キリスト教で学園なおすすめアニメランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月29日の時点で一番のキリスト教で学園なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

68.6 1 キリスト教で学園なアニメランキング1位
マリア様がみてる 4thシーズン(TVアニメ動画)

2009年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (170)
860人が棚に入れました
ある朝、リリアン女学園の高等部に通う平均的な1年生・福沢祐巳(ふくざわゆみ)は、憧れの先輩である「紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)」こと、2年生の小笠原祥子(おがさわらさちこ)に呼び止められ、制服の身だしなみを正される。このことをきっかけに、高等部生徒会「山百合会」の本部である「薔薇の館」を訪れることになる祐巳。本作は、彼女を中心に乙女達の学園生活を描いた作品である。

声優・キャラクター
植田佳奈、伊藤美紀、池澤春菜、伊藤静、能登麻美子、釘宮理恵、清水香里、小清水亜美、佐藤利奈、斎藤千和、篠原恵美、生天目仁美、豊口めぐみ、井上麻里奈、川澄綾子、小山力也
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

薔薇様の思いは次世代に受け継がれていく。

マリア様がみてる4thシーズンは2年生となった祐巳が妹探しをする話が中核となるアニメです。これまでに祐巳の妹候補と目されてきた瞳子や可南子が本格的に話に関わってくるようになってきます。

いきなりこのアニメから見だすと混乱されると思うので、素直に1期から見ていきましょう。1期から見ていった方が作品ごとに登場人物の関係の変化や成長が理解出来て、より楽しめるのは間違いないと思いますので・・・。

さて、個人的にこの4thシーズンの見所は2期で卒業なされた先代薔薇様の風格が着実に次世代の薔薇様にも根付いている事を想起させるシーンが随所に見られる事でしょうか。

中でも祐巳の成長は目覚しいものがあり、レイニーブルーの頃のような危うさはほとんど感じません。人に対して素直になる事が出来ない瞳子の心を開かせたり、可南子も自身の問題が解決した影響とはいえ良い関係を築く等、祥子の妹だけあって気難しい女の子の扱いは最早名人の域にまで達しているように思います。

{netabare}生徒会選挙以降は次代のロサ・キネンシスという自覚を無意識に芽生えさせたのか漂わせるオーラが最上級生としての風格に満ち、最早これまでのドジっこ祐巳ではありません。 {/netabare}彼女が精神的に大きく成長した事がこの作品のハッピーエンドを約束付けたと言っても過言ではないでしょう。

祐巳に負けず劣らずこのハッピーエンドに貢献したのが白薔薇のつぼみである乃梨子。春での志摩子との馴れ初め話以降はほとんど目立った活躍がありませんでしたが、瞳子とは友達と言う間柄もあり、瞳子と祐巳の関係には人一倍敏感になっています。

過去の境遇からか人に本心を打ち明けようとしない傾向のある瞳子に対し友達としての視点からアドバイスを送り世話を焼く乃梨子はまるで以前の先代薔薇様である佐藤聖と水野蓉子を連想させる関係として描かれているように思います。

薔薇の色は違えど、蓉子の人を思いやる世話焼きな性格はしっかりと次世代の乃梨子に受け継がれている。やがて時間を重ねる事で乃梨子は益々薔薇様としての自覚に目覚めていくのかもしれません。そう考えて視聴するとより作品のテーマに深く踏み込めた気がして面白いですね。

飄々とした性格でつかみどころのなかった銀杏王子こと柏木が自分の心情を吐露したり、赤薔薇姉妹のさりげないフォローを行ったりと地味に活躍しているのも見逃せません。元々悪い人間ではないのですが、初回で祥子に凄く嫌われていたのもあって、どうも好感を抱くには視聴者の中には難しいという人も多かったのではないでしょうか。そういう意味では彼の面目躍如がこれまで以上に目立った結果となりました。

EDは原作者の方が作詞を担当されている事もあり、4thシーズンで描かれた様々な名シーンが歌の歌詞となって表現されているのが非常に素晴らしいです。最初はただ耳をすまして何の感慨も抱かないしれませんが、最終回まで見終えた時、EDの歌は貴方にとびっきりの感動を与えてくれると思います。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 16

ななろう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

早く続きが観たい

面白くて、一気に見てしまいました。

簡単にいえば、生徒会の運営の為にもお姉様の卒業の前に妹(スール)を作ることを急かされてしまうヒロイン福沢 祐巳の葛藤と成長を元に松平 瞳子が心の奥に抱える事情とその二人との関係が描かれています。

このページで紹介映像に使われている電車の中の二人のは、最終話での場面ですね。

クリスマスから2月末までの二人の関係描写にすごく良いものがあって、正直な所何度かもらい泣きしてしまいました。

しかし、これまで全4期で1年半位しか時間が進んでいないという贅沢で丁寧な進み方。

早く次回作がみたいですが、もしかしたら我慢できなくてライトノベル本を読んでしまうかもしれないと思うほど、この先が早く知りたいと思いました。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

実はココがハマるキッカケだったりしますw

TVシリーズ、OVAシリーズは一応全部視聴済みです。
原作小説は・・・どこまで読んだんでしょうね・・・w アニメ3期近辺までは既読のはずです。

と、それなりに消化しているんですが、このシリーズにハマった契機はこの4thシーズンだったりします。

人物設定も、3thシーズンまでの展開も、何もかも知らずに観たにも関わらず・・・ツボりましたw
数話みた直後に、急いで1期からDVD消化して、コミック版やら原作小説やらも読んで・・・。

独特の雰囲気が何ともいえず。
こういう百合(と片付けるのは軽率な気はします)っぽい作品も、思えば初だった気がしますので、その辺でもインパクト大だったんだと思います。

キャストも豪華で「あの方のこんな演技が~」みたいな新鮮さもありました。

個人的には続編のアニメ化も希望なんですが・・・原作って今どうなっているんでしょう。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

62.6 2 キリスト教で学園なアニメランキング2位
ユリシーズ ジャンヌ・ダルクと錬金の騎士(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (161)
717人が棚に入れました
王位継承権を巡りフランス王国とイングランド王国が苛烈な戦いを繰り広げている15世紀の世界が舞台の歴史ファンタジー。フランスがアザンクールの戦いでの大敗によってパリが陥落し、貴族の息子で魔術や錬金術の研究に没頭し充実した日々を送っていた少年・モンモランシの運命が一変してしまう。すべてを失いお尋ね者の流れ錬金術師となったモンモランシは、逃亡先の村で不思議な少女ジャンヌと出会う。

声優・キャラクター
逢坂良太、大野柚布子、東城日沙子、沼倉愛美、大西沙織、高田憂希、石上静香、桑原由気、間島淳司、高橋英則、糸博、日野聡、興津和幸、阿部敦、斧アツシ、平田広明、玄田哲章、富田美憂、子安武人、諏訪彩花、石塚運昇

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

【2019年1月1日追記】フランスを救うのは聖女か…それとも悪魔か

この作品の原作は未読ですが、視聴を楽しみにしていた作品です。
キャラデザが私好みだったから…そしてやっぱり起用されている声優さんのチェックは外せませんよね。
本作のメインヒロインであるジャンヌ・ダルク役に大野柚布子さん
ブルターニュ公国の姫騎士であるリッシュモン役に沼倉愛美さん
フランス王国の姫太子であるシャルロット役に大西沙織さん
ブルゴーニュ公国の公女であるフィリップ役に高田憂希さん
ガスコーニュ出身の女傭兵隊長であるラ・イル役に石上静香さん
モンモランシを『お兄様』と慕うカトリーヌ役にとみたん

どうです…この布陣?
って、私が鼻高々になる事はないんですけどね^^;

この中でも特に私の目を引いたのは大野さんでしょうか…
「天使の3P!」の五島潤役から見てきましたが、大野さんといえば「このはな綺譚」の柚が真っ先に頭に浮かんできます。
物語が面白かったせいでしょうか…いつも前向きで一生懸命な柚というキャラのせいでしょうか…
何度も目頭の熱くなった作品なので良く覚えています。
だからメインヒロイン役に抜擢されたと知った時は素直に嬉しかったですね。

この物語の主人公は、貴族の息子でありながら魔術や錬金術の研究に没頭する少年モンモランシ…
彼はパリの王立騎士養成学校で、先に紹介したリッシュモン、シャルロット、フィリップらと共に、充実した日々を送っていました。
「ずっと友達だ…」と約束を交わした4人でしたが、100年戦争の始まりによって4人は散り散りに引き裂かれてしまうのです。
イングランド軍の捕虜に墜ちた友人を助ける方法はただ一つ、錬金術究極の秘宝である「賢者の石」を身体に宿し、不死身の超人「ユリス」と化すことだけ…
そう考えたモンモランシは、賢者の石の力を発揮するのに必要なエリクシルの生成方法の研究に着手するのですが、研究は遅々として進まず、気が付けば7年もの歳月が過ぎていたんです。

7年もの歳月をモンモランシがどの様に費やしてきたかは分かりません。
ですが確かなことが一つだけ…自分はあの日の約束に対して何一つできていないということ…
モンモランシはエリクシルの生成に最適な場所と言われているドンレミに赴き、そこで牛飼いの少女ジャンヌと出会うことになります。
そしてモンモランシは、エリクシルの生成に成功するのですが、事故や敵の傭兵部隊の攻撃によりジャンヌが瀕死となるなどのトラブルから全てを守るには、ジャンヌに賢者の石とエリクシルを与えるしか方法がありませんでした。
こうしてモンモランシはジャンヌを「ユリス」として覚醒させることで難を逃れたのです。

しかし不死のユリスになるということは、同時に異端者として追われる身になるのと同義でした。
こうしてモンモランシとジャンヌは共に生きる事を決め…あの日の約束を取り戻す物語が動いていきます。

モンモランシが研究に明け暮れた7年間…きっと幼い日に交わした約束を忘れる事は無かったと思います。
そしてそれはあの日約束を交わしたみんなも同じだったんです。
それに…みんなの思いだって何一つ変わってはいなかった…
でも7年という歳月によって3人の皇女の立ち位置はがんじがらめにされていたのです。

どれだけ苦しかったか…
どれだけ悔しかったか…
どれだけ悲しかったか…
きっとあの約束だけが彼女たちの唯一の心の拠り所だったんでしょう。
モンモランシとの約束が無かったら、きっと今の3人は無かったように思います。
それが7年もの間音信不通で、フラッと現れたと思ったら隣に女の子を連れているのですから…
きっと尋常な心持ちではいられないと思います。
事実、モンモランシがみんなの前に戻ってからも色々ありましたから…

それでも所期の目的を忘れるみんなではありません。
そう考えると一番不運だったのは間違いなくフィリップだったでしょう。
自身の行動と心がずっとバラバラでしたから…
それでも最後には何が自分にとって一番大切なのか理解したみたいで良かったと思います。

モンモランシら4人は幼い日に交わした約束を実行することができるのでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
全てを映像で確認することはできませんが、きっと時間が解決してくれることでしょう。
そうあって欲しいと願っています。

オープニングテーマは、渕上舞さんの「リベラシオン」
エンディングテーマは、rionosさんの「百年のメラム」
渕上舞さんの楽曲は最近赤丸急上昇中なのですが、今回の楽曲も当たりだったと思います。

1クール全12話の物語でした。
しっかり堪能させて頂きましたが、気になる点が一つだけ…
それは大野柚布子さんの体調です。
11月に健康上の理由により治療に専念するため暫く休業するとTwitterに告知がありました。
大丈夫なんでしょうか…?
大丈夫じゃないから休業してまで治療するんだと思いますけれど、生命に影響するような病気なのでしょうか。
個人的にずっと応援してきたので少しショックなんですよね…^^;
最近、声優さんが体調を崩すケースが増えているような気がします。
声優さんの勤務って適正に管理されているんでしょうか。
管理がずさんだといずれ足元を掬われるような事態に発展するかもしれませんよ。
大野さん、待ってますからまた元気な姿を見せて下さいね♪


2019年1月1日追記

この作品に登場する人物って、実在した人物なんですよね。

ブルターニュ公国の姫騎士であるリッシュモンは「正義王」との異名を持ち、百年戦争後半にフランス王軍司令官として活躍しました。カリスマとなったジャンヌ・ダルクの支持者の1人であり、決定的な戦闘における勝利と王軍の改革に貢献し、百年戦争をフランスの勝利に導いたそうです。

フランス王国の姫太子であるシャルロットは「勝利王」と呼ばれるフランス・ヴァロア朝の第5代国王です。ジャンヌ・ダルクの活躍によってフランス軍はイングランド軍に連勝、ノートルダム大聖堂で正式にフランス王として戴冠式を挙行したのは史実通りです。

ブルゴーニュ公国の公女であるフィリップは「善良公」と呼ばれ、百年戦争においてイングランドの同盟者でありながら殆ど手を貸さず、やがてイングランドから離れてフランスと和睦、百年戦争がフランスに優位になる転換点を作りました。

ガスコーニュ出身の女傭兵隊長だったラ・イルはフランスの軍人で、百年戦争後期で活躍した人物であり、ジャンヌ・ダルクの戦友であったことでも知られているそうです。

モンモランシも歴史上実在した人物がモデルになっているんです。
ジル・ド・レ…本名はジル・ド・モンモランシ=ラヴァルです。
1429年のオルレアン包囲戦でジャンヌ・ダルクに協力し、戦争の終結に貢献して「救国の英雄」とも呼ばれたそうです。
ですが、ジャンヌが捕らえられたことで次第に生活が荒み、錬金術や黒魔術にも手を出していたとか…
そういえば、とみたん演じたカトリーヌ…モンモランシの祖父の策略でカトリーヌは誘拐され、近親婚に相当するモンモランシと強引に結ばせ既成事実を持たせた略奪婚を実現させられたそうです。

ジャンヌ・ダルクはフランスの国民的ヒロインで「オルレアンの乙女」とも呼ばれているのは周知の事実です。
神の啓示を受けたとしてフランス軍に従軍し、イングランドとの百年戦争で重要な戦いに参戦して勝利を収め、後のフランス王シャルル7世の戴冠に貢献しました。
ですがその後、ジャンヌは異端審問にかけられ19歳で火刑に処せられてその生涯を閉じました。

これらの史実を総合的に勘案すると、この作品の含みを持たせた終わり方に相応の意味が感じられます。
この物語は、こんなにも悲しい史実の上に成り立っていたんですね…

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15
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