シュールでラブコメなおすすめアニメランキング 11

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのシュールでラブコメな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月04日の時点で一番のシュールでラブコメなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.8 1 シュールでラブコメなアニメランキング1位
サーバント×サービス(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (1748)
9613人が棚に入れました
北海道、某市、某区役所。山神ルーシー…さんがひょんなことから配属されたこの区役所は、ちょっと個性的かもしれない職員達ばかりが働く区役所だった。そんな山神ルーシー…と職員達が元気に秘密に活躍(!?)する“お役所WORK”コメディー!!
※実際の公務員とは、一切関係ありません☆

声優・キャラクター
茅野愛衣、鈴木達央、中原麻衣、豊崎愛生、櫻井孝宏、大久保瑠美、高橋美佳子、日高里菜、柿原徹也
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

役所でワーキング!

役所を舞台とした脱力系日常コメディの様です。

気にしなくても「WORKING!」がどうしても頭をよぎってしまいます。
スタートではそんなに期待値上がりませんでしたが
そんなに飛ばすタイプのアニメではないでしょうし、まぁ気楽に視聴していきます。

※1話感想{netabare}
今回の成分 公務員5:初出社2:復讐1:サボリ1:世間話1

舞台がお役所なので地味ですがこれからの盛り上げに期待ですね。
恋愛とかアフターファイブの出来事とかストーリー性を絡めていかないと
ネタが持たなさそうですけど。

ルーシー(略)さん名前で役所を恨むって飛んだ逆恨みだけどなかなか楽しいやりとりでした。
出生届け受理したた公務員って、長谷部くんの身内(父)の気もするけども。(^_^;)
名前で縁が広がりそのうち感謝に変わる展開になるといいかな。

長谷部くんはちゃらいですね。実際こんな人ではやっていけないだろうけど、
観ている分には困らないし楽しいから良いけどね。
喋り方とか声で「となりの怪物くん」思い出して仕方ないです。

三好さんは人に好かれるタイプみたいですが今の所目立たない存在なので
彼女の活躍が出てくる様になればバランス良くなりそうです。
それにしても出てくるばぁちゃんがみんな可愛いじゃないか!(#^.^#)

三者三様の個性が活きてくれば楽しくなりそうです。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 コスプレ5:女子高生2:兄妹2:巨乳1

公務員ネタだけでは厳しそうだと思っていたらバラエティ豊かになってきました。
コスプレと役所マニアな女子高生の登場で騒がしくなりそう。

ルーシーは巨乳でしたか。前回はあまり注目してませんでした。
確かに出オチ感もあるので色々武器が必要かも。

可愛いおばぁちゃんには田中さんって言うお名前が。
また時々出て欲しいです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 アホ毛4:巨乳4:ハイスペック2:ロースペック2:メアド0

ルーシーメインの今回。色々と可愛らしい面が観られて好感度アップしてます。
長谷部君はサボるために陰で努力している様です。
ハイスペックなのに残念系です。
将来的にはルーシーと長谷部君とのLOVEの予感がしてますが
今はメアドすら上手く交換できていない様で前途は多難ですね。
三好さんは今回影薄かったな…。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
今回の成分 告白4:ぬいぐるみ3:セクハラ2:ホテル1

今回は公務員とか役所とか関係なくなってました。
まさか上司がぬいぐるみとはファンシーな。
そしてルーシーと長谷部君が急接近。思ってた以上にハイペース。
何も無かったとは思うけど早くもお泊まり。ひゃー。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
今回の成分 姉4:社内恋愛4:しゃっくり1:クリスマスイブ1

前回のはホテルじゃなかったみたいです。とりあえず一安心!?
それにしても見た目も性格もソックリな姉さんですね。
家族揃って似たものだと恐ろしい気がします。

一宮&千早はお付き合いしてたそうで。
いい歳だし秘密にする事もないのに…一年も経ったら言いづらくなるじゃん。若いのぅ。
公務員というより恋愛アニメになりつつあります。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 ぬいぐるみ5:毒舌4:結婚話1

役所が舞台だけどかなり現実離れしてますよね。
上司がぬいぐるみだったらイヤだなぁ…。
100%あり得ないけど。

今回の三好さんは久々の活躍。
人がいいけどナチュラルな毒舌。
人がいいだけに深く突き刺さりそうです。

長谷部君、田中アレルギーって全国の田中さんに失礼な。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 田中一族4:社内恋愛3:鈍感2:コスプレ1

千早は恋愛で苦労してますね。兄妹揃って鈍いから…先が長そう。
田中アレルギーは伏線でしたね。また個性的なキャラが登場。このアニメ世間がかなり狭いです。
で、本当にBL要素入ってくるの!?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 恋愛6:孫2:外食2:鯖0

本格的に恋愛アニメになってきました。
そしてやっぱりファミレスが良く出てくる。
「孫に私のような名前~」は自分に返ってきそうな伏線だから止めとけルーシ!
{/netabare}

※9話感想{netabare}
今回の成分 恋愛4:結婚2:純朴2:真面目2

仕事の成分殆どなしですがなかなか楽しいラブコメです。
性格的にもルーシーかなり可愛いですし癒されます。
スマホなのに古い携帯とか言っちゃう長谷部には少しイラッとしましたが。
1クールで結婚まで行くのかな?
{/netabare}

※10話感想{netabare}
今回の成分 後悔3:鈍感3:彼女2:ぬいぐるみ2

進展しそうで進展しないのはラブコメの王道なので仕方ないですかね。
ただ対象が大人なのでもうちょい対応の仕方があるだろうとも思ってしまいます。
ドロドロして欲しくもないけど少しばかり青々しい感じがします。
学園ラブコメなら引っかかりもしないのですが、こういう所が大人ラブコメの難しい所かも。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
今回の成分 休日5:誘拐3:食事会1:サボリ1

課長ネタは付いていけない所もあるけど、お気の毒でした。
三好さんの毒舌久々に舌好調で楽しめました。
同僚とこれだけバッタリ会うとは…休日でもみんな変わってないですね。
何だかんだで三好さんと田中さん(孫)とも相性良いのかも。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
今回の成分 デート7:服2:コンタクト1

いよいよデート。二人はお似合いでした。
ルーシーはウブで可愛いけど名前に囚われすぎて幸せや楽しみを逃してしまってますね。
もう一歩踏み込めれば良いのですがね…。

そして案の定、出生届を受理した人が長谷部の父と判明。
復讐の行方はどうなるのでしょうか?…まぁ修羅場にはなりそうもないですが。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
今回の成分 告白5:因果2:デレ2:ざまあ1

長谷部くんがルーシーに受理した人が父だと告げる最終回。
最後までドタバタ騒がしいこの作品らしいと言えばらしい締めでした。

それにしてもながーーーいフリでした。
変に予測しない方が楽しめたかもとも思うけど、見え見えだったしな…。
まぁなんだかんだで結構お似合いですしお幸せに!
そしていつもの日常へと続いて行くようです。
2期はあるのかな?
{/netabare}

【総評】
当初、公務員がメインという事で市民の為に働き地域の信頼を得て
コミュニティーを広げていく話なのかな?
とか思っていたのですが内容的には内輪の恋愛コメディー。
「WORKING!」の分家といった印象でした。(個人的には本家の方が上。)

登場人物が大人なのでもう少し大人っぽい恋愛話になるのかと思いましたが
大人の恋愛感を持っているのは千早さんくらいなもの。
ウブで純粋なキャラが多いので学生恋愛物と特に違う所は無かったです。
この、大人なのに学生のような恋愛感を多少青臭く感じてしまう所もありました。

標準的なラブコメなのでこの手のジャンルが好きな人は楽しめそうです。
ルーシーをはじめキャラは可愛かったので多少の癒しにもなるかと思います。
無難に楽しめる範囲という意味では勧められます。
大当たりは期待しないで下さい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 50
ネタバレ

ココ吉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「ざまぁww」も聞き慣れてきたら励ましの言葉に聞こえなくも…ww

原作未読◆全13話◆

「WORKING!!」でお馴染みの高津カリノさん
原作による作品であにこれユーザーの方に
オススメして頂いた作品。


◆前置き◆

北海道某市の区役所に、新人職員として
山神ルーシー(以下略)、三好紗耶、長谷部豊の
3人が保険福祉課に配属される事になり、
同課で働く一宮先輩に千早さん、奇妙な課長を
加えて始まる区役所コメディ。


◆感想◆

主に区役所が舞台なので急展開などは特に無く
キャラ同士の会話のやり取りと淡いラブコメを
楽しむといった感じといったところでしょうか。

属性てんこ盛りで爆発的魅力を兼ね備えた
キャラというのは残念ながら見受けられない
ものの、キャラ同士の会話の面白さは健在で
キャラそれぞれのスポットの当て方も非常に
上手く、誰もモブ化しないように進める
ストーリー展開は日常系好きの方なら
楽めると思います。

個人的に主人公が働く日常系作品は
ハズレが少ないように思えてならない。

同作者の大ヒット作「WORKING!!」と
作品内容(働く日常系)が似ている事から
比較されがちな作品であります。
かくゆう僕もWORKING!!を先に観ていたので
少しばかり意識してしまいました。

サーバント×サービスはWORKING!!と違い
主要キャラの年齢がほぼ20歳以上の成人設定
の為,ストーリー展開やキャラ設定もどこか
落ち着いた雰囲気に収めてある印象になるのは
仕方がないのかもしれませんね。
(うさぎ課長は別としてw)

1つだけ苦言を呈するとすれば
一宮さんと長谷部君のキャラデザにもう少し
メリハリをつけてほしかった事でしょうか。
二人の顔立ちが似ているので数回戸惑いましたw
髪の色を黒と茶ぐらいには分けてほしかったかな。



そんな中,
この作品でお気に入りのキャラは...

『長谷部 豊』

チャラ男に見えて実は気配り上手で
好きになった相手には一途な憎めないヤツ。
何事もそつなくこなしてしまうデキル男な
面も格好良く、始まりと終わりで印象が
大きくガラッと変わったキャラでした。

これがギャップ萌えと
言うやつですねわかります♪

僕が女性、もしくは男の娘だったら
惚れてしまいそうです、はいw
※もちろんあくまで仮定の話ですよ?


◆一番笑ったシーン◆

この作品と言えば「ざまぁww」が超有名です。
僕は基本的に未視聴の作品に前知識はあまり
入れない方なのですが,このセリフはかなり
有名なので存じておりました。
でも,どのキャラがどのタイミングで
言い放つかまでは知るよしもなく視聴を
進めていたのですが...

あれれ?
例のセリフが出ないんですけど!?

他作品のセリフと勘違いしていたのかな、と
脳裏に浮かんだ直後の{netabare}
第12話のラストでやっと出ました!

想い人ルーシーの仇、じゅげむ名を
区役所の受付でそのまま受理してしまった
人物が自分の父親だと判明し,途方に暮れる
長谷部君に追い討ちをかける千早さんの一言...


『長谷部さん、一つ宜しいでしょうか?
 ………………………………ざまぁww』


↑この間の取り方は神がかってました!

笑いのツボを心得てますね。
暫くしてからジワジワと笑いの波が押し寄せて
きて、何度もリピートしてしまいましたww
{/netabare}


◆OP曲 『めいあいへるぷゆー?』
歌:山神ルーシー(茅野愛衣)
  三好紗耶(中原麻衣)
  千早恵(豊崎愛生)

「なんか困っちゃてんならぁ~♪」 と,
ついつい口ずさみたくなるような
楽しい気持ちにしてくれたOP曲。
OP画のクレジットも背景に溶け込ますなど
思考を凝らした技が光ります。
A-1Pictures作品のOPは視覚,聴覚ともに
楽しめる曲が多くていつも注目しています♪


◆ED曲 『ハチミツ時間(どき)』

OPとは打ってかわって
シットリとした癒しソング♪
4話ずつの交代でそれぞれのヒロインが
歌を担当しています(※13話では未使用)
同じ曲なのに歌っているヒロインが代わると
また違った印象を受けるから不思議です。



◆最後にアレを検証◆

※ここから先はネタバレを伴ったアレな
話をするので下ネタにご理解を頂けない方と
未視聴の方はスルーして下さいね m(._.)m

{netabare}


アレな話


察しが良い方なら
もうお気づきではないでしょうか?



そう


この作品随一の
巨乳を誇るルーシーのおっぱ…
もとい、お胸様のカップ数についてのお話


第2話の千早さんとルーシーの
会話のやり取りの中で


千早さん『F?』

ルーシー『そんなに小さくみえますか?
     良かったぁ…』


と、ルーシーのカップ数を
聞き出そうと千早さんがかまをかける
ヒトコマがありましたが天然のルーシーが
とんでもない爆弾発言をしちゃってますね。


おやおや?
Fカップは小さいのでしょうか?


ふぅ……(軽く一呼吸)


例を挙げるのならば日本人でEカップの
双丘をお持ちの女性は全体のわずか6%しか
いないと言う検証結果が既に出ています。

これよりカップ数が上がるにつれ
パーセンテージが減るのは最早,円環の理。


さて,ここで本題に入ります。


『ルーシーのお胸様の
カップ数はどれくらいなのか?』

↑↑私、気になります!


直近のGかな?

これでもかなりデカイですね...

僕は出会った事のない未知の領域です。

でも、直近のGはルーシーのFに対しての
「そんなに」という言葉から否定を導く事が
できますね。


はい、では次のHだろうか?


これも否!


断じて否です!!


彼女は困惑しつつも少し安堵した
表情で言い放ちましたよね?


「そんなに」…となっ!!


表面上の言葉だけに踊らされるのではなく
相手の何気ない仕草や感情までをも読み取る
事ができなければ真の変態紳士は名乗れません。


という事でこれも否ですね。
あの場面での「そんなに」の言葉を
決して軽んじてはいけません。


じゃあ、Iだろうか?


むぅ…Iかぁ。


I、I、I、あい、あい、あっ…愛ッ!?


愛という文字には
「愛情」「恋愛」「愛憎」「愛でる」 等
人の感情を司る言葉に多く含まれますね。


ルーシーのご両親がつけた長いじゅげむ名にも
「愛」いう文字を用いた名前が一つ含まれています。


「愛がイッパイ詰まったIカップ」


皆様どうですか?
この辺が妥当で尚且つしっくりくる
ラインではないでしょうか?


様々な人から愛されるように願ったご両親の
願いを考慮しつつ、愛されキャラのルーシーに
ぴったりのカップ数だと思いませんか?


そう言えば過去にこんなキャッチフレーズを
用いたグラドルがいましたねww

元気にしているのかな?


愛がイッパイ詰まったお胸様かぁ...
とっても甘美で殿方を惹きつける
美しい日本語だと思います(*´ω`*)♪


以上が、僕が愛読している
「おっぱい美学全集」から自分なりの
解釈を加え、類推適用した結論となります。


長々と綴った駄文に最後までお付き合いして
頂いた紳士淑女の皆様方に感謝致します♪


ご清聴ありがとうございました。

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 53

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

普通に面白い、もうちょっと評価されても良い(私見)

・・・個人的にはめちゃくちゃ面白かった。
肌に合うというか、好みと言うだけかもしれないけれども。

どうやら原作は4コマ漫画らしいですね、未読ですが。

サーバント×サービスのタイトル・・・については、
たまたま舞台が区役所だっただけって感じで、どうしても公務員でないとダメって事はなかったんじゃないかな、
お役所あるあるとか、お仕事紹介的な要素とか、特になかったしねぇ。
ただ、主人公の名前絡みでは、かかわりが大きいかなぁ、
ま、クリエイターである作者さんの設定にケチをつけるわけではないんだけれども。


とは言え、とにもかくにも、特段際立ったポイントがあるようには見えないんだけれども、面白かった。
キャラの掛け合いと言うか、絡むタイミング、テンポ、ノリ、物言い、すべてと言ってもいいくらい私のセンスに合った感じ。
各キャラクターもずば抜けて突出したキャラは見受けられないにもかかわらず、どのキャラクターも存在感、絡み方に個性があり、普通に面白い。

物語については、
お役所日常系・・・かなぁ。
しかしながら、そこはそれ、大人な皆さんがキャラクターなので、それぞれに大人な恋愛模様が展開されたりして・・・。
または、恋愛下手なキャラのもやもや具合にニヤニヤしたり・・・。
久しぶりに背中のあたりがくすぐったくなりましたわ。

作画については、普通に十分キレイ。
キャラは大人キャラとは言え、若干、幼い感じはあったかもしれないけれども、アニメなんでね、十分許容範囲でしょう。

声優さんも普通に良かったです。
違和感とか、合わないとか、不快に思う要素は特になかったです。

音楽については、OP・EDともに良かったですね。
と言うかOPはかなり好み、楽しさと言うか「楽しそう」という期待感が高まる勢い、創りです。スタッフの紹介も工夫がされていて、手間がかかっている、センスを感じました。
EDも基本の飲み物が注がれて始まるものでさえ、美しく、やはりセンスを感じるものです、心地よい。
これらは、高く評価しても良いと思います。



キャラクターは・・・どのキャラクターーも「ぶっ飛んだ」と言うほどの個性はないんですが、若干、控えめな個性の発揮っぷりが楽しい。

主人公の山神ルーシー・・・
見た目はどちらかと言うと地味、主人公らしくはない、が
観ていると色々とかわいらしくなってくる。
名前にコンプレックスを持っているため、色々と積極的になれず、恋愛下手なところにニヤニヤしてしまった><。
あとアホ毛が表情豊かw
なんかのアニメ(=帰宅部活動記録)では主人公のアホ毛にあまりにも違和感を感じ(ウザく)て視聴を停止した実績があるのですが、この作品は大丈夫でしたw
観ていて楽しいキャラクターでした。


長谷部豊
主人公の同期、そして・・・。
もし私がこの長谷部のような、能力を持ち、こういう性格だったら人生変わっていたなぁ、と羨ましくなった。
色々問題はあるかもだけれども、この性格は羨ましい。
まずもって、あの軽口で「ルーシー飯食いに行こー」とか「つきあって」とか言ってみてーw
と言いながらも、意外と純情っぽいところや、生真面目なところ、真剣なところなどが垣間見え、なかなかに楽しい。
意外と陰な面も持っているしね。
本質的には、なかなか硬派なのかもね。


三好沙耶
主人公の同期。
意外と地味な容姿、一番普通なイメージだが、やはりただモノではない。
気が弱く、いつも役所に来るおばあちゃんの相手をしているが、
意外と毒舌、切れ味がある。
このばあちゃんの孫と・・・


千早 恵
主人公の先輩さん。
この人もなかなかにユニーク。
終始ジト目でwたまに魂の叫びがwww
女性らしい心の叫びもあり、楽しい。
主人公と他との絡みも、いい感じ。


大体、この4人に注目して観ていました。
その他にも、登場キャラクターはいるのですが(総数は、そう多くはない)。


全13話とのことで、一応、大筋の
・ルーシーの名前問題
・ルーシーと長谷部の恋愛問題
あたりは、大体解決しているのですが、

その他にも、色々と発生したり、残ったりしている案件があるような気がします。
ぜひとも、このキャラクター達のその後を観てみたいのですが、
続編、2期は難しいのでしょうかねぇ。


「WORKING~」の作者さんが原作者さんのようですね。
こちらも観たことはあって、面白かったのですが、
私はサーバント×サービスの方がお好みでした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10

75.8 2 シュールでラブコメなアニメランキング2位
荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ [第2期](TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1288)
7663人が棚に入れました
主人公・市ノ宮行は世界のトップ企業社長の御曹司。幼い頃から父に「他人に借りを作るな」と教えられ、その教え通りに借りを作らずに生きてきた。しかし、ひょんなことから溺れかけた際、荒川河川敷に住むニノに命を救われる。「命の恩人」という余りに重すぎる借り。その恩返しといてニノが行に要求したのは「私に恋をさせてくれないか?」という事だった。こうして行はニノの恋人となり、自身も橋の下で生活することになる。荒川の橋下では常識から外れた人々がいっぱい住んでいた。行は「リクルート」という名前を与えられ、橋下の住人の一人として暮らす事に……。

声優・キャラクター
坂本真綾、神谷浩史、藤原啓治、杉田智和、子安武人、沢城みゆき、斎藤千和、大塚芳忠、小見川千明、三瓶由布子、新谷良子、小山力也、チョー、田中理恵、中村悠一、立木文彦、後藤邑子、小林ゆう、関智一

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

火星に行くための準備!? そして、とうとう常識がなくなった荒川の橋の下。

前作のあらすじと今期のストーリー

ある世界のトップ企業社長の御曹司が橋の上でズボンをガキどもに柱の上(7メートルくらいある柱の上ですから簡単には取れない。)にくっつけ(?)られてしまい困っている所に釣りをしていた女の人に「助けようか?」っとたずねられました。けれど幼い頃から父に「他人に借りを作るべからず」と教えられ助けを断りました。そしてズボンを取ろうとし、柱をよじ登っていたらいきなり柱が崩れて川に転落してしまいました。川に落ちたら柱が邪魔で泳げなくなってしまい、死にそうな所をあの女の人が助けてくれました。「命の恩人」という余りに重すぎる借り、その恩返しとして主人公が行に要求したのは「私に恋をさせてくれないか?」という事だった。こうして行は女に人(ニノ)の恋人となり、自身も橋の下で生活することになってしまいました。そして月日がたち、リクはとうとう常識な人間から遠いい人間になっていました。

私の感想

前作同様、かなり面白かったです。キャラクターの個性がかなり出ていました。けれど、星が前作よりもまともな人間に見えて着ました。そして、なぜだかリクが常識ある人間から遠くなっていきました。そこの所をおいておけば前作よりもかなり面白くなっていると私は思います。

そしてエンディング終了後のおまけのシーンは前作よりもかなり面白くなっています。皆さんもきちんと見てみてください。

()エンディング終了後のシーンの中で村長が 河波(河童が かOはめ波 を出す振りをして、作りだす光線みたいな物です。)がかなり笑えました。もう最高です。()

オープニング

「COSMOS vs ALIEN」
この作品にぴったりな曲です。 ってか、この作品でなければだめだと思います。この曲は曲事態はあまり良い曲でないのですが、この作品のオープニングとなると最高のオープニングと進化します。

「行様☆Go!Summer!!〜いや、行くのは金星だから〜」
かなり気持ちが悪くなる曲です。 高井ww この曲を始めて聞いた時はかなり引きました。 またこのレビューを書くためにまた聞いたのですが、かなりきつかったです。皆さんはこの曲を聴くときは気合を入れてください。

エンディング

「赤いコート」
星がこの曲のメインとなっている曲です。画像がかなり笑えます。私的にはもう少し村長を出してほしかったです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

dolcetto さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

行様☆GO!Summer!! いや、行くのは金星だから…

荒川の河川敷に住むシュールで個性的な住人達との日常を描いたギャグアニメ2期。

主人公は大企業の御曹司にしてエリートの男。父からは「他人に借りを作るな」と教えられ生きてきた。

前作「荒川アンダー ザ ブリッジ」の物語の始まりはある日、ガキの悪戯をきっかけに川で溺れかけ、その場で一部始終を目撃されていたニノに命を救われる。命の恩人と言う大きな借りを作ってしまい、その借りを返さなければならないと言う衝動に駆られる。河川敷に住む自称金星人の電波で無欲な彼女が要求したのは「私に恋をさせてくれないか?」というものだった・・・こうして、ニノの恋人として荒川の橋の下で住むこととなり、河川敷の住人達とのコメディでツッコミの忙しい日常が始まる。

今作「荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ」の物語は{netabare}主人公とその父親との間で親子喧嘩していた{/netabare}1期の争いに一応決着をつけ、2期では電波ヒロインが金星に帰る為に河川敷住人が全員で金星に行く為にいろんな事をしようとするお話を含めたギャグアニメになっています。ノリは1期とほぼ変わらず、今日も荒川河川敷は平和です。

登場人物である住人達が兎に角シュールで真面じゃない非常識な面々。さらに主人公は庶民とはかけ離れた大企業の御曹司なので、その住人達とのギャップそのものがギャグ。唯一常識人だったはずの主人公の常識まで麻痺していく始末。声優さんも結構豪華だと思います。今回のブリッジ×ブリッジでは新キャラも数名登場します。

キャラだけでなくギャグ自体もとてもシュールなんですけど、ツッコミは勢いだけでもなくバラエティに富んだキレのあるツッコミとリアクションでとても笑えます。

今回もOPはかなりいい感じで、EDの音楽+実写(実写は前半のみ)もいい味出してます。


荒川アンダー ザ ブリッジ
荒川アンダー ザ ブリッジ×ブリッジ [第2期]

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

あぁ、マンネリ化しちゃったよ……

荒川アンダーザブリッジの2期。

1期レビュー → http://www.anikore.jp/review/609603/

1期で集まった、電波なメンバー。
そして、大会社の御曹司である市ノ宮行(いちのみや こう)。
彼らが織りなすコント集です。

1期は何もない状態からのスタートでした。
キャラクターは、独特で妙な魅力がありました。
ストーリーは、電波が入っているものの、現実味を帯びていました。
そしてネタの質も高かったです。


しかし、2期ではそれらがすべて消滅しています。

新規キャラクターはほとんどでてきませんし、ストーリーも全然進みません。
金星にいくためにダイエットするだの、聖なる筋肉を手に入れる修行だの言ってます。
現実感もなにもあったもんじゃありません。
ギャグもほぼ完全に既存のキャラ任せです。

内容がなく盛り上がらない。
いつまでたってもストーリーが動かず、そのまま終了。
終わり方も予想通りでした。

そして、明らかに増えているナレーションの量。
時間を稼いでいるみたいです。

面白いネタはたまにあるけどクスッとする程度。
あとは苦笑い。
すべりまくってました。

よくいるじゃないですか。
テレビに出ては消えていく一発芸人。
彼らを集めたみたいです。

勢いだけで笑わせようとしています。
1期とは何だったのか。
水を花にやりすぎると枯れるように、キャラも使いすぎると死んでしまうものですね。

せめて、ストーリーをしっかり進めてくれればこんなことにはならなかったのに。


なお、OPテーマ、EDテーマはなかなか良いです。
特にOPテーマは、ふわふわとしていて、耳に残る良曲でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 34

82.8 3 シュールでラブコメなアニメランキング3位
琴浦さん(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (2438)
12346人が棚に入れました
琴浦春香は、一見普通の女子高生に見えるものの、人の心が読める能力を持つ。
しかしそのことをきっかけに、周りを疎外するようになっていった。と
ころが転校してきた早々に出会った真鍋義久がきっかけとなり、徐々に心が解され、また彼に惹かれていくのだが…。

―2012年8月にテレビアニメ化が発表された。

声優・キャラクター
金元寿子、福島潤、花澤香菜、久保ユリカ、下野紘
ネタバレ

アムールトラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

琴浦さんへの愛を詰め込みましたww【忠告】超長いですww

琴浦さんを一言で言うならば、
「萌えながらシリアス」
になります。

◎前書き(16.5.1加筆修正)
萌えとシリアスを融合した作品は最近増えてきていますが、ここまでシリアスなものは後にも先にも琴浦さんだけかもしれません。
決して完璧な作品とは言えませんが、とても個人的に好みな作品なので、ぜひ一度見てもらいたいと思っています。

※このレビューは超々々長いです。しゃれにならないくらい。(タグを開いてみれば分かります。)
読めるものなら読んでみろww
まじめに読むと少なくとも20分はかかると見ていいです。読むときはその点にご留意ください。もちろん、全部読んで頂けるととても嬉しいですが、多分相当きついです。

〈視聴状況〉
友人に薦められて一回目。
琴浦さんを愛でたくなって二回目。
もっと布教したいと思って三回目。 計三周。

──────────────────────☆彡
まずはキャラデザから。
外れのない可愛らしいキャラデザだと思います。程よいバランスで、凄く取っつきやすいですね。
強いて言えば、鼻がちっと特徴的かな?
まあ、それでも可愛いです。 

しかし、その中でも特に琴浦さん(主人公ヒロイン)の可愛さは異常です。目元の柔らかい感じとか最高です。
なんというか、小動物的な、愛でたくなる可愛さがあります。行動と組み合わされば破壊力抜群です。(荷物入ったダンボールタワーをなぎ倒すくらいに)

そして、そんな可愛い琴浦さんは人の心が読めてしまう。
それゆえに心に傷を負ってしまった。そんな中、運命の出会いを果たし、再生していく。そして、新たな人生を歩み始める。
大筋はこんな感じです。

シリアスを主軸としながら、適度なギャグで見やすく仕上げられています。
こんなに重い題材をよくもこの作品に落とし込めたものだなあ、と。

──────────────────────☆彡
○op「そんなこと裏のまた裏話でしょ?」
作品によく合ったオープニングです。
opアニメーションでぴょこぴょこ出てくる琴浦さんが超可愛いです。
リズムに乗れる、中毒性のある曲です。
コシコシコシ。
題名についてなのですが、
そんな"琴浦"のまた裏話でしょ?←琴浦と掛けてる気がしないでもないですね。


○ed「希望の花」
これは神曲です。曲調もさることながら、歌詞が素晴らしすぎる。
アニメ琴浦さんのシリアス部分を凝縮したような、全国の卒業式で採用できるような曲です。
特に好きなフレーズはこの曲のラスト。

今あなたと、この場所から始めよう♪

シリアスシーンのバックで流れてくるこの曲は反則級ですね。流石に号泣とまではいかないものの、少なからず涙腺が刺激されたことは否定できないです。

○ed「ESP研のテーマ」
第5話限定エンディングテーマです。
内容はタイトルのまんまで、ノリがいい曲です。少し日常のオープニングに似てる気がしないでもなかったです。

○ed「つるぺた」
第6話限定エンディングテーマです。
ぺったんこヒロインであるところの琴浦さんがひたすらにかわいいエンディングムービーでした。

──────────────────────☆彡

Q.でも何で『琴浦さん』はこんなにも見やすいの?

A.4コマ漫画原作なので、とてもテンポが良いです。このポイントは大きいですね。
また、キャラデザや声優の演技力も一役買っていると思われます。

心という、ともすれば物凄く重たくなる題材を扱っているにも関わらず、それを全く感じさせないのが素晴らしいです。
視聴後感は、あーよかった。
本当に良かった。見てるこっちもハッピーだ。


これが4コマ漫画って頭狂ってるだろ。なんだよこの安定感は。(ウフフ)


琴浦さんを見て、不快感が生まれることはまず無いでしょう。
★気軽に見られるシリアス作品として、皆さんにおすすめできます。


○声優について
実は超豪華です。
先輩コンビ(花澤さんと下野さん)は特に神がかってます。
琴浦さん役の金元さんも、琴浦さんの可愛さを充分に引き出しています。以下割愛(キリがないので)。

琴浦さんは間違いなく良作ですが、
その良さ、はたして演技が先かストーリーが先か。
まあ、多分ストーリーが先です。豪華声優をあてられるくらいの良作ということです。
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以下、各話レビューなるものになります。
<<各話評価>>◎、○、△、×の四段階。

一話:琴浦さんと真鍋くん◎
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんは心が読めます。そして、その代償に、人として当たり前の多くのものを失ってきました。
転校した琴浦さんはある少年•真鍋と出会います。その日から、琴浦さんの世界が変わり始めました。

~構成~
○前半
琴浦さんの幼少時代から現在に至るまでの軌跡。真鍋との出会い。
○op「そんなこと裏のまた裏話でしょ?」
○後半
すっかり擦れてしまった琴浦さん。接触を図る真鍋。猛アタックの末、真鍋はとうとう琴浦さんの心を開く。
○ed「希望の花」

~1話のお話~
キャラデからは想像もつかない、まさに衝撃の第一話でした。
1話はどこをとっても精巧な心理描写が成されていますが、特筆すべきは以下の2シーンです。

①前半のラスト
前半ではあまりに惨い琴浦さんの遍歴が描かれます。クラスメイトからいじめを受けて怪物と罵られ、それは小、中、高と年を重ねる度にエスカレートしていきます。
しかも、そんなのは序の口だと言わんばかりの手酷い場面があります。

「これでこの問題児ともおさらばだ」
教師が心の中でふと考えてしまったことです。{netabare}それを、琴浦さんは『読んで』しまいました。
それでも教師か!と言いたくなりますが、ここで責められるべきは教師ではありません。心はどうしようもないものですから、それを表面に出さなかった教師がどうこう言われる筋合いはないのです。
しかし、琴浦さんにはそんなこと関係ない。琴浦さんが心に受ける傷の大きさを目に焼き付けられました。{/netabare}

そして、両親の離婚。
{netabare}まだ幼い琴浦さんが何の悪気もなく放ったセリフが決定打となってしまいました。
琴浦さんは自分を責めます。
しかも、母親は言います。
「あんたなんか、生まなければ良かった」
絶望感は計り知れません。{/netabare}

これらの場面が、霞がかった配色で演出されます。その効果で、視聴者は暗い心情をひしひしと感じています。

そこで訪れる前半ラストのワンシーンです。
それは、琴浦さんがもう何度目になる転校をした日のことでした。
どうせ上手くいきっこないのだから
と淡白な自己紹介をし、指定された席に向かう途中の出来事です。
一応書いておくと、この時、琴浦さんは雑な自己紹介のせいで、既にクラスメイト達からの嫌みを『読んで』います。
そんな中、
真鍋:「あれ、お前誰?」
琴浦さんを全く気にも留めていなかった男子が一人いました。そいつは真鍋。
{netabare}その瞬間、画面全体にかかった霞にひびが入り、砕け散りました。
琴浦さんの世界が変わり始めたのです。{/netabare}

②後半のラスト
琴浦さんが真鍋に独白します。
{netabare}「こうなってしまったのは全部自分が悪い。」
「人と関わると迷惑をかけてしまう。」
「私に関わらないで欲しい。」
琴浦さんは頑なで、なかなか心を開きません。
それでも真鍋は琴浦さんと仲良くなろうと頑張ります。
「そんなこと言って、一番傷付いてるのはお前じゃないか」{/netabare}

このシーン、琴浦さんも真鍋も名言メイカーです。記憶しておきたいセリフがぽんぽん出てきます。
今まで耐えに耐えてきた琴浦さんが心を開くこの場面は感涙ものです。
①、②以外にも名シーン揃いの1話でした。{/netabare}

二話:初めての……◎
{netabare}~あらすじ~
仲良くなった琴浦さんと真鍋は、百合子さんの登場でESP研究会(超能力研究会)に入部します。
活動の一環で占いをやった時、真鍋に恋する少女•森谷さんが、自分の思考を読ませることで琴浦さんを攻撃しました。
真鍋は琴浦さんを守る為、森谷さんと直接口論し、無事平穏が保たれました。

~構成~
○op前
琴浦さんの朝の日常及び登校。
○Aパート
琴浦さんと真鍋がESP研究会に入部。百合子さん、室戸先輩と知り合う。
○Bパート
百合子さんの提案で、琴浦さんは占いをやることに。真鍋に恋する森谷さんとの衝突。真鍋の活躍で一件落着。
○ed

~2話のお話~
2話は個人的には神回の一つです。
この回の山場での真鍋の格好良さはシリーズ通して指折りに入ります。むしろ一番かもしれません。
{netabare}ESP研の百合子部長の提案で占いをやった際、相手が森谷さんの時に琴浦さんは吐いてしまいます。なぜなら、森谷さんの精神攻撃はことごとく琴浦さんのトラウマを抉るもので、到底耐えられなかったからです。
ゲロは汚いですね。普通だったら、やってしまったキャラは少なからず悪印象を纏うことになってしまいます。しかし、琴浦さんはそうはなりませんでした。
山場のシーン。真鍋は森谷さんに言い放ちます。
「琴浦に吐かせるくらい、お前の心が汚いってことだろ」
このセリフが
『森谷さんの心=ゲロ』
という図式を立ち上げました。そして、ゲロの悪印象を琴浦さんから取り除きました。それどころか、琴浦さんの悲惨さを際だたせる結果となりました。
そして──
「好きだからだよ!」
これは、なんで琴浦さんを庇うのかという問いに対する真鍋の答えです。これほど純粋で否定のしようがない答えがあるでしょうか。少なくとも、森谷さんに対してはこれ以上ない答えでした。だって、森谷さんは真鍋のことが好きだから。
真鍋は絶対に計算なんてしない男です。だから、これらは天然から出たセリフです。{/netabare}
天然最強説が急浮上しました。{/netabare}

三話:嬉しくて、楽しくて△
{netabare}~あらすじ~
ESP研はカラオケに行きました。琴浦さんの歌声は酷いものでした。
琴浦さんは真鍋に弁当を作る約束をします。その日、真鍋は森谷流の男等に襲われ、入院します。見舞いに行った琴浦さんは自責に駆られ、いなくなってしまいました。

~構成~
○op前
真鍋、黒板に描かれた相合い傘にハートを付け足す。
○Aパート
ESP研、カラオケに行く。
○Bパート
琴浦さんが真鍋に弁当を作る約束をした日、真鍋は森谷流の男等に襲われる。
琴浦さんが転校してしまう。
○ed

~3話のお話~
心を開きつつあった琴浦さんが、真鍋の怪我をきっかけに再び自分を責めます。
病院でのすれ違いの描き方が良かったです。
{netabare}琴浦さんは真鍋の病室の前で心を読みます。真鍋は何気ない思考の中で、琴浦さんに被害が無かったことを喜んでいます。
それを聞いて、琴浦さんは自分を責めます。
「私がいなければ、こんなことにはならなかった」

せっかく良い感じだったのに、という悔しさを感じるストーリーでした。
1、2話で琴浦さんの悲劇から再生を描き、少し落ち着いたかというタイミングで悲劇がぶり返すという構成ですね。
これはありがちながらもドラマチックで手堅いです。しかも、嫌な感情がぶり返すことは確かに実際あるものだから、違和感も感じません。{/netabare}
あざとかったですね。{/netabare}

四話:変わる世界○
{netabare}~あらすじ~
転校したかに思われた琴浦さんは実家(大豪邸)に帰っていました。室戸先輩の情報網と和尚さんの助けによって琴浦さんを見つけ出すことができました。そして、ESP研は琴浦さんを説得し、一緒に学校に戻ることになります。

~構成~
○op前
琴浦さんが一人で遊ぶ様子
○Aパート
無気力な真鍋。先輩二人の助けもあって、琴浦さんを追い、寺で手掛かりを見つける。
○Bパート
琴浦さんの豪邸にて。琴浦さん捕獲作戦。森谷さんの琴浦さんへの謝罪。
○edのラスト
琴浦さんと真鍋の会話。
「やっといつも通りだな」
「そんなことないよ。ほんの少しだけど、変わったよ」

~4話のお話~
3話で主人公ヒロインがいなくなるという衝撃体験をしてからの、4話です。
室戸先輩がハッキングやらを出来るという設定が追加されましたが、今まで作り上げられた人物像的に違和感なくすんなりと受け入れられました。
さて、琴浦さんはどこに失踪していたのか。
なんと、『琴浦駅』周辺です。

★ 鳥取県東伯郡琴浦町
{netabare}萌え起こしとかいうのがあるらしいですね。
琴浦町は琴浦さん原作サイドと良好な関係も築いている(wikipedia)らしいです。
知らなかったな。

琴浦さんのポスターが作られたらしいです。
知らなかったな。

琴浦さんはナンバープレートにもなってるらしいです。
知らなかったな。…ちょっと欲しいかもしれない。流石に使えないけれども。

萌え起こしって、他にも色々ありますよね。自衛隊とか。
アニメも地域も団体も布教できるという妙案ですね。考えた人は凄いと思います。{/netabare}

琴浦さんが金持ちそうだということはそれとなく示唆されていましたが、それがはっきりと示されたのはこの話(4話)が初めてです。到底日本だとは思えない大豪邸の持ち主でした。そこに暮らすは初老のお爺さんです。
ニット帽を被り、好好爺然とした彼=琴浦祖父は、その実ただのエロスでした。
いかにも大富豪のじじいという感じで、よく分からん思考の持ち主です。孫=琴浦さんのお尻に触れて興奮しております。
同じくよく分からん思考をしている真鍋=エロスと相性が合うのか、この二人の絡みがなかなか良かったです。
果ては、真鍋に対してまだまだだと宣言し、エロスを推進する始末です。{/netabare}

五話:学園天国?○
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんは無事、町に戻ってきます。学校では森谷さんとの関係が大幅に改善し、森谷さんはESP研に入部します。そして、遅ればせながら新入部員歓迎会を琴浦さん宅で執り行います。
その後、体育祭が開かれ、真鍋は借り物競争、琴浦さんはリレーに参加します。運動神経があまり良くない琴浦さんは最下位になってしまいますが、森谷流のネタで復活します。

~構成~
○op前
琴浦さんが田舎から帰ってくる。
○Aパート
森谷さんがESP研に入部。琴浦さんの新しい家にて、新入部員歓迎会。
○Bパート
森谷流ネタ。運動会が開かれる。
○ed「ESP研のテーマ」

~5話のお話~
4話までは、ギャグで適度に息抜きしつつのシリアスでした。そして、5話は、萌えギャグです。
今話は、純粋に琴浦さんを愛でることが出来る非常に有り難い回であります。
特に印象に残った場面を挙げましょう。
①琴浦さんが回るシーン
{netabare}文字通り、琴浦さんがくるくると横回転して段ボール箱に突っ込みます。落下に巻き込まれて「完」です。
op前のシーンで一度、森谷さんの写真を眺めた後にもう一度回ります。くるくる。
心の中に留めきることが出来ない感情の発露がこれです。まさに萌えの化身というべきか、僕には可愛い以外の形容詞が思い浮かばなかったです。{/netabare}

②琴浦さんと真鍋のいちゃいちゃ
{netabare}二人の好感度メーターは既に共に振り切れています。カンストです。下がる気配などないし、下げる必要もないです。この二人のいちゃいちゃは、ささやかで甘く温かい。その象徴たる、こんな場面がありました。
{netabare}「この家、前の家よりも真鍋くんの家に近いんだよ」
「そんなこと言っちゃダメだよー男の子の心を刺激しちゃ(以下略)」
かあー!いちゃいちゃしやがって!{/netabare}

また、こんな場面もあります。
新入部員歓迎会の後、睡眠中に図らずも琴浦さんと真鍋は寄り添って寝ていました。(偶然の産物)
その場面を激写した部長は琴浦さんに迫ります。
{netabare}「欲しいー?」
恥じらう琴浦さんの横で写真を欲しがる真鍋。部長は写真を消します。
しかし、
「ちゃんと送っといたわよ」
部長、ナイス!琴浦さんの心は幸せに満たされました。{/netabare}{/netabare}
萌えが止まらない回でした。{/netabare}

六話:夏休み!○
{netabare}~あらすじ~
脳筋の森谷さんはテスト赤点で補習三昧です。そんな森谷さんを待ち、ESP研は夏合宿に行きました。琴浦さん爺の招きにより、はるかーランド、海、バーベキュー、花火と楽しんだESP研。楽しそうな琴浦さんの姿を陰から琴浦さん母が見ていたようです。

~構成~
○op前
森谷が琴浦さんが好成績であることに対し、糾弾する笑
○Aパート
はるかーランドへようこそ。
ESP研は合宿的なものに行く。
○Bパート
海、バーベキュー、花火。真鍋が琴浦さんの弁当を食べる。
○ed「つるぺた」

~6話のお話~
まず、触れねばならないのはedテーマの「つるぺた」です。これはなんとも素晴らしい曲で、琴浦さんへの愛をきっと深めてくれることでしょう。
今回も5話に引き続き、萌え回というやつだと思います。やはり琴浦さんは可愛いかったです。{netabare}お化け屋敷で怖がる姿なんてもう、どうしようもなくそそります。
海シーンで「シャーー!!」も最高でした。
そんな中、3話以来お流れになっていた"琴浦さんのお弁当"がついにやってきます。真鍋はバーベキューを差し置いて琴浦さん作の弁当を食べます。当然の選択ですね。偉い。{/netabare}
そしてまた深まる琴浦さんと真鍋の親密度でした。
一方で、琴浦さん母の存在が示唆されております。どうなることやら。{/netabare}

七話:この世界に私は◎
{netabare}~あらすじ~
6話から夏期合宿が続いています。琴浦温泉にて、混浴ネタ、森谷さんの料理ネタ(下手が招いた惨劇)が展開されました。
町へ期間後、森谷さんは缶詰めになります。一方琴浦さんは真鍋に避けられている気がします。しかし、それはサプライズへの準備だったのです。

~構成~
○op前
真鍋と琴浦爺が混浴を目指す
○Aパート
琴浦温泉にて。森谷の料理が引き起こした惨劇。琴浦さんが母への思いを語る。
○Bパート
森谷の勉強。琴浦さんの苦悩。サプライズパーティー。
○ed

~7話のお話~
少しずつ琴浦母の存在がクローズアップされてきています。そんな中でのAパート:ギャグ回、Bパート:ハートウォーミングでした。
7話は殊更に「琴浦さんの幸せな日常」が描かれていたように思います。いつもの仲間、いつもの掛け合い。様々な苦難を乗り越えてきた琴浦さんがやっと手にした日常ですね。
Bパートの話でそれがより顕著でした。{netabare}真鍋の様子がいつもと違うことに気付き、不安に駆られる琴浦さんは未だこの温かい世界に馴染みきれていません。それで先輩二人に相談すると、
「考えるだけ無駄」
先輩方は突き放したのではありません。このセリフは真鍋への信頼ゆえなのです。しかし、それに気付けず琴浦さんは苦悩します。
ラストシーンで真鍋の行動に種明かしが成されます。
「誕生日、おめでとう!」
琴浦さんは心を読めてしまうから、サプライズ企画について他の人にも話せなかったという。
そんなこんなで、真鍋なら心配ない、という日常に琴浦さんはようやく気付くのです。{/netabare}
琴浦さん=サイコという設定とストーリーを絡めた良話でした。
最後はこのセリフで締められます。
{netabare}「お母さま、この世界に私は……」
琴浦さんの世界に変化が起きたということを示すセリフですね。{/netabare}{/netabare}

八話:デートじゃないもん○
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんが風邪を引いた日の話です。
前半では、琴浦さん宅での看病が、
後半では真鍋と琴浦さんとの初デートが描かれました。

~構成~
○op前
真鍋から琴浦さんへの誕生日プレゼント(ロケットペンダント)
○Aパート
琴浦さんの風邪。
超能力が使えなくなった琴浦さん。真鍋は煩悩を鎮めつつ、看病します。
○Bパート
初デート。
普段からとても仲良しな二人の初々しいデートです。プリクラをロケットペンダントに入れる演出もあります。
○ed後
琴浦さんの超能力が再発現し、同時に倒れてしまいます。

~8話のお話~
普段からいちゃいちゃし放題の琴浦さんと真鍋ですが、今回は少し様子が違います。同じ二人きりという状況でも、意識しているのとしていないのとでは大きく異なりますから。
デートを意識し過ぎたのでしょう。琴浦さんはいつも以上におどおどとしていて可愛かったです。
{netabare}8話では、一時的とはいえ琴浦さんの読心術が消えます。生まれてこのかた常に超能力と共に過ごしてきた琴浦さんにとって、超能力がないことの方が非日常です。映画館での何気ないセリフが、それを如実に物語っています。
{netabare}「映画見にくると、いつも見る前にラストが分かっちゃうんだよね…」{/netabare}
幸い、今日は超能力が消えています。非日常を満喫する琴浦さんでしたとさ。{/netabare}
どの映画も全てネタバレされる世界なんて、嫌ですね。{/netabare}

九話:まわりにはみんなが○
{netabare}~あらすじ~
琴浦さんは、連続通り魔の思考を読んでしまいました。その事実がきっかけで、琴浦さんは再び風評被害にあいます。励ます為、琴浦爺は食事会を開きました。しかし、高級ホテルにて、琴浦さんはお母さまと出会ってしまいます。真鍋の活躍により、琴浦母子の関係にひびが入りました。
一方、森谷さんは琴浦さんに対する罪悪感から、一人袋小路に迷い込むことになります。

~構成~
○op前
刑事さん達の状況
○Aパート
ESP研にて、連続通り魔の話題。帰り道、真鍋は琴浦家にお邪魔することに?
○Bパート
刑事さんとの邂逅。琴浦爺の誘いにより、ホテルでディナー。
○ed後
森谷さんの手が血塗れに。

~9話のお話~
4話以来のシリアスメインといえるでしょう。連続通り魔という非日常の介入により、琴浦さんが築いてきた日常に微かなひびが入ったと思われます。
それにしても、この話では真鍋の安定感を痛感することになりました。{netabare}目が据わっていてとてもではないけれど近づきたくない琴浦母に対し、「俺、琴浦と離れる気全然ないんで」と言うその勇猛さ(?)は素晴らしいとしかいいようがないです。
しかも、それによって琴浦母の心根が垣間見えたのですから、グッジョブです。
そして、ed後のワンシーンが意味深です。さて、森谷さんはどうなってしまうのでしょうか。
次への引きが上手いですね。{/netabare}{/netabare}

十話:だけどあなたはいない△
{netabare}~あらすじ~
森谷さんは通り魔の第一発見者で、友人の証言のせいで逮捕されました。ESP研(真鍋抜き)は犯人を見つけ、事件を解決しようとします。その際、真鍋は琴浦さんの危険を鑑みて反対、不参加となりました。部長が囮となり、作戦を実行に移しました。

~構成~
○op前
学校に報道陣。森谷さんが逮捕された!?
○Aパート
警察署にて。ESP研が乗り込んで森谷さんの証言をする。
○Bパート
ESP研は犯人探しをする。(真鍋は抜きで)
部長が囮になる。
○ed

~10話のお話~
今まで一度たりとも衝突したことのなかった二人(琴浦さんと真鍋)が初めて喧嘩別れしました。{netabare}先輩方は楽観視して静観していますが、琴浦さんは友達がいなかったから、喧嘩もしたことがありません。仲直りはどうなるのか。先への期待が高まります。
一方で、刑事さんの不穏な動きの見せ方が秀逸です。普通な人に見せかけながら、小さな違和感をばらまいていくというのは、なかなか出来ないことかと思います。
「いい友達だよね。だって、平気であなたと一緒にいられるんだもん」
衝撃のセリフです。
そして、衝撃のラストでした。部長が背後から犯人に狙われ、鈍い音を残して幕引きという。{/netabare}これは、11話を見るしかない展開ですね。{/netabare}

十一話:スタンド•バイ•ミー◎
{netabare}~あらすじ~
連続通り魔に襲われたESP研。室戸が身を挺することで、百合子は守られました。しかし、そのことに百合子と琴浦さんは責任感を感じます。責任感ゆえの行動が起点となってストーリーが展開されました。百合子と室戸の関係。森谷さんと真鍋の関係。琴浦さんと真鍋の関係。そして、連続通り魔事件の行方。真犯人は刑事さんでした。

~構成~
○op前
犯人とESP研の大立ち回り
○病院
室戸君は軽傷。琴浦さん、自分を責める。
○刑事さん宅
一人でいる琴浦さんを刑事が保護、自宅に連れて行く。
○小学校前
琴浦さんに逃げられた森谷さんは真鍋に活を入れる。告白。
○病院
室戸君と百合子さんの話。
○刑事さん宅
真犯人は刑事さんだった。
○ed

~11話のお話~
今話は部長(百合子)と室戸先輩にもスポットが当たりました。2話から節々に前振りがありましたが、10話辺りからぐいっとクローズアップされてきて、11話で完全に話題とあいなりました。

{netabare}○千里眼を持つ母親に降りかかった災難のせいで闇を抱える百合子。しかし、悪役に徹し切ることは出来ません。そんな百合子を静かに見守る室戸。二人の間では、少し狂いが生じながらも、儚い関係が出来上がっています。{/netabare}
室戸達の話以外にも、11話では、1話の再来とも思える程に心情が裸にされました。

①森谷─真鍋
{netabare}森谷さんは一途でした。初登場からここに至るまで、真鍋への愛を貫いたのです。ある意味清々しい程の恋心。ここまでくれば賞賛に値するでしょう。
{netabare}「ずっと好きでした」
真鍋は告白をされますが、
「すまん、俺は琴浦が好きだ。お前の気持ちは受け取れない」
断ります。しょうがない。だって、あの二人は……。{/netabare}
森谷さんにとっても二人の関係は大事なものとなっていました。二人の関係が続くことを心の底から願ってしまっていたのです。でも、自分の心は偽れない。だから、告白して散る。
{netabare}これが、森谷流というやつですか。{/netabare}{/netabare}

②刑事•月野さん
{netabare}なんと、真犯人が刑事さんという話。
月野さんは一人ぼっちでした。ずっと誰からも受け入れてもらえずに生きてきた。なのに、自分が持っていないものを全て持っている少女•琴浦さんが現れた。
月野さんはストレスが爆発してしまいます。想像に難くないことですね。
しかし、彼女の二重人格には正直驚きました。ストレスを溜めてしまう表人格とストレスを解消する裏人格『俺』。今後症状が改善してくれることを期待したくなるような終わり方でした。{/netabare}

③琴浦さん─真鍋
{netabare}ここだけが少し不満といえば不満です。
今回琴浦さんは真鍋に縋るばかりで逃げに徹してしまいます。目の前のことから目を逸らしてしまったのです。
{netabare}「悲劇のヒロインごっこ」
『琴浦さん』で出てきたフレーズですね。少しそうなってしまったかと思います。{/netabare}
具体的にどこをどうすればということを言えないのが悔しいですが、琴浦さんの苦悩や成長を描いて欲しかったなと少し思いました。
しかし、真鍋側が琴浦さんに寄るというシナリオとしては、真鍋の思考がよく描けていて良かったです。
{netabare}「俺はずっと琴浦といるって言ったじゃないか」{/netabare}
真鍋は強いですね。
それに、琴浦さんの設定を考えると、このシナリオが最善かもしれないです。{/netabare}{/netabare}

十二話(最終回):伝えたい言葉(ココロ)○
{netabare}~あらすじ~
ESP研は百合子の変心により、「超能力者で遊ぶ部」となりました。その日常が描かれます。その後、琴浦さんが家に帰ると母親が。図らずも、母親が本心ではずっと琴浦さんのことを思っていたことを知ります。「言葉にしないと伝わらない想い」があることを知った琴浦さんは真鍋に告白し、真鍋からも返事を受け取りました。「ずーっと好きだ」

~構成~
○op前
本日をもって、ESP研を解散します。
○Aパート
新ESP研発足。カラオケ。琴浦宅に母出現。
○Bパート
琴浦さん、母と和解。そして、真鍋と愛を確認し合う。
○ed「希望の花」
「琴浦さーん!」
「みんな、おはよう!」

~12話のお話~
大団円であります。涙腺が緩みました。
琴浦さんが数々の苦難を乗り越えてくる姿を見た私達は、その温かさに涙するのです。
しかし、最後まで落ちがありましたね。
{netabare}真鍋:俺、いつも言ってるからな
琴浦:え、言われてないよ
真鍋:え、そうだっけ?
あろうことか、真鍋は口頭で「好き」と言ったと勘違いしていたのです。
琴浦さんか言葉にすることの大切さを知ったのは何だったのか。唖然とする琴浦さんに、真鍋は
{netabare}「ずーっと好きだ」{/netabare}
耳元で。息のかかる至近距離で。目を見て!
琴浦さん、良かったね。本当に良かったね。{/netabare}
幸せな話です。{/netabare}

──────────────────────☆彡
以下、少々細かな話をさせて頂きます。

★森谷流について
{netabare}「もりっ!」を掛け声とするのが森谷流武術です。
両手を大きく広げて、上下互い違いに曲げ、声を上げたなら、あなたも立派な森谷流門下生です。門下生募集中らしいので、入ったらいいと思いますww
この流派は謎が多すぎます。

{netabare}①異様な高学歴
なんと、東大出身とハーバード出身がいるのです。
②あの構えは何なのか
まだ普通に筋トレやっていた方が強くなれそうな?
③森谷ヒヨリの母
彼女のあの格好はなんでしょう。まさか宗教団体じゃあるまいね。というか、原作では確かに宗教団体だそうな。
④敷地面積
きっと相当なものです。琴浦さん爺の豪邸に匹敵しそうな程。{/netabare}

そんなくだらな面白い森谷流は、本編で漏れなくネタにされます。
門下生が少なかった昔、森谷ヒヨリが映ったビラを配っていたそうな。それを回収した真鍋は琴浦さんに引っ越し祝いとして渡します。
そして、その写真は琴浦さんの心のオアシスとなるのでした。{/netabare}

★琴浦さんは何故可愛いのか
{netabare}まず、言えることは「可愛いに理由なんてない」ということです。だから、こんなコーナーはナンセンスな訳ですが、それでもやりたくなってしまったという。
なので、僕なりにやってみます。

①可哀想系ヒロイン
{netabare}主人公がヒロインの酷い境遇を知り、ストーリーが展開するという話は多いですね。「琴浦さん」もその一つであるはずです。こういうパターンが多いのは、それだけ魅力があるからです。ある意味で王道的な魅力があるということです。
男というものは、哀しいかな、女の子を守りたくなってしまうものです。可哀想な境遇を持った女の子というだけで、多少のことは許せてしまう世の中ですから。{/netabare}

②健気さ
{netabare}青年:確かに可哀想ならば嫌いにはなりにくいですね。でも、それは好きとは別の感情ではないですか?
博士:そう、そこがポイントなんだよ。いくら可哀想でも、性格が最悪だったら誰も好きになってはくれないね。
青年:ということは、琴浦さんは性格がいいと?
博士:うーん、それもあるけど、ちょーっと違うかな?
青年:なんですか。もしかして、博士にも分かっていないのですか!
博士:そうさ、分かってない。でも、一つだけ言えることがある。それは──
青年:それは?
博士:琴浦さんは頑張ってるんだよ!ただただ身の不幸を嘆くんじゃなくて、ちゃんと頑張ってるんだよ!「俺は不幸だ」とか、「才能がないから仕方がない」とか言いながら何もしないやついるじゃんか。でも、琴浦さんは違ーう!
青年:お、おう……。
博士:彼女には意志がある。自分ももちろん幸せになりたいけど、他の人が傷つくのはイヤだっていう。それで閉じこもってしまう訳だけど、真鍋がその殻を破った後は、まるで今までの不幸を取り返そうとするかのようだったよ!恋、勉強、部活。精一杯満喫しながら、森谷さんと和解したり、お母さまとの関係改善に努めたりして、自分から幸せを掴み取ろうとしてるんだ!つまり、つまり──
青年:なんとなく分かりましたよ。つまり、健気ってことですね?
博士:そう、健気なんだよ!{/netabare}

③小動物的な?
{netabare}青年:ところで博士、このリスはとても可愛いですね。
(リス:キュンっ)
博士:そうだろそうだろ。可愛いよな!つまりそういうことなんだよ。話が早くて助かるなあ。
青年:いや、なんのことですか。分かりませんから。
博士:(チッ!)
青年:舌打ちしないで教えて下さい。
博士:いやだからさ、琴浦さんは小動物なのだよ。
青年:へえ、どの辺りがですか?
博士:くりくりした瞳!ふわふわした髪!ころころ変わる表情! ふわふわしたもみ上げ!ぺったんこな胸!あと、仕草も!
青年:へ、へえ……
博士:要するに、琴浦さんはぺったんこ可愛いんだよ。
青年:結局何もまとめませんでしたね。
博士:つるーぺたー、ぴったんこ♪{/netabare}{/netabare}

★真鍋と琴浦爺の関係について
{netabare}博士:私は、あんなじじいになりたいよ!
妻:勝手にすればいいわ。
博士:私はお前が心配だよ。くれぐれも琴浦母みたいにならないようにね。
妻:あー、はいはい。(皿を洗いながら)
博士:よし、あの二人の関係について語らおう。
妻:(ジャー)………うーん。
博士:私達も将来的には娘を嫁に出すことになる訳だよな。だけど、琴浦爺の態度について、率直にどう思う?
妻:(ジャー)…………。
博士:ねえ!聞いてよ。
妻:うるさい。
博士:お願い。聞いてくださいお願いします。
妻:(キュッ←蛇口をしめる音)はいはい。で?琴浦爺がどうしたのよ。
博士:彼はさ、娘に寄り付く蠅──つまり真鍋のことだけど──を歓迎してるじゃんか。
妻:そだねー。「この大チャンスを逃すとは何事か!」とか喚いてた。
博士:そうそう。それがさ、果たしてどう評価されるべきなのかってことをさ、語らいたいんだよ。
妻:うざっ
博士:っいまなんて?
妻:そういうのはあの青年とやりなさいよ!私は今忙しいのよ?
博士:そんなに怒らないでよ。じゃあさ、一言でいいから。一言だけ。……ね?それでいいから。
妻:まあそれなら。
博士:で、結局のところどう思う?
妻:あたしは理想的だと思うわよ。だってさ、真鍋いいやつだもの。
博士:………?
妻:……?
博士:それだけ?
妻:うん、それだけよ。親の役割って、子供が引き返せない道に入り込みそうになった時に引き止めることくらいだから。あのじいさんは琴浦さんの祖父でもあり、父でもある訳よね。父親は子供の道を正す。祖父は孫に愛情を注ぐ。それでいいと思うの。だから、真鍋と琴浦爺の関係は理想的じゃない?
博士:(ブンブンッ)うんうん。それが言いたかったんだよ!凄いよ。流石!
妻:そ、そう?なんか照れるわね。
博士:今日は一緒に寝よう?
妻:な、な…唐突ね!?(カァー!赤面)

娘:お父さん、彼氏連れてきたよ!
博士:何を!俺は断じて許さないからな!{/netabare}

★真鍋の精神構造について
{netabare}青年:僕は、彼が何者なのかと問いたいです。
博士:……ん?
青年:つまりですね、真鍋は果たして人間なのかと問いたいのです。
博士:はぁ…。
青年:なんですか。反応が薄いですね。
博士:今、君の真意を測りかねてる。
青年:何と言ったらいいのでしょうか。彼は、少々人間離れしていますよね。例えば、いわゆる『妄想爆発』です。断じて妄想が凄いとかいう訳ではないのですが、意図的にあそこまで思考を制御できるものなのかと。
博士:なーるーほーど。それは確かにそうだ。真鍋は四六時中エロスを思考してて、嫌みなことを何一つ考えないからね。
青年:そうです。彼は聖人君子か何かかと思う程に健全なんですよね。エロスとは言ってもR指定すら付かないレベルだし、何より、人の悪口が一瞬も浮かばないというのは尋常じゃないと思うのです。だってそうでしょう?普段僕たちは穏やかな日常を送ってますが、それは表に出す言葉や表情を意図的に制御しているからです。裏で一瞬も悪いことを考えない人なんていないんですよ。
博士:なのに、真鍋はその枠外にいるからね。
青年:はい、そういうことです。
博士:うーん、どうなんだろうね。確かに現実では考えづらいことだけど……アニメだからねww
青年:それは禁句です。
博士:まあ、相応な精神修行を積めば、無理なこともないんじゃないかな。だから、アニメのシナリオとしてはいいでしょ。「ありそうでない」っていう夢を実現する意味でさ。
青年:大きく出ましたね。
博士:問題なのは現実味じゃないんだよ。納得できるかどうかだと思う。真鍋は、そのボーダーラインなんじゃないかな。だけど、「琴浦さん」の主題は琴浦さんの悲劇からの再生だよね。主題と少しずれてるところだから、多くの人がすんなり入り込めたんじゃないかと思うよ。
青年:はあ、なるほど。僕は違和感感じましたけどね。
博士:そりゃあ人それぞれだからね。それに、何も視聴者全員の最高にならなくてもいいからさ。誰かの心に響けば、それは成功なんだよ。
青年:極論ですね……。
博士:まあ、その人数が多いに越したことはないけどね。{/netabare}

★室戸と百合子の関係について
{netabare}愛が高じた共依存的な関係といえるでしょう。
百合子は千里眼の母親にまつわる事件で少し歪んだ価値観を持ってしまいます。超能力を社会に認めさせるためならば、人の犠牲も厭わないという。
一方の室戸は百合子を愛しています。恋を超越し、静かな熱い愛となっています。
「乗りかかった船だ。どこまでも付いていくよ」
百合子の良いところも悪いところも全て飲み込む発言です。
なんだかんだ言って、琴浦さん─真鍋よりも中毒性の高い愛で結びついているといえるかもしれません。
しかし、盛大な落ちがあります。
{netabare}「どこまでも付いて行くって……?」
「まあ、幼なじみだし、今のところ引っ越す予定もないからね」{/netabare}
まあ、なんだかんだいって一番愛していると思いますけどね。{/netabare}

──────────────────────☆彡
◎最後に
前の方にも書いた通り、「琴浦さん」は完璧とは言えない作品です。しかし、「人の心」をとても丁寧に扱った、最高な作品ではあると思っています。まだ見ていない方にはぜひ見て欲しいです。
また、このレビューを読んで少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
各話レビュー及び小節まで全て目を通してくださった方がもしいたならば、最大級の感謝を捧げます。(計14803字)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 40
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

12話鑑賞済み。総評ぽいもの第1稿を追加(4/7)

まず。
今後、視聴したいと思っている方へ。
・下手な予備知識は持たずに観ることをオススメします。
・原作も最低アニメ4話まで観てから読んだ方が良いかと。いえ原作先でも一向に構わないとも思いますw どっちが優秀かとか、そういうお話でもなく。

原作4巻まで既読。
個人的に2013年冬クールNo.1だと思っております。

採点ポイント。
物語:1話の出来が何より良かったので。落としつつもきちっと掬い上げて、凹んだままにしておかないのが○。
3~4話にかけては連続したお話なので、例に漏れますが。

声優&キャラ:何だかんだでカッコよくエロスな真鍋君、初めての人達との付き合いを通して変わっていく春香さん、真鍋君の妄想に翻弄される春香さん、利用するといいつつも良い人な部分が多い部長、見た目はアレだけでどイケボな副部長。どなたも分かりやすくて、面白い人達だと思います。演じている声優さんもそれぞれ場に応じて演じ切れてると思います。

作画:観てる限りでとりたてて不満も無く。あるとすれば・・・真鍋君が意外と恐くないところですかね~。妄想内での春香さんの胸が盛られ気味なのは仕様でしょうw

音楽:場面場面に合ったBGMしていると思います。1話の段々暗くなっていくところとか、印象的でした。OPも耳に残ります。

総評っぽいもの。
{netabare}
・特筆すべきはまず、1話でしょうか。原作に触れたことない人から見れば「何この鬱展開?」と感じること間違い無しのAパート。触れたことのある人でもインパクト大だったことでしょう。かくいう僕も、主人公である琴浦さんのトラウマを真っ先にまとめて見せるなんて思いもしませんでした。
・各話にしても12話を通しても登場キャラにしてもですが、このアニメのキーワードになるのは「ギャップ」だと思います。狙って作られた落差だったとしても、それが何処でどういう展開で来るのか予測不能、そういう点も印象的でした。
・「右肩下がり」という評価が多い(元々面白いと思わない方は別として)と見受けられますが、それは多分・・・1話(もしくは4話まで)の展開が良すぎた為ではないかな?と思っております。

・アニメを見る上で「女性キャラ」に注目することが多い人間なのですが、この作品では珍しく「男性キャラ」に目が行きました。特に真鍋君。終盤辺りの室戸君も良かったです。
・エロ要素は持ちつつも下品にならず、悪い意味での表裏を持たず、締めるところは締められる、カッコ良いキャラだったと思います。

・個人的な欲を言えば・・・。室戸家と部長の物語をもうちょっと大きく扱ってもらえていたらな~と。幼い頃の2人の出会いと室戸母との交流は原作で少し扱われていますが、これも良い話でしたので~。

・OP&ED共物語と一緒に盛り上げてくれたと思います。OPの方は「コシコシコシ」で脳内をリフレインし、EDは良いタイミングで涙を誘う、名曲だったと思います。特殊EDも良かったですよ?w
{/netabare}

以下各話感想です。
{netabare}
12話鑑賞後----------
いきなりのESP研解散宣言!?
と思ったら、部長なりのケジメといいますか、仕切り直しなのでしょう。

エロス成分久々でしたね~。

新ESP研を祝ってカラオケ行こう~。
って学習能力無いのか?とw

11話で部長への想いを語ってくれて良いところみせてくれたと思いきや・・・見事なまでの朴念仁っぷりでw

琴浦母のエピソードは・・・これも不覚にも心にきましたね。
1話以降、それまでの記憶や言動が全て見たままというわけでは無かったんですね。

琴浦さんは心を読んで、真鍋君の好意を知っていたわですが・・・やはり言葉として伝えてもらえたら嬉しいわけですよね。
ようやくお互いに言葉にできた今回は、他のエピソード含め通して幸せを感じられる回で良かったと思います。

周りに誰も寄り付かず、暗い背景でスタートした作品ですが・・・。
ラストは明るい、幸せそうな表情の琴浦さんが対照的で印象に残りました。

10~11話------------
原作からの変更の強かった印象の9~11話でしたが・・・。
「真犯人の存在」「琴浦さんの力の告白」「裏サイト」等々。森谷さんの実家もその一部でしょうか。

(10話)
部長の真意が具体的に動く回でもありましたね。
琴浦さんの力を利用した犯人探しに反対する真鍋君、否定も肯定もしない室戸(何もしない時点で肯定してるとも言えますが)、対極的な男性キャラでした(注:どちらの対応も正しいと思います)。
超能力の証明(=御舟母の復讐)を琴浦さんの力に頼り切らず、最終的には自らを囮にしての犯人探しになりましたが。
身を挺して部長を庇った室戸君も無茶をなさる・・・。

(11話)
心の声や琴浦さんの危機への登場など、相変わらずのイケメンっぷりを発揮した真鍋君。
そんなに心配なら傍にいてあげなさい。 1話で「一緒にいる」「離れてなんてやるもんか」と約束したわけですし。

部長&室戸君のやりとりは、正直泣けました(後々若干の齟齬があることがわかり複雑な心境ですが)。
自分の復讐心の為に、周囲にどれだけの迷惑をかけ、最悪室戸君を失う結果になり兼ねない、そう思い知り心に刻んだ部長。
何だかんだで、傍で彼女を見守り続ける室戸。初めて自身がどう想っているかを言葉にしましたね。といいますか・・・この方も(色々な意味で)イケメンですね~。

結局アニメでは
『月野が通り魔の真犯人で、二重人格』
という展開だった為、「無職刑事」ルートにはなりませんでしたね。
改「良」なのか「悪」なのか言及する気はありませんが、これはこれで納得できる結末だとは思います。

そして次回はラスボス登場と。

9話鑑賞後-----------
第三部突入ですね。
通り魔事件となっていますが、観た記憶では死者は出てないようですが・・・。
うん原作読み直そうw まだ布教活動中ですけど・・・。

狙ったのか素なのかわかりませんが・・・前触れもなくエンカウントしてしまった琴浦母に対して、冗談交じりっぽくも琴浦さんを庇える真鍋君のメンタルに感動しました。他のESP研メンバーもでしょうか。

アニメでは名称出てたか不明ですが・・・「森太郎」怖いw 

8話鑑賞後-----------
今回のお話に沿えているか不安ですが、観て率直に感じたこと。「何気ない普段で感じられる幸せや楽しさの貴重さ」ですかね~。上手く書けないので、こんな表現になってしまいましたが・・・。
心の声が聴こえると映画すらまともに楽しめない。そのエピソードが、表面上ほど軽く聞こえなかったものでして。

Aパートの看病エピソードの真鍋君に於かれましては、忍耐のほど、ご苦労様でしたw いや・・・ちょっと心の片隅で「真鍋のヘタレ」と思わなくも無かったですがw

さて・・・Cパートから推察するに、ここで「第二部完」というところでしょうか。ここ4話はある意味、今後への伏線だったのでは?と思います。

余談ですが・・・某スポーツ中継の為に、琴浦さん以外の木曜アニメが一週分遅れました。
制作局だから、明け方にでも放送してもらえたんでしょうね、多分・・・。

7話鑑賞後-----------
Aパートは続・帰省回、Bパートは原作でいう「こっそりバイト回」でした。

Aパートでの原油発掘?では・・・リアルで晩御飯を吹き出しました。真鍋君&琴浦爺の妄想が重複してる辺りで限界スレスレ、で原油が出て・・・w

暴走真鍋&森谷の辺りとかも楽しく観れました。

Bパートは・・・何より久しぶりの真鍋君のイケメンタルっぷりが観られて、涙が。原作では確かクリスマスのエピソードだったと思いますが、誕生日に持ってきたこの展開も良かったと思います。直前に母の夢を挟んでいる辺りも、引き立てにはなっていたかと。

とりあえず・・・まだ琴浦母の出番ではないようで安心しましたが、今クールでのラスボスは彼女のような気がしているので・・・。

6話鑑賞後-----------
今回も鬱展開無しの、夏休み回でした。
水着回~水着回~w

しかし・・・初めて孫が友達を連れてくるというだけで、テーマパークを作ってしまう爺さん・・・。間違いなく爺馬鹿ですねw でもそんな祖父がいてくれたから、ここまで来られたのも間違いない話で。

部長は色々ズルいなぁ・・・w

そしてEDが・・・。
こういうコメディ色の強い回しか、前回今回のようなノリの曲は使えないでしょうし・・・可愛かったですけども、何か切ない気もしました。

EDにはお母さんが・・・。
次回予告観る限りでは、まだ関わってきそうにないですが・・・。

要所要所でイケメンタルな要素を見せている(ように思う)真鍋君ですが・・・最近若干エロス成分が多すぎませんか?w

5話鑑賞後-----------
アバン終了で「完」て・・・w
ビデオ鑑賞会(?)&体育祭回でした。

布教中につき、手元に原作1巻がないのですが・・・鑑賞会って森谷さん無しでしたよね?確か。
そのせいなのか、前回までの琴浦さんへの仕打ちの罰なのか、Aパートでの彼女の扱いが結構酷いな~とw
あ、でも拳圧(衝撃波)でロウソクを消した辺りはカッコよかったですよ? サイコキネシスではないでしょうけどw

この回は通して暗いお話がなく、初めて「最終回」と言われない物だったと思います。次回も予告を観る限りでは、明るい展開になりそうです。

が・・・その先は?
期待しています。

4話鑑賞後-----------
行方を眩ましてしまった後のお話。3話の続きになりますね~。

まず第一点。誰か駅名にツッコんで下さいよ、とw
調べてみた限り「琴浦」というの駅は無さそうなので、アニメでのオリジナルなのでしょうが・・・。

真鍋君の凹みっぷりが、若干キャラ的にどうかな?と。凹んでるというより・・・ヤケになってる?自暴自棄になってる?そんな風に見えました。落ち込むだけなら良いですが・・・。
(追記)
彼がイケメンタルなのを前提で観てしまい、悪い方向ばかりに目が・・・。いえ今回もカッコ良かったです。直後に雰囲気を壊すシーンが多かったので、相殺され気味でしたがw

琴浦祖父はまぁ見事なまでに原作通りだったかと。
真鍋君とのコンビは最悪ですね、本当w

個人的には今一つ謎なのは、森谷さんと琴浦さんの関係性についてでしょうか。原作での展開からも、それほど大きな違いは無く、2人で話すシーンになるわけですが・・・。
原作でもアニメでも、殆どと言って良いほど軋轢にもなっていない(ように見える)2人の関係とは、一体何なんでしょうか。琴浦さんは森谷さんの内心を知ってるわけですから、言葉が無くとも理解できるのでしょうが。
森谷さんの中で、一体何がそこまでの変化を促したのでしょうか。
この辺については色々な方の見方・ご意見を見たいと思います。

(追記)
今回は森谷さんの登場で阻害されましたが・・・真鍋君&琴浦さん、まだお互いの想いを両方が言葉にしたことありませんよね?
琴浦さんは心が読めますし、3話でのぶっちゃけシーンを陰で聴いてましたからご存知でしょうがw
でも琴浦さんの想いはまだハッキリと語られていなかったように思いまして。
いや、端からみてる分にはバレバレなんですけどねw

さぁ次回からは新展開?ということで。次回予告を観る限りでは、原作では番外編にあった体育祭ネタのようですが。

個人的には、御舟&室戸コンビの幼少期とか観てみたいな~と。室戸母とのやり取りは、この作品とかなり相性良さそうですので。

3話鑑賞後-----------
これまでは「一度落としておいてから掬い上げる」パターンでしたが、今回は「持ち上げておいて落とす」そんな展開でした。

ここがまず第一の山場でしょうか。姿を消してしまった琴浦さん、そして森谷さんとの今後。作品初の次回へ持ち越しエピソードですね。

森谷さんの実家を道場にした理由は何となくわかりますが、むしろこのエピソードではそうで無かった方が良かったんでは?と思います。倫理的にも、演出的にも。

コミックでは番外編として描かれていたカラオケエピソードですが・・・想像以上に酷かったw 「ゆのっち」みたいな微妙な下手さかと思っていました。

2話鑑賞後-----------
ESP研の2人が出てきて、占いネタ~ひと騒動というパートでした。このペースは・・・今期で何処までやるのだろう?と気になってみたり。

森谷さんの実家がアレじゃないのも気がついてはいましたが・・・。

後半での、琴浦さんへの嫌がらせに対する真鍋君の反応が予想より軽めだったので、ちょっと拍子抜け。1話の琴浦さんの半生が結構な鬱展開だったので、テンションの上下の幅が出るものと予想していましたが。
いや原作通りなら、この後もテンションダウン有なんで、そちらに期待(?)したいと思います。

でも「好きだから」というセリフは・・・良かった。
その後のやり取りがあまり無かったが、3話以降で描いてもらえると嬉しいかな?と思います。

1話鑑賞後-----------
前半、シリアスな展開からのスタートでしたが・・・これは良かったと思います。後からトラウマの要因を小出しにされるより、先に見せるだけ見せておいて、そこから明るいコメディ性を出していく。それだけでも、まず救われた気持ちになれます。
というか、正直泣けました。「TARITARI」以来でしょうかw

確かに、知っていること思ったことを(直接的に)何でも口に出してしまうのは、人間関係を悪化させる要因ではあります。

が・・・幼い頃にその技術を求めるのは酷だったと思います。ある程度成長した暁には配慮や思いやりというものを持たなければならないのも、当然だとは思いますが・・・。

といいますか・・・彼女の両親には何の同情の余地も無いな、と。
何が理由かなのか、外に女を作っていた父。娘のこと・旦那のことと原因は色々あれど、最終的には「産まなければ良かった」と口にしてしまう母。
最悪だな、と。

真鍋君に逢って、彼女にも明るさが見えてきたように思います。
そこが今回の一番の見所かな?

(追記)幼少期~真鍋君に逢うまでが一番の鬱展開かと思いますが、原作通りにいくとまだまだ山あり谷あり・・・。これからも泣かされそうな気がします。

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 49
ネタバレ

おかず台 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

琴浦さん

ベタながらもかなり良い作品。
あえて原作を読まず、先を知らないままアニメでストーリーを楽しんでいきたい。

自分の性格からして途中で止まりそうな気がヒシヒシとするが、できる限り各話の感想をそれぞれ随時書いてみる。


第1話感想
{netabare}
良い! 凄く良い!! 今まで見た2013/01開始の新アニメの1話で一番良かった!
アバンの琴浦さんがどんどん傷ついていく様子が(穿った見方だが)、逆に「これから彼女どんな良い事があるんだろう? どんな変化が訪れるんだろう?」と凄くワクワクさせられた。
なのでサブタイトルにも出ている「真鍋の隣に座れ」と言われた時は「キターーー!」となった。

アバン後に入るOPもそれまでの展開とのギャップが凄く、ここからはこういう作品になる、アバンで期待した通りになる、と言う事が分かる。

ちょっとベタだけど1話の構成に感心、期待させられたのでこれ以降も期待したい作品。
{/netabare}

第2話感想
{netabare}
い~よい~よ~。期待通りだよ~。やっぱり今の所一番面白い。
真鍋に出会い、また今回ESP研究会に誘われた事による環境の変化、彼女自身の心境の変化がよく表現されていた。

琴浦さんは転校して来た時は無感情に振舞っていたのが、彼女本来の優しさ、明るさが出てきていたし、真鍋はふざける事が多くても馬鹿なわけじゃない。
今回は琴浦さんをいじめる代表だった森谷も、彼女への嫉妬が一番の動機とは言え言ってる内容は転校してくるまでは(残念ながら)琴浦さんにとっては当たり前の内容と、「理解者がいるからといって全て解決ではない」こと「理解者の少なさ」を表してる。

ただOP・EDを見ると森谷もどうやらESP研究会所属となる様で、「どう琴浦さんと和解するか」も今後の見所。
彼女が真鍋と仲良くなった、好意を持つ様になったきっかけも琴浦さんと似た経緯があったようだから、その辺がポイントになるのかな?


それにしても琴浦さんちっちゃくて可愛い。
{/netabare}

第3・4話感想
{netabare}
漏れ出てきていた3話の感想から、「どうやら3話は続くで終わって、しかもあまり後味が良くないらしい」と感じていたので、4話が来るまで我慢して続けて視聴。
うん、我慢して良かった。
と言うかこの2つの話、良い話なんだけどそれぞれの気持ちが複雑に「すれ違って」るんだよね……上手く書けるだろうか。


前半は前回からの続き的に琴浦さんと、真鍋含むESP研と仲良く。
「今が一番だなんて言うな」は言うと思ったけど、よく言ったw


しかし森谷との確執は当然前回では全然解消されてない上に、意中の相手の真鍋が直接的・間接的に目の前で琴浦さんとイチャイチャしてる物だからフラストレーションがたまり、遂には家の道場の門下生に頼んで……。
(ていうか空手の道場かと思ってたけど、この時の稽古内容からして森谷道場って中国拳法?)
ここ、琴浦さんを襲わせるのかと思ってしまった。良くない展開になるらしいことが分かってただけに余計に。
真鍋じゃないけど、本当に「まだ真鍋で良かった」。場合によってはそれこそ取り返しがつかなくなるし。

でも「襲われてる真鍋を森谷が助ける」とかそういうベタな事がやりたかったわけでもなく、単に痛めつけただけ。
ここだけは僕には彼女が何をしたかったのかよく分からなかった。「可愛さ余って憎さ百倍」って事だろうか?


翌日、担任から真鍋の入院を聞かされるわけだけど、ここは3・4話で一番重要なシーンじゃないかと思う。
正確には自分のしてしまったことに恐怖する森谷と、それに気付いた琴浦さんの反応が。
(ここも台詞・その演技・表情・振り返り方と恐怖・動揺・逃避・後悔が良く表現されててこういう所は……「も」ホントに上手い)

と言うか重要かつ色々な事が凝縮されてて何から書けばいいのか……。
よし、時系列に関係する順番に、簡潔に書いていこう。


「大丈夫だよ」と安心させるように微笑む所。
一見2話以降に見せていたような、彼女の本来の優しさの表れに見えるけど1話のアバンで描かれていたように、小さい頃から心の声を聞いて知ってしまったことを素直に口に出してしまい、それが原因で関係を悪化させてしまっていた彼女。
それを思うとただ「優しく抱えこんでしまう琴浦さん」ではすまないことが分かる。
むろん高校生にもなっているんだからそれくらいの成長は当たり前かもしれないが。


そしてそれを森谷は「自分を庇った」かの様に感じたけど、後からの琴浦さんの「自分がいなくなれば元の日常に戻れると思った」と言う考えを聞くと、ちょっと違うんじゃないかと思った。
この件に関して客観的に見れば嫉妬し事を引き起こした森谷が原因だけど、琴浦さんにとっては「自分が転校してきたことで人間関係が変わり、彼女にそんなことをさせてしまった」と言う事件。

詳しく描写されてないから、彼女がどう「変えた」と思ってるか、具体的には「心を読める人間が来た」事か真鍋が自分を好きになったことかその両方かまでは分からない。
ただ、これまでの彼女の事を考えると前者、テレパスに関してだと思っているのじゃないかと個人的には思う。
理由としては
・何度もそのことが原因で人間関係を壊してしまった
・実際2話ではそのことを理由に森谷は琴浦さんをいじめていた
・恋愛感情が原因なら彼女がいなくなったからと言って元には(少なくともすぐには)戻らないが、テレパスである彼女がいることが原因なのなら確かに戻る
という事から。


更にもう一つ、4話の最後に「森谷をあっさり許しすぎ」という意見もあるけど、彼女が真鍋を襲わせてしまったことは本人の悪意の有無など違いはあるものの、大きく見れば「自分の行動が原因で周りに迷惑をかけた」という点においては琴浦さんと一緒だったりする。
だからこそ琴浦さんは「心が読めた」というだけでなく、その気持ちがよく分かるから「大丈夫だよ」という言葉が出てきたのだと思う。
この事で琴浦さんと森谷はお互いにある程度同じ立場に立っている(森谷がそこまで下がったとも言うが……)。
更に時間経過による心の整理もあり、お互いに相手の嫌な気持ちを分かりあったことで謝罪一つで和解出来たのだと思う。

しかし前述の通り琴浦さんはこの件の原因を勘違いしていた可能性が高いので、そう考えると逆にやっぱりここも森谷から歩み寄った形になってる所が大きい気もする(勿論森谷が悪いというのは前提の上で)。
ただ琴浦さんの幸せと同じ様に森谷との関係も終着点ではなく、むしろようやくスタートラインに立ったところなのでそれも今後の見所……かな?


真面目な事を長々と書き過ぎたので、最後に不真面目な事も少々。
・「喜んで大ジャンプ」とか今時まず無い演出描写w もちろん狙ってやってるんだけど、「良い思い出」な回想シーンにまで混ぜるのやめてw
・今回気付いたけど真鍋のエロ妄想、「現実の本人はしない琴浦さんの色っぽい表情が見られる」というのは視聴者的においしいシーンだなぁ。良いぞもっとやれ!
{/netabare}

第5話感想
{netabare}
今回は(今回から?)完全にギャグ回。1話でOPを見た時「こうなるんだろう」と感じた内容そのもの。
実際にはそこから3話半かかった訳だけど、その積み重ねが例えギャグ回であろうと、話に深みを与えているように思う。


そして今回はギャグ回であると同時にほぼ森谷回。3・4話でお互い相手の気持ちに共感したおかげで、琴浦さんと森谷はすっかり仲良しになりたい2人。
(特に「また嫌われた~」と泣く下りはそれだけ森谷の本気度がうかがえる)
良く考えると森谷は今まで暗黒面ばかりが描かれていて、琴浦さん以上に本来の性格が出ていなかった事に気が付いた。
むしろ今度の件で成長し、精神面では琴浦さんが転校してくる以前より良くなってるかも?


更に後半は2話に稽古風景が出てきた時点でかなりおかしかった「森谷道場」がネタに。
いや、アレおかしいとは思ってたけど、この為の前振りだったのねw
すっかりツボにハマって笑いっぱなしの琴浦さん(と言うか僕も思わず笑ってしまったw)
この関連に関してもちろん森谷本人は全く悪くなく、あえて誰が悪いかと言うならこれを持ってきた真鍋。
ついでにこの件、部長と真鍋は直接相手を弄る描写が多かったのに対し、琴浦さんはあくまで自分の中で納めておこうとしている所に性格の差が出ている。
(予告は本編外なのでノーカウント)


そしてEDも今回から変更、その名も「ESP研のテーマ」!
今回の内容を踏まえると前奏の時点で笑えるというか酷いというか(苦笑)


今回の萌えポイント
借り物競争時、自分の方に向かってくる真鍋を見る琴浦さんの、期待と恥ずかしさが半々の顔w
{/netabare}

第9話感想
{netabare}
おじい様からの電話はあんな感じの内容だろうと思ってたw
そして今回はついにお母様とも直接再会。
真鍋はお母様にも認められて2人は保護者公認カップルに!(爆)

この時の真鍋、凄いなぁ。体を張ってお母様に思わず琴浦さんを庇わせてる。
お母様は素直になれないだけなのか、それともまだ琴浦さんに対する愛情が残っていただけなのか?


それにしても未だに森谷に対する批判の声聞くけど、個人的には彼女より部長の方がいまいち好きになれない。
どうも部長は琴浦さんを復讐の道具扱いしている部分が大きい気がする。


ついでに通り魔犯は誰だろ?
普通にみれば一番怪しいのは女刑事なんだけど。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

70.9 4 シュールでラブコメなアニメランキング4位
ブラッドラッド(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (1037)
6628人が棚に入れました
魔界のとある地区で“ナワバリボス”をしている吸血鬼・スタズ。吸血鬼然としている事が嫌いで、ジャパニーズカルチャーを愛する彼のナワバリにある日、日本人の少女・柳冬実が迷い込んでくる。ナマの人間、しかも日本人に会えたスタズのロマンチックは止まらない! だが、ちょっとナワバリを狙った侵入者を退治している間に、冬実がモンスターに食べられて死んでしまった!! 幽霊となってしまった冬実を前に、必ず生き返らせると血意したスタズだが・・・!?

声優・キャラクター
逢坂良太、野水伊織、寺島拓篤、ブリドカットセーラ恵美、木村良平、南里侑香、斎藤千和、米須太一、山本和臣、遊佐浩二、稲田徹、梶裕貴、浅野真澄、岸尾だいすけ、徳本英一郎、ロア健治、白川周作、松田健一郎、イッキ、菊タロー、明平鉄平、つぶやきシロー、三石琴乃、藤原啓治、若本規夫
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

中途半端すぎ(最終話まで

全10話。打ち切り?


●関連URL
・番組公式サイト:http://bloodlad.jp/
・番組公式Twitter:http://twitter.com/anime_bloodlad
・原作漫画特設サイト:http://www.kadokawa.co.jp/sp/201108-01/


あらすじ

東魔界でナワバリボスをしているオタクな吸血鬼・スタズのもとへ、ある日、人間の女子高生・柳冬実が紛れ込んでくる。
戸惑いながらにも冬実に会ったスタズは、自分の中から湧いてくる気持ちを整理出来ずにいた。
しかし束の間、冬実はナワバリ破りに来た魔物に喰われ、幽霊となってしまう。
スタズは自分の気持ちの整理のためにも、彼女を生き返らせようと「血意」する。


どうやらはたらく魔王さまの吸血鬼版って感じですね。
取り敢えず見てるけど取り立てて面白いわけでもないしつまらないわけでもないから困る。


各話感想は1~4と8話~
{netabare}1話
吸血鬼の話なのか。
なんか自分語りがどっかで見たことあるような。
はたらく魔王みたいな感じのアニメかな?
OP見る限りキャラ多いな…
Ω\ζ°)チーン骨でした。
魔界なのかここ。なんで吸血鬼が惚れてんだよ普通逆だろ。
おい世紀末な服が転がってるぞww
すしTシャツwwwお前は外国人かw
チンピラ同士の縄張り争いアニメなのか…
あのゲームってFF書いてあったぞ今ww
あら?急に漫画みたいにセリフ出てきた。
完全に今季のはたらく魔王枠だな。こっちはチャラいがw
心臓がパンッ!超良い音だったぞwww
食われてるうううううううううwwww
えええええええええええええw
/(^o^)\
衝撃的すぎるww
って全裸になってただけかww何があったんだww
うわー食われて死んだのかよww
VVV1話ばりの衝撃度w生き返らせる事が出来るのかよw
あったまっちゃうwwエロいなw
人間じゃなくなっただけで手のひら返しすぎだろw
どらがむぼーるw
7つの玊集めるのかよww神龍ww
ふっかつのじゅもんwwぱわすわーどだろそれw
ブラックカーテン。
三つ目がとおるwww
見破りのサーチアイズ!?キッラキラしてんな。
占いでもなんでもねぇw
これはパンダみたいなのが本体なのか?
ミミック吉田w
眼鏡が三つ目分だけあったwww
ミミックさすが変身能力。
トイレちけえええええw
なんか黄色目のハゲがバトーさんに見える。つちのこ!?


2話
まさかのシリアス展開で消えちゃうのかと思った。
なかなか吸血鬼様がカッコイイ。給血鬼!w
オニクロw
ブラックカーテンどういうシステムなんだ。
何故ダーリンにするんだw
オニのパンツってそれラムちゃんのじゃねぇのか!w
給血鬼強いなw 人体蘇生の書!
次の敵はウルフか。幼馴染であり宿敵なんですかー(棒
どうせ大した奴じゃないんだろw


3話
縄張りボスwあれなんか想像と違うキャラだった。
「持ってんじゃん」
なんだそのすげーアイテムw異次元パンチだな。
DBだかでそんな敵がいたようないなかったような。
ハトムネ運送w クルゥックゥククルゥって鳩ってどこでも同じ鳴き方するよなぁ。
仲良しだったのかよ。
女をやるなw顔がひどくて吐いてるんじゃないだろw
絶対ハトムネ運送酔だろ!
なんでボーリング… え?ボクシング?わけがわからないよ。
ふゆみwwラウンドガールwどんだけおっぱいでかいんだよ。
おいハムスターじゃなくて三つ目の動物なんで頭にウルトラマンの仮面かぶってるんだw
今度はあれか明日のジョーのおっさんか。
元に戻してやりたいって理由が希薄だよなぁ…
え?何処に消えたんだ?
謎の女だな。人体蘇生の書持ってたのかよ。
なっ!?

うーんどうも面白い展開になる気がしない…
微妙すぎる。まぁもうちょっと見てみるか。


4話
なんだアニキ吸血鬼の王なのか。どうせ大した事無いんだろうw
殿堂魔界…超強い奴の集まりなのか。
なんだ狼結構強かったのか。
巨大リュック女はホント何のためにいるんだかわけわからんな。
くまのぬいぐるみ目が3つあるw
服アホっぽいってより子供っぽいな。
フユミも泣いてるw
巨乳女の下乳いいなぁ。私が見たいもの?モノ?完全に誘ってやがるw
なる程力が封印されてるのか。兄さん怖いwまるでアダムスファミリーだなw
スタズ頑丈だなおいw
魔力を抑えこむ拘束弾。なる程封じるためだったのか。
スマホに興奮すんなw
トレジャーハンターだったのか。ただの巨乳だと思ってた。
ほう。強いのかこいつ。あれ?異次元に取り残された?
あっ足また消えてる。あれ?魔界じゃなかったっけ?
ただ眠いだけかと思ったらそういう事か。
リズ?妹?姉貴?何者だ?ダースベーダーか?
フランケンシュタインが医者なのかw
妹だったか。
ジャッジメントインパクト。なんか凄そうだ。
最大にして最強の刑務所。おもちゃ箱なのか。
なんのボタンなんだ…処刑でもされんのか?
むむっゾンビでも出るかと思ったらなんか違うようだ。
なかなか次週が気になる。


8話
割りとOPが良いんだよなぁ…
何故ここまで人気が出ないのか不思議だ。そこそこ面白いんだけどなぁ。魔法少女モノよりよっぽど良い気がするんだが。
謎だ謎すぎる。エロや萌えが無いからなのだろうか?
負け犬の首輪。アンダーチョックチョーパー?
リズは常に仮面外しておけばいいと思う。ってかなんで付けてるんだか。
HEYYOU!耳が魚だよ!
雪男がつぶやきシローっぽいしゃべり方だなwってかつぶやきシローなのか?
妥協ラーメンってなんだよ何に妥協したんだよw味か?味なのか?味玉妥協すんなw
フユミなんでそんなとこにいんだっけ?ダメだすでに先週の記憶が無い…
フユミの股間キックwひどいw
おまえら姉弟だったのか。ママセクシーすぎんだろw
足をちょっとだけだして逃げるのかよw
限定一点物w完全にフィギア感覚だなw
何この異次元使い。強すぎ。スタズもっと強かったw
ぜっ全裸だと?wうっはパンツスーハーしちゃうのかよwこれは下半身が反応してしまうw
どういう理由でパンツをお宝認定してんだw
ベルどんだけスタズ好きなんだよw下半身スッポンポンじゃないかw


9話
何者が心臓を握っていたんだ…
なんか新しいの出てきた。眼鏡好きなのか。
お宅の可愛い部下に拘束?
お父さんのそっくりさん?
若本さんだと!?かっけぇw王様なのか。
ベル移動が自在過ぎるなほんとwえ?ベルとラブラブ中だと?
スタズは連れなのか。男連れ…余計ヤバイ気が。
はい惚れてます。
スタズいきなり振られたw鳥頭かよw
ベル側のおかあさんか。なんでフユミを知ってんだよ。
マグカップまで眼鏡かよ。
王様は何処の王様でなんなんだ?
王への宣戦布告しにきたのか。
なんかよくわかんないけど戦争になりそうだ。
なっなんだ?自分でかみきって何がどうなってんだ。
って首輪を外すためだったのか。
なんかすげぇ転がってるなww
ベルママとフユミママ同一人物だったのか。
血を操れる特権魔術便利だなぁ。
あれ?ってかフユミとベルは種違いかなんか?あれ?同じ人間ならこいつらも一緒になるはずじゃ?
あっ生き返ったら寧ろくっついちゃうのか?
わけがわからないよ。しっかしまぁこれからって所で終わっちゃうんだなぁ。10話までとかどうなってんだ。


最終話
謎のドラゴン現れる。
ベルの親父だったのか。なる程フユミをこっちの世界の子にするのか。
そりゃ女の取り合いになるよなぁ…子供もだけど。
フユミは一人で育てのか…いいおやじだな。
なんだフユミはスタズの事気になってたのかよって生き返ってみなきゃわからないってなんじゃそりゃw
呪いの団子。近い破れば死ぬのか。
何このりかちゃん人形…wっておっさんが持ってたフィギアかよw
フユミなんで下着なんだよw
母親だけ傲慢だな。ベルの親父もフユミの親父も良い奴だ。
クールデシジョン。頭に触れないと発動出来ないとかしょぼいw
リズ間に合ったか。なんかカッコイイ戦闘だったな。
クソでかい神?ベル親父は神だったのか?
あら?スタズおかしいぞ?
なんだか魔界も荒れてるな。ハト郵便懐かしいww
生き返ったら記憶無くなるのか…
フユミ空気読めない子ww
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
これで終わりかよ…なんという中途半端感。
元々10話のつもりだったのか打ち切りになったのかどっちなんだろ。
残念過ぎる。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 43
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

楽しめた吸血鬼コメディでしたが…

オタク文化を愛する吸血鬼:スタズが死んで幽霊になってしまった少女:柳冬実を救い
元の人間に戻そうとする吸血アクションコメディ。

※1話感想{netabare}
今回の成分 吸血鬼3:幽霊2:血意1:オタク1:ナワバリ1:影武者1:カーテン1

期待していませんでしたが1話目から面白そう…というか面白かったです。
会話のテンポも良くギャグもプッと笑えますしアクションもなかなか。
カーテンや影武者がタイミング良すぎるなど都合の良さはありましたが
広がりそうなストーリー性もあってラストは少し感動の予感もします。
万人にウケそうでコレならもうちょっと今期注目作の上位に来ても良さそうなんですが。
(現在16位以下)
…話題性がないのかな?癖のある作画かな?

物語としては柳さんが魔界に来た理由が気になります。偶然ではない様に思いますが。
誰がブラックカーテンを用意したのでしょうか?裏で何者かが動いている気配がします。
次回は人間界に乗り込んじゃうみたいですがどうなる事やら楽しみです。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 マインドコントロール4:空間魔術師4:給血2

前半で冬実の設定を固めました。
生き返る希望が見えているので気楽にコメディが楽しめます。

そしてハッチャケた魔術師が土足で登場。
ブラックカーテンは盗まれた物のなのでしまえないらしい。
もっとシリアスな理由があるのかと思ってたけどそうでもなさそう。
ご都合主義もスゴいけどこのコメディ展開なら気にならないからまぁいいか。
深く考えず楽しみます。

次回は魔界に戻り狼男との戦いが待っているようです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 ライバル4:ボクシング3:ウェスタン1:鳩1:人体蘇生の書1

西魔界でライバルの狼男と対決でシリアスになるかと思ったけど仲良いのか。
もう茶番な対決なんだけどなかなか楽しめたからいいかな。
ミツ目の小動物は意外と出番が多そう。
ミート君&丹下はチョット古い気はするけど。
次回はお兄さんの所に行くらしい。フルッフー♪
{/netabare}

※4話感想{netabare}
今回の成分 兄弟(妹)4:殿堂魔界3:監獄1:好奇心1:マッドサイエンティスト1

テンポ早くて目まぐるしいです。
監獄入れられるとは思いもしなかったわ。
空間魔術師のサービスカットがありましたがどうも色気を感じない。(^_^;)
明るくて嫌いではないんだけどな。
次回は監獄から出る様です。冬実もビンチみたい。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
今回の成分 封印5:人造魔人4:魔素1

もう封印解いちゃいました。このアニメ全然引っ張らないのか。
何故封印したのかという秘密も想像通りでした。
スタズがナワバリを統一してからこんな展開になるのかなと思ってたのですが
スキップして初期設定は踏み台だったみたい。
息切れしないで何処まで行くのか見物になってきました。

フランケン先生の理論はよく分からないけれど
冬実の方もスタズの血を飲ます設定を早くも捨てて純粋な幽霊になるみたいです。
現世には戻れなくなっちゃわない?とも思うけど人体蘇生成功させれば良いか。
次回は人造魔人(正確には魔造魔人かな)退治の様です。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 タイマンバトル5:親友3:空間転移1:雑種1

このアニメどこ行っちゃうのかと思いましたがやっと伏線と繋がってきました。
オタク設定にも意味が出てきましたし魔道具泥棒とも関わりが見えてきて
ストーリーとしてまた楽しめそうです。

スタズガ強くなりすぎてバランスおかしくなるかもと心配しましたが、
パロディを織り交ぜつつ激しいバトルは観ていて楽しめました。
ウルフくんの意地も見えました。今後、彼も強くなって欲しいですね。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 魔界体験7:誘拐2:巨乳1

リズが世間というか魔界を知る話。
リズの掘り下げでキャラに魂が入りました。可愛くて好感触。
今まで孤独で兄しか居なかったのだろうけど
冬実の優しさに触れて心が少し動いたみたいです。
「魔界には悪い子しかいねーんだよ」の決めゼリフもやっと活きて来ました。

拉致された冬実は何処に?そして何故!?ベルは鳴るのか!?いざ南魔界に!
結構面白くなってきました。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 異空間バトル4:姉弟3:恋愛1:ぱんつ1:つぶやき1

まさかコッチも姉弟でしたか…そして母の存在まで。
冬実に何の用なんだろう?バトルした理由は?気になります。
それにしてもベルは乙女らしい。
ちょいちょい態度に出てたけど完全にスタズに惚れてたんですね。
何時何処で惚れたのだろうか?
{/netabare}

※9話感想{netabare}
今回の成分 血3:ドッペルゲンガー2:メガネ2:姉妹1:玉座1

あーなるほど、ドッペルゲンガーだったのか!
…とはならないよね。まぁ強引な設定に丸め込まれてあげるけど。
何だかんだ言いながら楽しめたこの作品も早くも来週最終回みたいです。
まだ色々あるけど上手く纏まるかな?
リズ回のキャラ掘り下げが良かっただけに他のキャラの掘り下げも観たかったな。
{/netabare}

※10話感想&総評{netabare}
今回の成分 ダークヒーロー3:呪い2:父親2:ハイドラ1:作り笑い1:ライバル1

それにしても親兄弟が小出しに出てくるアニメですね。
そして予想通りやはり戦いはまだ続くEDでした。
期待してなかった分気楽に楽しめはしたんですが、これ続編やるのかな?

完全に中途半端で色々気になるこの段階ではきちんと評価出来ないです。
キャラについてもリズ以外は出ただけで掘り下げが足りないので感情移入出来ませんでした。
あえて強引に走る展開は嫌いではないですけど、
ここで終えられてしまうと何の印象も持てません。
詰まらなくはないですが終わりが締まらないと結局は時間の無駄に感じてしまいます。
続編が出ない事には誰にもお勧めできません。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 36

ギータ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニメって1話にしてこれだけ評価が変わる作品もあるんですね

切りました。
ある意味衝撃的な作品でした。

1話と2話であれだけ評価が変わってしまったのはこの作品が初めてだし、おそらく最後になるのではと思わせられるほどでした。


このアニメでの失敗、いや大失敗といえる設定が2つあります。

①死んでしまったヒロインに対して主人公が全く魅力を感じなくなってしまったこと
せめてですよ、全くではなく、魅力が半減したくらいに抑えてほしかった。
1話では私もヒロインに魅力を感じていましたし、死んだのも面白かったですが、それで主人公が魅力を全く感じなくなると、不思議と視聴している私も魅力を感じなくなってきます。
アニメキャラとの共感を考えれば、この設定は大失敗です。
キャラが笑っているからこっちも笑顔になる、泣いているからこっちも悲しい、同じように魅力を感じないからこっちまで魅力を感じなくなってしまう。この考えはそんなに的外れではないはずです。
また、主人公がヒロインを生き返らせたい執着心が全く見えてきません。
これもヒロインの魅力を下げることに拍車をかけています。
ヒロインが死んだ後だけでなく、生前も魅力がなかったかのような気分になります。
生き返らせたいという行動はでていますが、心情描写や表情の表れ、回想などそういうものが弱く、行動と心情が一致してないように感じました。

②死んだヒロインがわりと普通の生活を送ってる
これで完全に冷めました。
2話にして「もう無理かも」と思わせるほどでした。
主人公はヒロインが死んだことによって魅力を感じなくなった、しかし視聴者側からすれば三角布がついただけにしか見えないんです。
その上で、他の人の記憶に影響が出ているものの、普通に学校に行ったりと「は?」となるような描写をしてきました。
「えっ?死んで魅力がない設定にしたヒロインに普通の生活させるの?それでなくても、死者が生きている人達と学校で勉強するっておかしいのに?」
※見返してないので曖昧です。大きく間違ってはいないはずですが、間違っていたらすみません
→ちょっと見返しました。そういえば不思議スプレーがありましたね。んでもって生き返った時のヒロインに配慮した行動だったと。主人公の行動には納得できました。でも、設定、アニメ全体を考えたらやっぱ変な気がします。なんかどうしても噛み合わない。

視聴者側からすればヒロインは普通の生活をしている、生前とあまり変わらないように見えるのに、主人公は魅力が全くないと申しているんです。
全く噛み合いません。感情移入しろと言う方が無理だし、感情移入したらさらにヒロインに魅力感じなくなりますよね(笑)
2話にしてこのアニメが大崩壊したように感じました。


そのほか気になるところや見どころがあれば視聴も続けたのですが、1個も見出せなかったので切ります。
ヒロインの魅力すら否定してるわけですからね(笑)
まぁ珍しいものを見れた気分にはなったので、これはこれであr…いや、ねーべ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

76.4 5 シュールでラブコメなアニメランキング5位
徒然チルドレン(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (570)
2664人が棚に入れました
本作は、どこにでもいる様な、ごく普通の高校生たちが、
恋に燃えたり、揺れたり、悩んだり、
笑ったり、泣いたり、傷ついたり、
うまくいったり、いかなかったりしながらも、
かけがえのない青春の日々を過ごしていく様子を描いた、青春群像劇です。
主人公は、登場人物全員。
あなたもきっと、誰かの気持ちに乗っかれるはず。

声優・キャラクター
石川界人、水瀬いのり、前野智昭、小倉唯、小野賢章、佐倉綾音、熊谷健太郎、三宅晴佳、花澤香菜、天崎滉平、戸松遥、浪川大輔
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

笑えて萌えてニヤけて感動して、リア充爆発しろを楽しむ、幕の内弁当風ラブコメw

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
いや~、楽しい! 恋愛系のショートアニメではトップレベルに好き!

ショートアニメなのに、更に分割しているオムニバス形式で、様々なカップルが登場します(15分で4エピソード)。それが、カップルによってラブコメだったり純愛だったり片想いだったりギャグだったりするので、飽きがこないところが良かったです♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これは、好きなキャラではなく、好きなカップルで語るアニメかな~と♪

ということで、個人的に好きなカップルは、


1位 赤木正文×梶亮子
肉食系生徒会長(男)と純情ヤンキー(女)という異色の組み合わせ。見所は梶さんの萌え度の高さ。「だがしかし」の「サヤ師」を思わせます。梶さんは、個人で見ても成長しましたね(テストのくだりとか)。ドSと、実はドMな感じが良かったです!

2位 内村千秋×飯島香奈
一番コメディ色の強い夫婦漫才カップル。4話の「もののけ姫」ネタは笑ったw ジブリに怒られるぞ(笑) 剛田&上根を実況中継してる回も好きだw なんだかんだ、安定感があった。最終話も良かった。こいつら、結婚するなw

3位 古屋純×皆川由紀×古屋ほたる
ドSの由紀にからかわれ続ける兄妹。ここはむしろ、由紀とほたるの掛け合いというか、あしらわれている ほたるが面白いw フレーフレーお兄ちゃん!(相手をフレと、頑張れのダジャレ)は、笑ったw

4位 菅原卓郎×高野千鶴
なんか、一番普通っぽいカップル。高野(ちーちゃん)のイマイチ自分に自信がない感じは良いね。最終話、積極的になる高野に萌え。なんか、応援したくなるカップルでした。

5位 香取慎一×細川数子
No.1ギャグカップル。香取先輩の言動は、ほぼ,NON STYLEの井上さんw イチャラブ系のカップルが多い中での清涼剤的というか、彼らが出てくると、不思議とほっとする(笑)

6位
加賀優樹×七瀬薫
お隣同士の幼馴染カップル。キスシーンの後に、家の用事で訪問するのには萌えたw もっともっと観たかったカップル。

7位
山根隆夫×栗原ちよ
オタク男子と美少女という妄想の産物カップル。二人の恋路よりも、山根と本山の友情、というか本山君の男前さが際立ったw

8位
高瀬春彦×神田沙希
勘違い&すれ違いカップル。アンジャッシュさんのすれ違いコントみたい。心理戦だね。

9位
剛田武×上根綾香
湯川ひでき×笹原さつき
天文部カップル。付き合うきっかけになるシーンは良かった。後輩君との絡み含め、この四人でアニメ1本作れる。もっと観たかった。

10位
No.1いちゃラブカップル。おしとやかそうに見えて積極的な上根と、武骨ながらも優しい剛田にニヤニヤできるか。むしろ、女子らしい女子の上根に萌えられるかがポイント。


原作未読ですが、Wikiなんかを観ると、まだまだカップルはいるみたいですね。正直、全然物足りないですw (もっと観たい!)

色んなカップルの結末までちゃんと観たい。2期があれば、と言わず、4期くらいまで観たいって思いました。ショートだし、この構成なら飽きずに観られそうだし♪ 期待してます!
{/netabare}

【余談~ タイトルを直訳するとw ~】
{netabare}
にしても、「徒然チルドレン」を直訳すると、「やることがなくてヒマな子供達」ですね。ヒマだから恋愛しているという意味ですか(笑)?

いや、勿論「もの思いにふける」「しんみりして寂しい」「なるがままに」という訳もあり、そっちで使っているのは分かりますけどw 「徒然」というと一般的に「徒然草」を思い浮かべるわけで、じゃあ、「やることがなくてヒマな」と訳されちゃってもしょうがないっすよw
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
生徒会長とタバコヤンキーの話は良かったな~。

2話目
妹の、「フレーフレー」は笑ったw

3話目
幼馴染漫才、楽しいw 続いてドツキ漫才w

4話目
ジブリに怒られるぞ(笑)

5話目
なんかエピソードとも純愛ニヤニヤ系だね。幼馴染も登場。

6話目
このカップル好き♪ ヤンキーなのに可愛いw このカップルも好き♪ 夫婦漫才w 本山くん、超格好良いわ(笑) 香取先輩もバカで良いわw

7話目
この三角関係も笑えるよねw んで、一番の純愛カップルか。ここは微妙。すれ違いカップル。

8話目
微笑ましさNo.1のカップルやね。言い換えれば、リア充爆発しろNo.1カップルw ヒーローインタビュー風のいちゃつきw 外した~オチ(笑) マジバカップルw 相変わらずのドS(笑) 香取先輩、No.1ギャグ要員w イチャラブ三連発の後に、落ち着くわ~w

9話目
ドリフのコントかいw この二人はなんとなく、普通だよねw 色々考えすぎのすれ違いカップル。

10話目
本山君、格好良すぎw 実況中継w 酔った勢いでマジ切れ。そりゃそうだ。

11話目
女子会、珍しいパターン。まあ、ビリギャルもいるけど、あれ、あくまで進学校の学内偏差値30なだけで、普通の奴よりずっと頭良い子だしね、もともと。しかも、英語と小論文の2教科入試だから、英語が苦手じゃないなら、短期間でも受かる可能性あるし。

12話目
ファイヤーショット、何歳まで通じるかな(笑) 次はカミソリシュートかw ラストは、まあ良いところに落としたかな、感動系で。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 29
ネタバレ

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

十組十色の恋模様のエッセンスがぎっしり♡

15分×12話、実質はオープニングを除くと本編11分30秒×12回のショートアニメに、
10組弱のカップルのエピソードがぎっちり詰まった、{netabare}楽しいラブコメ作品です。
放送時にリアタイ視聴してましたけど、あらためてリピートしてみたら、
138分の作品の中で、合計45話のエピソードが目まぐるしく、
でも不思議とスピーディな感じも無く丁寧な感じに展開されています。
こんなにお花畑な高校があったら、きっとその他のモブ系生徒は堪らないよね~ってところも、実はしっかり押さえてたりで、
あらためて視聴してみて、「上手いこと作られているなあ」って感心してしまいました。


ショートアニメって、30分の作品より一格下に見られ勝ちだけど、
声優さんも、石川界人さん、水瀬いのりさん、前野智昭さん、小倉唯さん、小野賢章さん、佐倉綾音さん、花澤香菜さん、戸松遥さん、鬼頭明里さん、浪川大輔さん、下野紘さん、加隈亜衣さんなど、そうそうたる顔ぶれ!
各回、基本4話、たまに3話のエピソードで構成されていて、
最終回の「球技大会」、「夏が始まる」だけは、ほぼオールキャストの特別回だけど、
他の43話には高校生の恋愛事情のエッセンスがたっぷりですw

作品上では高瀬君と神田さん、菅原君と高野さんの2組のカップルがスタンダードで、
仲良し男女が彼氏彼女に、すんなりと、なれるかなれないかのムズムズと、
恋にまだ無自覚、というか未発展な女子とその子に恋しちゃってる男子のムズムズを、
外野から、ニマニマしながらその恋の顛末を楽しむ感じ。
高瀬君と神田さんのエピソードは、1話「告白」、5話「Re:」、7話「アドバイス」、9話「ふりだし」、11話「テスト」で、
菅原君と高野さんのエピソードは、2話「雨」、3話「掃除当番」、4話「君は輝いている」、7話「全部熱のせい」、9話「視線」、12話「夏が始まる」で、
それぞれ、実は意外なほど、丁寧に描かれています。
2組とも、「こんな高校生カップル、あるよねえ」って感じの等身大の感じが親近感♡
それから、剛田君と上根さんのカップル!
恋にすこしずつ慣れて行って、最後はいちゃいちゃしまくりな、運動部で武骨で硬派の剛田君と、おとなしい感じのキャラなのに積極的になっちゃう上根さん。
あるよね~こういうの!

で、そのほかのカップルについては、
ちょっとリアルではそんなの無いよねって感じではあるんですが・・・

エピソード1回で完結する、1話の「スピカ」、卒業を控えている天文部の湯川部長と後輩の笹原さんだけは、1話でめでたくハッピーリタイアするのですが、
号泣しながら心を通わせる笹原さんが可愛くて。そのうえ、このカップルはこれっきりなんだけど、新年度に笹原さんが天文部の部長として、
2話&5話に再登場して、アクシデント(笑)で幼なじみの加賀君と七瀬さんのキューピッドになっちゃうのも可笑しくて。

カップル模様としては、西川さんと古屋君。
西川さんが「高木さん」の原型みたいな「からかいキャラ」なんだけど、
「恋」に全振りした「からかい」なんで、
もう観てて楽しくて楽しくて。
こういうキャラを演じるときの花澤さんは、本当ツボにはまります!
今回リピートしてみたのも、実は「久保さんは僕を許さない」視聴の流れでまた観たくなってだったし。
とくに、古屋君の妹「ほたるちゃん」出て来てからの絡み、大爆笑wwww

千秋君と香奈ちゃんの至近距離恋愛カップルも、こんなのないよ~!って思いながら、笑って観ちゃうのは、鬼頭さんのCVあればこそって感じでww
「小僧。怖いのか!」「ならば来い!その首嚙み千切ってくれるわ」とか、たまりませんw

リアルじゃなくても恋は見ていて面白いっていう2組でした。

絶対あり得ない!って感じなのが、
生徒会長と梶さん。
本当はもともと不良な訳じゃないけど、
落ちこぼれて、ヤンキーの振りしちゃって、孤立している女子。
こんな子にとっては、生徒会長との、こういう出会いと進展って、
女の子の思い描く、ちょっとイジワルな理想の王子様像なんじゃないかな?

ただのコメディ要員なはずの香取先輩が、松浦さんや細川さんとギャグやるだけじゃなくて、高瀬君の背中を押したり、生徒会長と絡んだり、意外と活躍しているのも素敵だし。
やはりモブに過ぎないはずの本山君が、自称不細工な山根君と栗原さんに、すごく気遣いと思いやりのある振る舞いしてくれているのが素敵だったり。

こうして思い返すと、ビックリするぐらいゴチャゴチャ(笑)と、
花びら舞いまくる恋模様満載なのに、
観ている時に、きれいにまとまって見えるのが不思議。

きっとシリーズ構成とか、いろいろ考えられて、よく練られての
こういう出来上がりなのかな?

カップル1組あたり、平均では15分もかけられていないのに、
なんだか{/netabare}濃密なラブストーリーを鑑賞したみたいな気分にさせてくれる、
お勧めラブコメ作品です(^^♪

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

徒然なるままに 高校生男女のよしなし事を そこはかとなくアニメにすれば 恥ずかしうこそものぐるほしけれ

徒然草風レビュー!
各カップルを発熱順にランキングしてみた。

まず第一位は!「ピュアな想い、それが恋だよ」
<高野と菅原君>
{netabare}感情が平坦な高野は恋愛がわからない。
自信がなく、思い込みも激しい。
そんな高野のことが好きな菅原君。
自分の気持ちが旨く伝わらない。
鈍感な高野、菅原君の気持ちに気づけ!

何度か菅原君と触れ合っていくにつれ、気になる存在に。
なにやらボーっとする高野。
胸が苦しく、風邪と勘違い。
水泳の授業中、互いに目が合う。
ホント、微妙な距離感。
そして、「見てたのは、高野だよ」って。
「えっ」ドキドキの高野。
それが恋って言うんだよ高野!

「菅原君は海に行かないの?」
「菅原君がいないと楽しくないと思う。」
「じゃ、水着買わなくちゃ。」
・・・そして夏が始まる。{/netabare}

次点第二位は・・・「実直男と遠慮女のたどたどしい恋」
<上根と剛田君>
{netabare}硬派実直鈍感の剛田君。
剛田君を陰ながら想う、恥ずかしがり屋の上根。
でも何この展開!
付き合うことに。

付き合ってもぎこちなく。
剛田君の気持ちがわからない上根。
そんな時はスキンシップ。
と突然のキス。
初キスでむせた上根はキスをやり直したい。
再びの公園。
寄りかかる上根。
ついに膝枕。
思わず寝る剛田君。
あやうく・・・
もうどうにでもしてくれ!お幸せに!{/netabare}

第三位はというと、「親友カップルのすれ違い」
<千秋と香奈>
{netabare}友達関係からなかなか脱却できない関係。
つきあっているけど、会話がついついコント。

ある日の千秋の部屋での出来事。
残念!母親が邪魔に入る。
土手でもふざけているうちに変な雰囲気に。
それでもふざけるちあき。
で、またチュー未遂。
サッカーキスにトライ
なかなかゴールにちかづけない。
そして、はずした。
またまた千秋の家。
誰もいない。
酔った勢いで千秋がついにキス。

女心がわからない千秋。
怒る香奈。
スマホポチャッと事件でまたまたすれ違う。
下駄箱で再びの告白。
涙、だー。{/netabare}

第四位の発表。「すべてをお見通し、生徒会長編」
<生徒会長赤木と梶さん>
{netabare}一見真面目な生徒会長、自信満々でグイグイ来る。
不良の梶さんは虚勢を張りつつ純情。
生徒会長に完全に翻弄されている。

生徒会長の確信ボケにツッコム梶さんがかわいい!
けんか腰梶さんの上を行く生徒会長。
すべてお見通しの生徒会長はストレートだ。
勉強するって、キス。
切れる梶さん、正直な生徒会長
「じゃ私のいい所は・・・」
「すべてが好きだよ」
真っ赤っか梶さん。

梶さんの決断は、生徒会長と同じ大学に・・・
勉強する梶さん。
人の優しさが身に染みる梶さん。
感動のラスト・・・{/netabare}

第五位はなんと・・・「すべてをお見通し、皆川さん編」
<皆川さんと古屋君>
{netabare}皆川さんがナチュラルで大胆、好きだとついついからかっちゃうタイプ。
それに翻弄される古屋君はおどおど。

ブラコンほたる登場、そして発狂。
それでも余裕しゃくしゃくの皆川さん。
ああ哀れ古屋兄!

返事をしたい古屋君。
すべてをお見通しの皆川さん、なかなかの策士。
にんまり皆川さんがかわいい!

ほたるライン乗っ取り事件発生。
でも皆川さんはお見通し、ほたるが返り討ちに。
ほたる「そーゆーことかー、うあああああ」
ああ哀れ古屋兄妹!

そんなある日、「好きっ」って皆川さん。
翻弄される古屋君。
そして、キス?
やっぱり翻弄。
小悪魔だぁ!皆川 由紀。{/netabare}

第六位。「メールでの告白はやめましょう。」
<高瀬と神田>
{netabare}メールで告白。
タイミング悪!
えーーーーーー

その後、学校で気まずい雰囲気に
それが1か月も続く。
お互い好きなのに、すれ違う。
やっぱりタイミング悪!{/netabare}

そして、ラスト第七位は「ぶ男物語」
<栗原さんと山根 WITH本山君>
{netabare}助けた栗原さんに誘われデートへ。
テンパル山根、目がまん丸。

ぶ男本山君登場
親友山根に映画の先約を譲る本山君。
本山君の優しさに山根事実を告白。
ぶ男同盟解除も本山君は全力で応援する。
本山君の男気が眩しい!{/netabare}

番外編。「神出鬼没。恋愛マスター香取先輩」
{netabare}香取先輩はめんどくさい性格、そして神出鬼没。
トイレに出現、木の上から登場、あなたは忍者ですか。

気障が代名詞の恋愛マスター香取先輩。
女の子に「子ネコちゃん」って
「ウィー」って、「やけどするよ」って。

傷つき倒れる香取先輩。
追われている?香取先輩。
再び「子ネコちゃん」って、「ふふっ」って。
残像攻撃って?
なんだこのコントは!{/netabare}


恋に落ちると自分ではどうすることもできない。
だからこそ、様々なドラマが生じるのだ。
そして、喜怒哀楽を内に秘め、知らず知らず自分が変わっていく。
好きだなあ、このアニメ。
青春を感じる。
2期よ来い、そして夏よ始まれ! 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31

61.9 6 シュールでラブコメなアニメランキング6位
境界のRINNE(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (361)
1769人が棚に入れました
同じ高校に通う死神少年・六道りんねと、幽霊が見える少女・真宮桜。
りんねは、学校中から寄せられる霊の悩みを解決し、その依頼料のおさい銭で生活するのだが、とある事情でとても貧乏!
除霊グッズも買えずに桜に借金する始末。お互い気になるのに進展しない2人の関係はどうなる!?そしてりんねの宿敵とは?
りんねと桜、契約黒猫の六文など、個性豊かな仲間たちよる、霊界をも巻き込んだ奇想天外な放課後が始まる!

声優・キャラクター
石川界人、井上麻里奈、生天目仁美、木村良平、柿原徹也、徳井青空、洲崎綾、坪井智浩、ゆきのさつき、山口勝平、玄田哲章

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

原作は2009年から連載を開始してまだ連載中の長寿作品・・・先が楽しみです♪

この作品の原作は未読ですが、高橋留美子先生は良く存じ上げています。
『めぞん一刻』『うる星やつら』『らんま1/2』という作品名は、私と同年代の方は一度は耳にした事があるかと思います。
私にとって久々の「るーみっくわーるど」作品という事で視聴を楽しみにしていました^^

この物語の主人公は、高校1年生の六道 りんね。彼は学業の傍らで黄泉の羽織を纏い死者の魂を輪廻の輪に乗せる死神の仕事をしています。
死神の仕事は文字にすると上記のような感じですが手段は人それぞれで、りんねは魂がこの世の未練をなくし、自らの意志で転生させる事に注力するという、労力の必要な手段ですが誰も傷つける事なく穏便に解決できる方法を模索する心優しい一面を持っています。

そもそも彼が死神の仕事をしているのは、名誉死神である祖母から隔世遺伝で受け継いだ能力がある事も理由の一つだと思いますが、最大の理由は貧乏だから・・・が一番大きなウェイトを占めていると思います。
なにせ貧乏すぎて学校指定の制服も買えないほどなんです^^;
彼がどうしてそこまで貧乏になったか・・・それは是非本編でご確認下さい。

そんなりんねの金銭的サポーターがヒロインでクラスメイトの真宮 桜です。
飄々としていますが、可愛らしくてスタイル抜群なおさげの似合う女の子です。
彼女は幼少の頃の体験で霊が見える体質になってしまい、それがきっかけでりんねをサポートしているのですが、困っている人や霊を放っておけない優しい性格による後押しが功を奏する事も多く、りんねもだいぶ救われていることと思います。

そんな2人ですが、お互いに恋愛面に関してはウブというか鈍感というか・・・^^;
物語の序盤では決して見られなかった表情や言動が、回を重ねるごとに少しずつですが変化しているように感じられます。
これからどのように変化していくのか、先行きがとても楽しみです^^

ですが、物事はそんな都合よく簡単には進みません。
2人の間に割って入ろうとする人物がちゃんと存在するんですよね^^;
りんねに関しては貧乏を除けば外見は悪くありませんし、桜さんだって美人さんです。
普通にライバルが現れてもおかしく無いと思います。

そんな2人のライバルが、お祓い屋の十文字 翼と死神の鳳(あげは)です。
こちらの2人は思い込んだら突っ走る・・・良く言えば積極的なタイプなので、りんねや桜とは真逆の性格なのですが、みんなのアンバランスさが逆に丁度良い関係を保っている理由になっているように思います。

十文字は性格・根性が極めて打算的なのでいかがなものかと思いますが、鳳ちゃんの一途さは嫌いじゃありません。彼女も彼女なりに自分の思い描く幸福像を胸に行動するのですが、打算というレベルには程遠いんですよね^^;
それでも一生懸命さはちゃんと伝わってくるのが彼女の魅力なのかもしれません^^;

レビューでは主要キャラについて触れたのみとなりましたが、他にも味わい深いキャラが沢山登場します。決して大きな風呂敷を広げている訳ではありませんが、物語がしっかりと纏まっているので見易く時にクスッと笑える面白さ有りと、流石高橋留美子先生・・・と思える作品なのではないでしょうか^^

それと高橋先生の作品で一貫しているのが、どこかに飛ばされたり殴られたときに見せる中指と薬指を織り込む手の形を見た時、思わず懐かしさを感じてしまいました^^;

オープニングテーマは、KEYTALKさんの「桜花爛漫」とパスピエさんの「裏の裏」
エンディングテーマは、パスピエさんの「トキノワ」とくるりさんの「ふたつの世界」
パスピエさんの「裏の裏」を練習中です。今度カラオケに行く機会があったら是非チャレンジしてみたい歌です^^;

2クール25話の作品でした。久々に「るーみっくわーるど」を堪能させて貰いました。
25話で見せてくれた桜の笑顔が脳裏に焼き付いて、「えっ。これで終わっちゃうの?」と思ったら百葉箱にNHKから手紙が入っていたのにはビックリでした^^;
内容は第2シリーズが16年春に放送されるとの事・・・百用箱でお知らせなんてNHKも粋な事しますよね^^
来年の春を楽しみにしています^^

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
ネタバレ

コエンマ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

タイトルなし

オープニング:KEYTALK『桜花爛漫』
エンディング:パスピエ『トキノワ』
オープニング2:パスピエ『裏の裏』
エンディング2:くるり『ふたつの世界』

原作:高橋留美子

石川界人:六道りんね
井上麻里奈:真宮桜
生天目仁美:六文
木村良平:十文字翼
村川梨衣:鳳
雪野五月:魂子(りんねの祖母)
玄田哲章:ナレーション

3話
黒猫の六文(ロクモン)気に入った!顔が人間やん。
りんねに空高く蹴られたのに、何気に桜の隣いてる
ww
六文、魂子による笑顔の解雇通告・・笑えない。
それで、りんねの所に来たのね。。。

4話
{netabare}十文字翼という人物登場。
転々と引っ越ししていたらしい。真宮桜とクラスメイトに。桜の友人(ミホ)に臼井(幽霊?)が生きてた時、好きだったみたいで裏返した黄泉の羽織を着て実体化した。それでダブルデートをミホが持ちかけて、なんやかんやで遊園地に6人!臼井君は満足して成仏した感じです。{/netabare}

5話
トイレの花子さん
{netabare}教室の多数の手形の仕業は少女。それはトイレの花子さん。5年前に十文字のせいでトイレを追い出され、仕返しをしようとしている。
力のない花子にバカでかい(10万円賞金の悪霊のトイチ)のが力を与えていた。後からりんねが花子に力をもらい続ければ、花子はトイチに最後は吸収されると伝える。
六文が持って来た死神のカマをりんねが受け取り分裂した悪霊を攻撃。突然悪霊トイチは花子に向かっていき、十文字が本のカドで攻撃、その隙にりんねが全部の悪霊(トイチ)を死神のカマで成仏させた。

十文字は5年前の事を反省し花子に謝る{/netabare}

6話
{netabare}祠の中に子供達の声が!その声を聞いた桜はりんねの所へ。りんねの所には依頼人(猫田タロー)が。小学生の弟(ひろし)が猫のように変わり果てた件。猫田の家まで行き弟に会うが本人ではないと、りんねが見破り、逃げようとする化け猫を死神のカマで狙うが地面に当たり折れる。
猫田母から行方不明の子供の話を聞き、祠の声が結び付くと気付いた。
十文字は家まで行きタイチに会うが、それも本人ではない。その正体は猫田弟が祠の戸を開けたのがキッカケで封印が解けた化け猫達だったのだ!
ネコミミだまし神によって、不意討ちを狙って、六道と化け猫達は祠に入れられる、が、十文字が祠を破壊し、解放!ナイス、サポート!!
実はネコミミだまし神が子供を騙し、祠の扉を開かせたのである。
戦いに戻そう、出前で大トロ寿司(3万円)頼んだ十文字を化け猫達は食い付き、聖灰?にマタタビ入りのを浴びせるように化け猫に当てる。マタタビは猫の好物らしい。それに満足し成仏しました。
ネコミミだまし猫の仲間、社長と秘書登場。
最後の小学生のお礼千円の四人の反応が面白い。他にも面白いとこありましたが{/netabare}

7話
{netabare}バイクで彼女を迎えに行く途中事故して亡くなった話を友人から聞く桜。その時、幽霊のその人らしき人が、その隣にも誰かが。
りんねに手紙の依頼で、屋上に。同じようにきた男女二人。流れで事故にあった男性(レイジ)が入院してる所に4人が来た。
れいじは男女二人(スズとトモヤ)が出来ていると思い、妬いていた。それを裏で利用していたのが魔狭人。小学生の時、りんねにあって邪魔されたことに恨みが。
レイジをなんとかしないと!六文やっと、出てきた。
学校で暴れたれいじは彼女に嫌われ、泣きながら逃げ出す。レイジが無気力になっている間に魂をビンに入れる魔狭人。地獄へ行こうとして、りんねが追いかける{/netabare}

もう何話抜けたか・・・
りんねの父親も登場し、色々あっての『くどい』の話。

『くどい』の次
お化け屋敷と、水着アイドルは霊
りんねはまだ桜に誤解をとけず

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3
ネタバレ

Baal さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

くるくるくる回る輪廻の輪

高橋留美子による漫画を原作とする作品です。全25話

原作未読


女子高生の真宮桜は幼い頃に神隠しに会い、あの世でもこの世

でもない境界に迷い込んでしまう。その時は知らないおばさん

に助けられたのだがその出来事以降霊が見える体質になってし

まう。ずっと登校してないクラスメイトで隣の席の六道りんね

がある日変な格好で登校してきたと思った真宮桜であったが

その姿は他のクラスメイトたちには見えてはおらず、まさかの

幽霊!?と思うのだった・・・


最初から最後まで安定した形を保って第一期を終えたという様

に思いました。勢いとか山あり谷ありというのを強く感じなか

ったので話数がすぎるにつれてなんとなくブレーキがかかって

いるようにだんだん普通になっていく感じでした。

昔のように長い話数で組んでいくのならこの作品のコメディ風

の部分を活かしてこのような展開がいいと思うのですが(あまり

昔の50話とかいうのは見たことはありませんが・・・

私はハチャメチャだろうが多少矛盾してようがもっと上がったり

下がったりしてる方が楽しめるので前述のように感じてしまった

のかなと思います。


でもじゃあ平坦な右肩下がりなのかというとそういうわけでもな

く後半にもいくつか面白い話はありました。それが前半の面白さ

に匹敵するかというとそうでもないという感じです。


そんな風に思うのも私としては主題歌(特にOP)が変わってしま

ったのが結構影響してしまったのだろうと思っています。

NHKの作品だったのでOPは変わらないだろうと思っていましたし

前半クールのOP「桜花爛漫」も自分の中ではかなり高評価だった

のでこれで変わらないなら多少物語の面白さが薄れて来ても・・・

と思っていたわけです。そのタイミングで変わってしまった時の

衝撃は結構なものでしたw どんな作品でも変わってしまった時

は驚くし違和感も感じます。毎回OPED飛ばさずに見ているわけで

すから。それに残り2~3話になれば慣れても来ました。

ですがあらすじを書くのに一話を見返して見たときのOPを聞いた

その瞬間に一気に前クールの感覚に戻されたのでやっぱこっちじゃ

ないとと思いました。

私自身の感覚としてOPEDはかなりの比重を持っていてその上で

今回このように感じてしまった個人的な原因なのかなと思ってい

るという次第です。

あと主題歌が変わった時に映像がほぼ変わっていなかったのも

あるのかなと思います。(お金の所は除いて)

桜さんがお金を貸すところで数話進むにつれて金額が変わっていく

演出は良かったと思います。

{netabare}それを最後まで続けるなら曲も変えるなよと後半で変化した時

には強く思ったものですw{/netabare}


全体として思うのは高橋留美子さん作品が合う人には合っている

のかなぁということです。自分にはあまり合っているとは思わな

かったし、そもそもこの人の他の作品を見たことがないのでどう

なのだろうという感じです。

大きな起伏もなく(設定、作り等から考えてもあまり突拍子もない

のがあるとは思えないが)安定と言えばそうなるし、自身としては

後半飽きが出てきたのか面白さが減少していたように感じました。

◆個人的点数評価 74.013点

投稿 : 2024/11/02
♥ : 23

71.2 7 シュールでラブコメなアニメランキング7位
うる星やつら(TVアニメ動画)

1981年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (305)
1538人が棚に入れました
世にラプコメブームを巻き起こした高橋留美子の代表作を、押井守ら才気ほとばしる若手スタッフが自由闊達に映像化。地球をかけた鬼ごっこに勝利したものの、勘違いから異星人の娘ラムにベタ惚れされてしまった好色少年・諸星あたる。やきもち焼きのラムが発する電撃にもめげず、目の前に現れた美女にしつこくアタックを繰り返すあたるだが、じょじょにふたりの気持ちは近づいてきて?

声優・キャラクター
平野文、古川登志夫、島津冴子、杉山佳寿子、永井一郎、鷲尾真知子、神谷明、小宮和枝

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

あんまりソワソワしないで♫

アニメーション制作:スタジオぴえろ、スタジオディーン
1981年10月 - 1986年3月に放映されたTVアニメ。

高橋留美子先生の初アニメ化であり、スラップスティックコメディとして名高い作品。
観たことが無くても名前だけはご存知の方は多いと思います。

宇宙一の浮気者、『世界中の可愛い子ちゃんは俺のものじゃ!』諸星あたるくん。
『浮気は許さない!電撃でお仕置きだっちゃ!』鬼娘の宇宙人ラムちゃん。
この2人を中心とした、SF・ファンタジー・幽霊・不条理・日常なんでもありの学園ラブコメです。

今のラノベやアニメに多大な影響を与えているエポックメイキング的な作品と言っても過言はないですね。

とりあえず、思ったこと!

・物語の評価
 1回の放送で2話構成の頃は軽妙なテンポで、ちょうど良い長さでした。
 初代監督の押井守は最初の頃は原作ファンに叩かれながらも真面目にやってましたけど、
 2年目には、独自色を出そうとして原作を軽視した感じでしたね。
 そこがウケたりしてたんですけど、局プロに呼び出されて大説教されたり、
 いろいろ大変だったらしいです。
 自分の趣味で面白くもない立ち食いそばの話をオリジナルでやったり、
 原作にあった高校ミスコンの話がアニメオリジナルの選挙話に内容が差し替えられたり、
 当時にネットがあったら賛否両論で炎上スレスレだったと思われます。
 ただ、このフリーダムさが押井時代の魅力だったのかもしれません。

 第123話 「大金庫!決死のサバイバル!!」
 第124話 「マル秘作戦・女湯をのぞけ!」
 原作にない話でもこの2本は珠玉ですけどね!

 でもやっぱり一番素晴らしいのは、第067話「君去りし後」
 これを観れば分かる通り、原作を大事にして良い話も作れるのに、
 独自の路線を追い求めたくなるのは作家性の悪癖なのでしょうかねえ?

 3年目の春の放映から製作がスタジオぴえろからディーンに変更。
 監督も、やまざきかずおに交代。
 実はこの人、作画監督&演出家としては評価されてたのですが、
 お笑いの才能がないのですよね!交代直後は頑張ってたのですが、
 原作準拠 &各話スタッフに丸投げ &お話のテンポがトロすぎる
 笑えない、うる星やつらに変わり果ててしまった感じです。
 時期や話によってストーリーの面白さの差が大きいので点数をつけにくいですね。

・作画の評価
 押井監督の時は、タツノコプロっぽさが残る当時のTVアニメの標準って感じで今の人には物足りないかも?
 やまざき監督の時は、当時の萌えアニメの最先端作画ってかんじですね!今見ると流石に古いですけど。
 
・声優の評価
 これは文句なしでしょう!
 平野文、古川登志夫、島津冴子、神谷明、杉山佳寿子、永井一郎、田中真弓、千葉繁 etc.
 今見ると超豪華メンバーですね。

・音楽の評価
 押井時代は、OP/EDがアニソンとして珠玉ですね。
 『ラムのラブソング』『宇宙は大ヘンだ!』『心細いな!』『星空サイクリング』
 『I,I,You&愛』『Dancing Star』『夢はLove me more』
 やまざき時代。
 『パジャマ・じゃまだ!』『CHANCE ON LOVE』『OPEN INVITATION』
 などは良かったですが、
 全部英語のOP/EDとかもあって、そこは趣味じゃなかったような!
 作中のBGMは、風戸慎介、安西史孝、西村コージ、星勝、ミッキー吉野
 と5人も担当しており、良かったと思います。

・キャラの評価
 昭和50年代当時にラムちゃんを作った高橋留美子先生は、天才だと思います!
 『うちのお腹の中にはダーリンの子供がいるっちゃ~!!』(狂言)とか凄いです。
 実のところ原作の高橋留美子は女が精神的に強くて男が弱い作風。
 対して初代監督の押井氏は女心がわからない人(ラムを理解できないと言ってました)
 異なる個性がぶつかってその結果アニメがヒットしたのかもしれませんね。
 (結果、作風とやりたいことの違いで監督降板になってしまいましたが)
 ただ原作も後半はキャラが淡白で小綺麗になってしまったのが残念といえば残念。
 やまざき時代にアニメのパワーが右肩下がりに落ちていったのも原作に起因してるのかも。 

 アニメ版うる星やつらを象徴する存在として、
 原作初期で早々と消えたもののアニメでは個性が肉付けされ、
 半ばオリキャラ化して最後まで残ったあたるの友人・メガネの存在は欠かせないでしょう。
 性格は、監督・押井守+声優・千葉繁のキメラみたいなもので、
 そう言うだけで、どれだけ濃いキャラか想像がつくかと!
 酸欠を引き起こしそうなほどの千葉繁の怪演が凄いですね。
 押井節はモラトリアム全開で、あんまり好きじゃないですけどねw

  
アニメ版うる星やつらは、作画監督によって人物の顔が違ってたりしていますし、
スタッフによってやりたいことが結構バラバラなんですが、
全部包み込んでしまう懐の深さが原作にあったかな?と思われますね。

と、いろいろ比較的好意的に書きましたが、
『ちゅど~ん』『だっつーの』など今の時代に、うる星のノリが合わない人が多くても仕方無いです。
後期なんて尺の長さとか会話のテンポとか今の自分には合いませんでしたし、アクビの出るアニメでしたし。

アニメの歴史を語る上での過去の作品として思い出にした方が良いのかもしれませんね。
2010年?の障害物水泳大会を観て苦しい物を感じましたしね(苦笑

これにて感想を終わります。読んで下さいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 88

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

昭和アニメは今見るのは辛いし、ラムは言うほどエロくはないです。

 リメイク前にオリジナルについて。かなり以前、初めの数話と飛ばし飛ばしチェックを入れたことがあります。それなりの本数は見ていると思いますが、100話以上ありますから、まったく網羅は出来ていません。コミックは通しで読んでいます。

 本作については、当時としては画期的だったとは思います。なにせ1981年、82年あたりですと、年間のアニメ制作本数は40本ちょっと。しかも男の子向け、女の子向けのアニメが明確に分かれていて、アニメは中学生で卒業の時代です。

 テレビに関しては娯楽といえばそれしかない。家庭用ビデオの普及率が数%~10%で、TVの前で毎週楽しみにその場限りで楽しみ、後は学校で友人と語るしかない時代です。バブル前の昭和ですからコミックスの保有数だって小中学生ではそんなに多くないと思います。

 いろんなところで見聞きする本作の評価については、思い出補正で高く評価はされる可能性を十分を考慮したほうが良さそうです。当時のアニメのラインナップをウィキ等で確認すればその貧弱さに驚きますし、多くのアニメが今でも名前に上がるのは、ほぼ洗脳状態で男の子、女の子がそれぞれ同じアニメを見ていたのでしょう。

 で、本作は半裸の美少女、緑の髪の宇宙人が仙台弁で空を飛び回るのですから、人気はでるでしょう。古のグラビアアイドル、アグネス=ラムさんを意識されたのでしょう。色気を全面に押し出しています。さぞ、当時の中学生は喜んだと思います。
 準レギュラーの宇宙人やゲストも色気をかなり意識しているデザインです。サブヒロインのしのぶは後にモブ化して、怪力設定になった気がします。

 また、演出もテンポも同時期のアニメのラインナップを見ると、突出していたと思います。話に起承転結もあるし、電撃のお約束もあります。


 で、感想です。たまに面白い話はありますが、数話見ていると飽きます。それは本作が1話完結で、ラム、あたるの関係以外は話に連続性がないからです。全部見ていないので面白い回を飛ばしている可能性は十分ありますが、少年向けなので、今更全部見るのは苦行です。
 
 映像的に優れているかといわれれば、今のアニメの方が格段に上です。作画も個性がですぎてラムの顔がいつも違います。

 話題になるラムの可愛さも時代性があるのでしょう。今見てもふーん、という感じです。素晴らしスタイルですが、性的な要素をほぼ感じません。少年向けマンガの文脈ですから、身体のラインに生々しさがない上に、胸揺れがないし、セーラー服のスカートも膝下でまったく色気はないです。新作のキービジュアルとオリジナルは似て非なるものです。絵に込められたマインドは特にエロスに関しては全然違うと思います。
(オリジナルのラムのプロポーションの脚の長さは非人間的でマンガ的表現の延長線上にある気がします。鎖骨や肩のライン、胸の膨らみにつながる感じ、肋骨やわき腹、太ももなどの身体のラインも人間のラインではなく記号化されています。
 対して新作のラムの身体は上半身下半身比率と、身体の輪郭線、鎖骨、肩、脇腹、お尻、太もものラインなどがリアル化している感じです。まだ、数カットしか見てないですが。もちろん新作の方が好みですが、顔はなんかのっぺり感が…)

 なにより作画が安定しないし、小さな瞳とかアイラインとか、今の萌えの文脈で記号化された絵に慣れていると、ラムの顔も記号的なので読み取り方が違うのでしょう、正直美少女に見えない場面の方が多いです。

 ラブコメも様式美化していますし、ギャグもそれぞれのキャラの持ちネタを披露しているだけです。面白いと思う回は、ゲストのユニークさに大きく依存します。たまにラムが真面目になったりする回もありますが、感情移入できてないとただ、さみしいだけ、という感じです。

 SF的な発想が秀逸かといえば、設定は宇宙侵略もののパロディです。パーツパーツではなにかいい物があるかもしれませんが、引用の気がします。最終回かその前あたりで街なかに現れる巨大映像ですね。これはすごかったと思います。のちのアニメに多大な影響を与えたシーンでしょう。痺れます。

 OPEDの曲はなかなかいい曲があります。が、初期のOP映像ですら流れ星の直線の作画とか怪しかったので、当時の技術の水準はそう高くはなかったのでしょう。

 ということで、本作は歴史的な作品ではありますが、今見るに値するかといえば、私の基準だとアニメ史の確認以上の意味はないと判断しています。映画版はいい意味でも悪い意味でも別モノなので同じ作品と考える必要はないと思います。

 なお、コミック版はサッと読めるし、演出もキャラも過剰ではないし引き延ばしもないので、私としてはコミック版を推します。30巻以上ありますが完読できましたし、古さは感じますが普通に面白かったです。


追記 ちょっと勘違い。完結編って映画だったですね。TV版ではなったです。が、映画の割に作画が残念でしたのでTV版と大差ないです。また、巨大ラムの映像はコミック版だけだったかなあ…?

 それとOVA版がいくつかあって、その作画はTV版よりはいい感じがします。ちょっとユーチューブで確認した感じですけど。
 特にOVA12は今の萌え系譜の萌芽がみられ、キャラデザはマンガ系からリアルよりになっています。なお、サンライズが制作にはいってましたね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

01oinaris さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

萌えアニメの原点!アニオタ文化の起点!押井守の出発点!

エポックメイキングな作品は概して、10年後20年後見返してみると古臭く、新鮮味にかけることが多い。
それはその作品を嚆矢とし、後の漫画家が感銘を受け、それをモデルにして新たな作品が生まれてきた証である。
結果、大元の作品はその新鮮さを失い、「既視感のある展開、ありきたりで面白みのかけるストーリー」となってしまう。
(ToLOVEる第一話と本作第一話の類似性にも着目されたし。)

うる星やつらは日本の漫画・アニメ界において、「萌え系」ジャンルの原点、すなわち視聴者が可愛い女の子キャラにのめり込む文化を作った作品であり、アニオタ文化発祥となった作品でもある。
(当時はオタクという言葉そのものが無かったが)
それまでのアニメが1主人公+1ヒロインが大半であったことを鑑みると、ラムちゃんを始めしのぶ、ランちゃん、弁天、お雪、さくら先生、クラマ姫(ちょっと出番少なめ)、竜之介と、ヒロインキャラを何人も生み出したのは画期的。
「見れば好みの女の子が必ず見つかる」とも評されたと聞く。
その意味ではハーレム系に近いが、ラム以外に主人公が全くモテないことから、厳密な意味でのハーレム系ではない。
(厳密にはハーレム系の元祖はらんま1/2;本作と同じ高橋留美子作)
本作はハーレム系の嚆矢…といったところか。

チーフディレクターは、当時30歳の奇才・押井守(途中降板してスタジオぴえろも退社)。
本作の成功を機に独立し、今や世界的な映画・アニメ映画監督となる。
本作は押井守の出発点でもある。
{netabare}
第一話からのおπポロリ、子どもに聞かせられない下ネタ(終わるまで向こう向いたるからさっさと済まし〜 なんや、おまえ女の扱いも知らんのか〜 byジャリテン)…etc
{/netabare}
時代背景を考慮しても、これを子ども向けアニメ番組として放送した英断に感心させられる。
(上層部の削除要請を押井が無視して押し通したとも聞く。)
PTAからはかなりのクレームが来たそうだが…

ストーリーは基本的に「おバカ男子と利口な女子が繰り広げるドタバタギャグラブコメ」。
本作の男キャラ(あたる・面堂・レイ・テン・メガネ・錯乱坊・竜之介父...etc)はみんなバカかスケベか変態か変人。
「おバカ男子に利口な女子が振り回されている」ように見せかけて、実際は「女子の掌で男子がうまく転がされている」ストーリー展開が多い。
とにかく女子キャラがかっこいい、男子キャラがバカでかっこ悪い。
このあたりは、少年誌に寄稿する女性漫画家ならではの作風だろう。
男性漫画家だと、どうしても男はカッコよく、女は可愛く描きたいものだ。
当時は、少年誌に女性漫画家が作品を出すのは異質であった。
それが当時の漫画・アニメの常識を破壊し、エポックメイキングな作品となった所以のひとつだろう。

OP/ED曲も秀逸。主題歌を「歌手」に歌わせたこと(ステファニーとか懐かしいよね…)、
数カ月ごとの短期で主題歌変更という冒険(今では当たり前のことですが…)、OP/ED/劇中歌をまとめたレコード(CD)の発売…
現在は普通なことも、当時は斬新だった。
ラムのラブソングとか、今でも口ずさめる、メロディーラインにインパクトがある名曲揃い。
(小生は「OPEN INVITATION」とか「殿方ごめん遊ばせ」がお気に入り)
また、全話コンプリートBOXセットの発売も本作が初の試み。
LD(レーザーディスク)で、価格は33万円!
(しかも即完売!ちなみに親戚の叔父が持ってましたが、箱に手を触れただけで大激怒されました…懐かしい思い出です。笑)

本作が放送されていた時代を(物心ついた頃ですが)生き、現場を(幼少期ながら)見てきた一人として、本作の時代背景を踏まえ、思い出補正+アニメ歴史補正値込みでの評価&感想になったことをご容赦いただきたい。
現代アニメを見慣れている若者にとっては、古臭くて視聴に耐えないだろう。
ただ、日本アニメ史の金字塔として、一度は見て欲しい作品。
現代の萌え系アニメが、いかに本作の影響を受けているかがわかって面白いですよ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

75.3 8 シュールでラブコメなアニメランキング8位
よふかしのうた(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (389)
1343人が棚に入れました
「初めて夜に、誰にも言わずに外に出た。」 女子がニガテな中学2年生の夜守コウはただ今、なんとなく不登校中。 さらには、夜に眠れない日々が続いている。 そんなある日、コウは初めて夜に、誰にも言わずに外に出た。 夜風が気持ちよく、どこまでも自由で、昼間とちがう世界。コウは夜に居場所を見つける。 そこに突如、謎の美少女・七草ナズナが現れる。 彼女は、夜の住人・吸血鬼。 コウに、夜の楽しさを教えてくれるナズナ。 「今日に満足できるまで、夜ふかししてみろよ。少年」 夜に、そしてナズナに魅了されていくコウは、彼女に頼み込む。 「俺を吸血鬼にしてください」 ナズナは吸血鬼になる条件を教える。照れながら。それは…… 「人が、吸血鬼に恋をすること!」 果たして恋を知らないコウは、ナズナと恋をして、晴れて吸血鬼になれるのか!? ふたりぼっちの、特別な「よふかし」が始まる__
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

他の吸血鬼がでてから急に面白くなくなりましたね。

1話 夜とは大人の世界。少年がどう成長するんでしょうか。期待枠です。

{netabare}  情報が無くても分かる「だがしかし」の作者の絵柄です。ということは、この作者の最大の特徴は「女性の内面は描けない」ということです。「だがしかし」でほたるはしゃべるだけしゃべりますが、結局内面を見せません。あのグルグルの目は、ほたるの時からおもっていましたが、内面がない非人間性なんだと思います。

 セックスの話は顔を赤らめないで、恋愛の話は恥ずかしい。14歳なのに女性がわからない、性に興味がない。非常に現代的ですね。これは痛い人には痛いと思います。世代が近い人からは共感を得るんでしょうか。
 ノイタミナ枠ですから、この辺りにテーマ性は見出せそうですね。夜の世界とはすなわち「大人の世界」のアナロジーです。新橋的な酔っ払いも出ていましたね。あのシーンがつまり自分たちは大人とは違う側にいるということでしょう。

 つまり、大人の世界を少年が知る話なんでしょう。吸血姫は成長はしません。「だがしかし」の結末は知りませんが、ほたる同様少年の前を通り過ぎるだけでしょう。ちょっとフリクリのハルコの雰囲気もありました。

 それにしてもいい夜空、背景でした。少年が見る夜の世界は不思議な色がついています。それは現実でもあり現実ではない世界で未知の世界ということでしょうか。空を飛ぶというのは飛翔でもあり、また地に足がつかない不安でもあります。

 ナズナさん、肉体はエロかったです。だけど、内面がないのでエロく感じない。それはあの瞳のせいなのか、言動のせいなのか。

 本作の結論がどうなるにせよ、いいところに目を付けましたね。令和の14歳はエヴァのシンジと違い、性に興味がもてない。自己肯定感がないのではなく、自分自身が理解できない感じです。さてどういう話になるか楽しみです。実は成長を否定したりして。それはそれで面白そうです。 {/netabare}



2話 吸血=〇ックス。EDに多分全部何かを込めている。

{netabare} まあ、セックスとか伏字にするようなものでもないですが、題名なので慎みました。

 あれ、化物語?という感じでスタートしました。ちょっとメタ的な虚構感を出したいんでしょうか。EDとか見るとそんな感じもあります。

 それは良いとして、なるほど吸血はセックスのアナロジーという感じなんですね。年上のビッチ女…というより食事のためなら「パパ活女」という感じでしょうか。いや、EDとかみるともっと直接ですね。風俗嬢的です。恋愛には照れてしまうという感情が非常に納得できます。

 私はどうも魅力的な売春婦キャラにメチャメチャ弱いので、ナズナさんが一気に気に入ってしまいました。照れると急にナズナさんがエロく見えるのが不思議です。

 EDはすごかったですね。ちょっと信じられないくらいのクオリティでした。美術面でもそうですけど、テーマ性がフルフルで込められている感じです。
 EDではナズナのエロをあえて強調しています。「泡」はソープ嬢的ともいえるし、直接そうでなくてもそういった場面を連想させます。ナズナの本来の生き方を表しているのでしょう。ペットボトルやグラスが溢れでていましたね。露骨なアナロジーですね。

 レモンは何でしょうね。甘酸っぱさの象徴でしょうか。レモンの花子言葉は「誠実な愛」らしいです。それがグルグル回っていたし、レモンから汁が溢れています。
 ナズナさんが、作り物の街を破壊する存在なのはわかりました。イスは普通は権力の象徴ですけど…どうでしょう。光が当たっているのでそういう意味はありそうですが、あまり権力的なイスにも見えません。この辺りが思いっきり何かを象徴していましたね。単純に見れば既存の社会、価値観の破壊者ですが、どうでしょうね。今後どうなるかちょっと楽しみです。


 で、売春婦との恋愛ドラマは悲恋が多いですよね。まあ、吸血姫は直接売春婦ではないですが、住む世界が違う…うーん。少年マンガだからどうでしょう。子供になって遊ぶというのも無邪気に見えて欠落や寂しさですからね。しかもその遊び道具がトランシーバー…おもちゃのコミュニケーションツール…まだまだ気持ちの伝え方が子供だ、ということでしょう。

 いずれ少年が成長すると、やっぱりフリクリみたいに目の前を通り過ぎて行くんでしょうか。他の女性キャラも出るみたいだからどうでしょうね?

 あおりと俯瞰の画面がある作品は作画技術に自信がある証拠でしょう。安心して見られます。
 で、新キャラでましたね。彼女と最後くっついてナズナとは…になるとまさにフリクリですがどうでしょうね?

 とにかく2話、素晴らしいストーリーと演出、EDには感動しました。視聴は決定ですね。 {/netabare}


3話 生々しすぎて正視に堪えない、という人がいても不思議じゃない感じです。

{netabare}  改めてOPじっくり見ると、OPのイチジクの葉ですけど、恥ずかしいものを隠すの意味があります。りんごは禁断の果実でもあり、誘惑でもあります。まあ、そういう話ですね。吸血で友達の前でそういうのやめてとか。いつもやってるの?とか。EDもそうでしたが、本作は全編にわたってアナロジーがちりばめられています。
3話の副題が「いっぱい出たね」ですし。

 アキラと再会した後の、ナズナとの布団のシーンもまさにその行為のアナロジーですし。女の友達と数回あうだけで、俺の事好きとか思春期過ぎるでしょう。なんでもラブ。セリフの通りですね。主人公はナズナを好きになるために一緒にいたのに、アキラにも期待する。主人公のマインドはやはり幼いです。

 で、友達とは何か、なぜ連絡を取らなかったのか、か。そして、学校の存在意義…か。やっぱり既存の社会に対する価値観もテーマなんでしょうか。吸血姫は異質な存在…すべて破壊するもの。夜とは反社会。セックスは隠すべきもの。

 なぜナズナが怒っているのか想像ができない。友達の定義。解答が言葉にならないと何も理解できない主人公。ゼロかイチかの解答を必要とする。現代的ですね。思春期の肉体と精神のモヤモヤに解答が欲しい。そして誰かとつながりたい。生々しすぎます。本作に本能的感情的に反発する人も出てくるのでは?

 これは難しい話ですね。テーマを深掘りするほど訳がわからなくなる沼にはまりそうです。どう展開しどう畳むのでしょうか。

 それにしてもアキラちゃん、ふくらはぎ…腓腹筋、ヒラメ筋が発達しすぎですね。3:42を見てください。ナズナが夜の女でなよっとしているのとは対照的です。スポーツやっている設定かな。この辺りの対比にテーマ性を集約して絵で見せたのだとすれば作画はものすごく優秀ですね。

追記 あれ?肩幅も広いし…アキラって名前って…ひょっとして男…にしては胸あるよね???ただ、髪型とか、顔の造形とか…んん?腰から下の骨格と子供のころの足が内股なのは女性的なんだけど…ただ、瞳と睫毛がなあ…

 幼馴染の性別は疑えの原則が発動?名前が中性的だし…うーん。ブルーピリオドの1話ではちょっと騙されたしなあと思ったら声優さんが??? {/netabare}



4話 今のところずっと言葉遊びです。アキラが出てきたので飽きてはいません。が、単調になりつつありますね。


{netabare} なんか「14歳すぎ」ですね。見ているのがすごく恥ずかしいです。思春期のモノローグ。キスがどうとか性行為とか好きとか嫌いとか。手が触れるだけで恥ずかしいとか。

 遊ぶとか寝るの意味をどうとるかとか。少年誌だから暗喩で終わるんでしょうけど、問題は内面にどこまで踏み込めるかです。ナズナさんは舞台装置なので、もちろんコウの内面です。アキラまで行ければなおいいですね。
 せっかく恋愛と性行為の対比をしているわけですけど、今のままだと寸止めドキドキで終わるんでしょうか。少年誌だから限界あるし、そのための吸血姫ですからね。
 
 とはいえ、朝井アキラちゃんを出すことで設定の理解は進んでいます。結局、朝井アキラちゃんは思いっきり巨乳少女そのままでしたね。男だったら面白かったのに…と思いつつも、アキラが求めているのは友情問題、孤独などはあるみたいですね。

 恋愛ゲームのシーン面白かったです。プレステだし。萌えをメタ的にギャグにしているし…

 視聴継続して、また新キャラが出てきたり方向性が分かってきた辺りでレビューすると思います。 {/netabare}


5話 エロすぎ笑った。なお、彼女に元カレとの〇〇〇について聞いてはいけません。聞きたくても我慢しましょう。

{netabare} あるいは彼女が風〇嬢だったらどうしますか?それで生活していたんだけどなあ、と言われたら。

 いや最高でしたね。「楽しいのもストレス」というのも良かったし、なんかNTR…ではないですけど、彼女の昔の性体験を聞くようなドキドキ感。それが風俗勤めとか…

 男心と思春期の性欲。すごい話です。なんとなく思春期に引き戻されたような感覚がとてもいいです。

 あとナズナちゃんのエロさって肌の色?{/netabare}


6話 非日常とはなにか?変性意識状態を良く描けていました。

{netabare}  会社員の日常のしんどさ。会社の仕事が日常生活に精神的に喰いこんできます。さらに白河さんの場合深夜の呼び出しがありました。彼女に必要なのは非日常でした。

 その非日常の最たるものがナイトプールですね。プールというのは水が大量にある、というだけで不思議な場所です。そこに深夜、半裸の男女がいて、妖しい照明に、更にお酒も入って…さらに塩素の匂いなども相まって、普段の意識とは全く異なる世界です。これは催眠にかかっているようなものですね。

 そこでナンパをしていた男2人が思いのほかいい人というか普通の人というのも注目ポイントでしょう。解放によって性格が変わるんでしょう。また、解放することが苦手なコウ君がナイトプールで一人だけ日常から抜け出ていなかったのも描写として優れていました。

 そして、学校のプールに真夏に忍び込んで遊ぶ。これもまた、中学生くらいのときにやる非日常です。中学生のコウくんにとってナイトプールは場所が異質すぎて解放感よりも警戒感なんでしょうね。むしろ中学校のプールくらいのほうが、コウくんの非日常にとっては、リラックスできるのでしょう。ナズナちゃんと2人きりになれますし。

 思春期のコウくんと白河さん、そしてナイトプールの2人組。それぞれの日常と非日常。ストーリー展開も見せ方もとても素晴らしかったと思います。

 これを見ると本作のいう夜更かしは「変性意識状態」についてを描いているということがわかります。変性意識状態というのは、ググって貰えればわかります。(ウィキの説明はたいしたことがないので、変性意識-盆踊りとか変性意識-音楽、変性意識-登山とかでググってみてください。)

 意図してか図らずもなのかわかりませんが、非日常の中に身を置くと自己肯定感につながるそうです。その一方で宗教的なトランス状態に陥り、洗脳にかかったりもするみたいです。要するに薬物ですね。
 そういうところを掬い上げたこの6話は、非日常の大切さ、人間というものが非常に良く描けていました。

 レジャーや遊び、そして違う人と話すこと。これの有効性も表現できていたと思います。

 つらい現実もあり、NTR的なモヤモヤ、エロスもあって、何か人の心をざわざわさせる回でした。かなりの人の心に刺さるのではないでしょうか。生々しすぎて正視できない人がいても不思議ではないですね。

 なお、アキラちゃんはもう出てこないとなると、それぞれのキャラはゲストキャラ?となるとゲストで1テーマがあるんでしょうか。アキラちゃんの回では友情と男女…と短絡的に読み取っていましたが、描かれている内容はもう一度確認しておいた方がよさそうですね。


追記 「変性意識」ですが、ググり方は「変性意識-ハレとケ」…でもいいですね。ハレとケ…つまり共同体も祭りもなくなった現代人が生き残るためには?という、非日常という生存戦略をアニメという形で見せてくれている感じがあります。

 それとナズナちゃんの家がいわゆるミニマリスト的な感じなのも含意がありそうですね。モノを持つこと、持たないことの意味も考えたほうが良さそうです。 {/netabare}


7話 あー展開してしまいましたね。ストーリの進行を慌てた感じです。これはちょっと嫌な予感がします。

{netabare} 人間が増えて行く分にはよかったんですけど、吸血姫かあ…答えが全部ではないですけどセリフで語られてしまいましたね。せっかくの文学的なモヤモヤがあったのにちょっともったいないですね。
 吸血鬼同士の会話に女のテクニック的なものがありましたけど、やっぱり実際にコウくんを外で順番にナンパ(死語?)してほしかったなあ。

 ちょっと作者があきちゃったんですかね?それともこの退廃的な雰囲気が少年マンガでは受け入れられないので、分かりやすくしちゃった?
 最後の感じだと吸血鬼化にタイムリミットがあるんでしょうか。

 それにしても、不思議な街だなあとおもってましたけど、今回って海浜幕張?の幕張メッセ周辺?まあ、いろいろお世話になった場所なので何となく記憶にあります。
 あれって京葉線の高架っぽいですよね。で、ラウンジ的な場所の背景にあったのはメッセの国際展示場に見えました。あの最後にいた場所は近隣のホテルのラウンジかスイートルームの一部かなにか?
 ただ、初めの喫煙所ですけど、駅は海浜幕張ではないと思いますので、隣の新習志野辺りなんですかね?確認してませんけど。{/netabare}



8話 感覚的情緒的なものが、思考的観念的になった?

{netabare} 1年っていうのは、どうでしょう。受験までの日数のアナロジーでしょうか。中学生の大人になるまでの悩みですから、当然タイムリミットはあるでしょうね。となると、本作はやっぱりフリクリエンドな気がしてきました。

 ナズナちゃんが「好きになる」という気持ちがわかったらどうでしょうね。旧来の価値観だと目の前からいなくなるのが正解です。つまり、最後の事件としてあの吸血鬼との抗争の末、吸血鬼になれなくても命は助けるけどみんないなくなるとか記憶をなくすとか?
 期限がついたということは、ナズナちゃんは彼を眷属にしないし、彼の前から去ってゆくのが一番濃厚ですね。

 ナズナちゃんは、おいしい血をすう…つまり、メリットがあるから近くにいます。いっぽうでコウくんは現状から逃げたいのでナズナちゃんにすがります。この関係が崩れないと成長がないです。既存の価値観を崩すということで、工夫がある終わり方になると面白いのですが、どうなるんでしょうか?

 キャラ的には「だがしかし」の焼き直しになりそうな配置になってしまいました。原作者は多分女性の描写が苦手なんでしょうね。ホタルちゃんほどではないですけど、ナズナちゃんの内面も非常に単純だし、他の吸血鬼はステレオタイプのビッチあるいは婚活女子だし。
 となると「だがしかし」の最終回のがっかり感を再現するんでしょうか。少年向けだからしょうがないとはいえ、唐突というか無理やりすぎでしたね。

 全体的な構造が非常にわかりやすくなってしまいました。極めて思考的観念的になって行きつつあります。夜更かしの感情的感覚的情緒的な話から、どんどんわかりやすく思春期の悩みを見せてしまっています。特に7話以降で当初の幻想的な訳の分からない話の中のモヤモヤ感が急速に薄れつつあります。

 話展開させないで、最後突然ナズナちゃんがいなくなる、みたいな感じがよかったかなあという気もします。まあ好みの問題ですけど。{/netabare}



最終話 他の吸血鬼が出てから、急に面白くなくなったと思います。 

 吸血鬼になると人を殺すか眷属にするか、あるいは我慢するという設定が足枷になって、畳めなくなった感じですね。原作がどうなっているのかしりませんが、アニメ版のオープンエンディング、つまり今後の事は視聴者に委ねる、というのは、狙った結末ではなく畳めなくなったのでなんとかソフトランディングを狙った風に見えました。

 コウくんの吸血鬼になる=人を殺すか渇望に耐えるという悩みがどこかに行ってしまいましたね。物語を展開させるために吸血鬼の部分をクローズアップさせたのが、破綻を生んだ気がします。

 前半は、吸血鬼になるには恋愛というきっかけが必要で、なった後は、他人の性や欲望が無ければ生きられない、という大人の世界=夜の世界のアナロジーで、酔っ払いとか会社員のおねーさんとかで大人の世界の厳しさと、アキラちゃんで友情などもかなりいい感じだったと思います。
 うまく思春期を描いていたのに、物語の中心が吸血鬼設定に移行したことで、視点がブレた気がします。

 他の吸血鬼が出てから、急に面白くなくなったと思います。狙いも演出も悪くなかっただけに竜頭蛇尾感がすごくて、残念な結果でした。




 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 26
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

「QK月」一般理論とノイタミナちゃぶ台返しして、ドテンして墜ちて逝く

「予測不能のラブコメディ?」というのはどこかで聞いたような話ですが
ノイタミナ枠の本作にも当てはまりそうな雰囲気がそこかしこに漂っております。

主人公が純情中学生ということからして、ラブコメ方向に進むのは妥当とも思えますが
ヒロインがQK月という設定が吉と出るか凶と出るかは、最終結末を見ないことには
判断できないのかもしれません・・・

ただ、今更手垢にまみれたQK月ヒロインの物語を繰り返したところで
恐らくは今までにない斬新な展開を描くことは困難を極めるものと予想せざるを得ないのが
宿命であるように思われます。

●ダンス・ウイズ・バンパイアソング
{netabare}クラスメイトとのちょっとした人間関係のもつれから不登校になり
夜の街に繰り出す主人公でありましたが、このように中学生にありがちな要素に対して
多くの視聴者は共感するところ大いにあったのであろうと予測できます。

廚二病を患う頃合の中学生にとって夜の街に繰り出すことは特別な意味があり
それ自体が神秘的でファンタジー溢れるものであったのでしょう。

本作における夜の街の情景がやたらと煌びやかだったのは、そんな廚二病的心理の立ち位置から
見える世界観を反映しているからなのかもしれませんし、またそういう
廚二病的ファンタジーの世界ならばヒロインが吸血鬼でも不自然さはなく
むしろその世界観に合っていると言えないこともないように思われます。

ただそのような廚二病ファンタジーをノイタミナ枠で押し出され、かつ
遥かに年上の大人がそのすべてを肯定的に受け止められるかと言えば、
そういう感受性も所詮は子どもの発想にしか思えず、むしろネガティブなリアクションが
帰ってくるのが必然であるように思われます。

また別の解釈として、ヒロインの吸血鬼が(エンキスで示されたように)堕落の象徴であり
ある種の堕落論的救済により主人公並びに現代人を救い出そうという意図も垣間見られますが
堕落論だけで万事解決という発想は安易であり、子供騙しにしか思えない
というのが正直なとこであります。

日々の学校生活にだるさを感じたり、夜遊びに興味津々になったり、異性に興味が出たり、
異性のことがわからず思い悩んだり、日常というレールから無性に逸脱してみたくなる衝動に
駆られたりだとか、その程度の気持ちならば理解はできますが、そこから突然?
何故吸血鬼に恋して、吸血鬼の眷属にならねばならないとかいう発想は飛躍が惨過ぎです。
あまりに発想がぶっ飛び過ぎで、理解がまるで追いつきません。

吸血鬼から見たら人間の文化や社会様式などあらゆるものがおかしいということになるのかも
しれませんが人間の価値規範とはズレ過ぎている吸血鬼のものの見方が本当に正しいのかと言えば
あまりに極端すぎて人間一般が受け入れられるものではないでしょう。

このような吸血鬼と人間の価値観の違いからくる対立関係は、
吸血鬼が存在する限りどこまでもついてくるものだと考えられます。

結局のところ人間と吸血鬼とは相対立する立場にあり、
軽いノリで互いが結ばれるものではないのが一般的セオリーであります。

恋愛のハードルが上がれば上がるほど盛り上がりもしますが、
高いハードルを越えるのにはそれなりの理由なり動機なり
強い思いがなければ不可能であるはずなのです。
問題の主人公のノリが軽すぎだけでなく説得力ももまるでないとしたら
もはやこれは設定の失敗と言わざるを得ないでしょう。

吸血鬼設定によりロミオとジュリエット的効果を狙ったのかもしれませんが
その路線で見事にまとめ上げた「Vampire in the Garden」には遠く及ばず
またラブコメの「月とライカと吸血鬼」と比べても見劣りし
更に別路線ではありますが「寄宿宿舎のジュリエッタ」と比べても
恋愛面での盛り上がりが今一つで見所も少ない本作最大の問題点は
中途半端な設定に中途半端な主人公の性格があるのではないのかという
結論に至る次第であります。{/netabare}

●悪夢的デジャヴは繰り返す
{netabare}ラブコメ展開からシリアスに急転しつつも結局最後はぬるいラブコメで終わる・・・
これは「エンキス」や「ヴェルメイユ」と同じようなパターンでありますが
更に付け加えますと本作含めすべてエナジードレイン系ヒロインという点も共通しています。

普通のラブコメに興味がない当方としましてはノイタミナ作品らしくこの展開を
華麗にぶった斬ることに密かな期待を抱いておりましたが
最後は元の鞘に収まるという結末ならば、期待が失望に変わってしまうのも
当然の帰結であると言わせていただきましょう。

純愛が悪であるとは言いませんが、吸血鬼との純愛、あるいは共存関係が
そう簡単には成り立ち得ないのは必然であり、それが大前提にあるからこそ
あの探偵というキャラが割り込んできたと考えるべきであり、
そうであるからこそ、警察という強制力に対して無力である中学生の少年が
人間社会の道理を遥かに超越しているような双方の(存在を隔てる)障壁を
いとも簡単に乗り越えらるという話にはそれなりの説得力が必要であると
いうことになるように思います。

恋には障壁があった方が盛り上がるのはその通りですが
それで吸血鬼をヒロインにするのは安易かつ既に使い古された手であり
しかもヒロインだけでなく他の吸血鬼も異常に人間に寛容というなら
主人公とヒロインの二人だけの「特別な関係性」というのも意味は薄れ
結局ただのぬるいラブコメに終わってしまうわけですが、そうであるならば
途中でシリアスな展開を挿入したことはむしろ逆効果ではなかったのか
という気がいたします。

結末の説得力の無さの背景にはもしかしたら致命的尺不足があったのかもしれませんが、
本編を見終えた個人的な印象としましては、オチに納得できない{/netabare}というのが結論でございます。



@avexの野望と計略 ~音楽についてのお話~
{netabare}ここで音楽の話をしようと思ったのには理由が2つあります。
一つは「パリピ孔明」が「あにこれ」ユーザーに好評だったこと
次に本作のOPEDを担当する「Creepy Nuts」の曲に対しても好意的な意見が予想外に多かった
という事情を鑑みそのように思い至った次第であります。
「Creepy Nuts」とはMC/R-指定とDJ/松永からなるヒップホップ系音楽ユニットです。

「ヒップホップ」の語源についてですが、
「ヒップ」にも「ホップ」にも弾ける、躍動するという意味合いがあり
それを受け作られた言葉が「ヒップホップ」ということであります。
「ヒップホップ」をもの凄く簡単に言うなら米国の黒人文化が由来の音楽やダンス、
またはそういうものを複合的に組み合わせたパーティーであるということになります。
ヒップホップとは、ラップ・DJ・ブレイクダンス・グラフィティ(お絵描き)から成るらしいですが
ここではラップ・DJ・ブレイクダンスの3つについて言及してまいります。

要するにヒップホップ音楽について焦点を絞っていこうという話ですが
ヒップホップ音楽とは何なのか簡単に言いますとダンスパーティーために
演奏される音楽ということになるのかと思います。
クラッシック音楽のようにただ演奏に聴き入るのではなく、音を体で感じながら踊るということが
重視されるという傾向があるのがヒップホップ音楽ということなのだと思われます。

「パリピ孔明」の「パリピ」とはパーリィピーポー(=Party People)のことであり
ダンスパーティー参加者を意味するのだという話になりますが、
そのパーリィに使用される音楽は当然ヒップホップということになるわけです。

パリピ孔明には「KABE太人」なるラッパーが登場しますが、もしかしたらその元ネタは
「Creepy Nuts」のMC担当R-指定その人なのかもしれません。
KABE太人はMCバトル選手権で3連覇を果たしていますが、同じようにR-指定氏も
「ULTIMATE MC BATTLE」で3連覇を成し遂げています。
R-指定氏の性格について触れますと、どうやら(病的なまでに?)神経質なところがあり
そういう意味ではKABE太人に通じるものがあるようにも思われます。

ちなみにMCバトルの「MC」とは要はラップのことを言うわけですが、
非常に大事なのがその語源で「master of ceremonies」であるということを
是非とも頭に焼き付けて頂きたく思います。
簡単に言えば司会者のことを意味しますが、お喋りという意味もあるらしいです。
また「MC」には「microphone controller」という意味合いもあるという話ですが
いずれにしてもそのマイクパフォーマンスが示すものは
ラップでありラップをする者ということになるかと思います。

MCと言えばMCハマーであり、M.C.A.Tが思い浮かびますが
MCとはラッパーを意味するものだということが再確認できるわけです。
MCハマーとか随分昔の話になりますが、
アニメ「おぼっちゃまくん」ED曲が実は彼の楽曲でありました。

MCハマーとM.C.A.Tの曲を単純比較して言えることは、MCハマーの方は歌の要素が皆無のただのラップにすぎず極論を恐れずに言えば、リズムに合わせてお経を読んでるのと変わらないのに対し、
M.C.A.Tの「Bomb A Head」などはラップの要素と歌の要素を
何とか両立させようとしてるふしがあるように思えます。

その違いの背景にはダンス音楽の文化と聞くための音楽文化の差があるのだと推測いたしますが
聞くための音楽文化に属する日本人としては音が単調なラップの音を延々と聞かされても
途中で飽きたりげんなりするのはやむを得ないことのように思われます。

@avexの音楽には個人的にはあまり興味がなかったのが正直なところですが、
このような文化の違いを踏まえて改めて考えてみると例えばTRFやgloveなどの小室哲哉が作ってきた
音楽も、ヒップホップ的なダンスミュージックを聞かせる音楽として巧いこと再構築しているという
点を考慮するならば、狙いは悪くないという結論になるのかもしれません。

@avexという企業はヒップホップなどの黒人文化やダンスミュージックに敏感に反応する若者層向けの音楽作りに的を絞り活動してきたようですが、現状日本の若者にとってラップがここまで身近になった
ことを考えたら彼らの戦略は概ね当たりだったということになるのでしょう。

4年くらい前の話になりますが、何気に赴いた音楽フェスにてオレンジレンジが「上海ハニー」を
披露した場面でそれを聞きながら若者たちが楽しそうにひたすら踊っているのを見かけました。
その時は少しばかり不思議な光景を見てるような気がしましたが、
今にして思うとパーリィピーポーはその時既に
日本に蔓延していたということを意味していたのでしょう。

ジャネットジャクソンの影響をもろに受けた安室奈美の頃から、ラップが邪魔にしか聞こえなかった「m-flo」の「come again」、それと同じような構成のアニメ「Z MAN」OPソング「Dots And Lines」やエウレカセブンOPソング「FLOW」の「DAYS」そして
無職童貞ニジウラセブンのテーマソング「HOME MADE家族」の「少年ハート」、何から何まで…
当時はダンス系ミュージックやらラップありきの音楽について深く考えることはありませんでしたが
気が付けば日本において黒人文化とその音楽が蔓延しており
だからこそEXILEというダンスパフォーマンスユニットが話題になり
三代目 J Soul Brothersなどが若者に注目されるということになるのでしょう。

ヒップホップやディスコ(今のクラブ)ブームはかつて廃れたはずでした…
結局のところヒップホップ音楽は聞くためには向いてなく音が単調ですぐに飽きられ
ブームは下火になったのですが、他の様々なジャンルの音楽に影響を与えたり、逆に影響を受けたり
相互作用を受けながら進化を遂げ、聞くに値する音楽性を兼ね備えたより複合的で奥深い
ものとなって今に至るわけです。

リズム&ブルースやらジャズやらオルタナティブロックやらそいう類の小難しい話を明快に説明できるほど音楽についての詳しい知識があるわけではないのでざっくり言いますが、
かつてヒップホップ音楽やラップソングが単調で聞くに値しないと言えても
現在のヒップホップ系ダンスミュージックが同じように単調であるとは言い切れず
聞くに値しない音楽と決めつけることも無理があるというのが正直な意見であります。

「Creepy Nuts」の楽曲がヒップホップ系以外の人から広く支持されるのも
それを物語る事象を表しているのだと思います。
「夜更かしの歌」はラップの傾向が強いですが、それと比べると「堕天」の方は歌の方向に比重を置いている感が強く聞く音楽として十分成立しているような気がします。
かつてのMCはラップができればそれでよく歌が下手だったり、歌えなくても問題なかったのですが
今時の音楽シーンにおいてはそれではヒップホップ系のファン以外からは
支持されるのは不可能ということになるでしょう。

歌えるラッパー、あるいは歌うようにラップができるのがR-指定氏の最大の強みでありますが、
そのプロトタイプとはそもそも伝説の天才シンガーマイケルジャクソンであったのだと思います。
マイケルジャクソンの音楽といえばやはりダンス系ミュージックですが、歌の才能恵まれた彼の歌は
聞かせる音楽としても十分過ぎるくらいのクオリティーがあり、
その抜群のリズム感でラップも当然器用にこなすのであります。

彼のような天才は永遠に二度と現れないであろうと思えましたが、
実に世界は広く、二人目の天才が見事に誕生するのであります。
その人の名は「Bruno Mars」、マイケルジャクソンの生まれ変わりと称されるアーティストです。

https://youtu.be/SDPITj1wlkg
DJマークロンソン&ブルーノマーズ&ビヨンセ(スーパーボール・ハーフタイムショー)

個人的にはラップというのはお経にしか聞こえず興味が持てなかったのですが、
(マイケルっジャクソン同様)Bruno Marsのラップ系ソング聞いた時は
別次元の衝撃を受けました。歌が上手いラッパーのラップは歌と区別できないくらいメロディアスで
全然別ものというのが結論でございます。

https://youtu.be/2XWq-RhjYIg
「Uptown Funk」はDJ/Mark RonsonとBruno Marsのコラボ楽曲ですが
ヒップホップ系ミュージックではDJというのが当たり前のようについてきます。

「DJ」とはディスクジョッキーのことをいい、
ダンスクラブのBGM=レコードなどの円盤を掛ける人を意味します。
今のクラブがかつて「ディスコ」と呼ばれていた由来がディスクやディスコティーク
(レコード演奏による踊り場)だということですが、現在のDJは打ち込み系音楽機器を
操作するのが主流になりつつあるようです。
小室哲哉と言えばどちらかと言うとテクノやハウス系の音楽の傾向が強い印象がありますが、
発生がヨーロッパかアメリカかの違いがあっても、打ち込み音源を基本とするダンスミュージック
という点ではスクラッチなどが特徴的であるDJプレイも、大きな意味での音楽性については
今となってはそれほど差異がないような気がいたします。

打ち込み系音源については敬遠する人もいるようですが、例えば「堕天」という曲のように
ジャズのテイストを加えたり音楽を簡単にアレンジできたりするのは、作曲側としては
大きなメリットがあると言えるのかもしれません。
そもそもヒップホップやクラブミュージックは生演奏を前提としていないと言われたら話は
終わってしまいますが、それでもヒップホップ系ダンスミュージックの躍進は
恐らく今後も止まらないだろうということだけは間違いないようです。

今時では学校の授業科目にダンスがあるのが当然となりました。
生徒も先生も踊るのが当たり前のパーリィ時代とは、
@avexにとっては笑いが止まらない状況であるのかもしれません。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

楽曲が結構印象的だったなと

この既視感のあるデザインは?と思ったところ、やっぱりだがしかしの作者コトヤマさん原作なのね。
だがしかしと同様にボーイミーツガールな作品。そして出会う女性は破天荒。違うのはいちいち発言がエッチな感じなところか。なのに、恋バナは苦手なギャップ。
思春期の葛藤・夜更かしの背徳感・ちょっとしたラブコメを詰め込んだ作品。夜の背景にも力が入っている。美術さんありがとう。

可愛らしい女の子の告白を断って他の女子から色々言われた挙句の不登校と。女の子の告白を断ったくだりのせいで主人公に一切共感できないんだよなあ。
頑張って女性を好きになろうとするっていう発想が凄い。アセクシャルってわけでもないのか?

夜に誰もいない場所を歩くのが快感なのは分かるが。特に、誰もいない夜の公園でブランコは楽しい。ですけど、何に遭遇するか分からない夜は怖いものだ。
友達がいないわけでもなく、かけがえのない人が2人もいて心強い。アキラちゃん良い娘すぎて泣けてくるよ。

男の娘もいるが他の吸血鬼との交流や恋バナ。不穏な感じだったり、ちょっと協力したり。一応、なずなちゃんとコウの関係進展に寄与している。
吸血鬼退治する探偵の女はなんか嫌いですわ。顔見たくないが彼女もまた、コウが吸血鬼になりたい気持ちの葛藤を引き出すために、必要だったのだろう。

最終話のキスは情熱的でエロい。

ラブコメとして見てしまった自分がいけないのか頑張って好きになるというあたり共感できず、モヤモヤしてしまった。それを除けば分かりやすくて良いのだが。


OP
堕天 Creepy Nuts
ED
よふかしのうた Creepy Nuts
挿入歌
ロスタイム Creepy Nuts
堕天は歌詞が流れながら映像が進行していくのが印象的。一旦、小休止して楽曲が終わったのかと見せかけてサビを流す印象的な編集。背徳的な歌詞でまさに堕天していた。リンゴっていうのがアダムとイブの原罪を表現しているのかな?
よふかしのうたのED映像でなずなちゃんがジオラマをやりたい放題ぶっ壊すのが印象的。歌詞の中身も夜更かしをしだして始めた背徳感溢れる内容。作品の雰囲気にぴったりだった。本家のMVも見たが、オードリーが流れているのはなんか笑。
いつも思うけど、R-指定てどういう経緯で付けたんだろうね?


「初めて夜に、誰にも言わずに外に出た。」女子がニガテな中学2年生の夜守コウはただ今、なんとなく不登校中。さらには、夜に眠れない日々が続いている。そんなある日、コウは初めて夜に、誰にも言わずに外に出た。夜風が気持ちよく、どこまでも自由で、昼間とちがう世界。コウは夜に居場所を見つける。そこに突如、謎の美少女・七草ナズナが現れる。彼女は、夜の住人・吸血鬼。コウに、夜の楽しさを教えてくれるナズナ。「今日に満足できるまで、夜ふかししてみろよ。少年」夜に、そしてナズナに魅了されていくコウは、彼女に頼み込む。「俺を吸血鬼にしてください」ナズナは吸血鬼になる条件を教える。照れながら。それは......「人が、吸血鬼に恋をすること!」果たして恋を知らないコウは、ナズナと恋をして、晴れて吸血鬼になれるのか!?ふたりぼっちの、特別な「よふかし」が始まる__


第1夜 ナイトフライト
“眠れない”中学2年生・夜守コウは、初めて夜に誰にも言わずに外に出た。昼間とは異なる雰囲気の町中を歩いていると、フードをかぶった年齢性別不詳の人物に声をかけられた。それが吸血鬼・七草ナズナとの出会いだった。

第2夜 てかラインやってる?
吸血鬼になる方法…それは「人が、吸血鬼に恋すること」 コウは、夜の住人・吸血鬼になるため、そしてナズナに恋をするため、今日も夜中にひとり外に出た。ナズナに会うため街を彷徨う。

第3夜 いっぱい出たね
「夜守、何してんの」 ナズナとの夜ふかし帰りに、幼馴染のアキラに遭遇したコウ。学校に来なくなったコウを心配していたと話すアキラ。再会以降、ナズナと遊んだあとにアキラと会うことが習慣になっていく……。

第4夜 せまくない?
ナズナからキスされた!キスは好きな人同士がする行為…ということは僕はもう、ナズナちゃんのことが好きなのでは!?つまり“吸血鬼を好きになる”という目標は達成された? コウは意気揚々とした気持ちでナズナに会いに行く。

第5夜 そりゃ困ったやつですね
ナズナが“添い寝屋”を営んでいることを知ったコウ。正式な衣装だというナース風コスプレ姿のナズナからマッサージを受ける。意外にもツボなどを心得てるナズナのマッサージにリラックスし始めてきたところに、呼び鈴が鳴る……。

第6夜 楽しい方がいいよ
毎日同じだと飽きちまう!おもしろい遊びを考えた結果、2人でナイトプールに繰り出すことに。 “大人の世界”にのまれ気味のコウをよそに、ナズナは“お酒が飲める!”とテンションが上がり……。

第7夜 眷属作り
急な雨に降られ、高架下で雨宿りをしていたコウ。近くの喫煙所でサラリーマンが女子高生に声を掛け、振られる姿を見かける。コウの視線に気づいた女子高生は「今見てたっしょ?」と声を掛けてきた。

第8夜 どいつもこいつも
ナズナ以外の吸血鬼、セリ、ニコ、ミドリ、ハツカ、カブラと知り合ったコウ。そして、初めて血を吸われてから1年以内に吸血鬼にならなかった人間は、一生吸血鬼になれないということを知り……。

第9夜 ずるい
セリとカラオケに行くことになったコウ。セリは最近、恋愛感情を拗らせた通称ダル男に付きまとわれているようで、カラオケ中もドア越しに中を除く人物が現れる。ダル男の存在が面倒になったセリは、殺そうと決意するが……。

第10夜 盗撮画像を拡大して見る
ミドリに頼まれ彼女の勤務先のメイド喫茶でバイトをすることになったナズナ。コウは客としてナズナの動向を見守っていたが、とある盗撮事件の犯人探しをすることになって……。

第11夜 吸血鬼って知ってるかい?
ナズナに促され、添い寝屋の客引きをしていたコウ。疲れていそうな女性に声を掛け、2人で喫茶店に入る。ふと、その女性の煙草や手袋が気になり、コウは女性に職業を尋ねる。差し出された名刺には“探偵”の文字が……。

第12夜 今日ウチ親いないんだ
10年間、血を吸わなかった吸血鬼が餡子によって殺された。餡子に「君は吸血鬼を何も知らない」と言われ、悩み始めたコウ。真昼からは「吸血鬼になって何がしたいんだ?」と問われ、悩みは深まるばかりで……。

第13夜 よふかしのうた
警察から逃げていたところをハツカに助けられたコウ。ハツカに吸血鬼を殺せる人間がいることを話し、さらに今、吸血鬼になるかならないかで悩んでいることを打ち明けた。一方、ナズナは、ニコ、ミドリ、セリに会っていて……。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

60.7 9 シュールでラブコメなアニメランキング9位
ケンコー全裸系水泳部 ウミショー(TVアニメ動画)

2007年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (212)
1185人が棚に入れました
海猫市緒ノ島(おのしま)の海岸に、家つきイカダに乗った父娘がやって来た。少女の名は蜷川あむろ。「県立海猫商業高等学校」(通称「海商」「ウミショー」)に転校する為、はるばる沖縄から航海してきたという。その不思議な泳力を買われ水泳部入りするあむろ。ドタバタの騒動を引き起こしつつもウミショーの人気者になってゆく彼女に最も心惹かれたのはマネージャーの沖浦 要だった…。

声優・キャラクター
豊崎愛生、生天目仁美、福井裕佳梨、清水愛、矢作紗友里、新谷良子、豊永利行、保村真、こおろぎさとみ

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

おま~

いやふぉおおおお競泳水着ばんざあああああああああああい
正直スク水一択、だと私思ってましたが、これ見ると若干揺らぎますねぇ
作風全然エロくなくって、まったくもって健全
なのに、こう、いけないと分かっていながらもチラ見をやめられないと言いますか・・・
競泳水着から匂い立つ甘美な香りに抑えがたい衝動が全身を駆け巡るも、自閉される
全てを解き放ち、舐め回したいと思いつも、自閉される
そんなひと夏の想い出・・・


スポーツアニメです、まぁ上手いことやれてたと思いますよ
ただ1クールなので仕方ないですが、部活面はあむろの”すごいですアピール”に終わり、ラブコメに時間割きたいんだろうなぁという印象は受けました
思えば水泳を題材にしたアニメって、割と珍しい気がします、、、
実写ドラマではよく見ますが。。。
それこそ、ほとんどのアニメに水着回なんてのは往々にして存在するわけですが、全編通してこれだけで行くッってのには漢気を感じますね

漫画風の、吹き出しだとか、枠組みだとか、背景ベタだとか、そいったこぢんまりとした絵作りをしてます
絵で魅せると言うよりは、演出で魅せていると言った方が齟齬はないか
その他は、赤面の描き方が可愛くて好きですね
逆に口の描き方は結構雑かも、位置が常に動き回ったり、異常なほど大きかったり
制作はアートランド、監督はそ~とめこういちろうさんです
かきふらい先生じゃないですからね!

メインに豊崎愛生生天目仁美新谷良子福井裕佳梨清水愛矢作紗友里と私好みの声優陣
というかまず驚くのが、武田君役にまさかのこおろぎさとみさん
最初聞いても誰か分からない、そもそも背景キャラだと思ってたので考えようもなかったんですが、クレジット見てびっくり、なかなかに大物声優を使ってくれるものです
それから、蜷川あむろ役の豊崎愛生さん、今作が主役デビューですね
第五回声優アワード、主演女優賞、ついに獲りましたね
偏りがあってあんま当てにならないと言われてる声優アワードですが
まぁこの功績は本物だと思います
声質派声優なのかなって思わせて、あれ?意外に実力派?と驚く演技を披露することもしばしば
私は特にファンではないのですが、”声優の可能性を広げる存在”と言えばそうなのかな、って感じですね
そんな今を時めく豊崎さんの比較的早い時代のお声が聞けるのもこの作品の魅力です
今作の特典映像における豊崎さんと矢作さんいや止めとこう

さぁOP「DOLPHIN☆JET/彩音」
夏の日差しが海を照らす光景が目に焼き付く、爽快感溢れんばかりのナンバーです
君のドルフィンキックが~トロピカルで気持ちイイから~♪
映像も好きですし、何より曲のノリが素晴らしい
夏っぽいアニソンっていったら真っ先にこれが浮かびますね
この曲は、劇中でもキャラが口ずさんでたり、挿入歌としても流れます
最終回のこの曲を使った演出は感動しましたね
水しぶきの音も心地よいし、マリオっぽいBGMも良い感じで、音楽評価は高いです

あむろちゃん、自由闊達で天真爛漫な娘は可愛いですね
見ててこっちまで元気になってきます
トレードマークのペケは、巷で流行ってるバッテンピンじゃないですが、これもありですね
静岡さん、可憐で清楚なお嬢様といった佇まいの彼女が実は・・・ってな設定ですが
あむろとは別の意味で、元気になりますねぇ
置いといて、毛剃りと麻雀に命を懸けるイカサマ先輩や髪を下すと意外に可愛いマキエちゃん他、騒々しいけど楽しい良キャラが揃い踏みです
”ブルンブルンの洗礼”、私も受けたいなぁ


リュウグウノツカイってあんまり美味しくないと聞くんですが・・・どうなんでしょう・・・

とにもかくにも、夏に見たいアニメといったらコレに決まりです!
夏ですよ、夏

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
ネタバレ

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

部活!青春!変態! B+

原作未読

沖縄から家付いかだに乗ってやってきた天然系少女が、海猫商業高校(ウミショー)の水泳部に入部することをきっかけとして、ドタバタを巻き起こすというコメディーです。本格的な水泳ものとしては見ない方が無難です。

{netabare}とかく剃毛をしたがったり、ある部位をぶるんぶるんさせたりする部長とか・・・。見られることは嫌いでも見ることは好きだったり、ペニ○ケースを男子に買ってもらうことを願ったりする少女だとか・・・、{/netabare}まあいろいろと変態じみたキャラクターが出てきます。

タイトルが示すとおり裸が多く出てきますが、擬音を文字として表記することで大事な部分を隠したり、極度にデフォルメしたりして、余りにも卑猥な感じにならないように配慮されています。エロいことは確かなのですが、そのエロさを上手いこと笑いに転化させているという印象です。淫靡なのではなく、健康的なエロさとでも言ったらよいでしょうか。

ギャグの内容ははっきり言って下品です。ただ、健康的な男性であれば大抵はエロいはずなので、十分セーフの範囲内だと思います。ただし、家族や恋人などと一緒に見ることは推奨しません。専ら一人でご覧になってください。女性は・・・ちょっと保証の範囲外です。

キャラ萌えするタイプのデザインではないので、とっつきにくいかもしれませんが、逆にこれが妙な嫌らしさを出さないためのブレーキとして作用しているという面もあります。これに対してキャラの個性は非常に明確でわかり易いです。ただ、明確な分だけ行動パターンが大体読めてしまうという点では、若干マイナスの面もあると思います。

この作品は、生天目仁美さんが主要キャラを演じているので視聴してみたのですが、これがものの見事に扇の要のキャラでした。変わった人物が多い中にあって極めてまとも、かつ、ストイックな人物で、数々の変態的な出来事に対して、本人もひどい目に遭わされてもなお、ひるむことなく喝を与えることができる。単なるスケベアニメになり下がってしまわないために、重要な役割を果たしていたと思います。今一番気になっている声優さんなので、プラス補正が入っていると思いますが、中々に楽しめた作品でした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 22

りゃむ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

それでいいのか?

水泳部のシュールギャグアニメです。

視聴しながらどうでもよくなってしまえば勝ちです。
決して面白いわけではない・・・がクソアニメかと言われれば別にありじゃね?程度には楽しめるアニメですかね。

このアニメはいろんな面で“それでいいのか・・・?まぁいいか”って考えてしまう場面があります。

微エロが随所にちりばめられ、マガジン原作らしいサービスシーンが多いにもかかわらず全然エロさを感じないwww
これはキャラデザや作画、演出(吹き出し隠し、デフォルメ裸体など)からくるギャグ要素が濃すぎるせいな気がします。
逆に下ネタ関係も気分を害することなく“あぁ馬鹿だなぁ”なんて思いながら視聴できます。
ワザとやっているのでしょう。
“ケンコー”ですからね。エロや卑猥といった語感からは全く違う方向性の言葉ですし。

また水泳はあまり詳しいわけではないですが、全く真面目に水泳に取り組んでいる描写がないのに「高校新記録まで0.2差」とかって・・・まぁいいのかギャグアニメだしwww


この時期に放送されてた他作品として瀬戸の花嫁やハヤテのごとく的なノリを目指したのでしょうがやや不完全燃焼でしたね。

それでも水泳部ものというのはテーマとして結構珍しいですし(やっぱ絵として球技や格闘技のほうが演出しやすいのでしょうなぁ・・・)、濃いキャラが多くストーリーよりもノリを重視したような出来になっているのでだらだらと適当に視聴する分にはありな作品だと思います。

最後に・・・豊崎愛生ファンの方には唯や吉野以前の初々しい豊崎ボイスはなかなか面白いです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

58.9 10 シュールでラブコメなアニメランキング10位
初恋モンスター(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (220)
985人が棚に入れました
ネガティブ女子高生とイケメン小学生の初恋を描く下宿ラブコメディ。超お金持ちの令嬢高校生・二階堂夏歩は、小学5年生の高橋奏に恋をしてしまう。初恋同士のふたりが織り成す切なくてアブナイ恋の行方を描く。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、堀江由衣、杉田智和、森久保祥太郎、村瀬歩、岡本信彦、石川界人、鈴村健一、津田健次郎、緑川光、江口拓也、蒼井翔太、茅野愛衣、武内駿輔、野水伊織、大塚明夫、和井みずき

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「好き」の質に差はあるのか…

この作品の原作は未読ですが、ほっちゃん、かやのんが出演される知り視聴を決めた作品です。
作品のジャケットは半袖体操着と半ズボンが全く似合っていない男性が映っていましたが、初恋モンスターというタイトルを含め、どんな作品なのかが全く分からないまま視聴に臨みました。

この物語の主人公は、ほっちゃん演じる高校1年生の二階堂 夏歩…黒髪ロングが似合う純情可憐で少し線の細さを感じさせる…そんな女の子です。
彼女は高校入学を機に親元を離れ東京で一人暮らしを始めることになったのですが、東京に来て早々、車に轢かれそうになったところを男の人に助けて貰ったんです。
夏歩は助けてくれた容姿端麗な男の人に一目惚れして思わず告白してしまったのですが、その男の人…実は小学5年生だったんです。
こうして全く小学5年生に見えない少年と夏歩の物語が動いていきます。

思い返してみると、小学5年生の頃に好きだった人…もう名前も顔も思い出せませんが、確かにいたと思います。もちろん相手は同じ小学生でしたけれど…
そして高校生になり、小学5年生が恋愛の対象だったかというと全くそんな事はありませんでした。

やっぱり小学5年生と高校生では組み合わせが凸凹なんだと思います。
普段は全く考えた事はありませんが、何故凸凹だと思ったんだろう…と考えてみました。

まず相手を「好き」という気持ちは小学生、高校生とも変わらないと思います。
好きな相手に対する優先順位という視点で見ると、確かに小学生の頃は女の子と何かするより男の子と遊んでばかりいた様な気がします。
それでは高校生になったらどうか…と考えてみると、勉強や部活に明け暮れていたので、決して好きな人優先という訳ではありませんでした。

「LIKE」と「LOVE」の違いがあるかという視点で見ると、小学生、高校生共に「LIKE」側に片寄っていると思います。「LOVE」に含まれる「無償の愛」や「何かをしてあげたい」を貫き、その言動に責任が取れるほど自立している訳でも、人間的に成長している訳でもありません。
でも年齢を重ねていくうちに好きに「LOVE」の要素が含まれていることを踏まえると、「LOVE」の比率は小学生より高校生の方が高いのかもしれません。
その比率の差が「質」の差だと感じる原因なのかもしれませんね。

小学5年生と高校1年生ってたった5歳しか違わないんですよね。
だから今この瞬間だけ見ると差があるように見えますが、少し長い目で見ると年の差を感じない関係になれます。
そう考えると凸凹に感じるのはタイミングの問題だけみたいですね。

でも、今この瞬間だって現在進行形の二人には大事な時間なんですよね。
だからこそ物語にもなるんでしょうけれど…

完走して振り返ってみると、夏歩を愛でる作品だったように思います。
小学生のみんなはやたら大人びいているので、見た目とやっている事のギャップは半端無いし、夏歩に辛く当たるドSかと思いきや突然流れが変わったり…
特に後者…大学生なのにまるで好きな子にちょっかい出している子供みたいに見えちゃいましたよ。
そう考えると、実年齢は別にして精神塩嶺的な子供がたくさん出てくる作品だったように思います。

だから夏歩の事だって平気で傷付けるんです…
気丈なフリをしていますが、心の中はどれだけ荒れていた事か…
そしてこの手をキャラを演じたらほっちゃんの右に出る者はいないんじゃ…と思えるくらい、夏歩のイメージにピッタリだったと思います。
要所で夏歩に対する救済があったのが視聴している側にとっても救いでした。

オープニングテーマは「イノセント」
エンディングテーマは「キミに捧げる鎮魂歌」
どちらも蒼井翔太さんが歌っています。
オープニングをカラオケで歌ってみようと思いましたが、キーの高さに断念しました。
恰好良い曲なのに…残念です。

1クール12話の物語でした。ほっちゃんの魅力が詰まった作品ですので、ファンの方には外せない一作だと思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

神話を打ち破れば信奉者からバッシング?

高身長・イケメン青年が恋愛ドラマやアイドル・スポーツと活躍する姿に「見ていてカッコイイ・気分(気持ち)がイイ・感情移入しちゃいそう」という方々には只々、不快と嫌悪の対象でしかないのかもしれません。
これは可憐な少女と好青年のラブロマンスを痛烈に馬鹿にした…もとい、皮肉ったラブコメディなのでしょうから。

実家は大地主のお嬢様・二階堂夏歩(高校1年生)ちゃんは過保護すぎる生活に疑問を抱き都会で一人暮らしすることを決意。下宿先で出会った短パンで身長173センチの青年・高橋奏君に一目惚れして付き合うことに。しかしその時は奏君が小学五年生などとは知らなかったから、さあ大変・・・

「リコラン」のあつし君と違い本作の奏君(と二人の同級生+奏君の従兄)は完成度が高すぎてます。ルックスと声は完璧に「カッコイイお兄さん」なのに中身は小学五年生(と小学六年生)。そんなイケメンが毎回毎回「ち〇こ・ウ〇コ」とあどけない下ネタを叫びまわっている姿は「見ていて気分が悪い」のかもしれませんねぇ。普通に見ると立派な「変〇」です。
私はそんなロマンス属性が無かったので楽しく見れました。
超微妙なパロディらしきものがあったり(第1話、転がるコケシを追いかける夏歩ちゃん:ガンダムでマス家を出るキャスバルを追いかけるアルテイシアの回想シーンetc)、
夏歩ちゃんの顔が「ぷちます」になったり、大御所声優:大塚さんが「子供の遊び解説」のナレーション「だけ」の為に出てらっしゃったり(何故ホラー映画調?)とか。
声優:杉田さんがアッチの作品は「銀さん」でコッチは「銀」君の「ギン」繋がりだったり。(そういば今期はメガネキャラが多いですね。チア男子とかタブー・タトゥーとか。)
夏歩ちゃんの下宿先に住む二人の変〇も個性的。
優しそうな感じの大学院生・長澤嵐はショタコンの「男の娘(女装が似合う男の子)」好き。男の娘アイドル・レンレン君に対しては異様にハイテンション。「だだっだって、付いてるんだよ!ちっこいのが!」それさえなければアドバイスとかしてくれるイイお兄さんなんだけど。
奏君のお父さんで大家の修吾さんにディープラブな林真冬さん。修吾さんのトランクスを勝手に盗んでは匂いを嗅いで悦にひたる変〇。暴走するとエ〇ァ初号機のビーストモードに。
ラブコメだけど〇態的な表現が多いので見るに耐えられなかった人は多かったでしょうね。
{netabare}
夏歩ちゃんと奏君。何も知らずに二人を見ているとラブロマンスカップル。しかし夏歩ちゃんが青年彼氏として奏君を見ていても中身は小学生なので恋愛観念にギャップがあるからいつもトホホな展開に。
{netabare}奏君の子供概念に振り回されてブチ切れた夏歩ちゃん。「ち〇こ・ウ〇コ」と連呼するのには笑っちゃいました。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
ネタバレ

にゃんちゅ(・ω・` さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

2016年夏アニメ最大のネタ枠(個人的に)

いろいろとど肝を抜かれる作品であった。

ストーリーやキャラ設定は正直良いとはいえない。

内容は本当に、しょーもない。

原作が少女マンガで一応ラブコメのくせに、
実際は酷いギャグアニメ。かなり寒いギャグアニメ。

一目惚れしたイケメンが小学5年生でしたって設定。
キャラデザは綺麗で女性向なんだけど、小学生の男子なんてこんなもんでしょと言わんばかりに、
くだらない下ネタばかり言わせてる。やっつけもいいとこだと思う。

ただ、最高に面白かった。

個人的にはかなりツボでしたわwwww

{netabare}衝撃的な第一話。
世間知らずのお嬢様:カホが、家を離れ、寮で暮らす事になったが
そこで出会った一人のイケメン:奏・・・

思わず告白してしまいました・・・

即OKされちゃいました・・・が、奏は実は小学生でした。

背が高く、容姿は申し分ない・・・ただ短パンに白いソックス、ランドセル。

アンバランスなその姿・・・マジで誰得だよw

あとね、寮にいる方は、美人やイケメン揃いだけれども、ここも酷かったね。

ホモと変態ばっかだった・・・

なんなのこのキャラ設定。作者すげーな(逆に!)


初めてのデートは砂場遊び。

小学校に行くと浮きすぎててヤバイw 

頭は小学生なのでデリカシーがまるでない。

カホと喧嘩し、奏は考えた・・・
「いい男とはなにか・・・、今からこのフラフープを200回まわす。」
「もし成功したら、俺のことを許して欲しい。」
「好きな女の気持ちを理解できない俺を罰したい。」
「成功させて、お前を誰にも渡したりしない。」

かっこいい事いっときながら、すっごい映像はシュールw

で、何故突然フラフープなのか・・・

「195.196.197....」フラフープは地面に落ち・・・

「俺たち別れよう」←(;゜Д゜)????

その後、カホ激LOVEの兄が出てきて、さらに変態が増え、

復縁を求め、奏はカホに自身で作詞作曲した曲をハーモニカで吹きます。

この曲は、何度聴いても大爆笑でしたわw

意味が分からないw

まぁ、そんなくだらないけどシュールすぎて面白い話が最終回まで・・・

最終回も酷かったな~・・・

突発的なローラースケート対決で脇から牛皮ってどうゆう事なのかな?
{/netabare}

もうね、物語もそうなんだけど、EDからCパートまで全て問題だらけだった。

どこをどうツッコめばいいのやら・・・

さすがにこれはない!っと思いつつも
毎回大爆笑して最後まで完走した。

本当に酷すぎて最高アニメでした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

計測不能 11 シュールでラブコメなアニメランキング11位
ゴブリンスレイヤーⅡ(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (144)
316人が棚に入れました
「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」 辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで銀等級(序列三位)にまで上り詰めた稀有な存在がいるという......。 冒険者になって、はじめて組んだパーティがピンチとなった女神官。 それを助けた者こそ、ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だったーー

声優・キャラクター
梅原裕一郎、小倉唯、東山奈央、中村悠一、杉田智和、上坂すみれ、井口裕香、内田真礼、日笠陽子、松岡禎丞

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ――

この作品の原作は未読ですが、TVアニメ第1期と劇場版「ゴブリンスレイヤー GOBLIN’S CROWN」は視聴済です。
ゴブリンって、RPGゲームをプレイしたことの無い方でも恐らく名前くらいは知っているという最底辺のモンスターという認識が一般的です。
かく言う私も本作或いは、「灰と幻想のグリムガル」を視聴するまでは世間一般と同じ認識でした。

ですが、単体での戦闘力は低くても群れを成し、統率された戦闘部隊となると話は別です。
これは人間に例えても同じことが言えるので、筋の通った理屈だと思います。

だけどゴブリンに対する世間一般の認識があまりにも浸透し過ぎていることから、大抵の冒険者はゴブリンを格下の弱い相手だと思ってします。
所謂、油断ってヤツです。

この物語では、この油断に警鐘を鳴らす作品であると思っています。
しっかりと準備をして臨まなければ何が起こるか分からない。
そして一度相手の策略にハマってしまったら…心身に大きな傷を負ってしまう、或いは2度と戻れなくなるという状況が待っているということ…

これって、私たちの仕事に対しても同様の事が言えると思うんですよね。
そういう意味でも私にとっては興味深い作品でした。


「俺は世界を救わない。ゴブリンを殺すだけだ」

辺境のギルドには、ゴブリン討伐だけで
銀等級(序列三位)にまで
上り詰めた稀有な存在がいるという……。

冒険者になって、はじめて組んだ
パーティがピンチとなった女神官。

それを助けた者こそ、
ゴブリンスレイヤーと呼ばれる男だった。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

相変わらず緊張感のある良い作画…
と思ったら、第1期と第2期ではアニメーション制作会社が変更されていたようです。
第1期はWHITE FOXさんで、第2期はライデンフィルムとwikiに記載されていました。

どちらも名高い制作会社だと思いますが、WHITE FOXさんはここ最近あまり活動されておらず、2023年は一つの作品も世に輩出しなかったようです。

色々と想像しちゃいますよね~
例えばリゼロの第3期を一生懸命準備しているとか、「無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜」の制作に伴い、新たなアニメーション制作会社を立ち上げているので、そちらの加勢に行ってたりとか…
どちらも私が視聴を楽しみにしている作品だから、こういう発想になるんでようけれど^^;

この作品の物語はシンプルです。
ゴブリンスレイヤー一行が、各地に生息しているゴブリンを殲滅するというものです。
行く先々に違いがあるので、背景や人との出会いに変化があるくらい…

ですが、その分ゴブリンとの戦闘シーンはとても秀逸だと思います。
ゴブリンも手を変え品を変え襲ってくるので、単にゴブリンとの戦闘と言っても決して視聴者を飽きさせることはありません。

そして何より気になること…
ゴブリンの暗躍の全容が見えないんです。
特に気になるのがゴブリンスレイヤーが寝泊まりしている牧場の牛飼娘…
彼女の存在だけが異質に見えて仕方ありません。

ギルドに所属している冒険者は、多少なりとも自身を外敵から守る術を心得ています。
ですが、牛飼娘は戦闘力皆無である上、人里離れたところに住んでいるので、ゴブリンスレイヤーを温かく迎える姿を見る度にホッとしてしまいます^^;

そういえば、この作品ってキャラ名がありませんよね。
女神官とか、妖精弓手など…
無くても困りはしませんが、あった方が愛着が湧くと思うんですけどね^^;

もしかすると呼び方が皆さん違う事が起因になっているのでしょうか。
例えば、ゴブリンスレイヤーの事を、妖精弓手は「オルクボルグ」と呼ぶし、鉱人道士は「かみきり丸」、蜥蜴僧侶は「小鬼殺し殿」ですからね~。
この自由さもそれぞれの種族の持ち味なんでしょうけれど。

あと、もう一つの見どころといえば、ゴブリンスレイヤーを取り巻く色恋のお話でしょうか^^
段々、対抗馬が増えてきましたよね。
女神官、牛飼娘、受付嬢に剣の乙女…
勿論、ゴブリンが跋扈しているうちは中々進展は無いと思いますが、どうなるんでしょうね。
こちらの顛末も楽しみです。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、Miliさんによる「Entertainment」
エンディングテーマは、中島由貴さんによる「霞の向こうへ」
Miliさんの楽曲は今回も格好良かったです~

1クール全12話の物語でした。
今回もしっかり堪能させて頂きました。
気になるのは、やはり続編制作の事になります。
続き、メッチャ見たいんですけど…
続報を楽しみに待っていますね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

やはり面白い。世界とゴブリン、神の関係は?大司教が大活躍。

 やっぱり面白い…神とサイコロ。作品の2重世界的な雰囲気が3人の冒険者の登場で徐々に垣間見えてきました。1期では確かお祭りみたいな場面で一瞬でてきてよくわからない存在でした。とはいえまだ全然わかりませんが、ゴブリンとは?という謎とセットで謎が深まってきました。それともちろん大司教の過去ですね。あのフェロモン全開のゴブリン恐怖症は一体?

 軍が相手にしているのはどんな敵なのか?というのが、1期の段階では民衆のために働かない無能な為政者のイメージでしたが、2期に来てなるほどそっちはそっちでいろいろあるのかあと分かります。

 女性がさらわれて助けるというパターン化とちょっとゴブリンスレイヤーのダークな感じが初心なヒーローという感じになってしまった気がするのが惜しいと言えば惜しいかな?ハーレム化現象も無くはないです。

 女性の悲惨さの場面がかなりマイルドになっているのも作品世界が変わった感じがしました。その点では1期の1話の衝撃の貯金をまだ使いつぶしている感じはあります。

 ですが、本作も続いても面白さが持続する数少ない作品の1つです。それは世界観とキャラの作り込みが出来ていて、その謎を解き明かすという構造が上手く機能しているからでしょう。
 
 作画ですが、言われているほど悪くなかったと思います。特にキャラデザは造形そのものは本作の方が良かったし、頭身も本作の方が自然だったと思います。ただ、一般的な異世界ものの雰囲気になってしまったのが惜しいと言えば惜しい気はします。
 線と色彩の雰囲気は1期の方が良かったですし、エフェクトがちょっと安っぽくなった気はしました。アクションシーンの動きと、ゴブリンとかクリーチャーの造形が駄目だったとは思いました。

 ということで、人気作だけに継続してほしいところ。今期は最終回直後でつづきの2クール・2期発表の作品が多いので、是非本作も3期を早急に。

 評価はストーリーは上の通り非常に面白いですが若干アラも見えたので4.5。キャラはテンプレ感がなくていいですね。大司教が大活躍です、4.5。
 作画は思ってたほど悪くなかったですよ?動きは不満なところはありましたけど、4。音楽は…普通?OPEDアニメがいい分で3.5としておきます。声優は十分良かったです、4。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ゴブリンか?ゴブリンじゃないのか・・・ゴブリンか!!!

面白かったけど1期とだいぶ感じが変わりました
1期に比べてずいぶん明るくなったのは良かったのか悪かったのか?
盾勇者と一緒でコレも1期でやりたいことをやりつくした感じで、方向性を変えたのかも
作画は結構顔が歪むことあって気になる

1期は女性を凌辱するシーンが壮絶でしたが、2期はだいぶマイルドになっています、女性の状況から、たぶん原作ではもっとひどい目にあってそうで、苦情でも入ったのでしょうか?
私は女性が凌辱されるシーンに嫌悪感あるのでマイルドになって良いんだけど、どうしても嫌なら2期なんて見ないでしょうし、今さらマイルドにする必要あるんでしょうか?

2期になってもやってることだいたい一緒というか2期は同じようなことの繰り返しだし、残酷な描写が一期よりだいぶマイルドになったし戦闘も1期ほどの緊迫感がなく、ゴブリンの脅威度が減ったので、ゴブリンスレイヤーが延々とゴブリンをせん滅しているのがだんだん気になってくる、しかもゴブリン世界中に大量にいるみたいだから狩っても狩ってもキリがないような? どう完結させるのでしょうか?
3期があるならそろそろひたすら狩り続ける以外の大目的が欲しいところです
ただ仲間キャラクターの活躍が多くなって賑やかになったので一緒に戦ってる感じがいいかも
妖精弓手の可愛さと蜥蜴僧侶の老練した安心感が好き

この世界でゴブリンは最弱とみなされているみたいだけど、これだけ知恵が発達していて大きな組織を作って行動しているなら最弱扱いされているのが不自然です
もっと上位のモンスターも同じように知恵やコミュニティがあるなら、冒険者壊滅しますよね?
そのへんの矛盾は気になります

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20
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