2020年度のゲーマーおすすめアニメランキング 1

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67.3 1 2020年度のゲーマーアニメランキング1位
いわかける!- Sport Climbing Girls -(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (225)
655人が棚に入れました
――「スポーツクライミング」。それは、頭脳と肉体を駆使し、己の身体一つで壁を登る競技。パズルゲームの天才・笠原好(かさはら・このみ)が偶然出会った、校内名物のクライミングウォール!まるで、色とりどりの「岩のパズル」のように見えた…そんな運命の出会いが、好の人生を一変させる!花宮女子高校クライミング部の仲間と共に頂点を目指して駆け上がれ…アツい本格クライミング・ストーリーが、今始まる!

声優・キャラクター
上坂すみれ、石川由依、鈴木愛奈、富田美憂、小松未可子、國立幸、植田千尋、御堂ダリア、Machico、田村ゆかり

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

マイナースポーツで1クール作るのはやっぱり無理があった。

 再放送最終話(13話)まで観ました。2024.10.03

 野々華先輩、準、笠原好はそれぞれ弱点を克服し、コンバインジャパンハイスクールカップ(関東大会?)に出場します。

 特に好はスピードが苦手で、2、3話かけて特訓、克服します。スポーツクライミングは、ボルダリング、リード、スピードの3種目ですが、スピードは他の2つと競技性が大分異なるので、パリ大会ではカテゴリーを分けていました。そのため、全部一緒にやるのは、東京オリンピック時の古い知識に基づいています。

 スポーツモノを再放送すると、ルールが変わっていることがあるので、仕方ないとは言え、旬が過ぎている感じはいます。

 大会では、最大のライバル、クルクルスーが煽ってきたりしますが、所詮は個人種目なため、無視しようと思えば可能です。実際、好は無視を決め込みます。そして好たち花宮高校は、大活躍するのでした…。

 まぁ、登場人物が多かった割にはあっさり物語も大会も終了しました。クライミング三姫も空気でしたし、登場人物をさばくのに一生懸命で、物語が薄くなった感じがします。

 次は全国目指すぞ!で、終わりましたが、既に色々なタイプのクライマーを関東大会レベルで登場させてしまったので、今後登場する新キャラはその上位互換版を出す羽目になり、さらに登場人物が薄くなりそうです。

 以前にも書きましたが、主人公を含めて一芸に秀でたクライマーを沢山登場させたせいで、準、四葉幸代先輩、ライバルのクルクルスーら総合能力の高いクライマーの影が薄いです。

 2期の話はありませんが、もう、気で空を飛べるとか、腕が6本あるとか、身体から粘液が出て壁に貼り付けるとか、波紋使いだとか、魑魅魍魎を出すしか無さそうなので、続けても物語が破綻しそうです。

 ワンクールでクライミングの魅力が伝わったかは判然としません。クライミングなんて一生懸命やっている奴はみんなエキセントリックな性格のヤバい奴ばかりだとディスるための作品に見えなくも無いですが、真面目に作っているので、まぁまぁなアニメだったと思います。
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 再放送8話まで観ました。2024.09.01

 関東ボルダリング大会終了!メンバー全員課題が見えた様です。しかし…四葉先輩は指をパキるし、上原準は調子を崩して闇堕ちするし、部としては空中分解気味です。

 個人競技をドラマチックに描くのは難しいです。結局、これと言って分かり易い長所の無い笠原好以外のメインキャラ3人は、怪我や闇堕ちしか見せ場が無いと言う…。

 関東ボルダリング大会で上位に入ったキャラも、バネがすごい、手足が長い、回復力すごいの分かり易い3人と言うのも、好の先輩達と準の見せ場を奪っています。

 そして、どうでも良いキャラが多いです。クライミング三姫の一人を掘り下げますが、別に今後活躍する訳でも無いので、意味不明です。好の前にライバルとして立ちはだかるのは、クルクルスーな訳で…。

 リアタイ時に迷走気味やな〜と思いましたが、再視聴してもやはり迷走気味な8話でした。
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 再放送5話まで観ました。2024.08.13

 野々華先輩はチビなのでスタートすら出来ず、予選落ちでヤンス!実際、パリオリンピックでもそんな事件がありましたが…。ボルダリングあるあると言った所でしょうか。

 先輩は闇堕ちして一回フェードアウトする様です。このアニメ、これからこんな展開ばかりだった気がします。

 ライバル達も手足が長い、パワーがすごい、バランス感覚がすごい、身体が柔らかい、根性がある、全身のバネがすごい、情報量がすごい等など…、一発芸で予選を通過していきます。

 一人ひとり、特色はあるのですが、数が多すぎて印象がすごく薄いです。新人潰しのニャー子、内村茜はもう、モブに埋もれています。こんなにキャラが出てくると、もう、何が何やら…。

 オブザベ力がすごいと言う、一発芸を持った主人公の笠原好は、この濃いメンバーの中でもキャラが立っていますが、同じ高校の四葉幸与、上原準、杉浦野々華の3名はメインキャラなのにインパクトに欠けます。

 メインキャラの3名は、影が薄いので、ドラマの展開上、これからグチグチ悩んだり、闇堕ちさせたりの鬱展開になるんでしょうね。

 珍獣美少女動物園的な状況で、混迷を深める関東大会は続く様です。

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 再放送4話まで観ました。2024.08.07

 外岩の件はAパートでサラッと終わりました。まぁ、外岩なんて登れたから何だよ?で完全自己満足の世界なので、物語が作りづらいですし、引っ張られてもねぇ。

 そして、主人公達は再び大会(ボルダリング関東大会)に出場します。色々な高校のライバル達が登場!クライミング3姫とか出てきて煽り合いをします。

 準がボソッと「変な奴ばかりだな」と言いますが、マジでそうですよ。脊髄反射的に悪口を言っている様な連中です。

 大して活躍しなかったと思いますが、衝撃のヤンスっ娘の佐藤丸乃など、変なキャラがワラワラ出てきます。

 「お前らなんて予選敗退でヤンス!死ぬでヤンス!」フワちゃんじゃ無いので、ここまで言いませんが、初対面の人間に対して吐くセリフではない様な悪口を言いまくります。

 クライミング界には嫌な奴しか居ないと主張したいのかもしれません。クライマーに恨みでもあるのかな?

 それにしても登場人物多いなぁ…。別に群像劇と言うわけでもないのに、この登場人物の多さは、ソシャゲ展開とかを狙っている大人の事情とかもありそうです。良くないですね。

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 再放送3話まで観ました。2024.07.24

 主人公の好と先輩達は、御岳駅近くの岩場でボルダリングをしに行きます。そこで、外岩クライミングの第一人者の後藤十三と娘のキクと出会います。

 今回は、好が全然外岩で通用しないなど、ボルダリングあるあるネタを入れてきました。確かになぁ〜と思います。

 後藤キクのキャラも、今までの変な語尾のライバル達と違って現実に居そうです。

 マイナー競技あるあるで、世間的に評価されないから、異常に自己評価の高い、一種の選民思想を持った奴がいるんですよね。

 クライミング協会とかもそれで苦労している様です。まぁ、マイナーアウトドアスポーツやっている奴なんて、クソみたいな変態の社会不適応者ばかりなので、仕方ないですね。

 山で見つけたら、撃ち殺しても構わない感じです。鹿や猪ばりの害獣です。肉は食えません。

 何となく、クライミングの嫌な面も描きつつ、良い感じで次回に続きます。大会出ない方が面白い?
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 再放送2話まで観ました。2024.07.16

 パリオリンピックで日本勢が活躍するかも?と、言うことで、再放送開始です。リアタイ時は駄作だなぁと思った本作品、印象は変わるのか?再レビューです。

 まず1話から…。高校生活を充実させたい主人公、笠原好は、クライミング部に興味を持つことに…。

 まぁ、初っ端から酷い設定で、三人しか部員のいないクライミング部が立派なリード壁を備えています。

 高所まで登るスポーツクライミングは危険が伴うので、壁とかのメンテナンスが必要なのですが、コーチ含めて部員以外のスタッフがいません。

 スポーツを舐めてますねぇ…。さらに、偉そうな部員の上原準と好がリードクライミング勝負することに…。

 勝負は次の日だ!先輩達、どうやら一日でリード壁を新しく設定した様です。公平を期すため、部活の進退を賭けた準には手伝ってもらえないから、先輩二人でやったの?壁設定職人として食っていけますね。作業早すぎです。

 こんな能力持った女子高生いね〜よ!この時点からスポーツクライミングを舐めています。

 主人公の天才振りを描きたいのでしょうが、そもそも自分のクライミングシューズも持って無い素人の主人公と真剣勝負する準も、単なるサイコパスです。

 野球道具を持ってないチームと試合する様なもんです。準さん、これもう実質負けてるでしょ…。

 2話、主人公がいきなり公式戦に参戦!ライバルも登場しますが、笑い声がシュルシュルシュルとか言う、気持ち悪いウサ耳女子高生、岩峰一愛が絡んで来て…。

 もう、腹いっぱいですね。高校の先輩に王騎将軍がいる様なもんで、年齢も大して変わらないのに、童シンよ…とか言われちゃう感じです。

 さらに、緊張する好を嵌めようとする新人つぶしの内村茜も登場します。コイツも語尾がニャ~で、キャラの特徴を変な語尾でしか表現出来ない駄作感マシマシです。

 ハンター試験じゃないんだから、新人潰してどうすんの?クライミングなんて狭い世界なのに馬鹿なの?
 
 2話の時点でツッコミ所だらけです。良くこんなのリアタイ時に完走したなぁ…。過去の自分をヨシヨシ褒めてあげたいですね。
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2022.12.16

 クライミングは、面白いスポーツですが、やはりマイナーです。女性の競技人口は更に少なく、男性の2割位でしょうか。
 
 アルパインスタイルの登山で命をかけてやる冒険的なクライミングとオリンピック競技としてのスポーツクライミングは別物です。

 スポーツクライミングは登れるか、登れないかしかなく、体に負荷もかかるので、若い方が有利です。競技的にも歴史が浅く、若者有利なマイナースポーツのため、人間ドラマを描きにくいです。

 そのため、無理矢理ドラマ感を出そうとして、主人公を含めた登場人物がエキセントリックな肉体と性格のキャラだらけになってしまってしまい、物語の面白さを損なっています。

 せっかくマイナースポーツにスポットライトが当たりアニメ化したのに、全く競技人口を、増やすのに寄与しなかったのはとても残念です。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 9
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

基本、岩は駆けない(笑)

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
東京オリンピック正式種目になった、スポーツクライミングを題材にしたアニメ。基本的には、「マイナー競技」×「初心者(天才)主人公」×「スポ根部活モノ」という作品で、その枠からは、良くも悪くもはみ出ていないという印象でした。

レビューでは、クライミングについて感じていたことやアニメについての感想などを。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
ネタバレレビューを読む

【各話感想(自分用メモ)】
ネタバレレビューを読む

投稿 : 2025/03/01
♥ : 28
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

女子高生が頭脳と肉体を目一杯使って攻略する岩のパズル

スポーツクライミング部に賭ける女子高生たちの青春を描いた
同名Webコミック(未読)のアニメ化作品。

【一話感想】
長くなるので折りたたみw
ネタバレレビューを読む

【全話観終わりレビュー】

【物語 3.5点】
才能→挫折→修行→覚醒のスポ根のサイクルをテンポ良く回して、マイナー競技の面白さを紹介。
「リード」、「ボルダリング」、「スピード」……さらには「外岩」と複数ある種目も
ハイペースな大会消化で披露しながら、どんどん駆け上がる。
(1クールでネタバレレビューを読むまで行くとはw)

「オブザベ」(観察)、「完登」、「一撃」……と専門用語も、
作中、必ずしも詳説されず乱発されるスパルタぶりだが、
雰囲気に乗れば何となくは理解できる。
(とは言え結局、私は、視聴後、色々調べましたがw)


登場人物及び個別エピソードも、競技の魅力を多角的に表現するために“使われる”ため、
才能が明確になるよう脚本。
実際の高校全国大会には存在しない複合団体戦が開催されるなど、
クライミングがアイドル級の人気を獲得する世界線。
展開、世界観は、やや現実離れ。

リアリストにとっては「フォール」(落下)要因にもなるのでしょうが、
明快な競技まとめアニメを求めていた私にとっては有り難い構成でした。


そんな中、アルアルを感じたのが、
終盤のネタバレレビューを読む
どつぼに嵌る時ってこんなもんです。


【作画 3.5点】
クライミング女子たちの割れた腹筋は設定した。
あとはその肉体が壁に挑み、軋み踊る筋肉アニメ動画を追求……
と行きたい所ですが、そこまでの作画カロリーは無かった模様。
(筋肉キャラ・後藤十三(CV.子安 武人さん)も持て余し気味w)


一方、ゾーンに入って瞳をランランと輝かせた好がオブザベした際に、
壁がパズルゲーム画面に、好がノーマルスーツ風?に脳内変換される演出。

壁の“裏側”から競技者の登攀(はん)を描写するための
半透明フィルターを用いた撮影。

などアニメならではの競技愛は溢れる。


また、ジックリ壁に挑むのがクライミングとの先入観を持っていた私にとっては、
「スピード」の動画は刺激的でした。


【キャラ 3.5点】
花宮女子クライミング部の4人

笠原好……1年。競技未経験だが、元・凄腕パズルゲーマー由来のオブザベ力を有し、
しかもネタバレレビューを読むよるしなやかな肉体まで持つ天才型主人公。

上原隼……1年。幼少より肉体を鍛え上げて来た努力型。花宮の“スピードスター”

杉浦野々華……2年。低身長、短リーチのハンデを背負いながらも奮闘。

四葉幸与……2年。部長。“リードの姫君”の異名を持つトップ選手。柔和で天然。
だがネタバレレビューを読むなどハートは熱い。

……と、普通に眺めていて顔と名前が一致するのは、校内メンバーくらいで、
他校の選手までとなると多過ぎて把握困難。
辛うじて覚えたのは「くるくるす~☆」なアイドルポジション(中身腹黒w)の
来栖アンネ(CV.田村 ゆかりさん)くらい。

ただ、蜘蛛みたいな長リーチ、野性味溢れる“ブラックパンサー”、
あとは熊だの、猫だの、デフォルメは珍獣図鑑かwってくらい効いており、
競技宣伝のための人物相関は機能している。

私のツボは何度フォールしてもムクりと起き上がり壁に挑み続ける“ゾンビ新島”w

かつてネタバレレビューを読む大場久怜亜(くれあ)も
ベタだが主人公を引き立てるライバルとしては及第点。


【声優 3.5点】
好(このみ)役の上坂 すみれさん&隼(じゅん)役の石川 由依さん等の声優陣。
心の叫びによる根性発揮だけでなく、
“トン!トン!タ、タ、タン♪”だのクライミングのリズムを演出する擬音までフォロー。
お二人は番宣の一環で、クライミング挑戦動画も。お疲れ様でした。

その他、“珍獣”共の“雄叫び”や“シュー、シュー”呻く蛇の声、
eスポーツ専門アナウンサー・平岩 康佑氏の実況と、
自身が設計した変態的なコースの壁を攻略されては狼狽える中田(CV.川田 紳司さん)による解説
など会場は賑やか♪


【音楽 4.0点】
劇伴担当は伊藤 翼氏。ストリングスやピアノをアレンジした王道青春曲を土台に、
競技シーンでは、エレクトロ成分配合のBGMでムードを盛り上げる。
お気に入りは好が「一撃」を決めに行く時などに多用された「Tounament BGM-Electrical-」
(この曲で落ち物パズルとかエンドレスプレイしたくなりますw)

OPは四葉部長役・鈴木 愛奈さんの「もっと高く」
あいにゃはソロでもやっぱりマリーだなって感じの、
上品なビブラートで前を向く青春ソング。

EDは花宮女子クライミング部4人によるキャラソン「LET`S CLIMB↑」
ロープレ風のED映像で引き続き壁を攻略するテクノポップ風。
“Climb to the top!Hello Hello!”の掛け声などに若干の中毒性あり。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 32
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