ガンアクションで裏社会なTVアニメ動画ランキング 11

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のガンアクションで裏社会な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月30日の時点で一番のガンアクションで裏社会なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

87.3 1 ガンアクションで裏社会なアニメランキング1位
BLACK LAGOON The Second Barrage[ブラックラグーン・ザ・セカンドバラージ](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (1860)
10889人が棚に入れました
日本の商社マン岡島緑郎は、東南アジアへ出張中に、海賊まがいの運び屋「ブラック・ラグーン」のメンバーに誘拐される。商社は機密保持の為、傭兵を使って人質の岡島ごと全てを殲滅する行動をとるが、岡島の機転で絶対絶命の危機を脱した。あっさりと会社に見捨てられた岡島は、名も立場も捨て、”ロック”としてブラック・ラグーンの一員となる。

Вистерия さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

『ホテル・モスクワ』は行く手を遮るすべてを容赦しない。それを排撃し、そして撃滅する。親兄弟、必要ならば飼い犬まで

今回は3部構成。原作でいう
双子編・偽札編・日本編です。
Black Lagoonという作品に関しては
1期のレビューで長々と書き綴ったので
ここではさらっと。

まず作画面ですが1期と比べると劣化していましたね。
特に後半はブラクラらしかぬ崩壊度でしたよ。
どんなファックな事情があったのか知らねぇが
視聴者ナメてんのか!?あぁん!?ってな感じです。
クオリティ維持のための分割2クールだったはずなのに…

ストーリーとしては1発目の双子編がピークで
そこから徐々に下り坂。原作でもネタ切れ感はありましたが、
やはり日本編…どうしてこうなった…
ブラクラの一番の売りである
頭空っぽにしてゲハゲハ笑いながら見られるドンパチが少なすぎるのと、
日本が舞台なので行動制限が厳しく、キャラが全然動けないこと、
はたまたロックがヒヨって欝に入ってレヴィも毒抜けて…
立てた作戦をスマートに熟す姿がカッコイイB級映画のはずだったのに…
そういうのはガンスリで充分なんだよお前はお前の仕事しろって感じでしたね。

ただ、
対して双子編には光るものがありました。
哀しみを背負った猟奇的な(まぁどっかでみたような設定の)双子に虐殺された仲間を
バラライカ姐さんを中心としたホテルモスクワの面々が弔うために
高度に計算されたミッションで狩る復讐劇。
これがまたダサくてカッコイイ台詞回しのオンパレード。


 同士諸君。
 今夜、ベロッキオファミリーが襲撃を受けた。
 だが予定に変更は無い。全て想定どおりだ。
 現刻より状況を開始する。

 …勇敢なる同志諸君。
 サハロフ上等兵、メニショフ伍長はかけがえのない戦友だった。
 鎮魂の灯明は我々こそが灯すもの。
 無き戦友の魂で、我らの銃は復讐の女神となる!

 カラシニコフの裁きの下、5.45ミリ弾で奴らの顎を食いちぎれ!!


ときたもんですわ。シビれるわぁバラライカ姐さん。
やっぱりブラクラは、この厨ニ感がたまらない。


投稿 : 2024/12/28
♥ : 12

Zel さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

カラシニコフの裁きの下、5.45ミリ弾で奴らの顎(あぎと) を喰いちぎれ・・・ッ!

2006年放映
1期に続き1クール12話の2期

1期に比べ、逞しくなったのと引き換えに少しずつ"大事な何か"を失くしてゆくロックが見どころ
日本編も面白いとは思うのだが個人的にはあまり好きなエピソードではない
やはり南国でマフィア相手にドンパチがしっくりくる作品だ

打って変わって双子編はCoolだった
双子のイカれ具合が素晴らしい
バラライカのカリスマが際立つ
やはりシリーズ最強の悪党はバラライカなのだろうか…

グロい描写多いし、救われないラストが多いけど、ガンアクションとしては最高峰のシリーズタイトルなので苦手じゃなければ是非鑑賞を勧めます

最凶最悪のカリスマ、バラライカを演じるはベテラン声優の小山茉美さん
調べてみたらなんとDr.スランプ アラレちゃんの則巻アラレも小山さんですw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 32

suggest@休止 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

だから、この話はここでお終いなんだよ、ロック。

2期も相変わらず楽しかった^_^

特に双子の話が良かったですね。
ブラック ラグーンみたいなアニメだと必ずこういう話はあると思いましたがやはり面白かったです。ジッと観てました。

バラライカの軍隊強いなぁー。あの副隊長ポジの人絶対良い人だし!

そしてなにより最後のシーンが綺麗にまとめらていてgood

あの話は海外でも反響が大きかったようで、いろいろと人生について考えさせられた人も多かったのではないでしょうか!

逆に最後の日本編の話はイマイチだったかなー。

なーんか、うーんこう裏で何か大きな事が起きてるとかなく、キャラの心情にスッと入れませんでした。

でもやはり総合評価は高くなります。とても楽しめました(-_^)

op 「Red fraction」 MELL

めっちゃかっこいいです。聴いてください!
英語の訳がもうレヴィです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 49

80.4 2 ガンアクションで裏社会なアニメランキング2位
BANANA FISH(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (552)
2498人が棚に入れました
ニューヨーク。並外れて整った容姿と、卓越した戦闘力を持つ少年・アッシュ。ストリートギャングを束ねる彼は手下に殺された男が死ぬ間際に“バナナフィッシュ”という謎の言葉を発するのを聞く。時を同じくして、カメラマンの助手として取材にやってきた日本人の少年・奥村英二と出会う。二人はともに“バナナフィッシュ”の謎を追い求めることに──。


声優・キャラクター
内田雄馬、野島健児、平田広明、石塚運昇、古川慎、細谷佳正、川田紳司、福山潤、森川智之、千葉翔也、斉藤壮馬、上田燿司、小形満、村瀬歩

08261216 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

BLではないですよ?

ただ、アッシュが男娼上がりと言われるだけの展開があるだけで、
アッシュと英二には血のように濃い絆しかありません。
ブロマンスというらしいです。

BANANA FISHをどう思っているか?
これが少女漫画として、月刊誌に掲載されていたとは驚きですよね。
私は全巻一気読みしました。結構、雑食系ですが、好きな漫画なはずです。恐ろしいかな記憶とは風化するものなので、途中から殆ど覚えておらず、新しかったです。
ですが、お気づきでしょうか?私のネーム・・・そう、私は読んだ直後に、アッシュという名前が大好きに成程、何度か読んでたはずなのですが・・・後半覚えてない。
(ラストしか覚えていない)不思議です。
小説、漫画、ラノベ、読みすぎなのでしょう。
ただ言えるのは、少女漫画というジャンルに分けるより、吉田秋生というジャンルじゃないでしょうか。彼女は天才でしょ?
文庫版BANANA FISHで坂本隆一がマンハッタンがリアルだと驚いたと書いてありましたが、当の吉田秋生女史は行ったことすらないと言ったそうです。
「日本人って、マゾじゃねーの?なんでも自分のせいにしたがるんだ」
というアッシュの台詞。八十年代に一人の漫画家が、キャラに言わせるとは。天才ここにあり、と私は思いました。

何故、今になって漸く見たのか?
放送している最中、AMAZONで見てたのだけど、重すぎる為、一気に見ようと、一旦視聴停止。その後、dアニメストア配信が開始されるが、配信終了が12/13と直近に迫ったから。
FOD、フジテレビって、独自の配信サイトで儲かるとでも思ってるのか?
てか、儲かっているのか?FOD。一回加入しましたが、見にくい構造のサイト上に、見たいの読みたいのは、有料とか、謎なサイトなんですよ。需要と供給スタイルがわかってない人たちが運営しているサイトなんだろうなと思います。

視聴した後の感想は?
アッシュ、英二、ショーター、スキップが動いている・・・と感動があるものの・・・。
重量級ステーキを早食いさせられている気になるんですよね。その内、ステーキが私の周りを囲んで出れなくなりますが、そのステーキの旨さに気づいた頃、食べたいという欲求で食い尽くすんですけど、胸焼け。そこに清涼剤入りのタブレットが、一気に胃を洗浄してくれます。
最後、ネタバレにならない程度に話すと・・・。
蜘蛛の巣状態ストーリーの中、一縷の救いを掴んだアッシュで幕が降りました。
号泣した後、パッと浮かんだのは、フランダースの犬。

といった感じですかね。
原作もアニメも名作だと思いますよ?
あ、アフターストーリーをセットで完結という意見がありますが、あれはあくまでアフター。アニメのラストで正解だと思います。
興味のある方は、単行本なら19巻を購入してみて下さい。「光の庭」というのが、皆さんが指している数年後の話です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 9

あんちょび さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

My soul is always with you.

レビューではないです。
高ぶる気持ちを抑えるためにコメントさせていただきます。



このアニメを観て一週間になるけれど
いつまで経っても観終わった後のあの胸が締め付けられるような
感傷にひたってボーッとしてしまう状況から抜け出せられない。

いつもアニメを観終わって、あぁ〜この作品に出会えてよかった〜
この感動を忘れたくない!と思うのだけれど
どんなに良いアニメだって見返さなければ時が経つにつれ
ストーリーさえ思い出せなくなることもある。

でもこのアニメの最終話は忘れないと思う。
こんなに苦しく暖かい感情にさせてもらえたことに感謝しています。

生きているうちにこの作品に出会えてよかった。
このアニメを見逃さなくてよかった。

BANANA FISHの制作に携わった方々
こんなに素敵な想いをさせて頂きありがとうございます。

私の魂もBANANA FISHと共にー

投稿 : 2024/12/28
♥ : 7
ネタバレ

RUSHIKA꙳★* さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

伝説的な名作 『君は1人じゃない ぼくがそばにいる』 最終回はアニメ史上No.1

これが少女漫画。。。
正直ゾッとした。

今の少女漫画は恋に落ちて
色恋の話ばかりで比べてしまうと
かなり幼稚に感じる。
少年漫画にだってこれ程まで
シビアな世界を描いているものは少ないだろう。
アメリカ社会の闇を描きつつ、
性問題についても語っている。


そして

物語の舞台がニューヨーク
ということは特筆すべきと思う。


普通の漫画やアニメの場合、
日本の東京を中心とした世界を描き、
日本の常識、日本の法、文化が
根底にある。

だが、BANANAFISHは違う。



ニューヨークを中心とし、
アメリカ人の少年と日本人の少年と共に
アメリカの生活や常識を描いている。
反社会的組織の経済的強さや
政界とのつながり、裏社会の影響力、
銃と日常的関わりの有無。
日本との違いが色鮮やかに血なまぐさく
描かれることで、この作品は
唯一無二の存在感を放つことができる。


闇に落ちていくアメリカ人の少年の心を救う存在が日本の平凡な優しさを持つ少年。
あり得ない設定だからこそ惹かれる。
そう。今の少女漫画にはない設定だ。
女と男の恋愛というテーマのない
少女漫画があったとは。

よく純愛だという表現を見るが、
あれは恋愛なのだろうか。。

彼らの魂が誇り高くあるために
お互いが共鳴し、欠けてはならない
存在のことを恋愛というのか?


友情というには超えているし、
愛というのも似合わない。

彼らは魂の伴侶になったのだと思いたい。




実はこの漫画、中学時代の先生から社会科の時間にベトナム戦争の例として紹介された。
結局ベトナム戦争についてはほんの少ししか出てこなかったが、今となっては
この作品に出会えたことを感謝している。
これほど惹きつけられる圧倒的カリスマ性を持つキャラは珍しい。
(コードギアスのルルーシュのリーダーシップ等この漫画に影響されてる物は少なくない)




彼はたとえ望まれぬ性行為をされても
目の前で愛する人を殺されても
自分の恵まれない人生のレールの中に
光を見出せた。
もがき苦しみ、恐怖の悲鳴が枯れるほどの経験なんてこんな平和な国、時代に
生きる私のような甘ちゃんにはきっと分かった気になってるだけかもしれない。
でも苦しみ涙を殺しながら生きて自分の人生と向き合ったから解放され自由を手に入れたのではないかと思った。
そして、人生と向き合うということは私にも出来ることでもあると思った。{netabare}
彼の運命は、彼が決め最後まで闘った。
だからこそ、幸せに解放されたのだろう。
かっこよく中毒性の強いカリスマ性を兼ね備えたキャラだっただけに
もの凄く悲しい。
{/netabare}



(この下のネタバレは腐女子には反感を買いそうだが読んでほしい。不快を持たれるかもしれないためネタバレにした。)



{netabare}
だが、一つ言いたい。
アッシュをBLの妄想対象として
俗な見方を示すのは、納得できない。

彼は望まない性行為をされ、
はたまたレイプされた。
望まない性行為を想像するのは
彼の心を殺した悪趣味な男たちと同類。
11歳の少年との行為、そのビデオテープや囚人に抱かれた事後のシーン見て興奮してるなんてイかれてると思いたい。正常な精神で喜んで見れるかあんなもん
キャンディーの下りの時も。。
男を誘うなんて彼にとっては勇気がいる。
監視カメラに向かう前に決意を固める表情を見たら、、、。
(そりゃエロいけども。。。内田さん、うますぎやて)
それにこのアニメ制作側もどこかBL要素を強く匂わせすぎる。
漫画以上に匂わせている。。。
わざと腐らせ想像をかきたてるような
カットが多い。
LGBTを否定してるいるわけではない
下劣な感情で見るような話じゃないし、
その興奮模様を感想に書くなんて性癖
吐き気がする。
再三言わせてもらうが、BLアニメと言ってるのではない。
性犯罪を嬉しそうに報告するのは、はっきり言ってキモいと思う。
{/netabare}
見終わったあとのBANANAFISHロスは
凄すぎておそらく、しばらく引きずりそう…
とても感動してしまった。
最終回は最強、アニメ史上にも残る名作。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 10

89.9 3 ガンアクションで裏社会なアニメランキング3位
BLACK LAGOON ブラックラグーン(TVアニメ動画)

2006年春アニメ
★★★★★ 4.1 (5057)
23675人が棚に入れました
日本の一商社・旭日重工(あさひじゅうこう)の社員だった岡島緑郎は、会社の機密ディスクを運ぶ任務中、南シナ海で違法な運び屋・ラグーン商会にディスクを奪われ、自らも拉致されてしまった。ラグーン商会(レヴィ)の狙いは、旭日重工から岡島の身代金を取ることだったが、機密の漏洩を懸念した会社と彼の上司・景山は、会社のためにはやむを得ずとして彼をディスクもろとも抹殺せんと画策し、傭兵部隊に商会を襲わせる。自分が旭日重工から見捨てられたことを知った岡島は、ラグーン商会のメンバーにアイディアを提案し、この危機を脱することに成功する。

声優・キャラクター
豊口めぐみ、浪川大輔、磯部勉、平田広明、小山茉美

Вистерия さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

臭いしダサい…だがそれがいい!たまらん!っていう変態さん向け

安いB級映画のようなくっさいセリフ回しに
銃火器ドンパチアクション。もう大好物ですよ。
格好良く見せようとしてるのがみえみえで
ダッサダサなんですけど、そこがいい。
コマンドー見ているかのような厨ニ臭。たまらんですな。
自己陶酔し切って突き抜けちゃったカッコよさがあります。

原作者の広江礼威のミリオタ具合も相当なもので、
アニメにもそれが反映されています。
そういった点ではリボルバー構えるときに
カチャって効果音をいれてしまうDTBなどのアニメと一線を画していますね。
テキサスタワー乱射事件のチャールズ・ホイットマンネタや
「地球上で一番おっかねぇ女の上位3人だ…」「グラウンド・ゼロって気分だぜ」
というワールドトレードセンターの同時多発テロネタなど
所謂そっち方面の小ネタが満載なのも魅力です。

アクションシーンもマッドハウスの安定した作画に
お得意の下からアングル、3DCG、ハードなBGMで
臨場感と緊張感は抜群です。薬莢が舞い弾丸が乱舞してます。

ストーリーの構成と演出も悪くはないですね。
個人的に一番好きなのは
7話のレヴィとロックの人間関係を掘り下げる話ですかね。
会社の犬やってる社会人が見ると、ロックが矢鱈格好良く見えるはず。

ただ、声優にやたらめったら外国語話させるのやめません?っていう。
バラライカのロシア語やレヴィの英語、
ロベルタのスペイン語にシェンホアの中国語。
もうただでさえダサいのに余計サムイ…

まぁそういう部分や
「皆殺しにしろ!俺は生きている奴が大嫌いだ!ひゃはは!」
とか言っちゃうモブ敵を見ながらTVの前で
はははこりゃ傑作だーとか腹抱えて笑えるくらいの気概がある人が
一番このアニメを楽しめるんだと思いますけどね。

はっきり言って私はこのアニメ大好きです。
こういうアニメって最近少ないですからね。
アウトロースターやビバップ、EAT-MANの系譜を継ぐアニメが。
最近だと
ブラクラに真下監督の三部作や岡村監督のDTBシリーズくらいなもんです。
10年代になってもこういうアニメの系譜は受け継いでいって欲しいですね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 16

LifeJA4 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

もっと評価されるべき

大抵のアニメは一周したらもうお腹いっぱい、余程暇な時じゃないと二周目を観ることはあまりないのですが、この作品はなぜか3、4周くらい観てしまっていますw

なんというか、主人公のロックに憧れる、というかロックになりてええええと思ってしまうアニメです。…俺だけかな?w

勢いで全部5付けましたが、特筆したいのは音楽とキャラ。

音楽に関しては、OPや劇中の曲も素晴らしいのですが、個人的にはEDの曲を高く評価したいです。いや、恐ろしくシンプルな曲なんですが…とりあえず聴いてみてください。聴けばわかる!!!!…ハズ。

そしてキャラ。もうこいつら全員かっこよすぎるwセリフの言い回しがね、もうねw原作の漫画からそうでしたが、それが映像化されて声が付くとかっこよさ100割増しくらいですねw

投稿 : 2024/12/28
♥ : 28

あおい さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

バイオレンスアニメの最高峰

実際にありそうで、なさそうなストーリーが素晴らしく仕上がっており、シュールな部分は国際的な問題を議題に上げている考えさせられるアニメ。

全体的に疾走感のある物語に「弱肉強食」の世界観をしっかりと表現できている。視聴している側にも不条理、不合理、格差を強烈に感じるように出来ている。

登場人物に善人がおらず、全てが悪人であり「卵が先か、鶏が先か」の議論に当てはまる。人間は生まれながらに悪人なのか、善人なのか。主人公ロックの、夢・希望・綺麗事と現実の狭間で葛藤するストーリーの広がりが実に素晴らしい。

理性を持つがゆえに人間らしいのか、人間だから理性を持てるのか、環境が理性を生むのか・・・・全ての登場人物が悪人であるのに、すべてが国家、企業、地域、環境、出生においての被害者である。

この物語には三者が登場している。支配する者、される者、抗う者だ。ロワナプラの街にはパワーバランスが取れているようで取れていない。同盟、共鳴、裏切り、対抗、反乱と様々な要素が共存している街は、まさにこの世界の縮図と言わんばかりだ。

しっかりとした土台のストーリーに、本物のバイオレンスを見せてくれる。視聴しながら「スゴイ・・・」と声が漏れることだろう。制作会社マッドハウスの最高傑作。「バイオレンス、バトル物にマッドハウスここにあり」と言わしめた作品。

バイオレンスアニメの最高峰と言っても過言ではない。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 32

88.9 4 ガンアクションで裏社会なアニメランキング4位
ヨルムンガンド(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (2890)
15505人が棚に入れました
―――僕は、武器商人と旅をした。
両親を戦争で失い、武器に関する一切を憎む主人公の元少年兵ヨナは、神の悪戯か、若き女性ウェポンディーラー、ココ・ヘクマティアルと、その部下である「ヒトクセもフタクセもあるが優秀な」私兵8人と世界各地を旅する事になる。

声優・キャラクター
伊藤静、田村睦心、石塚運昇、大原さやか、乃村健次、小西克幸、四宮豪、勝沼紀義、羽多野渉、箭内仁、松風雅也、冬馬由美、小山剛志、神田朱未、土師孝也、加藤沙織、高島雅羅、堀内賢雄、高梁碧、松本大、藤原啓治、阿澄佳奈、小柳良寛、保村真、磯部勉
ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

Her name is Koko. She is loco. I said "Oh,No". だけどオイラが送りたい言葉は驚嘆でも、落胆でもなく、「ハートフル」のただ一言

すげぇw
自分でもビックリですが思いのほか高評価をつけてしまいました^q^


そもそもに“気品”と“優雅さ”と“機転の良さ”に“破天荒”と“大雑把”をプラスした上でアルビノっていう“神秘さ”まで兼ね揃えたココ・ヘクマティアルという主人公
さらには銀髪褐色の少年兵ヨナ
そして個性豊かなココの私兵たち・・・


この強烈なキャラクターの多さだけでも十二分にオイラのツボを刺激し、視聴の価値に値する上で、その彼らが作戦を遂行する際のチームワークたるや・・・
力強くて、スマートで、美しい、そう感じますね


ヨナの勉強の面倒を交代制で見るくだりも大変お気に入り^^
もう単純に「ガンアクションかっこいい!」「ギャグが笑える!」といったキモチを軽く通り越し、オイラには彼らチームが“一つの大家族”のように思えてきて・・・あれだけ沢山の人が死んでいる冷酷なストーリーを自覚しつつも
「微笑ましい^^」
「ハートフルでアットホームだ!」
とすら思うほど(マジで


だめだorz
もう既にオイラはココ・ヘクマティアルという娘の魅力に捕り付かれているのでしょうw
これはもう世界の果てまで彼女に付き従うしかあるまい!


是非2期でも今後の彼女が“やらかしてくれること”を見届けさせていただきたいと思います










スタッフは『刀語』の元永慶太郎監督とホワイトフォックスのタッグに加え、『学園黙示録』以来のミリタリーモノってことでオイラが尊敬して止まない黒田洋介さんが全話脚本


ホワイトフォックスという制作会社は個人的には大好きでして
『年間でテレビアニメ2クール分の仕事しか元請は受けない』というルールがあったりと、儲け主義でもクオリティ主義でもない、【クリエイターの労働条件主義】を掲げる岩佐Pの下、会議室にコタツがあるだとか、契約社員ですら公式にプロフィールをうpするとか(最近更新サボってるけどw)『みんなで作ってますよ』感がまさにこの作品に登場するココのチームようで、「応援したいっ!」って気持ちにさせてくれます^^b










レギュラー、ゲスト問わず声優陣はめちゃくちゃ上手い
ヨナ坊を演じた田村睦心さんは『ソーニャちゃん』からの続投でまたも殺し屋と戦ってるのには笑いましたがw5話の演技など、マジの気合が入ってて素晴らしい
それと神田朱美さん(チナツ)


あとこれはまったく個人的なジンクスなんですが、松風雅也(キャスパー)をわざわざ重要なポジションにキャスティングする作品はどれも名作のかほりがしますw










劇伴はカッコよくてアッタリマエダのクラッカー
だってけみさんがイチオシする岩崎琢さんですもん♪
ロック、オーケストラ、エレクトロ系はただの序の口
今作では砂漠っぽいカントリー、そしてヒップホップを取り入れたのは確かグレンラガン以来だっけかな?
岩崎さんの凄さってのは『アニメーション制作』×『楽曲制作』×『音響制作』っていうそれぞれ独立した作業の垣根を取り払ったことなんですよね
(暇さえあればダビング作業に付き合うことで有名、普通は監督と音監の仕事なので作曲家が立ち会うことは無い)


川田さんのOPテーマもカラオケでマイク握り締めながらヘドバンし過ぎてお立ち台からコケるぐらい好きです(笑)










最後に、本当なら一人一人語り尽くしてやりたいほど愛して止まないキャラクター達
その中でもオイラがココ様やヨナ坊やショコラーデよりも惚れたのが・・・{netabare}バルメさんであることをカミングアウトします^q^
いやさぁねwオイラ筋骨隆々とした『マッチョ美人』ってジャンルがマジで大好きなのですよw
あの凶悪ボディとお近づきになりてぇっす
(吹っ飛ばされるんだろうけどw)
ってことでバルメさんグッズカモンですよw{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 38

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

それぞれの持ち味 それぞれの魅力

1期が最終回を迎え、少し寂しい気もするが秋には2期放送。
ラストシーンに2期への伏線があったので、今から楽しみ。

とにかくこの作品、武器商人がこんなにも戦闘するのか?
ってところが面白いし、斬新な切り口ではあるなと思った。
そして凛々しいながらもユーモアと少女っぽさを残し、頭が相当にキレる
女性ボス、ココ・へクマティアルの魅力が満載。

彼女を好きになれるかどうかで、きっとこの作品の評価が
大きく変わるんじゃないだろうか。
はじめのうちは、その青白い外見が気になっていたけれど
観ていくうち、逆にカリスマ性の高い彼女らしい雰囲気だなと。

男性たちも地味ながら、それぞれにいい持ち味があり、魅力的だった。
また、ココを慕うバルメもいい味を出していたし、
無口ながらも、みるみる成長を遂げたヨナの機転も素晴らしかった。

悪人同士が戦闘してると思ってしまえば、もうそこには勝敗しか残らない。
どれほど残虐な殺し合いがあって、血しぶきが飛び散っても、
どれほど本当は世の中を不幸にするはずの武器を使っていても
国と国の戦争ではないことと、殺しあうのは当事者達だけであって
どこかの国の罪もない一般人がテロなどの影響で
大量に殺されてしまうのとは違うので
なんとなく安堵めいたものがあるせいか、
単純にガンアクションを楽しんでしまっている自分がいた。

兵器、銃器、戦闘機などが好きなくせに、世界平和を願っている自分と
ココたちの中の矛盾はほんの少しだけ似ている気もする。
------------------------------------------

<7話まで視聴中>

武器商人の一団と1人の少年のロードムービーという感じで
北から南へあちこちへ旅をしながら、ヨナ少年の表情がどんどん豊かに
変化するようになったことと、彼の大人顔負けな頭脳的戦略が
なかなか的を得ていて、面白い!
子どものうちって本当に、成長スピード早いよね。

ココをはじめ、登場人物それぞれのエピソードも増え
ようやく厚みを増してきた感のある7話。
1期の折り返しはどう展開していくのか、楽しみにしながらも
待ちきれずにとうとう原作を読み始めてしまってる。

白っぽい眉毛やまつげはちょっと気になるものの、
全体的にキャラデザは好みだし、鈍い輝きを放つ薬莢が
スローモーションで宙に舞い落ちるシーンは、何度見てもワクワクする。

(以下は第1話を観た直後の感想)
=============================================

武器を作る者、武器を売る者、使う者。そして戦争。
両親を戦争で失い、武器に対して深い憎しみを持つ元少年兵 ヨナが
皮肉なことに武器商人と出会い、世界各地を旅することになる
ガンアクション中心の物語になっていくらしい。

今のところ、1話視聴済み、原作は未読。

1話の隅から隅まで、テンポの良いセリフ運びと展開で
迫力ある銃撃戦や、女性ウェポンディーラーであるココの
少しコミカルな側面を、緊張感漂う空気の中、
うまい具合に取り込んでいて楽しかった。

青白い顔にロングボブ銀髪、色素の薄い碧眼のココは、
知的でシャープな雰囲気ながら、さらなる奥にたくさんの顔を
見せてくれそうで、その多面体的な魅力は個人的にすごく好み。

対して・・・瞳の奥に哀しみを携えつつ、
本人自身が武器のひとつになってしまったかのようなヨナ少年の、
これから変化していくであろう意識と、戦闘能力も見逃せない。

また、それぞれ個性豊かな私兵8人の優秀なチームプレーや、
銃器商人としてのビジネスでのクールな駆け引き、
実在する銃器のリアルなシーンなども、とても楽しみだ。

作画も音楽も、黒田洋介氏の脚本も予想以上に良かったし、
今後の展開に期待度は急上昇。
それに何より、原作が読みたくなってしまった。

情報によれば、分割2期ということが決定しているとのこと。
じっくり味わいたいなと思う。

ちなみに、川田まみの歌うOP「Borderland」
やなぎなぎの歌うED「Ambivalentidea」
2曲とも、とても良かった。

というわけで、もちろん今後も視聴は継続。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 102
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

予想外の安心感と、眼力<●><●>

原作未読。

武器によって両親を失い、武器を憎む少年ヨナ。
彼はココという女性に拾われる。
しかし、皮肉なことに、ココは武器商人の一団のリーダーだった。


設定を見るかぎり、シリアスで重苦しい雰囲気だと思っていました。
しかし、実際見てみるとそうではありませんでした。
銃撃戦が多く、死人も出る話なのに、妙な安心感があります。

・毎回のように入るギャグやツッコミ(ドリフのコントばりにずっこけてくれます)
・独特な絵柄

この辺がポイントになっていると思います。
特に、目の描き方に特徴がありますね。
穏やかさと鋭さが同居した、不思議な絵柄です。
目に陰影を付けるだけでイメージががらっと変わります。


銃撃戦は丁寧な印象。
弾丸に重みを感じますし、ナイフなどを使った肉弾戦もスタイリッシュ。
ガンアクションものとしては十分だと思います。
まあ、メインメンバーになかなか弾が当たらないのはご愛敬。


キャラクターは、主人公の少年ヨナより、リーダーのココが目立っていますね。
あどけなく、かわいらしさがあるのですが、眼力のせいか、どうにもキツネにつままれているような感覚になります。
こう、常に何かを隠している感じ。

ヨナの成長にも焦点が当てられているようなのですが、余り目立っていません。


また、出てくる敵対者も、唐突に現れ、唐突に去っていきます。
単に話を盛り上げるためだけに現れている感じがしますね。
{netabare}
特にオーケストラは何のためにいたのか分かりません。
あとで何かやらかしそうな雰囲気を醸し出していたのに、あっさり退場。

・武器商人と殺人集団は敵対関係にある
・ココは容赦がない

ただその事実を説明するためだけに出したキャラクターたちなのでしょうか、うーむ……。
{/netabare}

悪人はいかにも悪人らしく描かれています。
良くいえば分かりやすく悪く言えばひねりがない。

単調な話ですが、テンポの良さと、ギャグのおかげで、比較的見やすいアニメです。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 79

86.2 5 ガンアクションで裏社会なアニメランキング5位
ヨルムンガンド PERFECT ORDER(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (1797)
9868人が棚に入れました
両親を戦争で失い、武器に関する一切を憎むようになった元少年兵ヨナは、ひょんな事から若き女性武器商人ココ・ヘクマティアルと、彼女が率いる私兵達と共に世界中を旅する事になるのであった……。

声優・キャラクター
伊藤静、田村睦心、石塚運昇、大原さやか、乃村健次、小西克幸、四宮豪、勝沼紀義、羽多野渉、箭内仁、豊口めぐみ、松風雅也、冬馬由美、奈良徹、小清水亜美、加藤沙織、磯部勉、久川綾
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

<最終回まで視聴完了> ヨルムンガンド計画の全貌を知った上でみつめる世界はどう見えるのだろう

原作は未読だけれど、1期から視聴してきた。
この作品を観るとき、銃撃戦にワクワクしてしまう気持ちと同時に
いとも簡単に人が殺されていくことに対しての麻痺に恐怖を感じ
ちょっと複雑な想いに駆られる。

両親を戦争で亡くし、武器に深い憎しみを抱きながらも
武器商人であるココたちと行動をともにし、自分と彼女達の身を守るヨナ少年の
心境にはまるで及ばないにしても、少し理解した気持ちにはなれる。

兵器や武器は人を殺す道具であると同時に、身を守るものでもある。
兵器や武器は憎しみを生む道具であると同時に、
一部の平和は保たれているという現状。
無抵抗ではやられてしまうだけなのだ。
だから戦うしかない。
生きるために。後世のために。
だから兵器や武器は作られ続け、それを売る人がいて使う人がいる。
だったら・・本当の平和はいつやってくるのだろう?
ココが言う世界平和とは?そう思って最終回までを見届けた。
彼女の考えに賛否は分かれるかもしれないが、僕は概ね共感できた。
もしそれが実現したとして、いったい誰が実現させるかで
世界は大きく変わってしまう恐れはあるけれど、
少なくとも武器を持つ戦争はなくなるのだろう。
しかし同時にそれは、武器に変わる新たな戦法でしかなく
この地球に人間が生きている限り、その危険は続くのかもしれない。

ミリタリー的なものが好物な自分にとって、もしかしたら永遠のテーマかも。
リアルな銃声や映像に心躍らせつつも、単純にカッコいい!と喜ぶだけじゃ
なんだか不謹慎な気持ちになり、綺麗ごとでもなく、
この想いを追求したくて「戦う作品」をついつい観ている自分がいる。

特にこの『ヨルムンガンド』はスケールの大きさや、リアルさが
演出や作画、脚本ともに際立って感じるのでなおさらなのだ。

今回の2期は、やたらドンパチやっていた1期に比べ
人間ドラマのほうを深く描いていたので、感情移入もハンパなかった。
とにかく、納得のいく良い最終回だった。
ちなみに、OPは相変わらずカッコいい曲なのだけれど
EDは正直、1期のほうが好みだったな~
---------------------------------------
<8話(20話)の感想>

おぉ、ついに「ヨルムンガンド」動き出すのだね。
今回は女性陣の活躍が中心で、観てて楽しかった。
アマーリアさん鋭いし、寡黙なカレンさんクールだし
料亭?っぽい座敷でのミルボとカレンの殴り合いが始まったのに
無視して話し合いを続けるDrマイアミたちも可笑しい。
さてさて今後はぐんぐん山場になっていくのかな。
次週が待ち遠しいです。
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<7話(19話)の感想>

緊迫感の連続で、今回はすごく面白かった!
OPなしで始まったのに、あっという間に次回予告になってた。
銃撃戦以上に、人間の悪意と良心、計算高さや洞察力が
とても興味深かった。いいなぁ・・・ワイリのキャラ。
ヨナも冗談が言えるほどになって、随分と変わったよね。
冷静に考えれば、とんでもないことが起きているのに
ワクワクしてしまう・・・許してくり(苦笑)
------------------------------------- 
<6話(18話)の感想>

海ほたる懐かしい。って思ってられないほどの緊張感。
気づいたら握りこぶしになって身を乗り出してたし(汗)
後半、なんとも日本人らしいというかなんというか。
なかなか渋いまとめ方だったけれど、底知れぬ怖さがあるよね。
-------------------------------------
<5話(17話)の感想>

舞台は日本に。
よく知った場所や建物が見れるのはなんだか嬉しいけど
ホテルでの血しぶき飛び散るドンパチ見ながら
「あらあらあらあら」と『ARIA』のアリシアさんみたいに
心の中でつぶやいてしまった。
でも今回は空港での飛行機の描き方、カメラワークが
すごく好みだったので特に嬉しかった!
-------------------------------------
<4話(16話)の感想>

1期の1話の冒頭シーンが再び映し出された。
ヨナのいきさつを知り、これまでを見てきた今もう一度観ると本当にせつない。
{netabare}
かつて一緒にいて、今は日本で保護されている子ども達を
車越しにみつめるヨナのホッとした笑顔が、たまらなく泣けた。 {/netabare}
寡黙なヨナの気持ちを想うとき、いつも胸が締め付けられる。
そしてキャスパーがヨナに言った言葉が、どうにも引っかかって気になった。
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<3話(15話)の感想> 真実より事実

哀しかった。でも救われた部分もある。
{netabare}レナードの真実と事実。{/netabare}
ココ同様、事実を大切にしたいと思った。
いつも以上に深く、いつも以上にきめ細かく
ココの中にある憎しみ、怒り、そして哀しみを感じた回だった。
今回だけなのかな、EDもいつもと違っていた。
やなぎなぎの唄う「真実の羽根」がとてもせつなかった。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 70

log さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

屈指の名作、アニメ化後編

全11巻の漫画原作を2期分割でアニメ化した後編。
原作を尊重しその面白さを損なうことなく、より判りやすくアニメの利点である動きと音を実に上手く使っている。
センスの良いガンアクションは必見。

主人公である少年兵ヨナの視点を通した武器商人ココ・ヘクマティアルとその傭兵達の戦いは、登場人物全員のキャラがしっかり立ちガンガン状況が変化していく為、片時も目が離せない。
散りばめられた伏線も絶妙で、完結した暁には原作と同じく「何度だって見たい作品」になってくれることと思う。


今作PERFECT ORDERは全24話と予想される13話からのスタートなので、是非前期の1話から見て欲しい。
攻殻機動隊やカウボーイ・ビバップを愛好する人には満足を保証する作品だ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 20

銀兎の夢 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

この面白さ~凄さ~格別

見る人によって大きく評価が分かれる作品かもしれないけど
女武器商人ココのブレない鉄の心と、まだうら若き女性としての心。そのスタビライザーとして存在するかの如くココの支えであり癒しであるヨナ
ラノベを適当にアニメ化して小銭を稼ぐのがスタンダードな昨今~これ程キチンとテーマに沿ってストーリーが紡がれてラストへと誘われる作品は残念ながら極僅か…
社会の成り立ち構造~裏表~光と闇、いかに現代が抱えている問題が、聖者を名乗る詐欺師の論法に基づいた、圧倒的暴力に支配されているのか~改めて考えさせられた。

現人類の抱える不変の難題に対する一つの回答を告げている点、そこに辿り着くまでの描き方~素晴らしいっす。大好きな作品です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11

78.8 6 ガンアクションで裏社会なアニメランキング6位
Phantom ~Requiem for the Phantom~(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1093)
7175人が棚に入れました
犯罪組織・インフェルノの暗殺者・ツヴァイは、ファントムの称号を持つインフェルノ最高の暗殺者・アインと共に、与えられたミッションをこなす日々を送っていた。実はツヴァイは平凡な日本人旅行者だったが、インフェルノの幹部・サイス=マスターに暗殺者としての才能を見出されて記憶を消去され、インフェルノに取り込まれていたのである。ツヴァイを暗殺者として養成する際、サイスは思考能力が失われるほどの激しい訓練をツヴァイに課し、彼を完全な組織の奴隷として育て上げようと目論んでいた。しかし、サイスの知らないところで、ツヴァイは運命の力に負けない意志を取り戻す。サイスの目を盗み、彼の上司であるクロウディア・マッキェネンがツヴァイの耳元で「君は組織の奴隷と思ってはいけない」とささやき、自由な生き方が残されている可能性を示唆していたのだ。自分が本当は何者なのかも思い出せないながら、ツヴァイは心の奥底で組織の奴隷ではない生き方を模索し始めた。

声優・キャラクター
高垣彩陽、入野自由、沢城みゆき、久川綾、千葉一伸、渡辺明乃、千葉進歩、志村知幸、保志総一朗

イチゴ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

恋愛ガンアクション

記憶をなくしたツヴァイが、ファントムの称号を持つインフェルノ最高の暗殺者・アインによって、暗殺者となっていく話。

このアニメは、主に3部構成でできており、第1部、第2部、第3部、それぞれ暗殺者らしい終わり方をしているのでよかったと思います。
ただ第3部の終わり方は納得いかない人が多いそうです。
個人的には暗殺者らしい終わり方だったので、悪くないと思っています。

大半が鬱展開となっておりシリアスな部分が多いけど、
恋愛要素も含まれており、バランスのとれたアニメだと思います。

作画はきれいでわかりやすく、OPとEDは個人的には好きではないけど、このアニメには合っていたと思う。

また、似たようなシーンを見たことがあるな~と思い、調べてみると、この作品は、有名な映画を似せた場面やシチュエーションが多く含まれており、中にはそのままの形で引用しているものもあるらしいです。(原作がそうらしい)

なので、このアニメを実写化してもそれなりに面白いかもと、個人的に思いました。



このアニメの唯一の短所をあげると
年齢設定が行われていないことです。


キャルの2年間の成長・・・不思議です。笑

投稿 : 2024/12/28
♥ : 31
ネタバレ

よしぺ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ラストの考察書きます。

●オススメ度
 ★★★★☆

●作品情報
 ・全26話
 ・2009年(4月-9月)
 ・原作:株式会社ニトロプラスのpcゲーム

●作品キーワード
 ・生きること・意味について
 ・殺人
 ・約束
 ・マフィア

●感想
 ラスト後の衝撃から視聴後も余韻に浸っていた。
 このアニメからは、当たり前の価値観・幸せさを再確認されられた。「人を殺すと見える景色・聞こえる音が変わる」とセリフにあるが物事の価値観が変化したと捉えられ、現状の当たり前がどれだけ幸せで大切にしなければいけないことかを考えさせられた。

 ▫物語について▫
 こんなにも主人公やヒロイン達に幸せになってほしいと思った作品はなかなかないかった。記憶をなくしヒットマンにさせられて生きる意味を探しながら殺すことで生きるという物語に残酷さや仕方なさ・救いようがない八方塞がりな状態を感じ、自然と主人公を応援したい幸福になってほしいという気分にさせられた。ヒロインとの関係値・距離感も丁度よく、殺人を犯した者には本当の休息がなく常にどこか緊張感のある雰囲気を感じた。
 {netabare}キャルの死に関しては軽く鬱状態になった。仕方がないことではあるがどこか違う解決策はなかったのか、憎しみを解消させることはできなかったのかなど考えてしまう。玲二視点とキャル視点では感じ方が異なるため主人公に対し憎しみを買ってしまうと思うが、真相をわかった上でのキャル視点を想像すると同情してしまう程に可哀そうだった。あと、2年で別人になりすぎ…成長速度どうなってるねん。{/netabare} 
 
●ラストの考察
 {netabare}やっと辿り着いたエレンの記憶・夢の場所であるモンゴルの草原。だが、そこで玲二はインフェルノの追手に射殺されてしまう。このシーンで違和感だったことは玲二とエレンのセリフ。

玲二「間違いだらけで、どの約束も果たせなかった俺の人生。絶対に守りた
   い約束…君を笑わせる、本当の笑顔を取り戻す。いつかきっと…。」

エレン「ここから先は必要ない。何も見つからなくても私にはアナタにもら
    った名前がある。アナタと過ごした記憶がある。それだけで、十分
    に私は生きていける。ただそれだけで…。」

 このセリフで感じたことは、玲二が『未来』に対してのセリフ、エレンが『過去』に対してのセリフであると読み取れる。つまり、ラストシーンの二人は時系列が異なっているのではないかと推察できる。玲二は草原について間もないとき・エレンは玲二の死後、生きていく覚悟を決めたセリフではないかと私は考察する。
 このラストシーンは賛否両論ありますが、私はこの考え方だとしっくり来ています。まぁ、二人とも幸せになってほしかったけどね。隠させたシーンとして、玲二が打たれた後「痛かったー」って立ち上がったかもしれないしね。後にどうなったかは観た人にゆだねるって感じだね。
{/netabare}

●最後に
 Phantomの雰囲気は大好物でとても満足できる作品でした。殺すことに対する主人公たちの思いや生き方を描く物語は暗く重たい印象を受け最高です!ダークヒーロー系が好みな方には自信をもってお勧めできます👍



視聴日 2020/12/07
投稿日 2020/12/07 
  

投稿 : 2024/12/28
♥ : 2

macky-TOM さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

最後の最後で…

基本的に最初から最後までシリアスで話が進み
アクションシーンも派手なことは無く
一切地味なのに、そこが面白い。

1話から最終話までひたすら地味に静かに
物語は進みます。


亡霊。暗殺者。経験。素質。天才。



何が面白いといえば説明しにくいが
お勧めアニメとしてこの作品は挙げられます。
とにかく面白い。

だからこそ面白さを感じない人には
一切興味を持たれないのも分かる気がします。


そして最終話のラスト5分で全てを台無しにしているのは
間違いない事実で、僕もそう思う。
どうしてこうなった……



ゲーム原作なこのアニメ。

ライターの虚淵さんが今まで見た映画の
好きなシーンをオマージュして
自分なりにシナリオを作った作品。

やはり虚淵さんはオリジナルより
こう言ったオマージュ作品のほうが
物語に面白さを感じて
しかも元ネタ作品への愛を感じます。

まぁアニメオリジナル回で脚本担当していましたが
その話が個人的に一番面白い回でした。


ぜひ一人でも多くの人に
好きになってもらいたいアニメですね。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 19

67.4 7 ガンアクションで裏社会なアニメランキング7位
NOIR -ノワール(TVアニメ動画)

2001年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (232)
1763人が棚に入れました
パリで裏の仕事を営むミレイユ・ブーケは、ある日、夕叢霧香と名乗る日本の女子高生から不思議なメールを受け取る。そのメールから流れてくるオルゴールの曲を耳にして、ミレイユは驚愕した。その音楽こそ、かつて家族が惨殺された日、現場で流れていた曲だったからである。
ミレイユは霧香にオルゴールの曲について尋ねるために日本へと飛ぶが、霧香は過去の記憶を失っていた。そして、とある事件がきっかけで二人はコンビを組み、裏社会の仕事人として仕事を始めることになる。ユニットの名は「NOIR(ノワ-ル)」。
様々な依頼をこなすうちに2人は真のパートナーとしての絆に目覚めていくが、そんな彼女達の前に秘密組織ソルダの影が忍び寄る。
ソルダとは一体何なのか?その正体は?そして「ノワ-ル」の名が持つ真の意味とは…?
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

死を司る二人の処女(おとめ)

2001年…表現の〝萎縮"が加速する表世界の退屈を横目に、
〝解放区"たる深夜アニメでは、美少女暗殺者に銃武装させる、
『NOIR(ノワール)』なるアニメ表現開拓の成果が披露されていた…。

本作の真下耕一監督らスタッフ一同は、
明らかにフィルム・ノワール、ハードボイルド映画、マフィア物、マカロニ・ウエスタン等の、
見過ぎ、悪影響受け過ぎ、毒もらい過ぎであり(苦笑)

その溢れんばかりの病毒を、二次元の美少女キャラを通じて、
次代に語り継いでいこうとの情熱が、甘美なまでに高まった
少女×銃のハイセンスな演出となって、迸っているのでありますw

特に、{netabare} 殺しを重ねすぎて感情が平坦になった霧香が、
自らの暗殺者の性に、普通は涙しなきゃならないシーンで
ことごとく感情希薄な件はもうね…(泣)
スタッフのみなさんも、毒回り切って色々手遅れでしょうとw(苦笑)

まぁ、もっとも、二人の暗殺者少女の拠点がパリということで、
『レオン』や『ニキータ』なんかを思い出して、狂喜している私も既に手遅れですがw(苦笑){/netabare}

さらにBGMは梶浦由紀さん。
そしてOP主題歌は従来の清純可憐な乙女の代弁者から、
本作の「コッペリアの柩」で突如、妖艶な毒をまき散らす
〝黒アリ"路線に目醒めたALI PROJECTが担当。

いいですねぇ~♪音楽聴いてるだけで呪われそうですw(苦笑)

いずれにせよ時は2001年…。
こうして二次元世界にて少女が銃火器をぶっ放す、
恐るべき新世紀の幕が切って落とされたのである!

投稿 : 2024/12/28
♥ : 26

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「深夜アニメらしさ」とは

数年前、AT-Xで全話視聴


2001年に深夜帯で放送されたテレビアニメ

主人公の少女:夕叢霧香と、
単独で行動していた少女の殺し屋:ミレイユ・ブーケが、ある必然で出逢い、
かつて存在した伝説の殺し屋「ノワール」
の名を名乗って「仕事」をしていき、
やがて二人を引き合わせた「ソルダ」という組織の謎にせまっていく
美少女ガンアクションアニメ


本作の魅力を語ってみる。


本作は「雰囲気」と「音楽」のアニメ
だと私は思う。


雰囲気
まず本作は、多くのアニメファンから、
「深夜アニメらしい深夜アニメ」と言われる。
そう言われる理由は「雰囲気」だろう。

「殺し屋」というダークな題材もそうだが、
2001年という、もうデジタル制作がアニメーション
制作の主流になりつつあった時代の作品でありながら、本作は全編セル画制作である。

セル画制作であったことによって、
デジタル制作とは一味違う、独特な発色、そして薄暗さが出ている。
この独特な発色や薄暗さが、
本作のダークさ、そして「深夜アニメらしさ」を強めている。

一説によると監督の真下耕一氏が、
デジタル制作を嫌がったから らしいが、
本作において、この判断は正解だと思う。

この「ダークさ」や、「深夜アニメらしさ」が
強く出た「雰囲気」は、本作の大きな魅力の一つであろう。



音楽
梶浦由記の制作した劇中の音楽が素晴らしい。
本作を一度でも見た方なら、まず誰でも思い出すであろう、
戦闘中に流れるBGM「salva nos」を始め、
どの曲も、ダークな上、ヨーロピアンテイストな世界観の本作にかっちりハマっている。

音楽単体でも十分魅力的なのだが、
このセンスの良いお洒落な音楽が
本作の演出、そして本作の雰囲気、この両方をしっかりと支え、高めあっており
本作そのものも、音楽も、より魅力的にしている。



オープニング曲・エンディング曲

オープニング曲:「コッペリアの柩」
「salva nos」と並び、本作を代表する一曲、と言っていいだろう。
ali projectによる癖の強いボーカルが、
本作のダークさ、深夜アニメらしさを上手く演出している。
アニメーションもそれに拍車をかけて、一層高めている。

もし、本作を見るかどうか悩んでいる方がいたら、
とりあえずオープニングを見てほしい。
オープニングは、それほど本作らしさが出ている。



エンディング曲:「きれいな感情」
とても静かな曲である。かすれたようなボーカルの声が良い。
アニメーションは、本編よりも明るい色を用いた塗りが目を引いた。これも良かった。



本作は、アニメーションに対する規制の強い時期に
制作されたテレビアニメのため、
銃で撃たれ、人間が大量に死んでいくものの、
血が全く流れない。
流血があれば、もうちょっとダークでミステリアスになったかもしれないが、
まぁ仕方ない。こういうのも味だ、味。


深夜アニメらしい深夜アニメ
劇中の音楽が良いアニメ

そんな作品を見たい方にはオススメする
秀作でした。

下手くそな文章をお読み頂き、ありがとうございます。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 12

ウィラード さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

元祖雰囲気アニメ

世界観の雰囲気に没頭するアニメ系
これと同じ雰囲気を醸し出しているのは
avenger、MADLAX、エルガザド

女キャラのガンアクションが見たいならおすすめ
基本は暗いストーリーだったはず

この頃からアリプロが売れ出してた気がする
雰囲気アニメらしさはOP映像見てれば分かる
あぁ、こんな感じのアニメなんだなって
それがずっと続く

ストーリー重視ではなく
雰囲気重視だと思った

投稿 : 2024/12/28
♥ : 4

56.2 8 ガンアクションで裏社会なアニメランキング8位
トリアージX(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (295)
1598人が棚に入れました
法で裁けぬこの世の悪を悪性腫瘍として選択<トリアージ>し、闇に葬る秘密組織があった――。

その名も「ブラックラベル」。

17歳の高校生・三神嵐は、そのメンバーとして巨悪に立ち向かう。

この物語は、高校生にして処刑人である少年の、選択と覚悟と闘いの記録である。 

声優・キャラクター
赤羽根健治、近藤唯、佐藤亜美菜、緒乃冬華、浅野真澄、白石涼子、久川綾、黒田崇矢、嘉山未紗、安野希世乃、佐藤せつじ、星野貴紀、仲谷明香、野島健児、國立幸、三木眞一郎、大空直美、橘田いずみ、手塚秀彰、味里、野水伊織、幸田夢波

62.6 9 ガンアクションで裏社会なアニメランキング9位
エル・カザド(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (174)
1121人が棚に入れました
物理学者ハインツ・シュナイダー殺害の容疑者で1人の少女に巨額の賞金が懸けられていた。その少女の名はエリス。数多くの賞金稼ぎたちが彼女の行方を追い求めていた。女賞金稼ぎのナディはメキシコの田舎町で遂にエリスを見つけるが、エリスの驚異的な身体能力を目の当たりにし、ふとしたいきさつから他の賞金稼ぎから救うことになる。そして、エリスが行きたがっていた南へ彼女を連れて行く代わりに、目的が済んだらナディの言うことをきくという条件で、かくして賞金首と賞金稼ぎの、奇妙な逃避行が始まることになる…。

声優・キャラクター
清水愛、伊藤静、久川綾、三宅健太、宮野真守、三木眞一郎、立木文彦、井上麻里奈

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

真下三部作の三作目

MADLAXよりよっぽど良かったけど、NOIRよりは面白くない。そんな感じです^^;
考えて見ればこの三部作、すごい似たり寄ったりだったなーと思います。でも、色々試行錯誤してもっと面白くしようと考えてるのが伝わってきましたね。
音楽はこれに合ったのをしっかり使ってますし、作画も表現するに足る物になってます。
声優さんの演技もなかなか良かったです。
正直なところ25話の感じを見て、これはいつもと同じか?と思わされましたが、最終話をしっかり作ったところはかなり評価できると思います。
もしMADLAXを見てもういいかなって思った人がいるとしたら、もう少し!もう少し見てやってください!
少なくともMADLAXよりはいい作品ですから^^;

投稿 : 2024/12/28
♥ : 5

イブわんわん さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

ガンアクション+魔女のアニメ 「いえっさー!」

全26話、真下監督美少女ガンアクション3部作の3作目。

賞金首で魔女のエリスと賞金稼ぎのナディの旅の物語。

他の2作品よりもキャラがとても個性的で丁寧にしっかり描かれているのが印象的でした。
特にエリスちゃんの純粋無垢で天然が入っている不思議ちゃん具合がたまらなくよかったなあ♪

ガンアクションとは言うものの、各キャラの心のつながりや動き、絆が深まっていくところなんかは、時間をかけてじっくり描写しております。
感情を持たないエリスちゃんが、少しづつ感情を持ち始め、ナディとの距離が近づいていくところなんか最高でした。

1クール目は1話完結的で、本線の動きはゆっくりですが2クール目あたりから動き始めます。
エリスちゃんが色んな組織から狙われ続けますが、最後は綺麗に収束します。

音楽はNOIRやMADLUX同様梶浦由記さんです。
個人的には最終話綺麗にまとめすぎたかな?なんて思いました。(気になる伏線があったので)

エリスちゃんの「遺言があったらどうぞ」の台詞にナディとの硬い絆を感じました。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 11

kotoba-巧 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

遺言があったらどうぞ

地上波で放送してたとき最も気になってたアニメだったが忙しく見れず・・・
ずっと題名もわからず気になったままだったが、最近やっとこの作品を発見して一日で全部見ました!
最後のナディの涙にはとても感動しました。
あまり評価されていないようですが、ほのぼのした中にも人間ドラマがあり、作画も良く、キャラもすきで自分の中ではお気に入りの作品です。
ただ1クールでもよかったんじゃないかと・・・



投稿 : 2024/12/28
♥ : 3

62.7 10 ガンアクションで裏社会なアニメランキング10位
ゴルゴ13(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (119)
562人が棚に入れました
社会の裏側、あるいは裏と表の境界線上がゴルゴ13の活躍の舞台である。ストーリーのテーマは、脚本家が多数に及ぶこともあって、非常に多岐にわたる。諜報戦に代表される国家間の暗闘、戦争・紛争、ゲリラ活動、テロリズム、麻薬組織など犯罪組織、企業活動、芸術・スポーツなど文化活動、歴史問題・地理問題、最新テクノロジー、ミステリー、自然災害、果ては超常現象など荒唐無稽な事柄も題材となっている。

声優・キャラクター
舘ひろし
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「俺の後ろに立つな」 by 舘ひろし

40年、184巻連載中、超有名長寿作品の2008年版アニメ。
過去には1971年放送の静止画版アニメやOVAがあったようです。


ゴルゴ13と言えば謎の多い冷徹なスナイパー。
連載に従い設定が付け足され、現在では完璧超人を超えた何かです。

しかし、本籍や本名は不明瞭のまま。


アニメは1話1エピソードの完結型です。

* 謎めいたキャラクター
* 厳格な規律と容赦の無さ
* 暗殺者としてのスーパープレイ
* マフィア・軍
* ベッドシーン

というお決まりをツッコんできます。

しかし、時代劇のようなパターンではありません。
仕事そのものを見せる回もあれば、仕事後のオチをメインにする回もあります。
特定のサブキャラが主役となり、ゴルゴ自体がほとんど出演しない回もあります。
実際のところかなり不定形だと思います。

そもそも「俺の後ろに立つな」というセリフはありません(´д`)
「やつの後ろに立つな」とか、「後ろに立ったから殴った」みたいな話はありますが……。


ゴルゴは自分のルールに反したもの(嘘、裏切り、目撃)も殺害します。
しかし、例外もあり、50話を通してどのシーンで来るかが見どころ。

仕事内容をメインに据えた回は、ゴルゴの化物っぷりがわかります。
ゴルゴの動きをコマ送り・等速再生の両方で見せる回は、その速さに度肝を抜かれました。
{netabare}
振り向く・銃を抜く・狙いを定める、の3つの動作を0.17秒。
引き金を引いて3人を1人0.01秒ずつで射殺。
マシンガンじゃないんだから。。。
{/netabare}
また、別の暗殺者が絡むこともあります。
こういう回は敵も強いため、決まって面白さを感じますね。
強さを逆手に取った作戦は盛り上がります。
{netabare}
狙撃手を狙撃して手元を狂わせ、ターゲットを代わりに暗殺させる。
超クレイジーだぜ!
{/netabare}
だがときには風船を持っているゴルゴを怪しまない無能な敵さんも……。


ハードボイルドな内容で、笑いどころはほとんどないです。
しかし、不定形ゆえの新鮮さと、安定感のあるキャラ作りで、長くても楽しめるアニメでした。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 37

こなぱんだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

狙われたら終わりですね・・・

ゴルゴさん凄いです(/▽\)!

怖いです!(/▽\)

危ないです!(/▽\;)

歯医者さんに漫画が置いてあったので、たまたま読んだらなぜかハマってしまいアニメ見ちゃいました(*´ω`*)♪

ゴルゴの声優が舘ひろしさんだったので、もうキャラは100%の存在感でした(*ノωノ)

基本は一話完結です♪

暗殺依頼→暗殺完了の流れです!((メ ̄ヘ ̄)┏ バキューン!  ε==⊃

1話見たら、ゴルゴに圧巻されてしまいもう1話...もう1話..と見たくなって、半年でやっと見終わりました(笑)♪


とりあえず凄いとしか言いようが無いです!!!

しかも一件の依頼が300万ドルって・・・

資産いくらあるんだろ(´・ω・`)?

投稿 : 2024/12/28
♥ : 23

rurube さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ゴルゴ13はゴルゴにあらず。

ゴルゴ13はゴルゴが主役のストーリーでは実はない。
これは群集劇だ。

中身書く前にゴルゴについて簡単に書く。
まずゴルゴはスナイパーでは無い。仕事人・暗殺者程度に考えておいたほうが良い。他の人のレビューでM16がスナイプに向いているのか?と書いてあったが向いてない。それは原作でも指摘されており、相手の軍事企業の銃専門家が新しい銃でゴルゴに挑む話がある。当然ゴルゴが勝つのだけれど最後に「なぜM16なのだ?」 「俺は一人の軍隊だ」という会話があったはず。ここからゴルゴがスナイパーでは無いのが分る。この言葉の真意はゴルゴは相手を殺すのが目的でありその為には悪環境・複数の相手・銃の耐久性・カスタムのしやすさ等の総合能力が必要だという事。それに最も適しているのがM16だとゴルゴは考えている。さらにゴルゴ自身が向き不向きの無い仕事人だということが間接的に分るようになっている。
一応、何も考えないでM16にしてしまったという話もあるが作中で説明があるのだから個人的には漫画の内容を信じている。

次になぜゴルゴが主役ではないのかについて書きたい。
ゴルゴのエピソードには決まったストーリーテリングがいくつかある。

1 ゴルゴが依頼人から仕事を受けゴルゴが主役のストーリー
2 依頼人が主役で話が進みゴルゴは仕事をこなすだけ
3 第三者視点で話が進みある陰謀を追いかけているうちにゴルゴに出会話
4 ゴルゴを追いかけていくうちに大きな陰謀に巻き込まれ最終的にゴルゴに殺される話


あといくつかのパターンがあるが実はゴルゴが主役の話はそんなに多くない。当然1のパターンが一番多いのだろうが全体の30㌫ぐらいしかないのではないか。たまにゴルゴが最後まで出ない話もある。下手したらゴルゴが出ないでズキューーーンだけの効果音で終わる話もあったかもしれない。

何が言いたいのかというとゴルゴはロボットアニメのロボットの方だという事。ガンダムで言えばターン∀ガンダムでロランセアックではない(例えが悪いですね、ウルトラマンのスペシウム光線の方が良かった)。あくまでストーリーを進めていく最後の締めがゴルゴ13。これによってストーリーが型に嵌らないので何でも出きる。ミステリーものにしたり・パニックものにしたり・陰謀系にしたり・どんでん返し系にしたり何でも出来ている。
最後にゴルゴ出せばゴルゴ13になるからだ。

読んでいないので恐縮だけれどジャンプのタカヤ?が途中で学園ものから異世界ものになったとかで非難されていたがゴルゴなら異世界に行っても誤魔化せる。異世界の常識・文化・陰謀を異世界のお偉いさんにでも語らせて何か問題がありそこにゴルゴの話を聞かせる。でゴルゴに依頼しそこからなぜゴルゴに依頼したかの話、今の異世界の状況をどうしたいのか話させれば読者は異世界の情報を自然に目に出来る。そして最後にゴルゴのスナイプ入れればもうゴルゴ13の出来上がり。

ゴルゴはストーリーが面白いとかキャラガ良いとかではなくストーリーテリングの勉強になる作品。終わらない理由は何でもゴルゴに出来る一種の様式美を備えているから。アニメ好き・漫画好き・小説・映画・ドラマ何でも良いけと思うが、とにかく勉強になるのがゴルゴ13。

ゴルゴよりも知名度が高いのはこち亀だろうと思うが、こち亀もどんな話でも何となく耐えられる作り。どんな無茶をしても世界観が壊れない構成。凄いの一言。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 14

67.8 11 ガンアクションで裏社会なアニメランキング11位
Buddy Daddies[バディダディーズ](TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (174)
462人が棚に入れました
殺し屋バディの子育て奮闘記!? 狙ったターゲットは逃さない。 そんな男2人の殺し屋バディが、4歳の女の子を引き取るハメに。 新たに始まったのは、ホット&クールな男2人組と天真爛漫な女児との家族生活。 どんな仕事もこなす2人でも、1人の娘に悪戦苦闘。食事の世話から遊びの相手、保育園の送迎などに大慌て。それでも仕事の依頼は断れない。 さらに、女の子は2人が始末した極悪マフィアボスの隠し子だったのだ…! 果たして、仕事と育児の両立は可能なのか? そして、仮初めの家族に幸せは訪れるのか? オリジナルアニメーションを数多く制作してきたP.A.WORKSと、練り込まれたシナリオで定評のあるニトロプラスがタッグを組んだ新作オリジナルアニメーション。痛快アクション&ホームコメディ!
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

放送時期が悪かっただけのハートフルコメディ

原作未読。予備知識なし。
"殺し屋が子育て"という点でどこかSPY×FAMILYを
連想しながら観てしまうのが難点でしたね。
アニメ化のタイミングが違えばもっと評価されたはず。

殺し屋と子育てを両立させるというより
殺し屋のパパ2人が子育てに振り回される様子。

色使いやノリがアメコミに近い感じがして、
そういう気持ちで観ていたら細かな設定のゆるさ等は
あまり気にならずクスッと笑える作品でした。

最初はミリちゃんをウザく感じるんだけど
進めるとハートフルで癒される方が上回っていって
後半では泣いちゃうところがいくつかありました。

実は初めて観た時に思ってたのと違うな〜と
1話切りしてしまったんですよね。
だけどキャラやイラストの感じが好きなので
勝手な連想をリセットしてリベンジしたところ、、

観てよかったーーー!!!

{netabare}ミリちゃんを預かり育て始めた時は
殺し屋業を一旦お休みする期間があったり、

ミリちゃんのお母さんが殺された後に
自分たちでミリちゃんを守り育てようと決意してからは
殺し屋を引退する選択をしたり、

その後は2人で飲食業を始めて10年間
生計を立てていた事が最終話の会話で分かるのですが、

振り返るとパパ2人はミリちゃんと出会った時から
ミリちゃん中心の生活をずっと送ってたんですよね。
愛だなぁ〜(*´˘`*)
グレずに高校生まで育って良かったね一騎パパw

個人的にコメディ抜きでは運動会の"かぞく"が1番好き。
園児が文字を読めるのか?とか気にしちゃダメ!w
私は4歳で平仮名と片仮名の読み書き出来てたらしいし
ミリちゃんも入園前のお名前を書くシーンで
お洋服に自分でデーンと書いてたから
きっと読み書き出来る子なんでしょう。

コメディ部分で好きなのは、
どこがというより全体的に零パパの発言です。
的確だったりズレてたり
よく分からない不安定な鋭さが面白かったですw{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 15
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

いいホームコメディ

凄腕暗殺者の男性2人が4歳の女の子の子育てに悪戦苦闘するホームコメディアニメ
ほのぼのしていてすごく面白かったけど、スパイファミリー以上にホームコメディ色が強いので裏組織とかそっち方面には期待しないほうがいいです

零と久ちゃんが好き

かなり不自然なことが多いけど、気にしないほうがいいですよ
{netabare}
たとえば3話で
迷子の子どもを警官二人が腕くんだり腰に手を当てて怖い顔して威圧しているのが「えっ?!」ってなった

「で、君名前は?」
「どこからきた?」
「住所言えるか?」

強盗犯の取り調べか!!!Σ\( ̄ー ̄;)

嫌がって「助けてパパ―」って泣き叫ぶミリちゃんに
「おら、大人しくしろ」
「甘えるんじゃない」
「早く来なさい」
「じっとしてろ!」

完全に人さらいですね・・・

その光景を見て登場する零に
「なんだお前?」
「あんた、この子の保護者か?」
「知り合いの子どもか?」

こんなヤクザみたいな警察官どこにいるの???
作者は警察の人に恨みでもあるのでしょうか???


6話の動物園立派すぎない?
お金がない強盗の人が入り込んでたけど、この立派な動物園、入場料タダなの?
オモチャの銃でおどしてお弁当取り上げる強盗
こんな人いるかな? 

{/netabare}

笑ったのは4話のママ友LINEシーン{netabare}
殺し屋!?
殺されたい☆
うちの旦那も殺して!
うちもうちも
{/netabare}

投稿 : 2024/12/28
♥ : 19

BCixY08611 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

スパイファミリーの二番煎じ!!と結論付けるのは時期尚早では?

辛口コメントが多いですが、とりあえず10話見た現時点では良作。
舌が肥えている人達が多いので、声を大にして言えませんが
個人的には見て良かったと思える作品です。
特に、保育園や児童福祉に興味があったり働いている人や子育て世代には
それなりに響くアニメだと私はおもいます。
感情移入の強い外国人の方達には好評のようです。
裏稼業&疑似家族がSPYFを連想させるので、そこらへんを考えると
評価が低く見積もられるのは仕方ないのかもしれない。
記憶をなくして1から見たい!と思う作品と同じように
類似作品との相対評価で見てしまうと、悪いバイアスで
アニメを純粋に楽しめなくなるなって思う。
あと3話、楽しみにしています。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 3
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