Witch さんの感想・評価
3.8
特別感のある『ジュニアユース編』
【レビューNo.133】(初回登録:2024/7/7)
コミック原作で2024年作品。全39話。
(ストーリー/評 価)
・これで4度目のアニメ化
『キャプテン翼』いえば、私だとまさに少年時代ど真ん中って感じで、ジャ
ンプにアニメにって友達も皆熱中していましたね。アニメの方は
・第1作:1983年~1986年放送
・第2作:1994年~1995年放送
・第3作:2001年~2002年放送
・第4作:(1期)2018年~2019年放送
(2期)2023年~2024年放送←本作
って感じで、これで4度目のアニメ化になるようです。
私は少年時代第1作と、アニメにハマってから第4作:1期を懐かしさでつ
まむように観てた感じですね。
第1作では『ジュニアユース編』はアニメ化されなかったので、素直に嬉し
かったですね。
・特別感のある『ジュニアユース編』
『ジュニアユース編』ってシリーズの中でも結構特別感があるんですよね。
・ライバルが今度は味方に! →日本代表チーム
『ジュニアユース編』は「第1回フランス国際ジュニアユース大会」に出
場するために、『中学生編』で翼と激闘を繰り広げた日向君や松山君らが
今度は同じ「日本代表チーム」して世界一を目指すワクワク展開なんです
よね。
誰がスタメンに名を連ねるのか・・・
個人的にここでの一番の見どころは
{netabare}怪我で療養中の翼の復帰を見越した、松山君のMF→DFへのコンバートですね。{/netabare}
これは高橋先生の大ファインプレーだったと思います。
・岬君、若林君の合流
岬君、若林君は『小学生編』の翼のチームメイトでしたが、親の仕事やサッ
カー留学で2人はヨーロッパに渡るので、『中学生編』には登場しなかった
んですよね。
そんな2人と3年ぶりの再会です。
特に「翼・岬のゴールデンコンビ復活」はこの作品の目玉ともいえるかも。
・ワールドクラスのライバルたち
今度は世界が相手なので
・ドイツ:シュナイダー(FW)
・フランス:ピエール(MF)
・アルゼンチン:ディアス(MF)
・イタリア:へルナンデス(GK)
といったワールドクラスの新キャラが目白押しとなるので、この辺も特別感
が凄いんですよね。
個人的に一番好きなシーンは
{netabare}三杉君の代表戦デビューですね。
・翼に引けを取らない実力を持ちながらも
・心臓病を抱えるため、代表チームにはコーチ的ポジションとして参加
・しかし一応選手登録もされていて・・・
後半残り時間わずかな場面で登場し、華麗なるプレーを披露して
「日本にはまだこんな凄いプレイヤーがいたのか!」
と世界に知らしめるところが最高にかっこいいー!!{/netabare}
サッカー作品も『キャプテン翼』の時代からいろいろ進化して、最近だと『ア
オアシ』や『ブルーロック』辺りは、優れたプレイを作画やセリフを駆使して、
ロジカルに語る描写が主流となっていますが、本作の描写イメージだと
「なんかアイツ鬼ヤバ~」(←語彙力w)
みたいなwww
でもそれでいいんです!!
本作は少年ジャンプ3原則「友情・努力・勝利」の申し子のような作品なので
インテリジェンスがなくても、わかりやすく熱い展開をみせてくれれば。
・ブルーロック:絵心
「世界一のエゴイストでなければ、世界一のストライカーにはなれない!」
→ 本作「ボールは友だち!チームワークを乱れすな!!」
という世界観なんでw
私のような『キャプテン翼』世代が当時を懐かしむのもよし、若い世代がサッ
カー作品の歴史に触れるのもアリなんじゃないですかね。
いうても『アオアシ』や『ブルーロック』等の原作者も『キャプテン翼』から
何かしらの影響を受けているはずなので。