オークションで美術館なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのオークションで美術館な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月14日の時点で一番のオークションで美術館なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

62.2 1 オークションで美術館なアニメランキング1位
名探偵コナン 業火の向日葵(アニメ映画)

2015年4月18日
★★★★☆ 3.6 (154)
871人が棚に入れました
名探偵コナンの劇場版19作目にしてシリーズ初となる芸術的(アート)ミステリー。

ゴッホが描いた“幻の絵画”を巡って、数々の謎めいた事件が巻き起こるという。

青山剛昌先生が3回描き直したというビジュアルでは、コナンのライバル・怪盗キッドが、今までにない不敵な笑みを浮かべている。

声優・キャラクター
高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、山口勝平
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ゲスト声優の使用はほどほどにしましょう。

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版19作目。

怪盗キッドが出ていますが、前半に登場するキッドはいつもの“義賊”とは程遠い、『嫌な感じ』です。
(終盤に理由が明らかになってホッとしますが・・・。)

後半の、コナンとキッド(新一に扮している)と蘭ちゃんが協力して名画を救出する場面が見せ場だったと思いますが、少しインパクトが弱かったか?
蘭ちゃんファンの私にとって、本編ではほとんど見る事がなくなった蘭ちゃんの活躍シーンは、劇場版の見どころの一つですので、もう少し丁寧に扱って欲しかった。

一番ひどいと感じたのは、ゲスト声優の榮○○々。
女優としてはどうか知りませんが、声優としては全くダメ。
登場場面から最後までずっと、1人だけ違和感のある喋り方。
{netabare}
以下、真犯人にまつわるネタバレなので、未視聴の人は見ない方が良いかもです。
{netabare}
しかも、彼女が真犯人って。
コナンの謎解きシーンが台無しです。
{/netabare}
{/netabare}

今や国民的アニメの名探偵コナンの劇場版ですから、話題集めのためにゲスト声優の起用も仕方ないと思いますが、使用はほどほどに。
特にストーリーに大きくかかわるような重要な役は、プロの声優さんに任せるべきでは・・・。
そんな私は、ジブリの作品がいまいちハマりません(笑)

プロの声優さんの凄さを今更ながら感じつつ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 20

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ゴッホのひまわりをめぐる攻防戦。キッドから絵を守れ!

2015年公開の名探偵コナン劇場シリーズ19作目。

今回は「怪盗からお宝を守れるか!?」な、
vs怪盗キッド的側面が強いです。

キッド最強じゃない?と思わずにはいられない数々のシーン、
キッドファンなら見て損はない内容ですよ♪


● ストーリー
日本で焼失されたとされていたゴッホの2番目のひまわりの絵が、
ニューヨークのオークションに出品された。

それを高額で落札した鈴木財閥は、
世界中のゴッホのひまわりの絵を集めた展覧会を開催する計画を発表した。

しかし、
怪盗キッドもゴッホのひまわりを狙ってきた。

鈴木財閥は「7人のサムライ」と名付けたエキスパートたちと共に、
キッドから絵を守り、展覧会の開催を目指す。


ひまわりの絵をかけた攻防戦。

キッドから予告を受け、
キッドから守る…。

でもこれは表の流れであり、
裏には別の物語が隠されていることが、

いつもとどこか様子が違うキッドからも想像できます。

伏線のようなものもいくつか仕込まれていて、
最後にはちゃんと(ちょっと無理な感じもあるけど)ひとつにまとまるのがよかったです。

人が死ぬような事件はないものの、
命が危険にさらされる場面は何度もあります。

そのような事件を起こした犯人の動機がくだらなさすぎて、
腹立たしささえ感じたよ。笑

私には理解できない…。


● キャラクター
メインのコナンキャラクターは安定。

今回は特に怪盗キッドの活躍が満載!

この人は人間か?と疑いたくなるほど、
人間離れした技もたくさんw

飛行機から飛び降りて無事なものなのか…。

いくらパラグライダー常備といっても、
たかがパラグライダーじゃないのか…。

ここまで自由自在だと、
そりゃ誰も彼を捕まえられないわ。笑


劇場オリジナルキャラクターは、
最後まであまり覚えられませんでした(笑)

ゲスト声優は榮倉奈々さん。

…お世辞にもうまいとは言えないですね^^;
違和感ありありでした。


● 音楽
【 主題歌「オー!リバル」/ ポルノグラフィティ 】

コナン映画の主題歌の中では好きな方です♪

キッドのミステリアスなイメージに近い曲かも^^


● まとめ
最後まで真相がわからなくて、
犯人や動機が気になったので、飽きずに観れました。

ただまあ、犯人の動機が私には理解できないので
なんかすっきりしない(笑)


コナンよりもキッドの活躍が目立つので、
主人公はキッドな映画と言えるかも。笑

コナンも頑張ってたのだけどね。
キッドの方がうわてでした。

キッドの活躍が好きな方には楽しめるかな♪

ゴッホの絵を美術館で見たくなりました^^

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14
ネタバレ

ほほえみみ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

今年もこの季節がやってきた!ぬるい感想。

今年も見てきました業火の向日葵〜!
毎回コナンの映画で一喜一憂する私ですが、(ここの出来いい!哀ちゃん可愛い!ここのシーンあんまりだなぁ・・・、蘭ねえちゃん強ぇ!!!)今年も例に漏れず一喜一憂してきました。

Good ぽいんと!

{netabare}
・空港で泣き崩れる蘭姉ちゃんほんとにかわいい。
新一の事心配で、もしかしたら死ぬんじゃないかって思って、やっと連絡とれたときにほっとして泣き崩れる蘭姉ちゃんがまじで可愛かったです。もう夫婦。あれ夫婦くらいの絆だわ。新一の事を攻めるでも無く、ただただ心配なんです。ええこやな・・・

・絵が綺麗!
いつも青山先生ここ描いたな、ってのが丸わかりなんですが、今年はかなり綺麗で、ここ青山先生・・・?あれここも青山先生・・・!?ってなりました。作画が美しいと映画って楽しいね!

・おばあちゃんと哀ちゃんの会話。
哀ちゃん大好き人間としては哀ちゃんがピックアップされるとめっちゃ嬉しい。本妻(蘭姉ちゃん)がいるので、すこし切ない感じだとより萌えるんですけど今回超萌えました。本妻はプライベートは任せるけど、仕事はあたいが支えてるんや!っていう哀ちゃんが見れてうれしい。哀ちゃんのコナンに対する絶対的信頼感と、私たちお互い解ってますから感ね!!!恋なんかより、愛なんかより、深いつながりがある感じがして、うーんとってもプライスレス。

・キッド様大活躍。
飛行機から飛び降りてお前よく無事だな!!!から始まり、崩れ落ちる鍾乳洞からの脱出超かっこいいです。あと今回キッドがキッドじゃない、悪キッドだ・・・どうしたのキッドぉ・・・!って心配させる感じね。悪いわーかっこいいわー。ゴッホの向日葵を懸命に守ろうとする姿は騎士のようでした。美術品は大事にするキッド超かっけえ!

・園子大活躍
今回は園子がお嬢様やってて、さすが鈴木財閥のご令嬢だなというのを感じた。ふだんとのギャップにときめく男性は多いのではないでしょうか。

・チャーリー警部良キャラだった
この映画で使い捨てちゃうのが惜しまれる・・・!

・ゴッホになぞらえてた。
兄弟を殺しちゃうところ(しかも向日葵畑で)なんてまさにゴッホの人生のようで、シンクロさせてて鳥肌たった。ゴッホの事調べて見るとより楽しいと思います。

・オーリバル!神曲
主題歌が今回ほんとにマッチしてます!すっごいいい!暑い日差しとそれにむかって燃え盛るように鮮やかに咲く向日葵が脳内で駆け巡りました。映画見終わってからしばらくこれずっと聞いてた。ポルノ兄さんありがとう!

{/netabare}

Bad ぽいんと。

{netabare}

・犯人の動機がマジで謎
はぁ〜〜〜〜!?!?!?!?鑑定士になるのなんて超超超大変なのに!!!しかも美術の勉強とか歴史とか知ったらお前そんな軽々しくそんなことできねぇよ!!!!絵画を敬う人がつく仕事だろうにそんな思い込みでやってるのが本当に謎、っていうかイラっとした。え、え、え、イミワカンナイ!!!

・いきなり出てくる武者小路先生の名前
これね、ほんとに一瞬なんですけど、ウメノおばあちゃん(向日葵みてる老婦人)と、イケメンの庭師みたいな人が生き別れる瞬間に、武者小路先生のなんちゃらを〜みたいなこと言うんだけど、覚えてる限り武者小路なんて名前出てこないからさ、ぐぐったよね・・・。

・7人のサムライ(笑)
チャーリー一人で事足りた感ある。

・哀ちゃんのフラグ
あんなにおばあちゃんと会話して、このあとなんかあるのかな!?大丈夫かな;;!ってなったのに特に何もなく終わって草生えるwwwwおい!!!哀ちゃんを!!!哀ちゃんをもっと生かしてくださいお願いします!!!

・博士のクイズが簡単すぎた。
でも小学生も見る映画だもんね・・・。

・あんまり人が死ななかった・・・
いやこれ言うとおいお前!ってなるけど、でも言うけど、連続殺人事件がさ、面白いよね・・・。

{/netabare}

前半のわくわく感は相当すごいです。
そして来年はいよいよ酒・・・!!!黒の組織くるー!!!!
毎年一喜一憂しては楽しみにしておりますよ!
総評して、やっぱりコナンは面白かった!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 10

65.1 2 オークションで美術館なアニメランキング2位
ギャラリーフェイク(TVアニメ動画)

2005年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (104)
617人が棚に入れました
表向きは贋作・レプリカ専門のアートギャラリー『ギャラリーフェイク』を舞台に、オーナー藤田玲司が、様々な登場人物と絡みながら、時に世界を駆け巡りながら、絵画、彫刻などを通じて「アートとは何か?」を問いかける。主人公の魅力は、単なる守銭奴ではなく、アートへの奉仕者として清濁併せ呑む点にあるほか、美術・芸術・骨董の多方面に渡る薀蓄的描写も、読者の好奇心をそそる。助手サラ・ハリファとのほのかな恋の行方も気になるところであるほか、脇役・レギュラーキャラクターも多い。

また芸術に絡んで社会問題にも言及するなどしており、物語は美術方面の商業的な話題から推理サスペンス、コミカルな人間模様、陰惨な事件、時に憎み合い時に愛し合う人々の交流、文化財保護にまつわる制度面の問題など、多岐にわたる。

声優・キャラクター
森川智之、川澄綾子、ゆきのさつき、石坂浩二

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「美術と蘊蓄」「ピカレスク」「一話完結」おすすめです

<2022/2/9 初投稿>
原作は1990年代にビッグコミックスピリッツで連載されてて、当時たぶん一通り読んでます
・・・と、ウィキ調べたら2016年からまた連載再開されてる!
マジですか?
読みたい!
というかあらためて全巻揃えたい!

作者の細野不二彦さんは「さすがの猿飛」「Gu-Guガンモ」などで1980年代から活躍する漫画家さん。
さらにいえば、美樹本晴彦、河野雅治、大野木寛といったマクロス組?と若い頃から仲良しグループだったのだそう。
そのグループの中でも画力の高さは際立っていたそうで、確かにこなれた絵柄は見やすく、かつ躍動感、存在感に溢れたものでした。
そういえば漫画版「クラッシャージョウ」もこの人だったような。

今回、CSでアニメ版の一挙放送やってたの見つけて、懐かしくて毎日一話ずつ、楽しみにしながら視聴しました。

本作は一話完結型の「美術と蘊蓄のピカレスク」

主人公・藤田玲司は表向きは贋作専門、裏では盗品なども扱うと言われる画廊「ギャラリーフェイク」を営む美術商。
実は元メトロポリタン美術館(MET)のキュレーター(学芸員)であり、
その美術品全般に渡る深い知識と正確な鑑定眼、そして極めて高い美術品の修復技術からMET時代は「プロフェッサー」の異名で呼ばれた伝説の存在。
とある事情でMETを追われてから「ギャラリーフェイク」を開き、その知識・スキルと幅広いコネクションで「怪しい商売」を営んでいます。
でも美術に対する熱い心は失ってないよ。
仕事では億単位の取引をしてるくせに、その素顔はボロアパートに住む、蟹好きで腰痛持ち運動不足の三十代後半のオールバックのおっさんである。
名前の元ネタはフランスで活躍した日本人画家・藤田嗣治なのだそう。
声は無職転生のルディのパパというイケボ

サラ・ハリファは藤田の助手兼ヒロイン。
アラブ系の超お金持ちで元王族。
とある件から藤田に惚れて、ギャラリーフェイクに「押しかけ助手」。
よくわかりやすくヤキモチを焼く。
ティーンのため藤田からは子供扱いされるも、なんだかんだで藤田に大切にされている。
美術品を見る眼は肥えていて、助手としても有能なんじゃないかと思うけどどうなんだろう?
声はセイバーとかのだめの人なので拗ねると可愛い

三田村小夜子館長はもう一人のヒロイン兼藤田のライバル役。
日本の私立美術館の館長でやはり海外の美術館でキュレーターの経験あり。
なので美術品の知識や鑑定眼はハイレベル。
真面目で勝ち気な美人さん。
藤田さんをたまにデレデレさせる役割も担う。
つまりサラからは恋敵に見える立ち位置。
でも本人が藤田のことをどう思ってるかは謎。
声はプラネテスの田名部愛とかフルメタのかなめの人。

レギュラーキャラは以上です。

一話完結で、毎話ゲストキャラも登場します。
お話はバリエーションに富んでいて。
渋みのあるものから、
ニヤッとするもの、
ニヤニヤするもの、
温かくなるもの、
ハラハラドキドキするもの、
日常っぽいものまでなんでもアリな感じ。

今回見た中で特に印象深いのは
13話「監獄のミケランジェロ」
16話「楊貴妃の香」
31話「孤高の青」
33話「神々の宝石」
37話「メトロポリタンの一夜」

毎話出てくる美術品の蘊蓄も楽しみでした。
本作始まった頃ってまだネットもなかったはずだけど、作者の細野先生と編集さんはよく調べるよなぁ。


藤田は極めて高い専門性を持ち、物語の中の立ち位置としては決して評論家に収まるのではなく「研究者」とか「職人」といった風情。
そう言ったところ含め本作には「マスターキートン」に近いものを感じてしまいます。

ちょっと外連味ありますが、大人が楽しめる楽しい作品。
美術の世界に少しでも興味あるならならおすすめできる。
隠れた良作だと思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23

エミ(エミタク) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いや~面白かった♡

マンガで内容知った後にアニメを観たんだがそれでも面白かった♫


私美術品に興味あるんでこの作品に食いついたんだけど、
コレは興味ない人でも楽しめる作品に仕上がってます♫

主人公の藤田(凄腕のキュレーターでギャラリーフェイクを経営)
とサラ(家族を失った王族の娘)が色々な美術品と出会っていく作品です。
有名な絵画等が出てきて美術品好きには勿論たまらない内容だし
恋愛・人間関係等も織り込まれていて観てて飽きないです。

普段はテレビとか間に挟むんだけど面白くて
休憩なしに一気に観終えました。

オススメです。マジで☆



投稿 : 2024/11/09
♥ : 18

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

芸術作品の取引にもう一度ロマンを。

オークション等、芸術作品の売買もマネーゲームに汚染されて久しい。
絵画が札束にしか見えないような〝投機家"がマーケットで暗躍し、
アートを右から左へ転がすばかり。
真に芸術を欲する人々に作品が行き渡ることは稀である。

本作の主人公で、贋作専門の画廊を営む、
元メトロポリタン美術館学芸員で修復の名手であるこの男は、
裏で真作の闇取引を行っていると後ろ指を指されている。

だがその黒い噂とは裏腹にこの男は、
芸術作品があるべき姿、あるべき場所に収まる為なら、
寸暇を惜しまず行動する情熱家である。

芸術の価値とは一体何なのか?
ある人にとって真作以上に価値ある贋作もあるのではないか?

芸術作品は一体誰の物なのか?
それを必要とする個人が所有すべきなのか?
それとも美術館が所蔵する公共物であるべきなのか?
或いは国家が国宝として接収し保護すべき文化財なのか?

こうしたテーマについても深く考えさせられます。

アニメ版では同じテレビ東京の人気番組、
『開運!なんでも鑑定団』にて司会を務める石坂浩二氏が、
芸術作品のウンチクについて渋いナレーションを披露。
芸術の秋などにぴったりな〝いい仕事してる"逸品に花を添えています

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12
ページの先頭へ