2024年度のアイドルおすすめアニメランキング 10

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの2024年度のアイドル成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年11月09日の時点で一番の2024年度のアイドルおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.6 1 2024年度のアイドルアニメランキング1位
【推しの子】第2期(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (233)
797人が棚に入れました
「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で働く産婦人科医・ゴロー。 ある日"推し"のアイドル「B小町」のアイが彼の前に現れた。 彼女はある禁断の秘密を抱えており…。 そんな二人の"最悪"の出会いから、運命が動き出していく―。
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

2.5次元舞台

原作未読 全13話

亡くなったアイドルの子供たち(双子)が、亡くなった真相を求めて芸能界に飛び込んでいくお話です。

今回は双子の一人であるアクアが出演する2.5次元の舞台公演がメインとなっています。

まるで舞台を観ているような演出は見事でしたね。

また、黒川あかねと有馬かなとの確執というかライバル対決も見どころですね。

また、それぞれの役者の心情を舞台の中や稽古でも色々と見せてくれるので、思い入れが強くなっていきます。
{netabare}
特にメルトくんは感情移入できましたね。気持ちが凄く伝わってきました。

また、アビ子と頼子の師弟での本音で言い合うシーンも凄く伝わりましたね。
{/netabare}
そして舞台公演が終わり、この物語の本流が描かれていくわけですが、短い話数でかなりの情報量でしたね。
{netabare}
黒幕ついに登場(姫川・アクアとルビーの父親?)、カラス一緒に出てきた女の子は?、ルビー瞳にも黒い星が、最後のシーンはどんな流れで亡くなった?のか。
{/netabare}
色々と伏線が沢山ありましたね。

第3期の制作が決定しました。楽しみですね。

OPはGEMNさん、EDは羊文学さんが歌っています。

最後に、MEMちょだけ蚊帳の外みたいになっていて、ちょっと残念でした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16
ネタバレ

lumy さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

なんてすごい国なんだ。

原作未読、1期視聴済みです。

タイトルは、ジャパンすげえってことなんですが、
いろいろと意味があります。

まず、推しの子という作品の完成度が高いです。
1期も十分すぎるほどの完成度でしたが、
2期は、1期を超えてきたと思っています。
原作の展開や盛り上げ方に加えて、
演出や作画もグレードアップしてます。
個人的には、エンディングのルビィのダンスが
美しいと感じました。
動画工房、推しの子にめちゃくちゃ力入れてるのが伝わります。

次に、{netabare}神話要素 {/netabare}が出てきたことです。
原作未読なんで、その方向は想像してなかったのですが、
これが今後どのように物語に影響するのか、
とても興味深かったりします。
これ系で印象に残っている作品は{netabare}AIR {/netabare}かなあ。
日本人だからこそ揺さぶられる要素かもしれません。

最後に、3期が決まりましたが、
葬送のフリーレンの2期も決まったりして、
大作が交互に観れる国ジャパン、すごすぎる。
感情が追い付かなくなりそうなので、
とにかく、同クールで放送するのだけはやめてくれw

というわけで、大変楽しませていただきました。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 13

ウェスタンガール さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

お気に召すまま

“アイのお気に召すまま”と言うべきか。
これは今期のオープニングを見るまでもなく、2.5次元の住人に、原作者と製作者、役者を巻き込んで演じられるメタ世界。

"All the world's a stage,
(この世はすべて舞台だ)
And all the men and women merely players;
(男も女もすべて、ただの役者に過ぎない)
They have their exits and their entrances."
(皆それぞれに登場し、退場していく)

足し引きすることは何もなかろう。

しかし、このセリフの直前には「見るがよい、不幸なのは我々だけではない。この世という広大な劇場(This wide and universal theatre)では、もっと悲惨な見世物が演じられている」というセリフが置かれているそうだ。
それゆえに、かの名セリフが際立つのである。
(音楽之友社WebマガジンONTOMO、体感シェイクスピア! より抜粋)

あえて言うなら、その語り手である『憂鬱なジェイクイズ』同様、すべてを達観し、俯瞰する“脇”、アクアくんの存在が映えるのであり、“アイ”と言う見せ物がさらに輝きを放つわけだ。

もちろん、キレッキレの演出と作画、そして今回もまた道化役を演じてくれる有馬カナ、何よりアビ子先生の個性があればこその舞台であることは間違いない。そうでなければコメディとして成り立たないのであるから^ ^。
                (2024/07/19)
それぞれの“願い”が結界を越えるとき、
夢が現実に滲み出すのである。
それは神仏の戯れか…、
登場する者、そして…、

えっ!えぇぇぇぇ〜〜〜!

3期が待ち遠しい。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

70.3 2 2024年度のアイドルアニメランキング2位
夜のクラゲは泳げない(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (218)
587人が棚に入れました
“私”も誰かみたいに輝きたい。 明日話すべき話題も、今週買うべき洋服も、 全部スマホ(ルビ:トレンド)が教えてくれる。 何者かになってみたい——そんな願いを持つ間もないほどこの世界は忙しい。 活動休止中のイラストレーター“海月ヨル” 歌で見返したい元・アイドル“橘ののか” 自称・最強Vtuber“竜ヶ崎ノクス” 推しを支えたい謎の作曲家“木村ちゃん” 世界から少しだけはみ出した少女たちは匿名アーティスト“JELEE”を結成する。 自分じゃない“私たち”なら——輝けるかもしれない。
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

タイトルに負けた。1話と9話と結末がぶれて何が言いたいか見えなくなりました。

 やっぱり花音の9話のセリフ「私がいたから泳げた」が引っ掛かるのと、その回収ができていない。1話の「夜のクラゲ」の意味性が何かボンヤリとした、渋谷の水族館に置き換わってしまった。そのせいで、テーマ性が失われてせっかくネットや在野(ストリートとか)で活躍クリエータ全体の応援の話になるのかと思ったら、結局メジャーがゴール的な感じ…いや、違うか…ここがちょっと読み取れなかったかも。とにかくステージとか母親の意味がよくわからなかったです。ミーコも視点は良かったのに使いきれませんでした。

 題名や実際に参加しているクリエータを見るとそういう意図が感じられるので、何かの理由でぶれたんでしょうか。もっととんがった話を準備していた気もします。

 それほど手抜きのアニメの印象もないしなあ。うーん、正直もったいない。本当にもったいなかった。それはやっぱり9話以降のメイン2人の使い方、特に花音がもったいない。
 9話以降が1話からブレブレですよね。物語の中で激情に駆られて口に出したセリフはやっぱり「本音」と捉えるべきだと思います。まひるへの嫉妬とも取れますけど、殴ったシーンの周辺の花音からすればまひるの「独自性」への評価より「メジャー」「アイドル」への想いが強い描かれ方ですからね。
 つまり、9話のセリフがまひるに対する本当の評価であり、自分のために利用した、と読み取れます。そこからの花音の心の動きを描かないでいつの間にか和解しているという感じでした。

 毒親やアイドルへのあこがれと過去の事件と自分が置かれた立場のジレンマ。その状況で自分がどう創作や表現と向き合うか、が全く描かれていない気がします。
 ハッピーエンドの方が評判がいいという意図なのかなあ…それともメタでバンドを機能させたいの?この凡作感はちょっと…残念としか言いようがないです。話的には多分いうほどひどい話でなく、バンドものの中では面白い方だと思うんですけど、せっかくとんがった「夜のクラゲはおよげない」というタイトルに内容で負けてしまった感じで、がっかり感の方が大きいといえば良いのかな。

 1話~9話の構成の使い方がもったいなかったかな。9話が5話くらいで花音とまひるが仲たがいしてからが本場ならもうちょっと違った気がします。

 ということで作画は動きはそうでもないですが、きれいで丁寧でした。4.5…は盛りぎ?声優さんも悪くなかったですので4。歌はごめんなさい私には響かなかったので3.5にしておきます。ストーリーはがっかり感を表現するためあえての2.5、キャラ造形はよかった。素晴らしかったといってもいいです。ただ、花音がなあ…まあ4.5-2で2.5にしておきます。

 評価点よりは楽しめた気もしますが、落胆も大きい作品でした。逆にもしかして、再視聴するなどで筋が通ったものが見つかれば評価は上がるかもしれません。




以下 視聴時のレビューです。


1話 内発的なものを描けるか友情感動ポルノどまりか。期待枠ですが…

{netabare} 平凡か特別な才能か、それは前提として才能があるのかないのか、特別になるための努力の過程、結果が出ない苦悩、周囲との軋轢、ライバルとの切磋琢磨、俺TUEEE、障害が降りかかってくるのを2人ではねのける、2人の間の熱いバトルと友情、シリアスの見た目のイチャイチャ日常もの、アイドルもの…どのルートにも行く可能性があります。もちろん組み合わせも。どれをとってもテーマ自体は平凡です。

 前提は説明的すぎて余韻も何もないのが欠点の様な気もするし、現代的で文学性よりも分かりやすさ重視で情報の処理がしやすいかもしれません。2話分を1話で説明しきった感じです。
 行間よりも感動という感じもします。どちらがいいかは作品の出来ですので今後の作品の質ありきでしょう。

 質は2話3話くらいまでで方向性を見たいですね。ただ、意外なテーマ…にはならない気がします。そして結論を見ないと評価はできないかもしれません。

 本作の価値はテーマ性よりもどんな「ドラマ」があるのかかなあ。テーマを伝えるメッセージ性が感情作りに落とし込まれているかどうかですね。本作の2人であれば「内発的」なものが描けるかが重要でしょう。
 いずれにせよ「感情」の作品になりそうな気がします。挫折や軋轢のカタルシスが、友情や成功ありきの感動ポルノにならなければいいのですが。

 オリジナル作品だけに秀作になりそうな期待値が大きい分、ひどいときはひどいでしょうからがんばってほしいです。

 作画はいいです。というか全体的にクオリティは高いです。音楽は作詞に40mPと出てましたが「タイムマシン」の人ですよね?作曲じゃないんだ…というのが意外でした。{/netabare}


2話 記号的な物語の進行で、誘導されている気分。解釈の幅が無いかな?

{netabare} この5年くらい、記号的な表現、データベース的なエピソードにライドして自分の中で感情を盛り上げて見る、という前提で作品が作られている気がします。いや、手塚治虫以来、マンガ、アニメは記号なんですけど、特にそれが強まっている気がします。

 本作は特にそれが顕著で、非常に記号的、情報的で感情の盛り上がり方を演出と音楽と合わせて、作品に全部指示されているような気がします。1話でもそういう感じが強かったんですけど、2話のめいのストーリーは、なんていうか記号の塊に感じました。

 彼女の2年前の状況から、なぜラストで花音を受け入れることができたのかが全く分かりません。それは内面描写が薄いからです。感情の描写はあります。状況の描写はあります。ですが、一番重要ななぜ花音に対する自分の感情が変化したか、その感情の移り変わりの理由が描けていない気がします。もちろん昔の約束というきっかけはあるんでしょうけど…その時の感情の動きが良くわかりません。

 その作り方が全部悪いかと言われると、理解しやすさや感動のしやすさなどで、いい面はあると思います。いたずらに難解にするよりは余計な考察に頭を使わない分、物語に集中できるかもしれません。ただ、解釈の重層性というか幅が少ないんですよね。

 それと本作はコンセプトとして、サブカル集大成みたいなところがあるんでしょうか。サブカルというものが現状で成立しているかは分かりませんが、ニコニコ的なクリエータを「使って」それっぽく仕上げている気がします。それがいい方向にも出ている気がしますが、これも作品の色付けが露骨に意図的なので、少し本作のコンセプトそのものが見えてしまい、冷める気もします。

追記 そうそう2話に関して言えば比較対象の「ガールズバンドクライ」の方が面白かったです。{/netabare}


3話 よくできているし感情も動きますが、余韻がない気がします。

{netabare} 相変わらずアニメ作品としてのレベルは高いのですが、やっぱり一本調子かなあ。引きこもりについての深掘りがなくイコール不幸な状態、友情の力で…のようなデータベース的エピソードです。

「怪獣8号」でも感じましたが、この「型」を使った作品は感情は動かせるとは思います。ただ、やっぱりブレ幅が少ないテンプレートなので、行間も余韻もないんですよね。
 その高度な例が「ヴァイオレットエバーガーデン」だと思うんですけど、感情が動くわりに、見終わったあとすぐに違うことを考えれらる感じです。モヤモヤ、ザワザワ、イライラ、ムカムカ、ホノボノ、ポカポカ、ドキドキ…どんな余韻でもいいんですけどそういうのが欲しいかなあ。

 よくできた作品だとは思います。メッセージも伝わってきます。感動もできるでしょう。ですが、後に残らないなあという感じがします。 {/netabare}


5話 独自性のあるイラストが自分らしさだったのでは?拒否反応が強いので断念します。

{netabare}  1話で1つの出来事がシーケンシャルに解決してゆくというのは、わかりやすくていいんですけど、どこか紙芝居を見ているような印象になってしまいます。そこが少し合わなかったです。

 また、対比として元のアイドルを出してくるのもいいんですけど、彼女たちと争うことにカタルシスを頼ってしまうのでしょうか。あるいはヒロインたちの方が成功してしまい、それでひと悶着あるのかな?

 まあ、それが花音の毒親というか依存からの脱出になるのはいいと思いますが、要するに当て馬にしか見えません。描き方によっては両方の正義も考えられますが、アイドルグループがわかりやすく性格が悪いので結局アイドルの方が悪かった、で終わる?

 で、5話です。この作品の主題であったまひるのイラストの話なんですけど、イラストの技術の問題に帰結していいものなんでしょうか?壁に描いたクラゲの絵は誰もわかってくれないけど「自分らしさ」であり、分かる人には深く突き刺さる。そこにアートがあったはずなんですけど…そこは回収できるのでしょうか。

 そもそもファンアートで実力がある人が厭味ったらしく技術を見せつけるのを否定してこそ、この作品の主題だと思っていたのですが、みんなでほめちゃってるし。水族館でクラゲを見た後に出てくるイラストがあんなに平凡でいいの?という気がします。そこがテーマでないならもういいかな。

 ということで、ちょっとこの作品に対して、我ながら拒否反応が強いのでもうやめておきます。サブスクのあらすじはチェックして、意外性のある展開になれば見るかもしれません。{/netabare}


 6・7話未視聴で8話・9話を見ました。あまりのひどい展開に唖然としてしまいました。逆に興味がでたので視聴を再開します。


{netabare} あらすじで確認したところ、身バレと殴った理由というのがわかったとのことで、8話9話見たのですが…これは10万人達成で「贖罪」が済んで殴った理由が「正義(笑)」だから?その話はオールOKという理解でいいのでしょうか。

 話の内容そのものにも納得感はないですが、それはお話なのでいいです。ただ、殴ったことの感情がその後の花音の「生き方」つまり「自分が信じるアート表現」にどういう影響を及ぼしたのかが描かれるべきでしょう。「なぜ暴力をしたのか」という自分の内面を咀嚼すると、売れることありきはおかしいという心になった。

 つまり暴力はアイドルの否定からのロック…だから、夜のクラゲに共感したのではないのでしょうか。1話を見る限りこういう解釈になると思うのです。ですが、今の8話9話だと花音がアイドル的なものに否定的になる要素はないし、メジャー志向ということ?

 うーん、ここからですよね、本来は。これは「どこにも正義がない状態」ですし「贖罪とは」「売れるとは」「アイドルのペルソナとは」「成功とは」ということと「母親P・メジャーVS娘・マイナー」の戦いの構図になるべきところでしょう。

 そこから「人の心に響くアートとは?」=自分らしさの表現論、つまりマスメディアが死んでネットの世界で活躍する個人の時代が来る、とか権威主義や大衆の萌えへのアンチテーゼが描かれるべき素材だったと思います。

 もちろん違う方向性でもいいんですけど、しかし「夜のクラゲ」と「事件」を重ねるような部分を描かないで、母親Pのおそらく陰謀に安易に取り込まれるまひるのなんと安っぽい事。暴力事件への復讐なのかもしれません。

 それにしても水族館ってなんだよ、ということです。クラゲ=力のないクリエータの卵。それが自由にアートができる空間を作りたいにつながるならわかりますけど。

 いったん中断した作品に再び酷評のレビューをするのも何ですが、1話がいい出来だったので気になる作品です。それがこういう展開になるのは残念です。散らばっている素材はいいだけに、もうちょっと何とかならなかったのか?という気がします。

 ちょっと、物語として「なぜこういうことになった?」「1話のテーマはどこで消えたのか?」に興味があります。いったん中断してましたが、ちょっと分析的に見たくなってきました。一応、視聴中にステータスを戻します。それで本当にひどい話なら評価をかなり低くするつもりです。{/netabare}


6話後付け視聴 なぜこの方向を深掘りしない?素材はいいが生煮え感。

{netabare} このバツイチ子持ちアイドル(31)って、一つのテーマですよね。もちろん「推しの子」と重なるしアンチテーゼにもなります。

 超高齢化、少子化社会において、30代で非処女系の清純派の母親というのを定義してみんなで萌えるという道筋を、このアイドルを使って描けていれば独自性という点で非常に面白かったと思います。
 また、ある意味の究極の少子化対策です。「子持ち、カッコイイ」です。

 隠れて秘密ではなくて、子持ちアイドルとして絶大な人気になる方向性…そこにプロ意識とか努力とか周囲のちょっとした協力とかネットの力とか、そういうのが描けていれば「夜のクラゲ」という言葉からイメージする内容に寄り添ってゆく気がします。

 このキャラはよかったと思いますが、ジェリーフィッシュの誰かがこの視点で、自分を変化させられなかったのか?と思います。やっぱり素材はいいんですけどね。生煮えばかりの作品だなあという気がします。{/netabare}


10話 1話を全否定する9話の花音のセリフをどう回収するかでレベルが決まるでしょう。

{netabare} やっとテーマに近づいてい来たなあと思いましたが、微妙な展開です。花音の被害者ヅラはなんなんでしょうね?悲劇のヒロインを気取っていますが、人のスマホを見て正義ぶって殴ったりして芸能活動が続けられなくなって…

 ただ、心理学的な母親依存している娘の造形になっている気もします。自分が承認されるために手段を選ばない。つまり「夜のクラゲ」に感動したことが嘘だった…ということであれば、面白い展開ではあります。
 花音が冷静になって、そこに自ら気が付いて、2度とジェリーフィッシュの活動ができない、という状態になるのは、ストーリー的に急激な展開ではありますが、自然な反応かもしれません。

 ただ、もう10話ですからね。あと2話で本格的な決裂のあとの回収ができるのかを10話の終わり方で見ると、まひるが「花音に見合う絵が描けるように」とか言って技術論ですごい絵がかけた…になる気もするし、めいが頑張ってうたっているのに感動して花音が「わたし…間違ってた」とか言って、ライブに入ってきたら噴飯ものの展開です。

 そこをどう乗り切るのか。9話の花音のまひるに対するセリフがこの作品のキーワードで1話の全否定のセリフでしょう。「感情のまま言ってしまった」ではなく「心の底からの本音だった」と言えるかどうかで作品のレベルが決まってくるかな、という気がします。

 それにしても、みー子の使い方よ…もうちょっと何とかならないのかなあ。{/netabare}


11話 この11話を深掘りしてほしかった。パーツも視点も良いのにもったいない作品だなあ。

 11話の内容をもっとじっくり描いてくれていればなあ、という気がしました。技術論に走って描きたいものではなく上手いものを描いてしまっているまひるの覚醒ですね。

 この覚醒のやり取りをしている母親の内面とか想いが、つまり花音に対する態度だった…ということになるなら、テーマとしてはそれほど珍しくないでしょうが、ガールズバンドもの…というか、ネット上で創作活動をしている人へのメッセージという意味では最高だったと思います。その点でまひるがマスに迎合しているのがいいのかという問題もあると思います。

 それと花音の「売れたい」=「母に認められたい」という気持ちの持っていき場が1話を否定してしまている件の回収ですね。これは覆水盆に返らずですから、自分の本音として受け入れたうえで反省ではなく、母との決別とかネット上での仁義とか何かほしいなあ。なんか、10話のめいの歌でごまかされますけどね。
 ミーコとかいいキャラですが、扱い切れないなら切ってしまえば良かったのに…キウイの話も展開はわかるんですけど、唐突ですよね。

 何かもうちょっとメッセージを絞って、特に「夜のクラゲ」=オリジナリティでネットという場だからこそ自分自身を表現できるんだ…それが認められるの方が話としては深くなったかなあ。

 仲間ごっこで終わるかどうかです。全体として「パーツも視点も共感できるのにもったいない作品」だなあ、という気持ち強い作品でした。もちろん最終回しだいだし、最終回がよければ中盤集中して見ていなかった部分を拾ってみますけどね。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 22
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

炎上火遊びに一矢報いた爽快感と、匿名と虚像を貫けなかったモヤモヤ感と

【物語 3.5点】
ネット上の匿名アーティスト・JELEE(ジェリー)の制作活動を題材にした青春劇という大枠から固めていったという本企画。

こうした設定・世界観に後からキャラ、シナリオを詰め込んでいくスタイルには、
一話完結の構成がコンパクトでよく馴染みます。
本作もまた中盤過ぎまでは、才能と青春、匿名活動の裏に隠された葛藤などについて、示唆を与えてくれる。
毎回良エピソードを堪能できる安定感がありました。

が、一方で骨格となるテーマも後から練るとなると、
メインストーリーとなる1クール単位の大風呂敷を広げる際に、
足腰がグラ付くリスクが生じる。

本作も終盤9話以降、{netabare} 花音と敏腕プロデューサーの母・早川雪音の親子の確執。
雪音にイラストの才能を見出されれ仕事を依頼された光月まひるが、
才能を試す好機を優先し、JELEEの活動を一時中止して、
まひると雪音の蜜月関係にヒビが入る。
{/netabare} という波乱からメインストーリーを大きく動かしていくわけですが、
私は、伏線を要素として回収する際の接続がやや強引に感じ、折り合い辛かったです。
怒涛の展開と好評することも可能ですが、私は唐突感の方が上回りました。

匿名アーティストが主役とあって、ネット、SNS描写についてもトレンディーで、示唆に富んでいた本作。
学校や実社会では輝けない“普通じゃない”連中が、
個性を発揮する場としてのネット、SNS。
だが“変人”も発見してくれチヤホヤしてくれるネット界隈は、
キッカケ一つで手のひら返して炎上騒ぎで才能を焼く凶器にもなる諸刃。

身バレの危機を前に匿名活動をどうしていくかも、
メインストーリーの大きな柱でしたが、
結局、身バレ系のネット炎上案件に対しては、諸々晒して信念を貫く、“有名税”を支払って、匿名でバッシングしている連中との格の違いを見せ付ける勇気が必須。
アーティスト活動のキッカケは嘘の匿名でも、最後は実名で真実を明かすのが正しいあり方という図式から、
本作も脱却しきれなかったのが個人的に心残りでした。
もっとも、地下アイドル・みー子が開き直って{netabare} バツイチ子持ちアイドルであることを{/netabare} カミングアウトする6話は、
意志があれば何時までも輝けることを示したマイベスト一話完結エピソードではありましたが。

匿名アーティストが顔を出さないまま紅白出場を果たしたりもする昨今。
匿名アーティストを題材とするならば、そろそろフィクションもネット上の匿名と虚像を肯定し貫き通す作品提供でアップデートしても良い頃合いなのでは?

総じて良い物語ではありましたが、個人的にはモヤモヤした余韻も残る幕引きでもありました。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・動画工房

キャラクター原案・popman3580氏はSNSで、
まひるの劇中イラスト原案・はむねずこ氏はpixivで接触、オファーと、
スタッフ集めもネットからと言うのが、匿名アーティスト・JELEEと親和性が高い陣容。

popman3580氏は、ストリート系ファッションの花音など衣装デザインも上々。
はむねずこ氏のクラゲ壁画は、泳げないけど光を浴びれば輝ける私たちをセリフ以上に体現して、物語の要所で重宝。

動画工房の主力・谷口 淳一郎氏。
近年は“作画育成監督”として後進の指導役も買う谷口氏ですが、
本作では育成役も兼任しつつ、キャラクターデザイン、総作画監督として健在ぶりを示す。

夜のネオンがきらびやかな渋谷の背景美術と、キャラクターが融合した映像もまた、
若き“クラゲたち”の才能が光る“水槽”を表現。
その中で画風が異なるJELEEのMVも入り乱れるなど、若々しさが溢れたアニメーション作品でした。

トラウマや劣等感で登場人物の心が曇る際に、画面が揺らぐ心情表現でチクリと刺してくるなど、
撮影もまた挑戦的でした。


【キャラ 4.0点】
匿名アーティスト・JELEEに関わるJK4人。

イラストレーター・海月ヨルこと、光月まひる。
平時は“普通の量産型女子高生”として身を守っているが、
自分より上手い絵に直面したらちゃんと嫉妬するなど、
才能が問われると、ささくれだって引っ掻き回してくれる主人公力を有する。

歌唱担当・JELEEこと山ノ内花音。本名・早川花音。
元はアイドルグループ「サンフラワードール」のセンター・橘ののか。
昔メンバーを殴って“燃えた”過去を持つ。
そのトラウマにはプロデューサーの実母に承認してもらいたいという愛憎も絡み、
終始、波乱要因となる面倒くささも備える。

作詞作曲担当・木村ちゃんこと高梨・キム・アヌーク・めい。
橘ののか推しの“ドルヲタ”でもあり、“ののたん”に憧れ容姿まで合わせるなど、ヲタ度は重度。
推しがどんなに燃えて叩かれても、好きと言い続ける推し活姿勢。
私が一番共感したキャラクターでもあります。

MV担当・Vtuber・竜ヶ崎ノクスこと渡瀬キウイ。
現実の学校で受け入れられなかった、自分は最強のヒーローという個性を、
匿名のネット空間で体現して発散している不登校児。


など一式揃えた感のメインキャラ陣。
上述の通り、匿名はトラウマから一時逃避したり、キッカケとしては良いですが、いつまでも嘘を重ねるのはよろしくないので、
いずれ真実や実名を曝け出せれば格好良くてハッピーですよねというステレオタイプが、
匿名アーティストを描く作品としては、個人的に不満が残るキャラ設定で、ここまでなら3.5点止まり。


4.0点に達したのは脇が強烈だったから。

地下アイドル・みー子は、JELEEとパフォーマンス場所を争う当て馬かと思いきや、
エピソードでメインも張れる逸材でしたし。

花音の母・早川雪音のプロデューサーぶりは、
タレントの承認欲求をくすぐって仲間に引き込む人心掌握術、
{netabare} メロを手駒に使った{/netabare} 裏工作含めて怖いくらいプロフェッショナルで、
敏腕ですが近寄りたくないですし(苦笑)

バイク教習所で出会った小春さんも、豊富なオタ知識などスパイシーなサブキャラでした。


【声優 4.0点】
光月まひる役・伊藤 美来
山ノ内花音役・高橋 李依
渡瀬キウイ役・富田 美憂
高梨・キム・アヌーク・めい役・島袋 美由利
(以上敬称略)

というJELEE関連の布陣。
各々、要所で激情をぶつける熱演がありましたが、見事に決めて、視聴者の感情を揺さぶって来ました。

その中でも特に10話の島袋さん。
{netabare} 木村ちゃんの“放送事故”級の音痴歌唱にJELEE存続の意地を込める怪演。
絶妙に音程を外すのは普通に歌うより難しいそうで。
キャスト自身も音痴の鍛錬を重ねた末のアフレコだったとのこと。
そこに泣きの演技も入った魂の“暴投”熱唱。私も聞き入りました。{/netabare}


敏腕プロデューサー・早川雪音役の甲斐田 裕子さん。
裏で結構えげつないこともしているが、その言動の奥には彼女なりの美学がある。
そんな生き様を好表現した芯のあるボイスで舐めるように、
裏で積み重ねた努力とか褒められちゃったら、誰だって陥落しちゃいます。
誠に手強い“ラスボス”役でした。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は横山 克氏。
ピアノとストリングスの心情曲が真骨頂の作曲家ですが、
近年志向するのはエレクトロ・ポップも取り込んだ幅広い楽曲表現。
渋谷のネオンにもマッチした電子サウンドの数々に探求の成果が現れています。

劇伴収録を、イタリア、ブルガリア、日本で分散して敢行し、感情表現の違いを出そうとしたという試みも野心的。
ですが、正直、私には、収録場所まで聞き分けられる感性はありませんでしたw


JELEEの劇中歌、ED主題歌の作詞・作曲を担当した40mP氏はボカロ界隈からと言うのも本企画ならでは。
JELEEの楽曲群は刺してくると言うより、電子サウンドで癒される印象。
街で泳ぐクラゲたちなどという歌詞の世界観も一貫しており、
渋谷を水族館にしちゃおうとのJELEEの野望も体現。

OP主題歌はカノエラナ「イロドリ」
軽快に韻を踏みつつ、力強い歌唱で、鬱屈した日常を打ち破って夢を追う良作青春ソング。

ED主題歌はツルシマアンナ「1日は25時間。」
ゆる~い歌唱の中に、制作に没頭し過ぎて1日24時間じゃ全然足りない!とのアルアルを入れる、こちらも良作青春ソングなのですが、
前半は、しばしばEDがJELEEのMVにジャックされ、飛ばされることもあったのが不遇w

が、最終話では{netabare} 人間の体内時計は25時間{/netabare} というウンチクと共に、
同曲のJELEE歌唱ver.で締めくくりEDの面目を保つ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 21
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

クラゲ達を輝かせる…いや、クラゲ達は輝きを手に入れる

オリジナルアニメ

同時期に女の子がメインの音楽活動のオリジナルアニメが2作品あるので、両方見てみました。
ガールズハンドクライとの比較を含めて書いています。
※以降、ヨルクラ(夜のクラゲは泳げない)、ガルクラ(ガールズバンドクライ)で表記

お話のざっくり概要
自分の絵に自信が持てないでいるまひる。
強引に巻き込んでくる元アイドルの花音。
まひるのヒーローで最強Vtuberのキウイ。
ヤバ目ガチ恋アイドルヲタの木村ちゃん。
そんな4人が織りなす覆面音楽活動…
だいたいそんな感じ

■物語
内容としては非常に面白くて良く出来ています。
1話が少し勿体ない気がします。
男性視聴者に媚びて、サービスシーンを入れてますが、
あれで1話切りした女性視聴者はいるのかなーと。

見続けていると
男女問わず共感を得られるヒューマンドラマを描いた作品だと分かります。

序盤で判断して切ってしまうのは非常に勿体ない作品ですね。
特に1話に出てくる{netabare}バツイチ子持ち30代{/netabare}アイドルは
先を見ないと良さが分からないですし…

サービスシーン入れずに正攻法の魅力で押した方が良かったのでは?
と思わずにはいられないです。

とはいえ昨今はタイパの時代…
1話で確実にキャッチするのは仕方ないのかもです。
世の中、綺麗事だけでは済まないですし…

でもでも、キウイの11話とかは女性の方が刺さると思うんです。
だからこそ、1話で女性視聴者が一定数離れたのは勿体ないなーと。

でも、全12話で着地させたお話は素晴らしいです。
12話はここまでの全てを凝縮させた神回に仕上がってます。
とても( ・∀・)イイ!!

■作画
個人的にはかなり好きです。丁寧に作られています。
12話の演出・表現はめちゃ良かった~。神回でした。
あと木村ちゃんがののたんの時と同じポーズで後輩を励ましてるの
凄く好き(´∀`*)ポッ

おいらはやっぱり3Dはあまり好きじゃないので、ガルクラよりはこっちが好きです。
まひるがイラストレーターという設定もあるので、そういう絵がいくつもあるのですけど、ちょっと崩れた感じのがやっぱ良い味出してます。
あと、{netabare}キウイの子供の頃{/netabare}の絵がうますぎw

■声優
人気声優が多数起用されているだけあって、
トータルクオリティはガルクラよりはこちらが大きく上回ってるかと。

特に神回である10話の島袋美由利さんの演技は凄かったですね~。
盛大なギャグ回であるのに何故かとても感動しました。
それに木村ちゃんの演技はオタ演技してる時が一番輝いてるかと。
そこの演技からなんか音程(とテンションも)外れてますしw

個人的には甲斐田裕子さんの演技凄く良かったと思います。

■音楽
OP/EDは劇中音楽ではなくそれぞれ別のアーティストです。
OPはカノエラナさんのイロドリです。
EDはツルシマアンナさんの1日は25時間です。
OPはキングレコードっぽい良曲ですね。
1回で耳に残る印象的なメロディーですねー。

EDはとても40mPらしい曲ですね。特にベースが40mPっぽい。
ニコ動の処女作からリアタイ応援しているので素直に嬉しいですね~。

曲全体の完成度としてはとても高いのですが、音楽活動がメインの作品なのでJELEEで全てまとめなかった事については賛否ありそうです。

でも、呪いの曲もありますし、バリエーション豊かでしたw

■キャラ
ガルクラと比べて、いい意味でも悪い意味でも
こちらの方がエンターテインメントを意識して作られたキャラと感じます。

作られたキャラというのはフィクションな時点で同じなのですけど、
こちらの方がバリエーションが豊かでバランスよく配置されています。

正攻法のアイドルグループを用意しておいて、
馬場静江という異色のアイドルも同時に押さえる。

個性が出せずもがいているまひるに対し、
個性の強い木村ちゃんやキウイを配置する。

花音と雪音の対比などもそう。色々とバランスよく配置されています。
総合的な完成度はヨルクラの方が高いと思います。
欠点は完成度が高すぎるというか、練り込まれ過ぎてるというか
ん?良く考えたら欠点で無いのかも?

人間の黒い部分もヨルクラの方に軍配が上がりますね。
{netabare}「私より上手い人が描かないでよ…邪魔だよ」{/netabare}
誰もが口に出せないけど、どこかで思った事があるような内容。
とても黒くて、とてもネガティブな発言なんだけど
誰もがどこかで持っている人間の本質に触れててゾワりとしました。

■総括
非常に完成度の高い作品です。

全体の構成として、後半はジェットコースターで
凝縮された最終回にたどり着く。
通し視聴だと良曲を聞いたような余韻が特に残ります。
折り返し地点の闇セリフも鋭く刺さります。

馬場静江回が凄く良かったと思ったら、
更にインパクトのある木村ちゃん回を被せてきましたw
10話のせいで木村ちゃんのファンになりましたよ。
(勿論、静江回も良い回ですよ!)

色んなキャラが様々な苦悩を抱えながらもがいているお話なので、
内容的には万人受けの作品だと思います。

1話だけ見ると男性視聴者向けの作品に見えますが、そんな事は無いです。
確かに、ガルクラと比べると男性視聴者向けの要素が多いです。
ですが、本作の根柢に流れるテーマは、男女も年齢も問わずの物です。
ガルクラよりも共感できるポイントは多いように感じました。

要はめちゃエモくて面白いのでオススメです(`・ω・´)ゞ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16

52.7 3 2024年度のアイドルアニメランキング3位
アイドルマスター シャイニーカラーズ(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★☆☆ 2.4 (82)
136人が棚に入れました
私たちは手を伸ばし、 空へと飛び立てることを知った――。 生まれたばかりの4つのユニット。 手を取り合う個性と個性。 絆で結ばれた新人アイドルたちは、 “光”を目指して一歩を踏み出す。 出会いという奇跡がおりなす、色とりどりの輝き。 どこまでも繋がる大空の下、新たな翼が羽ばたき始める。

声優・キャラクター
【イルミネーションスターズ】
櫻木真乃:関根瞳
風野灯織:近藤玲奈
八宮めぐる:峯田茉優

【アンティーカ】
月岡恋鐘:礒部花凜
田中摩美々:菅沼千紗
白瀬咲耶:八巻アンナ
三峰結華:希水しお
幽谷霧子:結名美月

【放課後クライマックスガールズ】
小宮果穂:河野ひより
園田智代子:白石晴香
西城樹里:永井真里子
杜野凛世:丸岡和佳奈
有栖川夏葉:涼本あきほ

【アルストロメリア】
大崎甘奈:黒木ほの香
大崎甜花:前川涼子
桑山千雪:芝崎典子

プロデューサー:夏目響平
七草はづき:山村響
天井努:津田健次郎

さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

約束されたつまらなさ

先行上映見ちゃってるからもうぶっちゃけるけど、苦痛なんだよなぁ…

キャラをろくに掘り下げられてないのにこのキャラ凄いだろ?的なのを見せられる出来の悪いロードムービーみたいなクソアニメ、やるなら原作シャニマスを遊べ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3
ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

逆に原作が気になったw

原作未プレイ
評判悪いのは承知ですがアイマスだから...と視聴。思ったより早く観終わったので一安心(?)。面白くなかったです。

一番ダメだったのはキャラがひたすら薄いことです。なにかヘイトを買うようなことをした訳でもないですが、終始キャラ描写が杜撰でキャラの味付けが無いに等しく全く感情移入できず、結果的に誰1人魅力の持てないものになっていました。
特に真乃とPは酷かったです。真乃はライブでもセンターに抜擢されたりと中心に立つことが多いキャラにも関わらず、なぜセンターなのか等の説得力のある理由付けがないため全く納得できず、真乃自身も内気なキャラなので余計に違和感が生じてます。
Pに関して、過去作のP達はアイドル達としっかり信頼関係を結び、アイドル以上に成長してると言ってもいいようなP達でしたが、今作のPは必要な時に出てきて話を回してるだけで半分モブみたいになってます(見た目もモブっぽいし)。信頼が深まるような描写は4話以外皆無でアイドル達とPの関係性が過去作と比べ、とんでもなく薄っぺらいです。こんなキャラ達がストーリーを動かしても当然つまらないですよね。

展開が面白かったりしたらまだ良かったかもしれませんが、この作品のストーリー展開は非常にあっさりとしたものばかり。おまけに説明不足も目立つのでたまにどうしてこうなったのかわからない展開もあります。アイドル達のサクセスストーリーとして流れ自体は決して悪くはなかったですが、その流れに起伏がなさすぎるせいでとても淡々としていてただただ薄味です。過去作に比べてドラマがなさ過ぎるんですよね。デレアニとかはだいぶシリアスでしたが、その分キャラにドラマや葛藤などがあって濃く、話もとても締まってました(そのせいで賛否両論だったり)。今作はキツいシリアス展開は全くない代わりにドラマや盛り上がり所もない、つまらなさだけが伝わってくる残念な内容になっています。他の方も言ってるように4話は普通に面白かったですよ。でもそれだけです。

話の内容は述べたように酷いものですが、話以外の細かい部分で粗が目立っています。
BGMがずっと荘厳です。そのせいで雰囲気がどこか単調になっており退屈で、明らかにBGMが場違いなシーンも多かったです。音響監督さんについて調べてみると、どうやら音響監督は初のようで。そのせいでかなり影響が出てしまったのではないかなと。そうでないと信じたい

OPEDも色々文句があります。まず、OPの映像がちょっと怖い

https://youtu.be/1V0_81XYS8M?si=lOKssfmvP7HShI2E

全体的な雰囲気は決して悪くないですが、問題は1分12秒のところです。twitterとかでハンコ絵とか言われてましたね。ちょい引きの絵で観たら違和感薄いけどアップになるにつれて段々と違和感が増してくるホラー仕様w 身長差あるはずなのに変わってないから頭だけ付け替えたみたいになってます。というかコメント欄でもボロクソに言われてるのヤバいですね...
EDは映像が毎話ダイジェストみたいになっていて手抜き感が出ています。曲もなぜかOff Vocalとかいう意味不明仕様。たまにEDの曲が物凄く暗い回があったりして、その回は本当にお通夜みたいな後味にさせられました。実際にニコニコに観に行ったらちゃんとお通夜って言ってました。
そのお通夜みたいな終わり方をした7話は内容も酷いです。{netabare}前の6話でW.I.N.G.に臨む!ってところで終わったので続きをみたらライブシーンすらまともに見せずに全員敗退で反省会という、内容もキャラがただ落ち込んでるだけで何したいのかわからないですし、ライブシーンを見せなかったのは少しイラっときました。{/netabare}
こういった細かい部分でこだわりが感じられない部分が気に食わなかったです。

纏めると、酷い作品です。ストーリーもキャラも薄味でひたすらつまらない。BGMの謎仕様やEDの手抜き感だったり、細かい部分でも粗の目立っていて原作ファンに失礼だし、ファンが可哀想です。
個人的には原作ゲームが逆に気になりました。キャラデザの可愛いキャラも多かったですし、原作のほうはストーリーの評判がすごく良いので、このアニメと比べてどのくらい良いのか見てみたい気もします


1話
{netabare}導入としてはかなり躓いてる。

冒頭から主人公が長々と語ってました。最初から既に少し退屈で全然頭に入らなかったw

複数のユニットがWINGを目指すストーリーらしい。

中盤、Pが主人公ポジの娘を勧誘しますが、誘った理由がよくわからないうえに、誘われた主人公がどんなキャラかもわかった状態じゃないから唐突さが生じている。ちょっと下手くそ。その後の展開はもっと下手くそ。キャラの心理描写が全く描かれてないから何で勧誘を受けたのか謎という。前作では出来てたことがなんで出来ないの?

どういう人物なのかわかるキャラが1人もいないのがダメ。特に主人公は心情の変化が多いくせしてその過程の心理描写がないから感情移入が全くできない。

EDの曲は良かった。映像は全体的には良い感じだけど最後らへんはハンコ絵とか言われてたw

色々酷いけどとんでもなくつまらないって訳じゃないから視聴継続。1話24分のはずなのに30分くらいに感じた...{/netabare}


2話
{netabare}冒頭に前回のあらすじらしきものが流れました。
「どこまでも続きそうな毎日の中...」???
前回のあらすじなのに前回の話にないことが語られるとは... もうダメだなこれ

今回の内容は1ユニットがMVを作る話。ファンに向けて、加えて自分達のライブが観に行けなかった人達にも観てもらえるかも、という理由ですね。

でも知らない間に凄い監督に話が通ってます。アイドルに「苦労したんじゃない?」って言われてますけど、Pが苦労してるようなシーンが一つもないせいでご都合主義を誤魔化せてない

リーダーポジの娘が自分達はこうじゃない?みたいなこと言うシーンがあったけど...知らんがな!
キャラ描写が薄過ぎてどんなキャラ(ユニット)かも知らないしほぼ感情移入が出来ない。こういう話はキャラ見せしてからするのが普通でしょ

曲とMVは良かったです。それにキャラが可愛い(見た目と声だけ)。あとはソーセージ焼いてるユニットのシーンはちょっと面白かった。でも話の内容は違和感出まくりで既に駄作の域に片足突っ込んでます。

今回も長かった...{/netabare}


3話
{netabare}前回のあらすじ、セリフを断片的に取ってきただけでわかりづらい。あとBGMが無駄に神妙というか荘厳というか。本編もずっとこんな感じのサウンドの気がするな、と思ったら本当にずっとこれ。どうなってるんだ

普通に薄味な内容だったけど悪くなかったんじゃないかな(良いとは言ってない)。イベントの締めにライブするのは謎だけど

ユニット名が覚えづらい。放課後クライマックスガールズしか覚えてない。放課後クライ〜のシーンは面白いから印象に残りやすいのかな?

ED映像が用意されてないようです。曲も何故かOff Vocalというねw

間違いなくお盆休みの無駄遣いしてるなあ...{/netabare}


4話
{netabare}前回のあらすじとEDはずっとこんな感じらしいのでもう首は突っ込みません。

IlluminationStarsは知らない間にギスギスしてますね...シーンが断片的だから展開がいちいち唐突。

でもメインの放課後クライマックスガールズはだいぶ今までのと比べてだいぶマシでした。製作陣のお気に入り?

今回の内容に繋がるまでの導線がとてもしっかりしていたので話の唐突感がないです。何より、ヒーローショーにPが参加するのが良かったです。今までの話はアイドルとPの関係性が明確に深まる描写が乏しかったので。

今回は良い話でした。この作品のキャラが初めて魅力的に見えました。この後もずっとこんな感じで頼みたいところだけど、評判がこんなに悪いってことはこの調子ではいかないのかな...w{/netabare}


5話
{netabare}ヒーローショー→1日駅長は急に人気になり過ぎじゃない?

謝るシーンは悪く無いかもってなるけど、なんで謝るの?とはなった。理由説明の心理描写がなかったからちょっと唐突だったかな。キャラ描写が薄っぺらいからねw あと話段階踏んで無いのにギスギスしてる状態の話されても。

後半は薄味だけど悪くなかったんじゃないかな。でも3人の心理描写が語られるシーンは取ってつけた感出てました。加えて真野の心理描写がやっぱり謎。ライブシーンはデレマス7話の展開みたいなのをちょっと期待してしまったw 未央の挫折から色々経て13話の手紙のシーンが大好きなので

もう終わりかなと思ったら半分だったときの絶望感よ{/netabare}


6話
{netabare}前回(これまで)のあらすじがちゃんとしてる!?って思ったら内容はこれまで通りでした。残念

WINGの準備回。
薄味です。キャラ描写が杜撰だから過程の描写が全く締まらない。キャラの強い想いが乗ったセリフ言うシーンとか何も響かない。WINGに向けての準備1話で終わらせるなよ。駆け足過ぎる気がする。薄い

訛り気にしてた娘がどうして訛りを気にしなくなったのか、とかがわからないのがこの作品です。

曲はすごく良い。作画はCGだから良し悪しはよくわからないんだけど、違和感なく普通に観れるからクオリティ高い方なんじゃないかな。声もアイドル全員可愛いし個性的。でもストーリーはかなり酷い。薄味説明不足つまらないの三拍子、つまらないのが一番効く...{/netabare}


7話
{netabare}はぁ〜〜〜〜〜(クソデカため息)倍速再生したい...

地味だけどBGMがかなり辛い。曲自体は悪くないんだけどもずっと同じようなサウンドで退屈...

ライブシーンはチラッと映されただけでほぼ無し。それでライブ後に一喜一憂されてもねぇ。申し訳ないんだけども果穂ちゃん泣いてるシーンで笑ってしまったw

「WINGからまだ一週間も経ってないのに、変わりましたね。」って具体的には描かれてないんだよね。

もう終わりだみぃ。ライブシーンとかBGMとかEDとかの細かい部分ではっきりした。この作品には愛がない{/netabare}


8話
安定の薄味。でも今回は薄味すぎて語ることがない。キャラが可愛いだけ。強いて言うなら最後のシーン、なんで真野がセンターなの?


9話
{netabare}真野がセンターな理由がわからない。「真乃なら、みんなを繋ぐことが出来るんじゃないかと思ってる。日和とめぐるを繋いでくれたみたいに。」???
真野ってなにかセンターに選ばれるような事したかな?途中モブと化してたような... 「日和とめぐるを〜」の部分が理由なんだろうけど2人が以前どうなってて、そこに真野が入ってどう解決したのかとかが不明だから理由が納得しきれない。あと、単に人数足りなかったからとかそういうんじゃなかったんだねw

アンティーカがいつのまにかデレマス2期目っぽくなってます。しかもあっさり結論付けたw たったの一言でデレマスの内容を模すのかよ...

真野達が歌い終わった後のPには一体何が見えてたんだろうw

もう終わりだろうなと思ったらまだ半分くらいだったのが苦痛でした。全然盛り上がらない薄味なストーリーがずっと続いてます
本当ごめんなさい。Pが喋ってるシーンだけ倍速再生してます。{/netabare}



10話
{netabare}合宿頑張りました〜って内容でした。もう薄味は言い飽きた

タイトル回収しましたけど、それが本当に何も響かない。キャラ誰1人描けてないし、ぽっと出の花火でタイトル回収はどんなにいい作品でもダメだと思う。流石に酷いw

今更だけどEDの曲が無駄に荘厳でしんみりする感じなのは何か理由があるの?(7話のEDはなぜか曲調暗かったしw){/netabare}


11話
{netabare}最初の回想?夢?とにかく何w 窓の外みて羽が舞って、そこで目覚める。何の暗喩なんだ...

ファン側の描写も少ないからこんなにファンいたんだってなるな。ある意味唐突

ライブ回なので語ることがあまりない。ライブシーンの作画(映像)と曲はクオリティ高いのが救い。{/netabare}


12話
{netabare}連続で舞台に出て、体力は大丈夫なんかな。過去作で体力云々の話があった気が。

何も響かないライブだった。アンコールのシーンはひどく退屈に感じてしまった。デレアニのライブシーンは本当に感動したのにな...(デレアニ評判悪くて悲しい) ライブシーンの出来自体は良いんだけど多人数でずっと横並びなのは見栄えしないなw

ラストに知ってるけど知らないキャラが出てきて終了。既存のキャラ全然掘り下げれてないくせにキャラ増えるの?

2期は評判悪かったら観ません{/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 2
ネタバレ

腐った牛乳侍 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

先行上映視聴者の感想として

先行上映3幕見た身なので先んじて言います。
Twitterでも批判がちらほら見られた時点でなんとなくお察ししている方もいると思われますが、めちゃくちゃつまらないです。

{netabare} 新規曲OPのみ、12話通して虚無、ユニット毎の話で印象に残るものが放クラの話くらいしかない、やたらテンポ悪いし間が空きすぎ、CGが拙い等、手抜きやアニメとして問題だらけで到底見られたものでは無い。 {/netabare}

投稿 : 2024/11/09
♥ : 2

63.5 4 2024年度のアイドルアニメランキング4位
愚かな天使は悪魔と踊る(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (99)
321人が棚に入れました
天界からの攻勢に抗うために、魔界を鼓舞するカリスマとなりうる人間をスカウトしに人間界へとやってきた悪魔「阿久津雅虎」。 彼は正体を隠し転入した学校で、可憐な美少女「天音リリー」と出会う。 早速リリーを勧誘する阿久津だったが、リリーの正体は悪魔の天敵「天使」で…!? 魔界を守るためにリリーを堕天させようとする阿久津と、とある目的のために阿久津を更生させようとするリリー。 絶対にアイツを堕天/更生(お)としてやる…! 天使と悪魔の「オトしあい」バトル開幕!!


声優・キャラクター
阿久津雅虎:内田雄馬
天音リリー:佐倉綾音
谷川裕也:梅田修一朗
広田健作:土岐隼一
棚橋夕香:東山奈央
リズ:釘宮理恵

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

ギャグアニメとしてなら

ラブコメというよりほぼギャグアニメ
主題歌はOPもEDもいい感じ

ヒロインの腹黒な性格とロリな見た目のギャップはいいキャラかも
ラブコメとしては微妙だけど、ギャグアニメとしては良かった

評価低いけどそこまで悪いアニメじゃないと思います

投稿 : 2024/11/09
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

その日俺が出会ったのは、悪魔のような、天使だった――。

この作品の原作は未読です。
あやねるが出演されると知り視聴を始めましたが、かおちゃん、奈央ぼう、釘ゅと錚々たる面子が揃っていたので、テンション爆上がりで視聴していました。

2024年冬アニメも、あやねるボイスをしっかりと堪能させて貰いました。
あやねるはこの作品以外にも道産子ギャルや、め組の大吾にも出演されていましたからね。


天界からの攻勢に抗うために、
魔界を鼓舞するカリスマとなりうる人間をスカウトしに
人間界へとやってきた悪魔「阿久津雅虎」。

彼は正体を隠し転入した学校で、可憐な美少女「天音リリー」と出会う。
早速リリーを勧誘する阿久津だったが、リリーの正体は悪魔の天敵「天使」で…!?

魔界を守るためにリリーを堕天させようとする阿久津と、
とある目的のために阿久津を更生させようとするリリー。

絶対にアイツを堕天/更生(お)としてやる…!

天使と悪魔の「オトしあい」バトル、開幕―!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

そう言えば「天使と悪魔の攻防を描いたアニメ」って他にどんな作品があるんだろう…と思ってググってみたところ、あにこれβの中に「天使と悪魔おすすめアニメランキング」なるモノが出てきました。
こんなランキングがあったなんて…

と思い、早速覗いてみると、1位:屍鬼[シキ](TVアニメ動画)、2位:愚かな天使は悪魔と踊る(TVアニメ動画)、以上…

この様なランキングがあったのにもビックリしましたが、2作品しかランクインしていないランキングの存在に、もっとビックリしました。
なんか、名乗っている人のメッチャ少ない苗字の方に出会ったくらいの衝撃は受けた様な気がします。

この作品の本当の面白さに出会えるのは、終盤に入ってからだと思います。
あやねる演じるヒロインの天音リリー…才色兼備で苦手なモノなど微塵も無い完璧が服着て歩いている感じがしますが、この辺りの設定も終盤に物語に大きく影響していました。

ですが、完走するには相応の覚悟が必要な作品だと思ったのも事実です。
次々に明らかになる真実は正直目を覆いたくなるような展開が次々と襲い掛かってくるからです。

徹底的な痛ぶり…という言葉が最も適切かと思います。
そんな展開ってどうなのよ…って思いますけどね。
まぁ、この展開が無かったらもう一段の高みを見ることも無かったでしょうけれど。

ですが、終盤の展開に至った経緯はしっかりと教えて欲しいかな。
触りの紹介はありましたが、真相は闇の中だと思うので。

そして続編を匂わせる終わり方…
原作のストックはありそうなので、続編は円盤や配信の成績次第、というところでしょうか。
推しの声優さんがいるなら是非チェックして欲しい作品だと思います。

オープニンブテーマは、太陽と踊れ月夜に唄えさんによる「オトワ」
エンディングテーマは、かおちゃんによる「Gift」

1クール全12話の物語でした。
物語がどの方向に転がっていくのかが全く読めない作品でした。
続編制作されるなら絶対視聴します!

投稿 : 2024/11/09
♥ : 9

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

あの傑作を超えるのは無理じゃね?

 最終話(12話)まで観ました。2024.03.26

 主人公の悪魔とヒロインの天使は6話位でもうデキており、後は色々と邪魔が入る位で、あまり盛り上がらない感じで最終話まで来てしまいました。

 まぁ、どこかで観たことがある話で、ヒロインの兄さんが最後に「さあ、これからどうなるのかな?」とか言ってシメますが、どうでも良いです…。と言う感情しか湧きません。

 ヒロインの天使も、すぐに我の純潔が〜とか言いますが、そもそも生物なの?

 悪魔と天使という設定が恋愛モノの雑音でしかありません。現代が舞台ではなく、もっとハチャメチャにしても良かったかもしれません。

 悪魔と天使がモメるコメディアニメはまちカドまぞくやガブリールドロップアウトなど結構作られていますが、年頃の男女がお互いに性的対象として意識し合うような話は、悪魔と天使の肉体的な部分を上手く描かないと、素直に応援出来ません。

 キャラクターは悪く無いので、少し残念な物語でした。
………………………………………………………………………

 5話まで観ました。2024.02.06

 天使と悪魔の恋愛バトル!相手に惚れさせろ!「かぐや様は告らせたい」のバージョン違いですね。ちょとハードルが高めです。

 雑音も多すぎです。天使と悪魔の戦争はどの位本気なのか?容赦無い殲滅戦なの?

 そもそも、天使と悪魔の恋愛って種族的に成立するの?相手を落としてどうするの?主人公、既に天使の奴隷なんですが…。

 人間では無く、何歳かもわからん奴らの恋愛バトル見せられてもなぁ〜。ギャグも面白くありません。原作が古いのかな?

 良い度胸をしている…。今の所それしか感想がありません。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

70.0 5 2024年度のアイドルアニメランキング5位
トラペジウム(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (31)
95人が棚に入れました
元乃木坂46の高山一実が、現役アイドルとして活動していた2016年に雑誌「ダ・ヴィンチ」で連載した同名長編小説をアニメーション映画化。
高校1年生の東ゆうはアイドルになるため、「SNSはやらない」「彼氏は作らない」「学校では目立たない」「東西南北の美少女を仲間にする」という4箇条を自らに課して高校生活を送っていた。城州東高校に通うゆうは、ほかの3つの方角にある高校へ行き、3人の美少女と友だちになる。文化祭やボランティア活動を通して結束を深めていくゆうたちに、ついにテレビ出演のチャンスが舞い込む。やがてアイドルデビューのプロジェクトも動きだすが、大きな問題に直面する。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

嘘で磨いた虚像(アイドル)で光って何が悪い?

元・乃木坂46の高山 一実氏が、現役アイドル活動中に連載した同名小説(2018年書籍化)の劇場アニメ化作品。

アイドルを目指す主人公女子高生・東ゆう。
自身も含めたの東西南北の美少女JKと親交を深めて、
アイドルグループとしてのデビューを目指して画策する青春作品。


【物語 4.0点】
私は虚像としてのアイドル、アイドルと嘘に向き合っている作品には一目置く傾向がありますが、本作も同様。

主人公少女は街で美少女を見かけたら皆アイドルになれば良いのにと思ってしまう程、アイドルに心酔。
アイドルになるためなら嘘も方便、東奔西走して集めた美少女たちとの友情すらも夢へ至るため手段。
4人で取り組んだボランティア活動だって、
将来、有名になった際、過去のSNS等を漁られても好印象を保持するための粉飾にすぎない。

夢のため、打算の友情、慈善を重ねてしまう主人公の青さ。
ビジネス成功本を斜め読みした上昇志向が墓穴を掘る、チクチクした予感が常に胸を刺す。
アイドルへとステップアップする度に4人の間の歪(ひず)みが拡大する描写はとても不穏。


それ以上に私の背筋を凍らせたのが、芸能界のシステム。
主人公少女はまだ、夢のための嘘と打算に多少の後ろめたさを感じている様子も。
が、芸能界は、光る原石を発見したら、迷いなく育成プログラムに組み込んで研磨して輝かせて売り込み消費させる。
品質保持のためなら、ライブでの口パクだって、さも当然のようにやってしまう。
芸能関係者はいい人たちばかりなのに、長年熟成された芸能界の慣習がそうさせる。
嘘や誇張があろうが、メンバーの関係やメンタルに影があろうが、容赦なく突き進んでしまう。
何もかも用意されている「これが大人の世界なんだ」との主人公少女の感想が強烈です。

この辺りの生々しさは実際にアイドルを経験した原作者ならではだと感じました。
虚像をリアルと夢想するのがアイドルと割り切っているつもりの私でも、
夢の芸能界とは言え、これで良いのか?と割り切れない問答が心中を入り乱れるシナリオでした。


因みに私は本作の“東西南北”が現実にアイドルデビューしたら結構ハマるなと感じました。
{netabare} オーディション出身じゃない“天然物”のJK4人を、
アイドル挑戦コーナーで見守り育成しているような
リアリティショー風の成功物語の演出には弱いものでして。{/netabare}
“東西南北”は俺が育てた等と、掌の上で思い上がってしまうのだろうなとw


実は、私は原作小説は序盤で挫折していまして。
その理由について、私は文体が合わなかったとか色々言い訳してきましたが、
今回、劇場鑑賞して、結局、行間から察知した不穏な空気に、読み進める覚悟ができなかったからだと悟りました。

また原作は東西南北のアイドルを集めるまでが大分長いのかな?との印象でしたが、
本劇場版は集めてからの方が長い構成。
{netabare} 10年{/netabare} に及ぶ青春物語を90分余りで一気に駆け抜ける。
{netabare} ひとつの夢の始まりと終わり{/netabare} を通じて、嘘でも間違っていても、夢を見る尊さを噛み締める痛切な青春アニメとしても良作。

いずれにせよ、鑑賞の際は相応の覚悟が必要なアイドルアニメだと思います。


【作画 4.5点】
アニメーション制作・CloverWorks

アイドルライブ映像には特筆すべき点は見当たりませんでした。
むしろ刺々しいシナリオだからライブも変化球で来るのかな?と構えていたら、
案外キラキラした普通のCGで肩透かしを喰らった感じw

作画高評価の理由は人物の心情を繊細に表現した表情描写。

原作は主人公少女・東ゆうのささくれだったモノローグが牽引する作風ですが、
劇場版では、モノローグはほぼ削除して、ゆうたちの各種顔芸で描写。

プラン通りに友情を演出し、アイドルデビューに近付いたとほくそ笑んだり、
希望通りの方向に親交が発展しなかったと歯噛みしたり。
事態が深刻化して、ホラー映画ばりに目が据わってみたり。
すぐ顔に出る、ゆうの表情を読むのが本当に楽しくて怖かったですw

私のベストショットは4人で自撮りしたライブパフォーマンス後の写真。
笑顔で輝いているように見えて、よくよく見ると無理した仲間の表情がかげっていたことに後から気が付く。
その他、4人の距離を絶妙に離してみたり、光と影に分けて置いてみたり。
キャラの配置にもメンバーの関係性の変化等を滲ませた“読み応え”のある作画でした。


目の保養になったのが、4人それぞれ違う学校の制服。
スカートの裾の揺れ動き等も高密度で好再現されており、
私はアイドル衣装以上に輝きを感じました。
制服フェチでもあるという工藤くんとは一度、
学生服について語らってみたいものですw


原作者がスタッフに要望するコミュニケーションも密だったという本作。
私がひとつ高山さんナイスと思ったのが、
アイドルだけでなくアイドルファンもリアルに描くとの意思の実現。
即ち巷に根強く共有されているハチマキ&ハッピを装備してコールを絶叫しているドルヲタなど今はほとんど見ない。
自身もアイドルファンだと公言する高山さんが、
アイドルとしてもステージから客席を観察した実体験に基づいた、
貴重なアップデートだったと感心しました。


【キャラ 4.0点】
“東の星”主人公・東ゆう。
黒髪ショートなゆう自身も十分美少女なのですが、ゆうが集めた3人はもっと美人という設定。
時折、劣等感で魔が差す場面も危ないです。

“西の星”大河くるみ。
高専でロボコン優勝を目指す、小柄、萌え袖の人見知り工学系女子。
人前でパフォーマンスすることを当然の喜びとするアイドル志望とは真逆の価値観からの、
一般人目線のセリフでアイドルについての論点も深める。

“南の星”華鳥蘭子。
女子校のお嬢様。必然、練習&憩いのスペース提供セレブ枠に。
{netabare} お嬢様テニス作品のネタ等{/netabare} で意気投合したゆうの夢プランに、
乗っかってしまえとの楽天思考で“西”や“北”との寒暖の差を表現。

“北の星”亀井美嘉。
ゆうが集めたのではなく、向こうから寄って来た。
ゆうとはまた違った外面をまとった黒髪ロング美少女。
(※核心的ネタバレ){netabare} かつてイジメを受けていた際も、普通に接してくれたゆうに憧れを抱いていた
ゆうのファン第1号。{/netabare}
故に、ゆうに求める友情は重量級で、夢のために友情を軽く考えがちなゆうと、
緊張感あり過ぎなやり取りを繰り広げる。


メイン4人とも美少女ですが、生々しい裏の部分もえぐり出されているので、
私は推す気にはなれず。
代わりに私の癒やしになったのが、一途に星空等の写真を取り続けた工藤真司くんと、
崖っぷちなのに元気なADの古賀さん。


【声優 4.5点】
“東”さん・東ゆう役……結川 あさき
“西”さん・大河くるみ役……羊宮 妃那
“南”さん・華鳥蘭子役……上田 麗奈
“北”さん・亀井美嘉役……相川 遥花
(以上、敬称略)

アフレコはクライマックスの{netabare} アカペラ歌唱{/netabare} も含めて基本同時収録で敢行。
4人の感情が乱反射する修羅場にも緊迫感がありました。

率直に私の鑑賞の決め手となったのは『僕ヤバ』&羊宮ロスの緩和への期待から。
CV.羊宮さん、相変わらず旨そうに弁当喰いながら喋っていて、どうもごちそうさまでしたといった感じですw

羊宮さんは終盤の{netabare} もうアイドルやりたくないと駄々をこねる{/netabare} 迫真の演技でも魅せてくれました。
あれと似た場面を以前アイドルドキュメンタリー映画でも見たトラウマも蘇って来て、
その点でも本作にはリアリティを感じました。

それ以上に今回私が惹き付けられたのが主演の結川さん。
権謀術数から激情爆発まで、声優界にまた有望な濁声の使い手が台頭して来ました。
結川さんはこの夏、TVアニメ版『逃げ上手の若君』でも少年主人公役が決まっており、
今後の活躍が期待されます。


魔球だったのが、ボランティア先で出会ったお爺ちゃんたち3人。
“ウッチャン”内村 光良さんをリーダー役に、
脇を原作者・高山 一実さん本人と、同じ元・乃木坂1期生・西野 七瀬さんが固める布陣。
元アイドル女子のしわがれ声もネタとしては面白かったのですがw
打算のボランティアをも許し包み込む味わい深い人生の先輩方を、
例えばベテラン声優がいぶし銀で体現してくれれば、
或いは声優5.0点もあり得ただけにチョットもったいない気もしました。


【音楽 4.0点】
OP主題歌はMAISONdes「なんもない(feat.星街すいせい,sakuma.)」
まだ何者にもなれない自分への焦燥感を抱えて、夢を追って生き急ぐ青さが、
痛切で眩しい、痛快青春ソング。

OPアニメーションも演出が多彩。
横切る人物で、めくるノートでワイプする画面切り替え等もリズミカルです。
そんな冒頭映像、最近の劇場アニメのご多分に漏れず公式がチラ見せ動画をアップしているので、
気になる方はご試食されては如何でしょうか。


劇伴担当は横山 克氏。
こちらも私の好きな作家の一人で鑑賞を後押し。
今回は“東西南北”のアイドルソングの作編曲も提供。
作風は懐メロも想起させられる素朴な味わい。
ももクロにも楽曲提供した実績もある同氏。
今後は2.5次元界隈への出没も期待したいです。

様々なジャンルの音楽に挑戦する横山氏ですが、
やはり真骨頂はTVアニメ版『君嘘』の頃から十八番の、
ピアノとストリングスによる心情曲。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 14

kakelu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

後味スッキリ!主人公の性格は尖っているの要注意

事前リサーチをしたところ賛否両論だったが…
視聴後、確かにそういわれるのも納得できた。

初っ端から主人公の性格が悪い。
悪人ではないのだが、いわゆる「いい性格」をしている。
悪い評価をしていた人のほとんど上げていた。
…まぁ、いい印象は抱かないよな〜
私もどちらかといえば嫌いだし。

この性格が今作1番のハードルだと思う。

物語自体は面白かった。
視聴後もスッキリとした気分になれた。
主人公ぐらいなりふり構わず頑張れれば夢に叶うんだろうな。
明日からもう少し頑張ろうと言う気持ちになれた。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

夢じゃない、夢で終わらせたくないから…現実にする!(ただし手段は選ばない)これはアイドルアニメ戦国時代に解き放たれた4人の少女の“破滅の物語”である

元・乃木坂46メンバーの高山一実が乃木坂現役時代の2016~18年に発表した小説を原作にした94分の劇場用作品
監督は今作が監督デビューとなった篠原正寛
脚本は柿原優子
キャラデザは新里りお
制作はClover Works




(千葉県館山市をモデルとした)城州市の東高(ひがしこう)に通う高校1年生の東ゆう(あずまゆう)は他人には話せないある大きな夢を抱えていた
それを実現する為に同じ城州の東西南北の高校に通う女子高生を1人ずつ友達にする計画を進めている
東ゆうの行動力に偶然も重なって、聖南テネリタス女学院に通い『エースをねらえ』のお蝶夫人に憧れるお嬢様の華鳥蘭子(かとりらんこ)
西テクノ高専に通いロボコン全国優勝を目論む理系美少女の大河くるみ(たいがくるみ)
北高に通い、東ゆうと小学校時代の同級生だったが当時の面影が感じられない美女の亀井美嘉(かめいみか)の4人が揃った
実は東ゆうの夢とはアイドルになること
オーディションで落選し続けた焦りから彼女は、自身が水面下でプロデュースした『東西南北』をグループアイドルとして売り込む算段を企てていたのだ
東ゆうの思惑通り、バラエティ番組を経由してアイドルとしてデビューを果たす事に成功した『東西南北(仮)』
しかし覚悟も曖昧なまま友達付き合いでデビューしてしまった西南北の3人と東ゆうの間には次第に溝が生じるようになっていき…




アニメに限らず、日本のアイドルを題材としたコンテンツが氾濫する世はまさにアイドル戦国時代
そんな中で発表された、当時の現役アイドルが執筆した青春ストーリーは波紋を呼び、またこうやってアニメ映画となったことで再評価されています


僕もさほど期待していなかった一方、初鑑賞後は暫く後半の展開を受け止めきれず、3日ほど頭を抱えてしまいました
観た人の感想によっては打算的で自分勝手な東ゆうの言動が耐えられないかもしれませんし、僕と同じように後半の崩壊していく『東西南北(仮)』の姿を観るのが辛いかもしれません
とても観る人を選ぶ作品と言って良いでしょう
その一方で、間違いなく2024年上半期に最も心動かされたアニメであると断言も出来ます


アイドルアニメと一言で言っても、『推しの子』や『アイドリッシュセブン』の様に芸能界の闇と戦うわけではありません
むしろ登場人物の中で東ゆう以上に悪い人間は全く出てこないぐらいです
『It's My Go』や『ガールズバンドクライ』の様にメンバー同士の熱量のぶつかりあいでもない
ただ『ブルーロック』以上にエゴイストな東ゆうの、自業自得で起こる出来事の結果でしかない
キラキラだけでないアイドルの成長ヒストリーと考えると『Wake Up,Girls!』や『シャインポスト』がお好きな人なら比較的受け入れやすいかもしれませんが、たぶん一番似たような作品を強いて挙げるなら、『マクロスΔ』のクレア・パドルの回じゃないでしょうか?
ただそれらとも違っていて、普通サクセスストーリー映画のクライマックスって何かを成し遂げる事や、困難を乗り越える事を描く事に注力するじゃないですか?
でも本作の場合は違うんですよね・・・


これは偶然の一致でもありますが後半の大河くるみの様子なんかは元 ・欅坂46の平出友梨奈の脱退直前に通ずるところがあります
彼女の脱退前後の一部始終は『僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46』というドキュメンタリー映画に残っていますのでご興味ある方はチェックしてみて下さい




さて、実は原作からだいぶ改変された部分もあり、昨今なんでもかんでも“原作通りのアニメ化”を求められる風潮に一石投じるような作品でもあるのが本作です
具体的には各キャラの個性が簡潔かつ濃厚なものにまとめられ、各キャラの方向性が定められています
例えば華鳥蘭子は原作ではもっと我侭で高飛車なお嬢様だったのが、上品で物腰が柔らかで友達想いな一点にまとまってたり
亀井美嘉なんか実は大河くるみ目当てのファンの1人で、本作より打算的で内向的だった原作から、あくまで東ゆう一筋の純粋な娘に変わっていたりします
この我侭、打算的といったマイナスの面は本作では基本的に東ゆうに集約されていて東ゆう1人に本作のヘイトが集中するよう上手く仕込まれてるんですね


また原作ではアイドルとしてデビューするまでの過程に重きが置かれているのに対し、本作ではアイドルデビューを境にしたビフォーとアフターがほぼ同尺で語られていて、点描を含めてアイドルとしてどんな活動をしていたのかが具体的に描写されています
小説→アニメ映画へと媒体が変わった事でより適切な描写に改変する流れだと賞賛できる出来栄えだと僕は感じました
特に“点描”が上手く決まるのは実写作品とは違うアニメ特有の演出だと僕は思っています
デビューライブに向けてレッスンに励む4人の点描はテンポ感も相まってアニメ史に残る名シーンだとすら思います
それだけ本作の点描は上手く決まっていました(逆に言うと僕は実写作品の点描が大嫌いです)




映像面以外に面白いのが主題歌にも力が入ってるところですね
オープニングテーマとして流れるMAISONdes「なんもない feet.星街すいせい,sakuma」ですがあえてVTuberの星街すいせいをボーカルに起用しているのが憎らしいところです
星街すいせいはアイドルを目指していた時期があり、アイドルオーディションに落選したが夢を諦めきれず方向性を変えてVTuberとなった過去があります
さらに個人勢からホロライブへの栄転が決まるも名義やモデルを変えて別人として再デビューする所謂「転生」を打診されるもこれを拒否、あくまで「星街すいせい」であり続ける事に拘って食い下がる等、本作の東ゆうの夢の実現には手段を選ばない貪欲さに共通した面を持っています
そんな星街すいせいに「僕がいちばんなんにもないんだろう 君もいちばんなんにもないんだろう 僕ら なんも なんも なんも なんも手にできてないんだろう」と歌わせるのはそれだけで胸を締め付けられますし、本作の内容を十分理解した上で観る2回目以降だとだいぶ印象も変わって癖になる中毒性を孕んでいます
また“イントロが歌始まり”“ハイテンポでラップ調の歌詞”“3分台で完走する尺の短さ”等、昨今の売れ線の曲のツボをちゃんと抑えた戦略的にもとても優れた楽曲と言える潔さがあります


逆にエンディングを飾る「方位自身」は劇中で東西南北(仮)の4人が作詞したという設定の元、原作者の高山一実自らが作詞
イントロもアウトロもたっぷりあってフルサイズ5分越えの大作で映画の余韻にゆったりと浸れるように割り切っています




まだまだ語り足りない気持ちではありますが最後に1つ
今作で監督デビューした篠原正寛は『Reゼロ3期』の監督を、主演を務めあげた結川あさきは『逃げ若』の時行公を演じられています
今後の活躍が期待される新進気鋭の若手が本作で大いなる船出を飾ったことは、歴史の1ページとして刻みたいものです
「夢を実現出来たかどうかは、叶えた人にしか分からない、だから今の私は堂々と言える、あの日の私、ありがとう」

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

64.1 6 2024年度のアイドルアニメランキング6位
女神のカフェテラス 第2期(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (65)
207人が棚に入れました
——どこかの海辺にある、古びた喫茶店。そこには…女神様がいるらしい—— ケンカ別れした祖母が遺した喫茶店「Familia」を継いだ主人公・粕壁隼。 そこには「おばあちゃんの家族」を語る見知らぬ5人の女神(カワイイ女の子)が! 初めは衝突ばかりだったが、それぞれの過去や、家庭の事情を知った隼と 女神たちの尽力によって様々な問題を乗り越えてきた「Familia」。 しかし…隣にまさかのライバル店が⁉ そこには5人の新たなカワイイ女の子が⁉ そして祖母の代から続く不思議な縁が、隼と女神たちの関係をさらに深めていき…⁉ ”恋”と”家族”の六角関係が大きく動き出す! 5人全員「正ヒロイン」の、ヒロイン多すぎシーサイドラブコメが再びここに開幕!
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

十等分の鬼嫁

ずっとわちゃわちゃしてる賑やかなギャグアニメ
アニメのクオリティは変わらず、主題歌は1期の方が好き
1期序盤のような5人のヒロインの印象が悪い場面はほとんどなくて良くなったけど展開や女の子の行動が雑で安っぽい
みんな性格が男性的で自己主張強いから結婚したら鬼嫁になりそう

変な属性がついてる子多いので、落ち着いた感じの流星が好き
恋愛アニメとしてはアレだけど、ギャグアニメとして割り切って見れるならいいアニメかも

【残念なところ】
いくらハーレムでも女の子1人1人の掘り下げや親密になるシーンが雑に描かれるのは残念
女の子はシチュエーションやムードを大事にします、Aちゃんがハグしたから「じゃあ私もー」「ずるーい、私もー」なんてことになりません

無理やり全員一斉の着替えシーン入れるのもお家芸になってますね
私はどうせ無理やり脱がせるなら各話で一人一人じっくりやったほうが良いと思うんですけど違う?

{netabare}
2期になって女神たちのライバル?になる5人組が出てきました
新キャラのエピソードが全然面白くないしキャラも適当
こんなペラペラな新キャラいらない・・・

2期はメイン5人の家族エピソードを順番にやっていく感じ、これも微妙
5人のおばあちゃんと主人公のおじいちゃんもお互いに繋がっていて仲が良かったけど離れ離れになって、孫世代になって再会したそうです

おばあちゃん5人+主人公の祖父母が仲良しです、孫5人+主人公仲良しです、運命でつながっています!

こういうところが安っぽくて私は好きじゃないなあ

{/netabare}
ハーレムギャグアニメだから無理やりくっつけても無理やりエッチな展開にしてもいいと思うんだけど
キャラが可愛ければそれでいい作品なのにわざわざ個別の大事なエピソードを雑に扱って安っぽくなるのはもったいないなあ・・・

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

ミュラー さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

最後の方はちょっとね

とにかく女の子のかわいいところを表現しようという熱量がすごい。
ライバル店も現れて、より一層磨きがかかる。
結局ライバル店の店員5名も含んで女子10名と東大卒のイケメンという展開。
ますます争奪戦が過激になる。
割と面白かったのだが・・。
後半に行けばいくほど、エロアニメのようになってしまう。
興覚めもいいところ。大変残念だ。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 5

コーヒー豆 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

濃い女性キャラが増えた2期。

女性キャラが増えた、女神のカフェテラスの2期です。

それぞれのキャラの過去などもサラっと取り上げられていましたね。
声優さんは自分の中ではけっこう豪華でした。

3期があれば観ると思います。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 4

65.0 7 2024年度のアイドルアニメランキング7位
にじよん あにめーしょん 2(TVアニメ動画)

2024年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (25)
70人が棚に入れました
東京・お台場にある高校、虹ヶ咲学園を舞台に、スクールアイドル同好会13人の日常を描くショートアニメがパワーアップして帰ってきた!ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のスピンオフコミック「にじよん(漫画:ミヤコヒト)」がアニメになって動き出す!ニジガクメンバー13人のキュートな日常をゆるっとあなたにお届けします!

声優・キャラクター
高咲侑:矢野妃菜喜
上原歩夢:大西亜玖璃
中須かすみ:相良茉優
桜坂しずく:前田佳織里
朝香果林:久保田未夢
宮下愛:村上奈津実
近江彼方:鬼頭明里
優木せつ菜:林鼓子
エマ・ヴェルデ:指出毬亜
天王寺璃奈:田中ちえ美
三船栞子:小泉萌香
ミア・テイラー:内田秀
鐘嵐珠:法元明菜

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

本編観たファン向けショートアニメ

例によって本編を観た事ある人向けな作品という印象。一話目はメンバー達がもしもヤンキー口調だったらという感じでそれなりに楽しめたが以降は話によって差異が激しく、個人的には安定感に欠けていたかなと。

パロディー的な話は続き物になっていて面白く感じられたが、学園の日常もの的な話はなんというか間が持たなくて退屈なのが多かったかな。

デフォルメされたメンバーの面々は本編とはひと味違う可愛らしさで、EDもなかなか楽しい感じながら正直ファン向け作品な印象は否めませんでした。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 3

55.9 8 2024年度のアイドルアニメランキング8位
アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd season(TVアニメ動画)

2024年秋アニメ
★★★☆☆ 2.7 (13)
35人が棚に入れました
光を目指し、一歩を踏み出した“翼”たち――。 アイドルへの憧れ。求める願い。手を伸ばしたい夢。 様々な思いを胸に、283プロダクションに新たなユニットが加わる。 完璧なパフォーマンスを目指すストレイライト。 幼馴染4人の絆で結ばれたノクチル。 2つのユニットが巻き起こす波紋が、お互いの道を照らし出す輝きとなっていく。 そこに広がるのは可能性という名の未来。 “翼”たちが踏み出す新たな一歩。羽ばたく先を決めるのは――

79.5 9 2024年度のアイドルアニメランキング9位
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章(アニメ映画)

2024年9月6日
★★★★★ 4.4 (12)
31人が棚に入れました
テレビアニメシリーズのその後を描く3部作の第1幕。
留学生アイラの帰国から間もなく、同好会のもとにスクールアイドルGPXの招待状が届く。学校ごとではなく、個人でエントリーし、配信アプリを通してパフォーマンスを競うこのイベントに参加するため、歩夢、かすみ、しずく、彼方、エマ、ランジュの6人は会場の1つ、沖縄に向かう。全国から集まったスクールアイドルたちがパフォーマンスを披露するなか、同好会に新たな出会いが訪れる。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

沖縄各所でスクールアイドルがパフォーマンスで奇襲してくる繚乱グランプリ♪

【物語 3.5点】
“アニガサキ”と言えば、リアルでステージ設営等なしに、
いきなり原理不明な背景変化により画面全体がライブ会場と化し、
MV風にパフォーマンスが繰り広げられる。
強引なくらい思い切ったライブシーン展開が特徴的。

2月の沖縄を舞台に“スクールアイドルGPX(グランプリ)”が開催される本作は、
日中の開催時間中は、エリア内であれば、水族館だろうが、植物園だろうが、
参加したスクールアイドル各々の判断でパフォーマンスを仕掛けてアピールすることを大会運営が許可。

MVをねじ込む唐突感というシリーズの作風を、ツッコミどころと自重して抑えるどころか、
むしろ設定の方から寄せて来て、いつでもどこでも始まるライブの楽しさを推奨。


虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会は、学校、グループ単位ではなく、ソロ活動メイン。
部ではなく個々のスクールアイドルが集合した同好会という体を取っているのも特徴。

TVアニメで、ソロ活動描写によるキャラ掘り下げが一巡した後、
2期以降ではユニット活動も描かれ、ソロメインだけだと流石に展開パターン苦しいのかな?
と私は訝しみましたが。

本劇場版では、グランプリ大会ルールが学校単位ではなく、
ソロ単位でランキングを競う規則(レギュレーション)を導入したことで、
ここも大会ルール、設定、世界観の方からソロがメインのニジガクの原点に合わせて来る。


一応ストーリーの核として、
地元・沖縄のスクールアイドルユニットの確執と再起。
{netabare} 鐘嵐珠と大会運営する母親と{/netabare} の親子関係。
なども添えられますが、
主体はあくまで、グランプリ大会のお祭り感。

南国・沖縄の解放感も相まって、
ニジガク的展開が、リアリティの障壁に遮られることもなく、
上映時間60分弱の間に気持ち良く詰め込まれる。

ラブライバーへのファンサービス映画としては満足度が高い作品なのだと思います。


【作画 4.0点】
アニメーション制作・サンライズ

公開前、一部で、キャラデザ変更が物議を醸したという本作。
『ぼざろ』のキャラデザ・総作画監督も務めた、けろりら氏がデザインした今回のニジガク。
目、口の丸み等に特色が表れており、
アンチを煽ってPVを稼ぐアフィ◯スサイト等は『ぼざろ』にデザイン寄せたのに爆死がどーのと騒いでいるようですが。
(相変わらずマジでウゼー。あいつらホント嫌い)

昔、シリーズ間どころか、同じ作品中でも作監ごとにキャラデザが変動するアニメを受容して育った私から見ると、
昨今、各所で見かけるキャラデザ変更叩きは、ちょっと過剰反応に感じてしまいます。

『ラブライブ!』シリーズに至っては、キャラデザの変化も含めて楽しむものなのではとすら私は思っていまして。
モブキャラ臭漂う初期デザイン見て、こんなん人気になるわけないw
とツッコみつつ、様々なデザイン展開、変遷を経て、萌キャラとして洗練され成り上がっていくサクセスロードに目を細める。
こうした過程も含めて『ラブライブ!』なのではないでしょうか。

『ニジガク』に関しても、発祥地であるスマホアプリ『スクフェス』にて、
N(ノーマル)カードの文字通りモブだった頃の、近江彼方や、エマのデザインを知っている身としては、
TVアニメ等でネームドキャラらしく変化を遂げて人気を獲得した末に、
今回はこんな感じになったんだな~といった程度の受け止めです。


私がむしろ気になったのは、ポスターにも散りばめられた食い物の数々。
作中でもメンバー集まる度に常に何か食ってるのでは?ってくらい“飯テロ”が頻発しておりまして。
(かすみんゴリ押しの沖縄バヤリースオレンジ私も飲んでみたいですw)
因みに“アニガサキ”のシリーズ構成で、今回も脚本も務める田中 仁氏は、
アニメ『ゆるキャン△』でも数々の“飯テロ”を幇助(ほうじょ)した“前科”がありますw
歌って踊って食いだおれて?沖縄はサイコーなのでありますw

尚、沖縄と言えばリゾートということで?本作は初手から水着回になります。
この点でも劇場版はファンサービスに振り切っています。


【キャラ 4.0点】
{netabare} お互いのぬいぐるみを持参して{/netabare} 会えない寂しさを紛らわす歩夢と侑のシリアスになり過ぎない程度に重ための百合カップリング。
相変わらず萌える範囲で小賢しい、かすみん。
(今回かすみんは{netabare} 肉で買収されて?{/netabare} ましたねw)

などなどニジガクの各キャラ、カップリングに加えて、
ジェニファーら虹ヶ咲学園外のスクールアイドルたちもグランプリに参戦し、
沖縄萌キャラ祭りを盛り上げる。


登場人物のほとんどを女子が占めるのも『ラブライブ!』の特徴ですが、
本作に至っては私が見た限り、男子は皆無でした。
大会を運営するのも女リーダー、秘書も女。
屋内外問わず、ゲリラ的に開催されるスクールアイドルのライブに、
どこからともなくワラワラと集まって来る観客も全て女子という徹底ぶり。

これは常夏の沖縄の白日夢なのか。
黄色い歓声に身を委ねながら、
男性でも楽しめる沖縄を返還して欲しい。
流石の私もちょっとだけ邪念が入りました。


【声優 3.5点】
香港出身の中国系スクールアイドル鐘嵐珠のキャストに、
実際に中国系ハーフで広東省在住経験もある法元 明菜さんを起用するなど、
ネイティブ要素にもこだわって来た本シリーズ。

今回は沖縄が舞台と言うことで、
地元スクールアイドルの赤嶺 天役に島袋 美由利さん、
石嶺 小糸役に下地 紫野さんと、
沖縄出身声優を起用し、方言ネイティブを追求。

三部作の残り二作。
どこが舞台で、どんなご当地声優が出演してくるのか。
私の密かな期待点です。

あとは、昔、美少女ボイスでお世話になったCV.ゆかなさんが、
{netabare} 嵐珠{/netabare} の母親ポジションに収まっているのは隔世の感があります。


一方で、動物声優の麦穂 あんなさんは、
今回も、ブサカワな犬にヤギと、
{netabare} かすみんのパフォーマンス動画に映り込み、
かすみんを差し置いて注目を集め、SNSで拡散し、
かすみんの順位を88位から9位に押し上げるなど、{/netabare}
アニメ『ラブライブ!』皆勤の貫禄を見せつける。


【音楽 4.0点】
明朗快活なピアノとストリングスなど、アニメ『ラブライブ!』BGMの特色を継承する遠藤 ナオキ氏の劇伴は、
南国の解放感との親和性も上々。

そんな沖縄の空気を切り裂くように仕掛けられる、
スクールアイドルのライブパフォーマンス挿入歌は、
上映時間60分で5曲、ほぼ10分に1曲のハイペース。
何ならストーリーはライブの幕間のMCくらいの勢いw
なるほど短尺ですが応援上映も実施されるわけです。

いずれの楽曲も元気の良いシンセ音源が牽引するニジガクらしい曲風。
それだけに{netabare} 沖縄の伝統楽器・三線(さんしん)の奏者・赤嶺天とエマのコラボパフォーマンス{/netabare} は変化球でインパクトがありました。

EDアニメは、お馴染みの、めばちさんデザインのイラストが踊る中、
「どこにいても君は君」をメンバー一同が合唱する定番の流れ。
一方でイントロに波音を挿入する辺りは、しっかりと沖縄に寄せて来ています。

以上、新曲6曲を収録したミニアルバムもリリースされるとのことで。
これがあと二作……。
お祭りはまだまだ続きます♪

投稿 : 2024/11/09
♥ : 11

さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

面白かった

ラブライブの中でも特に評価高い1作なだけあって映画もやっぱり素晴らしい出来栄え

これでまだ前編らしいから、2章3章構成の後半部分も楽しみになってきた。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 1

中島野球しようぜ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

キャラデザ変更の不安をとっぱねた会心の一作、内容の濃さや次回作への期待が際立つ良作、おすすめ度★★★★★

続け!ときめき ーーー。

個人的な主観が入るので簡単なネタバレ少なめの感想を。もう少しまとまってからまた追記修正するかもしれない。

新曲やMVのクオリティは言わずもがな高い。予告時点で楽しみにしていたが、映画ならではの音響と質感で臨場感が増す。

散々批判されたキャラデザの変更や作画の違和感については、動けば大分良かったので個人的には気にならなかった。わざわざキャラデザを変えた意図は謎ではあるが…昔のスクフェス(ゲーム初期あたり?)に出てたキャラや、スクフェス組と呼ばれたしずく、彼方、エマの3人のMVに始まり、今や化石と化した旧スクフェスネタが多く、(全部は知らないが)小ネタは多め?

予告でメイン格になっていた6人のメンバー以外は今回は出番は少ない。これについては2章以降メイン格にする方針でやるのかもしれない。

沖縄の新キャラ達のギスついた雰囲気やランジュと母親との問題はどう描くんだろう…と思いつつもしっかりぶつかり合いを描けていて個人的には好印象。歩夢の焦燥、歩夢とランジュの絡みやかすみの活躍も描かれており、メインで描くべき事項がしっかり描きつつ虹ヶ咲らしさを崩さない内容で概ね満足出来た。

先発時点でもここまで安定して素晴らしい出来の作品を作れたことに個人的に感謝しかない。キャラデザの件で多少不安に思っていたがやはり内容はちゃんとアニガサキ。

以下、公開前時点での印象

公開前なので現時点でのファースト・インプレッションだけを載せます。

キャラデザをけろりら氏に変更した結果炎上とまでは行かずともとんでもない批判の嵐が巻き起こり、既に公開前から幾分かのファンから見切りをつけられてしまった作品。

虹ヶ咲自体アニメでの横田デザインと他媒体での従来の室田雄平風デザインでキャラデザが大幅に異なっているという前例がある分、個人的にはいくら予告がなかったとはいえ過剰にキレるほどではないとは思うが…

それはさておき内容的には新キャラや2期で登場した虹ヶ咲学園外部から様々なゲストが登場するらしい。どうやらランジュの母親(スクスタの理事長)と思しき人物が登場するのだが、スクスタで炎上した事案にも触れるのだろうか?

キャラデザ変更が物議を醸したが内容は果たして如何程のものなのか。9/6を心待ちにしたい。

投稿 : 2024/11/09
♥ : 1

69.0 10 2024年度のアイドルアニメランキング10位
ラーメン赤猫(TVアニメ動画)

2024年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (89)
251人が棚に入れました
猫だけで営むお店『ラーメン赤猫』、そこにバイトの面接で訪れた人間の珠子。正直に犬派と答えた彼女はあっさりと採用が決まり、任されたお仕事は猫たちのお世話係。ブラッシングを通じて垣間見える猫模様に、様々なお客様が織りなす人間模様。身体も心も温まる『ラーメン赤猫』、愛しさ大盛り、召し上がれ。

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

同居人はひざ上、ときどきカウンターの中

今期のお気に入り、毎週癒しを期待して見始めるけど、ちゃんと癒し+心温まるお話を提供してくれるいい作品でした

ラーメン赤猫どこにあるの? 毎週通いたい

ただネコちゃん達が可愛いだけでなく、訪れるお客さんに人生あり、そしてネコにもネコ生あり・・・
可愛い見た目とはウラハラに深いエピソードが多くて視聴後の余韻が心地いい

ずっと続いて欲しいアニメ

投稿 : 2024/11/09
♥ : 19

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ダイエット中には辛い飯テロだけど、猫が可愛いからつい見てしまう

原作未読

お話のざっくり概要
とある所に猫たちと、虎一頭、人間一人が働く店がある。
お店の名前は「ラーメン赤猫」
猫たちの接客と猫好きのお客さんが紡ぐ物語…
だいたいそんな感じ。

猫好きの自分にとってドストライクな内容。
3Dモデルの表現に最初は懐疑的な感じで視聴を始めたのですが、見ている内に気にならなくなりました。

観ていてとても癒されます。
ほっこりする話が多いです。
なんか構成や次回予告は、サザエさん風なんですが、サザエさんも好きなので特に問題ないっす。

猫は全員可愛いのですが、お気に入りはサブ。
注文受けた時の「にゃー!」がたまらない。
<netabare>
あと、ブラシされてる時の[全てをさらけ出す]感じが、大好物です。
御所川原さんの気持ちが分かるな。顔をうずめてクンカクンカしたいw
</netabare>

OPもEDも良い曲で、元気になれるし、凄く癒されますよ!
オススメです。





ラーメンや餃子がうまそうで…深夜に見るものじゃないですね。
そこだけが唯一の欠点。ダイエット中にはマジ辛いっす。
(でも赤猫スペシャル食べてみたいなぁ…)

投稿 : 2024/11/09
♥ : 17
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

にゃー!

原作未読 全12話

猫が営むラーメン屋に人間(女性)がアルバイトとして採用されて働くお話です。

猫が人間の言葉を理解して人間の言葉を話して、ラーメン屋を営むわけですが、そこはファンタジーとして見ていますのであまり気になりませんでした。

猫同士、お客さん、アルバイトの女性などそれぞれの心温まるお話が好きでした。

時には猫特有のトラブルにも巻き込まれるお話あり、その場ではかなりピリピリしていますが、解決の方法も良かったですね。

1話に2〜3のエピソードとなっていますので、テンポ良くお話が進んでいきます。

また、エンディングの後にその話のエピソードの補完があって、そちらも一緒に観るといいですよ^^

キャラも猫の従業員たちアルバイトの女性とお客さん、ラーメン赤猫を支える人たちと結構出てきますね。{netabare}(虎のクリシュナは反則ですねw){/netabare}

そこまで期待して観たわけではないのですが、とても好きな作品になりました。興味がある方は是非観てくださいね。

OPは水曜日のカンパネラさん、EDは離婚伝説さんが歌っています。

最後に、OPのタイトルはずばり「赤猫」、歌詞にも赤猫が使われていてテンポも良かったですね。EDは毎回気になる名前でついテロップを観てしまいますw曲はポップでこちらもテンポ良い曲でした^^

投稿 : 2024/11/09
♥ : 16
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