シュールで学園なおすすめアニメランキング 25

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのシュールで学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年01月14日の時点で一番のシュールで学園なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.9 1 シュールで学園なアニメランキング1位
日常(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (4365)
20413人が棚に入れました
妄想がちな女子高生ゆっこの周りには、ロボやら鹿やら謎なものがいっぱい。時定高校を中心に、シャケが飛んできたり、こけしが飛んできたりと町中に広がる不思議でビミョーにシュールな「日常」は始まります。

声優・キャラクター
本多真梨子、相沢舞、富樫美鈴、今野宏美、古谷静佳、白石稔、堀川千華、川原慶久、山本和臣、平松広和、小林元子、吉崎亮太、廣坂愛、比上孝浩、玉置陽子、樋口結美、佐土原かおり、山口浩太、小菅真美、稲田徹、水原薫、チョー、中博史、銀河万丈

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

『日常』というタイトルの『“非”日常』

はかせとなのちゃん、阪本さんのくだりは、終始面白かった。

ゆっことみおとまいの件は、当たりはずれがあったかな?かなり、シュールなネタが多かったし・・・。

後半、なのちゃんが加わってからのゆっことみおとまいの件は、がぜん面白くなった。

という事は、個人的には「なのちゃん」中心にこの作品を楽しんでいたのかな?

何度見ても楽しめる作品です!

投稿 : 2025/01/11
♥ : 75

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

日常の中の非日常的ギャグ

「日常」というタイトルに不似合いな非日常がそこに繰り広げられる。
それが何より面白いし、観ていて楽しかった。

ジャンル的にはシュールギャグアニメ、でいいのかな。

中には、どう笑えばいいのか困るようなエピソードもあったけれど、
ツボにはまったらもうずっと笑い続けて苦しかったくらい笑って。
その落差が大きいのも、この作品の特徴の
ひとつだったような気さえしてくる。

これでもか、というほど奇想天外なアクシデントに見舞われるとか、
なんでそんなに熱くなれるんだと、呆れてしまうほどエキセントリックに
なって結局は空回りしていたり・・という話が多かったように思う。
あのテンションは、ちょっとだけ『男子高校生の日常』の中の
『女子高校生は異常』に近いものを感じた。

また、ゆっこ、みお、まいの3人が並ぶとなんとなく、
『魔法少女まどか☆マギカ』を思い出してしまってたのは僕だけか?

東雲研究所では、なのもかわいかったけれど、
やっぱり・・・はかせの無邪気さは最強だった。

時々、無性に懐かしい曲が流れるEDも、ちょっとツボだったし、
難しく考えすぎずに、ふわ~~っとした気分で眺めるには
最高の作品だったと思う。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 65

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

感想らしき何か。

原作は読んだことがありません。

群馬県の、とある町の平和な日常をたんたんと綴る、
オムニバス形式のショートコントアニメ。

この話は群像劇になっていますが、
県立時定高校に通う女子高生3人組。(ゆっこ、みお、麻衣)
東雲研究所に暮らす2人と黒猫。(はかせ、なの、阪本)
計5名と1匹がメインです。

このアニメを初めて知った時は、
京アニもよくこんなもん、アニメ化したなってのが正直なところ。
円盤爆死とダブルピースという認識しかなく、長らく見てませんでした。

改めて見たところ、ムダに作画がいい気がしますね。
特に前期後期両方のOPは、滑らかなズームインを効果的に使っていました。
EDも、前期はファンシーな作りで後期は小学生が喜びそうな感じで結構なお気に入りです。

制作会社によっては1話あたり1000万円の紙芝居で済ませちゃいそうなネタなのに、
ひたすらよく動きます。これが、京アニクオリティと言ったところでしょうか?
動きをダイナミックにすることによってネタを面白く見せようという工夫なんですけどね。

会話劇が主体でボケとツッコミの応酬。
ギャグは、ノリと勢い任せな部分が多かった気がします。
笑えるパートは本当に笑えましたが、ギャグがスベッてる部分も少なからずでした。

個人的には、
なの、はかせ、阪本の平和な1日
ゆっこ、みおの喧嘩
このふたつが好きでした。

ギャグは当たり外れがあるものの実は世界観を気に入っています。

名前は言いませんが別のアニメでつまらないと思ったネタがあるんですよね。
それは、作者によって才色兼備という設定を与えられた女子高生が、
悪ふざけした男子高校生をお仕置きと称して毎度毎度暴力で懲らしめるというもの。
圧倒的強者が、弱いバカを成敗したところで何が面白いのでしょうか?
絶対に傷つかない汚れない立場から若手をいじって、
楽して笑いを取る大御所みたいなつまらなさを感じます。

コメディでは汚れるときは一緒に汚れるのが肝心要だと思っています。
ドリフでは強い立場にある、いかりや長介が、
志村に逆襲されたりタライや水を浴びたりしてましたよね。
んで、オチに出てくる言葉が『駄目だこりゃ』
大事なのは、その精神です。

脱線から戻ります。
『日常』では、学校の成績が悪いゆっこは、みおからよくバカだと言われてマジギレします。
でも、一方的に上から目線でバカにされてるわけでもなく、互いに思いやってるところもあり、
ゆっこにからかわれて、みおがマジギレすることも少なくなく、
からかったら予想外の反応をされて、からかったほうがオロオロすることもあって、
人間関係の妙があったと思います。

おバカだけど気遣いもできる善人な、ゆっこ。
ツッコミ役だけど暴走機関車な、みお。
なにより2人は喧嘩してても親友であり、
キャラ同士の掛け合いのパワーバランスが上手く取れていました。
(トリオですので、何考えてるか解りづらいけど、ゆっこLOVEな麻衣も忘れちゃいけません。)
どっかのキャライジメや芸人イジメとは違いますね。

東雲研究所でも同様です。
はかせ=本当に悪戯好きなしょーもないことをするオコチャマなんですが、
いたずらの対象である、東雲なのが本当に大好きで甘えてるだけなのですよね。
好きなら何をしてもいいわけでもないですが、
2人の間には愛情やら精神的なつながりが存在している、そこには上から目線は存在しない。

笑いを取るために自分は傷つかずに他者を笑いものにする下らない芸風とは無縁ということで、
なんやかんやで、『日常』は安心して見られるアニメかなあと思いました。
NHK教育に輸入されたのも納得ですね!
もともと、『にほんごであそぼ』みたいな空気もありましたし。

殆ど持論めいた内容になってしまいましたが、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 61

82.8 2 シュールで学園なアニメランキング2位
琴浦さん(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (2443)
12358人が棚に入れました
琴浦春香は、一見普通の女子高生に見えるものの、人の心が読める能力を持つ。
しかしそのことをきっかけに、周りを疎外するようになっていった。と
ころが転校してきた早々に出会った真鍋義久がきっかけとなり、徐々に心が解され、また彼に惹かれていくのだが…。

―2012年8月にテレビアニメ化が発表された。

声優・キャラクター
金元寿子、福島潤、花澤香菜、久保ユリカ、下野紘
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ストーリー構成、見せ方が秀逸。何度も笑ったし、何度も泣いたよ。

原作未読。

望む望まないにかかわらず、人の心が読めてしまう琴浦春香(ことうらはるか)。
幼少期から能力によって、周りを傷つけてしまい、自分の殻に閉じこもってしまっていたのだが……。


いやー、笑いました、泣きました。
まさかここまでしっかりしたストーリーで、見せ方も上手なんて予想していませんでしたよ。

このアニメを見て最初に気付くのが「ギャップ」でしょう。
それだけ1話が衝撃的でした。
でも、ただのギャップを狙ったアニメではありませんでした。
シナリオだけを追っていっても素晴らしい仕上がりです。

特に、笑いの中からストーリーの軸を引き出すテクニックがお見事です。
ギャグシーンの結果がそのままストーリーに反映されます。
{netabare}
主にエロ妄想ですね。
「心を読ませる」ことで琴浦さんの行動をコントロールできます。
{/netabare}
ポイントは、漫才をやるのではなく、視聴者にツッコミを入れさせて笑いをとるタイプのアニメだということです。
このタイプでは、ストーリー進行が止まらないため、ギャグによるごまかしがききません。


また、中盤にゆるい話がありますが、ちゃんと意味があります。
「心の成長」というテーマにしっかり絡んできますね。
{netabare}
シリアスとギャグのギャップ場面がない、中盤の話(EDテーマがギャグになる話)は、琴浦さんが人との距離感を掴むのに手間取っていることを示す、大事なエピソードだと思います。

琴浦さんにとってはすべて初めての体験。
楽しい夏休みや、友達との「普通の」距離感。
そういったものは、何もかもが新鮮だったはずです。

「信じることに慣れて、疑ってしまうこともあるものよ」

まったく人を信用しなかった状態から、信じすぎる方向に行きすぎてしまう。
人と人との距離感をうまく調整できていないことを表現して、最後の母親との和解に繋げるまでの心の成長過程を見せてくれています。
{/netabare}

・子どもの頃は何が正しくて何が間違えているか、本当にわからないものです。
・人と普通に関わってこなかった人間は、人をどこまで信用していいのか、つかめないものです。
・大人になってからは、自分をそう簡単に変えることはできないものです。

その辺を理解して感情移入すると、本気で泣けます。
視聴の際はギャグやギャップではなく、ストーリーラインと感情の変化を追って見て欲しいですね。


演出もうまいと思います。
BGMも良かったですが、見た目に関しても、二重、三重にトリックを張って、視聴者を騙しています。
{netabare}
犯人が女性警官だったことは見抜けても、その先の動機まではなかなか見抜けない。
リアルかどうかは別にしても、琴浦さんの境遇と同じだったから、というのは十分に説得力がありました。
視聴者は、今までさんざん琴浦さんが苦しんだシーンを見ているからです。
{/netabare}

ギャグも優秀、ストーリーも優秀、演出も優秀、キャラクターも優秀、音楽も優秀。
ジャンルとしてはラブコメかもしれませんが、ヒューマンドラマという言い方をしてもいいかもしれません。
{netabare}
「言(こと)葉」に「裏(うら)」がないからこそ成り立った展開。
そして、衝撃の1話を反対側から見せた、母親との和解シーン。
そこから琴浦さんと真鍋の告白シーンに繋げて締めくくったのは、タイトルに意味を持たせた、素晴らしい終わり方だったと思います。
{/netabare}
伏線も綺麗に回収し、本当に最後の最後まで魅せてくれました、大満足!

投稿 : 2025/01/11
♥ : 94
ネタバレ

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

意外とシリアスな話だった

超ほのぼの系だと思っていたらスゲー暗い始まり方のせいで見るアニメを間違えたかと思ったよw
心を読めるってめっちゃ便利な能力だと思うけど実際はそうでもないんだね。

いや、まてよ・・・
よく考えるとこの能力を手に入れたのが生まれつきじゃなかったらやっぱり便利な能力だったんじゃないのか?
まだ子供だったから心を読んで思ったことをすぐ口に出してしまったのであって、ある程度成長したらそんなことはなくなるだろうし・・・

俺はやっぱりこの能力欲しいなぁ((*゚∀゚))

真鍋のエロ妄想で慌てる琴浦さんが可愛すぎますね。
キャラ目的だけでも見ていけるアニメかもしれないですw

以下各話レビュー。

2話感想
{netabare}
メインキャラの一人っぽい女の子がスッゲー悪役っぽくなってたよ!?
これこの先大丈夫なんか?
一応この子も多分部活に入るんだよね?
なんかもぉ不安要素しかないんだが(;゚∀゚)

にしても教室のど真ん中で告白とは・・・
真鍋は男だねぇ。{/netabare}

3話感想
{netabare}
重い・・・話が重いよ・・・
カラオケの件までは爆笑させてもらったのに、後半シリアスすぎるよ(-_-;)
森谷ももうちょっと考えて行動しようぜ。
好きな人をボコるって正直意味わからんし。
ヤンデレか?ヤンデレなのか?{/netabare}

5話までの感想

森谷がスゲー可愛く見えてきた。
シリアスストーリーも終わって、俺好みのほのぼのとしたギャグストーリーが始まりつつあります。
これは俺にとってうれしい展開ですねw
これから先を見るのが楽しみになってきました(^_^)v

9話までの感想

琴浦の母さんが出てきて若干シリアス感が戻ってきたり・・・
でも基本はギャグとエロ妄想のオンパレードなので楽しく見させてもらってます。

最後、両手を血に染めた森谷・・・
あれは一体どういうことなのか・・・

10話感想
{netabare}
森谷が逮捕された!
でもすぐ出てきたから良かった!
とりあえずご家族の方たち警察署の前で「モリモリ」言うのはどうかと思うよ(;゚∀゚)

でもって最後は部長がピンチになるし、最近は次回が気になる終わり方が多いので毎週楽しみですね。{/netabare}

どーでもいいけど真鍋と警察の女の人って何か似てない?

11話感想
{netabare}
まさかあの警察の人が犯人だったとはなー
二重人格ってのは一本取られたねw
でもって犯人を説得してめでたしめでたしと・・・
悪くはないと思うんだけど何かちょっとありきたりだなーとも思ったりしましたね(;゚∀゚)

でも森谷の告白はすごく良かったです。
あそこはちょっと感動しちゃいましたね。
最初のころの森谷の記憶が今はもう懐かしいですw{/netabare}

最終話感想
{netabare}
最後は無事お母さんとも仲直りしてハッピーエンドと・・・
いい終わり方でしたね。

お母さんも琴浦さんと離れるのはやっぱり辛かったんだね。
そのことがはっきりとわかってよかったです。
自分の子供のことが本気で嫌いな親なんて存在しないんですよ・・・
「守ってやれなくてゴメンね・・・」
お母さんのこの言葉にはやられましたね。
俺の涙腺が大ダメージを負いましたw{/netabare}

なんやかんや楽しんで見れてた作品だったと思います。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 75

逢駆 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

~以心伝心~

お前がいるのが、もう俺の日常になっているんだよ!―――――


人の心が読める少女の苦悩と成長を力強く描いた心温まる作品。
予想とはまったく違った衝撃的な1話でがっつり心を持っていかれました。

主人公の琴浦春香は他人の心が読めてしまう不思議な能力の持ち主。
その能力ゆえに、ずっと他人との距離を置いてきましたが
転校先で隣の席になった真鍋義久との出会いによって世界が少しずつ変わって…。

基本はラブコメディなのでお気楽で笑えるシーンが多いのですが
そこからふっとハードな展開に突入するそのギャップが本作の特徴。
楽しい日々を描いていても、いつシリアスになるのか気にしてしまいます。
単調になりがちなストーリーも絶妙な振り幅によってとても魅力的に仕上がっていました。
このあたりは「みなみけ1期」「ゆるゆり」で視聴者を楽しませてくれた
〈 太田雅彦監督&あおしまたかし脚本 〉コンビの手腕が大きいのかなと。

意図せず人の心が読めてしまう琴浦さん。
「読めてしまう」というのがとても厄介であり困った部分です。
普段、人は誰かと話すとき声にして出す言葉と出さない言葉を選択して生活しています。
そうして人は他人との距離感をうまく保っています。
しかし琴浦さんはそのすべての言葉が聞こえてしまう。ときには映像まで見えてしまう。
つまり聞きたくないもの、見たくないもの、全部読めてしまうわけです。
それは周りからすれば恐怖の対象となります。
誰も彼女に近づこうとせず、彼女もまた距離を置いて心を閉ざし…。
それを打ち砕いてくれたのがエロスの貴公子こと真鍋くん。
裏表のない良くも悪くもバカな彼だからこそ、本当の気持ちをぶつけても受け止めてもらえる。
ありのままを肯定してくれる人がいるからこそ一歩進むことができる!
その琴浦さんの心の壁が徐々に取り払われていく過程がうまく描かれていたと思います。

前半の出来が素晴らしかったため、後半は少し失速気味にも思いましたが
ラストは感動的でとても良い最終回でした。1クールで綺麗にまとまっていた点も好印象です。
琴浦さんの心の成長が見れて素直にハッピーを感じる作品でした。


苦しいことや辛いことも一人じゃどうにもならなくても仲間がいれば大丈夫
次の扉を開けるとき、きっと皆が背中を支えてくれる
だから怖がらずに少し前に進んでみよう
いつかすべてのことにちゃんと希望の花が咲くように
この場所から始めよう。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 71

92.9 3 シュールで学園なアニメランキング3位
ヒナまつり(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1281)
5910人が棚に入れました
芦川組を支える若きインテリヤクザ、新田義史は大好きな壺に囲まれ、悠々自適な独身生活を送っていた。
ところがある日、謎の物体に入った少女ヒナがやってきたことで生活が一変。念動力が使えるヒナに脅され、同居を余儀なくされてしまったのだ!
暴走しがちなヒナは組関係でも学校でもやりたい放題。頭を抱える新田だが、気のいい性格が災いしていつも面倒を見る羽目に。一体、この生活はどうなってしまうのか?
お人好しなアウトローと気ままなサイキック少女の危険で賑やかな日常が始まる!

声優・キャラクター
田中貴子、中島ヨシキ、村川梨衣、本渡楓、日笠陽子、小澤亜李、小山剛志、河西健吾
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アンズは良い人に出会った

この物語は結構笑えます。そして感動する話もわりとあります。

主人公のヒナだけでなく、ヒナの友達のアンズや瞳も結構な個性をもっており、それぞれの心の成長が楽しめました。

その中でも、私が最も感動したのはアンズの成長です。

最初の頃は盗みを働き暴力的だったアンズが、浮浪者のやっさんと出会うことで、生きていくことの大変さや、お金を稼ぐことの大切さ、それに人の優しさを知り、人間として急成長を遂げました。

そしてアンズは、まるで天使のように誰からも愛される存在となりました。

事情があって浮浪者のやっさんと別れることになりましたが、
やっさんの心の中にはいつまでもアンズが生き続けており、
アンズの心の中にはいつまでもやっさんが生き続けています。
これは素敵なことだと思います。
私たちは、はたして何人の心の中に一生生き続ける存在としてあるのでしょうか… それを考えてみる良い機会かもしれません。

それからアンズは中華料理店の老夫婦に引き取られますが、
その人たちも、アンズのことを大切にしてくれます。
食事や住む場所を提供してくれるだけでなく、仕事の仕方を教えてくれます。


人間は、生きるためには仕事をしなければなりません。
逆に言えば、仕事をし、お金を稼がないと食事すらできません。

仕事の仕方を覚えるということは、一生失くすことの無い財産を得るようなものです。
だから、浮浪者のやっさんや中華料理店の老夫婦は、アンズに一生失くすことの無い財産を与えたのだと思います。

以下蛇足です。
{netabare}
昔、国連は発展途上国にお金や食料を主に援助していました。
でも、食糧は食べればなくなるし、お金は使えばなくなります。
発展途上国の人たちは、なかなか豊かにはなりませんでした。
その後、国連は、農作物の作り方、井戸の掘り方、プログラムの作り方など、教えることを主に援助するようになりました。
そうすると、その国は少しずつ成長を遂げていったようです。

新田はヒナに食べ物やお金をたくさん与えます。
それが良くないとは言いませんが、
私は、ヒナが新田から受け取ったものよりも、アンズがやっさんたちから受け取ったものの方が、たくさんの愛情を感じます。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 92
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

個性豊かな少女たちが、真っ直ぐに生き抜いていくハートフルコメディ

ヤクザの幹部である新田のマンションに突然超能力少女が現れるという物語。
あまりにも荒唐無稽で、思わず失笑してしまうストーリーだが、
1話を見た感じでは、そこそこ楽しく見られるかもと思った。

アニメーション製作:feel.、監督:及川啓、
シリーズ構成・脚本:大知慶一郎、
キャラクターデザイン・総作画監督:神本兼利、原作:大武政夫

どこかの世界で敵を殲滅させるための道具として使われていたというヒナ。たまたまヤクザの幹部である新田のマンションにカプセルのようなものに入れられて登場し、超能力によって騒動を巻き起こしていく。最初は超能力を使わないように指示を出して一緒に暮らしていくが、超能力を使わないままでいると能力が暴走して周りを破壊してしまうというあまりにも恐ろしい設定。

これは能力とか辻褄とかリアリティを少しでも気にしたら観られない話だが、ヤクザ新田とヒナの心の交流を核にした周りのドタバタを楽しむための作品だろう。無用なツッコミは無粋というものだ。

殺人兵器のヒナと新田が今後どのように周りと折り合いをつけるのか。また学校に行ったヒナ(しかし、これ戸籍とかどうしたんだろうとか。ヤクザだから戸籍なんてどうとでもなるのかとか、つい余計なことを考えてしまう)が友人を通して、どのように成長を遂げていくのかが見どころになっていくのだろう。

{netabare}あと、1話のオチの部分の「ター○ネーターかよ」のツッコミのセリフは必要なかったかな。音楽と絵を見たらほとんどの人は分かるだろうし、映画見てない人にはセリフを聞いても分からないだろうから、余計な部分だったと思う。 {/netabare}


2話~5話レビュー
{netabare}2話から3話までを視聴した後、見どころが分からず、正直、もう切ってしまおうかと思った。中学生がバーテンダーとして働いたり、ヒナを殺しにきた超能力少女がホームレスになったりと、何がやりたいのか、よく分からない。あまりにも設定に無理がありすぎて付いていけなかったからだ。しかも、アンズが帰れなくなったのに、追手が来る気配もない。もちろん、コメディなので、そんなところにこだわっても仕方ないのだが、そのコメディ部分にも惹かれるところがなかった。
また主人公がヤクザである必要も今のところあまり感じられず、ヒナに翻弄されるために出ているだけの扱いで、あまり本筋に絡んでこない。超能力を使わないと暴走するという設定も、1話以降、なかったことのようになっていて、一貫性も感じられなかった。

ところが、4話を見たときに、この作品の楽しみ方がようやく分かった気がした。
壺を割って新田から勘当されたヒナがアンズのところでも好き勝手にやって勘当されてしまう。そこで、ようやく人の気持ちを考えることに気づき、新田の大切なものを持って謝りにいくというストーリー。Bパートではホームレスだが素直で真面目なアンズと、人から頼まれると断れない瞳の面白おかしな交流が描かれる。
超能力やヤクザなどというのは、ほんの脇の設定にすぎず、個性の強い少女たちと社会の交流を楽しめば良いことが分かった。もしかしたら原作者もこの辺りまで、どういう方向で進めたら良いのか迷っていたのではないだろうか。
5話でもAパートは、お金が欲しいアンズのためにヒナとアンズが奔走する話(ヒナはほとんど何もしていないが…)。Bパートは瞳のバイトが同級生にバレてしまうドタバタが描かれる。
結局、価値観の違う宇宙人と商店街や中学生との交流に笑いを取るというストーリー。ヒナ、アンズ、瞳の少女3人のキャラバランスがとても良く、この3人が揃って出てくる話は、だいたい面白い気がする。特にアンズの改心ぶりが際立っていて楽しめる。また、作画は安定していて安心して見られる。もう少ししたら3人目の宇宙人がやってくるのか?今後に期待が持てそうな気がしてきた。 {/netabare}

6話レビュー
今回で一気に作品の評価が上がった印象。
{netabare}Aパートは新田の実家にヒナを紹介する話だが、新田の嘘と母と妹とのやりとりがかなり面白かった。新田の嘘に騙される家族と、その家族のアホなノリに笑えた。
「ヒナへの質問はオレを通してからにしてくれ」とか「兄ちゃんが来るっていうから、昼間から酒飲んでたんだよ」とか、大爆笑してしまった。確かに事情を説明するために帰ってきているのに、母娘がポンポンビールの詮を抜いているのがおかしいと思っていたのだ。
だいたい、エビチリを食っているときに家族が殺されるとか、どういう嘘なんだw
ダメだ、この作品は真面目にレビューを書くのが難しくなってきた。
Bパートはアンズの住んでいた公園の住人たちが退去処分となってしまい、ヤッさんをはじめとした仲間たちが皆バラバラになってしまう話。アンズの真っ直ぐな想いと、皆がアンズをとても大切に思っていた気持ちが伝わってくる良い話だった。アンズがとても健気な娘で、泣きそうになった。
ただ、これだけ他人の気持ちを考えられて環境に順応できる子供だけに、以前暮らしていた世界や教育のことが気になってしまう。生まれた星のことなどが明らかになることはあるのだろうか。 {/netabare}

7話~12話レビュー
{netabare} アンズが中華料理屋の夫婦に引き取られて、そこで店を手伝うという話(しかし、学校には通わないのが謎)や、ヒナが生徒会役員に立候補する話など、やはりヒナ、アンズ、瞳の女子中学生の3人を中心にしながら話が進んでいく。そこに新田や詩子、調査のために送り込まれた宇宙人の斑鳩ケイが絡んでいくという形だ。
最終回のAパートの後に3年の月日が流れ、新たに登場したマオとミュージシャンのアツシが一緒に日本に旅立つところで終わるので、2期があった場合は高校生編になるのだろうか。
全話を通してとても楽しめた作品だったので、機会があれば刊行されているコミックスも読んでみたい。 {/netabare}

全体のレビュー
超人的な能力を持った女子中学生たちが、大人に利用されたり翻弄されたりしながらも、力強く生きていくという話がメインとなっている。ヒナ、アンズ、瞳のキャラクターが個性豊かだ。

物語の始まりは、ヤクザの新田のところに、突然、超能力を持った宇宙人のヒナが落ちてくることだが、その後、新田は脇役のような位置づけになり、少女たちが中心になる。この作品を観始めたときは、新田の目線になって物語を追っていたが、それではこの作品は楽しむことができない気がする。超人的な能力の少女たちが、大人たちに翻弄されながらも様々な困難を華麗に?切り抜けていくところを見守っていくような感覚で楽しむのが良いのかも。基本的にはコメディ路線だが、時に泣かせるような話を差し込んでくるのがとても上手い。

超能力はあくまで要素のひとつでしかなく、少女たちが自分の個性を最大限に活かし、社会の荒波のなかで生き抜いていく様が、面白おかしく、時には泣かせるようなストーリーで表現されている。あまり似たような話は目にしたことがない。新しい方向性で物語を紡いでいる挑戦的な作風だ。
(2018年6月29日初投稿)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 90
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ちょっぴり心が温まる、ドタバタコメディ

原作未読。最終話まで視聴。

ちょっぴり心が温まる、ドタバタコメディ。
かなり笑えます。
そして、かなり感動します。

ヒナ、アンズ、瞳。
3人のヒロインそれぞれに特徴があって面白い。
3人それぞれにスポットライトを当てつつ、3人が巧みに絡んでくる物語の構成は、とても良かった。

作画はとても良い。
声優陣も良かった。

最終話の終わり方を見る限り、間違いなく第2期ありますよね?
大いに期待して待ちたいと思います。

【以下は、各話レビュー的な「何か」です】(笑)
{netabare}
【第1話】
ヤクザの新田の部屋に、突然、超能力少女ヒナが現れる。
ヒナは超能力で新田を圧倒し、新田の部屋に住みついてしまう。

ヒナは、自分の超能力を当てにして、何かをさせようと”しない”新田のことを信頼し始める。

そんな中、新田の所属する暴力団の組長が襲われ、新田は若頭に相手の暴力団に1人で殴り込めと命じられる。
そんな絶望的な状況の中でも、新田はヒナを当てにせずに、単身で相手の組事務所に乗り込もうとする。

その時ヒナは・・・。

いや~!第1話から引き込まれましたね。
超能力少女とおっさんのコンビというと、『アリスと蔵六』を彷彿としますが、こちらの方がコメディ色強めでしょうかね?

ちょっぴり心が温まる、ドタバタコメディ。
第2話以降も楽しみです。

【第2話】
前半。アンズ登場。
ヒナと処分するために組織から送られてきたのだそうだ。

ひょんなことからアンズを見かけた新田は・・・。

後半。最近、女性関係がおかしな事になっていると感じていた新田。
「新田さんは娘との時間を大切にしたいから、女遊びを一切断った」という噂話を聞いてしまった新田は・・・。

ヒナとアンズの『あっち向いてホイ』は爆笑必至!

【第3話】
前半。アンズがホームレスの仲間入り。
街中で新田と再会して・・・。

後半。ヒナが通う中学校の同級生、三嶋瞳の回。
第2話からの続きで、詩子の経営するバー、バーテンダーとして働くことになる。
そのお店に、中学校の担任の先生がやってきて・・・。

ラスト。ヒナは新田に怒られたでしょうか?(笑)

【第4話】
はい、ヒナちゃんは新田にめっちゃ怒られて、勘当されちゃいました。(笑)
その後、アンズと合流したヒナは・・・。

瞳ちゃんは、相変わらずバーテンダーとして働いている。
結構、板についてきた(笑)

【第5話】
ヒナに感化されたアンズが、ゲーム機欲しさに手っ取り早くお金儲けを企むが・・・。

瞳の”秘密の”バイトが同級生に見つかった!?

【第6話】
ひょんなことから、ヒナと新田は、新田の実家に・・・。
新田は何とかごまかそうとするが・・・。

後半。アンズはホームレス達と別れて新生活を始めることに・・・。

【第7話】
この作品のヒロインは言うまでもなくヒナ。
だけど、それと同じくらい魅力的なヒロインがアンズと瞳。
この3人が交代で主役を務めているから、この作品は面白いんだと再確認した回。

3人それぞれが、面白可愛い。

【第8話】
あっちの世界から、ヒナをお迎えに?
アンズの扱いの悪さと、新田の{netabare}ぬか喜び{/netabare}が笑えた。

【第9話】
あっちの世界から新たな使者(超能力少女)マオがやってくるが・・・。

なんやかんやあって、新田が若頭に昇進!?
ヒナが企画した”お祝い”とは!?

いやぁ、久々に大笑いしてしまった。

【第10話】
まさかのヒナちゃん出番無し回。(学校で昼寝しているシーンはあったけどね)
瞳のポテンシャルの高さと、アンズの純粋さが際立つ回。

ヒロインがヒナ一人ではないことが、この作品の最大の魅力。

【第11話】
伝説のヤクザ・新田の特番?

新田「いくら渡したら、ヒナとお前(アンズ)チェンジ出来る?」
いやいや、気持ちはわかるけど・・・。
 
【第12話】
前半は通常の最終回。
後半は3年後の中国(?)。
何だかんだで、マオちゃん日本へ!

第2期は高校生篇ってことですかね?
というか、これだけ評判が良かったので第2期ありますよね?
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 87

76.8 4 シュールで学園なアニメランキング4位
ゆゆ式(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1292)
5914人が棚に入れました
この春、女子高生になった、ゆずこ、唯(ゆい)、縁(ゆかり)の3人組はいつもいっしょの学園生活。
放課後は部員3人、パソコン2台とホワイトボード1代の「情報処理部」で、てきとうに決めた単語をググってその結果でまたおしゃべり。
なんでもない日常は、たまにイベントも発生するけど、やっぱり女の子がいちゃいちゃするだけ。でもなぜか目が離せない新世代女子高生コミュニケーション。
ゆとりかわいい学園生活は、遊びtお部活とところにより百合要素。
ノーイベント・グッドライフ!それがこの三人の”ゆゆ式(ルール)”

声優・キャラクター
津田美波、種田梨沙、大久保瑠美、茅野愛衣、潘めぐみ、清水茉菜、堀江由衣

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

スローカーブな日常系

制作はキネマシトラスで原作は漫画です。
ジャンルは萌え・日常系です。


ゆずこ、唯、縁の三人の女子高生の日常を描く。


ゆるい。
とにかくゆるい。
中身がないというのはまさにこのこと。
正直キャラデザも私好みではないし、キャラ自身もそんなに好きではなかったです。
でも、見ていると落ち着く。
不思議。
折り返し地点くらいからは、なんだか楽しくなってきます。
ぼーっとしながらお菓子でも食べ、茶でも飲みながら見るのがベストなのでしょうねw

本作では主人公グループの他にもう一つのグループが出てきました。
この二つのグループの距離感などは結構リアル。
主人公たちの距離感もそれぞれ違うのが描かれていたりします。
距離感を日常系にしっかり取り入れているのは珍しいかもしれません。
でも、もうちょっとキャラの掘り下げが欲しかったかな。


総括して、本作は結構直球の日常系でした。
何も起きないw
本作が気に入ったら、同系統の「Aチャンネル」なんかも気に入るかもしれません。
個人的には「Aチャン」の方がツボったかな?
きららキャラット購読者っていうのもあるけどねw

投稿 : 2025/01/11
♥ : 52

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なんでもないようなことがおもしろかったとおもう。<改稿>

まずは正直ゆゆ式すげーってのが感想。日常系の枠に入る事は確かなんだけど、日常系にも、ある程度の非日常と言うか、パロネタとか不思議な世界観とか、それなりに魅せる要素があるのが定番なんだけど、本作は無いんですよね。日常を描いた日常系。

ギャグって程ボケたワードでもないし、どこかに出かけるとかイベントも少なく、出かけたとしても、そこをネタにする気が全くない。ゆるいとか、ほんわかとかそんなんじゃない何かがこやつにはある。

学生の時ってノリって大事じゃないですか。無茶振りされても必死で面白くさせなきゃいけないみたいな。そんな強制されたものじゃないんだけど、程よく楽しめる関係性で築き上げられた、とりとめのないJKの単なる会話で、これが何でこんなに虜にさせる毒を持つのか、、

日本語って面白いなって改めて感じる作品。日本語に潜むちょっとヘンな部分や、間違って使っているフレーズへの気づきとか、ゴロの響きとか、そんなありふれた会話を、ありふれた女子高生でひたすら見せる。これが何気なく心地いい。

電話かければ誰かと話せるみたいに当然で、そこには何もかけた理由なんてないんだけど、いざ会話を始めると楽しいみたいな感じでしょうか

投稿 : 2025/01/11
♥ : 40

えんな さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

これはこれで

1期に1作品はゆるいアニメがあっていいと思っています
内容云々なんか抜きで単純に微笑ましくていい

主役3人組が相川グループ?ともっと親しくなって行くかと思ったんだけど
原作はどうなんでしょうかね^^

投稿 : 2025/01/11
♥ : 35

71.3 5 シュールで学園なアニメランキング5位
となりの関くん(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (1214)
6755人が棚に入れました
--とある学校の授業中。先生の目を盗んで机での一人遊びに興じる男子生徒・関くんと、そんな関くんの遊びを隣の席から観察(or 妨害or 参加)する女子生徒・横井さん。毎回予想外の展開を見せる関くんの遊び、さて今回は……?

声優・キャラクター
下野紘、花澤香菜
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

花澤さんのリアクション無双アニメ♪

花澤さんがひたすら独白でツッコミ入れまくってるのが
かわいくて面白いです^^

{netabare}将棋の妄想シーン{/netabare}はすごかったですね。
関くんよりも花澤さんのほうが問題児かも?

■第1話~第15話
{netabare}
第15話目にして初めて花澤さん欠席でしたね。
代わりに、後藤さんが花澤さんに負けず劣らずのツッコミと
妄想ブリ(笑)
たまにはいいかも^^
{/netabare}

■第16話
{netabare}
今回、関くんのセリフが多かったですね^^
アニメ始まって以来かも。
(といっても驚愕しているときの声ばかりですが(笑))
{/netabare}

■第17話~第23話
{netabare}
最後、関くんの黒歴史が(笑)
またアニメやってくれるといいですね^^
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 98

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

花澤香菜劇場

原作未読 全13話 約8分の作品
と思ったら+8話
全21話でしたw

終わったように見えて実は2週ほど開いて残りの放送がありました。(AT-X)
最終話はいつもとちょっと違いましたが、あまり最終話という感じがしない終わり方ですね。

以下は以前書いた内容です。

ある学校のクラスで一番後ろの窓際(ここ重要w)に座っている関君は、授業中机の上で授業とは関係ないことを色々してます。隣に座っている横井さんは気になって仕方がないのでついつい見てしまいます。横井さんの解説で関君の授業中の行動見るお話です。

私も授業中、訳の分からないw落書きを教科書やノートに書いていたので、懐かしく観てました。(もちろんこんなにエスカレートすることはありませんがw)

ロボの回が好きでした。

とにかく関君はほとんどしゃべらず、横井さんが9割、先生・友人が1割ぐらいと圧倒的に横井さんが語ってます。横井さん役の花澤さんの声をずっと聞いている感じですね。

今期も花澤さん大活躍してますね。
観ている作品でメインだけでも、

東京レイヴンズ 土御門夏目
凪のあすから 向井戸まなか
世界征服~謀略のズヴィズダー~ ナターシャ
ディーふらぐ! 柴崎芦花
となりの関くん 横井るみ
ニセコイ 小野寺小咲
のうりん 中沢農
バディ・コンプレックス 奈須まゆか

ちょっと合わないキャラもありましたが、それだけ需要があるんでしょうね~

特にオススメはしませんが、社会人の方は懐かしさとともに、現役の方は‥‥w

OP 花澤さんが軽快に歌ってます♪ 楽しくなる曲です。
ED この作品に似合わないジャズっぽい曲です。関君うますぎw

最後に、「2人とも真面目に勉強しなさいっ!」と天の声が聞こえてきそうですねw

投稿 : 2025/01/11
♥ : 55

ストライク さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

花ざーさん 今期は忙しかったね。

原作 漫画 未読

全13話

ジャンル:学園シュールギャグ

10分枠のショートアニメ

教室の窓側一番後ろの席で、授業中に繰り広げられる関くんの全力お遊び
それに振り回される横井さんの日常

感想

はっきり言えばくだらない、しょーもな!

これを面白いと思うか 思わないかで評価が分かれる

自分は後者

リアルに言えば、教室の一番後ろの席って、意外と先生がいる教壇からよく目立ちます!
授業中、机いっぱい使ってお遊びしてたら 即 見つかります

まぁ、ギャグ漫画にフィクション求めても駄目なんですけどね^^;


結局、横井さんの方が関くんより嵌っちゃてるんだけど、毎回、殆どそのパターンなので飽きてしまう。
笑ったのは中盤まで
あとは、関くんがどんなネタで来るか?って所が気になって見てたかな

横井さんと関くん、何だかんだで二人は似ているのかも・・・^^


オススメはしないが
ワンパターンのシュールギャグが好きなら楽しめるかと。。。


 

投稿 : 2025/01/11
♥ : 55

74.7 6 シュールで学園なアニメランキング6位
坂本ですが?(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (1162)
5991人が棚に入れました
クール、クーラー、クーレスト高校生の登場! この物語は、とあるクール、いや、クーレストな高校生・坂本の学園生活を綴ったものである──。入学早々、クラスの、いや学校中の注目を集める一人の生徒がいた。その名は坂本(さかもと)。彼にかかれば、ただの反復横跳びは、秘技「レペティションサイドステップ」へと変貌し、上級生からの「パシリ」は、「おもてなし」へとクラスチェンジする。そんな彼のクールな一挙手一投足から、目が離せない。

声優・キャラクター
緑川光、石田彰、杉田智和、武内健、檜山修之、森久保祥太郎、堀江由衣、中原麻衣、田村ゆかり、植田佳奈、生天目仁美、藤田咲、高橋美佳子、前野智昭、鈴木達央、矢部雅史、中田譲治、くじら、稲田徹、遊佐浩二、岩田光央

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

エレガントでダイナミックでスタイリッシュなシュール

原作未読
放映時に視聴済み

クール、クーラー、クーレストらしいっす。
当時見た時に衝撃を受けて
OPのCDを衝動買いしてしまったのですけど
今更になって「なんでこの曲買ったんだろう?」
と、思ったり…

お話のざっくり概要
坂本がクールです。
坂本がクーラーです。
坂本がクーレストです。
え!?そんな概要じゃ良く分からないって??
多分みても良く分かんない作品ですよ!www
見ると「スタイリッシュとは何ぞや?」
という哲学を考えさせられる作品(大嘘)です。
……………説明できる気がしないw

ぶっちゃけ緑川のイケボがやたら耳に残ります。

作画は悪くない結構いい
でも何ていうか…
「無駄に洗練された無駄のない無駄な動き」
のタグをつけるのが凄くしっくりきます。
ニコ動で一時期話題になってた
コンビニ店員みたいな…無駄な美しさw

無駄のない無駄な動きを超スタイリッシュに決める
とにかく意味が無いんですよ!坂本の行動はw
すごく意味ありげだけど、全く意味がないしw
ぶっちゃけイミフなんですけど
無駄な動きを極限まで追求したら美しさに昇華した
みたいな?

やっぱ支離滅裂な説明になっちゃうなー
本編がそうだしー 仕方ないよねーw

ほんとなんでこのOPのCD買ってしまったんだろ?
勢いって怖いわーw

他のレビュアーさんとメガネの話をしてたら
急に坂本を思い出してしまったので
酔った勢いで衝動的にレビューを書きあげました!
多分、後から読み直すと後悔しかないレビュー
と予言しておきます!!!
(あにこれの黒歴史がまた1ページ…)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 34
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

アニメで坂本と言えば「日常」の黒猫か、この人

<2019/5/5 初投稿>
今日は「こどもの日」です。
というわけで「坂本ですが」をキッズ向けにレビュー(ウソ)


昔、行きつけの飲み屋のお姉さんから
「この漫画、面白いよ!BLじゃないからイムラさんでも大丈夫!超オススメだよ!」

と猛プッシュの挙句、押し貸しされたのが本作の原作第1巻でした。

暫くしたらアニメ化したので本放送で視聴。

個性的なシュール・コントで笑かされました( ・∇・)


主人公は高校一年生の坂本(♂)
下の名前忘れた、と思ってWiki調べたらファーストネームは謎なんですね。

七三分けにした黒髪眼鏡のシュッとした色白な美形の青年
(年齢からしたら「少年」なんでしょうけど少年に見えねえ)

彼はどんなことであっても"完璧"且つ"スタイリッシュ"にさらっとこなしてしまう「無敵の超人」です。

この時点で既に怪しげな雰囲気漂わせてますが特筆なのは

"完璧"と"スタイリッシュ"を両立させるための手段が変

予想外すぎるメソッドは時に{netabare} 人間の限界や物理法則{/netabare} をも軽やかに無視します 笑

精神構造もかなり独特で行動原理も謎。
ある意味男前な性格なんでしょうけど類型化しづらい。

よくこんなキャラ作ったな、と感心してしまいました。
誰が近いんだろう?

動きだけならやっぱり執事ですかね。
あの黒いの。

坂本のそれはあの執事の執事っぷりに近いものがあります。
でも耽美的な要素はないし。


ワンクールで綺麗にまとまっている佳作だと思います。

一風変わった笑いを求める人におススメ。

そして黒髪眼鏡に弱いというそこの貴女!・・・オススメですヨ



・・・おまけ
冒頭の飲み屋のお姉さんのくだり。
聡い方は既にお気づきかと思いますが、彼女は腐女子です。
「自分は腐女子」とカミングアウトしている人を実際に目にしたのは彼女が初めてで「腐女子は実在するんだ!」と驚いたことを覚えています。
しかもモデルのような美女。
しかもかなりの重症。
その方からは腐女子についてのあれやこれや、いろいろ教わりその節は大変勉強になりました( ・∇・)
※一応言っておくとその道に私が入り込んだとかは無いです( ・∇・)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 34
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

I'm a perfect human.

原作コミックは未読。

最初は奇をてらったギャグ漫画原作物かな?と眺めていましたが、
視聴後はむしろ、皆がつまらないと捨て去ってしまった日常に潜む、
面白要素の再発掘アニメだと認識が改まりました。

ヘンテコな設定、斬新なアイデアを思い付く……。
ここまでは凡人でも頭の打ち所が悪ければ思い浮かぶこともあります。
ただ、ギャグ漫画はそこから持続可能な作品、世界観を構築するのが難しい。

地道な創作活動を支える大きな一助となるのが温故知新の精神。
過去の自分や人々は、どんな遊びで人生を豊かにしていたのだろう?
という探究心で培った引き出しを、作者がどれだけ持つことができるかが、
ギャグ漫画継続の鍵だと、改めて思いました。

本作には、例えば {netabare}レセプションサイドステップ(反復横跳び)だの手押し相撲{/netabare}だの
昔、学生時代、ゲームアプリもなく、玩具の持ち込みも禁じらた、
何もない退屈な学校で、いかにして暇をつぶし、面白味を見出していくか、
悪戦苦闘の青春の思い出がたくさん詰まっています。

思えば、近年アニメ化成功までこぎ着けたギャグ漫画。
例えば『侵略!イカ娘』『干物妹!うまるちゃん』何かでも、
ネタが一巡して、踊り場に来ると、作者が子供時代楽しんだ遊びの思い出でが引き出され、
作品を下支えする場面が多々、見られました。

と言うより、童心への回帰、人情への転換。
この辺りは『こち亀』や赤塚不二夫氏のギャグ漫画原作アニメから、
連綿と続く、日本のギャグアニメの伝統芸なのかもしれません。


その他、私の目を引いたのは、不良たちのファッション。

例えば8823先輩なんかは、著しく短い学ランを着用する、
最新の?制服の着こなしを披露していましたw
いや……これ、学ランじゃなくてもはやチョッキでしょう(笑)

思えば、一昔前の不良やヤンキー、暴走族は、
足下まで届かんばかりの、著しく長い上着をたなびかせて、
大人たちに反抗していましたw

ところが、時は流れ、最近、ファッション雑誌なんかをめくると、
ただでさえ短足な日本人の大人たちが、地面すれすれのロングコート何かを身にまとい、
これこそが流行の先端を行くシルエット!などとのたまう始末w
日本はにわかに一億総暴走族の様相を呈していますw

でも、8823先輩始め不良たちはあくまで時代の逆を行くのですねw
常に本流に逆らい、ツッパリ続ける、ツンデレ不良男子たち(笑)
不良って何だか可愛い生き物ですね♪


以下、一話感想時のレビュー。長くなるので折り畳みw
{netabare}
以前、外国の教育関係者が、
「日本の学校はまるで病院みたいだ」
との感想を漏らしたニュースが印象に残った。

刑務所みたいな白無地の壁に囲まれた殺風景な校舎。
そこを冬は黒ずくめ、夏は白ずくめ……。
カルト教団の如き集団が分刻みのスケジュールで、
お経のような師の教えを拝聴する。

つまらないとの風評や外圧を気に病んだのか、
はたまた、面白くなくて荒れ始めた生徒に手を焼いたのか……。
近年は学校も校舎内装が宮殿化したり、
制服も複数パターンのブレザーを用意し、
一週間制服着回しコーデを可能にするなど、
生徒、保護者に媚びる姿勢を見せている。

だが待って欲しい。
そんな外面ばかり変えても学園生活は好転するのだろうか?
学園ドラマに至っては、教師も元ヤンキー、極道、
果ては超破壊生物と人の道から外れていく一方ですがw
結局、学校に集うのは人間。

荒んだ人々を改心させる程の
感動的なスタイリッシュが注入されれば、
まだまだ学園生活は色んな意味で輝きを放つのではないか?

本作はクールないち男子高校生の日常に密着した学園ドラマである。
彼は生徒会の一味でもなければ、部活動組織の先輩幹部でもない。
アレンジなしの制服に身を包んだ、
地位自体は一年生の平凡な生徒に過ぎない。

だが、彼が一度、日直を華麗に決めれば、学園生活に花が咲く(笑)

出過ぎた杭である彼に仕掛けられる罠や攻撃もまた、
学園物におけるテンプレの連続。
それを鮮やかな神対応で返される度に、
クール、クーラー、クーレストと高まっていく奇妙な快感w

その先に、怠惰な日本の学園生活に新たな地平が開ける予感(笑)
私も彼の一挙手一投足に釘付けになって視聴し、感動したいw
クールな学園アニメです♪{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 31

66.8 7 シュールで学園なアニメランキング7位
ぱにぽにだっしゅ!(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (348)
2058人が棚に入れました
『ぱにぽに』は、氷川へきるによる、ギャグ漫画作品。月刊Gファンタジー(スクウェア・エニックス刊)に連載。
自由すぎる校風の私立高校・桃月学園に 天才ちびっこ先生・レベッカ宮本(通称ベッキー)が赴任!個性的な生徒達と動物達(?)と共に ちびっこベッキーが活躍したりしなかったりするびみょーにきみょーなスクールコメディ!!

声優・キャラクター
斎藤千和、山﨑バニラ、折笠富美子、ゆきのさつき、植田佳奈、堀江由衣、野中藍、阪田佳代、大原さやか、櫻井孝宏、石毛佐和、中世明日香、花輪英司、樋口智恵子、広橋涼、日笠山亜美、大竹宏、神谷浩史、沢城みゆき、門脇舞以、松来未祐、生天目仁美、新谷良子、麦人、杉田智和

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

新房×シャフトを一躍有名にしたアニメ

何かと思い入れ深く、そして衝撃を受けたアニメです。
次回予告のベッキーの「おやすみ」を聞きたくて、毎週日曜深夜リアルタイムで観てました。


ライブ感を強く意識した作品で、作中至るところに散りばめられたネタ・パロディ等で盛り上がる、
いわゆる視聴者参加型のお祭りアニメ。なので後追い視聴だと本作の真の楽しさは味わえないかも。
そういった意味で、ハルヒ・らきすたの先駆者的な存在である作品だったと思ってます。

とにかくネタの情報量が尋常でなく、1話平均で20~30のネタが作中に仕込まれているのですが
元ネタの全てを理解するのは困難だし、ネタを追うだけでも精一杯。というか面倒くさいw
今にして思えば、これはおそらく元ネタを無理に辿る必要はなくて
無数のネタが飽和してる状態そのもの(ある種のカオス空間)が本作独自の魅力なのでしょう。
最近よく見かけるパロディアニメ(元ネタの知識が必須)とは一線を画してると言えます。


さて、本作は、新房×シャフトを一躍有名にしたアニメでもあります。
止め画や素早いカット割り、文字表現、実写表現、独特の色彩、無機質な背景デザイン。
それに加えて本作ではチビキャラが所狭しと頻繁に駆け回っていたり
シーンの会話とは全く関係ないネタが黒板に書き殴られていたり・・・
こんなに斬新で遊び心のある演出は本当に衝撃的でしたね。

で、幸か不幸か、本作ではじめてシャフトに触れた自分にとって
以降のシャフト作品が全て、ぱにぽにの二番煎じに思えてしまう「病」にかかりました。
この病は、本作から4年後の化物語を観てようやく完治したわけですが
やはりその時はじめて触れたモノってのは、自分の中で絶対的な存在になってしまうんですね。
今観ても十分面白いし、ちびっ子先生のベッキーはやっぱりオメガ可愛い。
自分の中で「ぱにぽに」を超えるシャフト作品は今後一切出てこない!とか思っちゃってます。
いやはや、思い出補正ってやつは恐ろしいです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 58

お茶 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぱにぽにだっしゅ 展開滅茶苦茶黄色いバカンス 

[ぱにぽにだっしゅ!]
主人公:レベッカ宮本(通称ベッキー CV:斎藤千和)
11歳の天才ちびっこ先生 大学を卒業済
このベッキーが高校に赴任し個性的な生徒達と織り成す
シャフトによるスクールコメディです。

話題になった作品のようですが             
ハードルを下げて、ぼんやりと見る方がいいと思いました。
一気に見ない方がいいです。
この世界観と斬新さに慣れないように少しずつ見た方が楽しめるかと。
11歳の先生が高校に赴任する設定が面白い。

・ベッキー:可愛い。ロリツン千和さんがホント良いです。
このキャラがこの作品のウエイトをかなり占めています。
(どの作品も主人公は重要ですが特にそう思いました)
毎話ベッキーの髪型、服装が違うのも楽しみの一つでした。

・主要キャラ:基本女子がほとんどですが一人一人個性的で
面白いです。主要キャラ以外のクラスメイトはNPCに近いです。
キャラが多い中、埋もれる事無くキャラ立ちしていまいた。

・音楽:OP曲ED曲共に中毒性が強いと感じました。
自分はハマってしまいました。
またED曲が終わってからその話のオチがあり
次回予告も楽しみの一つになっているので
ED曲飛ばさないで下さい。

・ギャグと展開
これは好みが分かれる所ですね。
展開は滅茶苦茶です。そこが良かったりもします。
ギャグの数が多い所が特徴的です。笑えます。

・その他
パステルカラーが基本でしょうか。
ちびキャラなど演出が何気に細かいです。
意味深な文字が、いたるところに書かれていて笑えました。
うさぎちゃんがいい味出してました。
笑い、中毒性、キャラクター、斬新さが主に
この作品の魅力だと感じました。

すごい作品なのか、何だこれって作品なのか
正常に判断出来ない 
ぱにぽにマジックにかかったような感覚です。
傑作のはずです。だと思います。自分はハマリました。
[ぱにぽにだっしゅ!]是非見てみて下さい。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 52

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

型破りに挑戦したシャフトアニメ。

アニメーション制作:ガンジス、シャフト
2005年7月- 12月に放映された全26話+OVA1話のTVアニメ。

『月刊Gファンタジー』に連載されていた、
氷川へきるによるギャグ漫画『ぱにぽに』が原作です。

【概要】

桃月学園を舞台にした教師と生徒たちによるドタバタした学園コントアニメ。

主人公は、10歳でマサチューセッツ工科大学を飛び級で卒業したという、
ハーフの金髪天才少女・レベッカ宮本(ベッキー)
性格的にまだ幼い彼女が赴任して1年C組の担任(ちびっこ教師)になる話から物語が始まります。

桃月学園は1学年4クラスで、作中で扱われるのは1年生。
各クラス個性あふれる教師や生徒たちでひしめき合う、
無法地帯みたいなアニメです。

【感想】

のちに新房昭之監督を始めとして「物語シリーズ」や「まどか☆マギカ」などの作品に関わった、
多くのスタッフや声優が参加しているアニメですね。
私は読んでないのですが、変わった感じの原作漫画をアニメで更にアレンジして、
いかに非常識で不条理な展開にするかにステを全振りしたアニメらしいです。
視聴者の意表を突くことで笑いを取るタイプのアニメですので周回には不向きかもしれません。

このアニメは、ビジュアル的には萌えとお色気と過剰なまでのネタ尽くしにコーティングされていますが、
だいたいのパターンとしてギャグの被害者は泣いたり酷い目に遭うことが多いですね。
山崎バニラが演じる白いウサギのような二足歩行生物が専らの貧乏くじですね。
本当にいつも悲惨な目に遭っています。
他にも同級生の言葉で深く傷ついて、いじけたりする女生徒とか出てきたり。

それら全部がアニメの中ではネタとして扱われているのですが、
「いじり」と「イジメ」の区別。そして物事の善悪がわからん人間が真似したら、
ちょっと困るかな?と思わないでもないことは多々有ったりしてw
作中でいじられる方にタフネスというかしぶとさ、強かさが足りてないのが原因かも。

別の作品になりますが、大武政夫の「ヒナまつり」で、
アイドルの自己紹介風に「中学生のくせにバーテンダーをやっていまーーっす」
を言わされた三嶋瞳なんか、いろいろと巻き込まれて酷いことになっているのですが、
いじられるたびにパワーアップして行き、自力で社会的地位を築いていった凄い人でもあるので、
ああいうほうが安心して見ていられて好みですね、

なんか脱線してしまいましたし、本来なら気にする部分はそこではないでしょうけどね!

アニメ向けに独自にキャラをアレンジしていった結果、原作にない要素が加わっていじり方がそうなったとか?
その代わりにモブ生徒をマネキン人形にしたり、教室を「8時だョ!全員集合」のセットみたく見えるようにしたり、
照明さんなど撮影スタッフを登場させて、実はこれはテレビ番組の収録でフィクションであるということを強調することで、
それを免罪符にやりたい放題フリーダムさを加速させていった感じですね。

実際に、このアニメの視聴者の大多数にはどうでもいいことですね。

それはそうとして、久々にこのアニメを観てみたのですが、
以前は大笑いしてたのに、今回はそれほど面白くもなかったですね。
私のお笑いの趣味が変わったということなのでしょうね!ということで若干評価が下がりました。

なんか、このアニメに対してネガティブなことばかり書いてるように思えますので、
とりあえずセールスポイントを!

有名になる前の神谷浩史など声優陣が豪華。
神谷浩史演じるネコ神様と山崎バニラ演じるメソウサの掛け合いが意味不明で面白かったかも。
OPが3つありますがセンスがいい。
ワイワイと賑やかなのが好きな人にはマッチする内容だと思います。
ただ、ギャグのクセが強いですので多少、人を選びますかもw


これにて感想を終わります。
読んでくださいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 40

67.3 8 シュールで学園なアニメランキング8位
てーきゅう(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (758)
3288人が棚に入れました
原作は、ルーツ(原作)、Piyo(作画)による同名コミックス。
テニスをほとんどしないテニス漫画。
亀戸高校テニス部、女の子4人の抱腹絶倒の日常を描くハイテンションギャグコメディ。
監督には、「ベン・トー」「迷い猫オーバーラン!」の板垣伸氏。アニメーション制作を「坂道のアポロン」のMAPPAが手掛ける。

声優・キャラクター
三森すずこ、渡部優衣、鳴海杏子、花澤香菜

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

超高速テンポのカオスギャグアニメ

制作はMAPPAで原作は漫画です。
ジャンルはギャグです。


亀井戸高校テニス部4人の日常を描く。


本作はとにかく早い。
まずこの一言。
何言っているのだか分からないくらいに早い。

そして、カオス。
何の脈絡もないとはこのこと。
相当にぶっ飛んでいる。

さらに、テニスをほぼしない。
テニス部だけどテニスをしない。

加えて、OP。
情緒が不安定になりそうな感じ。
ちょっとヤバい。
2分アニメなのに30秒がOPですからね。

最後に、花澤さん。
とてもイキイキしていますw
花澤さんファンなら見て損はないはず。


総括して、2分だけど面白いですよ。
壮絶な置いてけぼり感を味わえること間違いなし。
ショートアニメでは「ヤマノススメ」も好きですが、こちらも別のベクトルで面白い。
二期も見てみます。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 45

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ぎゅうぎゅう

たった2分間の1クールアニメ。
速い。
速すぎる。
その高速性能は、北陸新幹線か、リニア中央新幹線か。
声優さん早口で、年寄りには聞き取れねえ。
それに、短い時間に、セリフがギッシリ。
金の延べ棒のように密度が高いです。

ちょっと、ぼっとしているうちにアニメ終了。
集中力が要求されるので、どっと疲れます。
しかし、ハマった時の破壊力は抜群。
鬱状態を解消するにはうってつけですね。

3人の変人先輩に真人間後輩がツッコむ超絶技巧コメディー。
正直、そのハイテンションっぷりには、口があんぐりです。

花澤さんが関西弁の変態キャラとは。
私は、好きですけど。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 40

Smog さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

勢いに圧倒されるノンストップハイテンションショートコメディ。

コミック原作。
全12話の2分ショートアニメ。
原作未読です。

30秒OP+ハチャメチャショートストーリーで構成されるギャグコメディ。
てーきゅうという名前ですが、テニスはコスプレとネタくらいにしかなっていませんw

一番の見所は、圧倒的な勢いと情報量でしょう。
OPを除く1分30秒の尺に、これでもかというくらいエッセンスが詰まっています。
・インパクトが強烈な登場人物
・通常の1.5倍速くらいの早い台詞回し
・よく練られたシーンとカット
・ボケとツッコミのテンポの良さ
・まったく先の読めない破天荒な展開とオチ
などなど、短いので疲れない上に全く飽きません。
そして、1回だけだと内容を把握しきれず、何度も繰り返し見たくなる中毒性も秘めています。

ストーリーについて、発想の柔軟さが印象的でした。
終始、「そこからそう展開するのか!」と、予測不能な展開です。
ショートギャグアニメならではの演出が楽しめました。

作画と音楽について、1分30秒の中によくぞここまで詰め込んだという仕上がりです。
2分のうち30秒を占めるOPも中毒性が高く、毎話欠かさず見ていました。

声優さんについて、渡部優衣さん、三森すずこさん、鳴海杏子さん、花澤香菜さんなどがメインで出演されています。
長くて早い台詞回しは、声優さんのがんばりあってこその仕上がりだと思います。

ショートアニメということで、BD/DVDも1巻に全部収録されています。
価格も手ごろで「ノンOP全話ぶっ続けver.」特典もついているようですので、要チェックですね!

ギャグアニメが好きな方にぜひオススメしたい作品です。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 35

67.4 9 シュールで学園なアニメランキング9位
さばげぶっ!(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (801)
3988人が棚に入れました
主人公・園川モモカは転校してきた梧桐学園高校でなぜかサバゲ部に入ることに。しかしその部員たちは部長の 鳳美煌を筆頭に、一癖も二癖もあるメンバーばかりだった! ギャグ満載で贈るなんでもありの女子高ライフが、今 始まる!

声優・キャラクター
大橋彩香、内山夕実、大久保瑠美、Lynn、東山奈央、玄田哲章、井上喜久子、堀江由衣、かないみか

PPN さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ゲスさが新鮮なコメディ作品(`∀´)ケケケ

「女子高生」×「サバイバルゲーム」を題材にした
ガンアクション・コメディ作品。 全12話。
原作は『なかよし』に連載中のギャグ漫画。


※はじめに※
ゲスがゲスい作品観て喜んでじゃないよ等の
ツッコミは受け付けませんのであしからず(>_< )


転校生の園川モモカはサバゲ部部長に気に入られ
無理やり入部させられてしまう。
入部後、サバイバルゲームそっちのけでおバカを
繰り広げるサバゲ部の面々に振り回される日々…。
ザックリとしたあらすじはこんな感じです。


とにかくギャグw 最初から最後までギャグでしたw
日常からサバゲに至るまで全て笑いに変える徹底ぶりw
それぞれのキャラがしっかり立っていたのも◎です。
作画はコメディ作品としてなら及第点だと思います。

そして、この作品の一番の特徴が登場人物の「ゲスさ」
主人公を筆頭に「ゲス」の限りを尽くしていますw
めっちゃゲスいヒロインなんて珍しいので驚きましたw
最近の少女漫画すげーな、おい(´▽`;)と苦笑い。

ナレーションを務める玄田哲章さん。
作品に対するツッコミや補足がたびたびツボに入り
一人で爆笑させて頂きました(*´∀`)♪

声優陣は比較的若い声優さんが揃っています。
それぞれ役に合った無難な演技だったと思います。
主人公・園川モモカを演じる大橋彩香はまだ20歳。
出演作品も多く、主演級の役も数々こなしています。
今後の活躍にも期待したいですね♪


特に強いメッセージ性などはありませんが
とにかく笑える、明るくしてくれるギャグ作品です。
オススメのキャラはからあげ☆レモンww
コメディ好きな方にオススメの1本です(・∀・)v




《キャスト》
園川 モモカ(CV.大橋彩香)
鳳 美煌(CV.内山夕実)
経堂 麻耶(CV.Lynn)
春日野 うらら(CV.大久保瑠美)
豪徳寺 かよ(CV.東山奈央)
石動 やよい(CV.松井恵理子)
副会長(CV.井澤詩織)
からあげ☆レモン(CV.荒井聡太)
園川 かず江(CV.井上喜久子)
佐倉 恵那(CV.堀江由衣)



《主題歌》
OP
『YES!!』/大橋彩香
ED
『ぴてぃぱてぃサバイバード』/ゲスかわ☆ガールズ

投稿 : 2025/01/11
♥ : 55

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ゲスが主人公の作品は珍しい

転校初日に痴漢に遭った園川モモカ(そのかわ ももか)。
その時、同じ高校の先輩である鳳美煌に助けてもらう事となった。
鳳は園川の事を気に入り、無理やり「さばげ部」というサバイバルゲームに入部させた。
サバイバルゲームをする部活なのですが、おバカな事が中心のコメディ作品。

とにかく主人公である園川のゲスぶりが最高。
性格の裏表の変わり方が激しすぎます。
可愛い子ぶっても心の声が……漏れている時もありますw
サバゲは初心者ですが、戦闘相手が出てくると性格が豹変。
自分だけが良ければいいという考えはゲスですが、ここまで徹底するとかえって気持ち良いです。

裏の主人公とも呼べるナレーションを担当しているのは玄田哲章さん。
代表作はターミネーターで御馴染みのシュワちゃんでしょうか。
いつもの合言葉である「戻ってくるぜ!」は某映画のパロディですねw

リアルなサバゲを期待している人には物足りないでしょう。
「ステラ女学院C3部」と比較する人もいるでしょうが、本作品はコメディです。
銃に撃たれて血を流すシーンもありますが、あくまで妄想という設定。
妄想なので血が流れても大丈夫。
撃たれたという体を分かりやすく説明しているだけです。
重要な事なので、もう一度言います。
あくまで妄想という設定です!

サバゲを使ったコメディ作品。
タイトルだけで敬遠されてしまうかもしれませんが、内容は見やすいコメディ作品。
とりあえず1話だけでも見てから視聴継続するのか判断してもらいたいです。

一番驚くのは少女漫画が掲載されている「なかよし」に連載されている事です。
夢や希望を振りまく少女漫画の中では、ひときわ目立つのでしょうね。
続編があるかどうかは円盤の売れ行き次第ですが、とりあえず「戻ってくるぜ!」と言っておきましょう。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 48

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

アニメタイトルの末尾に小さな「つ」が付くとトンデモコメディーの法則

妄想サバイバルゲームを真剣に面白可笑しく描いた作品。
壊れ気味の女子高生によるガンアクションコメディーです。
※注意:妄想なので、流血表現は容赦ありません。

登場人物の大部分は天然ボケ。
激しい脱線にツッコミはほぼ不在です。
でも、そこは安心してください。
ナレーターさんの冷静なつっこみがフォローです。

さばげ部メンバーはゲスかわ☆ガールズと言うらしい。
主人公のモモカは本能に忠実な鬼畜娘。
でも、モモカ以外はそんなにゲスではないような。
てか、モモカのゲスが光り過ぎて、まわりが目立たないのかも。

少女漫画が原作のよう。
最近の少女はワイルド好きなのか?
隔世の感があります。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 48

82.9 10 シュールで学園なアニメランキング10位
まちカドまぞく(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (663)
2430人が棚に入れました
15歳のある朝、封印されし「魔族」の力に目覚めた吉田優子の任務は、ご町内に住む「魔法少女」を倒すこと!? ツノと尻尾は生えたけど、力は普通の女の子以下な優子が“月4万円生活の呪い"解除めざして奮闘する、逆転マジカルヒロインストーリー!

声優・キャラクター
小原好美、鬼頭明里、高橋未奈美、高柳知葉
ネタバレ

フィリップ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

細かいネタに癒される、魔族と魔法少女のゆるふわコメディ(※2期制作決定!)

アニメーション制作:J.C.STAFF
監督:桜井弘明、シリーズ構成:大知慶一郎、
キャラクターデザイン:大塚 舞、音楽:櫻井美希
原作:伊藤いづも

魔族と魔法少女の戦いというスタイルをとった、
きらら枠の日常系ゆるふわコメディ。
魔族の末裔の一家である吉田家の優子は、
角と尻尾が生えたシャドウミストレス優子となり、
魔族にかけられた呪いをとくために
魔法少女の血を魔族の始祖の邪神像に
かけることが使命となる。
しかし、ある日出会った魔法少女の
千代田桃から命を助けられ、
ご飯までもらってしまうのだった。

{netabare}個人的には始祖の邪神像がドアストッパーとして
カモフラージュされていたことに虚を突かれ、
この時点で大好きな作品になってしまった。{/netabare}
魔族のスタイルになっても普通に学校に行く設定も斬新。
また、千代田桃が魔法少女になるときの
秒数(0.01秒!)が表示されたり、変身のコンパクトの中に
500円玉やネジが入っていたりという
地味なコメディも気に入った。

魔族の優子と魔法少女の桃は、
本来なら対決をする関係性。
しかし、身体能力が低すぎる優子は桃の相手になるレベルではなく、
強力な能力を持つ桃がなぜか優子を鍛えるために
特訓を考案するのだった。
その一方で桃は、お菓子とインスタントご飯と
菓子パンしか食べない食生活。
家が貧乏でいつも家事を手伝っている優子は、
料理も得意なため桃のためにご飯を作ったりする。

そんな日常生活?を追いながら、
優子のポンコツぶりや桃の孤高の様子を
面白可笑しく描いていく。
このコメディの方向性が微笑ましく、
時おりツボにはまることもあり、
飽きさせずに観させてくれる。

特異な部分は、魔族と魔法少女という
相容れない立場ながら、交流によって
欠けている部分をお互いに補い合って
大切な存在となっていくことだろう。
そんな様子が、コメディと上手く絡み合って
心を癒してくれるような作風になっている。

先祖と交流できる邪神像の扱いが秀逸で、
ポイントごとに色々と笑わせてくれる。
{netabare}不思議なホムンクルスによって足をつけられて
虫のようにカサカサ動くシーンなどには
吹き出してしまった。{/netabare}

{netabare}最終回になってようやく魔法少女と魔族との因縁、
特に優子の父と桃の姉との関係性が明かされる。
それにしても、優子の父が部屋に置いてある
テーブル代わりに使用している段ボールの中に
封印されているという設定は素晴らしい。
段ボールは、鉄板や土鍋を載せたり、
時には踏み台として使用している。
ご先祖様をドアストッパーにしていたのと同じ方向性で、
大切なものを日用品として何気なく手荒に使用していて、
後に気づいて衝撃を受けるのだ。{/netabare}

毎回、細かいネタを積み重ねることによって、
たくさんのの笑いを生み出している。
楽しさに溢れた、きらら系異端のゆるふわコメディだ。
(2019年9月29日初投稿)

(2019年10月4日追記)
コメディだけでなく、ストーリーも楽しめる予感

コメディ中心で展開する作品だが、
その裏側にある謎も実はとても興味深い。
{netabare}魔族と魔法少女が共存している多魔川の街。
優子は魔族の血を強く受け継いだことが原因で、
生まれたときから体が弱く、
命をつなぎとめるのが難しい状態だった。
そんなときに手を差し伸べたのが、
桃の義理の姉で魔法少女の桜だ。
優子の父であるヨシュア(吉田)は、
桜に相談して一族の呪いに干渉してもらうことになる。
桜が頭を捻って導き出したのが、
一族の金運を優子の健康運に変換することだった。
優子が健康になった代わりに、
吉田家は1ヵ月4万円の呪いを受けることになる。
それによって桜は魔力を大幅に減らしてしまい、
街を守ることが難しくなり、ヨシュアをみかん箱に
封印することになったのだった。

魔法少女は魔力を消費しすぎると形が崩れて
エーテル体となってしまう存在でもある。
桜はどうなってしまったのか。
現在は、桃の力で街を守っているが、
このバランスが崩れたらどうなるのか。
そして、本来この街では魔族と魔法少女は
結界の影響で偶然に出会うことはないようになっている。
だから、桃と優子が出会ったことは、
運命的な不思議な力が働いたとしか思えないのだった。
それは、メタ子が桃の夢の中での優子に対して
桜の気配がすると話したことと関係がありそうだ。{/netabare}

丘の上の桜の木の下。
桜と桃が好きだった場所で、優子と桃は想いを告げる。
皆がここで笑い合うときが来るのだろうか。

(2019年10月11日)
※全体のバランスを考慮して評価を変更しました。(3.8→4.0)

(2020年8月29日)
2期の制作決定という嬉しいニュースが飛び込んできた。
個人的にきらら系のコメディではとても好きな作品。
2期を切望していたので楽しみだ。

2期決定を記念して、ABEMAとニコニコ生放送で、
1期の一挙配信が決定した。
詳細は今後、公式サイトなどで発表される予定だ。
未視聴の方はこの機会にぜひどうぞ。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 77
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

これで勝ったと思うなよぉ!!

原作未読
魔法少女枠かな?完全にダークホースでした。

お話のざっくり概要
優子はある日、突然魔族として覚醒。
普通の女子には生えないものが生えてしまいました。
その後あだ名が定着してしまい、本名で呼んでくれるのは母だけ。
魔法少女から生き血を奪う為、鍛錬の日々…小遣い月500円にUP!
だが、魔法少女は片手ダンプ…その戦力差は圧倒的!!!
ドアストッパーと共に魔法少女から筋トレ指導を受けるが
夢の中で好き勝手やられたりと散々な日々
ご近所に2度見され気まずくなり回覧板デビュー待ったなし
だが、懸命に頑張る努力のへっぽこ娘「時は来た…(イケボ)」
ってな感じ

書いてるうちに混乱してきました(苦笑)
魔法少女物かな?と視聴前は少し身構えてました。
そんな必要無縁のへっぽこ娘に癒されるアニメ。

主人公であるシャミ子は、へっぽこ魔族です。
もう清々しいぐらいに。
でも、怖くても家族の為に魔法少女へ挑み続ける
…けなげ(ホロリ)すっかりファンになりましたw
モデルは多摩市。
めっちゃみた事あるような既視感を感じます。

●魔法少女(モモ)戦について
なんというか魔法少女側は命かかってるからかなり強いんですよね。
対するシャミ子は…まぁ、へっぽこです。
情けをかけられてからの「これで勝ったと思うなよぉ」コンボです。
モモは色々と言葉足りてないと思いますけど、結構シャミ子に優しい。
自己ベストは{netabare}シャミ子のソーセージ{/netabare}を救出する際に更新
…とても強い(小並感)

アルバイトの着ぐるみはバク宙からの熱々オデンらしいです。
意味不明ですけど、ちょっと見てみたい…先代はドアラさんなのか?
それにしても魔法少女みかん回(8話)は爆笑しましたw
{netabare}
「コスプレぶらり旅ですか?」「ううん、通りすがりの魔法少女」
「とんでもないざっくり系です!!!」
「早く脱いで!」「脱ぎなさない!」「脱げません!!!」
「通報しようか迷ってた」
「年いくつ?」「これで勝ったと思うなよぉ」
{/netabare}
流れと勢いが凄かったです。怒涛のジャブラッシュ。
一つ一つは威力無くても、畳みかけられるとボディに効きます。
ぶらり旅も通りすがりも少しワードを足すだけで、
超パワーワードになるという良い例ですね。
ワードセンスが素晴らしいです。
{netabare}「安心して、峰打ちするから」「拳の峰打ちはただの裏拳です!」{/netabare}
じわじわと効いてくるこのセンス…たまらないw

あと、危機管理で発覚したのですがシャミ子はすんごい着痩せします。
凄いの持ってるよこの娘。
「私シャドウミストレス優子15歳{netabare}どこにでもいる町の変質者{/netabare}」
ご先祖はすごくポンコツなご先祖です。
ただ、衣装のデザインセンスは素晴らしいですね。(よくやった!ご先祖!!)

母も妹も健気で良い家族…月4万の極貧生活は辛いですね。
点数は中間評価です。
頑張れシャミ子!負けるなシャミ子!大きな魔族になるんだ!

―――――――――――――――――――――
シャミ子の声優(小原好美さん)、完璧です。
擬音というか言葉にならないようなセリフとか
(「あじゃぱー」とか「ぽがー」とか)
あと、へたれ具合とか、勝ち誇った感じとか
器の小ささをしっかり出してて素晴らしいww

母…ご先祖にも主導権を渡さない吉田家の主
良子…デジタル盛り技術に精通した吉田家軍師
ごせん像…アイドルにしてへっぽこ家計の元凶

後から気づいた事
{netabare}
2話のモモ戦の7-1の見事な負けっぷりって
元ネタやっとわかったw
ワールドカップのドイツ-ブラジル戦かwww
「1点は入ってましたか?」
「うん。友達だからおまけで1点入れといた」
優しさが切ないwこれは目汁だ!涙ではない!
{/netabare}

モモの名言
{netabare}
「出せるか出せないかじゃない。出すんだ。出していこう」
シャミ子と一緒のツッコミを画面に言ってましたw
{/netabare}

領収書まで噛むってどういうことなんだろ?w
{netabare}
テスト答案にも、もう本名じゃないのかwww
ついでに、ご先祖も張り出されてるし
この学校カオスすぎるwそして小倉が何か怖いw
{/netabare}

1話から見直してみて、改めて面白さを確認。
気づけばシャミ子の大ファンに…
ふぐふぐ? えぐえぐ? してる顔が好み
守りたい…このへっぽこw

2019.09/28 見終わって追記
すんごい面白かった。
今まできらら枠って、割と面白いぐらいの域を出なかった
だけど、本作は凄くネタが細かくって
見れば見るほどドンドン魅力が増していき
最終的にはシャミ子のファンになりましたw

色々と思った事
{netabare}
OPのネタについて
まぁとにかくサビのカオス感は凄いw
メタ子とたまさくらちゃんの存在感!w

シャミ子がみかんに「みせろ」ハラスメントしてたけど
毎週さらっと流されてるけどOPで撃ってるよねw
超一瞬だから分かりづらい

OPのドラクエ風の部分、
ボスリリスの危機管理フォームだwww
ま:99が魔法少女LV99として
「のろい」のバステも分かるけど、まひはなぜ?

ご先祖は酒に使ってたり、隣に水筒もあったり
タコさんウインナーは顔がご先祖彫りだしw
アンリのバーではご先祖とミカンがボトルキープ
あのメタ子の写真って多分、良ちゃん提供だよね
(モモ宅で、無防備メタ子を激写しまくってたしw)
みかんとのツーショットは映画館構成だけど
後ろのフィルムに映ってるご先祖は3Dメガネかけてるし
シャミ子の体操服ランニングがバインバインだったり
本編のダイジェストが詰まってるOPだなぁ~w

露出魔族だったり、飯炊き魔族だったり、
かよいづまぞくだったりする、シャミ子です。
魔法少女を{netabare}餌付けで配下にする{/netabare}などお手の物。

すごい細かい所でネタや表現を仕込んでるので
見つけるのが楽しい
{netabare}
ご先祖の来てた服、さらっと流してしまいそうだけど
「My blood sugar level is dangerous」
⇒血糖値、気を付けてぇ!ご先祖ぉぉぉ!!!
⇒{netabare}「コーラうめぇ!」って{/netabare}血糖値の原因それじゃね??
ひじきは実は鉄分が少ないポスター
飼い主募集ポスター⇒まだあの鳥、手元にいるんすねw
補習の実施についてポスター⇒シャミ子や…(´;ω;`)
でも、ちゃんと修羅場回避の所の「これから補習なので」
に繋がってるの凄いw
モモ自宅の表札…あの余白は桜さんだったのか…細かい
リリスの辛かったこと日記⇒No.5963って多過ぎw
ご先祖テレフォン⇒ミリオネアかな?
あれ?銃の引き金ってどんなだったっけ?⇒引き金が逆w
夢の中のメモ帳⇒ゆメモ帳…ちょw細けぇw
入れたばかりの色のついてない麦茶⇒確かに薄いw
段ボールがお父さんだと分かってから
⇒それまで乗せていた麦茶を床に置く優しさ
熱にも、油にも、衝撃にも強い段ボール!⇒ずっと出演w
投げられたご先祖…封印の呪いに犬あったからそこなのか
ラスト変身バンク+ミカン呪い=ワカメシャミ子98円
⇒「余もこんなんなったぞ」超笑ったw
「今のモモは無理してるように見えます」⇒背伸びww
あの犬、「いぬ」って名前なのかよwwwネーミング雑w
スルー力がハンパナイ⇒なるほど、シャミ子通報回避w
{/netabare}

■シャドウミストレス優子
体が弱くて運動神経もダメダメだが胃袋は最強クラス
ご近所さんに二度見されるのを恥ずかしがるぐらいには
普通の羞恥心を持ち合わせている女の子
(だが、命の危機であれば、露出魔族も辞さないw)
「こ…これで勝ったと思うなよ…じゃ!」
亜種バージョンのノルマも割といいw
シャミ子はお母さんを信じるとてもいい子なんですよ。

■魔法少女モモ
はーい、肉の魔法少女だよ。
バーベル片手で何キロ持てる?
あとそのままスクワットしようか?
そんな感じw
シャミ子が「頭にササミとプロテインが詰まっている」
と評していたほどの脳筋…だが頭脳派物理少女だった。
それにしてもダンベルと同時期だったせいもあって
ダンベル700回を数日に分割払いも笑った
たまさくらちゃんの熱烈なファンみたいっす
買い支える義務感…w

■魔法少女ミカン
女の子のタイプとしては一番好み…呪いさえなければ…
状況を知らない系女子だけど、
常に相手を心配し気にかけたり、幼い子に優しく接したり
正統派魔法少女やってる(ピンクの誰かさんと違ってw)
映画館のチヨモモは呪いかと思ったけど、あれ任意装着w
「そこにアイスはやめて!呪い出ちゃうから!」
一体、どこにアイスしたんですかね???
配下になったけど、モモの被害も甚大(呪い出まくりw)
大蛇がパピコ飲み込んでるのが笑ったw
ワープして気遣いフルーツをお勧めする系女子
フルーツの盛り付けすんごい女子力高い!

■小倉しおん
倫理が壊滅的にダメな人w絶望のオーラ習得済みなの?w
草葉の陰からいつも見守ってるストーカー的な人
実験したいから友達になりたいって…それ友達なのか?w

■ご先祖(闇を司る魔女リリスさん)
「嘘だろシャミ子、正直な感想を述べてみよ。見よぉ」
ニューご先祖は面白だったw
意外に頭良いみたい。超ポンコツなのにw
最終回の色々の回想の中に入ってくんなニューご先祖w
笑っちゃうだろーwww

■吉田家
シャミ子の家、ブラウン管TVなのにゲームソフト大量w
4万円でどうやりくりしたんだろう??
お茶は7~8回は出すらしい、それほぼお湯じゃんw
お母さんは良くクルクル回ってます。超かわいいw

ちょっと待って…モモのチャンネルに入る為に
良ちゃんが撮ってると思われる枕元に置いた写真…
どうやってモモの変身シーン撮ったの?すごくね??
0.01秒の中のシャッターチャンス
ってかあんな安物だとブレブレで見れたものじゃない
はずなのにこれが魔族の力なのか…良ちゃんおそるべし

お母さん、なんでこの嘘を言う事になったんだw
「原子力潜水空母でイカ釣り」
「宇宙戦艦で空気清浄機の買い付け」
ドジっ娘成分と巨乳はお母さん譲りだったのか~w

お父さんは{netabare}このミカン箱に封印されてい{/netabare}ます!
ええええええええwwww 観ててリアルで声出たっすw


■夢の中
メタ子の見た目のインパクトが強すぎるなぁw
あと、地味に武器を想像するのって難しそう。
あの様子だと正確にイメージできないと創れないみたい
重量や質感、細かい形状まで諸々イメージしきるのは
手に持ったことがある範囲のものじゃないと難しそう
(実際、シャミ子が出したのって持った事あるやつだし)

モモの名言2
{netabare}
「今ちょっと夢が立て込んでるから起こさないで」
なんぞそのワードwみかんナイスフレンドリファイア!
{/netabare}

{/netabare}

ED曲はすんごいノリが良くって好きです~
曲としてはEDの方がOPより好き
BGMもかなり良いです!

最初見始めの頃は、結構おもろいなー
ストライクゾーン入ってるぐらいだったのが
観てる内にどんどん、自分の方が矯正されてしまい
いつの間にかストライクゾーンど真ん中になってた…

ほんと細かい所、一杯あって何周しても違うの発見します
既に5周してますw 原作買いに行く予定っすー
(円盤も買うかも)

2019.10.03追記
もう3件も探してるのに2巻が見つからないぃ(´;ω;`)
(1巻と3巻は買いました!あとラインスタンプもw)
円盤も少なくなってるらしいしはよ買いに行かなきゃ…

あ、どうでもいいですがくだらない宣伝を思いついた
{netabare}
清子「お父さんはBlu-rayボックスの中にいます!」
優子「ええええ!…ってBlu-rayってなんですか?」
良子「宣伝も頑張るお姉はやっぱり凄い!」
{/netabare}
ってCMを妄想するまでは一瞬でしたw

2019.10.16追記
原作やっとゲットできましたー 面白いです!
それでアニメも神編集・神構成だったと分かりました。
(評価変更します)

思いついた宣伝パート2
{netabare}
清子「桃さんがDVDを見る権利をくれました。拝みましょう!」
優子 \眩しい!/
良子 \眩しい!/
モモ「違います!…普通にプレイヤーで見て下さい。」
リリス「シャミコ- 早くお供えしておくれ」
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 59

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

これで勝ったと思うなよぉ!

原作未読。最終話まで視聴。

3期振りのきらら枠作品。
かなり期待高めで視聴開始。

シャミ子の独特な言い回しが、ツボにはまりました。
正確に言うと、シャミ子だけではなく、全ての登場人物の言い回しが独特で・・・(笑)。

『魔族』と『魔法少女』が出てくるのに、がっつりコメディという設定の面白さ。
敵対ではなく仲良くなっちゃうっていう、不思議な世界観。
尊敬されるべきご先祖様の扱いの悪さ。

笑い所満載の良作コメディです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 51

76.0 11 シュールで学園なアニメランキング11位
徒然チルドレン(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (570)
2669人が棚に入れました
本作は、どこにでもいる様な、ごく普通の高校生たちが、
恋に燃えたり、揺れたり、悩んだり、
笑ったり、泣いたり、傷ついたり、
うまくいったり、いかなかったりしながらも、
かけがえのない青春の日々を過ごしていく様子を描いた、青春群像劇です。
主人公は、登場人物全員。
あなたもきっと、誰かの気持ちに乗っかれるはず。

声優・キャラクター
石川界人、水瀬いのり、前野智昭、小倉唯、小野賢章、佐倉綾音、熊谷健太郎、三宅晴佳、花澤香菜、天崎滉平、戸松遥、浪川大輔
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

徒然なるままに 高校生男女のよしなし事を そこはかとなくアニメにすれば 恥ずかしうこそものぐるほしけれ

徒然草風レビュー!
各カップルを発熱順にランキングしてみた。

まず第一位は!「ピュアな想い、それが恋だよ」
<高野と菅原君>
{netabare}感情が平坦な高野は恋愛がわからない。
自信がなく、思い込みも激しい。
そんな高野のことが好きな菅原君。
自分の気持ちが旨く伝わらない。
鈍感な高野、菅原君の気持ちに気づけ!

何度か菅原君と触れ合っていくにつれ、気になる存在に。
なにやらボーっとする高野。
胸が苦しく、風邪と勘違い。
水泳の授業中、互いに目が合う。
ホント、微妙な距離感。
そして、「見てたのは、高野だよ」って。
「えっ」ドキドキの高野。
それが恋って言うんだよ高野!

「菅原君は海に行かないの?」
「菅原君がいないと楽しくないと思う。」
「じゃ、水着買わなくちゃ。」
・・・そして夏が始まる。{/netabare}

次点第二位は・・・「実直男と遠慮女のたどたどしい恋」
<上根と剛田君>
{netabare}硬派実直鈍感の剛田君。
剛田君を陰ながら想う、恥ずかしがり屋の上根。
でも何この展開!
付き合うことに。

付き合ってもぎこちなく。
剛田君の気持ちがわからない上根。
そんな時はスキンシップ。
と突然のキス。
初キスでむせた上根はキスをやり直したい。
再びの公園。
寄りかかる上根。
ついに膝枕。
思わず寝る剛田君。
あやうく・・・
もうどうにでもしてくれ!お幸せに!{/netabare}

第三位はというと、「親友カップルのすれ違い」
<千秋と香奈>
{netabare}友達関係からなかなか脱却できない関係。
つきあっているけど、会話がついついコント。

ある日の千秋の部屋での出来事。
残念!母親が邪魔に入る。
土手でもふざけているうちに変な雰囲気に。
それでもふざけるちあき。
で、またチュー未遂。
サッカーキスにトライ
なかなかゴールにちかづけない。
そして、はずした。
またまた千秋の家。
誰もいない。
酔った勢いで千秋がついにキス。

女心がわからない千秋。
怒る香奈。
スマホポチャッと事件でまたまたすれ違う。
下駄箱で再びの告白。
涙、だー。{/netabare}

第四位の発表。「すべてをお見通し、生徒会長編」
<生徒会長赤木と梶さん>
{netabare}一見真面目な生徒会長、自信満々でグイグイ来る。
不良の梶さんは虚勢を張りつつ純情。
生徒会長に完全に翻弄されている。

生徒会長の確信ボケにツッコム梶さんがかわいい!
けんか腰梶さんの上を行く生徒会長。
すべてお見通しの生徒会長はストレートだ。
勉強するって、キス。
切れる梶さん、正直な生徒会長
「じゃ私のいい所は・・・」
「すべてが好きだよ」
真っ赤っか梶さん。

梶さんの決断は、生徒会長と同じ大学に・・・
勉強する梶さん。
人の優しさが身に染みる梶さん。
感動のラスト・・・{/netabare}

第五位はなんと・・・「すべてをお見通し、皆川さん編」
<皆川さんと古屋君>
{netabare}皆川さんがナチュラルで大胆、好きだとついついからかっちゃうタイプ。
それに翻弄される古屋君はおどおど。

ブラコンほたる登場、そして発狂。
それでも余裕しゃくしゃくの皆川さん。
ああ哀れ古屋兄!

返事をしたい古屋君。
すべてをお見通しの皆川さん、なかなかの策士。
にんまり皆川さんがかわいい!

ほたるライン乗っ取り事件発生。
でも皆川さんはお見通し、ほたるが返り討ちに。
ほたる「そーゆーことかー、うあああああ」
ああ哀れ古屋兄妹!

そんなある日、「好きっ」って皆川さん。
翻弄される古屋君。
そして、キス?
やっぱり翻弄。
小悪魔だぁ!皆川 由紀。{/netabare}

第六位。「メールでの告白はやめましょう。」
<高瀬と神田>
{netabare}メールで告白。
タイミング悪!
えーーーーーー

その後、学校で気まずい雰囲気に
それが1か月も続く。
お互い好きなのに、すれ違う。
やっぱりタイミング悪!{/netabare}

そして、ラスト第七位は「ぶ男物語」
<栗原さんと山根 WITH本山君>
{netabare}助けた栗原さんに誘われデートへ。
テンパル山根、目がまん丸。

ぶ男本山君登場
親友山根に映画の先約を譲る本山君。
本山君の優しさに山根事実を告白。
ぶ男同盟解除も本山君は全力で応援する。
本山君の男気が眩しい!{/netabare}

番外編。「神出鬼没。恋愛マスター香取先輩」
{netabare}香取先輩はめんどくさい性格、そして神出鬼没。
トイレに出現、木の上から登場、あなたは忍者ですか。

気障が代名詞の恋愛マスター香取先輩。
女の子に「子ネコちゃん」って
「ウィー」って、「やけどするよ」って。

傷つき倒れる香取先輩。
追われている?香取先輩。
再び「子ネコちゃん」って、「ふふっ」って。
残像攻撃って?
なんだこのコントは!{/netabare}


恋に落ちると自分ではどうすることもできない。
だからこそ、様々なドラマが生じるのだ。
そして、喜怒哀楽を内に秘め、知らず知らず自分が変わっていく。
好きだなあ、このアニメ。
青春を感じる。
2期よ来い、そして夏よ始まれ! 

投稿 : 2025/01/11
♥ : 31
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

笑えて萌えてニヤけて感動して、リア充爆発しろを楽しむ、幕の内弁当風ラブコメw

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
いや~、楽しい! 恋愛系のショートアニメではトップレベルに好き!

ショートアニメなのに、更に分割しているオムニバス形式で、様々なカップルが登場します(15分で4エピソード)。それが、カップルによってラブコメだったり純愛だったり片想いだったりギャグだったりするので、飽きがこないところが良かったです♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これは、好きなキャラではなく、好きなカップルで語るアニメかな~と♪

ということで、個人的に好きなカップルは、


1位 赤木正文×梶亮子
肉食系生徒会長(男)と純情ヤンキー(女)という異色の組み合わせ。見所は梶さんの萌え度の高さ。「だがしかし」の「サヤ師」を思わせます。梶さんは、個人で見ても成長しましたね(テストのくだりとか)。ドSと、実はドMな感じが良かったです!

2位 内村千秋×飯島香奈
一番コメディ色の強い夫婦漫才カップル。4話の「もののけ姫」ネタは笑ったw ジブリに怒られるぞ(笑) 剛田&上根を実況中継してる回も好きだw なんだかんだ、安定感があった。最終話も良かった。こいつら、結婚するなw

3位 古屋純×皆川由紀×古屋ほたる
ドSの由紀にからかわれ続ける兄妹。ここはむしろ、由紀とほたるの掛け合いというか、あしらわれている ほたるが面白いw フレーフレーお兄ちゃん!(相手をフレと、頑張れのダジャレ)は、笑ったw

4位 菅原卓郎×高野千鶴
なんか、一番普通っぽいカップル。高野(ちーちゃん)のイマイチ自分に自信がない感じは良いね。最終話、積極的になる高野に萌え。なんか、応援したくなるカップルでした。

5位 香取慎一×細川数子
No.1ギャグカップル。香取先輩の言動は、ほぼ,NON STYLEの井上さんw イチャラブ系のカップルが多い中での清涼剤的というか、彼らが出てくると、不思議とほっとする(笑)

6位
加賀優樹×七瀬薫
お隣同士の幼馴染カップル。キスシーンの後に、家の用事で訪問するのには萌えたw もっともっと観たかったカップル。

7位
山根隆夫×栗原ちよ
オタク男子と美少女という妄想の産物カップル。二人の恋路よりも、山根と本山の友情、というか本山君の男前さが際立ったw

8位
高瀬春彦×神田沙希
勘違い&すれ違いカップル。アンジャッシュさんのすれ違いコントみたい。心理戦だね。

9位
剛田武×上根綾香
湯川ひでき×笹原さつき
天文部カップル。付き合うきっかけになるシーンは良かった。後輩君との絡み含め、この四人でアニメ1本作れる。もっと観たかった。

10位
No.1いちゃラブカップル。おしとやかそうに見えて積極的な上根と、武骨ながらも優しい剛田にニヤニヤできるか。むしろ、女子らしい女子の上根に萌えられるかがポイント。


原作未読ですが、Wikiなんかを観ると、まだまだカップルはいるみたいですね。正直、全然物足りないですw (もっと観たい!)

色んなカップルの結末までちゃんと観たい。2期があれば、と言わず、4期くらいまで観たいって思いました。ショートだし、この構成なら飽きずに観られそうだし♪ 期待してます!
{/netabare}

【余談~ タイトルを直訳するとw ~】
{netabare}
にしても、「徒然チルドレン」を直訳すると、「やることがなくてヒマな子供達」ですね。ヒマだから恋愛しているという意味ですか(笑)?

いや、勿論「もの思いにふける」「しんみりして寂しい」「なるがままに」という訳もあり、そっちで使っているのは分かりますけどw 「徒然」というと一般的に「徒然草」を思い浮かべるわけで、じゃあ、「やることがなくてヒマな」と訳されちゃってもしょうがないっすよw
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
生徒会長とタバコヤンキーの話は良かったな~。

2話目
妹の、「フレーフレー」は笑ったw

3話目
幼馴染漫才、楽しいw 続いてドツキ漫才w

4話目
ジブリに怒られるぞ(笑)

5話目
なんかエピソードとも純愛ニヤニヤ系だね。幼馴染も登場。

6話目
このカップル好き♪ ヤンキーなのに可愛いw このカップルも好き♪ 夫婦漫才w 本山くん、超格好良いわ(笑) 香取先輩もバカで良いわw

7話目
この三角関係も笑えるよねw んで、一番の純愛カップルか。ここは微妙。すれ違いカップル。

8話目
微笑ましさNo.1のカップルやね。言い換えれば、リア充爆発しろNo.1カップルw ヒーローインタビュー風のいちゃつきw 外した~オチ(笑) マジバカップルw 相変わらずのドS(笑) 香取先輩、No.1ギャグ要員w イチャラブ三連発の後に、落ち着くわ~w

9話目
ドリフのコントかいw この二人はなんとなく、普通だよねw 色々考えすぎのすれ違いカップル。

10話目
本山君、格好良すぎw 実況中継w 酔った勢いでマジ切れ。そりゃそうだ。

11話目
女子会、珍しいパターン。まあ、ビリギャルもいるけど、あれ、あくまで進学校の学内偏差値30なだけで、普通の奴よりずっと頭良い子だしね、もともと。しかも、英語と小論文の2教科入試だから、英語が苦手じゃないなら、短期間でも受かる可能性あるし。

12話目
ファイヤーショット、何歳まで通じるかな(笑) 次はカミソリシュートかw ラストは、まあ良いところに落としたかな、感動系で。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 29

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

とてもかわいい恋愛模様を描いたtheラブコメと言いたくなる作品

原作既読。

原作は4コマ漫画を繋いでいて、ひとつの物語になっています。たまに2ページ使ってぶち抜きがあるのですが、これがスゴく良いです。

アニメ化にあたって、主要キャラと物語は絞られました。寿司の娘、演劇部、空手部、ミスワビサビなど、もっと見たいと思う話があるのですが、二期があるならば…ということにしておきたいところか?でも、外れた話はアニメにしにくいかもしれないな…特にミスワビサビは。外れたキャラもちょい役で出ていたのが原作ファンへのプレゼントと思っておこうと思います。

さて、それぞれの恋愛模様を描いたこの作品、月がきれい並みとはいかないけど、壁を叩きたくなるような甘酸っぱくて、キャーキャー言いたくなる話がてんこ盛りです。上根&郷田、千秋&香奈、生徒会長&亮子などは変化球つきの恋愛もの。特に生徒会長のSっプリに翻弄されっぱなしの亮子のかわいいこと。あやねるだったから尚更良いと感じました。
そして原作でもお気に入りの菅原&高野と山根&ちよはなかなかくっ付けない、なんとかならんか?というむずかゆい系の話。菅原高野ペアは上手いことまとめたけど、もう一方は中途半端すぎです。山根&ちよはぜひ原作を読んでほしいです。はっきりいって泣けます。あれはアニメ化してほしいです。

謎の恋愛マスター香取パイセン。まさかの登場回数。声がついたらウザさ倍でした(笑)。それから七瀬と加賀、なぜか分かりませんが七瀬に惹かれてしまいます。けっしてかわいい感じじゃないけど、ぶれずに真っ直ぐなところがいいのかもしれません。

アホガール同様に予算は潤沢ではないのでしょうが、作画は最後まで頑張っていたのが伝わりました。そして中の人の豪華なこと。やはり中の人が安定していると物語もすんなり伝わります。それからOP の曲は良いです。『アイマイモコ』、『曖昧模糊』っていう意味なんですね…勉強になりました。

15分の作品ですが、ラブコメ好きな人にはとても面白く感じると思います。気に入った方はぜひ原作も読んでほしいです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 26

83.1 12 シュールで学園なアニメランキング12位
モブサイコ100 II(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (480)
2338人が棚に入れました
ごくフツーの暮らしがしたいと願う中学2年生・影山茂夫、通称「モブ」。
一瞬で人混みに紛れてしまうほど、サエない外見をした彼は、
じつは誰よりも強力な超能力の持ち主だった……。
そんなモブと彼を取り巻く人々との青春や恋、静かに降り積もりやがて爆発する数々の感情。
そして、かつてモブの前に立ちはだかった謎の組織「爪」の再臨。
思春期真っ只中の少年の魂が咆哮する、明日はどっちだ!?

声優・キャラクター
伊藤節生、櫻井孝宏、大塚明夫、入野自由、松岡禎丞、佐武宇綺、藤村歩、細谷佳正、國立幸、松井恵理子、楠大典、丹沢晃之、M・A・O、石田彰
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ねじ式

ボンズ制作、アクションコメディ。

世界は非科学的な怪奇現象で溢れている。
人々はそれらと出くわした時、
成す術もなく恐怖の闇に飲み込まれる。
そんな混沌とした闇と対峙する者たちがいる。
それが霊能力者である。

シュールな笑いと、時々感動。
間違いなく優れたコメディであり、
前作を軽々と超える物語の力に圧倒されます。

霊とか相談所のホームページ作成が、
物語を見事に水平展開させ、
{netabare}舞台は全国に渉り珍道中が始まる。
トンネルダッシュばああは最高のキャスト。{/netabare}

影山モブと師匠霊幻新隆の、
奇妙な信頼関係と2人の葛藤が描かれ、
モブの人間的な成長が物語の軸になっている。
ふと立ち止まって考えさせられる、
不思議な台詞の魅力がありますね。

{netabare}素朴に生きて来たモブに芽生える疑問の数々、
霊にも存在理由があり生者と同等の尊厳がある。
存在神学、真理の非隠蔽性、
それは私たちの感覚を超えて深いものなのだ。{/netabare}
油断していたら不覚にも感動する。
せっせと真理のねじを巻きましょう。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 43

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

1期の名曲OP「99」MOB CHOIRは高校の合唱部とかで歌ったらカッコいいんじゃないかと思うんです

<2019/4/28 初投稿>
原作は未読。
本作は2期目ですが、1期とまとめてのレビュー・評価です。


ヘタウマと称される作品であっても、人によっては「ただ下手なだけ」「手抜き」に見えたり。
ヘタウマって見る人の感性にマッチするかどうかなのでしょうね。

モブサイコ100、私はピッタリハマってしまいました。

その絵柄・キャラクターデザインは至ってシンプルで見ようによっては雑とも。

でも表情は豊か(←ここものすごく大事)

どこかで見たような絵なのに、どれとも似ていない、目だけでもそれとわかる不思議な個性。

さらにこれをアニメ化したbonesの力量が相まって高品質のアニメに仕上がっています。

物語も
「もしモブキャラのように地味な男の子が超絶超能力者だったら」
という一見シンプルで底が浅そうなお題をうまい具合に膨らませてます。

こういうのをセンスの塊と言うんだろうな。
ONEさん、すごいわ。


主人公は地味だけど心の優しい少年・影山茂夫(シゲオ)。
茂夫の音読み+モブキャラのように地味なことから通称「モブ」と呼ばれています。
実はモブにはものすごい超能力(と霊能力)があります。
周囲にはその能力をひた隠しに隠して・・・というわけでもないようですが、いかんせん陰が薄くて中学のクラスメイトは誰も気がついていない 笑。

そんなモブが強さを発揮する爽快感と熱いバトルを味わう作品であり、

モブの師匠(?)の霊幻新隆(れいげんあらたか)やクラスメイト、超能力者達、"エクボ"などの悪霊、変な敵達など味濃いめのキャラの皆さんを楽しむお話でもあり、

そんな人たちに囲まれたモブの成長物語でもあります。

よくよく考えてみると、やはり今期放送された「ブギーポップは笑わない」といろいろ真逆な作品かもしれませんね。

ブギーポップは箱庭的
モブは一つの点を大きく膨らまして

とか言っても漠然としすぎでしょうか。
(私はどちらも好きです)


本作は物語性とエンタメ性合わせ持つ超優良作品だと思ってます。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 31

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

少年漫画主人公の最前線。スーパーな作画、ひたむきな心!。

 本作は大人気作品ですから私が今更しゃしゃり出る必要はないと思います。本作だけでなくone先生の作品についての分析では「山田玲司のヤングサンデー」で先生ご本人を混じえて解説しているのでそちらをご覧になっていただくのがベストだと思います。


 そこで、今回はモブが少年漫画主人公の新たなエポックだと私は考えるのでここまでの少年漫画の主人公の変遷、その結実としてのモブ、という視点で書いてみます。


 かつて主人公は公明正大な正義の象徴であった。戦前から戦後すぐまでの漫画における主人公は何の影もない理想、道徳の権化といっていいものでした。この主人公像を後年も受け継いでいるのは「ドカベン」こと山田太郎などであります。時代が良い意味でも悪い意味でも邪気なく正義を信じられた時代において、主人公も正にその流れを受け継いでいたのです。


 しかし時代を経るとそうも言ってられなくなってきました。高度経済成長の矛盾、リアリズムを求める作家たちの想い、なにより学生運動に代表されるプロテストの時代がやってくると主人公も変化します。


 アメリカン・ニューシネマの主人公たちと同じように破滅的な程に若い主人公たちが、影のある社会の中で苦闘する梶原一騎に代表される暗い影がある主人公へ、もはやイノセントではない主人公、社会の時代になっていったのです。その代表が「あしたのジョー」の矢吹丈でしょう。


 そんな流れが主流になるも、ニューシネマと同じで10年も暗い話を見てるとお客さんはいい加減ウンザリしてきました。しかも、好景気のビックウェーブが訪れて主人公はまた変化します。80年代以降の二大潮流はイノセンスと不良です。


 80年代少年漫画の主人公の代表は当然歴史的な存在である「ドラゴンボール」の孫悟空でしょう。主人公観が一周したように思えますが、ポイントはこちらはアホという点です。不良もまたアホという点では共通しています。彼等は完璧な存在ではない。彼等はアホだけど、いやアホだからこそ真に重要なイノセンスな持っているというところがポイントです。


 バブルの時代ではもはや努力も影もあんまり必要ではなくなり、純粋さが強調されるようになります。そして強さを正当化するのに「選ばれし者」という視点が重要になります。血縁だったりなんなりで、努力するまでもなく特別な存在という流れが生じてきます。当時ジャパン・アズ・ナンバーワンだった日本としては、自分たちが「選ばれし者」だ、という認識が意識的、無意識的に存在していたからこそこのような主人公が時代を象徴したのでしょう。


 しかし、バブルは崩壊してカオスがやってくるとなかなか主人公像が定まらなくなってきます。混迷の時代がやってきて、もはや少年漫画自体が危うくなってきます。「選ばれし者」であることが呪いであるエヴァのシンジ君のような存在が現れたが決して主流にはなりませんでした。


 そんな中で突如、流星のごとく現れたのがone先生の主人公、特にモブでした。モブは少年漫画の脱構築でありながら、その流れを継承する真に偉大な新たな主人公像だと言いたいのです。


 モブは、冷静でもはや積極的に争うはないし競い合いません。彼等は海賊王を目指したりせず、トーナメント勝ち上がるわけでもありません。これらは「悟り世代」と呼ばれる現在の気分を体現していると言えます。


 なんでそんな競争するの?、なんで大きな夢だの出世だのに血道をあげないといけないの?。「そんなこしてもモテませんよ」。モブにはもはや単純な成長神話を信じていない、信じられない現代の象徴なのです。無条件で信じられていたことに距離を置いて、冷静に分析する脱構築の眼差しがここにはあります。


 では、彼は熱くなれるものが何もないのか?、それでは少年漫画の主人公としてどうなのか?。そこでもう一つの主人公の流れが活きてくると私は思います。それはアウトサイダーとしての主人公という観点です。


 歴代の主人公たち、特にジョジョの主人公たちが典型ですが、ジョナサンを除いてみんな不良であり、学校や社会の外にいるアウトサイダーたちです。しかし、いやだからこそ彼等は黄金の魂を有している。学校や社会に組み込まれて単なる歯車としての「良い子ちゃん」にならない気概なくして黄金の魂は宿せないのです。


 このアウトサイダーの流れは歴代の少年漫画主人公の変遷の中でも変わらず活きています。彼等は決して主流派ではなく例外の存在であり、自分の道を生きているという点では同じなのです。


 そこでモブを見てみると、彼もまたアウトサイダーだとわかります。彼の師匠が霊幻な時点でそれは明らかでしょう。師匠が強くもないし、人間的に完成されているわけでもない、むしろ社会から見ればダメ人間というのが重要なのです。彼は何にも持ってないようで、モブには一番大事なものを持っています。それは「良い奴になれ」という精神です。


 クソみたいな社会、感情が劣化しきった人々の中で、「良い奴」であれ!。コレほど簡単そうに見えて成し遂げがたい、アウトサイダーな生き方が現代にあるでしょうか?。もはや社会が良くなることは殆どありえない、抜け駆け上等な世界の中で、それでも「良い奴」であれ。投げるな、諦めるな、真っ当であれ。


 成功しなくても、夢を追いかけなくてもいい。それよりも出会って深く繋がれた人々に対するリスペクトを、「選ばれし者」じゃなくて「モブ」であっても「良い奴」であることが一番のヒーローなのだ、という主張が彼からはビシビシ伝わってきます。この大人さと気高さ、テーマとエンタメの融合度の見事さは他にはピクサー、近年のディズニー作品くらいしか類例がない見事さです。


 是非とも3期をやっていただいて、あの感動的なラストを早く見たいものです。「良い奴」になろうと努力しあがいてきたモブが最後に救ったものは…。そして、エクボは最高の相棒キャラである。


2019年最高のアニメは本作だと確信してやみません。たぶんラストになる3期は号泣だろうなぁ…。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 27

66.9 13 シュールで学園なアニメランキング13位
セントールの悩み(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (247)
969人が棚に入れました
【姫】こと君原姫乃は、【人馬(ケンタウロス)】の形態をした女子高生。この世界の人類は、現実とは別の進化をたどっており、【翼人】【竜人】【長耳人】【角人】【牧神人】【人魚】【人馬】といった形態に分かれています。そんな様々な形態をしたクラスメイトの少女たちと、楽しい高校生活を送っていく人外娘たちの日常コミックが原作。

声優・キャラクター
桑原由気、深川芹亜、白石晴香、鎌倉有那、綾瀬有、桐生朱音、宮島えみ、黒木ほの香、大泊貴揮、本橋大輔、矢野智也
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ピュアリーモンスター

原作未読。最終話まで視聴。

亜人(というよりモンスター)娘の日常+αな作品。

『両手足+背中の羽根』のキャラデザはほかの作品でもよく見かけるし、あまり違和感を感じなかったけど、姫ちゃんの人馬スタイルは最後まで馴染めなかったです。
(っていうか、人馬って裸足なんだ・・・。って思った)
姫ちゃんは可愛かったですけどね!

物語として面白い回(日常回orコメディ回)は良かったです。
それなりに楽しめました。
{netabare}(第4話の、女子高生がお互いの股間を見せ合う話は少し引いちゃいましたけどね・・・){/netabare}

何かよくわからない回(シリアス回ともちょっと違う気が・・・)は正直、意味不明で、少し残念でした。

委員長の家の3姉妹(千草・千奈美・千穂)は面白可愛かった。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 26
ネタバレ

ヲリノコトリ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

割と深くて割と楽しめた

【あらすじ】
文明を持つ生物の外見がより多様化した世界を描く。

【成分表】
笑い★★☆☆☆ ゆる★★☆☆☆
恋愛★☆☆☆☆ 感動★★☆☆☆
頭脳★★☆☆☆ 深い★★☆☆☆

【ジャンル】
獣人、ケモ耳、尻尾、羽、角、ヘビ、ケンタウロス的な

【こういう人におすすめ】
いろいろな要素のオムニバス的作品なので誰におススメするかと言われるとムズイ。少なくともケンタウロス的な女の子が生理的に無理なら無理っぽい。萌えとか恋愛とか設定とか小難しい話とかが混じっているが、それらの要素を単体で好きな人にはおすすめできない。それらが混じったものを受け取ったときに、セルフで噛み砕いて楽しめる人向け。

【あにこれ評価(おおよそ)】
58.4点。注目度も評価も低い。

【個人的評価】
「コメディ少なめな日常系」の皮をかぶっているが、割と深くて割と楽しめた。タイプでいうと「それでも町は廻っている」とか「世紀末オカルト学園」みたいな器用貧乏タイプ。

【他なんか書きたかったこと】
{netabare}
 原作未読。
 昨年の作品を観てるんですがデミちゃんとかボールルームとかを断念してたので、これが久々の完走作品。

 「セントール」ってなんか西洋の人馬の魔獣?と思ったらまんま「Centaurus = ケンタウロス」の読み方をネイティブっぽく変えただけっぽい。「s」って消えるんだ。まあ「g」も時々消えるしそんなもんか。英語とか苦手だからまあいいや鵜呑みで。


・浅いとこについて
{netabare}  「人馬の外見無理」って人が多かったらしく、思ったより評価が低かったです。私は大丈夫だったけどなあ。むしろ結構「生物として美しい」感じが。中世の芸術家だったらこの子の裸婦画を描きたいんじゃないかなあ。
 ま、私が実際考えてたのは「横隔膜はどのラインだろう」とかですが。心肺機能も消化器系もめちゃ強そうですよね。燃費は悪そう。

 ツッコみどころは、まあ6本足のうち2本が角になるのは無理やり過ぎだろってとことか。羽はまあアリですが、生存競争だとケンタウロス型かカイリキー型が強そう。あと天使のわっかは「ハリガネ」で浮いてるのかと思いきや「ハリガネのような強靭な髪の毛」で浮いてるらしい。進化の過程で変な遺伝子残ったな(笑)
 と、人魚。足の付け根割れてる(笑)むれて痒くなるぞーあれ。あと上着ない設定はどっから思いついた。あんな画面チカチカする設定やめちまえ(笑)

 あとセントールの服。腰回りの伸縮性がハンパない驚きの新素材でした。Gパンみたいに腰回りはチャックとボタンがいいんじゃないかなあ。それか着ぐるみみたいに背中にジッパーつけると楽そう。トイレとか。 {/netabare}


・深いとこについて
{netabare}  南極人らへんから原作者の変なスイッチ入ったのか割と深い話が混ざるようになりました。この「割と」ってのが大事で、別にそこまで深いわけではないです(笑)
 原作者がその場で思いついたちょっとした「思想」を、他に発表の場がないから、「セントール」という作品に無理やり混ぜ込んで世の中に発信してみましたが何か、みたいなことです多分。

「画家の苦悩」とか「霊媒師は実はこんなこと思ってるんだぜ」とか「不思議な存在ってイイよね」とか「幽霊は自分の記憶にある姿じゃないと~、逆に記憶にないってことは……!」とか「"全体としての個"っていう生命体どうよ?」とか「ここらで"争いの醜さ"ぶっこみます!」とか。脈絡もなにもあったもんじゃないです。

 ただその一つ一つは面白い発想だと思うので、その1つの発想をさらに深めていった結果1つの作品が生まれるような芸術活動をしていただけると……。まあ今は「セントール」という、"見てもらえる作品"にすがるしかないんですよね多分。最近なんでも引き伸ばし引き伸ばし、続編続編ですから。漫画もラノベも売れなくなるまで引き延ばして、売れなくなったら終わるもんだから、どの作品も終わるときには人気ない。名作が生まれるわけもない。

 しかし、「これは取り上げたい」と思うセリフが出てきました。
 それがこれ↓

「しかし、忘れないでほしい。我らは、彼ら哺乳類人とは平和裏に共存していかなくてはならない。そうしなければ滅ぼされるのは我々の方なのだから。そして、我らの神は、我々や彼らと同じく実在する存在であり、ゆえに我々の願いではなく、神自身のために振る舞うのだということを」

 この後半部分。
 一瞬何言ってんのかわからなくて聞きなおしました。

 要するに「俺らに恵みをくれるってことは、神さまはなんか企んでるぜ。気をつけろ」ってことですね。「考えてみりゃ、そりゃそうだ」って感じですけど宗教家には盲点の発想な気がします。
 「神を信じて祈りなさい。そうすれば救われる」「まじか。でもそれ後で高額請求くるやつだよね」みたいな発想ですよ(笑)

 まあこのセリフもその後の伏線になるわけでもなく「良い発想だね」で終わっちゃうんですが。

 このセリフが引っかかったんで最後まで見れました。
 ま、たぶん神様は南極人で漫画ではこの後なんか起きるんでしょう。
{/netabare}
  {/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 23
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

雑草という名前の草はない

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
亜人娘達による日常系アニメ。基本は日常系だけど、どこかにうっすら怖さというか、深みみたいなのは漂っていて、近い系統だと「けものフレンズ」みたいな感じなのかな? とかも思ったり(けもフレほどの深みはないけど)。

設定だけなら、「モンスター娘のいる日常」や「亜人ちゃんは語りたい」に近いけど、似て非なるアニメです。

亜人萌え出来る方、ちょっと色々考えたい方には、オススメです♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ちょっと、ひねくれたレビューになりますm(._.)m

「亜人ちゃんは語りたい」「モンスター娘のいる日常」と、本作との明確な違いは、亜人が少数派ではないということだ。というか、進化の過程で?全人類が亜人化した世界を舞台にしている。

つまり、「普通じゃない」ことが「普通」の世界。それはとても理想的で、皆が「普通じゃない」から差別なんてない世界のはずだ(極端な話、現在の地球上に60億種類以上の種族や民族がいれば、誰が多数派とか、誰が変とかにはならないはずだ)。

が、そんなことにはならない。彼女らを「普通じゃない」と思うのは、我々視聴者(人間)から見た場合で、このセカイの住人も自分達なりの「普通」を作り出し、「普通じゃない」人達を差別をする。南極人を「ヘビ」と言ったり、人魚族に対する妬みであったり。形態差別罪があるというのは、法律で罰さないと差別が起きるからだろうし。

それはまるで、(仮にいるとしたら)宇宙人から見た我々地球人のよう。宇宙人から見れば、多分地球人なんてみんな同じような外見をしているのに、肌の色や生まれた場所、身分なんかで差別する。同じ国で生まれて同じような境遇であろうと、ちょっとした外見の違いや性格の違いで、いじめや差別をする。第9話(戦時下の収容所の話)では、それがはっきりとした描写、言葉で描かれた。

皆が違う姿であっても差別は生まれ、皆が同じ姿であっても差別は生まれる、そんな「詰んだ世界」。

それが、この「世界」。そして多分、私達が暮らす「世界」の負の面を強調した姿。

でも、そんななか、姫、希、羌子、スーの四人は、互いを対等ととらえ、歩み寄ろうとする。ジャン・ルソー氏や、彼を対等と捉える会長など、救いはある。

結局、「総体としては悪」だが、「個としての善はあり得る」と、そんな皮肉な現実を突きつけてくるようなアニメだったのかな。

レビュータイトルだが、これは昭和天皇の言葉。第11話で、姫が「どんな小さな花にも名前がある」と言っていたのを聞いて思い出した。人は勝手に自分の物差しで、「雑草」とか「花」とか、なんでもひとまとめにしてしまう。例えば「チューリップ」といったって、ひとつひとつの花はそれぞれ微妙に色や形、成長速度も違う。「翼人」「人馬」「南極人」などとひとくきりにしているが、同じ人馬でも、姫と綾香は全く違う人格だし、「南極人」の中ではスーは異質なのだろう。

簡単に言えば、「個性の尊重」。それが本作で伝えたい一番のことだろう。

勿論、これらが考えすぎで、普通に「亜人娘達に萌え~」、「日常に癒される~」で良いと思うのだが、私は基本的に、容姿があまりに人からずれると萌えにくくなる(例外は「亜人ちゃん」の「マチ」♪)ので、どうにも他の部分に目がいった感じかな(下半身馬の水着姿に萌えられる境地にはまだ至っていないもようw)。

日常系として観た時、キャラ的には、委員長のお母さん感は良かった。三つ子との絡みは最高! ただ、なぜ途中で、世の中のお父さんと現代美術を殺しにきたのかは謎(笑) あとは、ボーイッシュな「希」が良かった。90年代は主流だったボーイッシュなキャラ、最近はめっきり減ったように思うし(ボクっ娘とは違う)。もう一人の友達の、糸目の「羌子」も理路整然とした普通さが良かった。まあ、やや百合だったが、姫を含めた3人の関係性は良かったと思う。

ライトな感想としては、印象に残ったエピソードとして、3話の希に萌えw 6話で委員長が正論を用いて世の中のお父さんを殺しにいったことw 9話の深い話。10話でなぜか現代芸術にケンカを売りに行った謎w 11話は神回、三つ子の性格に深いメッセージ性、オチもビシッと決まっていて、ここだけは☆5!

ちょっと疑問だったのだが、「(人間にも)セントールにも共通する悩み」を描きたかったのか、「(人間にはなくて)セントールならでは悩み」を描きたかったのかが微妙で分かりにくかったなと。

多分、テーマ面は前者で、エンタメ面は後者で描きたかったのだろう。2期あったら観るかな。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
百合がメインなの?

2話目
人魚族はレア、ということなんですね。

3話目
ユリユリしてますな~。急にバカみたいな展開に。希の下着姿はあざといですな~。嫌いじゃないw

4話目
どエロですなw 鏡を使え、鏡を。

5話目
話が展開しそうだね。南極人に対する潜在的な差別。

6話目
四者四様の家族の在り方。なんだ? 委員長の正論は、世の中のがんばるお父さんの何割かを虐殺したいのか(笑)

7話目
なんか、チアフルしてたな(笑)

8話目
衝撃的に斬新な水着回w

9話目
なるほど、哺乳類人は自分を同等に見てくれているのに、同じ両生類人の方が自分を特別視していると。

10話目
なぜいきなり、現代美術にケンカを売った(笑)

11話目
痛いのいや~→叩いたことないでしょ!→説教もいや~ は、笑ったw「雑草と言う名の草はない」。三つ子、良い性格してる(笑) 今までで一番好きな話。「どうしていつもお説教が入るの?」(爆笑)

12話目
平和な日常回。&ちょいサービス回。なぜこれを最後にしたの? このアニメは日常系ではあるけど、もうちょいなんかの結論出して欲しかったな。
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 20

66.3 14 シュールで学園なアニメランキング14位
てーきゅう 第8期(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (161)
734人が棚に入れました
亀井戸高校テニス部の押本ユリ、テニスが出来ないボケマシーン・新庄かなえ、何でもお金で解決するお嬢様・高宮なすの、好物はパンツというド変態・板東まりも。テニス部のはずなのに練習せず、ユリの弟・陽太やライバル校も巻き込むハジけた日常を送る。

声優・キャラクター
渡部優衣、三森すずこ、鳴海杏子、花澤香菜、小倉唯、石原夏織、喜多村英梨、逢坂良太、中島由貴

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

もっと続けたい!?

もう八期かぁ。
なんて感慨に浸ってる場合じゃありません。
なんか年々早くなっているような気がします。
これはてーきゅうの進化か自分の老化か。

今期もいろんなキャラが登場しますが、早すぎて把握できません。
それはともかく、ユリちゃんが活躍する回は面白い。
四方から繰り出されるボケを拾う姿は、エースを狙えの岡ひろみ(ゲスト出演あり)か?
ということで、ユリちゃんのボケを数えました。

今期総数155個、最大は95面の29個。
OP曲を除くと90秒だから、なんと約3秒に1回のボケ。
まさにギネス級です。

笑っているうちにネタの2つ3つを聞き逃すこのアニメ、いつまで続くのかな?
そういえば、OP曲は2種類?
「日本語わかりません!」と「アイラブ香川県!」ってことでよろしいでしょうか。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 19

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

深夜のサ○エさんw

原作未読 全12話 1話約2分のショートアニメ

8期です。話数も最終話が96話と長く続いていますね。

この作品は、何処から観てもお話に関連性がないので、途中からでも観れます^^

相変わらずのてーきゅうしないてーきゅう部の面々、他キャラも多くなりましたがメインキャラの存在感は突出してますね。

カオスな内容、早口で展開も速く目を離すとあっという間に終わります。

OPは2曲、サブキャラの新聞部のうどん子と宇宙人のトマリンが歌ってます。楽しい曲ですね。

最後に、マンネリ気味ですが、ここまでくれば逆に放送しないと物足りない感じがします。続いてほしいですね。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 17

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

8期まで見て新たなる発見が…

この作品の原作は未読です。本編の中で「聞き取れないところは原作で確認して下さい。」とテロップも流れますが、原作を読んでいる時間は無いのでアニメで何とか聞き取ろうとしています。

この作品ももう8期…1期が放送されたのは2012年の秋アニメなので4年で8期…
この他に「高宮なすのです!」や「うさかめ」もあるので、毎年2期以上制作するペースじゃないと追いつきません。
本編のペースも最速ですが、制作スピードも全くヒケをとっていない作品も珍しいと思います。

今回レビューを書くためにwikiをチラ見して知ったのですが、2期から6期までは未放送分が2話ずつあるんだそうです。
これまで毎期12話ずつ積み上げてきて今回8期…ようやく100話の壁が見えてきたと思ったら、未放送分を踏まえると106話まで積み上がっていたんですね。

この作品…きっとテニスをしないからこれだけ長寿作品になっているんでしょうね。
100話を超える作品…深夜枠では「ジョジョの奇妙な冒険」くらいではないでしょうか…?
でも8期まで続いた作品は他に無いと思います。
私が知らないだけだと思うのですが、ちょっと作品が頭に思い浮かびません。
そういった意味では新たな金字塔を打ち立てる作品…という事になるのでしょうか。

そんな8期ですが気になったキャラが一人…
小倉さん演じるトマリンです。最初登場した時にはこの超高速台詞に小倉さんはついていけるのだろうか…とそんな事ばかり気にしていました。
普段おっとりとした役柄を演じる事が多いので…

だからトマリンをそういう目でしか見てこなかったんです。
ところが、8期のオープニング…ようやくトマリンこと小倉さんに順番が回ってきて、そのオープニングアニメを見た時です。

トマリンは歌詞に合わせてちょっぴり動くだけ…
この作品だから映るのも一瞬です…
でも私にとってはその一瞬で十分でした。

…そう、可愛いんです。
これまでこの作品のキャラをそういう目で見た事がありませんでした。
でもそれに気付いたらもう止まりません…
トマリンと言えば無邪気な笑顔で笑っている姿が印象的ですが、その一挙手一投足全てが可愛く見えてきてしまったんです。

これまで何度も見てきた筈なのに気付かないなんて…
自分の味方の甘さを痛感した作品になりました。
そんなトマリンの可愛らしさの気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
サビの♪宇宙~ 宇宙~ 経歴詐欺~♪にも注目してみて下さいね。

主題歌は、近藤うどん子の「グルテン哀歌(エレジー)」と、トマリンの「ニホンゴワカリマセン」
「僕は国家権力には屈しないぞ!」と決意を叫んだトマリンに軍配です。

1クール全12話の物語でした。
これからもどんどん続けて他のショート作品の牽引的役割を担う作品になる事を期待しています。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 16

73.5 15 シュールで学園なアニメランキング15位
異世界かるてっと2(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (315)
1467人が棚に入れました
「オーバーロード」「この素晴らしい世界に祝福を!」「Re:ゼロから始める異世界生活」「幼女戦記」。総シリーズ累計1600万部超え、BD&DVDシリーズ総売上枚数50万枚超えを誇る4作品が、ぷちキャラアニメになって大暴れ! ある日突如として現れた謎のボタン。ポチっと押すと、なんとさらなる異世界へ転移してしまう!! そこには他世界から転移したキャラクターたちも大集合していて…!?

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣、小林裕介、水瀬いのり、村川梨衣、新井里美、子安武人、悠木碧、早見沙織、濱野大輝、笠間淳、林大地、三木眞一郎、玄田哲章、大塚芳忠
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

うん。なんかわかってた。

続編決定とのこと。ま、そうよね。

続きものってなかなか難しいと思う。
本作の1期は終盤にそれなりの盛り上がりを付けて終わっている。で、視聴者がその続編を見始めるにあたって頭の中にもつイメージって「前期の終盤の盛り上がり」になっていることが多いと思う。続編の序盤はいったんリセット・再セットアップから始めざるを得ず、前期の終盤と比べたらどうしたって相対的に面白くなく感じてしまうだろう。

そんななか、本作は新キャラ(と追加作品)で無難に滑り出しつつ、前期同様のだらっとした世界観へと上手に転換していったように思う。結構うまいつくりなのではないだろうか。

中盤あたりから、「この世界」に関するsomethingを小出しにしはじめた。確かに言われてみれば、1期でReゼロ組だけは作品世界への転移が描かれていないんですよね。結構練られた物語の構成になっているんですね。
――ちょっとだけまとめとく
{netabare}―「この世界」に来た経緯
(2組の面々)
このすば組:ひとまず押すか押さないかと言えば押す女が押す「ピンポーン」
オバロ組:初心者ではないアインズがケツでボタンを押す「ピンポーン」
幼女組:2つあるものは2つあるんだから2つだろうがー「ピンポーン」
Reゼロ組:よくわからない。1期1話の初登場時点で「抗って抗って抗って手に入れたこの幸せ・・・毎日が楽しい学園生活」を認識している。他3作品とは明らかに「入り方」が違う。

(1組と3組、職員室、校長室、用務員室と飼育小屋の面々)
盾勇者:Button Shield!!「ピンポーン」
それ以外の人物は、慎重勇者含めて作品問わずよくわからない。いつの間にかいた感じ。クリス曰く「私も急に、ここに飛ばされたんだよ(ボタンのことには触れない)」。どっちかっていうと、ターニャ以外の幼女組もこちら側?ターニャがボタンを押したときには近くにいなさそうだし、シューゲル博士が見当たらないし。

―デストロイヤー起動
「ピンポーン」


結局、ベア子とロズワールのReゼロ組が何かに気付いている感じ。あ、あとは荒くれものか。謎解き視点でなんて観ていなかったから、後追いではよくわからないな(笑)
{/netabare}

ファンサービス作品として、作品をまたいだ(同一声優さん)キャラの掛け合いなど、それなり以上に楽しめる良作だと思いました。慎重勇者には驚き、笑いました。

OP曲は今期も楽しい。

ま、3期も見ちゃうんだろうな。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 29
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

もういっそのこと、30分アニメでやればいいのに!

『幼女戦記』『オーバーロード』『この素晴らしい世界に祝福を!』『Re:ゼロから始める異世界生活』はすべて視聴済み。

『盾の勇者の成り上がり』と『慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜』も視聴済み。

これだけの異世界転生(転移)アニメのクロスオーバー作品。
面白くない訳が無い。

言うまでも無く、豪華な声優陣。
15分アニメに何人の人気声優が出演しているのかと、毎話、EDのクレジットにツッコむ。
『異世界かるてっと』あるあるでしょう。

最終話のED。
{netabare}『続編制作決定』{/netabare}
「そりゃ、そうでしょうねぇ」
きっと、多くの人がツッコんだと思います。
実際、私もそうでした(笑)。

もういっそのこと、30分アニメでやればいいのに!

投稿 : 2025/01/11
♥ : 26
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

KADOKAWAアニメ祭り

全12話 15分枠の作品

「異世界かるてっと」の2期です。1期から観ることをオススメします。
原作がKADOKAWAから出版されアニメ化された「幼女戦記」「この素晴らしい世界に祝福を!」「オーバーロード」「Re:ゼロから始める異世界生活」4つの作品のキャラたちが、とあることで集められ学校生活を送るコメディ作品の2期です。

今回4作品以外にも2作品出てきます。{netabare}(盾の勇者の成り上がり・慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜はゲスト的な出演でしたねw){/netabare}

各キャラの声は、本編と同じ方なので豪華ですね。

先生たちや他のクラスはそれぞれの作品のサブキャラが出てくるのでこちらも豪華ですね。

ありえないキャラの組み合わせも見所です。今回は良くも悪くもアクアは目立っていましたw

楽しかったですね。4作品を知っているともっと楽しめると思います。

OPはアインズ、カズマ、スバル、ターニャの主人公カルテットが今回も歌っています。「エッ・エッ・エッ・エッ・エッーー!」
EDはシャルティア、めぐみん、レム、ヴィーシャのサブヒロインカルテットが歌っています。

最後に、3期が決まりましたね。みなさん、いつ元の世界に帰れるのでしょうかw

投稿 : 2025/01/11
♥ : 21

64.4 16 シュールで学園なアニメランキング16位
てーきゅう 第3期(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (373)
1986人が棚に入れました
亀井戸高校テニス部の普通じゃない女の子4人の抱腹絶倒の日常を描く。
アホな先輩たちに振り回されるうちにツッコミっぽい立場になった後輩の「押本ユリ」、
テニス部なのにテニスがほとんどできないボケマシーン2年生の「新庄かなえ」、
予想不可能な関西風ド変態2年生「板東まりも」、
何でもお金で解決しちゃう謎多き天然お嬢様2年生「高宮なすの」。
遂に3期突入で、もはや手がつけられなくなったアホ4人のテニスをほとんどしない学園生活。

声優・キャラクター
三森すずこ、渡部優衣、鳴海杏子、花澤香菜、石原夏織、小倉唯、逢坂良太

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

何すか、これ

もう3期か。
いったいこのアニメはどこまで続くのだろう。
もういい加減、書くことがなくなってきた。

このアニメの制作スタッフは、人類の限界に挑戦しているのか。
多少の息切れはありつつも、手を変え品を変え、無理やり笑いを製造中です。

笑い想定箇所の2割程度しか笑えない。
その原因は。
早くて、聞き取れない。
セリフが被って、意味が分からない。
猫の眼場面展開について行けない。
笑ってるうちに次の笑いに突入している。
などなど。
すべて笑える人は、頭の回転が速い方なのだろう。
うまくすれば、このアニメ、認知症の判定あるいは予防に使えるかもしれない。

ちなみにラストのラストに2秒程度の4期告知。
告知も早っです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 31
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

1期から変わらなく続いているハイテンションコメディ

原作未読 全12話 約2分のショートアニメ

お話は、亀井戸高校テニス部4人のメンバーがテニスではないことを中心にするギャグ作品です。
早口でしゃべるスタイルは変わらず、今回はキャラごとに焦点を当てているお話が多かったように思えます。

3期でやっとてーきゅうらしくなったと思ったところもありますねw{netabare}(でも全国大会1話って早く終わりすぎw){/netabare}

いつまでもお気楽に観ていきたい作品です。

OPは間に入る各キャラのセリフが面白かったですねw
みんなおしくらまんじゅうしているのかと思うような作画でしたw

1期から観なくても大丈夫だと思います。でも集中して観ないと分からなくなりますので、連続して観ると大変かも知れません。

最後に、4期をほのめかすセリフもありましたので楽しみに待ってます^^

投稿 : 2025/01/11
♥ : 29

リクポテ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ある意味安定感がすごい(^w^)

コミック原作 未読

テニス部の4人を中心とした超ハイテンションギャグコメディーの第3期です。

1,2期と全く変わりません。
聞き取り困難な会話の早さ(若干慣れたww)も相変わらずでしたし、ギャグの切れも健在!
テニス部なのにテニスしないのももうお馴染みですねww
でも3期は1,2期に比べればテニスしてたかも( ̄ー ̄)

わずか2分半のショートアニメではありますが、かなり安定している作品だと思います。
というよりショートだからこそ見続けられます。
これが30分枠だったら疲れそうww
てゆうか声優さんの喉が壊れるかもww
とにかくノリを楽しむものなので1,2期視聴必須ではないのも強みです。

最後は4期あるかもみたいなことを匂わせてましたね。
作られたらたぶんまた見ます(^^)b

投稿 : 2025/01/11
♥ : 27

70.4 17 シュールで学園なアニメランキング17位
群れなせ!シートン学園(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (244)
857人が棚に入れました
ここは様々な動物が共に生活する、動物たちの学園。その名も「私立シートン学園」生徒たちが弱肉強食の精神を育むための神聖なる檻。各々の生存を懸け、絶えず異なる種族間での争いが日々巻き起こる。動物嫌いの"人間"間様 人(マザマ ジン)と独りぼっちの"オオカミ少女"大狼ランカ(オオカミ ランカ)1人と1匹の運命的な出会いによって、ハチャメチャ学園ライフが始まる―!姿形は違っても、ペロペロすれば群れなせる!「ペロペロしたら仲間!私の群れへようこそ!!」

声優・キャラクター
木野日菜、石谷春貴、宮本侑芽、久野美咲、小原好美、徳井青空、青山吉能、杉田智和、玄田哲章、津田健次郎
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

動物との濃厚接触はいろいろマズかった

原作未読


翻訳家内山賢次によって『シートン動物記』が日本に紹介されたのは昭和の初期。
その後原作/内山賢次名義でコミカライズされたのですが作画担当誰だと思います?
白土三平ですって。もう歴史の出来事かなんかみたいです。
その“シートン”案件と並び評される内山の代表作が『種の起源』なんだそうで。今期“ダーウィン”と“シートン”のアニメを同時投入し両方とも私が視聴に至るというのも必然だったのかもしれません(適当)。


本題。
ヒトとケモノ達が共存している世界らしく、男女共学のみならず異種族共学という建て付けの“シートン学園”を舞台にした物語。
幼少期のトラウマでケモノをケダモノと呼び忌み嫌うヒト科の♂、間様 人(まざま じん)が主人公の学園コメディ。並び替えると“人間様(ニンゲンサマ)”になります。そんなに嫌いならなんでこんな学校入ったんだ?と言うのは野暮ってやつですね。この清々しいまでの「深く考えたら負け」感は作品の至るところで徹底されてます。
見た目も独特。♂は獣人で動物顔。♀はケモミミ可愛娘ちゃん人間顔で切り分けがなされてます。Cygamesだし『ウマ娘』とごっちゃになりますな。
日々の学園生活の端々で動物の習性を活かしたトピックが挿入され、当然ながら人間の感覚とはギャップがあるんでそのズレを楽しむ作品です。とりあえずケモミミにしましただけな作品ではないので視聴にあたっては区別しといてください。


で、これが難しい。内容を理解することがじゃないですよ。
人間の体と顔を有した娘が唾液まみれのチューしたり、脱いだり、尻尾握られてキャンと鳴いたり、その他もろもろ。動物の習性なので仕方ないと言い訳しつつ家族には絶対見られたくないです。「パパなに見てるの?」と。

そんなわけで普段ならそっ閉じしますが、これが意外とイケてしまう。理由はこんなところ、


1.くだらない(褒め言葉)

やさぐれ熊の笑い方が
「ベアーハハハハハ!」
「グママママママ…残念だったな。ベァーォ!」
なんだろう、このセンス。そしてこんな熊役をツダケンさんが全力投球。


2.ナレーション玄田哲章

是非もなし


3.習性を活かしたセリフ

「君たちも絶滅したいかね」
絶滅経験者“ティラノサウルス”がこのセリフを言う説得力。



家庭内の信用失墜は嫌だけど、家族が寝た後こっそり観てもいいかなという位置付けです。


しかしながらですよ。せっかくの上記3つの利点が回を重ねるごとに消えていきます。台本なのか?それも含めた脚本なのか?セリフや行間が面白くなくなっていく。
これまた理由はこんなとこかしら?

・説明的になった
→唐突に見える行動が増え、哲章さんナレで動物雑学を挿入。手抜き台本みたい。

・萌えに走った
→入浴。その他脱衣。みたいはエロ方向へと展開。
→料理部にどんどこ女子が集まってったよね。


増えていく一方のキャラクターたちを処理しきれなかっただけなのかなと同情しつつ、コメディの台本が雑になっていったのはいただけなかったです。
ただしまあこれが難しいのかもしれませんね。私がマイナスと感じた点は観点を変えればプラスになりますもの。

・動物雑学希望→◎
・愛でる→人それぞれでしょうが成分は増えてった○


難しい顔して観るものでもなく気楽なのはたしか。動物の習性と人間の感性とのズレをゆるく楽しむ。
自分の感性とは徐々に合わなくなってった残念作品でした。合掌!



※余談

■ツンデレを男でやると?

主人公ジンくんみたいになるのかな。
滅びろ! って言ってるわりに動物に詳しいし、ヒロイン相当ランカにもなんだかんだ優しい。

どっかのサイトで、この男主人公がー!…要するに気に食わないみたいなのを見てなるほどね、と。
塩対応の言動セリフ。そこからのユルみ。一連の動きを追うとただのツンデレなんすけどね。性別が違うと受け取られ方も変わるもんだと興味深かったです。


■時節柄

タイミングもよろしくないですね。
野生も含めて動物との距離が近い。そっから動物保有のウィルス伝染ってさらに変異したものが人に伝染ってパンデ○ックの真っ只中です(2020年3月現在)。人対人フェイズに入って2~3カ月経とうとしてるんで皆さんお忘れかもでしょうけど、動物との濃厚接触が強く疑われている事案です。

それに国家にとことん甘やかされてるパンダ娘登場もやや興ざめ。※内容関係ないので閉じとく。
{netabare}パンダは100%レンタル。レンタル以外での出国を当局は許してません。日本国内で出生した子供の所有権を日本は持てない仕組みになってます。いる頭数の分だけ高額なレンタル料を某国に払い続けてます。その金が莫大であればあるほど商売のタネを手離すことはあり得ません。
そしてパンダの生息地は四川省(現在)。…となってますが露骨にいえばチベット人から奪った土地がほぼ全てを占めております。今から人権問題までには飛びませんけど、パンダ見たさで動物園に有り難がって見物しに行く感性は私にはありません。あくまで私はですけど、せめてパンダ見たらチベットを思い出してほしいですね。{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.03.29 初稿
2020.10.11 タイトル修正/修正

投稿 : 2025/01/11
♥ : 40

ISSA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ウババ♪ウンババ♪ウンババ♪

OP曲を聴いてると何故か「南国少年パプワくん」思い出す。

それぞれの動物の特徴や性格がそのまま登場人物?登場動物?のキャラクターになってる、キャラクターを生かした笑いが売り

暇潰しB級アニメととらえたらそれなりに面白いので完走出来そう。

ここでもラーテル最強か
牙の鋭い方が勝つ…キリングバイツw


視聴完了
B級アニマルアニメの枠では十分笑えて楽しめました。
暇潰しなら丁度良いです。
他の方も言っておられたけど、ED曲も物悲しい哀愁あって良かった。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 24

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

生き物百科事典

色々な動物が一緒に通っているシートン学園。
人間の間様人と牝野瞳は料理部を作り、仲間たちと過ごすようになった。

初っ端の料理部の入部テスト。
調理した(?)結果の食べ物にはモザイクが……
コアラやパンダの幼少期の食べ物について知る事ができたのですが、
とても真似できません。
腸内にバクテリアを住まわせて特定の素材を栄養として摂取する。
生存競争はキビシイです。

本作品の良い所は守備範囲の広さ。
珍獣のパンダがいたり海洋生物のイルカ(クジラ)、
はたまた絶滅したマンモスまで登場。
まるで博物辞典です。
12話の最後はファーブル学園の存在を匂わせて終了。
昆虫まで入れたら種類が多過ぎです。
(褒めています)

動物に関する豆知識。
ハイエナのメスにもオスのような生殖器があったり、
ストレスで自殺してしまうメガネザルなど、
全然、知りませんでした。
ネアンデルタール人は絶滅していたのですね。

EX団が登場。
(EXとは、元〇〇や古い〇〇という意味)
「人は嘘を言う。」と言っていました。
はい。
人間は平気で嘘を言います。
私は、言って良い嘘と言っては悪い嘘の2種類があると考えています。
普通、嘘は悪いイメージ。
「嘘吐きは泥棒の始まり」という言葉もありますし。
しかし、例えばですが、身内が難病になって告知するかどうかは悩みます。
正直に話をしたら絶望してしまうかも。
生きる意味を失くしてしまうでしょう。
そこで、良い嘘を。
少し症状の重い風邪程度、などと言ってごまかすのも嘘になります。
どちらが正しいのかは、その時次第。
簡単には判別できません。

人間中心で動物を擬人化させた作品。
ヒト目線になってしまうのは仕方がないでしょう。
凝視しなくても大丈夫。
視聴しながら色々な動物に関する知識を覚えられる作品でした。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 23

64.8 18 シュールで学園なアニメランキング18位
てーきゅう 第2期(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (465)
2252人が棚に入れました
亀井戸高校テニス部に所属する女の子4人が繰り広げるスーパーハイテンションな学園ギャグコメディー。
2期では、保育園に行ったり、卓球したり、新必殺技が炸裂する上に、個性的な新キャラクターも次々登場する。

声優・キャラクター
三森すずこ、渡部優衣、鳴海杏子、花澤香菜、石原夏織、小倉唯
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

世界の中心で金を叫ぶ

制作はMAPPAで原作は漫画です。
ジャンルはギャグです。


前作「てーきゅう」のレビュー。
http://www.anikore.jp/review/643511/


今期は一期よりも何を言っているのか分からない。
ある意味テンポが良いアニメのお手本ですねw
原作買って読まないとわからないような気がします。
ネタは面白いですが2,3回見ないと理解できないですw

相変わらずカオスなネタが多かったです。
お気に入りは16話、20話、22話。
22話が神回過ぎたw
野球回のあるアニメは名作。
{netabare}ドカベン{/netabare}で爆笑w(原作ファンなもので)
前半は微妙ですが、後半は安定して面白かったです。

個人的にOPは二期の方が好きですね。
タイトルはサビの歌詞です。

相変わらず花澤さんが元気。
この作品で間違いなく一番イキイキしています。


総括して、やっぱりこのシリーズは面白いですね。
金がかかっていないのに面白い。
カオスギャグも悪くないと思わせてくれる一作。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 40

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

早っ

早馬のように駆け抜けるアニメ。
まるで歌うようなボケとツッコミ。
それは、ある意味、芸術作品のように思える。

高速音源は、非若者には聞き取れないモスキート音のよう。
実際、私も時々聞き取れません。
ちょっと考え事をしていると、取り残される。
下手をすると、アニメさえ終わってます。

花澤さんが出演するも、萌え声に浸ってる暇はありません。
手裏剣的なセリフが重なる重なる。
考えるな感じろの世界です。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 36

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ハレ 時々 たっきゅう!・・・じゃなかった、てーきゅう!!

ルーツ原作、Piyo作画の漫画を原作とした作品の

第二期です。全12話、原作未読。

話数は第一期からの連番でカウントされています。


相変わらずの早口モードで展開されていて、聞き逃すまいと

全神経を集中させて見ていましたがやっぱり・・・と

なって同じ話数を何回も見直してしまいました。

話が散って散って、セリフが飛んで飛んでとハイテンポで

正味1分半くらいが内容3分ぶんくらいあるのに

1分もないほどに感じました。


主題歌の雰囲気が一期とは大きく違うような感じでしたが

これはこれでいいと思える感じでした。

宣伝担当(?)高宮なすのが歌っていて、これも宣伝への

礎になったりしてw


最後に声優の皆さん早口お疲れ様ですw

このまま三期も突撃していこうかなと思います。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 35

60.7 19 シュールで学園なアニメランキング19位
ケンコー全裸系水泳部 ウミショー(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (213)
1187人が棚に入れました
海猫市緒ノ島(おのしま)の海岸に、家つきイカダに乗った父娘がやって来た。少女の名は蜷川あむろ。「県立海猫商業高等学校」(通称「海商」「ウミショー」)に転校する為、はるばる沖縄から航海してきたという。その不思議な泳力を買われ水泳部入りするあむろ。ドタバタの騒動を引き起こしつつもウミショーの人気者になってゆく彼女に最も心惹かれたのはマネージャーの沖浦 要だった…。

声優・キャラクター
豊崎愛生、生天目仁美、福井裕佳梨、清水愛、矢作紗友里、新谷良子、豊永利行、保村真、こおろぎさとみ
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

確かに・・・

水泳部ということでオール水着回のアニメです。
その上、ほぼコメディーということになれば、自然とアクシデントが・・・。
でも、いやらしさは一切ありません。
アニメタイトル通りの健康的なエロだからなのです。

内容と言えばそんなに無いような気がします。
水泳部の皮をかぶったバカアニメだからでしょう。
その幼稚な笑いには困ったものです。
頭を空っぽにして楽しむしかありません。

それでも視聴できたのは、OP曲「DOLPHIN☆JET」の存在!
サビの部分があまりにのびやかでさわやか。
湘南の風に吹かれているようで、癒されます。
各話冒頭で引き込まれてついつい視聴というのが本音です。

ヒロインのあむろは天真爛漫で頭が空っぽ。
笑いの起点は彼女の天然ボケが多かったですね。
声を演ずるは若かりし頃の豊崎愛生さん。
キャラに合わせたのかな?一本調子でした。

最終話のラストに驚きました。
{netabare}エンドロール後半の90秒で沖縄編です。
超高速で、あっという間のハッピーエンド。
だれもそんな結末を望んじゃいませんけど・・・{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 24
ネタバレ

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

部活!青春!変態! B+

原作未読

沖縄から家付いかだに乗ってやってきた天然系少女が、海猫商業高校(ウミショー)の水泳部に入部することをきっかけとして、ドタバタを巻き起こすというコメディーです。本格的な水泳ものとしては見ない方が無難です。

{netabare}とかく剃毛をしたがったり、ある部位をぶるんぶるんさせたりする部長とか・・・。見られることは嫌いでも見ることは好きだったり、ペニ○ケースを男子に買ってもらうことを願ったりする少女だとか・・・、{/netabare}まあいろいろと変態じみたキャラクターが出てきます。

タイトルが示すとおり裸が多く出てきますが、擬音を文字として表記することで大事な部分を隠したり、極度にデフォルメしたりして、余りにも卑猥な感じにならないように配慮されています。エロいことは確かなのですが、そのエロさを上手いこと笑いに転化させているという印象です。淫靡なのではなく、健康的なエロさとでも言ったらよいでしょうか。

ギャグの内容ははっきり言って下品です。ただ、健康的な男性であれば大抵はエロいはずなので、十分セーフの範囲内だと思います。ただし、家族や恋人などと一緒に見ることは推奨しません。専ら一人でご覧になってください。女性は・・・ちょっと保証の範囲外です。

キャラ萌えするタイプのデザインではないので、とっつきにくいかもしれませんが、逆にこれが妙な嫌らしさを出さないためのブレーキとして作用しているという面もあります。これに対してキャラの個性は非常に明確でわかり易いです。ただ、明確な分だけ行動パターンが大体読めてしまうという点では、若干マイナスの面もあると思います。

この作品は、生天目仁美さんが主要キャラを演じているので視聴してみたのですが、これがものの見事に扇の要のキャラでした。変わった人物が多い中にあって極めてまとも、かつ、ストイックな人物で、数々の変態的な出来事に対して、本人もひどい目に遭わされてもなお、ひるむことなく喝を与えることができる。単なるスケベアニメになり下がってしまわないために、重要な役割を果たしていたと思います。今一番気になっている声優さんなので、プラス補正が入っていると思いますが、中々に楽しめた作品でした。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 22

ああ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

DOLPHIN☆JET

なんか、よく完走できたなと自分で思います。

そこまで古くない作品なのに、妙に古いノリだなーって感じました。それが退屈ってわけでもないんです、ただ面白いというわけでもありません。

タイトルからも想像できる内容でした。キャラが脱いだり脱がせたりするのに全然色気を感じません、ケンコー全裸系ですから。キャラにも、全然萌えない感じです。ただ、登場キャラの快活な笑顔はすごく好印象でした。

コメディーの部分も、すごくくだらないです。面白くはありませんでした、個人的に。でも賑やかな雰囲気は、部活ものらしくてすごく良かったです。見どころもあったかなと思います。

上記のように、萌えないキャラだけど快活かつ爽やかなキャラたちは好印象だったり、くだらないギャグも賑やかな雰囲気の礎となっていて今のアニメにはないかもしれません。一つ、主人公は優柔不断でなよなよしてるんでそれは、微妙かも。普通に楽しめましたが、お勧めはしません。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 8

72.8 20 シュールで学園なアニメランキング20位
ちおちゃんの通学路(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (435)
1824人が棚に入れました
「普通に学校へ到着する」のはもはや奇跡! 道路工事に暴走族、突然の尿意まで、大小さまざまなトラブルが“中の下”な女子高生・三谷裳ちおに襲いかかる! 波瀾万丈のエクストリーム登校コメディ開幕!

声優・キャラクター
大空直美、小見川千明、本渡楓、大地葉、篠田みなみ、皆口裕子、間島淳司、飛田展男

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ゲーム『アサ〇ン△リード』に染まった女子高生のエクストリーム登校コメディ。

第1話を視聴。漫画原作は読んだことないのですが、ギャグ作品のようです。

第1話とその次回予告を見た限りでは、30分の放送枠内で2~3エピソードを消化していく、『この美術部には問題がある!』や『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』などと似たような形式になるようです。

内容的には作品タイトル通り、主人公の三谷裳ちおが登校するときに見舞われる様々なトラブルをネタにしたギャグ作品です。

ちおちゃんのモットーが「クラスで悪目立ちをせず、中の下あたりのポジションをキープしてひっそりと高校生活を送りたい」ということらしいのですが、目立つこと不可避ではと思われる様々なトラブルに時に自ら飛び込み、時に巻き込まれトラブル回避に四苦八苦するという感じのお話のようです。

またゲームをやり込んで夜更かしをしているようで、そのせいで登校時間が遅刻ギリギリになったり、現実には難しいゲームキャラの動きを想像して試そうとしてみたりといったことにもなるようです。

自爆、自虐系のギャグが大丈夫そうならけっこう楽しく観られそうですね。

2018.9.27追記:
自ら「エクストリーム登校コメディ」と銘打つだけあってほとんどのシーンが登校時のものでしたが、稀に自宅の自室のシーンなどもありました。

タイトルに含まれるちおちゃんだけではなく野々村真奈菜(ののむら まなな)とのコンビで主人公みたいなところもあり、またそこに外見ではそうとわからない非常識人である細川雪(ほそかわ ゆき)、ヤンキーの安藤とその妹、久志取先輩、篠塚先輩などが加わってシリアス要素ゼロの徹底したコメディ作品としては知り切った感じです。

作画の評点は3.0になっていますがそこはもう割り切った感じで、作品には合っていると思います。

<余談>
最終話EDでクレジットの背景に流れているアニメを観ていて『ミニモニ。THE(じゃ) ムービー お菓子な大冒険』を思い出したのは私だけに違いない…。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 43

〇ojima さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2018夏アニメ。JC、JK対決は(私的に)こちら(笑)

副題「エロを感じないパンチラを見たことがありますか」

物語は JKちおちゃんの日々の通学途中。
巻き込まれ体質+ドツボにハマってしまう性格で
毎回、空気読めないキャラたちに引っ張り回されるお話です。
もしくは、みずからややこしくするお話です。

特に親友のまななとはお互いのかるーく足を引っ張り合って
現状の「中の下ランク」から脱出させないやり取りがとても面白かったです。

夏アニメ「あそびあそばせ」と比較してしまいましたが、こちらの方が素直に笑えました。
どちらも脇の匂いの物語がありましたけれど、
JCの方は「スパイシー」(刺激臭)
JKの方は「ジビエ」(野生臭)でした。作品の爽やかさの違いですね。

爽やかをそれ程求めないのであれば是非(笑)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 39

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ブラッディ・バタフライ

原作未読。最終話まで視聴。

第1話の前半の話は、正直、”微妙”だと思った。
第2話、安藤が登場した話は、腹を抱えて笑った。

という感じで、面白い話とそうでもない話が入り混じっている印象でした。
これが、合う・合わないということなんでしょうけど・・・。

ただ、想像していたよりも面白い作品だったと思います。

登場人物が痛々しい曲者揃いで、こちらも合う・合わないがある気がします。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 33

77.0 21 シュールで学園なアニメランキング21位
シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain](TVアニメ動画)

1998年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (884)
3921人が棚に入れました
コミュニケーション用コンピュータネットワーク端末「NAVI」(ナビ)が普及した現代、中学生の岩倉玲音は、死んだはずの四方田千砂からのメールを受け取る。その日以来、玲音は見えないはずのものを見るようになる。四方田千砂のメールの言葉に興味を持ち、大型の「NAVI」を手に入れるが、それ以来更に奇怪な事件に巻き込まれていく。物理世界(リアルワールド)と電脳世界(ワイヤード)、二つの世界・二人の玲音(lain)が混濁し錯綜する果てにあるものは? 「人は誰しも“繋がれて”いる」「私は遍在する」
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

たくさんいる「私」

岩倉玲音の時代である。

ブゥーーン、ブゥーーーン、
幾度となく強調される送電線のノイズ音。
それは「つながり」のメタファー。

90年代末尾を飾る時代が生んだ傑作。
欝々しい展開にカルト的人気で名高い作品、
そこを乗り越えた先の大団円に感動を覚えます。
ここでの問題提起は「攻殻SAC」へと昇華され、
この偉大な「供儀」の物語は幕を閉じる。

絵柄は古く、演出は静かに進行する。
しかし前半に種を撒き、後半に回収する。
物語の基本に忠実な展開、構成だと思う。

主人公は中学生、岩倉玲音。
{netabare}現実世界と仮想世界の「2人の玲音」、
ある日、自殺した同級生からのメールが届く。
会話もない冷たい家庭の食卓、
自宅前に張り付く不気味な黒服たち。{/netabare}

神の不在、集合的無意識。
何かがおかしい!?何かが始まっている!!

難解でしょうか?いいえ。
我々の側が複雑にさせているのでしょう。
しっかり観ていれば、迷子にはならない。
{netabare}私なりの攻略指南を書かせて頂こう。
英利政美の思考を追え、これだけです。{/netabare}

世界は等しく病んでいる。

文化庁メディア芸術祭優秀賞作品。
ご堪能あれ。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 74
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

私と中の人は同一人物なのだろうか

メディアミックス作品。全13話のアニメ版。
「難しいアニメ」として紹介いただいたことで視聴を決意しました。

Q.難しかったか?
A.難しかったです。

おとなしい中学生、岩倉玲音(いわくられいん)の身の回りで起こる、不可解な現象を追った作品。
「lain」とは何か、世界はどうなっているのか、謎を追っていく。


実験(experiment)的であり、かな~り人を選ぶ作品。
笑いなどかけらもなく、描写も無機質で、大衆受けの真逆を進んでいます。

始まるのは幻覚でも見ているようなサイケデリックな日常(?)風景。
グロい影やら、誇張された人物の姿やら、不快なビープ音やら……頭の中は「?」でいっぱい。
教科書的なナレーションによる、オカルティックな歴史の勉強まで流れ出します。

謎が明かされるのは中盤~終盤です。
それまでは、流れる風景と会話を頭に入れる作業です。

そのため、序盤の退屈さは尋常ではないです。

ということで、ダメそうな予感がする時点でやめたほうがいいです。
「合う人には合う、合わない人には合わない」のひとことです。


ただ、「事実は何か」ということも物語の鍵となっています。
したがって、狙ってわかりにくい表現がされています。

また、ストーリーはきちんと進んでおり、結末までしっかり描かれています。
投げっぱなしのお話ということはありません。


作風が合えば問題ないでしょう。
しかし、合わなくても見どころは見つけられます。

この作品はインターネットのあり方について述べていますが、
1998年当時にしては、非常に先見の明があります。

タブレット端末の普及、ネット内で変わる人格。
ハッカー集団「Anonymous」のような存在(ちょっと違いますが)。
特にネット内での人格描写については深く触れられており、主人公の謎にも関わっています。
{netabare}
乱暴に言えば、「lain」はインターネットの集合意識に人格を与えたものといえるでしょう。
そこにいるのは多数の個なのに、ひとつの人格として扱う風潮があります。
言ってしまえば「おまえら」に名前を付けたものに近いかもしれません。

そのため、人格はひとつではなく、攻撃的なもの、悪意に満ちたものも含まれてきます。
{/netabare}

もう一つ、このアニメを今見ると、多くの作品との共通点が浮かび上がってきます。
有名どころだと、

* 攻殻機動隊でいう{netabare}個と全の境界線{/netabare}
* エヴァンゲリオンでいう{netabare}人類補完計画{/netabare}
* まどか☆マギカでいう{netabare}円環の理{/netabare}や{netabare}キュウべぇの意識について{/netabare}

特にまどマギとはストーリーの結末に関わる出来事が似ています。
lainは{netabare}友達を救うために世界を書き換え、ひとり神のような存在になるまどかと、
端末が複数存在する意識集合体であるキュウべぇを足した存在{/netabare}とも捉えられるかも。

ほかにも色んな作品を意識しました。
それだけ普遍的な内容を扱って、相互に影響しているとも言えます。


ただ、明確なテーマがあるかどうかと言えば微妙です。
「記憶と記録の違い」とか哲学風の発言は多いのですが、ひとつに絞りきれません。
寂しくもちょっと素敵な終わり方といい、やはりストーリーがメインだと思われます。

しかし、前述の普遍性ゆえに、テーマを自分で作って解釈する余地は大いにあると思います。
{netabare}
すべての意識が繋がって肉体が不要になれば、それは便利なことかもしれません。
といっても、肉体から離れてひとつになった精神は、自我を持ち、幸福を感じるのかどうか。
疑問なところですね。
{/netabare}

「雰囲気が好き」という人を除けば、「知ること」「考えること」をとことん求める人に向いているかもしれません。
まず、一番の謎が主人公の正体についてだからです。
また、予備知識があったり、調査を行うと有利になります。
そして、幅広くいつでも通用する命題をいくつも扱っています。


funnyでもexcitingでもamusingでもないのでinterestingが頼り。
「知りたい」という欲求とキャッチーな表現が噛み合えば、きっと神作品になります(ネタバレ)。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 47
ネタバレ

disaruto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

時代を先取りしすぎたカルトアニメ

制作はトライアングルスタッフのメディアミックス作品です。
ジャンルはSF・サイコサスペンス・ホラーです。
かなり視聴には難があるので注意が必要です。


コミュニケーション用コンピュータネットワーク端末「NAVI」が普及した現代、中学生の岩倉玲音は、死んだはずの四方田千砂からのメールを受け取る。
彼女は「NAVI」に興味を持ち、大型「NAVI」を手に入れ、急速に適応していく。
それ以来、彼女は不思議な事件に巻き込まれていく…。


1998年放送なので結構古い作品ですが、内容は今に通じるものがあります。
一回通して見たときはほぼ理解できなかった作品ですw
本作を見るならば腰を据えて見ないと意味不明になること必至。

話は基本的にシリアス(というか意味不明)で、笑いどころは皆無。
本当に話の流れが分からないとはこの事。
ホラー・サイコ・グロ要素もありますのでそれが好きでないのであれば避けた方が無難でしょう。
愉快な作品ではないのは確か。


結局この作品では何についてみればいいのかというと「レインって何者?」ってことだと思います。
彼女は「NAVI」を使い始めることで覚醒していき、あらゆる世界を覗いていきます。
そこにヒントがあるわけなのですが、脈絡もなく急に場面が飛ぶので意味が分からないw
覗いている世界は現実なのか?
ネット世界なのか?


以下考察。
{netabare}この作品の言いたいことは「現実で自我を保つこととネットの世界で自我を保つこと、はたしてどちらが良いのか」ということでしょう。

現実では肉体が邪魔をするので、肉体を捨ててネットに埋もれこむというのも理論的にはわかります。
極論を言えば有限なものは邪魔にしかならないし、情報は形がないのでとても便利ですからね。
心身二元論の考え方です。

しかし、そこに本当の意味での自我がありうるのか?
肉体があってこそ、初めて自我が生まれるのではないか?
心身一元論の考え方です。

ネットの世界はあいまいに思われますが、果たして対局である現実社会は明確なのでしょうか?
「この世界には私がいる」ことを証明できるのでしょうか?{/netabare}


総括して、いろいろと手が出しにくい要素があるので尋常じゃないほど人を選びます。
ですが、難解な作品を見たい方にはもってこいな作品だと思います。
見て後悔しても、責任は取りませんよw

投稿 : 2025/01/11
♥ : 43

63.1 22 シュールで学園なアニメランキング22位
ぽてまよ(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (165)
792人が棚に入れました
ある日、森山素直が学校に連れて来た不思議な女の子「ぽてまよ」。言葉はほとんど話せないが、そのかわいさで一躍クラスの人気者に。しかし、人の心が読めるぽてまよは、密かに素直に憧れているクラスメート・夏みかんには気を許さない。そんなある日、ぽてまよと同じく不思議な女の子が現れる。巨大な鎌を持ち、無言で何でもぶった斬る恐い子だが、素直たちのクラスメート・高見盛京の作る「ぐちゅ玉」になついてしまったことから「ぐちゅ子」と名付けられる。
この物語は、そんな「ぽてまよ」と「ぐちゅ子」、そして素直たちとクラスメートとの日常を描く、ほのぼのギャグ漫画である。

声優・キャラクター
花澤香菜、辻あゆみ、喜多村英梨、川澄綾子、甲斐田裕子、釘宮理恵、時田光、岡本信彦、近藤孝行、井上喜久子
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ほにほに、ほにほに、ほにほー

御形屋はるかによる漫画を原作としたJ.C STAFF制作

の作品です。全12話、各2エピソード(ただし9話は

3エピソード、12話は1エピソード)構成となっています。

原作未読。

BDBOX発売を記念してニコニコで一挙放送されたのを視聴。


ある日、素直が学校に連れてきた不思議な女の子「ぽてまよ」は

その可愛さで一躍クラスの人気者になる。そこにぽてまよと同じ

雰囲気を持つ女の子が現れる。その女の子は高見盛京の作る

ぐちゅ玉(トリュフ)になついたことからぐちゅ子と名付けられる。

そして素直たちを取り巻く友人たちなどとの日常が展開されて

行くのだった・・・


ぽてまよって花澤さんがやっていたんですね。なんとなく聞いたこと

のある感じはしていましたが、どうも分からなかった感じでした。

たんたんと進む日常をギャグで描いた作品なのでシュールなところが

多々ある感じでした。


OPは可愛い感じでぽてまよにうまく合っている雰囲気で良かったです。

それとぽてまよの名前の由来にそんなところかよってツッコミを

入れてしまいました。


ラストにちょっとイイハナシを持って来るのかという感じでしたが

そこはただイイハナシだなぁで終わらさない感じだったので良かったと

思います。

◆個人的点数評価 74.713点

余談(ニコ生でアニメの後に放送されたBDBOX発売記念イベントのこと)

{netabare}
イベントには監督さんたちとぽてまよの花澤さんとぐちゅ子の

辻あゆみが出演していました。花澤さんが出てきてぽてまよの

セリフを言った時にうん?なんか微妙に違うかと思ってしまい

ました。似てる人っていうコメがめっちゃ流れて爆笑ものでした。

ただそれだけですw こっちは作品の中ですがモブに梶さんがいて

全然変わってないそのまんまだとなっていました(笑)
{/netabare}

投稿 : 2025/01/11
♥ : 30
ネタバレ

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

癒し系と思って見てみると・・・

謎の二頭身生物のぽてまよやぐちゅ子がとにかく可愛くてしょうがない。
花澤さんの演技も最高。ただゼーガペインのカミナギもそうだけど、この頃の声はもう出せないんだろうな・・・

最後までぽてまよたちの生態の秘密が明かされることはなかったけど、
ちょこまかと動いて愛くるしさを存分に振りまくマスコット的な役割は十分に果たしているので、文句はない。

でも単純にマスコットを愛でる癒し系アニメというわけではなく、
謎の生物をあっさりと受け入れてしまう世界観というか、脇を固めるメンツがなかなかに強烈な変態揃いで。
重度のシスコン、ガチホモ、妄想ポエマー、やたら甲高い声を発するドSお嬢様の釘宮理恵などなど。
ナレーションの井上喜久子に{netabare}「透けティクビ」{/netabare}なんて言わせてしまうところもポイント高い。

全体的にブラックなネタや下ネタも多く、しかも良識あるツッコミ役がいないので
何ともいえないシュールな雰囲気を醸し出している。
可愛さや癒しを求めて見てみると、相当面食らうんじゃないだろうかw
終盤はシリアスで感動的なエピソードもあり、演出の良さもあって不覚にも涙ぐんでしまった。

また、本筋とは独立して描かれるモブキャラ三人娘の話が相当ツボにハマった。
どことなく気怠い平和ボケな雰囲気で脈絡のない言動を垂れ流してるのが面白いし、
それをアクが強いキャラ達によるシビアなコメディ空間に時折、絶妙の間で挟んでくるので
いい感じに脱力できるというか。この作品、緩急の付け方がホント上手いんだよなぁ。
個人的にはぽてまよとかよりも、この三人娘の話の方が至高の癒しを味わえた気がしますw

投稿 : 2025/01/11
♥ : 29
ネタバレ

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

おしりフリフリほにほにダンス♪ いつか笑顔の花が咲く♪  【ねこ's満足度:82pts】

ある日森山家の冷蔵庫から出てきた不思議な生物。
パン好きな主人公・素直はその生き物に”ぽてまよ”と名付けます(ポテマヨ味から命名)。
そんな”ぽてまよ”と個性的すぎるキャラたちによる日常を描いた、なごみ系コメディです。

基本はほのぼのテイスト。
ぽてまよ&その同種(?)のぐちゅ子の可愛さはまさに反則級で、
この二匹(?)を観られるだけでも十分この作品の価値はあります。 ほにほにぃ♪(cv花澤香菜)

ところがこの作品、なか②奥が深いというか、ただのキャラ萌えアニメではありません。

まずは、ひとクセもふたクセもあるキャラクター。
主人公の素直は勿論、妄想少女に重度のシスコン弟、チアリーダーな男子に、ホモ男くん。
さらにはドSで毒舌なお嬢様など、萌え系とは思えないほどの濃いメンツが揃っています。
(ちなみにくぎゅの「バカ犬」はこの作品でも聞けます。超高音ボイスですけどw)
ギャグに関しても、結構シュールで下ネタも普通に投下。
その穏やかな作風とは裏腹に、意外と大人向けな作品といった印象です。

一方で、たまに挟んでくる心温まるいい話。
主に素直とその父親、または亡くなった母親とのエピソードだったりするんですが、
口数少ない素直だからこそ生きる絶妙の”間”が、その暖かさにより拍車を掛けてる気がします。

アナタはぽて派?それともぐちゅ子派?{netabare}わたしはぐちゅ子の妹?派(笑){/netabare}
癒しも萌えも、笑いも涙も兼ね備えたハートフルな良質アニメです。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 29

63.4 23 シュールで学園なアニメランキング23位
てーきゅう 第4期(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (288)
1439人が棚に入れました
亀井戸高校テニス部に所属する女の子4人が繰り広げるスーパーハイテンションな学園ギャグコメディーの第4期。

声優・キャラクター
三森すずこ、渡部優衣、鳴海杏子、花澤香菜

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ついにそんな手法を・・・

やっぱり集中力が要求されるアニメですね。
寄る年波に、ついに根気がなくなってきました。
アニメスピードには順応しましたが、それに反比例し理解力低下です。
よって、面白味もよくわからなくなってきました。

確かに言えることは、サブリミナルな手法は、洗脳チック。
4期放送前に5期の告知って・・・
確実に、5期も夢遊病的に観るに違いありません。
そのうち、6期告知前に7期を放送しそうで怖いです。

そういえばテニスを見なかったような。
いや、きっと見落としてるに違いない。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 30

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

夜叉の構えから左手回して8時の方向

12話 1話約2分作品

てーきゅうの4期です。過去の作品を観なくてもお話に関連性はないので全然大丈夫です。

ただし、それぞれのキャラの特徴を知って観るとよりわかりやすいかもしれませんね。

てーきゅう(庭球)部の部員4人が日常を舞台に送るハイスパート・ハチャメチャ・コメディ作品です。

流して観ると何がなんだかわからないうちに終わりますので、集中して観る必要がありますねw

はっきり言って、てーきゅう部として活動は一切ありませんw

4人の日常を描いていて、今回は一人一人に別の新キャラが加わったお話があるのが特徴的でした。

OP 三森すずこさんが歌ってます。何故か中国を意識してますね~

最後に、もはやてーきゅうシーンはOPにちょっとだけとなってしまいましたw

投稿 : 2025/01/11
♥ : 23

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

夜叉の構えから左手回して8時の方角

ルーツ原作、Piyo作画による漫画を原作とするショート

アニメの第四期です。第37面からで全12話


相変わらずの早口っぷりには今回も楽しませてもらいました。

2分しかない中にこれだけ詰め込んでいるので声優さんは

すごいなぁと思います。


とりあえず5期もするのでまだまだこれが見られるのでそこは

楽しみにしておきたいと思います。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 21

59.6 24 シュールで学園なアニメランキング24位
3ねんDぐみガラスの仮面(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (35)
105人が棚に入れました
冷めた現代、熱くさせて頂きます! あの5人が今度は学園で大暴れ!

現代のとある高校に通っているマヤ、亜弓、月影、桜小路。そして理事長の真澄。 彼らは、冷めきった現代人のハートを熱くさせるため、ガラスの仮面ジェネレーションからタイムスリップしてきた究極の芝居人。 悩みを抱える人々に、滾る芝居魂と情熱をぶつけていくマヤ、亜弓、月影、桜小路。
一方、理事長である真澄は、こんな冷めた時代は救う必要がないと思っており……。悩みと情熱と芝居と涙、笑顔と白目とありがた迷惑……。
さぁ、3ねんDぐみガラスの仮面、開幕です!

声優・キャラクター
阿澄佳奈、大久保瑠美、田中敦子、梶裕貴、小野大輔

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ガラスの仮面40周年記念作品。

この作品の原作は、遥か昔に読んだ記憶がありますが、完走した記憶は定かではありません。
確か従妹の家に漫画本があって、それを借りて読んでいたような…でももう数十年以上前の話です。

それ以来、この作品に触れる事はありませんでしたが、
・北島マヤ(CV:あすみん)
・姫川亜弓(CV:大久保瑠美さん)
・月影千草(CV:田中敦子さん)
・桜小路優(CV:梶裕貴さん)
・速水真澄(CV:小野大輔さん)
という名前を聞いたらピンと来ない訳はありません。
流石に声優さんは変わっていますが、私にとって北島マヤをあすみんが演じてくれるなんて、嬉しい誤算以外のナニモノでもありません。

設定は冷え切った現代人の心を熱くするため、現代にタイムスリップしてきた5人が繰り広げる学校生活が描かれています。
一応、速水真澄が理事長でその他の4人は高校生になっています。

当時は携帯電話もインターネットも無い時代…
そんな時代から突然現代に来たら間違いなくビックリすると思います。
だって何もかもが変わっているから…

それでも何とか今の時代に合わせようとするのですが、各キャラの立ち位置や演技に対する姿勢が原作を踏襲しているので、思わずクスッとできる場面もあったりします。

月影千草は、みんなと同じ学生という立場なんですが、態度・口調とも雲の上の人の様な存在だし…
姫川亜弓は、幼いころから才媛と呼ばれるにふさわしい…そしてマヤの一番のライバルとして振るまっているし…
北島マヤは、時に周囲を圧倒する一心不乱に努力するひたむきさはこの作品でも十分に表れていますし…
桜小路優は、相変わらず北島マヤが大好き…でも、一番現代にマッチしていたのはこの人かもしれません。
速水真澄もマヤに対する悪態は相変わらず…

5分枠のショート作品ですが、各キャラの要素がしっかり織り込まれていていると思います。
でもエンドテロップを見て納得しました。この作品の監修をされているのは、美内すずえ先生ご自身なのですから…

そしてもう一つ面白いのがエンディングです。
エンディングテーマは「黄昏のエンド」という曲で歌っているのはマヤ&亜弓 feat.桜小路くん
なのですが、桜小路くんが実に良い仕事をするんです。

この様な40周年記念作品…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

1クール13話の物語でした。
5分枠の作品なので視聴に迷ったら見る…という類の作品だと思います。
懐かしさを感じさせて貰えた作品でした。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 10

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

白目Σ(゜ロ゜)!!

ガラスの仮面のパロでショートギャグなのかな。

原作を知らないのでギャグアニメとして視聴。
ガラスの仮面原作・未読。
ガラスの仮面原作アニメ・未視聴。

原作の方は今の40代くらいの方が分かるのかな?
私は産まれる前どころか姿形すらないですね(^_^;)

ギャグアニメとしては可もなく不可もなくっというところです。OP?の毎話キャラが大喜利みたいに一言言うセリフが違うのは良かったと思います。
EDも歌詞が毎話違うのでそこを楽しむのも1つかな。ただ過度な期待はしないで下さい。

ストーリーの流れも学園物になるのかな?動きは対してないです。だから4コママンガを大袈裟にやって5分を楽しむというスタンスでしたね。
声優が良かったのが幸いだったのでしょう。一応笑える場所はありました。
ただギャグのパンチとしては弱いのでソフトギャグ、もしくは演じてる声優さんファンなら観れるかなと思います。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 4

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

豪華な声優陣に好きな方がいる方は是非

 キャストが阿澄佳奈、大久保瑠美、田中敦子、梶裕貴、小野大輔…

 5分アニメとは思えないほどの豪華さ…。
 それだけ「ガラスの仮面」が特別な作品なんだと思います。

 自分はキャストを見て、この作品を観たクチ(アスミンのファンなので…)ですが、観てよかったと思える作品でした。

 毎話笑えたわけではないけど、笑える回もちらほら。
 逆に観て損した気分になるような外れ回はとくにありませんでした。
 あまり面白くない回も、毎回変わるED「黄昏のエンド」の阿澄佳奈と大久保瑠美の綺麗な歌声とシュールな歌詞、梶裕貴のツッコミで、いい感じに終わるので毎回満足。EDのフル版を早く聴きたいです。

 「ガラスの仮面」ファンが楽しめるのかは謎ですが、上記の声優のうち、だれか特別に好きな声優がいる方は、観てみて良い作品だと思います。


 アスミンの声と演技…やっぱり好きです。最近は舞台での活動を頑張っている故、「ガラスの仮面」の作品に抜擢されたのかも知れませんね。

投稿 : 2025/01/11
♥ : 3

53.1 25 シュールで学園なアニメランキング25位
メガネブ!(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (284)
1328人が棚に入れました
メガネをかけた男子高校生の、異常なまでの情熱をメガネにかける青春グラフィティ!

声優・キャラクター
赤羽根健治、宮田幸季、田丸篤志、諏訪部順一、木村良平、杉山紀彰、真殿光昭、岸尾だいすけ、鈴木千尋、岩田光央

ストライク さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

お茶にもなれなかった・・・

福井県鯖江市を舞台にしたオリジナルアニメ

全12話

ジャンル:メガネ男子の日常

製作には鯖江市側も参加しているそうで、その理由に
市街地商店街の売上減少などの問題で、聖地巡礼を行う観光客誘客を図るため、本作への協力をしているとのこと。

でも・・・

作品は、お世辞にも 面白いとは言えなかったです。

視聴前は、タイトルからして期待してたんですが・・・
残念てす。

出てくるメンバーはメガネ男子だけ
ちょっとBLの雰囲気すら感じられるし
笑わせるような事もない

メガネあるあるでもあれば、まだ興味も持てたけど、30分に1回 クスっとするくらいでした。

映像も、目がチカチカする色使いだし、正直 よく完走できたな~っと・・・

何が魅力なんだろう?
製作側は、何を面白く感じて欲しかったのか?聞きたいくらい。

これだと、メガネ男子好きな女子くらいが楽しめる作品じゃないでしょうか?

万人にはオススメできません。

自分は、~しながら観していました。(-ω-)


OP:「World's End」歌 - MUCC

ED:「カラフルワールド」歌 - 佐香智久

EDは良い曲ですね!


最後に・・・

これじゃ、聖地巡礼とかで集客は見込めないんじゃないかな・・・

記憶に残ったのは「ウィアー メガネブ~ウ~ブ~ゥ~ブ~ゥ~」の言葉だけでした・・・

φ( ̄∇ ̄o)

投稿 : 2025/01/11
♥ : 43

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

「メガネをかけている漢に悪い漢はいない!」というノリの作品でした^^;

この作品は、福井県鯖江市が舞台になっています。何故鯖江市だったのだろう・・・
と思って調べてみたら、メガネフレームの国内シェアは96%で、世界シェアでも約20%を鯖江市が占めていて、就業者の6人に1人はメガネ産業に従事しているそうです(wikiより)。
所謂「メガネ繋がり」だったんですね^^

物語は、鯖江市にあるヒマラヤ第三工業高校にある「メガネ部」の日常が描かれた作品です。
この部では、「スケスケ眼鏡」を開発しているのですが・・・開発に失敗すると爆発するオチになっています。

実は、最初2話まで視聴して・・・視聴断念を考えた作品でした^^;
鯖江市の制作協力があったから・・・という大人の事情は理解できますが、メガネへの拘りが尋常じゃない上、メガネと男同士の先輩後輩の話題しかなかったからです^^;
声優さんも豪華で期待していただけに、最初は残念な気持ちで一杯でした^^;

自分でハードルを上げすぎていた感もありました・・・^^;
なので、ハードルを合わせて見ましたが・・・やっぱりそれなりでした^^;
何故このように感じたのだろう・・・と考えてみました。
私の個人的見解ですが、この作品には「華」が無かった事が原因だったように思います。

それでも、物語の終盤・・・学校で行う一大イベントの内容は良かったと思います。
やっぱりアニメの青春はこうじゃないと・・・というある意味王道的内容でしたが、私は満足でした^^
そして、このイベントで救われたような気がしました^^;

1クール12話で日常を描いた作品でしたが、個人的には終盤に至るまでの間で、もう少し刺激が欲しかったと思った作品でした^^
でも、鯖江市のメガネに対する認知度は確実に上がったと思います^^
聖地巡礼企画・・・上手くいくと良いですね^^

投稿 : 2025/01/11
♥ : 29

こたろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

一級のバカアニメ!・・・の、なりそこない

アニメオリジナル。
メガネフレーム生産量日本一を誇る福井県鯖江市を舞台にした町興しアニメ。(そういう目的もあってアニメ化企画されています)
ご当地の基幹産業であるメガネをテーマにした、男子高校生達のハイテンション・シュールギャグ。
見た目イケメンの男子ばかりの登場人物で、婦女子に大いに配慮したキャラクター達が繰り広げるおバカ作品です。
もちろんメガネの薀蓄や、あるあるネタもたっぷりw


クソアニメだなんだと散々な評価をされていますが・・・・まさにそのとうり!w
結果的には失敗作、といわざるを得ません。

でも、個人的には嫌いなじゃないんですよね、こういうの。
私は”メガネ者”じゃありませんが、発想やネタは結構楽しいと思いました。


メガネに異様な執着をみせるフェチっぷり全開の世界観も、テンションが高い突き抜けた変態の主人公も、おバカな日常を過ごすメガネ部という奇行集団も、スケスケメガネを作るというくだらない行動原理も、・・・バカアニメの設定としてはとてもイイ。
批判の多い独特の作画も、こういう特色なんだと見ればそれほど悪くはないです。
実際、絵そのものは手抜き感はなく安定していたぐらい。
映像としての出来がひどく悪く思えるのは動画のショボさ、それと演出とコンテのセンスの無さだと思います。モブキャラの省略の仕方とか、無意味な書き文字が画面に入るキテレツさは監督のスタイルのようです。
結局、予算をかけらていないというより、力とお金の使いどころに妙な偏りをみせていたという感じ。
ずいぶんと若い監督ですが、さもありなん。
自主制作アニメ感覚で商業アニメ作ってりゃ、うまくいかないのは火を見るより明らかです。


おバカな世界観や設定はいい。
しょっぱい映像も、まぁ仕方ない。

しかし最大のダメなところは、やはりBL要素。
どう表現方法を工夫しようが本作は設定上、奇人変人を描いたバカアニメであることからは逃れられません。
作中では、もう四六時中メガネメガメと連呼してる変態どもが蠢くカオス。
こんなもの面白くするには2つしかありません。
ひとつは、徹底的に大真面目な内容にしてシュールな笑いにもっていく方法。
もうひとつは、ハイテンションに次々にネタを展開していくハチャメチャギャグ。
どちらかといえば後者を狙った作風ですが、ギャグアニメとしては下手糞な作り方といわざるを得ません。

本策のキャラの言動や映像の構成の最優先事項は、ギャグではなく腐った萌えを強調すること。
監督はこれで面白いと思っているのかもしれませんが、会話も動きもテンポが悪く、キャラの変態性やおバカ行動を魅せるのには大ブレーキ。
バカアニメの素材としては決して悪くないのに、取り合わせ最悪の調合をしています。
そういうノリは、同人誌でやってくださいよ、まったく。


腐れ監督が悪いというより、この人の好きにやらせたスタッフ全員の責任。
せっかく助監督にベテランが就いてるのに、なんとかできなかったものでしょうか。


最後に、
このアニメの製作に関わった鯖江市役所の方々は猛反省をお願いしたい。
らきすたや花いろの成功を羨むのはいいですが、町興しを真剣に考えているなら、ちゃんと勉強して頂きたい。どんな内容か、チェックしました?
このアニメで観光客の増加を・・・とか寝ぼけたことを考えていたそうですが、だとしたら最悪の仕事です。
視聴層を激しく狭くするアバンギャルドな若輩監督を起用しておいて、聖地巡礼もへったくれもありません。
こんなのでホイホイとアニメファンが集まると思ってたなら、アニメというものをナメすぎ、アニメファンを軽く考えすぎ。
本気で聖地巡礼を考えるなら京アニやPAWorksに仕事を頼み込むぐらいの事やれってんですよ。

まったく、お役所ってヤツぁ

投稿 : 2025/01/11
♥ : 27
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