シス子 さんの感想・評価
3.3
「ゲスかわ☆ガールズ」のサバイバル
「銃ガール」のお話・・・
っていうか
「狩りガール」でしょうか?
言い方はさておき
わたくし
この作品の主旨をまったく勘違いしていました^^;
「“さばげ”ぶっ!」っていうタイトルから
てっきり「C3(シーキューブ)」みたいな
“かわいい”女の子たちがキャッキャと
“サバイバルゲーム”に興じるお話だとばかり思っていたのですが
とんだ見当違いです
サバイバルゲームではありません
もはや単なるサバイバル・・・
これじゃ今期生き残れるかどうかも怪しいものです(言い過ぎました^^;)
一話目の初っ端から
主人公「園川モモカ(そのかわももか)」ちゃんの
「リアルなサバゲを期待してるなら無駄なんで・・・」という前説ですでに脱線モード
とりあえず
毎話
女の子たちが銃を片手に撃ち合いとなりますが
「サバゲ」の域を大きく逸脱してしまって
本格的なネタバレレビューを読む (?)の領域に突入してます
先ず問題なのは
ネタバレレビューを読む してません
ネタバレレビューを読む
な~んて
生ぬるい感想はどこかに消えうせてしまうほどの
我が目を疑いたくなるようなシーンが次々と映し出されます
豪快に火を噴く銃
激しく飛び散る血しぶき
ムダに多い入浴シーン^^
何度も死ぬ(?)登場人物・・・
しかも
サバゲではゾンビ行為は反則になることを考慮してか
一つのエピソード(戦闘?)の中では生き返らないというこだわり(?)
さらには
いくつもの戦争・戦闘モノ映画をオマージュ(パクった?)したかのような
ド派手なガンアクション
そして
そんな狂気じみた戦闘シーンの度に繰り返される
ナレーション「玄田哲章」さんの言葉・・・
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かっけ~^^
っていうかイメージ崩れるからやめて^^;
が・・・
もっとすごいのは
サバゲがメインのお話であるはずなのに
“サバゲっぽい”お話がほとんどないということ
でも私自身
そのことについては
別に責めたり
けなしたりするつもりは毛頭ありません^^
途中で“サバゲ”のお話はキッパリと諦めてしまいましたから
この作品の原作の作者様
それと
アニメ作品のスタッフの方って
本当に“銃”が好きなんですね
そんな
スタッフ様の“銃”に対するこだわりが特に感じられたのは
狩猟のお話です
農作物を食い荒らす
いわゆる“害獣”をテーマにしたエピソード
本物の猟銃が出てくるお話なのですが
当然
サバゲ部の子たちが猟銃を撃てるわけでもなく
たとえオモチャのエアガンであっても
野生の動物を撃つことは法に触れるということは
お話のなかでもしっかりおさえられていて
とても真面目な内容になってます
過疎による猟師数の減少や高齢化といった問題も取り上げられていて
そんな現状に直面した彼女たちが猟銃免許の取得に一念発起するというという
スポコンじみた流れになってしまいますが
最後にはちゃんとオチがありますのでご安心ください^^
さらに
脚本を手掛けた「鴻野貴光」さんが
「東京都猟友会」に所属しているということで
エンディングではちゃっかり
取材協力として
「東京都猟友会武蔵村山地区」
さらには
「東京都猟友会武蔵村山地区長」さん
「三進小銃器製作所立川店長」さんも実名までクレジットされてるというほどの
力の入れようでした
ちなみにレビュー冒頭で書いた
「狩りガール」っていう言葉
「大日本猟友会」のWebサイトに出ているのを見て初めて知りました
「森ガール」
「山ガール」に続く
新しい“アウトドア風”ファッションブーム到来の予感^^
って
お話がサバゲからだいぶ逸れてしまいました
それはそうと
C3(シーキューブ)にしても
このさばげぶっにしても
作中の戦闘シーンって
どこまで本物のサバゲを描写したものなのかイマイチ分かりません
って言うかさばげぶっは100%サバゲではないことは明らかです・・・
というわけで
またいつもの悪い癖で
作品に感化された私は
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