ガンダムシリーズアニメ映画ランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月22日の時点で一番のガンダムシリーズアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.2 1 ガンダムシリーズアニメランキング1位
機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者(アニメ映画)

2005年5月28日
★★★★☆ 3.5 (128)
877人が棚に入れました
TV版放映時は殺伐さと悲劇しか無かったストーリーを、「新たな解釈と異なる視点」を加えることで「健やかな物語」に再構成するというテーマのもと、TV版の総監督である富野由悠季自らが全三部作に再編集を行い、2005年より全国で上映された。
ファンからは単純に「劇場版Ζガンダム」もしくはキャッチコピーである「A New Translation」の直訳である「新訳」を取り付けた「新訳Ζガンダム」といわれている。

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ちゃんと予算をかけてリメイクしていたらもっと名作になっていたのでは

Ζガンダムの劇場版3部作の1作目。
ガンダム劇場版ではおなじみテレビ版の総集編です。
とはいえ、本編の時点ですでに難解なストーリーが50話で説明しきれておらず、早馬のような展開だったものを1本1時間半程度の劇場版3作に短縮しているため、無理な改変や重要なシーンの大幅な編集が行われています。
そのため、ジェリドを殴りとばすシーンがカットされ、カミーユの尋問シーンから始まったり、地球に降りたレコア・ロンドが次のシーンには投獄されていたり、総集編というよりダイジェスト版のような内容になっています。
本編を見ずに劇場版から見た方がいれば、ポカーンとするしかないと思います。

また、テレビ版のカットと新作カットで作画が違っていることの違和感が酷いです。
機動戦士ガンダムの劇場版の場合は特に違和感を感じませんでしたが、Ζガンダムは本放送から間が空いての劇場版なので、その間に作画技術が大きく進化しており、新旧カットでもはや別人レベルで別物になっています。
モビルスーツ戦では新作カットが凄過ぎて感動できますが、統一してほしかった。
内容よりも作画が、声優がに目がいかざるを得ない残念な作品になってしまったなと。

ただ、改変に関しては1作目時点では顕著でなく、幾つかの無理のある編集に目をつぶれば、ストーリー的には無難に収まっていると感じました。
ラストは、かつてのライバル、アムロとシャアが再び出会うシーンで終わっており、これから先の2作を期待させる終わり方になっています。
主題歌のGACKTも作品の雰囲気にあって、とても良かったです。

ちゃんと予算をかけてリメイクしていたらもっと名作になっていたのではと思いました。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

新訳Z第一章「新旧混合ゼータ」

85年にTV放映され、シリーズの人気を不動のものにした名作「Zガンダム」の劇場版。05年公開。
各100分程の三部作構成で、TV版のストーリーを踏襲しつつ新解釈を加えた「新訳Z」との事。


簡単に物語のあらすじ。

宇宙移民者(スペースノイド)独立を標榜するジオン公国と、地球連邦との間で争われた1年戦争。
総人口の半数が死亡するに至った凄惨な戦いに地球連邦軍が勝利して7年後の宇宙世紀0087。

依然として地球居住者(アースノイド)が特権を享受し、スペースノイドに差別的な政策が続く体制
の中、ジオン軍残党刈りを名目にアースノイド優遇のもと軍内部で結成されたティターンズは、
スペースノイド弾圧の傾向を強め、これに反発する人々がエゥーゴを組織して対立が顕在化、
地球連邦軍内部の主導権をめぐりグリプス戦役が勃発。

エゥーゴに参加して争乱に身を投じることになった主人公の少年カミーユ・ビダンが、
戦火の中で出逢いと別れ・哀しみを重ね、人としてニュータイプとして成長してゆく物語です。
アニメ史に残る衝撃のラストが有名ですね。詳細はTV版のレビュー参照。(私は書いてないです)


それで、第一部「星を継ぐ者」の感想ですが・・・うーん、予想以上に新作カット少なかったです。
TV版越えの傑作だった『劇場版ガンダム三部作』と同じように編集の妙でしのぎつつ、一部・二部
と経るごとに新作カットの割合を増やして、第三部で描きたいものを描くつもりなのでしょうか?

しかしこの新旧カット混ぜるやり方は何とも遺憾。違和感を減らす工夫をしてるようだけど無駄無駄。
TV放映からそれほど間を置かず制作した『劇場版ガンダム三部作』と異なり、ZはTV放映から20年。
MS(ロボット)描写は我慢するとしても、人物の絵柄が忍耐の限界レベルで違っていますね。

しかも人物に関して新作カットの出来がよろしくない。安彦キャラ独特の「目力」が全く感じられない。
近い時期に制作されてる安彦良和キャラデザインの『ガンダムUC』と較べるとその差は一目瞭然。
旧カットとのバランスも考えての事でしょうが、どうせ似てないのだから変なとこだけ合わせなくても・・

あ、でも新作カットの戦闘シーンは良い出来。過剰なほど迫力充分、カメラワークが一々カッコいい!
今ひとつインパクトに欠けたTV版の戦闘シーンに対する怨念がそうさせているなコレは(笑)

いずれにせよ、私はレンタルで観たからまだしも、劇場の大型スクリーンで「刻をこえて」20年前の
TV絵が混在した映画を観させられた人達の衝撃を想うと、作画を評価する気になれません。

編集そのものは三部作の中で本作が最もまとも(意味深)。切った貼ったはさすがの富野監督。
序盤だから登場人物も組織もまだ比較的少なく、エピソードの取捨選択も楽でしょうけどね。
それでも、端折った(結構大切な)エピソードを劇中のPCモニターを通して説明させたりして、
上手いな~と思わせる場面もありました。 展開早いけど何とか初見さんもついて行ける・・・かな?


ではでは第二部「恋人たち」のレビューに続きます。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 10

ろれ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

Zガンダム劇場版

Zガンダムを3部作の劇場版にしてまとめたのがこれです。
3部作まとめてここに評価を書きます。

まずはGacktさんの主題歌。
個人的には雰囲気もあってて良かったと思います。
曲自体は普段から聴いてて元から好きだったっていうのも影響してるかもしれませんが。

そして作画。
これは残念でした。
全編新規作画だと思ってたのですが、全体の6~7割くらいはTVシリーズのままでした。
しかもただでさえ少ないのに新規作画での戦闘シーンはほぼなかったと思います。
新規作画自体は良かったです。

そして内容。
1作目...結構丁寧にやってたと思います。アムロとシャアの再会シーンは大好きなので、そこで終わったのは良かったです。

2作目...ゴミ。なぜキリマンジャロとダカールを全カットしたのか。ラストのガザCの大群が押し寄せるシーンで終わったのは良かったです。

3作目...オチがTVシリーズと違いますが、こっちはこっちで良かったです。
あと、この3作の劇場版ではロザミィに関してはほとんど触れなかったので、シロッコを倒す時に出てきたのは違和感しかなかったです。

総評....すでにTVシリーズを視聴したことがあって、大まかなストーリーをおさらいしたい&TVシリーズとは違うラストシーンが見たいっていう人には良いかもしれません。

Zガンダムを見たことない人には全くお勧めできません。
全編新規作画ならまだ良かったのですが...。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1

60.8 2 ガンダムシリーズアニメランキング2位
機動戦士ΖガンダムII A New Translation -恋人たち-(アニメ映画)

2005年10月29日
★★★★☆ 3.5 (109)
708人が棚に入れました
宇宙世紀0087年、地球連邦軍のエリート組織「ティターンズ」と、反地球連邦組織「エゥーゴ」の内戦が続く中、エゥーゴに身を投じたカミーユ(声・飛田展男)は、神秘的な少女フォウ(声・ゆかな)と出会う。しかし彼女はティターンズの強化人間であり、許されない二人の恋は、カミーユの心を愛と苦悩に引き裂く。また、ティターンズ内で勢力を振るい始めていたシロッコの部下サラ(声・池脇千鶴)に、カツ(浪川大輔)は好意を抱き……。

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ひと悶着あった第2作

相変わらずの15年20年前の作画の編集。
話としては3作で地味に一番好きなまとめ方にしてくれた。

問題のフォウ・・ガチリアルではないので思い入れは無く・・。
しかしご本人がクレームつけたってのはめずらしい。
監督にオーディション呼んでくれっていったのに『ゆかな』さんに勝手に決まったとか。顛末もぜんぶかかれたな・・。
結局音響監督のオトナの事情。
とばっちりを受けたゆかなさんもおやくそくの監督の熱血指導をもろともせず熱演。枕とかひどい誹謗中傷気にもせず。いつの間にか2代目フォウに。枕だろうがガチだろうがさすがだよ。

カプコンのゲームやりまくってたせいでそっちからの違和感はあったけど。
でも話がちがうしこれはこれ?
むしろよくもまぁいろいろと声優さんみつけてくるなと・・。

で、新約Zの功績で一番すげえのって2代目ファの発見だと思う。黒子さんとはとても思えないが・・。
学生の時に見たとき、ゲームでも不自然に思ったフォウにファの話をするシーン、自由落下中にwwというつっこみもあるが、むしろあのシーンでなぜ他の女の、幼馴染の話をするんだと?。映画にまとまったことで非常に意味深なシーンに変わりました。あれを直さなかったということは、フォウに惚れたけどやっぱりファもいいと気がついたということなのかな。だから会って即効キスするんだろか。軽薄だけど欲望に忠実な主人公だな・・


投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

おふとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

新訳Z第二章「健やかゼータ」

やっぱり無理だったんだよ!

エゥーゴとその支援組織カラバ、ティターンズとその影響下にある連邦軍一般部隊による軍内部
の争いに、終盤ネオ・ジオンが介入して多数の組織が入り乱れ、同時進行してゆく複雑なストーリー。
時間をかけたTV版でさえ難解で組織や人物の動向把握が難しいものを、劇場版三部作に纏めるのは
無理だと痛感したのがこの第二部。 初見さんはもうついて来られないかと思います。

登場人物が急速に増えたにも拘らず、尺の絶対的な不足から個々の話は表面をなでる程度。
ぶつ切りのエピソード群を並べて無理やり繋いでる印象を受けました。エピソードの抽出にも疑問符。
時間が足りないのにサラ(脇役)の出番だけやたら多過ぎて、後半カミーユより目立ってる・・・だと?
掘り下げるならサラじゃなくてフォウ(ヒロインの1人)だろ常識的に考えて。もっとフォウを出すんだ!


一方で、TV版視聴済の方が「新訳」らしさを実感できるのもこの第二部ではないでしょうか。
元々Zは、「お前らアニメキャラなんだからもう少し自重しろ!」って言いたくなるほど、
それはそれは生臭い人間ばかり登場しては死んでゆく、子供向けとは思えない激鬱ガンダム。
生の感情を隠そうともしない少年少女達と、ひねた大人達が繰り広げるドロドロの人間ドラマに
観ていて不快感を刺激されることもしばしば。でも、この生の感情の正面衝突こそZがZである所以。

ところがこの三部作ではストーリー上重要だとか名シーンだとかお構いなしに、キャラ達が毒を吐き
啀み合い、哀しみに沈むシーンを片っ端から削って、新作カットを少々加えてみたらあら不思議?
TV版ではあれほど歪み荒んでいたカミーユ始め、多くのキャラから灰汁が抜けて健康優良児に(笑)

重い空気が払底され健やか物語になり共感を得やすくなりましたが、代償として人間ドラマは淡白に。
いかに娯楽性を向上させたところで、ストーリーがこれほど解りづらくてはなぁ・・・何がしたいんだ?
登場人物の灰汁が魅力の作品から灰汁を抜く大胆すぎる再構成をしてまで描きたいものとは・・


第三部「星の鼓動は愛」のレビューに続くのです。


以下余談

しっかしサブタイトルが「恋人たち」とは(*´д`*)
複数の男女関係を描いているので個々の描写はかな~り駆け足。惹かれたと思いきや即サヨナラ。
いかに健やか物語がテーマでも、そこはそれプライドの高い女性陣揃いのガンダムで描かれる恋愛。
簡単に成就してしまうほどヌルくはないのです( *`ω´)

第一部より新作カット増えたのはいいけど、カミーユとフォウのキスシーンが旧カットのまま。
ただでさえ新旧カットでフォウが全くの別人なのだから、ここは手間を惜しんで欲しくなかったです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 6

Takaさん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

新訳ZガンダムⅡ

アニメ版だと、第14~22話「シロッコの眼」ぐらいまで。
すごく大人の事情が絡んでると思われるやつ

フォウ・ムラサメが、島津冴子さんから、ゆかなさんにチェンジ…
サラ・ザビアロフが、水谷優子さんから、芸能人にチェンジ…
更に次のでチェンジされるけど…

総監督いわく
「ファースト以来のキャラクターとのバランスを考え懐かし映画にしないためフォウやサラには若い声が必要だった」

らしいけど、どちらも年増っぽい感じだった…
サラなんて、カミーユと同じ年頃なにの酷いよ…

復刻版として見ても、良いシーンのカットが多い気がするのでとても残念。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1
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