shino さんの感想・評価
3.6
心を開いて
とてもおしゃべりで、
夢見がちな女の子がいた。
成瀬順、おしゃべりが大好きなかわいい子。
幼い頃、何でも言葉にする、
{netabare}彼女のせいで事件が起き、両親は離婚。
深く傷ついては、自分のせいだと塞ぎ込み、
その事が原因で、彼女は言葉を封印する。
静かな生活を送り、周囲からは浮いた存在となる。{/netabare}
色んな気持ちを心に閉じ込めて生きいている。
そんな経験を持つ彼女を中心とした青春群像劇。
人を傷つける言葉がある。
でも人を救う言葉もある。
想いを声(言葉)にすることの、
大切さと難しさがここでは語られている。
話し言葉でもいい、歌でもいい。
きちんと伝えることが大事なんですよね。
勇気を持って心を開けば、
きっと素敵な物語が始まるのです。
大きく心は動きませんでしたが、
晴れ晴れとした気持ちになれました。