コミック百合姫で人見知りなおすすめアニメランキング 2

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計測不能 1 コミック百合姫で人見知りなアニメランキング1位
劇場版 私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ(アニメ映画)

★★★★☆ 3.9 (34)
91人が棚に入れました
椋木ななつ氏のコメディ漫画を原作とする「私に天使が舞い降りた!」の完全新作アニメの劇場公開が決定。

声優・キャラクター
上田麗奈、指出毬亜、長江里加、鬼頭明里、大和田仁美、大空直美
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

旅行成分が付加され解毒力がアップしたロリフレンズ浄化槽

【物語 3.5点】
夏。元気な女子小学生5人に、内気な女子大生みやこが、
花の祖母の家へとお泊り旅行に引きずり出されるアニメオリジナルストーリー。

以上であらすじを説明できてしまう程シンプル。
あとはいつも通り、みやこは小学生を激写してますし、
花はリスみたいにお菓子を貪っています。

花とみやこ。年の差の友情の可能性模索がドラマの軸。
他のキャラはギャグ要員ですが、その中でも、
小依と夏音は順調に関係深化のチャンスを射止めて行きますし、
乃愛による、ひなたへの接近の試みは、ひなたの天然によりネタとして消費され、かわされ続けますw


虚勢に、仕切りたがり、職質されかねない行き過ぎた愛w
ギスギスした大人社会、スクールカースト内では破滅リスクになりかねない要素。
が、このプレシャス・フレンズの輪では全てが解毒される。
この作品ならではの優しい空気感が、旅先で羽目を外すことにより倍加。

最近、空気を壊しちゃいけないと我慢しすぎていませんか?
旅でも親友でもロリでも何でも良い。
本音や毒を吐いても許される逃げ道を用意しておくことが大切。

ゆったりしたリズムの中で心が解きほぐされる劇場鑑賞でした。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・動画工房

監督以下スタッフらが埼玉県秩父郡・長瀞(ながとろ)町にロケハンを敢行。

単なる素材集め、聖地巡礼ビジネス目的か?
生の旅行体験を作品世界に生かせているか?
ロケハンの巧拙は結構露骨に作品に現れるものですが、
本作は上手く旅した成果が伝わって来ます。

旅先でもネタへの嗅覚は鋭かったようで、
道中、遭遇した{netabare}「鉄道むすめ」看板&車掌なりきり撮影スポットは作中ではヒゲロー化w
花のヒゲローTシャツ・おでかけバージョンもアクティブ?でキマってましたw{/netabare}

その他、お馴染みのみやこ自作のコスプレ衣装だけでなく、
旅先のロケーションに応じた衣装も多彩で、みやこの激撮もはかどりますw


【キャラ 4.0点】
ゲストキャラとなった花の祖母・桜と、桜の少女時代からの年上の親友・まち。
花とみやこの関係に希望を抱かせる年の差老フレンズ。
(花→桜、みやこ→まち。対比を示すネーミングも分かりやすいw)

小5に大学1年生が友人だの百合だの→場合と度合いによっては、ちょっと事情を聴取したくなるw
30歳に40歳が親交を深める→世代間ギャップを厭わない懐の深いやつ?
60歳と70歳の親友→ここまで来れば、もはや年など気にならない?

年齢の壁は年を重ねる程、薄くなる。
だから花にドン引きされ続けても、みやこは諦めちゃいけません。

祖母が、よくいる人生を達観した仏様みたいなおばあちゃんじゃないのも『わたてん』らしいです。
人間は何歳になっても見栄っ張りなもの。
ありのままを受け入れてくれるロリは偉大。
どんなダジャレでもツボにハマってくれる、ひなたは天使ですw

【声優 4.0点】
“わたてん☆5”のメインキャスト陣。
最近、みやこの影響で?キャストの間でオフショット撮影が流行るなど、
親密な関係がうかがえるエピソードも伝わって来る5人。
中の人の仲の良さが溢れ出たような掛け合いもまた旅のウキウキ気分を後押しします。
加えて、みやこ役の上田 麗奈さんが撮影モードにスイッチオンすればテンションMAXですw

あとは和やかなムードでと行きたい所でしたが……。
この映画もまたエンドロール後まで離席厳禁。
(※核心的ネタバレ){netabare}「松本をさがせ!」リターンズ。
無警戒だったので私は全く気が付きませんでした。
松本役のLynnさんも声色を低めに抑えて長瀞町を暗躍していたそうですが巧妙過ぎですw
ゆるふわ→最後の最後でホラーに暗転する?衝撃w{/netabare}

【音楽 4.0点】
劇伴担当はTVアニメ版の伊賀 拓郎氏が続投。
管弦楽を弾ませた外向的なメロディによるフィルムスコアリングで、ワクワクの夏を演出。
劇中歌{netabare}・花とみやこの「大切な気持ち」{/netabare}もクライマックスを彩る。

主題歌は、わたてん☆5。エコーの効いた高音ロリボーカルが相変わらず眩しいですw

OP「プレシャス・フレンズ!」夏休みの絵日記を千切って投げつけたようなウキウキソング♪
オフのスイッチを入れる、おでかけソングとして愛聴したい一曲。

ED「ずっと…ずっと…」軽快なピアノサウンドに乗せて送る友情確認バラード。
わたてん☆5は永久に不滅です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 10

82.0 2 コミック百合姫で人見知りなアニメランキング2位
私に天使が舞い降りた!(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (626)
2471人が棚に入れました
オタクで、人見知りな女子大生みやこが出会ったのは、まさに天使な小学生!?妹が新しく連れてきた友だちの花ちゃんを見た瞬間、ドキドキが止まらなくなってしまったみやこ!!どうにか仲良くなろうと奮闘するのだが……。超絶かわいいあの娘と仲良くなりたい系スケッチコメディー、開幕♪

声優・キャラクター
上田麗奈、指出毬亜、長江里加、鬼頭明里、大和田仁美、大空直美

KINAKO音大生 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

キモイ…女のロリコンアニメ

女であろうがロリコンはロリコン。
男だと大問題だが、女だと大丈夫とでも思って書いてんのかね?まったく一緒ですからね。
1話途中できったのは初めて。
不快、キモイ、消えろク〇アニメとまで思ったのは初めてかも知れない…。
表現の自由かなんか知らんがアニメ化良くするね…
エロ漫画やらロリコン漫画なくせなんてのは全く思わないが、なんならそれより質悪いかもね。
女にやらしときゃーセーフとか思ったんかいな?
男女関係なく幼児、子供ってのに性的に反応する異常者いるから。闇でやってくれないかな…こういうの…。エロが全くなくても異様なキモさが漂ってる…。むしろ際立ってる…アニメの内容より、これを制作した裏方の大人達しか過ぎらないんやけど…
闇の子供たち思い出したわ…色々と怖いわ…

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

終わってみれば面白かったです。第12話(最終回)に、動画工房の本気を見た!

原作漫画は読んでいません。(「コミック百合姫」掲載らしい。)

ぼっちの星野みやこの下に、年の離れた妹である少額5年生のひなたのクラスメイトである白咲花(しらさき はな)や姫坂乃愛(ひめさか のあ)が現れるようになり、特に花の愛らしさに惹かれたみやこが妹の同級生たちとの距離をだんだんと縮めていくといった感じのお話。

歳が離れていてみやこがひなたの面倒を見ていたため相互に極度のシスコン状態です。

登場人物としては話数を重ねていくにしたがってみやことひなたの母親である千鶴、花の母親である春香、乃愛の母親であるエミリー、ひなたのクラスメイトである種村小依(たねむら こより)、小之森夏音(このもり かのん)、みやこと高校の同級生だったという松本香子(まつもと こうこ)などの面々が出てきます。

ED主題歌はひなた、花、乃愛、小依、花音の担当声優によるユニット「わたてん☆5」が歌っています。

原作掲載誌がコミック百合姫というだけのことはあってみやこ×花の他、カップリングはかなりハッキリと意識したストーリーになっているようですね。

第1~10話まで、ほぼほぼ人間関係の進展具合を追うようなストーリーの中にコミカルな描写を織り交ぜていくスタイルです。こういった人間関係にフォーカスを当てた作品は退屈に感じるという人もいるかもしれません。ただ、私は大変良かったと思います。

またみやこや松本の行動が一般論的にある種「危ない人」であるところもあり、人によっては拒否反応があるかもしれません。

しかしみやこはコスプレ衣装作りとお菓子などを作る料理、松本も同じく衣装作りにおいては能力的にはその怪しさに見合わないハイスペックぶりで、そのあたりのギャップも本作の魅力と言えます。

こういった日常回を重ねつつ第10話では最終回的なエピソードを持ってきています。そしてそれまでの話数での人間関係を踏まえた11話におけるひなたたちのクラスの劇の準備、12話での劇本番といった構成です。

この第12話での劇中劇が「天使のまなざし」がアニメとしてはかなり本格的なミュージカルで、しかもダイジェストではなくフルに上演場面が出てくるという異例の脚本になっています。

この劇中劇の楽曲レベルも結構高くて、歌唱や劇の場面の描写も含めてかなり本気で作られています。「日常アニメにそんなものは求めない」という声も聞かれますが、私はこの劇中劇により本作をかなり気に入りました。

余談: そういえば香子を「こうこ」と読むのは珍しい。『ゴールデンタイム』ではそうでしたけど。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 44

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

萌え消費し続けるユーザーへの新たな供給の形

オタクで人見知りな女子大生みやこと、天使な小学生達とお送りする動画工房によるかわいいスケッチコメディー

シリアスな物語や考えさせられる作品の方が評価が高くなりがちですが、日常系でも中には工夫の高い作品があると思います。本作はまさにそれで奥深い作品でした。

キャラクター設定においては、みゃー姉という小学生に萌える女性を配置し、まず萌えるという行為を全肯定してくれる大きなお友達への優しさが伝わる作風。さらに萌えてるみゃー姉の姿が萌えるという蕩れにまで至らせてくれる作品w(私観がものすごく入っております)

キャラクターの関係図として、花ちゃんは、お菓子を作る代わりにコスプレ衣装を着せた写真を撮らせてくれるとか、のあちゃんは、とある事情を秘密にする代わりにコスプレさせてほしいとか、相関図が書けるような明示的な描写がされています。
その明示的な関係の裏にある暗黙的な、実はこうだよね、みたいな 本当に思っていることはハートフルな思いがあって、その明暗な表現方法が素敵でした。

みゃー姉のストーカーなる人物も出現し、当初は小学生の天使たちを愛でるアニメという表を装っておきながら、実はみゃー姉がハーレム主人公であり、みゃー姉を愛でるアニメという様相を呈していく。

むちむちボディと評されるみゃー姉のデザインもよくて、グリッドマンの新条アカネを彷彿とさせるところもあって、というか声優も同じなのであった。

日常系の作品って一見 物語性が薄いように感じますが、本作においては優れた構成になっていると感じました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33
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