イライラで弁当なおすすめアニメランキング 2

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのイライラで弁当な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年02月20日の時点で一番のイライラで弁当なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

67.8 1 イライラで弁当なアニメランキング1位
Buddy Daddies[バディダディーズ](TVアニメ動画)

2023年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (176)
467人が棚に入れました
殺し屋バディの子育て奮闘記!? 狙ったターゲットは逃さない。 そんな男2人の殺し屋バディが、4歳の女の子を引き取るハメに。 新たに始まったのは、ホット&クールな男2人組と天真爛漫な女児との家族生活。 どんな仕事もこなす2人でも、1人の娘に悪戦苦闘。食事の世話から遊びの相手、保育園の送迎などに大慌て。それでも仕事の依頼は断れない。 さらに、女の子は2人が始末した極悪マフィアボスの隠し子だったのだ…! 果たして、仕事と育児の両立は可能なのか? そして、仮初めの家族に幸せは訪れるのか? オリジナルアニメーションを数多く制作してきたP.A.WORKSと、練り込まれたシナリオで定評のあるニトロプラスがタッグを組んだ新作オリジナルアニメーション。痛快アクション&ホームコメディ!
ネタバレ

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

放送時期が悪かっただけのハートフルコメディ

原作未読。予備知識なし。
"殺し屋が子育て"という点でどこかSPY×FAMILYを
連想しながら観てしまうのが難点でしたね。
アニメ化のタイミングが違えばもっと評価されたはず。

殺し屋と子育てを両立させるというより
殺し屋のパパ2人が子育てに振り回される様子。

色使いやノリがアメコミに近い感じがして、
そういう気持ちで観ていたら細かな設定のゆるさ等は
あまり気にならずクスッと笑える作品でした。

最初はミリちゃんをウザく感じるんだけど
進めるとハートフルで癒される方が上回っていって
後半では泣いちゃうところがいくつかありました。

実は初めて観た時に思ってたのと違うな〜と
1話切りしてしまったんですよね。
だけどキャラやイラストの感じが好きなので
勝手な連想をリセットしてリベンジしたところ、、

観てよかったーーー!!!

{netabare}ミリちゃんを預かり育て始めた時は
殺し屋業を一旦お休みする期間があったり、

ミリちゃんのお母さんが殺された後に
自分たちでミリちゃんを守り育てようと決意してからは
殺し屋を引退する選択をしたり、

その後は2人で飲食業を始めて10年間
生計を立てていた事が最終話の会話で分かるのですが、

振り返るとパパ2人はミリちゃんと出会った時から
ミリちゃん中心の生活をずっと送ってたんですよね。
愛だなぁ〜(*´˘`*)
グレずに高校生まで育って良かったね一騎パパw

個人的にコメディ抜きでは運動会の"かぞく"が1番好き。
園児が文字を読めるのか?とか気にしちゃダメ!w
私は4歳で平仮名と片仮名の読み書き出来てたらしいし
ミリちゃんも入園前のお名前を書くシーンで
お洋服に自分でデーンと書いてたから
きっと読み書き出来る子なんでしょう。

コメディ部分で好きなのは、
どこがというより全体的に零パパの発言です。
的確だったりズレてたり
よく分からない不安定な鋭さが面白かったですw{/netabare}

投稿 : 2025/02/15
♥ : 15
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

【失敗作の典型例-4】安易に子供に頼りすぎ →「臭いものには蓋」プロとして最低の仕事ぶり/2023/4/2追記

【レビューNo.48】(初回登録:2023/4/1)
オリジナルアニメで2023年作品。全12話
「糞作品にレビューを書かずにはいられない」という、レビュアーさんの気持ちが初めて
理解できたかも(笑)まあ怒りに任せた緊急レビューということでw

(ストーリー)
一騎と零は裏社会で生きる殺し屋バディ。この日も仕事でターゲットが主催するパーティー
に潜入する。作戦決行の直前何故か4歳の幼女ミリが紛れ込んできて、作戦はハチャメチャ
となるもどうにか任務を完遂。ところがミリは暗殺したターゲットの隠し子だったのだ!
次に母親に子供の引き取りを依頼するも拒否されてしまう。そんなこんなで2人の殺し屋と
幼女の奇妙な同居生活が始まる。

(評 価)
{netabare}・安易に子供に頼りすぎ
 ・「アイデアに困ったら子供と動物を使え!」
  「CM業界の鉄則」で昔そんな話を昔聞いた記憶があり、実際「3B」というものがある
   (美人(Beauty)、赤ちゃん(Baby)、動物(Beast))
  らしいのだが、本作も「安易に『幼女』に頼ったな」という印象しかない。
  ・「殺し屋」×「幼女」にすれば、意外性のある面白い作品が作れるだろう
  ・幼女を出しておけば、「萌え」とか見栄えのいい画が描けるだろう
  ・幼女に家族アピールさせとけば、アットホームな作品になるだろう
  という、浅はかな計算しか感じなかったんだよね。
  で、作品を観ると
  ・幼女に家の中を引っ掻き回させ、コメディ展開にするぞ!
   → 回数や限度のバランスを考えず、ミリが邪魔で鬱陶しい存在に感じてしまう。
  ・そろそろ家族愛アピールでアットホームな話入れよか♡
   → とってつけたような薄っぺらい展開に空々すら感じてしまう。
  ストーリーに自然に馴染ませるのではなく、制作陣の都合だけでミリを動かしてる感
  が強く、ミリの扱いが雑すぎでかわいそうだったなと。(ミリに罪はないのに・・・)
 ・殺し屋と育児の両立について
  本編は「表の優しい育児の顔/裏の非情な殺し屋の顔」の両立をどう描いていくのか
  ・特にこの甘々な世界観で本当に人殺せるの?
  ・で、人を殺した後どの面下げてミリと接していくの?
  ってところに注目していたんだが、そんな心配無用でした。だって殺し屋業開店休業
  中なんだものw最後にミリに危険が迫ったから、大儀名分を得て立ち上がるがそれは  
  別物でしょう!
  結局「一番難しい命題からは、目を逸らして逃げました」という最低の仕事ぶり。
  「じゃあ、なんで『殺し屋』設定にしたの?」と作品の根幹を疑うレベルですね。

・一番かわいそうだったのは、ミリの母親。
 ・個人的には制作陣都合に振り回されてかわいそうだったのは、ミリの母親なのかなと。
  ・2人とミリを同居させたい
   → 子供に愛情を抱けないから、引き取り拒否します!
    → まあわかる
  ・そろそろドラマチックな展開が欲しいな
   → 改心したからミリを引き取りたい(まあ一応裏工作もあったけど)
    → ちょっと待て!なんや、この取ってつけたような展開は?
  ・で、ここからどうやって2人に戻していく?
   → 邪魔やな。殺し屋に母親処分させちゃえ!
    → ファーーーーー!!!!
  ・それで最大の問題「母親が死んだこと隠してるけど、どこで打ち明けるの?」 
   → 面倒なことは先送り、ミリは真っすぐな女子高生に育ちました!!
    → 結局ここでも「臭いものには蓋」ですか(呆れ)
 ・あと、細かい突っ込みとして
  ・最強の殺し屋「小木埜」をどう倒すのか?
   → あれほどの殺し屋が後ろ無警戒で、背中からブスリって・・・
  ・「組織の掟は絶対だ!、地の果てまで追い詰める!!」
   → えー、あれで落とし前が着いたの?!
  ・(話は戻るが)零に初めて「父親の自覚」を持たせるには?
   → 警察官を高圧的にして悪者にしちゃえー?! ・・・etc
 なんというか「ご都合主義の権化」というか、欲しい結果を得るためなら
 ・そのプロセスは何でもあり
 ・都合の悪いところはすっとぼけ
 という、「プロの仕事としてそれはどうなの?」っていうのが多すぎて・・・

「組長娘と世話係」もそうですが、普段は子供でアットホーム感を演出するために血生臭い
設定はなかったように振舞っておいて、いざ新しい展開が必要になったら、ヤクザや殺し屋
らしいことを始めるという、ダブルスタンダードはホンマにやめろや!!
例えば、よく比較対象となる「SPY×FAMILY」は
・偽装家族ということを登場人物も視聴者も分かっているし、コメディに大振りしてるから
 → どこかで本物の家族になりたい
というささやかな願いや多少無茶な言動が受け入れられるわけで、こんな練り込みのない世
界観でこの作品はどこへ向かおうとしていたのか?
なまじ作画やアクションの出来がよかっただけに、余計「殺し屋と育児の両立」というのが
難しく、思いつき感満載の歪な作品に仕上がったという印象ですね。
(個人的には、コメディ/シリアス/ハートフルを作品としてどう扱いたかったのか理解不能
 とりあえず全部ぶっ込んでおけば、何か刺さるやろ位にしか見えなかった)
なんかミリや母親の扱いが酷く、しかも都合に合わせて片方には目をつぶるという、ダブル
スタンダードぶりにご立腹って感じですかね。{/netabare}

最後にちょっと怒り任せてレビューしちゃったんで、乱文お詫び上げますm(_ _;)m

(追 記)
てぶくろさんの
「いざ!アクションホームコメディブームの波に乗れ!」
というのが秀逸で、「そういう企画だけでそれっぽい作品つくりました」と説明されれば、
「なるほど」と確かに腑に落ちますね。

(2022/4/2追記)
追記しようと思ったら、書きたいことは上手くてぶくろさんがアップしてくれてましたね。
>逃げやがったなテメー、話作りの難しいところをサボるなってば。
>ミリちゃんの存在がほぼペットと同義になってしまう

・人物描写をサボっている
 ・ミリや母親は物語を都合よく動かしてくれるための「駒」であり、ことミリに関して
  は家族愛をアピールするための「道具」であり、ほぼ人物描写ができていない。
 ・それは主役2人にもいえることで、エピソード等でこういう過去を持つという「設定」
  は増えていくが、その後まともに向き合っていないから人物描写が浅い。
 ちゃんとキャラと向き合って、人物をしっかり描こうよ。

・話作りの難しいところをサボってる
 ・「殺し屋と育児の両立」については、上述の通り。結局都合の悪い部分から逃げたよね。
 ・上述 >とってつけたような薄っぺらい展開に空々すら感じてしまう。
  「家族愛」についても結局人物をきちんと描いていないから、「何をしたか」という表
  面上のことしか描けておらず、「同じ時間を共有したから、それはもう『家族』だよね」
  という浅いメッセージしか伝わってこない。

クリエイターなんだから、そういうところで汗をかいてこそ「この作品しっかり練られている
な」と、こちらも心を動かされるわけで、それを微塵も感じられなかったのは残念。
(予め決められたゴールへ最短ルートでサクサクと到着するために、都合のいいものだけ利用
 して、面倒なことから逃げましたとしか思えなかった)
この構図どこかで見たことあるなって思ったら、異世界モノの「スマホ太郎」やん!!
「現世で『スマホ太郎』やりました」って説明されたら、なんかスッキリとするなwww
(「スマホ太郎」に興味を持たれた方は、ググってみてください)

投稿 : 2025/02/15
♥ : 8

snow さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ふつー<50>

スパイファミリーが受けたからは企画説明には使っただろうけど、内容的にはスリーメン&ベビーとかさんざん擦られた王道のやーつー。
いたって普通という感想だけど、PAのアニオリとしては成功の部類。

幼女拾って子育て奮闘コメディが主で殺し屋描写は適当。
大オチの組織と縁を切るのも。組織が組織がと言ってた割には父親が納得したら解決だったり。
コメディ部分もにぎやかといった程度で笑いまで持っていけてはいない。
あとは作画でなんとか。


チグ&ハグー<50>
1話視聴。
殺し屋バディが子育て、と。スパイファミリーの支持層は女性が多いから、より女性向けにという感じの企画の立て方なんやろか。
総評的にふつーのオリアニといったところ。

作品世界を示す初回なんだけど、弾は当たらんぜーなオシャンティーリッシュアクションしたかと思えば幼女はリアル調だったり、料理や掃除まめなキャラかと思えば賭博ですったり、どう受け取らせたいねんその描写いるのか、と。
猫を捨てに行くところもダンボールに放置していくのにマフラー渡して優しさをって描写も意図して頭の悪さを描写してるわけでもなさそうで。

ところで、猫捨てたとこから幼女登場のカットに繋いでるから、もしかしてモンタージュ理論的に言えば・・・?
いや、まさかそんな馬鹿な展開を・・・とは思うけど、初回で示してる作り手の資質的に可能性は無限大やね。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1

63.4 2 イライラで弁当なアニメランキング2位
全修。(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (71)
238人が棚に入れました
広瀬ナツ子は、高校卒業後アニメーターとなり、才能を開花させあっという間に監督デビューを果たす。初監督作品は社会現象になる大ヒット。 新進気鋭の天才監督と世間でも評価され、次回作は初恋をテーマにした劇場ラブコメ作品に決定! しかし、人を好きになったことがないナツ子は初恋がよくわからず、コンテが描けなくなり映画制作が行き詰る。
ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

MAPPAが贈る高級な"なろう"

 
 第6話視聴しました。
 {netabare} 今回は作品の長所を活かした、作画でもっていった回でした。
 やはり、作画の良さは正義だなと実感させられました。

 ただ、作画の良さに隠れて気になるところはいくつかあります。

 例えば、メメルンがナツ子を諭すパート。

 メメルンはナツ子の戦い方を見ていると時々不安になるそうで、「がむしゃらで、命知らずで、何かを守ろうと必死で…」と語ります。

 …ん?そ、そうか? 前話の冒頭三連戦とかでも普通に調子づいてるだけじゃなかったか?

 それと「今度のヴォイドは共に力を合わせて戦わないと勝てませんよ」くらいのことで、ナツ子が現実世界の頃から引きずっている "出来る人間だから故のスタンドプレーの精神" はほぐされてしまうのか…。

 この価値観はナツ子という人間の根っこの部分であり、それ故その変化の様子には期待が出来ると思っていたので、結構コロッといったのは意外でした。

 いや、でも…自分の好きなキャラからこんな風に言われたなら、そりゃこうなるか。

 このパート、最後も微笑ましくて大変結構なんですが、メメルンがナツ子を諭す際に 前々回を踏まえた上での自戒するセリフなどがなかったので、たいぶ "お前が言うな" な仕上がりになっているのは気になります。

 「ナツコさんがいなければ、この街もわたくしたちもとっくに終わっていた」←いや、自分が終わらそうとしてたやん。

 「戦い方を見ていると不安になる」←最近で一番不安を与えたんは自分の方やん。

 みたいなノイズが入ってしまいます。

 最初に、わたくしが言えた義理じゃありませんが…とか、あなたがあの時わたくしに… みたいな部分があればスッと入ってくるんですけどね。



 続いて、戦闘シーン。

 作戦を立てて挑みましたが、開始10秒で瓦解してしまったのは笑いました。
 みんなで力を合わせて誰も失わないように と意気込んでいたのにも関わらず、力を合わせる間もなかったですね笑

 これ…ヴォイドがQJとメメルンをたまたま丸呑みにして、何故か飲み込まず味を楽しんでいてくれたから良かったものの、普通に死んでるところでしたよね。
 この世界ってそういうラッキーはある世界なんですね。

 
 ナツ子は今回サポートに徹し階段を出しましたけど、なんでわざわざ階段?

 上まで一気にいける昇降機なり、飛行できる乗り物とかで良かったんちゃうの?

 落ちる2人を見てとっさに、だと理解してもその後別に階段の続きを描いたり、階段が壊されたときわざわざ階段として直す必要があんのか?

 死角に入った2人を追う際に、たまたま駆けつけてくれた飛べないジャスティスさんに乗せてもらいましたけど……これってナツ子は元気なときのジャスティスさん描いて出現させる、とかは無理なんですかね?

 一度、階段を描いたら階段しか駄目なのか?

 能力を使うと寝てしまうっていうデメリットがあるのは示されていますが、能力使用時の制限についてはわからないので、なんでも出来そうなのに何故か変な遠回りをしているように思ってしまいます。
 パロをしているときはその遠回りな行為自体が、「パロ」というネタになっていたから気にならなかったんですけどね。

 
 あと…すっごいそもそもな話、最初から塔の頂上で待ち構えていたら良かったんじゃないのか?

 相手の狙いは分かっているし、ご丁寧なことにソウルフューチャーを取り込む口が弱点らしいし…。

 バオバブ様の結界+メメルンの3秒は持つらしい制御魔法、ついでにナツ子もヴォイドの動きを止めること 弱点を晒すことに専念してたら、余裕をもって勝てたような気がするけど…。

 もし塔の根元で自分たちが突破されたら、を考えていなかったのなら尚更頂上で背水の陣を敷いていた方が良かったな笑
 実際、孵化したばかりのヴォイドの想像以上の速さに2人死んでるところですし笑
 そういえば、モブの兵士とか魔法使いとかいたはずですが彼らは全員辞めたんですかね?

 
 それか、あれかバオバブ様が ないよりマシだろう と思って張った気休め程度の小手先の防御魔法とやらがルーク達の想像以上に堅牢だったんでしょうか。
 完全体になったあのヴォイドの突撃を十数回耐えるって、持って3秒というメメルンの制御魔法よりよっぽどあてにしていいと思いますけどね。

 間違いなく今回のMVPはバオバブ様ですね、バオバブ様が 「まぁいいか… 」で結界張ってくれてなかったら終わっていましたもんね笑

 もし、バオバブ様が避難所から遠目に様子を見ていたら、心臓止まってんじゃないですかね。


 これからは作戦を立てるときはバオバブ様も呼んだ方がいいと思います。

 次回に期待です。



         {/netabare}

 第3話まで視聴しました。
 {netabare} MAPPAのオリジナルと言えばまだ前作の"アレ"が記憶に新しいですが本作品はどうなるでしょうか。

 今ところ"アレ"よりはマシな気はしていますが、それはファンタジーな世界観が故に誤魔化しが効いているだけなんじゃ… という気持ちが拭えません。


 現状、私が気になっている点はというと…

 ナツ子の行動原理がよくわからん です。 

 現実の社会人としてのナツ子、新進気鋭のアニメ監督としてのナツ子、「滅びゆく物語」のファンとしてのナツ子、どの目線 どの立ち位置で考え行動してるのかがいまいち判然としません。(生きて現実に帰りたいっていうのは行動っていうより反射だしなぁ)

 例えば、第1話の祝賀会中にこの世界が「滅びゆく物語」だと気づいたところで早速ヴォイドの襲来を告げ改変をしようとしている点。
 いや、まぁ…被害がでないよう警告するのは真っ当な行動だとは思うんですけど…自分の好きな作品を改変することへの葛藤とか躊躇みたいなのないんですね。

 ユニオを助けに飛び出した時もそういう気持ちはなかったですし、第2話で目覚めてからも改変してしまったことの後悔や後ろめたさは感じていないようでした。

 第2話でその辺りの心境を整理するのかと思っていたら、なんか腹ペコキャラを確立してしまいましたしね。


 鬱々しい展開で、見るとメンタルがやられる 絶望すると言われている「滅びゆく物語」のことをナツ子は"大好き"とまで言っていたのになんだか釈然としないな、と思っていたのですが…
 そうか…ナツ子は「滅びゆく物語」が好きなんじゃなくて「ルーク」が好きなだけなのか…。

 そういえば第1話で「何回見ても訳分かんない、でもそこがいい」って言ってましたね。
 別に鬱展開が好きなわけでも、作品に対して独自の解釈を持っているわけでもないようですしね。
 (鬱々しい展開なのと訳が分からない展開というのはちょっと違うような気もするけど)


 ファンとしてのナツ子はそれでいいとしても、でもじゃあやっぱりアニメ監督の広瀬ナツ子としては、それでいいのかって気持ちは残っちゃうな。

 他人様が生み出した作品であり、しかもその本質を理解していないまま改変を繰り返している現状に、こだわりの強い新進気鋭の監督様は何も感じていないのか。

 今後の展開でその辺りは掘り下げられるかもしれませんね、少なくとも今はアニメ監督というより美術部の女オタクって感じがしています。


 今一度、私が気になっている点を整理して考えてみると…
 制作側は広瀬ナツ子というキャラをどういう風に見せたいのかがわからん という方が正確かもしれません。


 これからの展開に期待です。


       {/netabare}

 第4話視聴しました。
 {netabare} 今話は、映画では明かされない登場人物の心理をその物語の世界に入ることで知り得る、という本作品のテーマが持つ面白味、醍醐味が出た回だと思います。

 これまでの3話と違い主要キャラに焦点が当たっているのも大きいですが、何よりナツ子が今回の問題解決のために使用した能力はちゃんと自身のアニメーターとしての経験が活かされるかたちになっていたのが良かったです。

 第1話と第2話の時のようなパロはあれはあれでいいとは思いますし、今回のもパロっちゃパロなんですが、
「初めて原画として参加した作品」とか「怒られてヘコんだけど、そんなに喜んでもらえるならやってよかった」などの情報がつくとやっぱり見え方は違ってきます。
 ただパロを用いた盛り上げのパート ではなく、ちゃんとナツ子の精神的成長につながる意味のあるパートになっていると思います。


 総じてこれまでの3話より好感触ですし、原作者の存在を匂わせる引きでこれからに期待が持てるようになってはいるんですが、その一方でやはり気になるのはナツ子の「滅びゆく物語」に対しての気持ちです。

 主要人物が死ぬ大事な部分が謎展開となっていて、ナツ子自身も"マジで謎"と思っているような作品を何故好きだと思えるのか?
 ナツ子がこの作品と出会ったのって子供の頃のようですし、なんだったらトラウマになっててもおかしくないのに…。
 ナツ子のこの作品に対する好意の出どころがわからん。
 そんな状態で、メメルン好きだったのに とか言ったり、 メメルンにナインソルジャーへの好意を確かめてたりするのはなんだかモヤっとしてしまいます。

 後々出てくることなんでしょうけど、もっと序盤からその辺りへのフォローが欲しい。

 
 あと、細かいところで言うと ナツ子がルークはメメルンを殺すかもと思ったシーン。
 ルークがメメルンは裏切り者だとわかってから斬ったのならまだしも、映画のなかではルークはヴォイドだと思って斬っただけなので、何故ナツ子はそう思ったのかが謎です。
 映画じゃ斬った後のルークの反応は描かれていてないんか?


 ナツ子の「滅びゆく物語」についての気持ちは、引っ張るならその分だけ余計にドラスティックかつ説得力のある説明や心理展開を期待してしまいますがどうなるでしょうか。

 次回に期待です。

        {/netabare}

 第5話視聴しました。
 {netabare} 今回は、ヴォイド退治が好調なことをうけて調子をこき始めたナツ子が、現実世界と同じ「自分がやったほうが早い」ルートに入ってしまう という回でした。
 絶対絶命のピンチで引きを作ったので、次回以降のナツ子の心境の変化、価値観の変化の到来が楽しみです。

 今回の件に関して、スラム街の子供たちやジャスティスさんがどう関係してくるのかも気になります。


 スラム街といえば、特に治安の悪いスラム街である絶望地区を「ここで暮らし始めたら絶望しかない」とだけのなんともフワッとした説明でまとめてしまったのは拍子抜けでした。

 仮にも、見たら絶望する メンタルを病む と言われている作品のさらに闇の部分ですよね?

 「滅びゆく物語」が絶望と評されているのは、その世界観も込みでの話だと思っていたのですが、ただ単にナインソルジャーの面々が死んでいくからってだけなんでしょうか?

 それか、このスラム街やそこに住む子供たちっていう要素は特に大事じゃなくて、ナツ子がジャスティスさんと出会うためだけのものなのかもしれませんね。


 ジャスティスさんについて

 ジャスティスさんとの会話シーン、ここは前回同様キャラの真意を聞ける醍醐味な部分だと思います。

 ですが、映画内で描写もなく突然な謎展開を見せたというメメルンと違って、ジャスティスさんに関しては割としっかり描写されてるみたいなんだから、別に汲み取れるところなんじゃないのか?
 ナツ子は子供の頃から度々映画を見て、設定資料集も読み込んでいるのに、こんなにもキャラの心境がわかってないって、これはナツ子がアレなのか 「滅びゆく物語」がよっぽどなのか どっちなんでしょうね。

 それとも、ジャスティスさんは声が 朴 璐美 さんだしどことなく中性的に描いているのはそういうことなのか?
 だから人を好きになったことがないナツ子にはわからないとかそういう系か?

 
 鳥監督が出てきて「修正しても無駄だよ」と意味深なことを言ってきましたが、当のナツ子は別にこの世界を修正してやろう とも思っていませんし、改変していることについても特に何かを感じているわけでもない という食い違いは今後活きてくるでしょうか。



 第5話まで視聴して未だ目を引くのは作画面の「あ、これ〇〇のパロだ」の方ばかりで、ストーリーそのものに乗れないのはやはりナツ子の主人公造形にあると思います。
 ナツ子のクリエイターとしての信念とは、ナインソルジャーの1人として行動する ご飯 以外の動機、「滅びゆく物語」に対する独自の解釈か、世間の評判が悪いこの作品が何故自分は好きなのかの理由 または それを知ろうとする姿勢、など欠けているものがちょっと多い。

 ナツ子のことは嫌いではないけど、上記のものがないとナツ子の行動に対する興味が持てない。
 

 もう早くも物語は折り返しになっていきますが、どうなるでしょうか 次回に期待です。

         {/netabare}
 

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 最後の作画以外虚無。話的にはメメルン=鶴山亀太郎という感じがするくらいかな。

1話 ナウシカの巨神兵のシーンは誰でもやってみたいのでしょうか?

{netabare} 髪で顔がずっと隠れているというのは想像以上にイライラしますね。今後も決めの瞬間までそうだとすると、結構なストレスになる可能性を感じます。ですが、そこにこだわりがある以上単なるキャラ付けでなく、顔が見えないことに意味はある気がします。

 顔が見えないというのは、一般的には特定の個人ではないという意味とか、個性がない意思がないという意味でしょう。つまり、顔が見える瞬間、描きたい表現したいという想いがあふれるというのが、つまり「変身」「覚醒」なんでしょう。だから冒頭のシーンで描きたくないものが描けなくて苦しんでいたのでしょう。

 あの机がセットされるシーンは変身バンクになりそうですね。

 今回の全修は、庵野秀明氏がやったと言われるシーンです。ナウシカの巨神兵オマージュが来ました。庵野氏はショート動画で後に巨神兵のシーンだけの作品を作ったりしています。あそこって、誰でもナウシカの「金色の野に…」ではなくて、巨神兵に吹き飛ばしてほしいとちょっと思っていたということ?巨神兵にもっと活躍してほしかったというのは、ナウシカを見ると誰でも思うのでしょうか。あるいはナツコに庵野氏が憑依した可能性もありますが、2話目以降じゃないとその辺はわからないです。

 あと、死因のハマグリ弁当なのは、ハマグリは蜃気楼の元ですから幻の象徴です。本当に転生したのか、夢オチになるのかわかりません。弁当の日付が2019年9月13日というのは何か意味があるのか。訃報やアニメ放送開始などの考察のネタになるような物はありませんでした。「BanG Dream! FILM LIVE」が劇場公開された日らしいですがあまり関係なさそうです。

 鶴山亀太郎という人が本作劇中で死んでいますが、それは話に絡んできそうですね。「滅びゆく物語」の監督であるなら物語をそのまま進行する方でしょうから、ナツコの敵になる可能性がありますね。ここで創作論が出てくるなら面白いと思います。鬱展開の是非とかですね。

 まあ、あえて考察ポイントがちりばめられているようです。スタジオのポスターとかも後でチェックしておきます。{/netabare}


2話 前半の作画は何?内容は浅い。期待値が半減しました。

{netabare} 作画、1話もこんなに安っぽかったでしたっけ?メメルンの顔がデカスギるし、表情ないから不気味だし。特に前半の作画が、なんかのっぺりというかなんというか…後半の方が良くなってたかなあ、この作画が安定しない感じは万策尽きる前兆なんでしょうか。

 それと、一般家庭でお代わりの数だけ器が山盛りになる、というのはよくある間違いの例ですよね。普通は同じ器に盛ります。1目でわかる絵としてローコスト化する工夫なんでしょうけど。作画のレベルが良くないので敢えてやったように見えません。作画を間違った感じです。

 バンクダメっていておきながらバンクにしてるし。メタギャグとオマージュ作画だけではちょっと厳しいですね。板野サーカスを出すのはいいですけど、一瞬だし。これだけで乗り切るつもりならそれは無謀すぎます。

 外から見た作品とその内部の現実、あるいはアニメ作りに関する何かがないと、厳しいなあ。ナツコのキャラ付けもウザいだけで、上手くできていない気がします。アニメに関するこだわりとか、せめて冒頭のシーンを活かしてスランプとか何かないんですかね。

 全体的に1話の期待値が半減したかなあ。構想倒れの予感がします。{/netabare}


3話 最後の作画以外虚無。話的にはメメルン=鶴山亀太郎という感じがするくらいかな。

 ストーリーが面白くない、というのはあります。ですが、もっと気になるのは演出なんです。演出が全然面白くありません。お祭りのシーンもドタバタしているだけだし。キャラもなんか類型的で騒がしいだけです。

 最後の作画というか絵コンテというかを楽しむ。そういう視点でメタ的に見て楽しむ作品なのに、アニメ全体のクオリティに不満足があると全然最後のシーンに乗れないんですよね。それ以外を犠牲にして平均点を大きく下げているというか。

 なので、見終わった後に虚無感があります。ですので、視聴は3話で切って最後のシーンだけチェックします。
 多少工夫があるとすれば、メメルンが鶴山亀太郎なんだろうなあ、そこでアニメ監督の苦労とかセリフで言っちゃうのかなという気はします。そういう当たりを付けましたが、別に外れてもいいです。


 どんでん返しで、あえて全部記号的に処理して進行して、5,6話あたりでひっくり返すというなら再開しますけど。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 4

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

オーガニック・ポータル

MAPPAオリジナルのなろうアレンジ
古き良き異世界なろうの味変を匠の技法で調理

MAPPA製「ぼくのかんがえたさいきょうのなろうアニメ!」

スタジオが自我を出して本気だすと盛大にスベる法則発動。エガオノダイカとか…。ブブキブランキとか…。クソなろうに汚染されたアニメ市場を憂いて「ぼくならこうする!」ってなったんでしょうけど。

妄想爆発自己表現文学だった初期と比べて、いまのなろうは完全に福祉や介護の領域。他者不在の唯我独尊、完全無欠の自慰体験。そういうふうにつくってあります。なのでナツコは傲岸不遜にイキリ倒さなければならないし、ノーコストでズバッと問題解決でチヤホヤゴイスーされなければなりません。それがそれこそがなろう。明確な設計思想があり、そういう意味ではよくできています。

「ねえねえ!ぼく!これ知ってる!」ってな情報を楽しむやつ。知ってるかどうかのみ。考察と呼ばれている何か。それで次は何かなーってみんなで盛り上がれるシステムは実にTV的というかライブ配信的というか。結局なにかで皆んなで一緒に盛り上がりたいってのは今も昔も陽キャも陰キャもかわらないってか。

OP
もう10年選手の中堅HRガールズバンドで海外ツアーや大規模フェスなどの実績を重ねる実力派。日本ではBABYMETALとともにイロモノキワモノ枠だけど、海外の屈強なロックおじさんからは熱狂的な人気。んでアニソンはどうなのかというと、いつもの平常運転でありました。

ED
ボカロP×歌い手という本作のメインターゲットのおじさんにとっては最凶の組み合わせ。アニメ作家モチーフならレジェンドアニソン歌手にするべきなのでは?スポンサーのゴリ押しかもだけど、なんでここは気を抜いてしまったのか…。ここでおじさん接待するだけで評価もかなり変わっただろうに。


03
キメのシーンだけチェックします

タイガーマスク×けものフレンズ?
大事な3話でこれはないでしょう。
マジで終わってんな。
ある意味次回が楽しみ。

02
板野サーカスって…もはやキャラですら無いのかよ。

01
初回の掴みで巨神兵はまあいいとして

投稿 : 2025/02/15
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