2023年度のオーディションTVアニメ動画ランキング 3

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の2023年度のオーディション成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月23日の時点で一番の2023年度のオーディションTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.3 1 2023年度のオーディションアニメランキング1位
ワールドダイスター(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (85)
224人が棚に入れました
20世紀、輝かしい演じ手「ダイスター」の出現によって、演劇は世界規模の大ブームとなり、数多の役者たちは「ダイスター」を目指し、その頂点たる「ワールドダイスター」となることを夢見ていた。 鳳ここな、16歳。彼女もまた「ワールドダイスター」になる夢を追い、憧れの劇団「シリウス」の入団オーディションに挑もうとする。 ここなはそこで目の当たりにする。 きらめく才能の持ち主たちを。 舞台に懸ける覚悟と情熱を。 そして、自身に秘められた“センス”を。 光溢れる舞台の上で、夢と輝きに満ちた物語が、いま始まる――。 舞台で輝く、私だけの光(ルビ:センス)

mimories さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

意識が低い

 
4話途中で断念。

まず、主人公の意識が低い。最終的にダイスターだかワールドダイスターになるのか知らんけど…。これだけ意識の低いキャラが将来スターになるのだとしたら、観てるコッチはビミョウな気持ちにならざるを得ない。いや売れない地下アイドルでもお前なんかより全然頑張っとるわ…的な。

それもこれも内容の雑さ。あまり考えてない練られてもいない説明する気もない。
まず、彼女らが立つ舞台の大きさや凄さなどを微塵も感じさせてない。なんでここから世界的役者を目指すのか理解できなきゃ凡作一直線。
主人公は「憧れの」という劇団の主役までやってるキャラを1ミリも知らん描写をわざわざ突っ込むわ、ホント雑すぎてアタマが痛い。
作画も間違ってる部分あるしビミョウ。音楽自体は悪くないと思うが急に歌うし。ヘタクソか。

こういう作品はキャラが頑張って成長して目指す舞台に立つのが楽しいのかと思ってたが、センス←とかいう異能だけで片付けてしまうせいでキャラに全然魅力が備わらない。当然感動もない楽しくもない。監督さん今後は頑張ったほうがいいかと。

いろいろと意識が低いので断念。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 1
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

最終回の演劇シーンだけでも良いから観て欲しい

“大演劇時代”と呼ばれる一大演劇ブームが到来したパラレルワールドにて、
若手育成に力を入れる日本の劇団・シリウスから、
役者の星“ダイスター”のさらに頂点“ワールドダイスター”を目指す少女たちを描いた、
メディアミックスのアニメ作品(全12話)


【物語 3.5点】
今回タカヒロ氏は脚本ではなくストーリー原案としての参加。
ですが浅草を闊歩するゆるキャラ、本番前に流しそうめんでリラックスする新妻八恵など、
タカヒロ作品特有のゆる~い空気は健在w

それでいて主題、本作においては演劇のことになると、
カメラアングルなども意識した芝居の奥深さとか、単純に演じる技術だけじゃない配役の判断とか。
突如ガチンコモードに切り替わる極端さもタカヒロワールドの法則。
つんのめらないためにもタカヒロ関連作品の履修歴はあったほうがベターかと。


役者の才能がある種の超能力として発現する「センス」設定が特徴的。
一般にオーラなどと感覚的に表現される要素を「センス」として記号化し掴みやすくする効果はありましたし、
{netabare} ここなと静香の出会いと別れ{/netabare} などシナリオ軸には「センス」設定ならではのスパイスが効いていました。

ただガチンコ演劇モードに深入りすればする程、「センス」の一言で済まさないで、
スタッフなりの演劇観で、もっと詳述して。
もっと言えば、「センス」設定だけでなく2次元アイドル風の萌え要素もノイズに思えるほど、
演劇先鋭化への欲が出る。
ジレンマを感じる構成でもありました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・Lerche

キャラクター原案・Mika Pikazo氏の描く少女は宝石のような瞳がチャームポイント。
「センス」を発動した役者は目が発光しますが、光らせがいがあります。

日常シーンの作画は凡庸。
感情が高まる場面では星空など背景美術も交えてギアを上げて来ますが平均レベル。

圧巻なのはやはり演劇シーン。
劇場を模型から作って背景に落とし込む。
人物作画はモーションアクターに迎えた実際の劇団員動きをキャプチャーするロトスコープ手法で構築。
制作体制からして、作中劇だけ完全に別次元の作品です。


【キャラ 3.5点】
メディアミックス展開としてはマズいかもしれませんが、
1クールアニメとしては的は絞れている。

そもそも本コンテンツはアニメで描かれた劇団・シリウスの他、
合計4つの劇団の少女たちがしのぎを削る団体戦のキャラ設定。

それをシリウスの主要6人にメインキャラを絞り込み、シリウス以外のメンバーは顔見せ程度に留める。
さらに主人公の高2女子・鳳ここな、静香の2人をメインストーリーの軸に据える。
あとは来日してつっかかってくるカトリナ(※{netabare} 光速でデレますがw{/netabare} )
“ダイスター”に最も近い小学生団員・新妻八恵を刺激薬に使いつつストーリーを展開。

メインキャラでありながら、柳場ぱんだ、流石知冴(ちさ)の中学生コンビは、8話で軽く掘り下げられた程度。
他劇団との因縁含めて、詳しくはゲームアプリに回された感。

これでは大きな萌えの玉手箱から推しを探してもらう販促は期待できませんが、
1クールに無理にキャラをすし詰めにして物語が破綻するよりはマシです。


ところで静香には、{netabare} ここなが理想とする才能ある役者のイメージを具現化した「センス」である{/netabare} という独特の設定がありますが、
序盤は説明無しに、静香とシリウス団員の掛け合いが繰り広げられるため、
静香ちゃん団員じゃない感じなのに何で当たり前に存在しているの?何か見落としてる?
と私は不安になりましたw


【声優 4.5点】
主人公ここな役の石見 舞菜香さん。
作中劇での男役も含めた演技、歌劇への対応を求められる難役。

自分の殻を破りたいとオーディションに挑んだという石見さん。
この春アニメでは『推しの子』の天才女優役でも決定的な仕事を決めてくれましたが、
本作と合わせて殻は木っ端みじんに爆散して吹き飛びましたね。
今後、作中劇要素のある作品では欠かせない声優として重宝されると期待してしまいます。

石見さんに匹敵するくらい唸らされたのが新妻八恵役の長縄 まりあさん。
ランドセルしょったロリ萌えボイスを提供する量産型か?と油断させておいて、
{netabare} 『アラジン』{/netabare} では主役が喰われる空気感を表現する“ダイスター”級の演技。
歌唱の「センス」も上々でした。

カトリナ役の天城 サリーさんは22/7・藤間 桜役のトリリンガル。
外国語能力という特技でナナニジの中でも頭一つ抜けている感。
但し本作ではあまり馴染みのないドイツ語でしたがwただやはり発音は様になってました。
もちろん、ここなのライバルとして並び立つだけの作中劇対応も発揮。
狂気溢れるカトリナの{netabare} ファントム{/netabare} も観てみたかったです。


シリウス副主宰・柊 望有役の森 なな子さん。流石 知冴役の佐々木 李子さん。
舞台経験もあり、客席まで声を飛ばす技術を持つキャストとの共演も、声優覚醒の一因に。

声優の役者としてのセンスも花開くラストの長尺演劇シーン{netabare} 『オペラ座の怪人』{/netabare} は没入感抜群。
例え「センス」とか“ダイスター”とか、タカヒロ氏のノリとか、分からなくても、
これだけ観れば今どきの若い声優は本当に凄いと目をみはる物があるはずです。
正直、最終回の演劇シーンだけ観てグッと来てから、初回の“舞台裏”から見ていくというルートも全然アリだと私は思います。
7月からアプリ宣伝がてら再放送もしてますしねw



【音楽 3.5点】
劇団シリウスの面々によるOP「ワナビスタ!」
ここな&静香によるED「トゥ・オブ・アス」など主題歌は歌劇要素もアレンジした、
スマホアプリ対応も視野に入れたキャラソン。
2次元アイドル風楽曲としては凡庸な印象ですが、そこもフォローする声優の芸域の広さには脱帽です。

劇伴は三者による共作。
こちらも和風から洋風まで多彩な世界観の作中劇用の楽曲も分担してカバー。
舞台の流れを表現した演劇シーンのBGM、劇中歌は一度限りの使用曲も多く、そういう意味でも作中劇だけ次元が違います。

そう言えばラストの舞台{netabare} 『オペラ座の怪人』{/netabare} の劇中歌作詞には唐沢 美帆さんの名前も。
アニソンシンガー・TRUEが作詞提供者としても2次元世界で暗躍しているのは嬉しいですね。

興が乗ってきた所で、もう一回、第十二幕見てこようw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

ソシャゲ縛りのセンスという概念が、登場人物のキャラクター性を破壊している。

 12話(最終話)まで観ました。2023.06.27

 かなり、作画も物語も良かったです。演劇ものをしっかり作ったなぁ〜という感じです。

 ただ、ソシャゲの宣伝という性格上、ゲームでは重要と思われるセンスという概念を挿入しているのが良くありませんでした。

 キャラクターの努力が描けて無いと、「梨花」さん他、他のレビューアー様が書いていますが、作中、センスによってキャラの能力と個性が決まっているので、努力描写がうまく出来ていません。

 劇中、センスは進化すると言及されていますが、種別が変わる描写はありませんでした。

 ゲームだと、個性ある能力のキャラクターを鍛えて組み合わせてバトルするような遊び方を想定しているのかもしれませんが、個人として演劇に参加しているアニメでは、キャラクターの成長描写を妨げるファクターでしかありません。
 
 センスの権化のような静香も良くありませんでした。設定上、主体性のある人間とも言えず、何となく、ラストは主人公とワールドダイスター目指す流れになっていましたが、努力と成長の描写は不可能でしょう。

 青春群像劇には努力と成長描写が必要ですが、センスがキャラクターの能力と個性を固定化してしまいます。

 RPGでは、キャラの役割が厳密に決まっているため、戦士は体力と物理攻撃力を上げる閉じた方向にしか成長しませんが、主体性のある人間は、思考錯誤しながら努力して成長していきます。

 本作品の登場人物は、センスのせいで、人間としての主体性を奪われているところに、青春群像劇としての物足りなさがあると思います。

 キャラ造形は魅力的なのに、中身が伴ってないのがとても残念でした。

……………………………………………………………………… 

 8話まで観ました。2023.06.02

 地味な舞台演劇をアニメ化した意欲作なのですが、同期の推しの子に比べると、芸能に対するヒリヒリ感が足りません。

 芸能界は何故売れるのかが誰も分からない、無理ゲー的な地獄の生き残りレースをしている世界です。売れるアイドル、評価される役者の正解はありません。

 本作品では役者の凄さをセンスという特殊能力で説明してしまうのが評価の分かれる所です。

 難しいかもしれないですが、演劇論とかの蓄積はあるはずなので、作品に落とし込めれば良かったと思います。

 演劇を分かりやすくするために、センスという概念を使用しているのでしょうが、視聴者もそこまで馬鹿ではありません。

 作画も頑張っているのですが、演劇の世界の深さを描ききれていないので、次回が気にならないところがつくづく残念です。
………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2023.05.04

 演劇やっていると、センスという特殊能力が発動するようです。

 4話まで、良く主人公のセンスの意味が分かりませんでした。あまりのことに脳がついていって無かったというか…。

 念やスタンドみたいなのがいきなり出てくるとか、理解が追いつかないですよ。

 このセンス、下手をすると演劇自体を否定しそうです。観客に幻覚を見せるとか、一人何役も演るとか、感情をイジるとか、とんでもない能力もありそうです。

 実際、主人公のセンスは、現実世界に干渉できます。犯罪にも使えます。いや、犯罪以外に有効な使い道が思いつきません。

 なんか…、演劇などやっている場合か!?という印象しかありませんが、今後どんなスタンド使いが出てくるのか楽しみです。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

66.1 2 2023年度のオーディションアニメランキング2位
青のオーケストラ(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (157)
453人が棚に入れました
バイオリニストの父の影響で中1まではコンクールで活躍していた青野一(あおの・はじめ)。父親が家を出たことでバイオリンから離れ、無気力になってしまう。しかし、中3の秋に秋音律子(あきね・りつこ)と出会い、初心者の彼女にバイオリンを教えることで再び音楽と向き合っていく。 音楽の楽しさを再確認した青野は、秋音とともに強豪オーケストラ部のある海幕(うみまく)高校に入学。ライバルや仲間たちと切磋琢磨し、自分自身や過去と対峙し才能に磨きをかけていく。青野だけでなく、家族や才能をめぐるさまざまな悩みを抱える部員たち。それぞれに乗り越えながら、定期演奏会に向けて自分たちの演奏をともに作り上げていく。音楽で心を通わせていく、青春群像劇。

声優・キャラクター
青野 一:千葉翔也
秋音 律子:加隈亜衣
佐伯 直:土屋神葉
小桜 ハル:佐藤未奈子
山田 一郎:古川慎
立花 静:Lynn
羽鳥 葉:浅沼晋太郎
原田 蒼:榎木淳弥
青野 龍仁:置鮎龍太郎
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

最終回の演奏の見せ方がこの作品を象徴している。

「新世界より」を新たな高校生活に仮託して、演奏時に想いを馳せるというのは、誰でも思いつく展開だよなあ、と思っていたので意外ではありませんでした。つまり、普通の終わり方でした。

 最終回なので、演奏にモノローグを乗せるのは邪魔ですけど、そうしないと物語にならないのは理解します。
 しかし、「のだめカンタービレ」でこの演奏の時間が終わってしまうのが残念だ、というモノローグそのままじゃないですか。それまでのドラマが個人的でオーケストラとしてのストーリーが弱い分、そのモノローグには違和感がありました。このオーケストラにそんなに思い入れするほど何かあったかなあ?と。

 で、第4楽章は黙って聞かせてほしかったなあ…せめて心情のモノローグかカットイン程度に留めて欲しかった。この辺はやはり「響け!ユーフォニアム」の1期最終回の見せ方を見習ってほしかったです。

 で、指揮者のドヤ顔。このドラマの最後の演奏で最後はそのクローズアップが正しいの?誰の物語?指揮者の物語?まあ、いい演奏ができたという表現なんだとは思いますが…

 原作はどうか知りませんが、やはり音楽アニメとしてCGを含めて、演奏の見せ方に不満が残る作品でした。

 さて作品です。部活ものとしては苦難がないとドラマにはならないでしょう。が、あまりにも苦労の作り方が、家族とか場外なんですよね…音楽に対する情熱とか、オーケストラ=いろんなパート、いろんな人がいて、その調和というドラマが必要だったのでは?指揮者の教師が強すぎて、その辺があいまいだったですね。

 楽器にそれぞれのキャラの意味性をのっけるようなキャラ付けでもないし…題名の「オーケストラ」に何を感じればいいのか全く分からないということと同様、最終回の演奏で何が言いたいのかさっぱりわかりませんでした。

 まあ、あまり深く入り込んでみていたわけでは無いので、これくらいで。演奏楽しみにしていましたが、本作に対する不満と同レベルで演奏の見せ方に不満は大きかったです。
 音楽の評価は5でしたが、最終回の不満の分、マイナス1で4とします。




以下、視聴時のレビューです。

4話 型通りの平凡な音楽もの。普通に面白いです。CGは気持ち悪い。

{netabare}  4話まで視聴。肝心の音楽が本格的に始まったらレビューしようとおもってたらここまで来てしまいました。
 音楽の漫画・アニメってなんで親との確執がいるんでしょうね?四月は君の嘘、ユーフォのあすか先輩、ましろの音…はおじいさんでしたっけ?のだめのイケメンもそうでしたっけ?何となく導入の雰囲気も似ています。
 音楽ものって、スポコン構造になるから型がきまるんでしょうか。男女混成になる分、恋愛要素も取り入れやすいし、病的な性格や家庭問題とも芸術との兼ね合いで絡みやすいのもあるでしょう。

 つまり型があるので、音楽の漫画・アニメって導入はみんなそこそこ面白いんですよね。そして本作も例外ではなく、導入はなかなか面白いです。この先がライバルとの切磋琢磨だけなら凡百な作品になるでしょうけど。話の雰囲気的に主要登場人物の音楽と家庭・性格の問題をクローズアップして解決するのでしょうか。

 要するに今のところ意外性はないですけど、普通に面白いです。できれば2クールで…といいたいですけど、無理かなあ。NHKならワンチャンあり?よくわかりません。

 で、アニメなんですけど、普通のパートはまったく問題なく見られていたんですけど、オーケストラのCGはなんとかしてほしい。あれは駄目でしょう。一番肝心の部分ですからね。

 あと海幕高校って海浜幕張の幕張総合高校がモデル?だとすると俺ガイルの稲毛高校の近くの意識高い彼のいる高校と同じ高校…かな?{/netabare}


5話 断念時のレビュー。

{netabare}  すみません。話がどうこう言う前にCGが生理的に無理です。不気味の谷の底っていう感じです。オーケストラならまだそういうものだと思って我慢しましたが、メインキャラの単独の演奏であれじゃあ…せめてOPぐらいの出来なら…秋音律子とか可愛くつくってるじゃないですか…

 まあ、もうしょうがないですね。NHKが技術協力したんでしょうか?話ではないので原作者さんのせいではありません。ただ、今週の展開でかなり平凡感はありましたけど。

 これから先、CGやめて止め画…いやイラストボードにしたらいいのでは?演奏がよければそれだけで一つの作品になりますよ?
 浅い回の断念は通常評価はデフォルトにしますが、作画だけかなり低めに付けさせてもらいます。{/netabare}


12話 追記です。「新世界より」やるのかあ…音楽だけ聴こうかなあ…

{netabare} Dアニメの12話のあらすじで「新世界より」の文字が。「新世界より」は私のもっとも好きな音楽です。生まれて初めて買ったクラッシックがこれと「くるみ割り人形」だったなあ。両方ともカラヤンです。
 高校生の頃は夏の夕方とかに聞くのが大好きでした。今でも年に10回くらいは通しで聞くくらい好きです。

 音楽「だけ」はこの作品いいので、ひょっとしたらそこだけは見るかもしれません。しかも第3楽章をクローズアップしてるみたいです。いいですねえ。バイオリンソロの主旋律も。
「響け!ユーフォニアム」では麗奈が第2楽章をやってました。あれはペットの響きがカッコいいので、そういう選曲はさすがです。
 そして「新世界より」は、高校生くらいが一番憧れる曲なのかもしれません。なんか、分かりやすいです。映画音楽みたいでカッコいいし。

 なお、ついでに話をポツポツと拾いましたが、話進んでねー…断念して良かったかも。というか、皆さんのレビュー読ませてもらいましたが、レビューもあまり進んでいない気が…{/netabare}

14話の前半の練習は良かった。音楽がいいとCGは(多少)許せました。

{netabare}  あとで音楽集は出してほしいですが「新世界より」第1楽章の練習を聞かされるとちょっと鳥肌でした。風邪をひいてしまうのではと言うくらいゾクゾクしました。

 何気にですけど、後半の第3楽章のバイオリンの練習もああいう形で聞くことがないので、良かったです。ただ、音楽の時間が短すぎです。もっともっと聞きたいです。

 この作品、オーケストラに青春をかける的なドラマとしては、残念ながらあまり琴線にはふれませんでしたが、音楽はいいですねえ…といっても、私、中学生の演奏だとしても好きな曲なら感動してしまう程度の耳なので、偉そうなことは言えませんが、14話の練習風景は非常に良かったです。

 CG受け入れるので、音楽パートをもっと下さい。

 なお、断念した、にしてますが、お話は多少追ってますが、ほぼ見てないので。音楽はしっかり聴かせてもらいます。 {/netabare}



23話 「新世界より」を演奏するということで毎週チェックしてきましたが、音楽を描きたい作品なんでしょうか?

{netabare} 例えばふざけているように見える「のだめカンタービレ」が名作なのは、才能とオリジナリティ、練習環境、師匠と弟子、恋愛と表現、演奏会とは?音楽大学とは?そういったものが丁寧に描かれていて、音楽とヒューマンドラマが相互に絡み合っていました。

「響け!ユーフォニアム」になると、スポコンものっぽく、多少「音楽の練習、表現論」と言う点で物足りなさはあるものの、モチベーション、定期演奏会に対する取り組み方、自分を確立するような表現があって、それを上手くブラスバンドの部活と絡めて表現していました。
(1期だけの評価。2期は本作と同じ。ヒューマンドラマ化しました)

 さて、本作です。本当に音楽が描きたくて描かれていますか?と聞きたくなります。前半でこそソロのうまさとファーストバイオリンの違いみたいなところはありましたけど、それだけだしなあ。
 父親の関係がどうのこうのとかなんかホームドラマで良くね?という話です。

 その姿勢はアニメを見ていると感じられますが、フルの演奏がほとんどありません。上にあげた2作と比較して極端に演奏シーンが少なくないでしょうか?そもそもCGが噴飯ものですけど。つまり、演奏をマンガ・アニメ表現として見せたいと思っていないということです。

 たまたま私が「新世界より」が好きだったので、楽しみにしていましたけど、出てくる音楽が「くるみ割り人形」に「四季」に「カルメン」って…まあ、好きなんですけどあまりにメジャー中のメジャーです。これでは原作者が交響曲を愛していると思えませんし、生演奏を楽しんでいる人の作品ではない気がします。しかも、2クールのアニメでフルで演奏見せないとかありえないでしょう?1クールのユーフォですらあれだけ音楽に尺使ったのに…

 マンガ作品ですから、すべてにおいて経験や愛着が必要ではありません。脳みそで舞台設定をしてテーマを決めて描けるのがマンガのいいところです。ですけど、この作品からは何か「このテーマのマンガが書きたいという」熱いものが伝わってきません。つまり取材不足か音楽への興味が薄いのか。原作者の熱量がヒューマンドラマに向かってしまっている気がします。要するにBLに見えます。
 しかもそのドラマが薄いというか…この程度のドラマなら1クールで結末つけてよ…と言いたい感じです。音楽が上手くなるのが要するにメンタルの問題に帰結しているだけだし。

 新世界よりは全部で46分くらいだと思いますので、2話で全部演奏してほしい。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 16
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

NHKの目利きが一番の戦犯?!個人的には今年ワースト2かな/2023/11/23追記

【レビューNo.89】(初回登録:2023/10/9)
コミック原作で2023年作品。全24話。
「クソアニメのレビューを書く」という体験を1回しましたが、負のエネルギー
が体を突き動かすというか・・・
個人的にはクソアニメのレビューを書くのは、時間のムダだし腰を上げるのにそ
こそこエネルギーがいるので、基本「レビュー止めとこ」ってなるわけですが、
それでもレビューを書きたいと思うのは、相当なクソアニメってことなのかw

(ストーリー)
かつてはヴァイオリンのコンクールで数々の成績を収めていた少年・青野一。
しかし著名なヴァイオリニストの父親は不倫から家族を捨て離婚。そのため一
は父親を憎み、ヴァイオリンを止めていた。
しかし中学3年時、担任の武田先生の依頼から秋音律子にヴァイオリンを教える
ことになり、自身も自分と向き合い再び弾き始めることになる。
そして武田先生が指し示したのは、オーケストラ部の名門「海幕高校」へ入り、
音楽を続ける道だった。
秋音とともに海幕高校に進学した青野は、そこでコンクールでトップの成績を収
めていた佐伯直と出会い、ヴァイオリンの腕を競うことになる。

(評 価)
音楽モノってあんまり観ないのですが(特にバンドモノとか)それでも「のだめ」
をはじめ、「この音止まれ!」「ユーフォニアム」など「音楽モノに外れなし」
というのが今までの私の認識だったのですが、それを見事に覆してくれましたねw

・絶望的に魅力のない主人公
 ・陰キャっぽいビジュアルの悪さもあるんですが、なんか主人公に絶望的に魅
  力がないんですよね。
  一番の原因が、何をやりたいのかが分からず共感できない点ですね。
  まあ「メジャー:茂野吾郎」のようにギラギラしてればいいのかということ
  でもないのですが、まず最初の「海幕高校」もオーケストラ部入部も動機が
  曖昧なんですよね。
  「漠然とヴァイオリンが上手くなりたく、なんか流れのままに」
  って感じで。
 ・その後佐伯や先輩との出会いにより
  ・もっとヴァイオリンが上手くなたいという強い思い
  ・オーケストラ部のコンマスを目指すという大きな目標etc
  輪郭は強化されるのですが、見せ方が悪いのかこちらに熱く伝わるものがなく
  「ストーリー都合だけで、青野が本当にそういう思いを抱いているの?!」
  という感じで、何故か共感できないんですよ。
  ざっくりいうと、結局
  「青野一という『人間』をどう描きたいのか」
  をしっかり定めず、「設定」だけで見切り発車してるなっていう印象ですね。  
 ・あと何かにつけ「(不幸自慢の)親父が悪い」的な後ろ向きな点も。
  (この部分は、終盤で「自分の音楽の源流には父親がいる」と感じる描写が
   増え「原作者がやりたかったのはこれなんかなあ」って感じる部分はあり、
   改善の見込みはありそうですが)
 
・上っ面をなぞったようなストーリー
 ・ストーリーもなんというか、音楽モノや青春モノの外れのないテンプレ的な
  レールを集めてきて、その線路上で物語を走らせているという感じで、
  「『青のオーケストラ』という作品を観てワクワクする」
  といった満足感が皆無なんですよね。
  (以前レビューした「僕ヤバ」とは真逆だなっとw)
  王道展開というより、上っ面をなぞったようなストーリー展開って感じ?!
 ・あとストーリー構成のチグハグさも。
  主人公をろくに描いていないのに、高校入学早々秋音と(もう一人のヒロイ
  ン?)小桜ハルの中学時代の重いエピソードが展開され、そっちのキャラの
  深掘りが始まっちゃうので、なんじゃそりゃ?Iって感じで。
  それでいて青野の方は「いつ魅力的になるんや」って期待してたら、上述の
  通りでアニメ終わっちゃったよとw
  そして秋音の方も中学時代は魅力的なキャラに映ったのに、高校に入り上述
  エピソードが終わると、なんとなく埋没しちゃったなっと。 
 ・それに「名門:海幕高校」という設定も、まるで活かせていないのも致命的。
  原田や羽鳥がもっと魅力的に描かれていれば作品の見え方も違っただろうに、
  この辺も描写が甘く「ただのいい先輩やん」って。
  また顧問の鮎川先生も厳しく怖いらしいが、作品を観る限りいうほどかと?
  部の方針なのか分からんが、「ユーフォニアム」と比べてもなんか緊張感が
  足りず緩くないかと。空気にメリハリ感がなく、作品的には「名門校たる所
  以はどこにあるのか」よくわからんレベルだなっと。
  (時々それっぽいセリフや描写は入るが、作品としての一貫性が確立されて
   いないから「点」で終わり、そもそもアニメとしての演出も出来が悪いの
   で説得力がないんだよね。)
  高校では部活のシーンが大きなウエイトを占めるのに、ここに独自の面白さ
  がないとか、一体どういうことやねんとw

・最大の隠し玉も不発?!
 ・この作品最大の隠し玉は(以下重要ネタバレ)
  {netabare}「佐伯は青野の父親の不倫相手の子供だった!!」
  たしかにネタとしてはセンセーショナルなのですが、作品を観る限りなんか
  これも不発に終わったなっと。
  それによりどんでん返しがあった訳でもなく、作品の面白さに大きく貢献し
  た訳でもなく、「一体何だったんだ?!」って感じでwww
  (一応2人が完全に分かり合えたとか、青野が一皮むけた扱いになってるが、
   その辺の描写もアニメとしては・・・って出来なんだよなw)
  これなら、この設定がなくても大局には支障なかったのでは?
  (まあ原作者的には、最大のオリジナリティだから「なし」にはできないで
   しょうが。穿った見方をすれば、原作者もこの設定を思いついたところで
   満足してしまい、そこで思考停止しちゃったのかなっと。){/netabare}
 ・この作品も全体的にイベント頼みで、それに沿って人物を動かしてるだけで、
  結局「人間」をしっかり描いていないんですよね。
  個人的に魅力的だったのは、中学時代の秋音だけでしたね。
  (あとは武田先生位で、思えば中学時代がこの作品のピークだったかなっとw)

総評としては
・音楽モノをやってる割には、そこに特筆すべきエッジがある訳でもなく
・では青春群像的なものを見せたいのかといえば、「人間」をしっかり描いてい
 ないから、主人公以下主要キャラが魅力的に見えず
「『青のオーケストラ』という作品は何をやりたいのかよく分からない」
まま終わってしまったという印象ですね。
そもそも「著名なヴァイオリニストの父親」以外は「音楽モノ」である必要性が
あったのかという、根幹から疑いたくなるレベルで
「『音楽モノ』の作品として、『音楽』とどう向き合っていくのか」
という観点を軽視しすぎでは、という印象を受けました。
(それっぽい曲の解釈を入れたから、『音楽』と真摯に向き合った作品というの
 はちょっと違うだろうっと。それじゃこちらに響くものがない訳で、この辺り
 も『主人公の魅力のなさ』に大きく影響してるように感じる)
それに全般的にアニメとしての演出も弱く、センスが感じられなかったかな。
  
NHKで放送する作品って、どこか1本芯が通っていて「さすが」って感じが強かっ
たのですが、この原作のどこが琴線に触れたのか?
単純に出来の悪さなら「なろう系の量産型異世界モノ」など下はいくらでもある
でしょうが、この辺とはそもそも予算をはじめ土俵が違いますからね。
NHKがバックでこの出来とか正直救いようがねーなとw
そういう意味では、個人的には今年ワースト2の作品だといえるかも。
個人的な見解ですが、一番の戦犯は
「NHK、なんでこんな作品選んじゃったの?!」
目利きが曇ったのか、こんな上っ面だけの作品に騙されるんじゃねーよと。
(クラシック音楽という題材と「小学館漫画賞」少年向け部門受賞という看板だ
 けで選んだんじゃねーのかと)
2期決定らしいですが、なんだかなあって感じですね。
それよりも「アオアシ2期」をさっさと制作しようよとw

(訂 正)
・今年ワーストワン → ワースト2
 「Buddy Daddies」が今年のアニメってことが抜け落ちてました。
 個人的にはこの作品が断トツのワーストワンですね。
 でもそれに次ぐ印象の悪い作品かなっとw

(2023/11/23追記)
{netabare}個人的には「101匹足利尊さん」の「青臭い心の振動が響いてくる」というレビュー
が興味深く「なるほど、そういう見方もあるのか」と。

ただ個人的には「やっぱり評価できない作品かな」っていう点は変わらずで、その
辺を補足。

>一番の原因が、何をやりたいのかが分からず共感できない点ですね。
レビューを書いている時に感じたのは、逆に、
「自分がまだ未成熟で何者かわからないから、それを探していく物語」
として進めていく路線もアリじゃないかと。
でも本編をみる限りでは、そういうのをメインに置くわけでもなく
・父親の離婚という不幸自慢
・オーケストラ部の名門校
・佐伯の衝撃告白 etc
原作者は「青野という人間をどう描くか」よりも、いろいろキャッチ―なパーツは
集めたもののそこに深みはなく「どうストーリーが見映えするか」という表面的な
描写にご執心なのかなっと。
>「人間」をしっかり描いていないから、主人公以下主要キャラが魅力的に見えず
結局この原作者がやってることは「人物描写」ではなく、「彼はこういうタイプの
人間です」という「レッテル張り」レベルにしか見えなかったんですよね。

>オーケストラ部の名門校
> 原田や羽鳥がもっと魅力的に描かれていれば作品の見え方も違っただろうに、
ここも追加で書くと
・ずっとヴァイオリンを続けていた佐伯より、ブランクのあった青野の方が評価が上
 (一応青野の努力している描写もあるが、表面的でなんか軽い)
・2年のトップがダンス部と兼部のチャラい羽鳥(しかも1年に簡単に負ける)
で、名門校の威厳や演奏家の厳しさがまるで感じられないんですよね。
そして原田も凄いコンマスらしいのですが、人物描写が甘いので説明セリフメイン
で無理やり持ち上げている感じで、コンマスなんて知らなった私に一発でコンマス
の価値を理解させた「のだめ:カイ・ドゥーン」の描写とは雲泥の差だったなと。

それにストーリー構成のチグハグさも追記すると、通常2クールアニメなら
・1クール目は丁寧な下準備をして
・2クール目に入った辺りからメインテーマを解放して一気に面白くみせていく
という感じなのですが、
・1クール目で下準備ができていない
 → 中学編の導入部はよかったが、それ以降は秋音と小桜の掘り下げが始まった
   り(それが後の展開の面白さに繋がるなら理解できるが単発で終わった感じ)
   上述の通りいろいろサボってるって感じで、漠然と部活の様を見せられてい
   るだけ
・2クール目のここからというところで
 → 青野のお母さんが倒れた
 → 佐伯の衝撃の告白
 で、話の腰を折るという・・・
 しかも、佐伯の衝撃の告白はかなり重い話で、もっとここで深堀してもいいとこ
 ろだが、結局中途半端で終わり。
 これなら「部活の方針等で大喧嘩して本音をぶつけ合って分かり合えた」という
 展開とどう違うのって感じなんですよね。
 せっかく意味深な爆弾ぶち込んだなら、それをしっかりと活かせよと。
 なので、大事なタイミングでこんな話をぶち込んでくるから「この作品は一体何
 をやりたいんだ?」という評価になっちゃうんですよね。
・で、こんなことをしているから、物語的には「定期演奏会」までしか進まず
 → 定期演奏会前に長い原田らの思い出語り
   これで演奏会は演奏に集中するのかと思いきや
   演奏中にも更に思い出のフラッシュバックって、感動の押し売り演出がウザい
 しかもここに原田→羽鳥への厳しい言葉とか、ホンマ意味分からん。
 これどのタイミングで言ってたんや?!それにより物語の整合性が・・・

>上っ面をなぞったようなストーリー
こんな感じで個人的には褒められる部分がほとんどないって感じなんですよね。
しかも2クール使ってこれだと弁解の余地はないかなっと。
(エピソードは進むも、こちらに積み上がってくるものがないという・・・)
唯一評価できるとしたら
>終盤で「自分の音楽の源流には父親がいる」と感じる描写が増え
「人間としては最低だが、音楽家としては認めることができる」という流れが2期に
みられれば、青野の成長として本作の意義も少しは出てくるのかなっと。
それ以外は「『青のオーケストラ』という作品を観てワクワクする」が皆無って感じ
で、私には全く合わない作品だったかなっと。{/netabare}

投稿 : 2024/11/16
♥ : 19
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

それでも皆、前を向いて歩んでいく

原作未読 全24話

子供の頃、とても優秀なバイオリニストだった主人公の青野 一(あおの はじめ)はある事情でバイオリンを演奏することを止めていました。中学3年生なった青野は同級生で初心者で必至でバイオリンを練習している秋音 律子(あきね りつこ)に出会い、少しずつバイオリンとかかわっていくことになる青春群像劇です。

メインである登場人物がそれぞれ悩みを抱えていることで、それぞれのぶつかり合いが凄かったですね。
{netabare}
(父親の不倫の件でマスコミが大挙自宅を来襲したり、いじめらている子をかばいいじめられるお話や父親の不倫相手の息子とオーケストラ中で友人でもありライバルだったなど、ライバル心も物凄いものがありました)
{/netabare}
高校生に入ってからのお話が大部分ですが、けして奇麗ごとではない部分も結構描かれています。

演奏は良いのですが、人物の描き方が非常にブレることが多く、CGも一昔前の感じして、作画がとても残念でした。

それでも最終話の先生、それぞれ学生たちのセリフが実に良かったですね。

OPはNovelbrightさん、EDは粗品さんが作詞作曲、歌は「ユイカ」さんが歌っています。

最後に、何度か演奏会を観に行ったことがありますが、演奏の迫力は実際会場ではないと味わえないですね^^

投稿 : 2024/11/16
♥ : 17

71.5 3 2023年度のオーディションアニメランキング3位
アイドルマスター シンデレラガールズ U149(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (128)
347人が棚に入れました
ある昼下がり。夏休みを迎えたありすは、とある芸能事務所の一室にいました。そこで出会ったのは、学年も性格もてんでんばらばらの8人の少女たち。
部屋の名前は『第3芸能課』ホコリっぽい小さな部屋で、小さな(Under149cmの)女の子は夢見ます。
ここから、私のアイドルとしての物語が始まるのね──。と、そこへ現れたのは王子様みたいに素敵なプロデューサー!
……ではなく、プロデューサーになったばかりの小さな青年でした。やる気だけはある新人プロデューサーと、何もかもがこれからの少女たち。
お仕事ってどうしてこんなに難しいのかしらと、悩み、次の日には笑って、手と手をつないで階段を登ります。
ありすたちは、いつか見た夢のステージへ行くことができるのでしょうか?『アイドルマスターシンデレラガールズ』から生まれる、新たなストーリー。
「──ねぇ、大きくなったら何になろっか!?」

声優・キャラクター
橘ありす:佐藤亜美菜
櫻井桃華:照井春佳
赤城みりあ:黒沢ともよ
的場梨沙:集貝はな
結城晴:小市眞琴
佐々木千枝:今井麻夏
龍崎薫:春瀬なつみ
市原仁奈:久野美咲
古賀小春:????
プロデューサー:米内佑希

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

みんなキラキラでごぜいます

原作未読 全12話

765プロの第3芸能課に所属している身長が149cm以下の9人の小学生アイドルの活躍を描く作品。

目立った活動がなかった第3芸能課に新米プロデューサーが配属することで徐々に活動することになりました。

1話ごとにそれぞれのキャラが主人公となり、活躍していきますね。

印象に残ったキャラは、主人公的な橘 ありす、お嬢様的な櫻井 桃華、鼻っ柱の強い的場 梨沙、いつも色々な着ぐるみを着ている市原 仁奈ですね。

それぞれ個性的なキャラばかりで楽しかったです。

これからという感じで終わっています。

OPはU149のみなさん、EDはそれぞれ主役で登場したキャラが歌っています。

最後に、タイトルは市原 仁奈の変わった言葉遣いにしましたw

投稿 : 2024/11/16
♥ : 9

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

クオリティは高い。ただ… 完全にロリコン向けだなぁ

私はアイドルものは基本駄目、と思っています。
そうはいってもラブライブは好きだったり、気にいるアイドルものもあるので絶対的にではないのですが…。
アイマスシリーズは基本的に合わないことが多いですね。

ただ、本作はクオリティは高いと感じました。
作画、細かな表現のレベルが非常に高かったですね。

…ただ、ものすごく、ロリコン向けですね。
U149というのは身長149cm以下という意味らしく…。
え、149もある? という小さな子ばかり。
うーん、ロリコンじゃない人が楽しく見られるかは、心もとないですね。

まあロリコンなら非常に楽しんで見られるのではないでしょうか。

クオリティは高いですし、ありすのちょっと両親と不穏な感じなど気になった点もあり、見続けたいとは思いましたが…。
ロリコンじゃない人が楽しめるかはわかりませんね。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 2

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

はじまりの一等星

わたしはアイドルアニメ合わないけど、アイドルマスターやラブライブってやっぱりすごいんだなーって思った、アイドルの魅力をちゃんとわかって作ってると思う、とても良いアニメだと思います!
最初はロリコン向け?って思ったけど、この子達は小さくてもちゃんとアイドルなんです!!
目の前のレッスンに、仕事に、ファンの対応にいつでも一生懸命で、その先にはっきり輝く未来が見えます
それに対して大人の汚さが目立っていて、純粋な女の子達がより輝いてまぶしく見えました!

U149は身長149cm以下って意味みたい
他のアイドルアニメと比べてずいぶん幼いなーって思ったら、9歳~12歳で全員小学生のようです

楽曲は多いけど特に心に刺さる曲はなかったかなー
アイドルソングが好みじゃないから仕方ないんだけど

綺麗な作画に一人一人に用意されたキャラクターソング、凄いライブシーンなどクオリティはすごく高いし、9人全員を一人ずつしっかり掘り下げていてアイドルアニメとしては最高峰のデキ
これだけ幼い設定のアイドルアニメって見たことないから新鮮ですね

小学校3年生から6年生だと中身がだいぶ成長するけど、ちゃんと年齢相応にお姉ちゃんになっていてキャラ設定もちゃんとしています
アイドルの子たちはみんないい子でホント可愛くていい!!

シナリオもちゃんとしていて、アイドルの子達は純粋で一生懸命で無邪気なのに、大人は汚いことばっかりやっていて、汚い大人に戸惑いながらもけなげに頑張る子達がホントいい子で、頭なでなでしたくなる
彼女たちは芸能界を生きるにはまだ幼くて、未熟
でもきっといつか満員のステージを照らすスターになれる、輝く未来を感じさせる夢のあるお話でした!

そんなキラキラしたアイドル達に対して小学生の女の子に向かって酷い反応をする大人の人達が残念・・・
一生懸命頑張る女の子いじめて、それが大人のすることでしょうか?

投稿 : 2024/11/16
♥ : 13
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