キーホルダーで泣けるなおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのキーホルダーで泣けるな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年10月12日の時点で一番のキーホルダーで泣けるなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.3 1 キーホルダーで泣けるなアニメランキング1位
3D彼女 リアルガール(第2シーズン)(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (185)
875人が棚に入れました
高校三年生の筒井光(つつい・ひかり)はいわゆるオタク少年。
ゲームやアニメの二次元の女の子さえいれば一人で生きていけると思っていた…。
ところが、超絶3D(リアル)美少女・五十嵐色葉(いがらし・いろは)から、いきなり告白されて、お付き合いをすることに!
奔放な色葉に振り回されながらどんどん好きになってしまう筒井だけど…。

声優・キャラクター
芹澤優、上西哲平、蒼井翔太、津田美波、寺島拓篤、上田麗奈、神田沙也加
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

THEベタ恋愛ドラマの破壊力

原作はさわりだけ


1期観た流れからの視聴です。
コミュ障オタクが超絶美少女と付き合ってからの顛末を追ったラブコメディー。芹澤優さん演じるヒロイン五十嵐色葉の低体温キャラがお気に入りだったのと、殻に閉じこもってた筒井光が不器用ながらリアルガールと向き合おうと頑張る姿も微笑ましかったり、ぐだぐだな最終回もご愛嬌と1期は楽しませてもらいました。そういえば実写の劇場版もやってたりしましたね。
私にとって芹澤さんの声は色葉役がデフォルトで、その後『魔法少女サイト』のにじみんや『上野さんは不器用』の上野さんなどオクターブ1個2個上がった演技を横目に見ながら、1年ぶりに帰ってきた2期を期待控えめに迎えたものです。


観終わって、、、
2期は{netabare}気づけば“えぞみち”なかなか出てこなかったり、{/netabare}オタ要素だいぶ薄めのほろ苦いラブコメに仕上がってました。同期の『かぐや様』『ドメ彼』『五等分』がある中で、トリッキーなことをせずまじめにラブしてたのは本作だけ。前期と比較するならこちらのほうがいいです。まだの方は1期から観てどうぞ。

1期で山あり谷あり二人の関係が落ち着いた!?上での2期になるのか、周囲のほうがざわついておりました。
猫耳伊東と綾戸さん、高梨と石野さん、それに小学生から中年のカップルまで、自分の殻を破ってひとつ勇気を振り絞ってみよう!が共通しており、全俺の共感を誘います。
最初は設定勝負のオタクがなぜかモテちゃうしょーもないのを想像してました。ところが実際はコミュニケーションが少し苦手な高校生たちの手探りの恋愛劇だというのが見えてきて、そのうちこんなんオタクとちゃうわ!ってツッコミをする気も失せていきます。回を重ねて良い意味で裏切られて始まった2期は、そういえばこいつ(つっつん)コミュニケーション拒否して「爆発しろ!」って言ってた男子だったこともすっかり忘れておりました。
1期のわかりやすいフラグも周囲のざわつきで埋もれそうになっておりました。さはさりながら、そこは几帳面で色葉ファースト(早くも死語)のつっつんはしっかり覚えてましたね。{netabare}他の組が順調に身を固めていく中で時限爆弾は着々とゼロに向って針を進めてました。2期第9話にあたるepisodo☆21からの{/netabare}終盤は、色葉とつっつんに焦点が絞られたラブストーリーになり、身悶えます。


■応援したくなる二人 ※重度ネタバレ
{netabare}色葉としたい〇〇リスト。不格好です。某武田鉄矢主演の大ヒットドラマを彷彿とさせるダサかっこいい一途さにやられます。まずは第一の決壊。
「転校するなんて…嘘だからね」成績落としてるつっつんを思ってつく嘘。嘘だとわかってて「そうか…良かった」と受け止めるつっつん。お互い大切に思ってることがひしひしと伝わってきて第二の決壊。
この先ずっと一緒にいられるなら「帰るのよそうか」とはならないでしょう。
1期の頃にはこんなオサレアニメになるとは思いもよりませんでした。{/netabare}

時間と記憶をkeyに進む終盤4話はこれまでの二人の歩みに共感できてたらすんなり入り込むことができます。

{netabare}再会色葉から名前を聞かれ、ちらっと千夏を見るつっつん。後難の憂いが無いようにとあくまで名乗らず去ろうとするのも全ては色葉のため。想い続けた人との7年ぶりの再会でこんな行動できる男は神!
{netabare}そして、全て思い出した色葉を前につっつんはたぶんはじめて真っ直ぐな自分の想いをぶつけるというクライマックス。ごちそう様です。{/netabare}{/netabare}


1期は作画の乱れや畳み方がイマイチだったり、評価をそれほど高くしてませんでした。しかし2期まで通して観て良かったと思える作品です。
ベタ?その通りです。ポテトチップでいえば“うすしお”。私はオーソドックスが好き。恋愛は一生懸命が尊いと思わせる良作でした。
浄化されました。


※オマケ
{netabare}本作以外でもなにかと作画でお騒がせしたフッズ・エンタテイメントさんの製作でした。アニメ制作会社に就職したっぽい伊東の現場のギリギリ制作過程の様子など笑っていいものか迷うところです。しかも似たような描写2回もなんて、並々ならぬスタッフの熱意(訴え)を感じました。{/netabare}

くるりは卑怯(T_T)




-----
2019.09.21追記 
《配点修正》 +0.1


視聴時期:2019年1月~3月 リアタイ視聴


ガン泣きしたので加点!



2019.04.16 初稿
2019.09.21 追記

投稿 : 2024/10/12
♥ : 37

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いかにも少女マンガっぽいラブコメにオタク要素を振りかけてみた感じ?

== [下記は2クール目 第4話視聴時レビュー: 以下、追記あり。] ==
マンガ原作(未読)がある、分割2クール作品の2クール目です。1クール目を観ていないとほとんど意味不明ではないかと思われます。話数のナンバリングも1クール目からの継続となっています。

オタク要素というのは主人公の筒井光(つつい ひかる: 通称つっつん)、その親友の伊東くんや後輩の綾戸さんといったメインキャラにあてはまりますが、1クール目を観ている前提なのかキャラクターに関する説明的な描写は特にありません。

1クール目同様、特に作画に力を入れた作品ではありません。が、最初からそこを落としどころに考えているせいなのかいわゆる「作画崩壊」的なものには至らないのでその点については安心して観ています。

以下、1クール目を視聴済みの方向け:

このレビューを書いている時点で、#16(第2クール4話目)まで視聴済みです。ここまでのところ、1クール目で少しだけ明かされているヒロイン五十嵐色葉(いがらし いろは)に関する設定は鳴りをひそめていて普通に「良作ラブコメ」状態となっています。

上記の問題は中盤以降で浮上し、クライマックスへつながっていくものと予想されます。おそらく上記問題が浮上するまでつっつん脳内の「魔法少女えぞみち」の出番もほとんどないのではないかと思います。実際#16までえぞみちはまったく出てきていません。個人的にはえぞみちはけっこう好きなんですけどね…。
== [2クール目 第4話視聴時レビュー、ここまで。] ==

2019.3.27追記:
最終回まで観終わりました。#16視聴終了時のレビューでの予想を特に覆すこともなく終わりましたが、こういうベタなラブストーリーもたまには良いですよね。

主人公カップルの他に特筆すべき登場キャラクターがいるとすれば、なんといっても石野さんでしょう。彼女がいなかったらおそらく輝かしい青春を充分に送ることもなく、グループは早期に崩壊していたに違いありません。

ということで、MVP: 石野ありさ(笑)

投稿 : 2024/10/12
♥ : 30

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

♪♪♪(///∇///)♪♪♪

17話いま見ましたけど…
こういうとき、言うんですよね。
「リヤ充爆発しろー!」って・・・

伊東君と綾戸さんまでこんな感じになるなんて(〃∇〃)

一期からなんとなく見続けてはいましたけど。
いろはちゃんの
「半年限定」とか
病院のフラグとか
なんとなく割り切れないままでしたけど。

やっぱり恋バナは、どんな二人であっても
素敵(///ω///)♪♪♪♪♪



終盤では、もうけっこう心配してませんでした( ̄▽ ̄;)
「ああ、これはお約束の幸せフラグ❤」って、
わかっちゃったから(*^▽^*)

最終回までの、この安心感いっぱいな時間(#^.^#)

ご都合主義とでもテンプレとでも
何とでも言ってください。
ハッピーエンドの恋バナって、
やっぱり素敵です(///∇///)ノ∠※。.:*:・'°☆

投稿 : 2024/10/12
♥ : 25

74.2 2 キーホルダーで泣けるなアニメランキング2位
『たまゆら~卒業写真~』第4部 朝-あした-(アニメ映画)

2016年4月2日
★★★★★ 4.2 (131)
572人が棚に入れました
高校を卒業して別々の学校に通うことになっても、大好きな町・竹原で、大切な友達と過ごす時間は変わらないと思っていた楓。しかし、かおるに言われた言葉で、自分の本当の思いに気づき……。4人での新たな想い出も積み重ねながら、卒業のときが近づいてくる。

声優・キャラクター
竹達彩奈、阿澄佳奈、井口裕香、儀武ゆう子、茅野愛衣、寿美菜子、東山奈央、内田彩、飯塚麻結、葉月絵理乃、大原さやか、福井裕佳梨、宮本佳那子、広橋涼、間島淳司、西村ちなみ、緒方恵美、松尾佳子、中田譲治

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

みんなと過ごした大切なこの場所があるから、大丈夫、なので。

たまゆら劇場版4部作の第4部。

やってくれました…
最高の4部でしたよ。

実際に竹原の地を訪れたこともあるほど、
今までもたまゆら、大好きでした。

だけど、この4部を観終えたことでさらに想いが強くなりました。
とてもよかった(´;ω;`)

いよいよぽって達も卒業だし、
感動で泣いちゃうかな…と思っていましたが、
泣くことはありませんでした。

涙じゃなくて、
温かい気持ちが心で溢れて、いっぱいになりました。

本当に素晴らしい作品でした。

1時間ほどの作品です。


● ストーリー
高校3年生の沢渡楓(さわたり ふう)こと、通称ぽって。

亡き父のカメラで写真を撮ることが好きな彼女は、
卒業後の進路を東京の大学に決めた。

大好きなみんなと離れてしまうけれど、
竹原で過ごした高校生の思い出はずっと残る。

応援してくれるみんなに背中を押されながら、
いよいよ受験。そして卒業式の日を迎える…。


4部作最後の4部は、
高校3年生の冬の話。

進路に向けて勉強したり、
みんなで初日の出を見たり、
受験の結果にドキドキしたり。

そして卒業式。

笑顔で証書を受け取る彼女たちに
今までの思い出がぶわっと蘇る(´;ω;`)

そう、この4部は別れを悲しむための4部じゃない。

今まで過ごした日々を心に刻み、
みんなが新たな一歩を踏み出す姿に励まされる4部でした。


ぽってにとって、
父を失った悲しみが消えることはない。

だけど、竹原で出逢った人たちが、
父との思い出の色を変えてくれた。

温かさを思い出させてくれた。

父の存在も、
写真を愛する心も、
友達や家族の支えも、

何もかもが今のぽってを支えているんだなあと、
ぽっての成長にほろり。

登場する人みんなが温かい。

私もこの人たちのようでありたいと、
すさんだ心をほぐしてもらいました。笑


● 音楽
【 主題歌「これから」/ 坂本真綾 】

4部作すべてを通しての主題歌なので、
これまでのレビューでも絶賛してきました。

でもね、この曲の真の魅力は
この4部でこそ発揮されたと感じました。

小さく切り取られたたまゆら映像と、
黒い背景に流れていく文字。

特別な演出は何もない、
よくある地味なエンドロール。

なのに、すごくかけがえのない思い出が流れていくような、
大切なものを振り返っているような、心地よさ。

そんな気持ちにさせたのは、
間違いなくこの曲の力が大きいです。沁みる…。

今までもいい曲だと思ってたけど、
今回の第4部で聴くのが一番しっくりきました。

ほんと神曲。


● まとめ
たまゆら大好き。
これは本当にいい作品です。

TVシリーズもよかったけれど、
この劇場版までを見て、本当の完結だと思いました。

たまゆらシリーズの持つ、
最高の魅力を見せてくれました。

最後の最後まで、
すてきなぬくもりをありがとうございました^^

投稿 : 2024/10/12
♥ : 24
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最後まで観て良かったなので

約57分 AT-Xで視聴 「たまゆら」完結編4部中4部目の作品。

今回は主人公の沢渡 楓ちゃんがメインのお話です。

楓ちゃんが進路のことである決断をします。

卒業してそれぞれの道に歩むまでを描いています。

引っ越して、竹原で色々な人に出会って、少しずつ成長してきた3年間を見守ることもこれが最後になりましたね。
{netabare}
卒業式の手をファインダーのようにかざした奥のお父さんの姿、少し笑っていた感じがしました。
{/netabare}
最初のOVAから約6年(作中では3年間)、長い長い道のりをへて完結しました。観終わったとき感慨深くなりました。

エピローグまであって大変満足の作品でした。

心が暖かくなる作品です。気になる方はOVAから観ると長いですが、オススメしたい作品です。

OP・EDは坂本真綾さん、ED曲は松任谷由実さんの「卒業写真」、この作品にピッタリの曲でした。

投稿 : 2024/10/12
♥ : 20
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

堂々の完結 ~写真に写るのは被写体であり、撮影者の心~

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
たまゆらシリーズ、完結。心が、あったかくなる。

高校3年間をきちんと描くなんて、ありそうでなかった作品。

これまで、「たまゆら」はずっと評価4でしたが、ここまでやりきったスタッフに敬意を表して、今作の評価を5としたいと思います! お疲れ様でした! ありがとうございました!!

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
写真って、撮った人は写れないんだけど、撮られた人が見つめる先にはカメラを構えた誰かがいる。被写体が見せる表情は、カメラマンに向ける表情なのだろう。

風景って、誰の為にあるわけじゃないし、誰が見ようと同じものとしてそこに存在してる。だが、それをどう見るかは、やっぱりカメラを構えた本人がそこにあるのだろう。

撮る人が何らかのかたちで写り込むのが、写真。

この「たまゆら」を観てきた中で、そんなことを感じた。

卒業が近づくと、卒業後のことを話さなくなるって、本当にそうだ。「いつも一緒にいて、一緒に勉強して、一緒に卒業する私たちだけど、でも本当は、もうずっと前から、それぞれ別の道を歩いているんだってことに、気づいたからかもしれないので」……すごく良い言葉だと思った。全ての中3と高3と大学4年に、聞かせてやりたい!

ぽってには、「おかえり」と言われる場所が増えたってことだね。竹原に汐入と。そして、これからも増えていくのだ。

ぽってが、父のカメラに寄せる思いは、ぽってが、竹原の皆に抱く思いと同じ。

卒業=旅立ち と言い切った、ぽって。

卒業式、壊れた35Sのファインダー越しに、亡きお父さんがぽっての晴れ姿を観ていると思うと、泣けてきた。

足かけ5年……長い付き合いになったアニメでしたが、しっかりゴールできました。ぽって達の3年間は、何か事件的な大きな変化やドラマがあったわけではなかったけど、確実に成長してきた3年間でした。高校の入学から卒業までの3年間を、ガッチリ描ききったアニメって、あまりないのでは?

いつか、大人になったぽって達にも会いたいですね。

まあ、ぽってはどうせ何歳になっても、川に落ちそうになるんでしょうがw
{/netabare}

投稿 : 2024/10/12
♥ : 19
ページの先頭へ