ショートアニメ映画ランキング 12

あにこれの全ユーザーがアニメ映画のショート成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月23日の時点で一番のショートアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.0 1 ショートアニメランキング1位
だれかのまなざし(アニメ映画)

2013年2月1日
★★★★☆ 3.9 (304)
1387人が棚に入れました
就職を機に一人暮らしを始めた社会人2年生の岡村アヤ、通称「あーちゃん」と、お父さん、お母さん、猫のミーさんが織りなすストーリー。野村不動産グループ「プラウドボックス感謝祭(2013年2月)」のオープニングフィルム。

声優・キャラクター
平野文、花村怜美、小川真司、遠藤璃菜、下崎紘史、石嶋久仁子、藤原由林

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

7分で思い出せるさまざまなこと

何度観ても泣いてしまう新海誠監督の7分のショートアニメ。

幼い頃は何を見ても大きな発見で、何かができるようになれば
それは親も子も大きな喜びだったはずなのに、
いつのまにか喜びは外からやってくるようになる。
それが成長というものだから、と親は諦め半分喜び半分。
子どもにとっても段々と親は疎ましい存在になっていく。

本音と真実、嘘と事実。裏腹な気持ち。
親の想い、子の想い。
何も言わなくても伝わるものと、何か言っても伝わらないもの。
親子のそんなせつなさを見事に描き出していて、
自分の小さい時のこと、学生時代、1人暮らしの日々や
親とのことをいつのまにか重ね合わせてしまう。
そして誰かがいつも見守ってくれていたことに気づいて
思わず涙が溢れてしまう。

7分だが30分くらいは観た気になる。
でもその気持ち的30分の中には、
描かれる家族の20年以上もの年月が凝縮されている。

桜の花びらの舞うまばゆい都会の景色。
新海監督の描く風景は相変わらず美しく、繊細だ。
やさしい音楽もとてもいい。

そしてあれだけ写実的に描かれながら仔猫だけがいつも
イラストチックなのが「らしく」て良い♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 80
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

とてもあたたかい気持ちにさせてくれる7分間

新海誠監督作品です。
「言の葉の庭」と同時公開された短編アニメーション。
DVDには未収録です。
現在はCMとしてyoutubeで無料公開されています。

http://www.youtube.com/watch?v=mpwoGkKQDik

ごくごく平凡な家庭。
その中にある「家族のきずな」。
ささやかながらかげがえのない幸せ。
とてもあたたかい気持ちになります。

7分間と短いのでさくっと見られます。
ストレスのないアニメです。
あっという間に3回も見てしまいました。

「だれかのまなざし」がだれのまなざしなのかは、視聴すればわかります。
{netabare}
猫といえば新海誠、新海誠といえば猫。
だれの作品かすぐわかるくらい板についています。
{/netabare}
和やかで、ちょっぴり切なくて、ほんのりと涙を誘う展開。
家族のいる幸せというものがよく伝わってきます。

作画と音楽のレベルが高いのもポイントです。
気晴らし程度にでもいいので、どうぞご覧ください。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 77
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

見守るその先には……

新海誠監督の作品
約7分のショートストーリー

みなさんのレビューを読んで、YouTubeで無料で観れるということなので、早速観てみました^^

近未来のお話、でもちょっと進化しているだけで普段私含めてみなさんが生活している現代とあまり変わらない感じです。

冒頭、平野文さんのナレーションからはじまり、やさしく語りかけています。

短い作品なのであっという間に観終わります。

最後の方はちょっとウルウルしてしまいました。

新海監督の作品を観たことがない方には、「こんな雰囲気をもった感じの作品を作る方ですよ」と紹介できますし、ファンの方にはもちろん、まだの方は是非観てくださいね。

最後に、{netabare}この作品では猫ですが、私は自宅に犬を飼ってます(今は2代目)最初に飼った犬のことを{/netabare}ちょっと色々と思い出しました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 59

62.8 2 ショートアニメランキング2位
SHORT PEACE(アニメ映画)

2013年7月20日
★★★★☆ 3.7 (90)
471人が棚に入れました
【火要鎮】18世紀、江戸の町。商家の娘お若と幼馴染の松吉。惹かれあう二人であったが、松吉は家を勘当され町火消しとして生きる。そんな最中、お若の縁談の話が進み始めた。松吉への思いを忘れられない彼女の狂った情念からの行動は、大火事を引き起こし江戸の町を焼き尽くす。その大火の中で再びめぐり合う二人。巨大都市江戸の大火を舞台としたスペクタクル。【九十九】18世紀。嵐の夜、深い山中で男が道に迷っていた。そこで見つけた小さな祠。中に入るとその空間は突然別世界の部屋に変化する。そこに次々と現れたのは捨てられた傘や、着てもらえなくなった着物などのモノノケ達。男はその怨念を秘めた古い道具たちを丁寧に修理し、慰めてやる。【GAMBO】16世紀末。戦国時代末期。東北地方(最上領)の山中に天空より何かが落下した。直後、寒村に一匹の巨大な鬼のような化け物が現れ略奪の限りを尽くす。時を同じくして寒村に暮らす少女カオは白い熊と出会う。人の言葉を理解するその神秘的な熊にカオは救いを求めた。かくして鬼と白熊との激闘がはじまる。新機軸のバイオレンス作品たるべく、荒く力強い画面を3DCGの技術を活用し描き出す。【武器よさらば】近未来。東京。砂漠の中の廃墟と化した都市を訪れたパワードスーツで武装した5人からなる小隊は一台の戦車型無人兵器と遭遇戦となる。しかし、次第に歯車が狂い始め小隊は窮地に陥っていく。大友克洋の原作による伝説的な戦闘アクション漫画を、再構築し、リアリティと革新性のある描写をめざした。エキサイティングなアクション作品でありながらも、無常観の漂うテイストに仕上げた作品。

声優・キャラクター
春名風花、早見沙織、森田成一、山寺宏一、悠木碧、草尾毅、田村睦心、浪川大輔、二又一成、壇臣幸、牛山茂、大塚明夫、置鮎龍太郎

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

お兄ちゃんコレいっぺん大声で言ってみたかったのでこの際言わせてちょ!「世界よ!!これが日本のアニメーションだーーー!!!」

まずオイラは「ミヤザキハヤオ」「オシイマモル」「シンカイマコト」「ホソダマモル」が通じても「オオトモカツヒロ」が通じないっていう職場の後輩のその偏ったヲタク脳を叩き直してやりたい^^b










大友克洋監督以下、日本が誇るトップクリエイターが一同に集結した短編4本で構成される劇場作品
かつての『MEMORIES』を髣髴とさせるオムニバス形式ではありますが、主にCGと手描きアニメーションの融合を図った先端技術の映像もまた魅力の一つです
ってかもうほとんど作画とCGの境目はワカラン
間違いなくその分野では最先端


ちなみに今作のテーマは4本それぞれがなんらかのカタチで『日本の姿』を描いていること
つってもそれは最初の2本を作った後で決めた完璧なこじつけ(笑)
4本とも“特に深みのある作品ではない”ことを先に謝っておきましょうw
心温まるラストが印象的な【九十九】はともかくとして、他三本は「まあ見事に話の中身の無い作品が揃ったもの」で逆に大したもんですw
なんも考えず、“娯楽作品”としてご堪能頂くのがいいかと思います
アクション、ロマンス、スペクタクル、バイオレンス、SFメカ、女の子、そして笑いも・・・?w
そんなんで面白いかの?
オイラは暫し考えるのヤメたくなりました、モチロン良い意味で、こんなのを「衝撃的な作品」と呼ぶのでしょう


【オープニング】
森本晃司
Minilogue
春名風花


【九十九】
舞台は江戸時代ごろ
強面で大柄な男が一人、雨の降りしきる山中で道に迷ってしまう
男は見つけた小さな祠で雨宿りをすることにするが、祠の中には人々によってポイと捨てられた傘や流行から外れた絹織物に魂が宿りモノノケとなっていた
男を祟るかのように迫ってきたモノノケ達にしかし男は全く動じず、壊れた傘を修理してやったり、廃れた生地を仕立て直してやったり、『モノ達』の供養を淡々してやるのだが・・・

江戸時代の日本という視点と『付喪神』という日本人独自の感性から、エコが叫ばれる現代にも通ずる“リサイクル”というテーマを描く作品
説教臭い内容ではなく、むしろ主役の男の勢いの良さ、そして清々しいまでの潔さが軽快なテンポ感を生んでいます

森田修平
岸啓介
堀内博之
山寺宏一
悠木碧
草尾毅


【火要鎮】
「火事と喧嘩は江戸の花」と謳われた通り、江戸という町において最大のスペクタルといえば火災
商家に生まれながらも火事場に心奪われて親に勘当され、火消しとなった男、松吉
松吉と結ばれぬ恋に堕ちた幼馴染のお嬢様、若菜(お若)
お若の気持ちを無視した縁談の話が持ち上がる最中、悲しみの果てに狂気に駆られたお若はふとしたことで起きたボヤを見つめてある決意をする
やがてボヤの炎は大きくなっていき、二人の家と江戸の町を焼き尽くしていく
そして大火の中で再び運命の二人をめぐり合わせることになる・・・

大友克洋監督の最新作
『スチームボーイ』では“蒸気”を描いた監督でしたが、今作では迫り来る“業火”を描いております
4本の中で唯一ラブロマンスを扱った作品ではありますが、最も中途半端なストーリーテリングがなされている“最高に雑な話”でもありますw
今作のみシネスコサイズの作品なのですが上下の枠は黒帯ではなく、絵巻物をイメージした和柄の装丁になっているのが特徴
ラストシーンではこの装丁にもちょっとだけ目を向けていただきたいところ

大友克洋
小原秀一
久保田麻琴
橋本敬史
早見沙織
森田成一


【GAMBO】
戦国時代の出羽国(現在の山形、秋田に相当)
突如天から降ってきた“何か”から現れた鬼のような姿の怪物が山里の寒村で暴れだし、村の娘達をさらっていく
寒村で最後の娘となった少女、カオは人の言葉を理解する神秘的な白熊、「ガンボ」に鬼を退治してもらうよう祈る
少女の切なる願いを聞き取ったガンボは自ら鬼退治に向かい、鬼との死闘を繰り広げることに
目前に広がる圧倒的な暴力に恐れ慄くカオだったが、一部始終を見届けていた野武士の青年にガンボを差し向けた責任の重さを背負うよう「祈り続けろ」と諭される
そして二匹の戦いの行く末は・・・

この作品はもう単純明快、実に痛快、ようはプロレスがやりたかったらしいですw
極々ありがちな“昔話”のような舞台とあらすじ、しかし画面上に繰り広げられるのは圧倒的な暴力!血しぶき!肉が裂け、骨が砕ける轟音!
それ以外のナニモノでもありませんw
そう、今作のキャッチコピーは“ホントは怖い日本昔話”
コレに尽きるのではないかと?

安藤裕章
石井克人
貞本義行
七瀬光
田村睦心
浪川大輔


【武器よさらば】
富士山噴火と最終戦争で砂漠と化した東京を舞台に、大戦で失われた兵器たちを回収する任務に就く一個小隊
いつも通りに仕事をこなす彼等の前に、自律型歩行戦車「ゴンク」が立ちはだかる・・・

大友克洋の同名漫画に惚れ込んでいたカトキハジメが予ねてから映像化を懇願していたところ「カトキさんがやれば?」と大友から言われたのが出発点だとか
プロテクションスーツに身を包み、ビームライフルに電磁グレネード、UAVで武装した未来の兵士達の姿
数々のSF作品、戦争映画を踏襲した迫力の市街地戦
まさにオトコノコにとっては興奮と圧巻の連続
コレだけのために観に行っても良いのでは?そう感じすらさせてくれるラスト4本目、そしてこのプロジェクトの集大成と呼ぶに相応しいSFミリタリーアクションです!

カトキハジメ
田中達之
山根公利
堀内博之
小倉宏昌
森田修平
片山一良
佐藤順一
二又一成
檀臣幸
牛山茂
大塚明夫
置鮎龍太郎

投稿 : 2024/12/21
♥ : 20

momomax さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

THE ANIMATION!!

日本のアニメは凄いと思える作品!!
緻密で迫力がある映像は見応えありました。
人や動物が死んだり、暴力や惨殺シーンは苦手ですが
アニメーションの技として受け入れました。

森本晃司のオープニングアニメーションは
可愛くて、綺麗でワクワクしました!!

『九十九』は題材が妖怪なので、めちゃくちゃ好みです。
とても微笑ましい内容。CGが見事です。

大友克洋『火要鎮』は、江戸の大火の物語。
悲恋が大惨事に。
手描きとCGの区別が私には分かりませんが
繊細でともかく美しい。
これも好みです!!
以前、日本舞踊をやっていたので
『八百屋お七』を思い出す内容も嬉しかった。

『GAMBO』は昔話のような作画ですが
格闘シーンは壮絶で力が入りました。
思わず声にならない悲鳴をあげてしまいました。
パンフ買ってないので、白熊が何者なのか気になります。

大友克洋原作、カトキハジメ監督の『武器よさらば』
男の人は面白いのかも知れませんが、
これだけは、私の好みではなかった。
シニカルな部も分わるけど、なんかイライラしました。
どう違うのか原作を読んでみたい。

EDの「夢で逢いましょう」は違和感があり、
やっぱり好みじゃない。

絶賛ではないけど、アニメーション観たって感じです!

☆追記☆
『武器よさらば』のメカやシューティングは面白いです。
隊員の死や虚無感が好みではありませんが
私にはイライラするほど、ある意味影響あったのかと。

男性が好む作品かも知れませんね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 26

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

限られた時間の中に凝縮された様々な映像美

約68分 オープニング+短編4話
以前より興味があったのでレンタルで観てみました。

オープニング 監督 森本晃司
遊び心が満載の映像でした。楽しくなりますね〜
この世界に一気に引き込まれました^^

1 九十九 監督 森田修平
古き伝統のあるカラフルな色彩に目を奪われました。

2 火要鎮 監督 大友克洋
名のとおり、火の表現が凄かったですね。

3 GAMBO 監督 安藤裕章
とにかく迫力がありました。凄惨な場面が多いので苦手な方は気をつけてくださいね。

4 武器よさらば 監督 カトキハジメ 原作 大友克洋
近未来なお話です。機械がすごく緻密に描かれいて、内容は大友さんらしいオチですね。

日本を意識した内容との事で、日本の古い時代から近未来まで描かれています。

お話は時間が短いこともあって、単純で分かりやすい内容ですね。

でも、この短編集は作画はもちろん、カメラワークなどで様々な迫力ある作品となってます。

最後に、「アニメって凄い!」って改めて思う作品でした^^

投稿 : 2024/12/21
♥ : 30

61.1 3 ショートアニメランキング3位
わすれなぐも(アニメ映画)

2012年3月24日
★★★★☆ 3.5 (98)
455人が棚に入れました
かつて上代に手練れの陰陽師が大蜘蛛を封印したと言われる一冊の本。それを入手した古書店の硯とビルのオーナーの孫娘・瑞紀の前に、身の丈20センチほどの小さな娘蜘蛛が現れた。寂しげに母を求める娘蜘蛛のいたいけな姿に、硯は自分の師匠からヒントをもらって、あるべき場所へ物の怪を返そうと試みる。だが行動をともにする瑞紀からは、硯はすでに娘蜘蛛に取りつかれたようにしか見えなかった……

声優・キャラクター
土田大、下田麻美、金田朋子、星野充昭

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「なんと!めごい、これはめごい!あろうことか、愛らしい幼女ではないか!」 這いよる幼女とシュールなラストの作画アニメ

アニメミライというプロジェクトがあります

文化庁が年間2億円かけて国内アニメ業界に働く若手アニメーターの育成環境を整えるという計画でして、選抜された制作会社には30分のアニメ作品を一本作るだけの予算として3800万円が与えられます

このプロジェクトの趣旨の大事なところは国の金を使ってアニメを作ろう、っていうことではないです
ソコが重要!

制作会社や参加アニメーターには様々な制約が課せられます
○監督他メインスタッフが主導となれるよう、オリジナル作品であること
○作画には積極的に若手アニメーターを起用すること
○参加アニメーターには一定以上の報酬を支払うこと
○海外制作会社への作業発注を禁止すること
○参加アニメーターが今作の制作に集中できるよう、作品の掛け持ちを禁止すること
などなどです

これらは全て若手のアニメーターにOJTの場を与えるための工夫となっています

また単にお金だけ渡すのではなく、参加者に向けて現在の業界ではあまり取り入れられていない、アニメーター向けの講習会が開かれたりもします

このプロジェクトの意義とはコレをきっかけにアニメ業界の教育環境が整備され、やがて制作会社が自主的に若手教育に力をいれるようになってくれることにあるのです









さてさて、今作はそんなアニメミライの平成23年度分に選ばれたものの1作です
実制作スタジオはプロダクションI.G

かつて名のある陰陽師が退治した大蜘蛛の妖怪が産み落とした幼い娘の姿をした子蜘蛛
その娘蜘蛛は書の中に封印され、時を経て現代の古書店にひょんなことから顕現する

古書店の店主の硯(すずり)は、次第に娘蜘蛛に取り憑かれたように惹かれていく・・・
それを懸念した古書店の常連、瑞紀は娘蜘蛛を親蜘蛛の元に返すことを手伝うのですが・・・



アニメタ育成を課題にしているだけあって、作画クオリティは本当に凄いです!
序盤の陰陽師と大蜘蛛のバトルシーン
前半の縦横無尽に暴れまわる娘蜘蛛の愛くるしい動きと瑞紀ちゃんのコミカルな表情
後半のロトスコ(ロトスコープ)と思しき丁寧な動きと巧みなレイアウトの追跡シーン
とにかくどれも凄いですよ!

ただこのお話のオチは・・・;
いわゆる「妖怪との共存系」のゆったりアニメではないし、「妖怪とのガチバトル系」のアツイアニメでもありません
とにかく笑えないし、泣けもしない、ちょっとゾッとするシュールなラストが待ってますよ;

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

幼女蜘蛛(^_^;

2012年アニメミライ作品 25分

蜘蛛苦手なんだけどな~、十二単の幼女は可愛いしな~困ったな、
と言いつつ観てしまう、
{netabare}
とある古書店で、日本古代(平安時代みたいな)ある陰陽師が町荒らす人食い大蜘蛛退治封印したとされる書物手にした家主の娘の女子高生←普通にいい娘、古書棚奥に変なモノ居るし!で悲鳴、どうしたんだい?間借り古書店店主←ちょとイケメンお兄さん、ガサガサガサ、居たのは古書から這い出てきた?物の怪?可愛い幼女なんだけど下半身蜘蛛、キチキチキチ、、鳴き声?糸吐くし噛みつくし、、、でも可愛いどうしよう、、
{/netabare}
25分ものだから観てもらった方が早いんだけど、
{netabare}
蜘蛛娘ダンボールに入れて山奥隠れ里?目指す過程等、
{/netabare}
コミカルな描写もあるし、店主心配する女子高生もいい娘だし、

蜘蛛娘の里らしきもの見つけ、
廃墟恐る恐る入ってくあたりから、、
店主の様子がおかしい、
魅入られてる、憑りつかれてる?

蜘蛛嫌だな~でも幼女だしな~どうなるのかな~、
ついつい観てしまう私も魅入られてる?、、、、

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

ラスト。。。

それは無いだろう、想った、

けどね、

色々解釈もあるようですが、、
{netabare}
「これはロリに対する警鐘だ」「いやロリ賛美だ」
「幼女蜘蛛=ロリータの象徴、女子高生=既に煩い存在って事?」
「十二単衣幼女=ロリは時代を超える、」
「ロリ元祖クラリス様だろが!」「クラリスちゃん幼女か?」
「と、、とりあえずロリから離れて普通に投げやりじゃね?」
「いやプロット丁寧だしやっぱ計算上の帰結だろ、」
「元々怪異談って化物語みたく可愛いもんばっかじゃないし、」
「んでも観る方からすりゃ可愛くて気持ちよけりゃそれ越したことないし、」
{/netabare}

私の中のアムネジアが騒いでるけど、、、

相手は物の怪、
京極夏彦氏の小説で女郎蜘蛛の理ってあったけど、
物の怪の性(さが)って事かな~、

後味はけっしてよくありません、
ただ怪異談としてはアリかもしれない、

でもやっぱり、、、、蜘蛛は苦手。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 21

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ラストがストーリーの肝 B+

アニメミライプロジェクトの作品です。
アニメミライとは、正式には「若手アニメーター育成プロジェクト」といい、文化庁が主導し、2010年から実施しているアニメーターの人材育成事業のことです。
労働環境の悪化、過度の海外委託、低収入・長時間労働が、人材の使い捨て、喪失につながっているということが背景としてあり、日本の将来を担うアニメーターを育成するということを主な目的で行われるのが本事業です。
その他副次的目的もあるようですが、詳細はWikiでご覧になってください。

私たちの見ているアニメは、アニメーターの劣悪な労働環境の上に成り立っているもので、製作現場はいつも危機的状況にあるようです。
この企画の恩恵が及ぶのはごく一部だとしても、お役所にしては良い仕事だと思います。

さて、アニメミライばかり語ってしまいましたので、そろそろ本題に入ります。

物語の最初、古の陰陽師が登場し、大蜘蛛を一冊の本に封印します。
そして現代、古書店を営む硯とビルのオーナーの孫娘・瑞紀が、ひょんなことからその本を発見してしまいます。
本から現れたのは20センチ程の小さな娘蜘蛛でした。
瑞紀は蜘蛛を物の怪として非常に怖がりますが、硯はそんな素振りは見せません。
むしろ、寂しそうに親蜘蛛を求める娘蜘蛛を見て、親蜘蛛の元へ返そうとします。
そんな硯に瑞紀もついて行くのですが・・・。

この作品に登場する娘蜘蛛は、ロリというには小さすぎますが、見た目は人型なので、可愛い物好き+ロリの方は要注意です。
表情や仕草を追うだけで満足してしまう人もいるかもしれません。
私としてはそれよりも、娘蜘蛛を怖がる瑞紀という女の子の方がツボなんですけどね。

まあ、それは良いとして・・・。

物語自体は特段思いがけない展開がある訳でもなく、淡々と進んでいる感がありますが、ラストは思わず「え、そうなったの?」と言いたくなるような結末が待っています。
良い意味で想像外のラストでしたが、本当にあの最後で良かったのだろうか。
これは絶対にネタバレせずに見るべき作品です!

気になった方はぜひ見てみてください。
といっても、これDVDとか出てるのかな?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13

59.0 4 ショートアニメランキング4位
銀幕ヘタリア Axis Powers Paint it, White(白くぬれ!)(アニメ映画)

2010年6月5日
★★★★☆ 3.5 (43)
307人が棚に入れました
諸君、緊急事態だ!ある日、世界中で謎の怪事件が発生し、人類は滅亡の危機に直面した。アメリカは緊急の国際会議を開き「俺の指揮下で世界を救おう」と熱弁する。ところが、いつものように、会議にあつまったフランス、イギリス、ドイツ、日本、ロシア、イタリア、(カナダ)の足並みはそろわず、バラバラに動きだしてしまう。世界平和を望む気持ちは変わらない。しかし、怪事件の裏に動く強大な存在を前に、それぞれの力はあまりに小さく、無力だった。彼らの運命やいかに!そして、彼らは世界を救うことができるのか?

にゃにょ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

残念

アニメ放送シリーズが大好き(いつもほっこり笑わせてもらって癒されて…)だったので映画版も期待して観てしまいました。
物語…せっかくの映画版なのでもっとしっかり作って欲しかったです。
作画…せっかくの映画版なんだからもっと…。
アニメ放送シリーズからの使い回し多すぎます…。
大雑把すぎて何とも…。
繰り返しますが私ヘタリアの大ファンです。
だからこそとても残念に思いました。

※期待しすぎて観てしまったのが敗因だと思います^^;
映画館でお金を出して観たから後悔してしまいましたが、お家でまったり観る分にはいいかも?

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

ごはんちゃん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

映画版ヘタリア

映画版ヘタリアです。
こちらのレヴューを書くのを忘れておりました。
すっかり全部書いたかと思ってました。

で、レヴューです。
追加有り、オリジナルも有りな感じです。
オリジナルは宇宙人が来てどうのこうの~といった内容で、
正直そんなに面白くはなかったです。
ちょっと期待していたので、残念ではありましたが、
キャラクター全員が大好きなので、見応えはありました。
この作品が大好きなら楽しめるかな。
あんまりの人は、オリジナル要素はちょろっとな感じなので飛ばしてもいいかもね。

やっぱり我が国の日本君はとっても誠実で、おちゃめでした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1

佐藤くん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ファン向け。ほぼ主要キャラのみ

もともとヘタリア好きしか見ない映画ではありますが、好きじゃなきゃ完走出来ない出来栄えでした。キャラ萌えが主軸なのでストーリーや作画に期待はしてませんでしたが、80分も尺があるなら変な宇宙人と戦うのではなく、第二次世界大戦をテーマにしたら良かったんじゃないかな、と。
 個人的に推しのポーランドが出てきたのは嬉しかったのですが、1分足らずで退場したのも何だかなぁ。いつものメンバーがメインになるのもまぁ当たり前なんですけど。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

60.4 5 ショートアニメランキング5位
南の島のデラちゃん(アニメ映画)

2014年4月26日
★★★★☆ 3.6 (33)
169人が棚に入れました
『たまこラブストーリー』同時上映の短編となる。

TVシリーズ「たまこまーけっと」の影の主役(?)デラ・モチマッヅィ。
彼のその後がどうなったのか、ついに明かされる……!

また、王子やチョイとの、ほのぼのドタバタな日常が描かれます。

どうぞお楽しみに!!

声優・キャラクター
山崎たくみ、山岡ゆり、下野紘

Yulily さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

デラ・モチマッヅィ?2人と1羽のモチマッヅィ物語

●アニメーション制作 京都アニメーション
●製作 うさぎ山商店会

「たまこラブストーリー」と同時に上映された短編作品。
私はレンタルのDVDを視聴したので本編の前に収録されていました。


先日書いた「たまこまーけっと」のレビューですが、このしゃべる鳥の
デラ・モチマッヅィのことを書くのを完全に忘れてしまいました
私にとっては無意識にそんな扱いになってしまうようです
南の島から来た、人の言葉をしゃべる、とってもうるさい鳥
偉そうにしていますが、どこか憎めないです。


たまこまーけっとのストーリーでお気に入りの場面

拾われた先の主人公のたまこちゃんは餅屋。餅屋の家族への自己紹介が
面白い

デラ「ただの鳥ではなく私の名はデラ・モチマッヅィ(餅不味い)」

父「お前、もういっぺん言ってみろ!」

デラ「私は、デラ・モチマッヅィ(餅不味い)」

父「餅はまずくねぇっ!」

激怒、餅屋の娘に拾われたのがモチマッヅィってくだらな面白すぎました
ベタ過ぎていけません(笑)居候になるのになんと不吉な名前なのでしょう


後に判明しますが、王家に関わる苗字は皆モチマッヅィ(餅不味い)

必然?高い身分である王子の名前は「メチャ・モチマッヅィ(めちゃ餅不味い~)」
あまりのくだらなさに笑い転げました。


それから王子の付き人の女の子「チョイ・モチマッヅィ」とっても可愛く優しい
チョイ・モチマッヅィ(ちょい餅不味いよ~)ちょい(ちょっと)なのでデラより
風当たり強くないです!


そしてこの短編はデラ・モチマッヅィが南の島に帰った後のお話です。


水平線には太陽の反射がキラキラと光り浜辺に押し寄せる波、
生い茂るヤシの木ここは南国です。

デラ、チョイ、メチャのとある日常を描いたお話です。

デラに散々振り回されるチョイちゃん、可愛かったですね。苦労も
絶えなさそうですね

二人と一羽を知らない人はどんなキャラクター?互いにどんな関係?
それを楽しく理解出来ますね。

ラブストーリー早く観たいです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 29
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いつの間に帰ってたの、デラちゃん‼︎

{netabare}
というタイトル通りの、たまこまーけっとの
後日談みたいな感じでした。

でも、会えて嬉しかったよ、デラちゃん!

チョイちゃんも王子もお元気そうで何よりです。

チョイちゃんがおもちこねてる…可愛い♡

それにしても、おしりもちとかおっぱいもちとか…
今思うと、後のたまこラブストーリーに繋がって
きますね。

照れてるチョイちゃん可愛いです。
ビンタされたデラちゃん笑えます。

ショートムービーだけど楽しめました。
私もデラもち食べたーい♡
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 43

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

チョイちゃん、超可愛い

たまこラブストーリーの前座、数分のショートアニメ。
南の島でのモチマッヅィな日常です。

チョイちゃんが相変わらず可愛い。
デラの振る舞いに切れるチョイちゃん。
デラのセクハラに耐えるチョイちゃん。
デラの頬を激しく張倒すチョイちゃん。
すべてが超可愛いです。

それにしても、デラの態度はでかい。
デラは、名古屋弁で大きいの意味ですからね。
デブで横柄、ホントうざかわいい鳥です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 29

62.3 6 ショートアニメランキング6位
アナと雪の女王/エルサのサプライズ(アニメ映画)

2015年4月25日
★★★★☆ 3.9 (23)
163人が棚に入れました
実写映画「シンデレラ」と同時上映される。

「アナと雪の女王」の後日談で、エルサとクリストフがアナの誕生日にこれまでで最高のお祝いをしようと計画するが、エルサの魔法の力がパーティーを危険にさらしてしまうという内容となる。

雪だるまのオラフも登場する。
ネタバレ

ポロム さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

実写映画 『シンデレラ』 と同時上映

ヒットした「アナと雪の女王」の
その後の短編

シンデレラ上映前に観ました。
字幕だと松たか子さんの歌が聴けないし、
吹き替えだとシンデレラも吹き替えになっちゃう!と思い

迷った末に近くの映画館が吹き替えのみだったので
(結局選択肢がなかったw)吹き替えで観ました。

アナの誕生日エピソードが7分間という感じです。
オラフが相変わらず可愛い・・(*´▽`*)
もちろんアナと雪の女王を観てからの方が楽しめると思います。

ただのネタバレ感想↓
{netabare} 前作で「アナのためなら溶けてもかまわないよ」と
言ってたイケメンオラフにまた会えるなんて幸せ\(^^)/
"HAPPY BIRTHDAY ANNA" から
"DRY BANANA HIPPY HAT" (乾いたバナナ 風変わりな帽子)
に文字が変わるシーンとオラフにちっちゃな兄弟が
たくさんできるのが可愛すぎるッ♪
{/netabare}
もちろん実写版シンデレラも映像がとても綺麗で
ロマンティックなのでオススメです・・♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 32

KNY 休止します さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

本編も大好きですが、こちらも素敵な歌に囲まれてハッピーになります

『アナと雪の女王 エルサのサプライズ』
2015年4月25日公開の短編アニメーション映画。

2013年公開のアニメーション長編映画
『アナと雪の女王』のスピンオフ作品。
実写映画 『シンデレラ』 と同時上映。

新登場の
スノーギーズ(Snowgies)
小さな雪だるま。
エルサがくしゃみをするたび、4〜5体ほど出てくるキャラなのですが、カワイイです♪

以上―Wikipediaーより

アナ - クリスティン・ベル(神田沙也加)
エルサ - イディナ・メンゼル(松たか子)

二人の声、歌声が聞きたかったので
迷わず吹き替えにて視聴しました。

本編よりも、歌が多くとても嬉しかったです
サプライズですので
ホッコリしました♡♡♡

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

オラフの愛らしさにノックダウン。笑

ディズニーの実写映画「シンデレラ」と同時上映された
アニメーション映画。

8分ほどの「アナと雪の女王」の
ショートアニメです。

「アナと雪の女王」本編を先に観ておくと、
より楽しめるでしょう♪


● ストーリー
アナの誕生日のために
たくさん準備をしてきたエルサ。

サプライズパーティーを
アナは喜んでくれるかな?


● 感想
アナ雪本編もそれなりに楽しめたのですが、
この短編はさらにいい♪

何がいいって、
合間に挟まるオラフの愛くるしさよww

レビューを書く気なんてなかったのに、
あまりのオラフの愛らしさにときめきすぎて、

誰かにこの気持ちを伝えたくなったので、
レビューを書かずにはいられなくなりましたw

それぐらい、
オラフが終始いい味出してます♪

もちろん他のキャラも、
この短い時間で魅力をしっかり出してくれていますよ^^


アナ雪本編もミュージカルの演出がたくさんありましたが、
今回もほとんどがミュージカルで演出されています。

いろんな登場人物たちが
歌をつないでいくのも楽しいし、

アナもエルサも、
まるでしゃべっているかのように歌っているのが、また楽しい♪

たった8分のアニメーションで、
こんなに楽しくて幸せな気持ちになれるなんて…♪

だからディズニーは大好きです^^

アナ雪が好きな方は、
こちらのおまけアニメーションも忘れずに楽しんでくださいね♪

投稿 : 2024/12/21
♥ : 12

61.9 7 ショートアニメランキング7位
ずんだホライずん(アニメ映画)

2017年4月22日
★★★★☆ 3.3 (33)
134人が棚に入れました
「ずんだアロー」で矢を放ち、どんな餅でもおいしいずんだ餅にすることができる東北ずん子は、 東北きりたん、東北イタコ、中国うさぎ、四国めたん、九州そららとともに、 ずんだ餅を食べながら幸せに浸っていた。 一方、大江戸ちゃんこ総帥率いる「納豆ファクトリー」の面々、中部つるぎ、関西しのび、 沖縄あわも、北海道めろんらは、ずんだの原料の枝豆と納豆の原料の大豆が、 収穫時期が違うだけで、実は同じ豆であることから、納豆に使う大豆の量が減ることを恐れていた。 ずん子の家に刺客として送られる沖縄あわもと北海道めろん、 そして第3の勢力とは!?

声優・キャラクター
佐藤聡美、茜屋日海夏、木戸衣吹、桃河りか、田中小雪、西田望見、指出毬亜、濱口綾乃、今村彩夏、古賀葵、清水彩香、伊藤ゆいな、豊口めぐみ、折笠富美子

ミュラー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

何を見せられているんだ、なんて思ってはいけない

2017年あたりに公開されていたはず。
今Youtube等で期間限定公開中。年末には地上波放送もされたらしい。
見て、「なんだこりゃ」という感想が正しいだろう。

初音ミクをはじめとするVOCALOIDや、無料で使える「UTAU」という歌唱、トーク用のソフトのキャラクターが元になっている。
そういう界隈や、彼女らが主な活動場としているニコニコ動画のノリが分からないと、全くついていけないだろう。
いや、分かっていてもついていけないかもしれないが。

日本の農業とか、食べ物を大切に、なんか考えてはいけないだろう。
このアニメはそんなところを超越したところにある。と思う。
一度見てみることを・・・どっちでもいいや。
でも不思議と時間を無駄にしたという感じにはならないですよ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

それが不思議なずんだのパワー!

元は、東北地方を盛り上げるために作り出されたご当地キャラである"東北ずん子"。
彼女を中心に、長女"東北イタコ"、三女"東北きりたん"の三姉妹、更にその他、四国や中国地方等々が出身のキャラクターが登場した、オリジナルアニメ。
文化庁より依頼を受けて行った日本動画協会のプロジェクト『あにめたまご』で制作されたアニメで、ボカロやUTAU音源となったキャラクターの、いわゆるボカロ曲が多く使われたミュージカル調になっているのが特徴です。

ストーリーは、結構、激しいです。
射った対象をずんだ餅にしてしまう「ずんだアロー」を操る東北ずん子がおり、東北家の三姉妹、中国うさぎ、四国めたん、九州そらたちと楽しくずんだ餅を作っていたのですが、ある日、大事な大豆をずんだにしてしまうとはけしからんと、大江戸ちゃんこを中心とした「納豆ファクトリー」の面々、中部つるぎ、関西しのび、沖縄あわも、北海道めろんが襲いかかってきます。
大豆を買い占めたのが東北三姉妹と考えていたちゃんこたちですが、それは誤解で、本当の敵は別にいたことが判明するが、という内容です。

ストーリー開始早々、ずん子を除く東北一味はずんだ餅を作っているのですが、あまり美味しくないずんだになってしまい頭を抱えたところに、おもむろにずん子が登場、歌いながら矢を放ち、次々おいしいずんだ餅に変えてゆく様は割りとクレイジーですね。
展開は非常に唐突ですが、良く言えばテンポが良く、最後まで面白かったです。
2023年7月現在、"ずんだホライずん"で検索するとよく"狂気"とか上位にサジェストが登場しますが、普通によくできたアニメと思いました。
なお、キャラのほとんどは小説版で既存のキャラや、UTAU音源化しているキャラなので、知っていればアニメで動くおなじみのキャラクターをみる感動が味わえると思います。
ちなみに私は、東北三姉妹と、四国めたんだけは知ってましたが、それ以外は知らない状態でしたが、それでも楽しめましたね。

また、2016年の作品のためか、ずんだもんは妖精状態でしか登場しません。
きりたんのゲーマー設定もなく、コンテンツ違いのため結月ゆかりや琴葉葵・琴葉茜姉妹の登場もなし、あと、春日部つむぎもコンテンツ違いなので登場しないです。
当然といえば当然なのですがオフィシャル設定しかないため、YouTubeでコンテンツを楽しんでる勢には不満が残る可能性ありですね。
ずんだもんにヘコヘコさせろとはいわないですが、もし"ずんだホライずん"の続編が作られたら、つむぎちゃんに歌わせて欲しいです。東北関係ないけど、埼玉だけど。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 0

63.8 8 ショートアニメランキング8位
絶望の怪物(アニメ映画)

2019年6月10日
★★★★☆ 3.2 (28)
89人が棚に入れました
アニメ制作スタッフとして働いた経験のある漫画家のコタニジュンヤが、完全個人制作で手がけた30分の短編アニメーション。ある日、中学生の星野アオイは、自分と家族が醜い宇宙人の怪物であることを知る。両親が隠していたため、彼女と弟のユウタは、その事実を知らずに育ってきた。彼らは薬を使って人間の姿に化けていたが、なぜかアオイにだけ、その薬が徐々に効かなくなり……。2019年6月10日から名古屋・大須シネマにて上映され、7月6日からは東京・下北沢トリウッドで公開。
ネタバレ

カミタマン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

たったの29分!!

2021/09/27 投稿

率直に言ってすごいと思いました。

29分間,テレビシリーズ1話分の長さです!

しかし,視聴後の満足感は高いです!

ストーリーは{netabare}タイトルや作品のキャッチコピーなどから容易に想像できます。完全にイメージ通りのストーリーと言えます。{/netabare}ツッコミどころもいっぱいありまが,あまり気になりません。

背景はきれいだと思いました。描き込まれた美しさでは無く,シンプルに描き色できれいに見せるといった感じでした。

キャラクターは絵が上手いとは感じませんでしたし,良く動いているわけでもありませんでしたが作品世界としてはこれでいいと思います。作品の成り立ちを考えれば,これが最適なのでしょう。

音楽はピアノの旋律が切なさを増幅します。
主題歌は,音程が安定せずにお世辞にも上手いと言えない歌唱力なのですが,逆にそれがよりいっそう切なさを感じさせます。
おそらく,この音楽の力が作品上大きく貢献していると思います。

結局何がすごいのか,そう感じさせるのか考えてみると,とにかく見せ方が上手いのだと思います。
余分な物を削ぎ落とした,引き算の美学とでも言うのでしょうか?歴史的に見ても日本人の琴線に触れるそんな作りの作品でした。

クレジットを見ると原作・脚本・絵コンテ・演出・作画・美術・着彩・撮影・編集・音響・監督・プロデューサー・他全般 コタニジュンヤとなっています。ほぼ一人で作り上げたという点は考慮せずに評価しています。

一方29分で完結している点は自分の中では,評価上大きなポイントになっています。

たった29分なので,見て損は無いと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 11
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

鬼太郎でも出てくれば、何とかできただろうか?

 リアルな背景の反面、私にはキャラデザに好感が持てなかったです。だが、なぜこの結末でなければならないのか?、自分には納得できないものがあったです。

 普通の家庭、学校で日常生活を少女がいるです。そんなある日、突然異変が起きて、自分や家族が何者なのか?を知るです。
 学校にも行けなくなり、絶望的心理状況に追い込まれ、破滅へと突き進む物語だったです。

 この主人公、葵が自分を自分であるという認識が、一転してしまう。{netabare}日常から、友人の家での知るよしもない突然の体の異変を、隠すことしかできない現状は、この葵にとっていたたまれない物だったです。

 母親によって、その現状は抑えられたように見えても、姿を維持できなくなっている{/netabare}現実から逃れることができず、表に出歩けなくなってしまうです。家族にとっても葵にとっても、恐怖としか言いようないのです。

 学校に行ったとしても現実でも起こりうる、葵の不安、苦しみは、そうなるしかないのか?普通の人間として生きたい!というのを描いていたです。

 その先に葵を待っていたのは、正に絶望そのものだったことは、やるせない所あったです。
 人間が人間でないものを同じようにして、実際この家族を受け入れられたなら、起こらなかった悲劇だったと思うです。この物語において、そんなことは、あり得ないのです。{netabare}鬼太郎にでてきた妖怪病院でもあって、半魚人のように元に戻れない人間にすることもできないのです。{/netabare}

 最後まで、{netabare}この家族は救われなかった事、残った{/netabare}葵がした行動、自身に取った結末は、とても好きになれなかったです。{netabare}最後近くで、別れを告げに友人宅を訪れるです。葵を気にかけていた友人が、正体を知ったとき、葵を止めることもできない、しない所です。どの道、葵は生きられないようだったです。{/netabare}

 EDの歌を聞いて、さらに、絶望的な気持ちになってしまったです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

P さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

30分ものと思えない作り

展開が早い割に、話の繋ぎ方が上手い為、不自然さを感じませんでした。
その結果生じた現象が、何度も時間を確認するという行動です。
まだ30分経ってないの?と。
個人的には映画一本分位の満足度が得られました。
各項目で付けていったら星3位になってしまいましたが、30分での満足度として考えたら星5位の価値はあると思います。
時間に対するコスパは他のどの作品より高いのではないでしょうか。
どちらで付けようか悩みましたが、とりあえずオススメである事には変わりないです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

59.7 9 ショートアニメランキング9位
バンジョウのカルメルさん(アニメ映画)

2007年4月4日
★★★★☆ 3.6 (22)
87人が棚に入れました
灼眼のシャナたん、劇場版上映の際に公開!

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

しゃなたんシリーズにてこ入れ!?けれど、こんなに裏事情をぶっちゃけていいのでしょうか・・・

ストーリー

劇場版上映の際に公開したしゃくがんのシャナたんシリーズの一つで、今回は万条の仕手、ヴィルヘルミナ・カルメルさんが謎の浜辺の崖で愛用の電信柱と一緒にこちらに向かって話しかけている作品です。

私の感想。

カルメルさんが劇場版の裏話をぶっちゃけているだけのとってもシンプルな作品なのに非常に楽しめました。特に目立った行動やおもしろい動きはまったくしなかったのですが、何故だか楽しめました。

キャラクターデザインは本編とは少々緩やかな表情になっているのか、本編よりも優しくなっているような気がしました。

この作品の一番の魅力は話し方とその話の内容です。話し方がシャナのように騒がしい感じでなく、耳元で優しくささやいてくれているようなほほえましい声・・・ そして、
「それは言って大丈夫なのかよ」
っとツッコミを入れたくなる話の内容。どちらをとっても最高です。是非シャナシリーズ(本編)としゃなたんシリーズが好きな人はこの作品を見てください。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

56.5 10 ショートアニメランキング10位
夕やけだん団(アニメ映画)

2015年4月1日
★★★★☆ 3.4 (19)
66人が棚に入れました
2015年4月1日より109シネマズ全館にて幕間上映がスタート。毎月1本新作が公開される。


JR日暮里駅からほど近い場所に存在する、夕焼けを堪能できる階段が舞台。

女子高生の七海と不思議な猫のコトブキがノスタルジックな雰囲気の中、毒舌を混ぜつつもどこかホッとするトークを繰り広げていくショートアニメシリーズとなる。

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

山ちゃん、器用…。

109シネマズで映画上映前に上映される『紙兎ロペ』的なポジションのショートアニメ。

メインキャラであるしゃべる猫のコトブキ(CV:山寺宏一)と女の子の七海(CV:柴紅音)の掛け合いを基本とした、江戸下町の風情みたいなものをテーマとした会話劇です。

稀に他のおじさんが出てきたり豆腐屋のラッパが鳴ったりしますが、そういうのは全部山寺さんが演じています。たまたま映画館で観る以外には観ないので区分を「未整理」にしていますが、私はけっこう好きですよ、これ…。

ちなみに公式サイト http://www.yuyake-dandan.jp/ で数話が期間限定配信されるほか、ビレッジヴァンガードでDVDを売っているらしいので、映画館以外でも観られるかも。

2017.4.19: 公式サイト情報を追加。

2017.1.16追記:
新作の発表も治まったようなので、鑑賞状況を「観終わった」に変更しました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22

60.8 11 ショートアニメランキング11位
愛犬とごちそう(アニメ映画)

2014年12月20日
★★★★☆ 3.6 (21)
62人が棚に入れました
「ベイマックス」と同時上映される短編作品。

2012年度アカデミー賞®受賞パトリック・オズボーン監督最新作となる。


ボクの大好物は、ご主人様の大好きなジャンク・フード!

だけど、ある日、ご主人様が恋に落ち、ボクの楽しい食事の時間に異変が――。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

これまで観たどのディズニー作品よりもドイヒーな内容、いやマジで

ジャンクフード好きな主人に飼われたことでジャンクフードジャンキーになった愛犬の3DCG短編
犬と同じ低めの視点、トゥーンシェードを意識した色彩が特徴


同じディズニーの『紙ひこうき』にはトゥーンシェードの最先端としてかなり衝撃を受けましたが、『楽園追放』が公開された今日では『紙ひこうき』の時ほどの感動を今作には感じませんでした


それにお話が酷いw
ジャンクフードの食べ過ぎで肥えていくお話かと思ったら、フレンチ好きなな女性と主人が交際を始めたことで次第に不幸になっていく登場人物達
それがまたジャンクフードを食べ始めたことで好転していく・・・
っておい!w
少しはジャンクフードの食べ過ぎそのものに対して警鐘を鳴らすとかないんかい!w
フレンチ全否定、ジャンク全肯定、しかも食べ方が汚い
こんなに酷い内容のディズニー映画は初めて観ましたw
終わった後に苦笑いするしかありませんって

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

私は犬に嫌われる体質らしい

ディズニーショートムービー。

ショートムービーといって侮ってはいけない。
ひとつの珠玉の物語となっています。

1回目はぼーっと視聴。
犬がひたすら食ってるなあ。
との単純な感想でした。

良く分からなかったから2回目視聴。
主人と愛犬の出会いから始まり、主人に恋人が。
あることがきっかけで別れるも、それを察した愛犬が活躍・・・
もちろん、ディズニーだからハッピーな結末に。
それを、愛犬の表情と動作で表現する見事な作りです。

の割には低評価?
そう、私には犬に噛みつかれた苦い思い出があるのでした。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ベイマックスとの同時上映、短編作品 「Feast」。

主人公はボストン・テリアの仔犬「ウィンストン」

飼い主が与えるジャンクフードが大好き。

みるみる舌が肥え、果ては人間と同じものを食べるようになる。
グルメな感じが憎たらしいですね。 なんちゅう犬じゃ。

犬を飼っていると“あるある”な話。ドッグフード以外を与えると、そちらばかり食べるようになってドッグフードを食べなくなってしまうんですよね。私個人は、肥満の原因になったり塩分のとりすぎが駄目らしいのでジャーキーぐらいしか与えませんけど、家族がやってしまうので困っています(^_^;)味ついてないササミ位ならイイけどね。

愛犬家がまじめに見ちゃうと眉をしかめるかもしれませんが、ファンタジーですのでご安心を。

本編では、あるタイミングからジャンキーなものを与えなくなります。

“らしい”理由ですね。それはご自身の目でお確かめ下さい。


この短編を観た時、同社の「わんわん物語」を思い出しました。
彼らのスパゲッティを食べるシーンはロマンティックで素敵だったな・・。


ちょっと引っ張りだして観ますわん Uo・ェ・oU

投稿 : 2024/12/21
♥ : 13

65.8 12 ショートアニメランキング12位
恋するシロクマ(アニメ映画)

2017年3月4日
★★★★☆ 3.5 (10)
42人が棚に入れました
シロクマ「きみがオスでも、僕は構わない」 アザラシ「僕は構う」白いアザラシ(♂)を好きになってしまったシロクマくん(♂)。彼の恋は成就するのか?弱肉強食の世界で紡がれるホワイトラブ!!

声優・キャラクター
花江夏樹、梅原裕一郎、大谷亮平
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