2018年度のサテライトおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2018年度のサテライト成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月11日の時点で一番の2018年度のサテライトおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.5 1 2018年度のサテライトアニメランキング1位
博多豚骨ラーメンズ(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (418)
1851人が棚に入れました
「あなたにはどうしても殺したい人がいる。どうやって人を殺しますか。」

福岡は一見平和な町だが、裏では犯罪が蔓延っている。今や殺し屋業の激戦区で、殺し屋専門の殺し屋がいるという都市伝説まであった。
殺し屋、探偵、復讐屋、情報屋、拷問師etc――、
裏稼業の男たちの物語が紡がれる時、『殺し屋殺し』は現れる――。
第20回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作!

声優・キャラクター
小野大輔、梶裕貴、小林裕介、中村悠一、浪川大輔、小野賢章、悠木碧、前野智昭、松岡禎丞、平川大輔、浜田賢二、廣田行生、松風雅也

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

修羅の街、福岡…。(最終回第12話視聴終了: アニメのエピソード順は1巻→2巻→4巻→3巻でキリ良く締め。)

原作はメディアワークス文庫から刊行されており、あにこれのあらすじにもある通り、第20回電撃大賞の大賞受賞作です。

因みにこの回は大賞を2作が受賞しており、もう1作は『ゼロから始める魔法の書』です。同期作2作目のアニメ化となります。

あとがきで作者は「実際には平和な街」と書いていますが、作中の舞台である福岡市は「人口の3%が殺し屋」という、『BLACK LAGOON』のロアナプラとも比較しうるレベルの犯罪都市とされています。さすがに電撃文庫からは刊行できない感じの世界観ですよね(笑)。

登場人物も裏社会の人間ばかりで、少なくとも原作では普通に銃で撃たれたり首を搔き切られたりして死人が出ます。これ、アニメで本当にそのままなんですかね?

『BLACK LAGOON』、『GANGSTA』、『91Days』レベルの流血場面が予想されるので、そういうのが不得手な方は視聴を避ける方が無難だと思います。

およそタイトルからは想像のつきにくい内容のお話なので、視聴の判断の助けになればと思い放映前レビューを書きましたが、個人的には2018年冬アニメ本命作品の一つとして期待しています。
==[以上、第1話視聴前のレビュー]==

2018.1.14追記:
第1話を観終りましたがレビューを更新しそびれていました。原作通りで、特に流血や殺人は避けていかないようなので、このまま安心して見守ろうと思います。

おまけ:『デュラララ!!×博多豚骨ラーメンズ』という、公式コラボ(作者は『博多豚骨ラーメンズ』の木崎ちあき)が電撃文庫から刊行されています。なお、実現するか現時点では不明ですが、『デュラララ!!』の作者である成田良悟の作による2巻目の企画もあるらしいです。

2018.2.10追記:
第6話視聴終了。人殺しと博多山笠が同時進行する原作2巻のエピソードに突入。新キャラの猿渡くん登場。『デュラララ!!×博多豚骨ラーメンズ』にも登場するキャラなので、読むならこのエピソード後が良いかも?

何かこの感じだと原作2巻はアニメ2、3話で済ませちゃうかもしれませんね。作画はストーリーを追う上で支障はないもののちょっと微妙な気もするので評点を3.5にしておこう…。

2018.2.19追記:
小百合さんが出てきました。メインキャラとあまり関係のないエピソードはバッサリと整理して第2巻の内容はうまく2話にまとめ切りました。このアニメのシリーズ構成はわりといけている気がする。ああ、なるほど『食戟のソーマ』のシリーズ構成やってる人なんですね…。

ということで原作3巻に入るようです。次回を待て(笑)!

2018.2.24追記:
榎田くん当番回の原作4巻エピソードで、.mmm(エムスリー)登場。なるほど、「第1部完」的な原作3巻のエピソードを最終回にしたいから、独立性の高い原作4巻のエピソードを前に持ってくるということか…。

第8話の感じだと、原作4巻の話はたぶん8、9話の前後編で2話で片付きそう。残り3話で原作3巻ということで綺麗に1クールに収まりそうです。うん、これはなかなか良く出来ている…。

2018.3.6追記:
前回更新時の想定通り、原作4巻の榎田くん当番回は9話にて終了。10~12話の3話を使っての原作第3巻のエピソードで今期は終了だと思います。
(原作的にも、ここで終わっておくのがちょうどキリが良い。)

原作の方は1~8巻とこの3月に短編集の刊行が予定されています。評判が良ければ尺と原作ストック的には2期目はたぶん作っても大丈夫なんですけど、どうなりますかね…?

2018.4.2追記:
最終話の12話を観終わっていましたが更新が遅れました。

9話時のレビューに記載の通り、華九会の件が一段落つく原作3巻相当のエピソードで終了でした。

原作では各巻ごとで章タイトルが「一回表」とか「延長十回」などとなっていたのですが、アニメでは原作のそのあたりを意識してなのか、各話のサブタイトルが野球用語になっていましたね。

エピソード冒頭で一件本編とどんな関りがあるかわからない野球エピソードが挟まれると、クライマックスでそれが伏線として効いてくるという構成はアニメでもうまく原作を活かせていたと思います。

原作モノのアニメ化としては良かったほうじゃないでしょうか。肝心の本編ストーリーがアニメ視聴者層に受け入れられるのか危惧していましたが意外と評判は良かったように思います。原作ストック的には大丈夫な気はしますが、2期はあるのか…?

制作スタッフ、お疲れさまでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 53

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

犯罪の街「博多」で繰り広げられる男たちの生きざまをハードに描くサスペンスストーリー

2018年放送中のテレビアニメ まあ12話でしょう

原作 木崎ちあき 監督 安田賢司 構成 ヤスカワショウゴ 制作 サテライト

KADOKAWAメディアワークス文庫から刊行されている小説が原作

殺し屋が人口の3%を占めると言うハードボイルドシティ博多を舞台にした、
裏稼業の男たちの群像劇。

馬場善治 CV小野大輔 馬場探偵事務所の経営者 表向きは探偵
林憲明(リンシェンミン) CV梶裕貴 女装の殺し屋
斉藤 CV小林裕介 新米でやる気のない殺し屋

男だらけのハードな社会、女は犯されるか殺されるかって殺伐としてますが、
シェンミンが美人女子高生風なのでその分だけは華やかです。
女装は趣味だそうですのでホモでしょうね。

異常能力とか一切登場しない割に目を離せない展開ですね。今のところ。

3話視聴。シェンミンの女子学生風の服が血で汚れたので勝負服にお着替え。
普段着はどんなファッションなのかも気になります。
4話視聴。シェンミンと馬場がガチホモっぽい展開。
と思ったら、野球チームが「博多豚骨ラーメンズ」!?
5話視聴
シェンミンの服が同じ??
どういうことですか?穴が開いて血だらけになったはずなのに。
同じ服をたくさん持っているということなんですか?
服をたくさん買い出ししたはずなのに、遠出でも同じ服。
サリーちゃんならともかく、女装趣味の貧乏でもない男がこんなことでは、
B級からC級にランク落ちですね。

全体的に安易な展開が目立ちますが、作者が飽きてきたのでしょうか?
博多シティ、殺し屋稼業、草野球、この要素が繋がっていないような気がします。
ありがちな物語を適当につなげたような雑な作品の印象です。

キャラの掘り下げも特に驚きはなくありがち。
せっかくの萌えそうな女装主人公もつまらない扱いでしたね。
女性登場人物が少ない分、もっと繊細に描かないと人気は出ません。
かと言って女性に人気が出そうなカッコイイ男性キャラが多いとも思えず、
誰得作品に思えてしまいました。
この作品に描かれた博多シティがリアルであればなじみのある人には価値ある作品になるかもしれません。
行ったことが無いので分かりませんが、
この作品から博多の魅力が溢れていたとは感じられないです。

楽しんだ人も多いようなので、好みによるのかもしれませんが、
作品自体はあまり手間がかかっているようには見えませんでした。
やる気のないサテライトですが、
私も「長門有希ちゃん」が好きだったので、この作品が好きだという人の気持ちもわかります。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 41
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

はた迷惑なご当地アニメ(苦笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
博多を舞台にした殺し屋アクションアニメ。やってること自体はかなり血生臭いが、オシャレな雰囲気と会話で包むことで、かなりライトな作風になっている。

まあ、ライトなんで「観やすい」とも言えるけど、「安っぽい」「薄っぺらい」という印象は否めず、といった感じでした。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
みんな、リンや斉藤に優しすぎる、甘すぎる。この二人はわりと無能で、登場人物は大抵、残酷な殺し屋なのに。そこの違和感がどうにも拭えなかった。

例えば、同じ「裏社会モノ」であれば、「BLACK LAGOON」なんかでは、(同じく無能な)ロックに対しても、ちゃんとプロとしての振る舞いを要求したり、ロックもポイントでは、ロックにしかできない役割を格好良く(悪くても)果たすシーンもあった。ロック自身も、自分の異質さを充分以上に理解していた。何より、第1話でちゃんと「仲間(チーム)」になっていて、だからこそ、(勿論ファンタジーでのだけれど)裏社会の格好良さと少年漫画のような熱さが両立されていた。

本作は、そこ(リンや斉藤が。もっと言えば、ホセやジロー達がラーメンズの仲間になる過程)がちゃんと描かれていないため、凄く薄っぺらい関係に見えてしまう。なぜ、そこまでリンや斉藤を仲間として扱えるのだろうか? 命をかけて守れるのだろうか? バンバも、どの基準で人を助け、どの基準で人を殺すのかが分からなかった。

打算でも利害関係でもなく、友情でもなく、腐れ縁でもなく、享楽でもなく。だから、格好良くなかったんだよね、全体的に。

なんなら、リンや斉藤がガチで野球が上手くて、バンバら(ラーメンズの面々)は完全な野球狂で、だから(草野球的な)欠かせない戦力としてリンや斉藤を守るって方が、説得力もあったし、オシャレな雰囲気も演出できたと思う。(もしくは、リンが普通に女で、美女だからとか)

頭脳戦とか、狂った人間性なんかもなく。キャラの良さくらいしか、見処もなく。

女装の意味も最後まで分からなかったし。妹になりきることで、精神の安定? あんまり意味なかったよね。

きっと作者は、「普通に良い人で、普通にどうしたら売れるかを考えられて、普通に文章が書ける、普通の人」なんだろうな、と。だから(グロは苦手でしたが)普通に最後まで観られたし、普通にそこそこ楽しめた。まあ、物足りなくはあったし、大して記憶にも残らないとは思うが。

本当に、「格好つけた作品」であって、「格好良い作品」ではありませんでしたね。雰囲気とキャラで誤魔化しているだけです。

ところで、博多って、(ファンタジーとはいえ)こんなところなんすか? ちなみに池袋は「デュラララ」みたいなところでしたよ(笑) 博多に詳しい方のレビュー、楽しみにしてるっす♪
{/netabare}

【余談~ 博多の人口の3%? ~】
{netabare}
博多の3%が殺し屋って(汗)。福岡市の人口は約150万人。博多区なら23万人。3%って、福岡市なら4万5千人。博多区だとしても6900人? 博多って怖いところですね(笑)

ちなみに、国内で行ってみたい県、1位が広島 2位が沖縄 3位が福岡 です。

屋台でラーメン食いまくりたい! もつ鍋に鉄鍋餃子も良いね! おっパブは、、、別にわざわざ福岡で行く必要もないよね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
タイトル詐欺だね。何の罪もない女を殺すのは、どうなんだろう? あ、女もグルか。勢力がやや分かりにくい。

2話目
あのクソ息子だけは、早く死んでほしいな~。

3話目
良い奴が殆どいないな。復習劇になってきたな~。

4話目
ラーメンズって、そういうこと? 甲子園出場ピッチャーいたら、その辺の草野球じゃあ打たれんよな。

5話目
大体、なぜ初心者をショートに(笑)

6話目
忍者。仲間になるのかな?

7話目
サブキャラを深める展開。

8話目○
最後の別れのシーンは、ありきたりでもまあ、良い話。みんな、人殺しなんだけどね。

9話目
殺し屋養成機関では、よくある最終試験(笑)

10話目
シリアスなのに、薄っぺらい。本作らしいな。

11話目
なんか、薄っぺらいだけじゃなく、薄い本が出そうな展開に(笑)

12話目
普通に撃たれるんか~い(笑) 運じゃん、生き残ったの(苦笑) なんか、とってつけたように、野球をたたみかけてくるな(笑) 大体、なぜそんな武器(ナイフ銃)をあえて渡すの? 自分にはリスクしかないじゃん。爆弾、塀の外から投げ入れても良かったんじゃね? 高いところから見張って。野球して、とんこつラーメン食って、バカなことして、、、って、収入源人殺しなのに、なに、良い話みたいに言っているんだ? 何にも響かないな。最後も、曲で騙した感。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32

63.4 2 2018年度のサテライトアニメランキング2位
Caligula -カリギュラ-(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (180)
668人が棚に入れました
「理想(きみ)を壊して、現実(地獄)へ帰る――。」


街中に響き渡る美しい歌声。
絶大な人気を誇るアイドル「μ」に見守られるように、
この街では穏やかな日常が流れてゆく。

式島律は、宮比市立吉志舞高校の1年生。
スポーツに勉強そして友達にも恵まれ、
青春真っ只中の充実した高校生活を送っていた。

時は経ち、2年生として迎えた入学式。
新入生代表として壇上に上がった少年は、
本来そこにいることがありえない人物で――

声優・キャラクター
沢城千春、上田麗奈、武内駿輔、梅原裕一郎、細谷佳正、村川梨衣、小澤亜李、高橋李依、田中美海、渕上舞、下田麻美、蒼井翔太、新田恵海、花守ゆみり、中村繪里子、斉藤壮馬、内田雄馬、大坪由佳
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

μとゆかいな仲間たち 略して!・・・略しません乙

2018.06.26記


ゲーム未プレイ。

途中断念しても良かったのですが惰性で最後まで観ることに。
全てにおいて説明不足かと思います。

第一話主人公の心理学語りがまずダメ{netabare}(ドヤ顔で披露したのが『ジョハリの窓』とか陳腐だなぁ、と){/netabare}で、のっけから線を引いてしまったかもしれません。
気を取り直して、独特といわれる世界観を解釈しようと思いましたが、仕掛けや展開はそこそこ興味を引くものの結果的にはついていけませんでした。
なにせキャラの名前と顔が一致しない。そんなに数が多いわけでもないのにです。棲み分けもなされてるのかなされてないのか、とにかく魅力に乏しいキャラ達でした。

{netabare}高校の友人たちの様子がおかしいぞ{/netabare}
{netabare}ん!?お母ちゃんと食事にまつわるトラウマがあるん?{/netabare}
{netabare}μの歌が洗脳装置っておもしろいねぇ{/netabare}

うーん、設定は悪くない気がするのに。
キャラデザは嫌いではないのでそこだけ加点しときます。

------------------------
最終話観て追記
思ったよりきれいにまとまった。よかったよかった。
『幸せはいつも自分の心が決める』byみつをさん
{netabare}メビウスと現実世界はパラレルワードでしたよ、っと。{/netabare}

{netabare}帰宅部メンバーが現実世界で抱えていた闇。共感できるかどうかは置いといて、一度は目をそむけた厳しい現実に逃げずに向き合っていこうという姿を見せてのエンドは悪くない。そして世の矛盾を抱えて消えていったμの存在がほろ苦い余韻を残して終幕です。{/netabare}

あ、それと最終話でも『ジョハリの窓』出たよ



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2018.11.22追記
《配点を修正》


余談になりますが、その μ の周囲を固める“楽士”と呼ばれる取り巻きのうち一人にCV新田恵海さんが配置されてるんです。少なくとも私が観てる作品ではラブライブ以来でした。レアだと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 39
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

神の座

ペルソナ×サクラダリセット。

主人公は通学中、ユング心理学を読み、
書店でアリストテレス、霊魂論を注文する少年。
幸せだと感じるほど充実した高校生活を送るが、
暗闇の中、不思議な声を聴いたことをきっかけに、
日常が不条理な方向へ、変化していく。

前情報をまったく知りません。
初回を見た素人の推論なので記載させて頂く。
{netabare}これは創作物のキャラが自我を持ち始める話?
或るは涼宮ハルヒはストレスから、
亜空間を創りますがそういった中での話でしょうか?
模範的な理想の回答が出るまで、
延々と高校生活をリセットされる話でしょうか?{/netabare}
その場合「神の座」には誰がいるのだ。

唐突にインサートされる暗い部屋と錠剤。
時間軸は平行線を失い、
気付き始めたものは混乱の渦へ。

最終話視聴追記。
{netabare}ここにあるのは現実世界で、
自己実現出来ない者たちの悲しいユートピアだ。{/netabare}
物語は可もなく不可もなくでしょうか、
意外に真面目に制作されています。

お時間のある方はぜひどうぞ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 35
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

君は夜行列車に乗って、本気で新たな世界に行けますか?

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
わりと普通に観られる、厨二感の強いバトルもの。自分の中の「闇(病み)」と向き合う物語。

ちょっとだけ、キズナイーバーを思い出した。なんか皆、語るな~~~、と(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
登場人物がみんなイタイな~。と思っていたけど、そもそも、イタイ人しか来られない世界なんだもんね、と思ったり(笑)

最初の何話か観たときは、「良くも悪くも疲れるアニメだな」という印象でしたが、中盤以降は、「良くも悪くも普通のアニメだな」という印象に。これは、良くなったのか、悪くなったのか(笑)

まあ、どうでも良いのだが、自分の中の「本当の自分」を見つけることが出来ると、武器を具現化できるとか、ね。もう卍解にしか見えなかったっす(笑)
{/netabare}

【余談~ 私のカリギュラ効果w ~】
{netabare}
カリギュラ効果→禁止されるとなおさらやってみたくなること。

う~ん、分からなくはない。パッと思い至ったのは、小学生の時のこと。

うちの町はクソ田舎で、隣町もクソ田舎で、でも、ちょっとだけ隣町の方が栄えていた。ゲーセンとかもあったし。でも、うちの小学校には、「子供だけで隣町に行くのは禁止」という校則があった。

そりゃ、行くよね(笑)

普通に国道を走れば、チャリで10分くらいで隣町に行けるんだけど、わざわざ山道を迂回して、40分かけて行ってたw まあ、冷静に考えれば、移動時間が伸びれば見つかるリスクも増えるし、てか、山道を爆走する小学生軍団なんて、端から見たら怪しすぎたことでしょう。

当然、奴等(昔の剣道部達)は気づかない。アホだからね(笑)

でも、それがたまらなく楽しかったのは、事実。

先生方の車のナンバー覚えて、店に入る前に(駐車場にあるか)手分けして確認したりだとか、店でばったり先生(やクソ真面目な同級生)に会った時の言い訳を考えたりだとか、もしも見つかっても、決して仲間は売らない、鉄の掟を作ったりだとか(笑)

中学生になり、「子供だけで隣町に行くのがOK」になった。そりゃあ、最初は喜びましたよ。ようやく国道通れるしw

でも、なんか楽しくなかった。すぐに飽きた。

あんなに楽しかった隣町は、何にも魅力がない町に変わっていた。現実的には、隣町もただのクソ田舎なんだしね。

多分、これがカリギュラ効果なのだろう。奴等は、隣町に行きたかったのではなく、「大人が禁止しているところ」に行きたかっただけなのだ。

さりとて、荷物をまとめて、夜行列車に飛び乗るだけの覚悟も根性もない。

つまりは、一般的なガキんちょだったということ。

本作の登場人物達も同様に、ガキんちょだったのかな。私にとっての隣街は、彼らにとってのメビウスだ。彼らはメビウス(理想的な仮想世界)までは来られた。でも、メビウスより先(理想の世界の実現)にたどり着くだけの覚悟も根性もなかった。そういう、弱い自分の直視、あるいは脱却が本作のテーマなのだろう。

なぜ、カリギュラ効果と聞いて、小学生の時のことを思い出したかというと、おっさんになった今、とんと具体例がないことに、気づいたからだ。

世の中は、ある程度、理知的・合理的に作られていて、禁止されていることには、禁止されるだけの理由やリスクがある。

そういう、「社会のシクミ」が分かることが大人になるということだし、年をとるということは、色んなモノを背負っていくということで、責任も増していく。すると、「リスクを背負ってまで、禁止事項を破る必要あるか?」と、物分かりが良くなったり、妥協できたりしてくる。

いや~、最近、ホントにルール破らなくなったな。あ~ぁ、小さくまとまってしまった(笑)

カリギュラ効果とは、子供に許された特権なのかもしれない。本作の登場人物は、一様にガキ臭い。けれど、純粋でもある。

まあ、大人も楽しいから、戻りたいとは思わないけれど、たまにはムチャしてみたくもあるなと、思って、剣道部は今日も(肝数値を気にしつつ)酒を呑む(これが今の私のカリギュラ?)w

さあ、皆さんのカリギュラ効果は?
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
よく分からんアニメだな。予想外にバトルものなの?

2話目
つまりはSAO系なわけね。

3話目
なんか、女の怖さの集結w SAOというより、18ifみたいな感じなのかな? デブを全否定w

4話目
鬱々しいな~。小森君は、ようは、女子とお弁当食べたかったのか(笑)?

5話目
ん? 話、飛んだ? ギャグテイストは、なんか合わないな。と思ったら、シリアスに? DVの許容?

6話目
なんか、卍解って感じだな(笑) ジョジョ(笑) 闇堕ち。

7話目
シリアスものの日常回は、なぜか鍋ってイメージだよなw 難しくてわかんな~い、って、視聴者の言葉を代弁してるのかな(笑)

8話目
崩壊するメビウス。世知辛さが出てきたら、夢の世界じゃないわな。自傷行為。顔でいじめられたとか?

9話目
やられたらやり返せ、、、倍返しだw

10話目
蜘蛛の糸、的な皮肉だな。トラウマトーク。確かに、男にとって体のデカさってわりと大切なんだよな、思春期はとくに。ラスト、手榴弾て(笑)

11話目
まあ、制作者だろうとは思ってたけどね。バトルなんだけど、武器による工夫がなくて(苦笑)

12話目
よく分からんが、ハッピーエンドなんだろう(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22

59.2 3 2018年度のサテライトアニメランキング3位
重神機パンドーラ(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (117)
527人が棚に入れました
2031年、「翔龍クライシス」の影響を受け、人類が絶滅寸前まで追い詰められた世界で、
クイニー・ヨウは道場の仲間たちと共に修行に励んでいた。
自分の「強さ」を見つめ直す毎日。それは突如として崩れ去った。
仲間を守ることが出来なかったという事実は彼女の心をひどく苦しめた。

7年後、クイニーはバウンティハンターになっていた。
一門を失ったという現実と向き合いながら彼女は荒野を行く、今日も『敵』を探して

声優・キャラクター
前野智昭、東山奈央、花澤香菜、津田健次郎
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

狂気の進化は胡蝶の夢を見る

あらすじ

{netabare} 中国の都市“翔龍(シャンロン)”で起きた“量子リアクター”の暴走事故により
生物たちが機械をも取り込み“B.R.A.I(ブライ)”へと脅威の超進化を遂げた近未来。

激変する環境に取り残された人類が、
“ネオ翔龍(シャンロン)”などの絶対防衛都市に籠もり
生存を賭けた戦いを繰り広げるSFロボットアニメ。{/netabare}


量子論や宇宙物理学などで真理の探究を試みる途上。
有と無、混沌と秩序……。
いよいよ二元論も交えた万物の根源への到達が見え始めた時。
ふと古代の思想家もまた、陰と陽、始まりと終わり……。
こうした思索の中で、現代の科学者が肉薄した
宇宙の真理に最接近していたのではないか?
そんな夢想を抱く瞬間があります。

中国資本も導入して制作された本作もまた、
科学と陰陽論などの中国古代思想との交錯から着想が生まれたSF作品だと思われます。


加えて、生物の進化は時々、
無数の多次元世界という選択肢から
ベストなルートを取ったとしか思えないほど驚異的である。

さらに、多次元世界をも取り込んだ狂気の進化に追随した時、人は人でいられるのか?
人間やめずに加速する世界で生き残ることができるのか?

私にとっては、こうした量子論や進化論と古代思想を調理して生まれる、
視点の数々がスリリングなSF作品でした。


ただこの作品、構成、特に序盤が非常によろしくない印象。
最初の数話を科学者の主人公視点から世界観を伝達していく流れなのですが、
アニメでも使い古された量子論や多次元世界などの科学設定を、
エキセントリックな科学者の言動などを通じて伝えられても正直退屈でした。
シュレディンガーの猫とか見飽きたし……といった感じで私もリタイア寸前にw

加えてセリフ回し他、脚本も立ち上がりが特にぎこちなく……。
まるで故障明けの先発投手がいきなり四球連発で
無死満塁のピンチを招いたかのような自滅ぶり。
スタッフどうしちゃったの?やっぱり資金提供した中国に媚びただけのテキトーなアニメなのか?
と序盤は私も苛立ちを覚えながらの視聴でした。

倒れ気味のロボットアニメの看板の面目を保ちたいギャグにしたって、
必殺技に{netabare} 「多次元パ~ンチ」{/netabare}はないですw

私も五話辺りで、女性格闘家の視点から、中国の伝統思想と科学の交錯が計られ、
猫が白と黒、陰と陽を併せ持ったパンダになる頃になって、
ようやく視聴の意義を見出した感じでした。

BUMPの主題歌と何より西沢幸奏さんのシビれる挿入歌が無ければ、
私も完走できなかったかもしれません。


私見ですが、本作の場合は科学からの導入より、
女子格闘家辺りに主人公を設定して、
ローカルな中国伝統ネタから入って行った方が特色が出せたのかもしれません。
或いは“混沌”がもたらした災厄と苦闘の歴史を太古の昔から、
古代編、現代編、未来編でスペクタクル巨編として描いてみるとか。
ただ、それだとロボットアニメやめなきゃなりませんがw
設定上、機体を捨てられないジレンマも多々感じました。


世界観組み立てに用いられた諸要素に元々興味があった人間ですらこの有様なので、
数話我慢すればきっと面白くなるはず!とは私には保証しかねます。


萌えとは違うユルさの提供を試みた?中華料理と“家族”団らんの描写も特徴的だった本作。
ただこの近未来の料理素材は所詮マシンをも取り込んだ超生物“B.R.A.I(ブライ)”
堂々とメタルチップが異物混入するエビなどが料理提供され飯テロも不発気味w

古来よりあらゆる具材を医食同源の論理に取り込み完食を強いてきた……。
中華料理もまた狂気なりw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

契約の時、希望は彼らに託された…

河森さんのTVアニメ作品といえば、マクロスΔ以来でしょうか…?
マクロスΔは、2016年の放送なので「もう2年も経つのかぁ…」という印象です。

マクロスΔといえば、ワルキューレの人気が絶大でアルバムのリリースやライブ活動が今でも行われている上、先日『劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ』が公開されており、常にマクロスを身近に感じているからなんでしょうね。

こちらの作品も粒ぞろいの声優さんが出演されています。
奈央ぼう、花澤さん、かやのん、能登さんに瀬戸麻沙美さん…
この顔ぶれ…もう溜息しか出てこないですよ^^

この物語の舞台は、2038年の中国…
中国の翔龍(シャンロン)で、7年前に次世代エネルギー装置「量子リアクター」の爆発が原因で、世界中に人類を襲う特異進化生物「B.R.A.I(ブライ)」が出現してしまったんです。

翔龍での爆発から7年後、当時の事故を引き起こした張本人でこの作品の主人公であるレオンは、翔龍を離れて家族契約を交わしたクロエと一緒に暮らしていましたが、ある日突如襲ってきたブライに対し、レオンは対ブライ用に開発されたハイパードライブを起動させ敵を退ける事に成功したのです。
この件がきっかけとなりレオンはネオ翔龍への帰還が認められると共に、ネオ翔龍防衛軍が組織した特殊部隊パンドーラに加入することになり、物語が動いていきます。

マクロスΔの頃から、中華系の場面をよく見るなぁ…と思っていましたが、この作品は、河森監督と親交のある中国のプロデューサーが企画を持ちかけたのがきっかけになっているそうです。

河森作品の目玉となる今回のロボットは、多目的可変ビークル「MOEV(モーヴ)」と呼ばれる人型ロボットに可変する乗り物です。
このモーヴを駆使してブライと交戦するのですが、この作品の最大の特徴は戦う理由が単なる「敵味方」だけではないということです。
具体的な内容については是非本編で確認頂きたいと思いますが、存在理由、種の保存など生物が存続していく上で必要な営みは不可欠ですし、欲望や憎しみといった感情でも生物は戦う理由に位置付けることができます。

言葉が通じなくても、意思の疎通は図れなくても生物って戦えるんですよね。
寧ろ意思の疎通を図りながら戦う種族の方が少ないかも…
人間以外の生物は食物連鎖の範疇で、生きるための戦争を日々行っているのですから…

でもこの発想や視点は、人類がピラミッドの頂点に君臨しているからだと思います。
この作品の中では、人類よりブライの方が優位なんです。
進化も修正の早さも人類とは比べ物にならないくらい違いがあるんです。

進化に取り残される感覚…って、こういう感じを言うのでしょうか?
昨日通じた攻撃が今日はもう通じない…
それって、「自分の大切なモノを守り切れない」と同義だと思います。

そしていつも話をややこしくするのが、人類同士の負の感情から生まれた闘争心…
時には復讐、時には排他的な考えを持たない人はきっといないと思います。
そこまで聖人君子の人なんて多分いません…
でも、それを理性でコントロールしている人はきっと大勢いるんだと思います。

ブライを巻き込み人類同士が始めた大喧嘩…どの様にして矛を収めるのか、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
ここで言えるのは一つだけ…
物語の展開は決して単純ではありません。
縦横無尽に動き回る展開はどこに向かって収束しているのか…?
きっと予想だにしない結果が待ってくれていると思いますよ。

オープニングテーマは「シリウス」
エンディングテーマは「Spica」
どちらもBUMP OF CHICKENさんが歌っています。

この作品の挿入歌が格好良かったので記載しておきます。
西沢幸奏さんの「Meteor」「New Generation」
中島愛さんの「悲しみと共に」
佐々木詩織、A.O.Iさんの「ギリギリDESTINY」
個人的には西沢さんの歌った2曲がお気に入りでした。

2クール全26話の物語でした。
途中、中だるみがなかったと言えば嘘になりますが、終盤から加速度的に面白さが上昇する構成になっています。
特に終盤は人間関係含めて激アツなシーンが目白押しです。
物語の内容についても、腑に落ちた着地点だったと思います。

最後に、ケイン・イブラヒーム・ハサン役を演じられた石塚運昇さんが8月13日に他界されました。
謹んでお悔やみ申し上げる共に、ご冥福をお祈りいたします。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

なげえぇ・・・

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:これ、マクロスっしょ?な?www歌と三角関係のないマクロス。きっとそう。
期待度:★★★★

全然マクロスじゃなかったけど、なんか終始説教臭く、なんかピンチになると天才(笑)ラウの機転で乗り越えていくだけ。
家族がどうとか。もうね2クール掛けてけっきょくそれ?、みたいな。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11
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