コミック百合姫でコスプレなTVアニメ動画ランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月23日の時点で一番のコミック百合姫でコスプレなTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.7 1 コミック百合姫でコスプレなアニメランキング1位
私の百合はお仕事です!(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (128)
410人が棚に入れました
「ようこそ、カフェ・リーベ女学園へ!」 ここは架空のお嬢様学校。 店員同士が姉妹(シュヴェスター)となり、清らかに美しく給仕をするサロン。 日頃より誰からも愛されるような振る舞いを心がけている陽芽は、とあるきっかけでリーベ女学園の生徒として給仕をすることに。 そこで出会った女生徒・綾小路美月を何気なく「お姉さま」と呼んでしまい…? 演技(ソトヅラ)と本音が咲き乱れる、お給仕生活はじまります!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

この喫茶店は幻想です!

メイドカフェ系のコンカフェのことは結構知ってるつもりですけど、この作品のコンカフェは現実とは全然違います
※どういうところが違うかは下のほうにネタバレタグで隠しています

でもストーリーには関係ないので気にしないほうがいいのかも、面白かったけど見ていて気持ちいいアニメではないですねー

百合アニメだけど、女の嫌らしいところが満載で性格かなり悪いしずっとギスギス、ドロドロしています
地獄か!!ってくらい背筋がゾクッとなる泥沼の女コミュが楽しめるのが本作品の魅力
絶対関わりたくないけど外から見るなら面白い、人間の業を感じますね

アニメのクオリティは高いけど、負の感情とか陰湿な部分の表現がちょっとマイルドで可愛さを捨てきれてないのが惜しいかな?
嫉妬に狂ったときの女の醜さはこんなものじゃないですよ、裏の顔とかヤバすぎてとても放送できるものじゃないです
問題が先送りで気持ちに決着ついてなさそうだからこの後惨劇が起きそうで怖いですねえー


【コンカフェの話】
{netabare}
お客様は毎日来るわけじゃないし、来店時間もバラバラなので途中から見てもどういう関係なのかわからないので、百合をテーマにするならもっと違うやり方をしないと商売になりませんから、こんなコンカフェはないと思います

実際のメイド喫茶系のコンカフェは入店前に料金システムや設定の説明をコンセプト壊さないように上手に説明されます。
だいたいは滞在時間で加算or席代+料理代+追加サービス料のはず
追加サービスは多種多様で、オムライスに文字とかラテアートのような提案から、一緒にチェキ(写真)撮ったり、カラオケしたり、ライブしたり、浴衣やサンタクロースなどのコスプレしたり、ミニゲームしたり、キャストに特技があるなら披露したり・・・とにかくキャストとお客様が触れ合うサービスなんですよね、常連の人はだいたいこれ目的で来店されます。
コンカフェにとって大きな売上げが期待できる部分なのですが、この作品のコンカフェは普通のカフェに寸劇を追加しただけって感じでした
現実に百合学園のコンカフェやるなら、追加料金払ったお客様の前だけで寸劇することになるんじゃないかな?需要あるかわからないけど

女学園設定なのに、舞が「店長」って呼ばれてるけど、「生徒会長」とか「理事長」とか、開店のことは「OPEN」だけどこれも「登校」、退店の時は「下校」とか、
現実のコンカフェならこういう細かいとこまでこだわると思う
細かいことは置いといても、コンカフェはコンセプトが命なので
システムや設定がよくわかってない主人公をいきなりお客様の前に出すのはナシです

お客様との距離が近いしキャストもお客様もだいぶ独特な人が多いのでモチベ低いと続かないんですよ
人気店だと「顔とコミュ力には自信があります!!」っていう自信過剰・・・じゃなかった、「期待の」バイト希望者も多く入ってくるので人手不足にはならないですし
給料は固定給+歩合制なところが多くて人気があるキャストは高い時給で働けるのでお金目的で働く子か、この仕事が好きで働く子に分かれます
モチベが高い子が多いしそういう子がお店の売り上げを伸ばすので、意識の低い子に嫌々やらせてもお店の評判悪くするだけでいいことはないのです

キャストは地下アイドルみたいなもので「自分を魅力的に見せること」「お客様を楽しませること」が大事
他のキャストとうまくいけば意気投合して仲良くなれるけど、人気が大事の歩合制で女だらけの職場っていつ爆発するかわからない火薬庫みたいなもの・・・
誰かが喧嘩すると秒で派閥ができあがるし、お客様との距離が近いから変なお客さんに当たるときついし、
人気がないとお客様から「あの子と代わって」とか「君と話しててもつまらない」とか「うざい」「キモい」など酷い言葉も言われるし、人気のあるキャストは接客中のセクハラやナンパ、ストーカー被害があります
そんな待遇の差からキャスト同士でもめることになりがちで、ストレスが大きい
それでも続けられるのは「稼ぎたいから」「働いていて楽しいから」「アイドル気分になれるから」
でも何と言っても可愛い制服が着れるところが良くて、制服目当てにバイトする子も多いです

長々と語りましたけど、嫌々働くような仕事じゃないってことをわかってもらえたら幸いです
{/netabare}

投稿 : 2024/12/21
♥ : 19

よこちゃん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

キャラの可愛さと話の内容が反比例

よく美少女キャラがわちゃわちゃするアニメを百合アニメと言う人がいますが、私は恋愛感情、もしくはそれに似た感情が百合であり、例えばごちうさなんか全く百合アニメと思わない、そう言う認識です。なのでこのアニメはタイトル通り百合アニメだと思います。ただそんなにくどくなくて見やすいですよ。きららアニメのブレンド・Sみたいなカフェの百合特化型ですね。ただいざこざと言うかシリアスな面があり、見た目はきららアニメっぽいですが、内容は別物で面白いですね。

推しの小倉唯が主人公って久しぶりで期待したんですが、可愛いけど外ヅラを使う少し腹黒いキャラで良いです。準主人公のすみぺとのやり取り、この2人はやはり演技が上手い楽しめます。大きく2つのエピソードで構成されてますが、2つめが話を引っ張ったわりに解決がそれ?と感じ惜しかったと思います。

キャラも可愛いし作画もほぼカフェのシーンですが良いと思います。他の声優さんの演技も良く、キャラに個性もあります。コメディな要素もありますしその点も見やすいです。個人的には田村ゆかりの店長がいろいろ謎な上に結構無能でツボりました^_^

OPは映像も可愛く曲は小倉唯で最高
EDは小倉唯とすみぺが歌いこれまた最高

ただ好きな声優さんだから評価も上がるんですか、そうでないと合わない可能性ありです。賛否あるアニメだと思います。あと細かい事は気にするなアニメなので、説明を求めてツッコむ方は無理です、じゃあバイトやめればええやんで話終わりますから。私的にはそう言う見方をして第1話で断念するのはもったいないと思いますけどね。

タイトルからは予測出来ない展開で面白いですよ。平均満足度4点台はかなりお勧めアニメなので、良かったらご覧ください。

2023年9月1日

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

嘘の功罪がスパイシーな百合作品

演技(ソトヅラ)抜群の美少女JK・陽芽(ひめ)がクラスメイトの果乃子と共に
ミッションスクールの百合ムード等を提供するコンセプト・カフェ「リーベ女学園」で働くことになり、
確執や恋愛絡みなど、店舗の裏側でも嵐が吹き荒れる同名コミック(未読)の連続アニメ化作品(全12話)


【物語 4.0点】
前後半で2つのメインストーリーを展開する全体構成。

前半は陽芽が“姉妹(シュヴェスター)”の契りを結んだ先輩店員の美月との確執。

陽芽のコンセプト・カフェの無理解によるボタンの掛け違いか?
優雅そうなカフェだし、その内ゆるふわと丸く収まるのだろうか?平凡だな……切ろうかな?と軽く見ていたら、
3話~4話にかけて{netabare} 小学校時代、2人は親友だったが、陽芽が友情を守るため重ねた嘘により、関係が破綻。
それを根に持つ美月、過去を思い出してからも納得できない陽芽。{/netabare}
という重量級の理由をみぞおちに食らって目が覚めました。


後半は人気投票企画「ブルーメ選挙」が続く中、
陽芽と美月の愛憎を横目に見ていた果乃子の嫉妬。
これを店に波乱をもたらす危険な恋愛要素とみなした先輩店員・純加が絡んでこじれて行く。


陽芽の外面と友情を守るための嘘が導火線になった面もありますが、
わだかまりを解く媒体となったのも「リーベ女学園」の演技。

人間にとって嘘はどのくらいの塩梅が、どんな用法が最適か?
探っていく感じが、割り切れない人間関係を象徴していて苦味が効いています。


割り切れないと言えば、後半は特に、恋は過ちであるという価値観に久々に触れた感もあり、
物語4.0点到達の決め手に。

恋愛物を巡っては、何で好きになったのか分からない、その判断は納得できない。
との批判をよく見かけますが、私は恋に落ちた人間の言動を全て合理的に説明しきれる恋愛物なんてAIと会話するより退屈だと思っていまして。

その観点から、恋愛は、店の人間関係を壊してしまう危険要素。
恋心の取り扱いに難儀する、果乃子と純加の葛藤と口論には惹き付けられる物がありました。

恋愛の不合理性に関しては、むしろ百合作品の方が洞察が深いのではないか?
共感できるかどうかは別として、触れてみる意義はある心情描写だと好感しました。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・パッショーネとスタジオリングスの共作。

時折、華のミッションスクールのイメージ映像を挟んだり、
カフェ内の百合の瞬間で背景に花を咲かせたり。
コンセプト・カフェに酔いしれる観衆の心境を視聴者と共有。

前半から嫉妬の睨みが効いている果乃子の縫い付けるような視線など、
言外の心理描写も中々。

作画カロリーはそこそこながら、ポイントは押さえた感。


ただスタッフに巨乳好きがいたのか?美月の夏服乳揺れ案件のインパクトが強すぎて(苦笑)
これをまた最終回に持って来られたものですから、
私はそれ以外の作画のことが中々思い出せませんw


【キャラ 4.0点】
「リーベ女学園」の新人・白木陽芽と間宮果乃子は店では白鷺、雨宮と名乗る。
2人が出会う先輩店員も源氏名を名乗っており、本名は演技の下の正体と共に後々知ることになる。
この設定も嘘というテーマを深める視点を提供する。

主人公・陽芽(ひな)は処世術としての演技が抜け目ないようで、店舗業務では抜けも多いポンコツな面も。
外面も完璧というわけではなく、演じていない本音を言える親友がいないと落ち着かないようで。
そのポジションが今は果乃子で昔は{netabare} 美月{/netabare} というわけですが、
これが台風の目になるという自覚にも欠ける。
物語展開上は起爆剤ですが、困った娘ですw

むしろ鉄仮面なのは店長の舞さんでしょうか。
ロリ中学生みたいな笑顔の外面で、
{netabare} ぶつかって怪我をしたとこじつけて陽芽をカフェに引きずり込んでおきながら、
ギプスで固めた腕を平然と振り回す言動w{/netabare}
どんだけ面の皮分厚いのかと呆れ果てます(笑)
それだけに多少の修羅場では動じない頼れるリーダーでもあります。


そして、やっぱりワケありだった{netabare} 厨房の寧々{/netabare} さん。
明らかに自身も周りも破滅させてしまう間違った恋なのに深入りしてしまう。
本作の恋愛観を象徴するようなキャラでしたが、
原作ではさらに計算をこじらせた深い事情があるそうで。

嘘は用法用量を守って適切に使いましょう。


【声優 4.0点】
主人公・陽芽役の小倉 唯さん。
中の人も可愛らしいお方で、昔、見た配信番組では、
共演した女性声優をも狂わせる事案がしばしば発生w
外面を操るあざとさを表現するようになって、魔王化していたらどうしよう?
と余計な心配をして本作のラジオ等も拝見しましたが、相変わらずの天使ぶりで一安心w

香乃子役の田中 美海さん
元「Wake Up, Girls!」の中でも妹ポジションを務めたロリボイスを武器に、しぶとく生き残っている美海さん。
声優歴の中で、毒ボイスも交えて来た経験が、本作の嫉妬の演技でも光り、
キャリアの積み重ねも幅の広がりも着実。


メインの新人店員役を姉妹(シュヴェスター)役として受け止めるのが
美月役の上坂 すみれさんと、純加役の小市 眞琴さん。
店員コンセプトの外面と、素の姿の落差も大きい役ですが、卒なくこなす。
特に、{netabare} 普段はギャルの純加が、店では白紙の本を読んで知的なメガネ娘でキャラ作りする件{/netabare} が凄いですw


その他、店長がCV.田村 ゆかりさんだったり、
過去の因縁に{netabare} CV.瀬戸 麻沙美さん{/netabare} やCV.伊藤 静さんが絡んで来たり。
「リーベ女学園」の層は厚いです。


あとは、カフェ内でお嬢様学園の演技を堪能する客たちの感嘆のガヤ。
毎回、聞くのが楽しみでしたw


【音楽 3.5点】
劇伴担当は大橋 恵氏。特撮戦隊ヒーロー物BGMの実績も目立つ方ですが、
本作では優雅なワルツでカフェのコンセプトを表現する。
裏側のドロドロで重たくなれば修羅場曲に変わりますw

OP主題歌は主演・小倉 唯さんの「秘密♡Melody」
十八番のスウィーボイスで視聴者の脳を溶かしつつ、
微量の小悪魔成分もアレンジされたメロディで懇願する罪な一曲。

ED主題歌は陽芽&美月。“姉妹(シュヴェスター)”によるデュエット曲「夢が覚めても」
嘘と本音(しんじつ)の狭間で尚も惹かれ合う。
二人の関係性や作品テーマも押さえたアップテンポナンバー。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 14

82.0 2 コミック百合姫でコスプレなアニメランキング2位
私に天使が舞い降りた!(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (626)
2471人が棚に入れました
オタクで、人見知りな女子大生みやこが出会ったのは、まさに天使な小学生!?妹が新しく連れてきた友だちの花ちゃんを見た瞬間、ドキドキが止まらなくなってしまったみやこ!!どうにか仲良くなろうと奮闘するのだが……。超絶かわいいあの娘と仲良くなりたい系スケッチコメディー、開幕♪

声優・キャラクター
上田麗奈、指出毬亜、長江里加、鬼頭明里、大和田仁美、大空直美

KINAKO音大生 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

キモイ…女のロリコンアニメ

女であろうがロリコンはロリコン。
男だと大問題だが、女だと大丈夫とでも思って書いてんのかね?まったく一緒ですからね。
1話途中できったのは初めて。
不快、キモイ、消えろク〇アニメとまで思ったのは初めてかも知れない…。
表現の自由かなんか知らんがアニメ化良くするね…
エロ漫画やらロリコン漫画なくせなんてのは全く思わないが、なんならそれより質悪いかもね。
女にやらしときゃーセーフとか思ったんかいな?
男女関係なく幼児、子供ってのに性的に反応する異常者いるから。闇でやってくれないかな…こういうの…。エロが全くなくても異様なキモさが漂ってる…。むしろ際立ってる…アニメの内容より、これを制作した裏方の大人達しか過ぎらないんやけど…
闇の子供たち思い出したわ…色々と怖いわ…

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

終わってみれば面白かったです。第12話(最終回)に、動画工房の本気を見た!

原作漫画は読んでいません。(「コミック百合姫」掲載らしい。)

ぼっちの星野みやこの下に、年の離れた妹である少額5年生のひなたのクラスメイトである白咲花(しらさき はな)や姫坂乃愛(ひめさか のあ)が現れるようになり、特に花の愛らしさに惹かれたみやこが妹の同級生たちとの距離をだんだんと縮めていくといった感じのお話。

歳が離れていてみやこがひなたの面倒を見ていたため相互に極度のシスコン状態です。

登場人物としては話数を重ねていくにしたがってみやことひなたの母親である千鶴、花の母親である春香、乃愛の母親であるエミリー、ひなたのクラスメイトである種村小依(たねむら こより)、小之森夏音(このもり かのん)、みやこと高校の同級生だったという松本香子(まつもと こうこ)などの面々が出てきます。

ED主題歌はひなた、花、乃愛、小依、花音の担当声優によるユニット「わたてん☆5」が歌っています。

原作掲載誌がコミック百合姫というだけのことはあってみやこ×花の他、カップリングはかなりハッキリと意識したストーリーになっているようですね。

第1~10話まで、ほぼほぼ人間関係の進展具合を追うようなストーリーの中にコミカルな描写を織り交ぜていくスタイルです。こういった人間関係にフォーカスを当てた作品は退屈に感じるという人もいるかもしれません。ただ、私は大変良かったと思います。

またみやこや松本の行動が一般論的にある種「危ない人」であるところもあり、人によっては拒否反応があるかもしれません。

しかしみやこはコスプレ衣装作りとお菓子などを作る料理、松本も同じく衣装作りにおいては能力的にはその怪しさに見合わないハイスペックぶりで、そのあたりのギャップも本作の魅力と言えます。

こういった日常回を重ねつつ第10話では最終回的なエピソードを持ってきています。そしてそれまでの話数での人間関係を踏まえた11話におけるひなたたちのクラスの劇の準備、12話での劇本番といった構成です。

この第12話での劇中劇が「天使のまなざし」がアニメとしてはかなり本格的なミュージカルで、しかもダイジェストではなくフルに上演場面が出てくるという異例の脚本になっています。

この劇中劇の楽曲レベルも結構高くて、歌唱や劇の場面の描写も含めてかなり本気で作られています。「日常アニメにそんなものは求めない」という声も聞かれますが、私はこの劇中劇により本作をかなり気に入りました。

余談: そういえば香子を「こうこ」と読むのは珍しい。『ゴールデンタイム』ではそうでしたけど。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 44

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

萌え消費し続けるユーザーへの新たな供給の形

オタクで人見知りな女子大生みやこと、天使な小学生達とお送りする動画工房によるかわいいスケッチコメディー

シリアスな物語や考えさせられる作品の方が評価が高くなりがちですが、日常系でも中には工夫の高い作品があると思います。本作はまさにそれで奥深い作品でした。

キャラクター設定においては、みゃー姉という小学生に萌える女性を配置し、まず萌えるという行為を全肯定してくれる大きなお友達への優しさが伝わる作風。さらに萌えてるみゃー姉の姿が萌えるという蕩れにまで至らせてくれる作品w(私観がものすごく入っております)

キャラクターの関係図として、花ちゃんは、お菓子を作る代わりにコスプレ衣装を着せた写真を撮らせてくれるとか、のあちゃんは、とある事情を秘密にする代わりにコスプレさせてほしいとか、相関図が書けるような明示的な描写がされています。
その明示的な関係の裏にある暗黙的な、実はこうだよね、みたいな 本当に思っていることはハートフルな思いがあって、その明暗な表現方法が素敵でした。

みゃー姉のストーカーなる人物も出現し、当初は小学生の天使たちを愛でるアニメという表を装っておきながら、実はみゃー姉がハーレム主人公であり、みゃー姉を愛でるアニメという様相を呈していく。

むちむちボディと評されるみゃー姉のデザインもよくて、グリッドマンの新条アカネを彷彿とさせるところもあって、というか声優も同じなのであった。

日常系の作品って一見 物語性が薄いように感じますが、本作においては優れた構成になっていると感じました。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 33
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