アスリートで笑いなおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのアスリートで笑いな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月26日の時点で一番のアスリートで笑いなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.2 1 アスリートで笑いなアニメランキング1位
ユーリ!!! on ICE(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (741)
2988人が棚に入れました
日本中の期待を背負って挑んだグランプリファイナルで惨敗…
故郷吸収に帰ることになったフィギュアスケーター勝生有利。

「現役続行と引退はハーフ ハーフ…」そんな気持ちで実家に引きこもっていた勇利のところに突然やってきたのは世界選手権5連覇のヴィクトル・ニキフォロフで…

日本の崖っぷちスケーター勝生勇利と、ロシアの下克上スケーター ユーリ・プリセツキー。

2人のユーリと、王者ヴィクトル・ニキフォロフで挑む前代未聞のグランプリシリーズが今、幕をあける!

声優・キャラクター
豊永利行、諏訪部順一、内山昂輝、細谷佳正、本城雄太郎、安元洋貴、宮野真守、小野賢章、前野智昭、村瀬歩、野島健児、福山潤、日野聡、羽多野渉、土岐隼一

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

BLアニメというけれど?

「男子フギィアスケート」なんて書いてあるので当初期待してませんでしたが、非常に良い作品です!!!
1話、2話にて物語の掴みはOK。勇利の成長に焦点を当てます。
無論、ユーリにも成長の過程が組み込まれますが、やはり主役は勇利。
憧れ、ライバル、嫉妬、勝負、挫折、涙、達成、努力・・・たくさん要素が組み込まれています。観ていて楽しいですよ。

このアニメ、BLアニメというけれど、師弟関係とはそういうものではないでしょうか。
選手はコーチを信じて演技をして
コーチは選手を信じて大会に送り出す。
もし、これが男女の話の方が当たり前のようでつまらない展開になるのではないかと思いました。これで良し!
陽気に振る舞うビクトル。
憧れの選手にコーチをしてもらえるユーリ。
この組み合わせは最高だと思います。

敢えて残念なのは、このアニメ1クールで最後が急ぎ足。もっと個々の選手を掘り下げて欲しかった。個性のあるキャラが多いのでもっと楽しめたのではないでしょうか。

最後にOPのディーンフジオカにびっくり!良い曲です!

2018年2月平昌オリンピック開催。
2月12日付けの東京新聞 「東京エンタメ堂書店」記事にて
ユーリ!!!ONICEを絶賛しております。
それと、日本男女ペアが劇中曲にて挑戦するそうですよ。
プロも作品を楽しんでいるようですね(笑)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 54
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

スケートにも関係にもハラハラしましたー

フィギュアスケートを題材にしたオリジナルアニメ。


主人公の勝生勇利(かつきゆうり、以下ユーリ)は最初から日本一クラスの実力選手。
メンタルの弱さが目立ちますが、悔しさをバネに努力を重ねるというスポ根的な話ではありません。
そういう意味で主人公っぽいのは、同名のユーリ・プリセツキー(ユリオ)のほう。

この作品は、感情が変化することによって、演技にどう表れるかに焦点を当てています。
感情によって目的が生まれたなら、努力は勝手についてきます。
感情が乱されたなら、力があっても結果を出せません。
意識の変化を追いかけつつ、感情を語りながら演技に乗せるのは、強弱のあるフィギュアスケートと相性が抜群です。


よって、裏話はそこそこに、大部分が結果を見せる演技シーンに割り当てられています。
実況や解説まで付いていて、スポーツ番組を見ている感覚です。

この見せ方でもけっこう語れるもんなんですね。
ユーリやユリオはともかく、サブキャラは滑りながら心情を述べ、演技の流れで自己紹介しているに近い。
それなのに、キャラがちゃんと立っています。

サブキャラが活躍することで、それぞれの演技がうまくいくかどうか、ハラハラ。


ユーリの感情の核になるのは「愛」。
これはコーチであるヴィクトルとの絡みを中心に、「つながり」という形で描かれています。

最初は、男にしては近すぎる距離感の描写が単なる腐向けサービスシーンに見え、邪魔くさく感じていました。
しかし、中盤になると、どうにも中心になりそうなテーマだということが見えてきます。
この作品には各キャラにテーマがあり、それをストーリーに還元してるんですよね。
(「大人のエロス」をテーマにしていたクリスが主人公だったら、エロエロなストーリーになっていたはずです)。

「どんどん濃密になるよ」ということを匂わせることで、篩(ふるい)にかけていたんじゃないかという気もします。
そう考えて序盤のサービスっぽい要素に勝手に理由付けしたら、妙にしっくりきました。

でも結局は、テーマを探るよりも、「どこまで進むんだろう」というのが一番気になっていました。
実際に、{netabare}キスに見えるシーン{/netabare}とか{netabare}ペアリング{/netabare}とか見ながら、ハラハラ。
狙い通りに乗せられた気がしますが、えぐることはせず、落とし所は上手だったと思います。


映像・音楽はとても良いです。
最初から最後までめちゃくちゃ動くし、テーマソング含めて素晴らしく、見ていて飽きません。
1話まるごと使った見事な演技が何度も出てきます。
演技構成点が高いアニメです。


異なるハラハラが同居しているので、多種多様な感想が読めるというのも楽しかったりします。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 51
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

愛だね

1話

OPはディーン・フジオカさんの魅力ある歌声もさる事ながら、デジタルアニメの利点を最大限活かした超ぬるぬる動くダンスシーンに圧倒された。
どうやって作っているんだ…とつい考えてしまう。
今迄みた事のない映像に最初から引き込まれてしまった。

OP後、始まったのは…フィギュアスケート!!
誤魔化しのない動き、OP張りの動きで演技が披露された。
しかもスケートシーンは全て手書きだというのだからこの感動、ハンパじゃない!!作画で魅せるアニメとはこういうものを言うのだろう。

キャラのイケメン性を除いても楽しめるであろうドラマ性、競技としての魅力。
この時点で何年後かまで語られるアニメだと、そう思った。

2話
{netabare}
OPは1話のものと比較すると背景の書き込みが加わっていた。
毎週少しずつ豪華になって、グランプリファイナルではスタンド満員の観客がお目見えするのかな?

ヴィクトルえろすぎ…ではなく、
エロスとアガペー
エロスとは性的な愛でアガペーとは無償の愛の意。
受け答えが軽くて自分が一番好きなように見えるヴィクトルですが、君たちは自分が思ってるより無個性で凡庸というのは言い得てているなと感じた。
勇利はアスリートとしては進退を考える時期に至っているが、それでもまだ23歳、また可能性は大いにある年齢なのに自分を決めつけてしまうには勿体ない。
ヴィクトルは意外と良いコーチになるかもしれない。{/netabare}
三角関係に近いライバル関係がいよいよ本格化し益々楽しみになってきた。

3話
{netabare}「美味しいカツ丼になるのでちゃんと観ていてください」と言って滑り始めた勇利…
ヴィクトルの相手に相応しいとの思いが勝敗の決め手となった事は確かだ。
それを誇張する為にもあの距離の近さは大切だったと思う。

残念なのは完全なるかませ犬になってしまったユリオ
将来性があり、自信に満ち溢れ、勇利と対局な存在として登場している。
愛について対局なエロスとアガペーを二人が演じたのもお互いの違いを強調し、お互いが不得手なものを演じているが…
よくよく考えると、燃え上がる性的な愛と無性の愛では、燃え上がる性的な愛の方が選ばれる可能性が高いなあと、リトルマーメイド然り、ハーレム物の大人しい子とは結ばれにくいジンクス然り。
それがユリオに割り当てられた時点で勝敗は勇利に傾いていた訳か。
加えて、ユリオのイメージがおじいさんとは…
折角ヴィクトルを追って日本までやって来させたのに、不憫でならない。{/netabare}

3話まで1話に劣らぬクオリティでスケートシーンを描き続けるとは、化け物みたいなテレビアニメだ。

4話
{netabare}派手な見せ場はいったんお休み。
REスタートの勇利とユーリをしとやかに描いていた。
スケートシーンもあるが、勇利とユーリの格差をなめらかさで描いているのか、安定的なユーリとは対極に勇利はカクカク。
早く綺麗な勇利が見たいなー

ヴィクトルに「昔の恋人を思いだして…」と言われてキレる勇利の顔は痺れた…。今までは気の弱そうなキャラだと思っていたので、あんな表情も出せるのだと意外に思った。これから成長してどんどん内に秘めた感情が表に出てくると、そしてその感情をコントロールできるようになると勇利は更なる高みに行けるだろう。
ただの気まぐれカットじゃないと良いな!{/netabare}

5話
{netabare}顔真っ赤ってそういうこと…ww
今回はだいぶギャグだった(笑)(笑)
鼻血を散らしながらヴィクトルの胸に飛び込んでいくところは崩れながら笑ってしまった。
今回はサービスショットが多くて腐女子的には大興奮
初登場の南くんのフレッシュな演技にも注目!初々しさに思わず応援したくなってしまうね。その点、勇利はミス連発だけど確かな実力を感じる演技が良かった。
現時点ではヴィクトルありきの成功となっているが、勇利自身の力で伸びていけると良いなと思う。{/netabare}

6話
YOIには勇利・ヴィクトル・ユーリ以外にも魅力的なキャラがいっぱい!
{netabare} ピチット・チュラン
ピチットくんの演目はどちらもタイの王家を連想させられる。彼の普段の天真爛漫さや踊りから迸る気品はまさしく王子そのもの!調和のとれたイメージの統一性には脱帽だ。
 ジ・グァンホン
苦労しないタイプの可愛い男の子。これでも17歳!かわいい!!ふとした仕草に目が引かれる。
 ギオルギー・ポポーヴィッチ
世界観に入り込むタイプのスケーター、狂気とも思える迫真の演技のガチっぷりが面白い。スケートに関してはかなり真面目なユーリ!!!の色物枠、今後の活躍が期待される。
 クリストフ・ジャコメッティ
CV.安元広貴のセクシーなお兄さん。セクシー…いえ、性的……
ショートプログラムのお尻をなでるカットが私の思考回路をフリーズさせた。彼は性の暴力だ…
 レオ・デ・ア・イグレシア
クリストフやギオルギーとは対照的にとても爽やかな演目を披露してくれる。曲がどことなく10年くらい前の韓流スターの曲っぽい。順番的にもう、お口直しとしか思えない…
曲を聞きながらリンクに横たわり天井を見つめる姿はそのまま商品販促ポスターに使えそう。今回は濃いキャラが多すぎて若干目立ちにくかった彼だが、もっともグランプリファイナルに近い男と言われる由縁はどこかで発揮してくれるだろう。

ヴィクトルの「勇利気持ち良かった?」というセリフに裏の意味が見えてしまう私の思考回路はだいぶおかしいと思う。
純粋な心の持ち主の感想に期待したい。{/netabare}

7話
{netabare}最後でやられた…
こんなにも絶叫するアニメがいまだかつてあっただろうか。
これは「腐女子が~」と言われても致し方ない。でも、だって!こんなにもピンポイントに狙い撃ちされてはもう冷静さを保ってはいられないだろう。

もちろん、腐女子狙いだけが目的だったとは思えない。
どのようにすれば気持ちの切り替えができるか勇利のもろいメンタルに細心の注意を払いながらあえて崩すようなことをしたヴィクトル、わざとゴミを落としてまでヴィクトルのつむじをつつこうとした勇利、最後の抱擁…この7話のすべてが、勇利とヴィクトルの過ごしてきた時間と信頼関係を意識づけさせる描写となっている。
最後の抱擁に関しては、文化などを考慮しても、それだけではないのだろうが、コーチと弟子以上の絆を見せつけた勇利とヴィクトルの関係をもって、どのようにユリオが介在するのか、これからの激しい展開が期待されるキーポイントとなることだろう。

歓声を聞いて怯える勇利の耳に咄嗟に手をあてて「聞くな!」と言うヴィクトルが個人的には一番の萌えポイントだった。{/netabare}

このユーリ!!!on ICEにおいて、冷静な感想を書くことは私にはとても難易度のたかいもののように思える。そもそも、興奮しすぎて冷静に観ることができないのだ。
だから、皆さんの客観的な感想が頼みの綱である……後は頼みましたよ

11話
予想していた結果以上の、そうなって欲しい!という思いが具現化されたような最終話だった。

{netabare}(期待)勇利とヴィクトルの競演エキシビジョンでの共演
(相反)グランプリシリーズに出てなくても出られるのだろうか
(調査)特別出演枠があるらしいのであるいは
(結末)\\共演実現!!!//

勇利とヴィクトルが交互に映し出される1話
勇利とヴィクトルが重なって見える11話
同じ氷の上で一緒に滑っている11話ED
勇利がちゃんと成長してヴィクトルに近づいている実感が持てるのがすごくうれしい。
実際には11話でヴィクトルが保有していたフリーの世界記録を勇利が超えたのだから、追い越したという見方も出来るのに、勇利自身はようやくヴィクトルに追いついたと思っているのが奥ゆかしいよね。
ところで、スケトラには{netabare}ユリオのエキシビジョンも収録されていたけれど、これはOVAを期待してもいいのかな!!?ユリオのエキシビジョンに限らずオタベックのフリーももっと丁寧に観たい。公式様お願いします!{/netabare}

第二ラウンド
(期待1)ヴィクトルの選手復帰
(期待2)勇利の選手継続
(期待3)これからもヴィクトルには勇利のコーチを続けてもらたい
(結果)\\選手兼コーチ!!!//

ヴィクトルが復帰しても年齢的に、8か月の休養は大きいブランクだと思う。私が期待しているのは以前のようなパフォーマンスなのでブランクを埋めるにはハードな練習をこなすしかないのに、勇利の面倒を見られるはずはない。よって、ヴィクトルと勇利は離れる運命にあるだろうと私は思っていた。そして同様に勇利も最高のパフォーマンスを得るために、ヴィクトルコーチの存在は必要不可欠だと思っている。
この二つは相反する運命にあると思っていたので、ヴィクトルの出した答えはとても意外なものに感じた。
しかしまた、3つの期待を叶えるにはそれ以外の方法は無いのだ。不安はあるが最良の選択になったと思う。
そしてもし続編が作られるとしたら、これは大きな課題になるだろう。共倒れだけは絶対に避けなくてはならない。
どのように解決するのか続きが気になった。

また、それに関連してヴィクトルのコーチはどのようになるのかという疑問が生まれてくる。「俺にとってのコーチはヤコフしかいない」発言の通り、ヤコフになるのだろうか。もしそうだとしたら、勇利もロシアで練習するのか…ユートピアかつきにもっと出番が欲しいな。
ヤコフに日本へ来てもらってユリオと勇利とヴィクトルの3人で練習するのが理想なんだが、ヤコフは他にも指導している選手がいるから実現は出来なさそう。
続編の制作発表が待ち遠しい、いつまでも待ち続けたいと願っている。{/netabare}

勇利とヴィクトルの関係も気になるし、
思い通りに終わった一方で、いくつもの疑問が新しく生まれる続編がつくられなければやるせない最終回だと思う。
これがユーリロス…
腐女子やファンの戦いはここから始まるのかもしれない。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 37

69.5 2 アスリートで笑いなアニメランキング2位
競女!!!!!!!!(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (434)
1948人が棚に入れました
水着姿の美少女たちによるエキサイティングな水上の闘い「競女」!
ルールはシンプル。「ランド」と呼ばれる水上に浮かぶステージの上で、尻や胸を駆使して戦い、最後まで立っていた選手が勝者だ。
鍛え上げた肉体から繰り出される、胸と尻の超絶技! 熱き魂がこもった、荒ぶる尻、激しい胸のぶつかり合いに人々は魅了され、その勝者は富と名声が思いのまま!
そんな競女のトップ選手を目指し、選ばれた美少女アスリートたちが集う、瀬戸内競女養成学校。神無のぞみをはじめとした生徒たちは、みんな各自の得意分野を活かしつつ、自らの尻と胸を磨いてゆく。
競女に青春を捧げる熱き乙女たちの、汗と友情の物語がいま始まる!

声優・キャラクター
Lynn、M・A・O、本渡楓、大西沙織、前田玲奈、山村響、高橋李依
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

熱さと馬鹿馬鹿しさが萌えを超える時、裸もまたギャグになる!

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
「馬鹿になれ とことん馬鹿になれ 恥をかけ とことん恥をかけ かいてかいて恥かいて 裸になったら見えてくる 本当の自分が見えてくる 本当の自分も笑ってた そのくらい馬鹿になれ」「尻が一番 尻があれば何でもできる」「いくぞー! 1、2、3、ダー!」

ん? 一部違うぞ? まあでも、そんなアニメです(笑)

内容は、バカ要素もありつつ、スポ根もありつつ。バカを真剣にやってる感じが好印象でした♪ アニメ玄人?にオススメしたいアニメですね(オンリーワンなので)!

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
内容は、バカ要素もありつつ、スポ根もありつつ。バカを真剣にやってる感じが好印象。「競女」という謎のおバカ種目を「公営ギャンブル」にしたのは、面白いというより、上手い設定だと思う。バカなことをやっているのに、なぜか説得力が出てくる。少女達が厳しい練習に耐える理由がシンプルに「お金」ってのも分かりやすい。

てかこの競技、実際に競技化したらリアルに人気でるかもね(笑) おじさん達は喜びそうだw

何気に、各キャラクターごとにオリジナリティーある「ケツ技」があって、バトルものとしても面白い。まあ、各必殺技には無理矢理感あるのもあるけど、それに突っ込むのは無粋ってもんでしょう。

一番笑ったのは8話の次回予告w 「構えが変わった!? 乳首が立ってる!!{」って、どんな次回予告だよ(笑) 久々にアニメで声だして笑ったわwww

9話、馬鹿馬鹿しさがひとつの壁を越えた(笑)

11話、もう何があっても驚かない(笑)

12話、よくもまあ、色々考えるもんだな(笑)

感想➡他の方もレビューで書かれていますが、多分このアニメ、ここで終わるのがちょうど良いです。プロ編とか、2期やる余地はいくらでもあるけど、これ以上やっても、1期を超えられる気はしないかな。馬鹿馬鹿しさのMAXは通りすぎ、これ以上やってもマンネリ化するというか、強さのインフレがおきて、いったい誰が強いのか分からなくなってくる気がする(晩年のBLEACHのような状態)。

まあ、面白いアニメでした! 好評価です!
{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 42

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

かなりアホで、適度に熱くて、とても笑えるスポ根作品

女子選手が胸と尻だけを武器に戦う公営ギャンブル競技「競女」、その選手養成学校を舞台にした熱血お馬鹿スポ根作品。
秋アニメの中でも毎週楽しみに観ていました。とても面白かったです。
基本的なストーリーは、厳しい特訓で技を修得したり、仲間との息の合った連係プレーで強敵に立ち向かったりといった王道のスポ根なので、安定感があります。その土台の上に、水着女性によるお色気や、頭がおかしいとしか言いようがない発想の必殺技など、かなりB級っぽいエンタメ要素が散りばめられていて、単純に楽しめる作品になっていました。こんな作品で笑ってしまっている自分もどうかとは思うのですが、面白いのだから仕方ありません。毎回最後の次週への繋げ方も非常に上手くて、本当に笑わせてもらいました。
キャラは、主人公の神無のぞみ、そのルームメイトの宮田さやか、青葉風音といった主要キャラは、それぞれの個性や得意技もしっかりと描けていて良かったです。
作画は別に綺麗ではなく、特に最終回などはかなり崩れていましたが、それでも作品全体を通して試合の場面では、実際にはありえない人体の動きや、馬鹿馬鹿しい超能力的な必殺技を、スピード感や迫力を感じさせながらそれなりに説得力のある攻防として描けていたのは評価したいです。
音楽も、OP、EDともに結構好きでした。
全12話を退屈することなく最後までとても楽しめましたが、これ以上あまり長く続けると段々飽きてきそうな気もする作品で、ああ面白かったなあ、という良い印象のまま観終わることができる、これくらいの分量で丁度良かったかもしれません。
適度に熱いストーリー、健康的なエロ、頭を空っぽにして笑えるアホな必殺技。良い娯楽作品でした。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 20

yowano さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

エロ枠やギャグ枠として扱うにはもったいないクオリティ

尻と胸だけで戦う競技という奇想な世界観から、
ありがちなエロギャグ枠だと思ってスルーしていたことを後悔しました。

あらゆる必殺技や妙策が尻と胸にかかるせいで笑ってしまいますが、
ライバルと繰り広げる試合の数々は、どれも見どころがあり、熱いです。

試合の前にはある程度いがみ合いなどがありますが、
試合の後には互いを認め合って仲直りするところも爽やかで良いです。
今時これほど底抜けに明るいストーリーは逆に珍しいのではないかと思います。

また、敵も味方もキャラクターが非常に丁寧に作られていて、魅力的です。
一癖二癖ありながらも、可愛らしく、仲間想いの優しい子が多い印象です。
主人公も快活でありながら理解力が高く、見ていて気持ちが良いです。

私もそうでしたが、リアルタイムでは0話切りした方も多いと思います。
この機に是非ご覧頂ければ幸いです。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 7

75.4 3 アスリートで笑いなアニメランキング3位
勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (1365)
8795人が棚に入れました
勇者試験を目の前にして魔王が倒され、勇者になれなかったラウルは、王都にある小さな電気店、マジックショップ・レオンに就職。勇者から電気店店員となったラウルは忙しい毎日を送っていた。そんなラウルの平凡な毎日は、バイト希望でやって来た少女との出会いをきっかけに、大きく変わってしまった。彼女の名はフィノ。実は倒された魔王の娘だった!?

声優・キャラクター
河本啓佑、田所あずさ、島形麻衣奈、川原慶久、曽和まどか、宝木久美、新田恵海、山田奈都美、岩崎可苗
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

魔王さーん!じゃなくて勇者さーん!ですwww 魔王と勇者のコメディは収まることを知らない 勇者は守った。店員としてな

話題作となった「はたらく魔王さま!」では魔王が主役で話が進んでいきました。魔王さんは鈍感ですけどwww一夏といい勝負ができそうだwww
ちーちゃん可愛いよ^^顔芸も笑えますwww
これは、勇者が主人公のため「まおゆう」と同等の視点になります(こちらは経済学です)
で、倒すべきの魔王の娘が仕事先にやってきちゃいました。そんな日常です
ニコ動にチャンネルが無い(脳内選択肢と同じです)
尚、声優はルーキーズばっかりでした

1話 勇者、レジ打ちを覚える
{netabare}描写が緩くてもばいんばいん揺れるなあ(これぐらいがちょうどいいんです)
へえ~電化製品売ってんだ。パナソニック製のwww
でもちゃんと話せなかったら意味がない
履歴書ボロボロじゃねーかwwww
それよりも魔族なのに大丈夫なのか?バイトしてwww
魔王は倒されたんだ、平和になれば武器やレベルなんて無意味だ
じじいよ、スカートめくりがスキンシップなはずがないwww
下手すりゃ犯罪だぞ!?
ローソンの看板が見えたような...
魔王はまだRPG臭が抜けてないwww
そうだ、魔王の家無いんだっけ。しょうがない、付き合いますか{/netabare}

2話 魔王の娘、接客用語を覚える
{netabare}魔力が無いと生活できないのがこの世界
なのはさんの魔力を与えるべきだと思います
接客に命はいらないんだってwwwww
え?魔王さん、家に来るの?{/netabare}

3話 見た目がおかしい商品は従業員・顧客だろうと早々に報告しましょう
{netabare}いきなり脱いで寝ていた魔王www仕事行くぞ
シャツを嗅ぐな!wwww
ローソンのからあげクンの宣伝お疲れ様ですwww
いくら魔王の娘でも他の人に言っちゃあいけません
わざと言ってるだろーーー!!wwww
尚、サービスもありました{/netabare}

4話 魔王の娘、コンビニで働く
{netabare}コンビニの面々が風邪でダウンしたってことで娘はコンビニで臨時として働くことに、店長も了解
魔王さんがいないと静かなものかな...だが、あのじじいは嫌やw
あのさあ、見られてもいいっちゅう女の子は...どうも好きになれないのだが...
でも変わっていくんですよ、時代は{/netabare}

5話 調査とカレカノ結成!?
{netabare}相変わらず世界が変わってもライバル店は出てきます
魔王さんと勇者さんで調査に出かけることに
ちょ、舞台って静岡かよwww
それとライバル店を見てると秋葉原のヨドバシカメラを思い出すんだけど

90%OFFって利潤大丈夫か!?www
それよりも勇者さんの関係者がいるんですけど、まーたバイトか?
大型店って迷いやすいんだよね
特にドンキなんて、ものがいっぱいあるから余計に分からない。確か火災が昔あったはずだ

ちょスフィアさんがゲストで来ただと!?
もう魔王さんと勇者さん、カレカノでいいよ...{/netabare}

6話 勇者=仕事の一環か?
{netabare}勇者を目指そうとしたが最初は犯罪に関わる仕事に入り3か月で辞めたと言っていたオールエー
だからアマダ電機に入ったんだ
安い訳=魔物が仕分けをしていたから

例え企業が相手だろうと強ければ燃えるのは勇者の専売特許なんだよ
(この世界では)顧客って専門用語に弱いんだ。じゃあ資格はそれほど必要ないってことなのだろうか
今回の場合では家電アドバイザーという資格ではあるが

ライバル会社の裏もまだ観察仕切れていないんだ。これからだ{/netabare}

7話 問題解決には魔力
{netabare}ダブルブッキングは避けたいよね消費者だろうと生産者だろうと
魔力が減るわけ⇒スライムが床下にたーくさん...
出番だ、魔王さん
処理は無事?に完遂した模様
M&Aって言ったらハドソンやタイトーさんが...もう無くなったんだよね
おい、魔王さんの親父!間違った知識を娘さんに植えつけるんじゃねーよwwwww
ノヴァさん!?熱中症か?{/netabare}

8話 猛暑日 40℃以上になっちゃいましたwww
{netabare}店内があちい...これでも地獄ですwwwだからドラゴンの仕業じゃねえって!!wwwww
こんなときこそセールで人を呼び込みましょう。こんな暑さで魔王がくたばってはRPGのタブーになるぞwwwww
それとブラしとけ!目のやり場に困るから!wwww
困ったら水着、どうしてこうなったんだ...
あ、店長がマズイことに...同時にオールエーも偵察?を兼ねてきやがったし
この前助けた男の人は新聞記者だったのか。よしゃ取材や
最後、アマダは魔王さんを狙うのか?{/netabare}

9話 初任給、飯を奢って貰いました 襲い掛かるファミコン全盛期
{netabare}おまけが108種類⇒無理だあwwwww
初任給で買い物することに、ヒヤヒヤさせやがって。魔王の娘さんだとしったらパニックだからなあ
あ...惚れたな...勇者が魔王に...

「勇者と魔王が共に生きる世界はまっぴらごめんだ!」
そんな連中が魔王さんに襲いかかった。本当の魔王にするために...RPGに必要な物資・建物を欲すために
FCやSFCに思いを募らせる面々だろう。そこに感情は一定で存在しているのかもしれない{/netabare}

10話 立ち直りが早い魔王www
{netabare}先週襲われた癖に元気にオムライス食ってる魔王さん、それでいいんです
そういえばミミックって言う擬態をする魔物もいたよなあ~今度は通販で無駄遣いをする魔王さんであったwwwww
それと毎月届くパーツを集めて作るディアゴスティーニ社の奴もかwwwwwww

だがその最中、動き出す魔王を求む元魔族と勇者を求む元仲間
そして、拉致された魔王さん
立ち上がれ、ラウル!{/netabare}

11話 カチコミ 学校ver
{netabare}ラウルの友人はどうってことない
問題はオールエーだ
お前も本来戦う理由はないはずだ。どんな理由だろうと全力できな!!
そして来たかフィノ...これが魔王の娘の生き様だ...同時にStylish脱ぎもしやがったwww
じゃあ行こうぜ魔界に!
共に生活できる新世界を創るために!

ああそうだ、電化製品の力は凄いもんだなあ~www{/netabare}

12話 勇者、己の職責を果たす
{netabare}戦は勿論、一生懸命魔王さんに教えた用語が全てを解決してくれた&注文書もだ
それだけです

最後全裸となって帰ってきやがった。盾も仕事してるしwwwそして店長も最後まであざとかったwww商売上手だこと{/netabare}

投稿 : 2024/11/23
♥ : 28

りょったー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ほぼ家電量販店のお話

最初は魔法だったりバトルシーンがたくさんあるアニメかと思ったのですが見てみると日常系のラブコメでした笑
しかし内容はとてもおもしろく、魔王が倒され勇者がいらなくなった世界が舞台となっているお話で、主人公の就職先に魔王の娘がやってきて日々を共に過ごしていく。そんか感じのストーリーで一度はまると一気に見ちゃいますよ笑

キャラもとても可愛くて声優さんとすごく合っています!
ラブコメが好きな人にはぜひオススメのアニメです!!!

投稿 : 2024/11/23
♥ : 3

ロビン★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

しぶしぶ視聴を決意→ハマりましたw

魔力ハーレムコメディ(全12話+OVA1話)

舞台は魔王が倒され世界は平和になり、勇者制度が廃止されてしまった世界。

勇者になれなかった主人公ラウルや、前魔王の娘でヒロインのフィノちゃんなどが、マジックアイテムの家電屋に就職して奮闘するお話しです。

主に日常コメディがメインで楽しめました。

シリアスや時々あるバトルシーンもなかなか見応えありました。

お色気シーンは男子向けな感じでわざとらしかったかなw

世間知らずのフィノちゃんの明るく純粋な性格と、成長していく様子がとても良かったです(*^_^*)

全体的な雰囲気がWorking‼︎ に似た作品だと思います★

投稿 : 2024/11/23
♥ : 38

62.2 4 アスリートで笑いなアニメランキング4位
銀盤カレイドスコープ(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (51)
331人が棚に入れました
桜野タズサは16歳の現役女子高生にして、日本屈指の実力を持つフィギュアスケート選手で、オリンピック日本代表候補の一人と言われている。だが、優れた美貌と素質と、同時に高飛車な態度と毒舌家ぶりもまた一流であることから、マスコミでは「氷上の悪夢」と陰口を叩かれていた。
そんな彼女だが、ある日行われた国際大会で惨敗し、意気消沈して帰国する。東京で普段と変わらぬ学園生活を送っていた彼女の耳に突然、どこからともなく一人の少年の声が聞こえてくる。不審に感じ、辺りを見回したタズサであったが、声の主と思しき人物の姿はどこにもない。なんとその声はタズサの頭の中から響いてくるものだった。声の主の名はピート・パンプス、タズサが大会に出場したその日に事故死し、幽霊となって彼女に憑依してしまったカナダ人の少年だった。
しかも、タズサに憑依してから100日後、彼女が出場を目指しているトリノオリンピックのフィギュアスケート女子シングルの、競技が行われる日の深夜0時にならなければ成仏することができず、その間ずっとタズサと一心同体でいなければならないのだと言う。かくしてタズサは、ピートとの奇妙な同居生活に戸惑いつつもトリノ五輪へ向け、練習に学校にマスコミの取材にと、多忙な毎日を送ることになる。

声優・キャラクター
川澄綾子、吉野裕行、小杉十郎太、鈴木弘子、斎藤千和、井上麻里奈、村井かずさ、千葉一伸、能登麻美子、岡本麻弥

sakurama61 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

氷の上で転ぶのはぜったい痛いですよね゚(゚´Д`゚)゚

フィギュアスケートのお話です

主人公はスケート選手のタズサです
高校生なのにオリンピック代表候補といわれるぐらい
すごい子なんですが
自分のことを100億ドルの美貌って言っちゃってマスコミの人などいろいろな人たちから嫌われてるんです(^^;)
でも明るい子なのでわたしはすきですねw


タズサがスケートの大会に出てたときに飛行機を操縦していたピートが事故死してしまいます
そのときにタズサにピートが憑依して一心同体に…
事故死したことはすごいかわいそうだけど、最悪ですねw

しかも100日間って…長すぎ!!
トリノオリンピック目指してるのに~
っていうか100日後ってトリノオリンピックの競技が行われる日だよ!…タズサついてなさすぎだーw

まじめに練習しなきゃなのにトマト食べてばっかだしw
いろいろグダグダでギャグアニメなのかな??

なんてはじめ観たときおもってました^^



でも一緒にいるうちにタズサが1人じゃつらい場面なんかもピートという味方の存在がいるということに安心できる気持ちになっていきました^^


けっこう前のアニメなので作画はいいとは言えないですけど
いやな感じに気になったりはしなかったです
それだけ説得力のある内容でした


ピートが憑依して100日後のことが気になった方はぜひ観て欲しいですw
どうなるにせよ…感動できることに間違いないはず!?w







あーやっぱり、もうちょっとフィギュアスケートの方に力を入れてほしかったなって思いました(;^ω^)
このままでもおもしろかったんですけど
原作が名作だって聞いたのでそれをいかしてほしかったですね

でもでも!声優さんは豪華でした(*´▽`*)

投稿 : 2024/11/23
♥ : 45
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

内情がどうあれ私にとっては名作

2005年放映のTVアニメ。全12話です。
原作はライトノベル。未読です。

私がのめり込み始めたのは3話からでした。
序盤はタズサの周囲の状況が殺伐としているもののコメディ色が強く、後半は切なくシリアスながら爽やかな雰囲気がとても良い。
フィギュアスケートよりもタズサとピートのラブロマンスと、主人公であるタズサの成長を見る作品です。

ピートが憑依霊になる経緯には凄い無理があるので、ご都合主義に抵抗のある人にはお勧めできないですねw
展開に細かな粗がかなりあるので、そこも欠点です。
あと作画と演出はここぞというとき以外はとても大変そう。

高松信司監督は当時でも大変な現場をいくつも経験していたと記憶しているのですが、何がアラン・スミシーを名乗らせたのか気になる。制作環境が劣悪だったとはよく聞きますが…

二人で同じ目標に向かう過程と結末はしっかり描かれ、個人的には内情がどうあれ名作と感じています。
タズサの練習シーンや柔軟体操のシーンなどを多く描いていて、有力選手であることに説得力があるのも良いですね。
OP、ED、挿入歌は作品に合っていてとても良い曲でした。

【ストーリー】
タズサは16歳の美貌と才能に恵まれたスケーターで、トリノ五輪の出場を目指していますが、技術的に素晴らしいものを持っていながら表現することがとても苦手。 
基本的に結果を第一に考えていることが悪い方向に働いてしまい、試合でなかなか結果が出せず、歯に衣着せぬ発言も多く、マスコミには随分嫌われています。
そんな女の子が意図せずカナダ人の幽霊・ピートに取り憑かれ、奇妙で不自由な共同生活の中で次第に打ち解けていき、一緒に困難を乗り越え新しいプログラムを完成させ、タズサは表現することに目覚めていきます。
ピートが生前アクロバット飛行のパイロットだったという設定もきちんとストーリーに絡んできて、いい意味で驚きました。

【二人の関係について】
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気が強くて口は悪いけれども不器用で頑張り屋のタズサと、人を乗せるのが上手く優しい大らかなピート。
身体感覚は共有していてもお互いに考えている事はわからないというのが本作の肝。ピートもタズサもお互いの変化には気付きますが、何を考えているかは本人が言葉にしなければわからないのです。

終盤、自分の消える時を迎えるのを恐れながらもタズサを気遣うピートも健気なら、彼に支えられて二人のプログラムを完成させることに邁進するタズサも健気で、特に10話くらいから泣きっぱなしでした。お話や演出で泣くのではなくて、自分が勝手に泣いてると感じたのは結構久しぶりな気がする。
この二人本当に可愛いんですけどw

1クールでまとめる上でタズサの精神的な成長に焦点を絞っているのがとても良かったと思います。年頃の少女としても表現者としても、恋はとても大きな成長過程ですから。
11話ではピートのモノローグ、12話ではタズサのモノローグが多用され、お互いへの気持ちが語られるため、二人の心が一つになっていると感じられてとても好きです。
最後までタズサに「好き」と言わせないようにしていたのも、ピートの優しさを感じてとても良かったです。
最後には二人の気持ちは恋から愛に昇華していたと思います。

五輪フリーでは素晴らしい演技で観客の反応は凄かったけれども、ギリギリでメダルを取れなかったというのもベストな落とし所でした。タズサはメダル以上に大切なものを得ていますし、脚本上で他の選手も大切にしていると感じられました。
現実のフィギュアでも観客にはしっかり伝わる演技でも点数が思ったほど出ないことはよくあります。ジャンプの成功失敗、技への加点、ステップ・ターンの難易度の高さなど、ポイントに反映される要素は経験者でなければわからないことも多いので。
ですので、個人的には急に変更したプログラムでタズサがメダルを獲得していたら納得できなかったかもしれません。
{/netabare}


【スケートシーンについて】
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プログラムそのものをアニメーションにするのではなく、イメージ映像を多く入れることでタズサの心情や表現力の開花、二人の絆を描写するやり方は個人的にとても気に入りました。
コアな意見になってしまいますが、そのまま描くよりもイメージが膨らむと思います。

正直、フィギュアスケートをそのまま手描きアニメにしようだなんて正気を疑うほど無茶なので…。(あの「ユーリ!!!on ICE」の作画でさえ、スケートファンには納得していない人もごく少数いるようですし…)

タズサの最初のプロは大人っぽいもので、自尊心が強くキャリアを求める彼女が選びそうな曲だなあという印象でした。世界を意識しすぎて少々背伸びしすぎているようにも感じます。
可愛らしく溌剌としたジャズの新SPは等身大のタズサの少女らしさを存分に表現していて、しかもピートが初めてアクロバットを決めた曲というので感激。
爽やかに大空を飛ぶような新FPはピートとのフライトであると同時に、未来に飛翔するタズサの姿をイメージしました。
どちらのプログラムも、タズサが少女である今だからこそより魅力的に映るだろうと思います。
プログラム自体がどんなものかはわからなくても、どんな演技だったかは想像できる演出で見ていて楽しかったです。
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【リアルのフィギュアスケートについて】
興味のある方だけどうぞ。
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私はバンクーバー五輪のシーズンから見始めたのでトリノの時期は詳しくは無いのですが、女子フィギュア報道は本当に過熱してたようですね。マスコミの酷さと無理解は耳に入ってきました。
あの伊藤みどり選手さえ現役時代、芸術性が無いなんて当時のマスコミには言われていたり(実際は満点に近い技術点よりも若干低い芸術点を付けられていただけで、ジャッジは伊藤選手の芸術性も高く評価していました)、その後のバンクーバー五輪の時期もマスコミは酷かったですけどね…

今はそうでもないですが、昔は国内よりも海外で熱烈に愛され「アウェーがホーム」と言われた選手のなんと多かったことか…タズサはそういったスケーターを彷彿とさせました。

あと、予定に無いジャンプを跳んでいたりするので設定上は旧採点かな?と思っていたら新採点採用前に原作が執筆されていて納得。

フィギュアスケートは技術と表現の二つの要素で成り立つ少々特殊なスポーツですが、私はどちらかと言うと表現を見るのが好きなほうです。
とはいっても、ジャンプが決まらないと表現まで気持ちを持っていけない選手も多いですし、表現にはそもそも技術が不可欠ですが。

フィギュアスケーターは今でこそ長く続ける選手も出てきていますが、それでもシニア時代は長くても10年ほどですし(ほとんどの選手は大学卒業と同時に引退してしまいます)、国際大会が少ない上に、プログラムも基本的には1シーズン通して一つのものを使い完成度を上げていくため、一人の選手が競技用として完成させられるプログラムは意外と少ないのです。

そのためもあってか、10代半ばで世界に出て行く女子スケーターはジュニアから脱皮するために大人っぽいプロを演じる事が多いので、タズサの歳相応の新プログラムに私は感激してしまいました。
逆に20代半ばの演技が成熟した頃に溌剌とした明るいプロを選ぶ選手も居たりして、見ている側としてはとても面白いものです。

余談ですが、私は鈴木明子選手と町田樹選手が好きでした。二人とも既に引退していますが、ストーリー性のあるものも無いものも独自の表現で滑りこなすスケーターで、プログラムに並々ならぬこだわりを持っていました。演技後の礼までプログラムに合わせた振り付けを用意していたのも大好きでした。
今後の活躍がとても楽しみだったり。
{/netabare}

2016.12.7


【原作との比較】
アニメ版の元となった原作小説の1,2巻を読了。
キャラクター造形はライトですが文章が上手で読みやすく、スケートに対しても理解が深く、タズサの葛藤はかなりリアルに描かれています。

{netabare}
文体はタズサの一人称なので、ピートの心理は深くは描かれません。
タズサがピートに支えられて競技にまい進するという流れはほぼ一緒ですが、色々と変更点があります。
原作とアニメ版とは方向性が少し違うので、原作ファンで抵抗がある人がいるのもわからなくはないですが、アニメも描きたいことは一貫しており、整理もされています。

原作はスポ根もので、アニメ以上に練習シーンが多く、他の有力選手のプログラムの描写もかなり凝っています。
マスコミへの丁々発止のやり取り、選手同士が時に牽制しあう場面も多く描写されています。
地の文はタズサの一人称で、タズサ自身が他の選手の失敗を祈るシーンや、五輪会場では地元選手のパーフェクトな演技の後に出てきた優勝候補のリアに一部の観客がブーイングを飛ばす描写があったりと、結構生々しい。

原作のタズサも気が強く、自分を曲げられずに苦労しています。アニメのタズサも強い女の子ですが、原作はむしろ男前と言った方がしっくり来るくらいw
ピートとの関係は、気の強さと素直じゃない性格のせいで最後まで好きと言えなかった感じですね。ピートが消える際のタズサの独白が「笑って見送るなど、とてもじゃないが、できはしない。」というのがアニメとの大きな違いと感じた点でした。
あとは原作では五輪メダルを逃したことを残念がっていること。
原作では弱い自分に打ち勝ち五輪のメダルを獲得することが最大の目標で、アニメの場合はピートと最後のプログラムを滑りきることが最大の目標になっていますから、最も変わった点ですね。

ピートは性格はそれほど変わりませんが、歳相応の男の子の印象が強く、天国に行くことにも葛藤は描かれません。
アクロバット飛行のパイロットという設定はアニメオリジナル。よって五輪フリーのプログラムは別物で、それが個人的にはかなり驚きました。

タズサが笑顔を作れない理由として、原作では「女の子は素直で従順という考えのくだらない大衆に対しての反発」というタズサの自意識の問題があります。
対してアニメでは、「どんな演技をするのか、何を表現したいのか」というフィギュアスケートというスポーツにおいて普遍性の強い理由に。
そしてどちらの問題の解決にもピートは大きな役割を果たしています。

アニメ版ではピートとフリーライター新田の出番が大分増えて高島コーチは割を食ってしまってますが、アニメのコミカルなコーチも好きw
{/netabare}

もしも小説とアニメをどちらも手にする機会に恵まれたら、アニメを先に視聴した方が両方の良さが感じられるかも知れないですね。
どちらも名作です。
2016.12.14

投稿 : 2024/11/23
♥ : 5

kiji さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

久々に新鮮味のある

レビュー見て引っ張ってきた作品で久々に完走
11作品宙に浮いてるよ。

フィギュアスケ~ト題材ってのも珍しいとゆうか初のような気がします。

時代が、なんだか姉妹?だとか真央ちゃん?だっけかなぁ
おそらく、その頃のものなんだろうか。

これ観るとスケ~ト全然興味なくても興味でてきて
フィギュアスケ~トのル~ルとか解からなくても
スケ~トが好きなると思います。

100億ドルの美貌と自ら言う強キャラすぎる主人公が
突拍子もなく憑依されて、1人でありながら2人で
オリンピックを目指していく物語。

でも憑依していられる期限が・・・・

かなり面白かったので見てください。

投稿 : 2024/11/23
♥ : 6
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