オリジナリティでスポーツなおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのオリジナリティでスポーツな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月04日の時点で一番のオリジナリティでスポーツなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.3 1 オリジナリティでスポーツなアニメランキング1位
タッチ(TVアニメ動画)

1985年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (367)
2119人が棚に入れました
上杉達也、上杉和也は一卵性双生児。スポーツも勉強も真剣に取り組む弟の和也に対して、何事にもいい加減な兄の達也。そして隣に住む同い年の浅倉南。3人は小さい時から一緒に行動している、いわば幼馴染だった。そしてお互いがお互いを異性として意識し始める。

声優・キャラクター
三ツ矢雄二、難波圭一、日髙のり子、林家正蔵、銀河万丈、千葉繁、小宮和枝、増岡弘、塩沢兼人、鶴ひろみ、中尾隆聖、井上和彦、冨永みーな、田中秀幸

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

全ラブコメマンガの原点も忘れられていくんでしょうか。

 まず、コミック評からです。ラブコメと言えばあだち充氏。その初期の代表作と言えば本作でしょう。「みゆき」の方が古いですがビッグコミックです。内容的にも少し青年向け感がありました(少年ビッグコミックですけどね)。本作の連載はメジャー誌少年サンデーだし知名度としては本作です。内容的にも本作原作が少年マンガラブコメの原点と言えるでしょう。

 繊細な線の少女の描写がすばらしく、女性マンガ家とは明らかに違いますが、かといって少年マンガの太いGペンの線のヒロインとはまるで違う感じが非常に独特です。四肢や首筋のラインなどエロスがありながらしつこくない。ねちっこさと爽やかさが同居していました。

 また、スポコンの一種でありながら梶原的ではなく、かといってコメディに振ってスポーツへの取り組みや勝敗が単なる舞台設定ではない。そのバランス感覚にリアリティがありながら、少年の夢である理想の恋愛を描くセンスは今なお類例がないと思います。

 そして無関係なカットを多用した画面作り。モンタージュ効果とは違うんですよね。一瞬の時間を切り取ったような緊張感がある表現があると思えば、のんびりとした夏休みの情景を描写する。一見無駄に思えるその余白を感じる演出で作品世界に引き込まれます。また、徹底した水着女子と下着のサービスカット。そこも一切の躊躇も照れもありません(いや、照れはあるのか。原作者が登場するのは照れ隠しかもしれません)。

 ここからはアニメも含む、ストーリーです。なんでしょうね。出てくる主要人物が皆善人なんですよね。それでいてそこに嫌味がない。わざとらしくない。だから、後味がいい。サングラスの監督とか非常にストレスでしたけどね。でも、結局いい風に収まります。ご都合主義と言えばご都合主義。でも、少年マンガらしい創作物とリアリティのボーダーライン上にあるようなエピソードで、カタルシスがあります。

 そして、なんといっても中盤の例の大事件。題名に込められた仕掛けがすごかったですね。この衝撃は初見では本当に驚きました。少年コミックスでここまでやるかと言う感じでした。

 キャラは若い時は朝倉南推しですけど、今見るとちょっと聖女すぎて鼻につく感じはあります。ただ「憧れ」の記号化としてはこんなに見事なキャラもいないです。隣に住んでいてあの離れの部屋が理想の場所になっています。また、マネージャーの立場から自分も活躍してゆくプロセスが80年代の女性の自立を感じさせる描き方でした。それでも新体操を選ぶところがあだち充氏です。

 ギャグではない、80年代のコメディ。真面目を相対化したような「間」「ずらし」の面白さでした。そこもコマの使い方に通じますが、今では他に見ませんね。その同じ技法でシリアスもやってしまうのがすごいですね。アニメはその辺のすくい方が上手かったと思います。

 そしてスポーツに関しては才能頼りの面もありますが、ちゃんと努力している姿があるんですよね。常勝でもないし。ライバルにも人間性があるし。そう、恋愛と部活動、それと試合のシーンがきちんとリンクして、ストーリーそれ自体が面白いのが、素晴らしかった。

 最後のコミックスで無理やり出てきたアイドルがアニメではなかったのかな。最後の展開はアニメの方が自然だった気もします。

 キャラに関しては後の「H2」の方がバランスがと取れていたし、「クロスゲーム」の方が恋愛に関してはより現代から見ると感情移入できる気がしますが、やはり作品の完成度とかオリジナリティとしては本作でしょう。

 あとはOPのタッチは名曲…かどうかわかりませんが、とにかく歌が上手い。うますぎ注意と言うくらい上手いですね。

 コミックスは名作と言うか古典として時間のフィルターを経ても素晴らしい作品だと思います。が、アニメですね。残念ながら繊細さ、間、画面の使い方がコミックからはやはり落ちます。それでも他のあだち作品から比べると、かなり原作の良さを上手くアニメ化したな、という印象でした。今はサブスクだと無いのかな?(今この時点ではUNEXTでありました。全101話なので、コミックスから入る方がいいかも)

 本サイトでもかなり以前でレビューが止まっているので、この作品ですら忘れ去られていくんだなあ…ちょっと感慨深いです。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 6
ネタバレ

ダビデ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

最も,もっと評価されるべき作品

{netabare}和也が死んじゃう{/netabare}のは嫌な描写ですが、そこからの展開、ストーリー、画、キャラクターなどなど最高ですよね。
子どものころから学生の頃まで、再放送で何回も観ましたし、原作も読みました。


{netabare}柏葉監督と達也との信頼関係が構築されていくさまがとても好きです。
3年の地区予選の決勝,達也に対して,和也の妬みのような話をしながらも,達也のピッチングをさせるアドバイスをしたシーン。
それで,和也を追い求めていた達也が,達也のピッチングを始めたシーン。
ピンチになり,達也の鼻血を見て,柏葉監督が立ち上がり,バッターに指示を出し始めるシーン。
三塁打を打った後に達也に対して,見えないはずの眼でアイコンタクトで,ホームスチールをさせるシーン。
達也:「おれもたまにはホメられてみたいもんですね」,柏葉監督:「おれはおまえが嫌いだ」,達也:「どうせなら徹底的に嫌われてみたいもんですね」と言った後の,「だったら,甲子園に行くんだな」の柏葉監督のセリフ。
最後の最後で,新田に対する敬遠を決めたはずなのに,みんなで,達也に勝負をさせるシーン。
最後の一球。
達也が病院で柏葉監督に「リンゴ」を手渡すシーン。
その,余韻の,柏葉監督の「夏は好きなんですよ。」。

初めて観ていたときは,柏葉監督の正体がバレて,はやく監督が変わって欲しいと感情移入をしていました。
でも,最後の最後には柏葉監督が・・・,涙涙で,言葉にできない存在になっていました!{/netabare}

そして,{netabare}達也の浅倉南への告白は,(個人的には漫画の,開会式に達也がいないところからの,電気屋での抱きしめからの,つま先立ちの方が,南のピンチに必ず達也が現れるという意味でも,好きなのですが。)話の積み重ねの終着として,{/netabare}どんな恋愛アニメ・恋愛ドラマでも,超えることはできないシーンだと思います。


長いけど,名作であることは間違いないと思います。


☆の評価をするにも,物語は,あだち充先生の傑作なので,☆5.0は間違いありません。スポーツアニメとしての物語は最高なうえに,恋愛アニメとしての物語も最高です。
声優は,頭の中で,登場人物のイメージがそのまま構成されていますので,☆5.0は間違いありません。
キャラは,登場人物それぞれプラス要素しかなく,☆5.0で間違いありません。(浅倉南の性格があざとすぎて,万能すぎるとして,マイナス要素で評価する人もいるかもしれませんが,多くの男性には,浅倉南のキャラはプラス要素にしかならないはずです 笑。)
音楽は,「タッチ」のイントロだけでも☆5.0になっちゃいます。その他の挿入歌,ピンチの時の音楽などなど,含めても最高評価になるはずです。
作画だけは,時代的な理由で,☆4.0になってしまいますが,当時の他のアニメの中では素晴らしいと思いますし,試合の描写も素晴らしいと思います。

観た人の数も多いはずですし,評価をしたら高い評価となることは間違いありません。
なので,(平成27年11月14日時点でのランキングは334位の74.0点ですが,)個人的には最ももっと評価されるべき作品だと思います 笑

投稿 : 2025/03/01
♥ : 19

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「南ちゃんが理想の女性」派には賛同しかねるが名作中の名作。

原作『あだち充』

双子の兄弟「上杉達也」と「上杉和也」
お隣さんの「浅倉南」
子供の時から一緒の幼なじみ3人が
しだいに互いを男女として意識するようになる

優秀な和也に才色兼備な南
うだつの上がらないダメ兄貴、達也。

思いやるがゆえにすれ違う恋心や
野球を題材にしたドラマを描く

――高校3年間の青春ストーリー。



名作中の名作なので、誰かにオススメも無いもんでしょうが、この世代の人間でよく挙がるのが「浅倉南」はいい女なのか説。結構バカらしい気もしますけど、知人の女性に聞く限りは半々で、男性に聞く限りは条件付きで概ね賛成と言ったところでしょうか。とにかく女性票が少ない南さん。同時期だと高橋留美子先生の「うる星やつら」や「めぞん一刻」が君臨してるので、女性目線から生み出された“ラムちゃん”や“音無響子”がどうしても勝率が高い気がする。

「タッチの南ちゃんが女子受けしない理由まとめ」

なんてのもあるくらい!
そこに書いてある意見が面白いので列挙。

・『一人称が「ミナミ」だから。』

“こんな女にろくな奴居ない!”
“無理。”
“ホント嫌い。”

ラムちゃんも一人称ですけど、あれはセーフなのかな?

↓他にも・・・

「女友達少なすぎ。女の親友居ないとか性格悪い証拠。」
「一回も心揺れたこと無いくせにキープすんな!」
「そもそも運動部女子マネージャーという生き物が嫌い」

『女子マネージャーという生き物』っていう面白ワード良い。
続きも面白いので気になったらググって(笑)

これが男性作家と女性作家の違いでしょうね。
想像力が及ばない部分と格闘をするお仕事は大変でしょう。

ここで面白いところは、意見を言ってる女性が
「タッチ」自体を嫌いな方が少ないということ。
達也や和也などには魅力を感じてるのでしょうね。
男性作家の描く、男性から見ても嫌味のない男って、
女性側から見てもカッコイイと思うのでしょうか。

男性からは女性作家の描く女性は嫌味がないので好印象。
(“あけすけ”で少し怖い時はありますけどw)

・・やはり男女が相互を理解できる日は遠そうです。

だからこその駆け引きなど面白い、なんて誰かが言ってた。
不自由の自由というやつかしら。ちょっと違う?

最後に個人的な意見を言うと、浅倉南という女性は条件付きでいい女だと思います。上杉兄弟に対しては最高の女性でしょう。それ以外だと彼女のいい女っぷり(良くも悪くも)にこちらの性能が負けてしまいます。圧倒的な性能差で尻に敷かれるどころか埋まって出てこれないでしょう。ちなみに私は南ちゃんにフラれた男どもに共感をしてました。なので創作物上の女性には最高のカップリングがあり、初めて“いい女”だと認定できるのだと言い放ちレビューを終わりたいと思います。駄文失礼。

投稿 : 2025/03/01
♥ : 19

65.3 2 オリジナリティでスポーツなアニメランキング2位
Extreme Hearts(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (90)
218人が棚に入れました
現在より少し、未来の話。 サポートアイテム・エクストリームギアを駆使して遊ぶ「ハイパースポーツ」は子供から大人まで様々な層に人気のホビー競技。 そんなハイパースポーツとはなんの縁もなかった高校生歌手、葉山陽和に訪れた ある事件と出会いをきっかけに、物語は動き出す。 「これは私たちが、最高の仲間と出会っていく物語」
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

思ってたのと違った。

{netabare}
エクストリームギアを装着して色々なスポーツをする話。
一話時点だと謎にロボットが大量に出てきたり、アイドルとして成功するためにスポーツをやると言った意味不明な流れだったり、明らかギャグアニメというか、狙ったクソアニメと言う感じで面白かったけど、後半でなぜか真面目路線に切り替わって突っ込みどころも減り何か見たかったものと違うなと言う気分になった。
この設定で王道なスポコンは求めてなかったし、王道としてやるなら序盤のふざけた設定が邪魔にしかなっていなくて纏まりがあまりなかった。
アイドルとしての成功のためにスポーツ大会で優勝と言う設定が支離滅裂すぎて...。
スポーツ頑張りました、その結果スポーツ大会優勝できました→アイドルとして大成しました、の矢印部分で「は?」ってなるせいで最後それっぽい雰囲気出されても何の感動も得られなかった。

キャラもなぜか主人公チームだけがモブみたいな見た目でキャラデザ的にも印象に残らないし、掘り下げもロクにないから全く印象に残らない。
主人公もアイドルを志してる設定だけど、途中からは謎設定故スポーツばかりに気が入ってて結局アイドルになりたいという元の意思が薄く感じるし。

スポーツアニメとしても微妙。
ハイパースポーツと言う割に見栄えは普通のスポーツで、設定のわりにあまりこの作品独自のものを感じられなかったのが残念。
浅く広く色んなスポーツをやっている感じで、スポーツアニメとしての面白さはあまりなかった。

まあ、最終回のライブは予算はそれほどながらそれっぽい盛り上がりは作れていたとは思う。他は、スノーウルフの回は1話と言う尺で綺麗に相手側の掘り下げが出来ていて良かったと思います。
全体的につまらなくはなかったけど面白くもなかった。
曲は地味に良曲が沢山あった作品でした。
明日へのBreakShoot好き。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆5
トライブナイン? 歌なのかスポーツなのか。俺も好きだぞこの曲。
アイドルになれなかったという話を真面目にやっておきながら、
そこから意味不明設定のスポーツ大会の流れに持っていくのは正直感情がついていけないし、そもそも目的から逸れていて題材も噛み合ってないように感じる。
これならアイドル云々設定いらなかったのでは? 真面目な雰囲気とやってる内容があってない。共感しにくい。
この意味不明スポーツを真面目設定でやられてもって感じだな。キャラの見分けつかん。

2話 ☆8
サッカーの試合なのに野球の選抜メンバーって紹介するのなんやねんw
パワープレイw テニプリかな? スポーツかと思ったら今度はカラオケw
ホント方向性が定まってないなw
スポーツ→歌→スポーツとシーンが変わっていくのがもうついていけないw
今度はテニスw

3話 ☆7
データ系は負けフラグ。いつの間にこんな強くなっとんねん。
まるでスポーツアニメ。100パー↑セント ロボをバカにするな。
ガバガバブロック 未だに青目と緑目の区別つかん。
てか相手キャラの方が可愛くね? マジで相手の方が。
草お前戦えるんか。
かっこつけて出てきたのにキャプテン何もせずに負けてて草。
ウィニングライブ? マジで何がしたいねんw モブの方が可愛いのほんとw
入りから語り口調なの固すぎだわ いい最終回だった。

4話 ☆7
謎のロボ。またロボ増えるのか。ロボの方が可愛い。適当グラフやめろ。
やっぱこの3人顔同じ過ぎない? でもロボがいるから。ロボ差別やめろ。
150kg なんでバッティングセンターでバント。黒髪蒼眼好き。

5話 ☆7
尺調整前回のあらすじ。
なんで主人公チームだけモブみたいな顔のキャラばっかなのw
リトルじゃ相手ならんだろ。ロボも声出せや。まともな話やめろ。
誘うんやめたんじゃないんか。てかロボも人数にカウントしろw

6話 ☆7
走っていけ。ロボもメンバーに数えろw 打てや。賢い戦略。
ロボが本気出せば全部決められそう。2人チームサッカーどうすんねん。
5人目さん。結構簡単に割れそう。

7話 ☆4
真面目な展開やらんでくれ…。ほんと面白くないこれ。
シュートの方がネタアニメとして面白い。なんだその止め方。
もっとちゃんとふざけろ。百合か? 結局勝つんかい。
何そのオレンジともお茶とも取れない色の液体 

8話 ☆5
ゴール小さくね? このアニメモブの方が可愛いのはなぜ?
いきなりライブかよ。テコ入れ回か。ブラを取ったら面白いのに。
真面目すぎるんだよな…ほんと。
シュート>テニヌ>エクハ

9話 ☆9
この銀髪?可愛いな。この子マジで可愛い。声好き。
エンゲージキスかな? 今回ミシェルしか見てない。

10話 ☆5
まだスノーウルフ回か。百合か? 今回内容薄いなw
足つった時みたいな姿勢してんな。

11話 ☆5
出OP。モブくそかわいい。28も充分ダメだぞ。
最初とられまくったのはなんだったのか。
1周まわって面白いとかじゃなくてただただ統一感のない中途半端なアニメだな。
モブの方が可愛いのやめろ。作画頑張れ。

12話 ☆5
あまり近未来のハイパースポーツという感じもなくただただ色んなスポーツを転々とやってた印象だったな。ライブエンドか。
悪くは無いけどさ。

曲評価(好み)
OP「インフィニット」☆6.5
2話ED「SUNRISE (Ver.First 2)」☆7.5
3話ED「SUNRISE (Ver.First 3)」☆7.5
4,5話ED「SUNRISE (Ver.Starting 3)」☆7.5
6話ED「SUNRISE(Ver.Unite 4)」☆7.5
7話ED「SUNRISE(Ver.RISE)」☆8
12話ED「SUNRISE(ver.Summer memories)」☆8
1話挿入曲「名も無き花」☆7
1話挿入曲「青空に逢えるよ」☆8
2話挿入曲「明日へのBreakShoot」☆10
3話挿入曲「Dream Soda」☆7.5
3話挿入曲「Rise Up Dreaming」☆8
4話挿入曲「Buzz Everyday」☆7.5
8話挿入曲「大好きだって叫ぶんだ」☆7
8話挿入曲「青空に逢えるよ (feat.Michelle)」☆7.5
9話挿入曲「Hydrangea」☆7.5
10話挿入曲「無限大の魔法」☆6
12話挿入曲「HELLO HERO」☆7
12話挿入曲「Happy☆Shiny Stories」☆6
12話挿入曲「全力Challenger」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2025/03/01
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「これは私たちが、最高の仲間と出会っていく物語」

この作品は、オリジナルアニメだったみたいですね。

アニメーション制作はSeven Arcsさん…
魔法少女リリカルなのはシリーズ、セキレイ、アスラクライン、DOG DAYSなど往年の名作を、最近では、アルテやトニカクカワイイなど制作されている会社です。


現在より少し、未来の話。
サポートアイテム・エクストリームギアを駆使して遊ぶ
「ハイパースポーツ」は
子供から大人まで様々な層に人気のホビー競技。

そんなハイパースポーツとはなんの縁もなかった高校生歌手、
葉山陽和に訪れたある事件と出会いをきっかけに、物語は動き出す。

「これは私たちが、最高の仲間と出会っていく物語」


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

ウマ娘形式の展開…と言えば何となくピンとくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この作品では、野球やバスケットボールなど様々なハイパースポーツで競い合い、勝利したチームには、試合後にライブステージで曲を披露する権利が得られる、という感じです。

そして、主要メンバーが所属する「RISE」は以下のメンバー構成になっています。

葉山 陽和:CV 野口瑠璃子さん「防振り」のサリー、「Deep Insanity THE LOST CHILD」の小鳩玲香役など
小鷹 咲希:CV 岡咲美保さん「転スラ」のリムル、「はめふら」のメアリ・ハント役など
前原 純華:CV 優木かなさん「ブラクロ」のノエル・シルヴァ、「はるかなレシーブ」の大空遥役など
橘 雪乃:CV 福原綾香さん「デレマス」の渋谷凛、「Fairy gone フェアリーゴーン」のヴェロニカ・ソーン役など
小日向 理瀬:CV 小澤亜李さん「月刊少女野崎くん」の佐倉千代、「この美」の宇佐美みずき役など
ノノ:CV 橋本ちなみさん「妹ちょ。」の神前美月、「Lostorage incited WIXOSS」の穂村すず子役など

皆さん、様々な作品で主役級を演じておられるではありませんか。
やっぱり声優さんの起用ってとても大事なことだと、否が応でも再認識させられます。
これが、声優さんの仕事が狭き門と言われる所以なのかもしれませんが…

物語の展開は王道そのもの。
少しずつ仲間を増やしながら神奈川県代表の座を目指して奮闘する感じ…

ただ、エクストリームギアの使い方については、もう少し捻りがあっても良かったような気がします。
使い方によっては無敵にもなり得るアイテムですが、ご都合主義的な感じが否めなかったのも事実です。
それでも完走できたのは、RISEのメンバーの直向きさと、この作品ならではの優しさがあったからだと思います。
この作品で感じられた優しさ…個人的には大好物系だったのは評価のポイントだと思っています。

勝負の世界なので、必ずと勝者と敗者が存在します。
誰もが負けたくないと必死に頑張ってきた試合に負けて悔しくないわけがありません。
それでも、色んなカタチで勝者の背中を押してあげられる敗者に、
私は心からの敬意を表したいと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、岡咲美保さんによる「インフィニット」
エンディングテーマは、RISEによる「SUNRISE」で、仲間が増える度に歌い手の人数が増えていきました。

1クール全12話の物語でした。
評価の分かれそうな作品ですが、総じて私は堪能させて貰いましたし、しっかり感動もさせて貰いました。
現在、Extreme Hearts キャラクターソングアルバム「BEST 4 U」が好評発売中とのことです。
公式サイトの「music」を覗いてみると、色んな楽曲が掲載されていました。
配信もされているようなので、お気に入りの楽曲は要チェックですね^^

投稿 : 2025/03/01
♥ : 5

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

古典的アイドル作品っぽい

アイドル物には興味がないのだが true tears とかグラスリップの監督らしいということで見てみた。
作品の作りには手堅いところが感じられて良い面もあると思った。良い点の一つは主人公グループを最初からちゃんとバックボーンで経歴のある有能設定にしていて活躍に矛盾のないこととか。また単に「気合い出したらなんとかなった」にせずに入念な努力もし、努力に頭も使っていて勝利に合理性を持たせることもできていた。ライブのシーンも過度な演出をしたりしないで親しみやすいような形を作れていた。
しかし本質的にアイドルというやり方があまり好きになれず、期待を超えるものはなかったため2話で断念。

歌パフォーマンス以外の競技でバトルして演奏の場を勝ち取るというのは地下アイドルとかで色々実際にやられているのは知っているがファンの課金で左右される要素が結構あって、もっと汚いものだ。
そもそも歌とパフォーマンスが本業なはずの人たちにスポーツや他の遊び事で勝負させるというの自体ちゃんちゃらおかしいように感じる。

昔何でも一回は試してみようということで地下アイドルを見てお気に入りを見つけてライブに行ったりしたことがあった。しかしそこで感じたのはホストにシャンパンを大量に貢いでホストを上げるみたいに、アイドルに金を貢いでそれでグループをのし上げていく怖い業界だということだった。
ある程度個性の強いグループであっても結局そこで商品になるのは女の可愛さであって本気でやってる感とかであってステージでのパフォーマンスとかが本当に主軸にされるわけではないのだ。「推し」とかいうものを作って、一緒に数分のチェキを撮って疑似恋愛をして、熱狂の中に価値に見合わないだけの金を投入させて、それで成り立っている。
そこにあるのはキャラクター愛であって作品自体に対する信仰ではない。

自分は美味しい食べ物に金を出したり本の芸術性に金を出すのは良いけれど熱狂を金で表すのを誘うようなことで結局成立しているアイドルという界隈に参入して自分も間抜けを演じるということはする気になれなかった。

露骨なギラギラした芸能会社のシビアさとか、顧客の本能的な態度とか、アイドルたちが殺伐とした社会で大人の傀儡になりながら熱心に活動に身を投じるところとか、そうしたところにはある種の面白さがあるけれどそうしたものは描かれない。
アイドルになりたい、アイドルの中で有名になりたいという気持ちは多分あまりキレイなものではないと思うしその道程も矛盾を抱えている。そうしたものは描かれない。

あるいは自分は他人を神様に仕立て上げるのがいつも嫌いなのだ。
むしろ神様を地面に引き摺り下ろして泥を舐め排泄させたいと思っているのだ。
(時節柄付け加えると別にこれは推しの子がこの点で優れているというわけではなく、推しの子も同じようなものである)

投稿 : 2025/03/01
♥ : 1
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