カーアクションでライバルなおすすめアニメランキング 5

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのカーアクションでライバルな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月22日の時点で一番のカーアクションでライバルなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.7 1 カーアクションでライバルなアニメランキング1位
頭文字D [イニシャルディー](TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (499)
2735人が棚に入れました
北関東の名立たる峠道を舞台に、本来ならば「若葉マーク」である筈の主人公、藤原拓海が父親の愛車、AE86型(ハチロク)スプリンタートレノを駆り、誰の目にも圧倒的に速いと思える車を相手に対等な勝負を繰り広げ、“公道最速”を目指す。

声優・キャラクター
三木眞一郎、石塚運昇、岩田光央、川澄綾子、西村知道、矢尾一樹、高木渉、子安武人、関智一、檜山修之、藤原啓治

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

迫力のCG!

ストーリーに語るべきところはありません。元々そういうのを期待してみるものじゃないし。

やはり特筆すべきはカーアクション。バトルシーンはアツくて最高です。
いまどきCGを使ったアニメは珍しくもないけど、これほどCGが活かされている作品もないと思います。
現実にある車に現実に起こり得る挙動をさせるから、リアルっぽいCGが肝要なんでしょうね。

あと、ユーロビートの音楽がレースを盛り立てます。これもイイ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

ぶっかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

速度超過? 細けぇことは言わない約束

クルマは別に好きじゃない
生活を困窮させる程のローンを組んでレクサス乗ってる人の気持ちなんて
私には到底理解できない
改造を繰り返すことも同様
移動手段の道具として、コレを所持する人が大半だろうが
本作は、そう言う理由でコレを所持していない人達が、次から次へと登場し
道交法違反なんて言葉は、存在しない世界で凌ぎを削る
無名の走り屋が、嫌々始めた消極的な戦闘が、積極的な戦闘に変貌し
名の通った走り屋になるまでを堪能しよう

知人の車好きが言うには、オフロード以外でグリップ走行より
ドリフト走行の方が速いなんてことは有り得ないらしい
ドリフトはあくまで魅せる為の遊びなんだそうです

まぁ、ここまで書いたクソみたいな能書きは
作中でパンダトレノが綺麗サッパリぶっ飛ばしてくれますから、安心して下さい

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

【アニメにおける自動車の表現を根本から変えた歴史的大傑作!!!】

日本のアニメやマンガとモータースポーツの相性は実は結構良くて、古くは『マッハGoGoGo』『よろメカ』『F』『サイバーフォーミュラー』『レッツ&ゴー』・・・とまあ歴史を辿るだけでも数々の名作が生まれてます
ところがこの作品が当時手間ばかり掛かると限界が見えてきていたセルアニメにおけるモータースポーツの表現を根本から覆すことになるんです
かくいうオイラもこの作品には人生観そのものを大きく変えられた一人です


原作は『バリ伝』でお馴染みの“しげの秀一”が1995年から週刊ヤングマガジンで連載していたマンガ
本来なら若葉マークであるはずの高校三年生の主人公が父親から受けた非合法な特訓で天才的なドライビングテクニックを開花させる
そして当時既に15年落ちだった旧型車、通称「ハチロク」を駆って夜の峠道で最新鋭スポーツカーを相手に公道バトルを繰り広げるという俗に言う【走り屋モノ】
後々続く長編シリーズの第1期が今作、通称『First(1st)Stage』です


複雑なカメラワークや流れる沿道の背景を毎週のテレビアニメで表現可能にしたのはずばり【自動車の走行シーンをフル3DCGで表現】するというかつてない試み
当時、連続テレビシリーズで3DCGなんてあまりにも贅沢・・・いや無謀とも言える挑戦でしたがこの作品は見事にそれをやってのけました
そして疾走する自動車の表現=3DCGという今日のアニメ界では常識とも言える構図を完成させるまでに至ったエポックメイキングな記念碑的傑作と呼べるでしょう


また音楽レーベルのavexがアニメ事業へ参入した記念すべき第1作目でもあり、同社のダンスコンピレーションアルバム「SUPER EURO BEAT」シリーズの楽曲を劇中BGMに採用するという試みも斬新でした
当時パラパラブームを目前に控えていたものの、ユーロビートという世界的に観れば実にマイナーなジャンルの音楽の知名度を押し上げたのは今作の力もあってのものです
特に第5話のバトル決着直前に流れる「HEART BEAT」のイントロによる演出は必見
後のシリーズでもGT-Rの象徴として使われる「BACK ON THE ROCKS」や庄治慎吾のテーマこと「DANCING」のような強烈なインパクトを残す演出も素晴らしい
第1話の最初と最終話の最後は必ずDAVE ROGERSの楽曲が来るというシリーズを通して観るとよくわかるセオリーが既に築かれているのにも注目してほしいですね
主題歌を手掛けたm.o.v.e=アニソンという構図も今作が始まりです


ちなみに今ではあまり話題になりませんが2000年の『はじめの一歩』に破られるまでは最高視聴率3.8%という深夜アニメとしての記録を持っていました
この事からも今作が当時どれだけ注目されていたかがわかると思います


それにモータースポーツモノ、青春モノとしてのストーリーの完成度もシリーズ中屈指の出来栄えでして、基本的に5話で1つのエピソードが完結するようなキレイな構成になっています
1~5話 VS FD3S編
6~10話 VS R32編
11~15話 VS EG6編
16~20話 VS シルエイティ編
21~26話 VS FC3S編(+妙義遠征編)
合間合間に恋愛や笑いを挟みつつ全26話
後のシリーズでは原作の細部をカットするような“マイナスの構成”をとっているのに対し、この第1期だけはアニメオリジナルエピソードを加えるなど“プラスの構成”をしているのも特徴
自動車に興味の無い方にも、この第1期に関してはオススメできますb


お話そのものの特徴としましては、「走り屋」と呼ばれる非合法公道バトルを繰り広げる若者達の姿を【究極まで美化してる世界観】が本作特有のポイントといえます
この手の「走り屋モノ」では、少なからず非合法であることをチラつかせて走り屋とはあくまでアウトローな存在であるってことを提示するものなんです
『サーキットの狼』の“池沢さとし”ですらやってます
ですが今作はそーゆーの一切やってないのです(笑)
こんなにも走り屋が受け入れられる世界があるわけ無いのですが、今作では本当のモータースポーツならば成立し得ない【自動車の異種格闘技戦】を実現させるということに注力しているので、公道バトル=無差別級レースとして誰もが黙認
だから走り屋を否定する人なんてのも出て来んのです


それと今では当たり前になりましたけど徹底したロケハン、というのも当時のアニメとしては珍しかったですね
物語の主な舞台となる群馬県渋川市の伊香保温泉街などは原作でもかなり細かく描写されている為、アニメも其れに習っています


さて、やはり3DCGというのは日進月歩の技術でして、残念ながら特に今作のバトルシーンは今観るとツッコミどころが満載だったりします
(セルDVD化の際に音響面などはだいぶ修正されましたが・・・)
そもそも3DCG以外の作画や手描き背景がアナログだったため、人物と自動車の合成が出来なかったという問題点もありました
2002年に発売された『BATTLE STAGE』という総集編では3DCGを一から全てリメイクするなど今作への思い入れはスタッフも大きかったようですね

投稿 : 2024/12/21
♥ : 22

67.0 2 カーアクションでライバルなアニメランキング2位
capeta カペタ(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (116)
676人が棚に入れました
幼くして母を失い、父と二人で暮らしている少年、平勝平太(たいらかっぺいた・通称カペタ)。仕事に明け暮れる父を気遣い、本心を押さえ込んでいたカペタは、何をやっても本気になれず退屈な日々を過ごしていた。
そんなカペタのためにある日、父は捨てられていた材料を使って手製のレーシングカートを造り、カペタに与えた。
早速走らせにいったサーキットで、実はそのカートはフレームが曲がったままのまっすぐに走らないシロモノであることにカペタたちは気づく。しかし初めてのサーキット走行で乗りこなした上に驚くべき才能の片鱗を見せたカペタは、以後公式戦という未知の領域で、その走りの資質をさらに研ぎすましてゆく・・・。

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

レーシングカートを通して父子の成長を描いた物語

母親を亡くし、父親と二人暮らしの少年が、
父の作ってくれたレーシングカートをきっかけにレーサーとして
成長していく姿を描く作品。
アニメでは高校生までを描いているが、原作はさらにもっと先までを描いている。

8年前くらいに観たので、細かいシーンまでは思い出せない部分もあるのだが
仕事で忙しく、なかなか息子の相手をしてやれない父親の想いと
そんな父親の事情を汲んでしっかり家事を頑張りつつも
子どもらしく甘えたい複雑な気持ちの息子の心情が、
とても丁寧に描かれており、小学生編では胸が熱くなってしまうことが多かった。

カートに目覚め、レースを通してさまざまなことを学んでいく主人公と
それを見守る父の姿、そしてもう1組のレース仲間の母子の姿なんかにも
すごく気づかされることが多く、感動できる良い作品だと思う。

何をしてもつまらない、やる気が起きない、本気になれない。
そんな日々を送っていた少年に火をつけたスポーツ。
夢や目標を持つことの素晴らしさ、日々の楽しさを知るとともに
数々の試練や厳しさを乗り越えていくことで強くなっていく精神力。
そんな心境の変化を見守るのはとてもすがすがしい。

内容的には少年向けだが、親世代の方々にもオススメ。
ただ、こういう世界に興味のない人にはあまり響くものがないかもしれない。

ちなみに「カート」とは、パイプフレームにむき出しのエンジン、タイヤ、
バケットシートなどを取り付けたミニマムでシンプルな構造の競技用車両のこと。
見た感じ、地面にお尻をつけて滑るような感覚の乗り物だが
4歳から8歳までを対象にした本格的なレーシングキッズカートなんかもあり
最高速度は70キロを超えるもののある。
ただ、「カペタ」でのレーシングカートはキッズ用じゃないため
最高速度は100キロ以上出ていたはず。

知名度が低いのか、レビューも少なくて残念だが、
フランスでは、ものすごく人気がある日本のアニメの中の1作品だ。
あにこれで人気がないのは、52話あるので長いのがネックなのかもしれない。
しかし、もっと評価されてもいい作品だと思う。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 24

Britannia さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

マシンは熱く、ドライバーはクールに

このアニメは・・・カペタ少年がレーシングカートと出会い
モータースポーツの世界に魅せられて行くスポ根作品である。

スポーツアニメ好きな自分にはたまらない作品なんdeath(視聴2回目、名作棚整理中)
熱いレースに心が躍り興奮しますdeath
とってもとっても興奮しますから、アナタ見るよろし。

自分のモータースポーツ物、最高峰は後にも先にも
新世紀GPXサイバーフォーミュラシリーズ。
この作品を超えるアニメは作れないだろう(長編&制作費を考慮)

■ヒエラルキー

★フォーミュラ1(F1)
SF(スーパーフォーミュラ)
F3(フォーミュラ3)
FCJ(フォーミュラチャレンジ・ジャパン)
F4(フォーミュラ4)
S-FJ(スーパーFJ)
レーシングカート

野球だと

★メジャーリーグ(MLB)
AAA(トリプルエー)
AA(ダブルエー)
A+(アドバンスド・シングルエー)
A(レギュラー・シングルエー)
A-(ショートシーズン・シングルエー)
R+(アドバンスド・ルーキー)
R-(ルーキー)

個人の実力あっても、支援してくれるスタッフ・スポンサー・運が必要
誰でも彼でも始められるスポーツじゃない、大金の掛かる狭き門なんdeathね。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 16

pikotan さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

主人公を応援したくなる感動作

とにかく熱い!そして涙なくして見られない感動作です。

アニメは最後の方でオリジナル展開で終わってしまうので、気になって原作も読んだところ、原作マンガの方が曽田先生の画力が素晴らしく圧倒されました。

アニメ版の欠点を挙げるなら、小学生時代の声優が下手すぎることですね。
他の作品でも同じですが、子供キャラだから声も子供にやらせるというのは、絶対に止めて欲しいです。
棒読みか逆に子役にありがちなワザとらしい演技で一気に興ざめします。

小学生時代の声優だけ我慢すれば物語は面白いので、もう少し評価されても良い作品だと思います。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 2

60.8 3 カーアクションでライバルなアニメランキング3位
湾岸MIDNIGHT-ミッドナイト(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (78)
384人が棚に入れました
主人公・朝倉アキオは赤いZ31型フェアレディZに乗っていたが、解体所で魅せられた初代フェアレディZのS30Z・「悪魔のZ」に遭遇してからはその虜となり、生活の全てを注ぎ込むようになる。
アキオによって再び生を受けた「Z」は、911ターボを駆る「湾岸の黒い怪鳥・ブラックバード」と呼ばれる外科医・島達也、32Rを駆るモデルの秋川零菜をはじめ、首都高での最速を目指すものたちと熱い闘いを繰り広げる…。

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

イニD派?湾岸派?

自家用車でレースしてレースするだけのお話。(勝敗はハッキリしない(笑)

大ヒット作「頭文字(イニシャル)D」と同時期に連載された走り屋漫画です。
「イニD」がクネクネの山道を走るのに対して「湾岸」は都市部の高速道路で競走します。
「イニD」同様の群像劇仕立てになってますが、演出がだいぶ違います。
まず前提として両方とも所詮はただの暴走族です。
例えば「全員悪人」でおなじみの北野映画「アウトレイジ」を「いつかは俺も組長ヤッて名を上げてやる!」という具合にあすなろ青春キラキラ仕立てにしたらどうでしょう。
とてつもなくダサいです。
それをやっちゃったのが「イニD」。
それに対し「湾岸」の人々はまだしも自分が外道であることを知っています。
その違いです。

ダサさが緩和されているのが「湾岸」
ただバトル物として面白いのは「イニD」の方です。

私は雰囲気重視なので湾岸派でした。
「イニD」だけ観た方には是非ご賞味頂きたい作品です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 5

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

このアニメはイマイチ入り込めなかった;

ねぇねぇっイニDと湾岸ってどっちが面白かった??
っと聞かれると即答でイニDと答えるでしょうw


いやっ先にイニDを観終えてドリフトに魅了されてたってのと
湾岸がどんな内容か知らずに勝手に過度な期待をした状態で
観たからってのも関係しているのかもしれないんだけど...。


このアニメもドリフトしながら峠を走るんだとばかり思ってたので
あれっ?首都高っすか!?
あれ?ドリフトしないでスピード重視っすか??
あれっ??てな感じになったのが大きな原因なんだと思う。

ハイ。これは湾岸が悪いのではなく確実に自分のせいですw


まぁそんな感じで観はじめたもんでハマる事なく
数回に分けてなんとか観終えたというwww


あっでもねっ決して面白くない内容ではないですよっ♫


車好きの男たちは主人公がチューニングしてる様子を
観てるだけでも面白いんじゃないかな?
それに実際の場所を知っている&走っている(通勤とかで)
という人達はこのアニメの世界に入り込めやすいのではないでしょうか?
※私は田舎住みなのでサパーリですがwww


主人公が悪魔のZにたまたま出会い(運命ですね♡)
のめりこんでいく様をごらんくださいませ♡


てかこれにも小倉旬出てるし・・・
三木さんとか浪川さんとかが脇役で
小倉が主役の意味がわからん;

投稿 : 2024/12/21
♥ : 15

えんな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

小栗旬ファンの方には申し訳ないけど

主人公アキオのcv小栗旬ってのが一番いただけない
普通に似合う声優さんが担当すればもっと評価できるのに

まず本作は車が好きな方でないと面白くないと思います
車ありきの青春爆走バトルもの

爆走って言っても暴走族的なものではなく、いわゆる街道レーサー系です

原作同時期に「イニシャルD」もあり、両方たのしく見てました

アニメ化されてちょっと原作ほどの面白さが薄れた感じがしますが
車好きなら楽しめると思います

フェアレディZ、ポルシェ911、スカイラインGTR、スープラ、ランエボ等々

この手の作品は好き嫌いがはっきり分かれるので評価はひいき目になってます。

因みにイニDより湾岸のほうが私は好きです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 27

67.7 4 カーアクションでライバルなアニメランキング4位
新世紀GPXサイバーフォーミュラ(TVアニメ動画)

1991年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (111)
510人が棚に入れました
かつて頂点と謳われた「F1」を凌駕する最高峰のレースが誕生した。無公害エンジンとナビゲーション用人工知能《サイバーシステム》を搭載したマシンによるカーレース。その名は「サイバーフォーミュラ」。すべてのマシンは想像を絶する超高速スピードで走り抜け、あらゆる過酷なレース状況に対応するべく最先端のテクノロジーが搭載された、まさに「夢のマシン」。2006年に記念すべき第1回世界選手権が開催されて以来、サイバーフォーミュラは瞬く間にモータースポーツの頂点へと君臨し、多くの熱狂的なファンを生み出した。 2015年開催の第10回世界選手権、思わぬきっかけからサイバーフォーミュラにデビューすることになった少年、風見ハヤトは幾多の挫折と苦い敗北を乗り越え成長していく。

声優・キャラクター
金丸淳一、三石琴乃、飯塚昭三、安達忍、竹村拓、松田辰也、小野健一、緑川光、天野由梨、関俊彦、松岡洋子、吉川晃介、置鮎龍太郎、島田敏、龍田直樹、西村知道、速水奨

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

レースアニメの金字塔 コッソリ富野監督もいたり新旧ガンダムスタッフ乱れ咲き

ワタルから続いてきたしゃべるロボット、鏡の国のアリス方式、基本一話完結の作品から一変。かなり凝った大人向きのレースアニメに。
グランプリがはじまると毎度賭けレースが開催w
当てるとプラモがもらえる・・

数年前までサンライズを背負っていたアニメで、キャラが変わらないアニメとしてはスタジオ最長寿。
監督はSEEDの福田さん。

基本チキチキマシン、マッハGOGOなんですが、レギュレーションとかマシンのシステムとか細かい設定がハンパない。
河森さんがデザインといっしょに煮詰めたそうで・・。
なかでもイシュザークは最高傑作と名高い。
キャラクターも良キャラぞろい、声優さんも本作が名刺がわりって人がいた。緑川さんとか。
むしろこっちのほう、女子層人気でひっぱられてた。

OVAが人気ありますが、画が悪くてもTV版がやはり一番面白い。
作画予算うかせるのに、レースからオフロードなくしちゃうんだもん・・・
そんなのサイバーじゃないよ!
細かい演出がめちゃくちゃかっこいいんすよ。
脚本も古臭いけど逸品。
主人公がどうせ勝つだろうとわかっていても最終回までの盛り上げ方はほかでは類を見ない高揚感。アナウンサーの実況の台本がヤバイです。

ガンダムと同じで玩具不振、打ち切り短縮なので余計締りがいい。
私からすれば『玩具がうってねえんだよ!』だった。
メーカーの生産数が間違ってる。Sアスラーダ出すの遅すぎ。
アスラーダ、Sアスラーダ、ナイトセイバー 探してもないんだって。



以後、OVAが連発で続きますが途中でガンダムで有名な脚本家、シリーズ構成をしていた星山博之氏が病気で降板、悪名名高い両澤千晶氏に交代してすげえ残念なことに・・・

私も大好きだったブリード加賀、メージュとかでも超人気キャラに。星山さんの脚本では名台詞のオンパレード。
主人公の師匠、兄貴分なのですが、とにかく生き様がかっこいいw

『金じゃねぇのさ。やっぱ俺には向いてねぇのかな。しがらみ背負って走るってぇのはよぉ』

ほれてまうやろー。いつも心に加賀城太郎ですよ。

ぜんぜん関係ないすけど幼い頃観たこのアニメで人生決まりました。そういう意味では私の場合、BOXを墓場までもっていかなければいけない作品。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 8

お茶 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

単純ではない話。

あにこれあらすじ
かつて頂点と謳われた「F1」を凌駕する最高峰のレースが誕生した。無公害エンジンとナビゲーション用人工知能《サイバーシステム》を搭載したマシンによるカーレース。その名は「サイバーフォーミュラ」。すべてのマシンは想像を絶する超高速スピードで走り抜け、あらゆる過酷なレース状況に対応するべく最先端のテクノロジーが搭載された、まさに「夢のマシン」。2006年に記念すべき第1回世界選手権が開催されて以来、サイバーフォーミュラは瞬く間にモータースポーツの頂点へと君臨し、多くの熱狂的なファンを生み出した。 2015年開催の第10回世界選手権、思わぬきっかけからサイバーフォーミュラにデビューすることになった少年、風見ハヤトは幾多の挫折と苦い敗北を乗り越え成長していく。(TVアニメ動画『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』のwikipedia・公式サイト等参照)

カーデザイン>マクロスバルキリーの河森正治
シリーズ構成>爆走兄弟レッツ&ゴー!!等の吉川兆

単純な話。14歳主人公が特にF1経験も無く、サイバーフォーミュラで活躍していくこと自体ご都合主義に見えなくもない。事実作内ではぽっと出レーサー、マシンの性能便りのガキなどと揶揄され、そんなイメージを抱えながら10回のレースの中で活躍していくことになるが、

単純な話。そう簡単には勝てないし、勝ってもご都合主義ともとられるし、逆に負けてばかりでも面白くない。そんな微妙な立ち位置から、どう面白く魅せるか、ということは案外難しいことかもしれない。

単純な話。序盤はほぼアスラーダ(車についている人工知能)の性能に頼り切りだったりする。が、それだけでも視聴者は満足はしないだろう。そこで日常回において、トレーニングを行ったりをする。そしてレースを盛り上げる為のタメが用意されているのは、単純ではあるけれども、本作でしか得ることのない、マシンへの執着や設定の凝り方が半端ないw制作者がオタクと感じられるほどw

単純な話。これはねーだろみたいなwところもしばしば見受けられるが、本作の匙加減は単純に子供でも燃える分かりやすさだったり、大人でも唸るほどの渋い男の想いがあったり、そのバランス具合は、レースにおける勝敗の加減や、レーサーものでありながらのロボ風マシンであったりと、ギリギリの良い加減で調整されている。

単純な話。90年代アニメを観ていてよく感じることですが、世紀末の中にいながらも新世紀にむかう、当時の社会情勢と、アニメ産業の熱が異様な形で作品に注入されている奇妙な感覚を伴う場合がある。今では当たり前のワンクール放送ではなく、打ち切りがある中での、アニメーションに賭ける緻密に設計された裏にある、悪戯心がみょうに画面越しに伝ってくる。

本作もそんな悪戯心が見え隠れ。アスラーダにおけるブーストや性能の変化は奇異に飛んでいるし、物語途中で、重要キャラが入退場するのは失笑ものだが、これも一興wこういう突飛な灰汁さが個人的にはツボで、本作も打ち切りで終わったみたいですが、そうは思えない締りの良さ。

単純な話。本作で一番目立つのは、各キャラクターの個性とセリフ。それが走りにも反映しているし、何よりも人工知能アスラーダが誰よりも人間臭いのだ。てな感じで毎回のレースは燃えに燃えたし、シナリオの駆け引きと作風バランスに優れている、という意味では単純ではない、話でお気に入り決定!!

投稿 : 2024/12/21
♥ : 25

ぽこたん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

OVAのために見るべき

この作品はこの地上波放送分の他に、続編となるOVAが4作品ある。
地上波放送分はちょっと子供向けチックで、見るには少し我慢が必要かもしれない。

しかし、この後に続くOVAは、その世界観を最高に昇華させ、
熱き男の戦い、そしてリアルなマシンとその動きには、
高鳴る鼓動を抑えられないだろう。

サイバーフォーミュラは未来のマシンなので、
リアルなマシンという表現は語弊を生むかも知れない。
車の各機構が現実的で、かつ夢を持っている。「もしも」がリアルなのだ。
機械が細部まで考えられており、見ていて面白い。

レース好きはもちろんのこと、メカ好きも必ず魅入られるだろう。

OVAを見るために、地上波分を我慢して見よう。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 4

70.9 5 カーアクションでライバルなアニメランキング5位
新世紀GPXサイバーフォーミュラSIN[シン](OVA)

2000年12月21日
★★★★☆ 3.9 (56)
338人が棚に入れました
 2022年、第17回サイバーフォーミュラGPXが開催された。「アルザード事件」の出場停止処分も解けて加賀やスタッフも戻ってくるが、いまいちレース出場に懸念を抱く理事会は大幅な予算削減を決定。一昨年のマシンでの出場を余儀なくされてしまう。しかし初戦で戦力不足を痛感させられた加賀は、突然接触してきた名雲の誘いを受け、アルザードのオリジナルマシンである「凰呀」を悩んだ末に譲り受ける。そして古いつきあいのグレイと、彼に預けていたフィルをメカニックとして呼び寄せた。
 そこまでしてハヤトにこだわる加賀には理由があった。かつて自分が負けたZEROの領域をハヤトが乗り越えたこと、そしてそんなハヤトにZEROで失った親友の姿がオーバーラップしたからだった。

チヒロ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

なんとも言えない余韻が残る名作です!

数々の素晴らしいキャラが登場したサイバーフォーミュラシリーズの最後。

続編が観たくてしかたがないので、今のところの最後と言っておきますw

このシリーズ通して、初めて主役がハヤトではなく加賀さんになる。

ずっと兄として、仲間としてハヤトに接してきた加賀が、弟分のハヤトに勝てないで満足している自分に気づき、苦悩しながらもレーサーとして立ち上がり、プライドを捨てチャレンジャーとして、男として本気でハヤトに牙を剥く、本シリーズの異端的話でありながらも、名作中の名作。

アスラーダと同じ規格で創られたマシン、オーガ。

しかし人と共に成長するアスラーダに対し、オーガは人を置き去りに進化したマシンであり、乗れる者のいないマシンであった。

加賀はハヤトに勝つため、オーガに乗る。


いや~~、もうね、マジでおもしろい。

ホントに、サイバーフォーミュラ好きならわかると思いますが、マジで熱くなる。

かが~~~~、カガ~~~~、と何度も叫びたくなる。

さすが主人公だけあり、ハヤト強すぎ。
敵に回してはじめて気づきますがアスラーダスゴすぎ。

そこに挑む加賀さんを、城太郎を応援しちゃいます。


加賀さんが悩んでいる姿や勝てないでもだえている姿がとても印象的です。

いや~、ココまで続編がでると作画が初期のテレビシリーズと全く異なっています。もはや原型なし。

ランドルが活躍しないのは残念ですが、
加賀さんはカッコイイです。

ホントにおもしろいです。
なんとも言えない余韻が残る名作です。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

マシンと人の意志が呼応する時…

(2013.5/3)

{netabare}新型エンジンの導入を間近に控えたアスラーダ。

ハヤトには勝てない、加賀のレースは不本意な形で幕を閉じてしまうのか?
それに拍車を掛けるように条件付きでのアオイの撤退が決まってしまう。{/netabare}

加賀の意地を賭けた戦いが始まる。
加賀のアルザードへの理解が深まり、マシンと人と可能性が高まる今作。

マシンの不調に喘ぐ、スゴウ。それは、加賀にとっても不本意なレース展開なのは間違いないが…
それでも彼は新たなコーナリングを身につける事に成功した。
例えその先に、何も無いとしても…アイツだけには負けられない。

ん~、それにしてもあのコーナリング=最強!みたいな感じになってしまっているのが観ていて面白みが無いです。が加賀の意志に反応したかのように答えてくれたアルザードの凄さ+勝利への執念は良かったです。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 3

atsushi さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

何とも言えない最後

全5話なので声優も大幅に削減、加賀と主人公の因縁の対決が焦点。

ブーストの時に必殺技みたいに叫ばなかったり、子ども向けアニメから始まったのにいつの間にかCOWBOY BEBOP並みのオトナな雰囲気の作品に。

ぶっちゃけ今までのキャラ付けがあって最後のOVAとして見たら感慨深いけど、コレ単体で見たら単なる手抜きアニメな気がする。
作画は良かったが、ストーリーとかメカ設定とかドリフトが飛躍しすぎてて、何かこの2人だけは別世界で戦ってる感。

ていうかコレ、主役交代で主人公がラスボス、という解釈でもいいんじゃないかと思う。

何はともあれ、TV版から足掛け9年のシリーズが終わったものの、一番感慨深かったのは、、、
当時はセーラームーンすら決まってなかった三石琴乃が、次回予告でエヴァネタまで引っ張りだして、もはやベテランのナレーションだった、という事だ。

投稿 : 2024/12/21
♥ : 1
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