剣道部 さんの感想・評価
1.0
「ナン」だこの「バカ」あにめは? 「ナン」であにめ化されたのか「バカ」りが気になる
[文量→中盛り・内容→酷評系]
【総括】
ギャグアニメ。笑えない、燃えない、感動しない。終始滑ってる感じ。笑えないパロディーは、原作の冒涜です。ただ、あまりに面白くなかったので、今となっては、同期の他のアニメより記憶に残っているんですよね(汗) レビューでは頑張って、一応、良さにも触れてみます!
〈以下ネタバレ〉
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
良かった点としては、OPのキャッチーな感じ。双六と百式のからみ(が、それも出落ち感がありマンネリ化した)。ビビットな色使いにキラキラ演出。
(人気の出なかった)ギャグ漫画の定番ともいえる「途中からバトル漫画になる」ということが露骨に行われた。それ自体は良い。そうやって名作になっていった漫画はいくつもあるし。
疑問に思うのは、「こんなに早い段階で」「てこ入れが入るような漫画を」「何故、これほど早くアニメ化(&円盤発売)したの?」という点だ。原作3巻のCMしてるくらいだから、制作期間を考えると、大人の事情による見切り発車にしか思えない。どうした? プロデューサーは九頭(ガーリッシュナンバー)なのか?(笑)
ただ、11話のロックの話は好きだった。「たくさんケンカをすれば、ケガが増えて腹が減る。たくさん美味い飯を食えば、腹が膨れて幸せになる。」ってのは、なかなかの名言だと思った。この話に限っていえば、4をつけても良いくらい。
最終の13話は、良くも悪くもこの作品を象徴していると思う。ギャグ、シリアス、バトル、脱獄、日常、色々やりたくて結局何がしたいのかわからなくなる感じ。
それで面白くなったかは微妙だが、1話目や2話目のような、「男子囚人達の日常」で貫いていれば、まだ良かったかも。牢獄でダラダラ過ごして、たまに脱獄して、たまに新しい囚人や看守と絡んで(こっちは日常系メイン)。
もしくは、いきなり「最強の刑務所(南波刑務所)」からストーリーを始めるのではなく、ジューゴ達に世界各国の刑務所を脱獄させ、たらい回しにされるとか(こっちは脱獄メインですね)。
まあ、とにかくシンプルに面白くなかった。なのに、1月から2期がネット配信開始? マジスカ!?
{/netabare}
【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
第1話
脱獄アニメっていうより、監獄を舞台にした男子版の日常系ギャグアニメ? なんか、「タートルズ」を思わせる作画(色使い)ですね。
第2話
百式桃子と双六一のからみは面白かったw ところで、ずっとキラキラしている演出は必要かい?
第3話
まきびしを自分の回りにまくって、どんだけ古典的なギャグなんだろう。 新キャラ、イマイチだったね。
第4話
ギャグ漫画から入って、バトルものへの変更は定番ですな。ドラゴンボールしかりキン肉マンしかり魁男塾しかり。「バクマン」を読んだあとだと、そんな邪推をしてしまう。
第5話
う~ん、つまらん(笑) パロしときゃー笑うと思うなよw
第6話
ジャンプパクリを堂々と名のってましたね。1話~3話も面白くはなかったけど、この新年大会編よりは大部分マシ。牢獄男子日常系の話をダラダラやりつつ、たまに脱獄して、という感じで良かったんでは? う~ん、切るか迷うところ。
第7話
う~ん、面白くないうえに酷い話だったな。「お前はお前」って、聞き飽きた感がな~。
第8話
完全にバトル漫画。つまり、てこ入れがあったってことでしょ? なぜこの「漫画」がこんなに早くアニメ化されたんだろう? てか、囚人アニメではなく、看守アニメだったのか。それとも原作ガン無視なの?
第9話~第12話
様々な作品のレビューを書きながらの片手間視聴。ただ、11話のロックの話は良かった。やはり、こういう「男子囚人生の日常」で良かった気がする。「たくさんケンカをすれば、ケガが増えて腹が減る。でも、飯は違う。たくさん食えば腹が膨れるし、みんな笑える」という台詞は素直に良いな~と思った。
第12話
Aパートのシリアスは不要だったかな? ムサシの悲劇的な境遇は、これまでで充分描けているし、もしこのエピソード入れたいなら、10話とかに入れても良かったと思う。次話以降に(初の本格的な悪役である)エルフの紹介って感じなんだろうけど、なんかその場しのぎというか、とってつけた感がする。きっと原作漫画、テコ入れテコ入れなんだろうな。
第13話
良くも悪くもこのアニメを象徴する最終回だったと思う。ギャグ、シリアス、バトル、脱獄、日常、色々やりたくて結局何がしたいのかわからなくなる感じ。
{/netabare}