アピールで能力なTVアニメ動画ランキング 2

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71.8 1 アピールで能力なアニメランキング1位
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (298)
791人が棚に入れました
久世政近の隣の席に座るアーリャさんは、いつも彼に対して冷ややかな目線を向けている。けれど、時々ボソッとロシア語で彼にデレていて......。 その言葉を政近も聞き逃しはしない。 なんと、政近はロシア語のリスニングがネイティブレベルだったのだ!! 気付いていないと思い込み、時々デレるアーリャさん。 そして、その意味を理解しながらも、気付いていないような振りをする政近。 ニヤニヤが止まらない、二人の恋模様の行方は——!?
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

4話 無理に政近を持ち上げる話が決定的に面白くないです。中断かな。

1話 足の指の作画がすごい。それとOPEDは一見の価値あり。

{netabare} お隣の美少女系のラスボスなんでしょうか。結構題名は聞いた気がします。だからでしょうか、作画はいいですね。動きはそうでもないですが造形は綺麗だと思います。

「なんでこんなやつがモテるんだ」系ご都合主義ハーレムラブコメではあるんですけど、ロシア語で独り言を言うという設定はなかなか面白いですよね。思考が読める一種のテレパシーものに近い感覚です。

 作画・キャラデザは顔はテンプレなのはいまいちです。髪もつやつやしていいんですけど、髪がなびかないのは良くないですね。あと、アホ毛はそろそろやめましょう。
 太ももは今時らしく結構太ましいかな?絶対領域の質感はそれほどでもないです。
 ですが、足指の作画が綺麗で驚きました。CGモデル…ですよね?最近は区別がつかないので何とも言えません。違うのかなあ…とにかくヒロインの足指の形状は素晴らしかったです。

 それとOPEDのアニメの凝り方もすごいですし、EDアニメの作画スタッフは「#01エンディングアニメーション」となっていたし、キャラソンだったので、毎話変えてくるんでしょうか?だとすると相当気合いが入ってます。絶対領域の質感も本編よりいいです。このEDだけでも見る価値はあるかも。

 ということで、本作は見る気がなかったのですが、他のアニメの続きでいつの間にか始まったので見始めたら、結構見るべきところがあってちょっと驚きました。 {/netabare}


2話 アーリャのMプレイが主体?そして毎週1パンツ。

{netabare} 本作の見方はアーリャがいじめられるMプレイを堪能するということでよろしいでしょうか?
 心の内面を公開され、苦手の辛いものを食べさせられ、着替えでも恥ずかしい恰好を見られる。そういうマインドを計算しているのかどうかわかりませんが、無自覚やられ萌えキャラとして愛でる感じです。それと毎週1パンツかな?
 恋愛は今のところおまけかな。生徒会がらみと家族関係でストーリーは作るのでしょう。

 そうそう、妹=幼馴染設定はかなり強引ですが、これもアーリャの勘違いでヤキモチプレイの一環なんでしょうか?

 今週のEDは曲を知りませんでした。もうちょっとメジャーな曲でお願いします。まあ、一応調べましたけどね。

 あと、試着室の着替え…20分43秒のアーリャの四つん這いのポーズですが、脚のデッサンおかしくないですか?かなり違和感がありました。

 視聴継続は…まあ、ありかな。話が展開するまで見てみたい感じですね。{/netabare}


3話 あれ?パンツとロシア語のデレは?

{netabare} 出会いとデレを入れないと説得力がないのはわかります。わかりますけど、どうしてこう理に走るんでしょうね?アーリャの性格はわかりますし、文化祭のところの裁縫のところまでの心情は結構共感できます。

 一方で政近の解決方法はちょっと…いやかなり不自然です…裏での暗躍とクラスのメンバーの動きが想像できません。つまり、2人の関係性を作るための虚構感をものすごく強く感じます。「ごめん」のところはわざとらしすぎて身もだえしました。なぜ、童貞妄想系のラノベはこういう理屈を作るかなあ…と本当に余計なことを…という感じでした。
 
 そしてその後のアーリャのデレの心の動きが理解できませんでした。これを入れるくらいなら出会いは「遅刻食パン」の方がましかもしれません。2人って幼馴染だったんですよね?もうちょっとそっちの話を利用すれば自然な展開になるのに…そうだ、そもそもロシア語設定があるんだから、アーリャの気持ちを先取りできて惚れられるでいいじゃないですか。これだとロシア語が出オチになってしまいます。

 今回の展開で特に主人公の作り物感がものすごくでました。もっと薄いキャラにして視聴者が自分がそこにいたら…という妄想にふさわしい薄いキャラにすればいいのに、と思いました。

 真面目に言えば、シリアスをやるならそれなりの覚悟が必要です。アーリャにその性格造形を持たせた以上、それをテーマにした話を展開できるのでしょうか?できないなら入れるべきではないエピソードでした。

 ということで、評価はがた落ちです。がた落ちですが、来週ちゃんとルーティンのパンツとデレがあれば許しましょう。そう…大事なのは型です。

 でEDは「みゆき」のOP?ED?忘れましたが「想い出がいっぱい」ですね。私の印象だと別れの曲のイメージなんですけど、この作品の結末がそうなる暗示なんでしょうか?
 毎週歌は聞くと思いますが、中途半端な展開だと継続はどうしようかな、と思い始めてきました。 {/netabare}


4話 無理に政近を持ち上げる話が決定的に面白くないです。中断かな。

 うーん、話が面白くないです。1,2話は結構面白かったんですけど。エロシーン云々というより、4話のサッカー部と野球部のあれはなんですか?何か感心するところとかありました?
 
 普通高校のグラウンドの予約なんて曜日ごととかで決まってだろうとか、あれだけでかい高校でサッカーと野球のグラウンドが競合しているんかい!という突っ込みはさておいても、解決方法になんのヒネリもないです。アーリャがウニャウニャ言っていたのを政近がはっきり伝えただけでは?手伝いというのはありましたけど…

 生徒会室の問答もこいつら何言ってんの?としか思いません…なんでしょう、ドラマがないというか、エピソードで見せてよとしか言いようがないです。あのシーンで面白い・感動・感心・ほっこりなどの感情の動きはまったく感じませんでした。

 3話の中学生が文化祭でお泊りで準備するとかいう話もそうでしたが、無理やり作った政近スゲーの話がまったく刺さりません。3,4話って話の流れとして非常に不自然で、単にアーリャを下げて政近を上げるためだけの話でした。

 これは正直想像以上に面白くないです。EDのチョイスも良くわからないし。失礼ながら声優さん、決して歌が上手いわけでもないし。

 これは…一旦切ろうかな…アーリャは可愛いですが、話が決定的に面白くないです。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 9

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

4話まではよかったが・・・木を見て森を見ず

【レビューNo.152】(初回登録:2024/11/10)
ラノベ原作(なろう発)で2024年作品。全12話。
当初はタイトル切りしてましたが、ABEMAの一気見配信を観てたら
「思ってたやつと違うかも」でちょっと期待したのですが・・・


(ストーリー)
私立征嶺学園に通うアリサ・ミハイロヴナ・九条(アーリャ)は、ロシア人
の父を持つ銀髪ハーフの女子高生。
努力家で成績優秀・スポーツ万能の才色兼備で、生徒会役員も務めている。
そんなアーリャの隣の席にいるのは、やる気のないアニオタ男子・久世政近。
アーリャはいつも彼に対して冷ややかな目線を向けているものの、時々ボソ
ッとロシア語で彼にデレていて・・・
しかしは政近は幼い頃にロシア語を話す幼馴染がいたので、彼女のデレを理
解できるのだった。
そのことを知らずにロシア語のデレを繰り返すアーリャと気付いていないよ
うな振りをする政近。
そんな日常も政近が生徒会に誘われたことから変化し始めるのだった。


(評 価)
・4話まではよかった
 当初は上述の通り「どうせいつものツンデレであざといやつやろ」とタイ
 トル切りしてたんですよね。
 でもABEMAの一気見配信をたまたま観たら・・・
 一番感心したのが序盤で政近やアーリャというキャラがしっかり描かれて
 いたところですね

 ・政近
  アニオタのモブ的存在かと思ったら、能力を隠した有能キャラ。
  アーリャへの助太刀でコミュ力が高く調整能力にも秀でた一面を披露。
  それをイヤミなく描いていた点がGood!
 
 ・アーリャ
  努力家で何事にも全力を尽くす性格は美徳だが、それゆえに周りとの確
  執を生むことも。
  (周りと衝突したり、人に頼ることが出来なかったり)
  何でもできるスーパーヒロインではなく、そういう不器用な欠点に悩む
  1面を描いていたところがGood!

 そんなアーリャをみて、彼女が本気で生徒会長を目指していることを知ると
 政近も心を動かされ、共闘を呼びかけ彼女の手を取るという。
 ここまでが4話までの流れですが、これはダークホースが来たかと期待が高
 まったのですが・・・


・5話以降は消化不良 →木を見て森を見ず
 ところが5話以降が期待外れ。
 一番の問題が政近の「有能キャラ」という扱いの難しさ。
 上述のように掴みはOKだったのですけどねえ・・・
 名門「周防家」(今は両親が離婚して久世姓)で英才教育を受けたので、
 有能らしいのですが、ホワイトルーム出身の某主人公かよwww
 主な戦場は生徒会長選になるのですが、どことなく中途半端さや尺のバラ
 ンスの悪さが気になりましたね。
 ・よく分からないまま「えっ、それが主軸になっていくの?!」みたいな
 ・政近が「俺tueee」で出張ってきた分アーリャの魅力が薄れた印象
  (シナジーでなくアナジー)
  → 有能さアピールもサポートというより概ねアーリャの”子守り”に
    みえてしまうのがなあ

 また「周防家との確執」的なものもあるようですが、この辺も1期では特
 に深堀されることもなく、今のところ「周防家」という設定がむしろ過剰
 要素になっているという印象ですね。

 「周防家」といえば、周防有希という政近の実の妹(同学年)がいて、
 彼女がアーリャの生徒会長選の最大のライバルになります。
 しかし彼女も
 ・周りには兄妹と知らせず幼馴染で通しており、普段は猫を被っている
 ・実は重度のブラコン(しかもアニオタ)でそのノリで政近に迫ってくる
 という観ていてイタイキャラの方が目につくって感じですね。
 彼女も「周防家」ということで有能らしいのですが、やってることはアー
 リャの動揺を誘うなど、相手を下げる行為に知略を使ってる感じで、ここ
 でも「周防家」という設定がなあって感じなんでよね。

 またアーリャについても「ロシデレ」が出オチ的になるのはやむを得ない
 としても、恋愛要素はとってつけたような感じになり、イマイチ物語にハ
 マっていない感じがしました。
 どちらかと言えば、1期は生徒会長選前哨戦を経ての「アーリャの成長譚」
 という側面の方が強く「コテコテのラブコメ展開」を期待した層には肩透
 かしだったんじゃないですかね。
 それに上述の通り政近に”おんぶに抱っこ”というマイナス感も否めないし。

 全体像から見ると話がいろいろ膨らむように設定を盛ったり、多様化を描
 こうしたものの、「木を見て森を見ず」って感じで、個々の要素が点にな
 ってしまい、作品の方向性がぼやけてしまったという印象ですかね。
 (この辺は後述の構成の問題の影響かもですが)


2期も早々に決定のようで、1期の構成をみると2期まで視聴してようやく評価
できる作品のようにも思いますね。(分割2クール的な)
とはいえ、2期も積極的に観たいかと問われれば返答に困るところw
唯一琴線に触れた(かぐやさまの早坂風ギャル)宮前乃々亜の出番が増える
なら考えてもいいかなあ(笑)


(追 記)
「ロシデレ」は原作ラノベの売り上げが1巻から凄かったらしく、2巻をあの
『涼宮ハルヒ』と同数にて制作決定するなど、市場が縮小傾向にある最近の
ラノベ界ではかなり異例の存在のようですね。
で、アニメ化前で260万部、現在は500万部達成と絶好調のようです。
最近ではラノベを原作としたコミカライズがけん引というケースが多い中で、
ラノベだけで500万部というのは、『とらドラ』『はがない』クラスに相当す
るのだとか。
そういえば2年位前に「ロシデレ」がかなりきてるって話を聞いたのを思い出
したわw

>これはダークホースが来たか
私が知らなかっただけで、始まる前は実はド本命だったようですね。
でもアニメの評判はやはり芳しくないようで、分析によるとカットの取捨選択
でミスったとか原作自体のアニメ映えの難しさみたいなものがあるようですね。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 15

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ツンデレじょうずのアーリャさん

男性向けのハーレムラブコメ

でもこれはラブコメなのか?
ラブコメ見てるはずなのに、チートアニメを見ているような気分

アニメのデキはとても良くて、しっかり美少女達の可愛さを引き出せていますね

隣の席のクールビューティー美少女が日本語ではつれない言葉だけど、ロシア語では大胆にデレていて、実はロシア語理解している主人公がドキドキするラブコメ・・・なんだけど、次々とキャラの濃い美少女が表れるし、主人公は実は超ハイスペックで学校で無双して美少女たちにモテモテな様子はまるでなろう系主人公のよう
主役はアーリャさんのハズなのに、どんどん影が薄くなっていきます・・・

話はホントに学園版なろうって感じで特に面白くない。
相手に通じてないと思ってただストレートに気持ちぶっちゃけるだけで、ロシア語なんておいしいネタをうまくいかせてないのも勿体ない

でもかわいいからそれで充分でしょ、知らんけど

1話からミニスカートで靴下履かせて~って言いだして切ろうかと思った

投稿 : 2025/02/15
♥ : 17

56.6 2 アピールで能力なアニメランキング2位
魔法使いの約束(TVアニメ動画)

2025年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (10)
62人が棚に入れました
初めまして、賢者様。ようこそ、壊れかけの世界へ。 風が強くて、猫が騒ぐ満月の夜。平凡な日常を送っていた真木晶が迷い込んだのは、 魔法使いと人間が共存する世界。 五つの国で形成されたその世界では、〈大いなる厄災〉と呼ばれる巨大な月が、年に一度、襲来する。 その月と戦い、押し返す使命を持つ『賢者の魔法使いたち』——彼らを束ねる『異世界からの賢者』として、晶はこの世界に召喚されたのだ。 月と戦い、世界を救うため。そしてそれ以上に、人間と魔法使いの架け橋となるために。 悠久の時を生き、自分の心に従い魔法を使う魔法使いたちに、寄り添い、心を繋ぐ努力をする晶。 「いつか、あなたと友人になれたなら」。 美しく恐ろしい壊れかけの世界で、魔法使いたちとの忘れがたい不思議な日々が始まる——。

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

女性向けですが… 出来が悪いなぁ。もう少しテンポ良くならない?

女性向けは対象外なので好みじゃない、と思った場合は評価しないようにしているのですが…。

これは普通に出来が悪くてストレスだったので低評価します。

女性向けソシャゲーのアニメ化ですね。
ソシャゲーのアニメ化というキャラを全員出して少しずつ話させるからグダグダになって駄作になるものですが、その通りです。

まあ何と言いますかテンポ悪いですね。
ソシャゲーのオープニングのやりとりをそのままアニメ化したんですかね。
アニメにする時はちゃんと再整理しないと…。
再整理してこれならさらに救いがない。

グダグダダラダラした話し方がうざくて、時間が本当に長く感じました。
退屈過ぎて途中スマホいじっちゃいましたが。

まあ一点良かった所。
魔法使いと一般人が揉めていて、魔法使いを制御できる賢者である主人公が、どちらに味方するかで、『一般人は高圧的だが、魔法使いは自分の考えを聞いてくれる』という理由で魔法使いを選んでいたのは、まあ綺麗な理由にまとめたな、と思いました。
魔法使いがイケメンだから、とは言えないでしょうからね。

客観的には、魔法使い側もグダグダして話の要領得ないし、苛つかせるのはどっちもどっちで、どっちに味方すれば良いんだかわかりませんでしたけどね。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

原作のソシャゲユーザーじゃないと楽しむのはキツいかも

ソシャゲからのアニメ化という事で、女主人公はともかくとして、イケメン男性キャラが10人ぐらい登場するため誰が誰なのか把握しづらいのが門外者には辛いものがありました。

これでストーリーが面白かったら良いのですが、女主人公の事を賢者!賢者!と誰もが言い、イケメンキャラ達とのやり取りもなんか面白味があまりなく、いわゆる周りにチヤホヤされながらカッコいい男性とおしゃべりするシチュエーションを楽しむ類の作品て感じかなと。

うたプリは歌が良いのはもちろんストーリーもしっかりしていましたが、本作は歌はまぁ女性向けて感じなのはそういう作品なので致し方ないですがストーリーが微妙で総じてパッとしない感じでしたね。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 2

たナか さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

デス・ペナルティ

みんなだいすきソシャゲアニメ
ゲーム・漫画2種・舞台・アニメとなかなかの規模感

アニメは女性、ゲームは男女選択式、舞台は男が主人公。なんで?
2.5次元舞台は演者が別、カラフルな衣装でコスプレ感がすごい
人気作品らしくWIKIの充実度がすごい

OP・独特の声がフィット、しかし映像が雑
ED・ハニワのLIPLIP、なんでキャラソンじゃないの?

アキラ
主人公、なにがすごいのか謎

カイン
熱血エリートなイケメン、もちろん赤髪

ヒースクリフ
男子の夢、時間停止能力を有する繊細イケメン

シャイロック
やれやれスカしイケメン、つよそう

ムル
グイグイ猫男子な展開加速装置イケメン

クックロビン
この名前…ただのモブではないな…と思えばやはり


01
今度はエレベーター転移、まあどうでもいいですね

ゲームは総勢21名らしい。ゲーム原作はキャラ数と長セリフが難点だが、スポンサーの無茶な横槍がなく迷走しないのはメリット。設定やキャラ造形はそれなりにちゃんとしてるが、この規模のプロジェクトなのにアニメの質が酷い。とても酷い。ほんとうに酷い。いいスタジオ押されられなかったスタッフの罪は重い。マジでほんとうにとてもすこぶる出来が悪い。株主ブチ切れ案件。担当はクビでしょうか。どうか死人が出ませんように。

特に不幸な事故でもなくボーッとしてたらいつのまにか転移。召喚者?の大臣がいきなり逆ギレという小物でイケメンは自動で株が上がるシステム。まずは4人のキャラ紹介に終始し、主人公アキラの能力は全く不明という初回。

セリフだけを聞いてれば「は?」とはならない展開でゲームは普通なんだろうなという感触。敵や味方の行動原理にもきちんと納得感がある。アキラが初見のイケメンに見とれるなど、設定のディティールに嘘がない。こういうところマジでちゃんとしてる。ただ画面の説得力があまりにも皆無なのでそのギャップの大きさがいたたまれない。

「危ない!俺が守る!」→アキラに向かう刃を避けるイケメン。「急げ!」→歩くイケメン、敵はこない。こんなんばっかり。唐突に出現する魔法使いはまだ堪えられるが、いつのまにか横にいる大臣には笑うしかない。初回にも関わらず押し付けがましい舞台説明の応酬ではなく、アキラの心情もきちんと解説するので感情移入はしやすいと思う。アニメの出来が良ければ…。ひたすらシリアスな展開なのにずっと笑わせてくるんです。原作ファンがマジで可哀想。なんでこうなった。

各キャラのエピソードはゲームでやればいいので、アニメでは順番に可哀想エピを掘り掘り下げ下げしなくて済む。初回だけでも4人の人物像はきちんと掴める作り。視聴側の情報量がアキラとリンクしてるので先の広がりに期待感を抱くことは可能な構成。出来がァァァ良ければねえェェェ。ひどいひどいよまじひどい。ファンじゃなくても悲しくなる案件。普通に作れば普通に面白くなるはずなのにねえ。イケメンアニメなのにまともに見れるキメ顔が全部で十秒もない。今期のUNITEUPは同じイケメンアニメでもすこぶるデキが良いんですけどね。

ファンのみなさま、お気を確かに。南無。

投稿 : 2025/02/15
♥ : 1
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