ジャンプ作品でノイタミナなおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのジャンプ作品でノイタミナな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番のジャンプ作品でノイタミナなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.6 1 ジャンプ作品でノイタミナなアニメランキング1位
約束のネバーランド(第2期)(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (419)
1592人が棚に入れました
「約束のネバーランド」は、白井カイウさん原作、出水ぽすかさん作画による、「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)にて連載中の人気マンガを原作としたアニメ作品。「週刊少年ジャンプ」28号(2020年6月15日発売)にて完結。コミックス1巻(2016年12月2日発売)から20巻(2020年10月2日発売)までの全世界での累計発行部数は2,500万部以上。第3回「次にくるマンガ大賞」コミックス部門2位や、宝島社「このマンガがすごい! 2018」オトコ編1位など、国内の数々のマンガ賞を受賞。TVアニメ化に際し監督は神戸 守さん、シリーズ構成は大野敏哉さん、キャラクターデザインは嶋田和晃さん、音楽は小畑貴裕さん、アニメーション制作は、「ダーリン・イン・ザ・フランキス」「PERSONA5 the Animation」のCloverWorksが担当する。

声優・キャラクター
諸星すみれ、茅野愛衣、林鼓子、伊瀬茉莉也、日野まり、久遠エリサ、植木慎英、森優子、白城なお、Lynn、青山吉能、神尾晋一郎、石上静香、河野ひより、種﨑敦美
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

姑息な俺は連れて行かないだろう

原作未読 続きもの全11話

鳥籠の鳥が籠を出てから、もとい牛舎の牛が鎖を断ち切り外へ飛び出してからを辿る第2期。
1期は自身クールトップ評価かつ滅多に出さない4.5点と非常に高く評価をしてます。
その際「農園出るまでがピークだよん」の声もあったりで冷静に期待値は控えめで迎えた今回の2期。
籠やら牛舎の中と外と舞台が変わるのに合わせて物語がどんな変化を見せるのか期待というより不安が先行してました。

だからでしょうか。評点は大幅に下げますがそれなりに楽しめた私。
「愛してたのに裏切ったわね?」の気分無きにしもあらずとはいえ許容範囲内に収まった感ありです。
そのへん後述するとしてダメだったとこ↓

構成ですね。全11話・短尺・駆け足・端折り過ぎでした。
やや外野の話。10話までシリーズ構成を原作者の白井カイウ氏が担当。なんで最終話やらんの?で邪推がはかどりそうです。
原作未読のためアニオリどうこうには無頓着ながらそれでも説明不足と感じろところ多々。ただしそれは最終盤に顕著だっただけで、それまではややご都合はあって好き嫌いあるかもねぐらいのレベル。
最終話至る前にやや好意的な評価を固めていたこともあって、飛ばし過ぎスピード違反の最終盤に戸惑いつつもまあこれはこれでいっかぁという感想です。

さてこれからの方に向けたおすすめポイントをば。
ヴィルク(CV上田敏也)なるアニオリキャラクターの醸し出す雰囲気がすこぶるよかったです。あの「小鬼だ…小鬼がおる」で有名な『ラピュタ』のポムじいさん感抜群で常田富士男さんが蘇ったかのよう。中の人上田さんも御年88歳と凄味が伝わる演技でした。
良くも悪くもトータル2クールで完結(たぶん)する手に取りやすいパッケージであることと、やや斜め上から見た「努力・友情・勝利」を楽しめる作品になってると思いますよ。

 

※ネタバレ所感

ここからあえて褒めるターン

■ベストセラー確約

『マム・イザベラの頭脳明晰/強い意志を持つ子供の育て方』

育児本出したら売れそうです。特に日本で。
{netabare}良い意味で引っかかったのは彼女の孤独。子供たちそっちのけで彼女の半生に想いを馳せると目から汗がでてきそう。
エマたちと違って仲間がおらず悲しみも苦悩も一人で受け止めるしかなかった彼女。友がいるからこそ乗り越えられる少年少女らのジャンプらしい“友情”を前に出しながら、むしろ一人で抱えてなお意志を貫いた大人の彼女に亡き友や息子(たぶんレイね)へ抱く強い愛を感じる。他のマムも同様に一人一人がイザベラだったことも想像に難くない。
やや駄々っ子、もはや鬱陶しさすら感じるエマの子供っぽさよりも深みのある情と聡明さを感じる傑出キャラでした。
最終話では“なぜそうしたの?”の説明は省かれてます。私は“そこまでしてでも守りたい一線だったのね”という角度から捉えております。{/netabare}


■エマへ相反する評価

{netabare}「今、日本の会社は、みんな失業者をかかえとるのや。私どもでも一万人は遊んでいる」

松下幸之助の弁。従業員を家族のように扱っていた在りし日の経営者の考え方がよくわかる一言です。
エマの選択で思い出したのがこれ。稼ぎ頭の幹部候補生がノーマンやレイなら平凡なサブリーダークラスがドンやギルダ。遊んでいる社員はちびっ子たち。
実際私だったらレイが言ってたちびっ子たち切り捨て案に乗るんだと思います。効率/生産性や利益確保を考えての合理的判断ってやつです。
しかしながら自身も就職氷河期世代の身。いまさら氷河期世代のリーダークラスいないって言われてもそこを育ててこなかったのお前らじゃん(怒)ってルサンチマンは正直あるんですね。
はっきり言ってエマは理想主義過ぎるのと、掲げる以上提示してほしい具体案に乏しいので苦手です。むしろ嫌いなタイプといってよい。
それでも理想と情熱が合理的判断の壁を越え良い結果をもたらすってのは匙加減間違えなければ大丈夫なわけでして、本作についてはOK組。なにもしないで転がり込んだ幸運ではなく、意思をもって動いたことで幸運の女神が微笑んだものと捉えてます。{/netabare}

お花畑と紙一重なのが悩ましいところですね。ここの線引きは“当事者として振る舞ってるか?”で分けてます。たとえ主義主張が真逆でもケツを拭く覚悟があればついていくのも選択肢。


■そう簡単ではない

なにが正義でなにが悪かわからなくなるモチーフは物語に深みを与えるものです。
こちら二方面から迫っていて良かったですね。

:其の一 正義を標榜し残酷をなす
{netabare}十字軍なんかそうですけど、正義を掲げた時に人は最も残酷になりやすいとか。
ノーマンプランは薬を利用した民族浄化計画でした。
ラートリー弟は品種改良しての食用児大量生産/供給を企ててました。
なかなかの鬼畜の所業。対立する立場の双方えげつないことやってる描写はもちろん、随所で“正義を標榜する”セリフを両陣営に散りばめてました。筋を通してます。{/netabare}

:其の二 主従の逆転
{netabare}圧倒的な人<鬼の格差社会かと思ってたところへの貧しき鬼たちの登場はファインプレーでした。
農園を頂点としたヒエラルキーの存在。上位に位置する人間(ラートリー家のことね)もいれば、そんなとこからのわずかな供給にすがる貧しい鬼たちがいるという仕組み。そしてその仕組みを維持するために汲々とする既得権者としてのわずかな人間。
搾取する側に抵抗する民衆の構図って一歩間違えると赤に染まるわけですが、ここでは善悪の逆転、主従の逆転、そして価値の逆転を提示されて得た驚きを評価したく。{/netabare}

とってつけた“人間が悪い”はむしろ浅さが悪目立ちして逆効果になるところをそうならずに、ここだけはきちんと時間かけて描いてたと思います。


■いやこれ異世界っしょ?

{netabare}同じ地球上で全く異なる価値観をもった世界(文化圏)が棲み分けできてるって…ありえないよね(笑)
最終話のネタバレになるのでさらに閉じます↓
{netabare}現代の超高層ビルが立ち並ぶ人間の世界{/netabare}

大航海時代とかやるメンタリティを持つ欧米列強だったり、版図拡大に余念のないCHINAが鬼の世界をほっとくわけないです。軍事格差すなわち力の不均衡が生じた時に軍事衝突起こるもので、こちら人間を捕食する危険な生命体をほっとく理由がありません。つい数年前の協定を破る同じ生命体が近くにいるくらいなのに1000年前の約束?なんて律義に守ったりはしませんよ。ただしそこにツッコミ入れるのは本意ではありません。{/netabare}

{netabare}エマらの人間世界への憧憬に楔を入れるラートリーが吐き捨てたひと言。

「だって人間同士で残酷なことやってきたんだぜ?」

そこから間もなく場面が現代に飛んだところが示唆に富むメッセージだったんじゃないでしょうか。
火が垂れると書いてホタルと読む某映画の演出同様、なんか問いかけてないかなー?って思うのです。
ま、繰り返しになりますけど、そうだと説明する箇所がほぼないのが玉に瑕です。いやここまで挙げてきたあれやこれやも説明ないですからね。いち視聴者の妄想の域を出てないとご承知おきください。{/netabare}



さて実写版が公開されます。演じるは現在二十歳の女優さん。大人の事情は考慮するにせよ現実問題として演じられるローティーンの役者を揃えるのは不可能です。
そんなえげつない制約はアニメはないはずでして尺がないならないでなんとかやりようはあったでしょう。これしっかり拾ってたらというのはもちろんありますが、足りない尺での取捨選択においてギリ伝わってくるものがあったので私は良しとします。



■最後にもう一点

インド洋に北センチネル島っちゅう、上陸を試みるとそこの部族に殺されちゃう島があります。近接するインド含め現在この島はノータッチ状態になってます。もちろんかの部族も外には出てこない。この物語もそんな感じと思えばいいのかしら。

{netabare}たしかちょい前にアメリカの宣教師がここに渡って消息を絶ちまして、渡航理由聞かれて「ここはサタンの最後の砦」と答えたそう。
この感覚を多くの日本人には理解しづらい。ほっときゃいいじゃんとつい思ってしまいます。

作品に戻って、鬼が人を食わなくてもよいように数年現地に残って奮闘したエマたちって、みかたを変えれば史実のピサロ/コルテスみたいなコンキスタドレスと変わらんし、いくらしんどかろうがラートリー家は秩序を保つ役割を果たしていたわけでして、どうにもこうにも立ち位置の違いで異なる正義の落としどころって答えがないのよね。といつもながら思ってしまうのです。{/netabare}



視聴時期:2021年1月~3月 リアタイ視聴

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2021.04.03 初稿
2022.01.30 タイトル修正

投稿 : 2024/11/02
♥ : 49
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

期待通りではないが、叩くほどでもない

原作とは話が違うようで。
原作大好きな人からは批判あびがち。
確かに原作中の重要人物をカットしているけれども、ifストーリーとして見るとそこまで叩くものでもないかと。
期待しすぎていたからかノイタミナで話数が少なく、物足りない。
一応、完結させているのは良いんじゃないかな。

大筋を合わせた感じはする。でも、別物かな。
{netabare}鬼は絶滅させたくない。鬼は人を食べて人型になり、知能を保っているが、ムジカとムジカの血を飲んだ鬼は問題ない。あとはイザベラが裏切って守る側につくところ。{/netabare}


OP
アイデンティティ 秋山黄色
ED
魔法 Myuk


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
EPISODE1
ハウスからの脱獄に成功し、ノーマンが残してくれたペンが示した目的地へ向かうエマたち。しかし、その道中で巨大な野良鬼に遭遇してしまう。レイは野良鬼を自分に引き付け罠にかける為、エマ達とは別行動をすることになるが、さらなる窮地へ陥ってしまう。一方、野良鬼から逃れたエマたちだったが、エマの耳の傷が開いてしまい、出血と高熱から意識を失ってしまう。一同の危機を救ったのは、全身を布で包んだ人間らしき謎の少女と大男?だった。

EPISODE2
エマたちを救ったのは鬼だった。名前は「ムジカ」と「ソンジュ」。二人は宗教上の理由から、人間を食べないのだという。エマとレイは、他の子供たちが眠っている間にソンジュの元を訪れ、30年前人間に何があったのか。この世界が今どうなっているのかをソンジュに訊ねた。そしてソンジュはこの世界のこと、そして「昔話」と称し、鬼と人間の世界で交わされたとある「約束」について語り始めた。そして、この世界の真相を知ったエマたちは「鬼の世界」からの脱獄を決意する。

EPISODE3
この世界で生きていく術を学び、ペンが示す目的地への道案内をしてくれたムジカ、ソンジュと別れたエマたちは、ウィリアム・ミネルヴァが居ると思われる「B06-32」を目指し荒野を進む。目的地であるはずの「B06-32」に到着するが、そこは見渡す限り何もない荒野だった。しかし、ペンに新たにパスワードを入力すると、現在地周辺の地図が表示され地下シェルターへと続く入り口が現れた。シェルター内には充実した設備があり、子どもたちは、久しぶりの安息を得るが、生活していく中で、いくつか不思議な点に遭遇する。

EPISODE4
唐突に鳴り響く電話の音。エマは恐る恐る受話器を取ると、それはウィリアム・ミネルヴァからの連絡だった。しかし、その音声は録音されたもので、ミネルヴァから告げられた事実を噛みしめる一同。子供たちは人間の世界を目指すため、ミネルヴァが用意してくれたシェルターで生活基盤を築き、その後GFハウスに戻り、フィル達を救出する計画を立てるのだった。一方、農園本部の地下室には、イザベラの姿があった。脱走者を全員連れ戻すことを条件に、農園からの開放を提案された彼女は、決意の表情とともに、「必ず連れ戻します。」と答える。

EPISODE5
シェルターの襲撃から逃れたエマ達は、鬼の集落から少し離れた廃墟の神殿を拠点としていた。しかし、シェルターやGFハウスの時とは違い食料も限られ、生きていくのがやっとの状態だった。エマは妹弟たちの寝顔をみながら、この状況を打開しなければいけないと思いつつも、その方法が見つからず責任を感じてしまう。そんな中、エマたちと一緒に食料調達へ行っていたトーマとラニオンは、帰り道、鬼の集落で人間だと発覚してしまう。

特別編「道標」
エマとレイの目の前に現れた、出荷されたはずのノーマン。ノーマンが残してくれたプランによって、グレイス=フィールドハウスから脱出できたこと、そして脱出後、今に至るまで何があったのかを、エマとレイは語り始める。

EPISODE6
エマとレイの目の前には、出荷されたはずのノーマンがいた。もう叶わないと思っていた再会に涙し、ノーマンに抱き着くエマたち。神殿に戻り、他の子供たちとも念願の再会を噛みしめる。その後、ノーマンは出荷の日からこれまでに、何があったのか語りだす。自分が移送された「ラムダ7214」のことや、そこで知った「なぜ鬼が人間を食べる必要があるのか」その真実を。そして、エマの望んだ「食用児が笑って暮らせる未来」を作る為、ノーマンは、鬼を絶滅させ、鬼の世界で食用児が安全に暮らせる世界を作る、と伝える。その作戦を聞き喜ぶ子供たちの中で、エマだけは浮かない顔を見せる。

EPISODE7
ノーマンから「邪血の少女」である、ムジカの伝承を聞いたエマとレイ。ムジカの持つ力に驚きつつ、エマはその力に希望を抱く。しかし、ノーマンは自分の作戦に対する危険要素であると考え、ムジカとソンジュを殺すという。エマは、「鬼たちを滅ぼしたくない」と、ノーマンに告げるが、ノーマンも引かず、淡々とエマを説得する。完全に対立してしまった二人だったが、エマは、ノーマンにある取引を提案する。

EPISODE8
発作により血を吐くノーマン。ノーマンがラムダで実験をされていないというのは嘘だった。ノーマンは自分に残された時間の中で、生きてエマ達と再会し、エマ達が安心して暮らせる世界を作ることを望み、戦っていた。一方で、エマ、レイ、ドン、ギルダの4人は、ムジカとソンジュと再会を果たし、二人に助けを求めるが、突如爆発音が聞こえる。ノーマンの作戦が実行されたと考えたエマ達は、集落へ急ぐ。

EPISODE9
エマたちの帰りを待たずして、作戦を実行したノーマン。ヴィルクとその孫鬼を殺すことを躊躇している中、ノーマンの前にエマとレイ、そしてソンジュが現れた。ノーマンは、「作戦は実行され、もう手遅れだ」と告げる。エマは、今からでも絶滅を止めるようノーマンを説得するが、ノーマンはエマの言葉を聞き入れない。そんなノーマンにエマは、彼の本心を見透かすように声をかける。一方、農園本部では子供たちがシェルターの無線を使い、農園の定時連絡を傍受していると気づいたイザベラは、GFハウスの食用児全員を出荷するという情報を流す。

EPISODE10
気球を使い、上空から農園に侵入する作戦を漏らすヴィンセント。その報告をうけピーターも農園の警備を変更、来たる脱走者たちの侵入に備える。しかし、ヴィンセントの裏切りもエマたちの作戦の一つで、気球を陽動につかい、農園への侵入作戦を開始する。一方ハウスでは食用児たちの出荷作業が進み、フィルは既に門へ到着していた。そこへジェミマが現れ、エマの伝言を受け取る。エマはハウスの子どもたちに合図を送り、シスターから子どもたちを引き離すことに成功。ハウスの子どもたちと合流し、みんなで人間の世界へ通ずるエレベータに乗り込むが、グランマとなったイザベラ率いる武装した大勢のシスターとピーターに行く手を阻まれる。

EPISODE11
ピーター・ラートリーは、ラートリー家の前当主である兄ジェイムズを幼い頃から尊敬していた。しかし、約束を守ることが一族の使命であると信じるピーターは、ジェイムズが、「ウィリアム・ミネルヴァ」と名乗り、食用児を救うための支援者となった事が理解できず、兄を犠牲にしてでも、世界の秩序を保つ道を選んだ。自分の運命を悟ったピーターは、「自由になろう」と彼に手を差し伸べるエマに穏やかな表情を向け、自ら命を絶った。そして、遂に人間の世界へ繋がる門に到着した一行は、ミネルヴァのペンを使い、その扉を開け先へ進んで行く。しかし、エマ、ノーマン、レイ、シスロ、バーバラ、ザジは鬼の世界に残り、全食用児の救出を目指すのであった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

なんだか切ない。。大人の都合で成り立つ世界 

 
塀の外はどんな場所なのか・・こんな大勢の子供達を抱えてどうなるのか・・この世界はいったいどんな成り立ちなのか・・

1期終了後、気になって仕方がなかったのはこれらでした。
評判はイマイチっぽい印象ですが、果たして・・・

 原作:週刊少年ジャンプの漫画
 制作:CloverWorks
  ダリフラ、青ブタ、FGO・・
  A-1系列。さすがです。
 放送:フジのノイタミナ枠
    第1期 2019年1-3月(全13話)
    第2期 2021年1-3月(全11話)
 視聴:2021年4月(Amazonプライム)

へー、なんか、雰囲気は好きです。
間もいい。会話やシーンを詰め込もうとする余り、演出や会話を感じ取って余韻を楽しむ時間を削られる作品も多い中、作中の人物の想いや世界の雰囲気を感じる「間」を有難く感じました。
またEDがいい。絵が写実的でありながら曲と溶け合っててとてもエモい。

■キャラ/キャスト
キャラの声が良かった(演技は言うに及ばず)。
~{netabare}
 エマ  :諸星すみれ
 ギルダ :Lynn
 アンナ :かやのん
 レイ  :伊瀬茉莉也
 ムジカ :種﨑敦美
 ノーマン:内田真礼
 ナット :石上静香

子供キャラが多いせいか男役の女性声優が多かったですねえ。
子供だからってこうまでいつもいつも笑顔でいられるか・・
なんてふと、そんな想いも湧き出てもきますが悲愴感オンリーよりいいアクセントなのかもな、とも思ったり。
{/netabare}~

■ストーリー
今回ツッコミたかったのは・・
~{netabare}
第4話・・追ってきた人間に捕まるも、都合よく野良鬼が出て来て敵だけを食い、銃が効かなかった鬼に弓矢1本がたまたま当たって撃退。。一人も欠けないって、たまたま過ぎるっしょやw
あと例のペン・・どんだけ電池が持つんだらうw

第6話「道標」・・いるの?それとも万策尽きたの?
この回自体は悪くはないけど、そのせいで終盤駆け込みになり過ぎたとしたら、惜しい、惜しすぎる。。いい作品だけに。

脱獄モノはその後はどうしてもテンション下がりますよね。そこは予想していたので残念感はあまりなく、それなりに楽しめたと思います。

でも、次期の可能性を消すような形での無理やり感満載の終劇・・
モヤモヤ感ない終わり方は好きだけどこれじゃ劇場版やるとしても外伝ぽくなるじゃん・・鬼滅みたいに、ちゃんと順を追って丁寧に世に出して欲しかったよフジテレビさん。。
(まさか資本どころか社内が既に外資に乗っ取られてないですよね)

原作未読ですが、アニメを観終わっただけでの感想は・・
塀の外の世界はソマリの世界じゃんってこと。
「ソマリと森の神様」に人間を飼育する農園の設定を追加したインスパイヤ・・といった印象になってしまいました。
(そういえば知性ある敵との共存みたいなテーマはダンまちⅢとも似てますね)

<参考:原作発表時期>
 ソマリと森の神様 :2015年~
 約束のネバーランド:2016年~

企画陣は脱獄編だけがアニメ化に耐え得ると考えたのでしょうか。。
確かにこれだけでも物語としてまとまっているとは思いますが。。
{/netabare}~

せめて・・

~{netabare}
 続きあるかもね?的な終わり方の方が、原作組の怒りを買わなかったかも知れませんぜ。。

 もったいない。。
{/netabare}~

でも・・

 生死の危険を考えず生活できる世の中。。
 それは人類が求めてきた社会。
 今では当たり前なもの。
 でもそれは、たまたま得られるものではない。
 そんな先人の悲願に想いを馳せるのもいいかも知れません。

機会があれば原作を読んでみたいですね。全20巻ならいけそうかな。
 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 28

67.5 2 ジャンプ作品でノイタミナなアニメランキング2位
るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (131)
417人が棚に入れました
コミックスがシリーズ累計7,200万部、実写映画はシリーズ累計興行収入193億円と全世界・全世代からの支持を受ける伝説の名作『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』が、2023年に新作TVアニメシリーズとして蘇る。 和月伸宏による原作は1994年「週刊少年ジャンプ」にて連載開始、1996年には初のTVアニメ化。以降もOVAや劇場映画など数々の展開を経て、現在は『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚・北海道編-』が「ジャンプSQ.」にて連載中。 満を持しての今作は、最新のアニメーション技術で原作を第1話から再構築し、現在のアニメファンにもアピールしうる、アニメ『るろうに剣心』を目指す。 制作にあたっては監督・山本秀世(『ストライク・ザ・ブラッド』)、シリーズ構成・倉田英之(『メイドインアビス』)ら実力派スタッフが集結。緋村剣心役に斉藤壮馬などキャスト陣も一新して臨む。さらに原作者・和月伸宏が自ら、キャラクターデザインやシナリオなど全編に渡って完全監修する。 連載開始から約30年を経ての新作TVアニメ『るろうに剣心』。色褪せることのない、王道にして普遍的な物語、登場人物たちの苛烈な信念を、今再び鮮烈に映し出す――
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

明治十一年,東京下町――,ここからはじまる浪漫譚

『るろうに剣心』はわたしが子どもの頃ドハマりした作品です。
けど,1996年版本編でアニメオンリーのエピソードが作られるだけでは飽き足らずOVA追憶編や星霜編,新京都編が作られ実写映画化もされました。
オリジナル及び1996年版のアニメ(の原作エピソード)が好きだったわたしからすると擦られすぎた感があって,今作の発表があった時は嬉しい気持ちよりも正直「もうるろ剣のことは放っといてくれ」って思いました。
とってもとっても好きな作品なだけにもう幻滅したくなかったんです。
あまりに好きなので1996年版の方もずっとレビューできていなかったのですが,今作を観終わったのでこちらとの比較レビューをあげました。
こっちのレビューでもこのアニメがリメイク作品である以上比較は避けられないと思うので,そのような性質のレビューとなります。
また,1996年版は前作,新作は今作と表記します。
旧作という表現をあまりしたくないので,新京都編と紛らわしいですが今回はお許しください。

今作は原作者の和月伸宏先生が完全監修するということで,あまり批判的なレビューはどうなのかなと思ったのですが(批判的に思ったとしてもこっちが間違ってる),まぁいつも通りダメなところや好きじゃないところなど言っていこうと思います(笑)。

まずはキャラクターデザインです。
原作者の和月伸宏先生が監修となったら1番はここでした。個人的に。
というのもわたしは前作のキャラデザがとても好きだったからです。
YouTubeでPVを初めて観たときは正直好きになれませんでした。
うまく言葉では言い表せませんがなんか前作よりも面長になってまろ~んとしてる。
前作の方が癖のないキャラデザだったと思います。
でも原作者完全監修と言われたら黙るしかないよなぁなんて思いつつ観ていきました。
正直初めの方はやっぱりPVを観たときと同じ感じで慣れずとても嫌でした。
でも,観ていくうちに慣れたのかそれとも回が進んでいくうちに癖がとれてきたのかむしろとても好きだと思えてきました。
特に剣心。相変わらずめっちゃイケメンだなって(笑)。
最後まで微妙だと思ったのは薫ちゃんです。
薫ちゃんはもっと可愛いキャラクターなのに~って残念でした。
なんかシーンにもよるんですが目がおっきくてキラキラしすぎてる気がします。
あとは鼻が気になる。。

そして…言及せずにはいられませんね。キャストが一新されました。
正直に申し上げてメインキャストは全員前作の方が良いです。
わたしはアニメから入ったので前作の声がオリジナルになってしまっているのは認めます。
でも,それを抜きにしてフラットに(思い出補正なしに)見てもやっぱり前作の声の方が圧倒的に良い・合っていると感じます。
でもね,それはあくまで前作と比べた場合です。
第1話の声優さんの声の出し方は特にですが,キャスティングした側も声優さんも1から新しい『るろうに剣心』を作ろうとしているのではなく,前作を意識したキャスティングなんだなとすぐに理解できました。
最善ではないかもしれないけど善処しているのが伝わってきました。
今でも原作を読むと頭の中で再生されるのは前作の声優さんの声です。
観ていると「うぅ。前の声優さんの声が聴きたい」と思っちゃうのは否定できません。
でも,このキャストはこのキャストでアリだなと思わされました。
1番コメントしなきゃならないのはやっぱり主役の剣心ですよね。
女性→男性になったのは大きな変更だと思います。
前作の第1幕のサブタイトルが「伝説の美剣士…愛ゆえに闘う男」というなんとコメントしていいのかって感じのものなのですが(笑),涼風真世さんの声は「確かに美剣士だわ」と納得せざるを得ません(笑)。
それに最初の「ん~?」がめっちゃ好きなんですよね。
でも,今回は男性の声とあって,「剣心は男性だし,剣心ってこういう声なのかもな」って思いながら観てました。
なので意外と受け入れられました。
ただ演技はやっぱり涼風さんの方が好きだなぁ。
宝塚ならではのきりっとしたメリハリがある演技というか…。
特に「ただできれば語りたくなかったでござるよ」ってところ。
ここは原作でもフォントが変えてあるくらいだし,前作を観ていても心が痛くなるようなセリフなのになんか普通っていうか…。
さらっとしてたなって印象で残念でした。
あと左之助ですね~。彼はもう左之助がうえだゆうじというよりうえだゆうじが左之助。(←その位シンクロ率高いと言いたい。)
なので後を引き継ぐ声優さんは大変だと思いますね。
あとは宗次郎もシンクロ率高いんだよなぁ。
でも前作ほどではないけど,よく男性で宗次郎っぽい声出せる人探し出してきたなってむしろ感心しました。
唯一はっきり違和感を感じるのは斎藤一ですね。
前の声優さんはもう無理なのは分かっているのですが,今作の声は爽やかすぎると思いました。
なんかどうしても“頼りになるかっこいい先輩”ってイメージの声なのよね(^-^;

あとは音楽。
第1クールの主題歌はOP/EDどちらも好きでした。
正直R-指定は要らなかったかな。。
そしてアニメーションがめっちゃ良いですね。
OPの間は別のことしちゃうことも多いんですが,これはきちんと毎回観てました。
原作らしい画があったり,剣心が立ち上がるところなんかは「そばかす」だ♪って嬉しくなりました。
剣に手をかけて立ち上がるところかっこいいよね♡
そういうところからも原作や前作へのリスペクトが感じられました。
EDもアニメーションはとても好きだし曲調もOPでも良いような曲調だし昔の「るろうに剣心」っぽいなって感じました。
第2クールのOPの曲は有り体に言って好みじゃありませんでした。
なので毎回飛ばしちゃってたんですが,EDは今回の4つの曲の中で1番好きでした。
そしてBGM。前作のBGMがとても印象的で合っていたから今回はどうかなと思ったけど「すごく前作っぽい」って思いました。
前のものほどキャッチーではないけれど物語の雰囲気はそのままです。

それで今作で最も良いなと思ったところ…。
それはやっぱり作画です。
前作と比べて良いと思えるのは作画だけかも(^▽^;)
―なんて言ったら凄い酷評しているように聞こえるかもしれませんが,作画が悪かった前作を思えば,そしてアニメを語る上で作画をかなり重要視しているわたしからすると作画が安定してるってそれだけでもうとっても価値があることなのです。
細かいところで言えば完璧ではありませんが,どのシーンを見てもイケメンの剣心を見れるってのは幸せでした。
(髪がほどける剣心が色っぽくて昔から好きなのですが今回は雷十太のとこでほどけてて斎藤のとこでは結ばれたままでしたね。。)

そして物語。
とても人気作なのでもうネタバレタグとか必要ないくらいに履修済みの方がほとんどなんじゃないかなと思っていますし,わたしも前作を何度も観ました。
でも,先が分かっていてもこれだけ面白いって訳が分かりません。
ニヤニヤしながら観てました。
ほんとに名作だよなぁ。。
特にわたしは東京編が1番好きなので改めて楽しめて嬉しかったです。
黒笠編で薫ちゃんが藍色のリボンを渡すところで「薫ちゃん可愛くないか!?可愛いよね!?可愛すぎる!!」ってきゅんきゅんし,「殺してやるからさっさとかかってこい!」のところでは剣心がかっこよすぎて震えました。
戦いのシーンでは剣心が一瞬にして消えるところもかっこよすぎる(⋈◍>◡<◍)。✧♡
時が経っても子どもの頃と男の好み変わってないのかって自分に呆れます(笑)。
でも演出っていうのかな。薫ちゃんとの恋愛っぽいシーンはかなりあっさりめに作ってあると感じました。
そういえばお風呂場のぞいちゃうシーンもなかったし,斎藤と戦うシーンの前に薫ちゃんが剣心の背中におでこをくっつけるシーンもなかったし,{netabare}別れのシーンも前作のようなドラマティックな描き方はされませんでした。

―にも関わらず,わたしはその別れのシーンの剣心(の中の人の演技)にドキリとしてしまったんです。
実はこれがこのレビューで1番書きたいことです。
どういうことかというと…
わたしはずっと剣心はどこで薫ちゃんを好きになったのか分かっていませんでした。
今もそうです。
でも,勝手な解釈ではあるのですが,少なくとも京都に発つとき薫ちゃんに恋はしていないだろうなってずっと思ってきましたし今もそう思っています。
けれど「すごく嬉しかった」って,あの剣心の声を聞いたら「あれじゃーまるで薫ちゃんのことをもうすでに好きみたいじゃん」ってドキリとしたと同時に情動的に泣きそうになってしまいました。
声優さんの演技に関してあまりどうこう思ってこなかったので,演技でこれほど感じ方が変わると思ってなかったんです。
前作の涼風真世さんのときは戦いに行くと決めたって決然とした感じがしました。
でも考えてみれば,涼風さんが同じような声を出したらほんとに女性っぽくなっちゃいますよね。
でも男性なら思いっきり優しい声を出したとしてもフェミニンにはならない。
そう思ったら今作で男性にキャスト変更されたのは良かったのかもなって思いました。
京都に発つときには剣心はもうすでに薫ちゃんのことを好きだったんじゃないかという意見があるのは知っています。
(薫ちゃんの恋を応援している身としてはそうだったらどんなに良いかって思うけど…。)
なので,これが間違いとは言えないし,それは作者しか知りえないわけで…。
公式に発表されない限りは…。
なので正負や好悪を言いたいわけじゃないのですが,どうしてもレビューで書きたいと思っちゃいました。{/netabare}
また時間があるときに見直してレビューも更新できたら良いと思ってますが…するかな(笑)??

取り敢えず京都編今からとっても楽しみです。
早く観たいよ~。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

幕末の幻影

旧作アニメも原作漫画も知りませんが、昔人気だったのも納得の面白さですね
話は夏秋アニメ通してトップクラスに面白いしキャラクターの生き方がカッコいいし殺伐とした話の中で剣心を見守る薫殿の可憐さがいい感じに癒しです!
これから大きな戦いがはじまるってところで終わったので早く続きが見たい

まずは悪いところから書きます、悪いところっていうか
魅力的な世界観なので要求値が高いだけですが
BGMや効果音はシリアスシーンの緊張感が出せてなくてあんまりよくないかな?
OPは曲自体はいいけどラップの軽快なリズムが世界観に合ってない気がします
作画は可愛い感じでとても綺麗ですが、音も含めていいのか悪いのかわからないけど「軽い」
剣心の抜刀斎への変化の演出が弱い、侍同士の戦いって「間合いの取り方」とか「静と動の駆け引き」が魅力なのかなって思うけど、大技に注目しがちでどちらも曖昧、動きが硬くてアクションシーンが軽く剣戟シーンが安っぽく見える、ただ止まる・暴れる・かわすだけじゃなくて「刃筋とそれを交わす所作」や「静と動」をしっかり描いて欲しいのと、ただ薄暗くしているだけで不気味さがなく、硬派で重い世界観や陰鬱な時代の空気を表現しきれてないように感じます

一方でシナリオはとても重みがあって面白い
明治維新という大変革の陰で犠牲になったものは大きい、明治政府への恨み、殺された家族の仇、ただ戦場を求める性、遂げられなかった武士の本懐
彼らは未だ、幕末の世を彷徨っている

明治政府は長州藩・薩摩藩を中心とした「武士」が中枢を担っていた、武士の本懐を捨てた者達に「刀を捨てろ」と言われて、侍以外の生き方を知らない者達は従えるでしょうか?
彼らはきっと死に場所を求めている、幕末の戦いで「死ねなかった」のは、彼らにとって不幸なのかもしれません

これは生きることか死ぬことか、侍が「武士道」のけじめをつける物語・・・なのでしょうか?

原作も旧作も知らないので、解釈が間違っていたらごめんなさい・・・

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

fluid さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

原作のコミカルな表現が意図的にカットされた残念なリメイク作品

るろうに剣心と言えば、鬼滅の刃のようなコミカルでおもしろい表現とデフォルメされたキャラ演出がヒットした大きな理由の一つですが、このリメイク版ではそれが意図的にカットされてます。
全体的になんかカッコいい感じの演出に作り変えられてて、もはや別の作品ですねこれは。原作の魅力的な部分をほとんど捨ててる感じ。
1996年版を未視聴の人はそっちを見た方が何倍も楽しめると思います。

・まず剣心が敵を見下してる感じ、カッコいいナルシストっぽい感じに表現されてるのが絶望的に原作のイメージに合わないです。そもそも自分の強さを見せつけたり、相手を見下すのは弱い人間がすることです。原作ではそれを一切感じさせずに、どうしようもない状況に追い込まれたときだけ剣を手にするイメージ。名前の由来にもなってますが、とても心が優しく精神的な強さを感じられる人物のはずですが、リメイク版ではそこらによくあるバトルアニメの主人公みたいな安っぽいナルシストにしか見えません。声優も絶望的にあってません。声質がまず絶望的にあってないですし、役をまるで理解してない演技。

・かおるの声優さんは感情表現が嘘っぽくて絶望的に合ってないです。腹から声が出てない感じ。ベテラン声優さんなら言葉一つ一つの感情を考えつつ細かく感情の起伏を付けたりしますが、この声優さんはおそらくシーン単位でまとめてそれっぽい感情を割り当ててるだけですね。セリフと感情の起伏のタイミングが絶望的に合ってない。手抜きしてるのか気が付かないだけのか分かりませんが。もっと言うなら発音と言うかイントネーションの付け方も不自然すぎます。かおるはもっと裏表のない地声でずぼらな性格の演技をしてほしいです。地声と高い声を切り替えるような演技は絶望的に合わないです。役をまるで理解してない。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
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