ウィルスで教育なTVアニメ動画ランキング 2

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85.3 1 ウィルスで教育なアニメランキング1位
はたらく細胞(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (999)
4900人が棚に入れました
これはあなたの物語。あなたの体内(からだ)の物語──。
人の細胞の数は、およそ37兆2千億個。細胞たちは体という世界の中、今日も元気に、休むことなく働いている。体に襲いかかるウイルスや細菌には徹底抗戦!そこには知られざる細胞たちのドラマがあった。擬人化モノの新定番、大人気コミック「はたらく細胞」が待望のTVアニメ化!誰もが共感できる、細胞擬人化ストーリー!

声優・キャラクター
花澤香菜、前野智昭、小野大輔、井上喜久子、長縄まりあ、櫻井孝宏、早見沙織、岡本信彦、M・A・O、千葉翔也、能登麻美子
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

お勉強しながら血小板ちゃんに癒される作品

原作未読。最終話まで視聴。

体内の細胞の働きを、分かりやすい擬人化アニメで紹介してくれる作品。
{netabare}赤血球が雑菌に襲われ白血球が助ける的な話ばかりだった気もしますが、{/netabare}とても面白かったです。

内容は教育用アニメっぽいけど、しっかり面白いのは凄いなぁと感心しながら視聴しました。

作画は、とても安定していて、力が入っている作品だな、というのが伝わってきました。

豪華な声優陣もとても良かったです。

血小板ちゃんに癒された方の多いんじゃないでしょうか?
かくいう私も、その一人です(笑)。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 73

ISSA さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

体の事を知ろう

見始めの頃は正直期待してなかったです。
ネタ切れでお茶濁すパターンて予想していましたし…

ネタ切れする事なく順調、想像以上に体の事分かりやすく説明してくれてる。
下手な教育番組より為になる。
そして血小板可愛すぎ~


視聴完了

切口が面白くって、予想外に飽きさせなかったです。
知識欲を刺激される、机に向かってガッツリ勉強じゃなくて
細胞の働き、「だいたいこんな感じ」「ざっくりこんな感じ」って描くので見易い。

若干、血の描写が引くけど全年齢対象にも使えそうなのもの好感持てました。

この作品MVP花澤香菜さんの赤血球でも可愛い血小板ちゃんでも無くて…
ナレーターの能登麻美子さんだった気がしました。
あのホンワカした声が作品マイルドにしてた感じでした。

追記
はたらかない細胞って漫画あるらしい、ちょっとアニメ化で見たいかも。



追記2
インフルやコロナウイルスなど体の細胞や血液に取り込まれた時に活躍するのが、白血球の中でもリンパ球の一種、ヘルパーT&キラーT&マクロファージが活躍します。

ヘルパーT細胞/櫻井孝宏
ウイルス等の外敵が侵入した時にキラーT細胞などに指示や対策する細胞。

キラーT細胞/小野大輔
ヘルパーT細胞の指示を受けてガン細胞やウイルス性感染症細胞(コロナ、インフル、はしか)を破壊する細胞。

マクロファージ/井上喜久子
死んだ細胞や細菌を補食して食べてしまう細胞。

コロナウイルスは体内に侵入すると特徴的な外観の突起(トゲトゲ)が細胞にくっつき結合、
ヒト細胞を宿主として増殖します、ここで活躍するのが、免疫細胞のキラーくん&マクロファージさん。

コロナウイルスは成りすましが得意な忍者ウイルスのかキラーやマクロファージでも殺し切れずに治療に時間が掛かるみたい。

中国の文献だとキラー&マクロファージを選択的にコロナウイルスが攻撃するエイズウイルス的な面もあると研究結果も有りますが真偽は?

コロナウイルスは脂質におおわれているので70%以上のアルコール(メタノール、アルコール性消毒液)で洗うと脂質が溶けて生存出来ないそうです。

手洗いはもちろんですがその前に、
出掛けたら手にはコロナウイルスが付いてると思いこんで。
手洗いまでは「絶対顔を触ら無い」様にしましょう。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 44
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

脅威の小宇宙 人体

原作コミックは未読。

人間の体内世界を、日本のマンガ・アニメ文化が蓄積してきた
擬人化、デフォルメ等のアイデアの数々によりエンタメ化した良作でした。

侵入して来たエイリアン過ぎる細菌、ウイルスとか、
迎え撃つスプラッター過ぎる免疫細胞の仕事ぶりとか、
園児過ぎる血小板ちゃんとか。

キャラクター化の方向性も深夜アニメ向きで、
捻れた大人の私も楽しむことができました。

パイプが配管された工場、立体高架橋が交差する街並みなど、
明快にシステムを語ることができる比喩により、
体内の様子を描写した背景表現も秀逸でした。

特に{netabare} 初詣に参拝客が殺到する寺社の如き心臓と
方言を活用した輸血の表現{/netabare}には、
こんな方法があったのかと感心させられました。

「はたらくぞ♪」と煽る?OP曲と併せて、
視聴していて、組織の歯車として回ることに
妙な自信と誇りが出て来る、おしごとアニメでもあった本作。

一方で、第五話の{netabare} 「スギ花粉アレルギー」では、
みんな一生懸命、役割を完遂しているはずなのに、
身体が不調に陥ってしまう、空回りする組織の性も思い知らされましたw{/netabare}

そして、何より奮闘する細胞たちを観ていて、
風邪や怪我で不調に陥っても、しっかりと再生して来る
自分の身体に対して感謝の念が沸いて来ました。

それにしても、花澤香菜さんもついに赤血球まで演じ出しましたか。
今やアニメ業界だけでなく、人体の生命活動にも欠かせないお方ですw
方向音痴で構わないので、私も酸素運んで欲しいですw


※レビュータイトルは往年のNHKスペシャルの科学ドキュメンタリー番組より。
特に第一シリーズの第6回「生命を守る・ミクロの戦士たち」は
1989年当時のCGを駆使して、免疫システムの表現に挑んだ私にとっての神回です。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 48

72.6 2 ウィルスで教育なアニメランキング2位
はたらく細胞BLACK(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (325)
1217人が棚に入れました
毎日せっせと体中に酸素を運ぶ、新米赤血球。しかし彼の職場(世界)の労働環境は、徹底的にブラック――!!飲酒、喫煙、ストレス、睡眠不足……不健康の総合商社のような世界で、過重労働の末に細胞たちは何を思うのか?これは、あなたの体の物語――。

声優・キャラクター
榎木淳弥、KENN、日笠陽子、Lynn、内山夕実、鳴海崇志、久保ユリカ、椎名へきる、ブリドカットセーラ恵美、平川大輔、津田健次郎
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

右肩下がりの虚無感こそBLACKの本質

不健康な人体で過重労働を強いられる擬人化細胞たちの日常を描いた、
『はたらく細胞』の同名スピンオフコミック(3巻までレンタル)のアニメ化作品。

【物語 4.5点】
乱れた生活が招く重大疾病
→免疫低下中の現場では対処し切れず崖っぷち
→外部からの抗生物質等の運で首の皮一枚つながる。

皆、一生懸命頑張っているのに!
俺たちは何のために働いているんだ!?溢れる感情、涙……。

定型をブラック企業風の3K脚色で繰り返しながら、
主人公の赤血球らが心身共に追い詰められて行く絶望感を、
1クール3巻途中までのスローペースで、
一部“出張版”や“第二部”のエピソードを先取りして構成しつつジックリ消化。

各エピソードの急性的な悲哀、憤怒だけでなく、
慢性的な消耗の蓄積により感情が爆発する、
あの時、勇気を貰った言葉へのアンサーなど、伏線回収も良好。

公式HPは“はたらく人たちに勇気を贈る、大人の“はたらく細胞”開幕!”
などと銘打っているが、
よくぞここまで、はたらく苦しさを斟酌してくれた!と奮起できるか、
もうダメだ……と、めり込むかは視聴者次第(私は前者でしたが)
メンタルヘルスは“自己責任”でお願いします。


【作画 3.5点】
制作のライデンフィルムもかつては、
序盤の勢いが続かず、徐々に作画が息切れする傾向もあったが、
近年のスタジオや人員の増強で戦力は整ってきている模様。

人物等にデッサン風の陰影を描き込み、疲労感を増強。
背景美術も、寂れた工業団地の如き体内組織を構築し、ディストピア感を演出。
序盤から血管内に汚泥となって積もるプラーク(こぶ)の描写も手を抜かず、
破滅への序曲を奏でる。

暗い体内で輝きを放つのはもはや、
巨乳白血球さんたちの純白な胸元しかないのか?(←錯乱w)
ですが彼女たち好中球の斬撃や“貪食”のグロ描写も容赦しませんw

{netabare}ネオン街風の街並みで“抜いて”くれる肝臓や、
汚れた身体を洗い流してくれる腎臓{/netabare}も大人(アダルト)向けw


【キャラ 4.0点】
主人公の赤血球(AA2153)……真面目なメガネ男子
同期の赤血球(AC1677)……サボる要領も弁えた主人公のバランサー男子
白血球(1196)……落ち込んだ主人公のカンフル剤にもなる長髪巨乳剣士

彼らを軸に、各臓器、器官の惨状を行脚。

胃の主細胞のおっちゃんや、クレーマーおばさん細胞など、
劣悪な環境に毒され終わってると思われたキャラが、
時折、人情を見せたりもするが、基本的にBLACK。

ここはCV.久保ユリカさんの血小板ちゃんで幼女成分を補給しよう……。
が、BLACKは血小板リーダーすらも、口が悪いガテン系w残念w


【声優 4.0点】
ナレーション役は津田 健次郎さん。年季が入った渋いボイスで、BLACKに拍車。
尚、人間ドラマへの没入重視のためか、解説の際、テロップ表示もほぼありません。
……新入りに優しくないw

主人公・赤血球役の榎木 淳弥さん。ポジティブからネガティブまでカバーする
アップダウンの激しい熱演でBLACKを体現。

脳細胞の司令官役には平川 大輔さん。
常にギリギリの対応に追われる狼狽ボイスが修羅場を好演出。

あと、{netabare}淋菌役の高橋 伸也さんの「淋しい~」{/netabare}が脳裏から離れず、夢に出て来そうですw

【音楽 4.0点】
劇伴は菅野 祐悟氏。特に勇壮な管弦楽の主旋律に、
心電図モニター音をアレンジしたメインテーマは、
感情が限界突破したシーンで多用され、ハートを揺ぶる。

OP主題歌は「走れ!withヤマサキセイヤ(キュウソネコカミ)」
大変、前向きなロックチューンなのですが、
このシナリオ下で聴くと多分に空元気w
でもOPアニメはキャラの表情も明るいオアシスです。
{netabare}で、これすらも夢落ちって……そりゃ、ないよ~(泣){/netabare}

EDは「上を向いて運ぼうwith 赤血球&白血球」
明るい曲調で“はこ~べ♪はこべ~♪”“フレー♪フレー♪細胞♪”
などと歌う、もはや破れかぶれなブラック企業社歌の様相。
二番では“タイムカードの意味はないよな”
との爆弾発言まで飛び出し、労基署通報待った無しw


【感想】
不健康な生活への警鐘アニメであると同時に、
BLACKについて、思う所が多々ある私にとっては、
涙無しには見られないシーンが多い、お仕事アニメでもありました。

例えば、{netabare}暴走の末、「もう働かなくていいんだ」と涙するキラーT細胞とか、
赤血球AA2153とAC1677の友情とか、
自暴自棄になった主人公に「世界を壊すことじゃない」と抱擁する白血球とか。{/netabare}

長いデフレ不況下における、ブラック労働の何処が悲惨かと言うと、
皆の日々の頑張りは、マイナスをゼロに保ち続けるだけの防衛戦でしかなく、
働いても働いても、定昇も成長も見込めない。
むしろ右肩下がりに衰退していく虚無感にある。

その観点からも本作のBLACKは本物だったと思います。
人体の不摂生だけでなく、社会の不健全についても考えさせられた作品でした。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 29

みのるし さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

勃起するとゆうことは

この体は男だな。

とゆーことはあれか。フツーの方は女なのかな。
なので白血球さんと赤血球が男女入れ替わってるとか。

いや根拠はないすけど。

ブラックの方は白血球さん長刀なのね。

あと血小板ちゃんがブラックの方は上履きだ。
フツーの方はブーツだけどさ。

細かいとこ微妙に違っててそおゆうのん探すのも楽しいね。

:::::::::::::::::::::::

なんかまあリアルでしたね(笑)。
特に腎臓と肝臓がやはりとゆうかなるほどとゆうか。

体いたわらなきゃあなあと思うことしきりでしたわん。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 10

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

本作を視て我が振り直そうか

<2021/1/20 初投稿>
原作未読。
1、2話視たときは「面白いんだけど自分の不摂生を顧みて暗い気分になってしまいそう」で素直に楽しめなかったのですが。

第3、4話は神回 笑。

<2021/3/21 追記>
全話見終えました。
面白いんですけど、やはり見てて心痛くなるところ多数 笑。

自分は昨年の正月にタバコやめて。
昨年秋頃から体調に不安を感じて
以前は毎日飲んでいたお酒を、かなり減らし。
ダイエットandウォーキングandプチ筋トレを毎日。
食べ物や睡眠にも気を使い始めました。

おかげさまでかなり体調良くなってきましたが、それでも本作見ると心にグサッときますね。
幸い水虫、痛風、毛髪は大丈夫そうなんですが。

やっぱ健康って大事だわ。

投稿 : 2024/12/28
♥ : 33
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