2024年度のアメリカ人おすすめアニメランキング 2

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月08日の時点で一番の2024年度のアメリカ人おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

66.7 1 2024年度のアメリカ人アニメランキング1位
チ。―地球の運動について―(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (30)
297人が棚に入れました
第26回手塚治虫文化賞のマンガ大賞ほか、数々の賞を席巻。 若き天才作家魚豊(うおと)が世に放つ、地動説を証明することに自らの信念と命を懸けた者たちの物語 15世紀のヨーロッパ某国。飛び級で大学への進学を認められた神童・ラファウ。 彼は周囲の期待に応え、当時最も重要とされていた神学を専攻すると宣言。 が、以前から熱心に打ち込んでいる天文への情熱は捨てられずにいた。 ある日、彼はフベルトという謎めいた学者と出会う。 異端思想に基づく禁忌に触れたため拷問を受け、投獄されていたというフベルト。 彼が研究していたのは、宇宙に関する衝撃的な「ある仮説」だった――。

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

3話までで名作。原作既読で飽きる気がします。酷評する前に撤退。

 3話まで見て 

 動きが求められる内容でもないので、原作既読勢にはアニメで見る意味が希薄です。したがって飽きて酷評するのも違う気がするのでここでやめておきます。

 この3話までの部分をしっかりと見ればこの作品の大きな部分は味わったことになると思います。そして、この3話までならかなりの名作だと思います。

 知的好奇心と科学への情熱、知識を後世に残そうとする意志と引き継いだ人の責任。知識は過去からの蓄積である。人の本質は性善説でも性悪説でもなく、単に知りたいと言う欲求ですよね。その知りたいという気持ちはときに命よりも上になります。そしてすごいのが、自分が死ぬことで真実を知ることができなくても、自分が知識の蓄積と伝承に寄与することで、後世の人がきっと真実を解き明かしてくれるだろうという気持ちですよね。その「科学とは何か」「科学する心」を十分に見せてくれています。

 そして宗教弾圧。血の歴史ですよね。C教そのものではなくC教の教会組織がなぜ歪んだのか。C教のせいで1000年科学が遅れたという考えもあります。人の認知と真実の差ですよね。そして、権力構造と既得権益、保守的な精神。そういうところを描いています。

 そういうところを描くのに8巻かける必要があったのか。この1巻(3話)まで…あるいはもう1つ、時代が離れたところの1エピソード描くので十分というか、もっと焦点が絞れた作品になったのではないか。その疑問が付きまとう作品でした。


追記 地動説弾圧がフィクションであるというネット上の言説について。

 これはある意味では正しいです。本作の設定の1400年代つまり15世紀のコペルニクス以前には科学に対する宗教からの火刑にいたるような弾圧はほとんどなかったそうです。ただし、コペルニクスが自分の身の安全のために死の間際まで地動説を発表できなかったことは記憶しておく必要があります。つまり歴史つまり記録になっていない何かはあった可能性が示唆されます。

 それに、16世紀から17世紀には異端審問とか魔女狩りの猛威があったのは事実です。つまり拷問という手段は宗教的な動機から発展したのは本当の話です。そして、科学に対してだけではないですが、原理主義的なC教の一つがいろいろやったそうです。宗教の話なので固有名詞はだしませんけど。それが収まるのがニュートンの登場あたりです。実際に地動説で火あぶりになったジョルダーノ=ブルーノなどがいます。

 そして何より、宗教の影響によって科学が1000年から2000年遅れたという事実があります。今もなお科学を否定する強い宗教的な情熱を持った人は大勢います。それをカリカチュアライズしたものとして、本作は事実・史実ではないけど科学と宗教の関係において真実を含む、という点は忘れてはいけないでしょう。





以下 1、2話視聴時のレビューです。

「知」の探究と後世にどうやって伝わっていったかの話です。知性とは何かの話です。そしてそれは宗教による弾圧の「血」の話です。地球は宇宙の中心ではない。「地」動説を追い求める人々の歴史です。原作は怪作であり快作です。ただ、傑作、名作というには少々エンタメ性が不足していました。
 途中から面白くはないです。語弊があるかもしれませんが、同じような展開が続きます。毎週読む連載なら良かったかもしれません。

 アニメ1話と2話。拷問と宇宙の描写で引き込まれるでしょう。真実を追い求める人々の苦難に感動があるかもしれません。C教の暗い歴史を正面から描いたことは素晴らしいです。ただ、それがずっと続きます。

 エピソードにバリエーションはあります。知識の説明もあります。女性の問題も出てきます。ただ、天文の歴史とか宗教弾圧に興味があるか、あるいはリョナ趣味じゃないとおそらく見続けるのが苦痛になると思います。それは血なまぐさいということではなく飽きると思います。

 1巻を読んだときは衝撃でしたが、読み方の調整ができるコミックスでさえそうでした。私は最後を見届けたいし、コペルニクスがカタルシスになるのかなと思い読みましたが、まあ、結末は言わないとしても、とにかく8巻読むのはつらかったです。3巻以降は1週間ちかくかけて読んだと思います。

 で、本作を2話まで見ましたが、これで1巻が終わっていません。1巻読むのに15分~20分くらいだと思います。アニメで今40分使いました。ただでさえかったるい話です。それを考えると、私は2話で1巻を終わらせて、あとは駆け足でもいいと思います。全10話でもいいくらいでしょう。

 なので、見るとは思いますが、途中であきる懸念はあります。

 そうそう、アメリカ人の約半数は地球が丸いということに疑いを持っているという話があります。我々が思っている以上に信仰心がある国でもあります。放映するのかなあ?

投稿 : 2024/11/02
♥ : 9
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

知の探究者たち

マッドハウス制作。

天文への情熱を捨てられずにいた神童ラファウ、
彼はフベルトという謎めいた学者に出会う。
彼が研究していたのは衝撃的なある仮説だった。

ラファウの信条は合理的に生きること、
{netabare}合理的な選択をすればこの世は快適に過ごせる。
合理的なものは美しく好ましいのである。{/netabare}

フベルトとの出会いが彼を変えていく。

普遍的な真理に至るまでの物語でしょう。
こうして歴史に名を残さずとも、
情熱的に真理を追い求めた人たちがいる。
彼らはどんな苦難にも決して折れず、
世界を想像し、知を探究したものたちである。

{netabare}著名な天文学者はまだいない。
地球を動かすための知識も乏しく、
学術的根拠にはまだ遠いのかも知れない。{/netabare}

これは意志と継承の物語なのでしょう。

物語の始まり、楽しいです。
興味深い作品が始まりました。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 18

大重 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

非常にクオリティが高く、学べる内容で申し分ない

原作は大いに評価されているようですね。
いつか見たいと思っていたので、楽しみに見ました。

いやクオリティ高いですね。
作画、内容共に申し分ないレベルです。視聴継続。

キャラクターも実に良かった。悪役も含めてキャラが生きている。

内容ですが本当に面白いですね。
地動説を訴えて破門されたガリレオの歴史がありますが、実際には地動説を主張したら即座に異端として処刑されたかというと、別にそんなことは無いそうで。
ガリレオが破門されたのは色々対応がまずかったせいのようです。

なので、あえて並行世界的な異世界として描いているのですね。

ただ私のイメージ的には、この時代はこういう世界だった印象です。
実際の歴史より本物っぽく感じてしまうw

この世界で、ラファウ君がどのように生きていくのか、非常に楽しみです。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

63.3 2 2024年度のアメリカ人アニメランキング2位
NINJA KAMUI(Webアニメ)

2024年2月10日
★★★★☆ 3.3 (40)
87人が棚に入れました
​ジョー・ヒガンは、抜け忍となることで掟を破った報復として、かつての組織からアメリカの田舎町で激しい襲撃を受ける。

死んだかに見えた彼だが、元の姿であるNINJA KAMUIとして復活、家族の復讐のため、自分を育てた組織を解体するため、古の技術を用いて最新技術で武装する敵と対峙する。

旅の途中、彼は手練れの暗殺者、戦闘用サイボーグ、そしてライバルの忍者たちと立ち向かう…

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

作画クオリティは高くアクションは良い。でも感情移入できない話は無理

さて、今期のアニメってわけでは無いんですね。TVで視聴。

作画は良好。忍者のアクションは格好良くいい感じに見えました。
ただ絵柄は萌系とはかけ離れているので、あまり可愛くは無いですね。

クオリティは高いんだから見るかと言うと…
見る気はしませんでした。

なんでかなーと考えたら、まあ感情移入できなかったからですね。

そもそも主人公の経緯が全然説明されていないんですが、忍者が忍者に追われているので、私は抜け忍だろうと思いました。

で、抜け忍だったら~ とあれこれ考えていて、違っていたらどうしよう、と思いましたが本サイトの説明で抜け忍と書いてあったから良かった。
そのまま書きます。

説明不足でわかりにくいのも感情移入できないポイントですね。


さて、抜け忍であれば抹殺しようと里から狙われるというのは常識ですよね。

だって里側の立場で考えれば、自分たちの元で超人的な殺人技術を身につけた人間が、敵対して逃げ出したんですよ。
里の秘密も全部知っている。
そんなの抹殺する以外に無いじゃないですか。

里が滅ぶか抜け忍が死ぬか、2つに1つしかありません。
つまり抜け忍だから可哀想、とか思えないわけですよ。
ルールを破っているのはむしろ抜け忍の方で。
抜け忍が主人公なら里を抜ける理由やら何やらきっちり描いて感情移入させて欲しかった。
そうでなきゃ味方はできない。

で、抜けるのは良いとして、抜けるなら里を滅ぼすしかない。
少なくとも主人公に手出ししたら里が滅ぶからと、里の方から逃げるように仕向けなければ安全は確保できないわけですよ。
そうしない時点で、主人公はぬる過ぎる。
殺されるのも自業自得でしかない。

で、狙われているのがわかっていて、何を呑気に嫁と子供を連れてヘラヘラしているんですかね?
顔を変えているからそれでOKって、アホかと。
物理的に手出しできないように城塞やら敵対勢力やらガッツリ築いて護衛に守らせるべきじゃないですかね。

結局襲撃される時は主人公が直ぐ側に居るのに、嫁と子供を守れずに殺されているんですよ。不在を狙うくらいはされるかと思ったのに。
そばに居て守れないとか、主人公無能過ぎる。格好悪い。

襲撃者側は他に被害を出さないようにちゃんと人気のないところで抜け忍だけ殺していて、こっちの方がよほど偉くないですか。

主人公、後から復讐するなら、先に相手を殺しておけば家族を守れたのにね。
主人公が力ある忍者なのに、やるべきことが全然できていないから格好悪い。
駄目でしょこれじゃ。

主人公が一般人で、忍者に理不尽に嫁と子供を殺されて、復讐を誓って忍者になる流れなら、感情移入もできたのにね。

主人公に感情移入できなきゃどうしようもないので、普通に一話切りで良さそうです。


後、音楽もなんか変な歌であってなくないですかね?
色々チグハグ感。絵だけは良かったのにね。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

猫好き さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

吹き替え無しの海外ドラマを見慣れた人向け

オリジナルアニメ?ちょっと調べてよくわからなかったけど、制作会社のサイトには、プラットフォームがAdxxt Swim(なぜかNGワード扱い)って書いてあった。それはアメリカのCartoon Network(ケーブルアニメ専用チャンネル)の夜中枠だったけど、今は独立したのかな?

今ではひねたギャグの多いアニメチャンネルになってると思うけど、2000年前後には夜中にFLCL、トライガン(オリジナル)、ビッグオー、カウボーイビバップとかを延々と放送してて、眠れない夜にお世話になってた

クレジットを含めて画面に出てくる文字は全部英語なので、海外発注作品なことに間違いない。シナリオも理想のアメリカンホームライフを送っていた抜け忍の父親が、目の前で組織に家族を惨殺され、その復讐を図る話ではないかと思う

アメリカ人向けだと思えば、美少女や萌え要素が全く無いのは納得。それと、日本人が好きなちょいウィットというかギャグ、細かな顔芸、ほっこり話なんかは皆無で、日本人が息抜きできるようなシーンは一切出てこないと思う。そこはドラマ構成の文法が全く違うと思うの致し方なし

それにしてもバイオレントだよねぇ。外人は日本のアニメはチャイルドポルノとばかり思ってるみたいだけど、日本人からすれば血はどばどば出るグロイ戦闘シーンが平気なアメリカ人の感覚は今でも良く分からない。それをかなりすごい作画で描写するから力の入れところがやっぱり違うね

お話の方は、私は男が出てくるならやっぱり強い男であって欲しいとどこかで願っているので、こんなおじ様も素敵と思っちゃう。そしてアメリカ人が思うヒーローとしては納得できるし、設定が単純そうなところも許容範囲かな。そうじゃなければマーベルやDCの映画なんて見てられないでしょ?

ただ、それにしてもなんでNinja?なんでKamui?白土三平のカムイ伝と何か関係があるのかと思ったけど無いみたい。いずれにしろアメリカ人には忍者と芸者はなぜか心に響いてるらしく、それへのオマージュなんでしょう(芸者は出てこないけどw)

いずれにしろ、日本で制作されているけど、完全にアメリカ向けだと思うので、合う合わないがあると思う。お勧めなのはアメリカのドラマを見慣れた人だと思うし、その観点から評価してあげてほしいな

投稿 : 2024/11/02
♥ : 1

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

Braindead Theory

海外向けというか海外企画。
NINJAということになってるだけのよくあるハリウッド的復讐譚。

01
どのへんが忍者なのか

ハリウッドですらやらないレベルの古典コテコテ復讐劇。フラグビンビンでミエミエなトリガーのホームドラマは海外の人ですら時間の無駄、さっさと進めろと思うでしょう。アクションシーンにコスト割いてるのはわかるが演出の意図が何も感じられない見映えの派手さだけで忍者らしさのカケラもない。忍者である必要性のないアクションを無駄に長々とやりつつたいしてグロさもない退屈さ。ちょっと印を結んだ程度でそれがなんの効果があるのかも描写しない。というか忍者らしさ出しても地味なだけでウケないってことかな。ハイハイどうせ勝つんでしょってだけで全く身が入らない。素人高校生がなぜか武術の達人ばりに超絶技巧を繰り出すWINDBRAKERのようなトンチキアニメのほうがまだ楽しく観れるってもの。

昭和ならともかくなんでもCGで出来ちゃう令和でこれをアニメでやる意図は?バットマンでも観ればいいのでは?としか思えない。スパイダーバースみたいなアニメの楽しさもなければ、実写でやったとしても特に目新しさもない凡庸さ。忍者要素は仮面のみ。海外の仮面は目を隠すが日本は口を隠す。それだけ。だから何?って感じ。

デスゲームを観慣れた日本人が海外で大ヒットしたイカゲーム観てもつまんなかったように、これも海外ではなんか新鮮でウケる要素があったのかなあ。なんだかんだでジャパンアニメはまだ安泰なのかなという安心感。でも日本バンドの押し売りは恥ずかしい。

何をやってもツダケンは嫌いじゃないがやはり主人公には向かないなあという再確認。

投稿 : 2024/11/02
♥ : 2
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