コンサートで漫画原作なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのコンサートで漫画原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月30日の時点で一番のコンサートで漫画原作なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

69.8 1 コンサートで漫画原作なアニメランキング1位
風夏(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (427)
2131人が棚に入れました
両親がアメリカへ行くことになり、姉妹と一緒に暮らすため東京の高校へ転校生てきた榛名優。
内気で人付き合いが苦手な彼のコミュニケーションツールは、もっぱらツイッターでのやりとりがメイフィールド。
引っ越してきた街を散策していた優は、ツイッターのチェック中に目の前に現れた少女、秋月風夏とぶつかってしまい……。

内気で人付き合いが苦手な榛名優と、不思議な魅力を持つ少女、秋月風夏。
2人の前に現れる優の幼馴染、氷無小雪。

音楽が紡ぎ出す新たなラブストーリーが今、始まる――。

声優・キャラクター
Lynn、早見沙織、小林裕介、小松未可子、斉藤壮馬、興津和幸、高橋美佳子、大西沙織、本渡楓、日笠陽子、沼倉愛美、三橋加奈子、中村太亮

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「バンド×ラブコメ」は実は王道…?

同タイトルの少年マンガ原作。私は『君のいる街』までの瀬尾公治原作長編は読んでいますが、『風夏』は原作のほんの序盤しか読んでいませんので初の(事実上の)原作未読作品となります。

主人公が読者をイライラさせることでは定評のある(?)瀬尾公治先生ですが、今回もその流れは変わらない模様。じゃあそんなマンガ作品が嫌いかというと、意外と瀬尾公治作品は嫌いじゃありません。

瀬尾公治作品の主人公の性格は基本ダメなんですけど、基本的な針路が定まるとラブコメ的な紆余曲折はさておき、『涼風』の大和くんにしろ『君のいる街』の青大(はると)くんにしろ、職業的には意外と大成しています。

つまり、意外なことかもしれませんが才能面での凡人主人公はいないのです。まあ、本作の優くんについては良くわかりませんが、短期間の練習であれだけベースを弾けたらやはり凡人ではあり得ない気がします。

私は多少性格がアレでも「才能にロマンを感じる」タイプです。なので、瀬尾公治作品はそんなに相性は悪くないんだと思います。

…それはそれとしてタイトルにある「バンド×ラブコメ」ですが、マンガ作品では意外とたくさんある題材(とはいえ、たぶん少女マンガの方により多い)だと思います。

バンド文化というのが男女混ざっていてもわりと違和感がなかったり、けっこう簡単に別れたりくっついたりといったあたりでラブコメと相性が良いからじゃないかと思うのですが、そのあたりがちゃんと描かれていれば私は意外と付いていける人なので、本作には過度な期待を持たずそれでもウォッチしようと思います。

2017.3.26追記: 視聴を終わって
終盤3話ばかり、アニメでのオリジナル展開だったようです。賛否両論あるでしょうが、「わかりやすいラブコメアニメ」と思うのであれば、改変はアリではないかと思います。ただ、原作の展開が好きだという人には極めて評判が悪いんでしょうね。

バンド楽曲もなかなか良かったですし、「深みのある話」にはならなかったでしょうが、原作に思い入れのない私は満足して視聴を終えました。

あ、沙羅先輩が不憫キャラでしたが実は「優さんに一途」で個人的には報われて欲しいキャラです。まあ、原作的にも無理でしょうけど…。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 37
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

週刊「少年」マガジンに連載中の、「恋愛」ストーリーです

「WHITE ALBUM2」「NANA」などが好きな方は合うかもしれません♪

ちなみに私は、「涼風」は未視聴なんで、そこを踏まえてのレビューはできないっす。

また、原作は「読んでる」というより、「知ってる」程度(たまに立ち読みでパラパラ~)で、別にファンではないです。

《以下ネタバレ》

【各話感想】
{netabare}
1話目
恋愛モノです。古典的な感じが逆に新鮮。風夏は、ボーイッシュで積極的、最近のラブコメだと減ってきたヒロインですね。

2話目
う~ん、なんか思いっきりドロドロにさせようとしてるな~。ダブルヒロインか。あまり好きではないんですけどね。

3話目
足つったくらいで沈むか? なのに、気を失った男一人担いで岸まで泳ぐ体力ってw 展開が少女漫画みたい。

4話目
Twitterやら裏垢やら普通に出てくるのに、時代を感じるな(汗) ヘッジホックス? 大ファンなら気づこうや(苦笑) う~ん、ベースのことといい、「アニメだから」で全て許されると思うなよ(笑)

5話目
楽器って、バンドって、そんなに甘いもんなのかい? 沙羅先輩、急にキャラが変わった(笑) なんだ、良い人なんかい(笑) なんだ? 天才か? そんなすぐに形になるもんかい?

6話目
おいおい、家族(父)との別れより、好きな人との別れが辛いのかい(苦笑) ダブルヒロインがダブルで男前なのね(笑) デリカシーの無さ、ハンパないな
w 小雪、健気(涙) アイドルが銭湯に入るのに気を使う細やかさは良い。サービス回w

7話目
まあ、プロ意識の欠如としか言えないが。ベッキー及び矢口にも見せてやりたい(笑) お~、なかなか良い展開。今のところ小雪派だな、アニメではどうせ風夏に負けるんだろうけどw

8話目
う~ん、小雪の軽率さが、なんかウザく感じたな~。なんか、バンドリとカブる展開(笑) この時点では、少し風夏派。話数を重ねるごとに、ヒロインの好感度が入れ替わるのは、ダブルヒロインの王道ですね。あと、優の中途半端な優しさも腹立ってきた(笑)

9話目
優君、コウモリ君ですな~。まあ、優君的には小雪を励ましたかったんだよね。

10話目
原作組にとっては、衝撃の展開。さあ、どう帰着させる?

11話目
優の根性のなさに、イライラするわ! だったらハナから小雪に優しくするな、と。普通に小雪とバンド結成した方が幸せだと思うが……。メンバー骨折中に新メンバー誘うとか、マジ、ゲスバンドw

12話目
いや、ダメでしょう。バンドに戻っちゃ。ソロデビューに向かって、すでに色んな大人が動いてると思うんだけど。バンドのメンバーが怒るとか怒らないとか、そんなレベルじゃなく。(EDでバンドのデビュー決まりましたが、だったら最初からそれで良いやん、と)
{/netabare}

【視聴終了】
{netabare}
漫画にするときにトップレベルの難しさがあるのに、音楽モノがあると思います。当然、音は漫画に描けないからです。

その点、アニメは(声優さんのレベルの劇的な進化もあり)得意なジャンルですね。でも、原作ファンからすればハードルが上がるわけで、その想像を越えていかなければならない難しさもありますね。

肝心の音楽、ですが、これはLynnさんや早見沙織さんの歌唱力もあり、なかなかの出来に。これに関して「は」、原作ファンも満足では?

た、だ、し。ストーリーに関しては別。詳しくは下記の原作ネタバレに書いたけど、あり得ないと思いました。これ、絶対に2期できないでしょ?

特に後半は、各キャラの勝手さに腹がたちました。特に優。大事な時にはなにもしないくせに、タイミング逃してから自分勝手に動くとか、小雪に対する、自分勝手な対応とか。

それに、サラ先輩や真琴はまだ良いとして、那智先輩はバンドに戻っちゃダメでしょ。陸上の特待生なのに、バンドやるとか条件によってはoutだし。もしこれで音楽に集中する(陸上部辞める)なら、高校のコーチの顔も潰すことになるよ。その後、後輩たちもその大学にとってもらえなくなるし。我が儘が過ぎると思います(この点は、私自身が剣道で大学にいっている関係もあり、厳しい評価です。特待生だから競技以外は何もするな、なんてわけではないですが、息抜きレベルではないのなら別です。両方本気でやるのなら、多分、二足のわらじで出来るほど甘くないと思います、陸上も音楽も。なんか、陸上や音楽を軽く扱っている気がして、門外漢ながら不愉快でした)。

うん、やっぱり全体を通し、音楽を馬鹿にして(軽く扱って)いる感じがしました(まあ、音楽アニメではなく、恋愛アニメだけどね)。

最後、風夏がバンドに戻ってくるのは予定調和だけど、それってかなり沢山の大人に迷惑かけてない? 違約金とかあるんじゃない?

アニメに合わせて原作を変えるのが全て悪だとは思いませんが、程度があると思います。自分的にはこの作品はoutです。アニオリ展開入ってから、明らかにキャラがぶれているというか、無理があると感じましたし、作品の根幹を変えていますからね。

まあ、原作で悲しい思いをしていたファンにとっては、救いのあるラストとも言えるのでしょうが。
{/netabare}

【総評】
ラブコメというよりは、わりと真剣な恋愛アニメ。ただし、あくまでターゲットは中学生の男子って感じです。良く言えば純粋でストレートな恋愛感情と表現、ストーリー。悪く言えば、深みや苦味の点で物足りなさを感じます。

まあ、現在進行形で少年の方と、今でも少年の心を持ち続けられている大人の方にはオススメできるっすね♪ ⬅「これはあくまで、アニメ限定の感想です」

【余談(成増懐かしいな♪)】
{netabare}
成増、懐かしいな~。東武東上線ですね。学生時代に友達が住んでいて、よく行ったな~。成増を自信満々で東京って言い切るところが、素敵♪ (東京に詳しくない方もいると思うけど)成増は埼玉と東京の県境にある駅です。東京都民の中にも、埼玉だと思っている人も多いのでは?(失礼)w ちなみに、モスバーガー発祥の地で、1号店があったりします。石橋貴明さんの出身地としても有名ですね。あと、昔駅前のスポーツジムに行ったら、北島康介さんが来ていました(マジ)。あとは、特にな~んの特徴もない、極めて平凡で素敵な街です♪
{/netabare}

【余談2 原作ネタバレにつき、視聴注意】
{netabare}
このアニメ、原作のネタバレして観るかどうかで、味わい方が180度違うと思います。原作では{netabare}メインヒロインと思われていた秋月風夏が、10話の交通事故で死ぬ{/netabare}という衝撃の展開です。それを知った上でこのアニメを観ると、{netabare}1話からの全てが切なく、尊く、眩しく{/netabare}なります。そこら辺、描こうと思えば間違いなく2期前提になりますから、アニメでは仕方ないのかもしれない。でも、ここまで大きく変えてしまうと、2期は100%できない。だとすると、じゃあなぜこの漫画をアニメ化したの? と思ってしまう。まあ、2期を完全オリジナル展開でやる気概があるなら、後日、謝りますw{/netabare}

【追記 原作ネタバレ2】
{netabare}
さて、風夏が生きてることが賛否を呼んでいますが、他の方のレビューを拝見し、この展開を「原作者サイド」から要望したことを知り、「それならアリかな」とも思いました。まあ、アニメで亡くなったヒロインを、どんなカタチであれ生かしてあげたいっていう、ファンや原作者の心理も分かります(なので、評価を+1しました)。

つまりこの作品は、一種のアナザーワールドなんですね。

ふと思ったのは、第10話の改変は、尺的に視聴者が「悲しい気持ち」のまま終わるのを防ぐためなんだろうけど、アニメで完結させる時、第10話の交通事故のシーンを1話にもってきて(風夏がなくなるバージョン)、その後、バンド再結成までを魅せられれば、2期にも繋がったし、悲恋の物語として、ちゃんと成立できていたんじゃないかなぁ、と。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/29
♥ : 36

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

夏の風のような女の子と白い雪のような女の子と普通の男の子の恋愛模様…バンドもあるよ

個人的にこの作者の作品が苦手です。涼風にしても君町にしても、読み終わった後のモヤモヤ感がスゴいことになります。
この作者の描き方が合わないのでしょうね。
・ヒロインはきれいなショートの子ときれいなロングの子が極端な性格で現れる。
・最初は明るい感じで「ラブコメ?」と思わせておいて、途中で「どうしてこうなる?」「どうしてこうなった…」と追い込む。
・最後は「何だったんだ…」となる。
・主人公は必ずふらついてイライラさせる。
こんな感じです。

アニメは君町だけ見ましたが、無理やり1クールにまとめたもんだから、かなりキツイ出来になっています。心情や心の変化をすっ飛ばしているので、ヒロインが単なるビッチにしか見えず、主人公もバカ男に仕上がってしまいました。

風夏はもいい感じで始まりましたが、どう展開するんでしょう…。どんな展開になろうとも見届けます。

【全話終了】
夏風と優、小雪の三角関係の展開に見えて、風夏も優もは最後の方まで本心に気づかなかったということで、三角関係ぽいといったほうが良いかもしれません。ラブコメと恋愛の中間ものという感じがする展開でした。

キャラでは沙羅がお気に入りです。登場時の無愛想な感じが一転して普通に可愛い子になるギャップと、演奏時のカッコ良さに魅力を感じました。もう少し出番が欲しかったです…。

バンド感は同時期に放送していたアイドル系バンドものより圧倒的に出ていたと思います(比べるのも間違っている気もするが…)。中の人たちの歌声はもちろんのこと、曲も良かったし、演奏シーンも頑張っていたと思います。

問題は…というか、原作を大幅改編した結末をどう捉えるか、ここで評価が全く違ってきます。ネットで話題になっていたので、そこを読んでみたのですが、成る程…。原作通りなら二期ないと無理ですね。でも、個人的にはアニメの方がしっくりきました。途中のレビューでも書いたとおり、この原作者の作品はモヤモヤたっぷりで苦手です。まとめ方としては一期で終わらせるにはこれが一番なのではないでしょうか。原作ファンはお怒りでしょうけど。

恋愛物好きな人にお勧めですが深くはないので、軽いものが好みだという方に合うと思います。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 27

75.3 2 コンサートで漫画原作なアニメランキング2位
金色のガッシュベル!!(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (539)
3383人が棚に入れました
高嶺清麿は、普通の中学校に通う、見た目は普通の中学生。だが、MIT(マサチューセッツ工科大学)の論文さえもたやすく理解してしまう頭脳の持ち主である。そんな彼はクラスにも馴染めず、不登校を繰り返し、鬱屈した日々を送っていた。
ある日、清麿の家に謎の少年ガッシュ・ベルが現れる。彼は清麿の父親から「息子の友達になってくれ」と頼まれ、はるばるイギリスからやってきた元気な男の子。退屈な日々は終わりを告げ、ガッシュとの騒々しい毎日の幕が開く。やがて清麿とガッシュの前に次々と敵が現れ、一つの事実が明らかになってくる。実はガッシュは千年に一度行われる魔界の王を決める戦いに参加させられた、100人の魔物の子の一人だったのである。
次々と襲ってくる魔物たちとの戦いの中で、『やさしい王様』になるという志を抱くガッシュ。然し彼らの前にはさらに強力な魔物が…。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、大谷育江、秋谷智子、前田愛、釘宮理恵、折笠富美子、小嶋一成、高橋広樹、菊池正美、こおろぎさとみ、置鮎龍太郎、山崎和佳奈、山田きのこ、桑島法子

ジェロニモ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

熱血好きが自信を持ってオススメする萌えならぬ燃えアニメ

原作は週刊少年サンデーで連載されて、2度の映画化も行われた人気作です!

一般的にも人気のある作品だと思います。


ジャンルは王道バトルもので、100年に1度、魔界の子供100人が人間界に送られて魔界の王様を決める為の戦いをする物語です。

王道ものでは1番熱くて感動できる作品だと自負しています。


あとギャグのセンスもピカいちです。

ほんとにほんとにオススメなんですけど、アニメだとやっぱし長いと思うんです。

しかも物語後半でいきなりガッシュの声優が変わったりして違和感が尋常じゃないです。


しかも終わり方もよくわかんないんですよね…

やっぱこの作品は漫画で読んだ本がいいのかも知れませんね。

終わり方がよく出来すぎていて感動が止まらなかったです。
今でも思い出しただけで涙腺が緩んじゃいます…

投稿 : 2024/06/29
♥ : 15

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

まっすぐな意志と強き思いはやさしさから生まれる

電撃を吐く子どもと分厚い赤い本でおなじみの『金色のガッシュ!!』
すっごい好きです。なのでその良さについてだらだらと書いていきたいと思います。

天才が故に孤独を強いられてしまった中学二年生の高峰清麿。
そんな息子の状況を見たイギリスの大学教授である父から送られてきたのがガッシュだった。
バカみたいに正直でまっすぐなガッシュが清麿の卑屈になり深く埋まってしまった優しさを
泥まみれになりながらも心の中から掘り出す、友情を力強く語る情熱的な一話から始まり
多くの悲しみと苦しみと悪に立ち向かう小さな戦士たちの物語です。

100人の魔物の子どもの中から魔界の王を決める戦いに参加しながらお話は進んでいきます。
自分が許せない物事に関してはとことん前へ前へと突き進むガッシュやその仲間たちはかっこいいです。
でもまだまだ子どもな彼らにとってはキツイこともたくさんあるし、たくさん泣いてしまいます。
この作品の良いところはその涙を流しつつも、さらにはそれをもバネとし恐いものへ立ち向かっていく姿にあります。
グッときてしまうこともしばしば。
魔物は自分の本を燃やされてしまうと魔界へ帰ってしまうのですが、
そのパートナーとの別れも感動的だから涙腺の緩い僕は忙しかったですw

アニメは原作と違うところはすべて飛ばして観たのでそっちの方はわかりませんが
好きなキャラはガッシュ、ティオ、コルル、ダニー、レイラ、バリー、ロデュウ、ウォンレイ、フォルゴレです。

ガッシュ、ティオはもちろん好きです。
コルルに物語の中で非常に重要な役目を持たせたのはすごく良かったです。
彼女の思いがガッシュの意志となりちゃんと生き続け、振り返る度に不憫な目にあった彼女を思い出す構成は素晴らしいです。
ダニーはいいですね!ホント好きです。別れ際のじじいもキザだねえ!かっこいい!
レイラは単に可愛かったのもありますが、恐怖の中でも信念を突き通そうというその姿に感動しました。
バリー、ロデュウはあの別れのシーンにグッときてしまいました。いや、ホントはグッとどころかムチャクチャ泣きましたがw
バリーの読者への裏切りとも呼べる自己犠牲の行為とグスタフとの別れはとても涙を我慢できませんでた。
敵ながらロデュウも◎。強引にチータを引きずり回していたかと思えばすごく彼女のことを考え、励ます彼のギャップにやられました。
彼はやっと最後に自分を取り戻せましたね。よかった、よかった。
ビジュアルが一番かっこいいウォンレイとリイェンの関係は出番こそ少なかったけれどなかなか泣かせてくれました。
フォルゴレの病院コンサートは良かったです。あの背中は忘れられない。


今作の主人公は「こども」でした。
彼らは数多の作品で愚直なまでのまっすぐさと純真な心で、
成長するにつれて社会やルールに縛られ大事なものが見えなくなってしまった
「こども」ではない人々の心を洗い流し、今一度大事なものはなにか問いかけてくれています。
また、大きなところではピーターパンは幻想の国で永遠に生き続け、星の王子さまは希望を残し夭折しました。
そうやって彼らが社会の外れで存在することはわれわれにとって救いにも似た思いを馳せる場所であると思います。
杜にあるほこらのように、深海に生きる生物のように、地の底を這う地底人のように、
また『ハチクロ』の観覧車のように、腐海のように、ラピュタのように、はたまた全知全能の神のように。
それはどこにもないようで、われわれのすぐそばにあるとても尊いものです。

この作品はいつ観ても笑えますし、微弱ながらも励まされます。
アニメだと大谷育江さんのガッシュの声が聞けるのでなおのことです。
あの声は普段は王様口調と相まってすごくかわいいし、シリアスな部分でもとっても映える声です。

とっても好きな作品です。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 9

Hawaii さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

何気に良かった

設定とか秀逸でした。
ありがちなバトルアニメだったけど楽しかったです。
泣ける部分もあったし少年向けアニメとしては
良作だと思います。キャラも独特でみんな好きです。
王道感があっておすすめできますね。

投稿 : 2024/06/29
♥ : 7
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