コスプレで学園なTVアニメ動画ランキング 10

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のコスプレで学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月09日の時点で一番のコスプレで学園なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.8 1 コスプレで学園なアニメランキング1位
その着せ替え人形は恋をする(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (758)
2604人が棚に入れました
雛人形の顔を作る、「頭師(かしらし)」を目指す男子高校生・五条新菜(わかな)。 真面目で雛人形作りに一途な反面、同世代の流行には疎く、中々クラスに馴染めずにいる。 そんな新菜にとって、いつもクラスの輪の中心にいる人気者・喜多川海夢(まりん)はまるで別世界の住人。 けれどある日、思わぬことをきっかけに、海夢と秘密を共有することになって……!? 決して交わるはずのなかった2人の世界が、動き出す――! 『ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)にて連載中・福田晋一による大人気原作を、CloverWorksが待望のアニメ化! 豪華スタッフが贈る、コスキュン? ストーリー!
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

メタモる者は幸いである。天国は彼らのものなればなり。

もうずいぶん前にアメリカに住む友人から聞いた話なので、
いまはひょっとしたら事情が変わっているかもしれないけれど、
アチラの方々はコスプレをするに際して
  『自分のなりたいキャラになって楽しむ』
という信念をお持ちの方が、かなり多数おられるようであります。

大きなイベント会場に足を運ぶと、
ビヤ樽みたいなおなかを突き出したキラ・ヤマトなんか可愛い方で、
ケツあご筋肉もりもりのおっさんがセ-ラ-ムーンのコスをして、
嬉しそうに『OSHIOKI YO!』とか叫んでポ-ズとってるとか。
いやもう、サバトっすよマジで、心から嫌そうにその友人が言ってました。

  最近は日本でもそういう方がおられるようで、
  まあ、やりたいようにやればいいと思うのですが、
  いやはや、なんだかなであります。

ちなみに、若い頃からいろいろやらかしているワタクシではありますが、
コスプレは経験ありません。
やれと言われたらたいがいのことはやる性格なので、機会がなかっただけですが。

その代わりと言っちゃなんですが、女装は十代後半のときに経験あります。
ただまあ、正直、作品にまるっきり関係ない話なので、
ネタバレで隠しときますね(開く必要ありません、マジで)
{netabare}
男女六人ぐらいで宅飲みしているときに、
部屋主の女の子が「フリは女装したら絶対かわいくなる」と言い出し、
じゃあまあやってみましょうか、みたいなノリになりまして。

  出来の方は、なんと言うかその……
  シャレにならなかったというか、
  『リアルことりちゃん』みたいになっちゃいました。

自分が『女の子顔』をしていることは薄々気づいていたんですが、
(小学校卒業するまで時々女の子に間違われてた)
いやまさか『かわいこちゃん』になるとは……
笑いをとるはずが、怪しげなチェキ会みたいな空気になってしまい、
ノリノリでポ-ズをとってみたり、翌朝、酔いがさめて恥ずか死んだり。

もちろん、それで何かに目覚めることもなく、
いたって平穏かつノーマルに今日を迎えております。
てか、僕のタッパ(180)で女装癖あったらアウトではないかと。
{/netabare}

マクラが長くなってしまいました(自分語りが多い男ってやだわ)。
さて、本作はそんなメタモルフォーゼ、コスプレを題材にした、
ウンチクありいのお色気ありいのといった、ラブコメであります。

人づきあいが苦手なジミ夫くんがクラスのリア充花形女子に引っ張られ、
という感じの作品はかなりたくさんありますが、
この作品はそのなかでも出色のできばえではなかろうかと。

  なんと言っても引っ張られるきっかけが
  『お裁縫の技術目当て』
  というのが、わかりやすくて良き。

コスプレがしたくてたまならいけど自分も周囲にも裁縫力がないヒロインが、
ひな人形職人見習で縫製技術のある同級生(新菜=わかな)と知り合い、
コス衣装をお願いして作ってもらう、というのが物語の骨子であります。
{netabare}
ひな人形が好き、という自分の嗜好を恥ずかしく思っていた新菜が、
そのことをあたりまえのように認めてくれたヒロインに感動し、
彼女の『好き』を叶えてあげたくて奮闘するうち、
自分もコスプレの楽しさにハマりだし、
共同作業を重ねるうちに二人の距離も縮まっていく、という展開ですね。

  この『二人の距離の縮まり方』も、
  なかなか繊細で良き。

新菜には、恋愛感情だの下心だのはありません。
自分の『好き』を初めて認めてくれた『いい人』のお役に立ちたくて、
一所懸命にやっているだけ。
(えっちな夢や妄想はあるけれど、そこは若い男の子だからお目こぼし)

最初に恋愛感情を抱くのはヒロイン、海夢(まりん)の方です。

ただし、最初はほんとに、クラスメイトに無理なお願いをしてるだけ。
 ・参考に渡したエロゲーを真剣に、最後までプレイしてくれた。
 ・めちゃくちゃ細かい三面図を作り、買い物にも付き合ってくれた。
 ・軽く言った言葉を真に受け、寝る時間も削って衣装を作ってくれた。
 ・その衣装が素晴らしい出来で、夢が叶った。
なんてことがあっても、気持ちは『感謝』『いい友だち』のままなんです。
ほんと、全12話のうち5話の終わりまでそんな感じ。

まりんって見かけは「学校にそんなパンツ穿いてくんなよ」的バカ女なんですが、
このあたりの身持ちの堅さ、良きです。
ちょい助けられたとか秘密を守ってくれたとかでホイホイ惚れてしまう、
そのへんのご都合ラブコメヒロインとは一線を画しています。

……が、

新菜が大切にしていた『きれい』という言葉を自分に向けてくれた途端、
彼を異性として意識し始め、
それまでの感謝や友情だった気持ちのベクトルが一斉に恋愛感情へと方向転換することになります。

この『身持ちの堅さ』と『チョロさ』の同居が、実にリアルで良き。
てか、いかにも女の子っぽい。
体温の感じられる、いいキャラクター設定ですよね。

  ただ、ですね……実をいうと新菜くん、
  ウィッグ屋のスワローテイルを訪れたとき、
  わりと簡単に『きれい』とか心の中で思っちゃってるんですよね。

  脚本家は同じ人だから、ミスではなく確信的な演出として。

  だからまあ、それほど深刻に『重い』言葉でもないわけなんですが
  そこはほら、モノローグだから、まりんにわかるわけもなく。
{/netabare}

ちなみにこの作品、メインとなる登場人物は、
主人公の新菜とヒロインのまりん、
そして先輩コスプレイヤーのジュジュと妹で撮影担当の心寿(しんじゅ)の四人のみ。
新菜の師匠であるおじいちゃんとかも出てくるものの、
あくまでも物語を成り立たせるためのサブキャラなんですね。
(いやあ、音響費が安くあがって制作大助かり)

そのジュジュと心寿が登場するのも六話以降。

それまでの丸々五話、ほとんど100分を費やして、
若菜とまりんの人間性やコスプレ、衣装づくりに関する蘊蓄が、
けっこうえっちなイベントやギャグを織り込みながら楽しく語られていきます。

   へえ、コスプレイヤーさんってこんなふうに衣装作ってるんだ、
   そういうニッチな知識が得られるのも良き。

お話的には、六話にジュジュと心寿が登場してきてからは、
さらに深いコスプレのウンチクと写真ウンチクなんかも散りばめられて、
見る人を飽きさせない作りになっています。

  さすがにネタが尽きてきたのか、
  十一話以降はふつうのラブコメに落ち着いてきた感があり、
  もしも二期があるんならどうやって引っ張るんだろうといらん心配もしてみたり。



おすすめ度としては、お気軽ラブコメとして堂々のAランクです。

なんと言っても『大真面目にコスプレをやっている』というのが好感度大。
妄想ラブコメのモチ-フとしてコスプレを拝借するのではなく、
コスプレが主軸で、ラブ要素はそこから二次的に派生しているんですよね。
はあ? コスプレって何なん?
という方にも是非ご覧いただきたい、楽しい作品です。

惚れ要素のないダメ夫に美少女がいきなり寄ってきてキャッキャウフフ、
という『妄想アニメ』に辟易している方も、
この作品ならば、ある程度は納得していただけるのでは。

そもそも新菜くんって、実は『ダメ夫』じゃないんですよね。
性格は確かに地味で内向寄りですが、
『高身長』『明確な夢をもって努力』『真面目で誠実』と、
なにげに高スペックだし、顔も悪くないし。
ゲ-オタと違い、将来設計もきちんとしている優良物件ではないかと。

ヒロインのまりんも、見てくれはバカ女っぽいアレですし、
エロゲ好きだの読モだの既視感ばりばりな設定もナニなんですが、
中身の方は『さばさばしてて、行動力のあるヲタク』に過ぎません。
料理・裁縫などはポンコツですが、
家の中は一人できちんと片づけてますし、女子力がないこともなし。
{netabare}
  ツ-ショットでのエロゲト-クやラブホはOK、
  同じくツ-ショット、しかも室内できわどい水着や衣装、ノーブラもOK。
  全身のサイズをくまなく知られるのもOK。

  いやあんた痴女でしょと思いきや、下着見られるのは恥ずかしいとか、
  破天荒な線の引き方も、一周回って個性としてアリかな、と。

  ナウシカ的な高度清廉性を求める方には無理っぽいけれど、
  一般的には「いやあいつバカだから」の一言でたいてい済まされる、
  わりとどこにでもいる『親近感の持てる女の子』設計なんですよね。
{/netabare}

ジュジュ姉妹、ロりっ子と巨乳美少女も登場しますが、
二人ともオトコよりコスプレ、という『狭い方々』ですので、
変なハ-レム展開にならず、安心して見ていられます。


映像も、時々乱れるものの、全体的にはかなり良き。
ヒロインのまりんのキャラデ、斬新です。
下品と感じる方がいるかもですが、こういう思い切り、大切ですよね。

  ボディラインだの襟足だの、
  オトコゴコロをくすぐりたいところはしっかりくっきり。
  アニメ-タ-さん、魂込めてます。
  かと思えばひな人形の顔がものすごく精緻に描かれていたり、
  要所要所をきっちり締めて、物語に芯を通しています。


お芝居についても、
キャリアの少ない役者さんが多いのに及第点。
みんながんばってます。

  新菜役の石毛翔也さんは、ゴジラSP以来、ほぼ二本目の主演作。
  ただし、劇団四季出身でいまは鈴村さんの事務所に所属するなど、実力は充分の方。
  事務所移ってから確実にお仕事増えているみたいだし、
  スターダスト離れたのは正解だったような。

  まりん役の直田姫奈さんは、アニメではこれが初主演ですよね。
  バカっぽいのびのびした演技が印象的でした。
  ただ『静』の部分の表現は若干の改善余地があるような。
  これからいい役を引ければ、化ける可能性があると思います。
  芸を磨きたいなら、バンドリと縁を切った方がいいんじゃないかしら。

  心寿役の羊宮妃那さんは、セレプロ以来、二本目の主演。
  青二ジュニア所属、期待の若手さんですね。
  上田麗奈さん同様の、ブレス多めのウィスパーボイスが印象的。
  表現力はまだまだ上田さんに遠く及びませんが、
  この基礎声質は需要が多く、研鑽を積めば、重宝されると思います。

  ジュジュ役の種﨑敦美さんは、この中では『別格』かなと。

  あと、劇中劇の『フラワープリンセス烈!!』で、
  桑島さんと宍戸さんという『時代に合わせた』キャスティングに拍手。
  画面アスペクトも4:3だし、いやあ、芸が細かい。


音楽は、劇伴・OPは楽しくて、世界観にも合っていて問題なし。
EDはちょっと甘々に振りすぎたかな、と。
演出もいささか『狙い過ぎ』と感じられたので、評価がちょい低めです。
ベタ甘にしない方が、作品に芯が通ったと思うんだけど、
まあ、そこはあくまでも好き好きの話で、良し悪しではありません。


ちなみに本作の原作マンガって、
えっちいシーンがやや多めで基本は男性向けかなと思いきや、
女性ファンが三割もいて、さらに増え気味なんですってね。日販調べ。

  もちろん『服飾』がメインモチ-フというのもあるでしょうが、
  決してそれだけではなく、
  やっぱ『共感できる人物造形』ができていることがミソなのでは。

  以前レディコミの編集者さんに教えてもらったのですが、
  女の子にだって性欲も好奇心もあるし、どきどきもしてみたい。
  だけどそこに至るには、結果だけを求めるオトコと違い、
  ちゃんとした『プロセス』と『理由』、
  つまり『エクスキューズ』が必要なわけであります。

  この作品は、そこをしっかり押さえています。
  だから「はあ? このオンナなに発情してんの」的評価にならず、
  一緒にどきどきしたりゲラゲラ笑ったりできるわけで。
  (この辺、さすが原作者が女性だなあ、と)

そんなわけで、本作は性別問わず誰にでもお勧めできる逸品であります。
いささかお下品な部分がないこともないですが、
そこも含めて実に楽しい、お気楽に見て笑える仕上がりになっております。

  ラブコメという名のオタ妄想に食傷気味なあなた、
  コスプレという名のあやしい趣味に懐疑的なあなた、
  洋裁の実習や宿題にトラウマをお持ちのあなた、

  そんな方にもご覧いただきたい、素敵な娯楽作品なのでありますよ。


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ええと、ここからは本編に関係ない洋裁のウンチクをば。

作品では、ひな人形の衣装づくりをしている新菜くんが、
ドレスみたいな制服を仕上げますが、
和装と洋装では縫製技術が根本的に違うんですよね。

リアルに考えると『ムリ』『できたら奇跡』みたいなものなんですが、
そこはほら、アニメだからできちゃうわけで。
それにしても新菜くん、ほんとよくがんばった。

で、何がどう違って難しいのかを、簡単に解説してみようかな、と。
本編にはあまり関係ないのでネタバレで隠しておきますね。
ほんとムダ知識なので、興味のある方だけ、どうぞ。
{netabare}

 和服って、畳んだらぺたんと平面になるけれど、ドレスはなりませんよね。
 (だからハンガーで吊るすわけですが)
 これは、服そのものが立体的になるよう縫われているからなんです。

 具体的には『いせ込み』という技術。
 (ギャザーやタックについては、ややこしくなるから除外します)
 わかりやすく言うと、
 長さ10㎝の布Aと9㎝の布Bを、
 始めと終わりがぴったり合うようにAを押し込みながら縫う技法です。

 これ、ひきつらないよう縫うのは初心者レベルだとかなり大変です。
 この技法というか、概念そのものが和裁にはありませんから、
 新菜くん、縫い合わせるだけでも相当苦労したことと思います。

 そして、ただ縫うだけでも難しいのに、
 その何倍も難しいのが、縫う前のパ-ツ、パターン(型紙)の作成です。

 世間では『立体裁断』なんて言葉が使われていますが、
 平面である布地を立体的に切ることなんか、もちろんできません。
 要するに『縫い合わせたときにきれいな立体になる』よう、
 各パ-ツのいせ込む量を計算して型紙を起こし、裁断することなんです。

 単純なタイトスカートでさえ、狙ったシルエットを出すためには
 プロのパタンナーでも、何度も別布で仮縫いを繰り返して調整します。
 ドレスというのはその何倍もパ-ツ数が多く、
 おまけに分量感の強弱が極端でシルエットも複雑なため、
 初めて手掛けるパターン作成がドレスって、ほとんど死亡フラグなんですよね。

 もう一つ、和装と洋装が決定的に違うのが『地の目』の概念です。

 布地というのは基本的に縦糸と横糸で織り込まれているのですが、
 これがどの部分でどの方向に走っているかによって、
 身体を入れたときにできるドレープ(布の自然なたわみ)が全く変わってきます。

 和裁は基本的に『使う布地量を最小にする』よう各パ-ツを切り出しますが、
 洋裁、特にドレスなどエレガントさが求められるものは、
 いかに自然で優雅なドレープを作るかを考えてパ-ツを切り出します。
 (求められるレベルによって、パ-ツの数も布の用尺も全然変わります)

 他にもクセ取りアイロンによる繊維の調整技術など、
 細かい違いを言い出したらキリがありません。
 要するに、そういうことをまるで知らない和装職人の新菜くんが、
 まともな道具も教えてくれる先生もなく、
 素人向けの本を一冊読んだだけでああいうドレスを作るっていうのは、

          かなりの『無理ゲー』なんです。

 特に最初のドレスは、
 トルソー(胴体だけのマネキン)もないから
 シ-チング(別布による仮縫い・型紙チェック)もできないわけで、
 それであんな難しいもんよく作ったなあ、と。
 まあ、そこは正直、アニメだからとしか言いようがなく。

   ちなみに『明日ちゃん』のお母さんによるセ-ラ-服作り、
   かなり正確な描写になっていました。
   洋裁慣れした人でも、ああしないと作れないんですよ、ほんとは。
   (気になる人は一話Aパ-トをチェック)


 もちろん、どこまでいってもコスプレ衣装。
 あくまでも趣味の範疇なわけですから、
 なにをもって『よし』とするかは人それぞれなわけです。

 僕が言ってるのは『製品レベル』の話であって、
 個人が作って個人が楽しむだけなら、極論、何だっていいわけで。

 本編でジュジュが出来栄えにほれ込んだという設定だから、
 『ある程度以上の出来だった』ということで、
 いやそれは洋裁初心者さんには難しいですよ、というお話に過ぎません。


 たださあ……

   お金を取って売ってる出来合いのコスプレ衣装って、
   正直「なにこれ?」ってレベルのものが多いんですよね。
   袖がペンギンとかフラップがひきつってるとか、マジありえない。

   個人が趣味で作るものと、
   企業が製品として市場に出すものは、
   やっぱ明確な違いが必要なのではと思うワタクシでありました。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 36
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ギャルの定義は、「己を貫く生き様」 byマツコの知らない世界

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
純粋なラブコメでここまで面白いのは久しぶりですね。

ギャル系のヒロインは苦手なのですが、喜多川さんは、ギャル系のヒロインの中では、過去作で一番好きになりました。1800作品以上観てきて、記録更新です(笑)

そういうこともあり、久々にアニメを心から楽しめたので、「青ブタ」以来のお気に入り棚にinです♪ 当然、今期の覇権ですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
レビュタイですが、「マツコの知らない世界」という番組に、伝説のギャル雑誌『egg』を復活させた、ギャルのカリスマみたいな方が出ていて、「白ギャル」「黒ギャル」「清楚系ギャル」等紹介し、マツコさんが「今のギャルって幅広いのね」と言い、「ていうか、マツコもギャルだよ。ギャルって、周りが何を言っても、自分の好きなファッションとか生き方を貫いている人のことだから」という趣旨の発言をしていて、マツコさん(も私も)「なるほど」と腑に落ちていたことからとりました。

作者がそういう定義を知っていたかは分かりませんが、本作の作風とヒロインの設定がバチっと合っていて、それだけでも素敵なアニメだと思いました。

本作は、ラブとコメディのバランスがすごく良かったのが印象的です。

恋愛面では、「好きになる過程」がしっかり描写されていて、これは女性作家っぽいな~と感じました。男性作家の場合、「好かれる過程」を描いてる感じがしますし、なんなら「好かれた後」「どんな風に愛着表現されるか」がメインで描かれることが多いと思います。一方、少女漫画とかは、ちゃんと尺とって、納得感のある「好き」が生まれます。

特にそれを感じたのは、4話。池袋コスイベ前、喜多川さんの為に自分を追い詰めて衣装を作ったが、「実は焦らなくても良かった」と分かった時、全く怒らず、喜多川さんを責めず、即座に「良かった~」と言って安心した五条くん。彼の人柄、優しさがうまく表現され、ああいうところから好きになっていくのはとても自然だし、女性らしい視点だと思いました(そういう「さりげない素敵シーン」が随所にあったのが凄い)。

2人は全く真逆に見えて、「好きなものをちゃんと好き」で共通しているし、何より、他人の好きを否定せず、先入観を持たずに、相手の好きに興味を持つ。とても素敵な関係だし、2人が次第に惹かれ合っているのが納得できた。

一度好きになると、何でも好意的に捉えられ、「お祖父ちゃんとならめっちゃしゃべるじゃん、可愛い」とかは、ホント、男にはない発想だよなと感心した。

そして、恋愛が深まりそうになると、、、鮮やかにコメディでかわす。

しゅきーー!は、笑ったな~(笑) あれが似合い、ちゃんと萌えに繋がるのは喜多川さんだけな気がします。

凄く質の高いコメディを積み重ねてきただけに、ラストをシンプルな青春恋愛モノにし、美しい花火をしっかり魅せる演出が効いたのだと思いました。

基本、ラブコメはキャラが良ければストーリーは並でも良い、というのが私の持論です。私はとにかく、喜多川さんも五条くんもとても好きです!

今年のスタートで、お気に入り作品に出会えたことに感謝!
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
人形職人の話? 凄いところに目をつけるな。岩槻、埼玉県にある人形の町なんだね。ごめん、痛くなかった?(笑) ラブコメ、良いね。どんなタイトルだよ(笑)

2話目 ☆4
初心者に凌辱系のエロゲを薦めるなや(笑) なんかこう、良いカップルだな(笑) 普通のラブコメ、楽しいな~。水着と下着は違わない(笑) 流石に恥ずかしい(笑) お祖父ちゃん、衝撃(笑)

3話目 ☆5
エロをちゃんとギャグに昇華しているのが良いですね。影から光へ手を引く。池袋駅前にこんな店あるのか。まあ、乙女ロード出来たしな。原作理解度(笑) バイトで金ためたとか、小さな好感度積み重ねるよな。既製品やプロに任せるところは任せる五条、それに素直に言うこと聞く北川さんも、んで、ラーメン食って帰るあたり、共に好感度高い。メトロポリタン口近くの地下通路w お互い、本音の言い合い。

4話目 ☆4
忙しいな~。キャパオーバーする経験も大事。俺も初めてそこで、人に頼ること覚えたし。人間、自分の為だけなら、100%までしか頑張れないしね。そこで他人を責めないのが、優しい人間。こういうのから惚れていくのは、説得力あるよな。その笑顔で、全て報われる。

5話目 ☆4
サンシャインのとこだよな。コスプレの世界は分からないけど、撮りたい人と撮られたい人の要求がばっちり合うわけだな。五条君が好きになる過程も良いよな。からの、「服脱げそう」(笑) 熱中症対策もエロくなる(笑)

6話目 ☆5
不意打ちにより、北川さん、惚れてまうやろ~(笑) からの、揺さぶり笑えない。シュキー(笑) からの女子力のなさ(笑) 「お祖父ちゃんとならめっちゃしゃべるじゃん、可愛い」の発想はないやな。やっぱこれ、原作者、女性? ライバルかな? そこでツルツル思い出すなや(笑) 所々の赤べこが良い(笑) そこで北川さん呼ぶのが五条くんの良さだよな~。ジュジュも良いキャラしてるな(笑)

7話目 ☆4
ちゃんと本業に跳ね返ってるの良いね。カラコンを気にする乙女心(笑) 幻滅してる(笑) こぼしてるのがリアル(笑) まあ、チキンライスまでは誰作ってもそこそこ旨いしな。そして、チャーハンだった(笑) 中学生で178cmは、スポーツ界も注目なんだけどな。

8話目 ☆4
真珠ちゃん、これまでいない、真っ直ぐなピュアキャラか? ちょい闇キャラか? ジュジュ様、いつもストレートだな。一目惚れ、大事だよな。ジュジュ様、ウブ(笑) え? え?(笑) 五条の世界が広がっていく、北川さんの行動力。超ワカメ(笑) そこでギャップの縞パンとかにしないで、黒レースなのが逆に良い。波の作画も頑張ってる。北川さん、勇気出したな~。

9話目 ☆3
水着をみて、色々あった(笑) 見せブラとの違いは、未だによく分からん(笑) そうか、中学生だったな(笑) そうでもない(笑)

10話目 ☆5
姉としての、正しい素敵な対応。好きになるポイントが、妹を大切にしてくれたから。本当は誰にでも色々ある。ホント、その通りだよな。焼きもち焼く北川さん可愛い(笑) 行動力!(笑) 男のロマン(笑) 健康的な下乳を見ると、健康的になれる(笑) 全部大好き過ぎる(笑) 恋は盲目(笑) めっちゃ普通にデートしてるな(笑) 北川さん、嬉しそう(笑) 

11話目 ☆5
シンプルに自分を認めてくれ、自分の可能性を広げてくれ、自分の背中を押してくれる。ちゃんと好きになる過程を見せた直後の、コメディのバランス。そこで、電マに反応するんだ、五条くんも(笑) ゴリゴリのノリツッコミ(笑) ナイスなボケとツッコミ(笑) あれだけ押しといて、乗っかるのが恥ずかしいとか、声出たのが恥ずかしいとか、この辺、北川さんだよな(笑)

12話目 ☆5
最終話は。あえてギャグを廃して作画に力入れ、恋愛面、青春面をフォーカスか。意図は分かるから、アリかな。花火綺麗だったし。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 47
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

五条と海夢の凸凹コンビが絶妙で「コスプレ」も面白く魅せていた

【レビューNo.98】(初回登録:2023/12/10)
コミック原作の2022年作品。全12話。
リアタイで視聴してましたがこれも2期決定分ということで、2期に備えてレビュー
しておこうかなっと.

(ストーリー)
祖父の家が雛人形屋で、幼い頃から雛人形の頭師を目指す高校1年生・五条新菜は、
男子ながら雛人形が好きという趣味のためか、小学校からずっと友達がおらず、
ひたすら雛人形と向き合う毎日だった。
そんな五条の秘密の趣味を、クラスの喜多川海夢に知られてしまう。彼女はスクー
ルカースト上位に位置し、五条とは真逆の存在。しかし彼女は
・そんな五条の趣味を素直に肯定。(彼は初めて他人に認められた)
・彼女も実は重度のオタクでコスプレに挑戦中。でも衣装を作れる技量がなく行き
 詰っていた。
そして五条に衣装を作れる技量があることを知ると、「私のコスプレ衣装を作って
欲しい」とお願いしてくるのだった。
(五条は(人の着る衣装を作った経験はないが)雛人形の衣装作りで技術を磨いて
 いた)
突然の展開に戸惑いつつも、五条は海夢の依頼を了承。
こうして凸凹コンビによるコスプレ衣装制作が始まるのだった。

(評 価)
・五条と海夢の凸凹コンビが絶妙
 {netabare}・本作の魅力はやはりヒロイン・喜多川海夢の存在でしょう。
  (ギャル全開なところは好みが分かれそうですが)
  ・美人でスタイル抜群(しかもいろいろとエロいw)
  ・陽キャで皆の人気者。それでいてそれを鼻にかけることなく、五条のような
   陰キャにも分け隔てなく接してくれる。
  ・好きなことには正直で行動力もある。そして重度のオタク。
   (なので他人のオタク度にも理解がある)
  ・それでいて大雑把さや思い付きで軽率な行動を取ってしまうなど、愛すべき
   短所も兼ね備えているw
  と、ある意味「オタク男子の理想」を全て具現化したようなキャラ造形です。
  しかし個人的には、彼女の魅力の本質はそこではない。
  「相手に対し(一人の人間として尊重し)しっかり向き合っている」
  なんというか彼女をみてると、相手に対する親愛や敬意といった人間関係構築
  の本質的な部分がさりげなく描写されてるなあって感じるんですよ。
  これってある意味、原作者さんの人柄や卓越したセンスなんだろうなっと。
  ここにクローバーワークスのレベルの高い作画や「ギャル全開」の直田姫奈さ
  んの熱演も加わり「動いている喜多川海夢」はかなり魅力的です。
 ・一方の五条ですが、主人公ながらもどちらかといえば「動の海夢」をしっかり
  支えるサポート役的な(「静」の)描写が多いという印象ですね。
  ・自己評価が低く、引っ込み思案で自己主張も苦手。でも内にちゃんと秘めた
   るものを持っている。
  ・相手に対し真面目で優しく真摯に対応。そして細やかな気配り。
  ・コスプレという未知の分野にも研究熱心。加えて随所に垣間見れる職人気質。
  ・そして海夢のボケに対する完璧なツッコミw
  この正反対のキャラが絶妙に噛み合って、相乗効果を生み出している様は本当
  に素晴らしい。
 ・物語の構図としては
  ・陰キャのオタク男子のもとに突然ギャル天使が舞い降りた!
   → 自分の世界に閉じこもっていた五条の扉を海夢が開いてくれた
   という感じではあるのですが、むしろ1期では
  ・オタクギャルの夢を叶えてくれる王子様が現れた!
   → 海夢が輝くために五条が最強のサポート
   という色合いの方が強いかも。
  お互いにとって相手がきちんと意義のある存在になっている点が、観ていて微
  笑ましい関係性だなっと。{/netabare}
  
・「コスプレ」もちゃんと面白い
 {netabare}作品の題材となっている「コスプレ」もちゃんと面白く魅せてくれてるなっと。
 ・1-5話が最初のコスプレ衣装作成になるのですが、
  ・採寸
  ・図面起こし(三面図)
  ・素材選び
  ・縫製(はちょっと物足りなかったが)
  ・メイク
  ・初めての試着
  ・初めてのイベント参加
  までを意外と丁寧に時にはコミカルにエッチに、そしてトラブル発生の描写に
  加え、2人の関係性が構築されていく様を交えながら(見直してみたら思わず
  一気してしまう位に)面白く仕上がっているなっと。
 ・6話以降は「ジュジュ様」こと乾紗寿叶と妹でカメラマンの心寿が登場。
  ・「ジュジュ様」のコスプレ衣装作成
  ・コス併せ
  ・本格的な写真撮影
  等また新たなコスプレの魅力を紹介しつつ、新キャラとの関係構築を描きなが
  らストーリー展開に幅を出していくという感じですね。
 ・コスプレ=「究極のキャラ愛」という、オタクのこだわり的なことを語りつつ
  もあまりオタク道に寄り過ぎることもなく、一般ウケする範疇に上手くまとめ
  ている点もやはり原作者の技量の高さを感じますね。{/netabare}
   
・「ラブ」「コメ」「エロ」を上手く描き、テンポもいい
 {netabare}・「ラブ」については明確に恋心が芽生えた描写があるのは海夢だけですが、紗
  寿叶も五条とのやりとりで何か思うところがあるようで・・・
  この辺りの流れもご都合主義ではなく、丁寧かつ自然な感じで上手く描写され
  ているのかなっと。
  また五条はそういうことに疎いのか明確な恋心の描写はありませんが、海夢と
  の2人のシーンは「青春しててエモいなあ」って心に刺さるものがありますね。
 ・「エロ」は結構ぶっ込んできますwでも大体は「コメ」で落とすという形で上
  手く処理されるので、この辺も媚びた作品に成り下がらずにきちんと仕上げて
  いるなという印象ですね。
 ・実はかなりコメディ色の強い作品ですね。そしてこのコメディが非常にテンポ
  がよく、それが作品の面白さや視聴しやすさに繋がっているという印象ですね。{/netabare}

「『コスプレ』を題材にしたラブコメ」ということで、「どんな作品なんや?!」
って感じでしたが、
・丁寧な人物描写やテンポのよいラブコメ展開など基本事項はしっかり押さえつつ
・コスプレの面白さも一般ウケするレベルに上手く調整して乗せてきている
という非常にバランスの取れた作品だったかなと思います。
随所に原作者のセンスのよさを垣間見ることができたかなっと。
そしてクローバーワークスの作画のレべルも高く、作品の魅力を十分に引き出して
いたと高評価ですし。

2期制作も決定しており非常に楽しみですが、ただ「コスプレ」の部分は今後どうみ
せていくのかなっと。
1期で結構やり切った感もあるのでどう上積みしていくんだろうと。
(大きなイベント、新キャラ、ハロウィンで五条もコス挑戦とか?)
まあラブコメ展開はこの先が非常に気になりますし、五条の(人間的な)成長物語
にも伸びしろが十分あるので、作品全体としては期待大ですが。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 31

84.9 2 コスプレで学園なアニメランキング2位
電波女と青春男(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (4332)
21094人が棚に入れました
宇宙人が見守ると噂される町で、叔母の家に住む事になった主人公・丹羽真。彼を待ち受けていたのは、布団で簀巻きになった電波女だった!しかも、地球は狙われているだの、自分は宇宙人の血を引くだの、言動も電波そのもの。だが学校では天然癒し系なリュウシさんや、モデル体型のコスプレイヤー前川さんと出会って青春を満喫……してみたり。 宇宙への憧れにのせてお送りする、ちょっと不思議な物語。

声優・キャラクター
大亀あすか、入野自由、加藤英美里、渕上舞、野中藍
ネタバレ

麦茶 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

バッサリ斬ります。

始めに言っておきます。

私がここまでアニメ・小説というモノに触れることで不快になった作品は他に例を見ません。
また、これは私が100%自分の主観によって書かれたレビューになります。度重なる個人的なアニメ観や私的な事情の垂れ流しが続くので、読んでいただく際はその点をご留意くださいませ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【バッサリ斬ります。】(2014.8/19)

この作品との出会いは原作が初でした。

作者の入間人間という方は、以前から物語シリーズで有名な西尾維新と比較される対象として話題になっており、「西尾維新をリスペクトしていて作風が似ている」との触れ込みから試しに1巻を少しだけ読んだことが始まりです。
まあこれが、この作者に触れる最初で最後の機会になるだろうとその時は思ったのですが、まさかのアニメ化。しかもシャフトが制作に携わっているということで、放送時は視聴しました。

正直なところ、私はこの両作者を同列で語られることにかなり疑問を感じています。

本文の方でも書いているように、このアニメについては個人的に気に入っていた部分もあったので途中まで視聴を続けてきましたが、とうとう耐えられなくなり断念しました。それにはやはり良アニメとの間にある圧倒的な壁が関係してきてまして・・・。
ただ、よく耳にする「好きの反対は無関心」という言葉があるように、逆にここまで私に嫌悪感を抱かせた点はある意味すごいことだと思います。これも心を動かされるという、一種の「感動」なんじゃないでしょうか。それが今回、私の視聴を継続させたひとつの要因になっていたかもしれないというのは、正直なところ否めませんね。

そんな感じで、今作に対しては既に悪意まみれな私ですが、ただ悪い部分だけをツラツラ挙げているとさすがに心が壊れて人間ではなくなってしまいそうなので、人間性を保てているうちに良いところを先に挙げたいと思いますw

【良かった点】

・ 主題歌がOP・EDともに最高

OP:Os-宇宙人(神聖かまってちゃん Vo.藤和エリオ)

いわゆる電波ソングと呼ばれるモノですが、藤和エリオ役の大亀あすかさんの特徴的な歌声が、より「電波らしさ」を上手く良い方向へ表現できていたと思います。しかもキャラの心境を表しているような歌詞がなかなか良くて、初視聴のときから好きになりました。

ED:ルル(やくしまるえつこ)

いやもう、安定のやくしまるえつこさんですね。相対性理論のときからのファンですが、個人的にこの方が歌うアニソンで外れたことは一度もありません。この人の歌声は本当に脳が溶けます。

・ 原作イラストを担当しているブリキさん原案のキャラデザが可愛い

僕は友達が少ない、凪のあすからでお馴染みの柔らかくふんわりとした印象を持つキャラクターデザイン。それは今作でも健在です。実は前者は見ていないのですが、そんな私でもキャラだけは見知っているくらいには有名ですよね。とても可愛いです。ところで、このキャラデザって妙に性的で股間にく(ここから先は血で汚れて読めない)

・ シャフトが作品の雰囲気と合っていた

「このアニメが良かったか」と聞かれたら評価にもある通り首を捻ってしまうのですが、シャフト作品としてアニメーションのみを評価するのであればなかなか悪くはありません。作画に関しては少し・・・というか途中からかなり崩れているところも目立ちましたが、良くも悪くも、この作品の雰囲気をシャフト以上に演出することができる制作会社は他にないと思いました。

・ エリオが襖に刺さったところは面白かった

ここだけ笑えましたw

・ 5話のメメさんの台詞は良かった

{netabare}「いーい?エリオ。これからはね、鏡を毎日見る生活をしなさい。」
「そうしたら貴女は、もっとたくさんの人に、好きになってもらえるから。」{/netabare}

この台詞は深くて大人の含蓄に溢れていたと思います。本人も言っていた通り、惚れ直す確率の高いとても良い言葉でした。


【悪かった点】

・ 青春ポイントとかいう設定が寒すぎる

基本モノローグで語られる、主人公が所謂「リア充」的な行動を取ったり、そういう状況に遭遇したときに心の中で増減させているポイント。これを獲得するのに命を懸けているらしく、これの有無で死ぬ間際の満足感が普通の人と天と地の差を生むとのこと。人生の過程はその結末のためにあるのだから、高校生活がいかに重要かわかるだろう、とまで言っていました。

こんなことを考えながら主人公が日常生活を送っていると思うと・・・ひ、ひえ~。
もうブルッときましたw

原作だと最序盤、しかも冒頭で既に語られていて、私のSAN値をガリガリ削ってきたのですが、アニメだと4話まで詳しくは言及されないみたいですねw それでも1話アバンで主人公がなにやらボソボソ言ってますが・・・。

・ 主人公がとにかくウザい、ヒロインたちも見た目以外可愛くない

その作品に触れる上でかなり重要とされる主人公が、前述した要素や、後述する内容も含めてまったく見ていて好感が持てません。

また、担当している入野自由さんの若い声質が、役柄と壊滅的に相性が悪いんです。声が合っていないわけではありません。むしろ高校生らしい声だと思います。ですが、この作品特有の気取った言い回しが、この若さと反発していて悪印象しか生んでません。つまり生意気で痛いガキに見えるということです。さらに、ツッコミ役だからというのもあるとは思いますが、色んなことに対してウジウジと悪態をモノローグでついたり、そのくせ表面では・・・みたいなのがもう△※□○×ワシャーーーーー!!

そして、そんな主人公を「何故か」取り巻くヒロインたち。

これに関してはこの作品に限った話ではないのですが、作者が女の子にやらせたい妄想を露骨に描写するだけの装置になっているかのような・・・ 「キャラの性格」に紐付けされた行動ではなく、「エロ」や「可愛さ」に紐付けされた不自然な性格を強いられている印象を受けます。後述するように命がまったく吹き込まれていないんです。
「お前らはこういうのが好きなんだろ?」っていう作者の思惑が透けて見えて本当に不快です。あまりこういう中二男子の妄想を具現化したような作品に対して無粋なことを言うのもアレなので、文句はこのへんにしておきますが・・・ ヒロインたちが何故主人公に取り巻いているのか、またああいう態度をとるのかは終始不思議でしたね。まあ好きになるのに全部理由が必要ってこともないですから、この件に関してはスルーがいいと思います。理屈じゃないんですよ。

ただ、エリオに限ってはOPの歌詞にもあるように、主人公に惹かれる理由は多少理解できました。
しかし、実は私がこの作品内で一番苦手なヒロインがこのエリオだったりもして・・・。キャラの性質上仕方がありませんが、担当声優さんの「萌え」を意識した演技がものすごーく鼻についてしまって、その後の鶴田姫子役(咲-saki-)のときは普通にいい演技だっただけに残念です。

リューシさんに関しては、もう言葉もありません。
強いて挙げようとすると暴言しか出てこないのでここでは自粛します。というか、私がこのアニメの視聴に耐えられなくなったのはこの子のせいなので悪い印象しかありません。このキャラは苦手ではなく、嫌いです。

・ キャラクターに命が吹き込まれていない

主人公のモノローグや台詞が本当に・・・ 本当にもう、油断すると垢BANされかねない言葉が次から次へと止まらなくなりそうなくらい壊滅的に殺人的に悲劇的に最悪です。それはモノローグに留まらず、日常会話にまで現れだし、そしてなんと主人公以外の登場キャラも似たような台詞を吐き出す始末。

なんて言ったらいいんでしょう。
率直な印象を挙げるとすれば「ラノベの悪い部分だけを切り取ったような会話」。

内容がカラッポなものを、わざわざ無駄に遠回しに、無駄に大げさに演出するだけの寸劇。
それ故に台詞が無駄に長くなり、会話のテンポがこの上なく悪くなっています。これは原作を読んだときでさえ既に感じていたので、アニメ内でひとつの「シーン」としてあの会話劇が描き出されると、もう得も言われぬとてつもない化学反応を起こしていました・・・。

そして、私が寸劇と称したのは、それを、キャラクター(作者)が「自分たちは面白いことをしてますよ~」と言わんばかりに垂れ流して、誰かに見せびらかしているような不自然さがあるからです。まあ視聴者が見ているのだけどもw それをメタ的な意味合いで滑りネタとしてやっているのならまだ笑えますが、真面目に面白いと思って努めているとしか思えないキャラクターたちが手に負えません。

そんな薄ら寒さが端的に言えば「痛い」です。

少しキツイ言い方をすれば、よくこういう作風に対して巷で使われている(私は全く賛同できませんが)「言葉遊び」というものに影響を受けた凡才が、ちょっと頭のよさげな言葉を並べてみました、という具合。
物語を作る上で「言葉遊び」を技法として取り入れるのではなく、「言葉遊び」をしたいがために物語を構成している。言わば目的と手段が入れ変わっている状態ですね。それが文章やアニメを見ているとかーなーり伝わってくるんです。

これらはどう見ても『言葉遊び』などではなく、ただ『言葉に遊ばれている』だけです。

ここが西尾維新と入間人間の一番の差、そして、実力の違いです。
「そこに本物になろうという意志があるだけ、偽物のほうが本物よりも本物だ。」と某作品内で西尾維新さんの手がけたキャラは語っていますが、全然そんなことないじゃないですか。あんまりですよ偽物さん・・・。

西尾維新の会話劇は、無駄がない。
入間人間の会話劇は、無駄で構成されている。

西尾維新の会話劇は、中身はないが内容はある。
入間人間の会話劇は、中身がない上に膨らませる。

西尾維新の会話劇は、登場キャラの性格に紐付けされている。
入間人間の会話劇は、作者のこうさせたいという妄想がキャラに紐付けされている。

西尾維新の会話劇は、それを構成する上で作者の技量が要されている。
入間人間の会話劇は、作者の技量を披露するためにそれが構成されている。

「電波女と青春男」に限らず、このような要素を感じる作品は少なくありません。
それが本作では露骨に表れているだけであって、たとえ作品自体が本質的に上記のような作られ方をしていなかったとしても、視聴者にそう感じさせる描き方や魅せ方に問題があるのだと私は思っています。

例えば、キャラクターの場合。

とある物語の作者とその視聴者がいたとして、作者が視聴者に対して何らかの思惑を吹き込んだキャラを作ったとします。それは楽しさだったり、エロだったり、萌えや可愛さだったり。まあどんな作品でも魅力的なキャラは必要ですし、ある程度こういう思惑は誰しもあるものだと仮定します。
しかし、その思惑があることを認識しているのは作者だけなので、たとえ視聴者が裏を知っていたとしても、その作られたキャラは本来ひとつの人格として自然に映りますよね。楽しくて笑う、悲しくて泣く、嫌なことに怒る、これらが作者に意図されたものではなく、登場人物が自立して表現しているように見えるからこそ、キャラクターとして物語の中に存在できるのです。
ところが、この「作者の思惑」が透けて見えてしまうと、その瞬間初めて、キャラクターの性格がウケを狙っている「作り物」だと視聴者に認識されてしまいます。そうなれば当然そのキャラクターの魅力や可愛さを形作っている人格は破綻し、いわゆる「命が吹き込まれていないキャラ」の出来上がり。そんな作者の妄想や願望をたれながす空っぽの操り人形を見ても萎えるだけです。

そこをキャラの魅力を内包しつつ、上手く狙っていると認識させないようにできるかどうかが、本質的な意味での「キャラクター」を作るために必要なことなんじゃないでしょうか。

まあハッキリ言ってしまうと、入間人間はこれができてないんですよね。
そういうこともあって、両者の作品には一万歩譲って作風が似ているという見方ができても、これら埋めることのできない圧倒的な差異が内容の質にあるということ、そもそもプロと素人くらいやっていることが全く違うんだということを、素人の私に声を大にして叫ばれちゃってるワケです。


入間人間は、どうしようもなく、偽物なんです。


今回、たまたま制作がシャフトだったこともあり「電波女と青春男」というアニメに触れることになりましたが、このレビューで語った内容は今作品に限った話ではありません。最近の、こういった何を真似たのかいかにもなラノベ特有の言い回しと、作者が狙っているとしか思えない露骨で安直な「萌え」がとても顕著です。

それは、アニメとしては2006年の「涼宮ハルヒの憂鬱」からだんだんと増えていき・・・ やはり、この作品が世に与えた影響は消費者・生産者問わず大きく、作者の意図はどうあれ、特にキョンを意識しているかのような台詞回し、モノローグが多くの作品から垣間見えてくるのが痛々しすぎます。それを作者が小洒落ていると思って書いたと思うとますます身の毛がよだちます・・・。

ああいうのは、何度でも言いますが「物語を構成する要因のひとつ」としての面白さだから許されているのであって、先述したように、「面白いことを書こう!」という作者の思惑を具現化するための物語であってはならないんです。「人間」を描くことができないのなら、心の機微を表現できないのなら、始めから何でもありのギャグ作品かキャラの魅力を引き出すことに終始する日常系作品を作っていてください。


貴方たちが作ろうとしているのはラブでもコメでもありません。


さて、そろそろ区切りもいいですし、私は毒を吐きつくして疲れてきたので、このレビューもここらへんでお開きにしたいと思います。始めにも言った通り、今回の感想は100%私の主観に基づくものなので、痛々しい奴の戯言程度で解釈していただいてかまいません。ですが、私が伝えたいことはほとんど書けたと思うので、個人的には大満足です。
ただ、これはもう批判や感想というよりは八つ当たりに近く、今まで似たような作品に触れて溜まっていたものをこの場を借りてすべて吐き出したようなものなので、正直支離滅裂な内容になっていることは否めませんねw
また、他作品に対するフラストレーションも一緒に解消できたので、これからは清々しい気持ちで、またいろいろなアニメを視聴していける気がします←


「 それでは皆さん言ってみましょう、腹の底いらずの淡白なセリフで。」


これが、私のレビューを読んでくださった方が最初に浮かべるべき、正しい感想だということを念頭に置いて、今回の一連の自己満文章を終わりたいと思います。最後までお付き合いくださってありがとうございました。


「 さん、はい、『あっそ』。」


ほんとに鳥肌立つなァこの台詞・・・w

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

アラジン♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

【ネタバレ有】 「自分の中の“現実”を書き換えることが出来るかどうか…!」

  
 正直な感想としては、なかなかに“評価が難しい作品”だと思う。


 例えば、“物語”だが、このサイトの評価でも☆3.4となっている通り、あまり高く評価していない人が多いのが現実であり―、確かに、客観的に観れば☆3.5~☆4.0の間くらいが妥当なところだろう。


 ただ自分としては、表面上のストーリー以上に、深く読み解く要素が数多くあり、そこら辺にある、“内容の無いアニメ作品”とは異なる作品だと感じた。



 まず、簡単にこの作品を説明すると―、
 ―自分のことを宇宙人だの超能力者だの言う、“痛い女の子たち”と、この手のラノベ原作のアニメにつきものの、とにかく“ツッコみまくる主人公”が織り成す、「日常系アニメ作品」である。



 評価が難しいと言った理由は、これから説明する“2つの大きなテーマ”にある。


 1つめのテーマは―、
 ―「宇宙人(や超能力者)の存在を信じるか否か―」
ということである。

 実にシンプルなテーマだが、これが、この作品の“キャラ”や“キャラの考え”、また、“主人公に起こる出来事”などを考える上での、全ての中心であり、“作品そのもののテーマ”と言っても過言ではない。


 具体的に言うと、(上でも述べたとおり)、この作品には、“電波的な痛いキャラ”がたくさん登場するわけだが―、
―このテーマに関して言えば、“自称・宇宙人”のヒロイン・“エリオ”と、“自称・超能力者”の“星宮社(ほしみややしろ)”、そして、そんなことを全く信じていない、いわゆる“普通”の高校生、主人公・“真(まこと)”がメインとなる。


 初めに釘(くぎ)を刺しておきたいが、宇宙人の存在の有無に対して、答えを出すことが論点ではない。
この1つ目のテーマをもっと正確に言うなら―、
 ―「自分の固定概念を打ち消して、全く別の見方や考え方をすることが出来るかどうか―」
 ―「自分とは全く違う考え方に出会ったとき、それを受け入れることが出来るかどうか―」
ということである。


 (上でも述べたとおり)、真は、宇宙人や超能力者を全く信じていない。
 つまり、(現実世界で“宇宙人信仰”をしている人たちを除けば)、真とは自分たち視聴者の“分身”であり、“自分に投影して”考えることが出来る。



 ストーリーに沿って見ていくと―、
 ―“真”は初めから、“エリオ”が宇宙人だとは思っておらず、事実、第4話において、エリオは、“記憶喪失による心の傷を隠すために、自分を宇宙人だと思い込もうとしていた…”ことが判明する。

 つまりはここで、(自分たち視聴者も)、この作品がより“現実的な”世界観の作品だと確信し、エリオが普通の生活に戻っていくことに、今後の話を持っていくものだと思ったわけである。


 そしてその後に、自称・超能力者の“星宮社”が登場するわけだから、真同様、「またか…」という気持ちになり、当然、彼女のことを“痛い女の子”という扱いしかしなかった…。

 しかし、この星宮社の“最終話での言動・行動”により、真含め自分たち視聴者も、今までの考え方を改めさせられることとなる―。



 何度も言うが、“最終話の最後の最後”まで、真含め自分たち視聴者も、「宇宙人・超能力者などは(この作品内においても)存在せず、電波的な人たちが虚言を吐いているのだ―」、というのが共通の認識であった―。

 しかし、最終話の最後の最後に、星宮社は「超能力を見せてやる!」と言い、真の目の前に、隕石を落とし、彼女は姿を消す―(原作ではこの後も存在が確認されている)。

 そして何度も、“最後の最後”と言っていることからわかる通り―、その後、頭を整理する間もなく、この作品は終わる訳だから―、真含め、自分たち視聴者も、「果たして何が正解で、どこからどこまでが本当なのか…」が曖昧になったまま、この作品は終了するのである…。


 それまで、全く信じてなど無く、日常系の“ほのぼのとした気分”でいたわけだから、最終話のラストのあの“衝撃”は、その振り幅で凄まじいものがあった―。

 そしてこの最終話の“隕石事件”によって、今までの考え方(事実としてとらえていた、超能力など存在しないという出来事全て)を見直す必要が出てきたわけである(…のだが、(真同様)確認する術はない)―。


 そしてここで原点に帰すわけだが―、この作品は最終的に、“果たして何が正解か、どこまでが本当か、を確認することが出来ない”―という状況で幕を閉じる。

 それはすなわち、上でも述べたテーマそのものであり、“宇宙人・超能力者の存在の有無を確認すること”…ではなく―、

 ―「自分の固定概念を打ち消して、全く別の見方や考え方をすることが出来るかどうか―」に帰るのである―(作中でも真は、おそらく前よりは、その存在を信じている様である…)。




 そしてもう1つのテーマは―、
 ―「自分が不利な立場になると分かっていても、多勢の意見に飲まれずに、自分が正しいと思う道を進めるか―」
ということである。


 これこそが、この作品をただ低評価にするか、そうしないかの“境界”であり―、1つめのテーマに隠れたこのテーマこそが、この作品の評価をどうするか考える上での岐路(きろ)となる…わけだが―
 
 ―自分としては、この2つ目のテーマこそが、この作品の“本質である”ことを確信している。



 (以下、少しストーリーの説明―)、

 “エリオ”は記憶喪失からくる心の傷を隠すため、自分のことを宇宙人だと言い、学校を中退して、体を布団でグルグル巻きにして街を徘徊(はいかい)していた―。

 その結果、同級生や街の人からも“変人”扱いされ、“忌み嫌われた存在”になってしまっていた…。

 しかし、彼女は、真の活躍もあって、自分は宇宙人ではないと自覚するようになり、少しずつ、過去のトラウマを乗り越えようとしていく―。

 そこで彼女は―、学校には戻りにくく、母親へのお金の気遣いもあって、働くことを決意する…のだが、社会は簡単に彼女を見放す―。

 街でも有名な変人の彼女を雇ってくれる所は無く、面接は全て落とされてしまい、彼女はひどく落ち込むが、そんな彼女に真は優しく手を差し伸べる―。



 …というのが、簡単なストーリーなのだが―、
 ―“フィクション”の世界に“現実”が入ってくると、こんなにも一気に、寂しくて切ない世界になってしまうのかと思った―。

 彼女は確かに、人とは違う言動や行動をとっていた。
 しかしそれは、心に傷を負ってしまっただけ…、進む道を間違えてしまっただけ…なのに、バイトの面接を断られたとき―、ふと急に…、それまで“フィクション”だった世界に、“現実の無慈悲さ”のようなものが入ってきて―、

 ―なぜこんなにも、現実は、現実の人たちは冷たいのだろう…、どれだけ自分中心なのだろうか…、と切なくなり、観た当初は、正直怒りさえ覚えた…(もちろん、これがフィクションだと分かっているが、“現実を投影した”フィクションであるが故である…)。


 その後、母親のおかげで、エリオは、おばあさんが経営している駄菓子屋で働くことが出来るようになる、…のだが―、

 ―ここでも、彼女が働いていると知った、元同級生たちは、「彼女が働いているからもう来るのはやめよう」と言って来なくなる…。


 そんな彼女を真は支えるのだが、それまで、すごく“良い人”だった真の友達・“流子(りゅうこ)”までもが―、
 ―「藤和(とうわ)さん(=エリオ)と仲良くしているところを他の人に見られたら、丹羽(にわ)くん(=真)まで疎外されちゃうよ」と言う―。
 (この後流子は、「私って嫌な奴だよね…」と、真に言うが、ここで自分の好きな男の子(=真)に対して、“保険”のようにこういうことを言う事がすでに、自分の中では“アウト”である―)。


 だが、この流子の言葉は、実に“現実的”で、“弱い人間が社会を上手く生きていく上で”の正論だと思う…、
…が正しいとは全く思わない―。



 (ここから少し感情的になるが、失敬…)


 現実でもよく見る光景―。
 自分中心に物事を考えたとき、まず真っ先に“周りの目”を気にする。そして自分の可愛さあまり、自分はその人・ものを嫌いではないのに、“周りに同調して”、嫌われものを避けるようになる―。

 どうして気付かないのだろうか―。
 そこでどうするのが一番かっこいいかを―。どうすれば何より“自分を嫌いにならずにすむか”を―。

 それがその先、もっとつらく、きつい場面に出くわした時の、自信になり、打開するきっかけになることを―。
(経験則から言わせてもらえば、“年齢以上に立派な人間”は、こういうことの蓄積からきている―)。

 それこそが、その瞬間分かる人と、分からない人の差であり―、“大した人間”と“大したことない人間”の差なのだと思う―。



 (ここからは真の言葉だが―)、

 ―「自分に対する言い訳さえあれば、人はどんな間違いも、後悔も乗り越えられる―。」
 もしここで、エリオを見捨て、自分も周りと同じ、“大したことない普通の人間”になっていたら…、おそらく死ぬ間際、いや現実ならそれ以降ずっと、後悔の念が頭から消えることはないだろう―。

 けれど、その瞬間は周りと切り離されようとも、自分の心の中で正しいと思った行動をとったのなら―、しばらくの間、きつい日々を過ごしたとしても、間違いなく、心はきっと晴れていると思う―。



 ここまで書いてみると、この考えに至れる“真”は、決して、“ただの普通の高校生”ではなく、“勇気ある立派な人間”だと気付かされる―。

 そしてこれこそが、(また原点に帰るわけだが―)、
 ―「自分が不利な立場になると分かっていても、多勢の意見に飲まれずに、自分が正しいと思う道を進めるかどうか―」ということである―。



 この作品は、物語自体に“厚み”はない―。
 なので、低評価にするのも間違ってはいないと思う。

 しかし、この作品は、この“2つの大きなテーマ”に沿って観てみたとき―、決して“内容の無い作品ではない”ことが分かり、改めて考えさせられることだろう―。
 
 要は、“自分たちの受け止め方次第”ということである―。


 (それと最後になったが、OPは中毒性があるので注意!)

 (終)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 15

くろゆき* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

友達ってのは酸素でも水でもない。 どちらかというと嗜好品の分類だよ。

しゃべるときは布団をかぶらずに


原作はライトノベルな本作品。
タイトル通りな電波なOP曲は始まりの印象としてはインパクト大だ(苦笑)
歌詞を聴きとるのが難しい・・・w
私はもちろん原作未読

基本的なストーリーはラブコメ・・・?
両親の仕事の関係で叔母の家に行くことになった主人公は
独身なはずの叔母の家の玄関先で簀巻きになっている少女を見つける、
その少女は自分を宇宙人だと自称する少女だった。という感じだろうか?

第一話、主人公の長いひとり語りからストーリーが始まる。
もうぶっちゃけ、ハルヒのキョンから何人目だという自分語りだが
これこそライトノベルの主人公的な匂いがプンプンと漂う。
自分語りをする主人公=世間と一枚壁をはさみ他人や自分を客観的に見れツッコミ役、
そしてラノベのような世界観に憧れてはいるが至って普通という
印象が私の中ではついてしまっている、本作品の主人公はその印象通りと言えるだろう

そしてヒロイン、これがもう、強烈な印象。
主人公が叔母の家に上がった瞬間、玄関先で上半身を布団にくるんで
足だけ出ている状態で寝ているという・・・うむ(苦笑)
更には喋っても「何喋ってるんだ?!」という状態。
演じられた大亀あすかさんはベストな配役だった。

ただ、このヒロインが「電波」というのか、「可笑しい人」なのかが
私の脳内では判断しかねたが少なくとも「電波女」というキャラ付けとしては印象大だ。

その後もストーリーが進めば進むほど電波なキャラが出てくる。
電波女の母親は39歳なのにキャピキャピ、
主人公のクラスメイトはコスプレ少女にヘルメット少女、超能力少女と
非常に濃ゆいキャラクターたちばかりだ。

同時にシャフト独特の演出と角度も光る。
ただ、絶望先生やひだまりスケッチ、魔法少女まどかのような
癖の有り過ぎる演出は本作品ではあまり見られず見やすい。
内容が電波でぶっ飛んでいるので演出は控えめにしたのだろうか?
確かにこの内容であの演出をやられると、くどすぎたかもしれない。

しかしながら、その分作画のレベルが異常に高い。
原作絵を書いているブリキさんの絵を再現できるのか!?と
アニメ化前は話題になっていたが、作品でのキャラクターの作画とデザインは
ものすごく可愛く描かれており、雰囲気も抜群だ。
電波女の初脱皮?シーンでの光の粒子など神秘的に見えた

この可愛さに関しては、原作ファンの人が「ブリキ絵の再現」について
こだわっていたのが納得出来る。
キャラクターデザインがかわいすぎる上、独特の雰囲気を醸し出している。
この雰囲気こそがブリキ絵であることを実感しました

特に4話以降のエリオの可愛さはなんだこれというぐらいに可愛い
ストーリー的には主人公を中心としたハーレム的ラブコメなのだが
エリオの言動や行動が可愛すぎる。
だが、同時に6話あたりから作画のレベルが下がってしまっているのが残念だ。
6話から最終話まで作画が安定しない部分が出てしまったのも評価を下げる点になった

同時に一話からセリフ回しがうざい。
製作が同じ「化物語」では独特なセリフ回しとキャラたちとの会話が楽しめたのだが、
本作品ではそのセンスがなく、ネタを散りばめただけで面白みのないひねった会話は
ストーリー進行を遅くしているだけで、いらいらが募ってしまった。
同時に電波女のSF的電波要素は涼宮ハルヒの憂鬱の長門の設定を感じさせた

簡単にいえば「西尾維新に憧れる作家」が描いたんだな~と感じる、
だが、劣化コピーのような印象はどうにもオリジナリティをだそうとしすぎていて癖が強い
喩え話というか比喩表現がヘタでピンとこず、最終話までそこに面白さを見いだせなかった
化物語を納豆とするならば本作品は納豆にケチャップいれた感じだろう
この組み合わせを受け入れる人にはグッとくるのかもしれない。

ただストーリー的にメリハリが薄い。
序盤の1話~3話までの電波女事エリオが自分を宇宙人じゃないと自覚するまでの
ストーリーはラノベの一巻らしく勢いがあり、見やすいのだが
4話以降の展開は平凡的で電波的要素も薄くなっており、青春ラブコメって感じだ。
ストーリーの方向性が見えないというのが最大の原因かもしれない

爆笑できるようなセリフもなければ、感動できるようなストーリーでもない
黙々と「キャラの可愛さ」を堪能するための補助的ストーリーにしか過ぎず、
そのための濃すぎるキャラ設定という印象が強く残ってしまい
キャラ萌え以上の魅力を本作品では見いだせなかった。

個人的にはエリオが可愛かったと同時にリューシも可愛かった。
だが彼女、リューシが主人公を好きになるきっかけがまったく描かれず
一話の時点から主人公にベタぼれっぽい感じだったのは非常に気になった
初登場して次の登場のときくらいにはもう好意を見せており、
3話が終わる頃にはすでに主人公に恋愛感情がある感じだ。

同時に終盤で唐突にもう一人のヒロインである前川さんが
主人公に対し好意をいだきアピールしだしたのが驚いた
そのハーレム状態に対しての主人公の魅力を感じない。
まあ・・・ラノベの主人公らしいといえばそれまでだが(苦笑)

全体的にキャラクターの設定が先行しすぎており、それにストーリーがついて行っていない。
エリオの電波設定も序盤のみ、リューシの恋愛要素も唐突、新キャラの登場も唐突と
ストーリーに脈絡がなく唐突に進んでいく展開が多く
物語が進んでいるのか止まっているのか、物語の方向が何処に行っているのか
今期ではわかりづらかった。
特に新しい宇宙人が出てきた終盤はどうしたいんだろう・・・という感じが強まった

ストーリー的にも完結してないのが評価を下げてしまったポイントだ。
震災の影響で一話切れたせいもあるのだが、全12話観終わった後に
1つの作品を「観終わった感」が薄く、回収されていない伏線や設定も多い
2期があれば、ストーリー的にもすっきりした完結を見られるかもしれないが
その前にDVDに収録される震災の影響で放映できなかった話が気になる。

2期があれば見たい作品ではある、だが2期のストーリー展開が
一期と同じ感じでストーリーが進まない、方向性が見えないのであれば
見るのがどんどんきつくなっていく作品になってしまう可能性がある。

個人的には中盤は楽しめたのだが、序盤と終盤が何とも言えなかった。
リューシもエリオも確かに可愛い、だが、ストーリーが楽しめなかった・・・。

恐らく賛否両論が恐ろしいまでにはっきり分かれる作品だ。
エリオやリューシの可愛さにやられてしまった紳士はストーリーも楽しめるだろうが
エリオにどん引きし主人公をウザク感じてしまった人は楽しめない。
第一話でこの作品を見るか見ないかを決めることをおすすめしたい。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8

85.7 3 コスプレで学園なアニメランキング3位
中二病でも恋がしたい!戀(REN)(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (2686)
15688人が棚に入れました
色々な事情が重なり、一緒に暮らすことになった勇太と六花。
付き合い始めた二人にとってはどきどきな内緒の同棲!
なはずが…
普通の女の子とも付き合ったことのない勇太には、中二病の彼女はハードルが高すぎた!?
恋愛をどう進めていけばいいか悩む勇太。そして1つ学年が上がってパワーアップした丹生谷、くみん、凸守たち。
さらには十花に六花との同棲がばれて……
またまたドタバタな生活が始まる!

声優・キャラクター
福山潤、内田真礼、赤﨑千夏、浅倉杏美、上坂すみれ、長妻樹里、天野由梨、福原香織、設楽麻美、保志総一朗、井上喜久子、仙台エリ
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

経験値を溜めて恋から戀へ進化…まではしてないな。

現役中二病感者:六花と元中二病感者:勇太の恋の行方と
それを優しく見守る仲間達の日常コメディ。

特に意識してたつもりはなかったけど、OP聞いたら意外とワクワクしていました。
結構楽しみにしてたみたいです。(^_^;)

一期終了時と恋の距離は変わらずですが環境が激変し二人きりのほぼ同棲生活がスタート。
「今更、父の仕事の都合」や「祖父が誤って退去手続き」等強引過ぎるだろっ!
とは思ってしまいますがご愛敬。
1話分くらい勇太の家族の物語も観たかった気もしていたので残念さも少々。
その分二人の淡い恋の物語が色濃く味わえる内容になってくれると思うので
期待して観たいと思います。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1話感想{netabare}
同棲という大きな設定変化がどう生かされていくんでしょうか?
強引に変えたのですから親が居ては少々ヤボったくなるエピソードが待っていそうです。
一話では設定固めでストーリーはこれからという感じでした。
…ので、感想の代わりに各キャラの見所を少々。

淑女モードの森夏…その内めんどくさくなって元に戻りそうな気がする。
なんだかんだで面倒見の良い彼女の優しさが好きなので
今期もそういう所が観られると嬉しいです。

一色君は相変わらずモテたい魂が空回り。
また坊主フラグが立ってしまいましたし彼の恋は進むどころか始まりが見えない。

凸守は遂に高校生デビュー!
寂しがり屋の彼女にも今期はよい想いをさせてあげて欲しいです。
森夏との師弟愛(?)のエピソードもまた増えそうです。

相変わらずのマイペース癒し系のくみん先輩は受験勉強よりお笑い道…
実は一番心配なのは彼女かも。

十花さんは保護者的立場で苦労も多そう…
彼女の目線や心理でも物語が観られればストーリーが深く感じられるかも?
でもでも!勇太の妹がいれば同棲OKはアリなんですか!?

そして共同生活が始まる六花と勇太。
お互い不器用ながら相手を大切に想う気持ちをどう伝えるのかが見所ですね。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
森夏はしれっと髪型が元通りに。やっぱめんど臭くなったんでしょう。
自分で気づいてない様だけど対戦格闘の動きしちゃうのは中二病ですよー。

手つなぎデートは初々しくて可愛らしく中二病の思考や言動も上手く取り入れられ
二人ならではの自然なデートが微笑ましかったです。

一色の存在はかんなぎさん以下に…坊主も復活で南無。

そして新たな中二病患者が。
クミンは買いませんでしたが恋の方には刺激がありそうです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
六花は中二が悪化してますね。観る分には楽しいけど勇太は大変そう。

六花以外も中二色が強くなっている中、そこに中二師匠・七宮が加わり
かなり濃くなっている気がします。…いや確実に濃くなってます。
二期ではこの子が色々と巻き起こしてくれそうです。

恋愛的にはジェラシー要素がプラスされちょっとハラハラさせてくれます。
ちょっと不満&不安顔の六花も可愛くこういう細やかな表情は流石京アニクオリティーです。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
ついにモリサマーが本物だと分かり凸守との関係に進展が!
…っと思ったんだけど結局は元通りの関係に戻ってしまいましたね。
でもまぁくみんの言う通りこちらの方が落ち着きますし
いつまでもマスターのサーバントで居て欲しいのでこれでハッピーエンドですかね。
深読みすると本当はもう凸守は森夏の正体に気付いた上で元通りに接しているのかな…
っとも考えられますが今はそんな事考えず楽しんだ方がお得かな。
何れにせよ森夏と凸守の優しく可愛い良い所が観られた今話でした。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
くみん先輩を中心とした昼寝回。
「極東魔術昼寝結社の夏」も無茶苦茶な同好会ですが
この学校の同好会って他もろくでもなさそうですね。

中二病がひどいのも困り物ですが一日中眠そうなのもかなりマズいです。社会的に。
でも六花達の居場所を嗅ぎ付けたり結構鋭い所も有るので
上手く生きて行けているのでしょう。

昼寝と中二病バトルの融合は作画の良さもあり楽しめました。
勝敗とかルールとか良く分かりませんが
くみんのこの場所を守りたいという気持ちが勝利を引き寄せたのでしょう。

完全にサイドストーリーで本編進んでいませんが
くみんが六花達の理解者である事が微笑ましく寝顔が可愛く癒されました。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
暗視ゴーグルでテンション上がるのは分からなくもないけど、
かな~りお気に入りでしたね。

修学旅行が始まり恋の歯車も動き出してきました。
なんとも初々しいほっぺにチューでした。
相変わらず六花の仕草が可愛らしく優しさ溢れる勇太も健在でした。
一方、森夏は溢れる中二病が止められなかったみたいですが…。
もう過去バレしてるし、周りの友達もそうゆうのに寛容なんだから
無理に否定しなくても良さそうなものですが。

次回は二人だけの思い出が出来そうです。
6/12って誕生日なのかな?
{/netabare}

※7話感想{netabare}
二人きりの時間かと思えば、智音とバッタリ遭遇。
気兼ね無く接する勇太と智音を眺める形となってしまった六花。
積み重ねた時間にまだ差があって六花が切なく辛くなってしまいましたね。
コインについて【ちょっと考察】{netabare}
智音の持つコインには大切な思いが込められ
(1話でノートから落ちた)メモにはその事が書かれていたんでしょうか。
六花の「勇太は契約の事忘れている」という台詞はこちらにも掛かっていそうです。
サヨナラを言わなかったりしているので
再会とか一緒にいるというおまじないが掛かっているのですかね?
上の階に越して来たり、遠く鹿児島で出会ったりするのは偶然ではなく
『中二病の想いの力』なのかも知れません。
智音が魔法魔王少女であるかぎり勇者と共に居られる
という事になっているのではないでしょうか。
{/netabare}
今回は上手く仲直りが出来てお互いの距離が縮まる結果になってまずは良かったです。
六花には笑っていて欲しいですしね。

ただ、この先も色々と恋の波乱はありそうですし
中二病と現実、どう折り合いを付けていくのかも問われていきそうです。
そして本当に偽モリサマーが現れてしまいこちらの方も気になります。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
森夏の古傷をエグる様な新モリサマー登場。
中二病バトルで信頼を得るって展開はこの作品ならではのノリなので乗っかって楽しみました。
上辺の凸守を愛するモリサマーに対し
等身大の自分を見てくれているモリサマーの方に心は傾いた様ですね。
何だかんだで互いを理解しがっちりと友情が伺えました。

…んでも、結局偽サマーは誰で何処からマビノギオン学んだとか詳細は謎なのかな?
やや消化不良な点はあるのでまた出て…来なさそうだな。(^_^;)
キルラキルと対極な小清水さんが聴けたのは良かったですが。

後、ついに一色くん登場せずでした。
二期ではぞんざいに扱って笑いの種なんですがバカでも優しい面がまた観たいです。
二期中に一度くらい照明を当ててあげて~!
{/netabare}

※9話感想{netabare}
現実の恋が膨らみ中二病の力が隅へと追いやられる六花。

確かに現実の恋なら中二病の力を失うかも知れないけど
勇太とは特別でオンリーワンな関係を築けると確信し復活を果たしました。
絶対的な「この人となら」と思える恋、
互いを理解し受け入れ信じ合える二人の関係が眩しく感じました。

智音は恋も中二病も捨てない選択をした六花を見て
「あの時、恋しても良かったのか?」と
自身の選択の後悔と共に恋心が再燃してしまった様子…。
でも、前半ならいざ知らずここまで来ると既に付け入る隙がないですよね…
失恋の道しか見えず恋心を押し殺したとしても告白しても傷つくのは智音の気が。
傷つくのも青春かも知れないけど可能性が無い恋を観せられるのはちょっと辛いかも。

六花が力を失いかけていた事や取り戻していた事と
勇太が気づかなかったハズの事をナレーションしていて振り返っている感じだから
やはり色々と告白され想いをブツケられる流れになるのかな。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
出口どころか入口すら無い智音の恋。
感情豊かな表現は流石京アニの真骨頂。
でも後付け設定のキャラなのであまり感情移入出来てなかった模様。
可哀想にと思いつつグッと切なくならなかったな…。
続きは次回に跨いだけど
ちゃんと告白してちゃんとフられないと諦めきれないんじゃないかな?
{/netabare}

※11話感想{netabare}
智音は中二病なりのやり方で正面から告白してフられるのかと思ってたけど、
暗に恋心が伝わった後に暗炎竜と戦い吹っ切れる形でした。
誰も余り傷つかない決着となり良かったような気もするし
これで吹っ切れるものなのか?とも思ってしまいました。
ただ六花と勇太の愛情の深さを目の当たりにしたら
叶わないし幸せになって欲しいとも思うでしょうからその辺りがケジメに繋がったのだと思います。

六花と勇太の愛情エピソードや智音を気遣う森夏などなど
今回は良いシーンが多くちょっと感動してしまいました。
六花と勇太は本当に良いパートナーになってますね。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
最終回はちょっぴり胸キュンな暖かい終わり方でした。
上級契約(キス)出来なかったのはこの作品らしいと言えばらしいけど、
しちゃった方が締まったと思います。
精神的な繋がりは更に強まってるし、二人の恋愛の形に口出すのも差し出がましいけど
恋の成長や進化を観せた作品の区切りとしては必要だったかなとは思います。
不満と言う程ではないけど、ここまで引っ張って「しない」となるとハードル上げ過ぎてます。

この調子だと三期もありそうな気配なので気長に待ってみます。
{/netabare}

【総評】
中二病を前向きに楽しく描いていますし、また丁寧に作られているので安心して楽しめました。
恋の初々しい表情や仕草その他の機微に至るまで京アニ作画と相性が良く引き立っていました。
ストーリーとしても中二病を活かしたやりとりが絡み良く出来たラブコメに仕上がっています。

ただ「安心」って裏を返すと「無難」でもあるので
驚きやハラハラする展開にはなっていなかったです。
10話のみ話を次回に引きましたが他は1話完結しているので喧嘩やトラブルがあっても
すぐに解決で良かった良かったとなっていますので、
1期のように「どうなっちゃうんだろう?」と言う引きは弱まってしまっていました。
2期全体を通して冒険はせずファンに寄せてきた印象もあります。

智音に関しては掘り下げも甘くエピソードも不足しキャラが弱く感じました。
普通の作品なら面白いキャラかも知れませんが
中二病が当たり前で個性的なキャラが多いこの作品の中では平凡。
後半の展開になる前にもう一押しして他メンバーと対等に感情移入できる存在になっていれば
一気に面白味が増したと思います。
また、いかにもな後付けなので中学の頃の勇太のストイックな筈の設定も
壊してしまっていて残念です。
もう少し上手く加われ無かったものでしょうかね。

それと一色の不遇さはちょっと気の毒に感じました彼の優しさが伝わる
エピソードもちょっとは入っていて欲しかったかな。

ともあれ、全体的にはみんなの暖かさの伝わる納得の出来ですし
毎週楽しませてくれたこの作品が終わってしまい寂しく感じています。
また暫くしたら続きが観られることを期待しています。

コメディ強めですがラブコメとして楽しく観られる良い作品でオススメできます。
無論、1期観ていて楽しめた人は引き続き楽しめると思います。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 59
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

涙で滲むED

原作知らず。1期視聴済み。

痛々しい子たちが、少しずつ変わりゆく自分と向き合う、素敵で切ない恋の物語。

1期のような大きなストーリーはありません。その分深い物語が展開されたと感じています。1期をみたなら、できればオープンな心で観てほしい珠玉の一作と思います。

作画は一期同様でデザイン、アニメーションともにこの上ない出来。工夫された構図も楽しいし、相変わらず「仕草で語る」アニメーションは健在。声の演技はいまさら何かを言う必要がなく、新キャラも「必要十分にうざい(賞賛)」。

作品全体の構成はおおざっぱに切れば、序盤=単発日常もの+終盤に向けてのSetup、6話から後半=物語の本流という形になっています。キャラ配置的には、一色君の完全なMOB化、凸守がサイドストーリー担当としての役割が濃くなるなど、若干の違いはありますが、基本的には必要なピースを必要な場所にうまく配置していると思います。

なんなんでしょうかね、アイディアと技術を詰められるだけ詰め込んだこのOP映像は。見入ってしまいます。EDはEDで、こちらも女性陣の魅力にあふれています。OP/ED曲もよいですし、劇伴も繊細に作られていて、見事と思いました。

以下、個人的見解・感想{netabare}

1期に対する2期の位置づけをどう捉えるかで、評価が分かれると思う。僕はこの2期を「1期の物語を前提とした、でも独立な、並行する2つの恋の物語」と解釈した。なので、1期と2期のどっちが良いか悪いかを比較する気がおきない。

独立の物語として受け入れた分、六花も七宮も等しくヒロインであると思っている。だからこそ、相反するものと知りながらも、六花の恋も七宮の恋も叶ってほしいと思わざるを得なかった。

全て勇太の不始末という見方もある。それはそれでその通りだけど。。。これに尽きるかも。

――抑えきれない感情の発露(11話ED中の僕)
{netabare}ばか(グス)。お前。。
自分に素直になっていいのに(エグッ)
。。。なれよぉぉお(ワーン)

最初はしっとりと、次第に抑えられなくなって、最後は普通に泣いてました。
暗炎龍との戦いを何とかこらえきったと思っていたのに、とんでもない締め方しやがって・・・くそぅ。ばかゆーた。

七宮が闘ったのは、気付いていたけど気付けなかった恋心・憧れの象徴。吹っ切るため、「ただの魔法魔王少女」な自分であるために、恋になる前のユーシャとの関係を願って。そして勝った。はずだった。

だのに、ユーシャは自分すらも気付いていなかった連環天則の真実を指摘してしまう。自分をわかってくれるユーシャ。同じ恋がまた巡ってくる環の中にいる自分自身。魔法魔王少女はユーシャが認めてくれた魔法魔王少女であり続けるために、自らのルールに則りその環を断ち切る。バイバイ。

もちろん、全てが語られているわけではないので、僕の理解が間違っている部分も大きいでしょう。でも、僕は7~11話をこう受け取りました。そう理解しちゃったんだもん、泣くしかねーわこんなもん。

ほんと、ばかゆーた。{/netabare}


――ビデオテープなら擦り切れる
{netabare}第6話の終盤、ゆーたの頬にキスした後、ひょこひょこ後ずさりする六花がもう。もぅ・・・・。もーーーーー。なにあれ。なんなのあれ。{/netabare}

――12話の構成・最終話の位置づけ
{netabare}正直なところ、12話構成はすこし長かったと思います。あいだの1話分くらい。

最終話の見所(不評も含めて)は人それぞれとおもうけど、僕としては六花が七宮の闘いの意味を理解し、その思いをわかった上で「上級契約」を望んだという描写にぐっと来た。もちろん六花はかわいらしい。悶えるわ。脈絡も何にもないディープキスよりも、この2人の頬キスの方が遙かに悶える。苦しい。並行していた恋の物語を1つにあわせ、ちゃんと物語を閉じた。良かったと思う。

一色くん、お幸せに。

にしても、モリサマたちが想像した「上級契約」をキメラがしてたとはね。海の家だろうかね(笑)。動物たちの求愛行動には吹いた。{/netabare}

{netabare}{netabare}{netabare}京アニ、エスキモーキス好きよね。六花と七宮の間で交わされたエスキモーキス(鼻ぽち)も良かったなぁ・・・・鼻ぽちは出来る相手がいるなら、してみた方がいい。彼氏彼女、奥さん旦那さんでも、親子でも。{/netabare}{/netabare}{/netabare}

{/netabare}


[2020/06/29 v1]
[2020/06/30 ちょっと修正]

投稿 : 2024/11/02
♥ : 27

じぇりー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

勇太の闇の炎に抱かれたい!! …消えたくはないけどネ。

ここでは、1期と2期のレビューをまとめて書くことにする。
とは言っても、1期と2期では特にストーリー面において評価がかなり異なる。
他作品においても言えることだが、続編が初期版を上回るか、あるいは同等の評価を得ることの難しさを改めて感じた作品だった。

「中二病でも恋がしたい!」というキャッチーなタイトル、そして過去に患っていた中二病を黒歴史として封印し「普通に」高校デビューを果たしたい男子と、絶賛中二病罹患中の女子という組み合わせという時点で、かなり強力なツカミだ。
しかし、それは裏を返せばスタートダッシュこそ良くても、序盤の新鮮さを維持できずに徐々に失速していくスタイルになりかねない、という危険性を秘めている。

そのリスクをうまく回避し、最後まで瑞々しさを失わずにストーリーを描き切った1期は素晴らしかった。
勇太と六花が少しずつ互いに惹かれあい、恋に落ちていく様子は、演出や脚本等による「見せ方」が秀逸で、初恋の甘酸っぱさや初々しさが嫌味なく描かれていて非常に好感が持てた。
おせっかいな周囲のキャラクターの存在も、場合によっては出しゃばり感がうざったく感じることもあるが、この作品の1期に限って言えば、恋愛に不器用な主人公達を上手くアシストしていたという印象。
また1期における重要なキーとなる、六花が頻繁に口にする「不可視境界線」が真に意味するものが徐々に明らかになっていく辺りのシーンなどは特に、ドラマチックに心情に訴えかけてくるものがあった。

そのような感じでハッピーエンドで幕を閉じた1期に続く2期、当然ハードルは上がる。
既に恋人関係になった2人のイチャイチャ映像を延々ワンクールやるわけにはいかない。となると当然、2人の絆を試すような危機が訪れるのは見る前から容易に想像がつくわけで。
新キャラ・七宮が登場し、OP映像で派手に六花とバトルを繰り広げている様子から、2期では彼女が大暴れするのかと思ったが、期待した程の「活躍」はなし。
時々サブキャラクター達の単話モノのエピソードを挟みつつ、ドタバタラブコメに落ち着いてしまった感で終わったのは残念である。
1期における「不可視境界線」と同じく、2期では「暗炎竜」という中二ワードが暗喩的に出てくるが、これのネタ明かしも1期に比べると弱かった。
終盤は正直11話を最終話としても良かったのではないかと感じたが、あと残り1話で何をやる…?あ、そうか「アレ」がまだだな…と思っていたら、その通りの内容だったので、ここは予想を裏切って欲しかった。

恋人ができると、よく「リア充」などと揶揄されることがある。この作品でも「恋愛=リアル」であるが故に、独自の妄想世界に浸る「中二病」とは本来相容れないもの(両立できないもの)という考え方がある。
その辺りの矛盾と、その矛盾に葛藤する六花や七宮の描写は良かった点か。

作画に関しては文句のつけようがなく★5である。
特に、中二病全開のバトルシーン(妄想)の描き方が、完全にそこいらのファンタジー系バトルアニメのそれを凌駕している。日常系ラブコメ作品にはもったいないくらいの壮大さと美しさ、お見事!

確かに中二病は痛い。リアルを否定し、自分の思い描いたファンタジックな世界に自身を閉じ込めて悦に入るシンドロームだ。
しかし私は思う。この作品の中で実は最もリアルに程遠い存在、それは主人公の「勇太」ではないかと。
考えてもみて欲しい。彼にとって封印したい筈の過去の中二病設定を無理矢理掘り起こそうとする六花は、本来なら避けたい相手ではないのか。
なのに勇太は出会いの段階から既に、呆れつつではあるにせよ六花の中二病にキチンと付き合っている。
そして恋人になる前も、なった後も、彼は六花の突飛な言動にまるで保護者のような目線で相手をし続けている。高校生にして、なんて器の大きな男だろう。
さらに妹たちや母親にも優しく、進学校に通っているということは、勉強もデキる。家事全般もこなせる。あの料理スキルの高さ、私がお婿さんに欲しいくらいである。

なかなかここまで良スペックな男性とは出会えないものだ。六花が羨ましい。ああ、どこかに勇太落ちてないかなー…

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11

75.9 4 コスプレで学園なアニメランキング4位
ニセコイ:(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (1239)
8015人が棚に入れました
10年前、鍵を持った女の子と「再会したら結婚する」という約束を交わし、鍵穴のついたペンダントを肌身離さず持ち続ける少年・一条楽。 普通で平凡な高校生活を送っていたはずが、転校生・桐崎千棘の登場で生活は一変! 相性最悪な出会いだったが、2人は親同士の都合で恋人のフリをすることに。 そんな中、楽が想いを寄せる同級生・小野寺小咲が、10年前に男の子からもらった鍵を持っていることが明らかに。もしかしたらあの子は小咲かもしれない!……と思ったら、なんと千棘も10年前の初恋の思い出だという鍵を持っていた!? さらには自ら許嫁だと名乗る橘万里花も鍵を持って現れて…!? 千棘を守るヒットマンの鶫誠士郎や、小咲の妹・春も加わり、ちぐはぐな恋物語のこれからは一体どうなる!?

声優・キャラクター
内山昂輝、東山奈央、花澤香菜、小松未可子、阿澄佳奈、内山夕実、佐倉綾音、小岩井ことり、沼倉愛美、梶裕貴、子安武人、豊口めぐみ

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

どのアニメを視聴するか迷っている方に。今期アニメを制作会社からチェックしてみよう!

10年前、鍵を持った女の子と「再会したら結婚する」という約束を交わし、鍵穴のついたペンダントを肌身離さず持ち続ける少年・一条楽。

普通で平凡な高校生活を送っていたはずが、転校生・桐崎千棘の登場で生活は一変!
相性最悪な出会いだったが、2人は親同士の都合で恋人のフリをすることに。

そんな中、楽が想いを寄せる同級生・小野寺小咲が、10年前に男の子からもらった鍵を持っていることが明らかに。
もしかしたらあの子は小咲かもしれない!
……と思ったら、なんと千棘も10年前の初恋の思い出だという鍵をもっていた!?
さらには自ら許嫁だと名乗る橘万里花も鍵を持って現れて…!?

千棘を守るヒットマンの鶫誠士郎や、小咲の妹・春も加わり、ちぐはぐな恋物語のこれからは一体どうなる!?

第1話「コレカラ/キヅイテ」
「コレカラ」
極道一家「集英組」とギャング組織「ビーハイブ」の抗争を止めるため、恋人のフリをすることになった一条楽と桐崎千棘。
はじめは衝突することも多かったが、少しずつ互いを理解するように。
そんななか、ついに千棘は、自分が抱く楽への想いが「恋」であることを自覚する。
はたして、これからの“ニセコイ”関係はいかに…?「あれ? ホントにどうなるんだコレ…!!?」

「キヅイテ」
友達に勧められて、リップクリームをつけ始めた千棘。
「あいつ…かわいいって思うかな…」しかし楽は、そんな千棘の変化に気づいていない様子。
鈍感な楽に気づいてもらうべく、千棘はあの手この手でアピールをしかける!

第2話「インネン/ショウブ」
「インネン」
ギャング組織「ビーハイブ」の優秀なヒットマンである鶫誠士郎は、ビーハイブのボスの娘である千棘を守るため、共に高校生活を送っていた。
ある日いつものように帰宅しようとすると、突然の銃弾に狙われる。
攻撃をしかけてきたのは、かつての仕事仲間・ポーラだった。

「ショウブ」
誠士郎とポーラの因縁に、不運にも巻き込まれてしまった楽。
誠士郎は、楽が千棘の恋人であることをポーラに告げるが、聞く耳を持たない。
ビーハイブトップのヒットマンである2人の銃口を前に、楽は無事このピンチを切り抜けられるのか……!?

•オーディオコメンタリー
内山昂輝・小松 未可子・沼倉愛美

第3話「ヒツヨウ」
もうすぐクリスマス。
皆でクリスマスの予定を話していたが、千棘は怯えた表情で震えていた。
その理由を聞かれ、「お母さんが帰ってくるから」と答えた千棘。
久しぶりの再会だというのにどこかぎこちない千棘の様子を、楽は不思議に思う。
さらに、恋人として母親に楽を紹介するように言われた千棘はますます戦慄……!
千棘の母親とは…?そして2人のクリスマスは一体どうなる!?

千棘「ある人は、日経平均株価はその日の彼女の機嫌で決まるとまで言ったらしいわ。」

※4月30日に538円安と急反落し、今年最大の下げ幅を記録。華さんの機嫌がものすごく悪かった。

用語解説「日経平均株価」
東京証券取引所第一部上場銘柄のうち、市場を代表する225銘柄を対象とした相場全体の流れをつかむ株価指標として最も利用されている代表的な株価指数です。
戦後、東京証券取引所が再開された1949年5月16日の単純平均株価176円21銭より算出されており、投資家だけでなく一般の人にも親しまれています。
日経平均株価は東証1部上場の225銘柄を構成銘柄として、それらの銘柄の株価の単純平均をベースに新株落ち分を修正して株価に連続性を持たせています(日経225=225銘柄の株価合計÷除数)。その修正方式がアメリカのダウ・ジョーンズ社の開発したものなので、かつては日経ダウと呼ばれていましたが、1985年5月にその権利を日本経済新聞社が買い取り、株価の算出と発表をするようになりましたので、日経平均株価となっております。また、株式先物取引や株式オプション取引でも代表的な指数として利用されています。

※2015年4月日経平均2万円の大台回復。2011年3月日経平均8500円割れは華さんの機嫌が悪かったのか。

2011年日経225先物CB2連発と「まどか」本放送一時休止の時はパニックになった。
2011年3月相場が動いた
大引け間際の地震により、大幅続落
11日大引けの日経225先物は、前日比円200円安の10170円で取引を終了。高値は10310円、安値は10160円で上下レンジは150円。売買高はラージ94920枚、ミニ48948枚(4月限)、524062枚(6月限)。 TOPIX先物は前日比14.50ポイント(P)安の907pで取引を終了。高値917.5p、安値905pで上下レンジ12.5p、売買高は46195枚。
手掛かり材料難から様子見姿勢が強まったものの、売り込まれることもなく底堅い展開が続いた。ただ、14時40分過ぎに発生した大地震により下げ幅を拡大、日中の安値圏で取引を終えた。

大幅続落、ミニ(6月限)の売買高は100万枚を超える
14日大引けの日経225先物は、前日比710円安の9460円で取引を終了。高値は9750円、安値は9430円で上下レンジは320円。売買高はラージ20万6394枚、ミニ(6月限)108万8800枚。TOPIX先物は前日比80ポイント(p)安の827pで取引を終了。高値859p、安値825pで上下レンジ34p、売買高は8万7821枚。
この日の寄り付きは、東北・太平洋沖地震を受けたリスク回避の動きから、売りが先行して取引を開始。TOPIX先物は寄り付き直後にサーキットブレーカーが発動し、15分間の一時中断措置がとられた。

大幅に4日続落、売買高はミニ(6月限)で140万枚超え
15日大引けの日経225先物は、前日比820円安の8640円で取引を終了。高値は9230円、安値は7800円で上下レンジは1430円。売買高はラージ291543枚、ミニ(6月限)1407615枚。TOPIX先物は前日比58ポイント(p)安の769pで取引を終了。高値807p、安値691.5pで上下レンジ115.5p、売買高は111657枚。
この日の寄り付きは、福島第一原発2号機で爆発音が聞こえたと報じられ、リスク回避の動きが先行。その後も、原発事故の動向を睨みながら、売りが優勢の展開が続いた。ランチタイムに菅首相(当時)による国民へのメッセージが伝えられ、福島第一原発から30キロ圏内の人々に屋内退避を呼びかけるなど、緊迫した内容であったことを受けて、225先物に売りが殺到、第二値幅までサーキットブレーカーが発動した。日中安値ではストップ安(7780円)水準に迫り7800円まで下落。

※先物動く時はすごかった。遅物ではないと実感。

「魔法少女まどか☆マギカ」本放送中の動向
重厚な設定や悲壮な展開は注目を集め、放送が行われていない日本国外の地域から寄せられたものを含めた様々な反響があり、同時期のテレビアニメの中では抜きんでた話題を集めたが、最終回を前に、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震と、それに伴う東日本大震災のための特別報道番組によって本作の放送が中止となり、第11話以降の放送およびネット配信も「自粛」を理由に延期されることとなり、放送が危ぶまれた。

2011年3月末までの放送を予定していたレギュラー放送はそのまま終了となったが、公式Twitter上で、レギュラー放送とは違った形で4月中に最終話までの公開を目指す旨が発表され、その後の告知で、最終回は放送休止となっていた2話または3話分(放送局により異なる)の未放送エピソードをまとめて放送する形となることが発表された。その間には最終回がいつ放送されるのかが話題となり、ゲームメーカーなどがエイプリルフールのネタとして本作を取り上げたほか、第11話と最終話(第12話)の台本がインターネットオークションや掲示板へ流出するというトラブルもあった。放送日は2011年4月21日深夜(4月22日未明)となり、最終回の集中放送当日の読売新聞朝刊(統合版地域は除く)には全面広告が掲載されるなど、大々的な告知も行われた。テレビアニメが何らかの事情で予定の期間内に最終話までの放送を完了できなかった場合、そのまま打ち切りになってしまうことも多い中、こうしたかたちで放送が行われたり、新聞広告を用いた告知が行われたりすることは極めて異例とされる。平日の深夜3時放送となった最終回はネット上や秋葉原でも大きく盛り上がり、視聴率は高く、MBSで2.3パーセントを記録。同占拠率は22.6パーセントだった(共にビデオリサーチ調べ)。

※待ちに待った2011年4月第11話、第12話視聴して号泣。一生忘れられない思い出になった。

第4話「ハハオヤ」
勇気を出して「イブを一緒に過ごしたい」と母・華にお願いした千棘だったが、あっけなく断られてしまった。
千棘にまるで興味を示そうとしない華の態度に苛立つ楽は、自分が働くことでできた時間を使って千棘に会いに行ってほしいと華に提案する。
そして、死にものぐるいで仕事をこなしていく。
楽「このままじゃ千棘がかわいそ過ぎんだろ!!」

•オーディオコメンタリー
内山昂輝・東山 奈央・豊口めぐみ

第5話「オシエテ/ラクサマ」
「オシエテ」
テストの順位が貼りだされ、それぞれの結果を確認する楽・千棘・小咲・鶫・るり・集。
しかし、万里花の名前がなかなか見つからない!?実は万里花は、花嫁修業はバッチリでも、勉強の方はまるでダメだった。
次のテストの結果も悪ければ追試だと言われてしまった万里花がとった行動とは……?

「ラクサマ」
父と旅行に出かけるという万里花の代わりに、ペットのオウムを1日だけ預かって欲しいと依頼された楽。
普段から動物好きな楽は二つ返事でOKしたものの、万里花がつけたオウムの名前ととんでもない“しつけ方”のせいで、お世話は一苦労!?

•オーディオコメンタリー
内山昂輝・東山 奈央・阿澄佳奈

第6話「オイシイ」
2月14日、バレンタインデー。
今まで一度も女の子からチョコを貰ったことがない楽だったが、やはり少しは期待してしまう。
一方そんな楽の気持ちは知らず、それぞれ思い思いに手作りチョコを用意していた千棘・万里花・小咲。
はたして、無事に楽に手渡すことはできるのか!?

第7話「イモウト」
季節は春。
晴れて凡矢理高校の1年生になった小咲の妹・春は、新しい生活への期待に胸をふくらませていた。
しかし、登校初日からヤンキーに絡まれてしまい大ピンチ!
恐怖に意識が遠のいていく春が最後に見たのは、自分をかばう、同じ凡矢理高校の制服を着た男の子の姿。
名前も顔もわからない「王子様」との出会いに運命を感じる春だったが、その王子様ともう一人、絶対に探さなくてはいけない男の人がいて……?

•オーディオコメンタリー
内山昂輝・花澤香菜・佐倉綾音

ヒロインたちが“魔法少女”に変身!? 第8話は、スピンオフ作品『マジカルパティシエ小咲ちゃん!!』を放送
第8話は、SPなお話を放送しちゃいます! 
なんと原作コミックスの巻末に掲載されてきたおまけ漫画「マジカルパティシエ」シリーズがアニメ化! 
『マジカルパティシエ小咲ちゃん!!』として放送決定です! 
本作では、『ニセコイ』のヒロインたちが“魔法少女”になって活躍! 

第8話「マジカルパティシエ小咲ちゃん!!/ハタラケ」
「マジカルパティシエ小咲ちゃん!!」
魔法ねずみ・ルーリンと契約を交わし、魔法少女「マジカルパティシエ」になった小咲ちゃん。
変身はちょっぴり恥ずかしいけれど、世界の平和を守るために戦います!
ある日、となり町から2人の魔法少女がやってきました。
魔法フェレット・ホンダーソンとマジカルポリス万里花ちゃん、そして、魔法ネコ・ツグミャーとマジカルゴリラ千棘ちゃん!
凡矢理市に集まった3人の魔法少女はチームを組んで、悪の手先に立ち向かう――!

<テーマソング>
「マジカル☆スタイリング」
♪マジカルパティシエ小咲ちゃん(CV:花澤香菜)

◆登場人物紹介!
●マジカルパティシエ小咲ちゃん/小野寺小咲(CV:花澤香菜)
魔法ねずみ・ルーリンと契約した魔法少女。
変身するのがとっても恥ずかしい。

●ルーリン(CV:内山 夕実)
小野寺小咲と魔法少女の契約を交わした魔法ねずみ。
ちょっぴり強引。

●マジカルゴリラ千棘/桐崎 千棘(CV:東山 奈央)
魔法ネコ・ツグミャーと契約した魔法少女。
変身後の姿には納得していない。

●ツグミャー(CV:小松 未可子)
桐崎千棘と魔法少女の契約を交わした魔法ネコ。
人間に変身すると結構かわいい。

●マジカルポリス万里花/橘 万里花(CV:阿澄 佳奈)
魔法フェレット・ホンダーソンと契約した魔法少女。
変身にまったく恥じらいがない。

「ハタラケ」
和菓子屋「おのでら」に再び助っ人として呼び出された楽。
そこには小咲に加え、妹の春も。
しかし春には相変わらず歓迎されず、楽と春は険悪なムードに…。
これには小咲も心配な様子。
今日一日のお手伝いを通して、2人の仲は良くなるのか?

第9話「オソウジ/オミマウ」
「オソウジ」
キョーコ先生のお願いで、プール掃除をすることになった楽たち。
プールサイドに集まったのは、千棘・小咲・鶫・万里花・るり・集に、春と風、そしてポーラ。
水着に着替えて早速掃除を始めるが、ポーラは離れたところからこちらを眺めるばかりで…?

「オミマウ」
るりの計らいで、風邪を引いた小咲のお見舞いに一人で向かった楽。
小咲の母は旅行で留守にしていると聞いて、もしかして二人きり…!?とドキドキする楽だったが、そこには春の姿も。
楽を警戒する春をなんとかなだめ、一緒に小咲の看病をすることになったのだが…?

第10話「オウエン」
楽の親友・集は、女の子好きで明るい性格。
いつもおちゃらけていて、ふざけて鶫やるり達を怒らせることはもう日常茶飯事。
恋とはあまり関係なさそうに見える集だったが、実は好きな人がいることが明らかに!
楽はその相手が誰なのかを尋ねるが、はぐらかされてしまう。
「手の届かない高嶺の花」という、その意外な相手とは…?

•オーディオコメンタリー
内山昂輝・梶裕貴・内山夕実

第11話「ヤセタイ/オハヨウ」
「ヤセタイ」
和菓子屋「おのでら」の新作の味見や、千棘たちとの買い食い、春とのおやつなど、最近甘い物を食べることが多かった小咲。
数日ぶりに体重計に乗ってみると、衝撃の結果が…!「大変だ…!! 今すぐなんとかしなきゃ…!!」

「オハヨウ」
中学3年生の小咲は、同じクラスの楽に恋をしていた。
朝の「おはよう」と放課後の「またね」が楽しみだったが、卒業して高校に進学したら、それももうできなくなってしまう……。
そう思った小咲は、楽と同じ凡矢理高校を受験することに!
勉強が得意ではない小咲だったが、るりにも協力してもらい、必死に勉強を始めるのだった。

第12話「ソウサク/オタメシ」
「ソウサク」
千棘がいつも髪を結んでいる赤いリボン。
小さいころに母親に貰った、そして楽との思い出が詰まった、とっても大切なもの。
しかし、今朝は遅刻ギリギリで慌てて結んできたせいか、学校へ行く途中でほどけてしまい、失くしてしまった! 
すっかり落ち込んだ千棘を慰めながら、楽たちは一緒にリボンを探しに行くのだった。

「オタメシ」
「…告白、かぁ~~~…」楽にお試しで告白してみようと思い立つ千棘。
手紙を書いてみたり、告白の練習をしてみるものの、恥ずかしくなってしまって上手くいかない。
どうしようと思い悩みながら、今日も楽とのニセデートが始まった。

デキるオタクはここで判断している?
2015年秋アニメも出そろいましたね。しかし、度胆を抜かれたというか……想像していた方向とまったく異なっていたのが「おそ松さん」ではないだろうか。初回の放送がスタートしてからカオスなネタと相次ぐパロディの連続に、ネット界隈を中心に「なんなのこれww(褒め言葉)」状態に。

その一方で「銀魂の監督とスタッフなのか。だったら納得」「監督の過去の作品からすると当然の展開」といった声も。うーむ……どうやらコアなアニメファンは監督などからも事前に情報を得て、放送開始前から内容を想定しているようだ。

【川畑喬氏】
2015年秋放送:「緋弾のアリアAA」
過去に関わった作品(例):「ニセコイ」/「幸腹グラフィティ」/「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」

演出を中心にさまざまなアニメに参加しているが、近年はシャフト制作アニメ中心とのこと。「緋弾のアリアAA」では絵コンテ、演出のセクションでも活躍。

純真無垢な心が全て!?アニメファンが選ぶ「もっとピュア(純粋)なアニメ・漫画キャラ」
第3位には、主に高校を舞台とした大人気ラブコメ『ニセコイ』から、アシンメトリーな髪型が特徴のヒロイン「小野寺小咲(おのでらこさき)」がランクイン。恥ずかしがり屋で少し内向的ではあるが、明るくて優しい性格の彼女。自分の事よりも他人の事を優先してしまうため、貧乏くじを引くことも多い。実は主人公と両思いであるにも関わらず(互いに)その事に気づいておらず、ずっと思いを伝えられずにいるその姿はまさに“ピュア”。上位へのランクインも納得である。

どのアニメを視聴するか迷っている方に。今期アニメを制作会社からチェックしてみよう!
まだ単なるアニメ好きだったころ……どれくらい作品自体に惹かれるかで視聴を決定していた若者も多いだろう。しかし、アニメ好き→アニオタへと大人の階段をのぼったとき、気になるのがアニメーション制作会社。今期の「(会社名)の作品はコレか……視聴してみよう!」となっているファンも多いはず。

ひと昔は少々コアなアニオタたちが決める手法ではあったのだが、どうやら最近ではライトなアニメファンにも広がっている様子。筆者の周りのライトなアニメ好きの口から「来期のシャフトは~」といった話が出たときには驚いた。

思い返してみれば2006年あたり、「涼宮ハルヒの憂鬱」を京都アニメーション(通称:京アニ)が制作したあたりから、ライト層にも制作会社で視聴を決定する傾向が強まったように感じられる。

【シャフト】
今期放送中:ニセコイ:

視聴回数4回以上の作品
ニセコイ(2014年)
偽物語(2012年)
化物語(2009年)
ひだまりスケッチシリーズ
ひだまりスケッチ 沙英・ヒロ 卒業編(2013年)
ひだまりスケッチ×ハニカム(2012年)
ひだまりスケッチ×☆☆☆(2010年)
ひだまりスケッチ×365(2008年)
ひだまりスケッチ(2007年)

視聴回数10回以上の作品
劇場版 魔法少女まどか☆マギカ
[新編] 叛逆の物語(2013年)
[前編] 始まりの物語(2012年)
[後編] 永遠の物語(2012年)
魔法少女まどか☆マギカ(2011年)

独自の「シャフト演出」など、アニメファンの中では何かと話題になるアニメ制作会社。とりあえずシャフトだから観てみるか~といった人も多いだろう。

桐崎千棘の母・桐崎華を演じるのは豊口めぐみさん! さらに新感覚パネルRPG『ディバインゲート』とのコラボも決定
「週刊少年ジャンプ」(集英社 刊)で連載されている古味直志先生による大人気ラブコメディー『ニセコイ』のTVアニメ第2期『ニセコイ:』が2015年4月より放送中! そのTVアニメ第2期で登場する桐崎千棘の母・桐崎華を演じるキャストが判明しました! なお担当キャストは豊口めぐみさんとなります。併せて、アニメのキャラクター設定も公開となっているのでお見逃しなく!

さらに、『ニセコイ:』とガンホーのスマートフォン向け新感覚パネルRPG『ディバインゲート』とのコラボイベントの実施が決定(コラボイベント実施期間:4月24日~5月11日)! コラボイベントでは「桐崎千棘」「小野寺小咲」をはじめ「鶫誠士郎」「橘万里花」など、お馴染みのキャラクターたちが登場します。『ディバインゲート』で行なわれるイベントクエストなどのコラボの詳細については、後日発表予定とのことです。

ニセコイ×物語が悪魔的かわいさ シャフト40周年記念作品がみてぇ
4月1日(水)、小説家・西尾維新さんによるライトノベルを原作とするTVアニメ「物語」シリーズと漫画家・古味直志さん原作によるTVアニメ「ニセコイ」シリーズがコラボした映画『ニセコイモノガタリ』の制作を発表した。公開時期は2015年の夏になるとのこと。

アニメ制作会社・シャフトの設立40周年記念作品として制作され、大人気作品同士がタッグを組んだ映画とのこと。

今作のスタッフやキャストはすでに発表されているが、予告篇では最後に「どこかの劇場で……」とファンを不安にさせるような一文も記載されている。
「物語」シリーズと「ニセコイ」シリーズは、ともにシャフトによる人気TVアニメ作品。

『ニセコイモノガタリ』では、それぞれの作品に登場する直江津高校と凡矢理高校が姉妹校となり、各校の代表としてお互いの高校に体験転入することになるところから物語がはじまる。

監督は両シリーズをてがける新房昭之さん、キャラクターデザインは「物語」担当の渡辺明夫さん・「ニセコイ」担当の杉山延寛さん。

そして、主題歌は、これまで両作品の主題歌を歌ってきた覆面女性ユニット・Clarisが2014年に発表したClear Skyを起用するなど、それぞれのシリーズと深く関わってきたスタッフが名を連ねる。

さらに西尾維新さんによる近作『掟上今日子の備忘録』も同時上映作品『掟上今日子のラブソング』として発表されているが、2014年に公開された「物語」シリーズとのコラボCMと全く同じ映像となっている。

また、書泉ブックタワーやAKIHABARAゲーマーズ本店などでは、アニメーション作家ユニット・劇団イヌカレーによるポスターの店頭ジャックが行われている。
「ニセモノの、コイから始まるモノガタリ。」という印象的なキャッチコピーが目を引くが、4月1日ということで、エイプリルフールのネタという可能性も否定しきれない。

このウソともホントともつかない発表に、ファンからは「そんなことより『傷物語』はよ」など、長らく劇場版制作が報じられてから公開未定となっている作品を待ち望む声が挙がっている。

2014年10月に第2期の制作が発表され、2015年4月より6月まで『ニセコイ:』のタイトルで106話まで放送された。1期を放送していなかった南日本放送で放送される一方で1期を放送していたTOKYO MXを除く関東圏の独立局およびテレビ東京系の3局ではネットされなかった。放送される各局では放送開始前週に、桐崎千棘役の東山奈央がナビゲーターを担当する特別番組を放送。

原作の多くの場面・多くの話がカットされているが、原作には忠実であり、アニメオリジナルの話は特にない。

オープニングテーマ
「Rally Go Round」(第1話 - 第7話、第9話、第11話 - 第12話)
「マジカル☆スタイリング」(第8話)

エンディングテーマ
「曖昧ヘルツ」(第1話、第3話、第6話、第9話、第12話)
「TrIGgER」(第2話)
「Sleep zzz...」(第4話)
「またどーらぶ」(第5話)
「marchen ticktack」(第7話)
「通り雨drop」(第10話)
「クレヨンカバー」(第11話)

投稿 : 2024/11/02
♥ : 45
ネタバレ

yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

鍵のことは気にしなことにしましょう。「キー」だけにキーにしない・・・おあとがよろしいようで・・・

この際、忘れちゃおう!
鍵のことなんて、キレイサッパリ。
舞台装置にばかりこだわるなんて
あんまりかっこよくないゾ!
「進めるべきストーリーなんてない。」
この境地に至ることが出来れば、
とおぉぉっても楽しい作品だよ♪

OPこそ1クール通して変わらなかったが、
EDは
メインヒロイン4名ヴァージョン
鶫誠士郎ヴァージョン
桐崎千棘ヴァージョン
橘万里花ヴァージョン
小野寺春ヴァージョン(NEW!)
宮本るりヴァージョン(NEW!)
小野寺小咲ヴァージョン
と、な、なんと7種類も用意されているのである。
あ!
マジカルパティシエ小咲ちゃん!!を忘れてた。
これも専用OPが用意されているという破格の待遇。
Aパートだけのために用意するなんて・・・スバラシイ。
上記の事実からだけでも制作側の気合が感じられる。
内容の乏しさに反比例して。

「停滞は衰退の始まり」という言葉がある。
1期においてメインヒロインが出揃い、
各キャラの立ち位置、舞台背景なんかも概ね定まっているのである。
しかも、原作は完結していない。
この状況下においては「停滞」以外の選択肢がない。
誤解を恐れずに言うなら、
「コミック添付OVAの豪華版」
この作品を一言で表現すればこうなる。
・・・豪華版、これが大事である。
一話一話のクオリティは非常に高い。
テンポも表情も絵も、そして声もすべてが高次元のクオリティ。
一つも進まない、
どこへも行かない、
そんな楽と彼を取り巻くヒロインたちの日常を
瑞々しく切り取った記録ムービーとして存在しているのである。
そう、これは「停滞」ではなく「安定」なのである。
原作次第であるが、
いつかこの「安定」はバランス崩し「結末」へ向けての崩壊を始めるかもしれない。
「安定」のまま緩やかに下降を続けそのまま自然「消滅」へと向かうのかもしれない。
いずれにせよ「安定」を保っていられるのもそう長い時間ではない。
故に、この今ある「安定」を楽しもうではないか。
大いに心行くまで楽しみ尽くそうではないか。
このクォリティを維持してくれるのであれば、
3期を期待したい。
もう1~2クールであれば「安定」を保っていられるだろうから。

小野寺小咲ファンとして一言。
{netabare}「小野寺小咲」回が少ない!
完全なる小咲回は第八話と第11話のみ。
「マジカルパティシエ小咲ちゃん!!」については後述するとして、
小咲ちゃん・・・お勉強できない子だったのね。
うん、それもまたよし。
勉強なら教えてあげるよ。
今回一番印象に残ったのは、
第六話「オイシイ」から、
「義理です!!
でも、ちょっとだけ特別な義理です・・・」
あああ!!!
特別な義理って何!?
俺も欲しいよ、特別な義理チョコ!!!
青春っていいなぁ~。
こんな青春ならもう一度やってもいい。{/netabare}

桐崎千棘シンパとして一言。
{netabare}第一話にして自分の気持ちを「恋」と自覚しちゃうなんて・・・
もう完全に恋する乙女じゃない!
いや、しかし、これはこれで・・・
か、可愛いじゃないか!
女の子らしい可愛らしい表情をたくさん見せてもらった。
流石はメインヒロイン!{/netabare}

小野寺春の登場について
{netabare}本作のメインヒロインは桐崎千棘である。
が、メインストーリーは一条楽と小野寺小咲の恋の行方である。
何と言っても二人は相思相愛、両想いの間柄なのである。
しかも、同じ学校で同じクラスに通いすでに友達なのである。
放っておいても勝手に引き合い、くっ付いてしまう可能性は高い。
その上、最上の策士、現代の諸葛孔明とも例えられる軍師「宮本るり」が二人の背後で糸を引くのである。
どんな障害があろうともカップル誕生は時間の問題である。
こ、これはイカン!何とかせねば!
と考えたジャンプ編集部が投入した最終兵器、
それが「小野寺春」である。
春の登場で「楽ー小咲」ラインの進展が著しく阻害されることとなった。
「楽ー小咲」ラインが進展しなければ、
「楽ー千棘」「楽ー万里花」ラインが進展することはあり得ない。
果たしてジャンプ編集部は物語を引き延ばすことに成功した。{/netabare}

マジカルパティシエ小咲ちゃん!!
{netabare}こ、これは何?
アニメオリジナル?
小咲ちゃんの衣装はまんま「まどか」だし。
全く予想外のオハナシに面食らった。
しかも、ニセコイには珍しい微エロ!
スンバラシイ変身シーン!!
いやー堪能した。
ま、まさか!
そんなことないよね?
完全限定盤BRは変身シーンその他の全裸が無修正なんて!
な、ないよね?
ある、の?{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 34

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

今期はヒロイン達が大活躍です・・・^^

この作品は「ニセコイ」の2期に相当する作品です。内容に繋がりがあるので、1期を未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

「集英組」というヤクザの組長の一人息子である一条 楽と、「ビーハイブ」というギャングのボスの一人娘である桐崎 千棘ちゃんが、高校3年間偽物の恋人同士を演じることで始まったこの物語・・・だからタイトルも「ニセ(ノ)コイ(ビト)」なのだと思いますが、2期まで来ると大分雰囲気が変わり、タイトルと内容に乖離を感じるようになったのは私だけじゃ無いと思います^^;

1期では「超」が付くほど鈍感な楽の周りに千棘ちゃん、小咲ちゃん、万里花ちゃんに誠士郎と、可愛い女の子が勢揃いしました。
2期でも楽の鈍さは健在・・・女の子たちは1期より一歩踏み出そうとするのですが、中々その勇気が出せません^^;
そうこうしているうちに、今度は小咲ちゃんの妹である春ちゃんや、アメリカで誠士郎と繋がりのあったポーラ・マッコイが加わり、相関は一層複雑さを増してきましたね。

2期では特に以下の3つの物語が大好きでした^^

自分の気持ちを告白するのは、とても勇気がいる事だと思います。
それは断られたり、嫌いになられるのが怖いから・・・^^;
だから心と身体が萎縮しちゃうんですよね^^;

でも、現状を変えたい・・・のなら自分から動く必要があると思います。
待っていたら必ず状況が好転するなら松にも手ですが、そんな保証も無いし、そもそもいつまで待てば良いのかだって分かりません・・・

そういう時に自分の知らなかった想い人の良い一面を見るとドキッとしますよね^^;
そんな淡い恋心がシャフトさんの独特な作画で心情が巧みに表現されています。

もう一つは親子関係・・・何でも言い合える関係であれば問題は無いと思います。
でも・・・必要以上に相手の事を考えすぎた結果、キチンと表現する事ができなくなって、そのまま時間だけがズルズルと過ぎてしまう・・・そして気付いた時には取り返しのつかない状況にまで追い込まれてしまう・・・
親子関係に限らず、仕事や友人との間でも同じ様が起きうる可能性は十分にあると思います。
一言・・・たった一言が言えて、それをちゃんと受け止めれば良い・・・ただそれだけなのに、それが難しいんですよね^^;

そういう時に、お互いを橋渡しする人がいたらどうなるでしょう・・・
きっと事態は好転すると思います。
それは、心の底ではお互いに望んでいる事だから・・・
この作品で取り上げている親子関係は・・・是非本編をご覧頂きたいと思います。

そして最後に「モノを大切にする」こと。
この作品に出て来る登場人物はモノを大切にしています。
それはとても思い入れのあるモノだから・・・いつも肌身から離しません・・・
ひょんな事から、その大切なモノを無くしてしまったらどうでしょう・・・
絶対無くしたくない大切なモノを無くしてしまった時、どれだけ落ち込むのか・・・
物凄く高価なモノだったら警察に届く事でしょう・・・
でも大切なモノの価値は人それぞれ・・・それが世間一般的にそれほどの価値が無いものだとしたら・・・
目にも止まらないかもしれない・・・今こうしている間にも無くなっちゃうかもしれない、などと考えると、平然となんてしていられません。
果たして探しモノは見つかるのでしょうか・・・^^;
私はこの物語を見るたびに貰い泣きしています(//∇//)

オープニングテーマは、LiSAさんの「Rally Go Round」
エンディングテーマは、 桐崎千棘(東山奈央)、小野寺小咲(花澤香菜)、鶫誠士郎(小松未可子)、橘万里花(阿澄佳奈)の「曖昧ヘルツ」
オープニングはLiSAさんらしいノリノリの曲です^^
エンディングはとても可愛らしい曲だと思います。

今期は1クール12話でしたが、全然最終回らしくない終わり方でした。
これは3期を期待しても良い・・・という事なんでしょうか^^;?
ペンダントと鍵の謎も明かされていないので、きっと物語はまだ続くんでしょうね^^
そして、完走して確信したのが私の一推しが千棘ちゃんだという事です^^
キャラとして見ても普通に可愛いのですが、東山さんとの相乗効果が半端ありません(//∇//)
東山さん・・・素晴し過ぎです。千棘ちゃんにメロメロだったのか、東山さんにメロメロなのか、段々分からなくなってきました(//∇//)
続編が放送されるなら絶対見ますっ!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 29

75.2 5 コスプレで学園なアニメランキング5位
六畳間の侵略者!?(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1175)
7098人が棚に入れました
高校入学から一人暮らしを始めることになった苦学生、里見孝太郎が見つけた家賃五千円の格安物件。その部屋“こころな荘一〇六号室”は…狙われていた!意外なところからつぎつぎ現れる可愛い侵略者たちと、孝太郎との壮絶な(?)闘いの火花が、たった六畳の空間に散りまくる!健速が紡ぐ急転直下のドタバトルラブコメ、ぎゅぎゅっと始まります。

声優・キャラクター
中村悠一、鈴木絵理、大森日雅、田澤茉純、長縄まりあ、鈴木達央、竹達彩奈、悠木碧、早見沙織、高本めぐみ、洲崎綾、田村ゆかり、鬼頭明里
ネタバレ

うち. さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

六畳間に集まる侵略者達!?

ヒロイン全員侵略者ではなく宇宙人と地底人が侵略者です。
ラブコメで時々シリアスという感じですかねー、一話は怒濤の展開、三話はマラソン回でしたがマラソンではなく障害物マラソンでした。
詳しく知りたい人はラノベを読む、大まかなな本筋を知りたい人はアニメを観るのがおすすめ。

ラノベの一巻を購入したのでお約束は出来ませんが感想を書くかもしれません。
一巻読んだ感想
大まかな違いを書きます。ここからはネタバレというより、違いを書きますが一応ご注意を。それが大丈夫という方はどうぞ…
{netabare} ゆりかの扱いが酷い(笑)陰の功労者なのですが誰も魔法少女と信じません。アニメ以上に不憫なキャラです。大家さんの掘り下げと桜庭先輩の掘り下げがラノベ版の方が充実しています、特に桜庭先輩は読んでおかないと何故孝太郎に好意を抱いているのか不透明だったのでその疑問が解消されました(されます)
侵略者メンバーで幽霊の早苗は一巻の時点で孝太郎に対する敵意がとあることで薄れています。 {/netabare}
ラノベ版を読むと桜庭先輩と早苗とゆりかの印象が変わります、そのかわりアニメのように展開が早いというわけではありません。アニメ一話がほぼ一巻の内容をざっくりとカットして映像化しているのでご注意。

九話感想
ゆりかが可愛い…だと!?
ラノベ読んだから知ってましたけどね
タイトルの解釈としては『陽だまりと虹』は孝太郎がゆりかに対するイメージであり、ゆりかが孝太郎に対するイメージかなと思いました。
 九話は孝太郎がゆりかをおんぶしているシーンがまさに孝太郎がゆりかにとっての『陽だまり』という感じが出てて良かったと感じました。

十話感想
早苗が孝太郎の身体に入って眠っていましたが、あれは早苗的に『暖かいから入っている』らしいからです。
孝太郎は最早、早苗に対しまったく敵意もなくなおかつ家族感覚なので暖かいみたいです。朝に寝起きの悪い孝太郎を起こしに来るルースはびっくりしています(尺の都合によりここの下りはカット)
ゆりかの馬の役はいじめとかではなく、ゆりかには馬の演技が上手いと評価されてまた馬役をしました。

十一話感想
キリハが左腕に付けていた篭手は雷と炎を操れる代物です。
キリハは障害物競走で完走寸前までいったので運動は得意な方なのでしょう、急進派のリーダーにはスタンガン的な衝撃を与えて昏倒させました。
急進派のリーダー、シジマ・タユマは騒動の後地底にて裁判にかけられます。シジマは所謂武家に当たる家で生まれ武力による侵略を提唱して一定の支持を得ています。地底の技術は確かに地上を圧倒していますが数は断然、地上の人間が多いですし対策も早いでしょう…サンレンジャーはその為の組織です。
今回サンレンジャーが遊園地まで出動しませんでしたが、ラノベ版だと遊園地に出動します。一瞬でやられますが、ゆりかの防御魔法で大事に至りませんでした。
サンレンジャーという組織は全国に居るらしいです(あやふや)あのスーツは一応戦える機能が備わっています。

キリハは可愛いのですが後々にならないと真価が発揮されないもったいないキャラですかね。

キリハの過去については…ラノベを買おう!
ここで言うのは止めておきます。
大家さん貴方は一体何者なんだ…

十二話感想と総評
クリスマス回&演劇回でした。
アニメの尺に合わせて一話並みの再構成がされました、ある意味原作越えをした回でした。
ヒロイン全員が可愛いと感じたのは久々なんじゃないかと感じました。どのヒロインも薄い印象ではなく色濃く記憶出来るアニメだったのはないでしょうか?(一話で切らなければ)
十二話は原作超えたと個人的な感想です。
本当に素晴らしいアレンジ、改変、再構成が光るアニメでした、スタッフの皆さんありがとうございました。

アニメは終わりましたが、ラノベはまだ続いているので気になる人はチェック!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

みんな可愛すぎんでしょおおおおおおお

 HJ文庫よりライトノベル原作、ハーレム気味ラブコメ作品。
幽霊に魔法少女に地底人に宇宙人に付き人に大家さんに先輩に……節操のないヒロインの種類と多さ。
1話の時点じゃ「あ、これ、がをられ枠か」もしくは「脳コメ枠か」とか感想を抱いても仕方ない。
だって全員一挙登場するんだもの……。

しかしながら1話の雑多感に反して、2話以降から丁寧なキャラクターの掘り下げが進行してゆく。
設定の無茶苦茶さはあるものの、内容は見せ場やメッセージ性がハッキリしてるので意外に観やすい。

1話は顔見せ、2話以降から各キャラが深く関わるエピソードがそれぞれ用意されている、
侵略戦争とは名ばかりで、そんなに駆け引きやバトル対決的な内容ではない、
といった辺りを念頭に置けば、方向性が分からず振り回されることなく、視聴できるかもしれない。
しかし特殊キャラたくさん出してきたのに、最も普通っぽい先輩が一番メインヒロインっぽいという。

■キャラクターを輝かせるエピソードの展開力
{netabare} この作品は実にキャラクターの魅力を引き出すための話作りが上手いと思う。
初めにいいなと思ったのは、第三話の部活対抗障害物マラソンの話。
この話で最も印象に残ったのが桜庭先輩とゆりかふぁいおーの助け合いシーン。
侵略者面々の中で一人抜けたポンコツぷりを発揮してたゆりかだけに、その健気さに胸を打たれる。
先輩の聖人っぷりも拍車をかけて、ゆりかに恵みあれといった気持ちにさせられた。

ハーレムモノで男キャラ不在の中でのキャラ掘り下げというのも新しく、
厳密にはハーレムモノというよりキャラによって別個のドラマがある作品という印象が強まった。
安易なラブコメに走らずに個性を描く方向に重点を置いたことで、結果魅力を高めているのではないか。

そんなこんなで全員それぞれが際立つエピソードが用意されているために、
観ていけば観ていくほどキャラの魅力が深まっていって、みんな可愛い……

早苗ちゃん:人懐っこさが可愛い どんなときでも味方になってくれそうな信頼感
ティア:反応がいちいち可愛い 小っちゃくて度々弄ばれるけど、案外懐が深くて頼もしい
ルースさん:誠実で可愛い 常識人的ポジションだけど最も暴れてた人
ゆりか:ポンコツ可愛い 泣いたり笑ったりオチ担当だったり面白い でも影の功労者だったりする
キリハさん:機転が利く可愛い 最初は読めない人だったけど、真意が明かされて好感を持てた
桜庭先輩:ヒロイン可愛い 完全に惚れちゃってるよね、という行動の端々が破壊力ありすぎる
大家さん:自由人可愛い 一人だけ別格な格闘家やってるあたり笑えつつ、いると安心感ある
ハニワも竹達と悠木碧だと思うと頭がとろけそうだった。

これほど全ヒロイン魅力的な作品もそうないな……。
そして主人公の孝太郎も終始明るい好青年で、いざというときは台詞も格好良くて好感度高かった。{/netabare}

☆総評
 展開自体はチープさもあったのだけど、キャラクターは本当ずば抜けて良い作品だった。
作画も安定感があり表情豊かで、ポーズも特徴的に決まってて良かった。
ちょっとした所作にどきっとさせられることもあり、可愛さがオーバーブレイクする。
1クールでこれらのキャラを一通り描ききっていて、満足感のある内容だと思う。
ただ方向性を掴むまでの出だしがネックか。まぁ総じて予想以上に良作のキャラ萌えアニメだった。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19

あしすと さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この作品は1クールアニメでは魅力が伝わらないタイプだったのではないかと

原作未読です。

最近たまたまこの作品の原作の良い評判を目にしたのですが、それに対して「でも自分はそんなにこのアニメに強い印象はなかったな~。原作はもっと面白いのかな~」と思ったわけで。

ただ、そのように思いを巡らせたことで一つ気付いたことがあるので、自分へのメモがてらレビューにしてみます。



このアニメに対する自分の印象は、
「ファンタジーハーレムときどきバトルで、決してつまらなくはないものの無難だったアニメ」
というものでした。

そこで今回あらためて「なぜ無難と感じたか」を突き詰めてみたのですが、それはアニメ範囲内では「設定が活かされてない」と無意識で感じていたからみたいなのですよね。


つまり、幽霊やら地底人やら宇宙人やら魔法少女やら、いろいろなキャラがいましたけど、それぞれが上手く絡むことなくエピソードがそれぞれが独立していた、というか…。

例えば幽霊早苗ちゃんメインのエピソードで、他のメンツが地底人やら宇宙人やら魔法少女である必然性があまりなかったように思えて、
その必然性のない状態が、全メンバーの人数分だけメインヒロインキャラを変えて繰り返されただけで、起伏のない状態のまま最終回までいってしまった、みたいな…。

なんか言葉が上手くないですね。伝わっていなければゴメンナサイ…(>_<)




ただ、最近目にした原作の良い評判というのは「伏線の回収の仕方が絶妙」というものでした。

それで思い出しました。
あー、言われてみればなんか伏線っぽい展開はあったな~。結局アニメ範囲内で回収されることはなかったから記憶に残ってなかったけど。


この原作って、20巻くらい出てるんですもんね。

もちろん原作者さんが魅力的な話を作り続けられるからそんなに続くのでしょうけど、それはそれとして、そりゃあ20巻も続いていればじっくりゆっくり伏線回収もできて面白いラノベになりますよね。


かたやアニメ。

何巻までアニメ化されたのかは知らないですけど、きっとこの作品って序盤はメインキャラの自己紹介巻が続いて、
序盤だけでの伏線回収とか、アニメ化された際に合わせた序盤の盛り上がり巻とか作らなかったのでは?


いや、ラノベはあくまでラノベですから、アニメ化を見越して12話24話でまとまりそうなポイントに合わせてメリハリのある盛り上がり回を作るというのは本来違うのかもしれないというのは分かるんですよ。

でも、自分は新しい漫画やラノベを積極的に発掘しようとするタイプではなく、アニメ化されたものの中からかなり気に入ったものだけ原作に進むタイプなので、アニメ12話の時点で強い印象がなければその先には行かないというのが事実なわけで。


例によって話が行ったり来たりしてしまいましたが、今回何を言いたかったのかをまとめますと、
そんなに伏線回収が巧みな原作なのだとしたら、それがまったく感じられなかったアニメ12話の構成(原作序盤の構成)はもったいなかったんじゃないかな~
…ということなのでした。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

82.9 6 コスプレで学園なアニメランキング6位
ダンベル何キロ持てる?(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (742)
3232人が棚に入れました
「ひびき……お前、また太った?」食べることが大好きな女子高生・紗倉ひびきの心に突き刺さった友人の非情な一言。夏休みまでに絶対に痩せてみせるとダイエットを決意したひびきだったが、一人ではまともに運動も続けられない体たらく。こうなったらとひびきが足を運んだ先はトレーニングジムだった! そして入会したジムで同級生のカリスマ美少女生徒会長・奏流院朱美と出会ったひびきは、深くて楽しい筋トレの世界へ足を踏み入れることに……。

声優・キャラクター
ファイルーズあい、雨宮天、石川界人、石上静香、東山奈央、堀江由衣、玄田哲章、戸松遥
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

わがままBODYは正せます!

はじめに、、、

わりとガチ勢なので客観的な意見は期待しないで下さい。

観るべくして観たアニメであり、楽しむべくして楽しんだアニメであります。
広背筋いじめて痛みにうっとりするド変態野郎の妄言という前提で以下お楽しみいただければ幸いです。



女子高生を媒介にして体づくりに向き合った作品。
ためになる点では『はたらく細胞』、題材へのモチベーション喚起の点では『ゆるキャン△』などの系譜に連なる作品です。
エンタメとのバランスを取れてかつハマれば “ためになりやりたくなる” そんな未来が待ってます。
しかしちょっと待ってください。


 ウケんのかこれ?


世間一般から見たオタク像って運動と無縁で体育会系を忌避してるじゃないですか(失言1)。そこに迎合してアニメでは体育祭より文化祭にメインエピソード持ってくるし、主人公はだいたい帰宅部でサッカー部キャプテンあたりを目の敵にしてるみたいな!・・・そうです。ものすごい偏見です。
しかも作中の“シルバーマンジム”のモデルは名前からして“ゴー○ドジム”でしょう? 数あるフィットネスクラブの中で、「プール無し」「フリーウェイトエリア広め」「有酸素運動エリア狭め」「スタジオプログラムあったっけ?」なとにかく筋トレガチ勢御用達のジムですよ。

1.いくらJK投入してもアニオタ(ステレオタイプ)の心を溶かすのは難しいのでは?

ひとつめの疑問です。
だいたい筋トレなんて意識して部位をいじめて回復させての単調な繰り返し。

2.それで30分もつのか?15分枠で充分じゃね?

ふたつめの疑問は12回×30分なんてダレるだろうよの心配です。
みっつめは冒頭に挙げた観点と照らし合わせて、話を盛ってまがいもん教えられても反応に困るという知識やモチベーション喚起面での不安。

3.ためになりやりたくなるのかいな?

と3つのハードルがありました。


結果はご覧の通り。ネットなどの評判を見る限り作品は好意的に受け止められたようです。

{netabare}「見ないで!今日は三頭筋のハリが悪いの」atどこぞのプール{/netabare}

あたかも“筋肉は裏切らない”どっかで聞いたことあるようなフレーズが舞いそうなエンターテイメントに徹した満足の一品でした。
なお上記のハードル3点への適合度合いを整理すると、

 1.○ :しっかりエンタメしてる
 2.△ :ネタ繋ぎに苦労してた
 3.◎ :ためになりやりたくなる

といったところです。
脳筋を先鋭化させた極端なキャラたちが醸し出す面白さとたまに吐かれる毒。ストイックさとお笑いとが良いバランスで同居してます。


【キャラ】◎は主要キャラ

◎紗倉ひびき(CVファイルーズあい)
◎奏流院朱美(CV雨宮天)
◎上原彩也香(CV石上静香)
◎ジーナ・ボイド(CV東山奈央)
◎街雄鳴造(CV石川界人)

立花里美(CV堀江由衣)、愛菜るみか(CV戸松遥)、呉夜叉(CV大原さやか)

ハーンノルド・ドゲゲンチョネッガー(CV玄田哲章)


キャラクターの強烈さに隠れがちでしたが、筋トレ含めた体づくりの説明がメニュー内容も紹介順もついでにトレ作画もほぼ完璧でした。
それではハードル3点への対応ぶりに沿って詳細以下、



■○:エンタメしてる

筋肉の神様にお願いするのは「めっちゃモテたい」。すごい素直!欲望に忠実なことは良いことです。
OPEDはラップ黎明期の吉幾三『俺ら東京さ行ぐだ』を彷彿させるコミカルチューン。中毒性が高いです。そして、

 とにかく明るい!

曲もアニメの中身もダークさを感じない。とことん巻き込まれるテンション高めの明るさです。これに陰キャが小馬鹿にするようなマッチョ像を見事に体現してることもありとっつきやすいのです(失言2)。
これは石川界人さんの起用がファインプレーでした。 安元洋貴さん諏訪部順一さん前野智昭さんのようないかにもゴリマッチョできそうな方の声あてでは出ない味だったと思います。

{netabare}・「アニメ好きのマッチョの人と盛り上がったわ~」byロシア娘
・コスプレマニアの女教師若干二名

しっかり媚びることも忘れておりません(失言3)。{/netabare}


カウンターとしての常識人のツッコミにはキレがありました。高テンションに間髪入れずのツッコミ。もさもさしてません。

さらにところどころ毒をまき散らします。これが隠し味となり良いアクセントとなりました。

{netabare}・どう考えてもRIZ○Pをdisってるよねなアレ
・紅白ならぬ忖度歌合戦のネーミングと画面に映し出されるサ○ちゃん{/netabare}

あとは場外。アニメと同時で主演のファイルーズあいさんのトレコンテンツと一緒に楽しむなんてこともできました。メディアミックスでの楽しみも盛り上がりに寄与しましたね。


■△ :ネタ繋ぎに苦労してた

たぶん5話でネタ切れしてます。初心者向け導入や経験者向けあるあるで引っ張った序盤は4話まで。
半分もいってなかったのでやはり15分枠が妥当でした。失速を感じられた方がいたとしても不思議ではありません。5話以降はイベントとの抱き合わせ度合いが強くなります。ここからはキャラの魅力勝負でした。

{netabare}・5話:走るための筋肉。いやいやフォームや技術が先っしょや?と思う。
・6話:アームレスリング大会。技術の説明あり。そうそうこれが大事です。ジーナを投入し活性化。
・7話:アイドル回。中休みですね。
・8話:ハイキング。2話続けての中休み。
・9話:ハーンノルド登場。以降、クリスマス、正月、そして最終話へと続く。

ジーナとハーンノルドら途中投入して鮮度を保つ工夫はしてます。とはいえ“筋肉バカ”同カテゴリーでの一体感は生むものの、話の凹凸がなく埋没してしまうリスクそのまま出てました。
また、中休み回連続は間延びを感じさせました。ここだけ惜しいですね。{/netabare}


■◎ :ためになりやりたくなる

これは満点じゃないでしょうか?
体づくりのメニュー内容では、初心者/経験者/上級者。太った人/痩せてる人。全方向へメッセージを送ってました。

 ⇒ためになります

初心者がやりがちなミスの指摘だったり誤解の訂正。簡単なところから始められるような導入トレーニングやマインドセットをしっかり序盤で網羅し徐々に段階を上げてました。

 ⇒やりたくなります


具体的にはこういったところです。

①初心者向けの具体的にこうですよ、の説明があります
今となっては常識に近いところから、
 {netabare}※「筋肉は脂肪より重い」「食事制限だけのダイエットの危険性」「食べることは才能」etc{/netabare}
トレーニングにおける注意点まで
 {netabare}※「大きい筋肉から鍛える(広背筋)」「下半身鍛えるのを疎かにしない」「ストレッチの功罪」etc{/netabare}

経験者向けの内容は混み入ってしまうので割愛。“なるほどそうか!”目からうろこなネタと“これなら自分でもできそう!”実現性が可視化されるためモチベート喚起に繋がる序盤でした。

「何キロもてる?」タイトルもギミックのようなもので、大事なのはフォームだったり呼吸だったりどの筋肉を意識して着実にやるかが重要。反動をつけてそれなりの重量をこなしても意味ないよということの説明もしっかりありました。


②ドラゴンフラッグ
これ自分できません。ジムでやってる人を見たこともありません。たしか『燃えよ!ドラゴン』でブルース・リーがやっていた究極の腹筋とかいうやつです。
ドラゴンフラッグに象徴される経験者や上級者向けの小ネタが満載でした。


③痩せ型さん向けの内容もしっかりある
これちょっと感動しました。主人公の目的は「痩せたい!」だし、ジム入会目的の主要理由がダイエットというなかで、しっかり肉がつかなくて困るという方向けの措置も講じてます。
本人はけっこう悩んでたりするのですが、「痩せてるの羨ましい」と言われるだけで取り合ってくれないんですよね。ジム通いの立派な動機になり得るものです。
トレ後30分以内のタンパク質(プロテイン)補給だったり、筋肥大のプロセスやそのための食事に関する説明もありました。


①②③で全方向への“知識補充”“モチベーション喚起”を散りばめていたのです。


④しっかりしたトレーニング作画

初回のみ筋肉ぶるんぶるんさせて色モノかと見せかけて、第2話以降は落ち着かせてきました。
これをもって作画が良い!とするのは違うような気がしますが、

・肘を伸ばしきらない
・ダンベルやマシンでの手足の伸縮のスピード

これがまず正確です。細かいところだとバーを掴む手の指が“親指を下に入れてバーを掴むか?”“五本指並べてバーを掴むか?”で負荷が変わるトレーニングにおいて、その時テーマになってた部位をより鍛えるための指位置だったりしたのは唸りました。
しっかりこれ見て真似るだけで効果的なトレーニングになるような仕様になってます。





実用的かの観点でしたら私は過不足ないアニメ作品だと思ってます。
日頃の運動不足の解消に繋がるきっかけになるのであればこの作品の意義は充分にあるのです。

エンタメ的に面白いかの観点でしたらこちらも私は充分堪能できました。
OPキャラソンで石川さんの叫ぶ「サイドォ チェッストォォーッ!」に魅かれるような方でしたらきっと満足できるでしょう。




※余談
■其の壱:副作用あり

フリーウェイトと自重トレ中心の内容でしたが、継続性に難ありです。
フォームを自力でチェックしながらは初心者には難しい。マシントレに慣れてからフリーウェイトが無理のない流れであることと、3ヶ月もしてくると飽きもでてくるので、プールやスタジオプログラム。もちろん有酸素運動も取り入れて目先を変える工夫をしてみましょう。
このへんゴ○ルドジムがモデルだったことの弊害?があるかもしれません。


■其の弐:体育会系ってこうだよね

酒飲めるイメージあるでしょ?
{netabare}大晦日に独身コンビでくだを巻いていた立花先生と愛菜先生の傍らには一升瓶三本転がってました。二人でこの量はさすがに飲みすぎです。{/netabare}



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

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2020.04.07 追記

コロナ禍でジムも逆風ですがしゃーないですね。しばらくひっそりしときましょう。
さてリアタイ後、石川界人さんが筋トレガチ勢であることが判明しました。なぜ唐突にこのネタ持ってくるかというと、日本酒のプロモかねて実際の蔵元の名を冠したキャラあてをするという話が流れてしまったことに触れたいから。降板です。
筋トレガチ勢の彼は「太るから日本酒飲まない」とラジオで言ってしまい、それがスポンサーに知れて、という流れでした。

事の是非や処分の軽重は置いときます。

事務所さん事前教育しましょうよ。
声優ってマネージャーつかないんですよね。芸能事務所ならCMやスポンサー/クライアントを絡めたNG事項についてのレクチャーもあるでしょうに。
ほぼ個人事業主のようなものとは聞きますので自己責任といえるのかもしれませんが、このへんの業界知識のサポートもないとなると大変だなぁと思いました。


2019.09.23 初稿
2020.04.07 追記

投稿 : 2024/11/02
♥ : 73
ネタバレ

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

はい、サイドチェストーー!!

街雄役の『CV石川界人さん』、貴方のお陰でOP曲の『サイドチェスト』が耳から離れない(笑)


原作・未読。
アニメ・全話視聴。(全12話・30分アニメ)


『街雄さん』の給料ってプロテイン代等もそうだけど服代もバカにならないんじゃ…(笑)

ちょっとした小ネタを書くと今コンビニやスーパーで売ってる『サラダチキン』。アレって女性向けに作られた商品だったらしいですが売り出してみるとボディビルダーや筋肉をつけたい人に売れたと言う全くターゲットとした層と違う売れ方してるらしいです。エネルギー表記を見てみると確かに筋肉をつけるには良いと思います。
味も悪くないし筋肉をつけたい方にオススメですよ♪…ただどんな物でも食べ過ぎはNGです。


食べる事が大好きな女子高生『紗倉ひびき』、友人の同級生『上原彩也香』に「最近太った?」と指摘され気にする。
ダイエットしようとしたが個人ではどうにもならず近くに出来た『シルバーマンジム』を見学。
そこに同高校の優等生『奏流院朱美』も見学に来ていた。『シルバーマンジム』はかなり本格的なジムだった為、怖じ気付いた『ひびき』は辞めようとするがそこに現れたイケメン『街雄鳴造(服の下はゴリマッチョ)』に一目惚れして通う事に。
…ってとこですね。


最初はエロ目線なカメラワークをしてたので「そーゆー系?」と思いましたがトレーニングや呼吸法、ED曲後の筋トレ法など結構真面目な部分があり引き込まれて行きました。トレーニング以外はコメディですね。そこまで悪くない。
恋愛要素は…悲しいほど無い(笑)
ま、ちょっとそれっぽいのもあったけど大胸筋見てただけだし(汗)
もしかしたらこのアニメを観た後、触発されて筋トレやったりジムに行く人が居るかも?

ただトレーニング方法は良いけど白筋タイプや赤筋タイプ、男性筋タイプや女性筋タイプとか色々あるからそれに合うのかな?と思ったり。
あ、男性でも女性筋タイプは居ます。今の統計で8:2くらい。女性筋タイプだと負荷のかけ方が全く変わるので自分の筋肉タイプを調べると効率アップしますよ。


所々食べ物にカロリー表記してましたが『カロリー=重さ(体重になる)』と思ってる方が多いですがそれは間違いです。調理師や栄養学に計算方式のとこに載ってますがカロリーは熱量なので重さは無いです。カロリーで太るのでは無く、消費されない物・排出されない物で太ります。
逆に太りたいならお相撲さんの食事を真似してたら良いですね。アレは太る。キツイけどね。

なので同じカロリー数でも太りやすい、太りにくい等が出ます。例として同じ800キロカロリー食品が2つあったとしてもその食品の含有量の違いで無駄なお肉になるかならないかになります。
詳しくは計算方式で検索してもらえれば良いですが、基本、タンパク質・脂質・炭水化物から算出します。
後、個人差があるのも重要です。
その人が食べた物をどう消費するか、その人の食べた物のエネルギー交換効率、食べた物が使われず排出されるもの、などがある為一概にどんな食べ物が良いかは本当に個人差・身体の作り・性別・年齢による消費量などになります。


さて、話を戻します。

一度だけ大学生がやるボディビル大会を見に行く機会があったんですが、作中みたいに「キレてるよ」だけでは無く「なんだ、そのチョモランマは!?」「肩メロン!」「脚がゴリラ!」等、掛け声が飛び交ってました。私はボー然としてましたが(笑)
ボディビル大会ってお客さんは語彙力を求められるんですね。…てか「脚がゴリラ!」は褒め言葉なのか?


コメディ部分は結構パロってましたね。他作品のパロやある首相のパロやある番組のパロ、『プレジェクト○』みたいなんは少し笑った。…てか色々大丈夫なのか?


ただ問題は物語に山場や動きはそこまで無い。筋トレ等に興味を示されなければ受け入れられない。エロアングルカメラワークが気に入られなかったらアウト。見た目よりキツイからこんなん続けられるか!や、脳筋は鬱陶しいなど…とまぁ観る人選びそう。コメディ部分でカバー出来るかな?


スポーツ工学が発展して機能的な運動をし、身体に結果を出しやすくなった昨今。それと比例して間違った運動のやり方も増えてますね。ラ○ザップの事も作中で名前は伏せてたけど間違ったやり方と言われてます。現にあの会社って今かなりの大赤字ですし。
さて、『ひびき』は理想の体型を手に入れられるかな?


ーーーーーーーー

ここからは趣味書きです。お時間がある方はどうぞ。ちょっと長め。


{netabare}

☆有酸素運動って痩せる為に長時間は無意味です。
特にランニング。気分を良くする為だけしか効果が無く、カロリー消費はほぼしないです。逆に老化しやすい。
アンチエイジング効果等を求めるなら高強度の有酸素運動、HIITやタバタ式を用いた方が良いですね。

ランニング等の有酸素運動を45分以上やるとストレスホルモンのコルチゾールが出てきます。コルチゾールとは食欲増進させる物質。「このくらい動いたから食べても良いよね」ってなるのはコレです。
痩せたい人には逆効果だしコルチゾールは高カロリーな物を食べたくなります。
慶應義塾大学等の論文ではランニングやるくらいなら息が少し上がるくらいのウォーキングを20〜30分くらいをやった方が良いです。

ランニングで痩せない理由として体脂肪を1キロ落とす場合77時間走る事が必要。
ランニングの消費カロリー計算方式↓

体重✕距離=○○

と、なります。

例・体重50キロ✕距離5キロ=250キロカロリー。
例・300キロカロリーで大体コンビニで売ってるオニギリ2個くらい(具材にもよる)。

そして悲しい事にランニングで消費されるのは脂肪より先に筋肉が消費されます。筋肉を消費させないやり方は走る前に食べる事。つまりランニングして痩せようとするのは全く意味が無い、となります。


詳しくはニュースや大学の論文に載ってるので検索して下さい。


☆次に作中にもあった『プロテイン』のお話。

プロテインは毒だと言う人が居ます。残念な事に管理栄養士の方にも居ました。古い参考書や論文の知識なのでしょう。そんな人がこぞって言うこと「プロテイン飲んだら身体で窒素が出て毒だ!」と言います。
論文では『窒素』では無く『アンモニア』と書いてあるんですが。
確かにどんな物でも食べ過ぎたり飲み過ぎたりすれば毒です。ではプロテインの場合はどうでしょう。
論文では健康被害が出るレベルは飲めるもんなら飲んでみろ!ってレベルを飲まないと健康被害が出ないという検証結果込みで書いてあります。
基本病気やアレルギー等で無ければ大丈夫です。

★タンパク質のデメリット・タンパク質の摂り過ぎダークサイド。

腸内細菌がタンパク質を分解。分解する時にアンモニアを出す。アンモニアを出し過ぎると身体として毒素、となります。

アンモニアは基本肝臓を通って尿として排尿。が、プロテインを摂り過ぎると肝臓では捌ききれない。

しかし摂り過ぎレベルが1日にタンパク質摂取量は230グラムが上限。タンパク質200グラム以上摂取するのはかなり難しい。(タンパク質の量のみ)

例・卵=1個12グラム。
☆・鶏肉=部位により変化、100グラムあたり16〜23グラム。
☆・豚肉=100グラムあたり18〜22グラム。
☆・牛肉=100グラムあたり17〜21グラム。

です。
適切に摂ってれば全く問題ないです。

運動しないのであれば自分の体重✕1,5〜2,2グラム(1日間)。

プロテインは腎臓や肝臓を悪くするという論文は1973年のもの。しかもその論文では被験者は健常者では無かった。

2014年のコクラン共同計画(イギリス)のレビューに研究が記載されているので気になる方はそちらをどうぞ。確か『腎臓とプロテインに関する実験データ』だったかな?

腎臓のダメージを考えるなら精製された砂糖を気にした方が良いと思います。ダメージはこっちの方がデカイ。


で、最新の研究で1日にどれくらいのタンパク質が上限か?
これは運動するかしないかで変わります。これは『ノバ・サウスイースタン大学』(アメリカ・フロリダ州)の研究記事にあります。
これの結果でも腎臓・肝臓に影響は無かったと言う結果が出てます。ただサンプル数が少ないような(汗)


なので一般仕様するだけなら別に問題ないので普通に飲んでもらっても大丈夫です。勿論プロテインによっては合う合わないはあるのでそこはご自身の身体と相談して下さいね!


{/netabare}


趣味書きなのに読んで下さった方、ありがとうございます。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

見るプロテインで筋トレのモチベーションアップ

肉のお兄さんによる筋トレの解説が無駄にセクシーな描かれ方されているけれど、分かりやすい。
伸縮自在な体を持って、特定の言葉に反応してポージングしてしまう街雄鳴造の存在が面白い。それに、マッチョにはリア充が多いのかなあと思わされたので、筋トレのモチベーションが見るだけで高まった。筋肉好きな人意外と多いよね。
作中では色んなところで筋トレしているけど、実際人前でトレーニングするのってちょっと恥ずかしい。

筋トレから離れて途中でアームレスリングのテクニック講座。単純な力比べないことがよくわかる。僕はトップロール派です。背中の力使いやすい気がする。
筋肉アイドル目指したいからって筋肉少女隊はさすがにまずそう。デッドリフトにレスラーブリッジと中々レベル高い。

ひびきの食べる量が尋常でない。あんだけ食べてよく普通体型保ってるなあ。実際、筋トレって思っているよりもカロリー消費しないから痩せるには食事が一番大事なんだよね。

ドゲゲンチョネッガーにスゲーサムに有名俳優ぽい名前。本人の前で出ている作品を間違えるのは気まずい。

最終話の妙に切ない雰囲気がシュールすぎて笑えた。{netabare}漂流するおっさん2人。ドゲちゃんまさか助けに来てるとは。{/netabare}

バックプレスは体の構造的には不自然な動きだから関節に悪いから辞めたほうが良いとは思うけどね。
まずはドラゴンフラッグ10回×3セットって素人にできるわけないだろ!!ボクシングやってるとできて当然なんだろうけど。きついけど、腹筋への効果は抜群。

ファイルーズあいがしっかり作品にマッチしてたし、石川界人の肉のお兄さんボイスと掛け声最高だった。
個人的には腹筋バキバキの上原彩也香が好き。
あと、ケンガンアシュラの小津俊夫っていうのが猛烈に草を生やす。筋トレがシュールすぎる。


OP
お願いマッスル 歌 紗倉ひびき(ファイルーズあい)、街雄鳴造(石川界人)
ED
マッチョアネーム? 歌 街雄鳴造(石川界人)
挿入歌
Snow Globe 歌 tea
サイドチェスト烏屋とシックスパック篠崎制作による中毒性が高すぎる曲。筋トレのおともに最適。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「ひびき……お前、また太った?」食べることが大好きな女子高生・紗倉 ひびき(さくら・ひびき)の心に突き刺さった友人の非情な一言。 夏休みまでに絶対に痩せてみせるとダイエットを決意したひびきだったが、 一人ではまともに運動も続けられない体たらく。こうなったらとひびきが足を運んだ先はトレーニングジムだった! そして入会したジムで同級生のカリスマ美少女生徒会長・奏流院朱美(そうりゅういん・あけみ)と出会ったひびきは、深くて楽しい筋トレの世界へ足を踏み入れることに……。

1. 筋トレやってみる?
高校二年生の紗倉ひびきは、ある日ダイエットのため一念発起。近所のスポーツクラブ、シルバーマンジムの見学に訪れる。だがそこは、プロの格闘家やアスリートが通う超ハイレベルのガチなトレーニングジムだった。果たしてひびきのダイエットは成功するのか。そして行く手には、どんなトレーニングが待ち受けているのか?!

2. プロテイン摂ってみる?
ひびきの肉体改造は順調に進行中。プロテインの意外な美味しさに目覚めたり、朱美と一緒にプールに行ったり。そんなある日、ひびきは友人の上原彩也香の家に遊びに行き、思いがけない彼女の一面を知る。

3. 先生もダイエットする?
ある日、世界史教師の立花里美がジムを訪れる。ひびきと同じく体重を減らすためだ。だが彼女には、誰にも知られてはならない秘密があった。

4. 夏休みいい事あった?
夏休みもトレーニングを続けるひびきたち。ジムが休みの日は朱美の自宅に招かれ、その豪邸ぶりに目を見張る。夏休み後半にはみんなで海へ。だがせっかく訪れたビーチには遊泳禁止の立て札が!?

5. 体育祭何に出る?
二学期。体育祭のシーズン。くじ引きで、リレーのアンカーに選ばれてしまったひびきは、街雄に脚が早くなるトレーニング方法を教えてもらう。リレーでは朱美と対決。果たして勝つのは朱美かひびきか!

6. 新しいライバルほしい?
ひびきたちのジムでアームレスリングの世界大会が開かれる事になった。女子の部代表選手に選ばれたひびき。相手はロシア代表、ひびきと同い歳のジーナ・ボイド。強豪ジーナに、ひびきはどう立ち向かうのか?

7. 第7話 アイドルになりたい?
里美の秘密に気づいたジーナ。実はアイドルフェチだったジーナは、秘密を黙っていることを条件に里美に協力を要請。ひびきたちも誘い、アイドルオーディションに参加する。果たしてひびきたちのアイドルユニットは、みごとデビューできるのだろうか。

8. 遭難したらどうする?
秋。課外授業で登山に来たひびきたち。ところがひびきは、里美とその同僚、愛菜るみか先生と一緒に道に迷ってしまう。絶体絶命、大パニックのひびきたち。だが、里美がある方法を思いつく。

9. 神を見たことある?
世界的な映画俳優、ハーンノルド・ドゲゲンチョネッガーが来日。実は彼は、街雄の師匠だった。そしてボディビル世界大会に誘われた街雄は参加を承諾。ひびきたちは街雄の応援へと駆け付けるがそこで驚くべき光景を目にするのだった。

10. クリスマスはお好き?
クリスマス。シルバーマンジムではコスプレパーティが開かれる。ひびきたちも仮装して参加。そしてビンゴ大会の賞品、遊園地のペアチケットを手に入れた朱美は、街雄を誘うと宣言。冬の恋物語が始まる……のか?

11. お正月何してる?
大晦日も元旦も、トレーニングをがんばるひびきたち。そしてお正月、アイドルオーディションのリベンジを誓うジーナは、今度はひびきたちと一緒にテレビの隠し芸大会に出場をくわだてる。

12. バーベル何キロ持てる?
春休み。東京の楽園、肉乃島にやってきたひびきたちは、体力と筋肉を競うコンテストに参加する。決勝まで勝ち残ったのは、ひびきと朱美。ついに激突する二人。果たして筋肉の神様はどちらに微笑むのか!?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

71.5 7 コスプレで学園なアニメランキング7位
セイレン(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (539)
2665人が棚に入れました
高校2年生の夏。「嘉味田正一」は進路希望表の内容で担任に呼び出されたことをきっかけに、大人になることへの不安を覚えはじめる。
そんな彼が様々な女の子と出会い……そしてどんな将来を目指していくのか。
未来へ向かって駆け出す等身大の高校生と清廉(セイレン)可憐なヒロイン達の恋愛物語が、今始まる!

声優・キャラクター
佐倉綾音、木村珠莉、井澤詩織、三上枝織、沼倉愛美、下地紫野、黒木ほの香、江口拓也、田村ゆかり、藤田咲、藤井ゆきよ、長妻樹里
ネタバレ

HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ウケ狙いのネタがなければもっとよかった

学園恋愛ものでファンタジーなし(たぶん)。オリジナルと考えていいのかな。
「風夏」と比べると出だしのインパクトは物足りない(パンツ出せばいいってもんじゃないけど)。このサイトのランキングがあてになるかわからないけど、二つの作品の順位はそれほど変わらない。こちらは徐々によくなっていくアニメと考えておくか。

=キャスト=
常木 耀(cv:佐倉綾音)
桃乃今日子(cv:木村珠莉)
桧山水羽(cv:井澤詩織)
上崎真詩(cv:三上枝織)
三条るいせ(cv:黒木ほの香)
嘉味田十萌(cv:沼倉愛美)
宮前透(cv:下地紫野)
鬼型雅美(cv:田村ゆかり)
高遠由貴恵(cv:藤田咲)
菊池洋子(cv:藤井ゆきよ)
丸石燈花(cv:長妻樹里)
吉田麻子(cv:門脇舞以)

第1話 主人公が女の子だったらよかった
{netabare}
主人公が女の子だったらよかった、とまず思った。女子が座った机のあとを見て顔を赤くする女の子のほうが面白いんだけどなあ。

しばらくはキャラクターを把握するのが大変。机に座っていたのがヒロインの耀(読めない…ひかり、と読むらしい)。cvは佐倉綾音さん。ロリキャラのイメージがあるので、セイレン(セイレーン?)のタイトルと一致しないのが気になっている。
耀に突っ込みを入れたのが高遠由貴恵(cv:藤田咲)。キャラ説明ではツッコミ担当とある。そばにいたもう一人は菊池洋子(cv:藤井ゆきよ)。ボケ担当らしい。藤田さんの演じるキャラはボケのイメージがあるけどなあ。

主人公の妹は、嘉味田十萌(cv:沼倉愛美)。沼倉さんの妹キャラを見るのは「ファフニール」いらい。と思ったら姉だった(笑)。説明には昨年ミスサンタとある。主人公の「わがままサンタ」のセリフの意味がわかった。

バスケのシーンで男子に注意していたのが、三条るいせ(cv:黒木ほの香)。風紀委員で優等生キャラ。最初に出てきた女教師が鬼型雅美(cv:田村ゆかり)。
ここまででAパート。多すぎる…。

テスト結果を見ているときに現れたのが、桃乃今日子(cv:木村珠莉)。「SHIROBAKO」の宮森あおいをやっていた声優さん。ホテルのロビーで話していた二人の女子は、丸石燈花(cv:長妻樹里)と桧山水羽(cv:井澤詩織)。井澤さんは「ウィッチクラフトワークス」で猫だったかウサギだったか、いっぱい出していたキャラで覚えた。今回もいじわるキャラかも。

女子キャラだけだけどこんな感じかな。
最後に這いつくばっていたのは、髪型から考えて耀だろう。

セイレンはセイレーンのことなのか? 男子たちを誘惑する妖艶なお姉さんが出てこないのでわからん。耀がいろんな男子にちょっかい出すキャラなのか、それとも清廉という意味で清い交際をするアニメなのか。
{/netabare}

第2話 普通
{netabare}
宮前透編、桃乃今日子編と続くせいか、ご都合主義的に惹かれあっている感じ。尺がないから仕方ないか。突発的なことが起きるわけでもなくよくあるラブコメな感じでストーリーが進んでいる。

麻子の声は聞き覚えがあったんだけど思い出せなかった。イリヤをやっていた門脇舞以さんだった。あとはツンデレっぽい井澤さんの声がよかった。自販機でできることってなんだろって考えたけど。
{/netabare}

第3話 誰が犯人か推理してみた
{netabare}
女湯に男主人公が入るのはよくあるけど、これは逆なので珍しい。ジャージのゴムのあとに焦点を置くのもマニアックではある。しかし、このアニメのタイトル「セイレン」は、清廉という意味らしいので、マニアックなものは必要ない気がする。
麻子のオチは面白かった。門脇さんの演技によってコミカルな感じが増したと思う。

今回の話では、伏線が二つある。
耀(ひかり)が主人公を避けるようになったことと、携帯の画面を見て、耀が「あれ?」となにかに気づいたところ。
耀の関心事は、バイトをチクった犯人を捜すこと。主人公を避けるようになったのは、犯人が誰か考えていたから。
耀は主人公を疑っているのか?
これは、由貴恵のツッコミでわかる。主人公を気に入ったことを示しているので、耀は疑っていない。同様に楽しく話しているところからも、由貴恵を疑っていないこともわかる。

耀の関心事は犯人捜しで、由貴恵を疑っていない。耀が登校中に見ていたのは、由貴恵の隣の男。つまり、バイトをチクった犯人だ。証拠は携帯のなかにあるのだろう。

ラストは主人公が三角関係を疑って、耀と男が会っているのを誤解するけど仲は深まる、といった終わり方かな。
{/netabare}

第4話 さすがに気づかなかった
{netabare}
証拠の携帯画面は難しかった。由貴恵だけ名前がないとはさすがに気づかなかった。何人ヒロインいると思ってるんだ。でも、伏線としてはなかなか面白かった。耀(ひかり)は携帯画面を見るまでは由貴恵を疑っていなかった。携帯を見て気づいたあとは確証を得るまで泳がせておいたのだろう。
次回以降も推理したくなる伏線があれば飽きずに見れそう。

恋愛に関してはショートストーリーならこんな感じかな。結ばれずに終わりそうだったので意外と思ったけど、結局ハッピーエンドだった。ギャルゲーみたいに結ばれるルートや結ばれないルートでストーリー構成すれば面白いなって思った。
{/netabare}

第5話 ブラコンか?
{netabare}
制服が冬服で耀(ひかり)がバイトをしているので、4月か5月なんだろう。夏期講習に行かないルートの話になるのか?

最後に出てきた男は兄と思った。むかしは宮前透と一緒にゲームをして、格闘ゲームのパートナーだったけど、社会人となった兄はゲームを卒業。寂しくなっていたときに主人公と出会う、そんな設定が思い浮かんだ。

あと気になったのは、やたらと透が目の下を赤くするところ。デレのときもあるけど、ゲーセンに入る前に赤くするのはおかしい。だから、伏線の匂いがした。
{/netabare}

第6話 伏線らしきものはあるけれど
{netabare}
耀(ひかり)編ほど面白くはない。ウケ狙いが多くて恋愛要素が少ない。清廉というタイトルなのだから、今時そんな子いないといったキャラが出てきてほしかった。

伏線らしきものはあるけどもう一話見ないとわからない。耀と透もゲーセン行って風紀に見つかって飼育小屋の掃除をやらされたのかなって思うくらい。
{/netabare}

第7話 キャラの設定はいいんだけど……
{netabare}
起承転結の構成なら”転”になるが、透の諸事情が語られただけ。耀編のときは耀が主人公にそっけなくなって、それが結末に繋がっていった。透編も工夫してほしかった。

透のキャラ設定はいいんだけど、それをストーリーにうまく乗せていない。過去と似たような状況になって主人公によって透が救われるみたいにすればよかったと思う。
{/netabare}

第8話 もっとストーリーを練ったほうがいい
{netabare}
透編は最後までウケ狙いのコントみたいだった。それほど笑えるネタでもなかったし、恋愛要素もほとんどなかったので、どこで楽しめばいいのかわからない内容だった。

本編で一時間半はあるだろうから、映画を一本作るくらいの意気込みでストーリーを考えてほしいものだ。
{/netabare}

第9話 和装はよかった
{netabare}
ここから、桃乃今日子編。夏休みに合宿に行かなかったルートだろう。透のルートも通っているように思えた。

始まったばかりだけど、恋物語を期待しないほうがいい感じ。ヒロインが代わるたびにマニアックになっていく。耀編が一番よかったという感想で締めくくりそう。

構成がよくない気がする。設定もストーリーもそのままで、三人のヒロインのエピソードを同時に進行させるほうがよかった。ゲームならこんな感じなんだろうけど、アニメにすると面白さが半減する。
{/netabare}

第10話、第11話 試着はよかった
{netabare}
宮前透編よりは恋愛してるけど、ときどき出てくるウケ狙いのネタで、しらけてしまう。パンツを試着するのは面白かった。あと一話なので、がんばって最後まで見るつもり。
{/netabare}

最終話&総評 ウケ狙いのネタがなければもっとよかった
{netabare}
桃乃今日子編の最後は普通。ほかのヒロインと比べて普通の女の子なので、こんな感じでいいんじゃないかな。

総評としては、ウケ狙いのネタはいらなかった。ハッピーエンドが決まっているから単調にならないよう入れたのかも。

三人のヒロインのなかでは耀が、ストーリーも含めてよかった。
あとはルートを分けずに、三人のヒロインのストーリーを重ねるほうがよかった。どのヒロインと結ばれるか、投票とか視聴率とかで決めて、放送できなかったヒロインの結末は、DVDとかで見せればいい。そういった販売戦力も考えて作ったら面白かったんじゃないかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

リアル高校生「風」恋愛アニメ

「アマガミSS」「キミキス」などが好きな方は当然合うでしょうね♪

オムニバス形式の高校を舞台にした恋愛アニメ。OPは、奥華子さんの透明感溢れる歌声がキラリと光り、今期(2017冬)では屈指に好きな歌です♪

【各話感想】
《常木耀 編》
{netabare}
1話目
ある意味凄いな。何のインパクトもない初回(ラストだけやや印象アリ)w いや、悪くはないですよ。どう考えても、リアル路線の恋愛系で、最終的には、「タヒね! リア充め!」的になっていくのだろうからw ゆっくり愛を育んでいくのもアリだとは思いますよ。もしくは普通に、「アマガミ系」(オムニバス形式)なのかな? ただ、このアニメ氾濫時代において、1話切りされても文句言えない、普通さです。とりあえず、様子見♪

2話目
予備校の合宿なんて行ったことないから、よく分からんな。普通の男子高校生らしいといえばらしい、妄想やら欲求やら。ヒロインの常木さんは、アニメには珍しいタイプ。完全リアルではないが、似非リアル女子高生キャラ。オムニバスだから仕方がないが、ヒロインデレるの早過ぎ、チョロ過ぎだな。

3話目
う~む、リア充してますな~w 勉強しろや(笑)という一言につきます。吉田さんと宮前先生のショートコントは笑ったw

4話目
女子って怖い……。毎週、「ALL OUT」を観た直後に観てるから、落差が(笑) やっぱり、来世も生まれ変わるなら男が良いなw ん? 作画、若干、体に対して顔がデカいシーンない? 海のシーンで思ったこと。まず確実に、スマホが水没してる(笑) なんかこう、応援したくならないカップルだな。嫉妬かな、嫉妬だな(笑)

《視聴終了》
結論。一番応援したいカップルは吉田さんと宮前先生です♪ 本編とカンケーな~い(笑)

アニメには珍しい「イケてる女子高生」がヒロインというのはなかなか良かった。が、なんか萌えられず。やっぱり、イケてる女子高生が、大きな理由やきっかけもないのに、イケてないカミタ君に惚れる展開にムリを感じたからかな。
{/netabare}

【宮前透 編】
{netabare}
5話目
ゲーム好き女子か。ゲーム好き男子からすれば嬉しいよね。しかも、特撮好きで美人で天然エロなんて、妄想の産物やな(笑) ラストに、なにやら怪しいシーンが。

6話目
プリクラ、昔(出始めの頃)から好きじゃないけど、こんだけ、スマホのカメラやプリンターが高性能の時代に、まだ需要があるのかな? 「女の子からの評判を聞きたい」って、どこのギャルゲだよw 常木さん、ゲームできるんだw てか、コメ要素必要かな?
なんだ? ネタ的な微エロもぶちこんできたけどw

7話目
確かに、ゲーム好きで大人しい女子グループに、モデル並みの美人がいたら、浮くよね。男子のグループにおいて、取るとか取らないとか存在しないんだけど、そこを心配するあたり、宮前先輩も女子ですね。もう、さっさと付き合えや(苦笑)

8話目
へ~、コミケって服飾のコーナーもあるのか。いつも(アニメだと)同人誌コーナーか同人ゲームコーナーばかりだったから(笑) ファスナーの場所エロすぎだけど、合理的だ(笑) 正一、諦めるの早っw 喉仏を吸うって、どんなフェチだ(笑)

最終回Cパート(未来の話)は、常木さん編の方が好きだったかな。ただ、ゲームとも服飾とも関係ない職業に就いてるってのが、妙にリアルで良かった。

《視聴終了》
オタク系男子の妄想を具現化したようなヒロインでしたね。ゲーム好きで、行動をリードしてくれて、美形で、エロくて、積極的で、でも清純で。なかなか魅力的なキャラでした。(制作の狙い通りと)分かっていてもハマるという(笑)
{/netabare}

【桃乃今日子 編】
{netabare}
9話目
今までで一番の「らしい」ヒロインかな。良くも悪くも「普通のアニメになった」感じですね。

10話目
どんな格好で寝てるんだよw 恥ずかしがろうよw 常木さん、すっかりギャグ要員に(笑) う~ん、あざとい……。(今日子の)問「どうして男の人はイヴになるとHなことをしたがるですか?」(視聴者の)答「イヴだけでなく、いつもです」(笑)

11話目
トラック回避とか、風夏と被るw 下着のクダリはよく分からなかった。パンツの穴のクダリは意味不明w プレゼントのパンツに穴を開ける=男性として意識していることの証明、っていうのは流石にムリがあるでしょw

12話目
なんか、イライラする(笑) とっくに両想いなのに、いつまでも牽制している生殺し感がイライラするw (可愛い)幼馴染を女として見られないって、アニメなら定番だけど、実際はそんなこと100%ないw

最終話Cパートは、一番普通かな。漫画編集者って、なぜ(笑)? まあ確かに、未来的に考えても、一番うまくいきそうな二人ではあるかな。

【視聴終了】
これまでのシリーズと違い、二人が幼馴染なため、(ゲーム風に言うと)スタートからパラメーターがMAXな二人。そのため、ヒロイン攻略に伴うドキドキ感は少なかった印象。

結論は分かっていて、しかも通じあっているのに、互いに気が付かない二人を、ニヤニヤしながら眺めるぐらいの態度が良いのかな?
{/netabare}

【視聴終了】
{netabare}
主人公は共通、ヒロインは各シリーズごとに違うという構成で、恋愛AVGをやっている気分になります。

作り方としては「ヨスガノソラ」と一緒。

楽しみ方としては、各シリーズごとの純愛にニタニタするもよし、他シリーズではヒロインだったキャラとの微妙なすれ違いに切なくなるもよし。

ただ、主人公が共通なので、ある意味では「一風変わったハーレムもの」と観れなくもないです。「ハーレムもの」の正否は、「主人公(男)が、そのハーレムを築くに足る人物か」だと思っています。

本作の主人公「嘉味田正一」は、「優しさ」がメインの男子。それなりの積極性はあるが、基本的には受け身で草食系男子。

個人的に一番評価しているのは、「宮前透 編」。正一が唯一主人公らしく「惚れさせ」にいったシリーズだった。

常木耀は、モテ系女子なので、わざわざ正一に惚れる理由が分からない。たまたまの偶然、かもしれないが、これまで言い寄ってきた男子の中には、正一のようなタイプの奴もいただろうし。

桃乃今日子は、幼馴染み補正が入っているので、主人公に惚れてて当たり前。ノーカウント。

宮前透は、人間的に欠陥があり、コミュ力が低いので、ゲームで繋がった正一に惚れていく展開には説得力があった。自分的に一番好きなヒロインだったし、楽しめたシリーズだった。

そう考えると、(あえて字を当てるなら)「誠恋」をしていたのは、やはり宮前透編だけのように思う。後の二人は、別に主人公を変えても良かったのでは?

(でも1番好きなカップリングは、宮前先生と吉田さんですw)

巷では、桃乃今日子が一番人気のようですね。確かに、一番可愛かった印象です。ただ、なんか一番「アニメらしい」キャラだったな、と。リアルな高校生の恋愛が売りだとしたら、一番リアルにいそうなのは常木さんだと思うし、特殊なキャラという点では宮前さんかな。「普通に可愛い」今日子は、どこかインパクトに欠け、自分的には一番印象に残らなかった(別に今日子が嫌いなわけじゃないですよ。むしろ萌えたんですがw)。

全編を通し、女同士の恋愛がらみ時のドロドロさ(思慮深さ)と、男同士の友情の爽やかさ(バカさ)がかなりフォーカスされていた印象。そこはなかなかリアルで良かった。
{/netabare}

【総括】
ファンタジー設定や展開は皆無で、リアルな高校生の恋愛を描いている。と、思いきや、高校生のリアルな恋愛ってこんな感じですか(苦笑)? だとしたら、私が行ってた高校は、きっと高校じゃなかったんだなw

リアル風に描いていることで、かえってファンタジーよりファンタジーを感じることも(いや、私が部活ばかりやってたせいで、皆はこんな高校生活を送っていたのかも)w

OPは共通していますが、EDは各キャラごとのキャラソンになっている。いずれもレベルは高いと思った(特にOP)。

まあ、とりあえず、主人公の正一に殺意を覚えるアニメだった(笑) リア充タヒね~w

投稿 : 2024/11/02
♥ : 38

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

OPはダウンロードを考えるほど。本編自体も最初だけ見て切ってしまうより、一度全部はコンプすべき。

常木耀編(第1~4話)
第1章「ケツダン」
今回の章の主役・常木耀の性格は好みwああいう男子を振り回しちゃう女の子は憧れだから、翻弄される正一君を見てるだけでニヤニヤだね(照れる顔を隠せない正一君は弄りがいある)。ただ失礼承知で言うがあやねるが常木さんの役ってどうも違和感が。もしかしたら長身の役ってところが問題なのかなぁ?
絵についても古そうな絵ってだけで新鮮味がそんなに…美樹本さんの『カバネリ』はあんなに新鮮だったのに。

第2章「ヤマオク」
”拉致られた”って言われた瞬間、妄想する正一君は、ええ非常に分かり易い思春期の男の子です。もうね共感しか見えません。ぶっちゃけます(笑)
ところでこのアニメーションはちょいちょいズレた部分が多いね。例えば「全力救済クラス」の担当講師の恰好が、サングラスと木刀っていつの時代の講師だろ…。ホントネタにもならないよ(ダダ滑りのボケを延々隣で聞かされる気分です)。
まあやっと青春恋愛もののカラーが出始めたけど、キャラデザへの違和感は最終回頃は払拭してるかな?

第3章「オトコユ」
「おでんラーメン」をエロく飲み、ビキニを着て男湯入浴…背徳感満載で、こっちまでドキドキでした(常木編で一番かも)。中でも一番のインパクトは正一君を自分の泊まる部屋へ案内しようとしたら、ぶら下げている自分の(多分)下着を見られて赤面しちゃうとこ。あそこ現状本アニメのさりげない名場面です。何故って普段快活な女の子が赤らめるなんて、そんな激レア瞬間を正一君は見れたわけです(あと男子視聴者ね)。それだけで得した気分になれるのです。単純な男子はw
絵はまだ不慣れのままですが、ここまで切らずにいたお陰で次のラストも見れそうです。やっぱり切らずに完走するのは大変だけどいいものですね。

第4章(最終章)「ホシゾラ」
正一君が自分の妄想を”末期症状”と言っちゃうあたりや、”セロリやニンジンでエッチなこと”とか空気シリアスなのにコミカルwでも合間に感傷的なシーンを挟むところとか、多層的な演出を保っているのが素敵でした。
常木さんが断ったのが大分批判もあるらしいけど、中途半端に縋るより夢の為に身を引くのも、切ないけど前と未来を見据えた結論だと思うし、下手なハッピーエンドよりかは好感持てる展開じゃないかな。
後日譚での”再会”はベタっちゃベタだが、嫌いじゃないwあの後二人がどうなったのかも気になるけどどうなったのかな?

宮前透編(第5~8話)
第1章「コウカン」
一見クール系ゲーマーの宮前透、遂にですね。つか”鹿のゲーム”って何?それ話題になれるのか(まあそれが出会いの縁に転じたから結果オーライ)?
それにしても宮前透はたくさん属性持ってるなあ(笑)美人な上に特撮ものの曲をカラオケで歌うとか、オタク男子にとってはまさに天上の女神でしょ!
荒木先輩は男子の煩悩、一点に背負ってますねえ♪常木編でも美味しかったが、透ちゃんの選んだキャラに鼻の下を伸ばして挙句、一緒にDEADで気付くの遅い。何やってんのとツッコミたいほど彼は素敵な役ですわ。
ところで作中ゲーム(『軌道メカガソガル』ね)が完全、『機動戦士ガンダム』ですわwカップルに妬くガキどももなんすかね、オイシクね?

第2章「タイセン」
まさかここで常木さんが場を搔き乱す再登場とか、前半のキャラクターがリンクしてきて面白いです。チョイと敵役チックな出番で再登場とか、良いのかなw
あと宮前先輩って天然でトンデモ発現するね。ゲーム内で交配パートをためらいもなく催促するとか、かなりゲームや好きなものに迷い無しの一途ですね。もっともそれが波乱を招く要因ぽいみたいですし、転ぶ先が怖さ余ってドキドキですね。どうなるやら…。

第3章「ブラコン」
男子中学生=”生卵のようなプライド”。常木さんはああ見えて、人をちゃんと見てるんだね(やっぱり陽気な人間ほど、人間観察卓越してるね)。その常木さんが宮前さんに”伝える言葉”が、疎遠になっても彼女のことを気にかけてたんだと知れて何だかホッとしました。正一君も信頼できる”聞き手”がぶれずで安心ですし、今回は宮前さんの”周りの相手の回”ですね。
兄貴も楽しいキャラですね。勘違いがクスッとくるし、いくらなんでもフラットすぎちゃう憎めない性格が、なるほど素敵な兄貴ですね。男子に自分の妹の裸を玄関付近で見られてるのに、平然としているところは”良いの?”感が出まくりですが(笑)
さて次で最終章と、絵はやっぱり慣れませんが、中々切らずに見た甲斐のあるアニメになってきましたよ~

最終章「モフモフ」
宮前先輩のコスプレが、ポジション含めて成人向けギリギリライン行ってね?中でもファスナー探す場面のなんとまあ破廉恥か。あれは童貞・純朴・妄想男子にゃ刺激が強すぎるよ(苦笑)
常木さんって荒木さんとチョイチョイキャラ位置似てきたねwてっきり弄るキャラと思いきや、弄られキャラでもあるなんて、これスタッフに愛されてなきゃここまでオイシクされないよね。
つーかED入っても宮前先輩、爆発しとるなw事情知らない正一君の友達いるのに”赤ちゃんできた”だ、”荒廃した”って台詞はさすがにアウトでしょ(笑)面白すぎるわ!郁夫の反応も笑っちゃったし、今回サービス盛りだくさんすぎ!!

桃乃今日子編(第9~最終回)
第1章「カテイブ」
えー、いきなり正一君がブチかましてきました(唖然)ちょっとね…不意打ちにも程あり過ぎて消えました(言葉が)。何かは…まあ見れば分かる。てかここから今日子回のはずなのに、目立つの正一君(苦笑)
うーん今回は控えめに話が始まった印象だった。常木さんや宮前さんはキャラが大分際立ってたけど、今日子は逆に大人しいから静かだって感じたのかな?
でも悪くはなかったし、次がどう出るかかな?

第2章「オサガリ」
サンタのことを”夜空を駆け抜ける淫獣”扱いするキャラ見て、「告訴状が届くわ!プレゼントの代わりに!」と言いたい(苦笑)てか常木さん、『恋愛ラボ』のリコみたいなキャラ化してるぞw鹿といい、ホテルといい、意地張らないで降参しなよ。
いよいよ今日子が正一君を異性として意識したし、正一君も初々しい反応見せてきましたね。あ、そういや今回の章は正一君の妄想場面がなかったな。あったっけ?まあイヤらしい視線は健在だったけど。
ところで正一君と郁夫はもめてるようだが、何があった?ぱっと見壁ドンしてるように見えなくもなかったが(いや、そりゃあねえか)。

第3章「カクセイ」
「カクセイ」ってそういうことか。ED入ってやっとわかったw
正一君を”隣のお姉さん”と呼ぶ裏腹の無自覚が、いつ自覚するのかなと待ってましたが、自覚したのは正一君の方でしたね。うん、盛り上がってきた!
見てて思うが恋愛ってのはホントに容易に行かないね…。勇気出して誘っても成就しないこともあって、想いが増しても上手く言葉にできない自分がもどかしくて、いちいちこう、痒くなってしまうところが厄介ですね。
等身大の恋愛が今日子編の見所なら、間違いなくその見所はちゃんと描写されてましたね。だって二人の行動イチイチ、歯痒いんだもん。見ててw
ところで次で最終回だが、本筋勿論楽しみだけど、個人的には郁夫くんは一体ラストどうなるの?彼、今日子編に入って、大分壊れだしたけど(苦笑)

最終章「ハツコイ」
うん、切らずに見続けて良かった。これ、悪くないよ。
マジか。最終回で男の”生理現象”出すとか、アニメ最後で飛ばしたな。笑っちゃったし最高だわ!今日子編、多分アニメで一番大好きな回かもしれん。
おっとしかも貰ったパンツを正一君は今日子に履かせたwなんすかね、この最終回。色々逆転しましたよ。
決して完ぺきだったとも、傑作だったとは言えない。言えないけど憎めない魅力があるのもまた確か。まだ描き出してない残り三人の女の子の物語も気になるが、描かれないのかな?やっぱ…。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9

76.3 8 コスプレで学園なアニメランキング8位
こみっくがーるず(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (540)
2091人が棚に入れました
萌田薫子(P.N.かおす)15歳。職業高校生、そして4コマまんが家!
まんが家専用の女子寮に引っ越してきた彼女は、同室の少女まんが家の小夢やTLまんが家の琉姫、少年まんが家の翼といった仲間に囲まれて、 今日も楽しくネームにペン入れ、仕上げ作業に徹夜作業!
かわいくて面白い、まんが家寮生活が始まります!

声優・キャラクター
赤尾ひかる、本渡楓、大西沙織、高橋李依

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

原作者様&アニメ制作スタッフ様方、全員に大感謝っ。

※原作未読です(視聴開始時)。

>1話まで視聴して
予備知識ゼロでの視聴です。
漫画家さんのお仕事アニメになるのかな?。
きらら作品ということで、あいかわらずかわいいキャラとデフォルメ描写が相性いいですね!。

登場キャラもあいかわらずどこかで見たことあるようなキャラ設定満載で
あの作品だったら誰にあたるキャラかな~とか脳裏をよぎってしまいますw。

仕事内容に関しては、現代にあってるような内容で描かれてるんじゃないでしょうか?(実情知らんけど)。
自分にとっては新鮮味もたくさん感じます♪。
いまのところ、とことんやさしい世界が描かれているので、ストレスフリーですね^^。

あ、レビュー書く際に知ったのですが、本作の原作って4コマ漫画なんですね。
改めて考えてみると4コマ原作から30分アニメを作るには
やっぱ制作陣がどれだけ愛情を込めるかで、出来上がりが大きく左右されてしまうと思います。
もちろん大成功した例としては「けいおん!」等があげられるかと思いますが
作り方次第では、15分x2といった某アニメのようになってしまう例もありますよねw。
本作は30分の時間の流れがとても自然で、ずっと観ていたい作品に仕上がっている気がします。

ということで、自分にとって毎週を楽しみにさせてくれる作品のようです♪(継続確定)。

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>6話まで視聴して
毎週楽しく視聴させてもらってます^^。

なんか、あばばば主人公さん、
痛々しいんだけど、でもそこそこステータスあるし
落ちぶれてるってほどでもない絶妙の立ち位置?が
観てる側としては、希望的自己投影・・??なのかどうかわかりませんが
なんか、観ててちょっと安心してしまう自分がいますw。

今回の某先生。
なんですかあの反則キャラw。
あんなの自分の理想の女性すぎますwww。

---------------------------------------------
>コミックス4冊買って+7話まで視聴して
なんか気がついたらコミックス4冊買ってましたw。
あれ?、そこまで好きな作品だとは自分で思ってなかったのですごく意外でした。

コミックス読み始めて、やっと初めて感じた疑問なんですが
”かおすちゃん”って本名からのあだ名??
・・いや、PNだったんですねw。

なぜ薫子ちゃんだけPN呼称なのかすごく疑問ですww。
学校で下手に間違って呼んじゃったりしたらマズいのでは??。

あと、ホントにビックリしたのが
アニメから入ったおかげだとは思うのですが
”アニメ⇔原作”間で、全く違和感を感じないことです!!。
それぞれのメディアの良さを生かして昇華されている感じがします。

視聴を原作に移行しても素晴らしいし、またアニメに戻っても素晴らしいんです!。
これは自分の経験としては非常にまれなケースだと感じています。
(たいていどちらか一方に好みが偏ってしまいがちなのですが)

あとED曲、なんかすごく居心地が良い感じがして
流れるスタッフロール見てたら”mikito”・・さん??。
あわててネット検索っ⇒「ああ、なるほど~」っと大納得♪。

かおすちゃんって、原作者様の分身的要素がたくさん入ってるのかな??。
観ててそう感じられるし、そのことがより一層本作を「お仕事作品」として輝かせてるように思います!。
・・だって、本作品が将来のかおすちゃんの描く作品”そのもの”なのでしょうから^^。

---------------------------------------------
>11話まで視聴して
うわ、本作って1クールで2期なし確定ENDに向かってるのでしょうか??。

原作にはない??、若干強引な感じでENDに向かう理由が示されたので
いつもの自分なら、この時点で発狂してしまいそうなものですが
それ以上に本作は、1話1話・1シーン1シーンが丁寧に作られているので
これはこれで納得してしまいそうになってますw・・ ゜(゚´Д`゚)。

実現可能かどうかわからない2期?を期待させる曖昧ENDにするよりは
キレイなカタチでしっかりアニオリENDを迎えることにしたのかな?。

11話終盤での、花を入れる演出とそのBGM・・・・・・
・・なんか、涙溢れてしまいました・・・;;。
もうこれだけで、いかにスタッフ様方が本作を大切に大切に作っているか
・・が、伝わってきたような気がしました。。

できれば2期をぜひぜひ作ってほしいです!!!(切望)。

原作では既に新キャラも出ているし、今後も続いていくんじゃないかな??(切なる希望)。

また原作ストックがたまったら、強引な理由付けしてアニメ2期つくってほしいです!。
その時は、もちろん同じ制作スタッフ、キャスト様陣で!!。

---------------------------------------------
>12話まで視聴して
12話の初見時は、やはり原作と異なる展開に違和感を感じ
何かイマイチかも・・と思ってしまったのですが、時間をおいて再度12話を見てみると
うまく〇話に戻ってくるけど、〇話とは異なっているリピート描写?
みたいな感じがやはりよく、これはこれで原作とは異なるアニメ版の味として納得しました。
・・ただ、若干”○ばばば”連投しすぎ感・・はマイナス要因でしたw。

ラストはAパートBパートからのC・・でとどまらず、D・Eまでいった感じでしたw。
初見時は、ひっぱりすぎ?感を感じたのですが、2度目の視聴時には
やはりわかっていてもED曲のところでグッときて
前述のリピート描写?でうまく終止感を感じさせてくれました♪。

最近やっと、にこにこみっくがーるずの存在を知り、少しずつ並行してるのですが
やっぱ本作のキャストは大当たりだったと思います!。
赤尾さんって全く知らなかったのですが
主要・メインキャラとしても初だったのでしょうか?。
そういったあたりの新鮮さも、かおすちゃんにぴったりだったと思います!。
なんせ4人のいろんなバランスがとてもよかった^^。

あと、単純に考えて
中学や高校に通いながらプロの漫画家として仕事してる人がいる
・・なんてこと、今までの人生で一度も考えたことがありませんでした。
もうこれは、社会人として尊敬以外ありえません。。
そういう意味でも、かおす先生は自分にとっての尊敬対象となったことが
本作を好きになれた大きな要因だったと思います。
(ネガティブだけど反応やリアクションが大きいところとかも^^)。

---------------------------------------------
>BD1巻まで視聴して
やっぱ完成度高い!!!。購入迷ってましたが、結果大満足です。
アニオリENDの方向性、ちゃんと1話であの人が言ってましたね。

じっくり見返すと、新しい発見があってうれしい。
主人公のペンネームのことも、本人がちゃんと説明してたw。

原作者様がアニメ制作にも積極的に関わってくださったのかな?。
もしそうだとしたら、それが凄く良い結果につながったのだと思います^^。

原作者様は女性なのかな?。
女性ならではの視点も反映されてるかもですね。

あと、原作者様の”周りのいろんな人への感謝の気持ち”が
各エピソードや各キャラのセリフから読み取れて(特に大人3人組など)
そこが自分にとっての最大の魅力でした!!。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 32
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

途中で断念した

1話感想{netabare}
トキワ荘の萌え化かな?と思ったけどそうじゃないっぽい。
ってか…あの寮の経営は文芳社一社だけ?
集英社のように専属契約してる様にも思えんし、この寮入っちゃったら他の出版社で仕事できなさそう。
実質飼い殺しを目当てとした施設なのかな?
なんか「マンマとハメられた」感がしないでもない、エリア88で風間真がサイン書いちゃったみたいに。
今後それに関する摩擦(寮に住む作家が他出版社の引き抜きに遭うとか)あったりするんだろうか。
ってか1から10まで好き勝手描かせたワケじゃあるまい、アンケート最下位は担当編集者も反省しよう。
(大抵実験で最下位になってもいいって前提でやったものが最下位なものだが…それを下回ったというのなら…かなりヤバい)
マンガ描写については突っ込み所多すぎなので割愛。
出版社近くだしバイク便…ではなく編集が直に原稿取りに来ると思うんだけど、ロビーや隣の部屋で待たせてるワケでもなしに締め切りギリギリというのはよくワカラン、作者はデジタルでしかやったことない?
原作者はどうあれアニメーターの中にはマンガ描いてる人も居るんじゃないの?と思うと結構不思議。{/netabare}

3話までの感想{netabare}
試し書きコーナーでインク飛ばすな。
乳首トーンネタは椎名高志の絶チルで知ってたのでクスっとした。
が、2話はそんな程度でまぁ、う~んって感じ。

そして3話でちょっと面白く感じて来たかも?
カオス先生は結構打算的っていうか自堕落的な傾向あるのね。
どうしても気になってしまう「出版社に体良く囲われてる」を気にしなければだけど。

今後もカオス先生の“小物っぷり”を見せてく内容だったら面白いかも?{/netabare}

4話感想{netabare}
まずは書き忘れから。
OP冒頭、ネムノキの後にカオス先生が車窓越しにこっち見てるアップ。
瞼影っていうの?あれがマユ毛にみえてすっごいキリっとした表情をしてる様に見えて、なんか笑ってしまう。
というかその…ネムノキの前に出る白い花、あれ何だ?
自分はパっと見キサントパンスズメガで有名なアングレカム(の仲間)に見えてしまい、まさかそんなマニアックなの出すか?と思いつつも、もう頭がそれに固定されてしまって他の検索が不能になってしまいました。
違うよなぁ…けど何なのかワカラン。
でもってネムノキも本編でしょっちゅう出てきます、なにかの暗喩だったりするのかね?あの寮のシンボルツリーってだけ?
夜に葉を閉じて“眠る”ので、徹夜をよくやるマンガ家に「ちゃんと寝なさい」もしくは「眠れるのが羨ましい」って意図が込められてたりして…ってのは多分深読みしすぎ。

でもって4話感想。
本来描きたいモノではないのにウケちゃってそこから抜け出せない作家が、ファンとの交流を経て「あ、これでもいいじゃん」と開き直るって内容。
ネタ的に重たくしようと思えばいくらでも重たくできるところを“きらら系”らしくかる~く消化。
時間経過のシーンは要るのか?と思ったが、サイン会決定から開催日までの間が短すぎるとこれまた「?」となりそうだし仕方なかったのかな。
また、季節がリアル(視聴者の世界)から大きく先を行ってあっという間に夏へ。
いくら蚊取り線香焚いてたとしても開けっ放しは虫が入って来ると思う。
1クールで1年間分をやるのかな?{/netabare}

断念{netabare}
何話まで見たっけかな、途中で切っちゃいました。

結局カオス先生ってどんなにボツ喰らっても生活には困らないんだよね?
というより「ボツ喰らったら家賃払えません」ってことになるならそれは大家も兼ねてる(と思われる)出版社も困るワケで、プロットが糞だろうがなんだろうが仕事は与えなければならない。
管理人の給料だって無から生えてくるワケでもあるまい。

ってかさ、実際最近のアニメ見てても「その企画最初から無茶じゃね?」と首を捻るのも多く、けど一方で「仕事しなきゃならんだけで、スタッフも作業的に作ってるだけ」ってのも感じたり。
面白いと思ってなくても仕事しなきゃ(与えなきゃ)ならんねん、そういう状況じゃないってどういうことなんだろう。
そんなの考え過ぎだって言われそうだけど、実際放送されてるアニメがそう匂わすものが多いんだから仕方ない。

んで結局かおすの立場って、親から家賃や生活費援助してもらってるアマチュアにしか見えない。
アマならアマ扱いで普通に語ればいいのに、何故かプロ扱いってのがこれまた滑稽で…“ひだまりスケッチ”は学生じゃん?あくまで。
もっとドス黒いことを考えると「寮に入ればウチの出版物に(一生のうちに1コマでも)載せてあげまっせ」ってのをエサに授業料(寮費)をせしめるブラック専門学校にさえ思えてきたり。
芽が出なくても生活の面倒見なきゃならん筋合いは出版社にも無く、高校卒業したらポイ捨てされるだけの未来しか見えなくて辛い。
もし新人育成の場ってことなら、せめてアシスタント代で食い繋ぐとかやってくれよと。

全部は見てないので文句はこの程度で。
途中で切ったのなら途中で切った理由を書かなきゃアカンかなと思ったので…。

余談
全否定のボツは、まず無い。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

あばばばば!に元気を貰える癒しアニメ

1話の感想 ★★★★ 4.0
メンタルが弱い漫画家
{netabare}
久々に萌えアニメを観たが、何なんだこのふぇ〜って感じの主人公。
リアルだと絶対に友達になれないな(笑)
でも、なんか精神的にしんどい時に見ると癒される。
なぜだろうか。{/netabare}

2話の感想 ★★★★ 4.0
学校へ
{netabare}
漫画のための画材を買いに渋谷へ。
そして、初登校。
つうちゃんはイケメンだね!
なんかもう、普通の男よりも男男してて惹かれてしまう。
この作品って、普通の人が観たらどこが面白いのー?ってなるかもだけど、現実に疲れてる時とかに観ると本当に癒される。
ゆるいアニメにハマりそう。{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
カオスに足りないもの
{netabare}
なんと眼福な光景でしょうか。
水着ではなく下着!!
これは何かが滾る!!(笑)
カオスの画力は壊滅的だな〜
これで内容もあれでよく担当さんついたな。
まぁ、そんなことは気にしない♪{/netabare}

4話の感想 ★★★★ 4.0
サイン会
{netabare}
前回よりも過激な内容だった。
まさか、ガチモンのを書いてるとは…
ペンネームが爆乳姫子って…
絶対、担当さん鬼畜ドSだな。
でも、なんだかんだ上手くまとまって万事解決?{/netabare}

5話の感想 ★★★★ 4.0
夏!デート!
{netabare}
水着回!!
いいね、眩しい〜
海に行ったのに海に入るまでの時間が恐ろしく長いよな。
the日陰ものって感じ(笑)
その後はデート。
つうちゃんがイケメンすぎて辛かった。
コスプレしてたもう1人は誰なんだろう??{/netabare}

6話の感想 ★★★★ 4.0
正体がバレる!?
{netabare}
まさかの美人の先生が漫画好きとは…
いや、漫画好きというかそっち系のジャンル全般?
コスプレしてたし、アニメとかラノベも見てそう。
ヲタに理解のある人っていいよね〜
そして、新キャラの幽霊さん!!
実際は幽霊ちゃうけど。
めちゃくちゃ美人さんだけど残念って感じ。{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
怖浦先輩をお手伝い
{netabare}
怖浦先輩、見た目はアレだし性格も残念だけど美人でくっつきたがりで教えるのが上手。
……ん?すごく優良物件に感じてきた。
カオスは背景の書く技量が上がったな。
後半、カオスは1人でメガネを買いに行ったんだがダンボールに入るって…
流石にあれはないよ…{/netabare}

8話の感想 ★★★★☆ 4.5
スランプ
{netabare}
カオスは全くの進歩なしだな。
小夢は連載が決まったというのに。
でも、そんな状況でも折れないメンタルは流石としか言い様がない。
後半の保護者3人組の話はすごく良かった!!
あーいう、主人子の裏話的なのいい!{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
小夢の悩み
{netabare}
そりゃあんなにお菓子をバクバク食ってたら太るわな。
でも、漫画書いてたら痩せるってどんだけ漫画って書くの大変なんだ。
…少し闇を垣間見た気がした。
つーちゃんが可愛いもの好きなのはギャップ萌えで破壊力凄かった。
やっぱ、つーちゃんは神だわ。{/netabare}

10話の感想 ★★★★ 4.0
クリスマス
{netabare}
クリスマスって無性に人恋しくなるよね。
分かるよ、その気持ち!
1人だと特に!!
今年も1人なのかな……
ボツヤーキイモー、って言ってて悲しくないか。
年が明けたってことは、寮の取り壊しまで残り僅かじゃないか…{/netabare}

11話の感想 ★★★★☆ 4.0
進路希望調査!
{netabare}
ポスターに隠された壁にある落書き…
ロマンを感じる!
カオスは掲載が決まってよかったね!!
前のダメダメなものから1年もかかったね。
これは長いのか短いのか専門家じゃないから分からないけど、すごく頑張ったな〜ってのは伝わった。
退寮についてはみんなそこまで気にしてないのが意外だった。
もっとリアクションがあると思ってたよ。{/netabare}

12話の感想 ★★★★☆ 4.5
退寮!
{netabare}
今回のカオスは泣きまくりだな。
本当にメンタルが弱い。
あんなに努力できるんだから、自身を持っていいのに。
でも、いい作品がかけて良かったね!
きららっぽい作品だったわ。
カオスはまだまだだけど、いつかきっと大物になるんだろうな。
なんたって、努力に勝る天才なし、だからね!{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 13

64.8 9 コスプレで学園なアニメランキング9位
アニメガタリズ(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (299)
1076人が棚に入れました
高校一年生の阿佐ヶ谷未乃愛(CV:本渡楓)は、同級生の上井草有栖(CV:千本木彩花)に誘われ、アニメ研究部を発足させることに。同級生の高円寺美子(CV:東城日沙子)やアニメ好きの先輩を出会い、未乃愛はどんどんアニメはまっていく。そしていつしか、世界を滅ぼす展開に!? 個性的なアニメ研究部員達の活躍と、アニメを熱く語るマシンガントークが炸裂する新感覚日常アニメです。

声優・キャラクター
本渡楓、千本木彩花、東城日沙子、寺島惇太、伊藤節生、伊波杏樹、高橋李依、西明日香、高森奈津美、高木美佑、花澤香菜、古川慎、丸山ナオミ
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今観てる

2話までの感想
{netabare}前情報一切なしで1話見た限りでは前期やってたゲーマーズの後継?と思い警戒してしまいました。
(個人的にゲーマーズはなんか違うんだよねぇ、途中で切ったし)
で、2話見てみて、どうやらゲーマーズ系ではなくてチアフルーツ系っぽい?
ってことでひと安心。
一番笑ったのは「エスポワールの少女カイジ」かな。

とはいえ…ちょっと辛口言わせてもらうと…。
あんまりパロディに力入れ過ぎて、「元ネタわかるかなクイズ」状態になると逆に自分は興覚めしてしまいます。
某作品の感想で書いたことがあるけど、こういうのって突き詰めると内輪ネタに行き着くのでハタから見てる身としては「あーハイハイ」に陥りやすい。
またそれが続くとパロネタでなく真面目なシーンでも「これはなんか元ネタあるのかな?」って頭が働くようになってしまい、純粋に楽しめなくなる。
ってことであくまでパロはエッセンス止まりで「元ネタ知らなくても楽しめる作品作り」を失念しないで欲しいと願うばかり。

原作とアニメについての話だけど自分としては…まぁこれはナイツアンドマジックの感想で書いたからいいや。
名作の条件はテレビでたまにある「懐かしのアニメ名場面集100」みたいので繰り返し流されるものじゃないのん?(鼻ほじりながら
深夜アニメは全滅で良いんじゃないかな。
自分のスタンスとしては…斜に構えてるように見えちゃうかも知れないけど、あくまで下らないものに必死になってる自分をどこかでせせら笑ってる視点は忘れちゃいけないと思う。
本気でアニメ作品を「これは哲学だ・人生だ」言い出すのは怖いって。
かくいう自分が上井草のように「ひとまずこれは見ておけ」と作品を勧めることがあったら何を渡すかと言えば、本当はTVシリーズも全話見て欲しいと思いつつ“イデオン発動編”だし、それが受け入れられなくても「まぁ仕方ないか」と諦めちゃってるというか…。

ところで「○○は××のパロ」と喜んで列挙する人も居ると思うけど、ヘボットを見ずしてそれをやってるとマヌケに見えるので注意。


追記
そうそう、ゲロ吐く作品は名作と言ってたけどマヨイガは含まれるんですかね?
ガルパンネタやっておいてそっちは無かったこと扱いってのもあんまりのような…。

追記2
あれれ、あからさまに自分を攻撃する感想が書かれてるような?
特定の人物へ向けての感想は書いてない。
ってかロックして弁解の余地も与えずにそういうのをここで書くのはマナー違反かと…。
まぁ書き方悪かったか、パロネタ好きならヘボットも目を通した方がいいですよと言いたかった。
そんなケンカ腰は止めたほうが…{/netabare}

3話感想
{netabare}3話切りがどうこうって話は…そりゃあ「最後まで見てガッカリした作品」がこの世に存在してる以上仕方ないんじゃないかな、あと数が多すぎだし。
それこそ昔なら1年放送作品で3クール目から面白くなるとかあったけど、今それを望むのは酷でしょう。
活動の度に秋葉原出向いてたら小遣いもたない予感、上井草が毎度奢ってくれるってならまだしも。
「原作は素晴らしいのに…」って場合は、それをカットもしくは改変したアニメスタッフに批判の矛先は向くべきで「このアニメつまらん」と言った人に怒るのは見当違いのような?
ってか普通に意気投合してアニメ叩くと思うんだが、なんかヘイト先をスタッフには向けないようにしてその結果原作信者が悪く書かれてるように見えるのは気のせいだろうか。
改変容認派なので「面白いじゃん、え?改変してんの?じゃあ正解だね」「改変したから糞」って感じで意見が食い違うなら分かるんだけどねぇ。
部の存在を認めるかどうかでわざわざ生徒総会開いてくれるなんて、生徒会は傲慢ってよりもむしろ親切に思えたり。
武蔵境の主張、弱きを助け強きを挫く…お、おう。
その主張は間違ってはいないとは思うんだが、なんか最近見るアニメはそれには当てはまらない作品増えてないか?
権威を傘に自分よりも愚かな者(≒弱者)を跪かせる系。
自分自身それってどうなんかのう?と思ってる最中で、そういう意味では武蔵境の主張は古臭い気がしないでもない。
ブラッククローバーの大ファンで夕方アニメしか見てないってなら分かるけど。
まぁ主張の是非ではなくどっちを応援したくなるか、感情を誘導するのはどっちが長けてたかってことだろう、高校生だしね。
(まおゆうの演説って最低クラスだと思うのだが…)

ひとまず部は認められ、部室も使用できるようになったワケだけど…おや?ベレー帽の件はどうした?
ずっと前から生徒会はアニ研を目の敵にしてたらしいけど、ベレー帽はそれに関わりのあるアイテム…だよね?
3話切りを恐れるのなら関心を繋ぐ手段としてベレー帽出しといた方が良かったような?
学年ごとに学校(生徒会)について知ってる情報の差とかあると深みが出ると思うのだが、果たしてどうかのう。
だからといって鳥坂先輩みたいなOBがしゃしゃり出てきたら多分つまらなくなる、誰が主役だよ?って意味で。

とりあえず、だ。
その…異世界スマホやダイナミックコードの感想聞いてみたい、この作品のキャラ達の。
カドや18ifでもいいや、ついでに倒産の件も含めてsin七つの大罪も。
アニメ大好きなのは構わんが、悪い部分もあるだろ?と。
それもひっくるめて好きだと言うことでようやく「あ、こいつマジモンだ」と思えると思うんだ…これからなんかね?
現状綺麗事過ぎに感じてのう…そこら辺アウトブレイクカンパニーに遅れをとってるというか(自虐ネタではあるけど)。
それと上井草はクラウドファウンディングに出資したアニメとか無いのかな?
あー、もしあれば生徒会から「何も作ってない」って言われても言い返せた(広い意味で制作に関わってる)と思うので、無いか。
クラウドなんちゃらでなくともお嬢様設定なんだし「ウチの家スポンサーやってるんですが」ってのがあっても面白いと思うのだが。

なんか感想書いてたら文句みたいなのばっかりになっちゃったけど面白いですよ。{/netabare}

4話感想
{netabare}この学校の部費の取り扱いってよく分からないけど、35万の買い物を生徒会付けでしたってことかな?
そりゃひでぇw
駄目だった場合後から自費をポンと出せるとはいえ。
学園祭でもないのに演劇部の劇ってなんだい?生徒相手に定期的にやってるのか?
アイドルアニメってよく知らん、えり子とようこ位しか…その頃ってソロ主体だし本編中語られたのとは違うよね。
予告で昔は~みたいなことを言うがえり子は結構練習してなかったっけ?
ようこは…まぁうん、URAHARA系というか。
本編はどっちかっつーとバンド系って言った方が正しい気がする。
他の部の助っ人描写はもっと色々やって欲しかったな、序盤のキルラキルみたいに。
しっかし、こう何度も何度も名作と言って既存作品をモジったのが紹介されると、やっぱり「お前マジでそれを名作だと思ってるの!?」とギョっとするようなのをさり気なく忍ばせて欲しいなぁと思ってしまうのは贅沢だろうか。
ベタだけどGUN道とかヴァラノワールとかありすインサイバーランドとかアソボット戦記五九とか…見落としてるだけで仕込んであったりする?
それと円盤…資金回収の件、これはCMでよく耳にする「ブルーレイディスク発売決定」って表現に言及して欲しかった、決定も何も最初から決まってたでしょ?っていう。
自分が知ってるのは“ラブゲっCHUミラクル声優白書”くらいしか無いけど、深夜アニメなのに全話が円盤化されてないモノとか…あれは一体何なんだったんだろうってのは気になったり。{/netabare}

5話感想
{netabare}「海の方」って言うもんだからてっきり晴海かと思ったらビッグサイトだった。
んじゃあ山の方ってなんだ?幕張?
しっかしコミケもなぁ、オリンピックの件でどうなるんだろうね?
でもって本編はコミケといいつつ巡ったのは企業ブースのみ、まぁ無難…っていうかそれ以上の追及はしてはいけない。
とはいえ、企業ブースしか描かないのだったら別にコミケでなくても良かったのでは?と思ってしまったり。
一応大学サークルとのやり取でアニ研OBの噂をほのめかすことで必要性は満たした…かな?
入場で行列になって大変ってネタをやったため、帰りは早目に切り上げさせたのは正解。
あとは父親の謎の行動…OBの件と繋がるのか?まさかアニメ監督だったりして。

ところで今回買い求めてたグッズ、前の回でも登場してたSDキャラのキーホルダー?
自分はアニメグッズは丸っきり無知だけど、たまたまけもフレのファミマ限定のキラキラチャームでその存在は知ることができてました。
んで、その情報を辿っていくとペンギンパレードって企業のぺたん娘シリーズに行き着いたのだが…あるぇ?アニメガタリズ無いじゃないか。
じゃあ別会社で似た感じのを出してるのかな?と思ってアニメ公式見てみたら…やっぱり無いじゃないか!
というかSD化したキャラのデザイン画すら無い模様。
ひえええ、他作品のグッズを紹介しておきながら、自分の作品のそれは出してないだと?
そんな身を切るような放送してたのか…玩具メーカーがスポンサーだったらちと考えられない。
それとも今後商品に追加予定なのかな?
現段階で公式のグッズ紹介を見てみた限り、オリジナルアニメとしてはやけに消極的というか奥ゆかしい感じ。
作中で言ってた通り円盤が主力なのか?{/netabare}

6話感想
{netabare}合宿の件と並行してアニ研を通して何をしたいのか?の話。
全アニメ制覇って…死んでしまいますぞ?
「それって〇〇も見るつもりか!」と、〇〇に入る作品があれこれ出てきたけどさすがにそれは黙っとこう。
できれば円盤だけでは見られないCMやオンエアバージョンもチェックして欲しいところ…と思ったら宿にTVが無いとは。
理由は予算不足、60万以上使っちゃったからねー、仕方ないね。

謎の光についてはなぁ…そもそも発端はガールズブラボーじゃないっけ?
フジのプロデューサーが糞でどうたらこうたら…そこら辺の経緯はググってちょ。
「湯気スッキリ」は元々それをウリにするつもりはなくスタッフのやけっぱちだったというのは、今の状況見るとなんともかんとも。
てか円盤で乳首シーン追加も発端はMAZE爆熱時空だと思うのだが…それも当時(LD)大して宣伝はしていない。
面白いところでは桃華月譚の何話だっけ…西田氏がついつい筆が乗ってユーリカの股間まで描いてしまってOA時にボカシ処理されました。
もう一個思い出すのは美鳥の日々か。
本放送時はU局はまだ乳首OKで普通に乳首出してたんだけど、遅れてMXで放送されることになって、その時には謎の光…ではなくボカシだったか加筆だったかで乳首見えなくなってました。
「こんなのまで修正入れる必要ある?」ってのではテラフォーマーズ…ではなくゼーガペイン、いくら夕方とはいえあの程度(手の平をペンで貫く)でボカシ入れたのは今思い出しても笑ってしまう。
あと複数の作品で局ごとの修正比較のキャプ画を見たことがあるが、つまりは謎の光って局が決めてるの?ってのは自分知らなかったり。
とりあえず“修正”について語るならブルーシードとガールズブラボーと、それよりなによりポケモン(ショック)について語って欲しかったが…そういう作品じゃないか。

ところで、これも自分がおかしいのかな?
等身大パネルってたまに遭遇するけど、その度に「イメージより小さい」と驚いてしまいます。
これってアレかね、タレントがテレビで見るより小さいと感じるのと同じ?
特に女性キャラは小さくて…丁度1年前くらいの時期か、ファミマのおせちコーナーにウルトラの母(だよね、あれ)の等身大──なにが頭身大なのかよく分からんが──パネルがあって、それがめっちゃ小柄で「こんな可愛らしいの?」とビビった記憶があります。
設定的には正しいんだろうけど…少年少女が画面の中であれこれやってる際、こう見えて実は小さいんだぜと思いながら見るとまた違った趣があるかも(つい大人サイズで変換して見ちゃってる方は)。

と、なんか今回の感想は妙に自分語りしちゃった予感、我ながらめっちゃ早口で言ってそう。
そういうのを引き出すのが狙いの作品とは思うのでまんまと乗せられてるんだろうけど…ただ、モジってるとはいえ既存作品のタイトルを次々出すので、一つか二つくらい踏み込んで語ってくれてもいいのになぁ、と思ったり。{/netabare}

7話感想
{netabare}今まで既存の作品をモジってタイトルを出しはするものの、その扱いは褒める方向のみで…鼻に突くとまでは言わないけど「そんな良いことばっかりじゃないでしょ」とどうしても思わずには居られなかった。
そこら辺の感情を↑でダラダラ書いて来たのだけど、そうはいっても特定の作品をディスるような真似は無理なんかなぁと諦めの気持ちも抱いてたり。
が、そのノリも7話で確変キター!?
いきなりアニメ作る話になって思い切り段階すっ飛ばすなぁと思いながら見たら…ナルホド、特定作品じゃなくて、どの作品にでも当てはまる業界の“悪い例”(あるある話)ならどこに気を遣うことなく描けるってことか。
(といいつつ個人的には裏方がすったもんだで大変なことになった作品というとキスダムが真っ先に浮かんだが…チェックしてないだけでそういうのって結構あるもんなんだろうか)
特に各役割との衝突とか…特定の立場からの視野狭窄的な一方公的主張をするだけで対応に困る作品があり「いやいやそれぞれの立場にそれぞれの言い分あるでしょ」って思ってた真っ最中だったこともあり、本作7話は「やっぱりこうだよな」と強く頷かずには居られない。
よし、未乃愛はコンテ千本切りやってみようか。
それにしても、作られてた最中の絵は魔法少女くるみみたいに見えたが、ああいったフラッシュ系?またはMMDなんてのは手軽に出来そうな気がするがそうでもないんだろうか、よく知らん。
サウスパークも触れられてたような気がするが、ああいうのってそこらの30分アニメより高いセンスが要求されそう。
そして「キャラデザと絵が違う」…ああ、ギガンティックフォーミュラのEDで出てた子が最後まで本編に出なかった記憶が…うっ頭が…。
とはいえ、後半生徒会の妨害でピンチに見舞われ、作中作が放送されるかは不明、非常に見てみたいのう。{/netabare}

8話感想
{netabare}まさか放送で流すことはあるまいと思ってた作中作の放送…キター!!!
やったぜ、これを見たかった。
プロが作った素人再現作品、とでも言えばいいのかな?
スライド移動で原画の切れ端がフレームインするとか、左右反転でカット使い回しとか、ああもうタマラン。
声優が素人っぽく演技するのもポイントかも知れんが、カイカイは才能があるっぽい、ノリノリじゃーん。
ついでにカイカイ(の演じるキャラ)の展開した魔法陣はフリー素材?もしくはカイカイが自分の見せ場として職権乱用して気合い入れた?
2カットほど水彩風の止め絵が入ったが、恐らくその2カットが美術部に頼んでた部分だろうね。
高校生作品ってことで青年の主張みたいなクッサイ内容になる恐れもあったがそれもなく、普通にオチてたし未乃愛才能あるんじゃ?
「タニシ~」とか「水を漏らさぬ~」みたいなアイタタ感も無いし(FLASH系なので手癖が出にくいのかな)、さっすが中の人はプロや。
色指定ミスや滅茶苦茶拡大して解像度荒くなるってのは無かった気がする。
いくらなんでも色パカや光線を透過光にしてフィルムっぽく…なんてのは今の時代あったらそっちのほうが凄いか。
(といいつつクロックワークプラネットで色パカに限りなく近い現象見た記憶あるぞ)

一方残念だったのは親父がただのコミケスタッフだったこと。
残念といっても予想が外れたってだけでマイナスポイントじゃないけどね。
そしてEDは…え、らきすたなのか。
見てたハズなのに全然覚えてないや、今期放送してるしょびっちの方を連想してしまった。

なんだよー、ここ最近めっちゃ面白いじゃないか。
序盤の業界へのゴマすり的態度はどこ行った?{/netabare}

9話感想
{netabare}7・8話と面白くなってきてこれからどうなるのかな~と期待しての9話。
えええ、そっち方向に切り込むの!?
アニメのデタラメ知識でその道に精通してるかのようにアドバイス(=にわか仕込み)をし、それを真に受けて練習に取り組む他部員達(=虚構と現実の区別が云々)。
怖い怖い怖いって、ある意味ホラー回。
そのうちアニメ部のアドバイス受けた部員が大怪我をするんじゃないかと…特に棒高跳びのは不穏で不穏で仕方なかった(誉め言葉)。
もはやこれ集団催眠に近いような…。
アニメをマジに受け取って大事になる例としてパっと思い付くのはパーマンのエンディング、カバ夫がパーマンになった気になって高い所から飛び降りるシーンだけど、結構アレって洒落になってなくてリアルのポケモン飛び降り事件とか記憶に新しいかと。
または“ぼくたま”のフィクション宣言に至るあれこれが頭を過る。
いやいやいや、まさかそっち方向へは行かんよねぇ?6話まで業界おべっか的内容でなんか温いなぁと思ったら、今度は辛口過ぎる。
た、多分自分が危惧してるような方向へは行かずにイケメンの裏切りがどうこう~って展開になるとは思うんだけど、いやぁ今回はずっとヒヤヒヤドキッチョでした。
一歩間違えたらアニメ(に夢中になること)批判になりかねないし…最終回で「こんなあにめにまし゛になっちゃってと゛うするの」って〆たら神認定だけど…ないでしょー。
ってかアニメのデタラメ知識を否定すると3話の演説も否定することになってしまうような?
どうなるんだろうねぇ、この先。{/netabare}

10話感想
{netabare}なんだこのOPは、ゆまちんか!?
しかも本編でOPジャックをした小幡唯は出てこない…。
だから怖いって!!
アニメ由来の生兵法で大ケガして入院してるんじゃないか?と思ってしまう。
なんせ前回以上に生徒は狂気めいて来てるし、なにかウラがあるのは確実かと(それがOPと繋がってるかは不明だけど)。
というか10話の内容・展開自体が妙にフワグワしてて「嘘くせー」って感じがするし、夢オチか、どこかで分岐したIF世界って気がしてならない。
ネコが喋った時点でIFルート入ってたりして…え、そこまで遡る?
もっとシリアスで実は唯は死んでるとか、誰かの妄想で実在してないとかじゃないだろうなぁ…またはその逆で全ては唯の見た夢だったり…。
ん?、あれ?
唯…夢オチ…うっ頭が。
新沢基栄はそんなつもりはなかったと語ってたハズだけど、まさか無念を晴らすみたいな感じで「本当はこう伝えたかった(であろう)奇面組最終回」を目指してたりして?
OPを更にもっと無駄に深読みするとキャラの顔が「?」なのは「あれ?あの人どんな顔だったっけ?(夢の出来事でよく覚えてない)」って暗示だったりして。
因みに掲示板の日付が2016年で「ん?」と思ったが、4話の部費で買い込んだ円盤の領収書の日付を確認してみたら2016年だったので、これには深い意味は無いのかな。

ミノアの父親がアニメ監督なんじゃ?と思った時期もあったけど、理事長の方かーい!
1話で打ち切りのアニメ…TV作品でそういうのって何かあったっけ?
ミノアが幼い頃に放送してたことから時期的には10年くらい前の作品だよね、6HPは関係ないと思う。
自分が思い付くのはRGBアドベンチャーだけど、あれはGUN道でウケたのを受けてワザとクソアニメにしたものなので、高校生の生徒作品にダメ出しすることには繋がらないと思う。
ってか視聴者から非難されて打ち切りにしたのか、監督自ら出来が気に入らなくてお蔵入りにしたのか、どっちかよく分からない。
「あんなクソアニメになろうとは」と嘆いてるので、問題は現場であって視聴者からの批判は妥当として受け入れてる?
もしくは監督は悪くないって状況なのに批判が監督に殺到してアニメが嫌いになったってことかな?
そうであってもエタシンはクソアニメであると認めてるのなら、駆け付けたファンに声援送られてもあんまり嬉しくないような…。
イケメンはエタシンのプロデューサーか出資者だったりして…監督の一存で打ち切り決定できる気がしないし、委員会方式で一部の企業がアホやらかしてその煽りを食らって現場が大混乱になったとか。
まぁそれに関しては…

ヒット作作った監督が二期の制作から外された

ってのが最近リアルでありましてん。
こればっかりは時期が悪かったとしか言いようが無いけど、なんかもう監督業は進むも地獄返すも地獄って気が…。
しっかしこれ、雨の件といい先の展開が凄く気になりますね、ちゃんと畳んでくれることを願うばかり。
ベレー帽ェ…。

あそうそう、それとアイキャッチでSDキャラ絵出ましたね。
「自分トコでそういうグッズ出してないやん」と以前指摘したこともあり、「やっと(SDキャラの)グッズ出すのか」と思って公式見てみたら…“ふんどし”が目に。
…。
グ、グッズ展開ってこういうもんだっけ?{/netabare}

11話感想
{netabare}ひいい、9話が妙に不気味に感じて「ある意味ホラー回」と書いたが、今回は正真正銘ホラー回。
じわじわと侵食されて~、じゃなくて、じわじわと違和感に気付いてく系。
ってことで元々アニメ世界だったっぽい、1話で扉開けた時からか?
なんかミノアがどっち側の人間なんだかかも分からなくなってきた…。
あらいずみるいやことぶきつかさに何か恨みでもあるんだろうか、セイバーほにゃららがいづなよしつねじゃないことに憤慨した記憶が蘇る…また壁殴っちまいそうだぜ(殴ったことはない)。
とはいえ、8話の劇中劇(正確にはアニメ中アニメ中アニメってことになるんだろうか)の「高校生が作った素人作品っぽさ」と「昔のアニメのヤボったさ」の使い分けは見事。
8話の作中作を単に作画が崩れてるだけの内容にしてたら11話の「妙な感じ」は効果的に機能しなかったかと。
こうなったら思い切り黒い部分を暴露して欲しいと願っちゃうけど、それは無いよねーえ?(チラッチラッ{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 8
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wkr さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

超展開は上手かったが...

ed曲(グッドラック ライラック)が好きで観始めました。サビ前のblackadderコード(イキスギコード)二連発が有名ですね。一つ目のblkコードはサブドミナントマイナー経由の分数コードらしい、ちゃんと理屈がある進行なのが脱帽です。それ以外の進行もかなりテクい。今回も田中秀和さんの曲です。やっぱりこの人のセンスは頭一つ抜けています、音楽面だけじゃなく実際に変態だったのが惜しい。アイマスも見始めようかなとも考えてます。(アイマスは全く齧ったことないので...)
↓グッドラック ライラック
https://youtu.be/xtOQVpXSDuQ?si=PGQovzloAPe2gg0k


あらすじ:
私立咲鐘湖(さかねこ)学園高校に入学した阿佐ヶ谷未乃愛。アニメ初心者にもかかわらず同級生の上井草有栖(ありす)に強引に誘われアニメ研究部を設立することに。同級生の高円寺美子(みこ)やアニメ好きの先輩たちとの出会いによって、未乃愛はどんどんアニメにはまっていく。アニ研部員は、生徒会の執拗な廃部勧告に立ち向かいながら、迫りくる世界の滅亡に気付くこともなく、今日も部室で、アキバで、聖地で、温泉で、アニメを語る。(https://www.animatetimes.comより引用)
{netabare} 11話にどんでん返しの超展開があり、今までの荒唐無稽なツッコミ所の理由付けになり、伏線回収は上手でした。ですが、序盤から中盤はタイトル通りキャラがアニメを語る、という内容で、メタ発言満載なのは好きですが、会話は半分ほどはあるあるネタやうんちくでアニメでする必要はあるか?という内容。面白ければ良いんですが、この作品は詰めが甘いという印象です。パロも中途半端でツッコミ役もいないw「げんしげん」などもこういう内容ですが、比べるとこの作品は面白くないです。それに加えてアニ研が生徒会に翻弄される胸糞悪い展開が続きます。上記で11話の超展開を褒めましたが、非常にごちゃごちゃしていて、ベレー帽の説明、アニメ世界と現実世界の説明だったり、曖昧な部分が多くよく分からない間に終わりました。また、序盤から中盤で生徒会長とアニ研部長の因縁を仄めかしておいて結局は明確にされず、これについては超展開で擁護出来ない汚点に思います。生徒会の製作陣は説明してるつもりでも視聴者側には上手く伝わない、こういう作品は苦手です。ですが、ED曲だけは明確にとても素晴らしいと感じる作品でした。{/netabare}


以下メモ&感想

{netabare}1話
アニメの話をしてたらお嬢様キャラ(アニオタ)に呼びされて、色々ありアニメ研究部を立ち上げ部員に
ベレー帽を持ったときの意味深な描写、猫も喋ってたり、ファンタジー要素ありかな?お嬢様が色んなジャンル網羅しているアニオタなのが良いですね。私も高校生の時は普段アニメの話を出来る人が身近にいなかったのでこのキャラには共感できます。次回予告の「1話で切るなよ」は笑いましたw ed曲最高!というかed映像のCG出来良いですね

2話
部員と顧問集め
アニメ先派と原作先派の対立と会話にちょくちょく入ってくる作品ネタがリアルwバニーガールのやつはハルヒかな?メガネキャラ(男の方)、中学の友達にいましたwとある好きないい奴でした。ed曲最高!

3話
アキバ観光、その後部室のことをなんとか。
生徒会長?とエリカ先輩でなんかあったと。毎度アニメ研究部は潰されていた。
今更ですが、この作品の世界とこの世界のアニメ(ラノベ)のキャラデザが一緒に見えます、差別化して欲しかった。それに加えて、さすがにあるあるネタが多いですね、タイトル通りなのは良いですが、あんまりアニメという媒体でする必要性のないネタなような。演説もそうはならんやろ。

4話
生徒会にいちゃもんをつけられ、一週間他の部活を援助することに。
生徒会長は裏で誰かと繋がっているのか。やっぱりあるあるというよりうんちく多い、色んな作品のパロも多いのでそういう作品のキメラみたいな、少し見方を変えれば凄くメタな作品。そういう作品だということで。なんかシリアスなのかギャグなのかよく分からない作品ですね。特に金髪のキャラとメガネ(女の子)のキャラが結構ギスギスしてます。生徒会も理由はまだよくわかりませんがアニメ研究部に嫌がらせばかりしていて少し胸糞悪いです。

5話
コミケ回、ほぼ日常回でした。
アニ研は元々凄かったらしい。父親は伏線じゃなかったのかw
私は九州住みなので、こういうイベントに殆ど参加できないから辛いです。東日本の聖地巡礼難易度高い。コラボカフェや○○展のイベントは大体東京圏な気がします。遠い!ニチアサの話はかなり共感できますね。ある程度上手い脚本であればキャラにも愛着沸きますし話も良く練れますし、やはり尺は全てを解決する。ですが製作陣、特に作画の人はキツいでしょうね。
甘々と横綱w元ネタはほぼ確実に「甘々と稲妻」、丁度最近最近観ました。父と娘のハートフル料理モノで、心温まる素晴らしい作品でした。こういうのに弱い私はほぼ毎話目頭が潤んでいました。

6話
聖地巡礼回。
なんか恋愛話始まったなーと思ったら早めに切り上げてくれて良かった。ついでにオチも面白かったです。金髪の人はエスパーなんか?あんまり良くない部分ばかりが気になっていましたが友情がしっかり描かれているのはいいですね。とはいえ今のところ内容の半分がアニメのあるあるネタやうんちくばかりで部活モノにした意味がよく分からないです。3話連続で中身なかったようなw
ガルパンの聖地、秋山殿っぽいキャラが絵馬に、 ユーリonライスとか隠す気ないなwやっぱりed曲が良すぎる、もはやed曲が視聴目的まである

7話
学園祭に向けて自主制作アニメ→ピンチ 脚本家の愚痴回ww
金髪のキャラ(男)は扉のこと知ってるのかな。ここで夢のアニメの話がまた、父親も伏線っぽい行動してるけど結局意味ない描写に終わりそう。アバンの脚ズームも謎。パロディも中途半端。やはり生徒会も単なる不快要素。めぐみんパロやってる声優さんがめぐみんw
でも今回制作の内部事情が描かれていて作品としては新鮮で、声優さんが声優素人のアニメキャラを演じるのが面白かったです。話は次回も続くそうですが、期待はしません。ed曲が最高です。

8話
前回の続き、学園祭
今回酷いです。8話は神回の法則が崩れる
お父さんの伏線は回収しましたが、やはり内容的にはどうでもいいwギスギスしなくなったのは良いですが、今のところ内容が生徒会に翻弄されてるだけに思います。急に部活アニメ語り、目的もよく分からない(結局部活アニメ語りは全く描かれず、ただただ謎)。一体何を見せられているんだ...(肝心の自作アニメがシンプルにつまらないです)そして何で盛り上がってるんだ、面白くねえよ!ついでに急に踊り出しました。練習してないやろ、あーもうめちゃくちゃだよ。曲が良いのが唯一の救い。edはらきすたパロ

9話
学園祭は無事成功、何故かアニメで他の部活にアドバイスすることに。
序盤から酷い、迷走してます。まずアニメを使ってアドバイスする展開が謎。他の部活が暴走する展開もいらない。
後半でまさかの!

10話
金髪が裏切ってアニ研廃部。監督の愚痴回?w
金髪には事情があって学園長の肩を持っていたと(多分嘘)。猫先輩の声がわかるように。昔の卒アルにオーロラ先輩が。今更ながら面白くなりそう。
ついにアニ研が宗教に...他部活は何でこんなにアニ研は持ち上げられてるんだ?逆さまにズッコケるとかギャグが古い。過去のアニ研とラフ画は一応伏線回収。
学園長が暴走して雨を降らせました。書いてるこっちにもよくわかりません。鍵を開けたい→情報を集めよう???どんな展開?
伏線回収は上手!でも展開が酷すぎます。

11話
どんでん返しの超展開!画面比が3:4!セバスが美人メイド!凄いメタな展開にw急にホラー、予想外過ぎます。今までの世界がアニメだったのかな?ラフになってしまったw
EDは普通に流すのか

12話
見た目が違うのも伏線だったのか。妹さえいればいい だけ名前そのまま?ごちゃごちゃしていてよく分からない...置いてけぼりです。企画段階w
なんかよく分からないです。ed曲を流せ!{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
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境界線の観測者 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ヲタクにはものタリズ

アニメガタリズというよりもオタクガタリズ。

オタク臭さを精一杯表に出さないような作りは丁寧(出ていないとは言ってない)。
「アニメ」文化のいいところや現代オタクの身内ノリで楽しむ感じを描いている。

全体の流れがオタクなら知っているだろうという知識を追っていく作品。
ごった煮要素はアニメ、ラノベ、同人、コミケ、聖地巡礼、アニメ制作話、等々。
ある種、アニメ好きよりも一歩踏み込んでいて興味が無いとつまらない話もある。
(アニメ好き=制作過程、制作側、声優に興味がある とはかぎらないから)

アニメネタだけではなく、アニメを主軸にした派生ネタ盛りだくさん。
アニメネタは残念な印象だった。
もう少し踏み込んでパロディネタをして欲しかった。
(タイトルをもじって読み上げるのが大半、セリフパロもさらりとでるだけ。
アニメ媒体のパロディものである事をもうすこしいかせたはずだ)

タイトルから入って視聴すると少し残念に感じるだろう。
正直にいえば、アニメの話をもっとしてほしかった。

ストーリーのシリアス部分は正直いらなかった。
シリアスとのバランスの食い合わせの悪さが致命的だ。
コミカルで軽いパロディに明るさが売りのアニメ故、シリアスに割く時間が無駄に感じた。

特に後半の展開は残念ながら方向性を間違ってしまったとしか思えない。

全体を通して見れる作品であるものの、どこか欠けている。

アニメオタクに勧めるには少し物足りない内容。
アニメ初心者に勧めるには解説、パロディに丁寧さがない。

自分で辿り着いて、自分の責任で見届けるアニメ作品だと感じた。


自分用メモ

☆陸上部娘

#1 ミノア、アニメルーキー!
{netabare}
アニメネタはクスリとくるけどそれが=作品の面白さとは違う様な?
パロディにまで昇華出来ていればネタになるんだけど
作品名をもじって出してどやぁ!?はまぁ一話だから許される範囲

展開の不自然さは導入故に多少の強引さは許そう。
でも、猫いじめの件はキャラクターに”へど”しかつかない。

EDも含めてネタなんだろうけど力の入れ具合は好印象。

ファンタジー要素がどう絡んでくるのか期待。
{/netabare}
#2 ツドエ、アニメガタリズ
{netabare}
リアルタイム派は減った印象
⇒配信サイトの増加、録画派 視聴者層の高年齢化

ラノベネタ=アニメと相性がいい

相手の話は聞け、そして自分の好きな話に強引に……
⇒にわかよりも、まずヲタクに言い聞かせて欲しいよね。
{/netabare}
#3 エリカ、レイヤー×レイヤー
{netabare}
アニメ派生ネタ⇒コスプレ
もはやネタが無くなってしまったのか?

グッズ系は興味が無いと金銭的に余裕が有り余るよね

中二病くんは好きでネタでやってるから現実的なヲタクよりかな

三話切
⇒まぁ、好みの問題だからね でもそれを声を大にしていうのは違うと思う

あはぁ~ ⇒ 好き

まぁ、学生のノリなら設立に入れるわな、潰すメリットないし
{/netabare}
#4 ブシツ、ダイバクハツ!
{netabare}
アニメ研究部絶対潰すウーマン

アニメの裏側事情等々

ありきたりな悪意が一方的で展開が雑 不快
{/netabare}
#5 ベイベー、イケナイススメナイ
{netabare}
生々しいオタクネタは無いよねホント

コミケに来たけど企業ブース、グッズ主体の描写
(アニメガタリズだからまぁ同人誌、薄い本には触れないか)

この辺が中途半端なんだよなぁ
アニメ派生で流行ったりキャラの口調が違ったりとか
アニメオタクならネタにしようがいくらでもあるとおもうけどなぁ
{/netabare}
#6 カイカイ、ラブクライマックス
{netabare}
聖地巡礼、合宿お泊り

腐女子オチはもはやアニメネタ関係ないんだがね
{/netabare}
#7 ミコ、ダンピツセンゲン
{netabare}
廃部は物語を動かすためのネタ

ショートアニメ話

アニメガタリズ???
{/netabare}
#8 アリス、オカネガタリマセンワ
{netabare}
七話からの流れがやべーくらいつまらないぞ?

声優のセリフが聞けるだけでそれっぽくなるという声優のパワーを確認できる良アニメ

らき☆すた 10年以上前か
{/netabare}
#9 アニケン、ズットテング
{netabare}
スポーツものアニメネタ

009を知らない世代って出てくるのかな?
{/netabare}
#10 アニケン、ヤットハイブ
{netabare}
きっちり考察しているアンチはある意味ではファン。

俺は悪くねぇ!!

封印されしアニメ。
{/netabare}
#11 共ニ語リシ、光輝ノ裏切リ
{netabare}
あのさぁ、はぁ~(糞でかため息)

セバス(女性)

アニメの演出について語ってほしかった(切実)

アニメじゃない~、ほんとのこ~とさ

名作、良作、凡作、糞、どんなアニメでも平等さ。
{/netabare}
#12 ミノア、カタルシス
{netabare}
総集編に飲みこまれかけてるぞ!!

パロディされるアニメは名作の法則
{/netabare}
#「ユクトシ、クルトシ」
{netabare}
このテンポでワンクールどうぞ

初心者に勧めるアニメじゃないとわかるレベルには成長
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

67.6 10 コスプレで学園なアニメランキング10位
私の百合はお仕事です!(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (127)
401人が棚に入れました
「ようこそ、カフェ・リーベ女学園へ!」 ここは架空のお嬢様学校。 店員同士が姉妹(シュヴェスター)となり、清らかに美しく給仕をするサロン。 日頃より誰からも愛されるような振る舞いを心がけている陽芽は、とあるきっかけでリーベ女学園の生徒として給仕をすることに。 そこで出会った女生徒・綾小路美月を何気なく「お姉さま」と呼んでしまい…? 演技(ソトヅラ)と本音が咲き乱れる、お給仕生活はじまります!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

キャラ達の心理とか感情が描けていると思います。面白いです。

 日常女子だけ百合系ではないです。ストーリーが良くできていて、登場人物の機微がとても面白く、キャッキャうふふ、べたべたするだけの「なんちゃって百合」ではなく、ちゃんと百合ものとして見られる作品です。ニーズは選ぶでしょうが、作品のレベルはなかなかだと思います。「きらら的女子だけ日常百合もの」を期待した人はジャンル違いでしょう。

 23年春はラブコメが沢山ありましたが、ヤバい奴、グイグイ来るなどと並んで、本作は当たりだったと思います。


 見どころはヒロイン陽芽を初めとした全員の思惑と感情の危ういバランスが崩れかかっているような雰囲気がちょっとドキドキさせるところでしょう。

 嘘に嘘を重ねることで陽芽は自分のやっているとこ、言動は制御できていても感情の制御ができていない。感情がまた思考や理性も動かす、という逆流が起きているようなところが、キャラとして本当に深みがあります。
 ひょっとしたら作者自身意図していないのかもしれません。いわゆる勝手にキャラが動きだす、という状態かもと思います。

 美月との過去。お互いを思いやったからこそ生まれた誤解。嘘をつくことで出来た人間関係の歪みともいえるし、コミュニケーションの難しさとも言えます。
 そして再開後。理性では許せない相手に、いつのまにか感情が引っ張られて、苦しい想いをするのもたまりません。

 この2人の乱れる感情が、自分自身すらわからなくなってゆく様子が「お仕事です」=「仮面をかぶっている」というタイトルの逆説になっているのも上手いなあと思います。

 そして、今は果乃子です。連載を続けるためのとって付けたような話にならなければいいなあと思ってましたが、杞憂でした。美月・陽芽が「過剰な演技」と「友情」ならこっちは「本気の感情」と「百合」の方に視点がいきましたね。

 自分の本心を隠しながら陽芽の近くにいたいと願う果乃子の想いを理解できるのは、純加でした。
 どうもギャルっぽい恰好をしているのもボーイッシュな言動をするのも、純加が自分で自分が百合体質なのを無意識・無自覚に否定するかのようなふるまいなのが、アンビバレントな内面を上手く描けています。
 一方で、果乃子は自覚的です。自分だけが陽芽の本当の顔を知っているという事実が、恋愛に結びつくというのも自然だと思います。

 この2人あるいは4人がどうなるかわかりませんが、外面と内面のそれぞれの立場を描くことで、すべてが不確かな少女たちの姿を非常に面白く描いています。
 タイトルに本当に色んな意味を乗せてきてますねえ。話が進めば進むほど、噛めば噛むほど味が出る感じです。

 舞台となる喫茶店は、動画を営業中ずっと配信するか、観客は毎日こないと成立しなくね?と思わなくはないです。しかし、あの喫茶店の設定の「お仕事」=「仮面」=「嘘」というテーマと絡んで見事に機能しています。ちゃんとタイトル回収してますね。味があるタイトルです。

 そうそう、乙女の心臓という本は実在しないみたいです。アマゾンその他で検索しても出てきません。
 ただ、なぜギャルの純加が読んでいるのか、を考えると味わい深いです。そういう細かいところまで考えが及んでいる作品だと思います。


 ただ、ちょっと12話のエロい制服のところなんですけど…うーん。選挙後の話にしないと不自然なのはわからなくはないですが、もうちょっと前の方のサブエピソードにして11話が最終回で良かったのでは?
 そもそもほぼ女子だけの喫茶店で、ああいう制服で皆エロいって思うのかなあ?ああいうのも「可愛い」と言われるのが自然なのでは?

 で、ほぼアニメの範囲である原作1~4巻はサブスクで読めるのですが…うーん。原作者は男…かなあ?内容は繊細さがあるんですけど、考えてみれば結構論理的だし、絵柄は少女マンガ的な花とかエフェクトを背景に使っているんですが、なんか同じトーン柄の使いまわしが多いんですよね。女性作者にしては、花やエフェクトの線が固いし。
 コマ割りも見やすい…つまり、感覚的ではないので、これは男の方なのかもしれません。私は、志村貴子さんの「青い花」など、私は時間感覚とかキャラ同士の心理とか、原作についていけませんでした。ああいう不思議な感じがほぼありません。

 わかりません、一見女性的な画面ではあります。デジタル時代ですから、アナログと違い繊細さの表現に制約があって出来ないだけかもしれません。

 ただ、12話の「制服がエロい」っていう発想が男だと思うのですが、どうでしょうか??
 あと女性作者って、髪、レース、下着、ドレープ、アクセサリ等女性らしい可愛らしさに命かけるんですよね。それが本作はそうでもない気が…ただ、男の作者ではほぼ必ずある「アホ毛」がいなんですよね…

 と考えてひるがえって本作の内容ですが、女性から見た場合不自然に感じるところもあるのでは?思春期の疑似的な同性思慕のような、自然な百合の心理ではなく、男から見た男女の恋愛物語を百合の構造にしているだけなのでは?と思わなくはないです。
 こうして考えて行くと、特に美月・陽芽のところは友情物語としては優れていても、百合としてはどうかなあ、という気がしてきます。

 続きの物語が果たして百合として機能しているのか、気になるところです。


 作画がちょっと過剰な色彩感な気がします。この作品の雰囲気だともうちょっとリアルに寄せたほうが入りやすかったかもしれません。丁寧だしレベルは高くていんですけど。

 あと、小倉唯さんですけど、演技上手くなった?非常にナチュラルで声もいつもより少し変えている気がしました。使い分けもできるようになったのかな?



 

以下 視聴時の感想です。



6話 3重構造が面白い。役割、ペルソナ、嘘など、キャラ心理がいい。

{netabare} これはすごいですね。Dアニの本作トップページのキービジュアルが普通のワチャワチャしたエセ百合モノ…「ブレンドS」か?と思い敬遠していました。なんとなく開いてみたらかなり奇麗な絵柄でした。それで見始めた次第です。

 絵、奇麗ですね。感心しました。そしてそれ以上に話がいいです。陽芽の演技が喫茶店と教室の2重構造に更に重ねて、美月との関係の3重構造になっています。そして美月との関係をこじらせた部分が、相手を思っての事でした。
 
 この拗らせ方。今時の教室での「ロール・役割」という生きづらさ、自分の本音が言えなくなる、本当の自分すら見失ってしまう、という部分に非常にオーバーラップします。外野の無責任な期待や投影を裏切れない、つまりクラスメイトと喫茶店の客=観客という部分です。

 陽芽、美月のキャラ造形と言動に違和感がないです(もちろんコミックス的デフォルメはありますがそれがないと話になりません)。百合の演技が本当に百合になるのか、友情を取り戻すのか。設定だけの百合ものと違い、心理とかペルソナなどの問題が上手くてストーリーに絡んでいるために見ごたえがあります。そして、ヤンデレ果乃子はどうなる?という感じで目が離せません。

 日常ものだという期待で見始めると、意図が違うかもしれません。今回絵柄だけで見たのが良かったと思います。なかなか深くていい話だと思います。

 本作、気になるのが作家の性別ですが、うーん。調べても非公開ですね。ストーリーの心の機微や繊細さに女性的なものは感じなくはないですが、時間の切り取り方、展開、内面の描写、キャラ造形が男っぽい気がします。
 若干コミックスの絵柄を見ましたが、女性作家っぽいコマ割りとかエフェクトの使い方に見せていますが、なんとなく繊細さというか女性ならではが無い気がします。髪の書き込みやフリルの書き方なども併せて、男かなあという気がします。{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 10
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

嘘の功罪がスパイシーな百合作品

演技(ソトヅラ)抜群の美少女JK・陽芽(ひめ)がクラスメイトの果乃子と共に
ミッションスクールの百合ムード等を提供するコンセプト・カフェ「リーベ女学園」で働くことになり、
確執や恋愛絡みなど、店舗の裏側でも嵐が吹き荒れる同名コミック(未読)の連続アニメ化作品(全12話)


【物語 4.0点】
前後半で2つのメインストーリーを展開する全体構成。

前半は陽芽が“姉妹(シュヴェスター)”の契りを結んだ先輩店員の美月との確執。

陽芽のコンセプト・カフェの無理解によるボタンの掛け違いか?
優雅そうなカフェだし、その内ゆるふわと丸く収まるのだろうか?平凡だな……切ろうかな?と軽く見ていたら、
3話~4話にかけて{netabare} 小学校時代、2人は親友だったが、陽芽が友情を守るため重ねた嘘により、関係が破綻。
それを根に持つ美月、過去を思い出してからも納得できない陽芽。{/netabare}
という重量級の理由をみぞおちに食らって目が覚めました。


後半は人気投票企画「ブルーメ選挙」が続く中、
陽芽と美月の愛憎を横目に見ていた果乃子の嫉妬。
これを店に波乱をもたらす危険な恋愛要素とみなした先輩店員・純加が絡んでこじれて行く。


陽芽の外面と友情を守るための嘘が導火線になった面もありますが、
わだかまりを解く媒体となったのも「リーベ女学園」の演技。

人間にとって嘘はどのくらいの塩梅が、どんな用法が最適か?
探っていく感じが、割り切れない人間関係を象徴していて苦味が効いています。


割り切れないと言えば、後半は特に、恋は過ちであるという価値観に久々に触れた感もあり、
物語4.0点到達の決め手に。

恋愛物を巡っては、何で好きになったのか分からない、その判断は納得できない。
との批判をよく見かけますが、私は恋に落ちた人間の言動を全て合理的に説明しきれる恋愛物なんてAIと会話するより退屈だと思っていまして。

その観点から、恋愛は、店の人間関係を壊してしまう危険要素。
恋心の取り扱いに難儀する、果乃子と純加の葛藤と口論には惹き付けられる物がありました。

恋愛の不合理性に関しては、むしろ百合作品の方が洞察が深いのではないか?
共感できるかどうかは別として、触れてみる意義はある心情描写だと好感しました。


【作画 3.5点】
アニメーション制作・パッショーネとスタジオリングスの共作。

時折、華のミッションスクールのイメージ映像を挟んだり、
カフェ内の百合の瞬間で背景に花を咲かせたり。
コンセプト・カフェに酔いしれる観衆の心境を視聴者と共有。

前半から嫉妬の睨みが効いている果乃子の縫い付けるような視線など、
言外の心理描写も中々。

作画カロリーはそこそこながら、ポイントは押さえた感。


ただスタッフに巨乳好きがいたのか?美月の夏服乳揺れ案件のインパクトが強すぎて(苦笑)
これをまた最終回に持って来られたものですから、
私はそれ以外の作画のことが中々思い出せませんw


【キャラ 4.0点】
「リーベ女学園」の新人・白木陽芽と間宮果乃子は店では白鷺、雨宮と名乗る。
2人が出会う先輩店員も源氏名を名乗っており、本名は演技の下の正体と共に後々知ることになる。
この設定も嘘というテーマを深める視点を提供する。

主人公・陽芽(ひな)は処世術としての演技が抜け目ないようで、店舗業務では抜けも多いポンコツな面も。
外面も完璧というわけではなく、演じていない本音を言える親友がいないと落ち着かないようで。
そのポジションが今は果乃子で昔は{netabare} 美月{/netabare} というわけですが、
これが台風の目になるという自覚にも欠ける。
物語展開上は起爆剤ですが、困った娘ですw

むしろ鉄仮面なのは店長の舞さんでしょうか。
ロリ中学生みたいな笑顔の外面で、
{netabare} ぶつかって怪我をしたとこじつけて陽芽をカフェに引きずり込んでおきながら、
ギプスで固めた腕を平然と振り回す言動w{/netabare}
どんだけ面の皮分厚いのかと呆れ果てます(笑)
それだけに多少の修羅場では動じない頼れるリーダーでもあります。


そして、やっぱりワケありだった{netabare} 厨房の寧々{/netabare} さん。
明らかに自身も周りも破滅させてしまう間違った恋なのに深入りしてしまう。
本作の恋愛観を象徴するようなキャラでしたが、
原作ではさらに計算をこじらせた深い事情があるそうで。

嘘は用法用量を守って適切に使いましょう。


【声優 4.0点】
主人公・陽芽役の小倉 唯さん。
中の人も可愛らしいお方で、昔、見た配信番組では、
共演した女性声優をも狂わせる事案がしばしば発生w
外面を操るあざとさを表現するようになって、魔王化していたらどうしよう?
と余計な心配をして本作のラジオ等も拝見しましたが、相変わらずの天使ぶりで一安心w

香乃子役の田中 美海さん
元「Wake Up, Girls!」の中でも妹ポジションを務めたロリボイスを武器に、しぶとく生き残っている美海さん。
声優歴の中で、毒ボイスも交えて来た経験が、本作の嫉妬の演技でも光り、
キャリアの積み重ねも幅の広がりも着実。


メインの新人店員役を姉妹(シュヴェスター)役として受け止めるのが
美月役の上坂 すみれさんと、純加役の小市 眞琴さん。
店員コンセプトの外面と、素の姿の落差も大きい役ですが、卒なくこなす。
特に、{netabare} 普段はギャルの純加が、店では白紙の本を読んで知的なメガネ娘でキャラ作りする件{/netabare} が凄いですw


その他、店長がCV.田村 ゆかりさんだったり、
過去の因縁に{netabare} CV.瀬戸 麻沙美さん{/netabare} やCV.伊藤 静さんが絡んで来たり。
「リーベ女学園」の層は厚いです。


あとは、カフェ内でお嬢様学園の演技を堪能する客たちの感嘆のガヤ。
毎回、聞くのが楽しみでしたw


【音楽 3.5点】
劇伴担当は大橋 恵氏。特撮戦隊ヒーロー物BGMの実績も目立つ方ですが、
本作では優雅なワルツでカフェのコンセプトを表現する。
裏側のドロドロで重たくなれば修羅場曲に変わりますw

OP主題歌は主演・小倉 唯さんの「秘密♡Melody」
十八番のスウィーボイスで視聴者の脳を溶かしつつ、
微量の小悪魔成分もアレンジされたメロディで懇願する罪な一曲。

ED主題歌は陽芽&美月。“姉妹(シュヴェスター)”によるデュエット曲「夢が覚めても」
嘘と本音(しんじつ)の狭間で尚も惹かれ合う。
二人の関係性や作品テーマも押さえたアップテンポナンバー。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

この喫茶店は幻想です!

メイドカフェ系のコンカフェのことは結構知ってるつもりですけど、この作品のコンカフェは現実とは全然違います
※どういうところが違うかは下のほうにネタバレタグで隠しています

でもストーリーには関係ないので気にしないほうがいいのかも、面白かったけど見ていて気持ちいいアニメではないですねー

百合アニメだけど、女の嫌らしいところが満載で性格かなり悪いしずっとギスギス、ドロドロしています
地獄か!!ってくらい背筋がゾクッとなる泥沼の女コミュが楽しめるのが本作品の魅力
絶対関わりたくないけど外から見るなら面白い、人間の業を感じますね

アニメのクオリティは高いけど、負の感情とか陰湿な部分の表現がちょっとマイルドで可愛さを捨てきれてないのが惜しいかな?
嫉妬に狂ったときの女の醜さはこんなものじゃないですよ、裏の顔とかヤバすぎてとても放送できるものじゃないです
問題が先送りで気持ちに決着ついてなさそうだからこの後惨劇が起きそうで怖いですねえー


【コンカフェの話】
{netabare}
お客様は毎日来るわけじゃないし、来店時間もバラバラなので途中から見てもどういう関係なのかわからないので、百合をテーマにするならもっと違うやり方をしないと商売になりませんから、こんなコンカフェはないと思います

実際のメイド喫茶系のコンカフェは入店前に料金システムや設定の説明をコンセプト壊さないように上手に説明されます。
だいたいは滞在時間で加算or席代+料理代+追加サービス料のはず
追加サービスは多種多様で、オムライスに文字とかラテアートのような提案から、一緒にチェキ(写真)撮ったり、カラオケしたり、ライブしたり、浴衣やサンタクロースなどのコスプレしたり、ミニゲームしたり、キャストに特技があるなら披露したり・・・とにかくキャストとお客様が触れ合うサービスなんですよね、常連の人はだいたいこれ目的で来店されます。
コンカフェにとって大きな売上げが期待できる部分なのですが、この作品のコンカフェは普通のカフェに寸劇を追加しただけって感じでした
現実に百合学園のコンカフェやるなら、追加料金払ったお客様の前だけで寸劇することになるんじゃないかな?需要あるかわからないけど

女学園設定なのに、舞が「店長」って呼ばれてるけど、「生徒会長」とか「理事長」とか、開店のことは「OPEN」だけどこれも「登校」、退店の時は「下校」とか、
現実のコンカフェならこういう細かいとこまでこだわると思う
細かいことは置いといても、コンカフェはコンセプトが命なので
システムや設定がよくわかってない主人公をいきなりお客様の前に出すのはナシです

お客様との距離が近いしキャストもお客様もだいぶ独特な人が多いのでモチベ低いと続かないんですよ
人気店だと「顔とコミュ力には自信があります!!」っていう自信過剰・・・じゃなかった、「期待の」バイト希望者も多く入ってくるので人手不足にはならないですし
給料は固定給+歩合制なところが多くて人気があるキャストは高い時給で働けるのでお金目的で働く子か、この仕事が好きで働く子に分かれます
モチベが高い子が多いしそういう子がお店の売り上げを伸ばすので、意識の低い子に嫌々やらせてもお店の評判悪くするだけでいいことはないのです

キャストは地下アイドルみたいなもので「自分を魅力的に見せること」「お客様を楽しませること」が大事
他のキャストとうまくいけば意気投合して仲良くなれるけど、人気が大事の歩合制で女だらけの職場っていつ爆発するかわからない火薬庫みたいなもの・・・
誰かが喧嘩すると秒で派閥ができあがるし、お客様との距離が近いから変なお客さんに当たるときついし、
人気がないとお客様から「あの子と代わって」とか「君と話しててもつまらない」とか「うざい」「キモい」など酷い言葉も言われるし、人気のあるキャストは接客中のセクハラやナンパ、ストーカー被害があります
そんな待遇の差からキャスト同士でもめることになりがちで、ストレスが大きい
それでも続けられるのは「稼ぎたいから」「働いていて楽しいから」「アイドル気分になれるから」
でも何と言っても可愛い制服が着れるところが良くて、制服目当てにバイトする子も多いです

長々と語りましたけど、嫌々働くような仕事じゃないってことをわかってもらえたら幸いです
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 19
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