て、理想的でうらやましい。
西條高人くんは、
どこまでもストイックでカッコ良くて綺麗だし、
東谷准太くんは、策士だし、
他のキャラクターも魅力的。

毎週のお楽しみだったので、
2期がとても観たいです。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 2

66.5 5 スキャンダルで恋愛なアニメランキング5位
ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (124)
369人が棚に入れました
田舎育ちの女子高生・涼海ひより。好きなことは走ること。得意種目はハードル走。そんな陸上一直線女子のひよりは、陸上部のある学校に進学するため、地元を離れ、東京の桜丘高校へと入学することに。偶然クラスメイトになったのは超人気高校生アイドルユニット『LIP×LIP』の染谷勇次郎と柴崎愛蔵。街中の大型ビジョンで流れる華やかな姿とは裏腹に、ひよりは険しい顔でにらみ合う2人を目撃してしまう。アイドルなんて興味もないし、あんな怖い人たちと関わりたくない。そう思っていたはずなのに・・・。「どうして私が、この2人のマネージャー見習いに!?」新しく出会った友達、服部樹里や中村千鶴との楽しい学校生活。上京の目的だった部活動。そして、右も左もわからないアイドル業界で、マネージャー見習いとしても奮闘するひよりは大忙し。眩いステージで輝く高校生アイドル×努力と根性の陸上系ヒロインの、新しい青春が始まる――。
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男性アイドルモノなら、過去イチで楽しめたかな?

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
二人組男性アイドルのマネージャーになった、冴えない田舎娘。3人の化学変化。

まあ、「野ブタをプロデュース」に少し似た設定ですが、恋愛要素はそれより薄目ですし、女性向けのアニメって感じです。

ただ、私は結構楽しめました。特に終盤。シリアスな場面が出てきてからは楽しめました。可愛い女子を眺めるアニメではないですが、それでも楽しめる方は是非(笑)

レビューでは、本作の問題点と良かった点を書きます。レビュー前半は批評レビューになっていますが、最終的には誉めますよ(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作の主役は、涼海ひより だと思いますか? LIP×LIPの2人だと思いますか?

文学作品における「主役の定義」は、以下のように言われます。

①作中で最も登場回数が多い人物。
②作中で最も変化(成長)する人物。
③作中で唯一の心象描写がある人物。

これら、①~③を総合的に判断します。これが一般的。

さて、これらの基準を当てはめると、①はひより。②はLIP×LIPの2人。③は、3人ともだが、ややひよりが多め。

これらを客観的にみると、ひよりが主役だと思います。が、多分、本作の主役はLIP×LIPです(さりとて、群像劇っぽくもないし)。

もう一つ、別の視点から考えれば、「対役」があります。対役は、

主役の人生や考え方に最も大きな影響を与えた人物(成長の原動力)。主に、師匠や親友、恋人、ライバルなど。

です。ナルトに対するサスケ。のび太君に対するドラえもん。ルフィに対するシャンクスなどがこれに当たります。

その観点で言うなら、対役は確実にひよりなんですよね。「LIP×LIP(主役)がひより(対役)と出会い、成長した物語」に見えます。

この辺の「ネジレ」が、個人的には気になりました。本来は、「ひよりが主役」であるべき物語だと思うし。

話はズレますが、私は個人的には、「ヒロイン」や「女優」という言葉にずっと違和感があります。「ヒロイン」は「ヒーロー」ありきだし、「女優」は「俳優」ありきだし(よって、個人的には「男優」という言葉を遣いたいのですが、それだと、AV っぽくなっちゃうから、流石に遣えないw)。

例えば、「アルテ」のアルテや「花咲くいろは」の緒花などは、恋愛要素があったとしても、「ヒロイン」とは言いにくくて、「主役」と表現したくなります。

その違いは、やはり「自立」してるかでしょう。AV だけ男優と言うのは、主役がAV 女優になるからでしょうし。

その辺の感覚から、「ヒロイン」という言葉には「依存」を感じてしまいます。これは固定概念かもしれませんが、マリオとピーチみたいに、「ヒロインはヒーローに救われる存在」みたいに、自分のなかこびりついている言葉で、なんか、男尊女卑的で、あまり好きな言葉ではないんですよね(勿論、単なる「女性側の主人公」という意味で遣われてるし、私も遣うことはよくありますが)。

ヒロインたるもの、、、どうなれば良いんですかね? 可愛くあれば良いの? 私は、LIP×LIPがファンを「ジュリエッタ」と呼ぶのは結構好きで、もしこの作品が、「ジュリエッタたるもの」だと、違和感なく観れました。ロメオとジュリエッタは、対等な関係のように思うから。

まあ、こういう些細な言葉の解釈で引っ掛かっちゃうのが、文系人間の悪さだと思ってください(苦笑)

閑話休題。

そういう観点からも、終盤、ひよりが主役になってからのシリアス展開は見応えがありました。こういうアイドルアニメではなかなか踏み込まない、ファンの暗い部分までちゃんと描いていた点が、見処ありました(詳しくは余談に)。

また、男性アイドルアニメにありがちな、とにかくたくさんのグループやキャラを出しまくって課金狙いにいく感じも、今のところはなくて、LIP×LIPと、ひよりの3人成長に絞って描いているのが良いです。

また、何気にLIP×LIPの曲も良かったです。どっかのレビューにも書いてますが、私は結構アイドルソング好きなんですよね、あまり良くない理由で(笑)

2期、あったら観たいと思います。いよいよ恋愛要素入ってくると思うし。

、、、でも、それ、どう処理するんですかね? ひよりが愛蔵と付き合うと千鶴に刺されるだろうから(苦笑)、勇次郎と付き合う? 個人的には、ひよりは幼馴染み君と付き合ってほしいけどね。それが1番、嫌われないでしょ?(笑)
{/netabare}


【余談~アイドルの功罪と責任~】
{netabare}
皆さんは、「アイドルの恋愛禁止」についてどう思いますか? 

私個人の希望を言えば、本来は、アイドルだろうが自由に恋愛していいと思うし、むしろそうであってほしいです。

でも、現実としては、「アイドルとして収入を得ている期間は、恋愛禁止であるべき(少なくともファンには完全に隠すべき)」だとも思います。

先日、某回転寿司チェーンでの、「おとり広告」の問題と同じです。私の認識は、「アイドル」の多くは、「疑似恋愛」を提供する商売だと思っています(もちろん、ファンにもアイドルにも色々いますから、全員がではなく、大多数がという意味で)。

そういう点では、ホストやキャバクラ、風俗に近いですが、水商売は「いくら払えばどんなサービスがあるか」の線引きが明確で、客と店が正確に共有しているから良いと思います(客も処女性なんか求めていません)が、アイドルは非常に曖昧ですよね。むしろ、わざと曖昧にするからこそ「夢」が生まれ、そこに経済が発生しています。

自分達が、そういうファン心理を理解して、そこに乗っかっているのだから、「推しには彼氏や彼女がいない」ことが前提での契約であり、そこはちゃんと守らなくては、たくさんお金を消費しているファンに対する契約不履行だと思うんですよね。

それを、「自分達はアーティストだ。歌で勝負しているんだ」というなら、堂々とオープンにするべきだと思います。それで残ったファンと自分達のカタチを作れば良い。

また、「恋愛禁止なんて明文化ないし」というの、ややズルい。絶対に、分かってやってるじゃないですか。そんな美味しいとこ取りはアカン。

難しいのは、その範囲がどこまで及ぶか、ということですよね。「仕事中」に限定されるならば、収録中やライブ中にイチャつかなければOKで、プライベートは自由になります。ただ、その理屈だと、バンバン風俗行ってる教師とか、酔っ払って緊急オペが出来ない医者とかも、許容するという理屈になるのかな?と思っていて。

何を言いたいかというと、「そういう仕事を選んだんだ」ということです。

常々思うのは、ジャニーズって大変だよな~、幸せなのかな~ということ。だって、あんだけ格好良ければ、一般人ならもっと遊べるじゃないですか、堂々と。チャラ男ヤリチン一途な愛、何でも良いけど。

でもその分、何万人からキャーキャー言われるとか、アイドルじゃなければ出会えないような人と出会えたり、出来ない経験をしたりできていると思うので、ようは、どちらの人生を自分が選択するか、ということなんですよね。

というのも、本作で千鶴が、「推しの為にやりたくもないメイドカフェで金を稼ぎ、アイドル側が自分を裏切った(一部の女子と仲良くした)から、酷い行動に出た」という、アニメでは描かれない「闇」の部分がちゃんと描かれていたから。あれは、、、なんか考えさせられました。

先日、南伊勢町の銀行員が不正経理で得た1億5千万を、「アイドルに貢いだ」とのニュースがありましたが、あれに近いですよね。

アイドル達にその気はなくても、結果として、犯罪や無理な労働、トラブルを生みかねない構造の(表向きの)頂点にあるのだということもまた、真実なのでしょう。良くも悪くも、人の人生を一変させるだけのすごい存在なんだと思います。

プラスの側面で言えば、それで自殺を思い止まったとか、そんな凄いことだってできる可能性がある仕事だとも思いますし(だからこそ、プロフェッショナルでいてほしいし、恋愛するならちゃんと引退して、公言して、再デビューしてほしいなとも思います。ステレオタイプの思考ですが汗)。

私自身、誰かを「推し」たこともないですし、「貢いだ」こともありません。好きなアイドルは人生で0人。強いて言えば、広末涼子が昔好き(好み)でしたが、1円も使ったことはありません(あ、1冊、写真集買ったわw)。

だから、正直、「推し」や「尊い」「貢ぐ」等の気持ちはよく分からないのですが、まあ、本人がそれで幸せで、誰に迷惑をかけていないのであれば、人生をどう楽しむかなんて人それぞれ。全く否定する気はありません。

私が本作をわりと高評化しているのは、多くの(男性女性問わず)アイドルアニメが、あえてボヤかしてきたその構造にちゃんと踏み込み、最終的に、「ファンって可愛い」と言わせられるまで、LIP×LIPの成長を描けていた点にもあります。

ただ、だからこそ、2期になって彼らが恋愛に走りそうになるとき、、、どうするかが楽しみでもあります。怖くもあるけれど(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 20

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

芋女の私もヒロインになりたい♪ マネージャー見習い、頑張ります!

クリエイターユニット“HoneyWorks”(通称:ハニワ)が手掛ける「告白実行委員会」シリーズの中のお話をアニメ化した作品。

「告白実行委員会」シリーズは、
楽曲&PVでストーリーを描く群像劇です。

公式サイトへ行くと登場人物の相関図が見れますが、
はじめて見た時には「ややこしいな!」と踏み込むことをあきらめました。笑

でも一度聴いてみるとどの曲もよくて、
エピソードは胸キュンで、
踏み込んでみるともう引き返せない沼でした…w

アニメとしてはこの「ヒロインたるもの!」が5作目になるかな?
実は私にとってはこれがアニメとしては初めて視聴する作品でした。

小説もあるのですが、
そちらは未読です。

いろんな楽曲とPVを聴いたり見たりして、
キャラに対して予備知識を持っておく方が楽しめますが、
初めてシリーズに触れる人にも優しい内容になっているので、

「ハニワ?告白実行委員会?何それ?」な人でも安心してください。
むしろこの作品からハニワ沼へ歓迎しますよw

全12話です。


● ストーリー
涼海ひより(すずみ ひより)は陸上一直線で田舎から上京してきた女の子。

楽しみな高校生活だけど、
座席の前後をイケメン男の子二人に挟まれて、肩身が狭い。

実家からの仕送りが難しい状況になったのでアルバイトを探すも、
部活と両立できそうなバイトがなかなか見つからない。

ようやく受かったのは、
アイドルのマネージャー見習い。

担当することになったのはイケメンクラスメイト、
染谷勇次郎(そめや ゆうじろう)と柴崎愛蔵(しばさき あいぞう)。

二人は超人気高校生アイドルユニット『LIP×LIP』(リップリップ)だった。


基本的なストーリーは「ヒロイン育成計画」という楽曲を聴いてPVを見てもらえれば3分40秒でつかめますw
(ただし、アニメでは変更されているエピソードもあります。)

「ヒロイン育成計画」は一時期TikTokでもたくさんの踊ってみた動画があがっていたし、聴いたことがある人も多いかも。

今回は「ヒロイン育成計画」「ヒロインたるもの!」の、
ひよりの楽曲がアニメ化しています。

(「ヒロインたるもの!」は、これからアニメを見ようと思っているなら視聴後に聞く方がネタバレ避けられます。)


ざっくりとお話説明するなら、
何事にも一直線に突っ走る頑張り屋のひよりちゃんと、
アイドルとしてもっともっと上にいくために努力するLIP×LIP、
3人の青春物語です。

恋愛要素はありませんが、頑張る二人と、そんな二人を応援したいとマネージャー見習いに奔走するひよりちゃんの、チームワークと絆が素敵。

勇次郎と愛蔵は裏ではケンカばかりですが、
そんな二人の間に入るひよりちゃんがいいポジション。

時々二人のかっこよさにやられちゃうところも、
女子目線的にはたまらないのです♪

2曲合わせて7分の楽曲が、
無駄なく丁寧にアニメ化されるとこうなるんですね。

これはハニワの楽曲の歌詞がいかに無駄なく多くを語っているのか、
そのクオリティとセンスの高さがはっきりわかります。

キャラも設定もほぼ原作に忠実で、
最後まで楽しむことができました♪


● キャラクター
ひよりちゃんは陸上一筋、
おしゃれもよくわからないし、アイドルにも興味ない。

自分の好きなことややりたいことにいつも全力、
前向きで大好きな女の子です^^

cv.水瀬いのりさんの歌声がかわいいので、
ぜひ原曲も聴いてほしい。(何度もおすすめ)

アニメでセリフばかりになると、
少し耳に痛く感じましたが、だんだん慣れました。


LIP×LIPの二人、愛蔵と勇次郎がイケメン過ぎる。

というか、愛蔵(cv.島崎信長)&勇次郎(cv.内山昂輝)の歌声がかっこよすぎて…!

アイドルとして妥協しない姿勢とか、ひよりちゃんとも口喧嘩ばかりだけど内心ではちゃんと大切に思ってるんだなーという微笑ましさとか、

そういう普段の振る舞いももちろん好きなんだけど、
やっぱりライブで魅せてくれますね。

どんどんキラキラしていく二人に、
ひよりちゃん同様、どんどんハマりました!

アニメを見て、
すっかりLIP×LIPのファンになっちゃいました♪


その他登場するキャラクターもすべて「告白実行委員会」シリーズに関係するキャラばかり。

それぞれに物語(楽曲&PV)があるので、
それらも知っているとより深く楽しめますよ^^


● 音楽
【 OP「ジュリエッタ」/ LIP×LIP 】

LIP×LIPの歌声から始まるアニメ、これだけで至福。

ちなみにLIP×LIPのファンのことを“ジュリエッタ”と呼ぶので、
これはファンに贈る曲だと受け取れます。

歌詞にこれまでのLIP×LIPの曲名などが入っているので、
そんな隠れ要素にもテンションの上がる一曲です。

女の子が苦手な二人だけど、ファンに対する姿勢が変わっていくのもひよりがいたからなんだろうなあ。


【 ED「東京サニーパーティー」/ 涼海ひより(水瀬いのり)、服部樹里(佐倉綾音)、中村千鶴(早見沙織) 】

仲良し3人の可愛く楽しい曲♪

これは全話見終わってからの方が好きになりました^^


他にもEDで使われたのは、「可愛くなりたい」「ロメオ」「夢ファンファーレ」「ヒロイン育成計画」。

これらの曲たちはすべてこれまでに発表されていた曲。
ただし、歌っているのはオリジナルキャラじゃない特別感!

このシャッフルコラボはハニワファンとして楽しかったです♪


【 挿入歌「青へ」/ LIP×LIP 】

「ジュリエッタ」のカップリング曲でもあるこの曲、とても好きでした。

挿入歌はたくさんあります。
LIP×LIPのこれまでの曲がたくさん流れたのが嬉しい^^


もちろん、これらの曲はすべてHoneyWorksによる作詞作曲です。

ハニワは神曲しか生み出さんのか。


● まとめ
初めはアニメの方にはあまり興味がなく、
ちょっと見ておくかーぐらいの気持ちで見始めたアニメでした。

好きなシリーズの作品だから、というのもありますが、
ここまでどっぷりハマって楽しめるとは^^

一番は曲の良さが大きい。
そして役を支える声優さんの演技と歌声のすばらしさ。

あとは、作画が好みだったことも大きいです。

ライブシーンはCGを使わず、
二人の動きや表情の細かいところまでこだわられていたと感じました^^

やっぱりハニワが大好きで、
自分にとっての存在の大きさを実感させられました。

アニメとしての注目度は高くありませんでしたが、
まだ知らない人にはぜひおすすめしたい作品です♪

投稿 : 2024/10/05
♥ : 18
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

HoneyWorks原作のアニメ

{netabare}
腐女子向けっぽいけど、一応そういう要素は少なく万人向け。

内容としては、LIPxLIPの二人、またLIPxLIPの二人が仲良くなるまでの物語。
仲の悪い二人が、ひよりというどことなくたよりないマネージャーの存在によってテンポが狂わされ段々と仲良くなっていくのが感じられて良かった。
序盤はひよりがLIPxLIPに一方的にこき使われる話ばかりだったが、後半になるにつれて反対にLIPxLIPの二人がひよりのことを考えて行動するという話が増えていき、段々と二人とひよりが対等に、距離感が近づいているのが伝わってきた。

マネージャーとしてのお仕事モノとしても至って真面目で、与えられた仕事はしっかりとこなし、責任感も強いひよりには好感が持てる。
不器用ながら頑張るところに、どこか放っておけないところがあり、その面でLIPxLIPの二人もひよりに惹かれたのだろうか。

最後の千鶴の話はまさに厄介オタクというか、やばいタイプの女が結構リアルに描写されていてこちらのパートも悪くなかった。
序盤のファンレターの伏線がここで回収されるのも話の構成としては綺麗でなるほどなとなった。
ただ、あんなに主人公を恨んでた千鶴が意外と簡単に仲直りするのは違和感があった気もするが。
まあ、好意的にとらえるなら目先のこととなると何をするのかわからない性格で、冷静になって自分の過ちに気づいたという風にも捉えられるか。
そんな苦難がありつつも、序盤とは違って今度はLIPxLIPに必要とされ、再びマネージャーの道に舞い戻るというのは、ここまでのLIPxLIPとの関わりの終着点として良かった。

駄目な点としては軸の話が弱かったことか。
段々と二人がひよりを意識するようになっていくという話だっただけに、それなら仲良くなって終わりではなく、恋愛要素が欲しかったところ。5話のひよりの兄弟とLIPxLIPが接触する話も恋愛要素を匂わせてのものだし。
まあ、LIPxLIPという女性ファンも多いアイドルなだけに、そういうことをするとそれこそリアル千鶴みたいな人らから反感食らう可能性もあるからなのかもしれない(笑)

曲は全部良かったと思います。
ハニワなだけにEDも多くて気合が入ってる作品と言う印象でした。
あと、最終回のライブは最近では珍しく手書きだったので印象がいい。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
ハニワ あほげ。ガチギレこっわ。あ、バンドリの曲だ!!!
主人公の声嫌い。まあ悪くはないけど。え、バイトだよな?w

2話 ☆6
いや自分で持てや。なんだこいつらなんでアイドルやってんの?
ホモ? 買えないフラグ経ってたのにw 
なんやこいつら、せっかく待ってくれたのに性格悪すぎだろw
せめて持って帰ったれやw 

3話 ☆8
ラブオールでもあったけどテストの点が低かったら部活が...みたいなのって実在するの?
これよくあるハーレムものを男女逆にしたような雰囲気だな。
大切なのは気持ちだろw 主人公仕事からハブられてない?
こういう困難とか課題の前では仲いいんだな。
モブセカよりモブしてる。
急に仲良くなってるな。なんだこいつ 着実に3人の距離が。

4話 ☆9
パシリよくない。急に仲良くなるじゃん。
イカと女子一緒にして話すな。
自分恋愛作品は男向けよりも女向けの方が好きだな。マスゴミ?
ロゼットって何。会場が混んでるから説。

5話 ☆7
この前足ぐねったせいで。パシリ。ガチ録音か?
曲一曲ぐらいFULLで流してくれや...。最終回かな?
急に仲良くなりすぎ感はある。声のトーン。誰だお前。

6話 ☆9
ヒロインの服がださすぎる。視聴者目線でもダサい。
これ系のアニメでほんとにヒロインが可愛くないのって珍しいよね。
自分には似合わんと思う気持ちわかる。
アニメでこういうガチなおしゃれの話珍しい気がするな。眉毛を剃ろう。渚て男かよ。

7話 ☆8
こいつらもうひより好きになってるじゃんw 脳が破壊される
唐突な告白 今は(永遠に)

8話 ☆8
ポジティブ思考がすぎるw このモブたちよりも普通に強そう。
煽っていくスタイル。写真微妙じゃない?w 特殊EDいいな。

9話 ☆9
これで出れなかったら面白いな。クソ女。実質スキャンダルw

10話 ☆8
マスゴミさぁ...。これメガネだろやったの。
マネージャーですって言っとけば割とマシにはなりそう。
特定厨。けど晒しに対処しないのも違うよなぁ。

11話 ☆5
ケバい。ヤンデレ怖い。嫉妬怖い。
ちゃんととび出ないようにしまっとけw モブに厳しい世界。
いや、メガネが100悪くない? これ仲直りしたの?

12話 ☆9
さすがにあれで仲直りではなかったか。お前だったのか。
CGじゃないのいいな。アドリブw 曲好き。

曲評価(好み)
OP「ジュリエッタ」☆7
ED「東京サニーパーティー」☆6
6話ED「可愛くなりたい」☆8.5
8話ED「ロメオ(花江夏樹)」☆9.5
10話ED「夢ファンファーレ」☆9
12話ED「ヒロイン育成計画」☆7.5
5話挿入曲「夢ファンファーレ」☆8
9話挿入曲「青へ」☆9
12話挿入曲「ロメオ(LIPxLIP)」☆9.5
12話挿入曲「やっぱ最強!」☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 11
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