アメリカで学園なおすすめアニメランキング 13

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのアメリカで学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年07月12日の時点で一番のアメリカで学園なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.4 1 アメリカで学園なアニメランキング1位
ハナヤマタ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1076)
5103人が棚に入れました
容姿も普通、頭も普通、美術や体育……何だって普通。そんなフツウだらけのぱっとしない14歳、関谷なる。おとぎばなしに出てくるような“ヒロイン”に憧れて、いつかこんな世界から連れ去ってくれる誰かを待っていたが、中学2年生になった今も、あいかわらずフツウの毎日。そんなある日、なるは月光の下に和装で舞う金髪の少女に出逢う。「私と一緒に、よさこいしませんか?」 突然の出来事に戸惑うなるだが、異国の少女ハナに導かれ、次第に『よさこい』という非日常の世界へと踏み出していく。まだ子供だけれど、ちょっぴり大人。花々しい少女達の物語が今、幕を開ける――。

声優・キャラクター
上田麗奈、田中美海、奥野香耶、大坪由佳、沼倉愛美、豊口めぐみ、小山剛志
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

このよさこい部には問題がある! →よさこいをしっかり描いていれば・・・

【レビューNo.82】(初回登録:2023/9/17)
コミック原作で2014作品。全12話。
元々YOUTUBEでオススメアニメとして紹介されていたのと、夏のレビュアーさん
の集まりの中でもオススメということで視聴。
きらら系作品のようですね。

(ストーリー)
全てが平凡なことにコンプレックスを抱いていた中学2年生の女の子、関谷なる。
ある月夜、神社で和服を着て踊る金髪の少女との出会いを果たす。逃げる彼女に
「私も連れてって、妖精さんっ!!」
追いかけながら思わず叫ぶなる。すると彼女は
「私といっしょに踊ってくれますか?」

翌日登校すると、「昨日の妖精」は留学生として再会を果たすことに。
彼女の名は、ハナ・N・フォンテーンスタンド。
以前来日したときに見た、皆で一体感を持って踊るよさこいに憧れ、自分もやり
たいと思っていたのだった。早速メンバーに勧誘されることになったなる。
人前で踊るのに抵抗があったなるだが、部員勧誘を手伝っているうちに
「私もみんなのように輝きたい」
と思うようになり、一緒に踊ることを決意。
そしてなるの親友・笹目ヤヤや幼馴染で先輩の西御門多美らに声をかけ、部員を
集めていく。
夏の「花彩よさこい祭」を目指した「よさこい部」の挑戦が今始まる。

(評 価)
・OP/EDが神がかっている
 他のレビュアーさんも皆触れていますが、OP/EDがホント神がかっています。
 特にOP「花ハ踊レヤいろはにほ」がとにかく凄い!
 詳しいことは他の方が解説されているので割愛しますが、「ここでそうくるか」
 というような転調具合とかが普通じゃなくホントヤバイ。
 本作では、この曲はなる達がよさこいを踊る時に使う、自作のオリジナル曲扱い
 にもなっています。

・タイトル「ハナヤマタ」の由来
 タイトルは、ヒロイン5人の名前の頭文字を並べ替えたアナグラムだそうです。
 ●(ハ)ハナ・N・フォンテーンスタンド。(中学2年生)
  アメリカからの留学生。前向きで積極的な性格で自分がやりたいことに正直。
  母親は離婚してアメリカで仕事をしている。(日本では父親と2人暮らし)
 ●(ナ)関谷なる(中学2年生)
  自分のことを「何の取り柄もない極めて普通な女の子」だと思い込んでおり、
  また気弱な性格から長らく踏み出す勇気を持てず、行動に移せせずにいた。
 ●(ヤ)笹目ヤヤ(中学2年生)
  なるとは小学校来の親友であり才色兼備で、なるの憧れの存在。
  でも「ツンデレ」っぽいキャラで、なる達には強く当たってしまうことも。
  自身もバンドを組んでいて、オーディションを目指している。
 ●(マ)常盤真智(中学3年生)
  生徒会会長で面目な性格で正義感が強く、厳しい態度で接することが多い。
  (最初はハチャメチャなハナ達の活動に対立していた)
  姉(よさこい部顧問)との確執を抱えている。
 ●(タ)西御門多美(中学3年生)
  生徒会副会長で温厚な性格であり、容姿端麗・頭脳明晰。なるとは幼馴染。
  (彼女もなるの憧れの存在)
  ファザコンで厳格な家柄ということもあり、西御門の家に相応しい娘として
  父に認められるよう父の意向に沿って、バレエ・ピアノ・茶道・華道など多
  くの習い事をこなしている。

・中学生の青春群像劇としては悪くないが・・・
 ・特になるについては
  「おとぎ話のヒロインのように、誰かがここから連れ出してくれる」
  という受け身体質から
  「自分が本当にやりたいことと正面から向き合う」
  という能動的に変わり、失敗しながらもそれを糧に成長していく姿がしっか
  り描かれています。
 ・それに加え、他のメンバーの掘り下げもしっかりしていくので、「中学生の
  青春群像劇」としては見応えがあると思います。
  でもそれに尺をかけすぎというか、{netabare}ヤヤが入部するのが5話の終わり
  (それに6話でバンドの解散騒動があり、7話でもまだグダグダ引っ張るw)
  真智に至っては10話の頭からようやく部員として始動という、{/netabare}「よさこい部」
  としての活動のテンポがかなり悪いです。
 ・しかも
  {netabare}・夏の「花彩よさこい祭」前に出場したイベントで曲を入れたCDを忘れた!
  ・「花彩よさこい祭」の申し込み忘れてた!しかも期限切れてる!!
  ・以下特大ネタバレ
   {netabare}最後の「花彩よさこい祭」前にハナの家族が和解して帰国するとかwww{/netabare}{/netabare}
  メンバーの掘り下げも相まって、ともかくアクシデントや家庭事情頼みで話
  を盛り上げようというのが多すぎで、終始バタバタしてる印象が強く、落ち
  着いて視聴できないって感じなんですよね。
  「この美術部には問題がある!」違ったw「このよさこい部には問題がある!」
  って位にお前ら何やってんだよっとw

・肝心のよさこいの魅力がほとんど伝わらない
 ・第1話のハナとなるの幻想的な出会いから、2話のなるが初めて「鳴子」を鳴
  らすシーンまでは本当に素晴らしく期待大でしたが、そこから部員集めのテ
  ンポの悪さから始まり、よさこいとしての見せ場が少なすぎる!!
 {netabare}・しかもメインの夏の「花彩よさこい祭」も、ハナの帰国騒動で興を削がれた
  上に、作画の手間を省きたいのか、5人のそろい踏みもほんの少しだとか…
  いや作中一番力を入れなきゃいけないところでこれでは、なんのためにこの
  作品をここまで視聴してきたのかって感じですね。
  (ここはフルでしっかりみせて欲しかった・・・){/netabare}

同じ「きらら系」でも「けいおん」が女子高生の緩い日常とバンドのかっこよさ
の両輪をしっかり描いて超人気作になったのに対し、本作は
・中学生の青春群像劇を少しシリアスに描きすぎた(尺も取り過ぎ)。
・キャラデザとか秀逸なのに、もう少し緩さがあってもよかったのでは?!
・肝心のよさこいにもっと尺と作画を費やせよ!!(作画自体の質はいい)
という、個人的にはちょっと残念な結果に終わったかなという印象ですね。
いろいろとポテンシャルは高いと思うので、もっとよさこいを面白く魅せること
に注力していれば・・・
(物語としてよさこいである必要性がかなり薄かったかなっと)
まあ原作者が描きたかったものは、そういう方向性じゃなかったのかも。
(私が期待してたものとは、方向性が合わなかったのかな)
OPは本当に素晴らしいので、そこは本当に一度観て欲しいなっと思います。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 15

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

よさこい

ガールミーツガールとよさこい。
凄まじく内気な少女なるがアメリカからよさこいを踊りたいとやってきたハナと出会ってというお話し。

それぞれのキャラクターの心情に焦点を当てて、葛藤ありつつも仲間集めするというありきたり?な展開ではあるが、普通に楽しめる作品だった。
嫉妬(ツンデレ?)やファザコン、姉妹葛藤などなど。

個人的には海坊主とさり先生がもう夫婦みたいでこれからどうなるんだろうとわくわくしながら見ていたが、これは物語の主題ではないので、ちと残念。いい具合に釣られているのがツボ。

あとWUGのメンバーが少し出ているのは少し嬉しかった。
彼女達は最近どうしているかなあ?僕が知らないだけだろうけど。


OP
花ハ踊レヤいろはにほ チーム“ハナヤマタ”[関谷なる(上田麗奈)、笹目ヤヤ(奥野香耶)、ハナ・N・フォンテーンスタンド(田中美海)、西御門多美(大坪由佳)、常盤真智(沼倉愛美)]
ED
花雪 smileY inc.
12話のみチーム“ハナヤマタ”ver.
挿入歌
コドクシグナル Need Cool Qualityという笹目ヤヤが所属するアマチュアバンドが演奏する曲
よさこいの楽曲は
ココロフルサト、しなと屋正調、夏月半簾風、ちょんまげ、愛音というタイトルの楽曲らしい。
OPのぱーっとぱーっと晴れやかにが印象的。合いの手含めてなんだか可愛い楽曲。
ED歌うのはsmileY inc.(スマイリー)という音楽ユニットらしい。大坪由佳と、VOCALOIDを用いるクリエーターのゆうゆからなるようだ。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
フツウだらけのぱっとしない14歳、関谷なる。中学2年生になった今も、あいかわらずフツウの毎日。そんなある日、なるは月光の下に和装で舞う金髪の少女に出逢う。「私と一緒に、よさこいしませんか?」花々しい少女たちの物語が今、幕を開ける。


1. シャル・ウィ・ダンス?
なんだって普通の中学2年生・関谷なるは、ある夜月光の下に和装で舞う金髪の少女ハナに出逢う。それはなるが『よさこい』という非日常の世界に触れた瞬間だった。なるは戸惑いながらも、「私も輝きたい」と新たな第一歩を踏み出す。

2. ジェラシー・ローズ
なるとハナは学校の皆がどうしたらよさこいに興味を持ってくれるか話し合いをする。急接近する二人の仲がおもしろくないなるの同級生ヤヤ。ちょっとしたすれ違いをきっかけに喧嘩を始めてしまうなるとヤヤだったが...

3. ガールズ・スタイル
よさこいショップ「勝」を訪れたなるとハナは、夏に開催される「花彩よさこい祭」のことを知る。よさこい部で出場しようと意気込むハナ。しかし部を結成するには最低でも4人が必要だという。部員集めのパフォーマンスを学校で繰り広げるハナに、ヤヤは...

4. プリンセス・プリンセス
生徒会長・マチに屋上の使用禁止を言い渡されたなる達。しかしなるの幼馴染で生徒会副会長のタミは、他の活動場所が見つかるまでの間は取り計らうと約束する。大和撫子然としたタミに、よさこいを一緒にしようと誘うハナ。タミは...

5. ファースト・ステップ
タミとヤヤの加入で、ついに部員が4人揃ったよさこい部。夏に開催される「花彩よさこい祭」のステージで踊ることを目標に活動をスタートする。しかしまだ本物のよさこいに触れたことのないなる達は、タミの提案で「湘南よさこい祭り」に行くことに。

6. トライ・トライ・トライ
花彩よさこい祭に向けて準備を進めるなる達。シンボルマークに、衣装に、振付、音楽...。そんな中、ハナが見つけてきたのはデパートでのステージイベント。よさこい部での出場を計画するも、課外活動の許可を出すには2つの条件をクリアするようにとサリー先生に言われてしまい...!?

7. ガール・アイデンティティー
デパートのステージイベントも近づく中、なんだか元気のないヤヤ。どうやら先日のバンドオーディションが関係しているようで...?理由を話そうとしないヤヤを気遣い、力になろうとするなる達だけど、そんななる達にヤヤは思わず感情をぶつけてしまう。

8. ミッション・イベント
ヤヤの正式加入で名実ともに4人揃ったよさこい部。デパートのイベントに向けて振付や音楽の準備が進むが、よりによってイベント当日、音楽が収録されたCDを忘れてきてしまう。「妹に頼む」と言うサリー先生が呼んだのはなんと生徒会長のマチだった。そして初めてのステージに...

9. シスター・コンプレックス
デパートでの失敗を乗り越え、花彩よさこい祭でこそ踊りを成功させようと決意を新たにしたよさこい部。そんな折、マチが「よさこい部はまだ正式に認められていない」という衝撃の事実を告げる。代理教員であるサリーは部の顧問になれないからだという。

10. オンセン・ガッシュク
マチの入部で5人になった由比浜学園中学よさこい部は、花彩よさこい祭に備えて箱根で温泉合宿をすることに。はしゃぐハナ達とは対照的に、入部からまだ日の浅いマチは、遅れを取り戻そうとハードな練習を強要してしまい...?よさこい部の合宿は楽しいだけでは終わらない!?

11. スマイル・イズ・フラワー
花彩よさこい祭まで、いよいよあと3週間!よさこい部の練習にも力が入る一方、ハナがなんだか浮かぬ顔。何か心配事があるのではないかと気遣うなる達。そして花彩よさこい祭で踊る音楽に歌入れを行ったその夜、ハナがなるのもとを訪れる。泣きじゃくる彼女が告げたその言葉とは...。

12. ハナヤマタ
ついに迎えた花彩よさこい祭当日。ハナがいなくなってしまったことで少し落ち込んでいたよさこい部を盛り立てたのはなるだった。ハナと初めて出会ったその場所で、なるは決意の表情で鳴子を鳴らす。そしてハナも...少女たちのひと夏の思いが結ぶ時。かわいく元気にハナヤマタ!

投稿 : 2024/07/06
♥ : 9
ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

厚さ1mmの花弁

【1話視聴後】
{netabare}
  今のところは定番ストーリーですが、まあ導入はこんなもんかと。
  肝心なのはこのあとなので、今のところは保留とします。

  ひとつ、言っておきたいこと。
  「アニメだからいいじゃん」
  これは大概好ましくないお約束なので、そこに甘えて欲しくはないですね。
  ゲームなんかのソレとは違って、視聴者側にメリットがありませんから。
  そういう動きをさせたいならそれに見合ったキャラ設定にするのが妥当だと思いますよ。

  全体の印象としては悪くはないかな。
  作り手の想いも伝わってきますし、変に奇抜なストーリーになっているわけでもないので、
  主人公含め伸びしろは十分にありそうです。
  今期見るものないという理由も掛けあわせて、期待値盛ってみます。
  まあちょっと浮世離れしているのが気になるんですけどね。

  ああ、あと音楽いいですね。
{/netabare}
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【5話まで】
{netabare}
  ううん、思っていたよりも伸びが弱いですね。
  筋書きは王道で良いですけど、もう少しスパイス加えないとこのままズルズル行きそうです。

  あと肝心なところで動きがないのも気になりますね。
  よさこいシーンは謂わばこの作品にとっての華(名シーン)になるはずなので、
  もっと力を入れて欲しいです。
  1話のぶっとんだ動きはどこにいったのやら。
  その影響もあって大人しさが悪目立ちしている印象です。
  バランスが難しいとは思いますけど、要所での動きやストーリーの方はもっと暴れさせても良いのではないでしょうか。

  最後にひとつ。
  是非とも魅力的なライバルは登場させて欲しいです。
  おそらくそれだけで作品の質が数段上がるので。
{/netabare}
(2014.8.5)
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【10話まで】
  エピソード自体は悪くないと思うのですが、節々で脇の甘さが出てますね。
  例えば10話だと、
  {netabare}①大会への出場権獲得
  ②旅客こぞっての声援

  前者については、あまり良い解決法が思いつかないので言及しません。
  私的には出場見送りもアリだったとは思うんですけどね。
  後者については、敵役を配置するともう少し説得力が出たかも。
  部屋での練習時に、仲居さんの注意ではなく売れない作家系の客人が怒鳴り込み。
  外での練習時に、再度遭遇。すかさず撤退しようとするが、事無きを得る。
  理由としては個人練習するマチを見て自分と重ね感情移入したから、とか。
  「余所でやったら他の客に迷惑だろ」なんてツンデレ台詞言わせたり、
  もう一歩踏み込ませて後に大きな味方として登場させる、とかも面白そうですね。
{/netabare}
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【11話感想】
  とんだ勘違いしてました。てっきり24話構成かと。
  最終回の展開も明白なので、ひと足早くまとめちゃいます。

  まず構成。
  この手の作品では良く見るんですけど、承の薄さが著しいですね。
  ぶっちゃけ中身に当たる部分なので、ここに力が入っていないと転結で何をしても付け焼刃にしかなりません。
  こういう形の結にしたいなら、仲間集めではなく、仲間との思い出に時間を割かないと厚みに問題が生じやすいかと。
  尺的に厳しいのはわかりますが、理想としてはその時点で考える得る最大の山場を中盤に持ってくるぐらいの勢いが欲しいですね。
  山場を越える山場は、しっかり描いていれば自ずと出来上がるはずなので。(特にこういうストーリーは)

  次に題材。
  開拓する意志は良いと思います。ただ、なぜ〇〇が題材なのかがわからないのはNG。
  これは言い換えると題材を題材としていないことになるんですよね。
  設定と物語が剥離していたら、作品として歪なものになるのは至極当然かと。
  青春や友情、恋愛だけを描きたいなら普通の学生で十分。
  他に付け足したいなら、是非そちらをメインに据えて欲しいです。物語が動けば上記のものも勝手についてきます。
  往々にしてそれらを主体にしたものが薄っぺらく感じられるのは、そういう理由じゃないでしょうか。

  総評としては、題材以外はよくある作品。
  良く言えば言葉としては王道(表現としては庶民道)、悪く言えば量産型。
  なので平均点の☆3.5で。
  私的には、OP曲やそこへの入り(11話)、和風なイメージなど目を惹く部分もあったので、もっと頑張って欲しかったです。
  あとは最終話でどれだけ魅せられるか次第で、多少上下するかも。
(2014.9.16)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 9

73.6 2 アメリカで学園なアニメランキング2位
ラブライブ!The School Idol Movie(アニメ映画)

2015年6月13日
★★★★★ 4.1 (692)
3548人が棚に入れました
スクールアイドルたちがパフォーマンスを競う大会「ラブライブ!」。
前回優勝者のμ'sは、3年生の卒業をもって活動をおしまいにすると決めていたが、
卒業式の直後、μ'sのもとに飛び込んで来たひとつの知らせを受けて、新たなライブをすることに!
見たことのない世界とふれあい、また少しずつまた成長していく9人。
スクールアイドルとして、最後に何ができるのか——。
限られた時間のなかで、μ'sが見つけた最高に楽しいライブとは——!?

声優・キャラクター
新田恵海、南條愛乃、内田彩、三森すずこ、飯田里穂、Pile、楠田亜衣奈、久保ユリカ、徳井青空
ネタバレ

おぬごん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ラブライバーへのメッセージ

2013年冬にTVアニメ1期、2014年春にアニメ2期が放送された、ラブライブの劇場版
2期のラストで劇場アニメ化が告知されましたので、およそ1年越しでの公開ですね
普段はTVアニメしかレビューしていないんですが、せっかく公開日に観てきたのでレビューしちゃおうかと思います

(※以下、TVアニメ1期と2期のネタバレを含みます)

さて、映画公開前に誰もが気になっていたのは「どんな映画になるのか」です
何せTVアニメのエンドロールまでは、主人公たちμ'sがやるべき凡そ全てのことが描かれ、3年生の卒業とμ'sの終わりを以て綺麗に閉められましたからね
その後の取って付けたような花陽への連絡からどんなストーリーになるのか、というのが、専らの話題でした
…まあ結論から言うと、先行PVの時点でニューヨークの風景とタイムズスクウェア、セントラルパークでのライブ模様が描かれ、概ねそこから予想できる展開通りだったんですけどねw
まあTVアニメであそこまで綺麗に描ききってしまっては、卒業~新学期までの短い期間くらいしか描きようがないですよね
この辺は、舞台が海外なのも含め、映画「けいおん!」を思わせました

余談ですが、なぜニューヨークが舞台なのかというと、ニューヨークがエンターテインメントのメッカであることや、劇中で語られる理由もあるとは思いますが、
おそらく現実世界でのμ'sの2ndライブ「New Year LoveLive!」が「NYライブ」と略され、ニューヨークでライブをしたのかと勘違いされることがよくあるのを、劇中で実現させたんじゃないか…と勝手に思ってますw


内容としては、視聴者がTVアニメを視聴済みのラブライブファン(=ラブライバー)であることを前提としたものでした
いきなり歌い出してミュージカルを始めたり、キャラネタのギャグが多めに仕込まれていたりと「アニメラブライブはこういうものだ」と分かっている人に向けた描写が多く、およそ初見の人には優しくないと思います
その分、ファンにとっては見所満載でしたけどね!凛ちゃん可愛かった!

TVアニメでも特徴的だった、メタファーをちりばめた演出も健在でした
一例を挙げると、冒頭の穂乃果のジャンプのシーンと、後半に描かれる同じく穂乃果のジャンプのシーン、この2つのシーンの背景の違いなどですかね
またそれに関連し、「飛ぶ」という言葉や「鳥」「羽」などのメタファーにも注目してみると面白いと思います

ラブライブの見所であるライブシーンは3回で、ミュージカル風のシーンが同じく3回
曲はライブシーン1曲目、PVでも流れている「Angelic Angel」が最高に良い曲ですね!
youtubeの公式チャンネルでライブシーンが丸々上げられてますので、是非観てください!
私も昨日から10回くらい観てます
あとは最後の最後に流れる曲「僕たちはひとつの光」にも、嬉しく感動的な仕掛けが為されていて聞き入ってしまいました
また、ミュージカルシーンは全編手描き作画で見応えありです!

…ただ全体的にシーンとシーンがぶつ切りで、特にライブシーンが浮いている感じもあり、まとまりが悪かった印象もありました

※以下、劇場版のテーマについてのネタバレ含む長い考察
{netabare}
さて、この劇場版では、2期の終盤に描かれたテーマが、再度描かれることになります
μ'sは2期11話「わたしたちが決めたこと」で描かれたように、今の9人以外のμ'sは考えられないと、3年生の卒業を以てμ'sの活動を終了することを決めました
しかし、TVアニメ作中では、このことをメンバー以外には知らせてないんです
11話の直前の2期10話で、μ'sがファンの人たちと共に作られる「みんなで叶える物語」であることを認識したにも関わらず、ですからね
今回描かれるまで気付きませんでしたが、考えてみれば明らかに不自然です

で、この劇場版では、TVアニメで描かれたそういったテーマをさらに一歩先に進め、
人気が絶頂に達し、大きな影響力を持つようになったμ'sを、それでも「わたしたち」の決断で、終わらさせても良いのか、それは「みんなの物語」を裏切ることにならないか、ということが描かれます
これは多くの人が気付いたとは思いますが、明らかに現実のラブライブ、μ'sに重ね合わせていますよね

アニメスタッフとしては、もう出せる物を全部出してアニメを描き切りました
現実の声優ユニットの方のμ'sも、5thライブが終わる頃には、穂乃果役のえみつんが喉を痛め、30歳を超えた絵里役のナンジョルノは膝を痛め、特にナンジョルノはファンミーティングツアーでもライブに参加できない状態となっています
しかし、ファンは増え、ベストアルバムがオリコン1位になるなど人気は加速する一方
現場は止めたいけど、止められない状態になってしまっているんです

さて、劇中ではこの問題に対し「μ'sはあくまでスクールアイドルだから、この先も続けていくことはできない」という答えを出し、最後にスクールアイドルの素晴らしさを世界に伝えることで、μ'sの幕引きとしました

そもそもアイドルというものには、制限時間があります
若さを武器にアイドルとして活動した後、歌手や役者といった次の道へと歩み出すのが世のアイドルの常です
特に年を取っても「格好良さ」を演出できる男性アイドルと違い、「可愛さ」が求められる女性アイドルは尚更です
アイドル自体が、限られた時間の中での「今一瞬の輝き」を与える仕事なんです

TVアニメ1期の頃の劇中歌の歌詞は、どれも「未来に向け頑張る」曲でした
1期OPの「僕らは今のなかで」も「今のなかで輝きを待ってた」わけですから、過去形になっているとはいえ視線は未来にあります
その頑張りが1期終盤~2期にかけて報われていきます
ラストライブで歌われた「僕らは今のなかで」へのアンサーソング「Kira-Kira Sensation」では
「奇跡それは今さここなんだ」「だから本当に今を楽しんで」と、視線は「今この一瞬」に向けられています

部活動テイストにアイドル活動を頑張っていた彼女たちは、いつしかアイドルになっていたんです

この映画の劇中歌でも、「Angelic Angel」では「もしもは欲しくないのさもっとが好き」「明日じゃない大事なときは今なんだ」と、もしもの明日ではなく、今の大事さが歌われています
「僕たちはひとつの光」では「時を巻き戻してみるかい? No,no,no 今が最高」と、過去の楽しかった時間に戻ることさえも否定しています

学生、アイドルという制限時間の中で放つ「今一瞬」こそが大事
これこそが今回の映画での、ファンへの一番のメッセージだと思います

「限られた時間の中で輝けるスクールアイドルが好き」という絵里の言葉は、敢えて今まで語られなかった、スクールアイドルという「二重の制限時間」を含んだ設定の妙に言及する、ストレートすぎるほどのメッセージでした
「ラブライバーの皆さん、アニメのラブライブはここで終わりです。現実のラブライブもいつか終わります。でも、だからこそアイドルは良いんですよ」

…それでも納得がいかないという方に救いがあるとすれば、
ラブライブはアニメが終わっても、コンテンツが続き得ることですね
上で挙げた「けいおん!」は、あくまで日常がメインの作風でしたから、原作、アニメの終了と共に、きっぱりさっぱりコンテンツが幕を閉じてしまいました
その潔さこそが、コンテンツとしての「けいおん!」の素晴らしさだと思いますし、アニメのラブライブについても(この映画で完結するのであれば)そうだと思います
ただ、ラブライブ自体は元々「曲」がメインのコンテンツですから、アニメが終わっても、今後もアニメ化以前のようにシングルを出したりして続けていくことは可能です
まあ先ほど述べたように今は人気の絶頂ですから、簡単には終わらないんじゃないかなあ…とw
今回の映画で、ドームライブの可能性も示唆されましたしね!

※ 2015/12/16追記
2016年3月31日、4月1日のファイナルライブを以て、μ'sの活動終了となることが正式に発表されましたね
NHKに出て、Mステに出て、紅白に出て………やれることをやり切ってからのファイナルライブ
年度の替わる、スクールアイドルがスクールアイドルでなくなる日に行なうファイナルライブ
素晴らしい引き際だと思います
残された時間を握りしめて、本当に今を楽しんで、μ'sを最後まで応援したいですね
ファイナルライブ、当選してくれ!!

※ 2016/4/2追記
ラブライブ!μ's Final LoveLive!〜μ'sic Forever♪♪♪♪♪♪♪♪♪〜
3/31現地完全見切れ席(と言いつつ超良席!)、4/1ライブビューイング(途中から)で参加してきました!
ありがとう、μ’s!! ありがとう、ラブライブ!
今が最高!
{/netabare}


この劇場版自体は、ラブライバーへの最高の贈り物だったと言えるでしょう
ただそれは、人によっては終わりを感じさせる、やや不安と寂しさを含んだ物だったかもしれません
でも、劇中の「Angelic Angel」でも歌われています
「もしもは欲しくないのさ もっとが好き」「大事な時は明日じゃない 今なんだ」
もしもラブライブが終わってしまったら…なんて未来を考える前に、今そこにあるラブライブをもっと楽しむことが、正しいラブライブの(そしてアイドルの)楽しみ方なんじゃないでしょうか

投稿 : 2024/07/06
♥ : 30
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

スクールアイドルμ’sの物語がついに堂々の完結!

公開初日の朝一で観てきました

2期のラストでは卒業の余韻を映画の引きで見事にぶち壊されて
映画にはあまり期待していなかったというか
期待以上に強い不安を感じていましたが
しっかりとμ’sの物語を完結させてくれたことにホッとしています

観てない方に向けて当たり障りなく書いておくと

事前に流れてたニューヨークでのPV撮影の話を
前半に早々と回収してしまい
後半はμ’sの未来とスクールアイドルの未来をテーマに
全国のスクールアイドルを呼んで
μ’s最後のイベントに挑むお話

μ’s以外のスクールアイドルたちの代表として
A-RISEが本編以上に優遇されていたので
ファンの方は必見ですね

後何を血迷ったのか映画ゲストキャラとして
高山みなみ呼んで歌まで歌わせるっていうサプライズ
TWO-MIX世代としては不意打ち過ぎて感涙モノでした

海未&にこの顔芸も劇場クオリティでキレッキレだし
ギャグパートはこれまでの集大成というか
良い部分がしっかり出せていたと思います

前半ライブパートはNYPVは事前に流れていた映画トレイラーを
そのまま尺長くしたような感じで
まぁ悪くはないけどよくもない感じです
作画と3DCGのクオリティが上がるほどに
継ぎ目に違和感が出ちゃうのはやっぱりどうしようもないのかな?

どちらかというと各学年ごとに一回ずつ
ミュージカルパートがあって
3DCG一切使わずに作画だけでやっていたのですが
こっちの方は細やかな表情描写とダイナミックな躍動感が
見事に両立されておりこれだけでも見に行く価値があると思いました

後半ライブパートは全国のスクールアイドルとのセッションという事で
モブの数が半端ないからこれは3Dで行くしかないよねーという感じで
スクールアイドルの世界の広がりが見事に表現されていました

そしてEDの歌詞!あれは反則です
以前にこりんぱなで同じことやってましたが
今回もきれいにまとまってました

また花田センセーがやらかしてくれるんじゃないか?とか
やめるやめる詐欺でまだまだ搾り取りに来るだろうとか
割とネガティブな予想が多かったのに対して
冒険せずに無難にまとめあげたシナリオって感じです
その上でファンサービスに特化した作りになっているので
ラブライブプロジェクトのイベントの一つとしてではなく
純粋にアニメ映画として観に行ったらあんまり高評価にはできないかもですね

以下観終わった人向け

{netabare}
爆発的な人気上昇
ラブライブ大会運営からの要請
A-RISEのプロ転向
いろいろあって一度は揺らいだ決心だけど
やっぱりμ’sの活動はこれでおしまい
それはμ’sがスクールアイドルであることに意義があるから
限られた期限付きの活動だからこそ放てる一瞬の煌きが
スクールアイドルたちを何倍も魅力的にしているんです
μ’sの活動はこれで終わりですが
ラブライブは、スクールアイドルの物語はまだ終わりません
これからもラブライブとスクールアイドルたちを応援して下さい!

っていうのがこの映画のメッセージだと
言ってしまうとあまりにも身も蓋もないですが
要するにそういう事ですよね

作り手側からしても予想外の大ヒットオリジナルアニメ
このまま引き伸ばしてもう一稼ぎしようという思惑が
2期のラストのアレにつながっているのだと思います

しかしμ’sの中の人たちも軒並みアラサーで
体力的にも活動継続の限界にきているのはファンの目から見ても明らか
このままドル箱をたたんでしまうのは勿体ないし
世代交代させつつラブライブというコンテンツを
長期的にブランド化していくのが制作陣の思惑でしょう

しかしラブライブ人気は事実上のμ’s人気であり
かつてアイマスが新作を出すごとに激震していたように
世代交代が難航するのは目に見えています

既にμ’sから次のバトンを受け取るスクールアイドルたちが
G's誌上企画ラブライブサンシャインとして開始していますが
よりスムーズに移行するための架け橋として
今回の映画が作られたわけです

前半はファンサービスに終始しμ’の良さを再確認させる
そして後半ではそのμ’sメンバーたち自身の口から
ラブライブの素晴らしさスクールアイドルの素晴らしさを伝えるとともに
μ’s以外のスクールアイドルの代表ともいえるA-RISEや
世代交代の象徴ともいえる新入生雪歩と亜里沙の組んだユニットをはじめとして
全国の沢山のスクールアイドルたちを登場させることで
スクールアイドル=μ’Sという図式をを崩していく

ストーリーが1期2期に比べて無難で落ち着いているのも
世代交代をいかに軟着陸させるかがテーマと考えればうなづけます
ジェットコースターのような起伏で攻める1期2期のようなストーリーは
軟着陸というゴールからかけ離れすぎていますね

ラブライブサンシャインに関してはラブライバーの中でも
賛否両論色々な意見があるようです
私は最初の発表のときはどちらかというと否定的でした
なぜなら新ユニットが結成されれば
μ’sの活動は縮小されるか無くなだろうと思ったためです

しかし5th直後のえみつん休業や
今回のなんちゃんのライブパート不参加
たとえ世代交代をしなくてもμ’sが活動できる期間はそう長くない
というのが薄々わかってきたのもあり
μ’sとともにラブライブが終わるのと
μ’sが引退してもラブライブ自体は続いていくのと
一体どちらが良いのか考えるととても悩ましいところ
だから今はサンシャインに関しては中立というか
出てきたものの出来栄え次第かなぁと思っています

今回の映画はμ’sファンをラブライブファンに塗りかえるための
ある種のプロパガンダ映像としてなかなかよくできていたと思います

でも後輩たちに道を示しつつ表舞台から消えていくことを
納得づくのようにキャラクターとして発言しなきゃいけないμ’sメンバー(中の人の方)は
いったい何を思いながら演じていたんだろう?

2016年冬としか発表されていないNEXTLIVE
これが卒業ライブになる可能性も覚悟しておいたほうが良さそうですね
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 25
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

『ラブライブ!』……未来に導かれた物語

以前μ's(ミューズ)6thシングルOVAのレビューに記した考察の延長みたいな文書になりますが、
ファイナルライブを控え、さらに本作と現実とのリンク具合が高まったのでここで改めて。

結構ストーリーが腑に落ちない鑑賞者も多い映画だと思います。
本作はある出来事が過去からの積み重ねのみで実現するのではなく、
未来からの導きによっても引き起こされる。
という独特の時間感覚によって一連の流れを説明します。

この感覚の伝え方が、表現として、もう一つ洗練されていないこと。

加えて世間一般が時間は過去から未来へと流れる。
今は全て過去からの積み重ね、という常識に囚われている。
もっと言えば、多くの人が未来なんか信じない(苦笑)
こんな世の中では、なかなか心に響かない話なのかもしれませんw

ただ『ラブライブ!』というコンテンツの歩んだ過程も鑑みると、
未来からの導きを訴えたくもなるスタッフの気持ちが私には凄く分かります。

『ラブライブ!』はアニメもヒットし、映画化し、
現実世界のμ'sは紅白出場を果たし、最後は東京ドームでコンサートを行う。

例えばこんな事実を6年前、『ラブライブ!』のファーストPVを観て、
こんなもん絶対、流行るわけがないwと嗤っている私に言っても私は絶対信じないでしょう。
というよりμ's(当時はこの名前すらなかったw)のメンバーや、
スタッフさんに言っても誰一人として信じなかったと思います。

まさに未来のことなんて今は分からなくてもいいから、
素直に生きればいい、とでも声をかけたくなる感じ。

その後、ドゥームだの、紅白だの夢にも思っていないであろう6年前の後のμ'sやスタッフたちは、
努力なり才能なりを積み重ねて今に至るわけですが、
正直、本人達が自分たちの過去の積み重ねだけで、ドームコンサート等の快挙にたどり着いた。
と考えているとは思えません。

きっと自分たちを未来から引っ張り上げる運命的なエネルギーといった、
常識を越える不思議な何かを感じずにはいられないのだと思います。

こうした想いを共有した時、過去、現在、未来は自由につながり、
足枷となっていた未来への不安や疑心暗鬼が外れることにより、
「いつだって飛べる」という感覚が理解できるのだと私は思います。

この想いは例えば『ラブライブ!』初期の苦況など、
輝かしい今を想像すらできない、景色を知れば知る程、身に染みるものだと思います。
そして、本作が伏線として仕込んだネタが、
後に現実世界で具現化することにより、未来の力についての実感はさらに強まっていくのです。

やっぱり……このアニメ、もの凄くファン向けな映画ですね(汗)
けど、本作が今ひとつ理解しがたいと思った人にも、
もう一度、未来の力を信じてみて欲しい。
個人的にはなかなか深イイ話だと思います♪


前回2015年6月レビュー
ラブライバーならば、いま観ておくべきスクールアイドルムービー

長くなるので折りたたみw

{netabare}
2期よりもさらに現実の『ラブライブ!』、
三次元のμ's(ミューズ)の活動内容とリンクした
或いは今後関連しそうな内容の作品だったと思います。

それだけに、本作が『ラブライブ!』の展開にどう関わっていて、
今後どう影響していくのか、色々と考えながら観ることができ、
そうしたヤキモキした気持ちも一緒に思い出にできる…。
本作がこうした〝鮮度"を保つ期間は案外短いと思います。
(せいぜい{netabare} 来冬予定の、本作の内容が反映されるであろう6thライブ{/netabare}辺りまで?)

ファンの方々は『ラブライブ!』とμ'sと同じ時代に生きている、
幸せを噛みしめて観ることができる、
いまのうちに観ておいた方が賢明かと思います♪

逆に新規の方が本作から『ラブライブ!』の世界に入り込むのは流石に厳しいと思いますw
TVアニメで予習してから観るのが賢明かと思います♪

{netabare}現実のμ'sを今後どう終わらせるべきか、それとも終わらせないべきか?
二期でμ'sを続けるか否かが描かれた辺りから、
ファンの間で語られることの多い話題でした。

区切りは必要なのだろうけど、これだけ人気が出てしまったら引っ込められないだろう。
大体は堂々巡りで平行線をたどることが多かったと思います。

本作はまさに一躍スターになってしまったμ'sが、
卒業と同時に終わらせるとの決意を揺るがされ、
それに対して改めて答えを出していくストーリーでした。

そして、概ね現実のμ'sが今後、活動に一区切りを付けることに対する、
心の準備をファンにさせるための映画だったようにも私は感じました。

次の6thライブを例えばTOKYO DOME(※DOOM(ドゥーム)ではないw)辺りでやって、
現在電撃G`sマガジンで進行中の『ラブライブ!サンシャイン!!』辺りにバトンタッチして、
解散するのか、大きなところでのライブはこれでお終いにして、
ドラマCD付シングルや、ゲームの追加イベントのアフレコなど
規模を縮小してやっていくのか…。

そんなことをしみじみと考えさせられました。
というより、本作で限られた時間の中で輝くのがスクールアイドルと断言して、
例えば本作のEDテーマを6thライブの終盤に歌っておいて、
もうあと五、六年、現実のμ'sが同じ規模の活動を続けたら、
相当に締りがないwと私は思います。

いずれにせよ、この辺りは、今後、現実のμ'sの活動を見てみないとなんとも言えません。
よって星★の数は『ラブライブ!』のプロジェクト展開に左右される暫定値になると思います。{/netabare}


蛇足…劇場版開演前のμ's版マナー注意喚起映像を観て思った、
どうでもいいが地味に衝撃的だったことw

{netabare}穂乃果ちゃんって…未だにミナリンスキーの正体に気づいとらんかったんかーーーいww(笑) {/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 40

64.5 3 アメリカで学園なアニメランキング3位
ソウルイーターノット!(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (511)
3203人が棚に入れました
死武専に入学した「恋に恋する14歳」春鳥つぐみ、天然少女で職人の多々音めめ、“キング・オブ・庶民”としてつぐみに興味を抱くツンデレお姫様アーニャ・ヘプバーンの3人が紡ぐ、死武専を舞台にした「殺伐だけどウキウキな学園ライフ」を描く。

2004年から2013年に月刊少年ガンガンに連載され、2008年4月~2009年3月にテレビアニメ化もされた「ソウルイーター」の外伝的作品で、本編中で描かれなかった設定を後書きに掲載するのではなくマンガで描きたいという思いから始められた作品。

声優・キャラクター
千菅春香、悠木碧、早見沙織、櫻井孝宏、山下誠一郎、小松未可子、小岩井ことり
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

それでも私は、あえて『ガガントス』を推したい。

2014年4月放送。
全12話。


【前置き】

本編である[ソウルイーター]は、原作もアニメも見ていました。
ただ、その外伝である本作に関しては、原作単行本に第1話が丸々載っていたのを見ただけだったので、今回のアニメ化は嬉しかったですね。

人気作品を別の視点から見れる外伝的内容は、無粋とも取られますが、私的には素直に嬉しいです。
ただ本作に関しては、本編には無いちょおっと百合っぽい感じがあって、正直なところ、ちょっぴり『ガガントス』だったのですけど。



【あらすじ】

舞台は、死神武器職人専門学校、通称「死武専」。

自らの身体を特定の武器へと変身出来る才能を持った人間が多く集まるこの死武専では、その「武器」と、それを操る「職人」を育成することを目的としています。

ひょんなことから、自らを武器に出来る才能に目覚めた主人公「春鳥(はるどり) つぐみ」は、死武専に入学。

おっとりポワポワな「多々音(たたね) めめ」と、庶民に憧れるお嬢様「アーニャ・ヘプバーン」という職人と出会い、どちらかをパートナーに選ぶことになるのですが……。。。



【論じてみる】
{netabare}
本作は、本編の単行本のあとがきにもありましたが、本編が世界観の説明を(あえて)一切省いてシナリオを進めてきたので、その世界観を別の視点で描き説明しようという意味合いからスタートしたそうです。
その為、世界観の説明が非常に分かりやすく、本作からソウルイーターの世界に入ることは十分に可能です。

ただ、本編の主人公やサブキャラが多く登場しますので、やはり100%本作を楽しむには、本編視聴は必須。
時系列的には、本編のシナリオが始まる少し前からスタートするので、本編キャラの物語以前の行動が色々と垣間見えるシーンは、後を知っているからこそニヤつくポイントが一杯でした。

…と言っても、本作のメインキャラ3人も非常に可愛らしく、且つ分かりやすくキャラ立ちをしているので、そっちが全く出ることがない本編も、後々見直すと寂しく感じてしまうかも。



主人公つぐみは「武器」ですが、後の2人は武器を操作する「職人」です。
その為、どうしても板挟みが発生しちゃいますが、基本的には3人いつも仲良し。

ここら辺りは、全く直接的ではないにしろ百合っぽさが見受けられ、個人的には少々鼻につくところもありましたが、「けいおん!」的な良さもあり結果的には十分楽しめました。
(私は、ゆるゆり程度でも多少嫌悪感を感じてしまうレベルなので、私が過剰なだけかも。)

加えて、本編がシリアス色で血の気の多い作品ですので、その片鱗を少しずつ見せていく演出は憎いですね。
いつか必ず、この平和な世界観が壊れるのを分かった上で見る日常モノというのも、これまた乙なものです。

「殺伐だけどウキウキライフ」

という本作のコンセプトも、言い得て妙なフレーズですが、本作を見ると納得しました。


ただ、その日常が壊れるシーンが本作のピークで、終盤の戦いやオチに関しては想定の範囲内でしかなく結果的に、「一番面白かったのは、何気ない日常回かなぁ」と思い返してしまう点も然り。
『クライマックスはアニメ先行で見て欲しい』
という意向の元、あえて原作を追い越す形でラストまで描かれましたが、そのワリには…それほどインパクトのあるラストでは無かったですね。

定評あるボンズの作画も今作では、目を見張るシーンもあれば乱れや手抜きに思えるシーンもあり、少々残念でした。


ですが、人気作の色を継いでいる辺り地盤自体はしっかりしていますし、キャラクターデザインも整っているので、安定して見られたのも事実。

本編の主人公マカにしても、前作よりもかなり可愛くなっていて、ちょっとビックリしました。
(当時アニメ界隈を賑わした、小見川千明さんの「オマエの魂いただくよ(棒)」が、今は何処吹く風だったのは、ちょっと寂しかったですけどね。)

キャラクターで楽しめる方には、ハマるキャラがいればかなりの高評価になるのでは、と思いました。
{/netabare}



【『ガガントス』は、何故流行らなかったのか】
{netabare}
なんか偉そうなタイトル↑でスミマセン。
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」みたいなタイトルを一度付けてみたかっただけなので、温かい目で見て下さい。


この『ガガントス』とは、主人公つぐみが、ショックな出来事に見舞われた時に口にする台詞でした。

このフレーズは、原作でも冒頭から登場するのですが、ここでは台詞ではなく、「ガーン!」などの効果音として表現されています。
それを、アニメにした際に、つぐみに口癖のように言わせてしまったことで、原作に無い差異が生まれ、結果的に作品に馴染まなかったように思います。

加えて、アニメのオリジナル部分でも「ガガントス」を挟むこともあり、序盤は特にノルマの如く毎話「ガガントス」が入っていた印象で、視聴者としては制作側の「流行らせたい!」という魂胆が浅ましく見えて、少々食傷気味になった部分もあったように思いますね。

中盤は、「ガガントス」が入らない回も続いたりしましたが、序盤の勢いを考えると、どうせなら全話挟んでも良かったかなぁ…なんて思ったり。
更に無理矢理に挟むことになりそうで益々浅ましく見えますが、もう既に十分に浅ましく見えるので中途半端よりは、存分にやりきってくれた方が好感を持てたかもしれません。

…それでも、流行ったとは到底思えませんけどね。
作品の知名度も流行る確率に直結するワケですが、本作はそれも今一つでしたから。
最後の最後も、「ガガントス」で〆るぐらいの徹底ぶりは見せてくれたのですけれど…。


ただ、だからこそ、私はあえて(製作者側の傷口を抉るように捉えられるかもしれませんが)、この『ガガントス』を推したくなるのです。
「知ってることしか知らないわ」じゃありませんが、知ってる人しか知らないアニメのフレーズって、なんか嬉しくなりますし。

実際、初めて見た時は意味不明さも手伝い非常に温度差を感じましたが、その言い方や、両手をパーにして下方に突き出すポーズ自体は、非常に可愛いのですよ。

最も可愛かったのは第10話の冒頭、つぐみがカボチャを3人に模して一人芝居をしていた時のシーンですね。
アーニャさんにガガントスな台詞を言われたことを想定して、楽しげに一人で

「ガ~ガントス~♪」

と言ってるのですが、その言い方や楽しげな雰囲気も合わさり、私的にはかなりの萌ポイントでした。


「ホビロン!」「まるっ!」「スラマッパギ~」等々、数多に消えていった流行らなかったフレーズ集として、この「ガガントス」も私は、未来永劫忘れないようにしたいです。にゃんぱす~♪


※ちなみに一応補足として。

この『ガガントス』は

日本プロサッカーリーグのチーム『サガン鳥栖』

ドラゴンクエストに登場するモンスター『ギガンテス』

ゼルダの伝説のボスキャラクター『ガノンドロフ』

等とは、一切関係は無いそうです。
{/netabare}



【総評】

雰囲気は多少百合っぽいですが、人気作の外伝として、一定の水準で楽しませてくれた作品でした。

後、昨今のアニメは原作が終わっていないことが多い故に、2期を期待させるような形で中途半端に終わる作品が非常に多い中、本作は1クールでしっかり最後までまとめられている点も評価したいです。
見終わったという感覚がしっかり味わえるので、総じて見た甲斐があったとも思わせてくれました。

「ガガントス」というフレーズは残念ながら流行ることは無かったようですが、そういう点も含めて、なんだか可愛く思えてきちゃう作品でした。

キャラクターは文句無く可愛いかったので、未視聴の方は、良曲のオープニング「monochrome」(Dancing Dolls)を見て、合いそうか判断してみるのはいかがでしょうか。

ではでは、読んでいいただきありがとうございました。



◆一番好きなキャラクター◆
『アーニャ・ヘプバーン』声 - 早見沙織さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『多々音 めめ』声 - 悠木碧さん



以降は、本当にどーでもいい私の「低俗」な駄文なので〆ます。
{netabare}

ちなみに私も、身体を「武器」の如く硬化させる能力を、幼少期よりごく自然に身につけておりました。

この度、その私を「武器」として操る、「職人」を募集したいと思います。

要項を読んだ上で希望者がいれば、書類選考の上で面接を受け付けますので、ご連絡の上履歴書をご送付下さい。


■募集の背景■
開放的な季節になってきたから。

■仕事内容■
私を硬化させ「武器」として操り、魔女と闘う。

■求める人材■
10~15歳の女性(若年層の長期キャリア形成を図るため)
(※熱意次第では、男性も可。)

■勤務地■
死神武器職人専門学校、通称「死武専」

■勤務時間■
23:00~08:00(実働8時間)
残業あり。

■給与■
出来高制。
賞与/年2回

■諸手当■
皆勤手当
家族手当

■休日・休暇■
週休2日制(土曜・日曜)、祝日(※土曜は「死武専」カレンダーによる)

■福利厚生■
各種社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
従業員持株制度。


以上となります。

末筆となりますが、このような駄文に目を通させてしまい、本当に申し訳ありませんでした。

どんな誹謗中傷も、ガガントスながら甘んじて受ける覚悟です。


…さぁ、今日も私を「武器」として操る、アーニャさんや めめちゃんを想像して、眠りにつきますか…☆彡
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 36
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

キャッキャウフフ、キャッキャウフフ・・・きゃー!!!? キャッキャ・・・きゃー!? ・・・はあ

一番の見どころは、{netabare}キムとジャクリーンかわええ~(*´Д`)ハァハァ{/netabare}w
あとマカかわええ♪

さて、ソウルイーター無印の原作もアニメも結構好きな自分としてはあんまり楽しめませんでした。
だって{netabare}リズとパティが無印の方がかわえかったから{/netabare}・・・ではなく、
戦闘が微妙だった。

無印の方は、雰囲気オシャレアニメだったが、戦闘がカッコ良かった☆☆☆☆☆
その点において手抜きをしていたとは感じたことはない。

この作品では、メッチャそれを感じた。


マカやブラック☆スター、キッドたち優れた死武専生(しぶせんせい)EATに対し、
今回、主人公である入学したてのつぐみ、アーニャ、めめはNOTって言う下級生みたいな扱い。
下級生たちの話がソウルイーターノット。

一話目の戦闘がステキだったので、この点を一番期待していた。
次に無印からのキャラ。

どちらも中途半端に終わってしまった。


初めてOPを見たとき、正直、不安だった。
あのジャンプしてスローモーションになる出だしを見てそう思った。駄作臭がすると。
あれ、例えば、つぐみとアーニャ、つぐみとめめ、が視線を交わすシーンをちょっと入れたりするとか、
ものすごい改善の余地を残すシーンだよ。
毎回あれ見てテンションが2割減。

ソウルイーターのファンとして贔屓目で見ていたがため、期待の方が不安を上回ってはいたが。


結局、この作品は何を表したかったのだろう? 何を売りにしたかったのだろう??

萌え萌えきゅんきゅんを売りにしたかったら、
シャウラ関係を削ぎ落として、キムとジャクリーンの出番を増やせばいいのに。
成長を売りにしたかったら、
キムとジャッキーの人間関係の構築を全面に出し、それから学ばせれば良かったのに。
戦闘を売りにしたかったら、
無印の2コンビ、1トリオ、そしてキムとジャッキーの戦闘シーンを増やせばいいのに。
主人公たち以外を売りにしたかったら、
ジャッキーとキムに9割の尺を割けば良かったのに!!!!!wwwww

・・・はあはあ、ふう、ジャクリーンかわええ(*´Д`)ハァハァ

っていうか、椿の出番少ない!!


いえいえ、この作品はノットなんですから、あの3人で何とか盛り上げて欲しい所ですが、
いかんせん、あの3人にそんなに魅力を感じないんだよね。

ソウルイーターの主人公たちは個、エゴの塊でありながら協力関係を築けていた。
ノットの主人公たちは個性すら希薄で、協力関係の礎を築き始める段階でしかなかった。
どうも、凡人とツンデレと天然という、どっからか持ってきたような設定があるだけで、記号的だった。
{netabare}アーニャは{/netabare}かわえかったけどねw

{netabare}どうしてアーニャやめめが強いのか、それにも{/netabare}触れず、
キャラの掘り下げも中途半端で、あの終わりを無理やり持ってきた感が強い。

原作は1巻か2巻までしか読んでないから分からんが、
きっとストック切れということもあって、オリジナルで終わらせたのだろうけど、微妙。

あと致命的だったことは話の重要な部分がパートナー選びにもかかわらず、オレの記憶が正しければ、
{netabare}職人であるめめが武器であるつぐみを使って戦闘するシーンがなかった。
{/netabare}そりゃ、パートナーも選べないわ。


オレ個人としては、戦闘だけでも滑らかで迫力あれば満足できたのだが、
せめてアーニャとめめの魅力が溢れんばかりの作品、
あるいは先輩方の魅力が発掘された温泉源のように溢れる、先輩方を見守る作品とか、
ジャッキーとキムの日常を事細かに書いた作品を観たかったwwwww

{netabare}じゃ、ジャクリーン先輩、萌え、萌え、萌え萌え(*´Д`)ハァハァ
・・・燃え?燃え!?燃え燃え~~~!!!燃える~~~~~!!!!ぎゃ~~~~~っ ・・・チーン{/netabare}





★最初に書いた感想~{netabare}
2014.04.19 21:26 物語 : 3.5  作画 : 4.0  声優 : 3.5  音楽 : 4.0  キャラ : 4.0

【2話までの感想『萌えよ、わたし!!!!!』】

萌え8割、燃え2割の作品。
スピンオフの元のソウルイーターがアニメとして好きだな、
けど、これはこれでアリ♪

って「ガガントス」って擬態語だと思ってたww
効果音程度にしとけば良かったのに。

そもそもノットって原作ストックが多分、3巻しかないんだよね。
だからまず、展開の遅さが気になってしまう。

戦闘はなんか初々しくてええ☆
けど、ソウルイーターと違って戦闘メインじゃない。

ノットから入っても十分分かる必要最低限の説明してるから、初見切りにはなりにくいかな。

主人公は女の子3人、
キャッキャウフフを楽しみたい人にはいいと思うよ~♪

{netabare}
旧主人公陣がメッチャかわええ~、そしてかっこええ~☆☆☆☆☆
だがしかし・・・マカに憧れるよな~、真の主人公だから。
椿に憧れてたら、ポニテになっていたのにwwwww

オレは椿とブラック☆スターが好きです♪{/netabare}

ノットではアーニャが好きかな、テンプレっぽいけどね~♯

投稿 : 2024/07/06
♥ : 17
ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あと一押しのガガントス

【1話感想】
{netabare}
  私が知っている『ソウルイーター』とイメージが違ったので、最初全くの別作品だと思ってました。
  同作者による外伝作品なんですね。いや、ビックリ。
  んーまあ、この方が人気出ると踏んだのでしょうかね。前のちょっとダークな雰囲気も結構好きだったんですが。

  まだ肝心のバトルが薄味なので何とも言えませんが、中々小気味良い作りになっていると思います。
  今のところはポップな雰囲気なので、もしかして日常系みたいな感じになるんでしょうかね?
  どちらにしても、本編とは違う視点で描かれるそうなので、その辺りに期待して視聴したいと思います。
{/netabare}
-----------------------------------------------------------------------
【8話まで】
{netabare}
  いやー、思っていたより大分感触が良いです。
  これは技術の上に成り立っている面白さと言っていいでしょうね。
  何と言ってもほのぼのとシリアスとのバランスの絶妙さ。
  ちゃんとストーリー進行に合わせて、毎回比率調整しているのが高評価です。
  具体的に言うなら、{netabare}
  1話から5話まではほのぼのベースで徐々にシリアス増加。
  6話はクッションとしてシリアス多め。
  7話でアボーン。(決して唐突な展開ではありませんよ?)
  8話出だしの過剰とも言えるギャグで緩和、最後に本題(?)突入。
{/netabare}
  キャラも個性的な上にポイント絞って小出ししているので、すんなり覚えられます。
  『ガガントス』とか『ロイヤル~』とかキャッチーな語句も多くて好きです。

  気になる点として、バトルの少なさと見えてる情報が少ないことでしょうか。
  前者は、最終的な山場がしっかり見えているので、数より質が良ければそこまで問題はなさそうかな?
  後者は、主に魔女関連ですね。
  本編見てると魔女ってこういう存在だというのがわかるのですが、本作だけだと魔女って何? 状態に近いと思うので、
  もう少し興味を惹く情報があれば良かった気がします。
  {netabare}せっかくキムさんがいるんなら魔女告発とかあっても良かったかもしれませんね。
  死武専の中に本物の魔女が潜り込んでいる→被害者が一名→誰が魔女だ?→キムお前なのか?
  →ジャクリーンがかばって何とか難を逃れる→デマだった(被害者はただの事故?)→一件落着
  ついでに、実は噂は本当でキムの他にもう一人いて、事故だと処理されたのも……。までやったら面白そうだけど、どうだろう?
  こんな感じで魔女の存在やその恐ろしさも早めに描けた気がしないでもないけど、
  それだと前述のバランスが崩れるかもしれないか。んー難しいですね。
{/netabare}

  あとは個人的な趣向として、ED曲好きです。
  哀愁ありつつ元気の出る曲でもあるので、あとは作品の熱が加われば言うことなしですね。

  作品として『ガガントス』にならないことを切に願います。
{/netabare}
(2014.5.28)
-----------------------------------------------------------------------
【視聴後】
  構成や世界観作りは申し分なし。
  ただし、戦闘周りがガガントス。
  作品の雰囲気を保ちたかったのはわかりますが、ここはもっとガツンといって良かったところだと思います。
  あとはつぐみの武器形態ですかね。
  {netabare}双斧槍とか、多分裂できる武器の方が良かったと思いますね。
  未熟者という設定上難しいことはわかっているんですけど、アレだと流石に戦いにくさが顕著なので。
  同様にシャウラの魂の扱いももう少し工夫できたかと。
  つぐみが食べるのを渋っている隙にソウルに食わせるなど。
{/netabare}

  主に本編との関係性により(公表順番と雰囲気の相違など)、昇華しきれなかったのが残念です。実に勿体ない。
  まあ、らしいと言えばそうなんですけど、あと一押しが欲しかったです。
  {netabare}順番が逆だと、本作でマカたちをもっと活躍させたり、本編につぐみたちを登場させたりして相乗効果を狙えたり、
  シャウラをもっと派手に暴れさせたりもできたのでしょうね。{/netabare}
  前述の通り戦闘方面での盛り上がりには欠けますが、作品としては十分に楽しめるものだと思うので、
  お暇があれば視聴してみるのも悪くないかと思います。
(2014..7.2)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 8

67.4 4 アメリカで学園なアニメランキング4位
ベイビーステップ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (517)
2815人が棚に入れました
勉強にしか興味のなかった主人公・栄一郎(15歳)は、運動不足解消の為に立ち寄ったテニススクールでの出会いをきっかけに、テニスの奥深さに目覚める。 全くの素人だった栄一郎は、身体面での不利を、持ち前の観察・分析力と、徹底して身に付けたボールコントロールで補っていく。
初めは栄一郎のことを相手にしていなかったジュニアテニス界の強豪選手たちも、彼のひたむきな姿勢に触発され、少しずつ意識を変化させていくことに…。

声優・キャラクター
村田太志、寿美菜子、浪川大輔、寺島拓篤、下野紘、柿原徹也、優希知冴

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

序盤はいまいちだったけどじわじわ調子を上げてきて・・・

原作は週刊少年マガジン連載中のテニス漫画
最近のスポーツ漫画の中では群を抜いて面白いので
アニメにもかなり期待していたのですが
開始一月にしてこれは既に黄色信号という感じです

放送局こそ違えど
日曜17:00からハイキュー!!
17:30からベイビーステップと
3大少年誌連載中のスポーツ漫画が
新アニメとして連続で放送されていると
どうしても比較しちゃいます

ハイキュー!!には原作既読で先を知っていても
それでもなお引き込まれるだけの熱量がありました
漫画の良さをしっかりと残したうえで
そこにアニメならではの+αが加わっています

それに対してベイビーステップは
ところどころ端折りつつ淡々と原作を消化するのみ
まぁ原作自体面白くなってくるのは
もっと真剣に上を目指すようになってからだという気もしますが
だとしてもこの辺でアニメ版の良さを示してもらえないと
漫画版でいいやになっちゃうと思います

漫画版の魅力の一つは
技術的な部分と精神的な部分の非常に細やかな描写
これが試合にリアリティと臨場感を与えています
試合中に乗り越えなくてはいけない課題を明確にし
そこに色々な角度でアプローチしながらも失敗し
その失敗を繰り返し繰り返しフィードバックしながら
試行錯誤の末に壁を乗り越えていく
そんなエーちゃんの姿は
読者に困難に立ち向かう姿勢の大切さを教えてくれます

アニメ版の序盤からはそんな哲学は微塵にも感じられません
最近は最初の3話までで視聴者の心を掴まないといけない
なんて話をよく耳にしますがNHKはそんなトレンドなんてどこ吹く風
原作未読でアニメから入るならば
しばらくだらだらといまいち面白みに欠ける話が続くのを我慢しましょう

アニメも2クール目あたりからじわじわ面白くなってきます
緊張感のある試合描写がこの作品の持ち味の一つ
技術的な面と精神的な面と二種類の駆け引きが不可分に融合した
緊迫感のある試合展開はやっぱり面白い
ただ週刊誌連載ならではの毎週の引きが
アニメになってしまうとほんの一瞬
原作だと少しずつ試行錯誤しながらも失敗して追い詰められ
ギリギリのところで数週間粘って何とかものにした勝利が
アニメで1話にまとまってしまうとどうしてもあっさりし過ぎかな

繰り返しになってしまうけどその点やっぱりハイキュー!は凄い
原作はどちらかというとハイキュー!のほうが淡白なイメージなのが
アニメではくどすぎるくらいに強調して一つ一つのシーンにメリハリを出してる
このへんがアニメとマンガの見せ方の違いってやつなんだと思う
原作をただそのままにアニメ化する以上の効果を引きだせる
メディアに合った表現方法ってものがわかってるんだろうなぁ

終盤になってようやくエーちゃんがプロの道を決意
そしてこの辺からが本番だってあたりで1期終了
同時に来年春からの2期が発表されました

中盤以降は物語面の面白さに加えて
作画もだいぶ良くなっていました
どこも均等にいまいちだったものが
キャラを崩して手を抜けるところで手を抜いて
しっかり見せるべきところは力を入れる
という本当に基本的なことがやっとできるようになった感じです

漫画版ファンの間でよく話題になるアニメの課題の一つに
アニメ版のなっちゃんがいまいちかわいくない
ってのがあったわけなんだけど
最終話のなっちゃんはしっかりかわいかったよ!
途中で切った原作ファンは最終話だけ見てあげても
罰は当たらないと思います
最終話の改変もすごく良かったです
この二人がここからもう一歩進むまでにもう2クールくらい必要だし
このくらいやってあげてもいいよねw

ちなみに池爽児のモデルは
先日全米オープン準優勝でお茶の間を沸かせた錦織圭
2~3年前にはマガジン本誌で市場対談みたいなのもやってましたw

投稿 : 2024/07/06
♥ : 23

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

フェレールって、なだぎ武とちょっと似てる気がする

<2024/5/13 追記>
視聴完了、録画、Blu-rayにコピー済み
自分の中で評点の基準を変えたので、修正レビューです。
(4.6→4.2)

テニスアニメとしては白眉
80点/100点満点


<2017/10/9 初レビュー>
王道のリアル系テニス漫画のアニメ化。
元々原作が好きでしたがアニメ化も完璧。
さすがNHK。

以下、多少のネタバレ含まれますが軽いものですのでご容赦ください。

主人公は文化系ガリ勉秀才優等生の超真面目な丸尾(マルオ)くん。
そう、あの国民的日曜夕方アニメの丸メガネ委員長と同じ名前。
丸メガネ委員長からメガネ外して少し爽やか、更にメンタルを強烈にタフにすると、ベイビーステップのマルオくんとほとんど区別つかないと思います。

そんなマルオくんが高校に入り、健康のために丁度良いスポーツはないかと探すところから、この物語は始まります。
勉強が大事なので部活のような本気の体育会系ではなくて、手軽にできる全身スポーツを。

こんな感じでいろいろ探してるうちに、テニスクラブと出会ってしまい、ヒロインと出逢い、いろいろあってマルオくんはついにプロテニスプレイヤーになることを目指してしまいます。
(ちなみにテニスは野球などと違い、本気で上を目指す人は部活ではなく、民間のテニスクラブに所属することが多いようです。)

とは言っても高一で文化系人間がテニスのプロを目指すって尋常じゃない 笑。
もちろんマルオくんにも強みはあるのですが、テニス選手としては体格的に恵まれていない方です。
ましてやプロ目指す連中なんて小学生からバリバリやってるのばっかなのに。

でも、この漫画はそんなマルオくんを可能な限りリアルに描いてます。
だから、夢があっていいなー。と。

マルオくんは一つ一つ、それこそタイトル通りの「よちよち歩き」で、でも着実に成長していきます。
最初はど素人の打ち方から始めて。
体力もごく普通の高一から始めて。
人一倍を通り越した粘り強い努力と精神力で。
周囲も「いつの間に?」という勢いで伸びていきます。
でもでもプロへの道のりは果てし無く遠い。
更に挫折も味わいます。
それでもやはり並外れたメンタルで乗り越えていきます。
このマルオの精神力なら、どんな業界でも大成功修めるんじゃないかな 笑
そうやって少しずつ、ちょっとずつプロに近づいていくストーリーです。

そんなマルオくんのプレースタイルは、スペイン人プロのフェレールみたいな感じ。
強靭なフットワークから生み出される正確で粘り強いグランドストロークを、戦略と戦術で活かしていく。
いわゆる"シコる"タイプ。
地味です。
ビッグサーブも相手を圧倒するフォアもありません。もちろん某テニス漫画の様な物理法則を無視した必殺技もありません。
でも、いやだからこそ面白い。
細かな駆け引きや、自分のメンタルの揺らぎとどう向き合うかといったところから、やはりスポ根で一番大事な「熱い想い」「闘う意思」といったものまで、プレースタイルが地味な分、より一層生き生きと描かれています。

マルオくん以外のテニス選手もたくさん出てきます。
みなキャラはもちろんプレースタイルにリアルな個性があります。
テニスファンならそのプレースタイルから「あ、この人はフェデラーだな」「これは錦織だよね」「これはナダルか?ナダルだな?」「もしかしてデルポトロ」「まさかこれモンフィス?」などという楽しみ方もできます。

ベイビーステップは、テニスファンなら見逃せませんし、テニスに興味ない方でも一度は手に取っていただきたい作品です。

あと一応恋愛もあるよ!

投稿 : 2024/07/06
♥ : 19

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

テニスの話ならいろいろ語りたいことがry

【箇条書きアニメスペックメモ】
・全25話
・NHKスポ根
・割とリアルなテニスが描かれていて杉山愛も絶賛
・作画動かない。これから見る人は最初から期待しない方が吉。
・恋愛も少々。
・来年春~2期
・主人公が理屈っぽいので自分で自分を解説する分かりやすいスポ根
・試合中の心技体の駆け引き面白い


【錦織とベイビーステップ】
 錦織の今年の大躍進はテニス知らない人でも知っているんだろうけど、そんな一大旋風を巻き起こした錦織が今の日本人に一番足りないモノは、「自分を信じる力」と言っていたのを覚えている。ベイビーステップのOPのBlieve in yourselfの言葉まさにそのものだ。これは偶然だろうか。自分は相手より優れていると信じて戦う「自分を信じる力」とは、自分の才能や努力を最後まで疑わず戦い抜く力だと思う。これは本当に難しいことだと思う。結局、才能や努力の結果云々なんて言葉たちは他人が結果に対して使う極めて勝手な言葉である。なぜなら、自分自身が今まさに現実に相手と対峙する際には、これらの言葉は自分が乗り越えるべき言葉なんだと思うから。才能賛美でも努力賛美でもなく、才能が至らないかも知れないと思う自分の気持ちと戦い、打ち勝つ力こそ新世代スポ根なのではないでしょーか。そしてこれはベイビーステップ(意:よちよち歩き)の根本的なメッセージであるというのは深読みし過ぎだろうか。


【テニスしてる人目線で見ると】
 まず、WOWOW契約してテニス観戦している等、知ってる人ならOPがウィンブルドンであることは分かる。しかも、ベースラインとサービスラインの芝がハゲているとかかなりリアルなこだわりを感じて知ってる人はなんか燃えるだろうと。他にも、知っている人向けだなーと思ったのは各キャラのテニスのフォーム。江川逞はフェデラー、荒谷寛はナダルを明らかに意識したフォームの1コマがあるのもわかる人にはわかる作り。池爽児も2カットくらい錦織っぽいフォームのカットがあった。
 こういう風に知っている人向けの楽しめる要素を盛り込んであることに対して自分にとっては好感が持てるが、逆に知っているが故に不自然だと思うこともあったと思う。テニスのフォームが不自然なときがかなり多かった。特にフォアの高い打点。あんなにラケット立ててトップスピンとか無理。とか色々。仕方ないのかな。全体的に作画悪いし。あと展開分かりにくいので上空からのラリー3D視点入れて欲しかった。
 次、戦略の話。主人公が試合中に戦略をいちいち立てるのは面白かったし、その戦略が結構リアルだった。コートチェンジで戦略を立てたり、相手のフォーム見てコース読むのはテニスやる人ならみんなやる。ただ、ボールのコース配分を数字で確立計算するやつは今まで会ったことないけど笑。目の前の劣勢に対して原因の欠片を見出し、クリアするために試行錯誤しながら追求していく流れの描写が非常に繊細で細やか。そしてリアル。ただ丸尾の戦略が残念ながら2D過ぎる。オープンコートの作り方が速さと角度(コース)に限定されているのは残念。いやでもこれはテニスコンテンツの中では最優秀とも言っていい程現実的だったと思うから残念だったとはいえ賞賛に値するレベルかなと思う。
基本が弱点な話とか特にリアルですっげー面白かったし。


【余談】
EDがゆったりしていていい曲で超好きだった。
「また あしたねって 手を振って」
のところが
「なま あし らめぇって 手を振って」
に空耳で聞こえてしまって自分で自分に変態か!ってツッコミ入れたのは秘密
( ゚∀゚)ノオワリ

投稿 : 2024/07/06
♥ : 29

61.0 5 アメリカで学園なアニメランキング5位
タブー・タトゥー(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (384)
1974人が棚に入れました
強力な力を秘めた“呪紋”と呼ばれるタトゥーをめぐるバトルアクション。

ひょんなことから手のひらに呪紋を宿すことになった中学生男子・赤塚正義が、同じ力を操る者たちとの戦いに巻き込まれる様子を描く。

声優・キャラクター
古川慎、小松未可子、安済知佳、鬼頭明里、井澤詩織、津田健次郎、生天目仁美、喜多村英梨、森川智之、杉田智和、速水奨、玄田哲章

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

みんなの悲願を掌に込めて…

この作品の原作は未読ですが、安済知佳さんの「これまでコミュニケーションに問題のあるキャラが多かったんですけれど、この作品で演じるヒロインのトーコは明るく友達の多い娘なので楽しみです。」的なインタビューを見て俄然視聴が楽しみになった作品でした。
それに小松さん、井澤さん、生天目さん、喜多村さんと声優陣も豪華でしたし…

この物語の主人公は赤塚 正義…正義と書いてジャスティスと読むみたいですが、みんなからはセーギと呼ばれています。名前通り正義感の強い少年なのですが、ある日不良に絡まれていた男を助けた時に掌に「呪紋」と呼ばれる紋章を入れられてしまうのです。
この出来事がきっかけとなり…物語が大きく動いていきます。

セーギは、米国陸軍中尉であり本作のヒロインでもあるイジーと共に呪紋の回収を行う事になるのですが、積極的に呪紋を回収していたのは米国だけではありませんでした。
呪紋は、それごとに秘めている能力が異なっており、特別な呪紋であればあるほど強大な力を発揮する事が出来る…いわば兵器です。

人が人ならざる力を手に入れて、それを戦場で行使したら…おのずと結果は見えてくる事でしょう。
そのため、呪紋を多く所有する事で戦術的にも戦略的にも有利な立場に立てるんです。

そしてその呪紋は世界に4か所ある遺跡から発掘される事から、既に世に放たれた呪紋の回収と遺跡に制圧を同時に行う必要がありました。

主人公のセーギが米国側と行動を共にしていた事から、物語は米国視点で描かれていました。
セーギも代々家に伝わる柔術の経験者なのですが、イジー率いる米国のチームの強さも半端ありません。
イジーなんて、呪紋の能力を使うことなくセーギを圧倒してしまうくらいですから…
正に目的を確実に遂行するために結成されたチーム…そう思っていました。

でも米国と対峙するのはセリニスタン王国になるのですが、その王国から放たれてくるエージェントの皆さま…米国のエージェントより輪をかけて強いのです。
呪紋の能力は完全に解明された訳ではないので、しのぎを削って研究が進められているのですが、蓋を開けてみると王国は米国より何歩も進んでいたのです。
その事を米国は身を切り骨を断つ事で知る事になるのですが、多勢に無勢…圧倒的戦力差が分かりきっているのに…皆さん軍人ですから上からの命令を遂行するんですよね。

そんな米国の部隊の中にはセーギと…トーコちゃんも一緒でした。
この物語で一番可哀想だったトーコちゃん…運動神経は悪くありませんが、武術を学んでいる訳でもありません。
彼女はセーギの母親から彼の事を頼まれている事を理由に、ただ尽くしたいだけなのに…
トーコちゃんの頭の中はセーギの事でいっぱい…だから首を傾げる様な言動もゼロではありませんが、彼女の気持ちを察すればおのずと納得できる事です。
そんな純粋な気持ちを悪用され…2度と消えない傷を負わされた彼女…
それでもセーギと共にいる事を選択した彼女…
あんなに激しい戦いになると知っていたら、セーギは絶対トーコちゃんを連れては行かなかった…
だって、トーコちゃんは絶対セーギの事を心配するに決まっているじゃありませんか…
だから知らない事は時として罪になるんです…
その贖罪は決して成就されず思いは永遠に彷徨い続ける事でしょう…

多くの犠牲…なんて言葉では言い表せない程深い傷を負った王国との直接対決でしたが、そこで黙って身を引くような米国ではありませんでした。
入念な準備を経て…最後の闘争に向けて物語が動き出します。

セーギが…イジーがこの闘争で何を感じるか…王国の真の狙いは?
気になる方は本編でご確認下さい。

オープニングテーマは、May'nさんの「Belief」
エンディングテーマは、TRIGGER[イジー&トーコ]の「EGOISTIC EMOTION」
躍動感…という視点ではオープニングの方が迫力がありますが、きっとカラオケで歌うには相当の練習が必要な曲だと思います。
個人的にはエンディングのメロディが大好きです。イジー&トーコのユニットである事も私の中でポイントの高い理由になっています。

1クール12話の物語でした。まだ正式な告知を見ていませんが、放送の流れから見てきっと続編があるのだと思います。ラストの展開が若干早めですが、延々とど迫力のバトルシーンが連続していたので妥当なところなのかもしれません。
続編が放送されるならぜひ視聴させて頂きたいと思います。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 16
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

2016年のジンクスは「右手」をかざすアニメは当たらない?

バトルシーン「だけ」キレのいい演出。
バトルシーン「だけ」絵もテンポもいい。
要するに、
バトルシーン「だけ」気合が入っているバランスの悪い仕上がりの印象。

呪紋固有の能力も判りづらいような。中二病に寛容でない方には「?」なのでは。
ストーリーも流れの上でカットが変わると唐突に前フリ無しの展開に。
正義の格闘スタイルは「合気」に近いようだけど耳が隠れるほど髪を伸ばしてると気配が取りにくそうだ。
(だから祖父に負けてばかりなんだろうなぁ)見た目はカッコいいのかもしれませんが。

1話は、まあ普通に見れたのですが、2は話以降から・・・ちゃんと打合せしてなさそうな感じ。絵コンテ書いてないのかな?

第2話 急襲{netabare}
・イジーが正義のクラスに転校。なれなれしく正義に接するイジーにクラス男子が嫉妬。数人の男子に担ぎあげられ教室の窓から放り出される正義。
校舎の横は海なの?そんな背景描写「1つ」も無かったのに! 3~4階の教室から放り出されたのに、わざわざ登って窓から戻るって・・・廊下から戻った方が良いのでは?
しかも昆布を被った古典表現。 トーコの胸をイジリすぎたイジーが怒られて(殴られた)出来た「ゴルフボールタンコブ」という古典表現。{/netabare}

第3話 同病相燐{netabare}
・(ヤ〇ザの因縁っぽい)白い野良猫の字幕。面白い?面白いと思う? 私は、ねぇ・・・{/netabare}

第4話 距離{netabare}
・バトルも雑っぽいのがチラホラ。{/netabare}

第5話 奪還{netabare}
・正義とイルの対決。正義がクライマックスでヴォイドメーカーで地中に穴をあけ、落下するイルとトーコ。後から追いかけて落下しているはずなのに次のカットで穴の底に「何故か」先にいる正義。
・アリヤとトーコのオチャラケ卓球三文芝居。人だかりの後ろにいたはずの正義がアリヤがフィニッシュを決めてトーコが大袈裟に敗れた時「いつの間にか」トーコの傍に不自然にいる正義。
・夕刻の河川敷、スローペースでランニングをしている正義。カットが切替わると「何故か」ダッシュしている。{/netabare}

第6話 再会{netabare}
・珍しくまともなドラマ展開かと思ってたのにED間際、道場の一連のシーンで型崩れ。
・相変わらずアクションになると空気が変わる。
・BB、カッコよかったです。(今のところ)正義は盲信し始めてる。{/netabare}

第6話 嵐{netabare}
・遺跡急襲に向かう正義と米軍。ヘリの中でメンバー確認しているけど何か奥行き感と見せ方が変に感じる。新たな呪紋使いの増員も出てきたけどみんなカマセ犬くさい。
・ワン少尉、M16を担いだままだと砲身内がゆがんじゃうよ!弾道も真っ直ぐ飛ばないよ!
・ヘリから地面に降下。パラシュート無しで降りるって!ロープ伝って降りないって! 高度100m以上はあるぞ。どうやって着地した正義!(案の定そんなシーンは省かれてる)
・ヘリの紹介の通りジョンソン大尉はカマセ犬。能力見せる間もなくブラフマン・カルに斬られて瞬殺。正義もアっとゆうまに斬られて行動不能に。全然アテにならない。(何しに来たんだ?)
・それをヘリから見ていた正義の身を案じるトーコ。高い高度の上、夜の森の中なのに何で見えるの?呪紋起動してないのに?
・負傷で地面に張り付てる正義。字幕「呪紋が起動しているので目良いです」って絵コンテ注釈そのまま仕上げてどうすんの?(ここでヤル気の低さが伝わってくる)
・アリヤの能力で土壁に右腕を石槍で磔にされた正義。カルに結構斬られてるハズなのに割と「無傷」。自分の主張がアリヤに論破された上に土(石?)槍数本の串刺しに。(ホント何しに来たんだ?)
・カルに追い詰められたイジーの窮地にBB登場。BBとカルのラブコメコント。血生臭い緊張が一気にクールダウン。
・死亡フラグが立つようなセリフを吐くBB。次回、死ぬの?死んじゃうの?
・今回もアクション「だけ」は良い感じなところがありますが、だんだんテキトーなところが多く感じられました。
・落ちて、斬られて、喚いて、磔にされて、何しに来たんだ赤塚正義!!{/netabare}

6話までガマンして見てましたが、もう限界です。私見になりますが「魅力」が全然見えません。「ビッグオーダー」は何とか辛抱できましたが、まとまりの悪い仕上がりの本作は視聴断念させていただきます。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 7
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ベタで良かったのに、なんか途中から迷走気味に……でも最後に少しだけ持ち直した

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンルは、アクション。

厨2系のバトル作品です。その安っぽさが、むしろ楽しいと思える作品です。

レビューでは、この作品で好きだったところと、残念だったところを。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
紆余曲折あり、最後に無理矢理まとめたという感じでした。バトルは熱い展開があり、作画も良かったです。個別の能力を活かして戦おうという意気込みも感じました(特に序盤は)。ギャグ面や日常面は、ハッキリいってつまらなかったです。無駄なエロも百合も、ホントに不要でした。

序盤は高評価、中盤は失速したものの、ラスト2話で少しだけ持ち直しましたね。

「シロバコ」を観ていると、評判次第ではアニメでも途中でテコ入れをすることがあるみたいなんで、そういうことなんでしょうか? それとも原作がそうだったのかな(マンガはよくテコ入れや方向転換するし)。いずれにせよ、「これって違う監督が作ってるの?」と思うくらいの中盤の迷走っぷりは、ある意味で見物ですw

最後の怪獣大決戦を含め、このくらい熱苦しい王道厨二バトルこそ、このアニメの魅力だと思いました。初志貫徹で、シリアス系の厨二バトルアニメで全然良かったのに……。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
第1話
90年代? と思う場面、絵がちらほら。わざとかな? わざとだな。1話からラブラブの幼馴染には死亡フラグがぁっ……。

第2話
異能バトルものですね。こりゃー、ブルームーンも米国政府に踊らさされ、って感じになるのかな? こういう、「異能力者の戦争利用」って、アニメでは良くあるけど、直接戦場に送り込むなら、あくまで、「一方通行(とある魔術の禁書目録)」のような、圧倒的な防御力が前提になると思うんだが、果たして?

第3話
その構えは、傘で「牙突」かい(笑) バトルシーンには迫力があるし、時間変化による血の変色とか、意外と芸が細かい。

第4話
友人の血付きのコートを来ての出陣が、格好良い♪ 健気巨乳な幼馴染みにはやはり、不幸な未来しか感じないのだが……。

第5話
能力を使ったバトルは及第点。ちゃんと特性を生かしているからね。でも、所々急にギャグ要素&微エロをぶちこんできたけど、方針転換?

第6話
展開が転回しすぎて、1話飛ばした? と思ってしまったw 敵の殺気を感じとれ、よりも、呪印を使って○○しろ、の方が説得力出るんだから、知恵をしぼろうよ(汗) 話が大きくなってきましたね~。トーコは完全に和み要員になりましたね~。

第7話
急展開だな~! シリアスバトル自体は熱い。30分が早く感じた♪ なかなかのグロあり。王国強すぎ! ヘリと獣のバトルは良かった! 途中にあったエロやギャグが邪魔くさい!

第8話
BBと正義のシーンは、もうちょい二人の絆を深める機会(展開や時間)を作らないと、深みが出ないと思う(いつの間に、師弟関係がそこま深くなっていたのだ、と)。やはり(第1話感想から書いてますが)、最初からラブラブの幼馴染みに生きる道はないのか……。これでもう、正義とイジーの恋路を邪魔する者はいないってこと? 傷付いた二人が互いに惹かれあうってか? もし、そうなっていくのなら、なんてゲスい&お手軽な……(まあ、トーコは生きてる可能性ある死に際でしたが)。

第9話
ここまできて、サブキャラの過去編か。2期を意識? 記憶を断片的に観た感じなので、分かるような
分からないような。まあまあ、面白かったかな。

第10話
ギャグが壊滅的につまらない。いったい、この作品をどうしたいんだい?

第11話
うん、この作風(古くさいシリアスバトル)が合ってるよね(Good)。しっかし、急に作風が4話以前に戻りましたが、なぜ? なんか雰囲気がコロコロ変わり、情緒不安定な人を見ているようなのだがw

第12話
愛ゆえに→別にあんたのためじゃないんだからね→メインカメラがやられた→ラピュタ落ちにBGM→これで勝ったと思うなよ~って、なぜ最終話にしてネタ祭りに(苦笑)?

でも、最後の怪獣大決戦を含め、このくらい熱苦しい王道厨二バトルこそ、このアニメの魅力だと思いました。
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 23

73.0 6 アメリカで学園なアニメランキング6位
こどものおもちゃ(TVアニメ動画)

1996年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (177)
1144人が棚に入れました
『こどものおもちゃ』は小花美穂による少女漫画作品、またはこれを原作にしたテレビアニメ。略称は「こどちゃ」。人気タレントである少女と、そのクラスメイトで大問題児である少年を中心に進むドタバタ学園ストーリー。本作は、1996年から98年にかけてテレビ東京系にて放送された人気アニメ「こどものおもちゃ」の後半、中学生編。集英社刊『りぼん』に連載された小花美穂による原作コミックを「おじゃる丸」の大地丙太郎監督がアニメ化し、大地監督の代表作と言われるほどの高い評価を得た。アイドルタレント・倉田紗南の波乱に富んだタレント人生と学校生活を中心に、いじめや離婚などアニメでは扱いにくい問題も丁寧に描いている。芸能界という舞台設定から実在芸能人も多数出演。準レギュラーとしてぜんじろうが出演していた他、TOKIOの松岡昌宏、篠原ともえ、ショッカーO野、声優(綾乃花丸小路智美)役で西村知美が出演している。また、八嶋智人も端役で出演。

声優・キャラクター
小田静枝、木野花、内藤玲、天野慶子、中崎達也
ネタバレ

ヒロトシ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

子供の視点から見た大人の社会

{netabare}OPと絵柄は想像できない程ヘビーな作品でした。小学生でありながら、芸能界の子役として活躍する紗南のちょっと背伸びした感性と、過去の体験から子供として大人を毛嫌いする羽山の年相応の感性といった、立場や考え方が異なる2人の小学生の目が捉えた現代社会の問題は様々な角度から切り取られ、時にシリアスに、時にコミカルに表現されていました。正直子供向けの作品としてはテーマがあまりにも共感しにくいものであったと思うのですが、そこは放送当時小学生だった私でも何故か楽しめていましたね。思えば思春期という、社会に意味も無く反抗したくなる(この場合、学校とか親とかですが)よく分からないエネルギーに満ち溢れた自分達の代弁者的な役割をこのアニメに無意識的に求めていたような気もします。大人に反感ばかり持っていた子供ではなくなってしまった今、この作品をきちんと見返すと、一体どういう気持ちになってしまうのか、少し怖くもありますが。こういうのがあるから、少女漫画は侮れないんですよねえ。少年向け漫画とはまた違った持ち味が今も昔も変わらずにあるのは、素晴らしい伝統だと思います。

時に辛い問題を抱えながらも、紗南を初めとした子供達はそれはそれはバイタリティに溢れていて、逃げずに向き合い、そして解決に向けて全力でぶつかっていきます。全力でぶつかる事を子供達は厭わない。大人になると全力で物事にぶつかるのは中々難しい物です。そういう意味では子供の方が未熟という既成概念は捨て去った方がいいのかもしれません。実際この作品は大人に向けての子供の視点からの問題提起な部分も含めているので、情けない大人に対する子供からの辛口のエールという見方も出来ます。

私が子供だった時は、全員が全員そうであったとは言いませんが、親の背中を見て、大人は凄いんだなという印象を持っていました。所が年を重ねるに連れて、大人のボロみたいなのも見えてきたりして、凄いと思ってたけど、実際そんな事はないのかも?みたいな疑問が出てきたりして。そういう微妙な心情を見事に表現した『こどものおもちゃ』。大人から見れば生意気な作品だと思いますけど、反面耳が痛い作品でもあります。{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 11
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

こどもだってこどもなりに、こどもだからこそ悩んでいます

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
以前、「12歳。ちっちゃなムネのときめき」を視聴断念したのち、レビュー(笑) こっち「は」良い作品ですよ♪

同じように断念した方に、少女漫画原作にも、似た設定のアニメにも、良い作品はあるから観てほしくなりました(古いアニメなんで作画は完敗ですが)。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
主人公やヒロイン達は、「12歳。」と同様に、12歳の小6。また、同じように、恋愛に迷走していきます。

しかし、根本的に違うのは、「こどちゃ」は、その表題通り、「こどもの恋愛」を「こどものおもちゃ」として、捉えている点。つまり、「恋愛ごっこ」である自覚。

登場人物達も、「恋愛ごっこ」であることに薄々気づきながらも、付き合ったり別れたりします。しかし、その中で、「本当の恋愛」を見つけていきます。付き合ったり別れたりも、じっくりと長い時間やエピソードを重ねていくので、感情移入ができるのです。

ラブコメっぽいですが、実はシリアス系の恋愛モノです。

彼ら、彼女らは、全員が(大人によって負わされた)心の傷を抱えていて、それが、微妙に歪んだ人間を形成しています(そこをどう乗り越えていくかも見所のひとつ)。

終盤、「あの人物がああいう状況になるのは」、胸が苦しくなりました。

小学生ならではの、不安定な心情を上手く書ききり、と同時に、ドキッとさせられるような大人びた発言もします。確か、原作を読んだのは中学生くらいでしたが、今でも内容はバッチリ覚えています。

私は原作→アニメなので、原作の方が感動できましたが、アニメも十分におもしろい!

一方、「12歳。」は、冒頭で「大人でも子供でもない」って言ってましたが、、、なんだろう? 大人が偏見混みでみた子供って印象で、「アニメじゃない」って歌ったのに一番アニメアニメしていた、ZZみたいでした(いや、ZZにも良さはありますが)w

少し話がそれましたが、私の知る限りの少女漫画で、一番胸が切な苦しくなりました。いや、個人的には「NANA」より切なくなりましたよ♪
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 18

タイガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

しっかりしてよね大人!!!

学級崩壊からはじまり、イジメやら家庭問題やら恋愛やら、本当にシリアスなんだけど、コメディ要素いれて上手にできてんなー。って印象

話もしっかりしてるし、繋がってるしで大満足

子供の頃って羽山みたいな子1度ゎ好きになるよね💕私ゎ今でも好きだけどw

羽山父ゎまじツボだったwwwwどんどんおかしくなる羽山父にも注目w

玲くんにゎ前半ニヤニヤしまくりだったw
後半ゎ後半で好きだったけどw

実紗子さんにゎ頭あがんねーなwかっこいい女だし、いいママだしで、まじ乾杯🍻

そして実紗子さんが選んだ元旦那も本当いいキャラしてて顔も声も好きだったwww

風花かわいいよなー。応援したくなるんよ!方言から行動から最高✌️最終回よーやった!!!と登場して1番盛り上がったw

後半直澄の話多かったけど、あんな美少年にあんな扱いされたら私だったら好きになる!って自信あるくらいいい男だった。。。

でも1番好きだったのゎ五條さん。リアルに好きだった。沼ってた。五條さんありがとうでいっぱい

この作品大優勝ゎやっぱり紗南ちゃん!本当に凄い子や!

元気で強くて、作品中の登場人物だけでなく、視聴者のわたしたちまでここまで明るくしてくれるのゎ紗南ちゃんが優勝だと思う。

子供って凄い!と思うし、子供の頃の世界って本当にこんなだったなー。って振り返った

最終回とかここで終わるんかわーわーわー!って感じな所もワクワクさせてくれて最高だった!

10年後の紗南ちゃんとか見たいし、続編とかスペシャルとか映画とかなんでも見たい!って思えるくらい面白かった

家族の在り方とか家族の意味とか、立ち直り方とか、子供達に教わった🤗

大人に向けたメッセージや、子供の社会に対する訴えとかも魅力💪

ほんとイイから見てほしい作品

投稿 : 2024/07/06
♥ : 2

67.0 7 アメリカで学園なアニメランキング7位
いつだって僕らの恋は10センチだった。(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (175)
853人が棚に入れました
桜丘高校の入学式。合田美桜と芹沢春輝は桜の樹の下で出会う。 「美しい桜って書いて、美桜」 「俺は春輝。春が輝く」 春生まれの二人は親近感を覚える。 それ以来、気づいたらお互いは目で追うようになっていた。 美術部の美桜は大人しく、映画研究部の春輝は快活で周りにはいつも誰かがいた。 二人は全く違うタイプだが、いつの間にか一緒に下校する仲になっていた。 付き合っていると勘違いされることもあるが、ずっと友達以上恋人未満の関係。 本当はお互いに「好き」という気持ちを抱えながら―。 いつも帰り道に寄る高台の階段に腰をかける二人。 「春輝君って、好きな人とか、いる?」 思わず聞いてしまった美桜に答える春輝。 「好きなやつ、いるよ。…美桜は?」 二人のその手の距離は 10 センチ。 たった 10 センチなのに、その距離が縮まらない―。

声優・キャラクター
鈴村健一、豊崎愛生、神谷浩史、戸松遥、梶裕貴、阿澄佳奈、緑川光

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

今、この時を1分1秒を絶対忘れない様に…。

この作品は、HoneyWorksによる楽曲シリーズ・プロジェクトがベースになっているそうです。
それぞれのキャラにメインの楽曲がそれぞれ決まっているとか…
メディアミックスも展開されていて、小説、劇場版が先行して発信されています。
私は小説・劇場版とも未視聴ですが、劇場版とアニメでは主人公が入れ替わっているようなので、違った切り口から物語が楽しめるのだと思います。

最近流行りの0.5クール作品…前情報も何も無かったので視聴するか悩みましたが、キャストを見て考えが一変しました。
男性陣:鈴村さん、神谷さん、梶さん、木村さん…
女性陣:豊崎さん、戸松さん、あすみん…
なに? この豪華すぎる声優陣は…?
劇場版からキャストがスライドしているから…?
詳しい事は分かりませんが、声優さんに視聴する後押しをして貰いました。

この物語の主人公は、高校3年生の芹沢春輝…
春輝は仲間たちと一緒に映画研究部に所属しており、高校生活の集大成となる自主映画を作っていました。
そして夏の盛り…自主映画で使用する絵を描いて欲しい、と美術部に依頼するところから物語が始まります。

映画研究部員と美術部員のメンバーは以下の通りです。
芹沢春輝(CV:鈴村さん):本作の主人公で映画研究部に所属。監督としてのセンスが抜群。
瀬戸口 優(CV:神谷さん):映画研究部の部長。恋愛に対して無頓着。
望月 蒼太(CV:梶さん):映画研究部の副部長。意中の人がいるみたい…
合田 美桜(CV:豊崎さん):本作のヒロインで美術部の副部長。心優しく内気で控えめな少女。
榎本 夏樹(CV:戸松さん):美術部に所属。スカートと学校指定のジャージが彼女独特の組み合わせ。
早坂 あかり(CV:あすみん):美術部の部長。腰まで伸びたストレートヘアーと笑顔が素敵な女の子。

この作品のタイトルにもなっている「10センチ」は額面通り距離を示したものですが、この作品はこの距離をとても大切にしています。
思い返してみると、誰にでも経験があるのかもしれません。

「10センチ」という距離自体は、日常生活では「ほぼゼロ」に近い距離です。
一歩踏み出す様な改めて行動を起こす距離ではありませんし…
でも、その10㎝の間に立ちはだかる見えない壁があるかの如く、距離を縮められない時があります。
心は直ぐにでも距離をゼロにしたいと思っていたとしても身体が言う事を聞いてくれなくて…

10㎝の距離が停滞している…
身体中の全神経がその1点に集中して胸がドキドキ、喉もカラカラ…

10㎝の停滞…
その距離の先で、君はその距離をどう感じているんだろう…
この距離はただの偶然…? それとも…?
希望と絶望…両極端な結末を想像してしまいます…
簡単に縮められない…乗り越えなきゃいけない…大切な意味を持つ距離…

でも…二人の間に立ちはだかる障壁は簡単に乗り越えられる…時間の問題だと思っていました。
でも…たった6話しか無い物語なのに、ちっとも簡単な距離ではありませんでした。

その隔たり…たった10㎝しかないのに、その溝がそんなにも深かったなんて…
自分を見つめ直して、本当に進みたい道を見出して進む物語…
二人の導き出した答え…気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、「ノンファンタジー」
エンディングテーマは、「東京ウインターセッション」と「Re:初恋の絵本 feat.合田美桜(豊崎愛生)」
どれもHoneyWorksさんが楽曲を提供しています。

声優さんの演技が光る全6話の物語…
展開に斬新さを感じた訳ではありませんが、高校生の恋愛あるある的な背伸びをしない普通の恋物語だったので、安心して視聴できる作品でした。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 16
ネタバレ

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

少々ベタだけど悪くはない

☆物語&感想☆

11月から放送って中途半端な時期から始まる作品やなぁ、と思いつつ、
ある程度観る作品が固まって来て、時間があったので試しに視聴。
全6話ってことですが、10分や15分じゃなく枠としては30分。
なかなか珍しいですが、結果的には良かったと思いますね。
短い枠の作品の場合はどうしても毎回OPやEDで尺も取られるし、
展開がどうしてもこれからって所で毎回切らないといけなかったりするので、
あっさりしたものになりがちだったりするし。

内容に関してはそこまで目新しいものじゃなく、去年あたりにやってた虹色デイズとかあっち系で、
高校生男女3人づつの恋愛模様を描いたもの。
いつも一緒に居て好きだけど気持ちを伝えることもないまま3年間過ごして...って感じの展開、
まぁ作品タイトルそのままですけど笑
物語のメインはほぼその中の2人と言っても過言じゃない感じで、
意外な事実が2人の距離を遠ざけることに...って大体観てたらそうやろな~って予想は付くベタな展開です笑
でも6話という限られた中では起承転結良い感じにまとまってるので、
少々ベタな展開ではありますが、サクッと観れたしまずまず楽しめました。

{netabare}ただ、作中の流れでは卒業制作の映画が結構メインで展開していた感があるので、(恋の絵の件とか)
結局未完成でどうなったのか分からない、っていうのは少々不満。
最終話できちんと何かしらのオチに繋げることは出来なかったのか、と思いました。{/netabare}

☆声優☆

キャスティングはメイン以外のちょい役でも人気声優を使ってたり、そつが無いですね。
主演の豊崎愛生さん、自分は今まであまり注目したこと無い
(単に自分が観てる作品にあまり目立って出てないだけかも)声優さんでしたが、
本作での演技は上手かったですね。
フェミニンなふわっとした少女漫画系主人公のキャラに声の相性が良く、
5話の感情むき出しの演技(恐らくこの作品で一番の重要シーン)では思わずホロッときました。

その他戸松遥さんとかはイメージまんまって感じのキャラでよく考えた配役でしたし、
女性3人(男性3人も)は声の個性の違いがかなりハッキリ出てて良い組み合わせだったと思います。
先生役の緑川光さんとかイケボ過ぎるやろと。。

☆キャラ☆

恐らく原作は女子向けの作品と思われますが(メイン2人、比重としては女主人公かなと思うので)
男性女性問わず観れるキャラ立てで癖も無かったように思います。
主要6人のうち2人以外の恋はおまけ程度だったのは、全6話だから仕方ないでしょうか。
神谷浩史演じるキャラが少々存在感が薄かったかな~という気も。

☆作画☆

比較的新しい制作会社で全6話の物語でしたが、
手抜き感はなく予想外に結構まとも、というかそつのない作画で特に不満も無かったです。

☆音楽☆

全6話にしてはBGMのバリエーションも豊富でセンスも良かったと思います。
原作&音楽が同じ?っていうのが最初良くわからなかったんですが、調べてみて納得。
今はこういった展開でアニメや映画になったりするんですね、ネット時代を象徴してるなぁと思ったり。
EDのキャラ6人の掛け合いで歌う楽曲はなかなか面白かったです。


たぶん中高生の女子向きっぽい作品かな?とも思いますが、
大抵の男性アニメファンでも普通に観れる作品かと。
自分の年代からするとやや?ベタな感はありますが、上手く纏めてあると思います。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 7

TAMA さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

届かなかった10センチ…やっと届いた10センチ

学生向きですね。青臭く、真っ直ぐでちょっとした事が許せなかったりすれ違ったり、大人であれば普通な事でも学生時代では『それ』はとても重く難しいこと…
よく表現出来てたと思います。

原作・未読…未視聴。
アニメ・全話視聴。

告白実行委員会〜恋愛シリーズ〜。
この作品を知ったのは学生さんに教えて貰い視聴しました。女子中高生の方に結構反響が良かったと聞いています。確かコミケでもあったような気が…

観た感じだとあまり大人の方には向かないかな?と思いました。イラッとする場面があるので。
しかしそれはそれまでの知識があるからで、対処の仕方や何かで観た等の事を知ってるから。
まだ箱庭の世界しか知らない子達、色々覚えていく学生の方には胸に来る場面が色々あるかな?と。
大人になるといろんな知識を持てて嬉しいですが、こーゆー学生時代のちょっとした事が気になる事を見つけてやれなくなるのは寂しいと私は思ってしまいました。

ストーリーはタイミング良すぎじゃない!?って事がありますが、全6話でよくまとまってたと思います。青春だな〜とね(笑)
ヒロインの合田美桜は内気で控えめな娘なので観る人によってはイラッと来る人も居るかもしれません。行動にも出てるので。
主人公の芹沢春輝は見た目ヤンキーっぽいが面倒見が良い子。だが恋愛に関しては奥手。
こーゆー2人なので問題解決は難しくなりますね。

ある所で夢を諦めかけるんですが「なぜそんな事で諦めるの?」って思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、芸術関係や作家など「モノ」を作りあげる人は「見えなくなった」や「イメージが沸かない」でも酷く苦悩する方がいらっしゃいます。なので春輝の苦悩は『親族の○』+『自分の夢だったのか』+『美桜の突然の…』=などの苦悩が重なり合ってあーゆー行動をとったのかな?と思います。(後、学生で心の未熟さも)
ま、こんな心理状態で『外』に行っても潰れるのは分かってるので春輝は多少冷静な判断は出来てたんだなとも思いました。…投げやりになってたとも取れますが;

最終話を観てこのストーリーだと良いまとめ方だと思いました。あの日の10センチがやっと…
しかし春輝、気をつけろ!榎本夏樹に花嫁姿でグーパンされるぞ(笑)(詳細は最終話で☆)

HoneyWorksが好き、『月が○れい』『徒然チ○ドレン』や学生恋愛物が好きな方にはオススメですね。
恋愛物が嫌い、恋愛に青臭さは必要ない、大人の恋愛が良い等の方にはオススメしません。


榎本夏樹役のCV戸松遥さん、なんか非常に合ってたと思います。「戸松ちゃん、まんまやん(笑)」って。
CVの方々もかなり上手い方達なのでそこも作品が盛り上がってたと思います。EDの「東京ウインターセッション」feat.主要キャラ6人の歌は凄く耳に残りました♪
笑い合えること、恋をする贅沢な時間を魅せてくれてありがとう。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 11

61.1 8 アメリカで学園なアニメランキング8位
レッドガーデン RED GARDEN(TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (112)
611人が棚に入れました
ニューヨーク。過酷な運命によって近づいた少女たち―17歳の葛藤。ぶつかり合う価値観。しかし、やがて日常は優しい言葉にあふれていることに気付く。同じ学園に通うケイト、ローズ、レイチェル、クレア。その日、少女たちは朝から身に覚えの無いおかしな感覚を感じていた。怪訝に思う少女たちに伝えられる、クラスメイト・リーズの突然の死。
その日の暮れに、悲しみのなか、まるで導かれるようにして少女たちはひと気の無い夜の倉庫街に集まった。
ネタバレ

minisaku さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

突然歌いだす、謎の演出のある不思議なアニメw

ある一人の少女の突然の死を機に、死んだ少女の友人だった4人の少女達の日常は、
普通の少女としての生活とはかけ離れたものになっていく...って感じのお話。
全22話+OVA1話です。OVAは後日談っぽい感じですね。

正直、それほど面白いってアニメではないのですが なんとなく好きな作品。

作品の独特な雰囲気や大まかな設定、キャラデザに声優さん、あとOPが好きです。
まぁ声優さんについては沢城さんが好きってだけなんだけどw
あくまで、ただ好きってだけなので良い作品だとは全然言えませんww


ストーリーとしては、アメリカの高校を舞台にしたオカルト要素の強い
サスペンスホラーって感じなのかな。
でも、困った事に設定は結構穴だらけだったりするんですよねw
その上、説明不足な部分や疑問点が多かったりもします...

まぁ説明不足に関しては、あくまで少女達の視点で物語が進んでいき、
彼女達が重要な事は何も知らされてないって前提だからかもだけど、
曖昧な部分が多くてモヤモヤしますねw
{netabare}
意地悪だったグレースの子がいきなり心を開いたのは少し不自然だったし
そもそもなぜ主人公たちが死んだ理由がわからない。

死んだ理由はハッキリさせて欲しかったな... 何の為にあの場所に行ったのか、
そこで何があったのか、何故死んでしまったのかとか、すごい気になる...
流石にそこはしっかり描かないとダメでしょw
{/netabare}

最終話も、一応完結はしてはいますが、終盤は展開の速さは否めないし、
ちょっとしんどいまとめ方だったなって印象。
あと数話あれば、キレイに終わってかもって少し残念だったかな。
{netabare}
アニムスとドロルの抗争は物語のメインストーリーであるにもかかわらず、説明が
ほとんど無く組織の背景も曖昧にしか語られていないのでスッキリはしないです。

そもそも、そこらへんをちゃんと考えられてたのか疑問ですねw
{/netabare}

ただ、そんな感じでストーリーに関しては残念な部分が多々ありましたが、
この作品の見所としては、少女たちの人物描写や心理描写です!!
ストーリーはともかくキャラに対する描写は良かったw

突如 過酷な状況に置かれた少女たちの日常と非日常。それにより生まれる少女たちの
苦悩や葛藤、そして絶望。 それでも生きようともがき、運命に立ち向かう姿や
少女達の間に次第に結ばれていく絆など、とても丁寧に描かれていました。
{netabare}
個人的には、レイチェルが一番共感できましたねw

自分の存在が、普通の人間と変わってしまって、恋人との関係性で葛藤したり、
「死」が身近に有る戦いでの、戦わないローズはイラっとしたりとw
でもまぁそれもリアルですよね。普通の人間じゃなくなったら周りとの違いを感じて、
悩んだりもするだろうし、恋人って近い存在だからこその葛藤もあると思うしね。
それに、いきなりバケモノと怖くて戦えないローズも、それを見てイラついちゃう
レイチェルもねw

ローズとレイチェルの心理描写は、露骨でしたが共感出来て良かったです。
{/netabare}

それに、4人はメインキャラたちも魅力的で良かったんですよね~ 4人共全く違う性格で、
それぞれ人生観や価値感などをしっかり持ってますしね。
個々の想いがしっかり描かれてるのが、この作品の良い所ですw
とはいっても、ココが全てな作品なんですけどね...


まぁ、そんな感じの内容の作品なので、物語の謎を追う方をメインにして見てしまうと
残念な感じに思ってしまうかもだけど、揺れ動く4人の姿に焦点合わせて見るなら
結構楽しめる作品だと思います!!
でもまぁ、色んな意味でクセの強い作品なので、人にはオススメは出来ませんけどねw


あと最後に、OVAの「デッドガールズ」なんですが、本編を観た人には面白いと思える内容だと
思うので、最終話まで観た人にはオススメ。というか、是非見て欲しいですww
それじゃあ、ネタバレじゃないけどOVAの感想も少しだけ。
{netabare}
本編はシリアスで暗い雰囲気の作品でしたが、OVAはコメディ要素が多い作品に
なってますねw 1時間位のお話です。

内容としては、後日談なのかと思ったら少し違うのかな!?
まぁその後である事は間違いなさそうだけど。
{netabare}
本編で既に死んだ人や月日的にもう死んでるだろうって人や出てきたりするし、
どういう設定なのかな!?設定がよくわからない。
主人公たちの性格が変わっているのは何百年も生きてきたからだろうけど...{/netabare}

あっそれと、別にOVA見たから、本編の謎が解るとかは無いですww
正直、ちょっと期待してたんだけどな...

でもまぁ自分は結構楽しんで見れました。面白かったですw

ただ、RED GARDENを最後まで見たなら笑える場面もありますが、
OVAだけで見ても面白い作品ではありません!!
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 21

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ゴシックなマスタード。

"古き良きアメリカ"的な色彩の見せ方が非常によかった。別に自分はアメリカ好きでは別にないのだけれど、純粋に綺麗だし、コンセプトが感じられて良い。ゴシックで、媚びないキャラクタデザインも好み。物語もキャラクタをポイ捨てしていない感じが良い(ただし刑事たちは正直存在意義が??だが)。ときたまグッとくる瞬間もある。蝶と花の演出とか、いちいち簡素ながら味のある演出が良い。OPもアイキャッチもカラフルでお洒落。バトル要素の重要性がほぼ皆無で、それより人間の営みを大事にしている感じが良い。人々の暮らしに対する落ち着いて暖かい目線が感じられるのが良い。
戦闘が非常に地味なのもグロテスクさを演出できていて良かった。(あまりに敵が見掛け倒しなのはやや残念だが。)
戦いの目的の正当化をほぼ完全に捨てているのはこの手の作品では珍しいことで大変良いアプローチだったと思う。最近のロジカルで人間味の薄い作品にも見習ってほしい。

と、まあ良いところはたくさんあり、特に中盤は素晴らしかったと思う。ただ、個人的に物語はやはり始めと終わりが肝心であると思っていて、その2点についてはあまり出来がよろしくはないと感じた。
なんというか結局全体としての話の筋が弱すぎる上に不自然なのである。それが原因だと思う。よく練られた緻密な展開みたいなものは期待しない方が良い。

 自分は殺人ゲームみたいに、明確なルールが説明的に開示されてパズルの様に進行する話はあまり好きではない。話の展開がうまくてもあくまでゲームの中の話という感じで話の深みが全くないから。
この話はそういう話とは正反対で、この作品は、生々しさは十分あるのだけれども、設定の作り込みや展開の巧さはあまり褒められない。例えばどうして敵を排除する必要があるのかという理由はこのアニメではあまり重視されていない。説明棄てるにせよもうすこし不自然さが無いと良いかなと思う。
登場人物の設定や行動が若干不自然なことが度々ある。例えば始め主人公ら4人を戦いに導く女がいるが、彼女の序盤の秘密主義は、秘密が明かされてなお異様に不自然である。ミステリアスで冷徹に見える女、だとか理由もわからず戦う少女たち、という設定を作るための苦肉の策が見え透いている。ミステリアスな人物なんて出てくるとそのミステリーの内容がしっかりしてないとしっくりこない。
 まあ全体的に序盤は中盤の諸々の足がかりをつくるために存在している感じが強く面白みは薄い。

終盤は消化試合感が強く、面白くできる要素をいくつか素通りしている感じが残念。エレベとケイトの関係とかね。終盤の戦いに尺とっちゃうより、日常の描写を大事にしたかったというのはわかるのだけど。読後感は薄い。

あと序盤はなんか劇中歌が入るのだけれど、あんまり効果的ではなかった印象(歌唱力の問題か、監督?の注文の仕方の問題かそもそも歌い方が変)。ただ監督も自覚があったのか途中でふっつりなくなる。

まあでも全体的には良いところはたくさんあって、期待以上の出来ではあった。なんか無限のリヴァイアスとかに多少雰囲気近いかな。まあまあお勧めです。
大作ではないけど、お洒落で地味で良い感じ。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 2

おみや さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

突然「あなたは死んでるの」って言われても???ですな。

エミさんからのご推薦。

舞台はニューヨークのルーズベルト島、時代はわかりませんが今っぽい。

ここでは2つの集団が敵対しています。
1つは「アニムス」女性だけの集団で、死んだ後生き返って不死の体と
なってます。(身体能力もUP)ただ本人が生きる意志を無くすと灰に
なってしまいます。加えて定期的に戦ってないと体調が悪くなります。

もう1つは「ドロル」男女両方いますがアニムスからの呪いで、早かれ
遅かれ覚醒し、そうなると自我を失い獣のようになってしまいます。

ある事件をきっかけに4人の少女がアニムスの一員となり、それぞれ
運命共同体としてドロルと戦う事を強いられます。

設定として面白いのは、同じ学園にいながら立ち位置がみんな違うため
なかなか距離が近づきません。
模範優等生、不良一匹狼、ヤンキーお嬢、もじもじさん、こんな感じです。
どう考えても仲良くならないよなぁ、、、。

それでも生きてゆくため、指令が下れば4人そろって戦わなければならない
のです。

理不尽な環境の中、4人それぞれの苦悩や葛藤、また戦いの中で少しずつ
近づいていく距離。

彼女たちに幸せは待っているのか?


感想
鬱展開が結構続きますが、それぞれの心理描写は丁寧に描かれており
またご都合展開もないので(リアルだったらこういう反応するよなぁ
って描写が多かった気がする。)私的には観て良かったと思えた作品
でした。
シリアス好きな方にはおすすめですね。

4人の中だとクレアが印象的。沢城さんの演技は特に印象的でした。
人気あるのもうなずけますねぇ。


おまけ
OVAの「デッドガールズ」も観ましたが、こちらは何100年が後の
設定で、4人それぞれがぶっ飛んでます!
長く生きたおかげで強くなったのね。w

合わせて観ると、より楽しめます。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 16

70.5 9 アメリカで学園なアニメランキング9位
BIRDIE WING Golf Girls’ Story(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (160)
385人が棚に入れました
イヴ:鬼頭明里
天鷲 葵:瀬戸麻沙美
新庄雨音:小清水亜美
リリィ・リップマン:関根明良
亜室麗矢:古谷徹
レオ・ミラフォーデン:池田秀一
ローズ・アレオン:行成とあ
早乙女イチナ:藤田咲
神宮寺絹江:中原麻衣
姫川みずほ:田村ゆかり
及川楓:小林ゆう
飯島薫子:M・A・O
伊勢芝九葉:新井里美
ヴィペール:名塚佳織
実園遥香:佐藤利奈

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

もお、このアニメ最高すぎて最高です!!。

>5話まで視聴して
オリジナルアニメ作品なのですね。大歓迎です!。

自分はゴルフを実際に本格的にプレイしたりはしたことがありません。
何かの機会で”打ちっぱなし”を試してみたことがあるのですが
なかなかうまくあてることすらできなかった記憶がうっすらと・・程度です。

渾身の力をボールにぶつけることができたなら
それはそれは気持ちの良いことなのでしょうね・・(想像)。
それができる主人公に・・まずは憧れてしまいます。


TVゲームではしばしばプレイしたことありますね、ゴルフ。
古くは、PC雑誌の読者作成BASICプログラムにはじまり
T&Eソフトさん等の販売ソフトや
ファミコンのゴルフ等、コンシューマーゲームのいろいろ。
数年前まで稼働していた某ネトゲ、トマホーク等の打てる某ファンタジーゴルフゲームなど。


本作はなかなかアンダーグラウンド?な背景を持つ主人公設定となっています。
実際にそういったプレイヤー?が存在するのか等はまったく知る由もないのですが
そういう設定は意外性もあり、挑戦的な作品だとも感じられて好感もてます。

基本的には主人公と正統派ライバルとの
相思相愛・刺激し合いがメインとなってきていますが
シンプルでわかりやすく、熱くていいですね!。
脇役の蛇女さんも、使い捨てキャラになっていないところが評価UP↑。

必殺ショットが繰り返しの単調になってしまわないよう
おそらく今後もいろいろ工夫されることでしょうから
そのあたりも、今後楽しみです♪。


あと、オリジナル作品ならではの自由さもあちらこちらに観られて楽しいです!。
例えば、某超有名ゴルフマンガ作品を意識した”回・鍋・肉~”とか
髭ガンダムさんは、まんまそのまんますぎて、むしろ心配するレベルで高評価です!。


OP曲のアーティストさんは・・
・・すみません。ノーコメントで><。

ED曲は、いい雰囲気で作品にあってると思います^^。

作画は、若干厳しいながらも頑張っている部類だと思われます。

今後も楽しみな作品ですね♪。


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>7話まで視聴して
スピーディかつ意外な展開&バカらしさ全開(誉め言葉)に評価爆上がりです!。

本作もそうですがスパイもED曲が良いので
ついつい普通に見入ってしまってたら「Cパート」が始まるのが嬉しい♪。

本作の7話Cパートに、見事にやられてしまいましたw。
あの映像表現は天才ですか?。←極限にシンプルなのがいい!!。


今期ではスパイ&パリピがイチオシだったのですが
どちらも原作コミックスを読んでしまったため
純粋に新鮮な視聴が楽しみな今期アニメ作品としては
本作が一番待ちきれない作品となってしまいましたw。


wikiで知ったのですが、本作って異常なまでの超豪華声優陣だったのですねw。
でも、まだまだ全然登場しきってないような気が。。
・・ということは、2クール期待してよいということでしょうか?(わくわく)。


あと、某まとめサイト様の記事や、他のレビュアーさんのレビュー見て
「スクライド」(未見)が気になり、最初の数話をチラ観してみましたが
これが大ハマリでした♪。嬉しい嬉しい副産物でした。
←本作と平行して視聴を続けることにしました。


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前回書き忘れてましたが、マダムの存在感も見逃せないですね^^。
「どうして○○なのよォオオオオ」
とかってセリフ聴いた瞬間、ジョジョの徐倫(マンガ版限定(アニメ観てないので))
が脳裏に浮かんだけど、冷静に考えたら山岸由花子のセリフの方が近い??。
どちらにせよ、やっぱジョジョ臭強くてうれしい^^。


>8話まで視聴して
7話があまりによかったので、ひさびさにOPもちゃんと見てみました(今まで毎回飛ばしてた)。

OP曲のアーティストさん、個人的に○が強すぎるイメージの偏見もっててごめんなさい。
曲、ちゃんと聴いてみたら、はい。素晴らしかったです♪。
すごく工夫して考えてこだわって作りこまれている気がしました。
リズム感と言葉の乗せ方も面白い。
OPの映像は、ものすごくガンダムっぽいですねw(誉め言葉)。


新しいパスポート、何か仕込まれてるのかなあ??。
君島・・って、あれ??。
Evangeline F.って福音っていう意味?。メガネ??。
Nafresian・・これは国籍?。Nafres人ってことなのかな?。
結局、仕込みはよくわかりませんでした。今後、明かされることを期待。


ああ、アンダーグラウンド編が終了ということなのかな?。
すごく充実した1話~8話だったと思います。
しっかりこの話数・尺を使ってくれたからこそ充実していたと確信できます!。


小見川さんキャラ、もう会えなくなってしまうのでしょうか?。
蛇女さん、どこかでどうにか、きっと再登場してくれますよね^^。
ローズさんも、やっぱ憎めないいいキャラでした。
再登場の可能性・・もうないのでしょうか?。本作だったら再登場もアリだと思いますが。


ああ、8話のCパート、すごく長い長い時間に感じられて最高でした!。
結果、★の評価MAXに↑。

アンダーグラウンド編に8話使ったということは
今後のメインステージが5話だけ?ってことは考えられなくない??。
16話くらい、ここから始まってほしい!。


気になって公式サイトのぞいてたら(今までほとんど見てなかった)
youtubeで、広瀬香美・古谷徹のBIRDIE WING -Special Lesson&Match- #1~#3
なるものを発見!。こういう企画してくれるのありがたいです。早速観てみます♪。


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>1話から再視聴して
ちょうどいい区切りだったので1話から再視聴してみました。

初見時にはよくわかってなかったことが、視野が広がってすごく見えてくる感じ。
これって、自分がその作品を好きになってるかどうかの指標の1つなんです。
はい。もちろん文句なしですね。


あー、1話にしてツアープロとしての影武者?してたんですね。おまけに本人と対戦まで。

作画の色使いが一見カラフルすぎて若干不快になりかねないかな?と思う場面もあったけど、深みがある感じで好感。

ガンプラネタに主人公2人が無反応なのナイス♪。趣味はひとそれぞれですよね。

パックマンのボールといい、版権乱用ですねw(誉め言葉)。

CC(シーシー)ってCC(シーツー)ですか?。

挿入歌の「HONEY DAYS」っていうのに、すごく惹かれるんですが。
作曲・編曲が中川幸太郎さま?。に、納得です。
歌のLuizaさんってのも、かなり気になる!。音源ほしい。

3話で既に主要豪華声優陣様方、ちらっと登場してたのですね^^。
1周目では全く気付けなかったけど、2周目で気づける楽しみ♪。

VRの入りのところは、スペースコブラ感が^^。
後に出てくる、あの腕事件もww。

序盤からよく多用される、劇画調の止め絵なども、出﨑統さんリスペクト?(想像)

8話Cパートのローズさん、ジョジョ(マンガ版)のアバッキオ臭がしてうれしい。
あのシャアを呼び出してた場所って、もしかして数話前にイブがいた同じ場所????。

ナフレスって”MADLAX”(未見)関係なのかな?。MADLAXも近く観ねば!(使命感)。


>広瀬香美・古谷徹のBIRDIE WING -Special Lesson&Match- 視聴して
公式HPの古谷徹さんのコメントにもほっこり。
だってキャラ名がアムロ・レイやですから^^。
広瀬さんの簡易弾き語りの「Venus Line」も最高でした!!。
1つのビブラート?の中でも、あんなに変幻自在な七色の声色の輝きをあんなに長く放つなんて!。
もうただただ感動でしたね。
ゴルフスイングも実在の女性プロの方のモーションモデルを取り込んでいたのですね!。
毎回スイングの美しさにも見とれてしまうほどだったので、その理由がわかって納得です。


>9話まで視聴して     
わー、9話来てたー(嬉)。

一瞬、けいおん!が始まったのかと思ったw。
ガラッと雰囲気が変わって、学園編は主人公変更?!・・かとも思えるほど
魅力的なキャラがどんどん出てきて大満足^^。

”粛正”ってw。アムロよりはむしろシャアなのではw(粛清)。
グーパンは修正では?w(カミーユ)。

下手したらイブはしばらく登場しないんじゃ・・と一瞬不安よぎったけど
意外にあっさり登場して一安心。

そして「しゃべってるね。なんでだろう」の下りw。
この一見雑さ加減が絶妙で最高です!!。
(今まで葵たちともさんざんしゃべってたハズなのに、あれは母国語だった・・とでも??)

きっと「思い...出した!!」なんでしょうねw(聖剣使いの禁呪詠唱)
あっちも再視聴したくなってきた(TV放送バージョンでw)。
やっぱ姓が君島(スクライド?)なので、もともとは日本にいたんでしょうね(想像)。

足の肉付き・骨格チェックしてるのは、ウマ娘のトレーナーさんですか?w。

葵×イブの絡み、やっぱいいですね^^。癒されます。

Cパート(本編)きたー。
あの自己紹介に誰も突っ込まないなんてww。


って、えー?!、もう終わり??。
23分の体感時間早すぎww。

この作品の物語の根幹の随所に
黒田洋介さん×稲垣隆行さんの化学反応が爆発してて
それが最高のアツさ×最高のおもしろさになってるように思えます。
 

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>10話まで視聴して 
ああ、もう水曜日が待ちきれない!(深夜のリアルタイム視聴は無理なので・・><)。


学園都市編?、かな?。
日常の描写が、瑞々しくて心地よい♪。

と思ってたら、待ちわびていた黒子登場!!!(歓喜)。


あ、このあたりから
物語は”バディもの”にシフト?
(BIRDIE WING→buddy WING??)
なんか、タイバニっぽい満足感も得られそうな期待感が、そこはかとなくUP!!。


ちびっ子~のくだりは
R.O.D.の”ねねね”思い出せて感慨深い^^。


っておもってら、もうED!??。
はやっww。

&ちょっとアムロの腹黒さ?が見え隠れして、好奇心くすぐられる快感w。


毎話、OP曲・ED曲のココロへの沁み込み具合が
天井知らずで上がり続け中なのだが・・・w。


そして、本作の本命、本編Cパート。

はい。次回もbuddy buddy♪。


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>11話まで視聴して 
もお、このアニメ最高すぎて最高です!!(錯乱)。


伏線の張り方もいいな~♪。
同じ?キャディポジションで、しぐさが似ている程度かと思ってたら
まさかの”○ャ○専用”発言ww。


かと思ったら
バンカーがらみでの部長とのシュールなやり取り(キャッチ&ブン投げw)が
新鮮でおかしくて仕方ありませんでしたw。


と思ってたら後半パートで、まさかの泣かされ;;。
ああ、そうか。こっちのタイトルだったのか!。上手いな~。


とどめは、シャアの名(迷?)セリフの、アムロの横取りww。
もお、この話つくったひと、「愛してる」レベルです^^。


10話視聴時点で
「あれ?。同じ学園なのに、なぜはるかちゃん(美琴さん)いないの?」
って思ってたけど、11話で出てきて一安心。


挿入歌の「HONEY DAYS」、サブスクサービスされてたのですね。
新たなもう1曲の挿入歌ともども、DLして聴いてます♪。
広瀬さんのOP曲も、聴けば聴くほど深みが増して、もはや完全にお気に入り中毒曲です^^。
OP曲はフルで聴くともっと深まりますね~!。
ED曲の方はフルよりもTVサイズの方が、より究極の完成形のように感じます。


こうやって毎話毎話レビュー書きたくなる作品は、「SHIROBAKO」以来ですっ!。
本作も10年に1作、出るか出ないか、それ以上の作品だと思います。
リアルタイムで放送を追いかけられる幸せ。

はい。この1週間の疲れは、本作視聴で見事に月までぶっ飛びました^^。
  
  
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>12話まで視聴して 
CMでのBD発売情報が毎週いっさいなく
そもそも今期1クールなのか2クールなのかすら未だに不明・・。

今夜の放送番組表に【終】がついてないことから
最低あと1週は放送するとしても
・・どう考えても、あと2週で終えるのは、絶対不可能じゃない?↑。

ということは、今夜と次週はリアルタイムで観るしかないね・・。
・・気になって気になって寝られないわw。
ということで、0時からリアルタイム放送を視聴しました。

はい。そのあともう一回観てからレビュー書いてます。


「偉い人には・・」の名セリフ、どこかで聴くような機会は普通ありえませんww。

11話の”ふくれっ面”といい、今話でのイブとのやり取りといい
最近の葵が可愛いすぎて困ってます^^。


某他サイトでのイブの出生の秘密考察をチラっと目にしてから
「ああ、そういえば」と気になってきています。

単純に、葵の母もブロンドだし
どっちかというとイブと並んだ方が自然?・・にも思えてしまう。

気になって公式サイトとか見てたら
葵の母の名前って、あれ??。セイラさん?ww。
ああ、アムロやシャアとの関係性がさらに気になってしまう。


そして、もっとも気になっていた次回予告!!。

なんか普通にまだまだ続くしかありえないような次回予告w。
(最終回とかの言葉も一切なし)

心配して損した・・なんてこともなく、すごくホッとしました^^。



と思って、何気に再度公式サイト確認したら
来てました!!!。BD発売情報!!。

「Season 1 Blu-ray BOX 発売決定!!」

amazon primeでも”Season 1”の表記ありましたが、信頼してよかったのですね^^。
ということは、まだまだSeason数が増えていく期待もしてしまいます!。

Blu-ray BOXは即買い!!。

・・って思ってましたが、価格見て現実に戻るw。

えー?!。この価格は2クール収録BOXの値段でわ??。

[受注生産限定盤]かあ・・。そういうのに弱い><。


「注文の数量に応じて特典が増えていく、追加特典もご用意いたしました」???!!

あかん、ファン心理エグりすぎw。・・ああ、注文してしまいそう。。
価格設定から、間違いなくデフォルトの特典と思われますが
まあ、プロモーションの”遊び心”ということでしょうねw。

受注期間:2022.7.31までかあ。それまでに考えないとですね。
でも冷静に考えて、次のクールもこの値段だと、撃ち抜かれてしまう。財布が。。

このBD発売告知タイミング・内容構成には、
軍師・孔明が関与してたりするんですかねえ?w。

絶対、後で、全クール込みの完全版とか出しちゃダメですよ!ww。
 
 
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>13話まで視聴して 
リアルタイムで0時から視聴する予定でしたが、ついウトウトと、うたた寝してしまってましたw。
気付いたら、0時30分。
迷うことなく、録画したてホヤホヤを即視聴!。
明日も仕事でしたが、観ない方がよっぽど支障が出ると判断^^。


冒頭のアバンから、いきなりブっ込んでくれてエンジン全開ですね♪。

そこから絶妙の間&タイミングで入ってくるOP曲!!。
ホント最高です!!。毎回元気と満足感をたくさんもらってたんですね^^。
しばらくの間、おあずけになってしまうと思うと本当に寂しい。。


通常のアニメ作品だったら、毎回ブルーレイのCMが毎週入りそうなものですが
本作は、最終話本編冒頭にちょこっとテロップされるだけでした(驚きと好感)。


何気に見落としてしまいそうな、アムロと部長さんのやり取り
こういう小技がポイント高い!。
そして、1クール目最終話タイトルのネーミングセンスw(誉め言葉)。


2対2のマッチプレイって、某ネトゲで遊んだことあるのですが
ゲームだけの特殊モードだとばかり思ってました。
調べてみたら、現実にも存在するのですねw。


伊達さん・・・今後、個人的に「伊達じゃないっ」さんと呼びます^^。
かなり重要なカギとなる人物のようですね。


と思ってたら、ちゃんと本編中でも回収されてましたねw。
MAOさん:「伊達じゃありませんね」
3回目の視聴で気づきましたw。


中盤での、イブと葵のイチャイチャ。
ホント心癒されます♪。
アンダーグラウンド編がきちんと描かれていたから
よりいっそう、イブにとって学園編があってよかった!・・としみじみ思えます。。


終盤で、田村さんの存在感が一気に爆発しましたね^^。
小林さんもそのペアとして最高の存在感ですよね。


と思ってたら、アムロの少し寂し気な笑顔と
エヴァの綾波を彷彿させる大きな月。
これって○を連想してしまいます。
コーチ・・、宇宙放射線病じゃないですよね。。


終盤での、葵のセリフ「うん、知ってる」
ここ、かなりグッときました。
少し既視感のあるセリフかもですが
きちんと本作の大事なピースに落とし込まれていて・・
はい。やっぱグッときます^^。

そこからの~ buddy buddy♪。


って思ってたら、今回も
「ゴルフでコ○ス!!」発言ww。
物騒すぎるww。
コ○されてもいい覚悟があるヤツの発言ですよねwwww。
たしかに彼女なら、撃っていいのかもしれませんw。


イブのサンドバックシーンの重ね打ち、最高です♪。


ああ~。
TV放送は永遠に続かず、ED曲に突入~♪。

何で本作、こんなに神OP、神EDなのでしょうか?。タイミング&つなぎも。
毎週ありがとうございました!。


Cパート期待してたけど、
今回は手短な次回予告だけでしたね(それだけ本編に力入れてたってことですよね)。
・・あまりにも短すぎて
何がなんだかまったくわかりませんでしたが・・
そんなあなたに朗報ですっ!!。


公式サイト&公式youtubeサイトで
「Season 2 ティザーPV」が公開されています!!!!(どど~ん)。

これは、必ず、必ず観てください!!。
ものすごく濃いです!!。
たった1分27秒なのに、1話分くらいの満足感アリです!!。


アムロの「セイラさん」のセリフに泣きそうになったw。

葵の「ドキドキー、了解!」って言ってます?
よく聞き取れなかったけど、「オーキードーキー」的な??。
なんか、かわいさでアーニャちゃんに並んでるんですがww。

マフィア編再登場キターwwww。

アムロと穂鷹さんの関係ってどうなんだろう?。
未だに見分けがつかない場面あるけど、兄弟だったりもする????。


あー、半年待つのは長いけど、待つしかないですね><。
season1のブルーレイが届く(確定?w)のも、season2の放送直前くらいになるのかな?。

それまでは、なんとしても生き延びないと!!・・ですね。


最近、「プロゴルファー猿」のマンガ版読み始めました。
まだ序盤ですが、ちょっとした共通点も見え隠れして面白いです!。
season2始まる前までには、きっちり読み終えておきたいと思っています♪。
 
 
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>「広瀬香美さん公式youtubeサイトでの「Venus Line」弾き語り動画」視聴して 
 https://www.youtube.com/watch?v=IX7po8WOMDg&ab_channel

ご本人様による解説。
こういうの、ほんと嬉しいです!!。

2つのこだわり縛り。
解説なしでも何となく伝わってましたが
こうやって想いを話してくれると、より確信して実感できました^^。

改めて、ちゃんと歌詞テロップつきで観てみると
広瀬さんの言葉によって、本作がしっかり目に浮かぶまでに構築されています。
BIRDIE WING Golf Girlsの主題歌が、広瀬香美さんでホントによかった♪。
・・というか、もう広瀬香美さん以外ではありえません!!。
もはや、本作の根幹の一部そのものになっていると思います!!。

Season2のOP曲、ED曲の担当アーティストさん
ぜひぜひSeason1から続投してほしいなあ・・。

なんなら、Season2のOP曲は、「Venus Line」の2番でも全然アリだと思いますw。
それほど歌詞が本作の世界観そのものなのですから。


この弾き語り動画を見て、広瀬香美さんにシビれまくりました^^。
個人的に、広瀬香美さんの数ある優れた楽曲群の中でも、一番の神曲だと思います!!。
すごくいい歳の重ね方をされてるように思えます。
まだまだ青春ストーリーの真っただ中におられるのですね。憧れます。
 
 
  

投稿 : 2024/07/06
♥ : 24
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

イヴたちの熱い戦いにわくわくしてます♪(追記)

[ちょっと追記]
某所でBIRDIE WINGの制作プロデューサーの方へのインタビューが前半・後半と載ってました。(検索すれば見つかるかな?)
最初はけいおんみたいなゆるふわゴルフアニメを作ろうと思ってたとか、エラい人にゆるふわアニメなんかじゃ他の作品に埋もれてしまうと言われて練り直した結果、今の作品になったとか、などなど書いてました。
最初から2クールで作ろうと思ってたとの記述があったので、↓で3クールあればいいなと書きましたが、どうやら2クールみたいですね。
・・でも高校選手権やってイヴの過去やって世界大会もって・・あと1クールで収まるんでしょうか。。もう2クールやっていただいて全然OKなんですけど・・

[シーズン1を見終わって・・]※13話感想は↓にあります。
・・まさか大会の途中でお預けになるとは思いませんでした。
とはいえ、公式で公開されてるシーズン2のPVを見ると、2023年1月のシーズン2も面白くなりそうでとても楽しみです♪
しかも、あの感じだとシーズン3(世界大会編?)もあるようにも見えたけど・・
春アニメ選定時はまったく眼中になくて、他の方の感想を読んでちょっと興味が出て見てみたら・・なにこれ面白い!・・そこからはまりました。
確かになんちゃってゴルフだし、ちょっとクセのある作風は万人受けしないかもしれないですが、なんていうか、バカバカしい演出も含めてすごくアニメっぽくて好きなんですよね。毎回ちりばめられてる笑いポイントもw

[2022.4.21初投稿]
ゴルフは実際にプレイしたことありませんが、ゴルフゲームはやったことあるので基本的なルールは分かります・・たぶん。

賭けゴルフで家族のために生活費を稼ぐ「レインボーバレット」の凄腕イヴ。
力強くて真っ直ぐな独特のゴルフでプロも圧倒する無敵の彼女が、ある日運命の出会いをして・・
で始まる物語。

原作はなくて、オリジナルアニメみたいです。

たぶん、ゴルフがお好きな方がこれ見たらこんなのゴルフなんかじゃない!ってなるかもしれません。
あまり詳しくない私でさえ、これOBじゃ・・って思ったり枝が折れるってどんだけスーパーショット?とか思っちゃいましたしw
この時点で作品の評価も二分されそうな気がします。

ゴルフを生活費を稼ぐための手段と考え、力でねじ伏せるプレイをするイヴ。
ゴルフを神聖なスポーツと考え、無邪気に楽しんでプレイする葵(あおい)。

裏世界で生きるイヴと華やかな世界で生きる葵。
対照的な二人がライバルとして戦う展開はベタかもだけど大好きです♡
なんちゃってゴルフかもしれないけど、単純な私はスーパーショットにスカっとするし、ライバルの熱い関係や戦いにわくわくしちゃうんですよね。

あまり注目されていない作品ですけど、これなかなか面白いです♪
今期のダークホース・・になるといいな。。

4話見ました。
七色スーパーショットの時点ですでに・・ですけど、結構ぶっとんでる作品ですねこれ。
このノリを楽しめるかどうかで評価が大きく変わる作品かも。
もちろん私はこういうギャグっぽいノリは嫌いじゃないです♪
あとは葵との戦いが熱くなれるような展開を期待したいところですね!

6話見ました。
{netabare}蛇女さん再登場。実は結構いい人だったり♪
明らかにギャグを狙ってるシーンもあったりして、可笑しくて笑っちゃいました☀
今回もいい意味でわかりやすい展開で面白かったですけど、これ1クールでお話がまとまらないような気が・・
実は2クール?・・だと嬉しいんだけど。。
ED結構好きです♫最後の月がゴルフボールに見える絵も素敵。{/netabare}

7話見ました。
{netabare}弟子同士の対決も熱いけど、入りそうで入らない、ハラハラさせる演出もベタかもだけど見てて楽しいです。
細かいことはいいんだよ!みたいな勢いで魅せる演出がなんかいいんですよね!
カトリーヌの、いいから落ちなさいよぉぉ!とか、毎回色々と笑いを入れてくるところも好きです♪
EDの入りかたもいいですね!
Cパートが予想の斜め上の展開でびっくり!! 次回がすごく楽しみです!{/netabare}

8話見ました。
{netabare}どんなプレッシャーや逆境にも負けずに全力で振りぬいていくイヴが見てて気持ちいいです。
裏世界で生きてきたローズ。
彼女の中にあるプライドと葛藤。
Cパートの「後悔もできねぇか・・」にイヴに対する思いが込められてる気がしました。
蛇女さんいいキャラでした。ここで退場はちょっともったいない気も。
8話で第一部完結・・2クール全24話で第三部まであったりして・・
あ、2クールというのは私の完全な妄想と願望です。。
OP見た感じだとまだまだイヴの強敵が色々と登場する予感・・
今後の展開もとても楽しみで、これ今期のダークホースじゃ?って本気で思い始めてます。。{/netabare}

9話見ました。
{netabare}第二部の学園編?が始まりました♪
第一部の賭けゴルフ編と比べて和やかな雰囲気っぽいですね。
練習ホールがある名門ゴルフ部ってなんか凄いwかなりのお嬢様学校?
イヴと葵の再会シーン・・なんだけど葵の背景がピンク色なのはギャグっぽくて笑った。。
日本語の件もだけど、イヴの過去も少しずつ明らかになっていきそうですね。
葵や早乙女イチナたち学園の子とイヴがどう絡んでいくのか、今後の展開も楽しみです♪
ED月詠みさん「ヨダカ」MV見ました。曲もいいけど歌詞が作品と合ってたところもいいですねー♫
そういえば、OPのボール、もしかして毎回変わってました?{/netabare}

10話見ました。
{netabare}安室監督ってイヴを入学させたりできてすごい権限持ってるみたいだけど、葵の母親の意向?
ゴルフのダブルス選手権!?交互に打つんでしょうか?面白そう!
街中でゴルフパター持ってる女子高生って絵がなんかシュールw
強引すぎるカップインとか、今回も笑わせていただきました♪
次回練習会みたいだし、今後ダブルス選手権もやるし世界大会も出そうだしイヴの過去の話もやるんだろうし・・ってこれ2クールでも話数足りない気がしてきましたw
それはそれで嬉しいんですけどねー。
高校女子なのにプロ顔負けのすごい子たちがたくさん出てきたりする展開も確かに熱いんだけど、初盤のツアープロやジュニア世界大会よりも日本の高校生のほうが強く見えたりする展開は・・ね。
できればイヴが高校生たちをイチナの助けを借りながら、圧倒的な力で倒していく展開のほうを見たいです。{/netabare}

11話見ました。
{netabare}葵の祖父が登場。2つの写真が写ってたけど伏線でしょうか。
タイトルの雑草ってイヴのことだと思ったら・・
丁寧で確実にスコアを上げていくプレイとは対照な、強い気持ちでまっすぐに攻めるイヴのプレイにあこがれのような光を見た部長。
部長のえいっ!と投げるしぐさが面白可愛くてリピート再生しちゃいましたw
葵とイヴのコンビでダブルス大会出場なんて次回の大会がすごく楽しみでわくわくです♪{/netabare}

12話見ました。
{netabare}全国大会から始まると思ったら、県大会からなんですね。
大会・・なんだけどイヴと葵のレベルが高くて二人の勝負になってるしw
葵のバァーリア♡とか部長の渡しませんよ・・などなど今回も笑いポイント満載でしたw
ガンダムネタが色々仕込まれてるみたいだけどよくわからなくて。。
分かるともっと楽しいんでしょうねー。
そういえば、公式TwitterでBD発売告知してました。「シーズン1」13話分をとりあえず発売らしい。。
ということは・・2クール以上確定ですね♪
あとは連続か分割か気になるところだけど、話の流れから考えると連続かなと思うんですがどうなんでしょうね。{/netabare}

13話見ました。
{netabare}部長・・クールキャラだと思ってたらすっかりギャグ要員になっちゃいましたねw
イチナと雨音のキャディー凸凹コンビ?もいいですね。
リスク無視の攻めのゴルフをするイヴ。だからボギー出すこともあるけどイーグル出したりもするんですよね。
姫川みずほのゴルフに父親の姿を見た葵。伊達監督もだけど色々とありそうですね。
シーズン2はイヴの過去も含めその辺も明らかになっていく展開みたいなので、半年後が待ち遠しいです!{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 44
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ゴルヌアニメ

{netabare}
真面目なゴルフではなく、色々とぶっ飛んだ超次元ゴルフアニメ。
前半はイヴが裏社会から脱するまでの話、後半は学園編

前半はゴルフと裏組織という一見全く調和の取れていない内容がバランスよく混ざり合っていて、どちらの要素も薄味にはなっていない、とにかく話の構成が上手い作品だった。

葵という存在によって感銘を受け、初めて自分から戦いたいと思ったがために、裏社会からの離脱を目指すという王道なストーリー構成が熱かった。
葵との対決→裏社会からの離脱→金を稼ぐ、ローズを倒すと目的がはっきりしておりそれに沿って着実に一歩ずつ進んでいくのでグダグダ感がなくサクサクとしたストーリー。
裏社会と言う設定があるからこそ、表社会で活躍する葵と言う存在がより遠い目標のように思える。
他にも、裏社会要素によって、負けたら終わりという緊張感が生まれており、裏社会設定が不必要なものになっていなかった。

裏社会編の最後は特に完璧。ずっと上司的存在だったローズとのゴルフとの直接対決と、王道な盛り上がりのある展開。
向上心と言う観点から二人が対比的に描かれているのも良かったし、イヴに比べそれが足りなかったローズが最後に叶えられなかった夢をイヴに託して、その後バッドエンドに終わるも余韻があった。
8話は本当に最高。

ただ、ここまでは最高だったけど、学園編に入ると少し失速感を感じてしまった。
葵とゴルフで戦うためと言う理由で裏社会を抜け日本に来たというのに、始まったのは百合学園アニメ。
葵とゴルフで勝負するために、裏社会での苦難を乗り越えやっと来日することができたというのに、その裏社会編での雰囲気や苦難を忘れさせるかのように明るい雰囲気の学園編が始まってしまって8話のラストの雰囲気が台無しになった感が。
一応一回勝負してたけど、すごくあっさりと流されてしまった。
2期の最終回で勝負があったとしても、裏社会を苦労して抜け出しやっと戦えるというカタルシスを得ることはできなそう。
学園編も超次元ゴルフアニメとしての面白さはあるけど、序盤に比べると少し物足りないかな。

2期のPVを見る限りレオ絡みの話や、イヴの過去にまだ何かありそうなので、この学園編の感想を覆してくれることを祈る。

それは置いといて、アニメを真面目なゴルフアニメにせずに、超次元ゴルフアニメにしたのは正解。
蛇女や学園編のキャラを筆頭とする意味不明な能力や超次元ゴルフ要素は、描き方がワンパになってしまいそうなゴルフと言う題材を飽きさせないようにするための工夫だったとも取れる。
主人公がとにかく直球しか打たないなど、現実とは程遠い超次元ゴルフだけど、熱ければ関係なく面白いよね。
謎の必殺技名を叫んで撃つショットが少年漫画的でこっちまで熱くなれて好き。毎回盛り上がりを作るのが上手い。
学園編からはさらに超次元ゴルフ要素が増していくけど、超えてはいけないラインは超えておらず、あくまでゴルフアニメとして成立しているので印象がいい。

OPは最初聞いた時は微妙だったけど、聞くにつれて癖になって行くタイプの曲で作品の雰囲気にもあっていて最高でした。
EDも、曲のみならず、歌詞が作品にマッチしていて良かったです。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
これが空色ユーティリティですか。替え玉かよw
何アニメなんだこれ...。赤井? なんか思ってたのと違う。
主人公なりすましで参加してるからか。
このためのバンダイナムコ。悪くはない。なんだこのOPw 

2話 ☆7
OPもしかしてスルメ化する? さすがに無理があるやろw おっそうだな。

3話 ☆7
体で。金髪の子かわいい。これもしかして百合?
誰?どうせごり押し。知ってた。何で外したし

4話 ☆9
おい。どうせ負けるなら何目的だよw アニメ変わった?
ここの同人誌をくれ。強気な女は堕ちてほしい。
このキャラデザでまさかの百合アニメ。相手が不快。
地面動いてる? あれ不快感出すための演出じゃなかったのかよw
臭すぎだろ。滅茶苦茶だけどこういうの嫌いじゃないよ。
弾当たったら事故りそうw

5話 ☆9
隙あらばガンダム。やっぱり百合アニメじゃないか...。
行動が速い。キャラに合わなすぎだろw
俺TUEEEE 意外と早く会えたな。
何でそんな変な恰好してんだよ皆w
こういう本来同じ土俵に立ちえない人らって設定好きだな。

6話 ☆9
難民たちのために裏組織に入ってたパターン?
葵を取るか子供たちを取るか。なんでロケランなんだよw
コマンド―で見た。リーマンズクラブの上位互換って感じだな。
構成が上手い。てか前回勝ったことで何があったんだっけ。
お前もゴルファーなんかw

7話 ☆8
調子乗ったところを潰そうとか性格悪いぞ。
全員ごり押しなの草。何とかバレット全部同じやんけ!
ギリギリ多すぎる。岩も貫通させろ。
基本ワンパなのに体感時間短いのずるいわ。は?w

8話 ☆10
片腕でなんで撃てるんだよとか、そんなしょうもないツッコミはどうでもいいと思える程に熱い試合。成金やめろw
日本へ行く流れに持って行くのも上手い。
ヒットマン云々なくても日本に行きそうな感じはあったけども。構成に関しては今期一だと思うなこれ。終わり方も完璧。
一話とは思えんほどの満足度。

9話 ☆5
アニメ変わった? ほんとに別アニメにw 日本語英語。メタ発言。
ノリもなんか変わったなw ごり押しゴルフ。
急に相手がデフレした。唐突な百合アニメ。
学園ものになった瞬間EDが本編と合わなくなったな。
ここでガチな学園モノを始めるのは少し冗長な気がする。
女同士だしいいだろ。
前のVRのときは平和な雰囲気だけど裏社会のしがらみがあったから良かったけど、今はそういうものがなくなってしまって、急にアニメが変わったという印象でしかない。
次回以降まだ裏社会関連の話が引っ張られたらいいんだけど。

10話 ☆7
今度はアムロというよりコナンの方の安室の声に近いな。
やっぱ普通に即大会でよかった気がするなぁ。
安定の意味不明ゴルフ メンタルクソ雑魚 そんな凹むのか(困惑)
けどイブなら別に変な打ち方で穴回避できるよね。アムロで草
あれテストだったか。

11話 ☆6
隙あらばガンダムネタ。ローズの話と似てるな。

12話 ☆6
相手も外人っぽいじゃん。山梨一っていうしょぼそうな称号。
コメディ調になってしまったな。
なんか始まったと思ったら宣伝だった。あ、全13話なんだ。

13話 ☆5
煽っていく。なんかあれだな。アムロ何か抱えてる?
やっぱ分割2クールか。

曲評価(好み)
OP「Venus Line」☆9.5
ED「ヨダカ」☆9
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/07/06
♥ : 8

64.8 10 アメリカで学園なアニメランキング10位
RWBY Volume1(日本語版)(OVA)

2015年12月9日
★★★★☆ 3.9 (71)
377人が棚に入れました
科学と魔法が同居する世界『レムナント』。この世界には人類や獣人、動物、そして『グリム』と呼ばれるモンスターまでもが存在する。人類は『グリム』に長い間暮らしを脅かされていたが、現在は『グリム』の討伐や治安の維持を行う『ハンター』の活躍により、平和な世界が守られていた。主人公『ルビー・ローズ』はひょんなことからハンター養成学校『ビーコン・アカデミー』に入学することになり、そこで出会う仲間たちと共に一人前の『ハンター』を目指していく。

声優・キャラクター
早見沙織、日笠陽子、嶋村侑、小清水亜美、下野紘、洲崎綾、豊口めぐみ、斉藤壮馬、井上和彦、浅野真澄、木村昴、前野智昭、潘めぐみ、井上喜久子、三木眞一郎、甲斐田裕子
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

シリアスなバトルアクションだと思って観に行ったら・・・!?

私がこの作品と出会ったのは3年前でした
「海外のオタクが作った無料CGアニメがスゴイ!」
みたいな感じのタイトルの記事が
あちこちの大手のゲーム・アニメ系ブログで取りざたされており
興味本位に動画を開いて観たおぼえがあります

大きな鎌のような銃(笑)を扱う赤ずきんを模したキャラが
雪原で狼男の群れと大立ち回りを繰り広げる無声アクションCG
同人作品としてはこれ以上ないレベルのクオリティで驚かされました

それから長いこと忘れていたのですが
いつの間にかシリーズ化して
豪華声優のついた日本語版OVAが
劇場の大スクリーンで見れるようになっているなんて!
けみかけさんに教えてもらわなければ
たぶんそのままスルーしてましたね

しかし当時の印象しかなかった私は
当然シリアスなバトルアクションを期待して観に行ったのですが
でてきたのはトレイラーのクールな雰囲気からは想像もつかない
ファンタジック学園バトルコメディとでも評すべき作品
トレイラーの赤ずきん。つまりは主役のルビーちゃんも
3年前とは全くの別人かというくらいに柔らかくなっています
こっちはこっちでかわいいからいいんですけど・・・
いやこれはどう評価すべきか難しいところです

バトル部分は相変わらずいい動きをしています
3Dのキャラが縦横無尽に本当によく動く
ただし敵モンスターのクオリティは
人物キャラと比べてかなり低め
モンスターと屋外フィールドのCGは
PS(初代)って感じのレベルで
残念ながら時代に20年置いて行かれています

そんな適当な造りのモンスターなのに
対峙しているキャラクターの顔グラだけは
どんなに激しいシーンでも絶対に崩れず
その表情芸の巧みさはラブライブの3Dライブシーン並
なんともアンバランスな感じです
しかし低予算アニメの限られたリソースの割き方としては
ある意味正解なのかもしれませんね

背景やモンスター、敵mobはできる限り手を抜いて
その分メインキャラ達の顔と武装(と胸)には
徹底的に拘りぬいたスタイルからは
自分たちの描きたいものはコレなんだ!
っていうクリエイターたちの魂の叫びが
はっきり伝わってきました

日常パートも決して面白くないわけではありません
むしろこの日常パートの随所にみられる
ジャパニメーション的なお約束演出が
実にうまく機能していて
見よう見まねの単なる模倣ではなく
どこでどう使えば効果的かをしっかりと熟知していることが伺えます

そもそもこの手の演出って2Dではよく見かけますが
3Dアニメだとほとんど見かけませんよね
精緻な3Dでこれをやるとむしろ違和感しか起きない気がします
元が粗いポリゴンのキャラ達だからこそ
3Dでこの演出が許されるのではないでしょうか?

逆にアメリカンなテイストだなぁと感じたのは
学園内での人間関係の描き方
この辺は日本のアニメというより
海外ドラマを見ているような感覚ですね
{netabare}
日本作品に出てくる典型的な友達が作れない子というのは
内向的でそもそも自分から話しかけたりできない子なのに対して
海外作品の友達作りが下手な子は
ルビーやペニーのように積極的に話しかけては行くんだけど
微妙な空気になって失敗するんですね

あるいはカーディンのように身体能力の高い乱暴者が
スクールカーストの上位に君臨するあたりも
日本のヒエラルキーとは少し違いますね{/netabare}

戦闘パートも日常パートも悪くないのに
全体としてはアンバランスな印象を受けたのは
制作陣の意図した見方をしていないから
という事もあるかもしれません

今回劇場でひとまとめの物語として観ましたが
元々は一本にまとまった話ではなく
細かく少しずつ発表された作品を
劇場用にに繋ぎわせた感じのようです
だからOVA上映というより
TVアニメシリーズの一挙上映を見ているような感覚
しかも間に挟まるOP/EDのようなものが無いので
かなり唐突に話と雰囲気が一変します

本来ならば一話分に相当する部分を見た後
しっかりと余韻を楽しむ時間を経てから
次の話に進むべきなんでしょうね
元々の作品では継ぎ目だった部分を
継ぎ目なく繋いでしまった結果
急すぎる場面転換に違和感が残ってしまったのでしょう

さて、ここからは日本語版の感想
たぶんこれを字幕で見ても
インディーズだからという事で点数を甘くするならば別ですが
ガチの商業作品と同じ土俵で点数をつけるならば
それ程高い評価はできなかった気がします
しかし日本語吹き替えにあたった声優陣が
奇跡的にいい仕事をしています

各キャラクターと吹き替え声優に関して思ったことをネタバレ込みで置いておきます{netabare}

ルビー・ローズ(早見沙織)

チームRWBYリーダー
作品名のRWBYのRはRubyのRでありRedのRでもあります
以前のトレイラーのクールな死神も好きですが
はやみんの声のついたちょっと幼い感じのルビーもかわいくて好きです

はやみんといえば最近白雪姫で話題を集めていましたが
今回は赤ずきんモチーフのキャラです
ああ、でも赤がテーマなのは共通してますね
先日ライブイベントのあったsb69でも
赤がテーマカラーの徒然なる操り霧幻庵ボーカルを務めてます
今最も赤が似合う声優ははやみんで間違いないですね!

ワイス・シュニー(日笠陽子)

RWBYのW。WeissのWでありWhiteのW
ドイツ度でWeissは白Shneeは雪
つまり白雪姫がモチーフのお嬢様キャラです
氷の魔法を駆使した華麗な戦いは
他のメンバーのバトルとは違った意味で画面映えします
中々良質のツンデレキャラでした

ひよっちは幅広い役柄を演じ分けますが
最近だとナッシェタニアがお姫様だし近いのかな?
まぁ黒蜥蜴からかけ離れているのだけは確かw

ブレイク・ベラドンナ(嶋村侑)

RWBYのB。BlakeあるいはBlackのB
ベラドンナ草は和名オオカミナスビと呼ばれる草ですが
その語源はイタリア語で美女を意味するbella donnaから来ています
同時にオオカミナスビという和名の由来となる逸話は
狼男の弱点がベラドンナ草であるというところから来ています
この草は非常に毒性が強く人間やイヌ科の狼が食べると死んでしまいますが
それ以外のほとんどの動物には無害な草なので
そんな迷信が生まれたのでしょうね
彼女のモチーフとなる童話は美女と野獣
その両方を同時に端的に表した中々のネーミングセンスです
しかしそのネーミングゆえにかなり早い段階で
彼女のリボンの秘密に気が付いてしまいましたw

嶋村侑さんは進撃くらいしか知りませんでしたが
調べてみたところプリキュア声優さんのようですね

ヤン・シャオロン(小清水亜美)

RWBYのY。Yang Xiao LongイメージカラーはYellow
ルビーの姉シャオロン
切り取られてるYの字は苗字の方から来ていますね
おそらくは楊小龍とかそんな感じの中華系の名前
妹とはだいぶ名前の付け方が違いますが
再婚設定かなにかあるんでしょうかね?

この子のモチーフは3匹のクマのゴルディロックスだそうです
3匹のクマの絵本は私の家にもあって
幼少期に読み聞かされて育ちましたが
あの女の子がゴルディロックス
という名前なのは知りませんでした

恒星から近すぎず遠すぎずの生命活動にとって絶妙な位置
別名ハビタブルゾーンともよばれる場所を
ゴルディロックスゾーンと呼びます
てっきり提唱者の名前か何かが語源だとばかり思っていましたが
このスープは熱すぎる
このスープは冷たすぎる
このスープはちょうどいい
なるほど3匹のクマの話とリンクしています
ゴルディロックスという言葉にはそういう由来があったんですね
しかしそうなるとシャオロンは
いったい何がちょうどいい塩梅なんでしょう?
単にGoldi(金色の)locks(髪)ってだけなのかな?

小清水さんはアニメだとわっちやSOAのイメージが強かったかな?
ゲーオタ的に一番思い入れがあるのはアルトネリコ2なんですがw
最近だと櫻子さんとか大人な感じの女性が増えている感じ?
アクションシーンでは纏流子を彷彿とさせました

メインの4人以外で気になったキャラは

ジョーン・アーク(下野紘)

スクールカーストの不可触賤民
何をやってもダメなへタレ男
クラスのいじめっ子に目を付けられて・・・
っていじめっ子のカーディン役木村昴じゃねーか!
2代目ジャイアンがおもいっきりジャイアニズム発動してやがるw
構図的にはジョンがのびたでピュラがドラえもん?
覚醒したのび太がジャイアンの危機を救う流れは
さしずめ劇場版の導入部って感じかなw

下野のキョドり具合はもはや名人芸

ノーラ・ヴァルキリー(洲崎綾)

元気娘ノーラ役は遅咲きの大輪洲崎綾
落ち着いたキャラから元気なキャラまで
いろいろ器用にこなしていますが
このハイテンションぶりは満艦飾マコを思い出しますね
ほら、ちょうど流子もいることだしw

ペニー(潘めぐみ)

ふしぎちゃん。なかなかいい味出してました
HXHゴン役でデビューした2世声優潘めぐみですが
変幻自在の演技力は大したものですね
ルビー役のはやみんとはsb69発のバンド
徒然なる操り霧幻庵のバンドメンバーというかお師匠様
しかしペニーからはそんな気配が全くしないので
徒然ファンの私もエンドロールを見るまで
だれがやっているのか全くわかりませんでした
どうでもいいですがカッターがいれば徒然が揃うので
今後の吹き替えキャスティングに要注目w{/netabare}

まぁ声オタなら必ず押さえておくべき作品ですね

中々面白かった作品なのでVol.2の吹き替えが出るならば
ぜひまた劇場まで観に行きたいと思います
しかしあらかじめ英語版をチェックしてから行くべきか
まっさらな状態で観に行くべきか
中々に悩ましいところです

投稿 : 2024/07/06
♥ : 25

xokNW04341 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

vol.9は2023

日本アニメ風キャラデザの海外産CGバトルアニメ。
初期は同人レベルの作画だが現行のvol.9は問題無く観れる品質。

大風呂敷はあくまで舞台背景でシンプルな相関とコンパクトな構造でわかりやすさを追求する日本的セカイ系ではなく、壮大な世界観と多人数での混み入った人間関係と目まぐるしく入れ替わる相関関係による複雑かつ奥深い見応えはアニメというよりスターウォーズ、スタートレック等の長編洋画に近い。いかにもアニメ的なコミカル演出はあるが会話自体もアメドラに近いノリ。メインの若者たちは普通に口が悪いし年相応に耐性も低い。大人たちも舞台装置ではなく人間として描かれ、各々がちゃんとしょーもない一面も持ち合わせながら子供たちとも対等に議論する。このへんの映像作品に対する文化の違いもあるので洋画も観るよってな方の方がハマりやすいとは思う。原作者が途中で亡くなった関係か、日本アニメ的な過去回想や説明セリフも増えてくる。同時に多少のご都合や唐突感もでてくるが、長いこと付き合うと勝手に脳内補完されてしまうので気にはならないはず。アクションもコンビネーションプレイが多いので組み合わせも楽しめる。ただ派手な新兵器等のインフレやパワーアップも無いのでそこも好みが分かれるところか。美少女アニメには違いないが男性オンリーや男女混合チームもある中でのたまたま出来た女性オンリーチームってことで嫌味は無いとは思う。

特に奇抜で斬新な設定や発明は無いがそれを求める作品ではないだろう。キャラデザも洗練された日本製に慣れた目ではテンプレ味を感じるが、逆に日本では今更出来ないストレートさが良かったりもする。現在のアニメ美少女キャラの世界基準はソシャゲ界の覇者MiHoYoかNFTバブル真っ只中の新星ギャルバースか。ウマ娘やリコリコ等の良く言えば先鋭的で悪く言えば偏った嗜好が覇権となるガラパゴス路線では、得意分野のはずだったアニメでも取り残されてしまいそうな予感は拭えない。MiHoYoゲームのムービーもギャルバースも日本人の製作物には違いないが、日本のアニメ業界に貢献するものでは全く無い。もはやネトフリの下請けが業界の正解になってしまうのかもしれない。もう大資本のジャンプ系しか残らないような気も。


ヒーローものに近いので深夜アニメでいうならゆゆゆとか好きなら試す価値はあるかも。
進行度はまだ半分程度っぽいのできちんと終わるまでは続いて欲しい。


amazon吹き替え版コピペメモ

vol.1-1時間56分-2013
15歳の少女、ルビー・ローズはひょんなことから人類の脅威として恐れられている”グリム”を退治するハンターの養成学校「ビーコン・アカデミー」に姉のヤンと入学することに。ルビーはそこで出会ったワイス、ブレイクとヤンの4人でチームRWBYを結成し、ハンター見習いとして活動を始めたが、チームワークもバラバラな4人に対し、様々な試練が迫る。4人は無事に立派なハンターに成長できるのか!?彼女とその仲間たち、チームRWBYの物語が今始まる---!

vol.2-2時間34分-2019
新学期を控え、「ビーコン・アカデミー」に続々と留学生達が訪れる。2年に一度開催される「ヴァイタル・フェスティバル」の準備で盛り上がる中、暗躍を続ける「ホワイトファング」の動向を探るため、ルビー、ワイス、ブレイク、ヤンらチーム「RWBY」は独自に調査を始める。留学生に紛れ込む不穏な影、艦隊を従え来訪するアトラス軍、勢力を拡大するホワイトファング。調査を続けていくうちに、さらなる事件に巻き込まれてしまうチーム「RWBY」。世界を守るため、4人の少女は再び武器を取り立ち向かう-。

vol.3-2時間58分-2019
2年に一度開催される「ヴァイタル・フェスティバル」で賑わいを見せるヴェイル。そんな中、ホワイトファングたちとともに行動するシンダー一味がとある事件、のちにレムナント史上最悪と言われる事件を起こすべく暗躍していた。ヴェイルを、そして大切な仲間たちを救うためルビーたちは立ち上がる。チームRWBYの衝撃の運命が今、動き出す---。

vol.4-3時間10分-2019
人類の脅威である怪物 “グリム”を退治し世界を守護しているハンター。ハンターの養成学校であるビーコン・アカデミーで、主人公ルビー・ローズはワイス・シュニー、ブレイク・ベラドンナと姉のヤン・シャオロンの4人でチームRWBYを結成し、ハンターを目指して日々を送っていた。しかし、楽しくも平穏な日々は反社会的組織ホワイト・ファングと謎の人物たちの暗躍により終わりを迎えてしまう。アカデミーが襲撃され、離れ離れになってしまったチームRWBYの4人。失ってしまった人のため、まだいる人のため---彼女たちは再び立ち上がる!

vol.5-3時間36分-2021
離れ離れになった彼女たちはそれぞれに試練を乗り越え、仲間たちとの再開を目指して旅を続ける--。世界中で支持されている、米国Rooster Teeth Productions制作の大人気CGアニメーションシリーズ、第5弾!強大な敵と計り知れない謎が待ち受ける冒険の旅のなかで、少女たちの成長、熱い友情が、さらにパワーアップした爽快なアクションが描かれる!

vol.6-3時間19分-2021
光は悪を破壊するための手段だとは思わないことだ。光はレムナントの人々を守ってくれるのさ。それぞれの試練を乗り越え、再び集結したチームRWBY。もう離れないと固く結束を誓い、ともに世界を危機から守るため、新たな冒険の旅を続ける少女たちは、偉大なる指導者の壮絶なる過去と、人類の運命を左右する衝撃的な事実を知る--。

vol.7-3時間28分-2021
王国・アトラスに到着したチームRWBY。異様なまでに警戒体制がとられたこの王国で、彼女たちは死んだはずのペニーと運命的な再開を果たす。そんな喜びもつかの間、様々な人の思いが錯綜するこの国で、チームRWBYは戦いの中に身を置くことになる--。世界中で支持されている、米国Rooster Teeth Productions制作の大人気CGアニメーションシリーズ、第7弾!これまでの戦いを経て、成長した彼女たちが戦火を交える相手とは…?

vol.8-3時間51分-2021
セイラムの軍勢がアトラス上空に現れる。最悪の状況を打開するために行動しようとするチームRWBYだがルビーとヤンの間で意見が対立。分かれて行動することになり--。日本でも根強く支持される、米国Rooster Teeth Productions制作の大人気CGアクションアニメ、第8弾!事態を好転させようと行動する彼女たちに待つ運命とは?

vol.9-2023予定

投稿 : 2024/07/06
♥ : 1

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

「This Will Be The Day!」目指していたのはCartoonではなく、Animationだから!!ジャパニメーションへの愛に、日本のプロが本気で応えた完全版が今ここに!!!

2015年11月、ついにワーナージャパンによってVolume 1の日本語版が劇場上映という形態でお披露目となりました
作品の出自や内容に関しては↓をご覧願います
(http://www.anikore.jp/review/1121267/)


いやはや;我々『RWBY』ファンにとってはこの日本語版プロジェクトが明かされる以前から【妄想の日本語版】は語り草ではありましたw
オイラの脳内では、今となっては幻となってしまったニコニコ動画の非公式版を除けば、Ruby Roseは坂本真綾か悠木碧で再生されてましたよw
でもはやみんこと早見沙織に決まって、そんでもって予告編が公開されるや否や、おいおいホントにはやみんでダイジョブか?というオイラの心配もヨソに「だから私達がいる、世界を良くするために」の名セリフに気付いた時にはもう既に涙が出てたわけです
予告編で泣いちゃったよ!そうだよ!これだよ!Monty Oum監督が目指していたのは!
はやみんって最近はどちらかと言えば大人びた少女を演じることの多いお姉ちゃんキャラが定着してきましたけど、Rubyを演じるはやみんはどことなく‟『セキレイ』の結ちゃん”を彷彿とさせるデビュー当時の幼い雰囲気を纏っていて、ああこの感じ久しぶりやなぁ・・・としみじみ


こーゆーのって原語版原理主義者が必ず出てきますよね
もちろんオリジナルの良さってのがありますけど、向こうのキャストは低予算webアニメの性質上、スタッフの兼任とその身内がほとんどで演者としてはほぼ素人なんですよね
それが今回思いつく限りの豪華声優陣という【ジャパニメーションのプロ】が集結したわけです
これはワーナージャパン的に「日本のアニメに近付けたい」という意図があったらしく、Rooster Teethのスタッフは日本のアニメに詳しすぎるぐらい理解があったのでこれを快諾
音響演出の打越さんはアニメと洋画吹替の両方をこなせるキャストを選出したと仰ってましたね
【ジャパニメーションへの愛に、ジャパニメーションのプロが全力で応えたわけ】
まさにこれぞ『RWBY』という作品の完全版とも言うべきなんじゃないかとオイラは思うのです


で、実際この目と耳で体感した今となってはその完成度に感無量
感嘆以外の言葉が暫く出ませんでしたw
正直、翻訳が~とか演技が~とか色々ケチをつけるつもり満々だったのですがwあまりにも完璧過ぎて打ちのめされましたわ;
心の底から「ワーナーさん!ありがとぉぉぉ~!\(T_T)/」と名曲wingsが流れるエンドロール中に男泣き
さらにラストに「弔花に代えて、この日本語版をモンティ・オウム氏に捧げる」のメッセージで完全に涙腺が崩壊
いやw全然泣くような映画じゃないんだろうけどw
オイラにはこの数年の妄想が具現化したという感動と、Monty監督への感謝で胸がいっぱいになってしまったわけですよ;


既に多くの人が指摘する通り、Jaune Arc役のしもぬん下野紘のヘタレっぷりとか、Penny役の潘めぐみのコイツニンゲンジャナイ感は想像を超える名演です!


それとアニメビジネスの視点から観ると、【無償提供され、ソフト化後の今もなお無償提供され続けているコンテンツに対して日本のアニヲタはお金を落とすのか?】という新しい挑戦もしていて、そういった意味でも今作は歴史的に価値のある1作になりました


改めて言いますが『RWBY』は決して高尚な作品ではなく、家でボケ~っと観てもいいような作品です
声優が豪華だから、という理由だけでも視聴の動機としては十分
映像の技術的な面でも10年遅れを取っているのは明白です
が、この作品に込められたジャパニメーションへの愛、Rooster Teethの「俺たちはこーゆーのが好きなんだ!」って想いを受けとめていただけたら幸いですね
あとはとにかくこの勢いってかイマココ感のあるうちにVolume 2の日本語版を作ってほしいところ
Yang姉ぇちゃんの本気が観れるのはVol 2ですよ!
続きが観たいって人は是非少しずつでも『RWBY』を応援してください
誰よりオイラが一番観たいんだ!(爆)
(そんなこと書いてたら遂にVolume2とVolume3のリリースと上映が決定しました!めでたい!めでたい!)


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎綾
Pyrrha Nikos(ピュラ・ニコス)豊口めぐみ
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Ozpin(オズピン)井上和彦
Glynda Goodwitch(グリンダ・グッドウィッチ)浅野真澄
Cardin Winchester(カーディン・ウィンチェスター)木村昴
Sun Wukong(サン・ウーコン)前野智昭
PENNY POLENDINA(ペニー・ポレンディーナ)潘めぐみ
Mysterious Narrator(ナレーション)井上喜久子
Roman Torchiwick(ローマン・トーチウィック)三木眞一郎
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田裕子

投稿 : 2024/07/06
♥ : 27

69.0 11 アメリカで学園なアニメランキング11位
RWBY Volume2(日本語版)(OVA)

2016年10月26日
★★★★★ 4.1 (37)
286人が棚に入れました
物語は科学技術と魔法が同居する世界『レムナント』が舞台。コンピューター管理されるシステムやロボットやタブレット端末のよう先進的で科学的なアイテムが登場する一方で、自然界の力の結晶『ダスト』や生命の魂が持つ力『オーラ』などのファンタジックなガジェットが存在する世界。この世界には人類や動物のほかに、獣の器官を持った獣人『ファウヌス』のような種族も存在する。そして『グリム』と呼ばれるモンスターが存在し、人類はグリムによって永い間暮らしを脅かされ続けているが、現在はダストの発明やグリムの討伐や治安の維持を行う『ハンター』の活躍により、平和な生活が守られていた。物語はハンターを目指す1人の少女『ルビー・ローズ』が、ひょんなことからハンター養成学校『ビーコン・アカデミー』に入学するところから始まり、仲間たちとともに成長してゆく姿を描く。

声優・キャラクター
早見沙織、日笠陽子、嶋村侑、小清水亜美、下野紘、洲崎綾、豊口めぐみ、斉藤壮馬、前野智昭、中島ヨシキ、伊藤静、潘めぐみ、三木眞一郎、甲斐田裕子、井上麻里奈、緑川光、井上和彦、浅野真澄、てらそままさき、中村悠一、木村昴、井上喜久子

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

「Time To Say Goodbye」Monty Oumよ、永遠なれ!バトル、恋愛、青春の全てが詰まった米国発の傑作アニメ第2期!!!

2014年夏頃に公開されたアメリカのRooster Teeth社の3DCGwebアニメ『RWBY Volume2』の日本語吹替版です
英語版の『Vol2』自体は現在でもYoutube等で無料で視聴することが出来ます


10月1日より2週間限定で全12話をひとつなぎに上映する形のイベントが開催中
新宿、池袋、川崎、名古屋、なんば、博多にて劇場公開され、劇場限定BDも発売
吹替版パッケージの一般発売は10月26日


今作で注目して欲しいのはRT社そのものの資金力や技術力が前作から底上げされたことで、より映像クオリティが上がった点
特にモブキャラが前作ではのほどシルエットのみだったのが一人ひとりモデリングされている点や場面転換が多く背景となるフィールドが広大かつ多彩になってる点はみどころです
また、日本のCGアニメからの影響か、輪郭線を強調する効果で所謂「嘘パース」も取り入れてきてます


それとシリーズの産みの親であるMonty Oum監督の、惜しくも遺作であることも忘れたくないです
Monty監督は今作完成後に予期せぬ体調不良とアレルギー性発作で急逝されました・・・
フリーの動画職人時代から一貫してスピーディーなCGアクションを手掛けてきたMonty監督
今作では特に彼のアクション映画ヲタクという一面が垣間見られ、『ウルヴァリン』『トランスフォーマー』『マトリックス』『ファイナルファンタジー』『スターウォーズ』などのオマージュが散見されます


そしてRomanとチームRWBYの決戦はそれらMontyアクションのひとつの到達点とも言うべき完成度でしょう
克目してご覧いただきたいです
ストーリーもバトル、恋愛、将来への不安、と青春ドラマとしての構成も非常に良く出来ていて、現時点でのまさに最高傑作と呼ぶに相応しいかと思います


ちなみにチームRWBYが二人組のコンビネーション攻撃行う際にRubyが叫ぶ「フリーザーバーン」や「チェックメイト」
これは元々英語圏のファンが二次創作でのカップリングを呼称する為に作った言葉の一部を公式が取り入れたものなのです
日本人ならYangとWeissで“ヤンワイ”とか言ったりしますがコレが英語圏では“ Freezerburn”になるという訳ですよ
Monty監督やRT社がファン参加型で作品制作を心がけていることがよくわかる一面です


ああ、ボードゲームのシークエンスの元ネタはもちろん『遊戯王』ですね
アメリカでの『遊戯王』人気が伺えるオマージュです
ツヴァイという犬が登場しますがこれは『カウボーイビバップ』のアインにあやかっています
そしてこれは全くの偶然ですが『一人乃下』でも早見沙織が演じる宝宝がハイヒールのせいで苦戦してましたねw
早見沙織とハイヒールの相性は悪い?ようです(笑)


視聴の前に『Volume1』をおさらいしていただくのは当然として、もし未視聴の方がいらしたら『Vol1』よりさらに1年前に公開された4つの“Trailer”を必ずチェックして欲しいです
『vol1』の特典映像として付属していますが動画自体は現在も無料公開されています
『Vol2』では“Trailer”で張り巡らされた伏線が回収されていくので“Trailer”を観てるか否かで面白さが俄然変わってきますよ!
また、パッケージの特典映像には『World of Remnant』という世界観解説動画が付いてきますので併せてご覧頂くとより理解を深めてもらえます
もちろんこの『WoR』も無料公開され続けておりますが、パッケージではナレーションを吹替に切り替えることも出来ます
無料公開され続けている作品に付加価値を足してパッケージにする商法、ホントかっこいいですねb


最後になりましたが今作でも打越領一音響監督が率いる【超豪華声優陣】の名演を楽しんでいただきたいです
今作が日本の声優の実力の高さを改めて教えてくれた、洋画吹替の魅力を再認識させてくれました
長いことアニメを観続け、『RWBY』という作品自体も繰り返し観てきたにも関わらず、オイラの中の価値観はこの日本語版シリーズをキッカケに大きく変わったのです
大変感謝しています


ああ、エンドロールの後の衝撃的な“最後の一人の声優”はお聞き逃しなくw
もはやキャスティングに驚かされることもないだろう、と思っていたのに劇場で変な声が漏れるほど驚きましたw


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎綾
Pyrrha Nikos(ピュラ・ニコス)豊口めぐみ
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Ozpin(オズピン)井上和彦
Glynda Goodwitch(グリンダ・グッドウィッチ)浅野真澄
Cardin Winchester(カーディン・ウィンチェスター)木村昴
Sun Wukong(サン・ウーコン)前野智昭
Penny Polendina(ペニー・ポレンディーナ)潘めぐみ
Roman Torchiwick(ローマン・トーチウィック)三木眞一郎
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田裕子


↓『Volume2』からの新キャラと吹替キャスト↓
Neptune Vasilias(ネプチューン・ヴァシリアス)中島ヨシキ
Emerald Sustrai(エメラルド・サストライ)井上麻里奈
Mercury Black(マーキュリー・ブラック)緑川光
Coco Adel(ココ・アデル)伊藤静
James Ironwood(ジェームズ・アイアンウッド)てらそままさき
Adam Taurus(アダム・トーラス)中村悠一
???(???)???

投稿 : 2024/07/06
♥ : 10

しゅりー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

吹き替えにより感情移入しやすいVol.2

アメリカ発、日本アニメーションとの親和性の高い3DCGアニメ、RWBYのVol.2
Vol.1の話は世界観とキャラクターの描写がメインだったと感じますが
Vol.2からは物語が大きく動き出します。
随所に躍動感のある派手な戦闘シーンとさまざまな伏線が貼られており
150分越えの映像ですがVol.1を楽しめた諸兄なら飽きることなくご覧いただけるはず。
私としては特に前半でチームRWBY全員で戦うシーンの連携が
何度でも観たいお気に入りのシーンです。

さて今回は日本語吹き替え版を観る前、今年の冬頃に原語版を視聴したことが
あったので、原語版を観た時のイメージと比較してみました。
そこで最も感じたのはチームRWBYとチームJNPRのメンバーの絆が深まっていくドラマが
日本の豪華声優陣に演じていただくことでより感情移入しやすくなっていると感じます。
また原語版でわかりづらく感じた言い回しもとてもわかりやすく、
テンポ良く翻訳されているので視聴しやすいです。
ただ、先ほどあげたチームRWBYの戦闘シーンで連携時に二つほど
わざわざ日本語訳しなくても良かったのにと感じられる用語がありましたが・・・

また、新キャラクターでは中島ヨシキさんが日本語吹き替えを担当されている
ネプチューンというキャラクターの演技が日本ならではと感じられて興味深いです。
ネプチューンは一見二枚目でふたをあけると三枚目という印象のあるキャラクターなのですが、
三枚目としての演技が原語と日本語ではだいぶ印象が変わって見えた点が好ましいです。
やはり海外の方が演じられるとどうしてもダンディな声に聴こえてしまい
ひょうきんなキャラクターでもニヒルに感じられる日本人的なフィルターが私にはあります。
そこが中島ヨシキさんの名演により日本のアニメらしくローカライズされていることが
諸手を挙げて賞賛したい部分だと考えています。
その他のキャラクターについてもさまざまな有名声優さんの名演が光っていますので
何度でも観て聴いてみたいところです。

2か月後にはVol.3日本語吹き替え版公開を控え、今月中に
オリジナルはVol.4も公開されるということで、色々と熱い時期を迎えているRWBY。

Vol.2の劇場公開は上映館数が少ないながら約2週間ありますし、
10/26(水)にはVol.2のBD/DVDが発売されます。
Vol.1を観て気になられた方は是非ご覧いただければと思います。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 9
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ここまでする?迫力ある超人的バトルアクション

 RWBY、前回見た今回一年後に続き、上映されたです。上映劇場も限られている中で、前回と気分変えるため、近くの地方で見てきたです。前回は売りきれか?なかったか?のパンフは今回、前回のを含め手に入ったです。

 新キャラ登場から始まったです。ただならぬ展開の予感が、したです。
 学食でなんだかんだ騒ぎを起こすアクションは、このアニメならではでしたです。{netabare}「正義とは甘く、時には辛く、コクがあって癖になる~」、言葉の意味がよくわからんが、とにかくすごい自信だ!です。{/netabare}悪ふざけなのか?喧嘩なのか?ずいぶん大それた食べ物を粗末にした騒ぎだったです。

 物語として、ハンター目指すルビー達4人が、前回最初から出てきている杖と帽子のキザ男と指揮するホワイトファングを追って、所々にバトル勃発する展開ですねです。

 人間離れした、超人的な身体能力と武器の扱いに相変わらず迫力あったです。ロボットとのバトルで、これも凄いけど、あの攻撃で操縦しているキザ男が、生きていることにそれもそれで凄いと思ったです。

 敵の潜入アリ、やや恋ばなアリもあって、どこか謎アリで、前回とはやや違う印象もあったです。{netabare}パーティでドレスを着た男が、女戦士たちと踊るシーンが面白かったです。ルビーの犬が、郵便物で詰められてやってくるし、ちゃっかり戦いに参戦している所が、ルビーの犬らしいと思ったです。

 最後の方で列車バトル展開から、グリムという怪物たちが街に出てきて{/netabare}かなりの激戦になるのもこのアニメならではだと思ったです。

 次作のいろいろと、このアニメの全容の見えるような意味ありげな終わり方が、気になってしまったです。{netabare}ルビーのお姉さんヤンを助けた謎の戦士は一体?{/netabare}今回も声優さん達の演技が、光ってたです。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 7

67.0 12 アメリカで学園なアニメランキング12位
私のあしながおじさん(TVアニメ動画)

1990年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (48)
233人が棚に入れました
アメリカ・ジョージア州にあるジョン・グリア孤児院に暮らす13歳のジュディ・アボットは、月に1度やってくるお金持ちの評議員達を接待しなければならない水曜日が嫌でたまらなかった。ジュディが孤児院を出る日も近づいた頃、評議員達が卒業する孤児の中から高校へ進学させる1人を選ぶ選考会があった。俄然はりきるジュディだったが、接待は失敗ばかりで評議員達を怒らせてしまい、しょげかえる。しかし選考会へ遅れてきたある評議員はジュディの書いた反省文を気に入り、ジュディを全寮制高校・リンカーン記念女子学院へと入学させる事を決定する。ジュディは自分を選んでくれた人物の名をリペット院長に聞くが、「ジョン・スミス」という仮名しか教えてもらえず、義務は月1回のお礼の手紙を書くことだと告げられる。ジュディは偶然見かけた後ろ姿の長い足が印象的だったのでスミスを「あしながおじさん」と呼び、彼に宛てて学園生活や学校の勉強内容を報告する手紙を書き始める。こうしてジュディの憧れていたハイスクール生活が始まった。

声優・キャラクター
堀江美都子、田中秀幸、天野由梨、佐藤智恵、藤田淑子

Tnguc さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

【お気に入り】 理解しあう本当の優しさは「思いやり」だということ

~
 孤児院で育った少女・ジュディの学園生活を描いた青春物語。全40話。ジュディは孤児院での貧しい生活から一転、華やかな都会の学校へと移り住む機会を手に入れます。街での暮らし、寮のルームシェア生活、女の子の友情や恋愛、ファッションにショッピング、などなど。初めて体験することばかりのジュディは、毎日を目一杯に満喫します。当時オンタイムで観ていた女の子は、そんなジュディの学園生活にさぞ憧れたのではないのかなと思います。でも、ジュディの明るくて楽しい学園生活の背後には、両親のいない後ろめたさや、孤児院育ちというコンプレックスが常にジュディに纏わりついていました。そのせいで落ち込んだり、あるいは自分を偽ったりすることもありますが、その度に自分自身と向き合い、見つめなおすことでジュディは大人になっていきます。それらの過程がとても濃密に描かれていて、とくに39話のスピーチは必見。堀江美都子(ほりえ・みつこ)の演技も素晴らしいの一言です。世界名作劇場にしては珍しく恋愛要素も取り入れているので、どちらかと言えば女子向きな作品なのかも知れませんが、夢や自立などのテーマ性も含めて、とても見応えのある物語となっています。世界名作劇場の基盤でもある「思いやり」の精神もしっかりと映し出された普遍的な名作だと思います。

個人的評価:★★★★☆ (4.5点)

投稿 : 2024/07/06
♥ : 9

ShouyouACL さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

タイトルなし

Particularly a work very well done and with a super charismatic protagonist.

  The story takes place after an orphan was awarded scholarship at a women's school in the States, after which the anime follows the adventures of the protagonist. Being this development based on teen romance, friendship, bullying and happiness. The maxim of the story is the protagonist Judy in her quest to find out who her new father is. The man with the long legs. Great story and good characters.

  The animation is good, very well done and stable, clearly based on American animations the anime is very successful in this regard. Unique segments are rare, but those that are are beautiful.

  Design is something to comment on, character design is pulled into the American style of animation, but still with Japanese features. This aspect leaves the design with a special touch, the scenery is beautiful and very well colored. Well done.

  The music is beautiful, with great influences on Disney classics the anime has shown great potential in this regard. Strong violin in the compositions and calm piano, are the extremes of the composition.

  The voice acting is cool, characterizes the characters well and shows their good acting, a pity not be in all the characters that.

Great anime, I recommend.

投稿 : 2024/07/06
♥ : 0

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

シンデレラストーリーのお手本

レビューを書くまでもなくストーリーは大概の人が知ってると思います。
名劇アニメでこれだけはちゃんと最後まで見てました。元々原作が好きだったこともありましたが。

何がいいかって言うと、ジュディの人間的魅力によるところが大きいですね。
孤児院出の強いコンプレックス、それにめげない自立心、そして自分と向き合うことで得られる幸せ、とジュディの成長を強く感じさせる。
女性の自立と幸福追求のシンデレラストーリー。

アメリカの自由と平等を実現する教育の在り方とか、そういうテーマも多分にあるわけですが、名劇はさすがにあまり踏み込んではないはず。それでも他作品よりはやや対象年齢は高めで、笑ってしまうような恋愛劇や「あしながおじさん」が地味に策謀を巡らせているところは、ガキには当然よく分からないところではあったと思う(笑)

最終的には勿論何もかもが上手くいってハッピーエンド。
女性の成長と自立を描いた作品は多々あるけど、最も思い出深いアニメです。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 12

65.5 13 アメリカで学園なアニメランキング13位
RWBY(Webアニメ)

2013年11月12日
★★★★☆ 4.0 (32)
212人が棚に入れました
『RWBY』(ルビー)は、アメリカのRooster Teeth Productions(英語版)が制作したWEBアニメリーズ。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

全米が萌えている!世界の厨二が歓喜している!!ジャパニメーションへ最大のリスペクトを込めて・・・【日本よ、日本のアニヲタよ、これがアニメだ!!!】

『RWBY』(ルビー)はアメリカの動画制作集団「Rooster Teeth Productions(以下、RT社)」が配信する3DCGwebアニメです
youtuberの集まりみたいな人達がモーションキャプチャーとPooserという市販ソフトを使って地道に作っています
RT社自体は『RWBY』より以前に『HALO』というFPSゲームから動画を作ったことで既に世界的に名が知れてました
日本で言うところの『鷹の爪』シリーズのDLEとか、『Peeping Life』シリーズのFOREST Hunting Oneに近い感じですね
ただし今作はメジャー作品にも劣らぬクオリティとスケールで贈る大作となっているのが注目どころです


Volume 2までの監督は独学でCGアニメを覚えたという元フリーの動画職人、Monty Oum
(『DEAD FANTASY』という動画が有名です)
脚本はRT社のMiles Luna、Kerry Shawcross、そしてMonty Oum
キャラデザはpixivで活動中にMonty監督に目を付けられた台湾のEin Lee
(その後にフランス版日本昔話のイラストで注目される方ですね)
音楽はRT社作品ではお馴染みのJeff Williams


現在3シーズン計40話(約7時間半)がyoutubeをはじめぶっちゃけ色んなところで【普通に無料で観れます】
公式としても、お金が絡まない限りは転載や字幕版の制作を黙認してるようです
BDソフトはweb公開版から多少のリテイクを施した上で本国の通販サイトにて英語版しか出ておりません
(でしたが、2015年12月にワーナーが正式に日本語吹き替え版を出しました!詳しくはhttp://www.anikore.jp/review/1376652/)


かつてグリムと呼ばれる魔物に支配されていた世界
人類は魔導科学によって産み出された物質、ダストを駆使してグリムとの戦いを収め平和を手に入れる
グリムと戦い世界を守るハンター(Huntman、或いはHuntress)を育成するビーコン・アカデミーを舞台に、
Ruby Rose
Weiss Schnee
Blake Belladonna
Yang Xiao Long
の4人の美少女を軸に展開する学園アクションです


本編かトレイラーを一目見ていただければすぐ解ると思いますが、キャラクターの造形、表情や芝居の作り方、アクションなどは日本のアニメ、それも萌えアニメをかなり意識しています


イメージカラーに色分けなど、良い意味で記号化されたキャラ作りや本編のコミカルな学園パートの話運びも普通に日本のラノベアニメでやっていそうな感じです
個性豊かな登場人物による学園群像劇という点だけでも十分見応えがあるのですが、やはりエピックなBGMに乗せて送るスピーディーかつスタイリッシュな戦闘シーンに目が惹かれますね
自主制作時代からCGアクション動画を手掛けてきたMonty Oum監督の得意とするタメとブレの効いた日本のリミテッドアニメ的な手法を日本のソレの倍ぐらいの速度で繰り出す目にも止まらぬアクションシークエンスは今作最大の魅力です
ジャパニメーション的なアクション作画手法をよりスピーディーに、というのはまさにCGアニメならではに出来ることと感じます


自身より巨大な鎌を目にも止まらぬ速度で振りかざす様やガントレットの排莢ギミックなどキャラが使用する武器は『リリカルなのは』、『デビルメイクライ』、『ブラックロックシューター』、『GOD EATER』等を彷彿とさせ、この手の作品が好きな人には観ない手は無し


さらに現在4シーズン目となるvol4がスタートしました
有料会員より1週間遅れるものの、順次YouTubeにアップされていく模様です
アメリカと3DCGはココまで来たぜ!
さあ、日本のアニヲタのアナタはこの作品をどう受け止めますか!?

投稿 : 2024/07/06
♥ : 33

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

日本向けじゃないのに日本製のような海外アニメ。TV放送も決定!

Anime顔の萌えっ子が、体よりでかい武器を振り回す。
細身のビジュアル系イケメンが華麗に舞う。
これでもアメリカ産だぜ! RWBY(ルビー)。

2017年7月からTOKYO MX系でTVに登場。


ジャンルは、学園、成長、青春、恋愛、コメディ、ファンタジー、バトル、冒険。
ずいぶんと詰め込んでいますが、長編ということで無理なくまとまっています。


特殊な能力を持ち、「グリム」から人々を守る「ハンター」という職業が存在する。
ハンターに憧れるのは、主人公のルビー・ローズ。
ルビーはふとしたきっかけで、ビーコンアカデミーという養成所の学長の目にとまる。

アカデミーではチームを組み、ぶつかったり歩み寄ったりしながら仲良くなっていく。
力を合わせて困難に立ち向かったり、時には恋に落ちたりも。
出会いや別れ、そして冒険……って……。

ハリー・ポッターっぽい? と聞かれたらそうだと答えます。
X-Menっぽい? って聞かれたらそうだと答えます。
ファイナルファンタジーなら8です。

能力とバトルと学園が絡んだ王道作品のおいしいとこ取りって感じです。


3DCGの造形はMikuMikuDanceレベルです。
しかし、アクションは素晴らしい出来。

* 動きやポーズのセンス
  - 武器の重さを利用したおしゃれなアクション
  - よくそんな動きを思いつくなという身のこなし
  - 女の子が着地する瞬間、内股になるのが日本っぽい
* 飽きさせないアイディア
  - 3D作品なのでカメラがアクティブに使える
  - その辺に落ちているものや、日用品を利用したアクション
  - あまり見かけないカット割りの工夫
* (でも洋風顔芸はあり)

なんだかアクションゲームのPVっぽいです。
趣味で日本のゲームのPVを作っていた監督なので、必然なのかもしれません。

というか百聞は一見にしかず。
トレイラーを載せておきます(3分半ほど)。

[RWBY "Red" Trailer - YouTube]
https://www.youtube.com/watch?v=pYW2GmHB5xs

* 非常にスタイリッシュな動き
* 日本人好みしそうなキャラクターデザイン
* 良質な音楽と効果音

に注目です。
鎌ぐるぐるするところとかかっこよすぎるだろう……。


RWBYは2017年5月現在Volume4まで完成しています(Volume5は秋に予定)。
しかし、残念ながら監督が途中で亡くなっています。
特にVolume4ではポージングやアクションの方向性がやや変わったのを実感します。
ただ、話は完成しているようなので心配ありません。
伏線もちゃんと張っていて、安定したストーリー展開です。

TV放送も決まった日本語吹き替え版は、Volume3まで出ています。
各作品のレビューを書く予定です。


ちなみに、字幕でよければ公式で無料で見られます。
Volume4を見たい方もこちら。

[RWBY Chapter 1: Ruby Rose - YouTube]
https://www.youtube.com/watch?v=-sGiE10zNQM

YouTubeの画面の右下に歯車マークがあります。
そこをクリックすると「字幕」というメニューが表示されるので、「日本語」を選択すればOK。
自動翻訳ではなく、有志によるものなのでご安心ください。


小さなスタジオによるWebアニメとしては最高峰の作品。
一般の海外アニメに対するイメージが変わります。

カッコよくて可愛くてシリアスもコメディもあるアニメはお好き?
結構。ではますます好きになりますよ。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 35

スカルダ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

シーズン3視聴中

日本のアニメに影響を受けつつ、アメリカナイズされたショートアニメ。
公開当初に見たっきりだったけど、こんなに長編になっているとは・・・現在4シーズン目に突入中。

内容は女の子4人が中心となった学園冒険活劇。よくありそうでなかなか無い取り合わせが新鮮。とにかく和洋折衷のアクションがヤバい。

ま、とりあえずコレだけは見てくれ〜
RWBY "Yellow" Trailer
https://youtu.be/QCw_aAS7vWI

アクション要素だけなら3本の指に入りそうな作品。速い動きと遅い動きを組み合わせる日本的手法と、007のような魅せるアクションと、コミカルなアクションを混ぜあわせてる洋画的手法が見事。アクション中に何度かニヤッとしてしまう。中二病な武器設定も良い。

昔々、Flash棒人間アクションが流行ったけれど、それに近いのかな。3DCG作品ではあるけれど、Poserというソフトを使っているので、モデリング不要でガンガンアクションを足していくだけで済む。3Dを活かしたカメラワークも良い。不要な所を削ぎ落とし、低予算で自分の表現したいスタイルを貫いている点が心に刺さった。クレジットを見ると長そうで同一人物が多い。

萌えの表現方法も和洋折衷。

顔や服装は日本のアニメっぽい萌えだけど、声はアメリカの萌え。喋ってる時は少し高めのトーン。おどけてる時は低いトーン。アメリカ人独特の喋り方が激しく萌えます。

RWBYを見ていて気付きがひとつあった。
洋物って師の存在が大きく、師が道を開き、弟子が成長していくというスターウォーズ的ストーリーって多いよね。ライバルが自分の成長を促し、友人も適切なアドバイスで導く。人間関係の描き方が全く違うんだなぁ。

シーズン1は、1話目の衝撃が強すぎて、後ろの話が単調に見えたが、結構重要な要素が詰まってた気がする。独特の用語も多かったので聞き取れてなかった部分も多い。もう一度見るか。

シーズン2は、アクションがヤバ格好良すぎて、涙で前が見えなくなってしまいました・・・

シーズン3視聴中。原作・監督のMonty Oumの死去により、序盤の数話に違和感を感じた。後半からいつものRWBYに戻ってきた。

日本のアニメとの違いを見付けてみるのも面白い。

投稿 : 2024/07/06
♥ : 7
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