サイエンスで幼馴染なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのサイエンスで幼馴染な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月23日の時点で一番のサイエンスで幼馴染なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.0 1 サイエンスで幼馴染なアニメランキング1位
あした世界が終わるとしても(アニメ映画)

2019年1月25日
★★★★☆ 3.4 (89)
356人が棚に入れました
幼いころに母を亡くして以来、心を閉ざしがちな真。彼をずっと見守ってきた、幼なじみの琴莉。高校三年の今、ようやく一歩を踏み出そうとしたふたりの前に突然、もうひとつの日本から、もうひとりの「僕」が現れる――。

声優・キャラクター
梶裕貴、内田真礼、中島ヨシキ、千本木彩花、悠木碧、水瀬いのり

ホロムギ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

注意!これはSFバトルアニメです。

調べたところ、本作はHuluオリジナルアニメ『ソウタイセカイ』をベースにして、世界観とその延長線上で起こるドラマだそうです。
主要人物などが同じらしいですが、続編というわけではなく、『あした世界が終るとしても』だけで完結しています。キャラの関係性が変わっていたりするようですが、大まかな内容は似ているようです。
本作だけ見ても問題はありません。



ではレビューです☆
青春ラブストーリーだと思って見始めました。

私みたいな人のために公式ページイントロダクションから一部抜粋。

【幼いころに母を亡くして以来、心を閉ざしがちな真。彼をずっと見守ってきた、幼なじみの琴莉。高校三年の今、ようやく一歩を踏み出そうとしたふたりの前に突然、もうひとつの日本から、もうひとりの「僕」が現れる――。】

前情報を一切知ることなく見始めて、始まった3Dアニメーション。
3Dのラブストーリーに感情移入できるかなと不安でしたが、そんな不安は必要がないことがすぐにわかります。
突然襲われる主人公。ぬるぬると動く戦闘シーン。
思ってたのと違うなーと感じましたが、バトルものなら3Dでもいいかと気持ちを切り替えました。勝手に勘違いした私が悪い。これはSFバトルアニメなんだ。

今調べたところ、モーションキャプチャーを用いて普通の手書きアニメなら動かないような髪や服、視線など細やかな動きが描かれているそうです。
この繊細な動きは慣れておらず、違和感を感じる方も多いと思いますので好みは別れそうですね。
アフレコでも息遣いやリアクションを多く入れているそうなのですが、個人的には日常パートにそこまでの繊細さは必要ないかなーと思います。どちらかといえば私も違和感を感じるほうなのかもしれませんね。
10年先にはこれが普通になってきている気もします。

3Dで描くバトルシーンは非常に綺麗だと感じました。
そんな戦闘シーンはキャラがアップで描かれることが多いように感じました。キャラが3Dでアップのため、迫力があるかと聞かれれば首をひねります。しかし、手書きアニメなら、火花や斬撃で手元まで描かれないようなところも、本作では指先までしっかり描かれており、キャラの息遣いが強く感じられるのです。


キャラはレムがとても可愛く・・・
間違えました。ミコです!声優が同じで、キャラのデザイン、雰囲気、双子、と共通点が多く、人気アニメを思い出すこと必至ではありますが、レムではなくミコです!
最初のころの服装が可愛かったと思います。
最後の方、なぜ着替えさせたのだパパさん!!!


物語は。。。
まぁ、近未来SFバトルです。
ちょっとぶっ飛んでるし、よくわからないところも多いですが、目をつぶって下さい。このアニメはキャラ重視です!!
最後のオチはちょっと納得がいきませんでした。



総評。
これは3Dキャラアニメだから!物語は二の次だから!
オチとか考えるな!ご都合主義で構わないじゃないか!
まぁそんな感じです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 4
ネタバレ

まだ初心者 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

恋愛ものかと思ったら

めちゃくちゃバトルものでした。個人的にはかなり面白かったです。
CGアニメなので作画の評価が難しいところですが満点を付けました。
オタクが好きそうな要素もあって良いと思います。
{netabare} 現在放映中の「二ノ国」もそうなんですが、並行世界ものが流行ってるんですかね?異世界転生ものの次は並行世界ものなんすかね? {/netabare}
後半のバトルシーンが圧巻で凄かったです。

CGアニメやSFバトルものが好きな方におすすめのアニメです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

強引が心地いい。

第二次大戦時に二つ分かれた現代日本が舞台。
さしづめ、並行世界の相互干渉といったところか。
最初、難解な設定と思いましたが、さにあらず。
登場人物が少なく、わかりやすい物語でした。

展開が早く、所々「ん?」「え?」状態となります。
{netabare}そして、中盤でヒロインがあっけなく・・・
しかし、なぜかラストに・・・
理解できませんでした。{/netabare}

シリアスの中の清涼剤がミコ。
冷静かつ純粋な人型戦闘ロボット。
無機質な中にコミカルがあります。
その上、声が碧様。
もうちょっと、観ていたいです。

あと、アニメタイトルに違和感があります。
壮大をイメージすると肩透かしをくらいます。
気をつけて下さい。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

75.8 2 サイエンスで幼馴染なアニメランキング2位
地球外少年少女 前編「地球外からの使者」(アニメ映画)

2022年1月28日
★★★★☆ 4.0 (51)
339人が棚に入れました
日本製宇宙ステーション「あんしん」。
地球への移住のため、ステーションでリハビリを行っていた月生まれの少年・登矢と、その幼馴染・心葉は、初めての宇宙旅行に地球からやってきた子供、大洋、美衣奈、博士とともに、ステーションと彗星の衝突事故に巻き込まれてしまう。
大人たちとはぐれ、ネットが切断された閉鎖空間。そのなかで子供たちはときに反発し、ときに助け合いながら、減圧、EVA(宇宙遊泳)、マイクロマシンの暴走と様々な困難に立ち向かう。

Tnguc さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

未来に胸馳せるスペースドリーム

~
 「電脳コイル」から約15年。磯光雄(いそ・みつお)監督の待望の新作は宇宙ステーションに住むルナリアンの少年と、そこへ社会見学に来た少年少女たちの出会いを描く。高度に発達したAIをとりまく、子どもと大人、それぞれの目線から描いた宇宙規模のファンタジーが全6話の中でさんざめく。吉田健一(よしだ・けんいち)によるキャラクターデザインを、井上俊之(いのうえ・としゆき)らが率いるアニメーションで高品質に描き、さらに、観念的だけど馴染みやすい電脳世界のエフェクト描写など、プロフェッショナルな作りは相変わらず健在だ。作画以外にも電脳コイルから引き継がれた要素は沢山あるものの、さすがに15年の歳月も過ぎれば二番煎じ感も少しは和らぐが、ある意味「ゆりかご」から抜け出せていないようにも見える。ただ、コスミックな劇伴や、藤原夏海(ふじわら・なつみ)や和氣あず未(わき・あずみ)といった新人女優賞役者の起用、さらにはネット配信の文化を上手く取り入れた物語など、コンテンポラリーな嗅覚は電脳コイルから更に精錬されている。映画前後編(サブスクだと6話)というやや特殊な話数ということもあり、各キャラの紹介や掘り下げが物足りなかった点は否めないが、近未来宇宙という題材は至極丁寧に扱われ、全くと言っていいほど無駄のない展開がシームレスに生み出されている。なお、電脳コイルでも感じたことだが、サイバーな部分が色濃くなる度、ビジュアルに反して専門的な知識が要求される。だが、可視化された通信描写の面白い表現力もあって、眺めているだけでも簡単に乗り切れる。これがなかなか絶妙。さらに、近未来的な設定もカジュアルな外見で至るところに配置されているため、視聴後には工学に対して興味が沸き立つ感情を覚えるだろう。そういった知性に訴える内容と、宇宙を舞台にしたサイエンス要素も相まり、とくに、そのような環境で成長する主人公たちの姿に共鳴した同年代の視聴者にとって、この作品は極上のセンスオブワンダーとなる。

個人的評価:★★★★☆(4.5点)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

オマージュだらけの意味は?SFエンタメとしては最高。テーマ性は後半でしょう。

 後半見る前に書いています。ネトフリに入って良かったと思える作品に出合えました。現時点ではかなり面白いです。

 本作は他作品の類似性に触れないで語ることは無理でしょう。もちろん電脳コイルがベースにあります。電脳コイルの眼鏡デバイスが不自然なことは修正したみたいですね。スマホになっていました。

 電脳コイル、愛おぼえていますか(無重力化と落下)、シドニアの騎士(質量投射、急制動の描写)、ガンダム(ララア的な精神感応、コロニー落とし、シャアの思想)、攻殻機動隊(電脳空間の描写)、プラネテス(月生まれの少女、テロ?)、宇宙ショーへようこそ(子供たちが宇宙へ観光、自販機、演出)、エヴァ(14歳)、君の名は。(彗星)等々いくらでも上げられます。セブンの設定は「アルジャーノンに花束を」をちょっと想起します…セブンポエムがありますので心情は逆ですけど。老人も何かありそうですけど、思いつきません(老人Zは考えすぎ?)。

 あのサッチーの武器みたいなやつも出てますけど、あれはプログラムだったから飛んでましたけど、本作は実体があって重力があるんですよね?プロペラのドローンなんでしょうか。これが良くわかりません。

 それとキャラの名前ですね。みんな宇宙がらみです。相模は相模原のJAXA、筑波は宇宙センター、美笹と野辺山は天文台、種子島はロケットの発射基地、ヒューストンとナサは言うに及びません。七瀬だけわかりませんが、セブンと何か関係があるんでしょうか。

 つまり、フィクションのSFと現実の宇宙に関する設定を網羅した2022年現時点までの宇宙に関する事柄の集大成なんでしょう。
 それとユーチューブです…SNSについてもテーマに含めていました。ですが、あのコメントの機能はニコニコ動画でした。あのコメントが流れる設定が如何に秀逸だったか。ニコニコ動画ってすごかったですね。
 ユニクロには何かのメッセージがあるんでしょうか。(民間アパレル企業が宇宙産業に進出?)

 さて、ストーリーそのものは、前半ですけどいいですね。宇宙開発とネットワーク社会を融合して、前述の通りいろんな宇宙的、SF的なものを放り込んで、環境問題も絡めて興味を引くストーリー展開にしています。

 若干ご都合主義に助けられている部分もありますが、あまり気になりません。むしろ色んなオマージュをしながらSF的な描写とストーリーを良くここまで作り込んだと感心しました。
 それほどわかりづらいSF設定ではないので、エンタメとしてSF慣れしていない人にも読解力のハードルは低いと思います。楽しみ易いと思います。
 ちょっと和解の部分があれよあれよという感じでちょっとなあ、ですけど。緊急事態から脱して衣食足りて礼節を知るということでしょうか。

 作画は最高レベル。宇宙や宇宙ステーションの描写も素晴らしい。EDもカッコいいい。
 それと壁面の表示のユニバーサルデザインは頑張ったんでしょうね。なかなかいい意匠でしたし、設定としても良かったと思います。

 とにかくまずエンタメとして面白い。そして後半にテーマ性の回収があるんでしょう。前後半の前半としては非常に良い出来でした。

 後半見る前ですけど満点をつけます。また、気付きがあれば追記します。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 9

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

Miha yupae wo mihae binatsu pae no ga mashaa

AIが発達し、民間企業による宇宙開発が盛んになった2045年
月で生まれた最初の世代である相模登矢(サガミ・トウヤ)は陰謀論を信じる厨二病の14歳
彼ら月で生まれた子供達は先天的に発育に問題を抱えており、ソレを解決すべく当時史上最高の知能指数を誇ったAIである【セブン】によって脳にインプラントと呼ばれる装置が埋め込まれた
しかし時間と共に体内で分解される筈のインプラントは体に残り続け、登矢や幼馴染の七瀬・Б・心葉(ナナセ・バイコヌール・コノハ)の命を蝕んでいた
【セブン】は多くの謎を残したまま、AIを規制しようとする新国連【UN2.1】によって処分されてしまった
登矢はそのAI規制こそが陰謀の一端であると信じ、規制を解除してインプラントを除去する術を考えるAIを誕生させようと孤軍奮闘のハッカー活動をする日々だ
地球の重力に耐えられない2人は民間企業によって開発、運営される宇宙ステーション【あんしん】で日々を過ごしている
その【あんしん】に観光モニターとしてユーチューバーの美笹美衣奈(ミササ・ミイナ)、その弟で登矢のフォロワーでもある種子島博士(タネガシマ・ヒロシ)、【UN2.1】公認ホワイトハットハッカーの筑波大洋(ツクバ・タイヨウ)が訪れたある日、【あんしん】が周回する地球の低軌道上ではほぼありえない彗星とのニアミスが発生する
命の危機に晒されながらも、登矢の知識とチームワークでソレを乗り越える面々
しかし彗星とのニアミスは【セブン】を神の如く盲信し、AI規制を撤廃させんとする【ジョン・ドー】と名乗るテロ組織と【あんしん】が関与してる事を疑った国連軍によって仕組まれたものだった・・・


『電脳コイル』で未来予知とも言える世界観を作り上げた磯光雄監督の実に15年ぶりの新作
アニメスタイルという雑誌で企画だけは随分前から発表されてましたが「ジュブナイルは売れない」「宇宙モノはオワコン」等と否定的な意見を散々浴びせられ、あわやお蔵入りになり掛けてたところを、当時の徳間書店の編集者で現在avexのプロデューサーである岩瀬智彦氏の尽力で晴れて日の目を見る事なったわけです
最初に埋もれていた本作の企画を発掘して「アニメ化したい!」と言ったのは本作のキャラデザも担当している磯監督のジブリ時代の後輩にあたる吉田健一さんだそうで、吉田さんはシナリオ打ち合わせにも参加されてて、監督が脚本を兼任してる手前、壁役になる人が必要でその壁役が吉田さんとのこと


今作でもAIの政治参加、肌に印刷されるウェアラブル端末、身近になった宇宙旅行、簡易宇宙服、不織布で出来た宇宙ステーション等の様々な世界設定やギミックが“21世紀らしい宇宙SF”を感じさせてくれます
ファンの年齢層が高めな『宇宙戦艦〜』や『機動戦士〜』で描かれた様な宇宙はアニメでやり尽くされてしまったので、より新しい世代に向けた作品にしたかったそうです
これまでのアニメは軍人や科学者が宇宙に行ってましたが今作ではユーチューバーの子供が宇宙に行く、というのが新しいですね


特に面白いと思った設定がAIが暴走して人類を駆逐するディストピアなのではなく、シンギュラリティ(進化し過ぎて人類を超越し神に等しくなったAI)に到達したAIを抹殺から救う話でもなく、実際シンギュラリティに到達しかけたAIを「殺してしまった」後の世界が舞台だというところだと思います
主人公の登矢は“殺される事を予知出来た”であろう【セブン】が何を考えていたのか知りたがっているのです


また磯監督は20世紀の宇宙SFは夢や希望に溢れていた“肯定的な宇宙SF”だったが、21世紀初頭からソレらが「ダサい」と言われる風潮になり、“否定的なSF”が増えた
宇宙が身近になった現代、以前の“否定的なSF”もやり尽くされ、エッチなラノベ系と日常系美少女モノが跋扈してる今が“肯定的な宇宙SF”の復権の時だと思ったそうです


このレビュのタイトルは主題歌「oarana」の歌詞です
これは本作の劇伴も手掛けてらっしゃるVincent Diamante氏が造語で作った歌詞で、oaranaとはクジラを示しているそうで、劇中でクジラは【セブン】のイメージとして登場してることから人智の届かぬ存在である【セブン】が人類に向けて呼び掛けてる様なイメージの曲として作られた様です


実はほぼ全てのトークショーに参加したのでブックレットやネット記事なんかでも公にされてない裏設定なんかも一通りメモってあります
後編ではネタバレ込みで尺の都合上カットされてしまった本作の裏設定について細かく解説したいと思います
そもそも90分作品のはずがシナリオが膨大過ぎて泣く泣く30分×6話にしたものの、それでもカットせざるを得なくなったそうですから
流石はエヴァの『使徒、侵入』でも最初は2時間越えのシナリオを書いてしまった磯監督w

投稿 : 2024/11/23
♥ : 1
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