カードバトルで続編なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのカードバトルで続編な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月05日の時点で一番のカードバトルで続編なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.7 1 カードバトルで続編なアニメランキング1位
Lostorage incited WIXOSS(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (232)
978人が棚に入れました
池袋――幼少期にこの街で過ごした高校2年生の穂村すず子が戻ってきた。
「ずっと友達だよ!」幼いころに仲良しだった森川千夏と誓った大切な記憶。その千夏とまた会えるかもしれない…それだけですず子の胸は高鳴る。
 転入した高校にもすぐには溶け込めず、早々に浮いた存在となっていたある日、「WIXOSS」を覚えれば友達ができるかも……そう思って学校帰りに立ち寄ったカードショップでデッキセットを購入する。
 家に帰りカードデッキを開封すると、カードの中に描かれた少女が動きだし、口を開く。

 「ようこそ、セレクター」

 selectorとして選ばれた人間は、自分の記憶のすべてが詰まった5枚のコインを賭けたバトルに参加しなければならない。コインをすべて取り戻し勝利すればこのゲームから脱出できる。逆にすべてコインを全て失い、敗北すると、そのペナルティーとして──。

 「Lostorage」―――この不条理なゲームに巻き込まれる事となったすず子の運命は!?そして、すず子と時を同じくして、千夏の手にも……

声優・キャラクター
橋本ちなみ、井口裕香、伊藤静、金元寿子、井澤詩織、久保ユリカ、興津和幸、菅原慎介、山岡ゆり、洲崎綾、後藤沙緒里、間島淳司、日岡なつみ、西明日香、生天目仁美、中村悠一
ネタバレ

HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

最終話 オチに気づいた人がいなかったので解説してみた

前作の続きなのかどうかわからないけど、しょうもない終わり方だけはやめてほしい。

第1話 バトルシーンはよくなったかな
{netabare}
前作をなんとかして思い出してみると、
・バトルで何度か勝つと願い事が叶う
・セレクターとルリグが入れ替わり、願い事は入れ替わったルリグが叶える
・最終回は腰砕けだった

願い事に関してはとてもあいまいだったし、それ以外にもおかしなところがけっこうあった。

前作の続きなら、すず子のルリグであるリルは、千夏の可能性が高い。音信不通なのと辻褄が合う。ただ、前作を知っていると驚きはないのでちょっと物足りない。初めて観る人なら面白いだろうけど。

白い部屋だったか白い世界だったか、それも存在するから前作と関係はありそう。だけど、ルールが変わっている点が気になる。前作はラスボス倒して完結したんじゃなかったかなあ。

バトルシーンはよくなったと思う。コインを使った大技みたいなのもあって。キャラクターは前作のほうが個性的だった。ただ、今回のキャストは興味深い。
まず、主役はいもちょの橋本ちなみさん。いもちょでこの声優さんを覚えたくらいだ。リルはエロいお姉さん役の印象がある伊藤静さん。珍しいなって思った。
{/netabare}

第2話 予告のあとも面白かった
{netabare}
あまり評価は高くないけど、今期のアニメで面白いほうだと思う。というか、胡散臭いところが色々あって考察したくなる。

気になっているのは三点。
まず、入れ替えはあるのか。ルリグはセレクターの記憶から作り上げたもののようだけど、OPにすず子やほかのセレクターがカードに入っているシーンがある。だから、入れ替えがないとは言い切れない。
ちなみにセレクターがルリグになっても声優は変わらない。前作のルリグが人間の姿に戻って(?)ちょっと出ているけど、どちらも声優は大西沙織さん(たぶん)。
ルリグは記憶をコピーしてるから入れ替えがあったとしても普段通りに過ごせるだろうし。

次はラスボスについて。前作でラスボスは倒されて、ルリグが元の姿に戻って終わりだった気がする。
今回もセレクターになったときに現れたルリグ(?)がラスボスっぽいけど、さらなるラスボス、黒幕がいるような。

最後に報酬。これが一番胡散臭い。記憶を変えられるって、それって本人だけなのか? 記憶は変わっても記録が残っていたら変な子になるだけだし。前作と同様に、勝っても負けてもまともな結果にならないオチなんだろうな。
{/netabare}

コインについての考察
{netabare}
カードも5枚あると思ったら違った。5枚あったら0か5が出たらその時点でバトル終了になってしまうので。

バトルに負けてコインが黒くなると記憶も消えていくように描かれているが、すず子はゴールドが一枚でも記憶は確かなまま。例えば、すず子のゴールドが3枚になってから負けてまた1枚になったら記憶が消えたりするのだろうか。たぶん、そんなことはないはずだから、バトルの勝敗と記憶には因果関係はないといえる。とはいってもそういう細かいところまで気にせずに作られていそうだけど。

ゴールドが5枚になったら、記憶の改ざんができる。この場合記録まで変えられるなら願い事をかなえることと似ている。記憶と記録を変えればアイドル声優にだってなれる。記憶だけなら変なことを言う子ができるだけだが。

コインすべてが黒くなった場合は、”消える”の解釈がいろいろ考えられる。物理的に消えるのか、それとも記憶と記憶が消えるのか。後者なら生まれたばかりの赤ん坊状態といったところか。前作と同様にルリグになる可能性もあるだろう。
{/netabare}

第3話 やっぱりこういう展開だったか
{netabare}
まだわからないけど、セレクターが消えてルリグが成り代わったのだろう。HPにはキャストがないけど、かがり(cv:西明日香)、ゆきめ(cv:生天目仁美)のペアなら、かがり(ゆきめ)(cv:生天目仁美)になっていると思われる。
面白いのはルリグはセレクターの記憶からできたから、成り代わった人物と似たような人物が存在するってことだ。
セレクターはどこに行ったのか? あの白い世界に行ってルリグとして戻ってくると前作と同じになってしまう。

バトルをしなくてもタイムリミットがあるから消えてしまうルールがあるけど、そのタイムリミットはコインが黒くなることでわかるのか? でもコインはゴールドになったり変動があるからタイムリミットが一定の期間にならないと思うんだけど。

まだ疑問点はある。ルリグはセレクターの記憶オンリーではないはず。セレクターが知らないバトルのルールも知っていたわけだから。ルリグのテンプレートがあってそこにセレクターの記憶が追加される仕組みなのかも。

OPで気になるのは、すず子と千夏のバトルシーン。なぜか千夏の姿が見えない。バトルに勝ち抜いた千夏が記憶を改ざんして、茶髪とかになって格好も変わってしまったからか。でも、バトルから解放されているはず。
そもそも、すず子と千夏のストーリーは同じ時間軸なのか疑問にも思っている。
{/netabare}

第4話 ルリグの微妙な変化に気付いた人はいるだろうか
{netabare}
バトルのたびにルリグの髪飾りが増えている。これは前作でもあった。作画ミスと思っていたけど、今回もあるってことは意図的なのだろう。

今後の展開を予想すると、記憶を消したい千夏とそれを止めるすず子、この二人のバトルを主軸に話が進んでいく。さらにブックメーカーの正体をあばきつつ最後はバトルの仕掛け人を倒し、消されたセレクターたちを取り戻す……というのが普通にありそう。

現時点で、ブックメーカーははじまりのルリグとつながっているとしか考えられない。セレクターの情報を把握できるのははじまりのルリグしかいないから。はじまりのセレクターなんかもいるのかもな。それがブックメーカーの近しい人でバトルをさせることで記憶を取り戻せるとか。

すず子と千夏の思い出がすでに改ざんされたものとか、面白そうなんだけど、それだとバトルを終えていなければおかしい。千夏がすでにルリグというのもありそうなんだけど、それだとすず子のような性格になっていなければおかしい。

あまり凝ったストーリーにはならない気がしてきた。
{/netabare}

第5話 このアニメがどうやったら面白くなるか考えてみた
{netabare}
前作を見ているせいか新鮮味がない。深読みしたくなるような伏線も見当たらない。

オリジナルアニメは序盤で出てきた謎を終盤で明らかにして視聴者を驚かせるのがほとんど。だから序盤と中盤はそれほど面白くない。終盤の謎解きにかかっているのだが、それもイマイチだったりする。このアニメもその方向に進んでいる気がしてならない。
こういった構成はもうやめるべきだ。謎がなくてもいい作品は生まれる。SHIROBAKOがいい例だ。

このアニメを面白くさせるなら、中盤に入る前に謎の答えをすべて出し、主人公たちの目的を明確にさせる。キャラクターたちの駆け引きに重点をおけば前作と違ったテイストになるしバトルももっと熱くなるだろう。
{/netabare}

第6話 キャストで面白いことに気づいた
{netabare}
千夏にすぐにやられたルリグと、はじまりのルリグ(cv:日野まり)の声優が同じだった。モブ同然のルリグが伏線だったら面白い。たぶん、声優を二人雇うよりギャラが安くなるから二役やってるだけだろう。新人声優に機会をあげたらいいのに。

すず子と千夏のバトルがあったのは予想外だった。終盤と思っていたから。でも中途半端に終わってしまった。決着をつけたほうがよかった。金が5枚、黒が5枚になってもそのあとがあるのだから。スポンサーのことを考えるとカードバトルを入れる必要があるんだろうな。
{/netabare}

第7話 千夏とはじまりのルリグには関係があると推理を立ててみた
{netabare}
深読みしたくなるネタがないので無理やりひねり出してみた。
千夏とはじまりのルリグには関係があることを示してみる。

まず、セレクターに選ばれるのはごくわずかである。すず子は千夏の幼馴染み。今回出てきた男は千夏の同級生。ごくわずかなセレクターのうち千夏に関係する人物が二人もいる。これは偶然ではなく必然と言っていいい。

セレクターバトルが千夏と関係あるなら、ブックメーカーやはじまりのルリグも彼女と関係があるだろう。ブックメーカーは兄妹といった近しい関係。髪の色やニヤリと笑うところが似ている。ブックメーカーが選ぶバトルの相手は千夏が知る人物に限定されているのではなかろうか。

はじまりのルリグは千夏が生み出したのか千夏そのものか。こう考えるとセレクターは無作為に選ばれたのではなく千夏に関係ある人物が選ばれていると言える。
{/netabare}

第8話 ひょっとしたら千夏も…?
{netabare}
セレクター全員ルリグだと疑ったことはあるけど、さらにセレクターになるのは無理があると思ってた。あとズルいのは、ルリグのカードを所持してなければセレクターと気づかなれない点(たぶん)。伏線か前フリがほしかったな。
いまのところルリグは女性だけなのでブックメーカーも中身は女性だろう。そうなるとブックメーカーには性格の悪い女性が二人いたことになる。(説明は長くなるので省く)

では、千夏もルリグかどうか検証してみる。まず疑わしい点を挙げる。

・OPですず子の対戦相手に千夏がいない
作画ミスとは考えにくい。意図的に消しているはず。千夏がすでに消えていることを意味しているのでは?

・はじまりのルリグに会ったシーンで千夏はメルを召喚していない
尺がなかったからとは考えにくい。ハンナの場合はちゃんとナナシが出ている。千夏の最初のルリグはメルではないのかも?

・メルはすず子に似ていない
千夏はすず子に対して「むしずが走る」と言いながらも、すず子の分身であるルリグをそばに置いている。メルはすず子とは関係ないのでは?

以上のように状況証拠はあるがどれも簡単にひっくり返されるだろう。
それに千夏が入れ替わっていたらすず子のような性格になってなければおかしいし、子供時代から声優も変わっていない。

結論としては、千夏がルリグの可能性は低い。ただし、メルに関しては疑わしい点が多い。
{/netabare}

仮面のルリグの正体を推理してみた
{netabare}
アニメの場合、仮面キャラはすでに登場しているキャラと関係があったりする。それに新キャラを出したところでエピソードの尺がないだろう。
ルリグは女性のみでセレクターの記憶から生まれるなら、ブックメーカーの近くには性格の悪い二人の女性がいたことになる。
該当するのが前作にいる。アキラとイオナだ。この二人はモデルで一緒にいるときも多かった。

ブックメーカーの現在の性格から元ルリグはアキラ、妖艶さから考えて仮面のルリグはイオナ。
ブックメーカーはマネージャーか事務所の社長。これなら二人をよく見ていただろう。

ブックメーカーはアキラに好意を寄せていて、セレクターに選ばれたときアキラに似たルリグを生み出した。そしてバトルに負けていまの性格になる。さらにセレクターになり、イオナに似たルリグを生み出した。アキラならピルルクになりそうだが(清衣のルリグはピルルクだし)、ブックメーカーの記憶にはないので生み出せないはず。
{/netabare}

カードの色は名前に関係しているだけ?
{netabare}
キャラの名前から連想されるだけで、カードの色に意味はないのかもしれない。

穂村すず子→炎→赤
森川千夏→森→緑
御影はんな→影→黒

ほかのキャラも似たような感じ。
このアニメ、期待するほど深くないかも。
{/netabare}

第9話 懸念した通りになった
{netabare}
コインがすべて金になっても期待したほどのオチではなかった。
前に指摘したけど、序盤で謎を出して終盤で解明する手法はやめたほうがいい。先延ばしにするほど視聴者の期待は増す。だけど期待に応えるだけのオチを作れない。オチがイマイチだとその作品の評価も下がってくる。謎はあってもいいが一つに絞るべきだろう。

ハンナは記憶を消すのだと思っていた。そういった視聴者の思惑を外したんだろう。でもハンナの関与はわかりきっているのでそれを思い出したと言われても…。ちょっとずれている感じがした。
ハンナは記憶を消したいのか思い出したいのかはっきりさせておくべきだった。謎にしておけば面白くなるとは限らない。

キャラも設定も悪くはないが作り方を間違っている。いい材料があっても料理人によって味が変わってくる感じかな。
清衣を主人公にして今回の話を第1話にすれば面白くなったと思う。いい素材をうまく使っていない印象を受けた。
{/netabare}

ハッピーエンドになる最終回を考えてみた
{netabare}
はじまりのルリグは声優がモブルリグを担当しているくらいで伏線らしい伏線がない。謎だけど絞り込むことはできる。今回から登場したキャラははじまりのルリグに会ってからルリグを知った。だからはじまりのルリグという名前をつけられるのは清衣しかいない。

清衣以外では新キャラになるが、終盤にきて新キャラに謎の説明をさせるアニメほどつまらないものはない。だから新キャラの可能性は低い。すでに登場しているキャラとつながっているはず。

該当しそうなのが莉緒。まだ過去エピソードが出ていない。莉緒は泣きエピソードを持っていそうなキャラなのではじまりのルリグとつなげればいい。前作も子供の遊びからルールができたような気がする。
もう一人いる。グズ子だ。外見がはじまりのルリグと似ているのも気になる。ただあのキャラでシリアスな説明をするのはどうかと思う。


このアニメをハッピーエンドにする方法はある。記憶が変わるとき周りの状況も変わればいい。ハーレムを持っていたと記憶を変えれば周りが美女だらけになるってこと。これなら千夏が思いとどまるし、セレクターバトルが初めからなかったことにもできる。
{/netabare}

第10話 謎のまま終わりそうな気がしてきた
{netabare}
残り二話なら謎を明らかにするには足りない。オリジナルアニメにありがちな終わり方になりそう。はじまりのルリグですら答えを出さないかも。

今回見ていてやっぱり清衣を主人公にしたほうがよかった。ファンタジーにありがちなラスボスと一度戦って負けるというパターンにもなったし。

次回はすず子と千夏の対決になりそうだけど、ブックメーカーと戦うのはイレギュラーなバトルができるすず子だろう。
{/netabare}

第11話 こうなるような気はしていた
{netabare}
すず子と千夏の対立が主軸なのに、二人のバトルは物足りないもので終わってしまった。千夏が自戒してバトルに負ける展開は読んでいたけどあまりにベタすぎると思っていた。

このような展開になった原因は二つある。
一つはブックメーカーがセレクターだったこと。千夏より強いラスボスが出たためにすず子とのバトルが通過点になってしまった。
もう一つはハンナのオチ。金が5枚になってもハンナのようなオチをつける必要がある。だけど千夏にはそういった伏線がないため、金を5枚にするという展開がなくなってしまった。
どちらも視聴者を驚かせようとして入れたものだろう。それがかえって二人のバトルを中途半端なものにしてしまった
{/netabare}

最終話 オチに気づいた人がいなかったので解説してみた
{netabare}
千夏が当初願っていた通りの結末になっている。
つまり、すず子に関する記憶を消すという願いがかなっている。
皮肉がきいて面白いオチなんだけど、ネットの感想を読んでもこれに気づいているコメントがなかった。

オチはもう一つある。
バトルが終わって千夏はこう言っている。「すずが守ってくれたこの記憶を大切にする」と。
このセリフで最後の一枚がすず子に関する記憶だとわかる。つまり、千夏もすず子との思い出を大切にしていたというオチなのだ。
記憶が消えるにもかかわらず、千夏はバトルしてコインを増やす気はない。
すず子との思い出を消すのが、千夏の贖罪だから。
タイムリミットがきたから千夏の記憶が消えたという感想をよく見るけど、これは間違い。千夏の最後のコインは徐々に黒くなってほんの少し金色を残してタイムリミットを迎えたのだ。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「selector spread WIXOSS」から2年…今度の代償は無形の宝物…

この作品はオリジナルアニメのようです。「selector spread WIXOSS」の放送から2年…満を持しての登場という形となったこの作品…個人的私見ですが、制作に踏み切るのは勇気のいる選択だったと思います。

なぜなら「selectorシリーズ」は緻密な構成に基づく溢れ出る程の痛みを抱えた作品でしたから…
繭…そして白と黒のルリグ…翻弄されるセレクター達…バトルによる明確な勝敗の線引きと敗者に対する容赦の無い仕打ち…
願いは人に対して均等に与えられた権利…その権利を餌に勝っても負けても出口の無い迷路を彷徨い続けるセレクター達…
本気で救いの無い物語だと思っていました。

だからこそこの作品には後発故の難しさがあったと思います。
前作が素晴らしかったから尚更です。
でも個人的には踏み切って貰えた事が嬉しくて仕方ありませんでした。
この作品が放つオーラ…個人的には大好物なので…

この作品の主人公は高校2年生の穂村すず子…彼女は父親の仕事の都合で転校を繰り返してきましたが、8年ぶりにもと住んでいた池袋に戻って来ることができました。
すず子はこの街に戻ってくるのが嬉しかったんだと思います。
なぜならここは幼いころの親友が住む街だったから…
だから転校を繰り返してもその親友の事だけはずっと忘れなかった…

ずっと親友だと思っていた…
出した手紙が宛先不通で帰ってきたとしても、何らかの事情があるだけでお互い顔をみたら直ぐに昔に戻れると思っていた…

だから学校の友達と仲良くなれなくても、たった一人の親友さえ傍にいてくれたら他に何もいらないと思っていた…
でも8年という歳月は振り返ればあっという間の事かもしれませんが、前を向いて歯を食いしばっている人にとっては気の遠くなるような時間…

そんな最中、すず子は気晴らしに「WIXOSS」の構築済みデッキを購入するのですが、そのカードの中に「はじまりのルリグ」が入っていてセレクターにされてしまうんです。
こうして再びセレクターバトルの幕が上がり、物語が動いていきます。

私は「WIXOSS」の細かいルールは分かりませんが、分かっているのはバトルの代償が5枚のコインに置き換わっていること…5枚のコインを全て失う、若しくは5枚全てを集めればセレクターバトルが終わるという事…
私は迂闊にもこのルールを甘く見ていました。
なぜなら「selectorシリーズ」は願いの大きさによって勝つ回数に違いがあれど3回負けたらお終いだったので、こちらの方が条件が厳しいと思ったからです。

でも蓋を開けたら全然違っていました…
代償が5枚のコインに置き換わる…という事は1枚1枚のコイン全てが意味を持っているんです。
だからコインを1枚失えば自動的に1枚分の代償が支払われる…という事なんです。
これがセレクターの精神をどれだけ傷付けるか…少し考えれば分かる事です。
だって、ある瞬間を境にポッカリと穴が開いてしまう訳ですから…

こうして自分の開いた穴に気付きながら、その穴を塞ぎたいと思ってもその保証はどこにもなく、むしろその穴が更に拡大する事を恐れてしまう…
今回のセレクターバトルは自らの意志で死地に赴く…そんな類のバトルだと思いました。
自分自身を構成するモノですからそう思うのも仕方ないと思います。
中途半端に穴が開いた状態…もしそれが自分の身に起こったら本気で怖いと思います。

すず子の大切な親友である森川千夏…ちーちゃんとはセレクターバトルの最中に出会う事となります。
再開を素直に喜ぶすず子…ちーちゃんも一緒だと思っていた…
ですが、ちーちゃんの言動はすず子の予想とは真逆のモノだったんです。
空白の8年…この間にちーちゃんにも色々あったようです。

すず子は大好きだった昔のちーちゃんを取り戻すことができるのか…
そして今回のセレクターバトルの抱える痛みは…
気になる方は是非本編でご確認下さい。
一つ確かなのは、今回のバトルも決して甘くない…という事です。

オープニングテーマは、井口裕香さんの「Lostorage」
エンディングテーマは、Cyuaさんの「undeletable」
井口さんのオープニングが断然恰好良くてお気に入りです。

1クール12話の物語でした。最終話で続編の制作が発表されたのも嬉しい限りですが、この物語の本質はむしろここからだと思います。
これまではこのバトルを知るための前哨戦…きっとこの物語の闇はもっと深く…もっと暗い…
そんな深淵で何が見られるのか…今から楽しみです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20

jujube さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

最初からハイリスクノーリターン[完走後追記]

前作も見てるけど、カードゲームだけが同じで設定も何もかも別物だなぁ。
なんか前作に出てた脇キャラもチラ見せあったけど、何だっけ?思い出せない。

まあ新シリーズてことで、スタッフも一新したようだから、完全新作で見るけど。
取り急ぎ、2話まで見てのネタバレ無しのあらすじ的印象を。

今作はセレクターに選ばれたのが、女だけでなく男もいる。つか、OP男率高くね?
ストーリーは、セレクターが最初から記憶を奪われてゲームに強制参加、しかもゲーム達成時は記憶を返すよ♪って、参加者には全くノーメリット。
メリット2話でちょい付け足しされたが、お好みの記憶改変ができますって、それって糖質ですね(笑)
実が伴わないのに妄想だけ肥大しちゃってどうすんの。忘れたい記憶消したい人にしか嬉しくないよ。それも良くないけど。

前作はそこがネタバレ案件で二転三転して面白かったんだけどねー。徐々に高まる絶望感が。
今作は設定は全く違うけど、最初からこんなストレートにしちゃって、どう展開させるのか。

あと、前作より全然キャラ立ってない。
1話の主人公と思われる女の子(すず子)が全く影が薄くて、2話目はもう1人の女の子(千夏)が主役ってくらい出張ってたし。こっちは闇落ち感満載。テンプレ展開しそう。
で、この2人小二まで幼馴染みで、高校生の今現在会えて無い設定なんだけど、お互いに当時の想い出が大切…ていうか、片方は引くぐらい依存してるんだが。
普通そんなガキの記憶忘れてるし、よもや相手の住所大事に保管、近年まで連絡取りあってた?(宛先不明封筒の描写があるのに、相手の自宅まで訪ねてって、3年前にここに住んでいた人は?って、もしそれまで文通してなかったらストーカーか⁈)
これからの描写なのか、なんか色々ミスマッチ感が散見。
それにカードゲームやるよーの導入が強引すぎて笑った。
女子高生が普通にカードゲームやる世界観と、本当なら男くさいTCGショップに初心者が簡単にすぐ入る(笑)
前作主人公中学生だっけ?あれくらいなら分かるけど、今時のJKがコイバナも美容にも興味無くカードゲーム…
なんか作り方が雑なんだよなぁ。
前作はメリットに釣られてってのあったから、色々バランスとってたんだが。

作画やバトルは、前作で稼いだ潤沢な資金で特に文句は無い。
しかし、OP・EDは安易な声優アーティスト起用で質下がったかな。
前作のサバイバルゲーム本編に合致するような不穏感とか、緊張感とかが楽曲に表現されて無くて、前作・分島さんを失った穴はデカイなと。

これで面白くなりますって可能性は2割いかないかなぁ。視聴継続するか、悩みどころ。
(この時点の評価:2.0)

ーーーー上記2話迄、下記完走後ーーーー

結局最後までダラダラと見てしまった。
やっぱり設定が弱かったね。途中どんでん返しがある訳でもなく、想定通りのことをこなしてった感じ。

幼女生き残りすぎ。遅かれ早かれ消されるのに温情かけてるの馬鹿なの。
千夏は全く贖罪してないのは不合理すぎた。
消えていったセレクター達の謎を解明することもなかった。
白い世界に力もなかった。
何故セレクターが再び現れてバトルが始まったのかの説明や設定がなかった。(無意識の集合体とかゆーあれはもはや説明じゃないよ?)
つまり、全体的に薄かったねー。
根本的に問題解決してないから、この世界観でどこまでも続くよ♪
前期のようなウィクロスフィーバーは夢幻となりました、残念!

結論、セレクターになってしまったらコインがラス1になるまで戦い続けて勝ち抜けるか、コインラス1からのタイムリミットで記憶無くすが正解。
そうすれば少なくとも、自分でなくなる事は無いし、最低限の事は分かって生活して行けるようだから大事。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 6

66.7 2 カードバトルで続編なアニメランキング2位
selector spread WIXOSS(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (583)
2987人が棚に入れました
都会に引っ越してきてから、友人もなくただ日々を特に不満もなく過ごしていた女子中学生「小湊るう子」。
そんな「るう子」を気遣う祖母をみかねて、兄がるう子に買い与えたものは、中高生の男女を中心に人気のWIXOSS(ウィクロス)というカードゲームであった。
渡されたカードゲームを開け、中に入っていたある1枚のカードを見ると、カードの中に描かれた少女が突然動き出した。
不思議に思う「るう子」をよそに、その少女は「るう子」にバトルがしたいと言い続ける。その少女の事をタマと名付けつつ、
不思議な事態に困惑している彼女の前に、るう子の事をセレクターと呼ぶ、同級生の紅林遊月からカードバトルを挑まれる。
タマは一体何者なのか?セレクターとは?
希望、願望、欲望。それぞれの想いを胸に少女たちは危険なゲームの渦に飲み込まれていく──

声優・キャラクター
加隈亜衣、久野美咲、瀬戸麻沙美、佐倉綾音、茅野愛衣、赤﨑千夏、釘宮理恵、杜野まこ、新井里美、川澄綾子、小林裕介、石谷春貴、久保田民絵

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

TCGアニメの常識を覆してくれた意欲作。しかし新しい開拓にはテンプレが存在しない為か、ハッキリとした方向性を導き出せていなかったように感じる作品☆

本作は2014年4月26日にタカラトミーから発売されたトレーディングカードゲーム「WIXOSS」(ウィクロス)を題材としたメディアミックス作品です。テレビアニメシリーズとしては‘2期’にあたる作品となりますので前期からの視聴を推奨します。

前期のレビューでも書きましたが、土・日曜日の朝に放映されるアニメのような「ルールやプレイングを掘り下げるための販促目的の物語」ではなく、ややダークな展開を含む「少し大人向けの作風」が今作のウリです。トレーディングカードゲームのアニメとしては新しい表現方法で描かれている所がとてもチャレンジ意欲を感じる作品ですね。前期では波乱の最終話を迎え、今後彼女たちがどうなってしまうのか…とても気になる終わり方をしています。今までカードゲームアニメには全く興味を持てませんでしたが、2期の展開がやはりどうしても気になる…と感じる事が出来たため視聴を継続する事となりました。

総評として「TCGアニメの常識を覆してくれた意欲作。しかし新しい開拓にはテンプレが存在しない為か、ハッキリとした方向性を導き出せていなかったように感じる作品」です。
新しい分野を開拓していこうとする意思に関してはとても意欲を感じられる作品だったと思います。しかし新しい道を開拓するという事は、逆に言えば‘セオリーに頼れない’という事でもあります。そのためでしょうか‘結局このアニメは何狙いだったのか?’という疑問が付きまとう結果になってしまっているように見受けられました。「最後はキレイにまとまって良かったね…」という感想で済ませるならそれも良いかもしれません。しかし私としては‘今作にのめり込めなかった要因はなんだったのか’そちらの方が気になって仕方ないのです。

そこで私の推測ではありますが、今作が佳作では無く名作になるために何が必要だったのか…を考えてみました。今作に足らなかったもの…それは「作品の明確な指針」ではないでしょうか。ではどういう指針を立てれば良かったのか、以下に挙げていきたいと思います。これらは全て取り入れて欲しいという訳では無く、1つでも取り入れて作品の方向性を明確にすれば良かったのでは?という観点で書いていますのでご注意下さい。


提案1・TCGのルールをもう少し取り入れて「このゲームもやってみたいな」と思わせる作品を目指す。

今作はそこそこ見ごたえのある物語でしたが、彼女達のプレイしているカードゲームに関しては全く興味が沸きませんでした。ザコ戦まで丁寧に描写する必要は無いかと思いますが、少しあっさりし過ぎたバトルだったかな…とも感じてしまいます。何もお子様向けのカードアニメのように「画面端にヒットポイントを書け」とまでは言いません。ただ「努力の末勝利した」と視聴者に感じさせる事はキャラクターへの愛着にもつながる部分だと思いますし、またカードゲームのシステムを少しでも見せる事で「アニメを見てゲームが面白そうだからやってみた。その結果アニメのキャラをもっと好きになれた」という声も生まれるかもしれません。そこをもう少し重要視しても良かったのでは?と感じました。


提案2・キャラクターのデザイン・あるいは配色をもう少し派手に設定し、キャラ萌えを目指す。

今作は‘ややダークな物語’を目指しているせいか、キャラクターの配色が凄く地味です。髪の色に関してもアキラッキーを除けばほとんど黒・灰色・白でまとまっています。派手なデザインといえばルリグの「エルドラ・ミルルン・アン」くらいでは無いでしょうか?勿論ダークな雰囲気にリアリティを持たせるために敢えて派手な配色は避けているのかもしれませんが、個人的にはキャラクターのインパクトに欠けるな…と感じてしまいました。「物語はまあまあだったけどキャラは可愛いよね!」なんて作品は世の中に沢山溢れかえっていると思いますが、そんな作品と比べても今作はキャラクターのインパクトにやや欠けてしまっています。物語がそこそこの展開…であれば、せめてキャラクターをもう少し目立たせて欲しかったなと思いました。


提案3・徹底的にシリアスな方向性を目指す。

最後は少しキレイにまとまり過ぎていたかな…と感じました。折角のダークストーリーなら最後までダークでも良かったように思います。この辺りは「結城友奈は勇者である」を視聴した感じに似ているかもしれません。‘犠牲が実は犠牲じゃ無かった’というオチはとてもキレイに見えますが、個人的にそういう話にされると「じゃあ今までの苦悩はなんだったの?」と受け止めてしまいます。勿論多くの作品はそういったラストを迎えます。昔からある‘アニメ特有のご都合展開’と言いましょうか…私としてはそういう展開にはもう飽きてしまっているのかもしれません。折角のシリアスな作風なら‘多大な犠牲は払ったが得るものはあった’という終わり方も一つの手段だったかもしれません。それまでの展開を活かす事にも繋がると思います。有名作で例えるなら「魔法少女まどかマギカ」でしょうか。これからのアニメは‘キレイにまとめ過ぎない’というのも一つの選択肢なのかもしれませんね。


あれもこれも要素を詰め込み過ぎる…というのもどうかと思いますが、明確な指針があれば「このアニメはこういう所が面白かった!」と視聴者に印象付ける事も可能だと思います。今作も決してつまらない・駄作という評価では無いのですが「じゃあ何が面白かった?どのキャラのどういう所が好きになった?印象に残ったシーンはあった?」と聞かれても「…えっと…うーん」と言葉に詰まってしまいます。私は結構前にこの作品の視聴を終えていましたが、最後までレビューを書く事に渋ってしまいました。今考えればそういう所に原因があったのかもしれませんね。

ただTCGアニメとしては間違いなく新しい道筋を示した作品だと思いますし、追随する作品も今後出てくると思います。そういった意味では本作を大きく評価したいところです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 34
ネタバレ

雪だるま* さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話まで視聴(未評価)

◎ジャンル:カードゲーム
◎放送時期:2014年10月~

●スタッフ、ストーリーは1期のレビュー参照
⇒http://www.anikore.jp/review/959876/
(2014年4月~6月に放送された「selector infected WIXOSS」の続編)

■総評■

(全話視聴後に更新予定)

■好きなキャラクター■

(全話視聴後に更新予定)

■各話感想■
【1話】
{netabare}1期のおさらいを含め、続きからスタート。

伊緒奈の願いは、『自分より強い相手に負け、その子のルリグになって永遠に戦い続ける』ことだったみたい。
とんだ戦闘狂だなぁホント…^^;

るうちゃんはバトルを拒否してるけど伊緒奈を捨てられない。
タマに会うための手がかり、そして皆を救うことを諦めたくないからなんだろうなぁ。

でも伊緒奈はるうちゃんの願いを叶えるつもりは今のとこ無いみたいだし、それどころか『私がるう子を変えてみせる』とか言ってるし、既にもう先行き不安w

ちよりエルドラペア久々に出てきたけど、るうちゃん達がバトルの真相を告げてもちよりは飄々としてるし、エルドラはしらばっくれてるし、このペアも今後厄介な存在になりそう。

思ったけど一衣ちゃんは具体的にどうなってペナルティ無くなったのか?
強い願いと心が覆したとか、そういうことかな^^;{/netabare}

【2話】
{netabare}『ウリスのおかげで、あきらっきーは"あきらぶりー"になったの♡』

…(´゚д゚`)

あきらっきー改め、あきらぶりー再登場!エンジン全開だったw
『黙れよ三下!』『うるせぇババア!』
そしてトドメの↑のセリフ…やはりこのキャラ出ると俄然テンション上がるw

伊緒奈と入れ替わったウリスはあきらぶりーを堕とし、お次はちより?
伊緒奈の願いを叶えなきゃだから強い相手を集めてバトルしようとしてるんかな?でも、それだけじゃ済まないよね絶対^^;
あきらぶりーは完全にウリスの手のひらの上でコロコロ状態だし、こっからまた更にどん底の未来しか見えない;;

るうちゃんはあきらぶりーとバトルしたけど(勝敗は中断で決まらず)、どうやら楽しくなかった模様。
バトルが楽しかったのは、タマがルリグだったからこそ なんだね。

てか、お婆ちゃんがやはり怖い^^;るうちゃんまた負けてたじゃん…。

あきらぶりーが負けたのに記憶維持してた理由が語られてないけども、るうちゃんが『セレクターバトルは嘘ばかり』と言ってたし、やっぱ花代さんの嘘情報なのかな…うーん;;{/netabare}

【3話】
{netabare}あきらぶりーがどんどんウリスに心酔してってる;;

タマは白い部屋で泣いてた。
タマの記憶の一部?が垣間見えたけど、繭とタマは人間時代からの友達だったのかな。
繭は外の世界に絶望してあの部屋に引きこもってるみたいだけど、繭の目的はいったい何なんだろう?

るうちゃんがタマのことばかりで一切構ってもらえない伊緒奈がちょっと可哀想と思ったけど、勝手にルリグになっといて『あなたはそうじゃない。私を失望させないで』は全く共感できない^^;

最後、ウリスとちよりのバトルフィールドにるうちゃん達は巻き込まれ、そこでウリスのルリグとなったタマを目にすることに。
まさか…と思ったらやっぱそうでしたw
敢えてウリスのルリグとして送り込むとか…繭、性格悪いな^^;
ちよりはこれで負けたら2敗だけど、ちよりの願いが何なのか気になる。{/netabare}

【4話】
{netabare}ちより、ウリスに敗北。
また、ちよりの持っていたウィクロス小説に繭らしき存在の記載が。
手掛かりを掴むため、るうちゃん達がその小説の著者に会いに行く…といった話。
いよいよ物語の核心に迫り始めた感じかな。

ウリスは『タマを返してほしかったら私とバトルしなさい』とるうちゃんに告げて去っていき、あきらぶりーの元へ。
そういやウリス自身の願いは何なんだろう?

ちよりは2敗したけど逆に3勝してたという衝撃の事実w
エルドラとの掛け合いが地味に面白いなって思う。
終始おバカまる出しなこのコンビだけど、殺伐とした中で清涼剤になってる気がするw

小説によると繭はバトルに勝ち続けた後「ホワイトガーデン」に迷い込んだ少女。
つまりセレクターであり、人間ってことになるのかな。
ラスボス的存在というのは変わりなさそうだけど、少女達を次々に戦わせてるってことは、目的はウィクロス因子を集めるため?

小説の著者・ふたせ文緒、ボクッ娘かな?なんだか緑子を思い出すな…
この子もたぶんまだ現役のセレクターだよね。OPでルリグ連れてるし。

今回も伊緒奈さん、殆どるうちゃんに相手してもらえず嫉妬全開。
2クール目は伊緒奈とあきらぶりーイジメが容赦ないw
でも、あきらぶりーよりあきらっきーの方が好きだな…物足りないw{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 11
ネタバレ

まるべり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

光と闇の先 重なってまた色が付くよ。

●ジャンル:カードゲーム
●オリジナルアニメ

2014年4月~6月に放送された「selector infected WIXOSS」(全12話)の分割2クール目。
J.C.STAFF制作のTVアニメ。全12話。


■感想■
{netabare}トレーディングカードゲーム「WIXOSS」の中に存在する特別なカード「ルリグカード」。
そのルリグカードを用い、バトルに勝ち続けることで「夢限少女」となり、願いを成就出来る「セレクター」。
そんなセレクターに選ばれた少女達の願いをかけた戦い、そしてバトルに隠された「深い闇」を描いた今作品。

セレクターに選ばれた主人公・るうちゃんが他の様々なセレクターと対戦していく中で、
衝撃の真実(3回負けると願いが反転する、夢限少女になると自分の体がルリグと入れ替わる等)を知り、
苦悩しながらも自分の願い(全てのルリグになった少女達をカードから開放する)を見つけ、
イオナとのバトルに勝利して条件を満たすも、タマが直前で受け入れを拒否したことで願いの成就に失敗。
ルリグのタマを失ったるうちゃんの前に現れたのは、るうちゃんに敗北することで願いを叶え、ルリグになったイオナだった。

…というのが1クール目の主な話の流れかな^^
2クール目では、壮絶な戦いの後に親友となった遊月や一衣と共に セレクターバトルのさらなる真実・核心に迫るお話になっていました。

"勝っても負けても「絶望」。"
1クール目で惹きつけられた 鬱々ドロドロとした空気感はそのままで、
今回もどんな衝撃的な真実が告げられ、物語が終結していくのか というところに期待しつつ毎回楽しみに観ていました。

しかし正直1クール目ほどのワクワク感はなく、物語が進み 謎が明かされていくにつれてなんだかパッとしなくなってしまいました。
ラスボスの繭の正体含め とくにあっと驚く種明かしもなく、無難だったかなぁという印象です。

そして、1クール目でちらっと出てきた るうちゃんの家族背景(『何を考えてるのか分からない』恐怖心から母親と離別した過去)。
後々るうちゃん掘り下げるにあたっての伏線と思ったのですが…とくに何も無かったですねw
個人的にはその辺を拾ってもう少しるうちゃんを掘り下げてほしかったな と思いました。

というか、全体的にキャラの内面描写がいま一つだったので、
感情移入できるキャラが2クール通してほぼいなかったのが難点かな^^;

とはいえ、1クール目に引き続き あきらぶりー(あきらっきー)の視聴側を裏切らない狂気っぷりと、
ウリスに心酔してどんどん深底に堕ちていく様は見応えありました。

また、1クール目から真のラスボスだと予想していた おばあちゃんは、一番期待を裏切られてしまいましたw
自分でデッキ作るし るうちゃんに勝ちまくってるし、意味深な発言もあったりして『絶対何かある!』
…と思ってた時期が私にもありましたww

【主題歌】
OP:「world's end, girl's rondo」/分島花音
ED:「Undo -明日への記憶-」/Cyua

分島さんの歌う1期OPの「killy killy JOKER」も好きだったのですが、
今回のOPも伴奏のヴァイオリンがいい味出していてとにかくかっこいい!
聴いていくうちにどんどん癖になるスルメ曲でした。

EDのCyuaさんも前期に引き続きでしたが、今回もこの作品の世界観がしっかり表れていた良曲でした。

【お気に入りキャラ】
▼蒼井 晶(あきらっきー/あきらぶりー)
上記の通りです。
赤﨑千夏さんの演技も相まって、清々しいほどに終始ぶっ飛んでいたのが良かったです。
ただ、ウリスに負けた後 願いが反転してどうなったのかが見たかったのと、最終回も出番欲しかったなぁ(イオナとの2ショット写真はありましたが)

▼エルドラ
9話のお別れシーンは不覚にも感動しました。
ちよりとのおバカなやりとりも毎回癒しでした^^
お姉さんというか、お母さんみたいな(CV新井里美さんというのもあり)存在でしたね。{/netabare}


■まとめ■
{netabare}前述したように1クール目ほどの盛り上がりはなく、所々伏線が回収しきれてないまま纏め上げた気はしますが、
最後の最後に「絶望」から「希望」が生まれたのは良かったですし、なにより最後のタマの澄みきった笑顔で一気に浄化されましたw

2クール通してカード販促要素は全くと言っていいほど無いのでルールは全然分かりませんでしたが、
逆にそれがカードゲームを知らずとも一つの「物語」として楽しめる作りになっていますね^^{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 20
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