アンデッドでファンタジーなおすすめアニメランキング 16

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのアンデッドでファンタジーな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年12月19日の時点で一番のアンデッドでファンタジーなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

95.6 1 アンデッドでファンタジーなアニメランキング1位
この素晴らしい世界に祝福を! 第2期(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (2203)
11830人が棚に入れました
不慮の事故により異世界に転生した、ゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)は、「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!」という夢はイマイチ叶わないものの、なんとかそれなりに、異世界での日々を送っていた。転生特典として道連れにしてきた女神・アクア。一日一発しか魔法を撃てないアークウィザード・めぐみん。攻撃が当たらないクルセイダー・ダクネス。能力は高いのにとんでもなく残念な3人のパーティメンバーたちとも、なんとかそれなりに、クエストをこなしていた。―――そんなある日。機動要塞デストロイヤーの脅威からアクセルの街を救ったカズマたちに、王都からやって来た使者は言い放った。「冒険者、サトウカズマ。貴様には現在、国家転覆罪の容疑がかけられている!」……平凡な冒険者・カズマが過ごす異世界ライフの明日はどっち!?

声優・キャラクター
福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣、原紗友里、稲田徹、堀江由衣、豊崎愛生、諏訪彩花、江口拓也、生天目仁美、西田雅一

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

2期も面白かった

原作未読。

2期も相変わらず面白かったです。
1期が面白いと2期は失速・・・ってアニメが多い中で、2期も変わらず面白いのは素晴らしいことだと・・・。

この作品を見ると、『声優さんって凄いなぁ』と感心させられます。
よくもまぁ、これだけ個性的かつ喜怒哀楽の激しい面々を演じられるものだと・・・。

この勢いで第3期も期待したいところです。

この作品の最大にして唯一の問題点は作画。
1期もそうだったけど、いい時と悪い時の落差が激しすぎ。
OP/EDの作画も個人的には首を傾げたいところ。
もう少し安心して、集中して視聴させて欲しいものです。
それでも、1期よりはマシになりましたけどね

投稿 : 2024/12/14
♥ : 103
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

どうやら祝福されたらしい

原作未読 1期は視聴済


1期に続きそのまま2期突入。後追い組は待つことを知りません。
1期と変わらず全10話の短尺に拍手!色気を出しても誰も文句言わなかろうにブレることはありません。
ついでにやや大雑把な作画具合もブレてはおりません。

大きな失点は無し!ノーマークだった昨シーズンで優勝し、他チームのマークも厳しくなってるのに連覇しちゃいました。そんな感じでしょうか?連覇の難しさはおおよそ想像はつくでしょう。
アニメ作品ならファンの期待値、制作側の気負い。おのずとハードルは上がってしかるべしの状況下、

 {netabare}“変わらない君でした”{/netabare}

うむ、手堅い・・・

1期では、
“笑点”“欽ちゃん”“ひょうきん族” 古典にして王道のコメディと評しました。すなわち、

笑点 : お題(クエスト)での珍回答
欽ちゃん : ウケてる間は同じボケを被せ続けること
ひょうきん族 : ED曲にクールダウンのしんみり曲

2期でも話数、作画もさることながら屋台骨を支える哲学がブレてないので、新ネタ{netabare}(逮捕~裁判、お見合い、温泉旅行){/netabare}を挟んでも安定感があります。
1期からの人気コーナーも健在でした。いやお笑い番組ではないんですけどー
{netabare}・蛙に飲み込まれるアクアさん達(しかも芸の幅が広がってる)
・爆裂ソムリエの日課(しかも威力も作画も強化されとる)
・カズマ死亡(しかも良い意味で死因が雑になっとる。エリス登場回数増え俺得!) etc{/netabare}
ちゃっかり底上げされるかたちでマイナーチェンジ。手堅さの中に改善も施されてるといったら言い過ぎでしょうか。

1期から観るにこしたことないですが、2期からの参戦でもさしたる問題はないでしょう。
2年目(2作目?)のジンクスを普段着野球で乗り越えました。連覇はマンネリと紙一重。その手前で踏みとどまった印象の本作は笑いの土台があるのでシリーズ化していけば、V9の巨人軍(生まれてないけど・・・)のようになるかもしれません。一時期のアントラーズ、箱根の青学に置き換えてもOK!
強すぎてつまらないと言われた先にリスペクトが生まれる可能性を秘めております。
そんな良作コメディの続編でした。


そして物語はあいかわらず進みません。{netabare}・・・と思いきや気づかないうちに匍匐前進してましたね。{/netabare}

※以下2期ネタバレ所感
■ルーツが明かされる主役たち
{netabare}ダクネスとアクアです。
ダクネスは名門ララティーナ家ご令嬢として描かれる回がけっこうありました。パパ(CV:井上和彦)も絡んでのキャラ掘り下げです。「自由に育てたら娘こんなんなっちゃった」って違うだろ!とこの父にして娘ありです。
アクアはそういえばこの人女神だったwwと思い出されるシーンが後半8話以降、随所にありました。ギャップ(落差)で人を笑わせるのに長けた人は泣かせることも容易だったり。たまに良い話が挿入されるので本作は侮れません。{/netabare}
{netabare}残りのめぐみんは自称ライバルゆんゆん登場はあったもののルーツ描写は希薄です。このへんは劇場版をお楽しみに!ということなんでしょうね。爆裂娘好きは“おあずけ”状態です。{/netabare}

■そもそも魔王討伐じゃなかったっけ?
{netabare}不可抗力とはいえ魔王軍幹部を個別撃破し続けてるんですよね。本人たちにその気がなくてもうっかりゴールまで辿り着いちゃうのではなかろうか。{/netabare}


ちょっと再評価したもの
■アクシズ教団の信徒たち
{netabare}1期で「あそこの教徒ってちょっとおかしい人が…」とまで言わしめた面々が満を持して登場。
とにかく営業が下手っぴ過ぎてツボでした。詐欺師ならもう少し上手くやりますもん。お馬鹿でも根はいい人そう。祀ってる女神様同様に憎めない信徒たちとそれを大切に想って行動するアクアに多少なりとも神々しさを感じた終盤です。{/netabare}

■「ララティーナって呼ぶな!」
{netabare}第1話アバンがふっかつのじゅもんの入力画面。ラストに「Thank you for playing」のドット文字。まんまですね。古き良きRPGへの敬意を感じます。{/netabare}
{netabare}結局ダクネスがララティーナ呼びを断固拒否してたのは4文字で私を呼んでってことだったのかな?
ゲームや競技を「する」「遊ぶ」を表す「play」。スタッフも作品で遊んでたように見えます。
(一緒に)遊んでくれてありがとう!って意味ならなかなか素敵だと思います。{/netabare}


お笑いには好き好きあれど、周回される方がぼちぼちいらっしゃることは、インパクトだけ一過性の作品でないことの証左でもあります。

未見の方はどうぞどうぞ。

個人的には、ダクネス知人の盗賊娘の登場時間が減らされてたのが残念で仕方ありません。



視聴時期:2019年3月 それと4月~6月の再放送

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2019.08.08追記
《配点を修正》+0.1(作画分)
 ※作画乱れを作品の特長としたことを評価


2019.03.21 初稿
2019.08.08 追記
2020.12.08 修正

投稿 : 2024/12/14
♥ : 100

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

良いアニメ化なんじゃないでしょうか。(第3期もあるといいなあ…)

[2017年冬作品1クール視聴終了時ランキング] コメントより
==
安定の異世界ギャグでレベルはしっかりキープしたものの、他作品が強かったのでこの順位に。 原作的にも今期アニメ化された3、4巻よりは前後の巻や爆焔スピンオフの方が面白いので今期は不利?
==

ライトノベル『この素晴らしい世界に祝福を!』を原作とするアニメの2期目。原作はスニーカー文庫から刊行されていますが、書籍化される前はweb小説投稿サイト「小説家になろう」に掲載されていたらしいです。

私は書籍化された原作は大好きでスピンオフも含めて既刊全巻を読んでいますが、web版は未読です。

1期目(全10話)では原作の2巻目相当までがアニメ化されていて、2期目では3巻目以降のエピソードがアニメ化されています。第5話の時点で、3巻の内容がほぼアニメ化されています。
→ 結局2巻/10話ペースを維持して原作4巻のほぼ最後までアニメ化されました。

なお、1期目のレビューにも書いた通りこんなバカ風な作品ですけど原作の構成はかなり緻密で、伏線っぽいものは基本放置されずにちゃんと回収される作品です。

キャラクターの把握などのこともあり1期目から観た方がもちろん良いですけど、たぶん「2期目から観たらまったくの置いてきぼり」という感じではないと思います。

一応「異世界転移」(日本では死亡だから「異世界転生」? でも子供からやり直すわけじゃないしな…)というカテゴリーのお話だとは思うのですが、主人公一行は「魔王軍と戦い、魔王を倒す」という目標を一応は掲げるものの基本的には異世界のかけだしの冒険者の街アクセルで日常生活を送りつつドタバタを繰り広げています。

シリアスな戦闘よりはギャグの要素が強く、また既存のファンタジー系RPGやライトノベルなどを揶揄したようなネタも多いです。

1期目はもちろん、2期目においても基本的にはこの感じですので1期目が好きだった方は安心して2期目もご覧になれると思います。

作中で「クズマ」とか「カスマ」とか揶揄される主人公のカズマですが、私はそんなに悪い奴だとは思いません。

なお、私は2期の5話目にアニメ初登場の見通す悪魔バニルさんは本作の中ではかなり好きなキャラです。

アニメ化にあたっていくつか原作からの改変がありましたが、続編制作に必要なキャラは一応出ていて、出そびれた人も「まあ、ここ出てなくても大丈夫か」という感じで致命的なものではなかったです。3期もあると良いなあ…。

また作画に関しては何かと物議をかもす本作品ですが、最終回のクライマックスなど力を使うところにはちゃんと使っているので個人的にはあまり不満はありません。

ただまあ、「もう少しなんとかならんか」とか「ギャグであえてやってるだろ、それ」とかツッコみたくなる場面もチラホラあるので、気になる人は気になるかもしれません。

おまけ: OPの背景アニメは、請けたクエストを果たしてギルドに帰り、皆に迎えられるまでのストーリー仕立てになっています。本編には出てこない爆弾岩は、1期目OPに続いて2期目でも登場(笑)!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 78

77.1 2 アンデッドでファンタジーなアニメランキング2位
転生したらスライムだった件(第2期) 第2部(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (431)
1853人が棚に入れました
主人公リムルと、彼を慕い集った数多の魔物たちが築いた国
<ジュラ・テンペスト連邦国>は、近隣国との協定、交易を経ることで、「人間と魔物が共に歩ける国」というやさしい理想を形にしつつあった。リムルの根底にあるのは元人間故の「人間への好意」……
しかしこの世界には明確な「魔物への敵意」が存在していた。その理不尽な現実を突き付けられた時、リムルは選択する。
「何を失いたくないのか」を―― ファン待望の転生エンターテインメント、暴風の新章に突入!
ネタバレ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

誰もが認める魔王に

この第2期(第2部)は、正直言って今迄よりも面白みに欠けます。
それは戦いが個人戦主体から集団戦主体へと変わり、リムルの魅力があまり見れなくなったため。
さらには、ラスボスである魔王クレイマンが{netabare} あまりにも弱すぎたためです。{/netabare}
しかし、この物語はリムルの理想国を完成させるために不可欠な話なので、気楽な気持ちで視聴されることをお勧めします。


この物語は魔王クレイマンとの戦いが中心です。
戦いは、今までのような個人の戦いではなく、国と国との戦い。つまり戦争に発展します。
そしてクライマックスは魔王達の宴 ~ワルプルギスでのクレイマンとの戦いです。
誰もが認める魔王となるには、リムルはクレイマンに勝たねばなりません。

今回はリムルの戦いはあまり見れませんでしたが、可愛い癒し系のシュナの意外な強さや、紅丸の進化した超強大な力、それに紫苑の魔王をも倒すほどの強さを見ることができます。
そしてゴブタは、いつの間にか器用で機転が利くようになり、ゴブリンライダーの隊長の風格が出てきました。これもハクロウの厳しい教えのたまものです。


但し拍子抜けした点もいくつかあります。

戦争の準備のためには会議が必要。それはわかりますが、会議の時間が長い。実に長いですね。
思わず眠くなりました。もう少し短くしてほしかったですね。

ですが、歴史上では戦争で戦う時間よりも、準備のための会議時間がはるかに長いのは常識です。
例えば、本能だけで戦術を練っているように見える織田信長の桶狭間の戦いですら、周到な準備期間があり、厳格な戦い方を皆に徹底させました。
(声を絶対に出さないで戦うこと、今川義元以外の首は不要なので首を切り落とす作業は禁止、など)
集団が統一した意思で戦うためには事前調整に多大な時間が必要なのです。

また、ラスボスのクレイマンが{netabare}あまりにも弱すぎます。魔王なのだから、もっと強いところを見せないと物語のつじつまが合わなくなります。
これだと紫苑や紅丸が魔王級の実力を持っていることになります。{/netabare}


ところで、敵方ですが涙目のピエロのティアが意外とかわいい。素顔は見れませんが彼女は魅力的ですね。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 34

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

良質な異世界なろう系アニメ

【紹介】
今まで視聴を続けてきた転スラファンなら視聴して間違いはないと思います。未視聴の人は一期から見ましょう。
異世界転生系アニメが嫌いじゃないのならオススメです。

【作画・音楽】
相変わらず質が高く、予算がちゃんとついているんだろうなって思う。

【シナリオ】
主人公のチート感とインフレが凄い、とても丁寧に作らていてキャラクターにも愛着が持てる。
シナリオは都合よすぎで、敷かれたレールの上を走っている感じはしますが、そんなこと気にならないくらいの不思議な魅力がある作品。
来る日も来る日も会議ばかりしていたけど、現状を整理するのには必要な回だったと思います。こういう視聴者を置いてけぼりにせずにくどくてもちゃんと説明するところがいい。
相変わらず国造りと、周辺勢力との外交や駆け引きが面白い。

【キャラクター】
どんどん仲間や協力者が増えていき、勢力がにぎやかになっていくのが爽快で、くどいくらいキャラクターの魅力をちゃんと描くところがこの作品の魅力だと思う。
また、これだけキャラクターが多いのに誰これ?ってならないのが凄い。

【総評】
丁寧すぎてちょっとくどいのが難点ではあるけど、丁寧に順を追って説明するマジメさも良い。
最後まで付き合いたい作品です。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 34
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

横綱相撲

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
説明不要のビックタイトルの、本編としては4クール目。

まあ、世間的はあまり人気でない展開かなと思いつつ、個人的にはかなり好きでした。レビューでは、その理由と、今後期待することを。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
序盤からかなり長々と会議をやってて退屈だという意見もあるだろうけど、うちの会社の会議に比べればだいぶ面白い(笑)

というのは事実だけど冗談として、私はあれを「横綱相撲」だなと思った。たかだかこの程度の退屈さでは人気が揺るがないという自信があるからこそ、丁寧に原作を消費できるんだろうな。あんな会議、その気になれば1話にスッキリと収められるでしょ。

私は「建国モノ」と「戦記モノ」が大好きです。その両方の要素がある本作が楽しくないわけありません。

「建国モノ」で好きなのは、仲間や施設が充実していく過程。これ多分、ガキの時に「幻想水滸伝」をやりまくっていたせいです(笑)

転スラ、特に本作の中盤~後半はサブキャラ達のバトルが見られて楽しかった。個人的には、ベニマルとゲルドが好き。ゲルドは「転スラ日記」で特に好きになったキャラ。私の場合、ラブコメもサブヒロイン萌えだし、バトルも副将燃え(四天王とか好き)なんで、サブキャラが魅力的なのは大事です(笑)

「戦記モノ」で好きなのは、世界地図を大きく見ていくような展開。「戦術」ではなく「戦略」の話。これはまあ、「銀河英雄伝説」の影響が大きい。4話目の国家間の思惑も良かったし、最終話でミリムに2ヶ国が従属するのも熱かった。

あとはまあ、「英雄譚」も好き。当然「ロードス島戦記」の影響がでかい。リムルはどんどん出世するけど、「英雄」とは少し違う感じ。むしろ怒っていたり残忍になったりする時の方が魅力的に感じる。3クール目の後半からの(魔王になった)リムルは好きです。どうせチートなら、初期の頃のようなヘナチョコじゃなく、スッキリ最強でいてくれた方が好み。

個人的には、この作品の分水嶺になるのは、オクタグラム内のパワーバランスだと思います。

現状、リムル・ギィ・ミリムが、個人としても勢力としても三強で、どうせリムルが最強になるんでしょうけど、これが、「リムル 対 残りのオクタグラム全員」でもリムル(ジュラ・テンペスト連邦国)が勝つようだと、もう魅力がなくなると思います。誰が味方につくか敵につかでどんどんパワーバランスが変わってくる展開なら、まだまだ楽しめそうです。

次は劇場版ですか。この作品とは、長く付き合っていきたいので、本作のようなスローな展開でも、個人的には歓迎できます。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
アルティメットスキルが4つて、どんだけ強いんだよ(苦笑) 1つでもあれば、魔王クラスという解釈で良いんだよな? ベルドラ、明るいキャラで目立つな。ユニークスキル、料理人。個性を失ってないか? まずはワクワク感があるスタート。

2話目 ☆3
会議。かなり地味な展開も、自信の現れか。

3話目 ☆3
会議だけで2話またぐなんて、珍しいアニメだよな。

4話目 ☆4
そうそう、私が好きなのはこういう大きな話なんだよね。

5話目 ☆3
軍隊丸ごと転送はエゲツナイな。

6話目 ☆4
戦力の充実と分散。まあ、基本だな。これだけテンポ落として成立するのが凄いよな。

7話目 ☆4
バトル始まるとやっぱり面白いね。

8話目 ☆4
日常系? シュナ、強ぇな。もっとじっくり見たい相手、バトルだったな。アンデットが仲間になりたそうにこちらを見ている(笑) キャラ変わりすぎだろ(笑) 怒るリムル、良いね。

9話目 ☆4


10話目 ☆


11話目 ☆4
サザンアイズ(笑) CAPCOMに怒られるぞ(笑) ミリム、操られていなかったか。魔王という役目。カザリームが黒幕。クレイマンも、死に際にキャラが立ったな。あくまで利己的に、どこまでも純粋に。

12話目 ☆4
クレイマン、見せ場なくだな。一匹狼だったミリムの配下が増強され、国を持つか。胸熱の展開。魔王、、、モドキとはいえ、1の配下が瞬殺か。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 32

77.8 3 アンデッドでファンタジーなアニメランキング3位
オーバーロードIV(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (383)
1509人が棚に入れました
TVシリーズ第4期

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ラナー様、万歳!(← アインズ様じゃないの…(笑)?)

オーバーロードの4期目で、全13話の1クールです。

1~3期目を全て視聴済みか、もしくは該当部分の原作を既読でないと本作だけを観たのではまったく意味不明と思われます。というわけでまだの方はここでさようなら…。



オーバーロードというお話自体は、私自身としては特定の登場人物に共感して観るというよりは大河ドラマ的に第三者視点で楽しんでいます。いわゆる「戦記物」としての楽しみ方でしょうか。

アインズ自身はかつてのゲームとしてのユグドラシルを懐かしみつつ、他のプレイヤーやワールドアイテムを探しているのが本筋であって、世界征服はそのついでにやっているみたいなところがあるので、そういう見方をされるのは不本意なのかもしれませんが。

さて、そんなアインズ様の覇道は3期目まででナザリック大墳墓をベースにアインズ・ウール・ゴウン魔導国を設立し、リ・エスティーゼ王国からカルネ村と要衝の都市エ・ランテルを割譲されるに至っています。

そんな4期目では前半では主にドワーフたちとの関りを発端とする一連の出来事、後半では主に王国と魔導国との関係性の変化に関する出来事が語られます。前半はコメディ―成分多めな感じで、個人的には後半がより楽しめました。

ラナー様は王国の王女殿下ですが、3期目からしばしば活躍するラナー様の見せ場が多くて大変面白かったです。

ザナック王子も素晴らしかったですが、私は自分勝手な目的のために暗躍するラナー様が好きでした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 27
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

君主は国家第一の僕

【紹介】
来年公開予定の劇場版は4期の前半と後半の中間のお話みたいです

【感想】
アインズ様たちの残虐なところがどうしても好きになれないけど、毎回話が面白くてクオリティも高くて良くできたアニメだと思います
4期は特に話が濃くて見どころが多かったのでシリーズのファンは満足するんじゃないでしょうか?

アインズ様たちは目的のためなら脅迫も偽計も強奪も拷問も虐殺もします
敵対する相手から見たら悪なので見ていると嫌な気持ちになる
4期はこれまで以上に酷い話でどんどんアインズ様は狂っていっているように見えて、敵対する人間たちは愚かどころか生き方がカッコいい人が多くてどうしても人間達のほうを応援してしまいます

{netabare}普通の物語なら主人公は悪を倒す側になります、でもこの物語は普通の物語でいうラスボスが主人公
ラスボスの目から人々を見ることで、巨大な悪と対峙するいろいろな人々のドラマを見ることができるんです
たとえばある者は祖国を裏切って悪に魂を売り渡し、ある者は大切なものを守るために剣を握り、ある者は領民を生贄にして命乞いをし、ある者は強者との戦闘を求めて立ち向かってくる
そんな人々の人生をかけた必死な生き方がたくさん見られて、他の異世界ファンタジーと一線を画す面白さがありました
{/netabare}
4期で好きなキャラはザナック王子

【今期の魅力】
{netabare}
世界観や設定がとても緻密でしっかりしていて味方だけでなく敵も魔導国という脅威に対し知恵を振り絞って対抗しようとするキャラクターが多くてとても魅力的
圧倒的な力を持っているから力づくでも征服できそうだけど、征服した後のことも考えてじっくり着実に侵略していくし、敵もただやられるだけじゃないところが面白いです
作画は3期と比べてだいぶ良くなっていました

アインズ様はヒトから見たら悪だけど実はいいひとなんて都合のいい話でもなくて、敵対する者は容赦なく潰す、必要なら侵略する
4期でも他国に言いがかりをつけて虐殺したりクアゴアの群れに1万以内になるまで同族同士で殺しあいを要求したりとかなり残虐なことをしていて、アインズ様も部下も強すぎて戦争とか侵略っていうより一方的な蹂躙・・・
フィリップの個人的な暴走をよく確かめもせずに王国の反逆と一方的に見なして大量虐殺をはじめたことはどう言いつくろっても悪だと思います
ヒトや魔物たちから見たらアインズ様は魔王にしか見えなくて、ゲームだったら勇者パーティに討伐されるラスボス、これは魔王の視点で進む侵略物語

ナザリックの強さが圧倒的すぎて人間では勝てるわけなくて、他の作品だったら人間の王族や強者が民衆を見捨てたり自分の保身に走る愚者として描かれることが多いけど
それぞれが善意もあれば悪意もあって、正義や王族としての誇り、民を思う気持ち、野心や欲望があってキャラクターが生きている感じがして
一方的に蹂躙される弱者をただ黙って征服される人達にしないことが4期の面白いところだと思っています

クアゴアの王ペ・リユロや帝国の皇帝ジルクニフ、王国のザナック王子、冒険者のラキュース、イビルアイ、アズスなど魔物の王や人間たちもキャラが立っていて魅力的で
4期では特に慎重に戦局を見極めようとしているペ・リユロの立ち回りとか、ジルクニフの皇帝としてのふるまいが良かったし
見た目はダメ王子っぽいザナックの有能な采配やアインズ様との会談で見せた豪胆な立ち居振る舞い、
絶対勝てない相手が王国民を皆殺しにするつもりだと気づいているのに逃げ出さずに王族として最後まで戦う姿勢を崩さなかったことなど
賢い王としての動きがとても良くて、ザナック王子は一気に好きになりました
いい王なのに失ってしまったのが残念です

{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 25
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

キャバクラナザリックからの脱却

[文量→大盛り・内容→雑談系]

【総括】
説明不要の人気シリーズの4期。かなりストーリーが動いた印象。残酷な描写も多い。

個人的には、4期≧3期≧1期>2期ですかね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
付き合いで何度かキャバクラに行ったけど、どうにも苦手だった。

1つは、私の性格。どちらかといえは相手を喜ばせたい性格なので、サービス受けてるはずなのに、キャバ嬢を楽しませようとサービストークをしてしまい、疲れる(苦笑)

もう1つは、絶対的に優位な状態。こっちは客だし、向こうはプロだし、自分の話がどんなにつまんなくても笑ってくれるし、ノッてくれる。

それがとてもつまらなかった。

やっぱり、彼女だったり友達だったりの、忖度のない応対の方が、気持ちが良い。つまんないならつまんないとハッキリ言われるから、笑いを取れた時はちゃんと嬉しい。

この辺、アインズも似たような感覚なのではないだろうか。

彼は本来「絶対君主」だが、NPCにも敬意を払い、気に入られようとしている。そして、彼が求めているのは盲目的な絶対服従ではなく、自分で考え、決断できる、あくまで「仲間」という対等な存在だ。

それは、ゲーム世界に1人残された寂しさを埋めるため、というのも1つはあるだろう。

しかし、彼はあくまでプレイヤーであり、これまで何度もコンピューター制御された敵を倒してきた人物である。命令しか守れない、コンピューターの限界を知っている。だから、NPCを「人」にしようとしている。

当然それは、自分以外の敵対プレーヤーが出てきた場合に備えてだ。

それから、各階層守護者は、あくまで「創造主」である、至高の御方々が不在だから、アインズに忠誠を誓っているのであって、アインズ個人の配下ではない。それを、アインズ自身が気にしていて、万が一にも逆転現象が起きないように、自分個人に忠誠を誓わせるような工夫をしているという側面もあると思う。

やはり、この作品は設定が秀逸だ。

以前のレビューでも書いたが、「No.1ギルドの後衛でまとめ役」という立ち位置が絶妙で、これをそんじょそこらの「なろう系」だと、No.1プレイヤーや、ソロ最強、初心者なのにチートなんて極端な立ち位置から物語を始めてしまう。だから、ストーリーが画一的になってしまう。

アインズの立ち位置、そして、配下のNPCにすら勝てないという力の無さが、主人公最強系の爽快さと、とことん戦力増強に動くサクセスストーリーを両立させている。

やっぱり稀有な作品だ。

ちなみに私は、敵国の王子が殺された後、怒って敵の配下を「本人が望むまで決して殺すな」のクダリが好きでした。ナイス、ダークヒーロー♪
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 22

68.3 4 アンデッドでファンタジーなアニメランキング4位
望まぬ不死の冒険者(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (172)
533人が棚に入れました
「……絶対に、俺は神銀(ミスリル)になる」 その決意を胸に冒険者になって早十年。レントは地道に剣の腕を磨き、知識を蓄え、冒険者組合(ギルド)へ貢献しながらも銅級下位のまま。それでも毎日のように迷宮に潜り、努力を続けていた。そんな中、低位迷宮《水月の迷宮》で未踏破区域を発見するが、そこで遭遇した《龍》に喰われてしまう。 命運尽き果てたと思われたレントだが、何故か意識を取り戻した――最弱の魔物・スケルトンとして。それでも絶望に陥ることなく己にできることを模索するレント。手始めに魔物の特性である《存在進化》を利用して上位の魔物を目指し、人間に戻る道を探すことに。 不死者(アンデッド)となったレントは、再び神銀級冒険者を目指す。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ミスリルの輝き

不幸なことでアンデッドになった主人公が人間に戻る方法を探しながら魔物としての進化、冒険者としての成長を目指していくファンタジーアニメ
わかりづらいところなくて見やすかったし、面白かった!

「地味」「マジメ」「低予算っぽい」
最果てのパラディンと似ていますねー
こういうマジメなファンタジー作品好きだけど絶対バズらないですよねー

キャラデザぱっとしない(作画のせい?)、設定はそこまで緻密じゃないけどマジメに世界観と話とキャラクターを作り上げていて、目標に向かって着実に一歩ずつ進んでいる感じの丁寧さがとても良かった

投稿 : 2024/12/14
♥ : 19

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

地味系で淡々とした印象も中身は手堅い。あ、骸骨だから中身っても・・・。

ふーむ、昨今の何でもありのファンタジー系アニメではあるが、あまりないパターンかなぁ、との印象。
ただ、いつか、誰かが思いつくのは時間の問題的発想ではあるかなぁ、とも思いはするが。
とは言え、実際に形にしたクリエイターのお手柄を貶すものではない。

第一所感としては私が好きなタイプのRPG「ウィーザードリィ」のⅣを思い出した。
PRGゲームの元祖の一つと言われるシリーズで、現在でも愛され新作が作られているゲームなので、ご存じの方も多いと思う。
このゲームはいわゆるⅠ~Ⅲシリーズまでは、よくある冒険者がダンジョンを探索、攻略をしていくゲームなのだが、4作目でⅠのラスボスワードナーを主人公として、逆に冒険者を倒していくストーリーラインのものが制作されたのだ。
発想の転換、目新しさを探す中で、いずれは到達する発想だったのかもしれない。
そんな作品に発想が似ているのかな、との印象が頭をよぎったのです。

と余談はさておいて。

物語自体は大きな大筋というものは描かれておらず、主人公のレントの「ミスリル級冒険者になりたい」と思いが大きな目標として描かれている。
それ以外に、特に大きな目標についての示唆は特になく、冒険者としてのエピソードを中心に描かれていたように思う。
そのいくつかのエピソード自体が割といい人エピソード系でレント自身の性格が描かれ、全体的に堅実なつくりになってたと思います。

視聴者側としては、ガイコツ⇒グールの形状変更でリアルに考えると「うわぁ・・・」っていろいろ想像してしまいそうになるのですがw、一応、そこは不問でw。
だってねぇ・・・いろいろ困りそうじゃんねぇ、主に臭いとか・・・。

閑話休題

エンディングでは、次は旅物か、と思わせるお話がありましたが、次回作を期待したい出来に作品との評価です。
機会があれば、ぜひ続きを視聴してみたいものです。

作画自身は特別良いと言う訳でもなく、中の上ぐらいかなとの印象ですが、特に乱れや破綻もなく落ち着いていたと思います。
キャラ絵も萌え萌えに振る訳でもなく、こちらも落ち着いていたと思います。
あえて言うならば、どこか少し残っている大味感が海外の作品の様な印象をほのかに醸し出しているかもしれません。(個人の感想です)

声優さんも特に違和感もなく、視聴に差しさわりはありませんでいた。
なんなら、フラットにそのまま受け止め、このキャラ達はこういうもんなんだろうなーと。
なので、悪い印象は全くありませんでした。

音楽はOPがラップ調を盛り込んでの、昨今のファンタジー作品らしい(・・・いや、盾の勇者~イメージが強くw)ものでした。
・・・正統派のファンタジーとは違うけど・・・w。
キライでは無かった程度です。
EDはしっとりとイイ感じの曲でした。

キャラクタは、

主人公のレントは私の好きなタイプのキャラでした。
俗に言う「いい人」系で冒険者としても本人も意識しないところで、周囲の信頼を集め、仲間との関係性も厚かったようです。
とある事情によって、一から信頼関係を構築することになりましたが、こちらも容姿は変わっても、中身が変わっていない様子で新たに信頼関係を築いていきます。
ここら辺も私のお好みでした。

そして、居候先のロレーヌ。
本人曰く、都落ちの学者との事ですが、なかなかにユニークで切れ者系のキャラで、こちらもレントといいバディ関係を構築していきます。
元々、腐れ縁言える仲との事ですし、異常事態になって真っ先に頼った先としても、その関係性が想像できます。
また、視聴していく上で、どうみてもレントに興味以上の感情を持っている事が推察できるのですが、これは言わぬが花でしょうか。

その他にも多数のキャラクタが登場してくるのですが、基本レントとの人間関係含め、いい人が多いです。
そして、前述したようにキャラ絵自体も少し隙があるけれども、落ち着いた作りで安定感があります。
この隙って言うのは全キャラに言えるので、狙って出しているものだと思います。


主人公の扱いが突飛な作品なので、キワモノ扱いされそうな感じもあるかもしれませんが・・・。
個人的には、そこはかとなくですが、硬派なつくりの作品ではないかとの所感を持ちました。
ちょっと、起伏が少ないので淡々としたイメージ、物語性の少ない作品という印象が湧くかもしれませんが、しっかりと地に足の着いた感がある作品だともいました。
大筋の物語が弱いところは確かにあるので、何か芯になるものが描き出せればいいのですが・・・。


私個人としては、続きがあれば観てみたい作品だと思いました。
機会がありましたら、ご覧くださいませ。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 19

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

死してなお目指すのは頂のみ―――

この作品の原作は未読です。
ヒロインたちのキャラデザは決して悪くはありませんが、全般的に作画は普通かな…
設定自体は面白いと思いますが、物語の起伏はあまり大きくなく秀逸な部分は特段ありませんでしたが、不可の無い作品だったと言えるのではないでしょうか。


「……絶対に、俺は神銀(ミスリル)になる」

その決意を胸に冒険者になって早十年。レントは地道に剣の腕を磨き、
知識を蓄え、冒険者組合(ギルド)へ貢献しながらも銅級下位のまま。

それでも毎日のように迷宮に潜り、努力を続けていた。
そんな中、低位迷宮≪水月の迷宮≫で未踏破区域を発見するが、
そこで遭遇した≪龍≫に食われてしまう。

命運尽き果てたと思われたレントだったが、
何故か意識を取り戻した――最弱の魔物・スケルトンとして。

それでも絶望に陥ることなく己にできることを模索するレント。
手始めに魔物の特性である≪存在進化≫を利用して上位の魔物を目指し、
人間に戻る道を探すことに。

不死者(アンデッド)となったレントは、
再び神銀級冒険者を目指す。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

完走して振り返って思う事。
この作品の最大のポイントは、教えられたことを忠実に守る点に尽きると思います。

再び神銀級冒険者を目指す上で、何度か駆け出しの冒険者と接点がありました。
レントは銅級冒険者とは言え、十数年迷宮に潜り続けてきたベテランです。
駆け出しの冒険者にありがちなのは、自分の技術・能力に見合った地に足の着いた戦い方より、ノリと勢いで乗り切ろうとしがちです。

そういう若い駆け出しがミスするのを何度も見てきているから助言ができるのであって、若輩の方々は生きた教育を受けるまたとないチャンスになるんです。
何をどの様に受け止めるかは本人次第で、他人が口出すことではありませんが、もし、何等かの助言が貰えたのなら、それは「自分のことを気にかけてくれる人が居る」ということにほかなりません。

そして助言をするのは見返りが欲しいからではありません。
しっかり会得したら、今度はそれを次の後進に託して貰えればと思います。
この好循環が回るうちは、大きなミスを回避することができる…
これはリアルの仕事においても一緒だと思います。

アンデッドになったレントの様相は、きっと想像以上に怖いのだと思います。
もし一人迷宮で出会おうものなら、卒倒してしまうのも無理はありません。
だからこそ、事実を知って歩み寄る強さが感じられた点もポイントが高いと思いました。
こうして人から人へと継承されていくのって良きですよね。

でも、気になる点が幾つか…
まず、レントはこれからどうなっていくのでしょうね。
スケルトンから始まり幾度かの存在進化を経て、人間の頃より強くなりました。
果たしてここから人間に戻れる道は残されているのでしょうか。

そして物語の中盤で登場した…はやみんが演じた女性キャラも謎だらけですよね。
未踏破区域にはどの様な秘密が隠されているのか、気にし出すとキリがなさそうです。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、JUVENILEさんによる「IMMORTAL」
エンディングテーマは、阿部真央さんによる「Keep Your Fire Burning」

1クール全12話の物語でした。
そう言えば、この作品のアニメーション制作会社はCONNECTさんだったようです。
CONNECTさんというと、「魔法科高校の優等生」や「ストライク・ザ・ブラッド」という作画クオリティの高い作品を多く制作されている会社です。
そういった意味では、見易い作品だったのかもしれません。
現にリアルタイムで視聴を終えていますし…
しっかり堪能させて貰った作品なんだと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 9

85.8 5 アンデッドでファンタジーなアニメランキング5位
オーバーロード[OVERLORD](TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (2395)
12688人が棚に入れました
時は2138年。

仮想現実の中を自由に遊ぶことのできる体感型ゲーム全盛の時代に一大ブームを巻き起こしたオンラインゲーム《ユグドラシル》は静かにサービス終了を迎えるはずだった。

しかし、終了時間を過ぎてもログアウトしないゲーム。突如として意思を持ち始めたNPCたち。ギルドの外には見たこともない異世界が広がっていた。

現実世界ではゲーム好きの孤独で冴えない青年が、骸骨の姿をした最強の大魔法使い・モモンガとなり、彼の率いるギルド《アインズ・ウール・ゴウン》の伝説が幕を開ける!

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、千葉繁、沼倉愛美、白熊寛嗣、子安武人、M・A・O、五十嵐裕美、渡辺明乃、村瀬歩、悠木碧、稲葉実

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

世界征服なんて面白いかも知れないな・・・

原作未読。
主人公最強+バトル+コメディ(?)系。

ゲームの世界から異世界にゲームキャラクターのまま転移させられて・・・。
但し、SAOとは違って、主人公は元の世界に戻りたいという訳ではないらしい。

主人公は骸骨だし、お仲間は悪魔や吸血鬼だし、正直『どんな話なんだろ?』と思いつつ4話まで視聴。
そして、ようやく理解できました。

『これはコメディなんだ!』と・・・。

敵に対して強すぎる主人公とお仲間たち。「主人公最強」も行き過ぎるとコメディになってしまうんですねぇ。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 119
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

黄金バット

マッドマウス制作、
書店での評価も良好な人気シリーズ。

長年愛されていた大人気VRRPG、
ユグドラシスのサービス終了を受け、
有名ギルドマスターであったモモンガは、
感慨深く、その最後の時を待っていた。
だが期日を過ぎても強制ログアウトも出来ず、
仮想現実空間に取り残されてしまう。
世界に異変が起こったのだ。

友達もなく家族も過労死で失い、
ただ仕事をして寝るだけの現実生活に、
どれぐらいの価値があるのかと悩む主人公が、
大魔法使いとなり、NPCキャラを部下に付け、
この世界でその名を轟かせることで、
異世界からの脱却を探るというのが大きな流れです。

娯楽に特化した素晴らしいシリーズだ。
仲間も自分自身も人ではない異形種で楽しい。
見た目は悪魔でも中身はどこか弱気な男ですから、
会話や演出、力の抜け加減が絶妙で笑えます。
お色気担当アルベドがお気に入りです。

{netabare}モモンガはアインズと名を変え、
情報収集の一環として様々な事件を解決し、
ギルドに栄光をと快進撃を続ける。
異世界からの脱却の鍵は存在するのか!?
昔のギルドメンバーはこの世界に存在するのか!?
他国の住人はどこから来たのか!?
謎多き冒険はこれからも続くのでしょう。{/netabare}

それは蝙蝠だけが知っている。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 75
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

無課金勢は白旗を揚げる

原作未読 全13話


まずはじめに言いたいのがこの1期終了時点で完全に2期を視野に入れた畳み方をしてること。むしろ「絶対終わらせまい!」という確固たる意志すら感じた最終回。1期が2015年夏で2期が2018年冬。あのまま終わってたら清々しいまでの俺たたENDだったでしょう。結果オーライなんでしょうがよくこんな終わらせ方したなとそのことにびっくりです。

有名タイトルだしレビュアーさんからの推薦もある。なぜか2期を地上波再放送やるってんで廃…じゃなかった配信で1期を観ることにしました。

とあるVRMMOがサービス終了するタイミングで、その重課金ユーザーかつギルドの長まで登りつめた男が感傷に浸りながら最終日を噛みしめてたらそのまま異世界に転送されちゃって、ログアウトも管理者アクセスもできず「さてさてどうしたもんか」というところから始まる物語。

そこから紡がれたお話は大人気となったわけですが、要は主人公最強系の異世界モノなわけです。
2020年現在でトライする場合、このテのジャンルには半信半疑で

 「この時期にはまだ珍しかったからウケたんじゃねーの?」

先入観バリバリっすよ。

 …それでも面白かった。

  …どうしてなんだろう?

有名タイトルでも苦手分野だから躊躇することってあると思うんですけど、私にとって“主人公最強系”がまさにそれに該当します。
結局楽しめてたんで杞憂に終わった『オーバーロード』で気づいたことがいくつかありました。これまでは下手に言い訳じみたものより清々しいまでに最強だといいかな…くらいの認識だったのです。


■楽しめる条件其の壱

一つ目。理由が“そりゃそうだよね”と納得感がある。

理由なき最強はぺらっぺらに見え時間の無駄と感じる確率が極めて高い。そしてそんなん山のようにあったからこその不信感なわけです。たぶんなにかしらウケたやつがあってその後バッタもんが粗製濫造されちゃってブランド毀損しちゃったんでしょ?とありがちなやつだと思ってます。
『オーバーロード』での最強理由はいたって明解。

 {netabare}重課金ネトゲ廃人だから{/netabare}

チートなはずです。理由が理由だけにコメディにも化ける。


■楽しめる条件其の弐

二つ目。イキってるの見るのしんどい。

其の壱をクリアしてないイキリ主人公だと即離脱対象です。そこをクリアしててもちょっとしたことで離脱対象になりがちなのがこれ、イキリの有無。さらに今回の気づきのが以下↓

 {netabare}謙遜 VS 謙虚{/netabare}

似て非なるんですけど主人公が“謙虚”なほうが楽しめます。自分が強いのを理解してて力の行使は惜しまずさりとて背伸びせず。
これが“謙遜”タイプだとふとしたことで傲岸不遜な態度に早変わりしがちです。「いやいやそんなことないですよ~」が嫌味に聞こえちゃうのを指します。なにせ力はあるのにへりくだるポジショニングをするわけですから。このタイプは自分を客観視できていないため周りが求める役割を担わず時期を逸し状況が悪くなってから土壇場で力を発揮する、みたいな。


こんな諸条件をクリアした主人公アインズ・ウール・ゴウン / モモンガ (CV日野聡)は安心銘柄です。
あくまで私基準で“主人公最強系ウザい”方向けに「大丈夫ですよ」と言いたいレビューでした。



※ネタバレ所感

■『オーバーロード』のこういうところは面白い

1.煽る煽る

いわゆる敵がイキりまくるわけで、本人の死亡フラグをばんばん立ててくれるわけです。観てる方は結果だけは知っているので神座の視点から高みの見物。イキリのボルテージが高ければ高いほど面白い。『ワンパンマン』なんかもそうですね。
{netabare}クレマンティーヌ(CV悠木碧)は最高でしたね。顔芸もさることながら悠木さんの怪演。基本ご機嫌なんだけど感情の起伏が激しい。興奮して早口で罵詈雑言をまくしたてるのがなんとも。緩と急とそれ以外も高速回転しながら目まぐるしく変化する彼女は1期のみどころです。{/netabare}

2.アンチヒーロー

本人も骸骨なんですけど、本拠地「ナザリック大墳墓」で従えてるNPCたちもヴァンパイアやインプなど人外さんです。悪役の悪役たらんとしてる振る舞いと根はいい人みたいなギャップは面白かったです。

3.ところどころ気を抜く

同じLV100でもNPCはプレイヤーには勝てないだろうねって基本ルールなんだと思います。NPCはプレイヤーに逆らえないという力関係が眼前としてあるみたい。

{netabare}・プレイヤーのハンドルネームがひどい
 →“ぶくぶく茶釜”“ペロロンチーノ”“たっち・ミー”センスが…
・レアアイテムのネーミングセンスもこれまたひどい
・現実世界でのプレイヤーがチラ見できる
 →いくらひどくても“至高の御方”の崇高なお考えで納得できるNPCたち{/netabare}

4.アインズ様

日野さんのオフィシャル声とモノローグ声の演じ分けがナイスでした。日野さんあってのアインズ様だったと思います。他にも

{netabare}「お前のミスをすべて赦そう」
「お前のすべてを差し出せ」
「お前に罪はない。この言葉をしかと覚えておけ」

至高の御方として振る舞うべく努力されてたお姿が印象的です。
そんな横で創造主の名前がふざけ過ぎてて膝から崩れ落ちるんですけどこのへんのギャップで魅せるやり方は成功してましたね。{/netabare}


■まあでも結局は…

{netabare}たしか41人。廃課金者の元気玉で勝利を収めたラストがとても清々しいのであります。

もっともアインズ様の心が乱れたといいますか激昂してた箇所覚えてますか?

{netabare}夏のボーナス全部つぎ込んだ課金ガチャでゲットしたアイテムが無効化された時{/netabare}

ネトゲ廃人の生態をよく表わしてました。そういえばシャルティア復活も5億枚の金貨を“溶かす”ことで成就してましたが、こういう細かいメタも好まれる理由でしょう。{/netabare}


課金課金で隆盛を極めたソシャゲも一段落。『あつまれ どうぶつの森』などコンシューマー機器とネットワークとの融合にて課金せんでも楽しく遊べるゲームも出てきており、数年後に振り返ったら

 「課金って何?」

と新卒社員に不思議がられる時代がくるかもしれませんね。
そうなると本作は歴史的遺産の意味合いも出てくると思います。



視聴時期:2020年10月 

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2020.10.17 初稿
2021.09/04 修正

投稿 : 2024/12/14
♥ : 65

84.0 6 アンデッドでファンタジーなアニメランキング6位
慎重勇者 ~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (878)
3563人が棚に入れました
超ハードモードな世界の救済を担当することになった女神リスタ。チート級ステータスを持つ勇者・聖哉の召喚に成功したが、彼はありえないほど慎重で......?「鎧を三つ貰おう。着る用。スぺア。そしてスペアが無くなった時のスペアだ」異常なまでのストック確保だけに留まらず、レベルMAX になるまで自室に篭もり筋トレをし、スライム相手にも全力で挑むほど用心深かった!そんな勇者と彼に振り回されまくる女神の異世界救済劇、はじまる!

声優・キャラクター
梅原裕一郎、豊崎愛生
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

シドーで絶望した僕もゾーマの頃には心の準備はできていた

原作未読


2周しました。2019年秋期の新作では初。完走し見落としが気になる良品のみ振り返ることがあります。
“慎重”というワードでふと思い出されるお話。

今からおよそ30年ちょっと前。イケイケな小学生の私が『ドラゴンクエスト』を嗜んでたあの時。
自分で言うのもアレですがなかなかセンス有りだったのでサクサク進み、レベルはイマイチだったけど杖を手にした人型りゅうおうを撃破。ただし満身創痍で・・・
それ以来レベル上げに勤しむようになりました。

ロールプレイングゲームをする時に

 :前のめりイケイケどんどんですか?
 :レベル上げして安心安全で進みますか?

私は後者にモデルチェンジしました。そんな他愛のない昔話を思い出します。
本作はそれを拗らせた男の物語。キャラ付けは極端ながら気持ちはわからんでもないという共感。
なお、前者タイプの方はこの主人公に共感できないかもしれません(適当)。

『慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~』

後者タイプの方だったら、キャラ付けの想像しやすいタイトルと共に、許容しやすい。
プランAがダメだった時のプランBやらCを想定し、即断即決する主人公には自分の嗜好との相性の良さを感じました。

キャストも妄想の捗るメンツです。
慎重勇者である竜宮院聖哉役には梅原裕一郎さん。在りし日の原体験から拗らせて黙々とPDCAを回すさまは某『ゴブリンスレイヤー』を彷彿とさせます。
神界最強ヴァルキュレを演じるファイールーズあいさん。「ナイスバルク!」と我々に言わせたいんでしょうか。
矢をぶすぶす射抜かれても神なので平気なミティス役の重鎮三石琴乃さん。その不死身っぷりから“伝説の山田たえ”とシンクロして妄想膨らんだのは私だけでしょうか。

あにこれ始めて間もない頃。未視聴作品を例にした他のレビュアーさんの文章を横目に「それ知らねーよ」と己の初心者ぶりを嘆きつつ、事例に別作品を持ってくるのをぼやいてたのが、まるっきり同じ過ちを犯している今日この頃です。

いやてゆーかここまでそれしかやってません。初期DQなんて若い方は知らないだろうし、『ダンベル何キロ…』『ゾンサガ』知ってる前提で語るこの傲慢さ。お詫び申し上げます。さーせん。


なお本作のMVPはリスタルテ(CV豊崎愛生)で異論はないかと。
無粋な主人公の横で徹底して道化役を買ってでてます。これまた『けいおん』を2019年に通しで視聴済と記憶に新しかったこともあり感慨深かったです。
対照的な主人公とヒロインの配置は物語のけん引役として大きな核となりました。

MVPの意味合いとして、単に好感度低そうな主人公の対極でバランスを保ったというだけでなく、なにより表情豊かで会話のテンポや間が良い。早ゼリフも自然に画に合わせコメディとして面白い。
『このすば』のアクア様と比較する声が多いのも頷ける好演ぶりでした。そういえばゆんゆん役で向こうのにも参加してましたね。

{netabare}※視聴者にこの作品をコメディだとミスリードさせる役割を充分果たしたし、なにより面白かった。{/netabare}豊崎さんの駄女神よかったですね。



ちなみにこれも“異世界転生”もの。世界観の説明は第1話Aパートでほぼ片付きますので親切です。
あとは見事な後半超展開型。序盤から中盤しんどければしゃあないですができれば最後までご覧いただきたいです。吉本新喜劇の人情ものみたいな感じのお話でした。笑って泣いて、と。


 笑いができる人は泣かすことは比較的容易


『踊る!』のいかりや長介さんみたいな感じ。個人的には紅白(2019年)での「浅草キッド」熱唱のビートたけしも良かったなぁ。
全12話でどのように組み立てるかは自由だし構成も好みはあるでしょう。予想できない展開はもちろん好物な私です。
序盤中盤の意味がなさそうな行動があとあとから効いてきたみたいな伏線や、そりゃちょっとヒクわ~的な行動に実は意味があったとか、そんなことを発見するのが楽しみな物語でした。



■視聴メモ
{netabare}・Ristarte(リスタルテ)
:ラテン語系の素養があるとピンと来ますね{/netabare}

{netabare}・“プロパティ”に記載されてたもの↓
:慎重に、慎重にも慎重に。
 疎まれようが嫌われようがそれを貫こう。
 そして世界と仲間と大切な人を
 必ず救ってみせる。ー今度こそー{/netabare}

{netabare}・3話聖哉と初対面の折アリアが動揺して紅茶落としてたね
:すかさず精神と時の部屋の便宜を図ってたが単にご都合ではなかった
:向こうに記憶がないからこそのアリアの抑制された対応{/netabare}

{netabare}・モンスター討伐後の後片付けにご執心
:難度Bイクスフォリアの魔王でやらかしてるから{/netabare}

{netabare}・カンスト隠してたよね
:龍の里でフェイクかましてたり、ヴァルキュレの一言だったり{/netabare}



※{netabare}ギャグに全振りしているようにみせて、四天王など魔王軍勢との闘いではシビアなものしかありませんでした。シリアス展開の芽は最初からあったのです。{/netabare}

思えば“俺TUEEE”がどこまで本気なのかかすかな不安を感じながらの進行をしてたと思います。そんなことも含めて見せ方が巧みな作品でした。
タイトルが難ですが、女の子とイチャコラしながら俺TUEEEしといて、サブイベントを繰り返して12話終了!みたいなのとは一線を画すと思いますよ。


{netabare}「この女の作ったものしか食わん」{/netabare}

全てわかってから聞くとアツいものを感じます。



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

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2020.01.15 初稿
2020.07.13 修正

投稿 : 2024/12/14
♥ : 71

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

11話で評価が一気に変わる作品

原作未読。最終話まで視聴。

このレビューのタイトル、ず~っと、『豊崎愛生劇場』にしようと思っていたんですよ。
豊崎愛生さんの”怪演”がとても印象的な作品だったから。

11話を視聴するまでは・・・ね。

何なんですか!
一瞬、違う作品を視聴しているのかと思うほどの急展開。
ドタバタコメディから質の高いシリアス展開へ。
爆笑から心地良い感涙へ。
喜怒哀楽の感情が滅茶苦茶になっちゃう作品。

気になる方は、視聴する価値アリな作品だと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 71

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アニメの制作体制は慎重でなかった件について…。→ だが、ストーリーは意外にもけっこう良かった!

第3話にして、放送延期となり予定を変更して第2話を再放送。
「慎重勇者さんかい? 早い、早いよ!」(コケるのが!)

2020.1.6追記:
制作スケジュールの遅れなどで総集編の放送や放送延期となる作品が多いこのご時世で、2019年10月開始作品の中で最も早くその憂き目を見た本作ですが、さらに総集編1回を挟むも2019年内にギリギリ最終回の放送枠を獲得し、越年することなく最終回を迎えた本作にまずは拍手を。

ストーリーに関しては視聴者に気取られないような伏線を第1話から積み重ねつつ、第11話Bパートに来ての新展開が凄かったですね。

そしてそこに至るまでもコミカルな作品として、視聴者の興味を引くように作られていた点も見事です。お話の区切りとしても1クールでとてもうまく纏めてありました。

原作は未読なのですが、おそらく展開自体は原作から引き継がれた物だと思います。ですが、それを活かしたシリーズ構成・脚本も見事でした。

作画的にも終始リソース不足を感じさせるものはありましたしリスタルテがダンスする3DCGのEDも絵的に微妙なものがありますが、少なくとも本編については放送延期と総集編を交えて決定的な破綻を見せずに見事乗り切った感じです。

これ、凄いことなんだけどたぶん制作陣の収入には反映されない頑張りなんだろうなと考えると切ないものがあります。

ええ、ちゃんと面白かったですよ…。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 52

77.7 7 アンデッドでファンタジーなアニメランキング7位
異世界かるてっと(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (507)
2338人が棚に入れました
「オーバーロード」「この素晴らしい世界に祝福を!」「Re:ゼロから始める異世界生活」「幼女戦記」。総シリーズ累計1600万部超え、BD&DVDシリーズ総売上枚数50万枚超えを誇る4作品が、ぷちキャラアニメになって大暴れ!ある日突如として現れた謎のボタン。ポチっと押すと、なんとさらなる異世界へ転移してしまう!!そこには他世界から転移したキャラクターたちも大集合していて…!?

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣、小林裕介、水瀬いのり、村川梨衣、新井里美、子安武人、悠木碧、早見沙織、濱野大輝、笠間淳、林大地、三木眞一郎、玄田哲章、大塚芳忠

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いうなれば「三次創作」(笑)!

原作として『この素晴らしい世界に祝福を!』、『Re:ゼロから始める異世界生活』、『オーバーロード』、『幼女戦記』の4作品がクレジットされる異色の学園コメディー作品です。

じつはこれら4作品のうち3作品に関しては、本編アニメ化と併せてwebなどでも公開されていたショートアニメがあります。

『Re:ゼロから始める異世界生活』→『Re:ぷち Re:プチから始める異世界生活』
『オーバーロード』→『ぷれぷれぷれあです』
『幼女戦記』→『ようじょしぇんき』

それぞれ、本編のキャラクター設定は踏襲しつつ本編で拾われなかった原作ネタを拾ったり本編ネタを踏襲したギャグをやったりといった感じのショートアニメでした。(← つまり「二次創作」的な作品)

これらのショートアニメ3作品は同じスタッフが手掛けていたらしく、そこにこのすばのキャラクターを追加で混ぜ込んで一緒に学園生活を送らせるという謎設定の下に作られたのが本作です。ということで、いうなれば「三次創作」というわけなのです。

各キャラクターの性格や能力などは元作品の少なくとも本編を知っていないと把握しきれないかもしれませんし、たとえばターニャは何の説明もなしに「存在X(エックス)」などと口走ったりもするので基本的には元作品を視聴したもしくは原作を読んだ人向けの作品です。

4作品とも主人公は異世界転生もしくは異世界転移した人たちなので、学園生活自体は元々いた世界からの知識で理解できているはずですが、それ以外のキャラからすればこの作品世界こそが「異世界」であり、また元いた世界での能力なども発揮できるのでどったんばったん大騒ぎなのであります。

私はそこそこ楽しみましたが、結局のところはそれぞれ単品のショートアニメ3作品の方が面白かった気がするので本作の評価は微妙なところです…。

あ、でもOP/ED主題歌はどちらも好きですよ!

投稿 : 2024/12/14
♥ : 35

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

スピンオフコメディミニアニメ

「オーバーロード」
「この素晴らしい世界に祝福を!」
「Re:ゼロから始める異世界生活」
「幼女戦記」

異世界転生作品の中でも、個人的にお気に入りの4作品がコラボしたスピンオフコメディアニメ。
各々の人間関係など、全く説明なく話が進んでいくので、4作品を視聴してからの視聴をお勧めします。

コメディパートにも定評のある4作品のスピンオフなので、とても面白かったです。

あと、当然ですけど、声優陣の豪華さは特筆すべきかも!

第2期、楽しみにしています!
転校生、誰なんだろう?

投稿 : 2024/12/14
♥ : 30

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

くらべてみよう♪♪

<2019/6/29追記>
最終話まで見終えました。
感想は変わらず。

あ、でも。
あの白塗りの先生。「だぁーね」の子安武人の人。
あれはなんか病みつきになりました。
それでもリゼロを見ようとまでは思いませんでしたけど。

人気四作の主役級揃ってるだけあって声優さんが豪華でしたね。


<2019/6/13初投稿>
視聴中なので評価はデフォルトの3.0です。

「オーバーロード」
「幼女戦記」
「この素晴らしい世界に祝福を」
「Re:ゼロから始める異世界生活」
異世界転生ものとか転送ものとか言われるジャンルの人気四作を集めて、学校を舞台に、三頭身キャラでおまけアニメ。

ということのようです。

もちろん各作品、設定も背景も異なるので無理矢理集めました。
という設定。

ストーリーも、10話まで観ましたがあるようでない。
ようです。

ファンアイテムなんでしょうね。

四作のうち、リゼロは1話しか見たことないのですが、他三作は全部見てます。
その三作は結構好き。


感想。

この手の異世界ものってキャラを気にいるかどうかが大きいんだな、と再認識しました。

1話でやめた方のキャラクターはやっぱ受け付けない。
つまらないと感じてしまう。
これは、元を見てないからではないですね。
他の三作の人たちとついつい比べてしまうので、一作の方々のこと自分は生理的に無理なんだなとよくわかってしまいました。

もしかしたらクロスオーバーで相互に宣伝、みたいな効果も狙ってるのかもしれませんが、私の場合はこれで「見よう」という気は全く起きず。

そして本作、面白いかとなると「それはおまけアニメですから」としか・・・

投稿 : 2024/12/14
♥ : 30

77.0 8 アンデッドでファンタジーなアニメランキング8位
異種族レビュアーズ(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (438)
1884人が棚に入れました
ここは人間だけではなく、エルフ、獣人、悪魔に天使と、あらゆる異種族が混在し、暮らしている世界。そこには当然、あらゆる異種族のスケベなお店もあるわけで…。足しげくムフフなサービスをしてくれるお店に通う人間の冒険者・スタンクは、ある日種族間の(性的な意味での)感性の違いで悪友のエロエルフ・ゼルと衝突する。決着の方法は……嬢のレビュー!?あらゆる異種族娘のサービスをクロスレビュー方式で採点し、他の仲間達への“お役勃ち"情報として提供していくスタンクたちの活躍は、まさに性戦士のごとし!今日もレビュアーズたちは新たな快楽を求めて旅勃って行く……。

声優・キャラクター
間島淳司、小林裕介、富田美憂、湯浅かえで、M・A・O、小山百代、礒部花凜、日野まり、松嵜麗、日笠陽子、加藤祐梨、貫井柚佳、小市眞琴、井澤詩織、田中貴子、高森奈津美、八百屋杏

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「下品こそこの世の花」、或いは誠実への情熱。

アニメレビァーの笠さんが異種族レビァーズをやってくれると聞いて!。


~♪

(BGMツァラトゥストラはかく語りき)


みなさん、こんにちわ。本日は今期屈指の意欲作「異種族レビュアーズ」について語っていこうと思います。今回は作品の各論につきましては、他の方も語っていらっしゃると思いますので、本作の何が一番重要で、本質なのか語っていきます。


今回のレビューのタイトルの副題をいぶかしく思われた方もいらっしゃると思います。この副題は、ニーチェが著作につけようと考えていたものでして、今回のBGMも合わせて、本作の重要なポイントは、ニーチェの思想における誠実さの重視に通じているからであります。


何を言ってるんだ!、これは只のスケベアニメやろ!という非難をされる方もいらっしゃると思いますが、まぁまぁ冷静にお聞きください。作品が内包している思想とは、何も作中で哲学や思想について議論している物をさすわけではありません。いかなる人も、別に哲学を勉強しないでも価値の優先順位、意味の有無について自然と判断しているものです。即ち、作品においても言明されずとも、自然と制作者が身に付けてきた無意識的な価値観、思想を反映しており、多くを語らずとも語っているのであります。


少々横道にそれてしまいましたね。では、本筋に戻りましてニーチェが語った誠実さとは何か?。それは形式に堕した道徳を捨て、裸になって自身と向き合い、率直かつ情熱的に誠実さを追求すべし!というものなのです。


本作は、偽善、責任逃れ、忖度、不誠実が横行している現代日本において、そういった悪徳が最も蔓延っているスケベの世界の中で、大胆にも瞠目すべき誠実さを貫き通した作品なのであります。


そのことはopの歌詞の幕開けから明きからですね。「スケベが大好き!」。なんと率直で隠し事のない誠実な叫びでしょうか…。私はこの時点で感服いたしました。男なら、いや実は女性だってスケベが大好き、これこそ人類全てに共通する真実ではないでしょうか!


そして、彼等は更に先に進むのです。「エロいこと好きならば、種族超えた仲間さ!」。この言葉は、グローバル社会である現代においてなんと気高い叫びでしょうか。スケベが大好き、この人類共通の想いで繋がれば人類融和という夢も幻ではないのです。違いではなく、共通するところに目を向けるべし!。多様性の尊重などという単なる言葉ではなく、この精神こそ今後世界において重要になっていくでしょう。


更に、本作は一般エロアニメというジャンルの中でも他を圧するスケベに対しての誠実さを誇っています。他作品は、あくまでスケベは要素に過ぎませんでした。あるものはラブコメ、あるものはバトルという形式を表面上とり、本当はみんなが見たいスケベはオマケ的に示してきたに過ぎません。こういうった作品の中にも勿論優れた作品があることは否定致しません。しかし、スケベに対して誠実であったか?というと疑問であります。


そこで本作です。本作にスケベ以外の何がありましょうか?。何もない。純粋にスケベを追求しているのです。繋がってるところが映らないだけで完全に本番なのです。胸糞悪い要素もなく、実に爽やかですらあります。逆にこっからどう進んだらいいのか?と心配になるほどです。


ここまで語れば本作の重視さが皆さんにもわかっていただけたかと思います。各話における、ここヌキ!ポイントなどの詳細につきましては、近いうちに刊行予定の私の著書「始めにスケベありき」でのべたいと思います。本日はお付きあい頂きた、真にありがとうございました。


インタビュアー「はい、本日は世界的スケベ学の権威、スケベフスキー博士のインタビューをお届けしました。皆さん、ご興味を抱かれたら是非ソフトの購入をお考えください。(何言ってんだか全然意味わかんねぇ…。帰ったらメイドリーちゃんでヌこう)」。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 45

KANO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

KBS京都と共に完走しました

今季一番の話題作品
相次ぐ地上波の放送中止があったものの
KBS京都は最後迄放送してました
3月以降放送していた局もあり、近畿のローカル局は
少し緩いのかな?
私は家庭事情から配信で観てましたけど…

1話の人間とエルフの観点の相違は結構笑えましたが
後のエピソードに関しては
良く色々考えるな〜っと思う程度で流し見でした
流石に続けて観るのは飽きると思いますが…
人によるのかな?

女性声優陣は本当にお疲れ様でした
今季の富田美憂さんは良かったです〜
本作のクリムとドロヘドロの恵比寿、最高です!
クリムのアフレコ現場を観たいと思ったのは
私だけじゃない筈!

世界的に賛美を受け、非難を浴びる作品内容ですが
私はたまには良いんではないかと思います。

一つ気掛かりは、ミツエさんの登場が比較的多く
感じましたが、制作スタッフにエルフが
混じっているのかな?(^^)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 40
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

これは「価値観」の根源を問う崇高なアニメなのかもしれない。。。などと思っていた時期がわたくしにも御座いました。

[2020/01/11 v1
 これは?! 「価値観」の根源を問う崇高なアニメ(なのかもしれない)]
[2020/01/13 v1.1 若干の修正と追記]
[2020/01/26 v2
 これは「価値観」の根源を問う崇高なアニメなのかもしれない。。。
 などと思っていた時期がわたくしにも御座いました。]
[2020/01/13 v2.1 最終話まで観ての追記]

--v1 これは?! 「価値観」の根源を問う崇高なアニメ(なのかもしれない) --
{netabare}タイトルにちょっと興味がわいて1話視聴。評価は暫定。
まさかこんな作品だとは・・・でも。

日曜の昼間っから大笑いしました。アバンだけでシーズン視聴を決意。大変ユニークな切り口のファンタジー作品と思います。「レビューする」ことが作品のキーファクターになっているようで、あにこれとの親和性も高いのではないだろうか(迷走中)。でも、ツレには見せられないし、大笑いの理由が本作なことも言えない(笑)。

最近のを知らないので正しい表現かわかりませんが、スポーツ新聞のエロ記事欄にある「お店レビュー」をファンタジー世界でやってみた、というのが作品のあらましです。最初はエロアニメなどと言っていましたが、ポルノアニメというべき内容かと思います。

とはいえ、単なるポルノアニメ(であることは間違いないのだけど・・・)だけでは収まらない、なにかを感じました。

以下の「視聴条件」に問題がないのならば、是非1話をご覧いただきたいです。

==視聴条件(僕的基準)==
基本的に「性欲を持て余したオスの価値観で語られる物語」です。男女を問わず、結構本物の(?表現が難しい。ねたばれ隠し内の*にて後述)エロに耐性がない方は、視聴を避けたほうが良いと思われます。

並ぶ文言がアレなので、一応伏せておく。。。
{netabare}性的な意味(というより、エロ表現として)で「いく」「御子息・お子様」とかが何を意味するのか分かっている程度にはそっちの知識があり、かつ、それをアニメで見ることに抵抗がない、というのが条件でしょうか。

* {netabare} なお、僕はまごうことなき男なので、男性視点で以下を書いています。「見るエロ」「絵としてのエロ」や、うすっぺらいフェミニズムをぶん回す社会学(笑)な方々の言うような形而上的な性ではなく、生物としての性欲、およびその行為そのものを指しています。男性ならばどうしようもなく持ってしまう性衝動・性欲の発露に対して耐性がないならば、視聴を避けたほうがよさそうです。女性であっても、これらに対して理解があるのならばOKと思います。
{/netabare}
{/netabare}


さて、

===これ、実はものすごく深いテーマをあつかっているんじゃ・・・===
(以下、本編:第一話の詳細なねたばれ含みます)
アバンを見た段階でいろいろ考えさせられました。
この作品、もしかしたらエロ・バカアニメに擬態した、哲学、宗教学を包含する人文学の根幹を語っているのではないか、と。
また、「よくある異世界もの」に対して僕が思っていた疑問に対して、いきなり真正面から斬り込んでくれたのもよかったです。

{netabare}お話の暗黙の前提として「生殖本能が性欲という形で現れるのは種族を問わず全オス共通」「性差がある(両性具有含む)」がとられているはずです。

主人公の二人、人間のスタンクとエルフのゼルは、互いの性欲の対象としての女性観の食い違いを見せます。

齢500のエルフ嬢に対してスタンクが曰く「(人間視点なら)若くて綺麗で大いにアリ」、ゼルに曰く「マナが腐っているからNGもNG」。また、齢50の人間嬢(ミツエ)に対して、ゼルが言うには「高々100歳にしかならない人間はマナがきれいで最高だ。」と評価します。スタンクは省略({netabare}いや、書かんでもわかるでしょうというか、、、年齢云々ではなく、そういう造形になっています。”社会派”な方々にしてみれば格好の攻撃対象になっているような気がします。この作品がそっち方面で瓦解するとしたらこのキャラクターがきっかけになるかもしれない・・・{/netabare})。

種族が違えば性欲の起こり方も違う、当然、その行為の価値観も異なる。素晴らしい。

同じ人同士であっても人が違えば違って当然の価値観。宗教対立、イデオロギー対立など、対立の歴史ともいえる人類史から見れば(好き嫌いは別として)そういう違いは当然のものです。いわんや種族間、という話です。

ファンタジー作品や異世界もの、特に最近の粗製濫造異世界ものでは、人間である主人公と現地人の間にこのような価値観の違いはなく、あったらあったでそれは「悪」とラベル付けされます。

これに対して本作は、初手から「違って当然」。さらに、「違う理由、違いの本質」を問うてきます。しかもそれが、エロではありますが、笑いとして成立している。しかも、「人間の価値観」がいきなりマイノリティです。面白い。人間にはわからないけど、エルフには知覚できるもの(1話でいえばマナ)があることや、同じ感覚でもより鋭敏であることによって生じる嫌悪感(同、腐葉土をイメージさせるさむしんぐ)だったりと、ファンタジーならではの「違い」がうまく笑いになっています。その意味では、案外綿密に設定が組まれているのかもしれません。そういうものを人間が感じられないからHappyなのか、じつはUnhappyなのか、考えだすと結構深い。

人間、エルフ間の違いにとどまらず、ありとあらゆるファンタジー世界の種族がそれぞれに「エロのレビュー」することになるようです。視点の違いがすでに面白いです。「あたりまえ」は種族が違えば全くあたりまえにならない、そんな単純なことではありますが、レビューを通した比較によって「僕らのあたりまえ」のあたりまえじゃ無さを白日の下にさらしてくれることを期待しています。

即座に穢れる天使が、お話の視点を提供してくれるのでしょう。出だしから笑えます。

{/netabare}

価値観の違いが織りなすエロコメディ-。滅茶苦茶期待しています。
{/netabare}

--v2 。。。などと思っていた時期がわたくしにも御座いました。--
{netabare}3話まで視聴。

いやぁ。。。エロアニメですわ、単純に。少なくとも3話の段階では。
好きか嫌いかでいえば、嫌いにはなれないんですけどね・・・{/netabare}

--最終話まで観て--
{netabare}ん~。。。けっきょく、エロアニメのままおわっちゃったかな、という印象です。

地上波放送中止などの憂き目にあう中、最後まで配信しきった(もちろん、検閲済みバージョンですが)dアニメには、逆に不信感を抱くところです。ちいさなおともだちも実質ユーザに含まれるんだから、むしろ率先して対処すべきと思うのだが。。。なんも考えずに提供されるものをサーバにのっけてるだけなのかな・・・それとも、ユーザ情報に基づくゾーニングが事前になされているのだろうか。

さておき、

レビューする側もされる側もファンタジー世界の多種多様な種族である、というところに興味を見出したのですが、初回以外はレビューされる側、すなわち、サキュバス嬢の多様性にのみフォーカスしてしまっていて、対するレビューする側の多様性はあまり面白さを生み出せていませんでした。多少、レビュー内容に影響しているようにも見られましたが、ほとんどは、レビューする側の種族の違いというよりはパーソナリティの違いが反映されたものだったように思います。

もっと「価値観(えろ)」に突っ込んだ展開を期待しましたが、それなりに楽しいエロアニメという評価です。7点。

{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 38

66.2 9 アンデッドでファンタジーなアニメランキング9位
八男って、それはないでしょう!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (417)
1518人が棚に入れました
――ある日の朝、目を覚ますと……平凡な若手商社マンである一宮信吾(25)は、僻地に領地を持つ貧乏貴族の八男ヴェンデリン(5)という存在意義さえ怪しい子供に憑依していた。信吾は、家門と領地継承もなく、内政無双の知識もないこの身と己に絶望するも、魔法の才能に恵まれたという一点を突破口に独立を目指す。この物語は、そんな若造が魔法で金を稼ぎ自由に生きる(もちろん世界なんて救わない)、当面は脱ボッチのお話である。

声優・キャラクター
榎木淳弥、西明日香、三村ゆうな、小松未可子、M・A・O、山根雅史、石上静香、ゆかな
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

味噌・醤油・マヨネーズ・・・。お料理系アニメなのかな?

原作未読。最終話まで視聴。

【高評価】
視聴前は、何故、八男である必要があるのか?と、不思議に感じていたけど、主人公の少々控えめな性格と、貧乏貴族&八男という、夢も希望もない状況からの脱却を描くのには、なるほど、八男くらいがちょうどいいのだと気付きました。

こういう、初期設定って大事ですよね。

主人公が元社会人っていうのも高評価です。
異世界転生・転移の結果、無双になって、それでイキっているという、イタ~イ人たちをたくさん見てきましたからね。
変にイキっていないだけでも、全然、落ち着いて視聴できます。

終盤の展開も高評価です。
主人公はあれこれと画策しますが、{netabare}結果、主人公の計算通りにはならないという意外{/netabare}な展開。

最近、こういうの珍しいですよね。
{netabare}主人公無双=何でもお思い通り
こういう、定番の形を敢えて崩しているのも{/netabare}高評価です。

【低評価】
異世界転生して自家製調味料作りって展開、最近、他の作品でも見たような気が・・・。
例えば、主人公が超一流の料理人を目指す物語、というのなら納得なんだけど・・・。

主人公が冒険者を目指すというわりには、バトルシーンがあっさりし過ぎなのも低評価。
ほぼ秒殺の世界。
もう少し、頑張って欲しかった。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 38

ローズ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

網野史観

ある日、目覚めると子供へと転生。
ヴェルデリンは騎士爵家の八男だった。

少し爵位について調べてみました。
公・侯・伯・子・男が日本における爵位制度。
準男爵が騎士爵よりも上という事だったので、騎士爵が一番下という事なのでしょうね。
何れにしても日本では馴染みが無い爵位。
日本の爵位制度については『霞が関ビル』の所有者を調べてみて下さい。

異世界転生物にありがちなチート能力。
本作品も漏れていませんでした。
ヴェルは魔法を使える資質がアリ。
この時点で、貴族でなくても八男でなくてもいいのでは?と思えます。

あとは、その魔法を使って大活躍。
竜も簡単に倒します。
もう脱力ですね。
あぁ~、また同じ展開か……

貧乏貴族の八男では現在社会の生活と比較できないと作者は考えたのでしょう。
非常に甘いです!
貧乏だったら口減らしのために養子縁組を考えるか宗教者になるのが普通。
貴族も例外ではありません。
爵位も最低レベルから下剋上したいと考えて低い爵位にしたのでしょう。
しかも、日本では馴染みの無い騎士爵。
少し視聴者を舐め過ぎでは?
日本で貴族というと華族。
明治維新の時に作られて戦後に廃止された制度です。

もう少し、遡ってみましょう。
平安朝のような天皇中心とした貴族社会。
華族制度の元になりました。
江戸時代に30石の蔵米取りという最下級貴族でも明治になったら子爵以上になります。
大本は藤原家。
藤原鎌足から流れる系譜。
代表的な五摂家。
その筆頭である近衛家が藤原家の嫡流です。

作中での見どころは無し。
縁遠い貴族社会を描こうとしたのでしょうが、勉強不足。
何故、分家をして貴族を増やして、絶家を防ぐのかを考えていません。
政略結婚が当たり前の世界なのに、それに対して否定的。
書類に漢字や片仮名などを使っているのも不自然ですね。
良い所はOPでデーモン閣下が歌っている所とブランターク役のCV屋良有作さんだけ。
(クルト役のCV杉田智和さんは安定の仕事ですから)
同じような作品が多くあるので見なくても大丈夫。
時間の無駄でした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 30
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

「八男」って、言ってるだけでただのチートでしょう!

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
「なろう」らしい、「なろう」。悪い意味で(苦笑)

色んな「なろう」を観てきたけど、こいつはなかなかの「なろう」です。悪い意味で(苦笑)

1200以上アニメを観てきた中でも、「トップレベルにヤベェ」と思えるシーンも、いくつかありました。勿論、悪い意味で(苦笑)

完走したのは、最近、「☆1(最低評価)をつけるときは、責任として、できるだけ全部観てから」と思っているから。あんまり良いアニメの見方ではないですね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「設定未満」ということを感じました。

本作は、「八男」も「前世がサラリーマン」も、設定にすらなっていないんです。

言うなれば本作は、「ラベリング」。

中身がなんであるかは関係なく、外側に「八男貴族」というラベルを張り付け、見た目だけ良くして客に買わせようという悪徳商法のよう。

「設定」というのは、「そういう環境で生まれ育ったらどう考え、行動するか」ということを考えなければなりません。

つまり、本作の主人公の場合、「貴族の八男らしい発想」や、「前世がサラリーマンらしい思考」が見えなければならないのに、本作の主人公には、ほとんどそんな様子が見られません。つか、「前世がサラリーマン」に関しては、作者も忘れてるんじゃないかな?

ぶっちゃけ、この作品は大抵、転生したのが農民の一人息子でも成り立つことばかり。

そういう意味で、第11話からはちょっと良くて、ようやく「貴族の八男」が生きた(けど、あれなら次男でも良いよね)。

まだマシなところは、2話と11話ぐらい。あとは、全部ダメ。

特にダメな部分を、面倒くさいから箇条書きで。

ムキムキでアームストロング。ホーエンハイムもいた。鋼の錬金術師のパクリが酷い。

ルイーゼとイーナを側室を迎える展開が、エゲツナイ。なんだあの、クソチョロい、てか軽すぎる嫁入りは。過去のアニメでも最低クラスの結婚でした。

ていうか、中世ヨーロッパの世界観で、キリスト教が禁じてる側室はないでしょ。愛人、公妾なら有りですが。それ、わかった上で書いてるのか、知らないで、日本の戦国時代とかと勘違いしているのか。

あと、全体的になろう系の中でもトップレベルにトントン拍子だが、これはまあ、原作未読でも分かるくらい、原作をすっ飛ばしてる感じがするんで、(原作ファンには)やや不憫。

あと、作画がショボい。どうにもならん。初代プレステのポリゴンみたいだった。
{/netabare}

【余談 ~なろう系の類型 by Wikipedia~】
{netabare}
①主人公がトラック事故に遭い死亡(かつてはよくみられたが2019年にはかなり減少)、気付くと西洋ファンタジー風の異世界にいる。

②主人公は現代で社会人で荒波にもまれていたりひきこもりや高校生などで、死亡して異世界転生したため元の世界に帰れなかったり辛い生活を送っていたことから異世界で第二の人生を歩むことを選ぶ。

③異世界に行くと主人公がチートといえるような最強の力を手に入れ、能力を得るために努力する必要がない。

④現代で得た知識、経験、モノや能力を異世界で役立て、現代では常識なことが異世界にはなく人々は驚き、感動をする。

⑤男性主人公が女性たちからよくモテて、ハーレムを築く。

⑥サイトに投稿される作品がかなり多いことから目を引くためにタイトルが長く、内容がそれだけで伝わるようになっている。

……さて、いくつの項目が当てはまるかな? 本作は? あの作品は?
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
夜の早炊きモード、あるある(笑) 一応晩飯作るってのは、リセットになるんだよな(笑) シナリオとして、最初に凄いところを見せる是非だよな。デーモン閣下(笑) 人口、800(笑) 確かにこれなら、現代日本のサラリーマンの方が良いよな。説明が丁寧だな、説明くさいけど。魔法、使えない方が面白いのにな。

2話目 ☆2
ワサビが語り死人の伏線に。やたら泣いてるけど、中身はサラリーマンだよな? 大人だよな?

3話目 ☆2
コミュって、だから元サラリーマンだよね? 元々の人生を描いてないから、この辺が微妙になる。勝手に祭り上げられてるな(笑) わりと感動的な話。でも、10億と屋敷。トントン拍子。

4話目 ☆2
これだけ機械技術が発達しているなら、魔法より科学兵器の方が強そうだけど。様々なチート作品がある中で、かなりトップレベルにトントン拍子だよな。いつの間にかルーラが使え、いつの間にかここまでべったり。大分、原作とばしてるんだろうな。

5話目 ☆1
もうこうなったら、どんどんしがらみを増やしていくべきだよな。12歳には見えないけどな。嬉しいもの、、、なんだよな、家臣。こういうコメディ路線でいきたいなら最初からやれば良いし、何をやりたいのか、迷走。そこでお嫁さんになる、は、安易にキャラの魅力を下げないか? ベルに惚れるシーンがあれば別だけど。まあ、この世界での結婚がそんなものだといえば、そうだけど。会話が、ない(笑) 三億円(笑) てか、元がサラリーマンだから、ロリコンだよな。

6話目 ☆1
竜の討伐は、少数精鋭が基本。まあそれは良いんだけどね。身体強化系の魔法使い。結局、楽勝。アームストロングて、鋼じゃん。そういえば、ホーエンハイムもだよな。じゃあ、婚約したいです→じゃあ、OKということで。って、数々アニメ観てきたけど、トップレベルにクソなシーンだったな。ていゆうかそもそも、中世ヨーロッパの世界観で、キリスト教禁じてる側室はねぇだろ。愛人、公妾なら有りだが。

7話目 ☆1
貴族のしがらみなんかなく、今まで自由すぎる程に自由に生きてきたじゃんかよ。3年の修行が、0秒。ひんでぇ作画に、「がんばってる人にがんばってといっちゃダメ~」という迷言。やべえな、このアニメ(笑)

8話目 ☆1
これ以上稼いで、どうする? パンティ、下らない。食い物につられて結婚。ヤベェ。

9話目 ☆


10話目 ☆1
バカにしてゾンビを呼ぶとか。なぜ、お爺さんは鎧ごと消える?

11話目 ☆3
いったいどこからがシナリオ、ってのは良いね。ようやく八男が少し生きてきた。マヨネーズとバザー、なんか見たことあるぞ(笑)?

12話目 ☆1
小悪党感は出てるな。なんか都合よく、敵が死んだぞ? 最後にようやく、転生要素か。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 29

61.4 10 アンデッドでファンタジーなアニメランキング10位
異世界チート魔術師(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★☆☆ 2.7 (388)
1423人が棚に入れました
どこにでもいる普通の高校生・西村太一と、運動神経抜群でモデル体型の美少女・吾妻凛。平和な高校生活を送っていた二人はある日突然、不思議な魔法陣の光に包まれ、見知らぬ土地へ迷い込んでしまう。そこは恐ろしい魔物が生息し、獣人やドワーフ、エルフといった多様な種族が存在する、まるでファンタジーのような世界。異世界へと導かれた太一と凛は、ここで生き抜くために「冒険者」になることを決意するが、その適性検査で、二人が“チート"な魔力を持っていることが判明して……。

声優・キャラクター
天﨑滉平、高橋李依、田中美海、大原さやか、久保ユリカ
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

【酷評注意】召喚されたのが凛ひとりだったら、もっと面白かったんじゃ?

原作未読。最終話まで視聴。

高校生が異世界召喚されて、最強でハーレム・・・。
初期設定から面白くなさそうな雰囲気が・・・。

主人公の少年の言動が常識外れで滑稽というか、不愉快に感じることもある。
普通の高校生が、異世界召喚され、チートな能力を与えられただけなのに、何故だか偉そうな言動。
これでは共感が得られない。
『おじいさんが常識を教えるのを忘れていた』初期設定が活かされている・・・、
いや、これは違う作品の初期設定か!!!(笑)

作画はとてもひどい。

物語としては、第6話まではそこそこ面白い。
本当はかなり面白いんだと思うけど、主人公の少年の言動が、ね・・・。
かなり足を引っ張っちゃう。
主人公なんだから、足を引っ張るなよ!!

第7話はヒドイ回だったな・・・。
かなり重要な回だったと思うんですけど、バトルのテンポが悪い。
無駄に多過ぎる会話!(特に太一の無駄口が多すぎる)
そして、意味不明の展開・・・。
{netabare}フードの男に何か言われて、フラフラと太一のところに行ってしまうアナスタシア。
太一の邪魔をするのかと思えば、太一の所に行っただけで、すぐに正気を取り戻す・・・。

双頭竜のブレス攻撃の際、アナスタシアに助けられる太一。
はぁ・・・。大したチートだわ・・・。

で、アナスタシアは双頭竜に殺されて・・・。
風の精霊エアリアルと契約を結んだ太一。
対するは、明らかに手抜きする双頭竜。
はぁ・・・。大したチートだわ・・・。

結果、太一は双頭竜を倒せない。
アナスタシアの仇である双頭竜を・・・だ。
はぁ・・・。全く、大したチートだわ・・・。

そして、地下から現れたはずの双頭竜は大空高く飛び立っていく・・・。
いやいや、せめて地下に戻れよ・・・。{/netabare}
原作がこうなのか、シナリオでこうなったのか知らないけど、これはひどすぎる。

これ以降、更にグダグダの展開が続く。
物語が佳境に入ると、見ているこちらは、だんだん盛り下がっていく・・・。
そんな不思議な作品。

主人公の少年の無駄口が多過ぎで、バトルのテンポが悪い。
バトル物としては、これは致命的。
{netabare}敵の大群(というほどでもないかな?)に取り囲まれているのに、太一は国王の弟と呑気に無駄口。
制作陣は『緊張感』という演出をどう考えているのでしょうか?

凛たちも敵に襲われる事も無く、無事に太一に合流。
『殺さず』の凛たちが、敵の大群を払い退けながら太一の元へ・・・。
ここが見どころの一つだと思うのに、ここは全く描かない。{/netabare}
ひたすらこんなことに繰り返し。
自分たちで盛り上げておいて、バッサリと切り捨てる。
原作がこうなのか、シナリオでこうなったのか知らないけど・・・。

ツッコミどころ満載で笑える『異世界スマホ』の方が、『笑える』だけマシだった?

投稿 : 2024/12/14
♥ : 31

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

「チート」が言うほどチートでもないせいで、爽快感が得られない作品。

原作とは、テレビCMと書店店頭で売られているのを見かけた以外に特に接点がありません。そして全話観終わった今、特に原作を読もうという気持ちにもなっていません。

この作品で見るべきものといえば「主人公(男性)が異世界に転移する際に異性の幼馴染みを巻き込む」という点に若干のオリジナリティを感じるくらいだと思っています。

その巻き込まれた幼馴染みにしても主人公と知性的に同レベルなので、ほぼ全ての問題対処が力押しかつ思慮が浅いものになっています。まあ「高校生だからこんなものだ」と言ってしまえばそれまでですが、それにしてももう少し何とかなって欲しい気はします。

1クール観終わっても作中の「あの方」の思惑が「主人公を転向させたいのかな?」程度にしかわからなくてストーリーへの興味が続かないという構成上の問題もあるかもしれませんが、主人公の現地民に対するアドバンテージがせいぜい戦闘力くらいしかないという辺り、逆になろう作品をはじめとする近頃の異世界冒険物を好きな層からも注目されないことになりそうに思えてなりません。

数ある異世界物の中でも主人公が頭を使わないことにかけては最右翼ともいえる作品であり、だからといって戦闘場面の描写が優れているわけでもないし常に相手を圧倒して勝つというわけでもありません。
(例えばいせスマくらい常に相手を圧倒するなら、それはそれでアリな気がするわけなのですが…。)

ということで、お付き合いで完走はしましたが「物語の評価」は私の採点としてはかなり低いものになっています。途中で断念する方が多数いるのも理解できますし、無理に観なくても良いのではないでしょうか。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 30
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

なろう以下

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
どんなアニメかは、レビュー読まなくても、本作のタイトルで分かるでしょう。大量生産のお手軽異世界物語です。

てか、冗談抜きで、作者は中学生なんじゃ?

今までアニメで見てきた、他のなろう系作品は、(私も素人ですが)「素人の中では文章(構成)力ある」と思っていましたが、これが原作をちゃんと表現しているなら、マジで、(普通の人の中でも)中の下。正直、仕事やめて時間作れば、自分でも書けちゃう程度のクオリティに感じました。

あと、「なろう系」は大半がチートですが、それを開き直ってタイトルに入れてくる感じのセンスが、なんか嫌ですね、私は。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ちなみに私は、「小説家になろう」自体を、良いとも悪いとも思っていません。ただその中に、良い作品と悪い作品があるというだけです。

そして、「なろう」と言われるのは、「小説になろう原作アニメ」で、「低クオリティ」の作品です。

ただ、本作は(私の中の基準ですが)、「なろう系にすらなっていない駄作」です。

(ちなみに小説家になろうにログインしたこともないんですが)私の中で、「なろう系」の特徴だと思っているのは、

【既存の世界観+1アイディア】

です。「オバロ→ファンタジー+アンデッド」「このすば→ファンタジー+ギャグ」「異世界食堂→ファンタジー+料理」「ナイツマ→ファンタジー+ロボ」みたいな感じ。

そもそもが、「小説家になろう」とは、素人が気軽に小説を投稿し、気軽に読むことが出来るサイトなのだと思います。その中には有象無象の作品が数多あり、人気が出た一握りの作品だけが、文庫化やアニメ化までたどりつけるんでしょう。

でも、、、この作品も、その1つなの???

私は昔、「RPGツクール」というゲームにハマり、いくつかゲームを作っていました。自分の中では「オリジナルゲーム」だと思っていましたが、結局は「FF」「ドラクエ」「ロードス島戦記」など、自分が好きな創作物をごちゃ混ぜにしただけのものでした。

それと同じ様なこと(小中学生がする妄想遊び)を、大人になってもガチでやり続けているのが、「なろう」なんだろうと思っています。

既存の世界観を使うことは、パクりでもなんでもなく、「しょうがない」ことです。自分で世界を丸ごと創造できるような人なんて、ごく僅かでしょうし(まあ、そういう人をクリエイターやアーティストと呼ぶんでしょうけど、本当は)。

既存の世界観を使うメリットもあります。

最も大きいのが、「説明不要」だということ。例えば、「スライム」が出た瞬間、「ザコキャラ」だと認識したり、「冒険者」と一言書くだけで、「ギルドに属していて、依頼を受けて魔獣を討伐する等の行為で金銭を得る存在」だと分かるのは、読者(視聴者)の側に、同一の世界観(価値観)に触れてきた経験が豊富にあり、その部分に依存しているということです。

「既存の世界観」とは、作者と読者の共通言語みたいなもの。

表現する方からすれば、いちいち説明をしなくても済むし、新しいことを考えなくても良いから楽です。また、読む方からしても、自分の知識や価値観の枠内で物語が紡がれるので、大した読解力も求められないし、ストレスフリーで気楽に楽しめます。

でも、やはりそれだけでは、名作にはなり得ない。分かりやすいだけでは、超えられない壁がある。

そこで、なんとか目新しさ、オリジナリティを出そうとしたのが、(アニメ化された)過去の「なろう系」だと思っています(+ワンアイディアの部分)。

本作はなにか、「そのワンアイディアを考えることすら放棄している」ように感じられて、、、。

「やってできなかった」ならまだしも、「やろうとすらしていない」という感じを受け、このような厳しい評価にしました(まあ勿論、私がそう感じてしまったというだけではあるのですが)。

ある意味で希有だと思ったのは、「ただのパクリの集合体をなんの恥ずかしげもなく自分の作品だと堂々と発表できるメンタルの強さ、鈍感さ」です。

ていうか、開き直ってるのかな?むしろ。「異世界転生で、チートで、魔術師ですけど、なにか問題でも?」みたいな。

この作者の個性って、何なんだろう? スマホ太郎ですら、(あんまり使ってないけど)一応、スマホっていうワンアイディアを付け加えようという程度の工夫はあったのにさ。

これよりつまらない、低クオリティのアニメも、いっぱいあります。でも、「上手くいかなかったけど、やりたいことや頑張りは伝わった」って作品には、不快感はありません。が、本作は、なんか「作者が見えない」んですよね。「血が通ってない」ように感じてしまい、そこが☆1の最大の理由です。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆1
もうなんか、一工夫すらないんだね。なろう以下って感じだな。

2話目 ☆1
ガスを燃やす、、、それ、賢者の孫でも観たな。

3話目 ☆2
食パンとサンドイッチの食卓(笑)

4話目 ☆1
本来、めっちゃ凄くてレアな二属性同時魔法の凄さが、まっっったく伝わらない。このへん、NARUTOの血継限界とかは上手かった。どう考えても、スピード強化して、術師を一刀両断でしょ。体術かい。みんな大好き、粉塵爆発(笑) ダサい(笑)

5話目 ☆1
みんな知っているような知識を自慢気に出されても。なんならもう、核融合ぐらいしたら?

6話目 ☆1
この辺は、寝オチ。

7話目 ☆1
寝オチ2。

8話目 ☆1
お手軽チョロいん1名追加。

9話目 ☆1
雨を降らせて雷魔法で感電。スゲースゲー、斬新だわー。

10話目 ☆1
「そんなもの、理由になりませんよ。戦いは、常に手持ちの札でなんとかするもんです」って、キメ顔で言ってましたが、いや、ついさっき、「このままじゃ勝負にならないから、自分と同じ魔力量にして」って、タイチの魔力封じたの、お前やん。持っている魔力量も、そいつの手持ちの札じゃないんかい。ギャグなん(笑)?

11話目 ☆1
あなた、誰ですか? の、連打(苦笑)

12話目 ☆1
結局、俺たたエンドかい。ぶん投げだな。全話観たから、気兼ねなく1をつけられるな~。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 28

69.8 11 アンデッドでファンタジーなアニメランキング11位
最果てのパラディン(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (314)
996人が棚に入れました
かつて滅びた死者の街――人里離れたこの地に一人の生きた子供、ウィルがいた。少年を育てるのは三人の不死者(アンデッド)。豪快な骸骨の剣士のブラッド。淑やかな神官ミイラのマリー。偏屈な魔法使いの幽霊のガス。彼ら三人に教えを受け、愛を注がれ少年は育てられる。そしていつしか少年は一つの疑念を抱く。「……この『僕』って、何者なんだ?」ウィルにより解き明かされる最果ての街に秘められた不死者(アンデッド)たちの抱える謎。善なる神々の愛と慈悲。悪なる神々の偏執と狂気。――その全てを知る時、少年は聖騎士(パラディン)への道を歩みだす。
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ワイ宛のパラディソ

原作未読 なろう出身


前世の記憶を保持したまま赤ちゃんからリスタートするものの肝心な前世のくだりには一切触れず。
前世との繋がりないならわざわざ転生させる設定必要ないじゃん、が持論の私ですので普段なら捨て置く系。されど悪いイメージを本作には抱かず。展開された全12話はハイファンタジー寄りでした。昔気質でワイ好みのやつ。

あらすじそっちのけ自分史での“パラディン”との出会いは某手強いシミュレーションゲーム。クラスチェンジしての上級職が聖騎士さま“パラディン”にもつイメージ。
“最果て”ときたら想像するは辺境の地。お隣中華なら離れれば離れるほど蛮族の地。我が国も京都から離れれば離れるほどみたいな中世史もございます。
タイトルからは辺境の蛮族の住む土地に住まう聖騎士さまとある意味相対する語意をイメージできやや深みがありそうだったので視聴開始。

さっそく前世の記憶を持った赤子はスケルトン・ミイラ・ゴーストの3体に育てられることになるという冒頭。成人マインドを持ったまま異能から英才教育を受けるわけでして、この赤子主人公ウィリアム(CV河瀬茉希)は常人には計り知れぬチート能力を身につけていくわけですが嫌味や臭みはありません。
突飛な設定ですが全12話の中できちんと種明かしがされ、辺境“最果て”の地からさてさてどうなるやらといった物語。

好意的に捉えてます。トーンはやや落ち着きめの地味な作風ですが飽きがこない。
おススメポイントを挙げるならば

 “祈り”

登場人物それぞれにややキリスト教的敬虔さを感じるところでしょうか。
ファンタジーにおいて中世ヨーロッパ的世界は鉄板です。ただし現実世界を形作ったであろう哲学(キリスト教)は抜けていて、観る側もそれに慣れっこになってますよね。そこに魂ぶち込んだ感じ。もちろんその他大勢の作品を悪く言うつもりはなくていつものやつは雰囲気を楽しめば良いのでしょう。WEB会議で背景をヤシの木にしてリゾート感出すのと変わらないです。

正直なところ、異形との戦闘なんかは迫力不足で見た目が楽しいとはいえません。青年期を迎えても女性声優河瀬さんが続投してるのがもの珍しいくらいで全体としてはオーソドックス。
ただしぶち込まれた魂(祈りとか敬虔さとか)によって背骨が通ってるというか体幹がしっかりしているのは感じられるかも。上に乗っかる筋肉にビルダーのような華やかなもんはないけどなにかしら引っかかりがありそうな逸品です。

{netabare}放送終了後に2期制作するよ!の発表でした。つまりお話の区切りは中途半端なのですよ。スッキリ気分爽快とはいきませんでした。{/netabare}



※ネタバレ所感

■主に信仰について

(1)パンとワイン
{netabare}キリストの“体”と“血”ってやつですね。祈りの代価として地母神マーテルからパンを授かるシーンで思いだしました。自分の体の暗喩ととれば「マーテルめっちゃ慈悲深いやん」と感心します。
一方で信仰対象とする神を掛け持ちするのは禁止みたいで不死の神に誓いを立てたマリーはいわば背信行為をしており、罰として身を焼かれているとの描写。剣と魔法の世界で信仰がわりとまともに描かれているのが新鮮ですね。
それと一神教っぽくしながらギリシャ的な多神教の世界にしているあたり柔軟です。ファンタジーでは属性が複数あったりもして多神教との相性がいいんでしょうね、きっと。{/netabare}

(2)○○との対話
{netabare}おおかたモノローグって独り言を指しますが、本作は“神様への問い”がちょこちょこ挟まれます。日本では仏さまも神さまもなにかお願いする時ぐらいでしか登場せず善悪の判断を仰ぐことはまずありません。お天道様が見てます。{/netabare}


(3)聖職者
{netabare}修道院の少年たちみたいな純潔とか好きですもんね。なんとなく河瀬さんがそのまま声あてしているのも意味がありそう。男声より透き通ってる(偏見)。{/netabare}
{netabare}もしくは2期のどっか特殊EDで歌うとか。1期最終話でパーティの吟遊詩人がつくったインスト曲に詞がつくかも。別アニメですが『ゾンビランドサガ』純子役の歌唱での存在感ハンパなかったですしおおいに期待っす。{/netabare}



視聴時期:2021年10月~12月 リアタイ

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2022.02.11 初稿

投稿 : 2024/12/14
♥ : 36
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

設定は重厚なハイファンタジー。見た目は恋愛少女マンガ。

【紹介】
滅びた辺境の町で、3人のアンデッドに育てられた少年が、
聖騎士を目指して冒険する重厚な世界観が魅力のハイファンタジーなろう系アニメですが、作りが全体的に少女マンガチックなので雰囲気が出ていない。

惜しい作品ですが、正統派なファンタジーで、こういうの好きです。

【作画】
柔らかくて美しい感じのデザインで少女マンガ風のオシャレなデザインしています。作画もそれなりに良い感じです。

だけど、この作品に求めているのはそんな優雅さではない。

この作品は色々惜しいところありますが、最大の欠陥は設定と見た目があってないことだと思う。

この作品は重厚な世界観を持っているので、その世界観を映像で十分に表現しきれていないのが残念。
声や絵が可愛すぎて、せっかくの重厚な世界観が台無し。

こういう世界観の作品には、もう少し動きや音に緊張感や重みを感じたいし、
敵とかアンデッドとかダンジョンには、もっと薄暗くて、荒廃していて、死の香りが漂っているような不気味さが欲しい。

【主人公について】
主人公の声や性格がこの世界観にあまり合ってない。
落ち着いていて思慮深いタイプなのはいいけど主人公って言うよりまるでヒロインのような性格してる。
女性っぽい繊細さがあって、強さの割に戦い方がちまちましているし、情緒も不安定で、可愛すぎる声と相まって女の子っぽい。

また、主人公の強さは可愛い見た目とこの世界観の作品の割に過剰で、重厚な設定の割にバトルに緊張感がない。
この作品を好きになれるかは、「最果てのパラディン」というタイトルの印象とはかけ離れた主人公像を許容できるかが鍵かも。

【キャラクター】
キャラクターは総じていい感じ。
特にアンデッド3人のキャラクターが良かった。

ハーフエルフの射手も女性よりな顔つきで、ホントに少女漫画感ありますね。
ヒロイン的なキャラクターに頼らず、キャラクターの人間的な魅力で勝負しているとこはいいと思います。

【気になったところ】
{netabare}
主人公が、アンデッド3人のこと大事なのはわかるけど、自分の命を軽く見すぎているところは気になった。
何故か理由がわからないけど、大好きな家族が自分を殺そうとしている。
殺されても仕方のないことをしたんだろうから殺してもいいよって聞き分け良すぎるにも限度ってものがある。
理由を聞いて納得したならともかく、なんでかわからないのに殺されて終わりでいいの?

特に過酷な人生を歩んできたわけでもないのに、まるで希望を持つことを諦めた自殺志願者のような死生観でちょっとあり得ないかなって思います。
こういう考えに至るにはそれなりの説得力が必要だと思う。
{/netabare}

【シナリオ】
主人公の親から独り立ちして弱い自分と決別して戦う覚悟を決める感じがすごく良い。
旅先で仲間と出会って弱い者を救いながら敵と戦う王道ファンタジーで、
安直な萌え要素に頼らず話の面白さで勝負しようとしているところはGOOD。

世界観の面白さよりも、主人公の精神的な成長に焦点を当てている感じですが、思ったよりも成長は感じられなかった。
ただ、結構スローテンポで話が進むので少し退屈なところもありますが、雑多な異世界なろう系とは一線を画した魅力がありますね。

シナリオは面白くて好き。

【総評】
前半がちょっとスローペースすぎるのと、その割に3人の掘り下げが不足気味かな。
もうちょっとテンポよくして、アンデッド3人との家族の絆をしっかり見せてほしかった。

設定が魅力的で話も面白いけど、重厚な世界観が映像としてうまく表現できていないので、もっと予算つけてあげれば名作になりえるポテンシャルがあると思いました。

結構面白いと思うので、2期が楽しみだし、原作を読んでみたい。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 30

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

単なるRPGのジョブとかじゃない聖騎士(パラディン)

本作の原作は「小説家になろう」に掲載され、主人公は現代日本から転生したということになっていますが、その設定のことはほとんど忘れて良いんじゃないかと思うくらいにまともなファンタジー作品で、個人的にはけっこうお勧めです。

ただ、主人公が生まれ育ってから「最果てのパラディン」になるまでほぼ1クールを使ってしまうという、人によってはそのテンポ感に堪えがたい作品にもなっています。続編の制作が既に決定しているのが救いです。

あんまり似たアニメ作品を思い浮かべることができませんが、『グランクレスト戦記』とかを楽しめた人なら大丈夫な気はします。

神が想像上の物ではなく実在することを一般人もある程度認めていて、神官は場合によっては神と直接向き合うという世界観はとてもファンタジーっぽいです。

さて、皆さんは聖騎士(パラディン)と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。

騎士(ナイト)は中世ファンタジーでもおなじみですし、歴史上にも多数実在しますし、実は現代でも爵位として残っておりナイトを名乗れる人は存在しています。でも、たぶん現代にパラディンはいないですよね。

物語で聖騎士(パラディン)として出てくる人物というと、違う人もいますが概ね「騎士でもある聖職者」みたいな雑なイメージがあります。

で、聖騎士(パラディン)として物語や伝説として語り継がれる人もいるんですけど、基本的にはRPGとかで聖魔法的な物が使える騎士の上級職的な物としてしか認知されていません。そういう聖騎士は必ずしも神に日常的に祈ったり聖職者としての立ち振る舞いをしたりはしなかったりする人もいます。

翻って主人公のウィルくんはブラッドという元戦士に剣術や格闘を仕込まれ、ガスという元魔法使いに魔法を仕込まれ、地母神マーテルの神官だったマリーに神への祈りや聖職者としての在り方を学び、正式に「灯の神グレイスフィールの神官」としてグレイスフィールに認められています。

そして、王弟エセルバルドに正式に叙任されてパラディンとなるのですね。

こんなに聖騎士然としたキャラクターも創作物といえども珍しくて、価値判断や考え方が周囲から浮いていてそのギャップとかも面白いと思います。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 30

69.9 12 アンデッドでファンタジーなアニメランキング12位
骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (310)
984人が棚に入れました
目覚めるとMMORPGで自身が使用していたゲームキャラの姿のまま、異世界に放り出されていた「アーク」。その姿は、見た目が鎧、中身が全身骨格という"骸骨騎士"であった。 ──正体がバレたら、モンスターと勘違いされて討伐対象になりかねない!? アークは目立たないよう傭兵として過ごすことを決意する。だが、彼は目の前の悪事を捨て置けるような男ではなかった! 骸骨騎士様による無自覚"世直し"異世界ファンタジー、ここに参上!!
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

なろう飽和状態その先へ

原作未読

なろう出身。ゲームプレイ中に寝落ちしたらその世界へ。『お出掛け中』の理由です。
作中で忌避される“骸骨騎士”の所以もプレイ中のゲームで使っているアバターか属性かなんか。ドラマチックの欠片の無さ加減も全力でつかみにいかない脱力感も主人公の骸骨騎士さまに反映されてるような気がします。基本的に物見遊山ポジションが徹底されてました。ゲームでよく見てたアレが実際に目の前に現れてテンション上がるみたいなところです。

【骸骨騎士さまご一行】
 アーク(CV前野智昭):骸骨
 アリアン(CVファイルーズあい):ダークエルフ
 ポンタ(CV稗田寧々):精霊獣 ※セリフ無し
 {netabare}チヨメ(CV富田美憂):忍者{/netabare} ※途中参加

ゲームということでもうお察しですね。カンストのチートキャラが活躍するお話です。この系統作品の黎明期はオラオラな奴が席巻してましたが飽きられてしまい、その後いい奴な方向へ。それも飽和状態なんだけど相変わらずな僕らは本作でも“いい奴”を楽しむわけでございます。
取り立てて特筆すべきものが見つからなかったので、数多ある類似作品の中でもこの作品ならでは!…未満のちょっとした差別化ポイントだけ挙げておきましょう。

■効果音付きのオープニング
なんとなしにMYTH & ROIDインスパイア系なオープニング。主人公骸骨だし、表向きの仰々しさと内心のミーハーさがオーバーロ…アレっぽいところあります。そんでドラマチックと脱力を兼備したこのオープニングお気に入りです。日本語なのに洋楽っぽく聴かせる技術すげーな!と思ってたらノルウェイ人の歌ってみたさんと聞き納得。
珍しいことに歌詞それと効果音が挿入されとりました。剣振ったらシャキーンみたいな。
なお、エンディングはポンタ役稗田さん所属のグループ合唱。作品の余韻をも吹き飛ばすハイトーンにお腹いっぱいでした。単なるバーターかどうかは知る人ぞ知るのでしょう。

■YAWARAっぽい皆口裕子氏
第6話『エルフの里で触れる異世界の深淵』参照。クラナド風子姉の時にはわずかだった猪熊臭がかなり強めだったのはアリアンの母役でご登場した皆口さん。共感できる人おる?

■凌辱(未遂)
そういうシーンがあることには触れておく。
これでまた物語が“復讐の連鎖”みたいなのに繋がらないところ詰めが甘いのよね。なお、こういったシーンで恐怖にひきつる表情だったり作画頑張ってたと思います。


いい奴でお人よしな主人公ご一行が行く先々で見舞われるトラブルに足を突っ込み世直し人助け。一つ解決したらまた来週。そして悪役がいかにもな悪役。
安心安全の勧善懲悪ものでした。かつては時代劇なんかが定番でしたが最近はお目にかかることもなくなって久しいので一周回って新鮮に感じることもあるかもしれません。面白いとは違うんですよね。



※雑感

■酷評とまではいかない
飽きましたね。最大限良いとこ見つけようと思ってもこうも濫造されてては難しいところです。
ただもしかするとゲームやファンタジーに慣れ親しんだ世代が年金貰う頃には市民権得てるかもしれませんよ。スペクタクルは要らんけどファンタジー世界に浸りたいというニーズ。良くも悪くも波が無い物語でした。

{netabare}でも2期や3期があって、アークがこの後アーク(悪)に闇落ちし、それを強くなったアリアンに倒されアーク(聖櫃)にぶちこまれ、これにて一件らアーク(落)着な展開にでもなれば波は立つかもしれませんが、そもそもこんな発想が出てくる時点で加齢をなにより感じる今日この頃でした。{/netabare}

よって今後もうっかり観ちゃうんだと思います。



視聴時期:2022年4月~2022年6月 リアタイ

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2022.07.06 初稿

投稿 : 2024/12/14
♥ : 29

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

がいこつさん、ファンタジー異世界を堪能する

【紹介】
骸骨騎士のアバターした主人公が異世界に転移して、ゆるい感じで悪党退治しながら異世界生活する話、外見はほぼアインズ様!

【感想】
最初はいきなり女の子がひどい目にあってて印象悪かったけど一部の暴力シーン以外はゆるくて自由な雰囲気が良くて面白かったです
あまり個性は強くないので惹きづける魅力は弱いですが、作画も悪くないし、良い異世界ファンタジーアニメだと思います!

チートだけどやりすぎじゃないところが良かったですが、戦闘は力づくなことが多くて微妙です

ラストは少し微妙な終わり方でした、2期前提なつくりなのかも?

【女性が襲われすぎでは・・・】
最初に印象悪かったのは女性が襲われるシーンを長々と描写した後にようやく救出するという流れが、お色気シーンを見せるためにわざとやっている感じで不快感があって、早く助けてあげてって思いました

その後も牢屋に囚われてたり、瀕死の重傷負ったり、たびたび女性がひどい目にあうのがかなり気になりました

【キャラクター】
主人公が楽しそうに冒険しているのは見ていて良かったです、旅の仲間が増えるとより雰囲気良くなりました

【主題歌】
OP曲が良かったし、EDもカッコいい曲

投稿 : 2024/12/14
♥ : 27

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

フツーですなぁ・・・。

フツーな感じのなろう系って感じですかね。
ゆるさはあるのですが、主に主人公のアークのノリによる緩さかなと思いました。
ストーリーラインは単調だけど、まぁまぁよく出来ていたのではないかと思います。
このクールのメインなテーマとして、不遇に扱われている種族の解放的な部分で芯が通っていたな、という感想です。


いくつか私の苦手な点のある主人公でした。
主に、
・ガイコツ(しかも造形がゆるいw)
・無駄な高笑い
・だっせぇフルプレート(個人の感想ですw)
・太身な剣
・あっつ苦しい、うるさいOP(これは関係ないかw)

などなど。
まぁ、因縁つけているみたいなものなので、悪しからず。


 ちなみに余談ですが、私の中でフルプレートメイルを着用した騎士の理想形は「エクスカリバー 1981年 ジョン・ブアマン監督」によるものです。
 また、数あるアーサー王もの、硬派な実写ファンタジーものの中でも至高の一つと考えています。
もちろん異論は認めますw。


全体的には、これと言ってべた褒めする点も、特段ネガティブに思うところもなく、って感じでしたかねぇ。

わたしとしては、主人公キャラ以外のキャラの造形は割とシャープなトレス線で、雰囲気もそれなりに今風だったので、悪い気はしなかったです。
このクールは全体的な流れの披露程度でつくりはオーソドックスでしたかねぇ。
人間族以外が不遇な扱いを受けることの多い世界観、そして、それに対して変えたい、救いたいと思う勢力、さらに何考えているのか少し見えづらいイケメン皇帝様。

そして、このポイントで対立軸が形成されていく、国レベルの権力争い。
で、今後どうなっていくのか~、ってところでしょうか。


この中で、主人公アークの「俺つえ~系パワー」がどう作用していくのかが当然ポイントになってくるのでしょう。


一応、アーク自身のガイコツ解消も目的の一つに据え、物語は進行する様です。

・・・次回作があるとすると、スタートは忍びの里編でしょうかね、話の流れ的に。

なんか、どこかの黄門様みたいな諸国漫遊になりそうな気配も私は感じているのですが(原作とかは知りません)、まぁ、どちらにせよ、もし、続編があるのなら、話の流れは追ってみたいとは思える作品でした。
もう少し、ブラッシュアップしていってほしいという、個人の思いはあります。


現状、登場人物も、コンパクトで、物語もわかりやすいと思います。
ささっと視聴して、それなりに満足度もあるかなぁ(損した感はない)って感じです。
機会がありましたら、ご覧くださいませ。


2023.9.2追記。
某アベマなTVで一気放送をやっていたのを休暇にかまけて観てしまったw。
キャラのダサさ(私のセンス、好みとの合わなさ)については、先の視聴で頭に入っていたので、織り込み済み。
特別なマイナス点という印象は薄まっていたようだ。
(慣れって恐ろしいwそして強いw)

そして、今回の視聴では、先の視聴で感じたストーリーの解りやすさに加えて、アリアンのぽんこつ可愛らしさと、女性キャラの造形の良さを楽しみながら視聴していた感じ。

やっぱり、フツーに物語を追えて、面白かったという感想でした。
改めて「フツー(誉め言葉の方)」と言う所感でした。
ちょっとだけ、★を上方修正。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 21

66.6 13 アンデッドでファンタジーなアニメランキング13位
モンスター娘のお医者さん(TVアニメ動画)

2020年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (195)
740人が棚に入れました
ここは魔族と人が共に暮らす街“リンド・ヴルム"。新米医師のグレン先生、今日もキワドイ診察中――!?マーメイドのエラを奥まで診察したりフレッシュゴーレムの太ももを縫合したりハーピーの産卵をお手伝いしたりドラゴンの鱗を隅々まで触診したり見た目も構造も性質も異なる彼女達を救うため、全力で診察しているだけなのに、なぜかいつもアブナイ♥雰囲気に……?でも大丈夫、100%医療行為だから問題なし!ラミア族の助手・サーフェの尻尾の締め付けに窒息しかける時もあるけれど、今日も診療所は開かれる!史上初!モンスター娘の生態に迫る、メディカルファンタジー開幕!!

声優・キャラクター
土岐隼一、大西沙織、ブリドカットセーラ恵美、藤井ゆきよ、嶋村侑

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

モンスターが存在する世界で人間がモンスター専門の医者をやっているお話

問題は人とモンスターが共存するリンド・ヴルムでモンスター向けの診療所の医師を務めるグレン・リトバイトが若い男性で、その「モンスター」というのが看護師のサーフェも含めて女の子ばっかりというところ。

モンスター娘たちがグレンのことを好きになってしまい、見た目的には「モンスターによるハーレム」となってしまっているのが、とても世間におもねった感じになっています。そしてあくまでも「治療シーン」ということになっていますが、モンスター娘たちがあられもない声を上げてしまうあたりも…。

ですがグレンが治療したモンスター娘たちが後のエピソードでもサブキャラ的に活躍し、終盤のエピソードでは全員参加で総力を挙げてある人物の治療に力を尽くしていくシリーズ構成は決して悪くはないと思いました。終盤3話のエピソードまで付き合うと、人によってはある程度この作品の評価を変えるかもしれません。

作中の歴史では人間とモンスターとの間で大きな戦争があり、その後に訪れた戦後の平和のシンボルであるリンド・ヴルムの町の営みこそが本作品の主軸であろうと思うので、そういう「異世界日常系」の話と思うとけっこう楽しく視聴できました。

そういう意味では本作はまさに「モンスター娘のいる日常」であるという気がしますが、本作はそもそも人類とモンスターが敵対種族であったという歴史を背景に、グレンが医者となる前の幼少期を含んだサーフェとの関係や、t多種族の共生が進んだリンド・ヴルムの街の雰囲気などを楽しむ作品であったように思います。

ユルい雰囲気の中にもジワジワと楽しめる要素が侵食してくる感じで私はけっこう好きでした。ただ、世間での評価はあまり高くはなさそうだなあ…。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 25
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

エロ蛇足

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
人間の医師であるグレンが、様々な異種族の(なぜか女性ばかりを)治療し、いや~~役得役得、というアニメ。

ただ、実のところ「医療」と「エロ」なら、7:3で、「医療」を魅せるアニメなんだと思います。それが、全然上手くいっていなくて、もったいないな~と思ったことと、本作の良さについて、レビューに書きたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本作で一番好印象だったのが、「キャラを使い捨てないスタンス」。

本作の作風であれば、1~2話使って、一種族の治療をやり、ハイ次ハイ次と、どんどん新たな種族を出していくだけで、お手軽にストーリーを作っていくことができます。

しかし、本作は、一度メインとして扱ったキャラクターを、以降はサブキャラとしてきちんと活かしているのが、「作者の人間性」を表すようで、だからなんとなく、「温かい」雰囲気が生まれているのだと思います。最終話は(アニオリっぽい?けど)正にそんな感じ。凄く温かで、エロなんて入り込む隙がない雰囲気。あれこそ、この作品に似つかわしいものだと思った。

医療も、架空のものとはいえ、結構キチンと(普通に)やっていて、これまた好印象。まあ、モンスター医師というか、ほぼ獣医だよなと思うこともあったけど。

これだけを観れば、かなり硬派にちゃんと作っている作品。それだけに、「なぜエロ要素を入れた?」というのが、疑問で疑問で。

まっっったくいらないでしょ、エロ。完全に蛇足(ラミアだけに)w。

むしろ、もっとちゃんと架空の医療を追求し、もっと硬派に作っていけば良かったのに。まあ、「売れるため」なんでしょうけど、作者の得意なことや、やりたいことに対して、ミスマッチだなと思いました。

だって、この作者、エロ下手だよ? 異種族の女性を治療して、「あ~、先生、そんなところまで、ら、らめ~」の一択じゃないっすか(苦笑) 異種族レビュアーズの多彩かつ論理的なエロを見習、、、いや、だから見習わなくていいんだって(笑)

つまり、「向かないことはやらなくて良いよ」ということ。ドラゴンボールだって、最初はギャグマンガだった。途中から作風変えたって、良いじゃない。硬派にいこうぜ。

あと、これはまあ好みの問題だろうけど、サーフェの年齢が19歳っていう設定にちょい違和感。24歳くらいかと思ってた。てか、個人的には30手前で、「もぅ、グレン先生! いつまで待たせるんですか! 私には時間がないんですぅ~。」みたいな、「基本大人で」「ずっと年下のグレンを好きになってしまった」「からグレンの前だけでは可愛くなっちゃう」方が、萌え度が高いんじゃないかと思った。19歳であのヤキモチじゃあ、なんかちょっとメンヘラっぽく感じるというか、うまく言葉に言葉に出来ないけど、19歳ならもっと爽やかに恋してほしくなってしまう。屈折した恋愛は、20代後半からが似つかわしい(個人の見解)w
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
モンスター娘のいる日常、と関係あるの? ただのエロアニメになるか、どこまで医者要素を貫けるか。氷のクダリ、なんか良いな。

2話目 ☆3
色々と背景があるわけだね。デート回。水路の買い物は一期一会ってのは良いね。エラでエロいことやるなや(苦笑) わりとちゃんとしたドラマをしてるよな。

3話目 ☆3
フレッシュゴーレムなんてジャンルがあるんか。感覚繋がってるのね(笑) 痛覚はないのに、触覚はあるのか。

4話目 ☆3
登場キャラを使い捨てにしないのは良い。

5話目 ☆2
空輸部門は良いけど、取り分だよか。パーピーが独自で運送会社やることより、メリットがないとね、パーピーにとって。ただの変態じゃねぇか(苦笑) 所属によって偏った考え方や趣向があるのは良いけど、これは微妙。

6話目 ☆3
不死鳥の羽。特に何をしたわけでもなく。

7話目 ☆3
風邪の巨人。

8話目 ☆3
エロいらんというか、スカディはあの程度であんなに感じるのか?

9話目 ☆
サイクロプスは遠近感をつかみにくいってのは、単眼ならそうだろうけど、なんか進化しなかったのかな。なんでそんな半人前に、街の代表者の手術針を? 

10話目 ☆


11話目 ☆3
かなり拗らせているな~。わりとあっさり説得に成功。まじで街の英雄だな。

12話目 ☆3
スカディ、急にデレたな。かなりライトな作風になった。これはこれで良いかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/12/14
♥ : 23

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

単純な建て付けの物語だけど面白い!

原作未読。最終話まで視聴。

魔族と人間が共存する世界が舞台。
人間族のグレンはラミア族のサーフェと共に、魔族専門の診療所を営んでいる。

【単純な建て付け】
モンスター娘を治療する→『グレン先生好き!』→サーフェがヤキモチ

ひたすら、このパターンが繰り返される物語。

【だけど見ていて飽きない工夫】
登場するモンスター娘の症例が、それぞれの習性とマッチしていて、妙に納得がいく。

一見、ハーレム物なのに、グレン先生が治療に取り組む姿勢が真剣なので、とても好感が持てる。

登場するモンスター娘が、とにかく可愛い。
しかも、性格や口調を工夫して、多くの人がお気に入りのキャラクターと出会える。

【あとは余談ですが・・・】
私、爬虫類(特にヘビ)が苦手で・・・。
サーフェの尻尾のリアルな動きが、『うわぁ~』って・・・。
ほとんど『怖いもの見たさ』的な状況でした(笑)。

ただしこれは、逆に言えば作画の良さの証。
高評価です(笑)。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 17

60.0 14 アンデッドでファンタジーなアニメランキング14位
社長、バトルの時間です!(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (202)
652人が棚に入れました
世界の中心、ゲートピア…。かつて世界は果てしない荒廃が続くばかりの魔境だった。そこへ天から女神が舞い降り、天空に巨大な「門」が出現。人々は「門」の中に世界を維持する奇跡のエネルギー、キラクリが存在することに気づく。月日は流れ、ゲートピアは都市として発展。「門」のダンジョンの中で専門的にキラクリを採取するトレジャーハンターが登場。世界を維持する奇跡のエネルギーは、キラクリハンターの手にゆだねられている。主人公・ミナトはある日突然、幼馴染のユトリアに呼び出される。淡い期待を持って向かったその場所で、ミナトはユトリアに告げられるー「わたし、あなたのこと…社長に向いていると思ってたの!」こうして先代の跡を継ぎ、ミナトの冒険社長ライフが始まったのだった。

声優・キャラクター
堀江瞬、市ノ瀬加那、和氣あず未、青山吉能、堀江由衣、八代拓、上坂すみれ、茜屋日海夏

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

評価が難しい作品ですねぇ・・・。

最終話まで視聴。

作画良し、キャラ良し、声優良し、OPも好きなんだけど、肝心な物語が・・・。

バトル物としてはバトルシーンがショボ過ぎる。
幼馴染の男女が登場するけど、ラブコメともちょっと違う。
コメディ要素が無い訳じゃないけど、コメディというほどでもない。
ライバーが登場するとコメディ色が強くなるんだけど、それ以外が・・・ね。

最後まで掴み所のない物語だけが残念な作品でした。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 31

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ビジネス用語がテキト~

ファンタジー世界における冒険者の仕事を、企業活動とみなしてあれこれするストーリーです。「シャチバト」という公式略称があるようです。同タイトルのスマホゲームが原作ということになるのでしょうか。

主人公のミナトは、先代社長だった父親の行方不明がきっかけで「キボウカンパニー」の社長に就任します。

弱小のキボウカンパニーは、大手のインペリアルや新興ながら勢いのあるサイエッジなどのライバル企業と競いつつ、先代失踪の謎に迫るべく奮闘するといった感じのお話です。

作中の各企業の基本的な業務はダンジョン内にある「キラクリ」の発見・収集であるようです。ダンジョン内にはモンスターがいて、社員による冒険者パーティーによるダンジョン探索と戦闘が行われます。

作中ではちょっとどこかで聞いたことのありそうなビジネス用語が、極めてテキト~な感じで使用されます。ちゃんと意味をわかって使っているのか怪しい感じです。

用語が怪しいせいで、作中のキャラクターやストーリーに説得力があまりありません。私は完走したから一応レビューは書いていますが、改めて観なくても良いんじゃないかな…。
(でも作画が崩れたりはしないんだな、これが…。)

投稿 : 2024/12/14
♥ : 28

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

社長、あまり面白くないです!

原作未プレイ 全12話

異世界でダンジョンを攻略する冒険者が所属する小さな会社の社長に突然就任したミナトを中心に社員たち冒険者と様々なダンジョンの攻略を描くお話です。

作画は安定していますが、コミカルなのかシリアスなのかどちらなのかという場面が多かったですね。

設定が悪いのか、話のテンポが悪いのか、キャラに魅力がないのか、観ていて今ひとつ面白くなるような要素がありませんでした。

社長というよりギルドの参謀ような感じでしたね。

お話は途中で終わっています。続きは原作でということでしょうか〜販促作品だと厳しい感じがします。

OPは、和氣あず未さん、EDは市ノ瀬加那さんが歌っています。

最後に、おっとりしているけど毒舌なキャラは、作品に2人も要りませんw

投稿 : 2024/12/14
♥ : 25

65.0 15 アンデッドでファンタジーなアニメランキング15位
聖剣学院の魔剣使い(TVアニメ動画)

2023年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (117)
427人が棚に入れました
最強の魔王レオニスは、来たるべき決戦に備え自らの存在を封印した。 だが、1000年の時を超えて目覚めたとき、彼はなんと10歳の少年の姿に戻っていた! 「なんでだ!?」「君、どうしてここに閉じ込められていたの? もう大丈夫よ。お姉さんが守ってあげる」 <聖剣学院>に所属する美少女リーセリアに保護されたレオニスは、変わり果てた世界に愕然。 未知なる敵<ヴォイド>、<第〇七戦術都市>、武器の形をとる異能の力———<聖剣>。 聞き慣れない言葉に戸惑いつつも、彼は<聖剣学院>に入学することに。 魔術の失われた未来世界で、最強魔王と美少女たちの織りなす聖剣と魔剣の学園ソード・ファンタジーが幕を開ける!

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

魔王学院の不適合者を薄く控え目にした感じ

薄く控え目になった魔王学院の不適合者って感じのアニメ
そんなに悪いアニメじゃないけどこういう系統のアニメが多すぎるので、全体的に薄味なこのアニメは厳しそう

元魔王だけど、正体を隠す必要があるので力づくで無双するアニメじゃなくて眷属などに戦わせて最後に大ボスだけ魔王様が倒すみたいな感じ
適度に苦戦するのはいい感じかも
で世界の謎は気になるけど、ファンタジー世界に現代文明を適当に混ぜたようなあまりオリジナリティのない文明なので、あまり深い謎はなさそう

キャラクターの薄さも気になります
魔王様とセリア以外は強いのか弱いのか、どれくらい重要なのかよくわからなくて、見た目だけは重要キャラっぽいのいっぱい出てくるけど、別に重要じゃなさそう、敵も仰々しく出てくる割には大して脅威じゃない感じでなんか盛り上がらないですねー

女の子達は可愛いけどあんまり目立った活躍するキャラいないからイマイチかな
勇者達も強いの?弱いの?敵なの?味方なの?なんか重要そうなキャラクターいっぱい出てくる割にみんな大した役割なくてモブとそんなに変わらない
魔王様の配下もメイドと狼以外は人サイズのスケルトンばっかりでイマイチ魔王の威厳がないし、もっと迫力のある配下いないんでしょうか?

キャラクター間の強さの関係性がよくわからないところも欠点かな
魔王様は強いんでしょうけどあんまり人前で戦わないし結構苦戦するので、出てくる敵が魔王様に比べて強いのか弱いのかよくわからないのでどれくらいシリアスな状況なのかわからない

突き抜けた魅力や個性はないので人にオススメしづらいけど、あんまり余計なことをしないので見やすく、異世界ファンタジーが好きならそこそこ楽しめるかも

投稿 : 2024/12/14
♥ : 16

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

「ヴィジュアル系なろう」かなぁ・・・。

この手の作品だと「魔王学院の不適合者~」シリーズの方が格上な感じかなぁ、私自身が好きなのもあるかもしれないけれども。

物語の厚み、キャラの濃さ、決めゼリフなどなどね。
突き抜けたもの、継続したもの勝ちってところもあると言えばあるかもだけど。


今作は、少し物語が薄味な印象です。
その分、魔王が子どもになっていて、おねいさん方との絡みなどの要素でかさ増しをしているように思います。
世界観も、統一感が無く、悪い意味でのFF臭がします。
あとは色々と厨二小僧がよろこびそうな設定やツール、ネーミング、セリフなどを散りばめてあるのですが、私の印象では半スベリ気味です。

そして、ビジュアル系と評したように、キャラ容姿は頑張ってはいると思うのですが、こちらも「私自身の好み」の問題で「~不適合者」の方に軍配を上げたいと思っています。
厳しく言うとデザインもキャラクタのチーム構成も、いわゆるテンプレの域を出ていませんし・・・。

ただ、視聴し続けていく上で、キャラに馴染んでいく事を考慮すると、もう少し興味度がアップしていく可能性はあるような気がしています。
配下のメイドさんなどはもう少しスポットライトを当ててあげれば面白いような気がするのですが、あの不遇な感じが売りなんでしょうかね。
そう言えば、最後にミニコーナー的なものがあったのであちらでカバーしているっていう事なのかな。


総合的には物足りないところも多いんだけれども、いろいろと視聴者をくすぐるポイントはかろうじて持っている作品との評価です。
そこらへんが刺さる方には、私以上に楽しめるとは思います。

私自身としては、もう少し熟成が欲しいところの評価になります。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 15

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

一千年前から愛してる

原作未読 全12話

人間と魔族が争い、魔族が滅びようとした時、魔王レニオスは再興のため自分自身を封印しました。1000年後、封印から目覚めたレニオスは魔王になる前の人間の姿に戻っていました。

その目覚めた遺跡となった場所に探索にきていたヒロインと出会い、未知の生物と戦った後、彼女たちの拠点のひとつである場所に生活して未知の生物に対応していくことになるお話です。

魔王が子供になって可愛いヒロインたちと戦うお話で、子供と言えど元々魔王なのでかなり強いです。

お話はよくある異世界作品なので興味が引くところはありませんでしたね。

お話は切りのいいところで終わっています。

OPは、藤川千愛さん、EDは果歩さんが歌っています。

最後に、キャラはあまり崩れず綺麗に描かれていたところは良かったですね。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 10

72.3 16 アンデッドでファンタジーなアニメランキング16位
アンデッドガール・マーダーファルス(TVアニメ動画)

2023年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (225)
700人が棚に入れました
19世紀末。吸血鬼・人造人間・人狼など、異形な存在がまだ暮らしていた世界。首から下のない不老不死の美少女探偵・輪堂鴉夜が、“鬼殺し”の異名を持つ半人半鬼の真打津軽と、彼女に付き従うメイドの馳井静句と共に、怪物専門の探偵 “鳥籠使い”として数々の事件を解決しながら、鴉夜の奪われた体を探してヨーロッパを巡る―――。
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

汝の意志することを行え

ラパントラック制作。

物語は19世紀後半が舞台である。
怪物専門の探偵「鳥籠使い」が数々の事件を、
解決しながら奪われた身体を探しヨーロッパを巡る。

公式では世界的な著名人が登場するようだ。
どのように物語が展開するのか楽しみにしておこう。

異形な存在がまだ人と共生している。
{netabare}首から下のない不老不死の美少女鴉夜は、
半人半鬼の男、津軽と契約しヨーロッパへと渡る。{/netabare}

ファルスとは短く他愛のない喜劇とのこと、
或るは、卑俗な笑いを含んだ短い笑劇ともいう。
ふざけすぎるのも好ましくはないが、
奇想天外なミステリーに期待しています。

序盤は興味を惹くものがあり、なかなか面白い。

最終話視聴追記。
{netabare}身体を巡る旅もまだこれからのようだ。
事件から教訓めいたものを強くは感じませんが、{/netabare}
それ以上に癖のあるキャラクターと娯楽性溢れる、
伝奇×推理×活劇、人を選びますが楽しめます。

幕開けは上々、続編に期待したい作品です。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 31

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

軽妙な会話が面白いホラーミステリー

[見終わって]
ざっくりとした感想ですけど、全体的には面白かったと思います。
見ている間は物語の行方に引き込まれて、いつの間にかEDになってたことが多かったです。
でも、特に初回などで感じた、軽妙な会話の面白さがちょっと少なくなった気がしてそこが残念でした。
それから、複数の組織が複雑に絡む展開でしたが、もっとシンプルな物語でキャラの掛け合いが面白い作品だともっと楽しめたかもです。
探しているモノの場所が最終話で分かりましたし、もし2期があればぜひ見たいと思います。

[2023.7.16初回感想]
舞台は19世紀末の私たちの世界とよく似た別の世界。
そこでは想像上の怪物が実在していて、怪物を一掃しようとする運動が起きている。
"鬼殺し"の真打津軽(しんうちつがる)の前に、ある日"不死"の輪堂鴉夜(りんどうあや)と従者の馳井静句(はせいしずく)が現れて・・で始まるホラーミステリー。
原作は講談社発刊の小説みたいですが未読です。

作画綺麗ですね。
見せ方も工夫されてて面白い。
なにより気に入ったのは会話の面白さ。
津軽と鴉夜の軽妙なやりとりが聞いてて飽きないし面白いです。

鴉夜役が、ユーフォの久美子やスキローのミツミを演じた黒沢ともよさんなのにびっくり。
役に合ってる声だと思います。
津軽役の八代拓さんの軽妙な語り口調も良いですね。

二人が探している共通の相手が欧州にいるみたいで、3人で旅をするロードムービーみたいな展開になるのでしょうか。→推理ものみたいですね。

今のところ、夏アニメの中では楽しみな作品のひとつです。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 29
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

大乱闘大衆カルチャーブラザーズ

“怪物一掃”が推し進められる架空の近代世界。
鳥籠の中に佇む主人公の“不死”の生首女探偵・輪堂鴉夜(りんどうあや)
半人半鬼の“鬼殺し”真打津軽(しんうちつがる)
鴉夜(あや)に仕える色々な意味でクールなメイド・馳井静句(はせいしずく)
怪物専門の探偵グループ“鳥籠使い”の3人が、鴉夜の奪われた身体を探し求め、
欧州各地を巡り、怪異事件を解決していく。
同名小説シリーズ(未読)の連続アニメ化作品(全13話)


【物語 4.0点】
一応の基本ジャンルは伝奇ミステリーですが、
ルパンやホームズなど誰もが知っているようなフィクションの登場人物との絡みあり、
真打津軽らとヨーロッパでお馴染みの怪物とのバトルもあり、
五体が不満足どころか皆無な鴉夜が繰り出す自虐ネタのノリは落語の小噺のようでもある。

近代は、教育の普及による庶民の識字率の上昇と共に、
彼らに向けた大衆文学や新聞などのマスメディアが急速に発達した時期でもあります。

本作の近代世界においては“怪物一掃”により、
怪物は人間を襲撃せず共存を誓った「親和派」以外は撲滅される一方。
ですが、実際は近代こそが、怪物だの怪盗だの、
庶民の妄想ワールド(切り裂きジャックにまつわるゴシップなども含む)が急拡大した時代。

ジャンル横断的な展開は闇鍋感たっぷりで、悪く言えば的が絞れていない感じもしますが、
本作は大衆文化のオールスター展開により表現された、
近代空想世界の爆発的なエネルギーを浴びる作品なのだと思います。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・ラパントラック

始まり地・明治日本や欧州各地などの多彩なロケーション。
多種多様な怪物たちやその社会性を反映した建物、小物。
再現すべき要素は多いが無難に対応。

バトルシーンも極上と言うわけではないですが、
広い空間を躍動する人物や怪物のスピード感には時々目をみはる。

表情変化の描写もまずまずですが、
脳裏に焼き付くのは、いつ何時でも変わらない生首探偵・輪堂鴉夜の不敵な笑みw
作中では一度、{netabare} 馬車に轢かれて真っ二つになった後でも微笑み続けた{/netabare} 不気味なことこの上ない不死の生首ですが、
900年以上生きている間に鴉夜様が泣いた夜とかあったのでしょうか?

尚、作画も闇鍋なので唐突に部位欠損や出血多量が飛び出したりしますが、
主人公が生首でも視聴するような奇特な方なら心の準備はできているでしょう。


【キャラ 4.0点】
津軽による真打とは名ばかりの前座レベルのネタを
鴉夜(あや)に吹っ掛けてはヤレヤレといった感じで流される。
津軽の落ちないネタを、メイドの静句(しずく)の毒舌に痛打される。
灰汁が濃い掛け合いが珍道中の定番。

生首だの鳥籠だの、こんな濃厚な闇鍋メインキャラ要るの?
となりますが、オールスター級の面子を相手に事件に挑むなら、
むしろ、これくらい濃くないとメインがゲストに負けて埋没してしまいます。

某話にて、{netabare} 鳥籠使いの3人が名探偵らと共に、怪盗の挑戦を受ける展開があって、
これは灰汁の濃い闇鍋が出来上がったな。そろそろ灰汁取らないとアブナイな。
と思っていたら、引きでさらに、怪物界隈の“夜宴(バンケット)”の一味が横槍を入れて来まして。
闇鍋にまだゲテモノを放り込むのかと、私は胃もたれしながらも、ブラックな笑いに酔い痴れましたw{/netabare}


鬼の力を持つ津軽だけが“不死”の鴉夜を殺せる。
死を願う鴉夜に、津軽が、肉体の捜索がてら、もう少し人生を楽しんで頂きましょう。
といった感じで始まったこの欧州行脚。

落ちたら旅も人生も終わってしまう。
だから津軽の話は滑ったまま落ちなくて良いのですw


ただ持ち越しとなったシナリオの方は決着して欲しい所。
鍵となる黒幕の夜宴(バンケット)首魁・{netabare} モリアーティ。{/netabare}
不死を求めていると思しきラスボスが、不死に飽きて来ている鴉夜とどう対峙していくのか。
拡大し続ける大衆文化の妄想ワールドの大風呂敷を鮮やかに畳む一手はあるのか。
鴉夜様の本気。是非見てみたいです。


あとはパリの新聞特派員・アニー。
メディア・スクラムを通じてマスコミの発達と弊害が印象付けられる中、
真っ直ぐな14歳記者がどんな取材で食い込んで来るのか。
私が地味に楽しみだった隠し味です。


【声優 4.5点】
鴉夜役の黒沢 ともよさん。
動けない生首でも、探偵は頭脳さえあればできる職業などと鴉夜様は述べられますが、
数分間、人外含む曲者相手に論理的な推理に傾聴させるなど、
口車が回らなければ出来ない芸当でもある。

津軽役の八代 拓さん。
時に落語の演目も拝借しつつ鴉夜や静句や怪物たちに減らず口を叩き続ける。
こちらもスタミナが要るタフな役柄。

メイン2人には噺家の如き長尺のセリフをオーディションの段階から要求し選出。

前期『スキロー』みつみ役で主演を務めた、ともよさんのロスを埋めるように本作を観始めた私ですが、
田舎出のほんわかJKから不敵な生首探偵へ。この落差w
聞く度に毎回ニヤニヤが止まりませんでしたw


【音楽 4.0点】
劇伴担当はyuma yamaguti氏。
ジャズやクラシックを軸に伝奇ミステリーを演出。
民族音楽を想起させるコーラスや、電子音なども幅広く取り入れる大胆なアレンジもまた、
ジャンルをまたぐ作品の志向性を後押し。


OP主題歌はCLASS:y「Crack-Crack-Crackle」
明治日本、近代欧州と来て、主題歌はK-POPともはや何でもアリですがw
トレンディーなダンス音楽が、混沌としたOPアニメーションと割りとマッチしていたのが意外性。

ED主題歌はAnna「reversal」
不気味な電子和音に乗せて生首探偵の矜持を述べる怪作バラード。
いくら常識に囚われた人間が浅はかだからといって、
脳の蜜を吸い取ってしまうのはあんまりなので、
鴉夜様落ち着いて欲しいのですw


【余談】
掛け合いも独特な本作の余韻に浸ろうと。
また、落ちない津軽の講釈ばかり聞いてないで、たまにはちゃんと落ちる話を聞こうとw
先日、落語の寄席に行って参りました。

正真正銘の落語の真打の演目はラスト、少々の感動も伴いながら、見事にストンと落ちました。
俺たたENDとなった本作のモヤっとした気分も晴れて、今はスッキリとした気分。

続編のアニメ化は微妙なラインでしょうが、無心で待ちます。

投稿 : 2024/12/14
♥ : 22
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