エネルギー問題で戦いなおすすめアニメランキング 3

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのエネルギー問題で戦いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月12日の時点で一番のエネルギー問題で戦いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

73.4 1 エネルギー問題で戦いなアニメランキング1位
ディメンションW(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (761)
4052人が棚に入れました
西暦2072年。第四の次元「W」から無限のエネルギーを取り出せる「コイル」により、人類は繁栄の極致にあった。しかしその裏では、正規外のルートから入手した「不正コイル」を使った犯罪が横行し、回収に懸賞金がかけられるようになった。腕利きの"回収屋"マブチ・キョーマは、ある依頼の中で謎の少女・ミラと出会う。かつてコイル事故ですべてを失ったキョーマと自分の出生の秘密を探るミラは、共に「コイル」の真実を追うことになるが……。

声優・キャラクター
小野大輔、上田麗奈、石田彰、中村悠一、鈴木絵理、斉藤貴美子、松岡禎丞、鳥海浩輔、山下大輝、土師孝也

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ミラに救われた作品

キョーマもこの作品自体もミラの存在で救われたのかなと。

物語としては面白かったと思いますが・・・。

自分には最後まで『次元W』という言葉が都合よく使われていただけのようにしか感じられなかったというか・・・。
不可思議な部分の原因が全て『次元W』に押し付けられているような・・・。

まあ、そういう作品なんでしょうけど。

OP・ED曲も映像も綺麗で良かったです。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 36

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

雰囲気アニメ(嫌いじゃないです)

マンガ原作は未読です。聞くところによると、アニメ化で原作をほとんど使い切ったようです。

ストーリーは、つまらないわけではないのですが冷静に考えると「次元W」と「コイル」の設定は意外とガバガバな気がします。でもこれは原作のせいでしょうから、アニメスタッフは悪くありません。

画はわりと良く動きますし、デッサン歪んだりパース狂ったりとかも感じません。ただ、立体感とかはあまりなくて彩色で手数を減らしている感じはします。まあ、アニメはそういう画でも良いんじゃないかな…。

主人公のキョーマ(苗字が「マブチ」なのはモーターの会社から取った…?)がトヨタ2000GTに乗ってますが、たぶんあの世界観だとガソリン車自体が貴重で、しかも有鉛ハイオクで走る自動車とか頭どうかしているレベルのはず。せめて無鉛ガソリンでも走れるように、バルブシートは交換してあるのかしらん…。

…ええと、脱線しました。そうそう、アンドロイドのミラ、カワイイ!

平均点以上の作品だと思いますけど、「他を差し置いてでも、どうしても見ろ」ってほどではない感じ…。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 36
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャラ&世界観は魅力的なのに、シナリオがインフレ起こしてて惜しい迷作

本作の中盤以降のシナリオは相当にトンデモですが、ともかくも全12話を見終われば、

{netabare}(1) 人間離れした身体能力をもつ法被(はっぴ)を羽織った顎ひげのオッサン(何やら傷心もちらしい・・・)と、
(2) ピコピコ動く耳なのか触覚なのかよく分からない装置を頭部につけ、ワイヤーみたいな尻尾を生やしたクリっとした瞳の感情豊かな美少女ロボット{/netabare}

の遭遇から信頼関係の発生までをじっくり堪能できて、個人的には好きな部類の作品となりました。

しかし、

{netabare}(1)敵キャラ(ハルカ・シーマイア)の描かれ方が安っぽかったのはかなりの減点要因で、
(2)また、本作のシナリオ構成を担当した方は、原作マンガの様々なエピソードを全12話のアニメ作品として上手く再構成しようと頑張られたのだとは思いますが、話数に対して盛り込んだ内容がインフレを起こしてしまった印象が強く{/netabare}、

多くの視聴者に本作の面白さが、序盤で期待された割には余り伝わらなかった感が残りました。


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


============== Dimension W (2016年1-3月) ==============

{netabare}第1話 回収屋 ★★
第2話 ルーザー ★★ Wの具象化
第3話 ナンバーズを追え ★
第4話 八十神湖に潜む謎 ★ 面白いのだが作品世界を拡張し過ぎでは?
第5話 亡者の可能性 × 脚本がゴチャゴチャし過ぎで支離滅裂に見える
第6話 アフリカの風 ☆ サルバ王子&四阿屋姉妹
第7話 過去からの呼び声 ★ キョーマの過去話、イースター島へ
第8話 虚無に落ちた島 ★ 
第9話 アドラステアの鍵 ☆ ルーザー+キョーマの過去話、記憶の世界
第10話 蘇る悪夢 × 超展開で面白いけど脚本がポンコツ
第11話 消えたジェネシス × 同上
第12話 辿りついた未来 ★ 終わり方はまずまず{/netabare}
-------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)5、☆(並回)2、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.0

OP 「Genesis」
ED 「Contrast」


◆総評

上記の各話評価のとおり、本作は、
★★(優秀回)・★(良回)が計7回と見所が多い面白作だけれども、
×(脚本がダメな回)が3回もあって、
個人的には応援したいタイプの作品なのですが、本サイト等での評価が余り高くないのは仕方ないかな、と思いました。


◆本作をお勧めしたい人

①ソルティ・レイのソルティが好きな人
②蒼き鋼のアルペジオのイオナやタカオが好きな人
③TIGER&BUNNYの鏑木T.虎撤が好きな人
④ある程度のシナリオの粗を我慢できる人
⑤多少のグロ耐性がある人

・・・こんな感じかな。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 34

57.5 2 エネルギー問題で戦いなアニメランキング2位
ガンダム Gのレコンギスタ(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (384)
1503人が棚に入れました
宇宙移民と宇宙戦争の歴史となった宇宙世紀が終焉後、しばらくの刻が流れた。

新たな時代、リギルド・センチュリー(R.C.)を迎えた人類の営みと繁栄は、平和と共にこのまま続いて行くものだと思われていた。

R.C.1014年。
地上からそびえ立つ地球と宇宙を繋ぐ軌道エレベータ、キャピタル・タワー。
地球上のエネルギー源であるフォトン・バッテリーを宇宙よりもたらすが故に神聖視された場所である。
そのキャピタル・タワーを守護すべく組織されたキャピタル・ガード候補生のベルリ・ゼナムは、初めての実習の最中、いずれの国の技術でもない高性能モビルスーツ、G-セルフの襲撃を受ける。
作業用モビルスーツのレクテンで交戦したベルリはG-セルフの捕獲に成功する。
しかし、G-セルフを操縦していたアイーダ・レイハントンを名乗る宇宙海賊の少女に何かを感じるベルリ。
それは見たこともないはずのG-セルフに対しても同じだった。
そして、特定条件を満たさなければ動かないはずのG-セルフをベルリは何故か起動させてしまう。

キャピタル・タワーを襲撃する宇宙海賊とアイーダの目的、G-セルフに選ばれたベルリが辿る運命、その果てに待ち受けるリギルド・センチュリー全体を揺るがす真相。

全てはレコンギスタの始まりに過ぎなかったのだ。

声優・キャラクター
石井マーク、嶋村侑、寿美菜子、逢坂良太、佐藤拓也、高垣彩陽、福井裕佳梨、井荻翼
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

群雄割拠

全26話(初回2話)

ガンダムという作品は1stとAGE、ビルドファイターズぐらいでほとんど観ていないガンダム初心者です。

色々な勢力いて、色々な思惑があって、敵になったり、味方になったりと目まぐるしく展開していきますね。

用語やキャラも多いので覚えるだけでも大変です。色々な勢力があり戦国時代のような様相でした。

後半に少しずつ伏線が回収されてきて、何となく内容が分かってきました。{netabare}(何故Gセルフが2人しか動かないのか、レコンギスタとは何なのか?など){/netabare}

これだけ人々や勢力が複雑に絡んでいるのに説明不足な点が多く、ガンダム初心者の私にはちょっと辛い作品でしたね。
{netabare}
最終話のエピローグで戦いが終わった後どれくらいたったか分かりませんが、何事もなかったように敵味方関係なく仲良くする姿は、あれだけ激闘し戦死者まで出ている戦いの後とは思えないほど違和感を感じてしまいました。
{/netabare}
ネットで調べたら「なるほど!」と思ったことが多くて補完が必要な作品だと思いました。

OP 前半・後半と2曲あります。後半のMAYJさん歌う曲は素敵でしたが、作画と合ってないような感じがします。(前半の使い回しもあったような)
ED 明るく楽しくなるEDでした。ある意味この作品を象徴していましたね。

最後に、キャッチコピーは「君の目で確かめろ‼︎」でしたが、どちらかといえば「君の頭で考えろ!!」という作品でしたw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

素人達による宇宙戦争

[文量→特盛り・内容→考察系]

【総括】
私は高評価なんですが、この作品、ひじょーーに評価が難しい作品ですね(汗) それはとにかく、「分かりにくい」という一点に集約されると思います。

なんてったって、序盤からワケノワカラン専門用語&富野節の連打。行動原理のワカラン主人公&登場人物達。誰がどの勢力に属し、どの勢力が誰となぜ争っているかも分からない状態で新たな勢力がどんどん登場してくるカオス……。

置いてけぼりにされ、途中離脱者多発も頷けます。

でも、だからこそ、自称ガンオタとしてはじっくり付き合いたくなる作品でした。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(特盛りレビュー)】
{netabare}
私が1~3話を観た感想は、「あ~、これは私達(ガンダムファン)に向けて作ってないな」ということだ。

そもそも、「ガンダム」と他のアニメは背負っているものが違う。既に数多の作品が発表され、巨大な市場を形成しているガンダムにとって、その市場を維持、発展させていくことが命題となっている。その為に重要なのは、私達(ファーストから好きな)古参ファンではなく、10年後以降に主な消費層となる、現在の小中学生。だって、うちら古参ファンなんて、なんだかんだ新作に文句言いながらも、多分死ぬまでガンダムファンやめられないしね(苦笑)

私はガンダムシリーズ(漫画、ゲーム等を除く)を、(勝手に)4つの区分に分けている。※( )は未視聴。抜けがあったらすみません。

groupA 宇宙世紀モノ (と、その延長線上)
ファースト・Z・ZZ・逆シャア・08小隊・0080・0083・(UC)・F91・V・IGLOO・ターンA

groupB 新世代モノ (イケメン多数&複数ガンダム)
W・X・SEED系・OO系

groupC イロモノ外伝系 (ガンダムはあくまで素材)
G・ビルド

groupD 新規開拓系 (ガンダムファン以外が狙い)
AGE・(鉄血系)・Gレコ

2000年代以降、groupBの作品群が発表され、一定の商業的な成功を納めた。また、これまでガンダムに興味をもっていなかった層から、新たなファンを獲得した。ところが、サンライズなど制作陣は重大なことを見落としていたのだと思う。それはgroupBをきっかけにガンダムファンになった層は、groupAのファンにはなりにくいということ。下手すれば、groupAのアンチにすらなりかねない(だって、逆に私達ファースト好きの中にはSEEDや00を批判する人多いでしょ?)。groupBにとってのガンダムとは、SEEDでありOOの「格好良いガンダム」であり、ファーストなどは「古くさくて格好悪くて分かりにくいアニメ」にしか過ぎない(極論ですが)。ですから、groupBのファンは、「そのガンダム」のファンにはなるものの、そこから「ガンダムシリーズのファン」になる確率は低く、これでは過去のコンテンツを有効活用できないので、商業的には非効率的だった(ちなみに私はわりと、新世代のガンダムに寛容です)。

この「Gのレコンギスタ」を観た時、「あ~、これは今の小中学生をファースト等に引きずり込もうとした作品だな」と思った。

「Gレコ」の「昔風の作画」「難解な富野語録」「萌えないキャラ」を楽しめた(あるいは耐えた、経験した)小中学生ならば、ファーストをはじめとした、groupAに対するアレルギーは少なく、また、groupBも別物の作品として楽しめるだろう。そういう長期的な野心を感じる意欲作として、私はレコンギスタを評価している。

実際、富野さんも「本作は新しい世代(今の小中学生に)見てもらいたい作品であって、それ以上の年齢の人が観ても役に立たない」「でも、僕は単に噛み砕いた分かりやすい作品が子供向けだとは思わない。疑問を感じる機構を数多く配置し、成長の中でそれぞれの答えを出してほしいという、老人から孫への願いを込めている」「所詮ロボットものだからと諦めてしまえば良かったんだけど、色々詰め込み過ぎてしまった。僕の悪い癖が出た。こんなに見ずらいアニメを作ってしまい、申し訳ないと思う。(⬅これは多分、制作元への謝罪であり、視聴者への謝罪ではないだろう)」「でも、種は蒔いたぞという自負心はあります。個人的にはかなり好きな作品。若い視聴者が20年後に思い出してくれれば良い。」「ヒット作ではありませんが、今の時代に作っておいて良かったと、自画自賛している。」という趣旨の発言をしている。この富野さんの言葉が、一番のレビューではないだろうか?

なぜ今作で、15年ぶりに「富野監督」が実現できたかというと、そういう制作側の商業的狙い(長期的プラン)と、富野さんの「ターンAはこれまでのガンダムの総括であって、その次の「脱ガンダム」を見せるものではなかった。だが、今回のレコンギスタで脱ガンダムが出来た。脱ガンダムという挑戦が出来るのは、世界で僕(富野)しかいない。」というガンダム生みの親としての矜持が合致した結果だろう。

だから、うちら古参のガンダムファン+groupBスタートの新世代ファン=つまり全てのガンダム好き が楽しめなくてもそれはしゃーないって(笑) この作品に正しいレビューが書けるのは、「Gレコが、ガンダムデビューっす」という若人だけっすよ(笑)


……さて、前置き(驚愕!!)はこのくらいにして、アニメそのものの感想を(笑)

このレコンギスタを、見て思ったのは、敵も味方も皆が「稚拙」であるということだ。戦略的にも、モビルスーツの操縦(バトル)的にも「?」と思う場面が多い。また、主人公のベルリを始め、登場人物の多くに、戦争をやっているという悲壮感や危機感、責任感がない。なんかみんな能天気でチグハグ。なのに物語だけはサクサクと進んでいく。この辺が、レコンギスタが駄作と言われる所以だろう。

しかし、レコンギスタを考える上で大切なのが、ガンダム史上の、①宇宙世紀開始→少なくとも200年以上が経過→②宇宙世紀終了(この時点で文明の多くが破壊、人類が滅亡しかける)→1000年以上が経過(この間、②の反省を踏まえ、人類は科学技術の発展を自ら制限)→③大陸間戦争勃発(軍備の様子から、恐らく第一次世界大戦レベルかそれ以下)→④ミノフスキー粒子を使い始め、モビルスーツの運用が始まる→⑤レコンギスタ開始 という、歴史の流れを踏まえることだ。

レコンギスタのおもしろいところは、庶民の生活と軍事技術において、科学技術のレベルが乖離しているところ。庶民の生活的には、おそらく西暦19~20世紀のレベルだが、軍事においては、一年戦争時より遥かに高い技術がある。これは、「ヘルメスの薔薇」と呼ばれる宇宙世紀のデータベースを流用しているからで、いわゆるオーバーテクノロジーを使っているから。(しかも、戦場にモビルスーツが配置されたのも、おそらくレコンギスタ開始のほんの少し前から)。

つまり、「今まで自動車や飛行機も満足に操縦したことのない生活をしてきた人々が、いきなりモビルスーツで戦争している」のだ。作中でも、(10年前に現人類史上初の大陸間戦争があったばかりで)大抵の兵士が初陣で、軍のエース(マスク大尉)までもが「宇宙戦闘は初めて」とか言うし、サラマンドラ(軍の最重要作戦を任された艦隊の旗艦)の艦長が、戦闘中に航海日誌を書くというお気楽さ。もう、ブライト艦長にでも殴ってもらいたいw

つまり、敵も味方も、皆が戦争素人達なのだ。

宇宙世紀は戦争の時代で、その中で様々な戦術が生み出され、パイロット達も切磋琢磨し、組織も育ってきた。そんな時代に生きた英傑たちと、昨日今日戦争を始めた素人達を比べ、「なってない」と言ったって、そりゃあ無理ですよ。まあ、「戦国大名達にイージス艦やステルス戦闘機を与えた」ようなもんだと思って下さい。折角のステルス戦闘機なのに、「やあやあ我こそは!」とか、やりそうじゃない?w

特に、トワサンガ到着後はヒドイ。「好きな人が姉だと分かり、八つ当たりで勝手に出撃する主人公」「自分のオトコがピンチだから発砲する頭の沸いた女達」「負けたことが悔しいだけで暴走するプロ軍人」……彼らがやっているのは、もはや戦争でなく、ただの小競り合い。ホント登場人物、バカばっかり。

でも、彼らに崇高な使命感や、高度な政治判断を期待しないで下さい。そう、彼らは皆が素人なのだから(笑)

また、本作の特徴として、「新兵器、新MSの登場頻度が異常に多い」というものがある。多分、シリーズ屈指。富野さんはインタビューの中で、「レコンギスタのテーマのひとつに、技術屋の都合だけで進化した技術の危うさがある」と述べている。この作品を見ていて感じたのは、「新兵器を、まるで新しいオモチャのように喜び、気軽に戦争に使っている」という違和感(実際、稼働実験すらまともにしていないのに、実戦投入するなんてざらにある)。数年前にアメリカで、幼い子供が本物の銃で遊んでいて、弟を撃ち殺してしまったという悲しい事件があった。それと同じような精神性(問題提起)を、レコンギスタのキャラ達には感じた。

富野さんは基本的に、「肯定による否定」を行う人です。つまりはツンデレw ガンダムも、「戦争を描くことで反戦を訴えた」かったわけですから。

おそらく、レコンギスタで訴えたいのは、「歴史は繰り返す」「例えそれが人類の手に余るものであっても、戦争に利用してしまう」という、人類普遍の愚かさではないだろうか。

この作品は、アムロやシャア、もっと言えば、ランバラルやノリスなど、(能力的にも思想的にも)真の軍人をイメージして観るから、ストレスがたまるアニメになるのだ。

レコンギスタの「人類」は基本、皆、戦争素人なんだから、(良くても)バーニィやクリス、カツやファ、ハサウェイやアイナ、後衛陣も、ベルトーチカやニナ、最強クラスでも、ガロードやシロー達だけで戦争してると考えたらどうだろうか?

私はそう考えて視聴したら、「ある意味、今までのガンダムで一番のリアル(素人による戦争の現実)を描いているかもしれない」と、思えた。そこが、高評価の理由だ。こんな「駄作」で過去のガンダムを「否定」(脱ガンダムが)できるのは、世界で唯一、富野さんにだけ許されたことかもしれない。

あっ、でも、単純に面白くないってのには、全面的に賛成ですが(笑)

長文失礼しましたm(__)m
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
ガンダムは既に巨大なコンテンツを形成しており、それを維持、発展させるには、10、20年後の消費層になる、今の子供達を既存(ファーストなど)のコンテンツにハマらせる必要がある。そのために、富野節全開の「古くてクセが強い」ガンダムを見せておくことに価値はある。

アニメ的には、とにかく支離滅裂な展開と、ツッコミ処満載のバカキャラが出まくるが、忘れてはいけないのは、この世界の住人が「戦争素人」であるという、(ガンダムの)歴史的視点。ある意味、これまでで一番リアルなガンダムだった。

アニメとして、シンプルにツマラナイことは否定しない。しかし、こんな「駄作」で過去のガンダムを「否定」できるのは、世界で唯一、富野さんにだけ許されたことかもしれない。
{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 28

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キャッチコピーは「君の目で確かめろ??」←久々にガンダムを視聴しました^^

この作品の原作は未読です。私が知っているガンダムは初代ガンダムの1年戦争と昨年放送されたガンダムビルドファイターズのみ・・・^^;
従ってガンダムはほぼ初心者ですが、昨年見たビルドファイターズに心を刺激されて視聴することを決めました^^

こうして視聴を始めたのですが・・・序盤から暗礁に乗り上げた気持ちになってしまいました^^;
物語・・・というより設定が頭に入ってこないんです^^;
主人公のベルリとメインヒロインのアイーダさんの身の回りで起こっていることは分かるのですが、彼らを取り巻く様々な組織の交友関係は残念ながら全く分かりませんでした^^;

登場する人がベルリ達の敵にも見方にも見えてしまう多くの登場人物・・・
トワサンガ、ビーナス・グロゥブ(wikiを見るまで「ビーナスグローブ」だとばかり思ってました^^;)
クンタラなど覚えにくい言葉・・・
戦う理由や禁制事項のわかりにくさ・・・
これは私がガンダム初心者だから分からない・・・という事であれば納得できます。

私が分かったのはフォトン・バッテリーは大切なモノ・・・ということとベルリ達の生い立ちくらいかもしれません^^;
1年戦争は設定がシンプルで分かりやすかったですけれど^^;

それでも視聴を欠かさなかったのは、設定は色々と謎でしたが目の前で繰り広げられている出来事そのものは面白くない訳ではなかったからです・・・
なので、物語の背景などを一切気にせず目の前で起こっている出来事を楽しみながら視聴する・・・
その様なスタイルで視聴していたら、いつの間にか完走していました^^;
私のようなガンダム初心者にも分かるような構成だったら、もっと楽しめたように思います^^;

あとベルリが時折言っていたニュータイプっぽい台詞にはちょっぴり懐かしさを感じました^^
でも、台詞が単発だったのが残念で仕方ありません・・・
ニュータイプ同士の「全て分かった感」の溢れ出る戦闘と会話の掛け合いが見たかったです^^;
そもそもニュータイプという単語そのものが死語かもしれませんけれど(//∇//)

作品の目玉となるモビルスーツですが、Gセルフは格好良かったと思います。でもGセルフ以外のモビルスーツは正直良く分かりませんでした^^;
これまでのガンダム作品に登場したモビルスーツより全体的に性能が落ちているように感じたのは気のせいでしょうか^^;
昔のモビルスーツって、1台でもっと色んな事が出来たように記憶していますが・・・^^;
(モビルスーツという単語も死語かもしれませんが、ご了承下さい^^;)

オープニングテーマは、GARNiDELiAさんの「BLAZING」とMay J.さんの「ふたりのまほう」
エンディングテーマは、ハセガワダイスケさんの「Gの閃光」
「ふたりのまほう」は、歌を覚えたのでいつかカラオケでチャレンジしてみたいと思います^^

2クール26話の作品でした・・・この作品を堪能するには、予め物語の設定を頭に入れてから視聴する必要があると思いました。
もう一巡したら評価が変わるかもしれませんが、もう一巡する時間・・・難しいよなぁ^^;

投稿 : 2024/11/09
♥ : 23

71.8 3 エネルギー問題で戦いなアニメランキング3位
ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日(OVA)

1992年7月23日
★★★★★ 4.1 (116)
533人が棚に入れました
シズマ博士が開発した、完全無公害・完全リサイクル可能な夢のエネルギー源、シズマドライブの恩恵で、未曾有の繁栄を迎えた人類。しかし、争いの種は尽きなかった。世界征服を企む秘密結社BF団と、それに対抗するため組織された国際警察機構が世界の裏面で激しい闘いを続けていたのだ。国際警察機構側の九大天王を筆頭としたエキスパート達、BF団側の十傑集を筆頭にしたエージェント達が争う中、エキスパートの一人である草間大作は、父の形見である巨大ロボット、ジャイアントロボを操り、人類の未来と平和のためにBF団と戦っていた。

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

Gガンダム×横山光輝オールスター=爆熱大傑作。

Gガンダムの今川監督作品だけあって、正に男泣きロボット?アニメの傑作


ジャイアントロボより凄い人間達が多数登場するトンデモナイ作品


歴代横山光輝キャラが敵味方に入り乱れる、他にないオールスター作品。


頑張りすぎて続編は…


敵でも味方でも漢!な奴はは素晴らしい!


マスターアジアに続く、最高の敵役の衝撃のアルベルト


指パッチンが武器な敵がいるのは今川作品だけ!


結論:遺言はちゃんと残しましょう


今川監督の先品がまた見たい。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 8
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

うーむ…どうした事だ。何故我々までもがこんな所に

いや、これも孔明様の狙い通りに違いない。
そうだ。事態に急変あらばこの袋を見ろと言っていた。ハラリ
なるほど……。OVAジャイアントロボのレビューをしろという事か……。

あらすじを短くまとめると、近未来、第三のエネルギーシズマドライブが繁栄している時代において
BF団と国際警察機構の二大勢力が火花を散らす中、進行される「地球静止作戦」をめぐって
シズマドライブ第三のサンプルを争いあうという話だ。

作画は超絶クオリティだ。CGでなく手書きのセル画だというのに、
あまりにも見ごたえのあるクオリティでとても90年代のアニメとは思えない。
声優はベテラン声優が並ぶ豪華布陣だ。
作曲はポーランド国立ワルシャワフィルハーモニックオーケストラによるフルオーケストラ。
まさに溜息が出るようなクオリティなのに、話の質がまったく足を引っ張ってないどころか
横山キャラと今川監督のハイテンション作劇が引き起こす化学反応が
あらゆる視聴者を釘付けにしているあたりはまさに圧巻!痺れます。
だが本作の魅力は、まだまだこんなものでは語り尽くせない。

例えば、テーマ。この作品に提示されてるテーマは二つ。
「父と子」と「エネルギー問題」。
「エネルギー問題」は、現代において動力という足をもがれた地球人が、なすすべもなく見ていることしか出来ないという重苦しさを描きながら、{netabare}その元凶である敵ロボットに立ち向かえるのが、かつて人類が恐れもしたいにしえの動力、原子力を使って動くジャイアントロボだけ{/netabare}という因果関係が実に良かった。
また「父と子」というテーマにおいて。大作と幻夜、共に父親から遺産を託された者同士が、ぶつかりあう関係性が非常に良かった。
{netabare}幸せは犠牲なしには得る事はできないのか、時代は不幸なしに越えることは出来ないのか。
ep7にて父親の言葉を信じて戦い続ける大作の姿と、それを支える大人達の姿がなんとも胸を打つのだ。
{/netabare}
恐るべきは今川監督である。これほど重いテーマを横山作品のスターシステムという土台でハイクオリティに描ききった手腕は、やはり評価されてしかるべきではないだろうか。実現は不可能に近いと思っても、続編が見たいものだとこれほど切に願うアニメも無い。

ところでこのアニメ、我らが血風連の首領である怒鬼様もOVA6巻より参戦しておられるぞ!
出番は少ないし台詞だってないが、実に凛々しい風貌をしておられる。その勇姿は是が非ともご覧あれ!
そしてBF団と国際警察機構。二大勢力の激突と草間大作の戦いの行く末を見届けるがいい!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 7

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

昭和世代にゃたまらぬアツさ

悔しいくらいにカッコイイんすよねぇ。
一話からアツいですが、二話の"悪漢共に情けは無用!"でズガ~ンとココロを撃ち抜かれて、最終話の中条長官の"そんな自分に腹が立つ!"
と来て"皆と一緒に戦うんだ~〝
からのアルベルトの"笑うな!"
でオッサンはメロメロです。体調のいい時は涙出ちゃいます。

因みに世間一般よりアニメに抵抗のない筈のうちの嫁さんでも、どうやら私がコレにご執心なのは理解不能なようですw

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5
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