ジャーナリストでアンドロイドなアニメOVAランキング 1

あにこれの全ユーザーがアニメOVAのジャーナリストでアンドロイドな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月28日の時点で一番のジャーナリストでアンドロイドなアニメOVAは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

65.9 1 ジャーナリストでアンドロイドなアニメランキング1位
ブラックマジック M-66(OVA)

1987年6月28日
★★★★☆ 3.6 (65)
229人が棚に入れました
軍の暗殺用アンドロイド2体が輸送機の墜落により逃走。
特殊部隊により一体は捕獲され自爆するが、もう一体のM-66は市街に侵入。
やがてM-66がテスト用にデータ入力されていた開発者の孫娘フェリスを狙っている事が判明する。
事件を追っていた女性ジャーナリスト・シーベルは、成り行きからフェリスを庇ってM-66と対決する事になる。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ジャパニメイテッド ターミネーター by 士郎正宗

士郎正宗のアマチュア時代の同人誌を原作に作者本人が絵コンテを切るという異例の制作体制の下に作られた伝説的なOVA


軍事目的に暗殺兵器として作り出されたアンドロイド、M66が移送中の事故により消息を絶った
極秘に回収に赴いた軍だったが、2体のM66の暗殺任務プログラムは既に誤作動しており、手段を選ばぬアンドロイドの冷酷な攻撃に多数の死傷者を出す惨事を招いてしまう
事態を取材していた女性ジャーナリストのシーベルはやがてM66が誤ってターゲットにしているのが開発者の孫娘であるフェリスという少女であることに気付き、フェリスを救うため奮闘する・・・


「ジャパニメーション版ターミネーター」とも言うべき今作
後の士郎正宗の代表作でもあるアップルシードとの世界観共有説もありながら、アップルシードではメインの題材にはならなかったアンドロイドがテーマになっているのが興味深いです


暗殺目的達成のため冷酷無比に突き進むM66と、それを止めんとする軍とのスピーディーで縦横無尽な乱戦がモチロンの見どころ
とにかく線の細かいキャラデザは序の口
M66を捕獲するために軍が用いる投げ網のようなワイヤー、細かい爆発の粉塵、大胆に背動を使ったカメラワーク
どれも現代のアニメでは考えにくい採算度外視のハイリスク&ハイコストな当時の士郎正宗やアニメタ達の気の遠くなるような職人技が光ります


お話もわずか50分弱ほどで上手くまとまっておりサクッと観れるのもポイント
そんな短い中で紹介や解説もほとんど無いにも関わらず際立ったキャラクターも素晴らしいです
特にM66の捕獲とフェリスの保護に命を懸けて奮闘する個性的な軍の面々に注目して欲しいです


単純明快なストーリー、かつハードなSF色、ミリタリー色、そして見応えのあるヴィジュアルとまあ、当時の士郎作品の雰囲気がお好きな方はアップルシードと合わせてチェックしたいですね

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

当時、絵コンテ集買いましたよ

 なんか大昔のOVAだから結構評価低いのが悲しい。
まぁ確かに今の時代に見ると苦しいものがあるかも。
当時のOVAの水準からは一線を画した作品だったんですが・・・・

 ちゃんと"エムロク"がフェリス襲う理由も明確にされてるし、攻殻の基って言うより士郎正宗の学生時代の頃の作品が原作すから。
"腕まくりしてる兵士"と"しない兵士"の表現とか"少佐"の部隊員達の動きとか、当時発売された絵コンテ集か読んで流石と思ったもんです。原作者自らが絵コンテってスゲェと思いませんか?プロとしてのアニメ関係者じゃねえんですよ?しかも普通に本屋に売ってたし。
当時、何十回絵コンテ集片手に見返した事か。
 当時は結構OVAってものが乱発され始めた時代でしたが、そういうのとは一線画してました。ほぼ同時期に発表されたアップルシードの初めてのアニメ化(確かガイナックスも噛んでた)の出来が酷かったから尚更「士郎正宗のアニメ」は格が違うのが判りましたよ。

とか思って見てたのは当時も士郎正宗のファンだけで、普通のアニメ好きにゃ"ターミネーターみたい"と思われてたんでしょねw

不満だった点はM-77が出てこなかった事と原作ブラックマジックの全体としてのSFテイストは一本単発のOVAには滲み出て来なかった事ですかね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 6

ahirunoko さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

1987年の作品を現在のレベルで評価?厳しすぎるよね・・・

オリジナル作品?士郎正宗先生が携わっていたようで。
OVAの1時間モノ。この時代OVA流行っててアニメ・実写などまぁ色々出てた。

士郎先生の漫画は読んだ事あるけど色が強く出てると思う。
原作者同じでも攻殻機動隊とは雰囲気が随分違う。(攻殻は押井先生の色が強い)

映像は当然4:3の比率なので現在のテレビ画面(16:9)だと左右に黒い帯が・・・
当時の作画レベルとしては標準的なのかな。
戦術機などのメカのリアルさは特筆モノかと。ただし当時としては、ね。

ストーリーは当時は画期的だったと思う。ヲタク、と呼ばれていた衆が喜んで観ていたと推察する近未来のロボット試作SF。士郎先生だもん。
1時間の尺で上手くまとめていると思う。
演出としては当時流行った映画「ターミネーター」などを真似たような。結構ハラハラさせてくれる。

ED曲歌ってる北原優紀さんが・・・wikiで引っ張れない悲しい事実・・結構イイと思うんだが。

総評として、現在のレベルで評価はかわいそう。レビューになってないか(- -;
昭和50年後半~平成元年位までのアニメを懐かしむ人向け?かな。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14
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