サンライズで侵略者なおすすめアニメランキング 3

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早速見ていきましょう!

74.3 1 サンライズで侵略者なアニメランキング1位
劇場版 銀魂 新訳紅桜篇(アニメ映画)

2010年4月24日
★★★★★ 4.1 (694)
4178人が棚に入れました
ある夜、橋の上で決闘を申し込まれた桂。体よくあしらおうとした瞬間、鮮血の中で桂が倒れた…。辻斬りによる被害が多発しているかぶき町。そんなある日、エリザベスが万事屋を訪ね、事の顛末と桂があの夜以来行方不明である事を話し、桂の探索と辻斬りについて一緒に調べてもらう様に依頼する。
一方で銀時はエリザベスの当面の依頼を神楽と新八に任せ、元から依頼されていた村田鉄矢・鉄子兄妹の下へ向かう。彼らの依頼は「盗まれた名刀・紅桜を取り返してほしい」。村田兄妹の依頼を遂行する銀時と桂を探索する神楽・新八・エリザベス、二つの事案が複雑に絡み合い、遂に辻斬りの正体にまでたどり着く。そこには意外な人物が…。

声優・キャラクター
杉田智和、阪口大助、釘宮理恵、石田彰、子安武人、山寺宏一
ネタバレ

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

はじまりは同じだったはずなのに。また分かり合える日を願って…。

2010年公開の劇場版。

銀魂は昔、原作を途中まで読んでいましたが、
アニメのほうは単発でちらちらとしか見たことがありませんでした。

この紅桜編は原作でも読んでいたし、
実写映画も見ました。

ならばアニメのほうも…と思って観てみることに^^
結果、私はアニメが一番楽しめたと思います。

90分ほどの作品です。


● ストーリー
「天人(あまんと)」と呼ばれる宇宙人の襲来を受け、
江戸幕府が開国してから20年。

かつての侍・坂田銀時(さかた ぎんとき)が営業する万屋では、
志村新八(しむら しんぱち)と神楽(かぐら)が働いていた。

近頃、かぶき町では辻斬りが横行していた。

辻斬りに遭ってしまったのか、主人の桂小太郎(かつら こたろう)が戻ってこないことを心配したエリザベスは、万屋を訪れる。

エリザベスと共に桂を捜索する新八と神楽。

一方で銀時は、刀鍛冶から先代が残した妖刀「紅桜」が盗まれたので探してほしいという依頼を受ける。


ストーリーは安定して面白かったです。

ストーリーも良かったですが、
それよりもキャラが魅力的なのだなと感じました。

基本的な設定は初めにさらっと説明してくれるので、
銀魂が初めての人にもそこまで敷居は高くない劇場版です。

キャラが多いため、
キャラの立ち位置や関係の理解は追いつかないかもしれませんが。


《 好きなシーン 》

この紅桜編には私が一番好きなシーンがありまして。

深い傷を負った銀さんが、新八の姉・妙(たえ)の看病(見張り)の目を盗んで再び戦いへ向かうシーン。

{netabare}
お妙さんは銀さんの考えをすべてお見通しだけど、気づかない素振りで見逃し、そんなお妙さんの行動に対して「可愛くねえ女…」とすべてを理解する銀さん。
{/netabare}
このまるで夫婦なやり取りが私は大好きなんです。笑

何度も見ているシーンだけど、
やっぱり今回も大好きだなあと思いました。

お妙さんの傘の柄が可愛いくて、
絶妙に銀さんに似合っていないところもいい味…!


● キャラクター
久しぶりに銀魂を見ましたが、
やはり濃いなあと思いましたw

でも今回は濃さよりもかっこよさのほうが印象強かったです。

特に銀さんと桂がかっこよくてですね…!

普段はふらふらしている銀さん、
戦闘になるとどんどん動きがキレていくので、
どんどんかっこよくなる…!

そして桂もまたきれいな顔立ちと圧倒的な強さがかっこよい。

さらにこの二人が共に背を預けながら戦うんだから、
もうありがとうございますとお礼を言いたいレベルの満足度ですよw

戦闘シーンでは特に、
足の踏み込みとか体の捻り方とか表情とか、
作画も力入ってて見応えがありました^^

アニメはなんとなくしか見ていなかったので、
声優さんの演技にちゃんと触れたのは初めてだったのですが、

銀さんを演じるのが杉田智和さんというのは、
これ以上ない最高の組み合わせですね。

かっこよさがより増していると感じました。


● 音楽
【 主題歌「バクチ・ダンサー」/ DOES 】
【 ED「僕たちの季節」/ DOES 】

銀魂の主題歌は良曲が多いため、すべて聴いています。

その中でもDOESの存在感はかなり大きいです。

DOES好きなんですよね~、
銀魂といえばのアーティストには欠かせません。

この2曲なら特に「バクチ・ダンサー」がかっこよくて好きです。


● まとめ
普通に楽しめたので、
このまま他の劇場版も見たいなと思いました。

さすが長期連載だった作品、面白いですね。

しかしキャラに追いつけるのか不安なので、
先に原作を読むかTVシリーズ見ようか迷い中です。

銀魂沼にはまりたい。笑

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「銀時。お前は変わってくれるなよ。お前を切るのは骨がいりそうだ。真っ平ごめんこうむる。」

この作品の世界観

江戸時代末期に「天人(あまんと)」と呼ばれる異星人達が襲来してき、政府はその戦力さに恐れ開国を許してしまったが、侍たちは天人の侵略を阻止をするため20年にかけて天人と戦争をした後地球は天人に負けてしまい侍たち次々とは刀、戦い意思、そして侍魂を捨ててしまいました。けれどそんな世界にまだある侍魂を持った男がいました。その男の目は死んだ魚の目をして、向上心ゼロの怠け者ですが、己の侍魂を貫く男。その名は「坂田 銀時」でした。

ストーリー

主人公が働く万事屋があるかぶき町で辻斬りが多く発生していました。ある日桂・・じゃなくてヅラの仲間(?)ペット(?)のエリザベスがヅラが行方不明になっているので、もしかしたら辻斬りにあっているのかと思い調査を依頼しにきました。

一方その頃銀さんは他の依頼を受けていました。その依頼とは・・

私の感想。

本編でずっと宣伝していて、半年・・いや、もしかしたら1年間ずっと引き伸ばしてやっとでた映画です。アニメや原作とまったく同じでしたが画質や戦いのアクションが超かっこよくなっていて今までとはまったく違う楽しさを感じました。

しかし、本当に映画ができるだなんて思いもしませんでしたよ。大分前から宣伝していましたが、まったくできる様子が無かったのでいつもの作り話だと思いましたが・・ 

ねぇ・・

()エリザベスの口の中からネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲が出てきた時はかなり驚きましたよ。私が思っていた程破壊力が無かったですが、かなり(変な意味で)感動しましたよ! 今後もネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲を出して、ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲をもっと好きになってほしいですね。いけえぇネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲!!()

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品は世界観や銀魂自害が知らない人でも十分楽しめる作品になっています。ですので、一元様も銀魂ファンも十分楽しめます。

エンディング

「僕たちの季節」
感動的な最後でこの感動的な曲を流すだなんて・・ 反則ですよ!!
私も感動してしまい、つい泣いてしまいましたよ。

主題歌

「バクチ・ダンサー」
流石DOESさん。脳内侵食度がハンパネェです。本当にかっこいい曲です。これほどかっこいい曲はアニメ内ではあまりないですね。それもあの一番かっこいい戦闘のシーンであんなにかっこいいだなんて・・ 

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ラストの斬り合いが見どころです。他はあんまり(笑)

一見さんが話についていくにはほんのちょっと厳しい映画です。
まあ逆に言えばほんの少しの知識で観ることはできます。

本作はタイトルにもあるように新訳、つまりすでに本編でやったことをまとめてだけの映画です。新訳でもなんでもないw
それが今回の紅桜編。まあぶっちゃけ僕はそんなに好きな回でもないです。高杉の仲間のキャラも微妙だし。

本作は約90分間の映画で本編が大体80分とあとおまけみたいなのがついてます。
話は難なくまとめられていたし、作画は綺麗。演出も悪くなく、普段のギャグパートも忘れずにやってくれます。
ただいつもならあの気の抜けたBGMがかかるはずのところは無音にして、映画っぽくなっています。
ここがアニメと大きく違うところで、なんとなくなんだけど、笑うところで思いっきり笑えないような少し詰まる感じがします。

全体はそつなくこなす感じだけど、ラストの銀さんと桂のvs天人の戦闘シーンは素晴らしいです!
『バクチダンサー』の音楽をバックに、丁寧に描き込まれた体の動きや血飛沫が戦いをリアルに映し出します。
体捌きや空に弧を描く刀は立体的に動くし展開も早いので観ているこっちは興奮しっぱなしですw
大勢の敵と戦う順序やその描写には無理がなく、また構成も上手です。
いやあ、この場面は本当にすごい!戦闘シーン好きにはたまらない2分間でしょう。

{netabare}

銀さんが怪我したまま万事屋を出ていくシーンが変わっていましたね。
なんで変えちゃったんだろう?
あのお妙さんとすれ違うシーンこそ、この話で一番の見どころなのに。と僕個人は思います。

お互い口に出せない不器用な馬鹿で、見えないところで一番歯を食いしばってる。
そんで道中にすれ違う。お互い気づかないはずなんてないのに、気づいていないふりをして去る。

ここにはすごく熱くなるものがあると思うのですが。どうでしょうか?
今回の新訳は変なことしたなー、と僕は思いました。そこ新訳されてもw

{/netabare}

銀魂好きやこの作品はどんな感じなんだろうと気になる人は一度観てみてもいいかもしれません。
最後のおまけみたいな部分のみんな勢揃いの会話も笑えますよ。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 3

66.7 2 サンライズで侵略者なアニメランキング2位
アルジェントソーマ(TVアニメ動画)

2000年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (161)
1398人が棚に入れました
『アルジェントソーマ』は、2000年10月5日 - 2001年3月29日にかけてテレビ東京で放送されたアニメ。
2054年、人類は突如飛来した巨大なエイリアンと交戦状態に陥り、深刻なダメージを被り、飛来を続けるエイリアンに対抗統べく、国連政府は軍を再編、対エイリアン特殊部隊 “フューネラル”を組織した。
学生タクトは、恋人・マキの行方を追う内に、マキが師事するノグチ博士の研究施設へと導かれ、そこで行われていたエイリアンのパーツを繋ぎ合わせ、金属生命体“フランク”を復元する実験に立ち会う事になる。
しかし、突如覚醒したフランクは暴走しマキとノグチ博士の命を奪い逃走してしまうのだった…。

声優・キャラクター
保志総一朗、桑島法子、高田祐司、井上喜久子、子安武人、堀江由衣、紗ゆり、中田譲治、竹村拓

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

なかなか愉しめた♫

2000年10月5日 - 2001年3月29日TV放送された。全25話+特別編。

概要 2054年に人類は突如地球に飛来した金属生命体と遭遇。
第一次遭遇戦での甚大な被害を経て国連が軍を再編し生まれた
対エイリアン組織のひとつ「フューネラル」は試験運用中だった
ザルク(兵器)が制式採用されて以降 対エイリアン部隊の最有力
組織として活動していた。

物語は エイリアンの残骸の複合体を蘇生させようとしていた実験
に理由も解らないまま連れられて その実験の失敗により目の前で
恋人を失い自らも重症を負ってしまった主人公が その憤りの矛先
を何処に向けたら良いのか・・という所に謎の人物が現れるという
ところから始まる。

以降は国連とヒューネラルの関係性を匂わす伏線だったりエイリアン
との戦いだったり ヒューネラル内の主要メンバーとの話を絡めつつ
主人公と物語のもうひとつの鍵となると思われるハリエット(ハティ)
と主人公が復讐相手と定めたフランク(実験複合体)を軸にエピソード
が展開していく。

OPは良い感じだと思うけど・・1クールのEDは・・流石にどうなの?
その他の音楽は選曲や使われる場所などが結構好みにハマった。
作画は製作時期を考えると悪く無いと思うけどメカデザをやや活かし
きれていないような?質感とか精細さが足りなく感じた。
キャラデザは作風にそこそこハマってる感じかな。
ただ声優も含めてキャラに華を求めて無いのでインパクトは控えめ。

13話は流石に漫画チックで興醒めかな・・一応1クールの〆という
感じで凄く盛り上げなきゃって感じは伝わるけど・・色々無理し過ぎ。
2クール以降の流れやクライマックスの纏め方に不安を感じてしまう。
その直後の14話に政治家だの軍隊だの学者様だのと如何にもこの手の
アニメにありがちな議事風景の描写・・この辺りは作品へのハマり具合
で同じ内容の台詞でも受け取り方というか印象が半端なく変わるので
なんとも言えない感じで見てたかな^^; はいはい・・分かりました
そういう描写も入れたかったんですね・・って感じ。

ただ この程度のことでイラッとして視聴を斬るには少々勿体無いかな~
という感じで全体の雰囲気重視で視ていた。

16話・・良かった・・ホット一息・・どうやら私の思っていたというか
観たかった方向に向かっているようだ・・

終盤は厨二か?とかお子様向け?とか やや稚拙に感じる顛末や乱暴な
繋ぎ等も感じたけど・・全体的な雰囲気や最終的な落とし所は結構好み
にハマった。
都合よく纏め過ぎ・・綺麗過ぎる・・という部分もあるけど。

特別編は・・どう考えてもTV放送枠からはみ出てしまったスーの
エピソード・・最終話を観た後に観ても今更感が・・そしてエンド
ロールで強引に最終話の あのシーンに結びつけている感じかな・・

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
ネタバレ

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

復讐の先には・・・

いつかは観たいと想い手にとったわけですが・・・SFの要素が強いのか、私の理解力不足なのかもしれませんが16話まで苦痛でしたね;

視聴するのに忍耐力と信じて観る気力が必要ですw

簡単なあらすじを1話をまじえて少しだけ伝えさせて頂きますね。 
冒頭から主人公タクト・カネシロの彼女マキ・アガタに不信感を抱く暗い展開。
謎の物体(エイリアン)との交戦。
そしてノグチ博士のエイリアン復元に携わるマキを見つけるも実験に巻き込まれたタクトはマキを失いエイリアンに憤りを感じる。

終始暗い展開であり、謎の男によって導かれ復讐を誓ったタクトはリウ・ソーマとして生まれ変わり、エイリアンと話すハリエットの存在とは・・・。

エイリアンの目的・リウの復讐心・ハリエットの行動によって全ての伏線が回収される後半は目が放せないです。

毎回いろいろと特殊能力もつエイリアンとのバトルは、なかなか現実的な手段で倒す展開も良いですね。
{netabare}
ただ、エイリアンが毎回同じ姿というのが疑問でしたが、それは・・・ユーリ・レオノフの切り刻んだ心の数だけのエイリアンだから同じなのかな と考えると自然かな。

リウの復讐に反する行動が最終的にわかるのですが、ユーリ・レオノフの孤独さを自分との投影による同情にも似た複雑な気持ちに共感に伴う行動を認める彼の心情は復讐ではないと痛感させれる。

リウが求めたマキの言葉である「私もあなたのことをもっと知りたい」マキの愛情の深さが伝わり感動させられる。
シンプルな言葉だが、このストーリーを終始みているとリウの感情的な性格そしてマキに対しての不安・・・そんな彼女の言葉に救われる気持ちは痛いほど伝わってきます。

ユーリーの最終決断へのエピローグもよく16話以降は夢中で観れましたね。

余談ですが、各話サブタイトルが1話~最終話つなげてみるとループしているというサンライズの遊び心ともいえる愛着が伝わってましたね。

ただ、ザルクのデザインはもっとカッコよく出来たんじゃないのか!?と不満は残ります。TODのブラックザルクは真っ黒でわからないですw
{/netabare}
作品テーマは復讐によって生まれた真実の愛の深さ。

作画は13年前ですが差ほど気になりません。
それでも古臭い雰囲気は抜けませんが、その辺りはご了承下さい。
マイナーな作品ですが、観て損はしないアニメです。
あまりお勧めはできませんが・・・良かったらどうぞです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 16

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

カラーは嫌いじゃないが、見るのが苦痛なので断念

キャラクタの配置や、一話の引き込み方は結構良いと思う。のだが、如何せんその後の各話が面白みに欠けすぎる。展開が読めるし、見覚えのあるありきたりな話だし、見ていて非生産な感覚を味わい、苦痛になってきたので断念。全体の概要はせめて掴みたいという知識欲はあったのだが、1クールで終わるわけでもないし、流石に時間の無駄と判断した。

途中まで見た感じだと、雰囲気は、エヴァ要素を使った、コードギアスの劣化版みたいなイメージ。

まああくまで個人の感想なので、この作品に何かを見いだせる人は見いだせるのかもしれない。あとは最後は見ていないので話がどう最後盛り上がるのかは謎。
そもそも私はロボットモノ、軍隊モノが好きじゃないからロボットものは他の要素で見せるか、かなり展開にエンタメ性がないとだめなのだ。女の子の森での生活みたいなシーンをもっと扱って欲しかったが、話がかなり軍内部のモノにシフトしてきてしまうし。私にとってはぽんぽん出てくる新しいエイリアンにどう勝つかみたいなの、粉微塵も興味もてなかったし。
エンタメとしてもとりあえず陳腐に思えた。政府は相変わらずガバガバだし。

巨大怪獣を操る、的な話として、同時並行でネオランガを見ているけど、そういう意味で、こっちのほうがテーマにまだ生活感があるので見れる。(こっちにも言いたいことはたくさんあるがそれはまた。)

ラーゼフォンは、各話が断片的で構成がめちゃくちゃだとかいう大きな難点があったが、逆に滅茶苦茶感というか、変なエネルギーのようなものを感じたが、こちらはそういう面白みもない。
キャラクタは悪くないのだが流石にキャラクタで引っ張れるタイプのアニメではない。


でもあれだなあ。レビュー見てるとふつうにみんなエンタメとして楽しめてるっぽいんだよな。逆にもっとゴリッゴリに地味で、退屈、と評される作品でも、全く退屈をかんじないこともあるので、まあ本当に人の好みって人それぞれだねえ。。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 0

67.3 3 サンライズで侵略者なアニメランキング3位
銀河漂流バイファム(TVアニメ動画)

1983年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (71)
386人が棚に入れました
地球から遙か四十数光年。イプザーロン系宇宙にある人類の植民惑星が異星人ククトニアンに攻撃され、護衛の守備隊は全滅、13人の子供達が取り残されてしまう。彼らは異星人に囚われた家族や友人達を自分達の力だけで救出するために、人型兵器ラウンドバーニアンで異星人と戦いながら、地球軍の練習艦ジェイナス号で旅をする

声優・キャラクター
難波克弘、鳥海勝美、竹村拓、野沢雅子、菊池英博、冨永みーな、笠原弘子、羽村京子、原えりこ、千々松幸子、佐々木るん、滝沢久美子、あきやまるな、古田信幸

やまだ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

🏅戦火を生き残る、ただそれだけのお話

過去の名作回顧シリーズ
15少年漂流記+ロボ

ロボアニメ乱造時代、どうやって子供をロボに乗せるかに苦心する中で、宇宙船に取り残された少年たちのサバイバルというアイデア。戦時下ではあるが軍属ではない避難民たちの奮闘記。ガンダムが揃いも揃って老け顔だったので、今作は素直に子供っぽいキャラデザ。漂流記ということなのであまり逞しい感じは出せないですからね。現在ほど洗練された感は無いものの萌えも可能な範囲なような気もするのですが、絵柄の古さから豚の餌にはならないでしょう。

お話
通年アニメなのでエピソードには事欠きません。感動、別離、喧嘩なんでもあり。大人もたまに登場しますが、基本的には子供たちの内輪劇。といっても13人いるので群像劇と言えるかも。青年から幼児までの年齢差、国家や種族の違いまで取り揃えながら宇宙船内という狭い世界。発生する様々な問題からは逃げ場も無く、否が応でも彼らは成長していきます。バトルが主題ではないので宿命のライバルもいないし、序盤はロボはチラ見せ程度。ほぼ戦闘描写がないまま話が進みます。派手なドンパチムービーを求めると退屈でしょうが、ロボをあえて見せないことで作品の方向性を序盤から提示しています。現在のアニメでよくある「掘り下げが足りない」「キャラが成長しない」という不満は通年アニメでは感じられないと思いますが、そこをじっくりやったらやったで退屈って言うなら知らんがなとしか言えん。


ロボ
ガンダム以前のスーパーロボットアニメは地球外からの侵略者を迎撃する作品が殆どで地上戦メイン。ガンダムはコロニーありきの話なので宇宙空間での戦闘は不可避。人型である必要性は地上よりも苦しい。しかしプラモ販促である以上人型でなければならない。「手足を動かした際の慣性によって姿勢制御することで推進剤等の使用量を抑える」という苦し紛れの言い訳設定でお茶を濁していたガンダム。

今作の機体…ラウンドバーニアン(RV)
機体の各部バーニア噴射によって俊敏な姿勢制御が可能ッッ

自ら言い訳を放棄した潔い決断である。

ガンダムの成功でロボアニメが市民権を得た状況ではどうでもよくなったんでしょう。でもRVって特にバーニアをフィーチャーしたデザインでもなく、目立つのは裾の大型バーニアくらい。要するにジオン系と大差ない。でもガンダムが地上で高く飛んだり合体したりしてたのに比べればまだリアルに近づけてはいたのかな。

バイファムが量産機であったのもポイント高い。エースパイロット同士が専用設計のワンオフスーパーマシンで戦い個人間の決着で戦局が左右されるような作品ではないです。バイファムは設定は量産機といえど脱出ポッドまで搭載の主役機っぽいデザインですが本当にロボデザインまで量産機にしてしまったエガオノダイカは酷評の嵐(笑)。ロボデザインというよりもガンダムのようなヒーローもの、英雄譚では無かったのが不人気の原因だと思いますが、こっちはヒーローものの爽快感っぽさは一応あるので、まだガンダム寄りだと言えるとは思います。昨今のロボというかガンダムはやたら情報量の多いデザインが人気ですが、宇宙空間ならやたらめったらハッチを開けるわけにもいかず、ツルっとした外装のシンプルなデザインは好きです。


サンライズ作品ですが、ガンダムを求めると退屈かと思います。自分は回顧シリーズとして最初に持ってくるくらいに好きだった作品。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

け~・える・い~ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

等身大の物語

個人的には、サンライズのロボットアニメの中でも一番の良作だと思ってます。
{netabare}
この作品には、ニュータイプも、他を圧倒するような新兵器も登場しない。
人類が滅亡の危機に瀕するような事態も起こらない。

主人公たちは、どこにでもいる普通の少年少女たち。
目的は、ただ生き残ること、そして家族と再会すること。
登場する兵器は、主役メカのバイファムも含め完全量産品ばかり。

今のアニメにあるような派手な要素はなにもない。

年上の女性にほのかな憧れをいだき、エロ本を見つけて喜んで、女子に見つかりそうになって慌てふためく。思慮足らずで相手を傷つけ、けんかして、落ち込む。自分勝手、わがまま。落書きをする。
そんな年相応で、見ている誰にでも当てはまりそうなキャラクターたち。
自分たちの手の届く範囲にあるものを守りたいという当たり前で、誰にでも理解できる行動原理。
変に大風呂敷を広げることなく、一貫して家族との再会を目指すというシンプルにまとめられストーリー。

等身大のキャラクターの等身大の物語、それが銀河漂流バイファムなのだと思う。
等身大だから、分かりやすく、素直に共感することができる、物語の世界に入っていける。
主人公たちが、旅のなかで仲間と協力し合い、時には反発をしながら経験を積み、思い悩み少しずつ成長していく姿に引き込まれていく。
地味かもしれないが、すごくいい作品だと思います。

音楽もよいです。
オール英詩のOPもいいですが、番組後半から使用された挿入歌「君はス・テ・キ」は、作品にすごくあっていて名曲です。この曲の流れるラストシーンは・・・是非、見てください。
同じく番組後半の挿入歌「THE ASTRO ENEMY ミューラァのテーマ」も敵のテーマなのに、哀愁漂う感じでかっこいいです。

※古い記憶に基づいて書いてるので、思い違い等が含まれているかもしれません。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

子供というイメージ  それだけで観ないというのは惜しい作品

どうしても、この作品が観れなかった。


中心キャラが子供で、自分勝手にやってそれがまかり通ってしまうそんなアニメになってしまうと感じたからだ。


実際このアニメを観てみて、現実的に不可能というか、そのアニメの設定を入れても、そうなるのってホールインワンより確立低いだろというものがいっぱいあったが、


少年や少女達がゆっくりと成長していく姿やほんとに小さい子達がまったく成長しない姿は、結構リアルだった。



そしてロボットものには、よくある主人公一人で、敵の軍隊を一掃してしまうチートのような卑怯な設定は、このアニメには、なく皆で協力して、
{netabare}
皆で協力して、自分たちの目的を達成した。そこが素晴らしくメッセージ性があった。

普通ならば、この争いが終息するところまでをアニメにするが、彼らの目的は、そこにはなく両親に会うためという一つの目的のために動いた。その目的が達成したところでアニメが終わらせるのは、このアニメの主要キャラをとても若い世代にした意味でもあるように感じた。

また、最後のラストシーンは見ものである。
{/netabare}


普通80年代アニメは、ここまで長い作品は、打ち切りされるのが多いが、この作品は、その当時の中高校生などの署名によって2クール打ち切りを逃れ、当初の通りの4クールになったらしい。

その当時の署名した人たちに感謝して、この名作をぜひ観てほしい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13
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