ウンディーネで日常系なアニメ映画ランキング 1

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78.0 1 ウンディーネで日常系なアニメランキング1位
ARIA The CREPUSCOLO(アニメ映画)

2021年3月5日
★★★★★ 4.2 (83)
359人が棚に入れました
ネオ・ヴェネツィアの街が、落ち葉の絨毯で彩られる秋。オレンジぷらねっとで修業の日々を送るアーニャには、気がかりなことがありました。お互いに多忙なこともあり、長い間会えていない先輩のアリスとアテナ。そのせいで元気がないアテナに対し、アリスはなぜか会うのを避けている様子なのです。友達のアイとあずさにも協力してもらい、先輩たちが絶対に会える方法を探す中、アーニャは今の自分だからこそ見える“景色"があることに気づかされるのでした……。

声優・キャラクター
広橋涼、佐藤利奈、茅野愛衣、安野希世乃

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

公開された時点で百点、アリスとアテナさんの師弟愛で千点、エンドロールで5千点。

 数ある日常系の頂点にして至高の作品は何か?。私は万感の想いを込めて「ARIA」シリーズであると言いたい。そんなあいつらが帰ってきた…。それだけで百点をあげたくなる駄目な大人ですが、60分しかないとは思えない傑作でした!。


 本作はアリスとアテナさんを中心にした物語である。となれば、ファンなら一番気になるのは、故 川上とも子さんからアテナ役を引き継いだサトリナさんがいかにはまっているかだろう?。正直「はわぁ〜」な駄目アテナさんはかなりの一致度である。ただ、シリアスになるとやはり違う…。だから物足りないか?というとそんな事は全くなし!。何故なら話自体も、キャラの活かし方も凄く上手いから!。


 数ある名キャラクラーばかりの「aria」においても特に大好きな広橋さん演じるアリス中心の物語というだけで盛り上がってしまうが、本作においてもグッとくるエンタメとして力と、テーマ性が見事に両立している。


 子供はドキドキとワクワクが満ちているが、それを受け入れるのに精一杯。素敵なオトナはそれらを作り出すことも、見方次第でそれを見出すこともできる。すなわち、現象学的にも、受動的では世界は無意味に感じがちだが、積極的に把握しようとすることで世界の意味を見出だせるという本作を通してのテーマを軽やかに実現させている。


 そして、終盤の展開とその後に流れるナレーション、からの〜ed曲「エコーズ」。全てが絡み合っていて、大きな物語のダイナミズムがなくても思わず目頭が…、これこそariaの真骨頂。「水」の街に相応しい、想いが波間を伝わり、そして響き合い高みへ昇っていく。


 そしてedロール後に流れたものを見て「えっ!」ってなった…。こういうedロール後におまけが〜な作品は多いが、ここまでビックリ+歓喜したのは初めてかも。ファンならばこの状況でも全員もれなく突撃すべし!。

投稿 : 2024/11/16
♥ : 28
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

その やさしいオレンジいろにつつまれて…

原作未読 約61分

劇場版ARIA「蒼のカーテンコール」第二幕です。関係性からTV版や前回の第一幕の劇場版「ARIA The AVVENIRE」を先に観ることをオススメします。

今回は、アリスちゃんやアテナさん、そして新人のアーニャちゃんが所属している「オレンジぷらねっと」がメインのお話でした。

アテナさん役は川上とも子さんからバトンタッチした佐藤利奈さん、レールガンの御坂美琴の声も好きですが、アテナさんの声も合っていましたね^^

「水の三大妖精」の一人と言われるアテナさん、その歌声は今回も映画館いっぱいに心地よく響き渡りました。
{netabare}
アリスとアテナの競演、そして飛び級でプリマウンディーネに昇格するシーンがあって色々と思い出してウルウルしましたね。
{/netabare}
恥ずかしいセリフもたくさん聴けましたねw

アリスちゃんとアテナさんの絆がより深まったお話でした。

定番のセリフもキャラもみなさん出てきて大満足です。ARIA作品が好きな方は是非劇場で観てくださいね。
{netabare}
終わりに次回の予告がありました。次の作品が蒼のカーテンコールのラストみたいですね。公開は未定ですが、次も必ず観に行きたいと思います。
{/netabare}
OPとEDはどちらも安野希世乃さんが歌っています。

最後に、パンフレット買おうと思ったらまさかの2,600円w でも、原作者の天野こずえさんの描き下ろしのこの作品のマンガが掲載されていたので、家に帰って読んで2度楽しめました。

さあ、お手をどうぞ

投稿 : 2024/11/16
♥ : 20

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

紡がれる想い

ARIAを愛するいちファンとして想いを残す事にしました。
約6年の時を経て…待ちに待った蒼のカーテンコール第2幕がいよいよ開幕!
この日を迎えられたことだけでも胸いっぱいです。

本作品を一言で言うならば、監督、キャスト、ファンなどARIAに関わる全ての人達の想いが紡がれた作品です。

第2幕『CREPUSCOLO』は「Orange Planet」が中心のお話になります。
アリスちゃん推しの私にとっても、アテナさんあってのアリスちゃんなので、アテナさん役を引き継ぐ形になりました佐藤利奈さんには本当に感謝しています。
公開初日の舞台あいさつで涙を流しながら「一生懸命私が抱きしめて歩みたいと思っています」と語ってくれていました。
この言葉を聞いて、きっと故・川上とも子さんも、故・河井英里さんも「ありがとう」と言ってくれていると思います。
2人の想いを紡ぎ、アテナさんに新たな魂を吹き込んでくれた佐藤利奈さんのアテナさんも本当に素敵でした。

劇場で久しぶりに目にしたネオ・ヴェネツィアの情景が目に飛び込んで来ると、ARIAならではの音楽とあいまって一気に懐かしい雰囲気に包まれます。
様々な想いが溢れてきて、自然と涙がこぼれてしまいました。

TVシリーズから前作「AVVENIRE」までの歩みを決して過去とせず、それらを糧として各々が成長していく姿が今回もしっかりと描かれています。
さらにキャラの本質がブレていないのも相変わらずで、そんな姿に愛おしさを感じてしまいます。
最後は、あの「ORIGINATION」の神回をさらに超えた感動を届けてくれました。

皆んなの想いと共に、ゆっくりと時間をかけて育まれてきたAIRAの新作劇場作品は、優しさがいっぱい詰まったARIAらしさ満載のでっかい愛のある作品です。
こんな素敵な作品とまた出逢えたこと、本当にありがとうございました。

そして、最終章「ARIA The BENEDIZIONE」公開決定、今度は姫屋ですね。
早く来て欲しいけど…終わって欲しくない…そんな気持ちですが、
灯里ちゃんなら、そう言う想いが強い程「大好きな存在」だから良い事なんですよ∥ ̄口 ̄∥って言ってくれるかな(笑)

投稿 : 2024/11/16
♥ : 18
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