ジャンキーで戦いなTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のジャンキーで戦いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月22日の時点で一番のジャンキーで戦いなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.4 1 ジャンキーで戦いなアニメランキング1位
魔王2099(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (100)
320人が棚に入れました
未来すらも支配せよ 己が魔王であるために 統合暦 2099 年――新宿市。究極の発展を遂げた未来都市に、伝説の魔王・ベルトールは再臨した。巨大都市国家の輝かしい繁栄と......その裏に隠された凄惨な“闇”。新たな世界を支配すべく、魔王は未来を躍動する!第 33 回ファンタジア大賞――異次元の《大賞》受賞作、遂にアニメ化決定!

ミュラー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

異世界系のアニメとしては大変面白い

なろう系というと、転生して別世界といのが典型だが、これは地続きの物語。
魔王の世界から、現代日本の世界が融合してしまったらしい。
雰囲気的には、マジメというよりはギャグより。
とにかく強い魔王が無双する展開。

それでも魅力的なキャラクターデザインと、
洗練されたセリフ回しのおかげで大変面白い。
アクションシーンも見ごたえがあって、素晴らしかった。
冒頭にはホロライブのトワ様が出演するなど、話題優先の面もあったが、
内容的にも良かったと思います。

続編の情報は無いけど、どうなんでしょう。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 5

tutti- さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

現代社会を捉えた世界設計と視聴者に希望を与えてくれる主人公

今季の隠された名作。見つけた人はとてもラッキー。
なぜか注目を集めていないが、現実社会を捉えた世界設計と起承転結が素晴らしく
1クールで2度の結を迎えており、満足度が他アニメの2倍ほどある。

だというのにストーリーや背景の理解が追い付かないということもなくとてもバランスの良いアニメ。

キャラクターデザインもよく、特に主人公が現代社会を風刺したものいいをするのには、現在の日本に通ずる点が多数あり、現代社会を生きる一個人として気づかされる点が多い。

現代社会を生きるあなたや現代人たちは認知できていないことが多いが、
情報が溢れ、それを個人が取捨選択をうまくできず、結果的に集団心理から多数の意見に迎合して、その癖に世の中に文句を言うという自業自得な価値観が蔓延る現代をうまく捉えられている。

作者は現代社会を俯瞰してみることができている、その辺のなろう小説家とは一線を引く人なのだと感じた。

そういった視点で主人公が在るからこそ、主人公の生き方には希望や勇気をもらえる点が、その辺のジャンキーでインスタントな異世界アニメなんかよりよっぽど素晴らしい。

かつ、萌え要素なども抑えているのでこういったアニメを見る人たちもある程度は満足できるだろう。

ただし、予算の関係か一部の回で作画が気になる方もいると思う。
その胸に手をあてて考えてほしい。作画が良くてもストーリーがつまらなくて視聴をやめたアニメが沢山あっただろう。
低コストでも流行ったアニメがあっただろう。

映像作品においては、ストーリーや脚本のがよっぽど重要なのだ。
真の品質を求める人ならば、このアニメを高評価するのだ。

そうでない方は、ジャンクフード食べ過ぎで肥満している。
一度、エロやら萌えやらをデトックスして、自省し
自分が変わる努力をすることだ。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 1

レタスの人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

古き良きラノベの形式と昨今のなろう系の面白い部分をしっかり併せ持った正当進化した良作

要素的には虐げられた後の下剋上だったり、チートによる爽快だったり、転生ものだったりとなろう系の面白い要素が入っているが、なろう系特有のネタレベルのクソみたいな部分をしっかり排除している

全体的には古い正統派ラノベの様なノリで構成されており、昔と今の面白い要素をしっかり抽出した様な作品だった


ラノベは20年前くらいに卒業しているが、この作品ならまた買って読みたいなと思うくらいには面白かった

超感動する大作とかそういう作品ではなく、本当に古のラノベの様な負担の無い丁度いい感じでかつ最大限の楽しさ、ワクワクを提供してくれた

昨今の量産されるゴミ作品で辟易していたので(そんなに基準高いつもりではないのだが、ネタ抜きで中学生時代に作りあった黒歴史ノートレベルをプロの手でマスタリングしてそれらしくしただけの物がマジで商業作品に乱立しているので)殊更に評価したい

投稿 : 2025/02/22
♥ : 1

66.9 2 ジャンキーで戦いなアニメランキング2位
戦国妖狐 千魔混沌編(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (33)
109人が棚に入れました
時は永禄七年。 その戦国の世に人があり、闇があり、人を喰う闇があり、闇を狩る人があり、 手を取り合う、人と闇があった—— 人間好きの妖狐・たまと、人嫌いな仙道・迅火の"義姉弟"が、「精霊転化」の力で、闇(かたわら)と戦い、乱世にはびこる巨悪を討つ!! 第一部「戦国妖狐 世直し姉弟編」 第二部「戦国妖狐 千魔混沌編」 迅火とたま、二人の旅の先にあるものとは…!? 疾風怒濤の戦国バトルファンタジー、ここに開幕!
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

拳も含めて語り尽くす変則3クール構成

引き続き原作未読で視聴継続。

【物語 3.5点】
前シーズン第一部「世直し姉妹編」は1クール。
本作・第二部「千魔混沌編」は2クール。
一風変わった分割3クール放送となった本シリーズ。

単純に前後半で分割2クール構成にしたら、
中途半端な折り返し地点で、主人公が山戸迅火(やまとじんか)から千夜(せんや)に交代してしまう。
これらの懸念も解消するための変則分割3クール。

「千魔混沌編」は1クール目にて、千夜が8年歳を重ねる区切りもあり。
2クール目は、“無の民”らとの最終決戦を中心にひたすらバトル回が続く。
平凡な企画だと、「千魔混沌編」を1クールに押し込んで、
訳が分からないシナリオだったけど、戦闘シーンの派手さで強引に押し切った凡作に終わる所。

本作は最終決戦に入っても、戦いに参加する一人ひとりの人生をしっかりと踏まえつつ拳で語り尽くす。
本作も結局は、戦いばかりじゃ全て解決しないよね。
というありがちな結論にたどり着くわけですが、
バトルに話数を費やしているからこそ、そろそろ話し合おうかという流れも納得度が高い。

正直、BDも各部・上下巻BOX展開で販売数が計測不能に終わるなど、
商業的には成功とは言えない本作。
ですが、創作者サイドにアニメ化を待望されていたという本作は、
端から大きな人気獲得よりも、スタッフたちが納得行くアニメ化を目指した企画だったのかもしれません。

その意欲、人間も闇(かたわら)と呼ばれる妖怪の類も人生丸呑みする
大河ファンタジーのスケール感は存分に伝わって来る好感できるアニメ化でした。

理想を言えば連続3クールなら、私もよりドップリと世界観に浸れたのでしょうが。
企画都合に追われるように奇妙な所で話をぶった切る凡百の分割クール作品よりは、
シリーズ構成も工夫して作品の良さを引き出そうとする愛を感じました。


一方で、過去の水上 悟志氏関連のアニメ作品のように、
本作が、私の心の糧となるような芯を残していった作品だったかと言われれば、やや微妙。
もちろん、{netabare} 真介と灼岩の数年越しの再会や、神雲VS道錬の龍虎の拳の語り合い{/netabare} など、
各登場人物の矜持が示されるエピソードには心を揺さぶられるものはありました。

が、無の民が言う“運命力”の“特異点”となり得る千本妖狐奪取など、
シナリオの核心となる要素については、
{netabare} “運命力”の濫用による調整が、無の民破滅の過去を招いた{/netabare}
などの理屈は分かりましたが、イマイチ共感できない部分も。

これも視聴時の私の心境やタイミングもあるでしょうし、
見る角度を変えて、再見すればまた違った感動もあるのかもしれません。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・WHITE FOX

良好。

戦国時代に、巨大からくりロボのレーザービーム、
千手観音じみたバトル形態、
液体みたいに形状変化する、なうetc……。

戦闘シーン作画は、カロリー、対応力共にかなりの物が求められましたが、
同スタジオは質量共にクリアし、
水準以上のバトルアニメーションを常時供給し続けてくれました。

野暮な要望で恐縮ですが、私は、このスタジオに『惑星のさみだれ』を再アニメ化して欲しいくらいですw


上述の通り、8年経過するポイントでは、各キャラの成長した姿の新規デザインも求められましたが、
膨大なデザイン量にも応えられる兵力も有していました。
{netabare} 純粋な少女だった月湖ちゃんも、やがて日本酒でほろ酔いするお姉さんに成長するのですw{/netabare}


【キャラ 4.0点】
弱い人間から強い闇(かたわら)になりたかった第一部主人公・山戸迅火(やまとじんか)
千本妖狐に成り果てた迅火を、闇から人間になりたい第二部主人公・千夜が殴りに行く。
メインキャラの交錯で一本軸を通す構図。

ムドなど、殴り合った強敵(とも)が、後年、憎まれ口を叩きながらも、
力になってくれる辺りも王道展開。


液体動物状の闇(かたわら)なう。
機械的な喋り方(CV.豊崎 愛生さん)で語尾を“なう”で締める姿を見ていて、
私もTwitterで“〇〇なう”とかツイートしていたの、
もう随分昔の話だな~とたそがれてみたりw

その他、闇(かたわら)では緑のドングリみたいな形状で色んな修羅場に出没し、
悪知恵を働き損ねるタゴの小物感が地味に好きw
シリアスな中で、コメディリリーフで、ガス抜きするキャラ要素があったのも、
長期バトル完走を支えてくれました。


こんな漫画な戦国時代に、史実など絡んでこないだろうと高をくくっていたら、
足利義輝の永禄の変がガッツリ関わって来て尊氏、狂喜なうw

しかも義輝を格好良く描いた大河ドラマ『麒麟がくる』よりも、
さらに雲の上を目指す高潔な理想を持った漢として美化した上に、
{netabare} 横死の回では特殊ED・BGMまで頂いちゃって。{/netabare}

『逃げ上手の若君』でも尊氏が暴れていますし、
令和の世に、いよいよ足利の時代が来てますね♪(どこにw)


【声優 4.5点】
第二部主人公・千夜役の七海 ひろきさんは元宝塚歌劇団・男役スター。
性別、年齢の枠を越える演技ならお手の物という特性で近年、声優として出演作を増やしています。

本作の千夜については、単に外見10歳から16歳程度に成長するだけなら、
幼少期と少年期で別のキャストを立てる手立ても考えられますが。
千夜は、成長後も、“幽界干渉”により精神世界に潜入する際は、幼少期の姿に戻ったりする設定。
これを一人一役で整合性を保って演技できる。
七海さんは、キャラ作りの面でも本当に重宝する“男役”だと思います。

そんな千夜に対する“トップ娘役”となったヒロイン・月湖役には内田 真礼さんで盤石。
ラスト、{netabare} 戦いの後、50年千夜と添い遂げた所まで、{/netabare} 人生を表現しきった演技お見事でした。

その他、己の身に人と闇(かたわら)両方の人格を宿した灼岩役の黒沢 ともよさんなど、
シリーズ通じて、スケール感の中で登場人物の生き様を体現する声優さんの妙演の数々が堪能できます。


【音楽 4.0点】
劇伴担当はエバン・コール氏。
私が名前を発見しただけで視聴動機となるくらい溺愛している作曲家。
心情が昂ぶる際の、オーケストラは相変わらず一級品です。

大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で和風対応も実証済みの同氏ですが、
本作はバンドサウンドもアレンジした、和風シンフォニックロックで戦国時代のバトルを盛り上げる。


OP主題歌はSTEREO DIVE FOUNDATION「KATAWARA」
アップテンポなバンドナンバーですが、
曲名以外は横文字を使わない、純日本語歌詞で主人公・千夜を謳った、
こちらも作品愛を感じる主題歌。

EDは1クール目が主演・千夜役・七海 ひろきさんが「夜の隨」で歌劇の実力も示す。

ED2クール目はRainy。「万里一空」
13歳でプロ歌手デビューし、現在は16歳の女性アーティスト。
時代は移り変わり、また凄い歌い手が次々と台頭して来ます。

ED両曲とも、千夜と月湖の関係を踏まえた上で聴くと味わいが滲み出てくる良バラードです。

投稿 : 2025/02/22
♥ : 10

大さじコショウ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

1期の上乗せ

1期もそこそこよかったが
その1期の話を上乗せしてくる感じで2期は見ていて楽しい


当初1期は少年雑誌?と言いますか、どこか見た感じでもありましたが
2期はスポットとなるキャラが変わったのもあり、
1期とはまた違った反応が面白い

特に良いシーンは、くるものがありました。
ちゃんと1期の話に重ねてくるものがありますね



最後まで見終えたうえで、綺麗にまとめて感想としたいところですが
特にテンポや展開に不快さも無し、キャラの味もしっかりしている
といった具合で、当初より個人的に株が上昇中の本アニメを
ぜひ見ていただければ幸いです

投稿 : 2025/02/22
♥ : 2
ページの先頭へ