オジサンで商人なTVアニメ動画ランキング 2

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のオジサンで商人な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月08日の時点で一番のオジサンで商人なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.5 1 オジサンで商人なアニメランキング1位
狼と香辛料 merchant meets the wise wolf(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (156)
660人が棚に入れました
若き行商人クラフト・ロレンスは、荷馬車を引く一頭の馬を相棒に、街から街へと商品を売り歩く日々を送っていた。 ある日、黄金色の麦畑が広がる小さな村を訪れた彼は、耳と尻尾を有する美しい少女と出会う。 「わっちの名前はホロ」 自身を“賢狼”と呼ぶホロは、豊穣を司る狼の化身だった――。 彼女の「遠く北にあるはずの故郷・ヨイツの森へ帰りたい」という望みを聞き、ロレンスとホロは北を目指す商売の旅の道連れとなる。 だが行商人の旅には思いがけない波乱がつきもので……。孤独だった行商人と、孤独だった狼の化身を乗せた馬車が、今、騒がしく走り始める。
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

Spice & Sugar and Everything Nice.

原作旧作知りませんが、とても面白かったです!
リアルでもある経済や取引の話を基にしていてとても興味深いし、ロレンスとホロの徐々に信頼が確かなものになっていく関係性が尊くて人間ドラマとしても魅力的
商材の価値を嗅ぎ分ける狼をパートナーにするコンセプトと、商材の取引を香辛料としたタイトルのセンスが秀逸、主題歌も良曲

権力者や商会の思惑、攻防、駆け引きがあって陰謀渦巻く複雑な構図の中で、力を持たない商人が賢狼ホロと知恵を出し合って渡り合っていくストーリーがとても面白い
各勢力の関係や思惑、儲かる仕組みが単純じゃないので、何となく見ていると何が起きているかわからないけど、とても丁寧に描かれているので頭の中で整理しながら見ていればちゃんと理解できます。
真剣に見ていないと頭に入らないので、思わず真剣に見てしまうことで物語への没入感と、構図が頭の中で整理されていくのが気持ちいい

とても素敵な作品ですね

1~6話について思ったこと {netabare}
まず良かったのは毛皮を売る時のホロの交渉術、ただの詐欺じゃなくて短い時間の中で交渉のテクニックが満載でとても見ごたえがありましたね。
ロレンスとの商談に口をはさむタイミングに畳みかけるような売り込みで相手から冷静さを奪い、商品価値を相手に信じ込ませるテクニック、相手に考える時間を与えない切り上げ方、老練さを感じさせられました。
それでも疑り深い人はこういうテクニックを駆使されるとむしろ警戒心が強まって逆効果になりかねないけど、それはそれとして見ごたえのあるシーンでした

続いて「貨幣の銀含有量が上がる」とうその噂を流して実際には下がるという詐欺の話になって序盤の山場を迎えます。
話はとても面白いです、でもたぶんこれ実際には騙される商会そんなにいないんじゃないかな?
大きな商会は当然、世の中の金の動きには敏感なので、王国の財政が良くないのではないか?というのを主要商材の流通量の変化などで肌で感じていると思うんです、新しい銀貨ほど銀の含有量が減っている情報もつかんでいても不思議じゃありません。新しい銀の採掘のめどが立ったならともかく、そんな中でみすぼらしい格好した得体の知れない男からの銀の含有量が上がるという情報を信じるでしょうか? 情報源は? これほど有益な情報ならもっと大商人を相手にすればいいのに個人に持ち掛ける理由は? 他の商人にも同じ情報を渡している可能性は? 情報の重要性の割に要求する対価が少なすぎないか? こんな有益な情報わたした後にゼーレンが消されるリスクを考えてなさそうなど、疑わしいことは多い。
アニメの描写でもゼーレンは最初から胡散臭いように見えました。
商会の手練れなら情報の裏はとると思いますし、実際には下がる可能性も考慮すると思います

ヤレイと村のホロに対する考えの変化もちょっと納得は難しいかな?
宗教が絶対権力を持っていて科学があまり発達してなさそうな近世~中世欧州的な世界観で、ホロを実際に見たという証言もある中、商人との交渉がうまくいって豊かになったからといって、豊穣の守り神を蔑ろにするように村の意見が傾いていくでしょうか?
商人との交渉がうまくいくことと、豊作か凶作かの因果関係はないはずです。
作物が取れなければ交渉する材料もありません。それなのにいきなり豊穣の神を村の敵みたいに扱う村? 不思議です。 本当に神がいたら永遠の凶作にされても不思議じゃありません。いるかいないかわからないのにそんな恐ろしいことができるでしょうか?
21世紀の今ですら大昔の迷信を信じている人もいるくらいなのに
{/netabare}

7話~12話
{netabare}
今度は信用買いの話みたいですね
後半の話はそこまで複雑じゃなかったかな?
レメリオ商会に裏切られたけど、レメリオ商会と対立するんじゃなくてうまくやりくりしてレメリオ商会も救ったし、利害関係は無視してノーラも救ったのは綺麗にまとめたなって思いました

{/netabare}

投稿 : 2024/11/02
♥ : 17
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 どうしましょうね?旧作の2期を見ながら考えましょうか。

第1話 3DCGの技術的な挑戦が大きい?それとも海外を意識した? 

{netabare} 試しに旧版と本作を同時に見たら、冒頭に少女が出てくる以外、14分くらいまでほぼ同じ話、構成でしたね。場面とかセリフで30秒も差が無い感じでした。
 ただ、驚いたのが旧知の人って、旧版はクロエっていう女性でしたがヤレイっていう男なんですね。この違いがありました。

 そして14分以降キャラの関係で若干違いがありますが、旅立つところ以降は一緒でした。で、あれ小説どうだったっけ?と思い以前買った小説版を引っ張り出したら、この場面が丸々ないんですね。馬車でホロがオオカミであることを確認したらそのまま旅立ってました。

 まあ、そういう細かい違いがあるみたいですけど、大筋は同じですね。雰囲気や作画は当然ですが、旧版の方が圧倒的にいいです。しかし、本作はホロが可愛いですね。

 それと何といっても3DCG技術でどこまで演技ができるか情緒的な画面を作れるのかが見ものでしょう。
 今回のリメイクの見るべきところは、もし解釈が旧版と同じであれば、これに尽きるのではないでしょうか。その点では遠景の手足にまだ違和感があるものの短時間でかなり進化したなあという印象でした。
 海外セールスを狙ってしっかりした作品を選んだ、という意味もあるのかもしれませんけど。

 せっかく小説を引っ張りだしたので、以前の疑問を含め読むかもしれません。ストーリーが旧版と同じならいちいちレビューはしませんが、気が付いたところがあれば、随時。 {/netabare}


2話 リメイクの意味が薄いなら飛ばし見か放置かもしれません。

{netabare} 1話のヤレイの登場シーン以外は、原作にほぼ準拠という感じで進んでいるようです。ただ、ロレンスって開き直ってホロと馬車の上で一緒に寝ているんじゃなかったでしたっけ?

 原作を改めて読んでいますが、なぜ家に数巻あるのに原作を覚えていないのだろう?と思ったら、1期の銀貨とかこの後出てくる武具の話とかの内容が理解できなくて、そこだけ集中的に読んでいたみたいですね。

 ですので、2巻までで放置してたみたいです。今回読み返し始めました。面白いことは面白いですが、経済的な部分の謎解きをしないで話が進んでしまい、どいうことなのかエピソードの最後の方まで説明がないので、頭を使ってしまいます。そうすると感情が引き戻されてメタ的な気分になるんですよね。そこが没入できない原因だったかな。

 むしろ長寿のホロが北にかえる旅路の話…商人との信頼関係を結びながら…そして…という話の方が面白いです。その部分は「フリーレン」をちょっと思い出します。

 それと、やっぱり雰囲気は旧作の方がいいです。作画で見るべきところもないし。話が原作・旧作準拠でリメイクの意味が薄いようなら飛ばし見か放置になる気がします。{/netabare}



3話 どうしようかなあ…どうしましょうね?旧作の2期を見ながら考えましょうか。

 もちろん前作を最後まで(1期だけ)見ているので、話が面白くないということはないです。リンゴのシーンも良かったです。

 ですが…うーん、同じすぎ?例えば「キノの旅」などのリメイクを考えると新旧見比べる意味があるのですが…ただ、まあ雰囲気は慣れてくればそれほど違和感もなくなってきた気も…

 それと今回の部分で、以前はスルーしてたんですけど原作を読み返して気になったのが、テンの皮(革?)の時の匂い問題なんですけど…あれは取引上の口の上手さなんでしょうか?なんとなく詐欺というか騙しだと思うんですけど…そう言うものなの?とちょっと引っ掛かりましたね。

 どうしましょう?継続にしとこうかなあ…とりあえず旧作の2期が先かなあ…一応、中断にしておきます。違いを確認するためにチェックはすると思いますけど。

 EDを初め音楽は結構気に入りました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

前作を観ていない若い人は、このリメイク作品にどんな感想を持つのかな?

 最終話(25話)まで観ました。2024.09.29

 祝2期決定!ホロとロレンスの旅は続きます。しかしまぁ、歳はとりたくないもので、旧作を楽しんでいた頃と大分受け取り方が変わってきてしまいました。

 原作者は狙って小説に書いているのかもしれませんが、ホロのメスムーブが炸裂したなんちゃって廓(くるわ)言葉と、ロレンスの頑張って冷静さを装っているやり取りが、風俗嬢ガチ恋オジサンと歴戦の風俗嬢の同伴珍道中に見えてなりません。

 オジサンの気持ち、分かるなぁ…。風俗はあくまで疑似恋愛を楽しむものなのですが、お互いに一線を越えそうなところまでいくのが、風俗嬢の手練手管の見せ所です。危険が無い程度に生かさず殺さずにケツの毛まで抜くのだ!

 オジサン(ロレンス)もそれは分かっていて、ホロとは最後までいけそうだけど、基本的に全てが演技の風俗嬢だしなぁ…。年齢も不詳だし、そもそも女なのかさえも怪しいしなぁ…。本気になっても怪物が嫁じゃあ世間体も悪いし…、でもタイプで話も面白いんじゃ〜。結婚とかしたら商人としてのキャリアが終わりそうだし…。と言う心の声が聞こえそうです。

 この会話劇こそがラノベの真骨頂よ!と言う、ラノベ全盛世代には懐かしいですが、若い視聴者には冷ややかな目で見られていそうです。男子が女子と内容の無い会話劇を繰り返しながら絡んでいくお話は、所詮疑似風俗ですから。

 気合を入れて過去作をリメイクしても、世代を超えたヒットに結びつくかどうかは微妙な様です。私も過去作の思い出補正に邪魔されて、何か釈然としないレビューになってしまいました。
………………………………………………………………………

 初回観てのレビューです。2024.04.02

 2008年の作品をリメイク!懐かしいです。リアタイした上に、小説も全部買い、ゲームも買いました。続編は読んでいません。

 今回は原作準拠らしいです。クロエが原作通りおっさんなんですね。前作は美女だったので、俺だったら狼女より、クロエを選ぶなぁと思ったもんです。

 派手さは無い本作品ですが、1話観てみると、こんな感じだったかなぁ?と少し違和感を感じます。想い出補正?

 今の視聴者に受け入れられるのか?今後に期待です。ちなみに、細かい所は忘却しているので、また楽しめそうです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 4

64.3 2 オジサンで商人なアニメランキング2位
佐々木とピーちゃん(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (201)
554人が棚に入れました
佐々木がペットショップで購入したのは、異世界から転生してきた高名な賢者様だった。 『我が名はピエルカルロ、異界の徒にして星の賢者』ただし、文鳥。 佐々木はこの可愛らしいペットに「ピーちゃん」と名付けて生活を共にすることにした。 賢者様から与えられたのは、異世界に渡る機会と魔法の力。 会社から帰宅したのなら、二人は異世界ライフを満喫! やがては、現代日本で仕入れた品物を異世界に持ち込み、商人として活動することに。 異世界でお金を稼いだり、ピーちゃんから魔法の訓練と受けたり、美味しいものを食べたり。 社畜生活でくたびれた心身を、剣と魔法のファンタジーな世界で癒やされる。 すると、そんなある日。 佐々木は会社の帰り道で「異能力者」なる存在と出会う。 ピーちゃんから教わった魔法で異能バトルを切り抜けるも、異能力者と間違われて、国の機関「内閣府超常現象対策局」にスカウトされてしまう。 脱、社畜! 脱、ブラック企業! しかし、今後は安定した公務員生活......という訳にもいかなそうで......。 一羽の文鳥との出会いが、佐々木の日常に大きな変化をもたらす! 異世界と現代日本を舞台に繰り広げられる、異世界ファンタジー×異能バトルが幕を開ける!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

(最終)会話劇はよかったが全体像でみると・・・まあドンマイw

【レビューNo.113】((最終レビュー)初回登録:2024/3/23)
ラノベ原作(なろう・カクヨム発の模様)で2024年作品。全12話。(初回は1時間)
完全にタイトル切りを決め込んでいたのですが、交流あるかんぱりさんやえり
りんさんのレビューを拝読すると大分イメージしてたものと違う・・・という
かむしろどんな作品か気になるまであるなっとw

(ストーリー)
冴えない中年会社員(社畜)の佐々木は、ペットショップで文鳥「ピーちゃん」
を購入した。ピーちゃんは異世界から転生した高名な文鳥賢者であり、人間の
言葉がわかる特殊な能力を有していた。そんな佐々木とピーちゃんが、異世界
と現実世界を行ったり来たりするストーリー。(wikiより)
(ピーちゃんの転移魔法で現実世界⇔異世界への往来が可能)

(評 価)
・第1話:現実世界と異世界のギャップが・・・これは今期のダークホースなのか?
 {netabare}・原作は意外としっかりしてるっぽい
  異世界でのサクサク感が「なろうっぽいな」と思ったら、やはり元々なろ
  う・カクヨムで連載されていたようです。しかし
  ・「第4回カクヨムWeb小説コンテスト」で特別賞受賞
  ・「このライトノベルがすごい!」で2022年版第1位
  とかなり評価されていた作品のようで(受賞作=当たりではないが)大き
  くは外してこないんじゃないかなっと・・・知らんけどw 
  ちなみに原題は
  「佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で
   異能バトルに巻き込まれた件 〜魔法少女がアップを始めたようです〜」
  と(後述しますが)なかなかに「ごった煮感」が凄いなっとw

 ・ごった煮について
  ざっと1話の流れを列挙すると
  {netabare}・中年会社員の佐々木がピーちゃんの力を借りて異世界へ転移。
   「金貨8万枚」よろしく現実世界の商品を転売ヤーで大儲け。
   (ついでに成り行きでレストランも経営w)
  ・で、ピーちゃんから魔法を教えてもらう。佐々木には魔法の才能もある
   模様。
   一方現実世界には(魔法とは別に)「異能力」が存在。異能力者に襲わ
   れている星崎という女性を魔法で救出。しかしこの星崎、実は異能者を
   秘密裏に管理する政府の組織「内閣府超常現象対策局」の者で、佐々木
   は異能力者と勘違いされ、そのまま組織にスカウト→国家権力も働いて
   なし崩し的に組織の一員に(一応国家公務員に転職www)
   なんかこの辺もそれっぽい作品がなかったか?!  
  ・そして佐々木の住むアパートのお隣さんには、「未来日記:我妻由乃」
   っぽいヤンデレJCが・・・佐々木さんロックオン?!
   (母親が育児放棄してるっぽく、よく玄関の外で過ごしている模様)
  何か系統の違う3作品程のネタをミックスしてる感じですね。
  (ここにまだ魔法少女らが乱入してくる模様w){/netabare}

 ・それでも結構面白かった
  {netabare}・佐々木の中年会社員設定が上手く機能している
   異世界では「本家・異世界なろう作品」もビックリなほどサクサク展開。
   でも不快感がなく意外と面白く観れたかなっと。
   ・佐々木になろう特有の「俺tueee感」とかがなく実に落ち着いている。
   ・商談シーンなども良識ある商社マンっぽさが逆に新鮮。
   現実世界でも「社会人ラブコメ」とかのなんちゃって社会人より、よほ
   ど真面目に社会人してたのは結構ツボったw 
  ・ストーリーが体系立っていて視聴しやすい
   上述のように(既視感にまみれた)ごった煮状態なので全体像をみると
   「一体何の話なんだ?!」
   ってことにはなるのですが、頭から視聴する分には意外と体系立ってい
   て順序よくストーリーが流れ、スンナリ受け入れることができ視聴しや
   すかったという印象ですね。
  ・現実世界と異世界のギャップ
   そして一番上手いと思ったのが両世界のギャップですね。
   ・異世界ではサクサクと脳天気な展開をみせながらも
   ・現実世界では
    ・「内閣府超常現象対策局」という謎組織と不気味な上司・阿久津
    ・お隣さんにはヤンデレJC
    という不穏な空気が漂い、今後の展開が非常に気になるなっと。
    両者のバランスが程よい感じなのも好印象のひとつですね。{/netabare}
   
  作品的にはどう進んでいくのか全く読めないですが、第1話としては上々
  の滑り出しだったのでは。初回1時間は伊達じゃなかったなと。
  今後大化けするか出オチで終わって失速するかを含めて、暫し注目して
  いきたい作品ですかね。{/netabare}

・第2-3話:落ち着いた味のある会話劇が個人的には好み
 {netabare}2話では現実世界メインで
 ・佐々木の初任務で「非正規の異能者組織の一斉摘発」。
 ・しかし敵の能力は強力で、佐々木ら内閣府超常現象対策局は壊滅状態に。
  → 佐々木の交渉術でこの場を手打ちに持ち込む。
 ・危地を救われたお礼に星崎とお食事に。(星崎はまんざらでもない様子w)
  → 星崎はJKであることが発覚!
   (普段は厚化粧と高飛車な言動で年齢を誤魔化していた模様)
 ・帰り道に(ホームレスっぽい)魔法少女と遭遇。

 3話は異世界メインで、スローライフかと思いきや
 ・佐々木が拠点とするヘルツ王国で隣国との戦争が勃発。
 ・佐々木は、そこの領主ミュラー子爵から支援物資の調達を依頼される。
  → 佐々木は見事依頼を完遂するもミュラー子爵は戦死。
 ・ミュラー家の跡目争いが勃発。
  → その争いから危険を避けるために、ミュラー子爵の娘エルザを預かる
    ことに。
 意外と異世界もきな臭い展開でした。

 ・「歳の差ラブコメ」をやりたいのか?!
  ・星崎さんはJKだった
  ・前出のお隣さんヤンデレJC
  ・敵のリーダーも見た目は少女
   (彼女にも気に入られ、仲間に誘われる)
  ・魔法少女
  ・ミュラー子爵の娘エルザ(盛り髪少女)
  ヒロイン候補が何故か少女ばかりなんだよなw
  「歳の差ラブコメ」を狙っているのか、意図してそういうキャラばかり登
  場させている感じがしますね。

 ・落ち着いた味のある会話劇が個人的には好み
  この辺、早くも評価が分かれているようですが、
  ・「佐々木×ピーちゃん(星の賢者)」
  ・「佐々木×ミュラー子爵」
  の会話劇が
  ・落ち着いた大人の感じで、杉田さん他声優陣演技も味があり良き。
  ・セリフにも味・センスがあり、これもなかなかに良き。
  って感じで、個人的には結構高評価ですかね。
  まあ人によっては退屈と感じるところもありそうですが・・・

 という感じで、個人的にはここまではまずまずの評価といったところ。
 ただここからギアを上げていくとなると伸び代があるのかは、少々疑問に感
 じるところではあったかな。
 物語に何かしら基軸が欲しいところですかね。{/netabare}

・第4-7話:やはり会話劇は好みだが・・・評価下方修正⤵
 {netabare}>佐々木は見事依頼を完遂するもミュラー子爵は戦死。
 ミュラー子爵は実は生きていたようですね。
 (戦で敗走するも、政敵を炙り出すために偽情報を流した模様)
 ミュラー子爵との会話劇はやはり味があり、個人的には好みかなっと。
 ただ他の要素が・・・

 現世では
 ・魔法少女とのバトル
  (魔法少女は異能者を憎み、殺してまわっている模様)
 ・「非正規の異能者組織の一斉摘発」の際、対峙した敵のリーダー
  → 二人静さん、佐々木の職場に転職?!
 などエピソードは進むのですが、イマイチ面白くないんですよね。
 なんというか、現世と異世界の相乗効果的なものを期待してたのですが、
 それそれ別物って感じで漠然と2つの世界を見せられている感じですね。
 >物語に何かしら基軸が欲しいところですかね。
 杉田さんや悠木さんらの演技は素晴らしく会話劇は◎ですが、肝心の物語
 は何を見せられているのかちょっと疑問符ですね。
 まあラスト2話位であっと驚く展開でもあれば、最終的には手のひら返し
 になるんでしょうが、正直厳しい感じがしてきましたね。

 7話ラストでエルザが異世界の荷物に紛れて現世にやってきたので、ここ
 に隣のヤンデレJCが絡めば何かが起こるかもですが、さてさて・・・{/netabare}

・第8-9話:危険信号・・・ちらかしただけで終わりそうな 
 {netabare}>7話ラストでエルザが異世界の荷物に紛れて現世にやってきたので、ここ
 >に隣のヤンデレJCが絡めば何かが起こるかもですが、さてさて・・・ 
 特に2人がエンカウントすることもなく、まあ無難に終わりましたね。
 佐々木のエルザを諭すような接し方など、その辺りの声優の演技はやはり
 上手いなって感じで物語自体も点で観る分には悪くなかったですが、全体
 像でみると「このエピソード意味あるんか?!」って疑問符でしたね。
 それから初期の数々の設定等
 ・久しぶりの上司・阿久津に「そういやそんな人物やそんな設定だったけ」
 ・ヤンデレJC久々の登場も「ただ登場しただけ」で見せ場なし。
  そういや星崎さんや魔法少女も長らくみてねーなw
 ・二人静さんも8話で重要任務を任されたが、9話は異世界メインでテンポ
  が悪くて仕方ない。
 >現世と異世界の相乗効果的なものを期待してたのですが
 2つの世界が逆に足を引っ張りあってテンポが悪く、数々の設定も持て余
 し気味に見えてきたのでかなり危険信号ですね。

 また異世界の方も、佐々木の周りが不幸に巻き込まれているだけで、佐々
 木自体は基本行商等順調なんですよねw
 今もお世話になったマルクさんが、政敵の策略により投獄されたので救出
 るすために皆が奔走中。
 脳死で観る分にはそれなりって感じですが、冷静に振り返ると
 「異世界での山場の話がこれなのか?!」
 って感じで、これもどうなのかと。

 う~ん、杉田さんや悠木さんらが演じるキャラはよかっただけで終わりそ
 うな・・・{/netabare}

・第10-12話:可もなく不可もなく
 {netabare}少し持ち直した?!って感もありますが、冷静に考えると
 ・中だるみが酷く、それから比べると相対的にそうみえるだけ
 ・いうても大きなバトル2つぶち込んだだけやしなあ
  → 「ピーちゃん無双」はカッコよかったが、そこまでバトルに魅力
    はなかったかなあ
 ってところで可もなく不可もなくって感じですかね。{/netabare}

(最 終)
・「異世界」のスローライフをみせたい
 → 「現実世界」のごちゃついた設定がノイズに感じる
・「現実世界」の波乱万丈ぶりを描きたい
 → 「異世界」が挟まってきてテンポが悪い
という感じで、本来なら2つの世界の相乗効果で面白くみせたいところが、
逆に足を引っ張り合っているという印象ですかね。
あと例えば
「佐々木の幸福の最大化」
的な基軸みたいなものが前面に出てれば、もう少し面白みもあったように
思うのですが、
「漫然と2つの世界のエピソードをみせられている」
という創りも残念だったかなっと。

>う~ん、杉田さんや悠木さんらが演じるキャラはよかっただけで終わり
>そうな・・・
この辺りの会話劇は味があって面白かったんですけどねえ・・・
これも全体像でみるといろいろごちゃついていて、それを最大限に活かせ
る創りでもないんだよなあ。

全体的に嫌いではなかったので、まあドンマイって感じでw

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

始めよう、異世界×現代ライフ

この作品の原作は未読です。
原作のイラストは、カントクさんが担当してるんだとか。
どうりで、キャラデザが可愛いい訳です^^

しかもアニメーション制作は、安定した「可愛い」を供給してくれるSILVER LINK.さん。
鉄板の組み合わせって幾つかあると思いますが、その一画を担っているといっても良いのではないでしょうか。


佐々木がペットショップで購入したのは、異世界から転生してきた高名な賢者様だった。

『我が名はピエルカルロ、異界の徒にして星の賢者』 ただし、文鳥。
佐々木はこの可愛らしいペットに「ピーちゃん」と名付けて生活を共にすることにした。

文鳥賢者様から与えられたのは、異世界に渡る機会と魔法の力。
異世界で商人に扮した佐々木は、日本で仕入れた品物を持ち込んでお金を稼いだり、
自ら経営するレストランで美味しいものを食べたり、ピーちゃんから魔法の訓練を受けたり。
社畜生活でくたびれた心身を、剣と魔法の異世界ファンタジーライフで癒やしていた。

そんなある日のこと。

佐々木は会社の帰り道で「異能力者」なる存在と出会う。
異世界魔法でその場を切り抜けるも、異能力者と間違われて
国の機関「内閣府超常現象対策局」にスカウトされてしまう。

脱、社畜! 脱、ブラック企業!
しかし、今後は安定した公務員生活……という訳にもいかなそうで……。

一羽の文鳥との出会いが、佐々木の日常に大きな変化をもたらす!

異世界と現代日本を舞台に繰り広げられる、
異世界ファンタジー×異能バトルが幕を開ける!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

放送中盤で、本作品の事を「ごった煮的要素のある作品」と言った声がチラホラ聞こえました。
確かに、私もそう思わなかった訳ではありませんが、絶妙なバランスで複数の要素を繋ぎ留めている作品という印象の方が強かったかな。

ですが、完走後にwikiで漫画のタイトルをチラ見して確信しました。
漫画のタイトルは、「佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能バトルに巻き込まれた件 〜魔法少女がアップを始めたようです〜」
だそうです。

このタイトルだけでも幾つもの要素が絡み合っているのが分かりますよね。
「異世界」や「異能バトル」という単体の要素では、何をやってもありきたりになってしまう…
だったら、ごちゃ混ぜにしたら良いじゃん!、という発想は確かにありませんでしたね^^;

確かに要素はごちゃ混ぜなのですが、物語まで飽和しているかと言うと、決してそんな事はありません。
それぞれの要素は、最初は点でしかありませんでした。
まぁ、それぞれの世界観をしっかり伝えないと、視聴者は置いてけぼりを食ってしまうと思いますので。
その点は十分に及第点だったのではないでしょうか。

そして、現在各々独立している各要素同士が少しずつ交わろうとしています。
どんな感じで融合するのか、物語自体も続きが楽しみです。

それと、公式サイトのTOPページでは2期制作が発表されたことが紹介されています。
そこには、第1期では存在こそ認識しているものの、何者なのかさっぱり分からない佐々木のアパートのお隣さんである女子中学生も佐々木の隣で佇んでいます。

このお隣さんのCVは、あかりんのようですが、今後どの様に物語に絡んでくるかが楽しみですね。
(因みに、wikiを見たらネタバレする予感がしたので見ないようにしています)。
公式サイトのキャラ紹介欄では、佐々木からの差し入れがきっかけで、だんだんと歪んだ愛情を持つようになっているんだそうです。

この公式サイトのキャラ紹介欄を見ると、改めて起用された声優陣が凄いことを思い知ります。
主人公の佐々木は杉田さん、碧ちゃん、あかりん、りえりー、大空さん、とみたん、いのりちゃん…
その他、男性陣も名の通っている方ばかり起用されています。
どうりで、毎週の視聴が楽しみで仕方無かった訳です^^
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、MADKIDさんによる「FLY」
エンディングテーマは、大西亜玖璃さんによる「曖昧ガール」

1クール全12話の物語でした。
物語の続きが気になるところですが、本作品は既に第2期の制作が発表されています。
放送時期は今のところ未定ですが、今後の情報に期待ですね。
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2024/11/02
♥ : 14

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

たまにあるオッサンが主人公物、思った以上に面白かった。

たまに・・・、いや、稀にあるオッサンが主人公のアニメw。

ちょっと、印象に残ったものを思い起こしてみるに・・・。

・異世界オジサン
・異世界美少女受肉おじさんと
・ひげを剃る。そして女子高生を拾う。
・魔王様、リトライ!
・うさぎドロップ
・オッドタクシー

あたりが思い浮かんだ。
実際、オッサンというゾーンにバッチリ合っているかは疑問のケースもあるけれども、これらの作品は個人的にはどれもそこそこ面白かったし、何なら好きまでもある作品さえある。

そう!別に可愛らしいキャラの出てくる作品ばかり面白がっている訳じゃないんだからね!!
などとエクスキューズを入れつつw。

今作品もなかなかに面白かったとの評価です。
内容と構成要素だけを考えれば、ハチャメチャの何でもアリかよ!なんて思っても不思議ではない作品なのですが・・・、割と落ち着いて観れました。

だって、鳥(賢者)とのバディ物で、異世界に、異能力に、魔法少女に、任意の異世界移動+異世界への物品持ち込み可・・・ですよ。
なんでもかんでも詰め込めばいいってわけじゃねえぞ!って言っちゃいそうじゃないですかw。

それでも、落ち着いて観れたのはオッサン佐々木の効果かな、と。

ただ、物語は確かに2軸3軸で進行しており、多少のガチャガチャ感はあるのですが、個人的にはわかりやすかったかなと思っています。
今のところは特に混乱はなく、今シリーズ最終話まで視聴できました。
ただ、全般的にまだ先は解らず「ここで終わるんかーい」感がありました。
話が前後するのですが、最終盤でもわからない≒先が見えない感が満載なのですが、ここに至る途中経過も割と先が読めず、そこが面白かったという印象も持っています。
構成が上手いのか、話の持って生き方が上手いのかは不明ですが、いわゆる「先が見える」という事は少なかった印象です。
そこも、面白かったですかねぇ。

作画はお世辞にも良いとは言いづらいです。
悪いとも言えないのですが、まぁ、あまりそこに力を入れた感は感じませんでした。
あえて、印象に残った点を挙げるとすれば、女性キャラの目の色が綺麗で印象的でした。

声優さんは特に欠点もなく・・・。
ちょっと構成が贅沢だった気がしています。
悠木さんは鳥までやっちゃうんですねぇw、つい先日レビュータイトルでお名前を出して驚きを表現したのですが、凄いですねぇ。
最初、わからなかったです。

その他の女性キャラ、お隣さん、星崎さん、じゃ・・・じゃひー、いや失礼二人静さん、達も豪勢ですし、
男性キャラもいい感じの美声ぞろい。

やはり少し贅沢に起用されているような・・・。


音楽は・・・OPは割と好きだったかもしれません。
絵とのマッチングがよかったと思います。
EDは・・・ちょっと苦手でしたw主に絵的な意味でwww。


キャラ評価は、そうですね。
個人的には個性が出ていてよかったと思っています。
ヘイトキャラ以外はどのキャラも割といい人で好きでしたね。
あと、いろいろとポイントポイントで琴線に触れるやり取りがあり、そこも私の好みでしたね。
ヴィジュアル面でいうと「お隣さん」が一番気になっています。
とは言え、前にも書きましたが女性キャラの「目」にやられて、どのキャラもお気に入りとなっているのですがw。


今般、振り返りの為にHPサイトを見に行ったところ、第2期決定のアナウンスが・・・。
はい、多分、観ると思います。
いろいろと気になるところもありますし、物語自体の行く末も気になりますので。


今シリーズを見るからに、2期ありきとしてみるのがいいかもしれませんね。
節操なくいろいろな要素を混ぜ込んでいるという見方もあるかも知れませんが、ギリギリ楽しめるレベルで構成されているとの評価です。
今後の物語が気になるというレベルまでは持っていけていると思うので、機会があれば視聴してみて欲しいです。

2期はいつになるのかなー、個人的には楽しみになっている作品です。

投稿 : 2024/11/02
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