scandalsho さんの感想・評価
3.4
「聖職者と呼ばれていても、現実はこんなもの」ってことが言いたのかな?
原作未読。
最初に「この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等はすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。」と、断りを入れないといけないほど、とある宗教団体をイメージさせる作品。
このレビューも、あくまでも”この作品に対する”レビューですから・・・。
とある宗教団体に対する批判ではありませんからね!(笑)
【物語の構成】
1 第1話から第4話
2 第5話
3 第6話から第8話
4 第9話から第11話
5 第12話
の5つの物語で構成されている。
このうち、1、3、4の物語はバチカン奇跡調査官の平賀とロベルトによってネタバレレビューを読む
2の物語は、平賀が本人から直接聞いた話。
ネタバレレビューを読む
5に話に至っては、ネタバレレビューを読む
【聖なる奇跡】
そもそも、「聖なる奇跡」なんて命名して特別扱いをするから、こんな不正が発生する。
『自分だけ(もしくは自分たちだけ)は特別な存在である』と認められたい『承認欲求』に打ち勝てない者。
私利私欲のために、犯罪にまで手を染める極悪人。
「聖職者と呼ばれていても、現実にはこんなもの」人間の醜さを描いた物語。
【バチカン奇跡調査官・平賀とロベルト】
正直11話までは、この物語の中で唯一、まともな人間だと思っていた。
ただし、この感想は12話で覆された。
ネタバレレビューを読む
【最後に】
ミステリーと呼ぶには少し物足りない作品かな?