サバイバルゲームで頭脳戦なTVアニメ動画ランキング 4

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のサバイバルゲームで頭脳戦な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月16日の時点で一番のサバイバルゲームで頭脳戦なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

81.8 1 サバイバルゲームで頭脳戦なアニメランキング1位
BTOOOM!(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (2114)
11167人が棚に入れました
全世界で300万本以上売れているこのゲームの武器に、銃の類はない。
BIMと呼ばれる爆弾のみだ。
レーダーで相手を見つけ、8種類のBIMを戦略的に駆使して敵を爆殺する。
それが、このゲームで勝つためのポイントだ。

22歳になっても職に就けず、さえない日々を送るだけの人生。
それが俺、坂本竜太(さかもとりょうた)の人生――。
だが、この【BTOOOM!】というネットゲームの世界では、
俺は誰よりも強く、
誰よりも尊敬され、
そして、誰よりも偉かった――。

しかし今、俺がしているゲームは仮想(バーチャル)ではない。
現実(リアル)だ。
無人島で、BIMを持たされ、戦う意味すらわからないまま、人殺しを強要される。

理由もわからず連れてこられたプレイヤーたちによる、生き残り(サバイバル)ゲーム。

現実世界で行われる【BTOOOM!】(殺し合い)。

生への渇望。
失われていくモラル。
侵食する狂気。
肥大化していく欲望。

全てが混ざり合い、粉々に砕け、

爆殺遊戯の幕が上がる――。

声優・キャラクター
本郷奏多、三森すずこ、大川透、沢城みゆき、中村悠一、高橋名人

oxPGx85958 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

物語の序盤で終わったという点を差し引いてもつまらない

追記
その後、原作のマンガを(途中までですが)読んでみました。アニメを見たときに感じたどうしようもないつまらなさは感じなかったので、これはアニメ化にあたっての問題だったと言ってよさそうです。マンガであるがゆえに誇張されている表現を、アニメ化にあたっては抑えめにするべきだったのに、逆に行ってしまった、ということなのではないか、と。

-----

原作のマンガは未読。2018年に連載が終了したようで、2012年に作られたこのアニメは話の序盤しかカバーしていないと思われます。しかし、それを考慮に入れても、本作は物語の導入に成功しているとは言いがたいと感じました。

訳ありの登場人物たちが無人島に送り込まれて殺し合いをさせられるという話は手垢のついたもので、それへのプラス・アルファが、このアニメ・シリーズの範囲では特になかったため、作品の地力だけで勝負ということになるわけですが、そうなると特に強みはなく、演出・演技の陳腐さだけが目立ちました。

登場人物たちにバカな行動を取らせることでサスペンスを醸成するタイプの作品でもありました。現実の人間はバカな行動を取るものだから、それがリアリズムだみたいな論もありますが、そのバカさに現実味が感じられないから白けるわけです。

ただ、その説得力のなさが原作由来なのか、アニメ化の問題なのかを確かめるために、原作のマンガを読んでみようかなと思ったのはたしかなので、マンガのプロモーション・ツールとしてのアニメという機能は果たしているのかもしれません。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 4
ネタバレ

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

爆弾型バトルロワイアル!

話の設定がすごく好きです。
キャラデザはあまり好みではないのですが、爆弾を使ってのバトルシーンの作画は迫力があって良かったです。

1話感想
{netabare}
敵があんだけ爆弾投げまくって死ななかったのに、こっちが一個爆弾しかけただけなのに殺せるってどーいうことなの?
圧倒的主人公補正ですねw{/netabare}

2話感想
{netabare}
今回はヒミコサイドの話ですね。
てかヒミコかわいそすぎんだろ・・・
ヒミコがあの部屋から逃げ出せたんだから事件が解決されたといってもいいのに、それで島送りにされるってどんなだよ。
てか先輩の部屋に行きたがったの友達の方じゃねーか!
理不尽すぎんだろ!

てことは主人公が島に連れてこられたのはお母さんのせいなんだろねきっと。
いや、お母さんは悪くないのか?
働かないのがだめなんだし・・・
まぁなんでもいいやw{/netabare}

3話感想
{netabare}
ついに本格バトル始動です!
にしても平のおっちゃんはいいキャラしてるわ。
普段頼りなさそうに見える人がいざという時には超キレる、そういう人は結構好きです。
でも、坂本も伊達に主人公やってないねw
武器持ってる奴らがいるのに動じないなんて、やっぱ主人公はこうでないと。
てか、部屋で引きこもっている時とのギャップがすごいなw{/netabare}

4話感想
{netabare}
何か危ない子が出てきたよ!?
親父の方は中々エグイ死にざまでしたね。
てか、親子なのに顔似てなさすぎw

あの近距離で爆弾受けても死ななかったってことはあの子も主要人物なのかな?
主人公並みの補正がかかってますねw
あのモブっぽい弁護士のおっさんは今頃どっかであっさり死んでるんでしょうか?(;゚∀゚)

ちょっと原作が読みたくなってきましたw{/netabare}

5話感想
{netabare}
ようやく正ヒロインと行動することになりましたね。
準ヒロインはおっちゃんってことでw
バトルというほどのバトルはなかったけど、たまにはまったり?と話をしてもいいじゃないか!
中々エグイアニメだしねw

てか、オオトカゲって何ぞ!?
あんなのが普通に生息してたら殺し合いをするとか以前にみんな食われてしまうんじゃないか?
実際爆弾とか関係なく死んでしまう人とかもこれから出てきそうですね(;゚∀゚){/netabare}

6話感想
{netabare}
坂本いいね!
やっぱ主役はこうでなくては!
まぁわざわざはしごに上らずとも、普通にとっとと爆弾投げてりゃいいような気もしますがねw

ところで仕事中のおっちゃん、悪い顔してたね~。
あんないい人なのに、信じられないです(;゚∀゚){/netabare}

7話感想
{netabare}
坂本の運動神経おかしいだろ!?
引きこもりですよね!?
毒ガスからの逃げ方がすごすぎんだろ!
一体どこにあんな力が・・・?

そして宮本・・・
今回は中々のグロ映像でしたね(;゚∀゚)
あいつ結構いいキャラしてるからもっと最後まで残っていて欲しかったのに・・・

弁護士のオヤジ?
ああ、いたね~そんなのも。(興味なし){/netabare}

8話
{netabare}
手が吹っ飛んでも生きていられるものなのか?
即死はないだろうが普通は出血多量とかでお陀仏な気がするんだが・・・(;゚∀゚)

伊達って奴はひどい奴だねほんと。
でもおっちゃんの治療をしてくれてたっぽいよね。
何が目的なのか・・・

あとは出てきていきなり裏切りおった女ですね。
もうこの島では裏切りがあたりまえなんだね。
俺がもしBTOOOMに参加させられたらどうなるんだろう。
誰か仲間を作ってもやっぱり裏切ってしまうのだろうか・・・
それ以前にビムの使い方を誤って自爆したり、オオトカゲに食われて人知れず死んでしまいそうな気がしますねw
我ながら情けない(;゚∀゚){/netabare}

9話感想
{netabare}
史上最強のニート、それが坂本だ!
とは言ってもさすがにここまでの主人公補正はやりすぎなんじゃないかなぁ・・・?
ファイヤーを使ってたオッサンは一個のビムであっさり死んだのに坂本は三個ぐらい一気にくらったのに生きてたよ!?
いやまぁくらってないから生きてるんだけど、あの状況でくらわないのはさすがに無理があると思うんだ俺は(;゚∀゚){/netabare}

10話感想
{netabare}
坂本さん、マジすみませんでした!
前回は主人公補正で生き残れたとかなんとかほざいてしまって本当にもうしわけございませんでした(;゚∀゚)
ちゃんと坂本は考えてたんだね。
今回もまたピンチな感じで終わったが坂本ならまぁ大丈夫だよねw
結果として坂本は織田に負けてしまったが、ほんとに良い戦いで、これからの二人の対決が楽しみです。
{/netabare}

11話感想
{netabare}
ヒミコ自重しろw
ヒミコが胸でビムを跳ね返した時に変な声を出しやがったせいでおもわず吹いちまったじゃねえかw
シリアス展開台無しだよ(;゚∀゚)

村崎さんは伊達を許してしまったのか。
どこまでいい人なんだよ。
俺にはいまいち理解できないが、ほんとに伊達のことが好きだったということだけはよくわかるよ。
てか、村崎さんも坂本に負けず劣らずの生命力を持ってますよねw
腕なくなったのに生きてるし、伊達のビムくらっても復活するしw

次回最終話か・・・
ほんとに最後のは平さんなんかな・・・{/netabare}

12話感想
{netabare}
まさか平さんが死んでしまうとは思わなかったよ(T_T)
てかその後すぐにラブコメってる二人ってどーなの?
大事な仲間が死んでしまったら普通はしばらく立ち直れないと思うんだが(;゚∀゚)

最後だけOPが変わってましたね。
なかなかカッコいい曲だと思いました。
変える必要があったのかいまいちわからんがw
流れてきた映像もこれまでの戦いの総集編って感じで中々良かったです。{/netabare}

総評

かなり楽しめたバトルアニメでした!
終わり方からしてこれは2期あるでしょうね。
大いに期待して待ちましょう!

投稿 : 2025/02/15
♥ : 62

アシュコロン さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

生き残るための、人間の本質が問われるゲーム

拉致された老若男女が
とある無人島で脱出を懸けてサバイバルゲームを行う。
ゲームのルールは端的に言うと
他の人を最低7人以上殺すこと
ただし武器は「爆弾」のみ。

このアニメの見どころは
・さまざまなタイプの爆弾を駆使した戦闘シーン。
・サバイバル且つ殺し合いという過酷極まりない状況下で
 人間の心理状態がどのように変化するのか
 というところです。

爆弾にはさまざまなタイプがあるので
戦闘のバリエーションが豊富でとても見ごたえがありました。

そしてこういう窮地に立たされると
人間は自身のより本質的な部分を晒すことがわかりました。
社会に対してのモラルや人の倫理観などの縛りが
この無人島では一気に解放され
どんな悪逆無道も善悪を問わずにひたすら殺し合う。
まさに地獄ですね。

こういう時こそ人は助け合うべきだ、という者。
またその逆もしかり。
人の協調性を逆手にとり利用し、裏切る者。
さらにはこの状況をゲームがごとく楽しむ者。

自分はもしこのような状況に陥った場合
はたしてどのような選択をするのか…
と心の中で問いかけながら見ると
より面白いかもしれません。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 67

63.4 2 サバイバルゲームで頭脳戦なアニメランキング2位
砂ぼうず(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (132)
875人が棚に入れました
舞台は、関東大砂漠。数百年前に文明が滅び去ってもなお懲りずに、人間は人間同士で弱肉強食の争いを繰り返していた。

主人公は最近名をあげてきた便利屋、人呼んで砂漠の妖怪「砂ぼうず」。金と名誉とボインの為なら、その抜群にキレる頭と腕前をいかして、卑怯・陰湿お構いなしに何でもやる……過酷なサバイバルを強いられる砂漠にまさに最適な男である。そして、砂漠最強を目指して彼に弟子入りした少女、通称「小砂」。

ある時は女に騙され命を危うくし、またある時は多額の借金を背負わされながら、二人の戦いの日々は続いていく。

声優・キャラクター
鈴木千尋、斎藤千和、こたにともこ

che さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

地獄の関東大砂漠!!

遥か未来の日本のお話、戦争により文明が崩壊し世界が荒廃し、大地が砂漠となってしまった世界。
その世界で関東大砂漠を舞台に便利屋として生きる主人公、
通称、砂漠の妖怪 砂坊主のSFガンアクションです。

原作のファンなんです、なんでちょっとアニメも見てみたんですが、視聴者に媚媚びした感じになってて、ほとんど見てません。

内容が過激なだけにいたしかたない部分も、もちろん有るのでしょうが、ブラックラグーンの様に過激な内容も今は放送してるんだから、出来ない事も無いと思うんで、それを考えると視聴者に媚びてる気がしちゃいます。
良く言えば入口を広くしたって事かも知れませんがね。


原作の好きな所はやっぱりユニークな所ですかねw
砂漠を舞台にしてると言う所、主人公のキャラクター、リアリティこの辺りが凄く好きです。

まず主人公の人格

一言で言うとが最低です!ゲスもいい所ですw
色んなアニメにもゲスなキャラは居ますが、決して主人公では有りませんよね?
物欲と性欲しかほとんど有りませんww
でもこのキャラクターがこの物語にリアリティーを持たせてるんですよね。

舞台が砂漠

この物語の舞台、関東大砂漠は本当に厳しいのです!
もう皆生きる事に必死なんです、皆、他人の事など気にしている余裕がないのです!
そんな地獄の関東大砂漠はゲスい性格と物欲と性欲だけで生きていける所ではありません!
そう、砂坊主は非常に頭が回るんです、彼はAR、BR、RPGまで飛び交う地獄の関東大砂漠をほぼ、父の形見のSG(ウィンチェスター)一丁で戦い抜いているのです、その頭脳とセコさでww
この辺りも好きかなw

リアリティー

生きるだけで精一杯の世界です、そりゃ生きるためなら何だってします、もちろん人の心も荒むってもんですw
生きるために、騙し、奪い、殺します。
その辺りが容赦なく描写されてて面白いです。
武器も実際に有る現代の銃器が出てきておもしろいです。
また舞台が日本って所が笑えますw
結局何処でも良いのにあえて日本にしてる所が笑えるw


ユニーク

まず、主人公のキャラクターがユニーク、まずこの手の主人公はいません。
ライバルの雨蜘蛛もマニアックな性癖で面白いですw
舞台が砂漠、こんな特殊な環境を舞台にした作品もお目にかかった事ないです、ジャングルとか海とかは割とあるのにね。
あ、コブラは結構砂漠舞台あったわ、そいやw

後はストーリーですかね、
{netabare}
漫画では12巻で主人公の砂坊主が今まで敵対していた勢力に寝返り、まさかの主人公交代ww
これ凄くないですか?僕の知る限りないですよ、
主人公が敵対勢力に寝返って主人公交代なんて!
サブキャラがってのは割とありますが、、
13巻からは弟子の小砂がてるてる坊主と名乗り主人公になっています。
ちなみに、その後砂坊主と敵対とかいう、チャッチな展開にもならない所が好きです。
小砂は砂坊主の恐ろしさを一番身近で観てきたので、砂坊主とだけは何が有っても戦いたくない!と言っていますww{netabare}

まあ、アニメの事あんまり書いてないんですけど、アニメを最初に観る分にはそれなりに面白いんではないかと思います。
キャラも可愛く書かれてるし、性格もソフトになってるから見やすいと思います。

漫画はう~ん、絵も内容も好みがかなりあると思うので、万民に勧められるような内容ではないです。
ただ、SF、ガンアクション、リアルな内容が好きな人は楽しめると思います。


こんな人にオススメ

SFの人
日本の人
リアルの人(漫画)
ガンアクションの人
SG(ショットガン)の人

投稿 : 2025/02/15
♥ : 5

テモテ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

生き抜くことがミッション

文明崩壊後の関東大砂漠を己の体力、知力、魅力の限りを尽くして強かに渡っていく便利屋達のお話。

世界観は一見シビアで殺伐としているように見えますが、暴力も嘘も裏切りも生きるための手段と割り切る便利屋たちの開き直りが逆にすがすがしく、全編通してライトなノリで楽しむことができます。

本作の魅力はなんといっても登場人物。自分さえよければそれでいいやつらが多いのはご愛嬌ですが…。敵も味方もどこかカラッとしていて個性派ぞろいです。
個人的には川口三兄弟がお気に入り。兄弟想いで夏子を何とかして盛り立てようとする姿が胸を打ちます。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 5

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

意外と軽いし、面白いアニメ

雰囲気からして重そうだったのでそう思って見たところ、かなり裏切られました。
序盤はふざけてド外道なアニメとしかなかなかみれないでしょう。
ですが中盤以降雰囲気は変わってきます。
終盤なんて打って変って泣かされるぐらいでしたよ^^;
内容としては、砂漠で便利屋を営む「砂ぼうず」が変わっていく話であり、もう一人の仲間キャラ「小砂」が成長していく話でもあります。
生きることや強くなることをここまで描けているのは感心させられました。
ただ、そこにたどり着くまでが長い^^;
正直こんなに話数いらなかったんじゃないか?と思わされるところはありますが、最終的にとてもよかったと思います。
こんなアニメだろうとは夢にも思いませんでした^^;

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2

62.6 3 サバイバルゲームで頭脳戦なアニメランキング3位
奴隷区 The Animation(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (168)
693人が棚に入れました
『SCM』―それは他人を奴隷にできる器具。
勝負に勝てば主人となり、敗者は奴隷となる。
復讐、愛情、憎悪……
さまざまな思惑でSCMを手にした者たちが繰り広げる、欲望の群像劇。
勝利か、服従か。
壮絶なサバイバルゲームが幕を開ける。

声優・キャラクター
山村響、鈴木崚汰、千本木彩花、緑川光、木下鈴奈、小西克幸、興津和幸、森久保祥太郎、白井悠介、八島さらら、村瀬歩、稲田徹、宮田幸季、川津泰彦、西田望見、早川沙希、河西健吾、國立幸、堀内賢雄、上村彩子、結城光
ネタバレ

E=mc² さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

やや低評価多め。あにこれの評価も自分の想像より低め。でも低評価でも割と完走してる人は少なくなく、ストーリー的には観て損はないくらいの面白さ。

作品のタイトルの割にはストーリーはあまり重くなく、グロテスクな描写はほぼない。若干エロチズムな描写は多め。
設定としては夜の世界と非日常3:7くらいの混合物な感じ。
面白かった点としては {netabare} 世田谷がめっちゃイライラしたのでかませ犬ポジに堕ちてくれたこと。いい意味で裏切られた感があった。尺の都合か、展開はあっさりしてたけど… {/netabare}
悪い点としては、個人的な意見になるが、ぬるぬる動く作画が好きな自分としては物足りなさを感じた。

観ようか迷ってる人がいたら観ても良いと思います

投稿 : 2025/02/15
♥ : 0

TAMA さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

タイトル負けしてる作品だったなぁ

作品の要『SCM』(歯の矯正器みたいなやつ。これを装着すると宿主の分泌物から判断し脳に作用する)…
いや、はめなければコレって作品自体が簡単に瓦解するよね。最初にこの考えが浮かび全く作品を楽しめませんでした。


原作・未読。
アニメ・全話視聴。


基本ルール↓(公式より一部抜粋)

1.SCMを装着し、勝負を行う。勝負を申請された方に勝負の決定権があり、申請者には勝負の決定権は無い。

2.勝負内容は24時間以内に決定するものが好ましい。

3.決着した際、負けた方が奴隷(Mモード)、勝った方が主人(Sモード)になる。

4.Mモードは自身の主人である、Sモードの者に行動を捧げる絶対服従の奴隷になるが、主人は奴隷側の死活行動と感情までは操れない。

5.Mモードになった者は「外した時間の4分の1時間」SCMを装着していなければならない。(24時間外した場合は、およそ6時間)。24時間外し続けた場合、ペナルティが起きる。Sモードも同様の条件下のなかで取り外しを行わなければ、従属する奴隷側にペナルティが起こる。

etc…

…うん、ルールは面白そう。穴多いけどね。(etc…の中には『ルールには無い裏ルールも存在する』は卑怯だと思うけど。)

因みに…
『奴隷』(広辞苑より)↓
人間としての権利・自由が認められず、道具同様に持主の私有物として労働に使役される人間。「―解放」。転じて、あるものに心を奪われ、それにしばりつけられている人。


にしても、アニメの内容は本当につまらなかった。
ご都合主義はともかく、勝負が非常につまらない。
様々なキャラ(個性)が出てくるのにその個性を使ってない。
「え?だったら○○じゃなくても一般人でええやん?」ってなります。

後なんでバカの一つ覚えみたいに近くに居るの?
ルールを確認したけど『エリア』に関しては書いてなかった。なら日本の端や海外に逃げるキャラが出てきても良いよね?興味本位でやったけど現場を見たら怖くなって…ってなる人だって居る筈でしょ?
ま、「(参加者全員が)奴隷が欲しいから」って言われたら何も言えませんがルールやSCMの穴を見付けてしまったら違和感が勝ってします。

1番萎えたのは『ジャッジメントSCM』。

…は?…えぇ?

駆け引きもクソもねぇな。


あの、銃もヤーさんも出てたけど『SCM』をつけてないヤツに色々やらせればいいんじゃないか?ってなりません?そんなん出てくるんだったら脅迫でも陵辱でも薬でもやって無理矢理にでも…って思いつかないかな?場合によっては監禁。
肉体的とか精神的になどやりようはあるはず。変に科学を用いているから説明もなしなので違和感しかない。
ここら辺、ルールの穴過ぎて…ねぇ。
必勝法は他にもありますが長くなるので辞めときます。
なので『ジャッジメントSCM』出てきた時は使ってるヤツを「バカだな」ってのが第一印象です。
(ジャッジメントSCMについてはかなりのネタバレになるのでここでは伏せます)

キャラも使い捨てみたいな扱いも多く、勝負も緊張感さえない。駆け引きもチープ。心理描写もそこそこで『奴隷』って言うワードも重みが無い。
『SCM』を取り付ける駆け引きや緊張感さえない…アホなの?1番面白くなりそうなのに。
こーゆージャンルをやるならせめて他作品の『ダンガンロ○パ』や『賭○グルイ』等の駆け引きやハラハラ感を演出してほしかった。…もしくは『ようこそ実力至上主義○教室へ』くらいのルール開示(数秒で良いから全部)してほしかった。
よくコレここまで穴があるのに連載やアニメ化したな。編集部、編集者、編集長は気にならなかったのかな?売れたらそれで良いって感じなのかな?

良かったとこ…?
う〜ん…『ズシオウマル』かな。

私からは全くオススメしません!
本当につまらなかったです。ルールや『SCM』の穴に目を潰れるならアリ?かも?

ルールの後出し多め、『SCM』が科学者達が発明してたけど脳にどういう原理でどういう風に作用するのか等の説明もなし。うわぁ…。
え?累計320万部?(電子含む)。
マジか…。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 3
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

科学的な設定は、諸刃の剣

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
タイトル的には、なんかスッゴいエログロ感があるけど、別にそうでもない(原作は知らないけど)w

一応、「カイジ」「DEATH NOTE」みたいな知的バトル系には属するのかもですが、まあ、そこは大したことないです。特殊な設定下における人間ドラマを描きたかったんでしょうね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、ちょっとは誉めよう(笑)

奴隷化を、特殊能力や魔法じゃなく、一応、科学的というか、SCMという設定を作っているのはイイね。いくつか、「デスノート」みたく「ルールをしっかり知っているから勝てる」的な流れもあって、そこは良かった(勿論、デスノートには全然及ばないけど)。

でも、「魔法」ならどんな矛盾も「魔法だから」で逃げ切れるけど、「科学」なら、矛盾は命取りになる。トンデモ能力を「科学」にするとリアリティーは増すけれど、そういうリスクもあるんだよね。ルールも、後出しジャンケンが多かったし。

例えば、1話を観てまず思ったのが、SCMの弱点。SCM最大の問題点は、SCMを付けていない人物に対しては無力だということ。だから、人質からの解放なんてSCM装着者に頼むより、ヤーさん的な人に頼んでおいて、主人を拉致監禁、拷問でもぶちかまし、「人質解放」を宣言させれば済む話。んで、ヤーさんに金を渡す契約をしておけば良い(なんならチンピラでも可)。そこのところの説明をキチッとしないと、折角の設定が死ぬ気がする。だって、最強のSCM所有者だろうが、(終盤に登場した)ジャッジメントSCMだろうが、普通の人の拳銃1発に勝てないわけでしょ? なんでみんな、わざわざSCMで勝負したがるのかな? (作中何度かあったけど)単純な暴力×SCMのコンボが一番効率的だよね。

後は、勝負の内容が両者の同意によるなら、「どう勝負するか」より、「どんな勝負をするか」の方がずっと大事。だから、一番大事なのは下調べや勝負への持ち込み方が重要(な設定にしたのだから、そこをもっと丁寧に描いて欲しかった。それが出来ないのは、スマホと接近アラートがあったから。それにより生まれた良展開もあったけど、騙し討ちや調査の面白さを出せないことを考えたら、トータルではマイナスかな)。

パッと思い付くのは、拉致監禁して、命を脅しながら強制的に勝負に持っていく方法。まあ、それじゃああまりに安易だから(でも結構やってた)、正統派でいくなら騙し討ち。例えば私なら、(相手が素人なら)剣道勝負に持ち込めればまず負けない。まあ、剣道はなかなかやってくれないだろうけど、例えば漫画家が身分を隠し、「似顔絵対決」とか、アナウンサーが「早口言葉対決」なら、あり得るかな。そういう、「隠れた一芸」を身に付けるトレーニングを積み、勝負をしてくれる相手に出会うまで根気よく勝負を挑み続けるのが大切。つまり、地味な作品になる(笑)

こういう矛盾点を鮮やかに解決してくれたら、ググッと評価が上がるんだけど、、、結局、全く解決してくれなかったね(苦笑) なんか、登場人物バカばっかりに見えた(単純な暴力=簡単な最善策があるのに、それを使わず、SCM=次善の策で必死こいて考えているあたりがアホっぽく見えた)。

それどころか、キャラもほぼ使い捨て。キャラを記号としか扱っていない印象。奴隷として、たくさんのキャラが出てくるものの、そのキャラを生かそうという気がない。

ホスト、筋肉ダルマ、女装子、看護士、会社社長など、たくさんの特徴をもった人物がいるのに、「その人物ならでは」の戦略もバトルもない。看護士だから注射? 別に、薬さえ手に入れれば、刺すのは誰でも良いやん。女装子、普通の女子と何か違う扱いしてる? ホストなら、ホストの技能生かそうか。

基本的に、どのキャラも空気。登場時にちょろっと活躍し、過去回で人生紹介して終了。あとはモブに成り下がる人が多すぎる。いや~、「サクラダリセット」は上手かったな(全キャラ、全能力を生かしたからね)。

最終回も、微妙。アニオリらしいけど、この設定、作風なのに、美談にしてどうするんだろう? 無理矢理感のある大団円にハッピーエンド。う~む、普通に原作に繋げたり、更なる悲劇の予感でも良かったかな、この作品に関しては。

てか、アニメだから規制があるのかもしれないけど(ならムリにアニメ化するなという話だし)、もっと人間の欲望をリアルに描くべき作品なんじゃない?(私の好みは別として)その方が人気出た気がする。まあ、私みたいなパンピーに思い付くのは、エロいことと金銭的なことくらいだけど、もっとサイコパスな命令や欲求があっても良かったと思う(そうすると、私は視聴断念するけどw)。

つか、人を奴隷として扱おうなんてクズばかりの世界を描いておきながら、愛だの正義だのちゃんちゃらおかしく、サムさすら感じるんですよ。

芥川龍之介の「蜘蛛の糸」は、その辺ちゃんとしてて、あれは芥川一流の皮肉。あれ、お釈迦様プレゼンツのムリゲーなんだよね。カンダタ含め、地獄に落ちたクズ人間に、蜘蛛の糸という僅かな希望を与えても、そもそも他人を優先できるような人間なら地獄に落ちてないって話で、結局全員地獄に落ちる。一見、良い話風にみせて、お釈迦様含めて全員をディスるとか、流石、人嫌いの芥川(笑) どうせやるならあそこまでやらないと。

「魔法少女サイト」「王様ゲーム」でも書いたけど、こういう悲劇的(残酷)な設定だけは思い付いたものの、それをキッチリ生かしきるだけの力がないままに、連載&アニメ化ってのが、最近多い気がする。なんだかな~。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
とんでも能力や魔法じゃなく、一応、科学的というか、設定を作っているのはイイね。SCM最大の問題点は、SCMを付けていない人物に対しては無力だということ。だから、人質からの解放なんて、SCM装着者に頼むより、ヤーさん的な人に頼んで拉致監禁、拷問でもぶちかまし、「人質解放」を宣言させ、ヤーさんに金を渡せば良いんじゃない? そこのところの説明をキチッとしないと、折角の設定が死ぬ気がする。さあ、どうなるかな? 期待ですね。

2話目
ゲーム自体は面白くもなんともない。心理戦も戦術もなく。となると、人間ドラマを描きたいわけね。

3話目
SCMを外して勝負できるんかい。これは、SCMの性能をより正確に理解している方が強いね。そういうのは、「デスノート」が最上位だけど。

4話目
まあそうだよね。こういう直接的な手段が一番強いわな。犬を使うというのはなかなか面白いが、同意形成はどうするんだろ? 餌あげて腹見せたら、直ぐに負けちゃいそうだし(笑) そこを説明してくれるなら良いな。散歩している犬のサイズ感、ぬいぐるみか(笑) まあ、こういう(どう勝負の土台にあげるか)アニメになるよね。

5話目
命は奪えないから、自作自演? ズシオウマル頭良すぎるし。そこまで人語を理解するズシオウマルなら、エイアがズシオウマルと勝負して上書きすれば良くない?

6話目
ほ~。SCM開発者ね。このSCMで人語を理解できたならまだわかるけど、SCM装着前から人語を理解できたんだな。つか、ユウガ弱すぎるし、結局、力業最強なんだよね。

7話目
た、大したことねぇ(笑) これ、二大勢力の決戦だよね? 1本とられた感がないバトル(苦笑) いや~、女子高生として潜り込むならまだしも、臨時の養護教諭はムリでしょ、正規のルートなら(養護教諭の免許使ったとあったし)。東京に養護教諭の資格をもっている人が何人いると思ってるのさ。つーか、なぜ「潜入」という危険な任務を、右腕に行かせるんだよ。リュウオウ、バカかな。その1000万が何らかの方法で無くなるのは予想できてたけど、そもそもバッグから金出されていたら負けやん。バッグから絶対に金を取り出さないような仕掛けがないのなら、ただのバクチ。「賭けグルイ」みたく、そのスリルを味わうのでないのなら、無意味。

8話目
ジャッジメントSCM、メッチャチートやん。大丈夫か? そんなん出して。

9話目


10話目


11話目
自ら弱点を話す、バカ。

12話目
この作風で、大団円、ハッピーエンドにする意味あるかな?
{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 18

66.3 4 サバイバルゲームで頭脳戦なアニメランキング4位
神之塔 -Tower of God-(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (222)
639人が棚に入れました
塔を登れば、全てが手に入る。塔の頂上にはこの世のすべてがあり、この世界を手に入れる……神になれる。これは、ただ星空を見たくて塔を登る少女・ラヘルと、そんな彼女がいれば何もいらない少年・夜の、始まりと終わりの物語。

声優・キャラクター
市川太一、早見沙織、岡本信彦、三宅健太、本多真梨子、興津和幸、関根明良、江口拓也、深町寿成、末柄里恵、津田健次郎、吉野裕行、小野大輔、伊藤静、大塚芳忠
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

観終わった

2話までの感想{netabare}
ん?中華かな?と思ったら韓国だった模様。
なるほど…やっぱどっちも似た様な感じになるのかな?
内容としてはハンターハンター…ってよりも“霊剣山”の1作目を思い出した。
塔の頂に登る=仙人を目指す、と解釈するとすげーシックリ来る、韓国にも羽化登仙って思想はあるのかね?
作中の文言通り「神を目指して塔に登る」と解釈するとどうしても「神になるためにその試練って必要?」と引っかかりを覚えてしまうが、これが「仙人」だったらあら不思議、どんなに不合理でも納得(諦めがつく)できちゃう、私は。
2話の選別なんていい例かな、神の水で作られた壁を抜けれるかどうかの件だけど、「参加者間でどうこうするのではなく試験官の手による選別なら最初の400人を選ぶ前に実施すればいいじゃん(※)」と突っ込まずにはいられない。
要は無駄に死者を出してただけで、これで主催者が人口調整で殺し合いさせてるとかウラがあるならまだしも、無いのなら「仙人選抜なら仕方ない」と思って納得する(諦める)しかない。

まぁなんて言うんだ、キャラの目的が不明瞭で「なんでそれやってんの?それ必要ある?」と思っても「仙人を目指すためだよ」と言われたら納得できちゃう強力なカードとでも言いましょうか…。
ただ、カードの強さにかまけて細部がおざなりなのは…ま、まぁそこは外国の感性ってことでしょう。
で、主人公はそんなことより行方不明になった恩人?の消息を追うのが目的ってことらしくて…あ、顔が良ければ優遇してもらえるってのは韓国らしいのかなw

それとタイトルが「神之塔」「-Tower of God-」となってるのは「神之塔」の部分がハングルまたは各国の言語に置き換わっても「-Tower of God-」はそのままで、知らん言語バージョンを目にしても何の作品かすぐ分かるようにしてるんだと思う。



一応、3人でチームを組んで一人でも壁を通れなかったら失格だったので、誰と組めるかの運を試したのかも知れない。
とはいえ、だったらもうちょっと見せ方あったんじゃない?とは思う、通れないチームメイトを叱責するヤツとかさ。{/netabare}

3話感想{netabare}
5分の間に扉を開くのがどうとか。
まだその“法則”が明確になってない状態、つまりは早い段階で試験に挑んだチームほど不利という馬鹿馬鹿しい内容。
でありながら、次の試験でその件は全く関係無く我先にと飛び込んでいって…せめてそれぞれ関連付けくらいさせようよ。
でもって試験官はやっぱり人を殺したくて仕方が無いっぽい。
宇宙船が舞台で人口調整でもしてんのかね?


絵に関しては実際の現場は知らないし3話までの限りではちゃんとした人が描いてると思うのだけど──
主線が汚いのはdpiの低いクッソヘボい機材──スキャナーだか編集ソフトだか──がクッソ汚い紙を取り込んで汚れ飛ばしでコントラストを上げ過ぎるとああなる気がする。
ああなるっていうか、そういう状況を想定して予めそれに合わせたというか。
色数が少ないのはナルトにしろブラッククローバーにしろアクションの激しい回はあんな感じで、激しいアクションじゃないのにこれってどうなん?って気がしないでもないけど、やっぱクッソヘボい現場を想定してワザとレベルを落としてる感じがする。

作り手の技術レベルが低いんじゃなくて現場の機材レベルが低いって感じ、あくまで3話まで見た限りね。{/netabare}

総評{netabare}
最初の頃抱いた予想「どうせそのうち作画が崩れるんでしょ?」、これが見事に外れて最後まで作画がシッカリしてました。
「作画が崩れても目立たない作画」を意識してのデザインだったと思うのだけど、アクションも最後までしっかりしててどういうこっちゃ?
“はてなイリュージョン”と何が違ったんだろう。
1話見て作画が気にならないのなら最後まで見ても問題ないと思います、一貫して安定したレベル。

とはいえ作画ではなく内容の方といえば…。
まず「塔に登る」ってのは「仙人になる」ことと似たようなモンか?と思えるかどうかで見続けられるかどうかが別れそう。
これは韓国作品らしいけど、中華アニメだと多いんだ、「とにかく仙人になるんだ」が目標で「それになって何するの?」は特に無いやつ。
仏門だったら悟りを開いたら無余涅槃にでもなって六道救済するとかあるけど、仙道って肉体に固執したり利己的だったりと目的がバラバラで、従って漠然。
利己的であっても構わないのでそれに至るための手段が「いやそれ人道に背くだろ」ということをやっても構わない、果たしてその手段が目的のために適してるのかどうか私には判断できない(作者の気分次第)。
物語の目的を設定するには便利ではあるけど、ついていけるかどうかは人を選ぶんじゃないかな。

ってことで私は「塔に登る」ことについてはそこまで違和感は覚えなかったのだけど、問題はその後。
それぞれのキャラが何ができて何ができないのか分からず、更にこの作品でしか通用しないよく分からないルールの競技をして、よく分からない駆け引きをする。
そうねぇ、野球で例えると──ストレート160キロが速いのかどうか分からない、打率4割が凄いかどうか分からない、アウト幾つ取ればいいか分からなければイニング数が幾つあるかも分からない。
そんな状態だと多分野球見てもつまらないんじゃないかな?せいぜい派手なホームランがなんとなく凄いって分かる程度で。
なによりなにが反則になるのかすら分からないので、ルールの隙を突いて裏をかくようなことをしても「あ、それやっていいんだ、ふーん」としか思わない。
「カバンの中に3人仕込んでおいたのさ」と言われてもふーんとしか思わない。
まず一体どんなルールなんだ?と興味を引くほどでもないってのが致命的かな、釣り師槍使い燈台守捜索者波使いと言われても「え、それ覚えなきゃいけないの?ヤダよ」って気持ちが先に出た。
ポイントで合格が確定って、知らんがな。
アナクの際どいシーンだけが目当て(スパッツ履いてるけど)で「もう試合結果だけ分かればいいよ」という感情しか沸かない。

それぞれの思惑というのも正直どうでもいい。
これまた中華で多い「○○家」「○○門」、こっちでも十家門なるものが飛び出してうわあぁって感じ、10個全部出す気か?
(中華アニメ“悪偶”では裁縫師協会の12の流派全てから許可を得るんだ、を掲げて最終回終わらせたっけなぁ)
お家関係はザハードの姫絡みだけもお腹一杯なのに…。
韓国でもお家柄は絶対だったりするんかね?私は詳しくないんで中華作品の延長として捉えてるんだけど。

それと強キャラの表現。
“ブラッククローバー”のライアなんかがそうだったけど、作中ひたすらあくびをするアレ。
あるいは「あらあらうふふ」を口癖とするニコ目のお姉さんキャラ、本気で怒らせたらヤベーぞと匂わすアレ。
日本の作品でもよくあるっちゃあるけど個人的にはあんま好きじゃない、余裕と余裕ぶるは違うんじゃねーの?と。
で、そんなのを極限まで煮詰めたようなラウレというキャラ、なんなんだかなぁ。
先のブラクロではライアはスタッフには都合が良かった、あくびさせてりゃ尺稼ぎできるから、けど視聴者からはウザいだけで…スゲー実力を隠して無気力を演じるってそんなにカッコ良いかね?

でもってその対極(熱血系強キャラ)といえるランカーのクォント、ウザいワニですら極端だと思ったらそれ以上に極端なのが出てうわぁ。
しかも謎なのが9話、ホーがラヘルを人質に取り夜に脅迫するシーン、クォントは神の水の使い方を見せてその場を去るのだけど、夜がそれをやったら驚いて戻ってくる。
…?
なにがしたかったん?予想外のことが起きたので引き返してきたんであって、じゃあ当初はどんな予想をしてその場を去ったん?
結局ラヘルは刺されホーは自殺するんだけど、これってその場を離れたクォントの責任じゃねーの?と思うのだけどその後そういった咎を背負う素振りも無い。
結局ルールがワカランので「そうですか」と納得するしかないのだけど、釈然とはしない。

と苦言を言えばキリが無いのだけど最終回は結構好きだったり。
人によっては真逆の評価らしく、それも分かるw
私は主人公の夜を好意的には見ておらず、そのせいで最後裏切られて「ザマァw」と思ってしまいまして…。
ラヘルに散々ついてくるなと言われたのにそれでもついてきたのだから、あんな目に遭うのも覚悟の上でしょ?と。
また、最近見たアニメであったような…くそう思い出せん、「光が強ければ影も濃くなる」ってヤツ、そんな感じだったんだろうと解釈。
夜が輝かしい(夜って名前だけど)からこそラヘルは闇墜ちしたんだろう、と…これに関しては他の作品の影響(補完)に過ぎないと言われたらその通りだけど。


総合すると、作者の考えたその作品だけにしか通用しないワケ分からんルールの競技なんかサッサと終わらせて塔の謎に迫ってくれれば良かったのに、って感じ。
塔だの神だの管理人だの試験官だの選別者だの救世主だのサハードの姫だの神の水だの十三月シリーズだの十下門のクンだの釣り師だの槍使いだの燈台守だの捜索者だの波使いだの…どれか絞れよと。
ここら辺のよくわからんワード連発はいかにも中華(中華じゃないけど)らしいっちゃあらしいんだけど、謎に謎を重ねる・謎を別の謎で解説するようなのはキツい。
というか本当に中華だったら春秋時代からの歴史や陰陽、仙道なんかの実在する資料に基づく(どこまで正確かは知らないが)設定の羅列が多いけど、これはどうなんだろう?
頭悪いヤツが複雑な話を考えられず、造語連発して誤魔化してるような…。
もし続きをやるならもうちょっと整理してくれないと参る。
ってかワニうざい、ラウレはデゾリアンと一緒に始末しよう、ってかそれだったら“一人之下”のホウホウの正体の方が気になるのでそっちやってくれ。
まぁ塔の謎も仙人(管理人)の戯れで片付けられそうだけど。
作画は崩れないのでアナクのスパチラを追うだけでいいんじゃねーの?{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 10

byGar61324 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

韓国原作の中では一番面白く原作既読者向けの作品

韓国原作ということで毛嫌いしている人も多くいますね。
実際に韓国原作だと不必要な反日描写があったり、日本で散々見飽きた内容なことが多いので拒否反応が出るのも分かります。
ただこの作品は数多くある韓国漫画とは完全に別物だと思います。
先ず、世界観からして滅茶苦茶作り込んでます。原作は10年続いていますが、それでも未だによく理解出来ない程に壮大に作られています。大体の韓国漫画はこういうのやれば面白いんだろと言わんばかりの量産型で安っぽい作品が多いですが、その点この作品は、良い意味でも悪い意味でも独特に作り込まれていて、大衆向けを狙ったというよりかは新しいことに挑戦している作品だと思います。そのため好き嫌いもハッキリ分かれて、どちらかと言うとマニア向けの作品になると思います。

なおアニメに関しては原作からするとチュートリアルにすらなっていないと思います。アニメだけ最後まで見ても何が何だか分からないとは思います。そのため、原作見ている人が一番楽しめると思います。なおアニメの演出はとても良く、原作も大きく上回っているとは思います。ただストーリーが行き当たりばったりなのと、世界観が独特なのに説明が殆どないのでやはり原作未読な人からすると、何が何だか分からないので低評価が多くなるんじゃないかなと思います。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1

Dave さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

徹頭徹尾よくわからない。まあ独特といえば独特かな…

1. 独特な世界観
手抜きの悪作品というわけではないのですが、どうも興味が持てなくて。「バトルもの」と言ってしまえばよくありそうなのですが、確かに「独特の世界観」なんですよね。異形が出て来たり、近未来的だったり、魔法的だったり…まあ独特ではあるんですが、よくわからない。

2. よくわからない…
よくわからないと言えば、目的や何がどうなっているのかも終始よくわからないし、そもそも何を売りにしたいのかというのもよくわかりません。基本的にはムネアツ展開とかもなく、淡々と進んでいく感じです。本気で殺し合ってるのかと思えば、それほどの切迫感や悲壮感もなく、かといってドラゴンボールのようにあっさりダメージリセットというわけでもないようで。バトル比率は高いんですが、しれっと学園モノのような仲良しになってたり。そもそもバトルの意味が理解できないのが致命的な気がします。

3. モブ感強い
画も悪いわけではないんですが、90年代アニメのような、手描き感が強いんですかね?キャラデザも、これまた悪いわけではないんでしょうが、魅力的ではないです。よく言えば「萌豚ホイホイ」ではない、健全なキャラクターデザインなんですが、薄味の主要人物といい、全体的にモブ感が強いですね。

4. ま、もういいかと
少しづつ見えてくるのかなとも思ったのですが、6話まで行ってもよくわからないままで、別に知りたいという思いも湧いてこず、もうそろそろ、どうでもいいなと撤退することにしました。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 5
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