2025年度のシステムおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2025年度のシステム成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年04月21日の時点で一番の2025年度のシステムおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.2 1 2025年度のシステムアニメランキング1位
俺だけレベルアップな件 Season 2 -Arise from the Shadow-(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (848)
646人が棚に入れました
世界各地に異次元と現世界を結ぶ通路“ゲート”が出現して十数年。 “ハンター”と呼ばれる超人的な力に覚醒した人間たちと、ゲート内のダンジョンに存在するモンスターとの戦いは絶え間なく続いている。 本来、ハンターの能力は覚醒時から成長せず、そのランクも変わることはない。 しかし、人類最弱兵器と呼ばれていた低ランクハンターの水篠旬は、 二重ダンジョンでのレイド中に自分だけが「レベルアップする」力を手に入れ、戦いの中で能力を高めていく。 転職クエストをクリアして、影の兵⼠を従わせることができる職業『影の君主』を手に入れた旬は、病気の母を治す可能性のある「命の神水」の素材を求めて新たな戦いに身を投じていくのだった。
ネタバレ

easy さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

【2月20日→2月27日→2月28日…、本作に目立つ「捨て垢れべるあっぷ工作」で起こった不思議なナニについて追記】 某国反日系原作をアニメ化・原作では『敵国"日本"』と名指ししている日本へ販売:その2「かちかち山のばばあ汁」

>たぬきはおばあさんを騙して×してしまいました。
>たぬきはおばあさんを「ばばあ汁」として料理してしまいました。
>たぬきはおじいさんを騙して「ばばあ汁」を食べさせました。

原作はK国産
K国版の主人公はK国人
K国版では日本を敵国・悪役としている

「にポン人がにポン人やっつけるアニメ見て喜んでやがるぜー」
『日本産と誤認』させて売りたいが、そのままでは無理な内容
日本版で悟られないよう、敵国『日本』を『DFN』とやらへ改変・隠蔽

タイトルまで日本産を偽装する、産地偽装的な、
悪意を感じる売り方がされているタイトル、第二弾ですね
逆の事をしたら確実に謝罪と賠償を求めてくる内容でしょうに、
悟られないよう改変、隠しているわけで「どこに」もクソもないです
「国連の方から来ました」団体を使い国際問題に出来る『レベル』

この醜悪な売り方は何処と何処の国であろうと同じ事であって、
私は「知らないまま見てしまう」(※)人がいるのは不味いと思うだけです
舐められているのを知ったうえでお支えするのであれば、お好きにどうぞ

なお、亡くなっているのは原作者ではなく、
『漫画版の』担当者です

>Chugongによる小説作品。朝鮮語版はカカオページ、
>日本語版はピッコマで連載する際に舞台の設定を韓国から日本に変更し、
>登場人物名も異なるものになっている。
>原作では日本だった国はDFNという東アジアにある架空の島国に変更になった。

※ この醜悪な構図、
  昔話「かちかち山」の婆汁を思い出しました

  ちなみにアマゾンPRIMEで早々に上位へ行った理由は、
  他動画の左下辺りに『Amazon最速ドクセン!おすすめ』
  等という視界を邪魔するリンクを表示させているからです
  広告ブロックの無い仕事用PCのブラウザで見て気付きました
  それなりのお金払ってこういう導線引いてるんでしょうね

  ネットフリックスは以前『再生××秒以上でカウント1回』
  というシステムをK国の広告代理店が把握したうえで、
  イカ何とか等で回数稼ぎを行い上位へ→不正対策のためシステム変更
  なんて事されていましたけど、
  その手の工作が出来なくなると広告費攻勢ですかね、呆れます


~~【理解不能な現象を追記:2025年2月20日】~~~
{netabare}

「本作は点数上げ目的と思しき捨てアカウントが多い」
某氏が指摘された同日・2025年2月20日に起こった、
『理解不能な事例』についての記述。

『新規・本作レビューのために作った捨てアカウント』
『無言よりはマシと体裁を整えるために29文字』
『18禁グッズサイトURLを本文中に記載』
『18禁グッズサイト名を、捨てアカウント名に使用(※)』

※18禁サイト運営者による宣伝も兼ねてしまった結果?

ご指摘があった同日、ただの捨てアカウントによる点数工作どころか、
更に不自然なお方が出現されて、こりゃ何とも…
何なんでしょうこれは。

配信サイト広告費攻勢・ランク上げ目的のリンク誘導だけでなく、
このばばあ汁アニメを広めようと怪しげな工作をされている方の一人が、
某国違法コピー品扱うSPAMボットか何かで本文入れたらこうなったのか。

「やぱイ文字入れなきゃ!(捨て垢で焦って18禁URLまで挿入)」?

適当な名前+レビュー数文字+新規捨てアカウントだけならまだしも、
あまりに意味不明な行動であったため、魚拓も一応取りましたが、
捨てアカウントのお名前が=まんまURLを貼った18禁ショップ名な部分、
『異国的な倫理観の欠如』みをこの辺りからじわじわと感じます。
『異国的な倫理観の欠如』マナーやルールが分からない系の異国思考です。

>初心者でも簡単作業。自宅にいながら収入アップ。
>あなたのホームページを経由してお客様が商品を購入されますと、
>紹介料としてあなたに報酬をお支払いするアフィリエイトプログラムは

>~ は、C国のラブドール ブランドと緊密に協力しています。

なるほど。
日本系アイテムで利益を得ている方が、日本サイトに出入りしつつ、
普段から変な工作をされているという事でしょうか。
こちらの原作はK国ですが、まとわりつき方はC国も変わりませんものね。
うまく騙くらかして、チュウチュウ吸い上げたいってことでしょうか。


~~~【チェック体制の雑さ:2025年2月27日】~~~


・・・と思ったら、

本日2025年2月27日、

【前回と同じ(!)18禁グッズショップのアカウント名】

『ちょうど1週間後』となる今日、
同じ名前(!)同じ18禁グッズショップのURL入れて、
同じ方が、再度レビュー?文字列を投入されていますね…。
どうしてパッと見りゃ誰にでも分かる違反行為を…

『同じアニメ:違反行為をしてまで推す理由は後述』
『同じ18禁グッズショップ名:多重アカウントによる運営への挑発行為』
『同じ18禁グッズショップ宣伝:異国的な倫理観の欠如』

言うまでもなくここは一般サイトです。
『異国的な倫理観の欠如』マナーやルールが分からない系の異国思考、
コイツをビンビン感じます。

件の18禁グッズショップ『日本語で運営』されていますが、
自分の運営する18禁グッズショップ宣伝・誘導がメインなのか?
自動記入、レビューという体裁を取るための文字列?汎用文章。

 運営さん、これ、明らかに怪しげな意図を持ったヤカラによる
 しょうもない評価操作が雑に表面化しているものと思われますが、
 チェック体制がガバガバなのでしょうか。
 私は恣意的な評価操作の有無とか普段全く考えませんが、
 この『ばばあ汁』アニメは確認された方が良いかと思われます。
 同じ名前て。

「とうせSPAMでショプ宣伝スルなら、お気に入り反日作品てヤルヨ」

と云う事なのかな…。

『日本人…と見せかけたK国人が日本人を×す、日本名改変タイトル。
 日本人には悟られないよう日本人を馬鹿に出来そうなアニメで、
 日本人に18禁グッズを売りつけたい。
 日本一般サイトで18禁グッズの宣伝、日本人に買わせたい』

これ、どうにも思考が『じいさまに食わせるばばあ汁』企画と重なります。
あやしげな層にずいぶん気に入られてるアニメという事ですね、

『K国原作では日本を敵国設定で名指し(偽装して日本で売る)』
『かちかち山のばばあ汁』アニメ。


~~~【宣伝やめたくない。よって偽装、したつもり:2025年2月28日】~~~

上記、2025年2月27日記載に連動していると思しき、
翌28日~に起きた奇妙な出来事。


『「本作レビューしかない複数アカウント」に対して反応、
 他作品2作目、他作品にも同じく『18禁URLを入れて』レビュー』

『レビュータイトルが捨てアカウントと全く同じ(工作が雑すぎます)』

『レビューとはいうが、内容に触れない=何にでも使用出来る汎用文章』


{/netabare}

いやコレ…明らかに倫理観がおかしい。
運営さん、舐められてますよ。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 9
ネタバレ

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

レベルアップがバグってきた!

最弱の主人公「水篠 旬」がハンターと呼ばれる特殊能力者達の中で
唯一成長することが出来るスキルを身につけ
徐々に強くなっていく・・レベルアップしていく物語。

自分より強い人達からバカにされながらのSeason1は中々にストレス
もあったのですけど、今期はレベルアップの速度が桁違いに
加速していくのが爽快で続きが気になる作品の一つでした。

それまで共にいたハンター達とは全く次元の違う強さを持つ
S級ハンターの登場。

大男がいたりマントでファイヤーしたり、変身系や
女剣士がいたりでアベンジャーズみたいでワクワク感あります。

水篠旬ってこんなに強かったんだって、彼の周りが驚く度に
彼のレベルアップを追って見てきた視聴者である自分が
「今頃気づいたの? 凄いでしょ~」って自慢したくなるような
満足感、爽快感があるんですよね~。
こういうのって上手い物語の見せ方だなって思いました。

{netabare}
終盤のバトル、架南島レイドは先が見たくなるテンポ感ありました。
S級ハンターですら簡単にやられちゃうような無茶苦茶な
強さの黒い蟻の登場。

あの強かったS級ハンターがあまりにもあっさりとやられる中
出てくるの遅すぎない?ってくらいじらしての水篠旬の登場。

瀕死の向坂ハンターを助けるのに犠牲となったヒーラーを影として
使うのは思いつかなかったな~。
そのために突然のヒーラー登場させたのかなって感じすらあって
それはちょっと酷くない?って思いましたけど
上手く成仏させてましたね。

影の抽出で軍隊を作っていく様は、やっぱり爽快です。
敵が強ければ強いほど見方になった時の頼もしさが半端ない!

最期は無理やり生かした感のあるヒロイン?向坂ハンターが
覚醒するかもって終わり方。期待感もあって続きが見てみたいです。

{/netabare}


自分は原作も読んでないし、情報に疎いせいもあってこの作品が
場外でちょっとした騒ぎになっているって結構最近まで
全然気づいてませんでした。

だからこそあんまり流されることなく観れてたのも
あったんですけど、この作品は普通に面白いと思いました。

せっかくの楽しいかもしれないエンタメを作品以外の要素で
観ないで切るのはちょっともったいないし、
判断は観てから自分で決めるのが正解なんだと思います。

お勧めはするけど、もちろん観ないって判断もありですよ!

音楽は澤野さんで間違いないですね~。
OP、EDともにメッチャカッコ良かったです!

OP   LISA / ReawakeR (feat. Felix of Stray Kids)
作品にピッタリなカッコイイサウンド。
LISAの歌声はもちろん最高なんだけどStray KidsのFelix君の
重低音ボイスのラップが良いんです!
あっ・・ちなみにStray Kidsは娘が好きな
韓国の大人気アイドルユニットなので元々知っていました。
Felix君の声はなかなかに聴いたことのない低音であれは凄いかも
って前から思ってたので、二人の掛け合いは聴きごたえありました。

ED TK from 凛として時雨 / UN-APEX
人類史上最低の僕のおでましだ~~
   底辺から見える頂点の味を占~めたい♪
歌詞からして世界感ピッタリでのっけから頭に刺さります。
唯一無二感のある独特なサウンドはやっぱりカッコイイとしか
言いようがないです!

今後の展開がありそうな終わり方だったし続きが見たいですね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 14
ネタバレ

アニメアンチ2号 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

分断工作員、全員集合!?

●慢性的根暗マンセーな【ネクロマンサー】の物語

さてなんだかキリが悪い終わり方ですが続編があるということでしょうか。

ムシキングつまり{netabare}「蠅の王」をパシリに取り込んだ根暗マンセーさんでありますが
当然の如く名前は「【ベル】ゼブブ」であります。

【カナン】討伐なので【ベル】が来るという裏設定に忠実な本作は
この先も大人の事情により安泰なのでしょう。

ゲームなら面白いかもしれない【ネクロマンサー】設定はある意味反則攻撃でありますが
その厳密な意味を解釈してみますと、下僕たちの能力の獲得は新たなる人格の形成とも
考えられるわけであります。

例えば「蠅の王」が支配下に入るというのは、「蠅の王」の人格を得るという話であります。

ファンタジーの表現とは人間の内面性を敢えて外界に発現したものとして描きまして
例えばピカソのゲルニカという絵画がその典型例であります。

もしも「蠅の王」が💩のようにしか見えないなら💩に羽が生えた存在として
描写、表現するわけであります。

【蠅の王ベルゼブブ】は💩好きの💩喰らいでありますので
その本質は「💩の王」であると言うことができるでしょう。

そういう存在ないし人格を【ネクロマンシー】の秘術で取り込んだ根暗ハンターさんは
ドS級の💩ハンターになったことを意味するわけであります。

【ベル】に対応する存在は【ニムロデ】でありまして、神話では
【ニムロデ】は【ベル】に転生します。

「根暗マンセーのS級ハンター」と「蠅の王」にも同じ関係性が成り立ちまして
スカしている感じのこの主人公さんは「💩の王」に転生するということになります。

【ネクロマンシー】はとても便利な秘術のように見えて、その本質は【呪術】
でありますから、「等価交換の原則」の作用により術者に【呪い】が付与されます。

カナン討伐チームのS級ヒーラーが命を失い、代わりにチームメイトのお嬢さんの命を
救ったのも「等価交換の原則」を表しています。

但しこれは逆から見たら命を奪うために行った殺人儀式であると言うこともできます。

生かすために殺した=殺すために生かしたという関係性が成り立つ故に「呪い」となりまして
それは放射能汚染で大怪獣ゴジラを作ることと同じことを意味します。

蠅の王は「💩の王」なので根暗マンセーの主人公は「💩の王」の人格者となり
母の為と称し人の命を平気で殺める最低野蛮人に成り下がるわけであります。

禁断の秘術【ネクロマンシー】とは本来使いものにならない💩テクですので
結局ドラえもんの方が役に立ち、人柄もいいということになりまして
ドラえもんの能力には人が殺到するも、【ネクロマンシー】は廃れるわけであります。

人間性が希薄な本作主人公に無理やり人助けをさせて箔をつけようとしますが
原理上助ける数以上の屍の山を積み上げなければならないため、「エレン・イェーガー」
と同じく「最初から要らなかった」という話になるわけであります。

根暗マンセーさんが闇落ちした時点で「💩の王」になることは確定し
母親回復のピークを境にただ落ちていくだけの存在証明を示す因果に行き着くのであります。

レベルは上がり超人となるがそれに伴い人間性は堕落していくだけ
というとても{/netabare}虚しい物語であるというのが結論でございます。

●深遠なる底知れぬ闇の「おくぎ」

{netabare}1期の序盤で覚醒し、後は闇落ちしていくだけの主人公。
レベルが上がれば上がる程救われる希望が失われていく残念な展開が確定してしまいます。

駆け出しのE級だった頃にはまだ希望があり、まともな人間性を持ち合わせていた
根暗マンセーさんではありましたが、【ネクロマンサー】となり終には
ただの人間には戻れなくなってしまいました。

本作は超人化した青年の悲劇の物語であります。
亡者の群れを従える最強の超人は死の番人=呪われし【ネクロマンサー】であります。

ボタンを連打するだけで勝手にレベルが上がるだけの物語に希望はありません。
残念無念にございます。{/netabare}


今時のネットではプロレスごっこを展開する工作員が
どこでもわらわら湧くのは当たり前の現象であります。

分断工作に釣られたら負けのライアーゲーム、冷静な対応を心がけてください。


【日本 VS 韓国】🔥情報戦対決🔥
~ワクワクチンチン編~

「イェール大学教授 岩崎明子の暴露情報」
https://youtu.be/gAfZ9tCPTMU

「韓国のトップ研究者チームの発表」
https://www.nicozon.net/watch/sm44732993

{netabare}ついでに「中国死のバック・・・」
https://youtu.be/4dlx-aYXSw0

ワクワクチンチンの中身
https://youtu.be/8ZLEyOdD0M4
{/netabare}

国民所得に続き情報戦でも韓国に負けるような気がしますが
我らが祖国は大丈夫でしょうか・・・

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

63.8 2 2025年度のシステムアニメランキング2位
ギルドの受付嬢ですが、残業は嫌なのでボスをソロ討伐しようと思います(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (165)
398人が棚に入れました
〈ギルドの受付嬢〉。業務内容は絶対安全。公務だから立場も安定。 可愛い制服に身を包み、カウンター越しに笑顔で冒険者たちをご案内。受付時間が終わったら、のんびりと事務作業を済ませて定時に帰宅。愛しの我が家でくつろいで、さあ、明日も元気に働こうーー。 アリナ・クローバーは、そんな理想の職業に就いたはずだった。しかし。その実態は、理想とは程遠かったー ひとたびダンジョンの攻略が滞れば、カウンターは大混雑。めんどくさい対応を求める冒険者もちらほら。顔で笑って心で泣いて、厄介な顧客をやり過ごしても、今度は大量の書類仕事が待っている。やる気は残ってないけれど、明日に回せばなおしんどい。おかげで来る日も来る日も残業地獄...ああ、もう我慢の限界!! アリナが不満を爆発させると、隠し持った一面が顔を出す。 チームで挑むことすら危険なダンジョンにソロで乗り込み、銀に輝く大鎚【ルビ:ウォーハンマー】で、強大なボスを叩き伏せる――。 何を隠そう彼女こそ、正体不明、神出鬼没、街で噂の凄腕冒険者〈処刑人〉その人だったのだ!! でも、そのことは絶対に隠し通さなければならない。なぜなら受付嬢は副業禁止で、バレたら即刻クビだから...。アリナの平穏な暮らしは、守られるのか!? 第27回電撃小説大賞《金賞》受賞作、待望のTVアニメ化!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話 期待できる良い初期設定を自ら壊すスタイルが流行ってるの?

1話 ギャグに振っている限り面白い。シリアス化だけは勘弁してください。

{netabare} 突っ込んだら負けの脳みそ停止して受付嬢のクズさを楽しむ作品です。この手法はギャグだから許される感じですね。

 真面目に論じ出せば、基本的になぜヒロインだけに残業が集中しているのかの説明がないし不自然です。そもそも残業と言う概念は人権と密接に絡んでいるので、国民主権かその他の政体でも資本家と労働者との関係が調整されている状態でないとありえないと思います。ファンタジー世界の近世以前というより中世後期の欧州で革命前の雰囲気では、残業という概念などあるわけがないです。でも、そんなことを言いだしたら負けですので、気にしないのが肝要でしょう。

 ただ、ヒロインがなぜ残業したくないか?をもっと明確にしてキャラ付けした方が説得力はあるかなとは思いました。強さの秘密についてはこれから説明があるんでしょうけど、そこはヒロインチートですから適当でもいいと思います。
 転生者で前世で過労死した…というありきたりな設定でもいいでしょう。「スライム倒して300年…」とか女性の転生ものではトラック事故よりも多いかもしれませんが、要するにそこはテンプレでいいでしょう。ただ、キャラの性格造形理解、残業ゼロへのこだわりとして、さらっとでもいいから説明が欲しいなあ。

 一番嫌な展開はシリアス化ですね。この作品はギャグだから矛盾やご都合主義設定が許される世界観です。シリアスをやり出すと間抜けになります。そこだけは気を付けてほしいかな。

 なお、ギャグの雰囲気で言えば、OPだけ違和感を感じました。 {/netabare}


2話 仕事が出来ないからこの子だけ残業している、という理解でいいのでしょうか?

{netabare} なぜ、スキルが発動するのか、という説明がありましたね。ここもしっかりギャグとして処理していたのはいいんじゃないでしょうか。残業とも結びついていたし。強さとは何かとか強さのリアリティ(技能、知能、覚悟その他もろもろ)を言い出すとキリがないです。

 でまあ、冒険者は仕事を難なくこなしていたのでその表現からすると、ヒロインは残念なことに「仕事ができない子」だったんですね。仕事が多すぎるのではなく、処理が追い付かないという表現に見えましたが…逆恨みというか逆切れというか、他の子たちは仕事ができるから家に帰れるということ?このキレ方も要するに受付嬢はクズ人間だから、ということなんでしょうか。

 まあ、そういうモロモロをちょっと考えてしまいますが、概ねコメディ・ギャグ作品として成立していると思います。出落ちじゃなければですけど。3,4話辺りから展開するんですかね。普通に見ると思います。

 それとEDがなかなかキャッチーで癖になりますね。{/netabare}


3話 シリアス化しちゃったかあ…EDがOPに来る演出は珍しくないでしょうか?

{netabare}  なぜ、EDを冒頭に持ってきたんですかね?長らくアニメを見ていますが初めて見る演出のような気がします。1話めでOPがEDに回ったり2クール以上で初期のOPを重要回とか最終回でEDで流す演出なんかはいくつかありますけど、この形は初かも。これってなんでしょうね?

 試みとしては面白いかも。シリアス回は雰囲気を和らげるために能天気な「半端ないぱっぱらっぱっぱらっぱらっ」の方をOPにする演出なんでしょうか?ただ、EDの曲調ってどんな明るい曲でも意識して郷愁感というかノスタルジックなメロディラインになるので違和感も半端ないですけどね。

 それにしてもシリアス化しちゃったかあ…ヒロインの過去描写ですけど、ヒロインの性格とかスキルを得た理由がお祭りでの愚痴とか考えると、ストーリー的な親和性が無い非常に不自然な展開な気がします。

 それと家が壊れているのでしょうがないですが、家に籠りたい人間の心理として自分の持ち物、趣味のグッズで部屋を固めたいと思うのですが…そういうディテールにおいて「なぜ残業したくないのか」「なぜそういう性格なのか」という点で出来は良くないです。

 まあ、3話のあの間抜けなヤラレキャラと白銀のパーティーリーダーの言動も不自然な気がします。

  もうちょっと緩く残業ネタでヒロインのコミカルなところを見せてから展開した方が良かったかな。見たいのはそこじゃないし。継続視聴は4話がポイントかなあ。{/netabare}


4話 期待できる良い初期設定を自ら壊すスタイルが流行ってるの?

 看板に偽りありですね。前期の「ひとりぼっちの異世界攻略」や「歴史に残る悪女になるぞ」を思い出しますが、自分で定義した良い意味で期待できる初期設定を、自分で壊しに来るスタイルが流行っているのでしょうか。

 人知れず暗躍して陰の存在として面白くなりそうな発想があったのに、そこを自らつぶしてしまいました。ヒロインの性格が面白そうで期待があったので残念です。作画もいいしヒロインのキャラデザもいい。EDの音楽も悪くない。

 なのに、残業したくない理由、残業をせざるを得ない理由、残業を回避する手段としてのボス討伐、秘密を隠す工夫、強さの秘密…なんかそういう誰でも期待するような良い部分の可能性を全部捨てましたね。全部やっつけで説明して普通のダンジョン俺TUEEEにしてしまいました。なんでわざわざテンプレ中のテンプレに…本当にもったいないと思いました。

 見てもいいのかもしれませんが、それは凡百の異世界ものを脳みそを停止してボーっと見る見方をするだけだと思います。つまり、本作である意味はないです。ステイタスは中断で。脳みそが覚醒する展開なら再度ちゃんと見ます。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 13

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

全くの出オチ作品!世界観設定も良く考えていないのが見え見え。ただ、何とかオチをつけたのは高評価です!

 最終話(12話)まで観ました。2025.03.30

 今回の魔人騒動の背後には、あのお方がいるそうですよ!
と、2期への含みを持たせて1期終了です。

 アリナさん、今後は白銀とともにボス討伐する様です。ダブルワークのワーカーホリック万歳ですね!

 ギルドにでっかい貸しもあるし、誰も文句は言えませんが、もう少し残業を減らすためのやりようがある気がします。

 出オチでしか無く、構造的な問題を抱えた物語を良くワンクールにまとめたと思います。何だかんだで結構面白かったです。能力の高いアニメ制作会社に当たると、何とかなるもんですね。

 釈然とはしませんが…。アリナさんが可愛かったので、コレでイイのだ!しかし…絶対にパンツは見えませんねぇ…。

………………………………………………………………………
 8話まで観ました。2028.03.03

 冒険者が魔人を呼び出す!エライコッチャ!アリナさん助けて〜!に恋愛要素と脇役冒険者達の掘り下げでシリアスな感じを出すと言う、同じ様な展開を繰り返します。

 ただ、この作品自体がアニメ化し辛い感じなので、ワンクール物語を成立させるために仕方ないのかなぁとも感じます。

 アリナさんは能力の制約的にウォーハンマー縛りがあるので、頭脳戦やら駆け引き等は抜きにした大雑把な戦闘描写しか出来ないし、ギルドの受付職員と言う設定上、冒険者達をシリアスな感じに描かざるを得ないと言うのもわかります。

 受付嬢より冒険者達の方が楽で収入が良さそうだと、この物語が崩壊します。アリナの出オチ設定の矛盾があちこちで噴き出しいて、素直に楽しめません。受付嬢にも寿退社の概念があるのね…。コレは昭和的発想でよろしく無い!

 アニメの後半になっても作画を頑張っているので、糞なろう専門の乞食制作会社じゃないんだから、仕事は選んだ方が良いのになぁ〜と感じます。
………………………………………………………………………
 4話まで観ました。2025.02.01

 アリナさんが暴れて全て解決しました!良かった!強い受付嬢好き〜〜!……しかし、まともな視聴者ならツッコミを我慢出来ないでしょう…。

 若い頃は冒険者やって、引退したら受付嬢で良くね?

 この世界、住民票とかあるのか不明ですが、日本だって明治維新まで、国民が何人いて、誰が何歳だなんて、家族等の回りの人以外には誰もわかりませんでした。

 だから、就職も新卒一括採用の終身雇用なんて、ありえませんでした。役職のある武士なら、子供が元服したり、家督や役職を継がしたりするのに、大体の年齢はありましたが、それだって、そんなにカッチリしていません。
 
 長男死亡で次三男が…になればさらに役職を継ぐ時期はズレてきます。同じ年度産まれが一斉に入学したり就職したりとか、つい最近の話です。

 本作品も、ギルドの業務や職員採用のシステムが不明なので、職にこだわるアリナの行動原理が理解出来ません。一流企業や公務員みたいに何年度生まれまで採用とかあるんですか?誰が年齢の証明すんだよ…。

 識字率は案外高そうなので、初等教育機関くらいはあるのかもしれませんが、欠員が出たら適当に試験して、採用するシステムで何か不都合があるのかな?

 もう、受付嬢は超特権階級で、実はSランク冒険者並に給料出てるけど、タンクの若造が出来る位のレベルの事務能力でOKな給料泥棒集団位の胸糞設定にでもしないと物語として成立しないでしょ…。腐敗した社会主義国家みたい…。賄賂が無いと何も進まない的な!傾国のお役所仕事舐めんなよ!

 EDみたいなキララ的お気楽極楽日常路線と、OP的な痛快冒険譚が上手く同居出来ていない、非常にチグハグな印象を受けるのは、とても残念です。
………………………………………………………………………
 3話まで観ました。2025.01.25

 ギルドの受付嬢のアリナが実は最強の冒険者で、残業が嫌なのでボスをソロ討伐してしまうと言う完全出オチギャグ作品…。なのですが、3話でシリアス展開に…。何か悪手ですね。

 ギルドの受付嬢は公務員的な立場なのか、福利厚生有給も完備の良い職場だけれども、仕事が忙しくて残業が多いとのことですが、そもそも受付嬢が、一生出来る仕事なのか不明です。

 周りの同僚も皆若いおねーちゃんで、齢をとった幹部女性職員の描写がありません。キャリアのロールモデルが全く不明です。

 昔の民間企業みたいに、女性職員は30前に寿退職強要されてね?主人公、30年ローンが通って家を購入しているので、40から50代の女性職員の描写は必須です。

 しかも、アリナさん、結婚出産とか考えて家を買ってるのかね?この辺の女性ならではの人生イベントに対する配慮も無い気がします。

 ハッキリ言って、女性描写が記号的で、全く生身の人間を描いていません。出オチギャグならコレでも許容範囲ですが、シリアス展開になったら、色々と矛盾が生じるでしょう。

 まぁ…漫画小説あるあるで、作者含めて原作側にまともな社会人経験のある人間が関わっていないので、こんな珍妙な職場を設定してしまうのでしょうが、どう考えてもおかしいです。

 また、アリナは良く残業していますが、自営業者の冒険者にクエストをアウトソーシングしているだけで、あんなに事務作業生じる?冒険者側にも活動報告を文書で報告させてるの?活動規模と事務作業の量があっていません。

 報酬なんて、約束の額を達成度に応じてリーダーにポンッと渡して、後は勝手に差配せい!で終わりでしょうよ…。

 識字率の低い近世国家でも社会が回るのは、国家が管理する文書行政は最低限にして、ほぼ地域社会に徴税から治安維持まで丸投げで請け負わせているからですよね?

 さらに、主人公がギルドに協力する代わりに受付嬢の増員を要求していますが、そんなに簡単に人員増員が効くほど単純な仕事なの?だったら受付嬢なんて誰でも代替可能な不安定労働でしかないじゃん…。スキル依存の冒険者の方がマシじゃない?

 どうも、冒険者と言う請負+成果主義の前近代的な労働と、時給、日給の概念がある近代的な労働がごちゃ混ぜになった異様な世界が噛み合っていません。

 徒弟制や奉公人等の家内奴隷でもない一般自由労働者は、時間になれば勝手に帰宅するだけです。仕事を終わらしてからなんて近代以降の発想です。

 社畜制が維持出来なくなっているのは、あくまで時代に強制された労働のあり方でしかなく、別に日本の伝統的な労働慣行でも何でも無いからですね。

 せっかく作画も雰囲気も良く、主人公のアリナも可愛いのに、根本的には労働の概念を理解していない原作のせいで、おかしなアニメになっているのが残念です。早く、ハチャメチャ暴力受付嬢ギャグに戻って欲しいです。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 7

シボ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

なんだかんだ一番真面目なお嬢さん。

長いタイトルまんまのストーリで始まる本作。

ギルドの受付嬢で主人公のアリナ。
綺麗で華やかに見える職場はきっと現実のそれと近くて
大変なことも多そうです。
それでも
いつも文句を言ってブチ切れてるのに結局残業してまで
諦めずに仕事をやりきる真面目な女の子です。

それの反動でストレス発散の大ハンマーなのでしょうか!?

物語は序盤でネタ晴らしすんじゃったのもあってか
自分的には
なんだかんだすっごい真面目で頑張り屋で可愛い彼女の魅力だけで
先を見てた感ありましたww

一応、白銀の絡んだ冒険物語は進んでいくんだけど
大きな敵の存在も特になくてジェイド達との
クエストが完全におまけな感じがしちゃうんですよね~。

白銀の剣にしたって3人しかいないのに
ジェイドと女魔法使いのルルリとあと赤髪の??ってなっちゃうくらい
印象が弱いです。
カッコイイ容姿で優しくて強い(アリナより弱いけど)
ってだけでは他の受付嬢には人気でも役不足感ありました。

後半はちょっともうバトルはいらないからって言いたくなるくらい
物語的には残念な感じに。
アリナさんがなんで今のようになったのか。OPの絵のような
過去についての話が見たかった・・・。

まあアリナさん見たさで最後まで乗り切った本作だしこんなもんか。

アリナさんの魅力たっぷりな音楽はOP,EDともにお気に入りでした。

OP 310 / 「パーフェクトデイ」
知らない方だったのですけど
オーディションよりデビューした歌い手さんだそうです。
そして本楽曲がデビュー曲とありました。
どこぞの劇場版のOP映像観てるみたいな
本編の雰囲気とはちょっと違う絵が印象的で良いんだよな~。
壮大な世界観の絵が良かったのもあって毎回楽しく聴いてました!


EDたまにOP  ナナヲアカリ / 「明日の私に幸あれ」
アリナ・ルルリ・ライラ
3人娘のマラカスダンスが可愛いんですよね~!
テンポが良くて自然に口ずさんじゃうメロディーに
何より思わず頷いちゃう歌詞が最高です!
明日元気が欲しい時にはこの曲で♪

結論、アニメを観る時間がなくなる残業は嫌なんです!!

投稿 : 2025/04/19
♥ : 16

68.2 3 2025年度のシステムアニメランキング3位
全修。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (173)
401人が棚に入れました
広瀬ナツ子は、高校卒業後アニメーターとなり、才能を開花させあっという間に監督デビューを果たす。初監督作品は社会現象になる大ヒット。 新進気鋭の天才監督と世間でも評価され、次回作は初恋をテーマにした劇場ラブコメ作品に決定! しかし、人を好きになったことがないナツ子は初恋がよくわからず、コンテが描けなくなり映画制作が行き詰る。
ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

雰囲気でゴリ押せるに越したことはない、MAPPAのプロモーションだと考えるならアリ。

 
 全体を総括して
 {netabare} 正直、色んなところの 甘さ 粗さ は否めません。

 初期段階から合ってなかった歯車を 合っていないな と思いながらも見て見ぬふりを続け、最後にハッピーエンドの布で強引に丸ごとラッピングしてみせた、そんな印象です。

 全体通して楽しんで視聴することは出来ましたが、面白かったとは思いません。

 ですが しかし、レビュータイトルにもしているとおり、私は この作品はMAPPAのプロモーションの面が強い作品だと思っているので、雰囲気でゴリ押しができることに越したことはありません。
 
 制作会社としては脚本の出来よりも作画面に注力することは当然だと思います。
 
 その点で言うとこの作品は、鮮烈な作画 印象に残る演出、そして関心を引くためのパロディネタなんかもありプロモーションとしてのポイントが実によく押さえられていると思います。
 一見するとやりたい放題しているように思えますが、その実 非常に大衆的です。

 25周年記念であんな作品を作ったbonesより、遥かにマシです。
 
 {/netabare}


 第3話まで視聴しました。
 {netabare} MAPPAのオリジナルと言えばまだ前作の"アレ"が記憶に新しいですが本作品はどうなるでしょうか。

 今ところ"アレ"よりはマシな気はしていますが、それはファンタジーな世界観が故に誤魔化しが効いているだけなんじゃ… という気持ちが拭えません。


 現状、私が気になっている点はというと…

 ナツ子の行動原理がよくわからん です。 

 現実の社会人としてのナツ子、新進気鋭のアニメ監督としてのナツ子、「滅びゆく物語」のファンとしてのナツ子、どの目線 どの立ち位置で考え行動してるのかがいまいち判然としません。(生きて現実に帰りたいっていうのは行動っていうより反射だしなぁ)

 例えば、第1話の祝賀会中にこの世界が「滅びゆく物語」だと気づいたところで早速ヴォイドの襲来を告げ改変をしようとしている点。
 いや、まぁ…被害がでないよう警告するのは真っ当な行動だとは思うんですけど…自分の好きな作品を改変することへの葛藤とか躊躇みたいなのないんですね。

 ユニオを助けに飛び出した時もそういう気持ちはなかったですし、第2話で目覚めてからも改変してしまったことの後悔や後ろめたさは感じていないようでした。

 第2話でその辺りの心境を整理するのかと思っていたら、なんか腹ペコキャラを確立してしまいましたしね。


 鬱々しい展開で、見るとメンタルがやられる 絶望すると言われている「滅びゆく物語」のことをナツ子は"大好き"とまで言っていたのになんだか釈然としないな、と思っていたのですが…
 そうか…ナツ子は「滅びゆく物語」が好きなんじゃなくて「ルーク」が好きなだけなのか…。

 そういえば第1話で「何回見ても訳分かんない、でもそこがいい」って言ってましたね。
 別に鬱展開が好きなわけでも、作品に対して独自の解釈を持っているわけでもないようですしね。
 (鬱々しい展開なのと訳が分からない展開というのはちょっと違うような気もするけど)


 ファンとしてのナツ子はそれでいいとしても、でもじゃあやっぱりアニメ監督の広瀬ナツ子としては、それでいいのかって気持ちは残っちゃうな。

 他人様が生み出した作品であり、しかもその本質を理解していないまま改変を繰り返している現状に、こだわりの強い新進気鋭の監督様は何も感じていないのか。

 今後の展開でその辺りは掘り下げられるかもしれませんね、少なくとも今はアニメ監督というより美術部の女オタクって感じがしています。


 今一度、私が気になっている点を整理して考えてみると…
 制作側は広瀬ナツ子というキャラをどういう風に見せたいのかがわからん という方が正確かもしれません。


 これからの展開に期待です。


       {/netabare}

 第4話視聴しました。
 {netabare} 今話は、映画では明かされない登場人物の心理をその物語の世界に入ることで知り得る、という本作品のテーマが持つ面白味、醍醐味が出た回だと思います。

 これまでの3話と違い主要キャラに焦点が当たっているのも大きいですが、何よりナツ子が今回の問題解決のために使用した能力はちゃんと自身のアニメーターとしての経験が活かされるかたちになっていたのが良かったです。

 第1話と第2話の時のようなパロはあれはあれでいいとは思いますし、今回のもパロっちゃパロなんですが、
「初めて原画として参加した作品」とか「怒られてヘコんだけど、そんなに喜んでもらえるならやってよかった」などの情報がつくとやっぱり見え方は違ってきます。
 ただパロを用いた盛り上げのパート ではなく、ちゃんとナツ子の精神的成長につながる意味のあるパートになっていると思います。


 総じてこれまでの3話より好感触ですし、原作者の存在を匂わせる引きでこれからに期待が持てるようになってはいるんですが、その一方でやはり気になるのはナツ子の「滅びゆく物語」に対しての気持ちです。

 主要人物が死ぬ大事な部分が謎展開となっていて、ナツ子自身も"マジで謎"と思っているような作品を何故好きだと思えるのか?
 ナツ子がこの作品と出会ったのって子供の頃のようですし、なんだったらトラウマになっててもおかしくないのに…。
 ナツ子のこの作品に対する好意の出どころがわからん。
 そんな状態で、メメルン好きだったのに とか言ったり、 メメルンにナインソルジャーへの好意を確かめてたりするのはなんだかモヤっとしてしまいます。

 後々出てくることなんでしょうけど、もっと序盤からその辺りへのフォローが欲しい。

 
 あと、細かいところで言うと ナツ子がルークはメメルンを殺すかもと思ったシーン。
 ルークがメメルンは裏切り者だとわかってから斬ったのならまだしも、映画のなかではルークはヴォイドだと思って斬っただけなので、何故ナツ子はそう思ったのかが謎です。
 映画じゃ斬った後のルークの反応は描かれていてないんか?


 ナツ子の「滅びゆく物語」についての気持ちは、引っ張るならその分だけ余計にドラスティックかつ説得力のある説明や心理展開を期待してしまいますがどうなるでしょうか。

 次回に期待です。

        {/netabare}

 第5話視聴しました。
 {netabare} 今回は、ヴォイド退治が好調なことをうけて調子をこき始めたナツ子が、現実世界と同じ「自分がやったほうが早い」ルートに入ってしまう という回でした。
 絶対絶命のピンチで引きを作ったので、次回以降のナツ子の心境の変化、価値観の変化の到来が楽しみです。

 今回の件に関して、スラム街の子供たちやジャスティスさんがどう関係してくるのかも気になります。


 スラム街といえば、特に治安の悪いスラム街である絶望地区を「ここで暮らし始めたら絶望しかない」とだけのなんともフワッとした説明でまとめてしまったのは拍子抜けでした。

 仮にも、見たら絶望する メンタルを病む と言われている作品のさらに闇の部分ですよね?

 「滅びゆく物語」が絶望と評されているのは、その世界観も込みでの話だと思っていたのですが、ただ単にナインソルジャーの面々が死んでいくからってだけなんでしょうか?

 それか、このスラム街やそこに住む子供たちっていう要素は特に大事じゃなくて、ナツ子がジャスティスさんと出会うためだけのものなのかもしれませんね。


 ジャスティスさんについて

 ジャスティスさんとの会話シーン、ここは前回同様キャラの真意を聞ける醍醐味な部分だと思います。

 ですが、映画内で描写もなく突然な謎展開を見せたというメメルンと違って、ジャスティスさんに関しては割としっかり描写されてるみたいなんだから、別に汲み取れるところなんじゃないのか?
 ナツ子は子供の頃から度々映画を見て、設定資料集も読み込んでいるのに、こんなにもキャラの心境がわかってないって、これはナツ子がアレなのか 「滅びゆく物語」がよっぽどなのか どっちなんでしょうね。

 それとも、ジャスティスさんは声が 朴 璐美 さんだしどことなく中性的に描いているのはそういうことなのか?
 だから人を好きになったことがないナツ子にはわからないとかそういう系か?

 
 鳥監督が出てきて「修正しても無駄だよ」と意味深なことを言ってきましたが、当のナツ子は別にこの世界を修正してやろう とも思っていませんし、改変していることについても特に何かを感じているわけでもない という食い違いは今後活きてくるでしょうか。



 第5話まで視聴して未だ目を引くのは作画面の「あ、これ〇〇のパロだ」の方ばかりで、ストーリーそのものに乗れないのはやはりナツ子の主人公造形にあると思います。
 ナツ子のクリエイターとしての信念とは、ナインソルジャーの1人として行動する ご飯 以外の動機、「滅びゆく物語」に対する独自の解釈か、世間の評判が悪いこの作品が何故自分は好きなのかの理由 または それを知ろうとする姿勢、など欠けているものがちょっと多い。

 ナツ子のことは嫌いではないけど、上記のものがないとナツ子の行動に対する興味が持てない。
 

 もう早くも物語は折り返しになっていきますが、どうなるでしょうか 次回に期待です。

         {/netabare}

 第6話視聴しました。
 {netabare} 今回は作品の長所を活かした、作画でもっていった回でした。
 やはり、作画の良さは正義だなと実感させられました。

 ただ、作画の良さに隠れて気になるところはいくつかあります。

 例えば、メメルンがナツ子を諭すパート。

 メメルンはナツ子の戦い方を見ていると時々不安になるそうで、「がむしゃらで、命知らずで、何かを守ろうと必死で…」と語ります。

 …ん?そ、そうか? 前話の冒頭三連戦とかでも普通に調子づいてるだけじゃなかったか?

 それと「今度のヴォイドは共に力を合わせて戦わないと勝てませんよ」くらいのことで、ナツ子が現実世界の頃から引きずっている "出来る人間だから故のスタンドプレーの精神" はほぐされてしまうのか…。

 この価値観はナツ子という人間の根っこの部分であり、それ故その変化の様子には期待が出来ると思っていたので、結構コロッといったのは意外でした。

 いや、でも…自分の好きなキャラからこんな風に言われたなら、そりゃこうなるか。

 このパート、最後も微笑ましくて大変結構なんですが、メメルンがナツ子を諭す際に 前々回を踏まえた上での自戒するセリフなどがなかったので、だいぶ "お前が言うな" な仕上がりになっているのは気になります。

 「ナツコさんがいなければ、この街もわたくしたちもとっくに終わっていた」←いや、自分が終わらそうとしてたやん。

 「戦い方を見ていると不安になる」←最近で一番不安を与えたんは自分の方やん。

 みたいなノイズが入ってしまいます。

 最初に、わたくしが言えた義理じゃありませんが…とか、あなたがあの時わたくしに… みたいな部分があればスッと入ってくるんですけどね。



 続いて、戦闘シーン。

 作戦を立てて挑みましたが、開始10秒で瓦解してしまったのは笑いました。
 みんなで力を合わせて誰も失わないように と意気込んでいたのにも関わらず、力を合わせる間もなかったですね笑

 これ…ヴォイドがQJとメメルンをたまたま丸呑みにして、何故か飲み込まず味を楽しんでいてくれたから良かったものの、普通に死んでるところでしたよね。
 この世界ってそういうラッキーはある世界なんですね。

 
 ナツ子は今回サポートに徹し階段を出しましたけど、なんでわざわざ階段?

 上まで一気にいける昇降機なり、飛行できる乗り物とかで良かったんちゃうの?

 落ちる2人を見てとっさに、だと理解してもその後別に階段の続きを描いたり、階段が壊されたときわざわざ階段として直す必要があんのか?

 死角に入った2人を追う際に、たまたま駆けつけてくれた飛べないジャスティスさんに乗せてもらいましたけど……これってナツ子は元気なときのジャスティスさん描いてを出現させる、とかは無理なんですかね?

 一度、階段を描いたら階段しか駄目なのか?

 能力を使うと寝てしまうっていうデメリットがあるのは示されていますが、能力使用時の制限についてはわからないので、なんでも出来そうなのに何故か変な遠回りをしているように思ってしまいます。
 パロをしているときはその遠回りな行為自体が、「パロ」というネタになっていたから気にならなかったんですけどね。

 
 あと…すっごいそもそもな話、最初から塔の頂上で待ち構えていたら良かったんじゃないのか?

 相手の狙いは分かっているし、ご丁寧なことにソウルフューチャーを取り込む口が弱点らしいし…。

 バオバブ様の結界+メメルンの3秒は持つらしい制御魔法、ついでにナツ子もヴォイドの動きを止めること 弱点を晒すことに専念してたら、余裕をもって勝てたような気がするけど…。

 もし塔の根元で自分たちが突破されたら、を考えていなかったのなら尚更頂上で背水の陣を敷いていた方が良かったな笑
 実際、孵化したばかりのヴォイドの想像以上の速さに2人死んでるところですし笑
 そういえば、モブの兵士とか魔法使いとかいたはずですが彼らは全員辞めたんですかね?

 
 それか、あれかバオバブ様が ないよりマシだろう と思って張った気休め程度の小手先の防御魔法とやらがルーク達の想像以上に堅牢だったんでしょうか。
 完全体になったあのヴォイドの突撃を十数回耐えるって、持って3秒というメメルンの制御魔法よりよっぽどあてにしていいと思いますけどね。

 間違いなく今回のMVPはバオバブ様ですね、バオバブ様が 「まぁいいか… 」で結界張ってくれてなかったら終わっていましたもんね笑

 もし、バオバブ様が避難所から遠目に様子を見ていたら、心臓止まってんじゃないですかね。


 これからは作戦を立てるときはバオバブ様も呼んだ方がいいと思います。

 次回に期待です。



         {/netabare}

 第7話視聴しました。
 {netabare} 今話は、広瀬ナツ子 という人物を各年代ごとにその当時ナツ子に恋心を抱いた人からの視点で語られる過去回想回となりました。

 ナツ子の奇人っぷりと天才性が存分に見られ、パロネタもしっかり楽しめる良い回だったと思います。


 ただ、だからこそ惜しいのは 何故この話を第7話に持ってきてしまったんだ、というところです。

 今回の話の役割とは言わば、ナツ子の人となりの紹介 と ナツ子が今直面している問題を提示すること だと思います。

 これってもっと初期段階でやっておくべきことなんじゃないのか?  
 ここまで先送りにしたことの利点がない。
 それこそ、第3話とかで出来た話なんじゃないのかと思ってしまいます。

 第3話まで視聴した時点でのレビューで、ナツ子の行動原理がよくわからん と書いた身からすると、今回のようなことが示されていれば、あぁ昔からそうなのね と納得できる部分もあったんですけどね。

 少なくとも、第3話のタイガーマスクのパロよりかは優先順位の高い内容だと思います。


 後、ナツ子が初恋を知らないため制作に苦しんでいるという、作品の軸の一つとなる重要なテーマがここにきてようやくちゃんと出たのは愁眉を開く思いですが、あまりに機を逸し過ぎているように感じます。

 作品のイントロダクションや第1話のあらすじ紹介にて記されてはいますが、第1話の内容では制作が遅れている理由自体は判然としません。
 
 私自身、後からあらすじを読んだとき「え、そうなの?」となりましたし、5話の冒頭で初恋狩りをしているのを見て「あ、やっぱりそうっぽい」となりました。

 今話ラストの「滅びゆく物語ってこんなに幸せでいいんだっけ?」という自分のしてきた改変祭りに対しての疑問もそうですが、ちょっと色々と遅い。

 改変に関しては、こんなにも鶴山亀太郎監督に心酔していたのなら尚更です。


 
 私はこれまで「滅びゆく物語」に対してのひっかかりについてちょくちょく触れてきましたが、今話にてまたちょっと謎が深まった気がします。

 ナツ子が写本していたアニメ雑誌のインタビューにて、鶴山亀太郎は 「観客を飽きさせず、かつメッセージを伝えることができるのかに悩んだ」「映画の出来はそれなりだと思う。損はしないと思う」と語っています。
 もっと、「この『滅びゆく物語』は私の為に作った」 とか、「私の我儘に付き合ってもらった」みたいなことを言っているのかと思っていました。

 私はてっきり、鶴山亀太郎氏は「滅びゆく物語」を独善的な作品であると捉えているのかと思っていましたが、なんか エンタメをちゃんと意識していますね笑

 ということは、鶴山亀太郎氏は世間では絶望と評されてしまった本作品を本気で大衆にウケると思っていたんでしょうか?
 

 もう一つ印象的だったのは、「滅びゆく物語」を好きだというキャラがナツ子以外に現れたことです。
 蒼井三郎が単なる逆張りオタクである可能性は捨てきれませんが、マイ フェイバリット ムービー とまで言わしめる何かがこの作品にはあるんでしょうね。
 
 本当に世間ウケしなかったというだけで、意外とコアなアニメファンから人気だったりするのか?
 平成18年 2006年なら鬱アニメとか普通に流行りそうなんだけどな。
 いまいち、この「滅びゆく物語」の立ち位置がよくわかりません。
 当時プロデューサーはどういう宣伝をしてたんでしょうね。

 隠れた名作 とかではなく、駄作 爆死と強調しているのには何か狙いがあるんでしょうか。 

 鶴山亀太郎氏の真意が知れるのを待ちましょう。

 次回に期待です。 


           {/netabare}

 第8話視聴しました。
 {netabare} 今話は、ついに重要人物である鶴山監督とナツ子が接触したり、この作品のテーマである"初恋"が大きく進展したりした回でした。

 
 前回、かなり不穏な感じで登場した鶴山監督でしたが、やったことはというと ナツ子に付きまとい挑発して嫌がらせをする くらいのものでした。
 
 鶴山さんは原作者といっても、この世界に対して強い権限を持っているわけじゃないんですかね?
 「どう足掻いても物語のエンディングはすでに決まっている」とは、自分が何かをするわけじゃないけど世界の理が帳尻を合わせにくるぞって意味なんでしょうか。

 でも、縛っていたはずの縄がいつの間にか解けていたりしたので、何かしら不思議な力があるんですかね笑

 
 ここの場面でちょっと気になったのはQJの台詞です。
 謎の喋る鳥がナツ子と同じかもしれないと言った後、「この街にいるのは、ほとんどが九つの国から避難してきた者たちです。しかし、あの喋る鳥はどこの国にも属していません。」

 鳥に対してどの国に属してるもクソもなくね? 普通に私のデータにない見たこともありません、とかでよくないか?
 どうしてもここで「九つの国」ってワードをおさらいしておきたかったのか?
 


 私は各話のレビューにて度々 自分の大好きな作品をゴリゴリ改変していくナツ子に何か葛藤とかはないのか?ということを書いてきました。
 そして、今回 原作者様から直々にそのことについて問われましたが、ナツ子はどうやらそんなことをしている自覚は微塵もなかったようです。

 第5話にて、ヴォイドを倒しまくっている自分に酔いながら「最早この展開、映画の内容と全然違うけど」って言ってませんでしたっけ?

 さすがにこの第8話まで好き勝手にやってきといて、そんなつもりはなかった は無茶やろ笑

 「滅びゆく物語」が好きとかバイブルとか原点とか色々言ってるけど、信憑性ないんだよなぁ。

 「今のムキムキ乙女のデステニーも最高じゃん」ってセリフも 変化したキャラでも変わらずに好き という器の大きい気持ちから出たものではなく、元々そんな好きじゃなかったキャラがイメチェンしルークとのフラグもへし折れたから良し!ってだけだもんな。
 
 そりゃ原作者からしたら怒り心頭に発するでしょうよ。

 あくまでデステニーはナツ子が直接何かしたわけではない としても、ユニオの件は言い訳できんやろ。
 

 後、ルークとナツ子が温泉に入っている際、「滅びゆく物語」のグッズや人気キャラについて話していますが…
 いや、だからこの作品って世間的には駄作で爆死なんじゃねぇのかよ。

 グッズはまだいいとしても、人気キャラってどういうこと? 作品そのものの人気がないのに? 子供がユニオを好きになるって、元ネタを知らずにキャラだけ先行したってこと?

 マジでずっと本当に「滅びゆく物語」の立ち位置がわからん。



 ストーリーがラブコメなども取り入れてポップなのはいい、パロネタをいれてクスッとできるのも楽しい、でも、それらを際立たせるための重要なポイントを尽くスルーしてしまっている感じがします。
 この作品が ストーリーはそんなに… と言われる原因はここにあると思います。

 前回と変わらず、鶴山監督の真意を知れるのを待ちましょう。

 次回に期待です。


          {/netabare}

 第9話視聴しました。
 {netabare} 今話はAパートを使って、ルーク視点からのナツ子の様子やこれまでの振り返りがなされました。

 基本、おさらい といった感じでしたが、恋心を自覚していくルークの初々しい様子が可愛らしく演出されていたと思います。
 Bパート後半や次話以降の混乱を極めていく展開の良いフリでした。

 
 その後、ナツ子はQJに映画「滅びゆく物語」の本来の内容を語ります。
 QJは、前回 ナツ子が不穏なことを言う謎の鳥に対し憧れているとまで言っていた件については触れないの優しいですね。

 今回わかったことは、映画「滅びゆく物語」ではルーク自身が超空洞ヴォイドとなり世界を滅ぼして終わりだそうです。
 超絶バットエンドなわけなんですが、どうしてナツ子や蒼井三郎はこの作品が大好きなんでしょうね。

 しかもナツ子に至っては、ただバットエンドっていうだけでなく内容も 何回見ても訳わかんない と言っているので本当に謎です。

 うーん…なんというか…ここまで話数を重ねても第1話を視聴した時から引っかかっている部分が一向に進行しないんですよね。
 言及すべきところを避けてずーっとフワフワしてる感じがします。

 まぁおそらくこの部分は、鶴山監督に向けて 私は「滅びゆく物語」のコレコレこういうところが好きなんだ!という風なある種オチ的な要素として出すつもりなんじゃないかと思っています。



 次回のタイトルは「混乱」なので暗い話の予感ですが、それを乗り越え、ナツ子はこの世界にやってきてからの「滅びゆく物語」に対する心境の変化を認識し、憧れの巨匠の作品を全修する覚悟を決めるでしょうか、さらに引き続き鶴山監督がこの作品に込めた真意とは何か気になります。

 次回に期待です。

 
        {/netabare}

 第10話視聴しました。
 {netabare} 今回は、QJが犠牲になったことを皮切りに世界が正史の方へ引き戻されていく混乱渦巻く回でした。
 不安に駆られた民たちが暴走していく様子は悲痛でしたが、すぐそこに開け放たれた扉があるのに木枠ごと窓を破壊して証拠があったことを叫んでいたり、農民たちのやたら高い投擲技術に笑ってしまいました。

 今回の暴動、街の兵士の皆さんはなんにもしないんですね。
 葬式には参列していたのに…。


 
 そういえば、鶴山監督としては死ぬはずのないQJが死んだことについては別にいいんですかね。
 ルークが超空洞ヴォイドになるというエンディングになることが最重要で意外と過程はなんでもいいんでしょうか。
 ナツ子もここまで泳がされていましたもんね。

 やっぱり鶴山監督が直接何かをしているわけではなかったりしますかね、決定的な描写もないし。
 
 
 ここまで来ると、この作品はもう鶴山監督次第なところがありますね。
 わかりやすく破滅を美とするラスボスなのか、それとも意外と人情味がある感じなのか。
 
 この作品の着地点はナツ子が現実に戻り作品を完成させる なのでそこを残りの話数でどう繋げてくるのか楽しみです。

 次回、ナツ子はヴォイドに飲まれたことで現実に戻ったりしませんかね。

          {/netabare}

 第11話視聴しました。
 {netabare}「絶望。」という サブタイトル通り、キャラクターの心情的にも状況的にも絶望な展開が印象に残る回でした。

 たっぷりとルークの絶望描写をしつつも、それでも希望への道は絶たれていないと持って行く演出は本当に素晴らしかったと思います。

 
 しかし、本当に素晴らしかったと思うからこそ、この部分が雰囲気と演出の力に頼ったゴリ押しになっていることが口惜しく感じてなりません。


 ナツ子が「滅びゆく物語」のことが好きなのはもう充分わかったって!聞いたって!知ってるって!

 いつまで同じとこで反復横跳びをしてんだよ! 好きな気持ちについてもう一歩踏み込んで来いよ!

 最終回にとってあるという風に最大限好意的にみることはできますけど、できるタイミングすべきタイミングを逃しているのは擁護できないと思います。

 なんというか、作ってる側がそもそも 広瀬ナツ子 というキャラクターに対してあんまり愛着とか興味ないんだろうな と感じています。

 
 それをより顕著に感じた点として、今回 なんだかナツ子は何かを乗り越えた感じになっていますが、ナツ子って別に挫折を経験したわけじゃないですよね?

 確かに、前話 前々話 にてヴォイドに攻め入られてしまい戦えない自分に悲観的になっていたりしますが、自分が描いたものが周りの人を殺すかもしれない特殊な状況下で、しかも誰も真似できないオリジナリティ溢れるものを描いたところで本当にそれが活躍するかもわからない、というのはあまりにも召喚魔法術師としての苦悩すぎて、クリエイターとしての悩みと繋がっていないんですよね。
 

 現実世界での問題についても、ヴォイドの精神攻撃によってネガティブになってしまいましたけど、別にナツ子って自分の絵について悩んでなくないですか?

 確かに新作に苦悩はしていましたけど、自身にとって未知のテーマである "初恋" ってことと、初めて務めるオリジナル作品の脚本兼監督ってことが、なんかごっちゃになっていますし、なんか知らない間にすり替えられてもいるようにも思います。

 これは挫折っていうより、単純にこれまで その才能とひたむきさ でトントン拍子にやってきて、本来ぶち当たるはずだった壁に 今 直面しているというだけのような気がします。

 
 ですので、だからこそ、ナツ子がこのタイミングで「滅びゆく物語」のことを ただ好きだ と噛み締めるというのはなんのアンサーにもなっていないんですよ。
 
 
 これ、ナツ子が一回ちゃんとした爆死映画を作ってるとかならわかるんですけどね。
 爆死とはいかなくても、ナツ子が根本的に抱えているオリジナリティの問題が作用して、想定以上にパッとしなくて監督としての広瀬ナツ子の名声は崖っぷちになっている、とか。
 そこで、再起もかねて社長からあえてナツ子に馴染みが無さそうな "初恋" をテーマに依頼、それでナツ子は混乱し大衆を気にしたりして迷走、しかしこれまでの話を経て 今回の原点の好きに帰ってくる、となるならわかるんです。


 なんか今回でようやく好きの気持ちを取り戻した、みたいになってますけど、ナツ子って第1話の頃から別にずーーっと変わらず好きですよね。
 
 キャラクター設定以上のことは考えてもらえてない感じがして、もう一周回って不憫です。


 次回の最終回でどんな全修が見られるのか、期待です。


 余談

 今回「滅びゆく物語」の1/12スケールフィギュアが登場したり、アクスタが出てきたりしましたが、この作品が爆死と言われてしまうのは作品の特色も考えずグッズを作りすぎたからとかもあるんですかね。

 今なら、相当値崩れを起こしているのか、逆にプレミアがついていたりするでしょうか。

             {/netabare}

 最終話視聴しました。
 {netabare} 超空洞ヴォイドが顕現し、街を蹂躙していく様子は凄まじく、破滅をもたらす者としてとても迫力があったと思います。

 そんな満を持して登場したラスボスとは裏腹に、話の決着 エンディングは結構強引かつあっさり、全てを有耶無耶にして終わりました。


 ナツ子がどんな思いで全修を敢行するのか期待していたんですが、「『滅びゆく物語』は私の大好きな映画だけど、このまま終わるのをただ見てるだけなんてできない。ルークをこれで終わりになんかしない、私が全修する!」という第1話の段階でも言えそうなものだったのは拍子抜けでした。


 超空洞ヴォイドを倒すために、"完璧に早く描ける最強のもの"としてルークを描くというのは大変熱い展開だったと思います。

 じゃあ、もっと最初の方でルーク描いててもおかしくないけどな、とは思いましたけど。

 あ、一回描いたやつはダメなんでしたね。

 なんでダメなのかは知んねぇけど。

 あの不思議タップが言うんだから仕方ありませんね。

 結局このタップがなんだったのかは知んねぇけど。

 ナツ子的にルークを描くことは温存してた とかありゃいいのに…。


 あと、この熱い展開に比べたら些細なことなのかもしれませんが、ナツ子はオリジナリティという部分で少し壁にあたっており前回では「どこかで見たことある絵ばっかり描いてんじゃねぇよ、バーカバーカ」と図星つかれた精神攻撃をくらったりしていました、そこから奮起して描いたのが、手癖で描けるルーク というのは 何だかなぁ という気がします。

 これが、初対面時 印象が違ったことや、実は料理ができると知ったこと、好きだと気持ちをストレートにぶつけてくること など、ナツ子がこの世界にやってきて直に触れ合うことで印象が変わったり変わらなかったりしたことを込めた、ナツ子による新解釈の「ルーク・ブレイブハート」として出力されたものだと示してくれれば、腑に落ちるんですけどね。
 
 手癖で描くルークじゃ敵わないっ!みたいな。

 デステニーの絶望描写より優先するものがあったと思います。

 
 結末は、全てが元通りとなりナツ子も現実へ戻ることができました。

 あれだけ不審な動きをしていた鳥監督も「安易だな、ハッピーエンドだけがエンタメだと思うなよ」と捨て台詞を吐くだけで去ってしまいました。


 えっと…つまりこれって…

 広瀬 ナツ子の「滅びゆく物語」の夢女子 二次創作…ってコト!?

 女子高生というならまだしも、あんま同業者がやることじゃなくない!?


 鳥監督とナツ子による、作品の在り方を巡る討論とかは欲しかったな…。
 いや、むしろこれは逆で ナツ子や鳥監督のような所謂 現実側の人間の「思想」を最大限削っていることがこの作品のミソなのかもしれません。
 入れて違和感になるより、ないまま押し通すという英断でしょうか。

 あと、正直あんまりハッピーエンドにすらなってなくないですか?
 結局、鳥監督になにかしら世界に干渉する力があるのかどうかはぼやかされたままですが、もし あるならまた同じことすりゃいいだけなんじゃ?

 
 っていうか、鳥監督についてはかなり有耶無耶になっていて歯切れが悪いです。
 監督のこの作品に込めた真意はついぞ明かされず、ナツ子による推測 解釈もなかったので、ハッピーエンドだけがエンタメだと思うなよ に全て詰まっていると思うしかありません。

 ……だとすると、一番可哀想なのって鶴山監督じゃないですか?

 鶴山さんにしてみれば、死後 世間的にはウケなかったものの、20年の構想を経て己の美学を体現したこの世界で楽しんでいたところ、訳のわからん小娘が急にやってきてやりたい放題改変し、挙げ句の果てには自分のキャラを使われて結末さえも全修されるって、可哀想過ぎません?w

 なんでこんな死人に鞭打つような、老人の死後の楽しみすら取り上げられるようなこと、鶴山さんがされなきゃいけないんだw
 しかも、その犯人は現実に復活し順調にステップアップしてるって…なかなかグロいですね。

 {/netabare}



 

投稿 : 2025/04/19
♥ : 5
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

新海誠論。フリーレン論。キャラ論。テーマは感じるがエンタメとしては?

 断念にしていましたが、作画オマージュを追っていたので一応見ていました。最終回まで見てちょっと思うところです。というか最終回を見ないと何も言えないなと思っていました。

 この作品のメインテーマはハッピーエンドの意味をどうとらえるかだと思います。

 本来のあの孤児院の面倒を見ている女の子の件もそうですが、ナツコがいなくなったことでの闇落ちです。女性への恋心故の絶望ということです。このヒーローの人間味、ダークサイドはやはり鶴山監督の想いとして必要なのではと思います。というのは、ナツコにとって魅力的だと感じたルークの人間像って、ダークサイドに落ちるという前提条件とイコールなはずです。

 この全修後の物語では、それが描かれません。まあ、一旦闇落ちしたところで描けていて、そこからの救済を描くことで形を変えて描けたともいえますが、どうなんでしょうね。結局別れるのでバットエンドとも思えますが。

 最後のシーンで仲間が現世に来たような演出も、ある意味では創作論として現実の人間の架空のキャラへの思い入れ、実際にそこにそのキャラはいたんだ、という表現になるとも言えますけど。

 この問いかけは実は「新海誠論」にもなる気はします。東日本大震災まではバッドエンドによる別れや絶望で作品の意味を視聴者に訴えかける手法がありました。人間の本質や感情に刺さることで作品の意味を出して行く。そこまでいかなくても、モヤモヤしたオープンエンディングなどでその後を想像させる。
 実際、本作でもナツコに刺さった「滅びゆく物語」はバッドエンド故に名作だったんだと思います。

 それがこの作品では別れのような雰囲気はありましあが、最後にルーク一行を出すことで、ある意味ではハッピーエンドに転換しました。そこですよね。
「君の名は。」批判をちょっと思い出します。震災以前の「秒速5センチメートル」ではNTRからのすれ違いエンドでした。それがお互いが再開して名乗りあう。この違いです。

 現実があまりに厳しい。ストレスに耐えられない。災害が多い日本に生きるからこそ、人とのつながりとか恋愛を大切にしよう。せめて物語は幸せになりたい。そういう風にエンタメの考え方が変わってきたと思います。

 メメルンのエルフの闇落ちもそうですね。「葬送のフリーレン」を2011年以前に作れば、たぶんオリジナルのメルルンの表現になると思います。同じテーマの「人魚の森」とか「サザンアイズ」とかかなり暗いですよね。それが悲劇性をデオドラントしたフリーレンになるのは、震災以降だなという気がします。

 恋愛を知らないから…という部分は、キャラの実在性の問題でありメルルンの解決とも通じ合いますが、そこも現代的です。現実の男に恋しようよではないんですよね。メメルンのアイドルの救済でもルークに対する気持ちも、バーチャルのキャラの力として描いています。

 そのハッピーエンド論とバーチャルキャラへの想いの2つの軸があり、提示されたテーマは悪くないと思います。

 それとナツコを美少女に描いているのがメタ的な意味性を持つのかどうかわかりませんけど。この作品を作っているアニメータの投影であるというのが2重構造になっているとも見れます。そういう作品に含意が感じられるのは好感が持てます。

 ただ、見せ方がなあ…はじめの4話くらいまでだと、最後にオマージュ作画を出してすごい作画だったね、で終わってしまう話でした。メメルンの無表情の意味も私は完全に誤解しましたし。テーマを明確にしたいなら鶴山監督の登場の示唆ももっと早くからすべきだったと思います。

 もっと面白さをはじめの4話くらいは追求して人を引き付けておいて、メメルンの闇落ちを見せてその解決を8話とかに盛ってくるとか、それこそハッピーエンドとは?という部分を作品の構成そのものにもっと入れたほうが良かった気がします。

 7話の「アオイホノウ」のオマージュのような回も、あれを入れるから安っぽくなる気がします。説明じゃん、と思ってしまいます。この説明エピソードも現代的と言えば現代的な気がしました。

「アルスの巨獣」「海賊王女」などが評価されないのもこの説明不足なように見える展開や、見えづらいテーマ性、オープンエンディングなどが影響しているのかなと思うので、この作品のメッセージに繋がってるのかな。

 それとキャラ一行ですね。その描きたいメッセージを埋め込むためかしりませんが、メメルンにまったく魅力が無くなってしまいました。コメディリリーフのユニオも大して面白くないです。ルークもキャラ付けは一生懸命しているんですけど記号的なんですよね。それはこの作品のテーマ上やむを得ないかもしれませんが、ナツコがそこまで愛したキャラという部分で見ているこちらはシンクロできません。


 評価としては、悪くはない。テーマが作品の本筋に入っているし、発想に独自性を感じます。ただ、エンタメとしての面白さを作画オマージュに頼ったような導入にしたのと、キャラの一行に魅力が無かったです。

 ですので、ストーリーはテーマを評価して4かな。その代わりキャラを2.5にします。作画はよかった。テレビとしては4.5でいいでしょう。声優や音楽はまあ普通だけど悪くはないので3.5にします。









1話 ナウシカの巨神兵のシーンは誰でもやってみたいのでしょうか?

{netabare} 髪で顔がずっと隠れているというのは想像以上にイライラしますね。今後も決めの瞬間までそうだとすると、結構なストレスになる可能性を感じます。ですが、そこにこだわりがある以上単なるキャラ付けでなく、顔が見えないことに意味はある気がします。

 顔が見えないというのは、一般的には特定の個人ではないという意味とか、個性がない意思がないという意味でしょう。つまり、顔が見える瞬間、描きたい表現したいという想いがあふれるというのが、つまり「変身」「覚醒」なんでしょう。だから冒頭のシーンで描きたくないものが描けなくて苦しんでいたのでしょう。

 あの机がセットされるシーンは変身バンクになりそうですね。

 今回の全修は、庵野秀明氏がやったと言われるシーンです。ナウシカの巨神兵オマージュが来ました。庵野氏はショート動画で後に巨神兵のシーンだけの作品を作ったりしています。あそこって、誰でもナウシカの「金色の野に…」ではなくて、巨神兵に吹き飛ばしてほしいとちょっと思っていたということ?巨神兵にもっと活躍してほしかったというのは、ナウシカを見ると誰でも思うのでしょうか。あるいはナツコに庵野氏が憑依した可能性もありますが、2話目以降じゃないとその辺はわからないです。

 あと、死因のハマグリ弁当なのは、ハマグリは蜃気楼の元ですから幻の象徴です。本当に転生したのか、夢オチになるのかわかりません。弁当の日付が2019年9月13日というのは何か意味があるのか。訃報やアニメ放送開始などの考察のネタになるような物はありませんでした。「BanG Dream! FILM LIVE」が劇場公開された日らしいですがあまり関係なさそうです。

 鶴山亀太郎という人が本作劇中で死んでいますが、それは話に絡んできそうですね。「滅びゆく物語」の監督であるなら物語をそのまま進行する方でしょうから、ナツコの敵になる可能性がありますね。ここで創作論が出てくるなら面白いと思います。鬱展開の是非とかですね。

 まあ、あえて考察ポイントがちりばめられているようです。スタジオのポスターとかも後でチェックしておきます。{/netabare}


2話 前半の作画は何?内容は浅い。期待値が半減しました。

{netabare} 作画、1話もこんなに安っぽかったでしたっけ?メメルンの顔がデカスギるし、表情ないから不気味だし。特に前半の作画が、なんかのっぺりというかなんというか…後半の方が良くなってたかなあ、この作画が安定しない感じは万策尽きる前兆なんでしょうか。

 それと、一般家庭でお代わりの数だけ器が山盛りになる、というのはよくある間違いの例ですよね。普通は同じ器に盛ります。1目でわかる絵としてローコスト化する工夫なんでしょうけど。作画のレベルが良くないので敢えてやったように見えません。作画を間違った感じです。

 バンクダメっていておきながらバンクにしてるし。メタギャグとオマージュ作画だけではちょっと厳しいですね。板野サーカスを出すのはいいですけど、一瞬だし。これだけで乗り切るつもりならそれは無謀すぎます。

 外から見た作品とその内部の現実、あるいはアニメ作りに関する何かがないと、厳しいなあ。ナツコのキャラ付けもウザいだけで、上手くできていない気がします。アニメに関するこだわりとか、せめて冒頭のシーンを活かしてスランプとか何かないんですかね。

 全体的に1話の期待値が半減したかなあ。構想倒れの予感がします。{/netabare}


3話 最後の作画以外虚無。話的にはメメルン=鶴山亀太郎という感じがするくらいかな。

 ストーリーが面白くない、というのはあります。ですが、もっと気になるのは演出なんです。演出が全然面白くありません。お祭りのシーンもドタバタしているだけだし。キャラもなんか類型的で騒がしいだけです。

 最後の作画というか絵コンテというかを楽しむ。そういう視点でメタ的に見て楽しむ作品なのに、アニメ全体のクオリティに不満足があると全然最後のシーンに乗れないんですよね。それ以外を犠牲にして平均点を大きく下げているというか。

 なので、見終わった後に虚無感があります。ですので、視聴は3話で切って最後のシーンだけチェックします。
 多少工夫があるとすれば、メメルンが鶴山亀太郎なんだろうなあ、そこでアニメ監督の苦労とかセリフで言っちゃうのかなという気はします。そういう当たりを付けましたが、別に外れてもいいです。


 どんでん返しで、あえて全部記号的に処理して進行して、5,6話あたりでひっくり返すというなら再開しますけど。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 10

のび太 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

トゥンク♡

MAPPA制作のオリジナルアニメですね。

主人公の新鋭アニメ監督、広瀬ナツ子の初恋ストーリーでいいのかなw

オリジナルアニメは、ストーリーが汎用なものになりがちだけど。
この作品も、ご多分に漏れず汎用なストーリーですw

しかし過去の名作を惜しげもなく使い倒すという暴挙が、この作品の特筆でしょうかw
主人公も、クリエーターとして魅力のあるキャラでした。
ナツ子は、間違いなく巨匠になれるでしょうw

こういう、制作側がやりたい放題という作品は、結構好みです。
万人受けかというと、そうでもないのでしょうけどねw

投稿 : 2025/04/19
♥ : 11

57.1 4 2025年度のシステムアニメランキング4位
魔法使いの約束(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.8 (17)
82人が棚に入れました
初めまして、賢者様。ようこそ、壊れかけの世界へ。 風が強くて、猫が騒ぐ満月の夜。平凡な日常を送っていた真木晶が迷い込んだのは、 魔法使いと人間が共存する世界。 五つの国で形成されたその世界では、〈大いなる厄災〉と呼ばれる巨大な月が、年に一度、襲来する。 その月と戦い、押し返す使命を持つ『賢者の魔法使いたち』——彼らを束ねる『異世界からの賢者』として、晶はこの世界に召喚されたのだ。 月と戦い、世界を救うため。そしてそれ以上に、人間と魔法使いの架け橋となるために。 悠久の時を生き、自分の心に従い魔法を使う魔法使いたちに、寄り添い、心を繋ぐ努力をする晶。 「いつか、あなたと友人になれたなら」。 美しく恐ろしい壊れかけの世界で、魔法使いたちとの忘れがたい不思議な日々が始まる——。

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

女性向けですが… 出来が悪いなぁ。もう少しテンポ良くならない?

女性向けは対象外なので好みじゃない、と思った場合は評価しないようにしているのですが…。

これは普通に出来が悪くてストレスだったので低評価します。

女性向けソシャゲーのアニメ化ですね。
ソシャゲーのアニメ化というキャラを全員出して少しずつ話させるからグダグダになって駄作になるものですが、その通りです。

まあ何と言いますかテンポ悪いですね。
ソシャゲーのオープニングのやりとりをそのままアニメ化したんですかね。
アニメにする時はちゃんと再整理しないと…。
再整理してこれならさらに救いがない。

グダグダダラダラした話し方がうざくて、時間が本当に長く感じました。
退屈過ぎて途中スマホいじっちゃいましたが。

まあ一点良かった所。
魔法使いと一般人が揉めていて、魔法使いを制御できる賢者である主人公が、どちらに味方するかで、『一般人は高圧的だが、魔法使いは自分の考えを聞いてくれる』という理由で魔法使いを選んでいたのは、まあ綺麗な理由にまとめたな、と思いました。
魔法使いがイケメンだから、とは言えないでしょうからね。

客観的には、魔法使い側もグダグダして話の要領得ないし、苛つかせるのはどっちもどっちで、どっちに味方すれば良いんだかわかりませんでしたけどね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

原作のソシャゲユーザーじゃないと楽しむのはキツいかも

ソシャゲからのアニメ化という事で、女主人公はともかくとして、イケメン男性キャラが10人ぐらい登場するため誰が誰なのか把握しづらいのが門外者には辛いものがありました。

これでストーリーが面白かったら良いのですが、女主人公の事を賢者!賢者!と誰もが言い、イケメンキャラ達とのやり取りもなんか面白味があまりなく、いわゆる周りにチヤホヤされながらカッコいい男性とおしゃべりするシチュエーションを楽しむ類の作品て感じかなと。

うたプリは歌が良いのはもちろんストーリーもしっかりしていましたが、本作は歌はまぁ女性向けて感じなのはそういう作品なので致し方ないですがストーリーが微妙で総じてパッとしない感じでしたね。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 2

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

デス・ペナルティ

みんなだいすきソシャゲアニメ
ゲーム・漫画2種・舞台・アニメとなかなかの規模感

アニメは女性、ゲームは男女選択式、舞台は男が主人公。なんで?
2.5次元舞台は演者が別、カラフルな衣装でコスプレ感がすごい
人気作品らしくWIKIの充実度がすごい

OP・独特の声がフィット、しかし映像が雑
ED・ハニワのLIPLIP、なんでキャラソンじゃないの?

アキラ
主人公、なにがすごいのか謎

カイン
熱血エリートなイケメン、もちろん赤髪

ヒースクリフ
男子の夢、時間停止能力を有する繊細イケメン

シャイロック
やれやれスカしイケメン、つよそう

ムル
グイグイ猫男子な展開加速装置イケメン

クックロビン
この名前…ただのモブではないな…と思えばやはり


01
今度はエレベーター転移、まあどうでもいいですね

ゲームは総勢21名らしい。ゲーム原作はキャラ数と長セリフが難点だが、スポンサーの無茶な横槍がなく迷走しないのはメリット。設定やキャラ造形はそれなりにちゃんとしてるが、この規模のプロジェクトなのにアニメの質が酷い。とても酷い。ほんとうに酷い。いいスタジオ押されられなかったスタッフの罪は重い。マジでほんとうにとてもすこぶる出来が悪い。株主ブチ切れ案件。担当はクビでしょうか。どうか死人が出ませんように。

特に不幸な事故でもなくボーッとしてたらいつのまにか転移。召喚者?の大臣がいきなり逆ギレという小物でイケメンは自動で株が上がるシステム。まずは4人のキャラ紹介に終始し、主人公アキラの能力は全く不明という初回。

セリフだけを聞いてれば「は?」とはならない展開でゲームは普通なんだろうなという感触。敵や味方の行動原理にもきちんと納得感がある。アキラが初見のイケメンに見とれるなど、設定のディティールに嘘がない。こういうところマジでちゃんとしてる。ただ画面の説得力があまりにも皆無なのでそのギャップの大きさがいたたまれない。

「危ない!俺が守る!」→アキラに向かう刃を避けるイケメン。「急げ!」→歩くイケメン、敵はこない。こんなんばっかり。唐突に出現する魔法使いはまだ堪えられるが、いつのまにか横にいる大臣には笑うしかない。初回にも関わらず押し付けがましい舞台説明の応酬ではなく、アキラの心情もきちんと解説するので感情移入はしやすいと思う。アニメの出来が良ければ…。ひたすらシリアスな展開なのにずっと笑わせてくるんです。原作ファンがマジで可哀想。なんでこうなった。

各キャラのエピソードはゲームでやればいいので、アニメでは順番に可哀想エピを掘り掘り下げ下げしなくて済む。初回だけでも4人の人物像はきちんと掴める作り。視聴側の情報量がアキラとリンクしてるので先の広がりに期待感を抱くことは可能な構成。出来がァァァ良ければねえェェェ。ひどいひどいよまじひどい。ファンじゃなくても悲しくなる案件。普通に作れば普通に面白くなるはずなのにねえ。イケメンアニメなのにまともに見れるキメ顔が全部で十秒もない。今期のUNITEUPは同じイケメンアニメでもすこぶるデキが良いんですけどね。

ファンのみなさま、お気を確かに。南無。

投稿 : 2025/04/19
♥ : 1
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